JPH0329059Y2 - - Google Patents

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JPH0329059Y2
JPH0329059Y2 JP1987038078U JP3807887U JPH0329059Y2 JP H0329059 Y2 JPH0329059 Y2 JP H0329059Y2 JP 1987038078 U JP1987038078 U JP 1987038078U JP 3807887 U JP3807887 U JP 3807887U JP H0329059 Y2 JPH0329059 Y2 JP H0329059Y2
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collet
chuck body
distal end
chuck
fastening member
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、マシニングセンタ、フライス盤、ボ
ール盤等の工作機械の主軸にドリル、エンドミル
等の工具を取りつけるために供せられるチヤツク
に関する。
従来の技術 この種のチヤツクの従来技術の一例として、本
願出願人が実開昭60−183104号公報で提案したも
のがある(以下第1従来例という)。そこでは、
第5図に示すように、コレツト200の基端に設
けたストレート部201の外周面にねじ部202
を形成し、このねじ部202にチヤツク本体10
0内に配置した連結用ナツト101を螺合すると
共に、この連結用ナツト101の外周面に突設し
た係合突出片102を、チヤツク本体100の側
壁部に開設した軸方向案内開口部103を通して
締付用カラー104の内周面部に、相対回転可能
に、かつ軸方向相対移動不能に係合させ、しかし
て締付用カラー104を回転させることにより連
結用ナツト101を介してコレツト200の基端
部をチヤツク本体100の内方側へ軸方向に引張
り、このときに発生するコレツト200の収縮力
により工具300をチヤツク本体100に確実に
保持させる形態をとる。
また、他の従来技術として第6図に示すものが
ある(以下第2従来例という)。そこでは、チヤ
ツク本体100に装置した締付けギヤ400をレ
ンチ401で回転させることにより、この締付け
ギヤ400に噛合する傘歯車402を基端部に連
設したコレツト200をチヤツク本体100内に
引込み、そのとき発生するコレツト200の収縮
力により上記同様にして工具300を確実に保持
する形態をとる。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の第1従来例による場合
は、まず第1に部品点数が増え、構造が複雑にな
るという難点がある。
第2に、ねじ送り機構によりコレツト200を
チヤツク本体100内に押込む形態をとるため、
ねじ部の加工誤差等に起因するガタにより、コレ
ツト200が偏心状態で押込まれることになるの
で、工具300を芯出し状態でチヤツク本体10
0に取りつけることが困難になるという難点があ
る。第3に、締付用カラー104を締結する形態
をとるため、この分だけチヤツク本体100の先
端部における外径が大きくなり、例えば段付きの
深穴等を加工する場合に締付用カラー104が段
部に当接する不具合を生じる虞れがあるので、か
かる深穴の加工が行えないという難点がある。
また、第2従来例による場合は、上記第3の難
点は解消できるものの、複雑な歯車機構によるた
め依然として上記第1、第2の難点がある。
本考案はかかる従来技術の問題点を解決するた
めになされたものであり、簡潔な構造で、チヤツ
ク本体の先端部の外径を小さくでき、しかも工具
を芯出し状態でチヤツク本体に取りつけることが
できるチヤツクを提供することを目的とする。
本考案の他の目的は、コレツトをチヤツク本体
から取外す作業を迅速、確実に行えるようにする
ことにある。
問題点を解決するための手段 本考案のチヤツクは、基端軸部を工作機械の主
軸に連結してあり、先端側に備えた中空筒部の先
端に先端側に拡径してなるテーパ穴を有するチヤ
ツク本体と、前記中空筒部内に挿入され、先端部
に前記テーパ穴と対応するテーパ部を有し、内部
に工具を保持するコレツトと、前記中空筒部の基
端側において径方向に穿設した押圧具取り付け穴
に取付けてあり、前記コレツトをチヤツク内に引
きずり込む押圧具と、締結部材を具備しており、
且つ前記締結部材は中空筒部の基端側に形成した
ねじ孔に螺合する雄ねじ部を先・基端部に、前記
雄ねじ部の中間に小径の軸部を有しているととも
に雄ねじ部と軸部の連設部には軸部側に縮径して
なるテーパ部を設けてあり、締結部材を増締め又
は緩めることによりコレツトを先端側に移動せし
め、コレツトの前記移動によりコレツトの先端を
拡開させるように構成したことを特徴としてい
る。
作 用 しかるときは、押圧具を取りつけると、コレツ
トがチヤツク本体内に引きずりこまれることにな
るので、その分だけテーパ部が収縮し、工具を確
実に保持することになる。そして、締結部材を増
締め又は緩めることにより保持状態を解消できる
ことになる。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案に係るチヤツクの縦断面図、第2
図は第1図をA方向からみた矢視図である。
チヤツク本体1は、マシニングセンタ、フライ
ス盤、ボール盤等の工作機械の主軸に取りつけら
れる基端軸部10とこれの先端側に連設した中空
筒部11とを有してなる。中空筒部11の先端側
内周面は先端側に拡径してなるテーパ穴12にな
つている。
中空筒部11内には内部に同心状にドリル、エ
ンドミル等の工具30を保持するコレツト20を
先端側より挿入してある。コレツト20は、周方
向に均等間隔で8本の割溝22,22・・・を内
外周面間に達するように形成した中空筒体状のコ
レツト本体21と、これの基端側内周面に締結し
た軸部23とを有してなる。コレツト本体21の
先端側外周面は前記テーパ穴12に対応したテー
パ部24になつている。軸部23の基端は中空筒
部11の内奥部から少し先端側に偏位した位置に
達している。中空筒部11の中間部における内周
面とコレツト本体21の外周面間には僅かな間隙
14を設けてある。この間隙14は後述するよう
にしてコレツト20をチヤツク本体1に挿入連結
した場合に両者が必要以上に密接するのを防止す
べく機能する。
なお、コレツト本体21と軸部23とは一体形
成することにしてもよいことは勿論である。
中空筒部11の基端部にはフオロセツトねじ4
0が取りつけられるねじ穴13を径方向に設けて
ある。フオロセツトねじ40の先端には先端側に
縮径してなるテーパ部41が形成されている。こ
のテーパ部41は中空筒部11内に突出し、前記
軸部23の対応する位置に穿設した受止め穴25
に嵌入するようになつている。受止め穴25の先
端部はテーパ部41に対応したテーパ穴26に形
成されている。受止め穴25の穴中心27は、コ
レツト20をチヤツク本体1内に嵌挿した状態に
おいて、ねじ穴13の中心よりも先端側に少し偏
位するように選定されている。従つて、コレツト
20を嵌挿した後でフオロセツトねじ40をねじ
穴13に取りつけると、フオロセツトねじ40の
テーパ部41がテーパ穴26の基端部内壁を偏位
eだけ基端側に押圧することになる。しかして、
この偏位eに対応した量だけ、前記テーパ穴12
に案内されてコレツト20がチヤツク本体1の基
端側に引きずり込まれることになるので、その分
だけコレツト本体21が径方向に収縮し、工具3
0を確実に保持することになる。
なお、受止め穴25に代えてV字状の溝をコレ
ツト20の軸部23の外周面に形成し、一又は複
数のフオロセツトねじでコレツト20をチヤツク
本体1内に引きずり込む形態をとつてもよいこと
は勿論である。
また、コレツト20をチヤツク本体1内に引き
ずり込む押圧手段としては上記フオロセツトねじ
40に限定されるものではなく、例えばフオロセ
ツトねじ40の取りつけ位置に相当する部分にピ
ン挿入用の貫通穴を形成し、この貫通穴に回動自
在に設けた偏心ピンを六角レンチ等の工具で回動
し、この偏心ピンの突部でコレツト20を先端側
に移動させる実施形態をとつてもよい。
そして、中空筒部11の基端部にはコレツト2
0をチヤツク本体1から離脱させる場合に、離脱
作業を円滑に行わせるための締結部材50を取り
つけてある。即ち、中空筒部11の基端側には径
方向に雌ねじ15を形成してあり、この雌ねじ1
5に締結部材50を締結してある。図示するよう
に雌ねじ15の先端は中空筒部11の内、外面間
に位置し、また締結部材50は雌ねじ15に螺合
する雄ねじ部51,51を先、基端部に、これら
の中間に小径の軸部52を有してなり、雄ねじ部
51,51と軸部52の連設部には軸部52側に
縮径してなるテーパ部53,53を設けてある。
しかして、コレツト20をチヤツク本体1から
取り外す場合において、まず六角レンチでフオロ
セツトねじ40を緩め、次いで同様にして締結部
材50を緩めると、図上上側に位置するテーパ部
53がコレツト20の基端部を先端側に押圧する
ことになるので、コレツト20とチヤツク本体1
との密接状態が解除されることになり、コレツト
20及びこれに内蔵された工具30をチヤツク本
体1から容易に抜き去ることができることにな
る。
ここに、密接状態にあるコレツト20を先端側
に押圧移動させる手段としては、上記したような
偏心ピンも考えられるが、締結部材50による方
が以下の点で望ましい。
偏心ピンによる場合は、これを回転させるの
に大きな力を要するため操作性が悪くなるが、
締結部材50による場合は小さな力でよいので
操作性の向上が図れ、また作業の安全性を期す
ことができることになる。
また、偏心ピンによる場合は高速加工を行う
際に、これがチヤツク本体1から不測に抜け外
れる不具合を生じる虞れがあるが、締結部材5
0による場合はかかる不具合を生じる虞れはな
い。
更に、偏心ピンによる場合はこれの回動方向
を作業者が誤ることがあるが、締結部材50に
よる場合において、締結部材50とフオロセツ
トねじ40のねじ方向を同一に設定しておくも
のとすると、かかる過誤を生じる虞れがないの
で、作業能率の向上が図れることになる。
なお、上記実施例において雌ねじ15を中空筒
部11の全長にわたつて形成することにしてもよ
いし、またフオロセツトねじ40と締結部材50
のねじ方向を違えることにしてもよいことは勿論
である。
変形例 第3図は本考案の第1変形例を示しており、締
結部材50の先端部を雄ねじ部51から軸部51
aに代えた他は上記実施例と同様の形態をとる。
この変形例による場合も同様にして締結部材50
を緩めることによりコレツト20を先端側に押圧
移動させることができるようになつている。かか
る実施形態をとる場合は締結部材50の製作性を
向上できるという利点がある。
第4図は本考案の第2変形例を示しており、締
結部材50としてフオロセツトねじを用いる実施
形態をとる。この第2変形例による場合は締結部
材50を増締めすることによりコレツト20を先
端側に押圧移動させることができるようになつて
いる。この第2変形例による場合はより一層締結
部材50の製作性の向上が図れることになる。
なお、第1変形例、第2変形例において上記実
施例と対応する部分については同一の番号を付し
てある。
考案の効果 以上の本案チヤツクによる場合は、押圧具をチ
ヤツク本体及びコレツトに取りつけるだけで、工
具のチヤツク本体に対する取りつけを確実に行う
ことができることになる。従つて、上述の第1、
第2従来例による場合に比べて部品点数の削減及
び構造の簡潔化が図れることになる。
また、締結部材を増締め又は緩めることにより
コレツトを先端側に移動せしめ、コレツトの前記
移動によりコレツトの先端を拡開させるように構
成したので、コレツトは前記締結部材により常時
先端側に押されている結果、コレツトは拡開する
ように作用を受ける。従つて、当該コレツトに工
具を挿入する場合において、コレツトが閉まつて
いて前記工具が挿入できなくなるという不具合が
除去される。すなわち、常時コレツトは拡開状態
にあるので、何時でも必ず工具をスムースに挿入
することが可能であるという効果を有している。
また、ねじ部、歯車等が不要になるので、これ
らの加工誤差によるガタを生じる虞れがないの
で、工具をチヤツク本体に芯出し状態で取りつけ
ることができ、精度のよい切削加工を享受できる
ことになる。
また、チヤツク本体の先端部における外径を第
1従来例よりも小さくできるので、第1従来例で
は不可能であつた段付き深穴の加工が行えること
になるという効果もある。
更には、コレツトをチヤツク本体から抜き外す
手段として、締結部材を設けてあるので、コレツ
トをチヤツク本体から取外す際に取外し作業を迅
速、確実、かつ安全に行えることは勿論のこと、
高速加工を行う場合においてもこれがチヤツク本
体から不測に抜け外れる不具合を発生する虞れが
ないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は本考案に係るチヤツクの縦断面
図、第2図は第1図をA方向からみた矢視図、第
3図及び第4図は本考案の変形例を示す要部の断
面図である。第5図は従来例を示す縦断面図、第
6図は他の従来例を示す斜視図である。 1……チヤツク本体、11……中空筒部、12
……テーパ穴、13……ねじ穴、20……コレツ
ト、23……軸部、24……テーパ部、25……
受止め穴、26……テーパ穴、30……工具、4
0……フオロセツトねじ、41……テーパ部、5
0……締結部材、53……テーパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端軸部を工作機械の主軸に連結してあり、先
    端側に備えた中空筒部の先端に先端側に拡径して
    なるテーパ穴を有するチヤツク本体と、前記中空
    筒部内に挿入され、先端部に前記テーパ穴と対応
    するテーパ部を有し、内部に工具を保持するコレ
    ツトと、前記中空筒部の基端側において径方向に
    穿設した押圧具取り付け穴に取付けてあり、前記
    コレツトをチヤツク内に引きずり込む押圧具と、
    締結部材を具備しており、且つ前記締結部材は中
    空筒部の基端側に形成したねじ孔に螺合する雄ね
    じ部を先・基端部に、前記雄ねじ部の中間に小径
    の軸部を有しているとともに雄ねじ部と軸部の連
    設部には軸部側に縮径してなるテーパ部を設けて
    あり、締結部材を増締め又は緩めることによりコ
    レツトを先端側に移動せしめ、コレツトの前記移
    動によりコレツトの先端を拡開させるように構成
    したことを特徴とするチヤツク。
JP1987038078U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH0329059Y2 (ja)

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JPS63147204U JPS63147204U (ja) 1988-09-28
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JPS63147204U (ja) 1988-09-28

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