JPH0357370Y2 - - Google Patents

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JPH0357370Y2
JPH0357370Y2 JP10570187U JP10570187U JPH0357370Y2 JP H0357370 Y2 JPH0357370 Y2 JP H0357370Y2 JP 10570187 U JP10570187 U JP 10570187U JP 10570187 U JP10570187 U JP 10570187U JP H0357370 Y2 JPH0357370 Y2 JP H0357370Y2
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rotary tool
chuck
connector
adjustment screw
tool
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドリル、エンドミル、リーマ等の回
転工具を保持する回転工具用チヤツクに関する。
〔従来の技術〕
一般に、ドリル、エンドミル、リーマ等の回転
工具は、回転工具用チヤツクに保持されて使用さ
れる。
そして、このような回転工具用チヤツクでは、
保持される回転工具のチヤツク本体からの突き出
し長さを調整するために深さ調整機構が配置され
ている。
このような深さ調整機構を備えた回転工具用チ
ヤツクとしては、例えば特開昭58−171231号公
報、実公昭61−994号公報に開示されるものが知
られている。
特開昭58−171231号公報に開示される回転工具
用チヤツクは、ドリルの後端部となる位置に、調
整螺子を配置し、この調整螺子のドリルのタング
部に当接する位置に割り溝を形成して構成されて
いる。
また、実公昭61−994号公報に開示される回転
工具用チヤツクは、調整螺子とドリルの後端との
間にシヤンク支え金を配置して構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特開昭58−171231号公報の発明
では、調整螺子にドリルのタング部に当接する割
り溝が一体的に形成されているため、調整螺子の
回動により調整螺子の軸心が傾くと、調整螺子の
軸心が回転工具の軸心と不一致になり、回転工具
に偏応力が作用し、回転工具に振れが生ずるとい
う問題がある。
また、実公昭61−994号公報の考案では、調整
螺子とシヤンク支え金との径方向への相対的な自
由度がないため、前記発明と同様の問題が生ず
る。
〔考案の目的〕
本考案はかかる問題を解決するためになされた
もので、回転工具に生ずる振れを確実に解消する
ことのできる回転工具用チヤツクを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかわる回転工具用チヤツクは、筒状
のチヤツク本体の前部孔に回転工具を挿入する工
具挿入部を配置し、後部孔に前記回転工具の挿入
深さを調整する深さ調整機構を配置してなる回転
工具用チヤツクにおいて、前記深さ調整機構を、
前記チヤツク本体の後部孔に螺合する調整螺子
と、この調整螺子の前部に後部が緩嵌合され前部
に前記回転工具の受部を有するコネクタとにより
構成するとともに、前記調整螺子とコネクタとの
間に弾性部材を介在し、さらに前記調整螺子とコ
ネクタとを前記チヤツク本体の軸方向および径方
向に移動可能に連結したものである。
〔考案の作用〕
本考案においては、コネクタの前部に形成され
る受部に回転工具の後端が当接され、回転工具の
突き出し長さが規制される。
そして、調整螺子を回動することにより、チヤ
ツク本体内におけるコネクタの位置が変化する
が、調整螺子とコネクタとの間に弾性部材が介在
され、さらに調整螺子とコネクタとがチヤツク本
体の軸方向および径方向に移動可能に連結されて
いるため、コネクタの前部に形成される受部に回
転工具の後端が当接されると、コネクタは、その
軸心が、回転工具の軸心と一致するように移動す
る。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例につい
て説明する。
第1図は、本考案の回転工具用チヤツクの一実
施例を示すもので、図において符号11は、筒状
のチヤツク本体を示している。
チヤツク本体11の前部には、前部孔13が形
成され、この前部孔13には、例えばドリル等の
回転工具15を挿入するための工具挿入部17が
配置されている。
すなわち、前部孔13の前側には、テーパー孔
19が形成されており、このテーパー孔19に
は、コレツト21が挿入されている。また、外周
には、雄螺子部23が形成されており、この雄螺
子部23には、コレツト21を締め付けるための
ナツト25が螺合されている。
チヤツク本体11の後部には、後部孔27が形
成されており、この後部孔27には、回転工具1
5の工具突出し長さを調整する深さ調整機構29
が配置されている。
この深さ調整機構29は、チヤツク本体11の
後部孔27に螺合する調整螺子33と、この調整
螺子33の前部に後部が緩嵌合され、前部に回転
工具15の受部35を有するコネクタ37とによ
り構成されている。
すなわち、チヤツク本体11の後部孔27に
は、雌螺子部39が形成されており、この雌螺子
部39には、調整螺子33が螺合されている。こ
の調整螺子33の前部には、連結部41が形成さ
れており、この連結部41には、コネクタ37の
後部が緩嵌合されている。
連結部41には、軸方向に長孔43が形成され
ており、この長孔43には、コネクタ37の後部
に固着されるピン45が挿入されている。
コネクタ37の前部には、回転工具15の後端
が当接する受部35が形成されている。この受部
35は、第2図に示すように、回転工具15の後
端部に対応するようにテーパー面とされている。
コネクタ37の内部には、レンチが挿入される
6角孔49が形成されている。また、コネクタ3
7の内部に形成される段部51と調整螺子33の
前端部との間には、例えば、O−リングからなる
弾性部材53が介在されている。さらに、コネク
タ37とチヤツク本体11との間にもO−リング
55が配置されている。
なお、この実施例では、後述するクーラントフ
イードホルダにクーラントフイードチヤツクとし
て使用できるように、調整螺子33およびコネク
タ37の軸心に沿つて油を流通するための連通路
57,59が形成されている。
以上のように構成された回転工具用チヤツクで
は、コネクタ37の前部に形成される受部35に
回転工具15の後端が当接され、回転工具15の
突き出し長さが規制される。
そして、コレクタ37の6角孔49にコレツト
21側からレンチを挿入し、コネクタ37を介し
て調整螺子33を回動することにより、チヤツク
本体11内におけるコネクタ37の位置が変化す
るが、調整螺子33とコネクタ37との間に弾性
部材53が介在され、さらに調整螺子33とコネ
クタ37とがチヤツク本体11の軸方向および径
方向に移動可能にピン45により連結されている
ため、コネクタ37の前部に形成される受部35
に回転工具15の後端が当接されると、弾性部材
53が圧縮により変形するとともに、コネクタ3
7は、その軸心が、回転工具15の軸心と一致す
るように移動する。
すなわち、以上のように構成された回転工具用
チヤツクでは、回動により調整螺子33の軸心が
傾いた場合にも、コネクタ37の軸心が、回転工
具15の軸心と一致することとなり、回転工具1
5に偏応力が作用することはなく、回転工具15
に生ずる振れを確実に解消することが可能とな
る。
第3図は、上述した回転工具用チヤツクをクー
ラントフイードホルダに取り付けた状態を示すも
ので、図において符号61は、クーラントフイー
ドホルダを示している。
このクーラントフイードホルダ61は、ホルダ
本体63の一側に、工作機械の主軸65に挿入さ
れるテーパーシヤンク67を形成し、他側に前述
した回転工具用チヤツク69を挿入するための保
持部71を形成して主体部分が構成されている。
すなわち、ホルダ本体63の保持部71には、
保持孔73が形成されており、この保持孔73に
は、回転工具用チヤツク69のチヤツク本体11
が挿入されている。このチヤツク本体11は、2
本の螺子74により保持部71にサイドロツクさ
れている。
また、ホルダ本体63とテーパーシヤンク67
との間には、自動工具交換用のフランジ76が形
成されている。
ホルダ本体63の外側には、回転工具15に油
を供給するための給油機構75が配置されてい
る。
この給油機構75は、ホルダ本体63に外嵌さ
れる軸受77と、この軸受77に外嵌される給油
ハウジング79とから主体部分が構成されてい
る。
給油ハウジング79内には、給油ピン81が挿
入されており、この給油ピン81は、給油ハウジ
ング79内に配置されるスプリング83によりテ
ーパーシヤンク67側に付勢されている。
また、給油ピン81には、回り止め部材85が
固定されており、この回り止め部材85の側面に
は、ホルダ本体63に形成される溝87に係止可
能とされる回り止めピン89が固定されている。
そして、給油ピン81、給油ハウジング79、
軸受77およびホルダ本体63には、回転工具用
チヤツク69のチヤツク本体11の後部孔27に
連通する連通路90,91,92,93,94が
形成されている。
以上のように構成されたクーラントフイードホ
ルダ61は、保持部71に回転工具用チヤツク6
9を保持した状態で、例えば、工具マガジン内に
収容されている。
そして、工具交換命令により、フランジ76が
自動工具交換装置のアームにより把持され、テー
パーシヤンク67が工作機械の主軸65に挿入さ
れる。
なお、この時には、回り止め部材85の回り止
めピン89がホルダ本体63の溝87に係止さ
れ、ホルダ本体63と給油ハウジング79との相
対移動が防止されている。
そして、テーパーシヤンク67が主軸65に挿入
される時に、工作機械に形成される給油ブロツク
95に給油ピン81が当接し、さらなるホルダ本
体63の移動により、給油ピン81は、スプリン
グ83の付勢力に抗して、回転工具15側に移動
する。
この移動により、回り止め部材85が回転工具
15側に移動し、回り止めピン89が溝87から
外れホルダ本体63は回転自在な状態となる。
そして、この状態において、給油ブロツク95
から供給される油は、給油ピン81、給油ハウジ
ング79、軸受77およびホルダ本体63に形成
される連通路91,92,93,94を通つた
後、チヤツク本体11に形成される連通路57,
59を通り、回転工具15に形成される油孔を通
り、回転工具15の先端から加工部位に供給され
る。
しかして、第1図に示した回転工具用チヤツク
69をこのような用途に使用する時には、回転工
具15に生ずる振れを確実に解消することができ
るとともに、チヤツク本体11内に配置される弾
性部材53およびO−リング55の作用により、
チヤツク本体11からの油の漏洩を確実に解消す
ることができる。
なお、以上述べた実施例では、クーラントフイ
ード用の回転工具用チヤツク69について説明し
たが、本考案は、かかる実施例に限定されるもの
ではなく、通常の回転工具用チヤツクに広く適用
できることは勿論である。
また、以上述べた実施例では、回転工具15を
コレツト21により固定した例について説明した
が、本考案は、かかる実施例に限定されるもので
はなく、サイドロツク方式により固定するように
しても良いことは勿論である。
さらに、以上述べた実施例では、コネクタ37
にレンチ用の6角孔49を形成した例について説
明したが、本考案は、かかる実施例に限定される
ものではなく、例えば、調整螺子33の後側に6
角孔を形成し、後側から調整するようにしても良
いことは勿論である。
また、以上述べた実施例では、調整螺子33に
コネクタ37を外嵌した例について説明したが、
本考案は、かかる実施例に限定されるものではな
く、コネクタ37に調整螺子33を外嵌するよう
にしても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、深さ調整機構
を、チヤツク本体の後部孔に螺合する調整螺子
と、この調整螺子の前部に後部が緩嵌合され前部
に回転工具の受部を有するコネクタとにより構成
するとともに、調整螺子とコネクタとの間に弾性
部材を介在し、さらに調整螺子とコネクタとをチ
ヤツク本体の軸方向および径方向に移動可能に連
結したので、回転工具に生ずる振れを確実に解消
することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転工具用チヤツクの一実施
例を示す縦断面図、第2図は第1図のコネクタに
形成される受部の詳細を示す縦断面図、第3図は
第1図に示した回転工具用チヤツクをクーラント
フイードホルダに取り付けた状態を示す縦断面図
である。 11……チヤツク本体、13……前部孔、15
……回転工具、17……工具挿入部、27……後
部孔、29……深さ調整機構、33……調整螺
子、35……受部、37……コネクタ、53……
弾性部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状のチヤツク本体の前部孔に回転工具を挿
    入する工具挿入部を配置し、後部孔に前記回転
    工具の挿入深さを調整する深さ調整機構を配置
    してなる回転工具用チヤツクにおいて、前記深
    さ調整機構を、前記チヤツク本体の後部孔に螺
    合する調整螺子と、この調整螺子の前部に後部
    が緩嵌合され前部に前記回転工具の受部を有す
    るコネクタとにより構成するとともに、前記調
    整螺子とコネクタとの間に弾性部材を介在し、
    さらに前記調整螺子とコネクタとを前記チヤツ
    ク本体の軸方向および径方向に移動可能に連結
    したことを特徴とする回転工具用チヤツク。 (2) 回転工具は、ドリルである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の回転工具用チヤツク。 (3) 弾性部材は、O−リングである実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の回転工具
    用チヤツク。
JP10570187U 1987-07-09 1987-07-09 Expired JPH0357370Y2 (ja)

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JP10570187U JPH0357370Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JPS6412706U JPS6412706U (ja) 1989-01-23
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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746411Y2 (ja) * 1989-05-02 1995-10-25 富士精工株式会社 工具ホルダ
JP2502284Y2 (ja) * 1990-05-10 1996-06-19 黒田精工株式会社 工具ホルダ
JP5335338B2 (ja) * 2008-09-10 2013-11-06 三菱重工業株式会社 レーザ用コネクタ
JP5764588B2 (ja) * 2013-02-19 2015-08-19 西部電機株式会社 ワークの固定方法及びワーク保持装置
DE102015112079A1 (de) * 2015-07-24 2017-01-26 Franz Haimer Maschinenbau Kg Einschraubwerkzeug und Werkzeugaufnahme mit unterteiltem Stützbereich

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JPS6412706U (ja) 1989-01-23

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