JPH02298353A - 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法 - Google Patents

炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

Info

Publication number
JPH02298353A
JPH02298353A JP11994489A JP11994489A JPH02298353A JP H02298353 A JPH02298353 A JP H02298353A JP 11994489 A JP11994489 A JP 11994489A JP 11994489 A JP11994489 A JP 11994489A JP H02298353 A JPH02298353 A JP H02298353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicate
metal
crystalline
catalyst
metal silicate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11994489A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Mizutani
水谷 喜弘
Toshinori Iwana
岩名 利憲
Mitsugi Tsujii
辻井 貢
Satoyuki Inui
智行 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Cosmo Oil Co Ltd
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Cosmo Oil Co Ltd
Petroleum Energy Center PEC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER, Cosmo Oil Co Ltd, Petroleum Energy Center PEC filed Critical SEKIYU SANGYO KATSUSEIKA CENTER
Priority to JP11994489A priority Critical patent/JPH02298353A/ja
Publication of JPH02298353A publication Critical patent/JPH02298353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそ
れを用いる炭化水素油の接触分解法に関し、詳しくは特
定の金属でイオン交換されもしくは該金属を担持した結
晶性金属ケイ酸塩からなる触媒組成物ならびにその触媒
組成物と炭化水素油を接触させることによって、オクタ
ン価の高いガソリンを効率よく製造することのできる接
触分解法に関する。
〔従来技術と解決しようとする牒題〕
石油精製業者にとって、オクタン価の高い接触分解ガソ
リンを製造することは重要な課題であり、最近の無鉛ハ
イオクタンガソリンの登場は、より一層ガソリンブール
を構成する各種成分基材の単味オクタン価を向上させる
必要を生じさせた。
接触分解ガソリンについてもオクタン価を高める触媒の
改善について示唆した特許が若干見受けられる。例えば
安定化Yゼオライトに関しては、米国特許第3,293
,192号、第3,402,996号に開示されている
。又米国特許第3,894,933号、第3.894,
934号には、大きな細孔を有するゼオライトとZSM
−5のような小さな細孔を有するゼオライトを用いた炭
化水素の接触分解が開示されている。本発明者らも特願
昭63−238401に結晶性金属ケイ酸塩からなる触
媒組成物好壕しくは、結晶性金属ケイ酸塩とYゼオライ
トおよび/または安定化Yゼオライトを含む触媒組成物
が接触分解ガソリンのオクタン価を向上させるのに有効
であることを明らかKした。
しかし当業界にあっては、さらに高オクタン価の接触分
解ガソリンを製造するに有効な触媒の出現が待たれてい
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明者らは、
特願昭63−238401に開示した技術をさらに発展
させるべく鋭意検討を重ねた結果、特定の金属でイオン
交換されもしくは該金属を担持した前記特願昭63−2
38401に記載の結晶性金属ケイ酸塩を含む触媒を用
い、炭化水素油を接触分解させることにより、高オクタ
ン価接触分解ガソリンが得られることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
従って本発明の目的は、炭化水素油を接触分解すること
Kより、高オクタン価のガソリンを製造しうる触媒組成
物、並びにこれらの触媒を用いる炭化水素油の優れた接
触分解法を提供するとと罠ある。
すなわち本発明は、(A)(a)結晶性金属ケイ酸塩が
脱水された形で酸化物のモル数で表わされた下記の組成
式: (式中Rけ1種または2種以上のアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属であり、Mはスカンジウム、ランタン、
−チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガ
ン、鉄、コバルト、ニッケル、カリウム、ゲルマニウム
、白金、ホウ素からなる群から選ばれる少なくとも1種
類の金属であり、a≧0.05、b≧0、−!+b=x
、C≧10、m:Rの原子価、n:Mの原子価)を有し
、(1))  上記(a)の組成で表わされた結晶性金
属ケイ酸塩をパラジウム、銅、亜鉛、イリジウム、ガリ
ウム、ロジウム、ニッケル、鉄、ルテニウム、ランタン
、白金からなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属
でイオン交換されもしくは該金属を担持し、その金属は
、結晶性金属ケイ酸塩を基準にして、酸化物とし【重重
で0.01%から10%を含有し、かつ (c)  イオン交換もしくは担持した後の組成はアル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属酸化物の含有量が酸
化物の   ゛    重量で1重量係未滴であり、か
つ (d)  結晶性金属ケイ酸塩が実質上第1図に示すX
線回折パターンを有する、 ことで特徴づけられる金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩を
不可欠の構成成分として含むことを特徴とする炭化水素
油の接触分解用触媒組成物あるいは(B) Yゼオライ
トおよび/または安定化Yゼオライトを構成成分として
さらに含む上記触媒組成物であり、さらに上記2番目の
触媒を使用してガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混
合物を接触分解することからなる炭化水素油の接触分解
法ならびに上記1番目の触媒組成物とYゼオライトおよ
び/または安定化Yゼオライトを含む触媒との混合物を
用いてガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混合物を接
触分解することからなる炭化水素油の接触分解法である
以下に本発明を更に詳しく説明する。
本発明に用いられる結晶性金属ケイ酸塩は、スカンジウ
ム、ランタン、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ク
ロム、マンガン、鉄、コバ、+1/)、ニッケル、ガリ
ウム、ゲルマニウム、白金、ホウ素からなる群から選ば
れる少なくとも1種類の金属(アルミニウムを共に含ん
でもよい。)を結晶の内部に含む結晶性金属ケイ酸塩(
以下、結晶性金属ケイ酸塩あるいは、結晶性メタロシリ
ケートという。)をさらにパラジウム、銅、亜鉛、イリ
ジウム、ガリウム、ロジウム、ニッケル、鉄、ルテニウ
ム、ランタン、白金からなる群から選ばれる少なくとも
1種類の金属でイオン交換されもしくは該金属を担持し
た(以下簡略化のため1′イオン交換もしくは担持″と
いう型で略記する。)結晶性金属ケイ酸塩(以下、各々
、金属イオン交換型結晶性金属ケイ酸塩、金属担持結晶
性金属ケイ酸塩といい、総称して金属修飾型結晶性金属
ケイ酸塩という。)である。
結晶性金属ケイ酸塩は、公知の方法で製造できる。すな
わち通常少なくとも一種のシリカ源、少なくとも一種の
構成金属源と少なくとも一種のアルカリ金属あるいはア
ルカリ土類金属化合物および少なくとも一種の有機陽イ
オン化合物および必要に応じて少なくとも一種のアルミ
ナ源をある一定の割合で含む水性混合物から出発して製
造される。
シリカ源としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムな
どのアルカリ金属ケイ酸塩、シリカヒドロゲル、シリカ
ゾル、シリカアルミナヒドロゲル、シリカアルミナゾル
、ケイ酸などケイ素の化合物01種または2種以上の混
合物が使用できる。
アルミナ源としてはアルミニウムの硫酸塩、硝酸塩、塩
化物等やアルミン酸ナトリウム、コロイド状アルミナ、
アルミナ等が、好ましくは硫酸アルミニウム、アルミン
酸ナトリウムが用いられる。
スカンジウム、ランタン、チタンその他前述金属Mの金
属源としては、これら金属の硫酸塩、硝酸塩、水酸化物
および酸化物や塩化物が用いられる。
アルカリ金属、あるいはアルカリ土類金属化合物として
は、ナトリウム、カリウム、カルシウム等の水酸化物が
代表的に用いられる。なお、ケイ酸ナトリウム、シリカ
アルミナヒドロゲル、アルミン酸す) IJウム等は一
種でもって複数の金属源として作用しうる。有機陽イオ
ン化合物としては有機アミン及び有機アンモニウム塩が
ある。有機アミンとしてはn−プロピルアミン、n−ブ
チルアミン、n−ヘキシルアミン、ネオペンチルアミン
、tert−ブチルアミン、5ec−ブチルアミン等の
モノアルキルアミン、あるいはジブチルアミン等のジア
ルキルアミンあるいはトリブチルアミン、トリプロピル
アミン等のトリアルキルアミンあるいはピペリジン、ア
ルキルピペリジン、ヘキサメチレンテトラミン等の環状
アミン等がある。有機アンモニウム塩としてはトリエチ
ル−n−プロピルアンモニウムブロマイド、テトラプロ
ピルアンモニウムブロマイド、トリエチル−n−ブチル
アンモニウムブロマイドのよウナアルキルアンモニウム
化合物が代表的である。上記の水性混合物はケイ酸塩が
形成されるまで水熱合成条件下に保持し、次に母液から
ケイ酸塩の結晶を分離して得ることができる。
水熱合成条件は、反応温度は室温〜250C1好ましく
は約80〜20Orである。反応圧力は特に制限はなく
、いわゆる自圧下、すなわちその温度における反応物質
の平衡圧下で反応を行なうことが圧力調整の必要がなく
好適である。適当な反応時間は、反応温度と原料の組成
によって異なるが通常数時間から約100時間位を必要
とする。なお反応温度が低すぎると長い反応時間を要す
る。
本発明に用いられる結晶性金属ケイ酸塩は、好ましくけ
、シリカ源として水ガラス、金属M源としてはこれら金
属の硫酸塩、アルカリ金属、あるいけアルカリ土類金属
化合物としてはナトリウムの水酸化物、アルミナ源とし
ては硫酸アルミニウムまたはアルミン酸ナトリウム、有
機陽イオン化合物としては臭化テトラアルキルアンモニ
ウムをモル比でS i/(M + A−6) =約10
以上、OH−/5iO2=約0.1〜1.0、H20/
5iO2=約30〜100 、 AN / S + O
z =約0.05〜0.2、Na(J/H2〇−約00
1〜01(式中、AN+は全テトラアルキルアンモニウ
ムカチオンであ抄、OH−は混合物中の水酸イオンを示
す。)の割合に調合した原料から合成される。上記条件
下で得られた生成物の化学組成は次式: (Rは1種又は2種以上のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属であり、a≧0.05、b≧0、!+b=1、
C≧10、m:Rの原子価、n:Mの原子価、M : 
Sc、 La、 Ti、 Zr、V、Cr、Mn、Fe
Co、 N i、 Ga、 Ge、 P tまたはBで
ある。)であられされる結晶性金属ケイ酸塩である。
ここでの活性金属は、結晶の外面ではなく結晶内に配置
されるが製造の際、結晶外面に少割合で活性金属が配置
されることは免れない。
水熱合成において、上記の組成で示すごとくアルカリ金
属あるいはアルカリ土類金属酸化物として1wt%より
多く存在する結晶性金属ケイ酸塩が得られるがH型結晶
性金属ケイ酸塩は、その後結晶金属ケイ酸塩のアルカリ
金属イオンを硝酸アンモニウム等の従来公知の方法でイ
オン交換し、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属酸
化物が1wt%未満、好壕しくは0.01wt%以上0
.5wt%未満のものをまず製造する。結晶性金属ケイ
酸塩中にアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属が多量
存在すると触媒の分解活性が低下するとともに原料油、
特に重質油原料油中に多く含まれている重金属であるニ
ッケル、バナジウム等が付着した場合、活性劣化を引き
起しやすいという問題が生じる。
このように、アルカリ金itが酸化物として1w1%以
下に低下するまで洗浄した後、これを乾燥し、焼成し、
製造中に導入された有機陽イオンを除去し、H型結晶性
金属ケイ酸塩とする。
本発明における触媒の活性種としての結晶性金属ケイ酸
塩は実質上第1図に示すX線回折パターンを有する。そ
のX線回折図は代表例としては下記第1表のような値を
有する。すなわち最も強い強度が実測された格子面間隔
(d)は11゜2±0.2A、ここでIoは最強線の強
度を意味する。照射線は銅のに一α線である。
第   1   表 本発明の金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩は、上記の結晶
性金属ケイ酸塩をさらにパラジウム、銅、亜鉛、イリジ
ウム、ガリウム、ロジウム、ニッケル、坤ヨ→4−5鉄
、ルテニウム、ランタン、白金からなる群から選ばれる
少なくとも1種類の金属でイオン交換もしくは担持する
ことにより得られる。このような金属でのイオン交換ま
たは担持により、ガソリンの芳香族化がさらに進み、高
オクタン価のガソリンを製造することができる。
イオン交換は結晶性金属ケイ酸塩を従来公知の方法を用
いて行うことができる。又、相持も従来公知の方法で行
うことができる。例えばパラジウム、銅、亜鉛等の塩化
物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等が上述金属の化合物とし
て使用され、これらの金属化合物の1f!又は2種以上
を含有する水溶液を上記乾燥物に含浸させ、あるいはこ
れらの水溶液中に浸漬し、さらに必要に応じ加熱するこ
とで行われうる。イオン交換もしくは担持する金属は、
結晶性金属ケイ酸塩を基準にして酸化物として重量で0
.01%から10係であり、好ましくは0.01%から
5.0%である。金属量は少なすぎろと効果が現われず
、多すぎても、効果はそれ程伸びない。
本発明の触媒組成物は、上記金属修飾型結晶性金属ケイ
酸塩を約0.1〜40wt%、好ましくは約1〜10w
t%と、Yゼオライトもしくは安定化Yゼオライト約5
〜60wt%、好ましくは約10〜40wt%とからな
る炭化水素油の接触分解用の触媒組成物である。ここで
、触媒組成物の残部は無機質母体である。触媒組成物中
金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩とYゼオライトもしくは
安定化Yゼオライトの合計含有量が約50wt%以上と
なると耐摩耗性に問題が生ずる恐れがある。
本発明に使用されるYゼオライトあるいは安定化Yゼオ
ライトは公知のものを用いることができる。Yゼオライ
トは天然のホージャサイトと基本的には同一の結晶構造
を有し、酸化物として表して組成式: %式% (式中、RはNa、K又はその他のアルカリ金属イオン
またはアルカリ土類金属イオンであり、mはその原子価
である。)を有する。
安定化Yゼオライトは、例えば米国特許第3.293,
192号、第3,402,996号に記載されている。
高温、水蒸気処理を数回行うことにより結晶度の劣化に
対し著しい耐性を示す。R20含景が約4wt%以下、
好ましくは約1 wt %以下で単位格子寸法が約24
.5Aである。又Si/A−gの原子比が約3〜7ある
いはそれ以上であることを特徴とするYゼオライトのこ
とを意味する。こレラYゼオライトあるいは安定化Yゼ
オライトは、アルカリまたはアルカリ土類金属酸化物が
多い場合はイオン交換を行いこれら望ましくないアルカ
リまたはアルカリ土類金属酸化物を除去する。本発明の
触媒組成物中のYゼオライトの割合は少ないと分解活性
が低下する。
無機質母体としては、例えばシリカ、アルミナ、ボリア
、クロミア、マグネシア、ジルコニア、チタニア、シリ
カ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニ
ア、クロミア−アルミナ、チタニア−アルミナ、チタニ
ア−シリカ、チタニア−ジルコニア、アルミナ−ジルコ
ニア等、あるいけこれらの混合物であり、モンモリロナ
イト、カオリン、ハロイサイト、ベントナイト、アタパ
ルガイド、ボーキサイト等の少なくとも1種の粘土鉱物
を含有することも出来る。
本発明の触媒組成物の製造法は通常の方法によることが
でき、代表的には適当な無機質母体、例えばシリカ−ア
ルミナヒドロゲル、シリカゾルまたはアルミナゾルの水
性スラリーに上述の金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩、あ
るいはこの金属ケイ酸塩とYゼオライトおよび/または
安定化Yゼオライトを加え、よく混合攪拌した後噴霧乾
燥し、触媒微粒子として得ることができる。
本発明の接触分解法のもうひとつは、従来技術によるY
ゼオライトを含む触媒と上述の金属修飾型結晶性金属ケ
イ酸塩を含む触媒との混合物を用いるものである。この
場合においても混合した触媒組成物中の金属修飾型結晶
性金属ケイ酸塩が約0.1〜40wt%、好ましくは約
1〜10wt%に、Yゼオライトおよび/または安定化
Yゼオライトが約5〜60wt%、好ましくは約10〜
40wt%の割合となるように添加して使用することが
できる。
接触分解は公知の接触分解法により行うことができる。
本発明におけるガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混
合物とは、原油の常圧蒸留あるいは減圧蒸留で得られる
軽油留分や常圧蒸留残油および減圧蒸留残油を意味し、
勿論コーカー軽油、溶剤税源油、溶剤税源アスファルト
、タールサンド油、シエールオイル、石炭液化油をも包
含するものである。
商業規模での接触分解は通常垂直に据付けられたクラッ
キング反応器と再生器とから成り、前記2種の容器に前
記触媒を連続的に循環させる。再生器から出てくる熱い
再生触媒は分解される油と混合されてクラブキング反応
器の中を上向の方向に導かれる。その結果1、一般に「
コーク」と呼ばれる炭素質が触媒上に析出することによ
り、失活した触媒は分解生成物から分離され、ス) I
Jッピング後再再生器移される。分解生成物は、ドライ
ガス、LPG、ガソリン留分および例えば軽質サイクル
油(LCO)、重質サイクル油(HCO)およびスラリ
ー油の様な1種又は2種以上の重質留分に分離される。
勿論、これら重質留分な反応器に再循環させることによ
り分解反応をより進めることも可能である。再生器に移
された使用済み触媒のコークは空気で燃焼されることに
よって再生され、再び反応器に循環される。
運転条件としては、圧力は常圧〜5 kl/cm2、好
ましくは常圧〜3に1/αで、温度は4001r〜60
0C好ましくは450C〜550Cである。また触媒/
原料の重量比は2〜20、好ましくは5〜15である。
〔発明の効果〕
特定の金属をイオン交換もしくは含浸担持させた金属修
飾型結晶性金属ケイ酸塩とYゼオライトおよび/または
安定化Yゼオライトを活性種とする触媒を接触分解反応
に使用することにより、金属をイオン交換もしくは担持
しない場合に比してガソリン中の芳香族分が増加し、さ
らに高オクタン価のガソリンを製造することができる。
すなわち、本発明は全く新規な金属修飾型結晶性金属ケ
イ酸塩を提供するものであシ、これを含んでなる触媒を
用い、炭化水素を接触分解することによ抄、高オクタン
価のガソリンを得ることができるという極めて有用な知
見を提供するものである。
〔実施例〕
以下に本発明の内容を実施例と比較例により具体的に説
明する。
実施例1 〔結晶性金属ケイ酸塩の合成〕 硫酸第二鉄(純度72.t%)6.3)、臭化テトラ−
n−プロピルアンモニウム17.2f、硫酸(95係)
18.6F、塩化ナトリウム35.9)および水180
V?からなる溶液(A)、水ガラス(JI83号品)2
07.0)および水13511Ltからなる溶液(B)
、臭化テトラ−n−プロピ勢アンモニウム6゜51、塩
化ナトリウム121.8p、水酸化ナトリウム7.2F
?、硫酸(95%)5.1F−1水6241からなる溶
液(C)をそれぞれ調製した。
次いで、上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B
)を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了
後さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を52のオ
ートクレーブに入れ、300 rpmの回転数で攪拌し
て、室温から160Cまで90分、1601:’から2
10Cまで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた
。その後反応混合物を冷却し、200mの蒸留水で8回
洗浄した。次いでr過により固形分を分離し、120C
で12時間乾燥の後、550 t:’で5時間焼成した
ところ、505Lの結晶性鉄シリケートが得られた。こ
の結晶性鉄シリケートをX線回折で確認したところ第1
図のX線回折パターンを示した。また固体NMRで確認
したところ鉄は結晶格子に組み込まれていた。なおこの
結晶性鉄シリケートの組成は、モル比で次の組成を有す
る。
1、INa 0−100SiOal、0Pe203以上
の方法で得られた結晶性鉄シリケートを、5倍量の1規
定硝酸アンモニウム水溶液で2回イオン交換し、200
−の蒸留水で3回洗浄した。
次いで1201:”で12時間乾燥し、550Cで5時
間焼成して酸化す) +7ウムの含有量で0.05重量
係のH型とした。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩の合成)H型結晶性鉄
シリケートを5倍量の1規定硝酸鋼水溶液で80tll
’、8時間イオン交換した。その後濾過、水洗し、10
0rテ12時間乾燥後550Cで3時間焼成した。この
時の銅の含有量は、酸化物として0.59重量係であっ
た。
(触媒の調製) 次に得られた鋼イオン交換型結晶性鉄シリケートおよび
H型Yゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10重
量係となるように、通常の方法で調製したシリカ−アル
ミナゲル(アルミナ含有量30ft%)スラリーに加え
た。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した
後、スプレート:ライヤーで乾燥微粒化した。
実施例2 金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩の合成過程において硝酸
調水溶液に代えて、硝酸亜鉛水溶液を用いた以外は実施
例1と同様にして触媒を調製した。
この時の亜鉛の含有量は酸化物として0.47重量係で
あった。
(触媒の調製) 銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上の替りに、上記の亜
鉛イオン交換型結晶性鉄シリケートを用いた以外は実施
例1と同様の方法によった。
実施例3 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 硫酸ジルコニウム4水和物(純度99.0%)14.2
F、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16
F、硫酸(95%)18.6051−5塩化ナトリウム
35.85y−および水1801R1からなる溶液(A
)、水ガラス(JI83号品) 2079−および水1
35dからなる溶液(B)、臭化テトラ−n−プロピル
アンモニウム6.48f、塩化ナトリウム121.77
?、水酸化ナトリウム7、17 i、硫酸(95係)5
.40pおよび水624dかもなる溶液(C’)をそれ
ぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さら罠攪拌して混合物を得た。この混合物を52のオー
トクレーブに入れ、300 rpmの回転数で攪拌して
、室温から160Cまで90分、160Cから210C
まで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、200m/の蒸留水で8回洗
浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120Cで
12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、6
1.5Fの結晶性シリケートが得られた。この結晶性シ
リケートをX線回折で確認したととろ実質的に第1図と
同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。
また、固体NMRで確認したところジルコニウムは結晶
格子に組み込まれていた。なおこの結晶性ジルコニウム
シリケートはモル比で次の組成を有する。
0.6Na O・1008i02 ・2.0Zr02上
記の方法で得られた結晶性ジルコニウムシリケートを5
倍量の1規定硝酸アンモニウム水溶液で2回イオン交換
し、200ゴの蒸留水で3回洗浄した。次いで120C
で12時間乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナト
リウムの含有量で0.05wt%のH型とした。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩) H型結晶性ジルコニウムシリケートを5倍量の1規定硝
酸ガリウム水溶液で8C)C,8時間イオン交換した。
その後、f過、水洗し、100Cで12時間乾燥後55
0 Cで3時間焼成した。この時のガリウムの含有量は
酸化物として0.38重重量子あった。
(触媒の調!3り 実施例1において銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上の
替わ9にガリウムイオン交換型結晶性ジルコニウムシリ
ケートを用いた以外は、同様の方法により調製した。
実施例4 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 実施例3と同様の方法によりH型結晶性ジルコニウムシ
リケートを得た。
(金属修飾型金屑ケイ酸塩の合成) 含浸担持溶液として予め、濃度0.12重量係の塩化白
金酸水溶液40m1を調製し、その中に得られたI(型
結晶性ジルコニウムシリケート30y−を分散させ、室
温で30分間攪拌した後、ロータリーエバポレータで蒸
発乾固し、次ぎに電気炉で300C13時間燐成した。
この時の白金の含有量は酸化物として0.17ij1%
であった。
(触媒の調製) 実施例1において銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上の
替わりに白金担持型結晶性ジルコニウムシリケートを用
いた以外は同様の方法によった。
実施例5 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 実施例3と同様の方法によりH型結晶性ジルコニウムシ
リケートを得た。
(金属修飾型金属ケイ酸塩の合成) 含浸担持溶液として予め濃度11.9重z係の硝酸鉄水
溶液40dを調製し、その中にH型結晶性ジルコニウム
シリケート30?を分散させ、室温で30分間攪拌した
後、ロータリーエバポレーターで蒸発乾固し、次ぎに電
気炉で300C13時間暁成した。この時の鉄の含有量
は、酸化物として5重量係であった。
(触媒の調製) 実施例Iにおいて鋼イオン交換型結晶性鉄シリケー上の
替わりに鉄担持型結晶性ジルコニウムシリケートを用い
た以外は同様の方法によった。
実施例6 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 実施例1と同様の方法によりH型結晶性鉄シリケートを
得た。
(金属修飾型金属ケイ酸塩の合成) 含浸担持溶液として、予め濃度10.5重量係の硝酸調
水溶液40−を調製し、その中に、H型結晶性鉄シリケ
ート30?を分散させ、室温で30分間攪拌した後、ロ
ータリーエバポレーターで蒸発乾固し、次ぎに電気炉で
3000.3時間焼成した。この時の鋼の含有量は酸化
物として5.0 i景係であった。
(触媒の調製) 実施例Iにおいて鋼イオン交換型結晶性鉄シリケー上の
替わりに銅担持型結晶性鉄シリケート上用いた以外は同
様の方法によった。
実施例7 (結晶性金属ケイ酸塩) 硫酸クロム(純度88,6%)s、sy、臭化テト5−
n−プロピルアンモニウム17.16 P、硫酸(95
%)18.60?、塩化ナトリウム35.85デおよび
水1801R1からなる溶液(A)、水ガラス(JIS
3号品)2075&および水135 ynlからなる溶
液(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム6、
4871塩化ナトリウム!’21.77P、水酸化ナト
リウム7.17p、硫酸(95%)5.40Fおよび水
6241からなる溶液(C)をそれぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を5!のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160Cまで90分、160Cから210C”
tで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、200m1の蒸留水で8回洗
浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120rで
12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、5
9.2fの結晶性シリケートが得られた。この結晶性シ
リケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図と
同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。
また、固体NMRで確認したところ、クロムは結晶格子
に組み込まれていた。なおこの結晶性クロムシリケート
はモル比で次の組成を有する。
1.1Na O”100Si02’2.0Cr203上
記の方法で得られた結晶性クロムシリケートを5倍量の
1規定硝酸アンモニウム水溶液で2回イオン交換し、2
00−の蒸留水で31回洗浄した。
次いで12CI’で12時間乾燥し、540 Cで5時
間焼成して酸化ナトリウムの含有量で0.05wt4の
H型とした。
(金属修飾型結晶金属ケイ酸塩の合成)H型結晶性クロ
ムシリケートを5倍量の1規定硝酸ガリウム水溶液で8
0C,8時間イオン交換した。その後、r過、水洗し、
100Cで12時間乾燥後550Cで3時間焼成した。
この時のガリウムの含有量は酸化物として0.75重1
i%であった。
(触媒の調製) 実施例1において銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上用
替わりにガリウム交換型結晶性クロムシリケートを用い
た以外は同様の方法によった。
実施例8 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 実施例7と同様の方法によりI(型結晶性クロムシリケ
ートを得た。
(金属修飾型金属ケイ酸塩の合成) 含浸担持溶液として予め、濃度1,5重t%の硝酸ラン
タン水溶液を4017Fl製し、その中に実施例7と同
様にして得られたH型結晶性クロムシリケート301を
分散させ、室温で30分間攪拌した後、ロータリーエバ
ポレータで蒸発乾固1−1次ぎに電気炉で30Or、3
時間焼成した。この時のランタンの含有量は酸化物とし
て1.0重量係であった。
(触媒の調製) 実施例1において鋼イオン交換型結晶性鉄シリケー上用
替わりにランタン担持型結晶性クロムシリケートを用い
た以外は同様の方法に従った。
実施例9 (結晶性金属ケイ酸塩の合成) 実施例7と同様の方法によりH型結晶性クロムシリケー
トを得た。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩の合成)含浸担持溶液
として、予め濃度6.4重fk%の硝酸第二鉄水溶液4
01tを調製し、その中に実施例7と同様にして得られ
たH型結晶性りロムシリケー)30)を分散させ、室温
で30分間撹拌した後、ロータリーエバポレーターで蒸
発乾固し、次ぎに電気炉で300C13時間焼成した。
この時の鉄の含有量は、酸化物として3.0重量係であ
った。
(触媒の調製) 実施例1において銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上用
替わりに鉄担持型結晶性クロムシリケートを用いた以外
は同様の方法によった。
実施例10 (結晶性金属ケイ酸塩) 硫酸ランタン9水和物(純度99.0%)7.35)、
A化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16 P
、硫酸(95%)18.605L、塩化ナトリウム35
.85?および水18011Llからなる溶液(A)、
水ガラス(JISB号品)207)および水1351か
らなる溶液(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニ
ウム6.48f、塩化ナトリウム121.77P、水酸
化ナトリウム7.17デ、硫酸(95%)5.40)お
よび水624 mlからなる溶液(C)をそれぞれ調製
した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を5Jのオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160C4で90分、160Cから210 t
:’まで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。
その後、反応混合物を冷却し、20〇−の蒸留水で8回
洗浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120C
で12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、
54.Ofの結晶性シリケートが得られた。この結晶性
シリケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図
と同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。ま
た、固体NMRで確認したところランタンは結晶格子に
組み込まれていた。なおこの結晶性ランタンシリケート
はモル比で次の組成を有する。
1.3Na  O”100Si02”1.0La203
上記の方法で得られた結晶性ランタンシリケートを5倍
量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、20
01の蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで12時
間乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナトリウムの
含有量で0.21wt%のH型とした。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩) H型結晶性ランタンシリケートを5倍量の1規定硝酸ニ
ツケル水溶液で80C18時間イオン交換した。その後
r過・水洗し、100cで12時間乾燥後550 rで
3時間焼成した。この時のニッケルの含有量は酸化物と
して0.47重重量%あった。
(触媒の調製) 実施例Iにおいて鋼イオン交換型結晶性鉄シリケー上用
替わりK、ニッケルイオン交換型結晶性ランタンシリケ
ートを用いた以外は同様の方法に従った。
実施例11 (結晶性金属ケイ酸塩) 硫酸ガリウムn水和物(純度51.5%)8.30)、
臭化テトラ−ロープロピルアンモニウム17.16i、
硫酸(95%) 18.6Of、塩化ナトリウム35.
85デおよび水180−からなる溶液(λ)、水ガラス
(JIS3号品)207Fおよび水135−からな6溶
1(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム6.
48?、塩化ナトリウム121.77p、水酸化ナトリ
ウム7.175L、硫酸(95係)5.407および水
624WIlからなる溶液(C)をそれぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を51のオー
トクレーブに入れ、300rprytの回転数で攪拌し
て、室温から160Cまで90分、160Cから210
itで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。そ
の後、反応混合物を冷却し、200dの蒸留水で8回洗
浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120Cで
12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、5
7.2 fの結晶性シリケートが得られた。この結晶性
シリケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図
と同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。ま
た、固体NMRで確認したところガリウムは結晶格子罠
組み込まれていた。なおこの結晶性ガリウムシリケート
はモル比で次の組成を有する。
1.1Na O”100Si02”1.0Ga203上
記の方法で得られた結晶性ガリウムシリケートを5倍量
の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、200
m/の蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで12時
間乾燥し、540 Cで5時間焼成して酸化す) +J
ウムの含有量で0.01wt%のH型とした。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩) 含浸担持溶液として、予め濃度0.25重i%の塩化パ
ラジウム水溶液40mを調製し、その中にH型結晶性ガ
リウムシリケート30?分散させ、室温で30分間攪拌
した後、ロータリエバポレーターで蒸発乾固し、次ぎに
電気炉で30Or、 3時間焼成した。この時のパラジ
ウムの含有量は酸化物として0.2重量%であった。
(触媒の調11) 実施例Iにおいて、銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上
用替りにパラジウム担持型結晶性ガリウムシリケートを
用いた以外は同様の方法によった。
実施例12 (結晶性金属ケイ酸塩) 硫酸アルミニウム(純度87.2係)3.90%、硫酸
ランタン9水和物(純度99.0 % ) 7.35 
P、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16
P、硫酸(95%) 18.60 fP、塩化ナトリウ
ム35.85?および水1801からなる溶液(A)、
水ガラス(JIS3号品)207?および水135 m
lからなる溶液(B)、臭化テトラ−n−プロピルアン
モニウム6.48f、塩化ナトリウム121.7751
−1水酸化ナトリウム7.17i、硫酸(95%)5.
4051’および水624dからなる溶液(C)をそれ
ぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を52のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160Cまで90分、160Cから210rt
で250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その後
、反応混合物を冷却し、200dの蒸留水で8回洗浄し
た。次いで濾過により固形分を分離し、120Cで12
時間乾燥の後540 tZ’で5時間焼成したところ、
563Pの結晶性シリケートが得られた。この結晶性シ
リケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図と
同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。なお
この結晶性ランタンアルミノシリケートはモル比で次の
組成を有する。
0.8Na□01150SiO2・ (0,5La 203”0.5A−g203)上記の方
法で得られた結晶性ランタンアルミノシリケートを5倍
量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、20
0y′Ltの蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで
12時間乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナトリ
ウムの含有量で0.01wt係のH型とした。
(金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩) 含浸担持溶液として、予め濃度0.25重重量%塩化イ
リジウム水溶液40m1を−製し、その中KH梨型結晶
ランタンアルミノシリケート30pを分散させ、室温で
30分間攪拌した後、ロータリエバポレーターで蒸発乾
固し、次ぎに電気炉で300C,3時間焼成した。この
時のイリジウムの含有量は酸化物として0.2重量%で
あった。
(触媒の調製) 実施例1において、銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上
用替りに、イリジウム担持型結晶性ランタンアルミノシ
リケートを用いた以外は同様の方法によった。
実施例13 コロイダルシリカ(触媒化成製5I−350)に10%
硫酸を添加して溶液のpHを3.2にし、これに上記実
施例1に記載した方法で得られた銅イオン交換型の結晶
性鉄シリケートおよびカオリンをそれぞれ最終触媒中の
含量が20重t%および50重重量%なるように加えた
。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後
、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
次に、H型のYゼオライトを最終触媒中の含量が20重
重量%なるように、通常の方法で調製したシリカ−アル
ミナゲル(アルミナ含量30重量%)スラリーに加えた
。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後
、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
この触媒に銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上用含有す
る上記触媒を10重重量%なるよう忙攪拌混合した。
実施例14 コロイダルシリカ(触媒化成製S I −350)に1
0%硫酸を添加して溶液のpHな3.2にし、これに上
記実施例1に記載した方法で得られた銅イオン交換型の
結晶性鉄シリケートおよびカオリンをそれぞれ最終触媒
中の含量が20重重量%よび50重重量%なるように加
えた。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化し
た後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
次に、H型のYゼオライトを最終触媒中の含量が20重
重量%なるように、通常の方法で調製したシリカ−アル
ミナゲル(アル、ミナ含量30重量%)スラリーに加え
た。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化(−
だ後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
この触媒に銅イオン交換型結晶性鉄シリケー上用含有す
る上記触媒を50重重量%なるように攪拌混合した。
比較例1 実施例Iにおいて鋼イオン交換型結晶性鉄ケイ酸塩江代
えてH型結晶性鉄ケイ酸塩を用いた以外は、同様な方法
で触媒を調製した。
比較例2 実施例3で、ガリウムイオン交換型結晶性ジルコニウム
ケイ酸塩に代え、H型結晶性ジルコニウムケイ酸塩を用
いた以外は、同様な方法で触媒を調製した。
比較例3 実施例7においてガリウムイオン交換型結晶性クロムケ
イ酸塩に代え、H型結晶性クロムケイ酸塩を用いた以外
は、同様な方法で触媒を調製した。
比較例4 H型の結晶性アルミノシリケート(ZSM−5)および
H型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10
重景係となるように、通常の方法で調製したシリ゛カー
アルミナゲル(アルミナ含有30重t=Z)スラリーに
加えた。次いでホモジナイザーでよく攪拌し均質化した
後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
比較例5 実施例13において鋼イオン交換型結晶性鉄シリケー上
用替わりにI(型の結晶性鉄シリケートを用いた以外は
同様の方法に従った。
マイクロ活性試験I ASTM規準の固定床のマイクロ活性試験(Micro
−activity Te5t)装置を使用して、同一
原料油、同一測定条件で実施例1〜12及び比較例1〜
4の各触媒組成物の接触分解特性を試験した。試験に先
立ち、各供試触媒は800Cで6時間100%スチーム
雰囲気下で処理した。原料油には脱硫減圧軽油を使用し
、試験条件は下記の通りとした。試験結果を第2表に示
す。
反応温度   :  500C 触媒/原料油 :3.0(重量比) WH8V    :  16h−’ 試験時間   : 75秒 なお、これらのマイクロ活性試験は固定床の試験装置で
行ったものであり、好11〜い条件は本文中に記載した
工業的な流動接触分解装置とは必ずしも一致しない。
第2表から明らかな通り、実施例1〜12の触媒組成物
は比較例1〜4のそれに比べて芳香族含有率が高く、オ
クタン価が高い値を示している。
マイクロ活性試験2 実施例13〜14及び比較例5の各触媒組成物の接触分
解特性を先の活性試験1と同一の装置、原料油及び測定
条件で試験した。試験に先立ち、各供試触媒は800C
で6時間100%スチーム雰囲気下で処理した。試験結
果を第3表に示す。
pJ3表から明らかな通り、実施例13〜14の触媒組
成物は比較例5のそれに比べて高い芳香族含有率を示し
オクタン価も高い。
第   3   表 ※1 沸点範囲 C5〜190C ※2 沸点範囲 190〜350C ※3 沸点範囲 350C以上 ※4  RON:リサーチ・オクタン価
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1で得られた結晶性鉄シリケ
ートの銅に一α線でのX線回折パターンである。 図中1.2および3は最も強い回折を示す格子面間隔(
d)のピークで各々、11.2±0.2A。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(a)結晶性金属ケイ酸塩が脱水された形
    で酸化物のモル数で表わされた下記の組成式:(1.0
    ±0.5)R_2_/_mO:〔aM_2_/_nO・
    bAl_2O_3〕:cSiO_2(式中Rは1種また
    は2種以上のアルカリ金属またはアルカリ土類金属であ
    り、Mはスカンジウム、ランタン、チタン、ジルコニウ
    ム、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニ
    ッケル、ガリウム、ゲルマニウム、白金、ホウ素からな
    る群から選ばれる少なくとも1種類の金属であり、a≧
    0.05、b≧0、a/n+b=1、c≧10、m:R
    の原子価、n:Mの原子価)を有し、 (b)上記(a)の組成で表わされた結晶性金属ケイ酸
    塩をパラジウム、銅、亜鉛、イリジウム、ガリウム、ロ
    ジウム、ニッケル、鉄、ルテニウム、ランタン、白金か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種類の金属でイオン
    交換されもしくは該金属を担持し、その金属は、結晶性
    金属ケイ酸塩を基準にして、酸化物として重量で0.0
    1%から10%を含有し、かつ (c)イオン交換もしくは担持した後の組成はアルカリ
    金属あるいはアルカリ土類金属酸化物の含有量が酸化物
    の重量で1重量%未満であり、かつ (d)結晶性金属ケイ酸塩が実質上第1図に示すX線回
    折パターンを有する、 ことで特徴づけられる金属修飾型結晶性金属ケイ酸塩を
    不可欠の構成成分として含むことを特徴とする炭化水素
    油の接触分解用触媒組成物。
  2. (2)(B)Yゼオライトおよび/または安定化Yゼオ
    ライトを構成成分としてさらに含む請求項1に記載の触
    媒組成物。
  3. (3)請求項2に記載の触媒を使用してガソリン範囲以
    上で沸騰する炭化水素混合物を接触分解することからな
    る炭化水素油の接触分解法。
  4. (4)請求項1に記載の触媒とYゼオライトおよび/ま
    たは安定化Yゼオライトを含む触媒との混合物を用いて
    ガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混合物を接触分解
    することからなる炭化水素油の接触分解法。
JP11994489A 1989-05-12 1989-05-12 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法 Pending JPH02298353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11994489A JPH02298353A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11994489A JPH02298353A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02298353A true JPH02298353A (ja) 1990-12-10

Family

ID=14774042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11994489A Pending JPH02298353A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02298353A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294254A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Intevep Sa 炭化水素供給物の接触分解方法
RU2472586C1 (ru) * 2011-08-26 2013-01-20 Открытое акционерное общество "Газпромнефть-Омский НПЗ" Микросферический катализатор для снижения содержания серы в бензине крекинга и способ его приготовления
JP2017507772A (ja) * 2013-12-19 2017-03-23 ビーエーエスエフ コーポレーション ホウ素酸化物を含有するfcc触媒組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5376199A (en) * 1976-12-16 1978-07-06 Shell Int Research Crystalline silicate* method of making same and use thereof as absorbent* extracting agent* drying agent* ion exchanging agent and molecular sieve
JPS55162419A (en) * 1979-06-06 1980-12-17 Shell Int Research Crystal silicate* its manufacture and catalytic conversion using same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5376199A (en) * 1976-12-16 1978-07-06 Shell Int Research Crystalline silicate* method of making same and use thereof as absorbent* extracting agent* drying agent* ion exchanging agent and molecular sieve
JPS55162419A (en) * 1979-06-06 1980-12-17 Shell Int Research Crystal silicate* its manufacture and catalytic conversion using same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294254A (ja) * 2001-03-28 2002-10-09 Intevep Sa 炭化水素供給物の接触分解方法
RU2472586C1 (ru) * 2011-08-26 2013-01-20 Открытое акционерное общество "Газпромнефть-Омский НПЗ" Микросферический катализатор для снижения содержания серы в бензине крекинга и способ его приготовления
JP2017507772A (ja) * 2013-12-19 2017-03-23 ビーエーエスエフ コーポレーション ホウ素酸化物を含有するfcc触媒組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1064890A (en) Crystalline zeolite, synthesis and use thereof
US3236762A (en) Hydrocarbon conversion process with the use of a y type crystalline zeolite
US3972983A (en) Crystalline zeolite ZSM-20 and method of preparing same
CA1333322C (en) Crystalline (metallo) silicates and germanates
EP1553157B1 (en) Use of a catalyst based on a solid microporous crystalline material for improving diesel quality fraction
JPH0479980B2 (ja)
JPH0258315B2 (ja)
JPS62254847A (ja) 高オクタン価ガソリン基材の製造方法
MX2011006062A (es) Zeolita ultra estable novedosa y metodo para fabricarla.
CA1039216A (en) Hydrocarbon cracking catalysts with promoter mixtures
US5711869A (en) Synthetic crystalline aluminosilicate for the catalytic conversion of hydrocarbons in petrochemical processes
Bajpai et al. Synthesis of mordenite type zeolites
EP0109064A2 (en) Hydrocarbon conversion catalysts
US4940531A (en) Catalytic cracking process employing an acid-reacted metakaolin catalyst
EP0188913A2 (en) A shape-selective group VIII metal-containing catalyst composition comprising a porous crystalline silicate
JPH02298353A (ja) 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法
EP1742737A1 (en) Catalyst for selective opening of cyclic paraffins and process for using the catalyst
JP2759099B2 (ja) 炭化水素油の流動接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる流動接解分解法
JPH02184517A (ja) ガロシリケートゼオライトベータ及びその製法及び触媒としての使用
US6414208B1 (en) Process for producing dimetylnaphthalene and alkylnaphthalene with methallosilicate catalyst
EP0131986A2 (en) Catalyst compositions
NO164841B (no) Fremgangsmaate ved foredling av en bensin fremstilt ved katalytisk krakking.
GB2075045A (en) Hydrocarbon conversion with crystalline silicates
US5262045A (en) Catalytic reforming process utilizing an iron-and-lanthanum-containing metallosilicate zeolite
JP3966429B2 (ja) 芳香族炭化水素製造用触媒