JPH0286846A - 炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法 - Google Patents

炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそれを用いる接触分解法

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JPH0286846A
JPH0286846A JP23840188A JP23840188A JPH0286846A JP H0286846 A JPH0286846 A JP H0286846A JP 23840188 A JP23840188 A JP 23840188A JP 23840188 A JP23840188 A JP 23840188A JP H0286846 A JPH0286846 A JP H0286846A
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水谷 喜弘
Toshinori Iwana
岩名 利憲
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辻井 貢
Satoyuki Inui
智行 乾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炭化水素油の接触分解用触媒組成物ならびにそ
れを用いる炭化水素油の接触分解法に関し、詳しくは特
定の結晶性金属ケイ酸塩からなる触媒組成物ならびにそ
の触媒組成物と炭化水素を接触させることによって、オ
クタン価の高いガソリンを効率よく製造することのでき
る接触分解法に関する。
(従来技術と解決しようとする課題) 一般に石油精製においてはオクタン価の高い接触分解ガ
ソリンを収率よく製造することは最も重要な課題となっ
ており、その目的でガソリンを製造する為に原油の常圧
蒸留あるいは減圧蒸留で得られる軽油留分や常圧蒸留残
油及び減圧蒸留残油をXもしくはYゼオライトあるいは
USYゼオライト(超安定Yゼオライト)のような安定
化ゼオライトと無機質母体とからなる触媒を用いて接触
分解する方法が採用されている。
上記を目的とした触媒はすでに多くの技術が提案されて
おり、例えば安定化Yゼオライトに関しては米国特許第
3,293,192号、第3,402,996号に開示
されている。又、米国特許第3.894,933号、第
3,894,934号、第4,368,114号、第4
,416,765号ではZSM−5を触媒成分とした場
合について開示されている。しかしながら安定化Yゼオ
ライトはゼオライトの骨格内アルミニウムを減少させる
ため酸素が低下し、触媒の分解活性を低下させるという
欠点を有する。そのため触媒中のゼオライト含有量を増
加させることにより、活性の低下を回避しているが、Z
SM−5型ゼオライトを用いた場合、オクタン価は向上
するがガソリン留分という欠点を有する。すなわち、現
状においては安定化YゼオライトおよびZSM−5型ゼ
オライトを使用した場合、オクタン価の向上とガソリン
得率の向上を同時に図ることは必ずしも十分ではなく、
更にオクタン価およびガソリン得率の向上を図る新規な
触媒の出現が待たれている。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明者らは従
来技術をさらに発展させるべく鋭意検討を重ねた結果、
特定構造の結晶性金属ケイ酸塩を含む触媒あるいはこの
結晶性金属ケイ酸塩とYゼオライトおよび/または安定
化Yゼオライトを活性種とする触媒を用い、炭化水素油
を接触分解させればガソリン得率を維持しつつオクタン
価を上昇させうろことを見い出し、本発明を完成するに
至った。
したがって本発明の目的は、炭化水素油の過度の分解を
招くことなく、高オクタン価のガソリンを製造しうる触
媒組成物ならび罠これらの触媒を用いる炭化水素油の優
れた接触分解法を提供することにある、 すなわち本発明は(A)(a)結晶性金属ケイ酸塩が脱
水された形で酸化物のモル数で表わされた下記の組成式
: %式% (式中Rは1種または2種以上のアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属であり、Mはスカンジウム、ランタン、
チタン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガン
、鉄、コバルト、ニッケル、ガリウム、ゲルマニウム、
白金、ホウ素からなる群から選ばれる少なくとも1種類
の金属であり、a≧0.05、b≧0、−!−+ b 
= 1、C≧10、m:Rの原子価、n:Mの原子価)
を有し、(b)上記(a)の組成で表わされた結晶性金
属ケイ酸塩をイオン交換した後の組成はアルカリ金属あ
るいはアルカリ土類金属酸化物の含有量が酸化物の重量
で1重量%未満であり、かつ(C)結晶性金属ケイ−酸
塩が実質上第1図に示すX線回折パターンを”有する、
結晶性金属ケイ酸塩を不可欠の構成成分として含むこと
を特徴とする炭化水素油の接触分解用触媒組成物あるい
は(B) Yゼオライトおよび/または安定化Yゼオラ
イトを構成成分としてさらに含む上記触媒組成物であり
、さらに上記2番目の触媒を使用してガソリン範囲以上
で沸騰する炭化水素混合物を接触分解することからなる
炭化水素油の接触分解法ならびに上記1番目の触媒組成
物とYゼオライトおよび/または安定化Yゼオライトを
含む触媒との混合物を用いてガソリン範囲以上で沸騰す
る炭化水素混合物を接触分解することからなる炭化水素
油の接触分解法である。
以下に本発明を更に詳しく説明する。
本発明に用いられる結晶性金属ケイ酸塩は、スカンジウ
ム、ランタン、チタン、ジルコニウム、バナジウム、ク
ロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、ガリウム、
ゲルマニウム、白金、ホウ素からなる群から選ばれる少
なくとも11類の金属(アルミニウムを共に含んでもよ
い。)を結晶構成金属として含む結晶性金属ケイ酸塩で
ある。
これらの結晶性金属ケイ酸塩の製造は具体的には次の方
法による。すなわち、通常少なくとも一種のシリカ源、
少なくとも一種の前記組成式中のMに相当する金属源と
、少なくとも一種のアルカリ金属、あるいはアルカリ土
類金属化合物、および少なくとも一種の有機陽イオン化
合物および必要に応じて少なくとも一種のアルミナ源を
ある一定の割合で含む水性混合物から出発して製造され
る。シリカ源としてはケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ムなどのアルカリ金属ケイ酸塩、シリカヒドロゲル、シ
リカゾル、シリカアルミナヒドロゲル、シリカアルミナ
ゾル、ケイ酸などケイ素の化合物の1種または2種以上
の混合物が使用できる。
アルミナ源としてはアルミニウムの硫酸塩、硝酸塩、塩
化物等やアルミン酸ナトリウム、コロイド状アルミナ、
アルミナ等が、好ましくは硫酸アルミニウム、アルミン
酸ナトリウムが用いられる。
スカンジウム、ランタン、チタンその他前述金属Mの金
属源としては、これら金属の硫酸塩、硝酸塩、水酸化物
および酸化物や塩化物が用いられる。
アルカリ金属、あるいはアルカリ土類金属化合物として
は、ナトリウム、カリウム、カルシウム等の水酸化物が
代表的に用いられる。なお、ケイ酸ナトリウム、シリカ
アルミナヒドロゲル、アルミン酸す) IJウム等は一
種でもりて複数の金属源として作用しうる。有機陽イオ
ン化合物としては有機アミン及び有機アンモニウム塩が
ある。有機アミンとしてはn−プロピルアミン、n−7
”チにアミン、n−ヘキシルアミン、ネオペンチルアミ
ン、tert−ブチルアミン、5ec−ブチルアミン等
のモノアルキルアミン、あるいはジブチルアミン等のジ
アルキルアミンあるいはトリブチルアミン、トリプロピ
ルアミン等のトリアルキルアミンあるいはピペリジン、
アルキルピペリジン、ヘキサメチレンテトラミン等の環
状アミン等がある。有機アンモニウム塩としてはトリエ
チル−n−プロピム化合物が代表的である。上記の水性
混合物はケイ酸塩−が形成されるまで水熱合成条件下に
保持し、次に母液からケイ酸塩の結晶を分離して得るこ
とができる。
水熱合成条件は、反応温度は室温〜250C1好ましく
は約80〜200Cである。反応圧力は特に制限はなく
、いわゆる自圧下、すなわちその温度における反応物質
の平衡圧下で反応を行なうことが圧力調整の必要がなく
好適である。適当な反応時間は、反応温度と原料の組成
によって異なるが通常数時間から約100時間位を必要
とする。なお反応温度が低すぎると長い反応時間を要す
る。
本発明に用いられる結晶性金属ケイ酸塩は、好ましくは
、シリカ源として水ガラス、金属M源としてはこれら金
属の硫酸塩、アルカリ金属、あるいはアルカリ土類金属
化合物としてはす) IJウムの水酸化物、アルミナ源
としては硫酸アルミニウムまたはアルミン酸す) IJ
ウム、有機陽イオン化合物としては臭化テトラアルキル
アンモニウムをモル比T: S i/ (M + A−
6) =約10以上、OH−/SiO□=約0.1〜1
.0 、 H20/S 1o2=約30〜キルアンモニ
ウムカチオンであり、oH−は混合物中の水酸イオンを
示す。)の割合に調合した原料から合成される。上記条
件下で得られた生成物の化学組成は次式: %式% (Rは1種又は2種以上のアルカリ金属またはア+b=
1、C≧10、m:Rの原子価、n:Mの原子価、M 
: Sc、 La、 T 11Zr、 V、Cr、 M
n、 Fe、Co、Ni、Ga、Ge、Pt iたはB
である。)であられされる結晶性金属ケイ酸塩である。
本発明の触媒の製造では、さらに触媒として使用される
前カ に製造中に導入された有機陽イオンFat、 シた後イ
オン交換を行い製造する。イオン交換は従来公知の方法
で行うことができ、H型あるいは種々の金属カチオン型
として用いることができる。この金属の例としては希土
類金属の他Fes N I 、 Co等多数の金属が挙
げられる。
本発明において、上記組成式で表わされた結晶性金属ケ
イ酸塩をイオン交換した後の組成は、アルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属酸化物の含有量が1wt%未満と
する。結晶性金属ケイ酸塩は製造において、上記の組成
で示すごとくアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属酸
化物として1wt1%より多く存在したものが得られる
が、その後硝酸アンモニウム等の従来公知の方法でイオ
ン交換され、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属酸
化物が1wt%未満、好ましくは0.01wt%以上0
.5wt%未満のものを製造する。結晶性金属ケイ酸塩
中にアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属が多量存在
すると触媒の分解活性が低下するとともに原料油、特に
重質油原料油中に多く含まれている重金属であるニッケ
ル、バナジウム等が付着した場合、活性劣化を引き起し
やすいという問題が生じる。
本発明における触媒の活性種としての結晶性金属ケイ酸
塩は実質上第1図に示すX線回折パターンを有する。そ
のX線回折図は代表例としては下記第1表のような値を
有する。すなわち最も強い強度が実測された格子面間隔
(d)は11.1±0.2A。
第 表 ここで工。は最強線の強度を意味する。照射線は銅のに
一α線である。
本発明の触媒組成物は、上記結晶性金属ケイ酸塩を約0
.1〜40wt%、好ましくは約1〜10Wt係と、Y
ゼオライトもしくは安定化Yゼオライト約5〜60wt
%、好ましくは約10〜40 wt%とからなる炭化水
素油の接触分解用の触媒組成物である。ここで、触媒組
成物の残部は無機質母体である。触媒組成物中結晶性金
属ケイ酸塩とYゼオライトもしくは安定化Yゼオライト
の合計含有量が約50wt%以上となると摩耗に問題が
生ずる恐れがある。
本発明に使用されるYゼオライトあるいは安定化Yゼオ
ライトは公知のものを用いることができる。Yゼオライ
トは天然のホージャサイトと基本して 的には同一の結晶構造を有し、酸化物として一ン組成式
: %式% (式中、RはNa、K又はその他のアルカリ金属イオン
またはアルカリ土類金属イオンであり、mはその原子価
である。)を有する。
安定化Yゼオライトは、例えば米国特許筒3、293.
192号、第3,402,996号に記載されている。
高温、水蒸気処理を数回行うことにより結晶度の劣化に
対し著しい耐性を示す。120含量が約4wt%以下、
好ましくは約1wt%以下で単位格子寸法が約24.5
−Lである。又Si/に−13の原子比が約3〜7ある
いはそれ以上であることを特徴とするYゼオライトのこ
とを意味する。これらYゼオライトあるいは安定化Yゼ
オライトは、アルカIJ tたはアルカリ土類金属酸化
物が多い場合はイオン交換を行いこれら望ましくないア
ルカリまたはアルカリ土類金属酸化物を除去する。本発
明の触媒組成物中のYゼオライトの割合は少ないと分解
活性はイ氏下する。
無機質母体としては、例えばシリカ、アルミナ、ボロニ
ア、クロミア、マグネシア、ジルコニア、チタニア、シ
リカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコ
ニア、クロミア−アルミナ、チタニア−アルミナ、チタ
ニア−シリカ、チタニア−ジルコニア、アルミナ−ジル
コニア等、あるいはこれらの混合物であシ、モンモリロ
ナイト、カオリン、ハロイサイト、ベントナイト、アタ
パルガイド、ボーキサイト等の少なくとも1種の粘土鉱
物を含有することも出来る。
本発明の触媒組成物の製造法は通常の方法によることが
でき、代表的には適当な無機質母体、例えばシリカ−ア
ルミナヒドロゲル、シリカゾルまたはアルミナゾルの水
性スラリーに上述の結晶性金属ケイ酸塩、あるいはこの
金属ケイ酸塩とYゼオライトおよび/または安定化Yゼ
オライトを加え、よく混合攪拌した後噴霧乾燥し、触媒
微粒子として得ることができる。
本発明の接触分解法のもうひとつは、従来技術によるY
ゼオライトを含む触媒と上述の結晶性金属ケイ酸塩を含
む触媒との混合物を用いるものである。この場合におい
ても混合した触媒組成物中の結晶性金属ケイ酸塩が約0
.1〜40wt%、好ましくは約1〜10wt4に、Y
ゼオライトおよび/または安定化Yゼオライトが約5〜
60wt%、好ましくけ約10〜40 wt%の割合と
なるように添加して使用することができる。
接触分解は公知の接触分解法により行うことができる。
本発明におけるガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混
合物とは、原油の常圧蒸留あるいは減圧蒸留で得られる
軽油留分や常圧蒸留残油および減圧蒸留残油を意味し、
勿論コーカー軽油、溶剤税源油、溶剤税源アスファルト
、タールサンド油、シエールオイル油、石炭液化油をも
包含するものである。
商業規模での接触分解は通常垂直に据付けられたクラッ
キング反応器と再生器とから成り、前記2種の容器に前
記触媒を連続的に循環させる。再生器から出てくる熱い
再生触媒は分解される油と混合されてクラブキング反応
器の中を上向の方向に導かれる。その結果、一般に「コ
ーク」と呼ばれる炭素質が触媒上知析出することにより
、失活した触媒は分解生成物から分離され、ストリッピ
ング後再生器に移される。分解生成物は、ドライガス、
LPG、ガソリン留分および例えば軽質サイクル油(L
CO)、重質サイクル油(HCO)およびスラリー油の
様な1種又は2種以上の重質留分に分離される。勿論、
これら重質留分を反応器に再循環させることにより分解
反応をより進めることも可能である。再生器に移された
使用済み触媒のコークは空気で燃焼されることによって
再生され、再び反応器に循環される。
運転条件としては、圧力は常圧〜5 K5’/crn2
、好ましくは常圧〜3に汁−2で、温度は4000〜6
00C好ましくは450C〜550 Cである。また触
媒/原料の重量比は2〜20、好ましくは5〜15であ
る。
(発明の効果) 特定構造を有する結晶性金属ケイ酸塩とYゼオライトお
よび/または安定化Yゼオライトとを活性種とする触媒
を接触分解反応に使用することにより、ガソリンの得率
を低下させることなく、さらに高オクタン価のガソリン
を製造することができる。
(実施例) 以下に本発明の内容を実施例と比較例により具体的に説
明する。
実施例1 硫酸第二鉄(純度72.4%)6.27%、臭化テトラ
−n−7”ロピルアンモニウムx7.tsP、硫酸(9
5%)18.60?、塩化ナトリウム35.8551’
および水180−からなる溶液(A)、水ガラス(JI
S3号品)207 fおよび水135dからなる溶液(
B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム6.48
f、塩化ナトリウム121.77P、水酸化ナトリウム
7、L7ff、硫酸(95%)5.4Ofおよび水62
4!A!からなる溶液(C)をそれぞれ調整した。
らに攪拌して混合物を得た。この混合物を5J3のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160Cまで90分、160Cから210C’
tで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、200dの蒸留水で8回洗浄
した。次いで濾過によシ固形分を分離し、120Cで1
2時間乾燥の後540 t:’で5時間焼成したところ
、55.49−の結晶性シリケートが得られた。この結
晶性シリケートをX線回折で確認したところ第1図のX
線回折パターンを示した。また、固体NMRで確認した
ところ鉄は結晶格子に組み込まれていた。なおこの結晶
性鉄シリケートはモル比で次の組成を有する。
1、 I Na  O−1oos 102 ・1.OF
e 203上記の方法で得られた結晶性鉄シリケートを
5倍量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、
200R/の蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで
12時間乾燥し、540 Cで5時間焼成1.て酸化す
) IJウムの含有量で0.03wt%のH型とした。
次に、得られたH型の結晶性鉄シリケートおよびH型の
Yゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10重量係
となるように1通常の方法で調整したシリカ−アルミナ
ゲル(アルミナ含量30重量%)スラリーに加えた。次
いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後、ス
プレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例2 硫酸ランタン9水和物(純度99.0%)7.357、
臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16 P
、硫酸(95係)18.60y−1塩化ナトリウム35
.85?および水180コからなる溶液(A)、水ガラ
ス(J−ISa号品)2077および水135IIL/
からなる溶液(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモ
ニウム6.48)、塩化ナトリウム121.77%、水
酸化ナトリウA7.17)、硫酸(95%)5.40P
および水624 mlからなる溶液(C)をそれぞれ調
整した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を51のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160t:’まで90分、160Cから210
Cまで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。そ
の後、反応混合物を冷却し、200dの蒸留水で8回洗
浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120Cで
12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、5
4.0%の結晶性シリケートが得られた。この結晶性シ
リケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図と
同一の極めて近似したX線回折パターンを示したつまた
、固体NMRで確認したところランタンは結晶格子に組
み込まれていた。なおこの結晶性ランタンシリケートは
モル比で次の組成を有する。
1.3Na20・100Si0211t、oLa203
上記の方法で得られた結晶性ランタンシリケートを5倍
量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、20
0dの蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで12時
間乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナトリウムの
含有量で0.21wt%のH型とした。
次に、得られたH型の結晶性ランタンシリケートおよび
H型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10
重量係となるように、通常の方法で調製したシリカ−ア
ルミナゲル(アルミナ含量30重量%)スラリーに加え
た。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した
後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例3 硫酸ジルコニウム4水和物(純度99.0%)7.10
?、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16
?、硫酸(95係)18.60)、塩化ナトリウム35
−851および水1801からなる溶液(A)、水ガラ
ス(JISa号品) 207 Pおよび水135m1か
らなる溶液(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニ
ウム6.485L、塩化ナトリウム121.77%、水
酸化ナトリウム7.1751−1硫酸(95係)s、a
oyおよび水624dからなる溶液(C)をそれぞれ調
製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を51のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から160cまで90分、160Cから210Cま
で250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その後
、反応混合物を冷却し、2001の蒸留水で8回洗浄し
た。次いで濾過により固形分を分離し、120Cで12
時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、55.
8?の結晶性シリケートが得られた。この結晶性シリケ
ートをX線回折で確認したところ実質的に第1図と同一
の極めて近似したX線回折パターンを示した。また、固
体NMRで確認したところジルコニウムは結晶格子に組
み込まれていた。なおこの結晶性ジルコニウムシリケー
トはモル比で次の組成を有する。
0.6Na20a100SiO2−1,0Zr02上記
の方法で得られた結晶性ジルコニウムシリケートを5倍
量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、 2
00dの蒸留水で3回洗浄した。
次いで120Cで12時間乾燥し、540Cで5時間焼
成して酸化ナトリウムの含有量で0.08wt%のH型
とした。
次に、得られたH型の結晶性ジルコニウムシリケートお
よびH型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が
10重量係となるように、通常の方法で調製したシリカ
−アルミナゲル(アルミナ含量30重量%)スラIJ−
に加えた。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質
化した後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例4 硫酸ガリウムn水和物(純度51.5%)8,307、
臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム17.16 %
、硫酸(95係)18.60.%、塩化ナトリウム35
.851および水180m7からなる溶液(A)、水ガ
ラス(JIS3号品)2077および水135rLI!
からなる溶i (B)、臭化テトラ−n−プロピルアン
モニウム6.48%、塩化ナトリウム121.77%、
水酸化ナトリウム7.17%、硫酸(95%)s、4o
yおよび水624rttlからなる溶液(C’)をそれ
ぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を5沼のオー
トクレーブに入れ、300rpmの回転数で攪拌して、
室温から1601:まで90分、160Cから210 
C”!で250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。
その後、反応混合物を冷却し、200m1の蒸留水で8
回洗浄した。次いで濾過により固形分を分離し、120
Cで12時間乾燥の後540 cで5時間焼成したとこ
ろ、57.2Pの結晶性シリケートが得られた。この結
晶性シリケートをX線回折で確認したところ実質的に第
1図と同一の極めて近似したX線回折パターンを示した
。また、固体NMRで確認したところガリウムは結晶格
子に組み込まれていた。なおこの結晶性ガリウムシリケ
ートはモル比で次の組成を有する。
1、lNa2O” 100SiO2” 1.0Ga20
3上記の方法で得られた結晶性ガリウムシリケートを5
倍量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、2
00Hの蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで12
時間乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナトリウム
の含有量で0.01wt%のH型とした。
次に、得られたH型の結晶性ガリウムシリケートおよび
H型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10
重量茄となるように、通常の方法で調製したシリカ−ア
ルミナゲル(アルミナ含量30重t%)スラリーに加え
た。次いでホモジナィザーでよく混合攪拌し均質化した
後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例5 硫酸クロム(純度88.6%)4.42?、臭化テトラ
−n−プロピルアンモニウム17.16y−1硫酸(9
5係)18.60?、塩化ナトリウム35.85ji4
および水180ゴからなる溶液(A)、水ガラス(JI
83号品)207pおよび水135dからなる溶液(B
)、臭化テトラ−ロープロピルアンモニウム6.481
、塩化ナトリウム121.77p、水酸化ナトリウム7
.17p、硫酸(95%)5.407および水624m
1からなる溶液(C’)をそれぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を5沼のオー
トクレーブに入れ、300rprnの回転数で攪拌して
、室温から160 ?、Jで90分、160Cから21
0 C’!で250分で昇温し、自己圧力下で反応させ
た。その後、反応混合物を冷却し、200mA!の蒸留
水で8回洗浄した。次いで濾過により固形分を分離し、
120Cで12時間乾燥の後540Cで5時間焼成した
ところ、56.6)の結晶性シリケートが得られた。こ
の結晶性シリケートをX線回折で確認したところ実質的
に第1図と同一の極めて近似したX線回折パターンを示
した。また、固体NMRで確認したところ、クロムは結
晶格子に組み込まれていた。なおこの結晶性クロムシリ
ケートはモル比で次の組成を有する。
1.1Na20” 100SiO□” 1.0Cr20
3上記の方法で得られた結晶性クロムシリケートを5倍
量の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、20
01Ltの蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで1
2時間乾燥し、540 rで5時間焼成して酸化ナトリ
ウムの含有量で0.05 w t%のH型とした。
次に、得られたH型の結晶性クロムシリケートおよびH
型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含量が10重
量係となるように、通常の方法で調製したシリカ−アル
ミナゲル(アルミナ含量30重量%)スラリーに加えた
。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後
、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例6 硫酸アルミニウム(純度87.2係)3.90F、硫酸
ランタン9水和物(純度99.0%)7.35%、臭化
テトラ−n−プロピルアンモニウム17.165F−1
硫酸(95%)18.607、塩化ナトリウム35.8
5?および水180−からなる溶液(A)、水ガラス(
JISa号品)2071および水135dからなる溶液
(B)、臭化テトラ−n−プロピルアンモニウム6.4
87.塩化ナトリウム121.77)、水酸化ナトリウ
ム7.17P、硫酸(95係)5.40)および水62
4dからなる溶液(C)をそれぞれ調製した。
次いで上記溶液(C)中へ溶液(A)および溶液(B)
を室温で攪拌しながら同時に徐々に滴下し、滴下終了後
さらに攪拌して混合物を得た。この混合物を52のオー
トクレーブに入れ、300 rpmの回転数で攪拌して
、室温から160Cまで90分、160Cから210C
まで250分で昇温し、自己圧力下で反応させた。その
後、反応混合物を冷却し、200−の蒸留水で8回洗浄
した。次いで濾過により固形分を分離し、120T:で
12時間乾燥の後540Cで5時間焼成したところ、5
6.37の結晶性シリケートが得られた。この結晶性シ
リケートをX線回折で確認したところ実質的に第1図と
同一の極めて近似したX線回折パターンを示した。なお
この結晶性ランタンアルミノシリケートはモル比で次の
組成を有する。
0、8 N a 20 e−50S i O2・(0,
513203” 0.5 A−e203 ]上記の方法
で得られた結晶性ランタンアルミノシリケートを5倍量
の1規定硝酸アンモニウムで2回イオン交換し、200
dの蒸留水で3回洗浄した。次いで120Cで12時間
乾燥し、540Cで5時間焼成して酸化ナトリウムの含
有量で0.01wt係のH型とした。
次に、得られたH型の結晶性ランタンアルミノシリケー
トおよびH型のYゼオライトをそれぞれ最終触媒中の含
量が10重t%となるように、通常の方法で調製したシ
リカ−アルミナゲル(アルミナ含1130重t%)スラ
リーに加えた。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し
均質化した後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
実施例7 コロイダルシリカ(触媒化成製5I−350)K10%
硫酸を添加して溶液のpHを3.2にし、これに上記実
施例1に記載した方法で得られたH型の結晶性鉄シリケ
ートおよびカオリンをそれぞれ最終触媒中の含量が20
重量係および50重量係となるように加えた。次いでホ
モジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後、スプレー
ドライヤーで乾燥微粒化した。
次に、H型のYゼオライトを最終触媒中の含量が20重
t%となるように、通常の方法で調製したシリカ−アル
ミナゲル(アルミナ含量30重量係)スラリーに加えた
。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後
、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
この触媒に結晶性鉄シリケートを含有する上記触媒を1
0重t%となるように攪拌混合した。
実施例8 コロイダルシリカ(触媒化成製5I−350)K10妬
硫酸を添加して溶液のpHを3.2にし、これに上記実
施例1に記載した方法で得られたH型の結晶性鉄シリケ
ートおよびカオリンをそれぞれ最終触媒中の含量が20
重量係および50重量係となるように加えた。次いでホ
モジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後、スプレー
ドライヤーで乾燥微粒化した。
次に、H型・のYゼオライトを最終触媒中の含量が20
重量係となるように、通常の方法で調製したシリカ−ア
ルミナゲル(アルミナ含量30重量係)スラリーに加え
た。次いでホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した
後、スプレードライヤーで乾燥微粒化した。
この触媒に結晶性鉄シリケートを含有する上記触媒を5
0重−i%となるように攪拌混合した。
比較例I H型の結晶性鉄シリケートに代えてト■型の結晶性アル
ミノシリケート(ZSM−5)を用いた以外は、実施例
1と同様にして触媒を調製した。
比較例2 H型亦略オライドを最終触媒中の含量が20重量係とな
るように、通常の方法で調製したシリカ−アルミナゲル
(アルミナ含’130重量係)スラリーに加えた。次い
でホモジナイザーでよく混合攪拌し均質化した後、スプ
レードライヤーで乾燥微粒化した、 マイクロ活性試験I ASTM規準の固定床のマイクロ活性試験(Micro
−activity Te5t)装置を使用して、同一
原料油、同一測定条件で実施例1〜6及び比較例1の各
触媒組成物の接触分解特性を試験した。試験に先立ち、
各供試触媒は800Cで6時間100係スチーム雰囲気
下で処理した。原料油には脱硫減圧軽油を使用し、試験
条件は下記の通りとしだ。
試験結果を第2表に示す。
反応温度   :  5000 触媒/原料油 :3.0(重量比) WH3V    :  16h ’ 試験時間   : 75秒 なお、これらのマイクロ活性試験は固定床の試験装置で
行ったものであり、好ましい条件は本文中に記載した工
業的な流動接触分解装置とは必ずしも一致しない。
第2表から明らかな通り、実施例1〜6の触媒組成物は
比較例1のそれに比べてガソリン得率が高く、ガソリン
選択性に優れている。また、オクタン価は比較例1のそ
れとほぼ同等の高い値を示す。
マイクロ活性試験2 実施例7〜8及び比較例2の各触媒組成物の接触分解特
性を先の活性試験1と同一の装置、原料油及び測定条件
で試験した。試験に先立ち、各供試触媒は800Cで6
時間100%スチーム雰囲気下で処理した。試験結果を
第3表に示す。
第3表から明らかな通り、実施例7〜8の触媒組成物は
比較例2のそれに比べて高いオクタン価を示す。また、
ガソリン得率は比較例2と同等である。
第 表 壷I C5+ガソリン:沸点範囲 C5〜190C壷2
LCO:沸点範囲 190〜350C※s  HCO:
沸点範囲 350C以上
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例1で得られた結晶性鉄シリケ
ートの銅に一α線でのX線回折パターンである。 図中1.2および3は最も強い回折を示す格子面間隔(
d)のピークで各々、11,2±0.2λ、特許出願人
 コスモ石油株式会社 財団法人 石油産業活性化センター 化 理 人

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(a)結晶性金属ケイ酸塩が脱水された形
    で酸化物のモル数で表わされた下記の組成式:(1.0
    ±0.5)R_(_2_/_m_)O:〔aM_(_2
    _/_n_)O・bAl_2O_3〕:cSiO_2(
    式中Rは1種または2種以上のアルカリ金属またはアル
    カリ土類金属であり、Mはスカンジウム、ランタン、チ
    タン、ジルコニウム、バナジウム、クロム、マンガン、
    鉄、コバルト、ニッケル、ガリウム、ゲルマニウム、白
    金、ホウ素からなる群から選ばれる少なくとも1種類の
    金属であり、a≧0.05、b≧0、(a/n)+b=
    1、c≧10、m:Rの原子価、n:Mの原子価)を有
    し、 (b)上記(a)の組成で表わされた結晶性金属ケイ酸
    塩をイオン交換した後の組成はアルカリ金属あるいはア
    ルカリ土類金属酸化物の含有量が酸化物の重量で1重量
    %未満であり、かつ (c)結晶性金属ケイ酸塩が実質上第1図に示すX線回
    折パターンを有する、 結晶性金属ケイ酸塩を不可欠の構成成分として含むこと
    を特徴とする炭化水素油の接触分解用触媒組成物。
  2. (2)(B)Yゼオライトおよび/または安定化Yゼオ
    ライトを構成成分としてさらに含む請求項1に記載の触
    媒組成物。
  3. (3)請求項2に記載の触媒を使用してガソリン範囲以
    上で沸騰する炭化水素混合物を接触分解することからな
    る炭化水素油の接触分解法。
  4. (4)請求項1に記載の触媒とYゼオライトおよび/ま
    たは安定化Yゼオライトを含む触媒との混合物を用いて
    ガソリン範囲以上で沸騰する炭化水素混合物を接触分解
    することからなる炭化水素油の接触分解法。
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