JP2945375B1 - 工具用のチャック - Google Patents

工具用のチャック

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JP2945375B1
JP2945375B1 JP12075598A JP12075598A JP2945375B1 JP 2945375 B1 JP2945375 B1 JP 2945375B1 JP 12075598 A JP12075598 A JP 12075598A JP 12075598 A JP12075598 A JP 12075598A JP 2945375 B1 JP2945375 B1 JP 2945375B1
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screw
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tapered
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隆昌 ▲廣▼海
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Abstract

【要約】 【課題】 締付ナットの外径が小さい軽量コンパクトな
工具用チャックを提供することである。 【解決手段】 チャック本体1の先端部に設けたホルダ
軸3に割溝5を有するテーパ軸部3a、案内軸部3b、
ねじ軸部3cを設ける。テーパ軸部3aと案内軸部3b
に跨がる組付けとされた締付スリーブ10の内面にテー
パ軸部3aの縮径用のテーパ内面11を設け、かつ、外
周に、ねじピッチがねじ軸部3cの雄ねじ6のピッチよ
り小さい雄ねじ13を設ける。ねじ軸3cと締付スリー
ブ10とに跨がるようにして設けられた締付ナット20
の内周の第1雌ねじ21をねじ軸部3cの雄ねじ6に噛
合し、かつ第2雌ねじ22を締付スリーブ10の雄ねじ
13に噛合して締付ナット20の外径の小径化を図り、
チャックの重量を軽減化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種工作機械の
主軸にエンドミル等の工具を取付ける際に用いられる工
具用のチャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のチャックとして、図3に示した
ものが従来から知られている。このチャックは、チャッ
ク本体30の先端部に設けられたねじ軸31の先端に弾
性変形可能なチャッキングチューブ32を一体に設け、
そのチャッキングチューブ32の外側に設けられた締付
スリーブ33の内周に、上記チャッキングチューブ32
のテーパ状外面34に適合するテーパ状内面35を形成
している。
【0003】また、ねじ軸31と締付スリーブ33に跨
がるようにして設けられた締付ナット36を上記ねじ3
1にボールねじ37を介してねじ係合し、上記締付ナッ
ト36の先端部外周から半径方向に向くねじ孔38にボ
ール39を挿入して、ねじ孔38にねじ係合したねじ軸
40で抜け止めし、上記ボール39を締付スリーブ33
の外周に形成された周方向の係合溝41に係合して、締
付ナット36と締付スリーブ33とを相対的に回転自在
に支持している。
【0004】上記チャックは、締付ナット36の締付け
によって締付スリーブ33を軸方向に移動させ、その締
付スリーブ33のテーパ状内面35がテーパ状外面34
を押圧する作用によりチャッキングチューブ32を縮径
させ、その内側に挿入させる工具のシャンクをチャッキ
ングチューブ32で挟持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
チャックにおいては、ねじ軸31と締付ナット36とを
ボールねじ37によりねじ係合した構成であるため、締
付ナット36の外径が大きく、全体の重量も重くなり、
取り扱いが困難であるという問題がある。
【0006】また、締付ナット36の締付け量によって
ボールねじ37のボール位置が変化するため、締め替え
時の重量バランスの変動が大きく、高速回転時には、芯
振れが生じ、精度の高い加工ができないという問題もあ
る。
【0007】この発明の課題は、締付ナットの小径化と
全体の軽量化を図ることができるようにした小型コンパ
クトな工具用のチャックを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、工作機械の主軸に着脱自在
に取付けられるチャック本体の先端部にシャンク挿入孔
を有するホルダ軸を設け、そのホルダ軸に、外周がテー
パとされたテーパ軸部と、そのテーパ軸の大端径より大
径の案内軸部と、その案内軸部より大径のねじ軸部を、
先端から順に形成し、上記テーパ軸部には、先端から軸
方向に延びる複数の割溝を形成し、そのテーパ軸部と案
内軸部に跨がるよう組付けられた締付スリーブの先端部
内周に上記テーパ軸部のテーパ外面に適合するテーパ内
面を形成し、上記締付スリーブの後端部外周に雄ねじを
設け、その雄ねじのピッチを前記ねじ軸部の外周に設け
られた雄ねじのピッチより小さくし、上記締付スリーブ
とねじ軸部に跨がるように設けられた締付ナットの内周
に、ねじ軸部の雄ねじに噛合する第1雌ねじと、締付ス
リーブの雄ねじに噛合する第2雌ねじを形成し、前記ね
じ軸部の雄ねじ、締付スリーブの雄ねじ、締付ナットの
第1雌ねじおよび第2雌ねじの各ねじの切り始め端と切
り終り端とを同位相とした構成を採用している。
【0009】上記のように構成すると、締付ナットを締
付けると、その締付ナットの1回転当り、第1雌ねじと
第2雌ねじのピッチの差分だけ締付スリーブが軸方向に
移動する。その締付スリーブをねじ軸部に向けて移動さ
せることにより、テーパ内面がテーパ軸部のテーパ外面
を押圧するため、テーパ軸部が縮径し、シャンク挿入孔
に工具のシャンクを挿入しておくことによって、そのシ
ャンクをテーパ軸部で挟持することができる。
【0010】上記のように、締付スリーブは、締付ナッ
トの1回転当り、第1雌ねじと第2雌ねじのピッチの差
分だけ移動するため、締付スリーブがテーパ軸部を締付
ける締付け量は小さく、工具シャンクの挟持に際して、
締付ナットを軽い力で回転させることができる。
【0011】また、締付ナットとねじ軸とは雌ねじと雄
ねじの噛み合いであるため、ボールねじを用いる場合に
比較して、締付ナットの外径の小径化を図ることがで
き、軽量で取り扱いの容易な小型コンパクトなチャック
を提供することができる。
【0012】さらに、ねじ軸、締付スリーブおよび締付
ナットのそれぞれに形成されたねじの切り始め端と切り
終り端とを同位相とすると、周方向での重量バランスを
とることができるため、回転バランスの良好なチャック
を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。図1に示すように、
この発明に係るチャックは、チャック本体1、締付スリ
ーブ10および締付ナット20から成る。
【0014】チャック本体1は、工作機械の主軸に形成
されたテーパ孔に挿入されるテーパシャンク2を後端部
に有し、先端部にはホルダ軸3が設けられている。
【0015】ホルダ軸3には、その先端面から軸方向に
延びるシャンク挿入孔4が形成されている。また、ホル
ダ軸3には、先端から順に、テーパ軸部3a、案内軸部
3bおよびねじ軸部3cが設けられ、上記テーパ軸部3
aに先端から軸方向に延びる複数の割溝5が周方向に間
隔をおいて形成されている。
【0016】案内軸部3bは、軸方向の全長にわたって
同径とされ、その外径はテーパ軸部3aの大端部より大
径とされている。
【0017】ねじ軸部3cは、案内軸部3bより大径と
され、その外周に雄ねじ6が設けられている。
【0018】前記締付スリーブ10は、テーパ軸部3a
と案内軸部3bに跨がる組付けとされ、その内周にはテ
ーパ軸部3aのテーパ外面7に適合するテーパ内面11
と、案内軸部3bによってスライド自在に案内される内
筒形内面12とが形成されている。また、締付スリーブ
10の後端部外周に雄ねじ13が設けられている。
【0019】図2に示すように、雄ねじ13はねじ軸部
3cに設けられた雄ねじ6と同方向のねじれとされ、そ
のピッチP2 は、ねじ軸部3cの雄ねじ6のピッチP1
より小さくなっている。
【0020】締付ナット20はねじ軸部3cと締付スリ
ーブ10の後端部に跨がる組付けとされ、その内周には
ねじ軸部3cの雄ねじ6に噛合する第1雌ねじ21と、
締付スリーブ10の雄ねじ13に噛合する第2雌ねじ2
2が設けられている。また、締付ナット20の外周には
複数のレンチ係合孔23が形成されている。
【0021】いま、締付ナット20をねじ軸部3cに対
して締付け方向に回転すると、その締付ナット20は締
付スリーブ10に対して締付け方向に回転することにな
り、締付ナット20の1回転当り、締付スリーブ10は
ねじ軸部3cの雄ねじ6と締付スリーブ10の雄ねじ1
3のピッチの差(P1 −P2 )だけねじ軸部3cの方向
に移動する。
【0022】このため、締付ナット20を締付け方向に
連続回転することにより、締付スリーブ10がねじ軸部
3cに向けて移動し、テーパ内面11がテーパ軸部3a
のテーパ外面7を押圧する。このため、テーパ軸部3a
は縮径し、シャンク挿入孔4に工具のシャンクを挿入し
ておくことにより、そのシャンクを挟持することができ
る。
【0023】上記のような工具シャンクの挟持におい
て、締付スリーブ10は、締付ナット20の1回転当
り、ねじ軸部3cの雄ねじ6と締付スリーブ10の雄ね
じ13のピッチの差だけ軸方向に移動するため、締付ナ
ット10の1回転当りにおける工具シャンクの締付け量
は小さい。このため、工具シャンクの挟持に際して、比
較的小さい力で締付ナット20を締付け方向に回転させ
ることができる。
【0024】ここで、ねじ軸部3cの雄ねじ6、締付ス
リーブ10の雄ねじ13、締付ナット20における第1
雌ねじ21および第2雌ねじ22の各ねじにおける切り
始め端と切り終り端とを同位相としておくと、チャック
本体1、締付スリーブ10および締付ナット20の各部
分における周方向の重量バランスがよく、回転バランス
の良好な高速回転に適したチャックを得ることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、締
付スリーブを軸方向に移動させる締付ナットとねじ軸と
を、ねじ軸に設けた雄ねじと締付ナットに形成した雌ね
じとの噛合いによるねじ係合としたので、ボールねじに
よる噛合いとしたもの比較して、締付ナットの小径化
を図り、取扱いの容易な軽量の小型コンパクトなチャッ
クを得ることができる。
【0026】また、締付ナットを締付方向に回転して締
付を軸方向に移動させるとき、締付スリーブは、ねじ軸
部の雄ねじと締付スリーブの雄ねじのピッチの差分だけ
移動するため、締付ナットを締付け方向に回転させる際
の回転操作力の軽減化を図り、比較的小さい回転力によ
って締付ナットを締付け方向に回転させることができ
る。
【0027】さらに、ねじ軸の雄ねじ、締付スリーブの
雄ねじ、締付ナットの第1雌ねじおよび第2雌ねじにお
ける各ねじの切り始め端と切り終り端とを同位相とした
ことにより、回転バランスの良好な高速回転に適したチ
ャックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るチャックの一部切欠正面図
【図2】同上の一部分を拡大して示す断面図
【図3】従来のチャックを示す一部切欠正面図
【符号の説明】
1 チャック 3 ホルダ軸 3a テーパ軸部 3b 案内軸部 3c ねじ軸部 4 シャンク挿入孔 5 割溝 6 雄ねじ 7 テーパ外面 10 締付スリーブ 11 テーパ内面 13 雄ねじ 20 締付スリーブ 21 第1雌ねじ 22 第2雌ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 31/08 B23B 31/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸に着脱自在に取付けられ
    るチャック本体の先端部にシャンク挿入孔を有するホル
    ダ軸を設け、そのホルダ軸に、外周がテーパとされたテ
    ーパ軸部と、そのテーパ軸の大端径より大径の案内軸部
    と、その案内軸部より大径のねじ軸部を、先端から順に
    形成し、上記テーパ軸部には、先端から軸方向に延びる
    複数の割溝を形成し、そのテーパ軸部と案内軸部に跨が
    るよう組付けられた締付スリーブの先端部内周に上記テ
    ーパ軸部のテーパ外面に適合するテーパ内面を形成し、
    上記締付スリーブの後端部外周に雄ねじを設け、その雄
    ねじのピッチを前記ねじ軸部の外周に設けられた雄ねじ
    のピッチより小さくし、上記締付スリーブとねじ軸部に
    跨がるように組付けられた締付ナットの内周に、ねじ軸
    部の雄ねじに噛合する第1雌ねじと、締付スリーブの雄
    ねじに噛合する第2雌ねじを形成し、前記ねじ軸部の雄
    ねじ、締付スリーブの雄ねじ、締付ナットの第1雌ねじ
    および第2雌ねじの各ねじの切り始め端と切り終り端と
    を同位相とした工具用のチャック。
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