JP2002294254A - 炭化水素供給物の接触分解方法 - Google Patents

炭化水素供給物の接触分解方法

Info

Publication number
JP2002294254A
JP2002294254A JP2001182255A JP2001182255A JP2002294254A JP 2002294254 A JP2002294254 A JP 2002294254A JP 2001182255 A JP2001182255 A JP 2001182255A JP 2001182255 A JP2001182255 A JP 2001182255A JP 2002294254 A JP2002294254 A JP 2002294254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminosilicate
fraction
catalyst
hydrocarbon
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001182255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5748933B2 (ja
Inventor
Andres M Quesada
ミゲル ケサーダ アンドレス
Gerardo Vitale-Rojas
ヴィターレ ロジャス ジェラルド
Jose Velasquez
ヴェラスケス ホセ
Maria Nieves Alvarez
ニエヴェス アルヴァレズ マリア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Intevep SA
Original Assignee
Intevep SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Intevep SA filed Critical Intevep SA
Publication of JP2002294254A publication Critical patent/JP2002294254A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5748933B2 publication Critical patent/JP5748933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/06Preparation of isomorphous zeolites characterised by measures to replace the aluminium or silicon atoms in the lattice framework by atoms of other elements, i.e. by direct or secondary synthesis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/06Preparation of isomorphous zeolites characterised by measures to replace the aluminium or silicon atoms in the lattice framework by atoms of other elements, i.e. by direct or secondary synthesis
    • C01B39/065Galloaluminosilicates; Group IVB- metalloaluminosilicates; Ferroaluminosilicates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G11/00Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • C10G11/02Catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils characterised by the catalyst used
    • C10G11/04Oxides
    • C10G11/05Crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、MFIトポロジーのアルミノ珪酸
塩及びメタロアルミノ珪酸塩の新規ファミリーを得る新
規な方法及びFCC分野におけるそれらの使用を提供す
る。 【解決手段】 原料炭化水素フラクションを供給する工
程、アルミノ珪酸塩の骨格を有し、かつアルミノ珪酸塩
の骨格に取り込まれた、アルミニウム以外の少なくとも
一種の金属を含有するアルミノ珪酸塩組成物を含んでな
る触媒を供給する工程、及び改質炭化水素生成物を与え
るように接触分解条件下で炭化水素を触媒に接触させる
工程、を含んでなる、炭化水素供給物の接触分解方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】ゼオライト類の歴史は、スェ
ーデン人の鉱物学者A.Crondtedによる175
6年の束沸石(スチルバイト)の発見に始まる。ゼオラ
イトは「沸石」を意味し、ゼオライトを吹管中で溶融し
たときに得られる泡状の物体をいう。揮発性のゼオライ
ト水は溶融物中で泡状体を形成する。
【従来の技術】ゼオライト類は、4個の酸素を持つ四面
体配位中のSi4+及びAl3+からなる四面体錯体を
基本単位として有する結晶性アルミノ珪酸塩である。
〔SiO 〕及び〔AlOのそれらの四面体単位
は、共有する酸素でお互いに結合し、このようにして、
三次元のネットワークを形成する。そのようなネットワ
ークが形成されることで、分子の次元でのチャンネルや
空孔を作り出す。水分子や後述する荷電補償カチオン
が、ゼオライトネットワークのチャンネルや空孔の内部
に見出される。ゼオライト類やその性質について多くの
ことが知られているが、ゼオライト類の商業的な生産や
使用が可能になったのは20世紀の中頃からである。こ
の進歩によって、ゼオライト材料の合成や改質について
の研究がさらに行われるようになった。ケイ素やアルミ
ニウムとは異なる他の元素を取り込むことによるゼオラ
イトモレキュラーシーブ(分子篩)の物理的−化学的性
質の改変は、以下の方法のいずれかによって達成するこ
とができる可能である: 1.イオン交換を通しての取り込み 2.含浸を通しての取り込み 3.合成ゲルへの取り込み ゼオライトモレキュラーシーブのチャンネルや空孔に異
なる元素を導入する最も一般的でよく知られているの
は、イオン交換を通じた形態である。この方法におい
て、骨格の負電荷にみあった補償カチオン(通常はナト
リウム)は、イオン交換がなされたのち、新しいカチオ
ンで置き換えられる。この場合、この新しいカチオン
は、ゼオライトのチャンネルや空孔の内部に位置する
が、酸素原子を通してケイ素原子に配位されるわけでは
ない。含浸を通してのゼオライトモレキュラーシーブ中
への他の化学元素の取り込みは、ゼオライト材料を改質
するもう一つの一般的な 方法である。この場合には、
ゼオライトに取り込まれる大部分の元素はゼオライト材
料のクリスタライトの表面に見出される。他の化学元素
を合成ゲルに取り込ませてゼオライトモレキュラーシー
ブを製造することは、この分野の研究を非常に進歩させ
た。この変形は、既知構造のゼオライト材料の物理的−
化学的性質を改変するのみならず、アルミノ珪酸塩骨格
において知られていなかった新規な構造の作出をもたら
した。ケイ素とアルミニウム以外の他の元素を取り込ん
だ二つの重要なゼオライトモレキュラーシーブのグルー
プが特許公報及び公開文献に示されている。これらの二
つの主なグループは、メタロ珪酸塩及びメタロアルミノ
リン酸塩である。メタロ珪酸塩は、アルミニウムがガリ
ウム、鉄、ホウ素、チタン、亜鉛等のような他の一つの
元素で置き換わったモレキュラーシーブである。メタロ
アルミノリン酸塩は、アルミノリン酸塩の骨格がマグネ
シウム、鉄、コバルト、亜鉛等のような他の一つの元素
を取り込んで改変されたモレキュラーシーブである。本
発明は、メタロアルミノリン酸塩よりもメタロ珪酸塩に
より多く関するものであるので、メタロ珪酸塩について
より詳細に記述する。モレキュラーシーブの骨格に取り
込まれる元素を選択するために、選択される元素が四面
体配位を達成することができる可能性を、その元素のイ
オン比半径と共に、考慮した。表1に、四面体配位を達
成できる元素と、その元素のイオン比半径を示す。表1
に示した元素のいくつかは、メタロ珪酸塩型のモレキュ
ラーシーブの構造に取り込まれることがクレームされて
いる。いくつかの例は、鉄珪酸塩又はフェリ珪酸塩〔米
国特許5,013,537;5,077,026;4,
705,675;4,851,602;4,868,1
46及び4,564,511〕、ジンコ珪酸塩〔米国特
許5,137,706;4,670,617;4,96
2,266;4,329,328;3,941,871
及び4,329,328〕、ガロ珪酸塩〔米国特許5,
354,719;5,365,002;4,585,6
41;5,064,793;5,409,685;4,
968,650;5,158,757;5,133,9
51;5,273,737;5,466,432及び
5,035,868〕、ジルコノ珪酸塩〔Rakshe
ら、Journal of Catalysis,16
3:501−505、1996; Rakshら、Ca
talysis Letters,45:41−50、
1977;米国特許4,935,561及び5,33
8,527〕、クロモ珪酸塩〔米国特許4,299,8
08;4,405,502;4,431,748;4,
363,718及び4,534,365〕、マグネソ珪
酸塩〔米国特許4,623,530及び4,732,7
47〕、及びチタノ珪酸塩〔米国特許5,466,83
5;5,374,747;4,827,068;5,3
54,875及び4,828,812〕である。
【表1】 メタロ珪酸塩の従来の調製法では、有機の構造誘導化合
物(「有機テンプレート」)が合成混合物に添加された
場合にのみ、成功していた。一般に、有機テンプレート
として、テトラアルキルアンモニウム化合物、三級及び
二級アミン類、アルコール類、エーテル類、及びヘテロ
環化合物が用いられる。
【発明が解決しようとする課題】メタロ珪酸塩を製造す
るこれらすべての公知の方法は、商業的規模で製造しよ
うとする場合、一連の重大な欠点を有している。例え
ば、用いられるそれらの有機テンプレートは、有毒であ
り、かつ易引火性である。そこで、合成は水熱条件下、
オートクレーブ中、高圧で行わなければならないため、
これらのテンプレートが大気中に漏出することは完全に
は防止できない。さらに、テンプレートは高価であり、
またメタロ珪酸塩製造からの廃液は環境汚染を防止する
ために費用をかけて注意深く廃棄しなくてはならない毒
性物質を含んでいるため、テンプレートを使用すると、
その材料を製造するためのコストが増大する。これに加
えて、得られたメタロ珪酸塩はチャンネルや空孔の内部
に有機物質を含んでおり、したがって、触媒や吸着剤と
して有用なものとするためには、この有機物質を格子か
ら除去する必要がある。有機テンプレートの除去は、高
温で燃焼することにより行われる。テンプレートの除去
は、メタロ珪酸塩モレキュラーシーブの格子構造を損傷
し、その触媒および吸着剤としての性質を劣化させるお
それがある。メタロアルミノ珪酸塩は調製することので
きるゼオライトモレキュラーシーブのもう一つのグルー
プであるが、この分野の研究は、メタロアルミノリン酸
塩やメタロ珪酸塩に比べてそれほど多くはない。それに
もかかわらず、特許文献では、このタイプの材料のいく
つかの例を見出すことができる。鉄−、チタノ−及びガ
ロ−アルミノ珪酸塩の調製が、米国特許5,176,8
17;5,098,687;4,892,720;5,
233,097;4,804,647;及び5,05
7,203に見出される。これらの場合、その材料の調
製は、合成後の処理によってなされる。アルミノ珪酸塩
ゼオライトをチタン及び/又は鉄のフッ素塩あるいはガ
リウム塩のスラリーと接触させ、そしてアルミニウムの
いくらかをチタン、鉄又はガリウムで置き換える。この
方法は、材料の製造に余分な工程を必要とするので、い
くつかの欠点を有する。理想的には、合成ゲルに所望の
元素を添加し、次いで水熱プロセスを通じて、メタロア
ルミノ珪酸塩を得ることが望ましい。特許文献中に、こ
のタイプの製造法のいくつかの例を見出すことができ
る。米国特許5,648,558には、クロム、亜鉛、
鉄、コバルト、ガリウム、スズ、ニッケル、鉛、インジ
ウム、銅及びホウ素を有するBEAトポロジーのメタロ
アルミノ珪酸塩の調製及び使用が教示されている。米国
特許4,670,474には、アルミニウム、チタン、
及びマンガンを有するフェリメタロ珪酸塩の調製が教示
されている。米国特許4,994,250は、OFFト
ポロジーを有するガロアルミノ珪酸塩材料の調製を教示
している。MFIトポロジーのガロアルミノ珪酸塩の調
製が、米国特許4,761,511;5,456,82
2;5,281,566;5,336,393;4,9
94,254に教示されている。米国特許5,354,
719では、ガリウム及びクロムを有するMFIトポロ
ジーのメタロアルミノ珪酸塩の調製が教示されている。
メタロアルミノ珪酸塩のこれらの例では、有機テンプレ
ート又は接種法を使用することが必要であり、したがっ
てこれらのメタロアルミノ珪酸塩の調製法は、メタロ珪
酸塩の製造法について上記したものと同様の問題を有し
ている。本発明は、MFIトポロジーのアルミノ珪酸塩
及びメタロアルミノ珪酸塩の新規ファミリーを得る新規
な方法及びFCC分野におけるそれらの使用を提供す
る。
【課題を解決するための手段】本発明の方法で製造され
る合成メタロアルミノ珪酸塩は、他の製品と明らかに区
別される物理的及び化学的な特徴を有している。この方
法では、有機テンプレートや接種法を使用しない。本発
明で開発された方法は、周期表の他の元素を合成ゲルに
取り込むことを可能とし、それらの元素は酸性媒体中で
ケイ素源と相互作用する。このようにして上述の元素は
調製された材料中に取り込まれ、最終材料においてはこ
れらの元素はイオン交換可能できないものとなってい
る。本発明のアルミノ珪酸塩の骨格に取り込むことので
きる元素としては、周期表の(CAS版命名法を用い
て)IIA、IIIB、IVB、VB、VIB、VII
B、VIII、IB、IIB、IIIA、IVA及びV
A族からの元素が挙げられる。これらの例を表1に示
す。本発明のアルミノ珪酸塩骨格中に存在するそのよう
な元素の量は、その材料中に必要とされる元素の量によ
り変わりうる。また、本発明の所与の材料中に二種より
多くの元素を混合することも可能である。しかしなが
ら、本発明のすべての組成物において、取り込まれた元
素の少なくともいくらかは従来法ではイオン交換可能で
はないものであり、かつアルミノ珪酸塩材料中に存在す
るものであることが特徴である。この新規な組成物は、
特徴的な最小格子距離を有するX線回折ダイヤグラムを
示す。さらに、本発明に係る新規メタロアルミノ珪酸塩
材料は、赤外スペクトルにおいて、特定の吸収帯を示
す。また、本発明に係る新規材料は、NMRスペクトル
分析において、特定のバンドを示す。メタロアルミノ珪
酸塩材料を調製するための方法は、条件を正しく設定す
れば、ST5(米国特許5,254,327)やその他
のSi/Al比がより高いMFI型材料のようなアルミ
ノ珪酸塩材料を調製するためにも使用することができ
る。本発明の材料は、酸化物のモル比換算で、下記式の
一つで表される組成を有する: 1.a(M2/nO):b(Al):c(E
):d(SiO):e(HO) 2.a(M2/nO):b(Al):c(F
):d(SiO):e(HO) 3.a(M2/nO):b(Al):c(G
O):d(SiO):e(HO) 4.a(M2/nO):b(Al):c(H
):d(SiO):e(HO) (式中、Mはn価の少なくとも一つのイオン交換可能な
カチオンであり、Eは従来法ではイオン交換できない、
3+価(+3価とは3価の陽イオンを示す。以下同様)
を有する元素であり、Fは従来法ではイオン交換可能で
はない、4+価を有する元素であり、Gは従来法ではイ
オン交換可能ではない、2+価を有する元素であり、H
は従来法ではイオン交換可能ではない、5+価を有する
元素であり;a/b>0、c/b>0、d/b>0、d
/c>0、e/b>0;a/(b+c)>0、d/(b
+c)>0;aは>0から6であり、bは1に等しく、
cは>0から10であり、dは10から80であり、そ
してeは0から100である)。本発明は、上述のよう
な湿潤材料(wet material:HO含有組成物)や酸化
物形態に限定されるものではなく、むしろその組成は、
新規組成物のいくつかを特定する手段を提供するため
に、(上記式のように)酸化物換算で、あるいは湿潤基
準(HO含有基準)で示されうる。さらに、本発明の
組成物は、イオン交換可能ではなく、また価数の異なる
元素(E、F、G及びHの混合物)を一種類以上取り込
むこともできる。多孔性の結晶性メタロアルミノ珪酸塩
を含んでなる、本発明の特定のサブセット又は実施例を
表すために、当業者は他の式で記述することができよ
う。本発明のメタロアルミノ珪酸塩は、触媒活性を含む
有用な性質を有する。これらの新規組成物は、現在はア
ルミノ珪酸塩ゼオライトを用いている既知プロセスに有
利に使用しうる。本発明のアルミノ珪酸塩組成物は、結
合剤、粘土類、アルミナ類、シリカ類、あるいは当分野
で周知の他の物質を含むことが好ましい。また、本発明
のアルミノ珪酸塩組成物の性質又は有用性を向上し、付
加し、あるいは改変するために、析出、吸蔵、イオン交
換又は当業者に公知の他の手法により、1以上の元素も
しくは化合物で変性することもできる。本発明のメタロ
アルミノ珪酸塩は、FCC分野で添加剤として使用する
ことができる。本発明のメタロアルミノ珪酸塩は、水熱
法で調製され、したがって、アルミノ珪酸塩組成物に取
り込まれた元素はイオン交換可能ではなく、結晶性アル
ミノ珪酸塩組成物の構造の一部を形成する。本発明に係
るアルミノ珪酸塩骨格内に金属を含有するアルミノ珪酸
塩は、接触分解プロセスにとくに有用である。本発明に
よれば、アルミノ珪酸塩組成物、とくにMFIトポロジ
ーを有するものは、アルミノ珪酸塩骨格内の1以上の金
属で調製することができ、流動接触分解において添加剤
として、あるいはそれ自体触媒として用いることができ
る。そのようなプロセスにおいて、LGPの生産性の向
上、LPGの品質の改善、ガソリンフラクションの損失
の減少、より高いHCO変換率、ガソリンの硫黄含有量
の低減等を含む種々の異なるプロセスでの利益を目的と
して、本発明の触媒及びプロセスに用いるために、1以
上の金属を選択することができる。本発明によれば、原
料炭化水素フラクションを供給する工程、アルミノ珪酸
塩の骨格を有し、かつ該アルミノ珪酸塩の骨格に取り込
まれた、アルミニウム以外の少なくとも一種の金属を含
有するアルミノ珪酸塩組成物を含んでなる触媒を供給す
る工程、及び改質炭化水素生成物を与えるように接触分
解条件下で該炭化水素を該触媒に接触させる工程、を含
んでなる方法が提供される。
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例の詳細
を、添付の図面を参照して下記に示す。本発明は、MF
Iトポロジーのアルミノ珪酸塩及びメタロアルミノ珪酸
塩の新規ファミリーを得るための新規な方法及びFCC
分野におけるそれらの使用に関する。この材料は、温和
な水熱条件下に簡単で有利な無機の水性反応混合物で製
造される。本発明はさらに、ST−5タイプのメタロア
ルミノ珪酸塩及びそれを調製する方法に関する。本発明
によれば、メタロアルミノ珪酸塩は、テンプレート剤及
び/又は接種法を必要とすることなく、有利に調製され
る。さらに、本発明の方法は、アルミノ珪酸塩材料の結
晶性構造又は骨格の中に配置された所望の金属をもたら
す。この組成物は、逐次的な方法で得られる合成ゲルか
ら調製される。合成ゲルの調製は、三つの溶液、すなわ
ち、取り込まれる元素の塩の酸溶液、シリカ源の溶液、
及びアルミナ源の溶液、を混合することにより行われ
る。取り込まれる元素の塩は、好ましくは、硝酸塩、塩
化物、硫酸塩、臭化物等である。溶液の酸性化は、一種
以上の硫酸、硝酸、塩酸等で行うことができる。好まし
いシリカ源は、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウ
ム、コロイド状シリカ等である。好ましいアルミナ源
は、アルミン酸ナトリウム、硝酸アルミニウム、硫酸ア
ルミニウム等である。取り込まれる元素の溶液は、好ま
しくは、ある容量の酸の希薄溶液にある重量の塩を溶解
することにより調製される。シリカ源の溶液は、ある容
量の水にある量の可溶性シリカ源を希釈あるいは溶解す
ることにより調製される。アルミナ源の溶液は、ある容
量の水にある重量のアルミニウム塩を溶解することによ
り調製される。本発明でメタロアルミノ珪酸塩に取り込
まれる金属は、好適には、IIA、IIIB、IVB、
VB、VIB、VIIB、VIII、IB、IIB、I
IIA、IVA及びVA族(CAS)からの1種以上の
金属であり、より好ましくは、鉄、亜鉛、ジルコニウ
ム、クロム、ニッケル、コバルト、マグネシウム、リ
ン、ガリウム及びこれらの組合せである。とくに望まし
い金属は、鉄、亜鉛及びこれらの組合せである。本発明
によれば、混合は逐次的な方法で行われる。混合の好ま
しい順序では、第一に、シリカ溶液を激しく攪拌しなが
ら、取り込まれる元素の酸溶液にゆっくり添加する。生
成する混合物を均質にしたのち、アルミナの溶液を激し
く攪拌しながら加える。最終溶液は所与の時間の間、均
質化される。これらのメタロアルミノ珪酸塩材料を調製
するためのゲル組成は、以下のような元素のモル比で示
される: 5〜80のSiO/Al 10〜1500のSiO/DO 5〜70のSiO/(Al + DO) 0.22〜2.20のNaO/SiO 0.01〜2.00のOH/SiO 14〜40のHO/SiO (式中、Dはゲルに取り込まれる1以上の元素であ
る)。均質化が完了したのち、そこで水熱的結晶化が好
適に行われるオートクレーブに移される。結晶化の温度
は、好ましくは150〜220℃の範囲、より好ましく
は165〜185℃の範囲である。結晶化の間、好まし
くは40〜400rpmの範囲、より好ましくは80〜
300rpmの範囲の速度で、攪拌する。結晶化の時間
は、好ましくは24〜120時間の範囲であり、より好
ましくは36〜76時間の範囲である。結晶化は、自然
に発生する圧力下で行う。結晶化時間が終了したのち、
アルミノ珪酸塩組成物をろ過し、次いで好ましくはpH
が7近くになるまで水洗する。ろ過し、水洗した材料
を、その後、好ましくは80〜140℃の範囲の温度
で、約12時間乾燥する。本発明により得られるメタロ
アルミノ珪酸塩材料は、モル比で下記式の一つで表され
る化学組成を有する: 1.a(M2/nO):b(Al2O3):c(E2O3):d(SiO2):e(H2O) 2.a(M2/nO):b(Al2O3):c(FO2):d(SiO2):e(H2O) 3.a(M2/nO):b(Al2O3):c(GO):d(SiO2):e(H2O) 4.a(M2/nO):b(Al2O3):c(H2O5):d(SiO2):e(H2O) (式中、Mはn価の少なくとも一つのイオン交換可能な
カチオンであり、好ましいアルカリカチオンはナトリウ
ムであるが、他のアルカリカチオンも使用でき;Eは従
来法ではイオン交換可能ではない、3+価を有する元素
であり、好ましい例として、鉄、ガリウム、クロム、ホ
ウ素、インジウム等が挙げられ;Fは従来法ではイオン
交換可能ではない、4+価を有する元素であり、好適な
例として、チタン、ジルコニウム、ゲルマニウム等が挙
げられ;Gは従来法ではイオン交換可能ではない、2+
価を有する元素であり、好適な例として、ニッケル、亜
鉛、コバルト、マグネシウム、ベリリウム等が挙げら
れ;Hは従来法ではイオン交換可能ではない、5+価を
有する元素であり好適な例として、リン、バナジウム等
が挙げられ;aは>0から6であり;bは1に等しく、
cは>0から10であり;dは10から80であり;d
/cは10から1500であり;eは0から100であ
り;a/(b+c)は>0から5であり;そしてd/
(b+c)は10から70である)。本発明はそのよう
な湿潤材料や酸化物形態に限定されるものではなく、む
しろその組成は、新規組成物のいくつかを特定する手段
を提供するために、(上記式のように)酸化物換算で、
あるいは湿潤基準で示されうる。さらに、本発明の組成
物は、イオン交換可能ではなく、また異なった価数を有
する1種より多い元素(E、F、G及びHの混合物)を
取り込むこともできる。多孔性の結晶性メタロアルミノ
珪酸塩を含んでなる、本発明の特定のサブセット又は実
施例を表すように、当業者は他の式で記述することがで
きよう。本発明は、金属が組成物のアルミノ珪酸塩骨格
に取り込まれたメタロアルミノ珪酸塩を有利に提供す
る。本明細書で使用されるように、「取り込まれた」と
いう用語は、その金属がイオン交換法では除去できない
ことを意味する。上記の化学組成に関連して、本発明の
方法で製造されるメタロアルミノ珪酸塩は、少なくとも
以下の表2にリストした格子距離を有するX線回折ダイ
ヤグラムを示す。
【表2】 上記の化学組成及び表2にリストした格子距離に加え
て、本発明により製造されるメタロアルミノ珪酸塩は、
他の材料と相違する、赤外スペクトル及びNMRスペク
トルにおける吸収帯を有する。例えば、鉄についてのメ
スバウワースペクトルやマグネシウムについてのXPS
等のように、ある特別な場合には、他の手法を用いるこ
とができる。赤外スペクトルは、ゼオライト材料の構造
の詳細についての情報を与えることのできる、簡単では
あるが強力な手法である。400〜1500cm−1
領域は、その領域でゼオライト材料に関する赤外振動の
異なるセット、例えば内部四面体結合及び外部結合が観
察できるので、重要である。赤外スペクトルは振動の二
つのグループに分類することができる:1.構造的振動
に不感受性の、骨格TO4の内部振動;2.構造中のT
O4単位の外部結合に関する振動。後者は構造的振動に
感受性である。この手法は、他の元素の骨格取り込みを
同定するのに用いられている。ゼオライト材料の骨格に
そのような新しい元素がうまく取り込まれると、対称振
動及び非対称振動の変形及び移動が観察される。この理
由により、これは、本発明のメタロアルミノ珪酸塩材料
の重要な確認手法である。本発明のメタロアルミノ珪酸
塩材料のもう一つの重要な確認手法は、29S−NMR
分光法である。珪酸塩系においては、Q単位が、ある系
における異なる珪酸塩原子を示すために用いられる。し
かしながら、この表記法は、ゼオライトあるいはアルミ
ノ珪酸塩骨格における基本的な構築単位を記述するには
充分ではない。ゼオライト系では、Q単位は常にQ4で
あり、各々の珪酸塩は4個の珪酸塩又はアルミン酸塩単
位に囲まれている。そこで、ゼオライトでは、Q4(n
Al,(4−n)Si)(式中、n=0,1,2,3,
4)で表される、5つの可能性がある。一般に、これら
はSi(nAl)又はSi((4−n)Si)として記
され、各々のケイ素原子は酸素を介して隣接するn個の
アルミニウムと4−n個のケイ素と結合していることを
示している。つまり、隣接する4個のアルミニウムを有
するケイ素はSi(4Al)で示される。Q4単位の位
置で1以上のSi原子をAl原子により置き換えると、
29Siの化学シフトが移動する。本発明のメタロアル
ミノ珪酸塩の場合には、Al原子の他に、材料の構造に
取り込まれた他の原子が存在し、したがって化学シフト
の移動は、それらによるものである。なぜなら、所与の
ケイ素/アルミニウムモル比を有する材料については、
アルミニウムによるシフトは固定されることになるの
で、29Si−NMRの化学シフトにおける変化は、酸
素原子を通してケイ素と結合する構造に取り込まれた他
の元素により引き起こされる。メスバウアー分光法は、
下記の実施例3のフェリメタロアルミノ珪酸塩材料のア
ルミノ珪酸塩骨格に鉄が取り込まれたことを確認するた
めに用いられる。この材料のメスバウアースペクトル
は、室温で巾広い一重線を示し、酸素との四面体配位に
ある鉄を表している。X線光電子分光法は、マグネソア
ルミノリン酸塩骨格へのマグネシウムの取り込みの確認
に用いられている手法である(Zeolites 1
5:583−590、1995)。マグネソアルミノリ
ン酸塩の場合と同様に、マグネシウムが4個の酸素との
四面体状に配位するとき、Mg2pシグナルに対する結
合エネルギーの値は約50.1eVである。下記の実施
例20について、この手法が用いられ、シグナルMg2
pの結合エネルギーの値は49.8であった。この値
は、マグネソアルミノリン酸塩におけるマグネシウムに
ついて見出された値に近似している。本発明の組成物
は、例えば鉱酸、アンモニウム化合物や他のプロトン供
給体の助けにより、又は他のカチオンを用いてイオン交
換することにより、プロトン型に変換することができ
る。本発明の重要な態様は、材料の骨格に取り込まれた
元素はイオン交換可能ではないものであり、したがって
それらはイオン交換をしても失われることはない。改変
された材料は、純材料の形で、あるいは、粘土類、シリ
カ類、アルミナ類、及び他の周知の充填剤のような他の
材料との組合せで、触媒反応において用いることができ
る。本発明のメタロアルミノ珪酸塩は、触媒活性を含む
有用な性質を有する。これらの新規な組成物は、現在ア
ルミノ珪酸塩ゼオライト類を用いている公知のプロセス
において、有利に使用しうる。本発明のアルミノ珪酸塩
組成物は、結合剤、粘土類、シリカ類、アルミナ類、又
はこの分野で周知の他の材料を有利に取り込みうる。そ
れらはまた、本発明のアルミノ珪酸塩組成物の性質又は
有用性を向上、付加、又は改変するために、析出、吸
蔵、イオン交換又は当業者に公知の他の手法で、1以上
の元素で変性することができる。好ましい実施例によれ
ば、本発明のメタロアルミノ珪酸塩は、FCC領域にお
いて添加剤として使用することができ、そして特定の末
端生成物及び性質への活性をもたらすように、調整され
る。本発明のメタロアルミノ珪酸塩組成物は水熱法によ
り調製され、アルミノ珪酸塩組成物に取り込まれた元素
はイオン交換可能ではないものであり、結晶性アルミノ
珪酸塩組成物の構造の一部を形成する。本発明により、
メタロアルミノ珪酸塩組成物を調製するために有利であ
る方法、またアルミノ珪酸塩組成物自体を調製する上で
も有利である方法が提供される。アルミノ珪酸塩組成物
の調製において、ST5アルミノ珪酸塩として同定され
たような組成物(米国特許第5,254,327号)
は、上記した三つの溶液を逐次的に混合することを通し
て調製することができる。アルミノ珪酸塩組成物を調製
するために、第一の溶液がシリカ源組成物を含有して調
製される。第二の溶液はアルミナ源を含有して調製さ
れ、さらに第三の酸水溶液が調製される。シリカ源は次
いで、シリカ源−酸混合物を形成するように酸水溶液と
混合され、シリカ源−酸混合物は次いで、好ましくは、
アルミノ珪酸塩を提供するように、水熱的に結晶化する
ことができるゲル混合物を提供するようにアルミナ源溶
液と混合される。この組成物は、テンプレート剤や接種
や他の有機添加剤を必要とすることなく、有利に形成さ
れ、そして種々の触媒的用途に有利に使用することがで
きるST5に類似のアルミノ珪酸塩を提供する。この方
法において、上記のメタロアルミノ珪酸塩の調製法と同
様に、順次、第一の酸又は酸金属溶液とシリカ源溶液と
の混合、次いでアルミナ源溶液と混合することによっ
て、メタロアルミノ珪酸塩の場合には所望の金属をアル
ミノ珪酸塩骨格に有利に取り込ませて、接種やテンプレ
ート剤を必要とすることなく、所望のアルミノ珪酸塩骨
格の形成に有利に提供される所望のゲル混合物を提供す
る。本発明により、本発明のアルミノ珪酸塩組成物は、
とくに接触分解プロセスに有用であることが判明した。
本発明に係るアルミノ珪酸塩組成物は、従来の触媒を用
いるプロセスに比べて、所望の生成物の収率において優
れた向上をもたらすことが見出されている。上記のよう
に、接触分解プロセスにおける望ましい向上をもたら
す、本発明に係るアルミノ珪酸塩組成物に用いる好適な
金属として、IIA、IIIB、IVB、VB、VI
B、VIIB、VIII、IB、IIB、IIIA、I
VA及びVA族(CAS版)及びこれらの組合せからの
1種以上の金属が挙げられる。この広い範囲の金属の中
で、また接触分解での使用に対して、とくに好ましいこ
とが判明した金属として、ホウ素、マグネシウム、リ
ン、チタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜
鉛、ガリウム、ジルコニウム及びこれらの組合せを挙げ
ることができる。これらの元素の中でも、ホウ素、マグ
ネシウム、リン、チタン、クロム、鉄、ニッケル、亜
鉛、及びジルコニウムが好ましく、とくに好ましいもの
は、リン、鉄、ニッケル、及び/又は亜鉛である。これ
らは、ガソリンの損失を最小限としつつ、LPG生産性
を増大させるという優れた結果をもたらすことが見出さ
れており、また、例えば、C3−C4比と共に、ブテン
/ブタン比を増加させることにより、LPGの品質を改
善することも見出されている。これらの特定の金属はま
た、転化率を増大させることも見出されている。ニッケ
ルと亜鉛は同様に、接触分解プロセスにおいてとくに望
ましいことが見出されており、硫黄含有量が減少したガ
ソリンフラクションを含む最終生成物を与えるという予
想を超えた能力を示す。とくに、本発明のプロセスにお
いて、ニッケルと亜鉛を含む触媒は、ガソリンの硫黄含
有量を30〜50%の範囲で減少させることができる。
本発明の更なる態様によれば、ニッケルと亜鉛を含む触
媒は、最終生成物中でイソ−オレフィンの生産において
望ましい増加をもたらすことが見出されている。本発明
によれば、本発明のメタロアルミノ珪酸塩組成物は、触
媒としてそれ自体を有利に使用しうるし、あるいは従来
の触媒への添加剤として使用しうる。さらに、本発明の
触媒を用いた本発明に係る接触分解プロセスは、流動接
触分解プロセス又はサーモフォア接触分解プロセス(th
ermofor catalytic cracking)とするの好適であり、本
発明のメタロアルミノ珪酸塩組成物の活性が望ましい。
流動接触分解に関連して、そのようなプロセスで用いら
れる流動可能なミクロスフェアの形態にある触媒を提供
することが望ましいと思われる。あるいは、サーモフォ
アプロセスに対しては、ビーズ又はペレット形態の触媒
を提供することが望ましいと思われる。触媒は触媒微結
晶の集合体として提供することが好ましく、触媒の微小
粒子は約0.1〜約1ミクロンの間の平均粒径を有し、
その集合体は約2〜約10ミクロンの間のサイズを有し
ている。触媒はまた、アルミノ珪酸塩としてのゼオライ
ト、好ましくは約1ミクロンより大きく、約12ミクロ
ン以下の結晶サイズを有するゼオライトとして提供され
るのが有利であることが見出されている。上記したよう
に、本発明の一つの好ましい実施例によれば、本発明に
係るメタロアルミノ珪酸塩組成物は、従来の触媒への添
加剤として使用される。この点で、従来触媒は、好まし
くは、例えばシリカ、シリカ−アルミナ、アルミナ、粘
土及び/又はピラード粘土を含む、従来の接触触媒又は
マトリックスのいずれのタイプであってもよい。このよ
うな形で使用されるときは、メタロアルミノ珪酸塩触媒
添加剤は、従来触媒の全重量に対して約0.10〜約6
0%の間の重量で従来触媒に加えられる。より好ましく
は、本発明のメタロアルミノ珪酸塩触媒添加剤は、従来
触媒中に、従来触媒に対して約0.1%〜約50%の間
の量で存在する。メタロアルミノ珪酸塩組成物の重量に
対して、金属が約0.01〜約8%の間の量でアルミノ
珪酸塩組成物の骨格中に存在することが、本発明によれ
ば、好ましい。本発明のプロセスによって、処理される
好適な炭化水素フラクション又は供給物が得られ、また
本発明に係る好適な触媒が選択される。種々のタイプの
炭化水素フラクションを処理することができるが、接触
分解で処理するための、一つのとくに望ましい供給物
は、真空ガスオイル(VGO)であり、典型的なVGO
は下の表3に記載の組成を有している。
【表3】 本発明のプロセスによれば、炭化水素フラクション及び
触媒は、次いで接触分解条件下で、お互いに接触あるい
は互いに晒される状態となり、向上した特性あるいは所
望の特性と品質を有する改質炭化水素生成物を与える。
本発明のプロセスを、メタロアルミノ珪酸塩に取り込ま
れる上で望ましい金属の群の中から特定の金属を選択す
ることとあいまって、最終生成物を所望の成分及び/又
は成分品質に調整するために用いることができること
は、とくに有利な点である。本発明のプロセスの例を、
下記の実施例21〜27に示す。新規材料、それらの調
製方法及びそれらを用いるFCCプロセスについて、下
記の実施例でさらに説明する。実施例で使用される原料
は以下のとおりである:市販のケイ酸ナトリウムGLA
SSVEN(SiO 28.60重量%、Na
10.76重量%、H O 60.64重量%)、市販
のケイ酸ナトリウムVENESIL(SiO28.8
8重量%、NaO 8.85重量%、HO 62.
27重量%)、FisherあるいはAldrichか
らの硫酸(98重量%、d=1.836)、アルミン酸
ナトリウムLaPINE(Al 49.1重量
%、Na O 27.2重量%、HO 23.7重量
%)、取り込まれる、異なる元素の塩はAldrich
からのA.C.S試薬グレード又は分析グレードであ
る。最初の二つの実施例は、接種あるいはテンプレート
なしで、MFIトポロジーのアルミノ珪酸塩を調製する
本発明の方法の使用を実証するものである。残りの実施
例は、本発明のメタロアルミノ珪酸塩の調製及び使用を
実証する。実施例に関連して、図2、3、9、及び10
を比較参照されたい。図2及び9は、ケイ素のみの構造
を有するシリカライトの、各々29S−NMRスペクト
ル及び赤外スペクトル(400〜1500cm−1)で
ある。図3及び10は、アルミノ珪酸塩材料の、29
−NMRスペクトル(400〜1500cm−1)であ
る。 実施例1 ST5タイプのアルミノ珪酸塩材料(SiO/Al
比 20)の調製を示す。上記の本発明の方法に従
って、下記の溶液からなる反応バッチを調製した: ・硫酸溶液:6.4mlの濃HSO及び40mlの
蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:4.2gのアルミン酸ナ
トリウム及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、48時間で行った。乾燥材
料は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有する
X線回折スペクトルを持つ純粋なアルミノ珪酸塩相より
なっていた。生成物の化学組成は、モル比で表して、
1.1NaO:20.6Al:7HO、であ
る。このようにして得られた白色材料は、アルミノ珪酸
塩ST5(米国特許5,254,327)と類似してい
る。 実施例2 SiO/Al比が50であるMFIタイプのア
ルミノ珪酸塩材料の調製を示す。上記の本発明の方法に
従って、下記の溶液からなる反応バッチを調製した: ・硫酸溶液:6.1mlの濃HSO及び40mlの
蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79gのケイ酸ナトリウム及
び40mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.5gのアルミン酸ナ
トリウム及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、36時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なアルミノ珪酸塩相よりな
っていた。生成物の化学組成は、モル比で表して、1.
0NaO:50.2Al:16HO、であ
る。 実施例3 MFIタイプのフェロアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。本発明の方法に従って、下記の溶液からなる反応バ
ッチを調製した: ・硝酸鉄(III)の酸溶液:12gのFe(NO
9HO、38mlの濃HSO及び200mlの蒸
留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:528gのケイ酸ナトリウム
及び187mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:23gのアルミン酸ナト
リウム及び123mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、2リットルの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、54時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なフェロアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。生成物の化学組成は、モル比で表し
て、1.21NaO:Al:0.14Fe
:25.6SiO:10.2HO、である。この
材料のメスバウアースペクトルを図1に示す。このタイ
プのスペクトルは、四面体配位の鉄(III)に典型的で
ある。 実施例4 MFIタイプのフェリアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸鉄(III)の酸溶液:7gのFe(NO・9
O、6mlの濃H SO及び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.7gのアルミン酸ナ
トリウム及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、72時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なフェリアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。生成物の化学組成は、モル比で表し
て、3.73NaO:Al:1.59Fe
:74.4SiO:15.7HO、である。この
生成物の Si−NMRスペクトルを図4に示す。こ
の材料のSiO/Alモル比は74.4であ
る。鉄がケイ素と配位しており、したがって、このスペ
クトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単
純な珪酸塩とは異なることは明らかである。この材料の
赤外スペクトルを図11に示す。この材料のSiO
Alモル比は74.4である。鉄がケイ素と配位
しており、したがって、このスペクトルはMFIトポロ
ジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸塩とは異なる
ことは明らかである。この材料のX線ダイヤグラムを図
20に示す。 実施例5 MFIタイプのフェリアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸鉄(III)の酸溶液:4gのFe(NO・9
O、6mlの濃H SO及び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.0gのアルミン酸ナ
トリウム及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、54時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なフェリアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で表
して、1.77NaO:Al:0.35Fe
:28.7SiO:15.3HO、である。こ
の生成物の29Si−NMRスペクトルを図5に示す。
この材料のSiO/Alモル比は28.7であ
る。鉄がケイ素と配位しており、したがって、このスペ
クトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単
純な珪酸塩とは異なることは明らかである。この材料の
赤外スペクトルを図12に示す。この材料のSiO
Alモル比は28.66である。鉄がケイ素と配
位しており、したがって、このスペクトルはMFIトポ
ロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸塩とは異な
ることは明らかである。 実施例6 MFIタイプのジンコアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸亜鉛(II)の酸溶液:1.2gのZn(NO
・6HO、6.1mlの濃HSO及び33ml
の蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び40mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.9gのアルミン酸ナ
トリウム、0.5gのNaOH及び24mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、36時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なジンコアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で表
して、1.13NaO:Al:0.21Zn
O:22.7SiO:6.7HO、である。 実施例7 MFIタイプのジンコアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸亜鉛(II)の酸溶液:3.0gのZn(NO
・6HO、6.0mlの濃HSO及び38ml
の蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び40mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:2.5gのアルミン酸ナ
トリウム、1.0gのNaOH及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、72時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なジンコアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で表
して、1.40NaO:Al:0.86Zn
O:33.9SiO:21.4HO、である。この
材料の赤外スペクトルを図13に示す。この材料のSi
/Alモル比は33.9である。亜鉛がケイ
素と配位しており、したがって、このスペクトルはMF
Iトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸塩と
は異なることは明らかである。この材料のX線ダイヤグ
ラムを図21に示す。 実施例8 MFIタイプのジンコアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸亜鉛(II)の酸溶液:3.0gのZn(NO
・6HO、6.0mlの濃HSO及び38ml
の蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び40mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.6gのアルミン酸ナ
トリウム、0.8gのNaOH及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、120時間行った。乾燥材
料は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有する
X線回折スペクトルを持つ純粋なジンコアルミノ珪酸塩
相よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で
表して、1.68NaO:Al:1.37Zn
O:52.9SiO:32.1HO、である。この
生成物の 29Si−NMRスペクトルを図6に示す。こ
の材料のSiO/Alモル比は52.9であ
る。亜鉛がケイ素と配位しており、したがって、このス
ペクトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは
単純な珪酸塩とは異なることは明らかである。この材料
の赤外スペクトルを図14に示す。この材料のSiO
/Alモル比は52.9である。亜鉛がケイ素と
配位しており、したがって、このスペクトルはMFIト
ポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸塩とは異
なることは明らかである。実施例9MFIタイプのホス
ホロアルミノ珪酸塩材料の調製を示す。上記の方法に従
って、下記の溶液からなる反応バッチを調製した: ・リン酸の酸溶液:0.82gのHPO、5.5m
lの濃HSO及び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び33mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.9gのアルミン酸ナ
トリウム及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、72時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なホスホロアルミノ珪酸塩
相よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で
表して、1.07NaO:Al:0.25P
:24.3SiO:3.3HO、である。この
材料のX線ダイヤグラムを図22に示す。 実施例10 MFIタイプのニッケルアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸ニッケル(II)の酸溶液:180gのNi(NO
・6HO、1000mlの濃HSO及び6
000mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:14400gのケイ酸ナトリ
ウム及び6000mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:695gのアルミン酸ナ
トリウム及び4800mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、40リットルの攪拌オートクレーブ中
で、170℃までの反応温度で、54時間行った。乾燥
材料は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有す
るX線回折スペクトルを持つ純粋なニッケルアルミノ珪
酸塩相よりなっていた。白色から淡緑色生成物の化学組
成は、モル比で表して、1.03NaO:Al
:0.18NiO:23.5SiO:9.2H
O、である。この材料のX線ダイヤグラムを図23に
示す。 実施例11 MFIタイプのニッケルアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸ニッケル(II)の酸溶液:16gのNi(N
・6HO、36mlの濃HSO及び24
0mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:576gのケイ酸ナトリウム
及び240mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:27.8gのアルミン酸
ナトリウム及び192mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、40リットルの攪拌オートクレーブ中
で、170℃までの反応温度で、54時間行った。乾燥
材料は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有す
るX線回折スペクトルを持つ純粋なニッケルアルミノ珪
酸塩相よりなっていた。白色から淡緑色生成物の化学組
成は、モル比で表して、1.24NaO:Al
:0.43NiO:23.2SiO:10.1
O、である。 実施例12 MFIタイプのニッケルアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸ニッケル(II)の酸溶液:3.6gのNi(NO
・6HO、6mlの濃HSO及び40ml
の蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:2.0gのアルミン酸ナ
トリウム、0.4gのNaOH及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、84時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なニッケルアルミノ珪酸塩
相よりなる。白色から淡緑色生成物の化学組成は、モル
比で表して、1.66NaO:Al:1.59
NiO:53.7SiO:38.6HO、である。
この材料の赤外スペクトルを図15に示す。この材料の
SiO/Alモル比は53.7である。ニッケ
ルがケイ素と配位しており、したがって、このスペクト
ルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な
珪酸塩とは異なることは明らかである。 実施例13 MFIタイプのコバルトアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸コバルト(II)の酸溶液:1.2gのCo(NO
・6HO、6.1mlの濃HSO及び40
mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び33mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.8gのアルミン酸ナ
トリウム及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、54時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なコバルトアルミノ珪酸塩
相よりなる。白色から淡桃色生成物の化学組成は、モル
比で表して、1.15NaO:Al:0.21
CoO:27.6SiO:15.4HO、である。
この材料のX線ダイヤグラムを図24に示す。 実施例14 MFIタイプのジルコノアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・塩化ジルコニルの酸溶液:1.2gのZrOCl
8HO、6mlの濃HSO及び40mlの蒸留
水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.4gのケイ酸ナトリウ
ム及び33mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.8gのアルミン酸ナ
トリウム及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、96時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なジルコノアルミノ珪酸塩
相よりなる。白色生成物の化学組成は、モル比で表し
て、1.32NaO:Al:0.26Zr
:23.9SiO:17.2HO、である。 実施例15 MFIタイプのガロアルミノ珪酸塩材料の調製を示す。
上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッチを
調製した: ・酸化ガリウム(III)の酸溶液:2gのGa
6.5mlの濃HSO 及び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.5gのアルミン酸ナ
トリウム、0.2gのNaOH及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、72時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なガロアルミノ珪酸塩相よ
りなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で表し
て、3.11NaO:Al:1.77Ga
:81.1SiO:55.4HO、である。この
生成物の 29Si−NMRスペクトルを図7に示す。こ
の材料のSiO/Alモル比は81.1であ
る。ガリウムがケイ素と配位しており、したがって、こ
のスペクトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩ある
いは単純な珪酸塩とは異なることは明らかである。この
材料の赤外スペクトルを図16に示す。この材料のSi
/Alモル比は81.1である。ガリウムが
ケイ素と配位しており、したがって、このスペクトルは
MFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸
塩とは異なることは明らかである。この材料のX線ダイ
ヤグラムを図25に示す。 実施例16 MFIタイプのガロアルミノ珪酸塩材料の調製を示す。
上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッチを
調製した: ・酸化ガリウム(III)の酸溶液:2.8gのGa
、6.5mlの濃HSO及び40mlの蒸留
水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.5gのアルミン酸ナ
トリウム、及び20mlの蒸留水。酸化物のモル比の形
でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、96時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なガロアルミノ珪酸塩相よ
りなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で表し
て、3.41NaO:Al:2.26Ga
:84.1SiO:41.3HO、である。この
材料の赤外スペクトルを図17に示す。この材料のSi
/Alモル比は84.1である。ガリウムが
ケイ素と配位しており、したがって、このスペクトルは
MFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪酸
塩とは異なることは明らかである。 実施例17 MFIタイプのクロモアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸クロム(III)の酸溶液:12gのCr(NO
・9HO、38mlの濃HSO及び287ml
の蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:528gのケイ酸ナトリウム
及び200mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:23gのアルミン酸ナト
リウム及び123mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、72時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なクロモアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。淡緑色生成物の化学組成は、モル比で
表して、1.21NaO:Al:0.07Cr
:24.6SiO:6.8HO、である。こ
の材料のX線ダイヤグラムを図26に示す。 実施例18 MFIタイプのクロモアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸クロム(III)の酸溶液:5gのCr(NO
・9HO、6mlの濃HSO及び40mlの蒸留
水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:85gのケイ酸ナトリウム及
び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:1.7gのアルミン酸ナ
トリウム、1.6gのNaOH及び20mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、96時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なクロモアルミノ珪酸塩相
よりなっていた。淡緑色生成物の化学組成は、モル比で
表して、2.40NaO:Al:0.82Cr
:53.7SiO:35.6HO、である。
この材料の赤外スペクトルを図18に示す。この材料の
SiO/Alモル比は53.7である。クロム
がケイ素と配位しており、したがって、このスペクトル
はMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるいは単純な珪
酸塩とは異なることは明らかである。 実施例19 MFIタイプのマグネソアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸マグネシウム(II)の酸溶液:1.2gのMg
(NO・6HO、6.1mlの濃HSO
び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.6gのケイ酸ナトリウ
ム及び33mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:3.8gのアルミン酸ナ
トリウム及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、96時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なマグネソアルミノ珪酸塩
相よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で
表して、1.11NaO:Al:0.30Mg
O:22.1SiO:10.6HO、である。 実施例20 MFIタイプのマグネソアルミノ珪酸塩材料の調製を示
す。上記の方法に従って、下記の溶液からなる反応バッ
チを調製した: ・硝酸マグネシウム(II)の酸溶液:3.0gのMg
(NO・6HO、6.1mlの濃HSO
び40mlの蒸留水、 ・ケイ酸ナトリウム溶液:79.2gのケイ酸ナトリウ
ム及び38mlの蒸留水、 ・アルミン酸ナトリウム溶液:2.0gのアルミン酸ナ
トリウム及び19mlの蒸留水。 酸化物のモル比の形でのゲル組成は下記のとおり: 水熱結晶化は、300mlの攪拌オートクレーブ中で、
170℃までの反応温度で、96時間行った。乾燥材料
は、上記の表2にリストしたd値を少なくとも有するX
線回折スペクトルを持つ純粋なマグネソアルミノ珪酸塩
相よりなっていた。白色生成物の化学組成は、モル比で
表して、2.56NaO:Al:1.77Mg
O:52.2SiO:25.1HO、である。この
生成物の29Si−NMRスペクトルを図8に示す。こ
の材料のSiO/Alモル比は52.2であ
る。マグネシウムがケイ素と配位しており、したがっ
て、このスペクトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸
塩あるいは単純な珪酸塩とは異なることは明らかであ
る。この材料の赤外スペクトルを図19に示す。この材
料のSiO/Alモル比は52.2である。マ
グネシウムがケイ素と配位しており、したがって、この
スペクトルはMFIトポロジーのアルミノ珪酸塩あるい
は単純な珪酸塩とは異なることは明らかである。この材
料のX線ダイヤグラムを図27に示す。図28は、この
生成物のMg2p領域のXPSスペクトルを示す。 実施例21 30重量部の市販のウルトラホワイトカオリンに70重
量部の水を混合して、マトリックス溶液を調製した。次
いで、85重量%のリン酸をこの混合物に加え、P
として3重量%のものを得た。混合物を均質化し、p
Hは2.0であった。ゼオライト溶液は、MFIトポロ
ジーを有する30重量部のアルミノ珪酸塩組成物を70
重量部の水と混合して調製した。最終生成物中のゼオラ
イト含量の必要量に応じて、ゼオライト溶液の一部をマ
トリックス溶液に加えた。最終混合物のpHは2.1で
あった。最終溶液は、入口温度390℃、出口温度14
0℃で噴霧乾燥した。最終噴霧乾燥性生物は550℃で
1時間、か焼した。平均粒径は60ミクロンであり、G
race−Davison摩耗度は4であった。表4
は、骨格構造中にそれぞれ異なる元素を含有したゼオラ
イトによって調製された添加剤を示す。添加剤のゼオラ
イトは、上記の方法に従って調製した、MFI構造のア
ルミニウム元素をリン、鉄、ニッケル、亜鉛、ガリウ
ム、又はクロムで取り換えるあるいは置換することで調
製した。
【表4】 実施例22 一連の添加剤(表5)を実施例21の方法に従って調製
した。調製に用いたゼオライトにおいて、骨格構造中の
元素の量はそれぞれ異なるものとなっている。
【表5】 実施例23 96重量%の標準の市販FCC触媒(CB1)(表5a
参照)と実施例22と同様に調製した4重量%の添加剤
との混合物を、大気圧で約95%スチーム/5%空気
中、1450° F(788℃)で5時間、スチームか
焼した。 表5a 触媒 物理的特性 BAD、g/cc 0.823 BCD、g/cc 0.9394 摩耗度指数、%エアージェット 7.4 摩耗度指数、%ジェットカップ 4.8 孔体積、cc/g 0.38 合計、m/g 287 ゼオライト表面積、m/g 231 マトリックス面積、m/g 56 ゼオライト/マトリックス比 4.13 結晶化度、重量% 27 化学的特性 Al、重量% 27 SiO、重量% 62 NaO、重量% 0.14 Re、重量% 1.75 BAD:バルクの平均密度 BCD:バルクの圧縮密度 混合物は、固定床ミクロ活性試験(MAT)を用いて、
530℃、CAT(触媒)/オイル比4.01で評価し
た。この実施例の供給物として使用したVGOの性質
は、上記の表3に記載したと同様であった。結果を表6
に示す。
【表6】 MFIトポロジーを有し、金属(C、C2、C3、C
4)を取り込んだアルミノ珪酸塩組成物で調製したすべ
ての添加剤及び構造(A)に元素を有さないアルミノ珪
酸塩ゼオライトで調製した対照添加剤では、添加剤なし
の基本ケースに比べて、LPGの生産量が増大し、ガソ
リンの品質が向上した。添加剤を比較すると、ゼオライ
トの構造中に鉄のような一つの元素を導入することによ
り、LPG生産量の増大がもたらされ、フラクション3
53℃+及びC5−221℃の転化率が改善され、そし
て同等あるいはそれ以上の品質のガソリンをもたらす。
表7はさらに、ゼオライトの骨格(A)内に元素を有さ
ないで調製された従来の添加物が、MFIトポロジーを
有するアルミノ珪酸塩で調製された添加物(C〜C4)
よりも高いΔ(LCO)/Δ(HCO)比を有すること
を示す。逆に、Δ(LPG)/Δ(ガソリン)比は、本
発明に係るイオン含有触媒組成物に比較して低いことが
わかる。なお、ΔLPG/Δガソリン比は、約1.5よ
り大きいことが好ましい。
【表7】 実施例24 実施例23と同じ条件を用いて、標準的なFCC市販触
媒(CB2)の3重量%の添加剤で、添加剤の活性と選
択性を評価した。Si−Alゼオライト(A)ベースの
触媒又は添加剤を、Cr(H)及びZr(I)を持つゼ
オライトを含有する添加剤を有する触媒又は添加剤と比
較した。LPG収率は基本のケースと同様であり、ゼオ
ライト中に元素を有しない添加剤で得られた収率よりも
低い。しかしながら、353℃+のC5−221℃への
転化において重要な増加が検知された。また、RON及
びMONガソリン品質は、基本のケースと同様(I)あ
るいはより高い(H)が、元素なしの標準添加剤で得ら
れたものよりも低い。MFIトポロジーを持つゼオライ
ト構造におけるこれらの元素の正味の効果は、同様にオ
レフィンを製造しつつ、ガソリンへの転化が増大するこ
とである。
【表8】 実施例25 実施例23と同じ条件を用いて、標準的なFCC市販触
媒(CB3)の4重量%の添加剤、525℃、CAT/
オイル=4にて流動ミクロ活性試験(FMT)で、添加
剤の活性と選択性を評価した。添加剤は、実施例21に
記載の方法で調製した。表9に結果を示す:
【表9】 添加剤B、C及びDは、ガソリンの損失は同等あるいは
低い一方、対照の添加剤AよりもLPG生産に対してよ
り活性である。ゼオライト骨格にP、Fe及びNiを導
入すると、221−353℃のガソリン及びLPGへの
より多い転化がもたらされる。E及びFのケース(Z
n;Ga)については、LPGの増大は基本の添加剤
(A)と同等あるいはより少ない。すべての添加剤はガ
ソリンの品質を向上させ、C及びDで製造されたガソリ
ンは、対照の添加剤(A)での結果に比べて、オクタン
をより多く有する。 実施例26 実施例23の条件及び供給物を用いて、標準的なFCC
市販触媒(CB4)の4重量%の添加剤、525℃、C
AT/オイル=4にて流動ミクロ活性試験(FMT)
で、添加剤の活性と選択性を評価した。添加剤は、実施
例21に記載の方法で調製した。表10はガソリン生成
物中の硫黄含有量を示す。添加剤G(Ni)及びJ(Z
n)について、対照の添加剤に比べて、ガソリン中の硫
黄の減少が認められた。
【表10】 実施例27 評価は、525℃、CAT/オイル=4、及び接触時間
3〜4秒で、パイロットプラント中で行った。評価した
添加剤は、表11のA、C、B及びGであった。
【表11】 この表に示されているように(ミクロ活性試験)、添加
剤のゼオライト構造に一つの元素を導入すると、元素を
持たないゼオライトでの添加剤よりもより多くのLPG
を産生した。ガソリンの生産量は353℃+の転化率が
増大することから、より高い。MATで得られた結果と
同様に、また表7に示したように、比、Δ(LPG)/
Δ(ガソリン)は大きく、またΔ(LCO)/Δ(HC
O)は小さい(表12)。C3及びC4オレフィンの選
択性は増大し、C3/C4比も改善される(表13)。
ガソリンのオクタン価の変化が小さいことも観察される
(表14)。
【表12】
【表13】
【表14】 本発明の触媒及び触媒添加物は、接触分解において有用
であり、接触分解の間、所望の末端生成物及び性質に向
かって反応を導くために用いることができるということ
は直ちに明らかである。本発明は、他の形で実施でき、
あるいはその精神又は本質的特徴から乖離することな
く、他の方法で行いうる。したがって、本実施例は、す
べての点において、例示するものであって、限定するも
のではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲により
示されるものであり、等価な範囲に入るすべての変形例
を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3の生成物のメスバウワースペクトルで
ある。
【図2】シリカライト試料の29S−NMRスペクトル
である。シリカライトはMFIトポロジーを有する珪酸
塩材料である。この材料では、材料の構造中にアルミニ
ウムや他の元素は存在せず、ケイ素のみである。
【図3】MFIトポロジーを有するアルミノ珪酸塩試料
29S−NMRスペクトルである。この材料のシリカ
/アルミナのモル比、SiO/Alは54であ
る。
【図4】実施例4のフェリアルミノ珪酸塩生成物の29
S−NMRスペクトルである。
【図5】実施例5のフェリアルミノ珪酸塩生成物の29
S−NMRスペクトルである。
【図6】実施例8のジンコアルミノ珪酸塩生成物の29
S−NMRスペクトルである。
【図7】実施例15のガロアルミノ珪酸塩生成物の29
S−NMRスペクトルである。
【図8】実施例20のマグネソアルミノ珪酸塩生成物の
29S−NMRスペクトルである。
【図9】シリカライト試料の400〜1500cm−1
領域の赤外スペクトルである。
【図10】SiO/Al比が54のMFIアル
ミノ珪酸塩材料の400〜1500cm−1領域の赤外
スペクトルである。
【図11】実施例4のフェリアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図12】実施例5のフェリアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図13】実施例7のジンコアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図14】実施例8のジンコアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図15】実施例12のニッケルアルミノ珪酸塩生成物
の400〜1500cm−1領域の赤外スペクトルであ
る。
【図16】実施例15のガロアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図17】実施例16のガロアルミノ珪酸塩生成物の4
00〜1500cm−1領域の赤外スペクトルである。
【図18】実施例18のクロモアルミノ珪酸塩生成物の
400〜1500cm−1領域の赤外スペクトルであ
る。
【図19】実施例20のマグネソアルミノ珪酸塩生成物
の400〜1500cm−1領域の赤外スペクトルであ
る。
【図20】実施例4のフェリアルミノ珪酸塩生成物のX
線回折ダイヤグラムである。
【図21】実施例7のジンコアルミノ珪酸塩生成物のX
線回折ダイヤグラムである。
【図22】実施例9のホスホアルミノ珪酸塩生成物のX
線回折ダイヤグラムである。
【図23】実施例10のニッケルアルミノ珪酸塩生成物
のX線回折ダイヤグラムである。
【図24】実施例13のコバルトアルミノ珪酸塩生成物
のX線回折ダイヤグラムである。
【図25】実施例15のガロアルミノ珪酸塩生成物のX
線回折ダイヤグラムである。
【図26】実施例17のクロモアルミノ珪酸塩生成物の
X線回折ダイヤグラムである。
【図27】実施例20のマグネソアルミノ珪酸塩生成物
のX線回折ダイヤグラムである。
【図28】実施例20のマグネソアルミノ珪酸塩生成物
のMg2p領域のXPSスペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月15日(2001.6.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 炭化水素供給物の接触分解方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 29/87 B01J 29/87 M 29/88 29/88 M 29/89 29/89 M C10G 11/18 C10G 11/18 (72)発明者 ジェラルド ヴィターレ ロジャス ヴェネズエラ,エスタド.ミランダ,ロス テクス,セクトー エル タンボー,ア プト.123,エー デー エフ.ガーデニ ア ピソ 12 (72)発明者 ホセ ヴェラスケス ヴェネズエラ,エスタド ミランダ,ロス テクス,アプト.ビー52,ピソ5,エデ ィフ.ジュディス,コンジュ.レスド.ラ モ ヴェーヴ (72)発明者 マリア ニエヴェス アルヴァレズ ヴェネズエラ,カラカス,コリナス ベロ モンテ,レス.ピラミデ,カレ カロニ Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 BA07B BC10B BC17B BC35B BC51B BC58B BC66B BC67B BC68B BD07B CC04 CC17 DA06 ZA10B ZA32B ZA33B ZA41B ZB03 ZD01 4H029 BB01 BB03 BB05 BD01 BD08 CA00 DA00

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料炭化水素フラクションを供給する工
    程と、 アルミノ珪酸塩の骨格を有し、かつ該アルミノ珪酸塩の
    骨格に取り込まれた、アルミニウム以外の少なくとも一
    種の金属を含有するアルミノ珪酸塩組成物を含んでなる
    触媒を供給する工程と、 改質炭化水素生成物を与えるように接触分解条件下で該
    炭化水素を該触媒に接触させる工程と、を有する炭化水
    素供給物の接触分解方法。
  2. 【請求項2】 上記の少なくとも一種の金属が、元素の
    周期表(CAS版)のIIA、IIIB、IVB、V
    B、VIB、VIIB、VIII、IB、IIB、II
    IA、IVA及びVA族からなる群から選択されること
    を特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 上記の少なくとも一種の金属が、ホウ
    素、マグネシウム、リン、チタン、クロム、鉄、コバル
    ト、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ジルコニウム及び
    これらの組合せからなる群から選択されることを特徴と
    する、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 上記の少なくとも一種の金属が、ホウ
    素、マグネシウム、リン、チタン、クロム、鉄、ニッケ
    ル、亜鉛、ジルコニウム及びこれらの組合せからなる群
    から選択されることを特徴とする、請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 上記の少なくとも一種の金属が、リン、
    鉄、ニッケル、亜鉛及びこれらの組合せからなる群から
    選択されることを特徴とする、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 上記の少なくとも一種の金属が、クロ
    ム、ジルコニウム及びこれらの組合せからなる群から選
    択されることを特徴とする、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 上記の少なくとも一種の金属が、ニッケ
    ル、亜鉛及びこれらの組合せからなる群から選択される
    ことを特徴とする、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 上記の改質炭化水素生成物は、オレフィ
    ン/パラフィン比が上記の原料炭化水素フラクションよ
    りも高くなっているLPGフラクションを有することを
    特徴とする、請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 上記の改質炭化水素生成物は、ブテン/
    ブタン比が上記の原料炭化水素フラクションよりも高く
    なっているLPGフラクションを有することを特徴とす
    る、請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 上記の改質炭化水素生成物は、C3/
    C4比が上記の原料炭化水素フラクションよりも高くな
    っているLPGフラクションを有することを特徴とす
    る、請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 上記の原料炭化水素フラクションが塔
    底フラクションを有すること、及び上記の接触工程が該
    塔底フラクションを改質することを特徴とする、請求項
    1の方法。
  12. 【請求項12】 上記の原料炭化水素フラクションが初
    期硫黄含有量を有し、上記の改質炭化水素生成物の硫黄
    含有量が該初期硫黄含有量より少ないことを特徴とす
    る、請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 上記の改質炭化水素生成物が、上記の
    原料炭化水素フラクションに比べて、イソアミレンフラ
    クションが増加していることを特徴とする、請求項1の
    方法。
  14. 【請求項14】 上記の改質炭化水素生成物は、上記の
    原料炭化水素フラクションに比べて、LPGフラクショ
    ンが増加してLPGフラクション増加量(ΔLPG)が
    得られ、かつ、C5−221℃フラクションが増加して
    C5−221℃フラクション増加量(Δガソリン)が得
    られており、ΔLPG/Δガソリン比が約1.5より大
    きいことを特徴とする、請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 上記触媒が触媒マトリックスと上記ア
    ルミノ珪酸塩組成物を含んでなること、及び上記アルミ
    ノ珪酸塩組成物が上記触媒に対して約0.10〜約60
    重量%の間の量で存在することを特徴とする、請求項1
    の方法。
  16. 【請求項16】 上記アルミノ珪酸塩組成物が上記アル
    ミノ珪酸塩組成物に対して約0.01〜約8.0重量%
    の間の量で上記金属を含有することを特徴とする、請求
    項15の方法。
  17. 【請求項17】 上記マトリックスが、シリカ、シリカ
    −アルミナ、アルミナ、粘土、ピラード粘土及びこれら
    の組み合わせからなる群から選択されることを特徴とす
    る、請求項15の方法。
  18. 【請求項18】 上記触媒が流動性ミクロスフェアの形
    態で供給されること、及び上記接触工程が流動接触分解
    工程であることを特徴とする、請求項1の方法。
  19. 【請求項19】 上記触媒がペレットの形態で供給され
    ること、及び上記接触工程がサーモフォア接触分解工程
    であることを特徴とする、請求項1の方法。
  20. 【請求項20】 上記触媒が微結晶の集合体の形態で供
    給されること、該集合体が約2〜約10ミクロンの間の
    集合体粒径を有し、かつ該微結晶が約0.1〜約1ミク
    ロンの間の粒径を有することを特徴とする、請求項1の
    方法。
  21. 【請求項21】 上記アルミノ珪酸塩が約1〜約12ミ
    クロンの間の結晶径を有するゼオライトであることを特
    徴とする、請求項1の方法。
JP2001182255A 2001-03-28 2001-06-15 炭化水素供給物の接触分解方法 Expired - Fee Related JP5748933B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/819,876 US6726834B2 (en) 1999-10-22 2001-03-28 Process for catalytic cracking of a hydrocarbon feed with a MFI aluminisilcate composition
US09/819876 2001-03-28

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013271166A Division JP5749326B2 (ja) 2001-03-28 2013-12-27 炭化水素供給物の接触分解方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002294254A true JP2002294254A (ja) 2002-10-09
JP5748933B2 JP5748933B2 (ja) 2015-07-15

Family

ID=25229311

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001182255A Expired - Fee Related JP5748933B2 (ja) 2001-03-28 2001-06-15 炭化水素供給物の接触分解方法
JP2013271166A Expired - Fee Related JP5749326B2 (ja) 2001-03-28 2013-12-27 炭化水素供給物の接触分解方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013271166A Expired - Fee Related JP5749326B2 (ja) 2001-03-28 2013-12-27 炭化水素供給物の接触分解方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6726834B2 (ja)
EP (1) EP1253182B1 (ja)
JP (2) JP5748933B2 (ja)
CN (1) CN1211457C (ja)
BR (1) BR0101856A (ja)
CA (1) CA2345491C (ja)
DE (1) DE60106864T2 (ja)
ES (1) ES2232540T3 (ja)
MX (1) MXPA01005285A (ja)
ZA (1) ZA200103580B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530266A (ja) * 2004-03-31 2007-11-01 中国石油化工股▲分▼有限公司 ゼオライト含有炭化水素変換触媒、その製造方法、および該触媒で炭化水素油を変換する方法
JP2010501681A (ja) * 2006-08-31 2010-01-21 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 炭化水素を触媒転換するための方法
JP4771955B2 (ja) * 2003-10-31 2011-09-14 中國石油化工股▲分▼有限公司 リン及び金属成分を含有するmfi構造モレキュラーシーブ、並びにその製造方法及び使用
US8716163B2 (en) 2006-08-31 2014-05-06 China Petroleum & Chemical Corporation Hydrocarbon conversion catalyst
JP2016209881A (ja) * 2016-09-08 2016-12-15 千代田化工建設株式会社 ゼオライト触媒、ゼオライト触媒の製造方法および低級オレフィンの製造方法
US9821301B2 (en) 2012-07-26 2017-11-21 Chiyoda Corporation Zeolite catalysts, methods for producing zeolite catalysts, and methods for producing lower olefins
WO2022186010A1 (ja) * 2021-03-04 2022-09-09 千代田化工建設株式会社 複合体触媒、複合体触媒の製造方法および低級オレフィンの製造方法

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7084318B2 (en) * 2003-08-01 2006-08-01 Saudi Basic Industries Corporation Toluene methylation process
US7060864B2 (en) * 2003-09-30 2006-06-13 Saudi Basic Industries Corporation Toluene methylation process
US7060644B2 (en) * 2004-01-08 2006-06-13 Saudi Basic Industries Corporation Aromatic alkylation catalyst and method
US6943131B1 (en) * 2004-03-02 2005-09-13 Saudi Basic Industries Corporation Selective zeolite catalyst modification
US7285511B2 (en) 2004-04-23 2007-10-23 Saudi Basic Industries Corporation Method of modifying zeolite catalyst
US7399727B2 (en) * 2004-04-23 2008-07-15 Saudi Basic Industries Corporation Zeolite catalyst and method
US7105713B2 (en) * 2004-06-09 2006-09-12 Saudi Basic Industries Corporation Preparation of alkyl-aromatic products
US7615143B2 (en) 2004-07-30 2009-11-10 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Hydrothermally stable catalyst and its use in catalytic cracking
US7304194B2 (en) * 2005-05-05 2007-12-04 Saudi Basic Industries Corporation Hydrothermal treatment of phosphorus-modified zeolite catalysts
KR100598988B1 (ko) * 2005-05-18 2006-07-12 주식회사 하이닉스반도체 오버레이 버니어 및 이를 이용한 반도체소자의 제조방법
US7368410B2 (en) * 2005-08-03 2008-05-06 Saudi Basic Industries Corporation Zeolite catalyst and method of preparing and use of zeolite catalyst
US8846559B2 (en) * 2008-11-03 2014-09-30 Saudi Basic Industries Corporation Stable shape-selective catalyst for aromatic alkylation and methods of using and preparing
US8062987B2 (en) * 2009-10-05 2011-11-22 Saudi Basic Industries Corporation Phosphorus-containing zeolite catalysts and their method of preparation
SG187215A1 (en) * 2010-08-02 2013-02-28 Saudi Arabian Oil Co Hydrocracking catalyst for hydrocarbon oil, method for producing hydrocracking catalyst, and method for hydrocracking hydrocarbon oil with hydrocracking catalyst
US8865955B2 (en) * 2010-12-10 2014-10-21 Uop Llc Process and apparatus for oligomerizing one or more hydrocarbons
US9278342B2 (en) 2012-07-02 2016-03-08 Saudi Basic Industries Corporation Method of modifying a phosphorus-containing zeolite catalyst
CN106660034A (zh) 2014-05-22 2017-05-10 沙特阿拉伯石油公司 用于流化催化裂化的骨架取代沸石催化剂,和用于流化催化裂化的方法
US11305264B2 (en) 2019-09-12 2022-04-19 Saudi Arabian Oil Company Manufacturing hydrocracking catalyst
US11446645B2 (en) 2020-07-02 2022-09-20 Saudi Arabian Oil Company FCC catalyst compositions for fluid catalytic cracking and methods of using the FCC catalyst compositions
US11332678B2 (en) 2020-07-23 2022-05-17 Saudi Arabian Oil Company Processing of paraffinic naphtha with modified USY zeolite dehydrogenation catalyst
US11274068B2 (en) 2020-07-23 2022-03-15 Saudi Arabian Oil Company Process for interconversion of olefins with modified beta zeolite
US11420192B2 (en) 2020-07-28 2022-08-23 Saudi Arabian Oil Company Hydrocracking catalysts containing rare earth containing post-modified USY zeolite, method for preparing hydrocracking catalysts, and methods for hydrocracking hydrocarbon oil with hydrocracking catalysts
US11154845B1 (en) 2020-07-28 2021-10-26 Saudi Arabian Oil Company Hydrocracking catalysts containing USY and beta zeolites for hydrocarbon oil and method for hydrocracking hydrocarbon oil with hydrocracking catalysts
US11142703B1 (en) 2020-08-05 2021-10-12 Saudi Arabian Oil Company Fluid catalytic cracking with catalyst system containing modified beta zeolite additive
US11484868B2 (en) 2020-09-30 2022-11-01 Saudi Arabian Oil Company Modified large crystallite USY zeolite for hydrocracking hydrocarbon oil
CN116212934A (zh) * 2021-12-03 2023-06-06 中国石油天然气股份有限公司 一种提高催化裂化催化剂活性的方法
US11618858B1 (en) 2021-12-06 2023-04-04 Saudi Arabian Oil Company Hydrodearylation catalysts for aromatic bottoms oil, method for producing hydrodearylation catalysts, and method for hydrodearylating aromatic bottoms oil with hydrodearylation catalysts
US11725149B1 (en) 2022-06-13 2023-08-15 Saudi Arabian Oil Company Fluidized catalytic cracking processes and additives for improving gasoline yield and quality
US11998898B1 (en) 2022-11-29 2024-06-04 Saudi Arabian Oil Company Hydrocracking catalyst for hydrocarbon oil including titania binder and phosphorous active component, method for producing hydrocracking catalyst, and method for hydrocracking hydrocarbon oil

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122041A (ja) * 1981-11-12 1983-07-20 シエル・インタ−ナシヨネイル・リサ−チ・マ−チヤツピイ・ベ−・ウイ 触媒混合物の製造法
JPS6238243A (ja) * 1985-07-15 1987-02-19 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト クラツキング触媒
JPS6470148A (en) * 1987-06-04 1989-03-15 Union Carbide Corp Novel catalyst composition and method for manufacture and use of the same
JPS6487687A (en) * 1987-07-23 1989-03-31 Union Carbide Corp Catalytic decomposition using silicoaluminophosphate type molecular sieve
JPH0286846A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Cosmo Oil Co Ltd 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法
JPH02113090A (ja) * 1988-08-26 1990-04-25 Shell Internatl Res Maatschappij Bv 炭化水素供給原料の接触熱分解法
JPH02184517A (ja) * 1989-01-06 1990-07-19 Mobil Oil Corp ガロシリケートゼオライトベータ及びその製法及び触媒としての使用
JPH02298353A (ja) * 1989-05-12 1990-12-10 Cosmo Oil Co Ltd 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法
US5057203A (en) * 1990-05-07 1991-10-15 Mobil Oil Corporation Ultrastable Y containing framework gallium
JPH05214347A (ja) * 1991-11-04 1993-08-24 Wr Grace & Co Connecticut 改良されたゼオライトオクタン添加物
JPH06192134A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 軽質炭化水素の変換法
JPH08126844A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 炭化水素転化触媒並びにこれを用いる低級オレフィン及び単環芳香族炭化水素の製造方法
US5688975A (en) * 1996-04-10 1997-11-18 Uop Rare earth stabilized Cr/Ti substituted molecular sieves
JPH1110004A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 炭化水素の接触分解触媒組成物
US5961818A (en) * 1997-02-20 1999-10-05 Council Of Scientific And Industrial Research Process for the production of LPG and high octane aromatic hydrocarbons from non-economically viable petroleum feed stock

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2017807A1 (de) * 1969-05-01 1970-11-12 W.R. Grace & Co., New York, N.Y. (V.St.A.) Synthetischer Alumosilikatzeolith und Verfahren zu dessen Herstellung
US3702886A (en) * 1969-10-10 1972-11-14 Mobil Oil Corp Crystalline zeolite zsm-5 and method of preparing the same
JPS5973424A (ja) 1982-10-20 1984-04-25 Toyo Soda Mfg Co Ltd モルデナイト型ゼオライトの製造方法
US4497903A (en) 1982-12-17 1985-02-05 Gulf Research & Development Company Activated cobalt-substituted layered aluminosilicate for synthesis gas conversion
US5271761A (en) * 1984-04-26 1993-12-21 Uop Substituted aluminosilicate compositions and process for preparing
US4892720A (en) 1984-04-26 1990-01-09 Uop Substituted aluminosilicate compositions and process for preparing same
US5176817A (en) * 1984-04-26 1993-01-05 Uop Hydrocarbon conversion process employing a substituted aluminosilicate compositions
US5185136A (en) 1985-08-08 1993-02-09 Exxon Research And Engineering Co. Trivalent transition-metal-aluminosilicate hydrocarbon conversion catalysts having mazzite-like structures, ECR-23-T (C-2491)
US5185138A (en) 1985-08-08 1993-02-09 Exxon Research And Engineering Company Transistion-metal-aluminosilicate hydrocarbon conversion catalysts having an L type structure, ECR-22-D
US4968650A (en) * 1985-09-17 1990-11-06 Mobil Oil Corporation ZSM-5 catalysts having predominantly framework gallium, methods of their preparation, and use thereof
DE3850946T2 (de) 1987-12-15 1994-12-01 Uop Inc Ersatz von Aluminium durch Chrom und/oder Zinn im Gerüst eines Molekularsiebes mittels einer Behandlung mit Fluoridsalzen.
FR2683519B1 (fr) 1991-11-08 1994-03-04 Elf Aquitaine Ste Nale Procede de synthese d'une zeolithe de type mtt, produits obtenus et leur application en adsorption et catalyse.
US5283047A (en) 1992-09-25 1994-02-01 Exxon Research And Engineering Company Synthesis of ECR-26 (C-2646)
US6177374B1 (en) * 1997-01-17 2001-01-23 Council Of Scientific & Industrial Research Catalyst comprising oxides of silicon, zinc and aluminium used for the preparation of LPG and high octane aromatics and a process for preparing the same
US6117411A (en) * 1998-06-29 2000-09-12 California Institute Of Technology Molecular sieve CIT-6
CA2335181A1 (en) 1998-06-29 2000-01-06 California Institute Of Technology Molecular sieve cit-6

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122041A (ja) * 1981-11-12 1983-07-20 シエル・インタ−ナシヨネイル・リサ−チ・マ−チヤツピイ・ベ−・ウイ 触媒混合物の製造法
JPS6238243A (ja) * 1985-07-15 1987-02-19 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト クラツキング触媒
JPS6470148A (en) * 1987-06-04 1989-03-15 Union Carbide Corp Novel catalyst composition and method for manufacture and use of the same
JPS6487687A (en) * 1987-07-23 1989-03-31 Union Carbide Corp Catalytic decomposition using silicoaluminophosphate type molecular sieve
JPH02113090A (ja) * 1988-08-26 1990-04-25 Shell Internatl Res Maatschappij Bv 炭化水素供給原料の接触熱分解法
JPH0286846A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Cosmo Oil Co Ltd 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法
JPH02184517A (ja) * 1989-01-06 1990-07-19 Mobil Oil Corp ガロシリケートゼオライトベータ及びその製法及び触媒としての使用
JPH02298353A (ja) * 1989-05-12 1990-12-10 Cosmo Oil Co Ltd 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法
US5057203A (en) * 1990-05-07 1991-10-15 Mobil Oil Corporation Ultrastable Y containing framework gallium
JPH05214347A (ja) * 1991-11-04 1993-08-24 Wr Grace & Co Connecticut 改良されたゼオライトオクタン添加物
JPH06192134A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Asahi Chem Ind Co Ltd 軽質炭化水素の変換法
JPH08126844A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Asahi Chem Ind Co Ltd 炭化水素転化触媒並びにこれを用いる低級オレフィン及び単環芳香族炭化水素の製造方法
US5688975A (en) * 1996-04-10 1997-11-18 Uop Rare earth stabilized Cr/Ti substituted molecular sieves
US5961818A (en) * 1997-02-20 1999-10-05 Council Of Scientific And Industrial Research Process for the production of LPG and high octane aromatic hydrocarbons from non-economically viable petroleum feed stock
JPH1110004A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 炭化水素の接触分解触媒組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4771955B2 (ja) * 2003-10-31 2011-09-14 中國石油化工股▲分▼有限公司 リン及び金属成分を含有するmfi構造モレキュラーシーブ、並びにその製造方法及び使用
JP2007530266A (ja) * 2004-03-31 2007-11-01 中国石油化工股▲分▼有限公司 ゼオライト含有炭化水素変換触媒、その製造方法、および該触媒で炭化水素油を変換する方法
JP2010501681A (ja) * 2006-08-31 2010-01-21 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 炭化水素を触媒転換するための方法
KR101359593B1 (ko) 2006-08-31 2014-02-07 리서치 인스티튜트 오브 페트롤리움 프로세싱 시노펙 탄화수소의 촉매적 전환 방법
US8716163B2 (en) 2006-08-31 2014-05-06 China Petroleum & Chemical Corporation Hydrocarbon conversion catalyst
US8900445B2 (en) 2006-08-31 2014-12-02 China Petroleum & Chemical Corporation Process for the catalytic conversion of hydrocarbons
US9821301B2 (en) 2012-07-26 2017-11-21 Chiyoda Corporation Zeolite catalysts, methods for producing zeolite catalysts, and methods for producing lower olefins
US10549267B2 (en) 2012-07-26 2020-02-04 Chiyoda Corporation Zeolite catalysts, methods for producing zeolite catalysts, and methods for producing lower olefins
JP2016209881A (ja) * 2016-09-08 2016-12-15 千代田化工建設株式会社 ゼオライト触媒、ゼオライト触媒の製造方法および低級オレフィンの製造方法
WO2022186010A1 (ja) * 2021-03-04 2022-09-09 千代田化工建設株式会社 複合体触媒、複合体触媒の製造方法および低級オレフィンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20020056662A1 (en) 2002-05-16
CA2345491C (en) 2005-04-12
CN1211457C (zh) 2005-07-20
DE60106864D1 (de) 2004-12-09
JP5749326B2 (ja) 2015-07-15
JP5748933B2 (ja) 2015-07-15
EP1253182B1 (en) 2004-11-03
BR0101856A (pt) 2002-12-31
ZA200103580B (en) 2002-04-24
ES2232540T3 (es) 2005-06-01
CA2345491A1 (en) 2002-09-28
CN1376764A (zh) 2002-10-30
JP2014062270A (ja) 2014-04-10
MXPA01005285A (es) 2003-05-19
US6726834B2 (en) 2004-04-27
EP1253182A1 (en) 2002-10-30
DE60106864T2 (de) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5749326B2 (ja) 炭化水素供給物の接触分解方法
CA2092938C (en) Zeolitic catalyst of mfi type, its preparation and use
JP5046937B2 (ja) 軽質オレフィン製造用固体酸触媒及びこれを用いた方法
US5082815A (en) Kaolin containing fluid cracking catalyst
US7297319B2 (en) Aluminosilicate compositions, preparation and use
EP0293932A2 (en) Novel catalyst composition and processes for making and using same
JP2008512236A5 (ja)
CN102822124A (zh) 制造用于mto工艺的包含磷改性沸石的催化剂的方法
JPS59207833A (ja) Zsm−12ゼオライトの合成
JPH04354541A (ja) 触媒組成物
JPH02296715A (ja) 結晶性4a族金属―含有分子ふるい組成物
JP3129715B1 (ja) 燐酸アルミノ珪酸塩または金属アルミノ珪酸塩の製造方法
GB2451864A (en) Composite core-shell catalysts and absorbents having outer inorganic layers
EP0293926A2 (en) Octane boosting
CN103917492A (zh) 使用再循环母液的无有机模板合成制备沸石材料的方法
JPS62265389A (ja) 炭化水素のクラツキング法
JPH02175606A (ja) 微孔性結晶複合組成物及びその製造方法
JP4954854B2 (ja) 層状化モレキュラーシーブ組成物の調製方法
JPS58204818A (ja) チタン含有ゼオライト、それらの製造方法ならびにそれらの用途
JPS61200928A (ja) 低級オレフインの製造方法
JPS5997521A (ja) チタン−,ジルコニウム−および/またはハフニウム含有ゼオライト、それらの製造方法およびそれらの用途
JPS6121926B2 (ja)
AU625358B2 (en) The preparation of composite crystalline silicates
AU597993B2 (en) Catalyst composition and a process for the preparation therewith of hydrocarbons from synthesis gas
JPH02173188A (ja) オクタン価上昇法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20010615

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110520

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110525

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110622

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110627

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110722

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120815

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120820

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120918

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120921

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121015

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140214

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140307

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5748933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees