JP2002292555A - ラップ工具 - Google Patents

ラップ工具

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JP2002292555A
JP2002292555A JP2001219299A JP2001219299A JP2002292555A JP 2002292555 A JP2002292555 A JP 2002292555A JP 2001219299 A JP2001219299 A JP 2001219299A JP 2001219299 A JP2001219299 A JP 2001219299A JP 2002292555 A JP2002292555 A JP 2002292555A
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lapping
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Munehiro Sensei
宗弘 先生
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Senjo Seiki Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D7/00Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
    • B24D7/18Wheels of special form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D77/00Reaming tools
    • B23D77/06Reaming with means for compensating wear
    • B23D77/08Reaming with means for compensating wear by spreading slotted parts of the tool body
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B33/00Honing machines or devices; Accessories therefor
    • B24B33/08Honing tools

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ラップ仕上加工の精度を高めると共にラップ
工具自体の寿命の延長を図ることができ、又、ラップ径
の調整が可能であって様々な径のラップ仕上加工に対応
することが可能なラップ工具を提供する。 【解決手段】 外周面にラッピング部を備えたラップ工
具本体1と、ラップ工具本体1において先端部と基端部
との間に軸方向に沿って設けられたスリット7とを具備
する。また、スリットはラップ径調整部位を備え、引抜
き可能に挿入されたラップ径調整部材を介して工具本体
の径を調整するラップ調整部位を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はラップ仕上加工に使
用するラップ工具に係り、特に、ラップ仕上加工時にお
ける捻れの発生を防止して品質を向上させることができ
ると共に、ラップ径の調整を可能にする等の工夫をした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アクチュエータの駆動機構とし
てボールネジ・ボールナット機構がある。この種のボー
ルネジ・ボールナット機構は、ボールネジとこのボール
ネジに螺合するボールナットとから構成されていて、サ
ーボモータによってボールネジを回転させることにより
その回転を規制されるボールナットを一軸方向に往復動
させるものである。又、そのボールナットに様々な機器
が搭載されることになる。
【0003】上記ボールネジやボールナットはそれぞれ
専用の加工機によって製造され、その後ラップ仕上加工
によってそのねじ面等が仕上げられることになる。例え
ば、ボールナットの内径部のネジ面にラップ仕上加工を
施す場合には、いわゆる「ラップバ」と称されるラップ
工具が使用される。このラップ工具は軸状部材の外周面
にネジ山部が形成されていると共に、軸方向にスリット
が形成された構成になっている。
【0004】そして、上記ラップ工具を回転させながら
そこにラップ仕上対象物であるボールナットを螺合させ
ていき、それによって、ボールナットの内径部のねじ山
部にラップ仕上加工を施すものである。その際、スリッ
トの範囲内でラップ工具が弾性変位しそれによって蓄勢
される弾性力の作用によってラップ仕上加工がなされる
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。上記したようにラップ工具
には軸方向に延長されたスリットが形成されており、こ
のスリットがラップ仕上加工に大きく機能しているわけ
であるが、反面、スリットの先端が開放されているため
にラップ工具に捻れが発生してしまい、それによって、
ラップ仕上加工の精度が低下してしまうと共にラップ工
具の寿命が短縮してしまうという問題があった。又、従
来のラップ工具の場合にはそのラップ径は固定であり、
よって、異なる径のボールナットにラップ仕上加工を施
す場合にはそれに対応した別のラップ工具が必要になる
等、様々な径のラップ工具を予め準備しなければならな
いという問題があった。
【0006】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、ラップ仕上加工の精度
を高めると共にラップ工具自体の寿命の延長を図ること
ができ、又、ラップ径の調整が可能であって様々な径の
ラップ仕上加工に対応することが可能なラップ工具を提
供することにある。尚、本願発明に関連するものとし
て、例えば、特開2000−343327号公報に示す
ようなものがある。これはリーマに関するものであっ
て、そのリーマ加工による仕上径を機械的に調整・設定
可能にしたというものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1によるラップ工具は、外周面にラッ
ピング部を備えたラップ工具本体と、上記ラップ工具本
体において先端部と基端部との間に軸方向に沿って設け
られたスリットと、を具備したことを特徴とするもので
ある。又、請求項2によるラップ工具は、外周面にラッ
ピング部を備えたラップ工具本体と、上記ラップ工具本
体において先端部と基端部との間に軸方向に沿って設け
られラップ径調整部位を備えたスリットと、上記ラップ
径調整部位内に軸方向より挿入・引抜可能に挿入されラ
ップ径調整部位を介して上記ラップ工具本体の径を調整
するラップ径調整部材と、を具備したことを特徴とする
ものである。又、請求項3によるラップ工具は、外周面
にラッピング部を備えたラップ工具本体と、上記ラップ
工具本体において先端部と基端部との間に軸方向に沿っ
て設けられラップ径調整部位を備えたスリットと、上記
ラップ径調整部位内に軸方向一端側より挿入・引抜可能
に挿入され上記ラップ径調整部位を介して上記ラップ工
具本体の径を調整するラップ径調整部材と、上記ラップ
径調整部材をラップ径拡大方向に付勢する駆動手段と、
上記ラップ径調整部位内に軸方向他端側より挿入・引抜
可能に挿入され上記ラップ径調整部材のラップ径拡大方
向への移動を規制することによりラップ径を所定値に規
定するラップ径規定手段と、を具備したことを特徴とす
るものである。又、請求項4によるラップ工具は、請求
項3記載のラップ工具において、上記駆動手段は上記ラ
ップ径調整部材を弾性力によってラップ径拡大方向に付
勢するものであることを特徴とするものである。又、請
求項5によるラップ工具は、外周面にラッピング部を備
えたラップ工具本体と、上記ラップ工具本体において先
端部と基端部との間に軸方向に沿って設けられたスリッ
トと、上記ラップ工具本体のスリット内にラップ工具本
体の側部から径方向に向かってねじ込まれ上記ラップ工
具本体の径を調整する任意個数のラップ径調整部材と、
を具備したことを特徴とするものである。又、請求項6
によるラップ工具は、請求項5記載のラップ工具におい
て、上記ラップ径調整部材は、上記ラップ工具本体にね
じ込まれる調整部材本体と、上記調整部材本体の先端部
に設けられた凹部内に弾性部材を介して内装された作用
体とから構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるラップ工具は、請求項5記載のラッ
プ工具において、上記ラップ径調整部材はねじであるこ
とを特徴とするものである。又、請求項8によるラップ
工具は、中空部を有すると共に外周面にラッピング部を
有し上記中空部内にラップ径調整部位を備えたラップ工
具本体と、上記ラップ工具本体の中空部内に軸方向一端
側より挿入・引抜可能に挿入され上記ラップ径調整部位
を介して上記ラップ工具本体の径を調整するラップ径調
整部材と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項9によるラップ工具は、請求項8記載のラッ
プ工具において、上記ラップ工具本体の外周部には切削
屑を溜める平坦部が設けられていることを特徴とするも
のである。又、請求項10によるラップ工具は、請求項
1〜請求項7の何れかに記載のラップ工具において、上
記スリットは径方向に貫通した状態で形成されていて、
上記ラップ工具本体が二つ割りの状態に形成されている
ことを特徴とするものである。又、請求項11によるラ
ップ工具は、請求項1〜請求項7の何れかに記載のラッ
プ工具において、上記スリットは3個以上設けられてい
て、上記ラップ工具本体が3つ割り以上の割り構造にな
っていることを特徴とするものである。又、請求項12
によるラップ工具は、請求項1〜請求項11の何れかに
記載のラップ工具において、上記ラップ工具本体のラッ
ピング部はラッピング用ねじ山部であることを特徴とす
るものである。又、請求項13によるラップ工具は、請
求項1〜請求項12の何れかに記載のラップ工具におい
て、上記ラップ工具本体のラッピング部の表面には砥粒
が固定式により付着・固定されていることを特徴とする
ものである。又、請求項14によるラップ工具は、請求
項1〜請求項13の何れかに記載のラップ工具におい
て、上記ラップ工具本体は、先端側から基端側に向かっ
て徐々に拡径していく拡径テーパ部と、平坦部と、先端
側から基端側に向かって徐々に縮径していく縮径テーパ
部とから構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項15によるラップ工具は、請求項14記載の
ラップ工具において、上記拡径テーパ部は、第1拡径テ
ーパ部と、この第1拡径テーパ部より緩やかな第2拡径
テーパ部とから構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】まず、本願発明の請求項1によるラップ工
具は、外周面にラッピング部を備えたラップ工具本体
と、上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間
に軸方向に沿って設けられたスリットと、を具備したも
のであり、それによって、スリットに起因した捻れ等を
なくさんとするものである。又、請求項2によるラップ
工具は、外周面にラッピング部を備えたラップ工具本体
と、上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間
に軸方向に沿って設けられラップ径調整部位を備えたス
リットと、上記ラップ径調整部位内に軸方向より挿入・
引抜可能に挿入されラップ径調整部位を介して上記ラッ
プ工具本体の径を調整するラップ径調整部材と、を具備
したものであり、それによって、ラップ径を任意に調整
することが可能になる。又、請求項3によるラップ工具
は、外周面にラッピング部を備えたラップ工具本体と、
上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
方向に沿って設けられラップ径調整部位を備えたスリッ
トと、上記ラップ径調整部位内に軸方向一端側より挿入
・引抜可能に挿入され上記ラップ径調整部位を介して上
記ラップ工具本体の径を調整するラップ径調整部材と、
上記ラップ径調整部材をラップ径拡大方向に付勢する駆
動手段と、上記ラップ径調整部位内に軸方向他端側より
挿入・引抜可能に挿入され上記ラップ径調整部材のラッ
プ径拡大方向への移動を規制することによりラップ径を
所定値に規定するラップ径規定手段と、を具備したもの
であり、それによって、ラップ径を所定値に確実に規定
することができる。又、請求項4によるラップ工具は、
請求項3記載のラップ工具において、上記駆動手段は上
記ラップ径調整部材を弾性力によってラップ径拡大方向
に付勢するものである。尚、駆動手段の構成としては様
々なものが考えられる。又、請求項5によるラップ工具
は、外周面にラッピング部を備えたラップ工具本体と、
上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
方向に沿って設けられたスリットと、上記ラップ工具本
体のスリット内にラップ工具本体の側部から径方向に向
かってねじ込まれ上記ラップ工具本体の径を調整する任
意個数のラップ径調整部材と、を具備したものであり、
ラップ径の調整のための構成が簡単なものとなる。又、
請求項6によるラップ工具は、請求項5記載のラップ工
具において、上記ラップ径調整部材は、上記ラップ工具
本体にねじ込まれる調整部材本体と、上記調整部材本体
の先端部に設けられた凹部内に弾性部材を介して内装さ
れた作用体とから構成したものである。又、請求項7に
よるラップ工具は、請求項5記載のラップ工具におい
て、上記ラップ径調整部材をねじとしたものである。
尚、ラップ径調整部材の構成としてはその他にも様々な
ものが考えられる。又、請求項8によるラップ工具は、
中空部を有すると共に外周面にラッピング部を有し上記
中空部内にラップ径調整部位を備えたラップ工具本体
と、上記ラップ工具本体の中空部内に軸方向一端側より
挿入・引抜可能に挿入され上記ラップ径調整部位を介し
て上記ラップ工具本体の径を調整するラップ径調整部材
と、を具備したものであり、この場合にもその構成が大
幅に簡略化される。又、請求項9によるラップ工具は、
請求項8記載のラップ工具において、上記ラップ工具本
体の外周部には切削屑を溜める平坦部が設けられている
ものであり、それによって、ラップ仕上加工時の切削屑
の逃げ場を提供することができる。又、請求項10によ
るラップ工具は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の
ラップ工具において、上記スリットは径方向に貫通した
状態で形成されていて、上記ラップ工具本体が二つ割り
の状態に形成されているものである。但し、請求項11
に定するように、上記スリットを3個以上設けて、上記
ラップ工具本体を3つ割り以上の割り構造にすることが
考えられる。又、請求項12によるラップ工具は、請求
項1〜請求項11の何れかに記載のラップ工具におい
て、上記ラップ工具本体のラッピング部はラッピング用
ねじ山部としたものである。但し、それに限定されるも
のではなく、逆にねじにラップ仕上加工を施す場合、単
なる孔にラップ仕上加工を施す場合等、様々な構成が考
えられる。又、請求項13によるラップ工具は、請求項
1〜請求項12の何れかに記載のラップ工具において、
上記ラップ工具本体のラッピング部の表面には砥粒が固
定式により付着・固定されているものである。又、請求
項14によるラップ工具は、請求項1〜請求項13の何
れかに記載のラップ工具において、上記ラップ工具本体
は、先端側から基端側に向かって徐々に拡径していく拡
径テーパ部と、平坦部と、先端側から基端側に向かって
徐々に縮径していく縮径テーパ部とから構成されている
ものである。又、請求項15によるラップ工具は、請求
項14記載のラップ工具において、上記拡径テーパ部
は、第1拡径テーパ部と、この第1拡径テーパ部より緩
やかな第2拡径テーパ部とから構成されているものであ
る。因みに、前記した特開2000−343327号公
報に開示されている発明の場合には、スリットに起因し
た捻れの発生等については特に考慮されておらず、又、
リーマ加工による仕上径を機械的に調整・設定可能とし
てはいるもののそれは固定であり、弾性変形を利用しな
がら徐々に目標とする径に仕上げていくようなものでは
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の第
1の実施の形態を説明する。図1(a)はラップ工具1
の正面図であり、図1(b)は図1(a)のb−b矢視
図である。まず、ラップ工具本体3があり、このラップ
工具本体3の外周面にはラップ仕上加工用のねじ山部5
が形成されている。又、上記ラップ工具本体3は、図1
(b)に示すように、中実状をなしている。
【0010】又、上記ラップ工具本体3には先端部3b
と基端部3cとの間において貫通溝(スリット)7が軸
方向に所定長さだけ延長された状態で形成されている。
上記貫通溝7は図1(b)において左右方向に貫通した
状態で形成されている。
【0011】このような構成をなすラップ工具1はその
基端部3cを介して図示しないラップ盤のスピンドルに
取り付けられるものである。そして、先端部3bを介し
てラップ仕上対象物としてのボールナットをねじ山部5
に螺合させて往復動させることにより上記ボールナット
に所望のラップ仕上加工を施すものである。
【0012】尚、ラップ工具1の外表面には砥粒(例え
ば、ダイヤモンドの粒)が付着されている。この場合砥
粒を付着させる方法として「固定式」と「遊離式」とが
ある。固定式としては、例えば、電着方式や接着剤方式
があり、砥粒をこれらの方式によってラップ工具1の外
表面に付着・固定させておくものである。これに対し
て、遊離式の場合には、ラップ加工時に砥粒をラップ工
具1の外表面に移動可能な状態で付着させるものであ
る。
【0013】以上この実施の形態によると次のような効
果を奏することができる。すなわち、貫通溝7はラップ
工具本体3の先端部3aと基端部3bの間に形成されて
いてその先端が開放されていないので(切り離されてい
ないので)、貫通溝7に起因した捻れの発生を防止する
ことができる。それによって、ラップ仕上加工の精度を
向上させることができると共にラップ工具1の寿命の延
長を図ることができる。
【0014】次に、図2を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。図2(a)はラップ工具21の縦断
面図であり、図2(b)は図2(a)のb−b矢視図で
ある。まず、ラップ工具本体23があり、このラップ工
具本体23は中実状であってその外周面にラップ仕上加
工用のねじ山部25を備えている。又、上記ラップ工具
本体23には貫通溝(スリット)27が軸方向に延長さ
れた状態で、且つ、図1(a)中手前側から向こう側に
向かって貫通した状態で形成されている(図2(b)中
左右方向に貫通している)。又、上記貫通溝27の先端
部側{図1(a)中左側}はより径の大きな貫通孔29
となっている。
【0015】上記貫通溝27の長手方向略中間位置には
ラップ径調整部位としての絞り部31が設けられてい
る。一方、上記貫通溝27内には軸方向一端側{図2
(a)中右側から}からラップ径調整部材33が挿入・
引抜可能に挿入されている。このラップ径調整部材33
はテーパ状に形成されたテーパ部35aを有する先端側
軸部35と基端側軸部37とを備えている。上記先端側
軸部35と基端側軸部37とは縮径部36を介して一体
化されている。そして、ラップ工具本体23側に形成さ
れた雌ねじ部39に上記基端側軸部37に形成された雄
ねじ部41が螺合しているものである。
【0016】そして、ラップ径調整部材33のラップ工
具本体23に対するねじ込み量を適宜調整することによ
りラップ径を調整するものである。例えば、ラップ径調
整部材33のラップ工具本体23に対するねじ込み量を
大きくすることにより先端側軸部35がラップ工具本体
23内に大きく挿入され、それによって、テーパ部35
a及びラップ径調整部位31を介してラップ工具本体2
3の外径がより拡大され、結局、ラップ径(D)が大き
くなるものである。逆に、ラップ径調整部材33のラッ
プ工具本体23に対するねじ込み量を小さくすることに
より先端側軸部35のラップ工具本体23に対する挿入
量が小さくなり、それによって、テーパ部35a及びラ
ップ径調整部位31を介してのラップ工具本体23の外
径拡大が軽減され、結局、自身の弾性復帰力によりラッ
プ径(D)が小さくなるものである。尚、ラップ径調整
部材33のねじ込み量の調整は作業員の手作業で行う方
法、駆動モータ等によって行う方法がある。
【0017】以上この第2の実施の形態によると次のよ
うな効果を奏することができる。すなわち、ラップ径調
整部材33のラップ工具本体23に対するねじ込み量を
適宜調整することによりラップ径(D)を調整すること
ができる。よって、ラップ径(D)が異なる様々なラッ
プ仕上加工に対して単一のラップ工具21にて対応する
ことができる。また、同じラップ仕上加工に際しても、
ラップ径(D)を徐々に大きくしていくような加工方法
を実施することができるようになる。又、この場合にも
ラップ工具本体23が中実状であって、且つ、先端部が
連結されているので捻れの発生はないものである。
【0018】次に、図3を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明する。図3(a)はラップ工具51の縦断
面図であり、図3(b)は図3(a)のb−b矢視図で
ある。まず、ラップ工具本体53があり、このラップ工
具本体53はその外周面にラップ仕上加工用のねじ山部
55を備えている。又、上記ラップ工具本体53には貫
通溝(スリット)57が軸方向に延長された状態で、且
つ、図3(a)中手前側から向こう側に向かって貫通し
た状態で形成されている(図3(b)中左右方向に貫通
している)。上記貫通溝57の軸方向中間位置よりやや
先端よりの位置は拡径された拡径部59となっている。
この拡径部59がラップ径調整部位として機能するもの
である。又、貫通溝57の先端側にはやや大径の貫通孔
61となっていると共にその貫通孔61の先端側は軸方
向に貫通されていて雌ねじ部63が設けられているもの
である。
【0019】上記貫通溝57内には軸方向一端側より
{図3(a)中右側より}ラップ径調整部材65が挿入
・引抜可能に挿入されている。このラップ径調整部材6
5は、テーパ部67aを有する先端側軸部67と基端側
軸部69を備えている。これら先端側軸部67と基端側
軸部69は縮径部68を介して一体化されている。又、
上記基端側軸部69のさらに後方には軸部材71がねじ
込まれていて、基端側軸部69と軸部材71との間には
駆動手段としての第1コイルスプリング73が張設され
ている。上記ラップ径調整部材65は第1コイルスプリ
ング73によって図3(a)中左方向{ラップ径(D)
の拡径方向}に常時付勢されているものである。
【0020】又、貫通溝57の拡径部59内であってラ
ップ径調整部材69の先端側軸部67の外周側には、第
2コイルスプリング75、リング部材77、複数個の鋼
球79が設置されている。上記複数個の鋼球79は上記
第2コイルスプリング75のスプリング力によって先端
側軸部67のテーパ面67aに常に押し付けられている
ものである。
【0021】又、上記貫通溝57内に軸方向他端側より
{図3(a)中左側より}ラップ径規定手段としての軸
部材81が挿入・引抜可能に挿入されている。この軸部
材81には雄ねじ部83が形成されている。この雄ねじ
部83を貫通溝57側の雌ねじ部63に螺合させてい
る。上記軸部材81を所定量だけねじ込んでその先端を
所定位置に位置させることによりラップ径を所定の値に
規制するものである。つまり、既に述べたラップ径調整
部材65の先端が上記軸部材81の先端に衝突しそれ以
上の移動を規制することになるからである。
【0022】上記構成によると、軸部材81の先端を所
定位置、すなわち、所定のラップ径を得るための所定位
置に位置させる。その状態でラップ工具51を回転さ
せ、そこにラップ仕上対象の図示しないボールナットを
螺合させていく。そして、ボールナット側の内径が小さ
くてラップ仕上加工時の抵抗が大きい場合には、ラップ
径(D)が縮径され、それによって、ラップ径調整部材
65が図3(a)中右側に押し戻される。そして、ボー
ルナット側の内径が目標値に向かって徐々に大きくなっ
ていくにしたがって、ラップ径調整部材65が図3
(a)中左側に移動していく。それによって、ラップ仕
上加工が徐々に進行していく。そして、最終的には、ラ
ップ径調整部材65の先端が軸部材81の先端に衝突し
てそれ以上の移動を規制される。その時点でラップ仕上
加工は終了するものである。
【0023】そして、この実施の形態の場合には、軸部
材81によってラップ径(D)を所定値に規定すること
ができ、後は、ラップ径調整部材65の先端が軸部材8
1の先端に衝突するまでラップ仕上加工を行えばよく、
ラップ仕上加工が簡単なものとなると共に、確実に所望
のラップ径(D)でのラップ仕上加工を実現できる。
【0024】尚、上記第3の実施の形態の場合には、ラ
ップ工具本体53に貫通溝57を形成して二つ割りの構
成にしているが、図4(a)に示すように三つ割りにす
ることも考えられ、同様に、図4(b)に示すように四
つ割りにしたり、図4(c)に示すように六つ割りにす
ることも考えられる。又、これは前記第1の実施の形
態、第2の実施の形態の場合も同様であり、二つ割りの
構成を例に挙げて説明しているが、三つ割り、四つ割
り、六つ割り等にすることも考えられる。
【0025】次に、図5を参照して本発明の第4の実施
の形態を説明する。この第4の実施の形態の場合には、
前記第2の実施の形態におけるラップ工具本体23をス
リットを有していない中空円筒状とし、その先端を開口
部23aとして開放したものである。又、図5(b)に
示すように、ラップ工具本体23の直交する4箇所には
平坦部23bが形成されている。この平坦部23bの部
分にラップ仕上加工時における切削屑が溜まることにな
る。その他の構成は前記第2の実施の形態の場合と同じ
であるので同一部分には同一符号を付して示しその説明
は省略する。尚、図中符号24は中空部である。
【0026】上記構成によるとラップ工具本体23にス
リットを設ける必要がないので加工が簡単になり、それ
によって、構成の簡略化及びコストの低減を図ることが
できる。又、スリットがないので荷重負荷時の捻れがな
く、それによって、より精密なラップ仕上加工に対して
効果的に機能することが可能になる。
【0027】次に、図6乃至図8を参照して本発明の第
5の実施の形態を説明する。図6に示すように、まず、
ラップ工具本体101があり、このラップ工具本体10
1は中実状であってその外周面にラップ仕上加工用のね
じ山部103を備えている。又、上記ラップ工具本体1
01には貫通溝(スリット)105が軸方向に延長され
た状態で、且つ、図6(a)中手前側から向こう側に向
かって貫通した状態で形成されている。又、上記貫通溝
105の先端部側{図6(a)中左側}は貫通孔107
となっている。
【0028】上記ラップ工具本体101の長手方向の中
央位置には、4箇所においてラップ径調整部位が配置さ
れていて、そこには径方向中心に向かって雌ねじ部10
9がそれぞれ設けられている。そして、これら各雌ねじ
部109には、図7に示すラップ径調整部材111が螺
合されることになる。
【0029】上記ラップ径調整部材111は調整部材本
体113を備えていて、該調整部材本体113の外周面
には雄ねじ部115が設けられている。又、調整部材本
体113の頭部には六角レンチ用の六角穴117が形成
されている。上記調整部材本体113の先端側には凹部
119が凹嵌形成されていて、該凹部119内にはコイ
ルスプリング121を介してボール123が収容されて
いる。上記ボール123はコイルスプリング121によ
って凹部119より飛び出す方向に付勢されている。
又、凹部119の縁部がかしめられているので、ボール
123が凹部119内より飛び出してしまうことはな
い。
【0030】上記構成をなすラップ径調整部材111を
4箇所の雌ねじ部109に螺合させる。そして、先端の
ボール123が対向するラップ工具本体101の内径面
に当接し、さらに、ラップ径を所定量だけ拡径させるべ
く内径面を押し広げるような位置までねじこんでセット
する。それによって、ラップ径を調整せんとするもので
ある。
【0031】又、ラップ工具本体101の外径を軸方向
に沿ってみてみると、図6(a)に示すように、4個の
領域A、B、C、Dからなっている。まず、領域Aは図
中左側から右側に向かってその外径が徐々に大きくなる
ようなテーパ状に形成されている。次に、領域Bも図中
左側から右側に向かってその外径が徐々に大きくなるよ
うなテーパ状に形成されているが、上記領域Aのテーパ
に対して小さく設定されている(より緩やかなテーパと
なっている)。次に、領域Cは平坦となっている。次
に、領域Dは図中左側から右側に向かってその外径が徐
々に小さくなるようなテーパ状に形成されており、上記
領域Aのテーパの度合と同じに設定されている。このよ
うに設定することにより、ラップ仕上加工がより円滑に
行われることになる。
【0032】上記構成によると、まず、ラップ工具本体
101の4箇所にラップ径調整部材111をねじ込んで
所定量だけ拡径させた状態でセットする。そこにボール
ナットを螺合させてラップ仕上加工を開始する。ラップ
仕上加工開始直後はボールナットの内径も小さいので、
ラップ工具本体101側は縮径されることになる。つま
り、各ラップ径調整部材111のボール123がコイル
スプリング121のスプリング力に抗して押し戻され
る。
【0033】やがて、ボールナット側の内径も徐々に大
きくなっていくので、各ラップ径調整部材111のボー
ル123がコイルスプリング121のスプリング力によ
って押し出される。そして、最終的には所定のラップ
径、すなわち、当初セットした状態の径に仕上げられる
ことになる。このように所定のラップ径に向かって無理
なく仕上げていくことができる。
【0034】したがって、前記第1〜第4の実施の形態
の場合と同様の効果を奏することができる。又、ラップ
径調整のための構成が簡単になるという利点もある。
又、テーパ領域を工夫したことによりラップ仕上加工時
における動作がより円滑なものとなる。特に、先端側の
拡径テーパ部を二段階としたことによりラップ仕上加工
開始時の抵抗が軽減されることになる。
【0035】尚、この第5の実施の形態において、ラッ
プ径調整部材の構成としては、図8に示すようなものも
考えられる。この場合には、図7に示したラップ径調整
部材111におけるボール123の代わりに、鍔付ピン
125を使用したものである。この場合にはボール12
3の場合に比べてより大きなストロークを確保できると
いう利点がある。又、図7、図8に示すようなラップ径
調整部材の111の代わりに、普通のねじ部材をラップ
径調整部材として使用することも考えられる。
【0036】尚、本発明は前記第1〜第5の実施の形態
に限定されるものではない。スリットを形成する場合の
スリットの個数等は任意に設定すればよい。ラップ径調
整部材を駆動する駆動手段としては、コイルスプリング
以外にも、ねじ、エアーシリンダ、油圧シリンダ等様々
なものが考えられる。又、前記各実施の形態の場合には
ラッピング部をねじ山部としてボールナットのねじ山部
にラップ仕上加工を施す場合を例に挙げて説明したがそ
れに限定されず、中空円筒物の単純な内径面を仕上げる
ようなことも想定される。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるラップ
工具によると、ラップ工具本体の先端部と基端部との間
にてスリットを設けるようにしているので、スリットに
起因した捻れの発生をなくすことができる。よって、捻
れに起因したラップ仕上加工精度の低下、ラップ工具の
寿命の短縮化を防止することができる。次に、請求項2
によるラップ工具の場合には、ラップ径調整部材をラッ
プ工具本体のラップ径調整部位内に適宜の量だけ挿入す
ることにより、中空部内のラップ径調整部位を介してラ
ップ工具本体の外径、すなわち、ラップ径を調整できる
ようにしたので、単一のラップ工具によって様々な径の
ラップ仕上加工に対応することができる。又、請求項3
によるラップ工具の場合には、ラップ径調整部材を駆動
手段によってラップ径拡大方向に付勢しておき、同時
に、ラップ径規定手段を適宜の位置まで挿入しておくこ
とにより、ラップ径を所定の値に規定するようにしたの
で、ラップ仕上加工が容易になった。又、請求項4によ
るラップ工具の場合には、ラップ工具本体にスリットを
形成せず、そのようなラップ工具本体内にラップ径調整
部材を適宜の量挿入することによりラップ径調整部位を
介して上記ラップ工具本体の径を調整するようにしたの
で、構成が大幅に簡略化されることになった。又、請求
項5によるラップ工具の場合には、ラップ径調整のため
の構成が簡単なものとなる。又、砥粒を固定とした場合
には加工能力の向上を図ることができる。又、ラップ工
具本体の外径を所定のテーパ状構成とすることによりラ
ップ仕上加工時の動作の円滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)
はラップ工具の正面図、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)
はラップ工具の正面図、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)
はラップ工具の正面図、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の変形例を示す図
で、(a)、(b)、(c)はそれぞれラップ工具の側
面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す図で、(a)
はラップ工具の正面図、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す図で、(a)
はラップ工具の正面図、(b)は(a)のb−b矢視図
である。
【図7】本発明の第5の実施の形態を示す図で、ラップ
径調整部材の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態を示す図で、ラップ
径調整部材の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラップ工具 3 ラップ工具本体 3a 軸本体の中空部 3b ラップ工具本体の先端部 3c ラップ工具本体の基端部 5 ねじ山部 7 貫通溝 21 ラップ工具 23 ラップ工具本体 25 ねじ山部 27 貫通溝 31 絞り部(ラップ径調整部位) 33 ラップ径調整部材 35a テーパ部 51 ラップ工具 53 ラップ工具本体 55 ねじ山部 57 貫通溝 59 拡径部(ラップ径調整部位) 65 ラップ径調整部材 67a テーパ部 81 軸部材(ラップ径規定手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にラッピング部を備えたラップ工
    具本体と、 上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
    方向に沿って設けられたスリットと、 を具備したことを特徴とするラップ工具。
  2. 【請求項2】 外周面にラッピング部を備えたラップ工
    具本体と、 上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
    方向に沿って設けられラップ径調整部位を備えたスリッ
    トと、 上記ラップ径調整部位内に軸方向より挿入・引抜可能に
    挿入されラップ径調整部位を介して上記ラップ工具本体
    の径を調整するラップ径調整部材と、 を具備したことを特徴とするラップ工具。
  3. 【請求項3】 外周面にラッピング部を備えたラップ工
    具本体と、 上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
    方向に沿って設けられラップ径調整部位を備えたスリッ
    トと、 上記ラップ径調整部位内に軸方向一端側より挿入・引抜
    可能に挿入され上記ラップ径調整部位を介して上記ラッ
    プ工具本体の径を調整するラップ径調整部材と、 上記ラップ径調整部材をラップ径拡大方向に付勢する駆
    動手段と、 上記ラップ径調整部位内に軸方向他端側より挿入・引抜
    可能に挿入され上記ラップ径調整部材のラップ径拡大方
    向への移動を規制することによりラップ径を所定値に規
    定するラップ径規定手段と、 を具備したことを特徴とするラップ工具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のラップ工具において、 上記駆動手段は上記ラップ径調整部材を弾性力によって
    ラップ径拡大方向に付勢するものであることを特徴とす
    るラップ工具。
  5. 【請求項5】 外周面にラッピング部を備えたラップ工
    具本体と、 上記ラップ工具本体において先端部と基端部との間に軸
    方向に沿って設けられたスリットと、 上記ラップ工具本体のスリット内にラップ工具本体の側
    部から径方向に向かってねじ込まれ上記ラップ工具本体
    の径を調整する任意個数のラップ径調整部材と、 を具備したことを特徴とするラップ工具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のラップ工具において、 上記ラップ径調整部材は、上記ラップ工具本体にねじ込
    まれる調整部材本体と、上記調整部材本体の先端部に設
    けられた凹部内に弾性部材を介して内装された作用体と
    から構成されていることを特徴とするラップ工具。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のラップ工具において、 上記ラップ径調整部材はねじであることを特徴とするラ
    ップ工具。
  8. 【請求項8】 中空部を有すると共に外周面にラッピン
    グ部を有し上記中空部内にラップ径調整部位を備えたラ
    ップ工具本体と、 上記ラップ工具本体の中空部内に軸方向一端側より挿入
    ・引抜可能に挿入され上記ラップ径調整部位を介して上
    記ラップ工具本体の径を調整するラップ径調整部材と、 を具備したことを特徴とするラップ工具。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のラップ工具において、 上記ラップ工具本体の外周部には切削屑を溜める平坦部
    が設けられていることを特徴とするラップ工具。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項7の何れかに記載の
    ラップ工具において、 上記スリットは径方向に貫通した状態で形成されてい
    て、上記ラップ工具本体が二つ割りの状態に形成されて
    いることを特徴とするラップ工具。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項7の何れかに記載の
    ラップ工具において、 上記スリットは3個以上設けられていて、上記ラップ工
    具本体が3つ割り以上の割り構造になっていることを特
    徴とするラップ工具。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項11の何れかに記載
    のラップ工具において、 上記ラップ工具本体のラッピング部はラッピング用ねじ
    山部であることを特徴とするラップ工具。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項12の何れかに記載
    のラップ工具において、 上記ラップ工具本体のラッピング部の表面には砥粒が固
    定式により付着・固定されていることを特徴とするラッ
    プ工具。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項13の何れかに記載
    のラップ工具において、 上記ラップ工具本体は、先端側から基端側に向かって徐
    々に拡径していく拡径テーパ部と、平坦部と、先端側か
    ら基端側に向かって徐々に縮径していく縮径テーパ部と
    から構成されていることを特徴とするラップ工具。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のラップ工具におい
    て、 上記拡径テーパ部は、第1拡径テーパ部と、この第1拡
    径テーパ部より緩やかな第2拡径テーパ部とから構成さ
    れていることを特徴とするラップ工具。
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