JP3139612U - 面取り機能付きドリル - Google Patents

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Abstract

【課題】別体の座繰り用切刃を取り付ける手間を省略し、より安価に座繰り機能を有するドリルを提供する。
【解決手段】電動ドライバー・ドリル等の回転軸に、又はその回転軸に装着されたドライバービットに装着できるドリル20である。ドリル部21の先端側と反対側の根元部側にドリル軸22の外径よりも大きい外径の径大部25を設け、この径大部25のドリル軸との境界部に穿孔される被穿孔部材の穿孔外周部表面を略逆円錐台形状に座繰りすることができる面取部24を設けた。面取部24は3面乃至6面のテーパー面から構成される。テーパー面の傾斜角度は同一にしてもよいし、対向する1対のものと他の一対のものを異ならせてもよい。テーパー面の傾斜角度を35度乃至70度の範囲内に設定する。ドリル軸を交換可能にすることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、電動ドライバー・ドリル等の電動回転工具の回転軸に直接装着できるドリルや、電動回転工具の回転軸に装着された6角軸ドライバービットの先端部に接続し、装着できるドリルに関するものである。
より詳しくは、本考案は、皿ネジ等ネジ頭部を被締着部材の表面に良好に埋め込むことができるようにするために、予め下孔穿孔と同時にネジ頭部が埋設される略逆円錐台形状の座ぐり穴を形成するために使用するドリルに関するものである。
また、本考案は、とりわけ木工用のものとして開発されたものである。
従来においては、ドリル単体としてはこの種のタイプのドリルは存在していない。
このような皿ネジの頭部に適合する下穴(座ぐり穴)を形成するものとしは、ドリルとは別体の座ぐり穴形成用の座繰り用切刃をドリル軸部に取り付けたものが存在する。
即ち、この座繰り用切刃は、先端部に切削刃が形成された略円柱形状の本体部からなり、その軸芯部にはドリル軸を挿通させるための貫通孔が形成され、その貫通孔に直交する半径方向にはネジ穴が形成され、このネジ穴に螺合する小ネジにより、ドリル軸に螺着、固定できるものである。
しかしながら、上記従来の座繰り用切刃にあっては、その切刃がドリルと別体に形成されたものであったため、これをドリルに螺着し、固定する手間が煩わしい作業となっていた。
更に、この別体から成る座繰り用切刃は、その先端部に切削刃を設けなければならず、その切削刃の加工が必要で、コストも高いものであった。
そこで、本考案においては、従来のように別体からなる座繰り用切刃を装着する手間を省略できるものの開発を目指し、且つより安価に製造できる座繰り機能を有するドリルの開発を目的としている。
また、本考案においては、とりわけ木工用のものを目的としているために、その座繰り作業或は面取り作業に当たり、それ程鋭利な刃物は要求されないため、従来のような切削用刃が設けられた切刃でなくとも、その目的を果たすことができないかを検討し、より簡易な手段によってその座繰り機能を発揮できるものを考案することをその課題とした。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、電動ドライバー・ドリル等の電動回転工具の回転軸に装着できる、又はその回転軸に装着されたドライバービットに装着できるドリルであって、ドリル部の先端側と反対側の根元部側に、ドリル軸部の外径よりも大きい外径の径大部を設け、この径大部のドリル軸部との境界部に、穿孔される被穿孔部材の穿孔外周部表面を略逆円錐台形状に座繰りすることができる面取部を設けたことを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、面取部が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する3面乃至6面のテーパー面から構成されていることを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第3のものは、上記第1の考案において、面取り部が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する4面のテーパー面から構成され、一方の相対向する一組の2面のそれぞれの面積を同一とし、他方の相対向する一組の2面のそれぞれの面積を同一とし、一方の組のテーパー面の面積と他方の組のテーパー面の面積を異ならせたことを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第4のものは、上記第1乃至第3の考案において、ドリル軸の軸芯に対するテーパー面の傾斜角度を35度乃至70度の範囲内に設定したことを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第5のものは、上記第1の考案において、面取り部が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する4面のテーパー面から構成され、一方の相対向する一組の2面のそれぞれの傾斜角度を同一とし、他方の相対向する一組の2面のそれぞれの傾斜角度を同一とし、一方の組のテーパー面の傾斜角度と他方の組のテーパー面の傾斜角度を異ならせたことを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第6のものは、上記第1の考案において、面取部が軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する3面のテーパー面から構成され、それぞれのテーパー面の軸芯に対する角度を略45度としたことを特徴とする請求項1に記載の面取り機能付きドリルである。
本考案の第7のものは、上記第1乃至第6の考案において、径大部の軸芯部に挿通孔を形成し、その挿通孔と直交する半径方向に螺子穴を形成して、この螺子穴に小ネジを螺合し、ドリル軸を締め付け固定できるようにして、ドリル軸を径大部に交換可能としたことを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第8のものは、上記第1乃至第6の考案において、径大部が横断面6角形状を有し、この径大部をそのまま電動回転工具の回転軸に装着できることを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第9のものは、上記第1乃至第7の考案において、径大部の根元部側に、6角軸からなるドライバービットの先端部を挿入し、固定することのできる連結部を設け、回転電動工具の回転軸に装着された6角軸ドライバービットの先端部に接続して装着できることを特徴とする面取り機能付きドリルである。
本考案の第1のものにおいては、ドリル部の根元部側に、穿孔される被穿孔部材の穿孔外周部表面を略逆円錐台形状に座繰りすることができる面取部を設けているために、下穴穿孔完了と同時に皿ネジ等の頭部が適合する座繰り穴を形成することができる。
従って、従来のように座繰り用切刃をドリルに装着して、固定する手間を全く省略することができる。
更に、本考案にあっては、ドリル軸の根元部側の径大部にテーパー面を切削或は研削するのみで、簡易に加工を行うことができ、その製造コストを極めて安価に抑えることができるものとなる。
本考案の第2のものにおいては、面取部が軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する3面乃至6面のテーパー面から構成されているために、それぞれのテーパー面同士の境界線に位置する稜線が一定の角度を形成し、決して切削刃ではないが、切削刃と同様の役目を果たして下穴の開口周縁部にテーパー状の座繰り穴が良好に形成されるのである。
この稜線がいわば切削刃の機能を果たすために、上記面取部は、そのテーパー面の数がより少ないものの方が、その切削効率は高いものとなる。即ち、3面から構成される面取部が最も座繰り機能が高いものとなるのである。というのも稜線の角度が一番小さくなり、鋭角となるからである。
本考案の第3のものにおいては、面取部が4面から構成され、対抗する一対のテーパー面同士が隣り合う他方の一対のテーパー面と異なる面積を有するために、両者のテーパー面の傾斜角度を異なるものとして実施することが可能となる。
即ち、面取部を構成するテーパー面の傾斜角度は、全て同一である必要はなく、後の請求項に係る考案のように、ドリル軸を交換可能とするタイプのものにあっては、そのドリル軸を締め付ける小ネジの位置等を考慮して、適宜テーパー面の傾斜角度を異ならせることもできるのである。
本考案の第4のものにおいては、面取部のテーパー面の傾斜角度を35度から70度の範囲内に設定することにより、この範囲内の角度を有するテーパー面によって最も良好に効率よく座繰り又は面取りを行うことができることとなる。
本考案の第5のものにおいては、上記第3の考案と同一の効果を発揮することとなる。
本考案の第6のものにおいては、面取部を構成するテーパー面を3面とし、そのテーパー面の傾斜角度を45度として、最も効率よく被穿孔部材に対して座繰り又は面取りを行うことができ、尚且つ既存の皿ネジ頭部の下面のテーパー面の傾斜角度(略45度)に適合できるものとした。
本考案の第7のものにおいては、ドリル軸を径大部に着脱自在に構成したために、ドリル軸の交換を可能とし、他のタイプのドリル、或は、磨耗したドリルを新しいものと容易に交換できるものとした。
本考案の第8のものにおいては、径大部を横断面6角形状として、この径大部をそのまま電動ドライバー・ドリル等の電動回転工具の回転軸に装着できるように構成したものである。
本考案の第9のものにおいては、径大部の根元部側に、6角軸からなるドライバービットの先端部を挿入して、固定することができる連結部を設けたために、電動回転工具の回転軸に装着された6角軸ドライバービットの先端部に接続して装着することができるものとなる。
以下、添付の図面と共に、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案の第1の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図である。
この第1の実施形態に係るドリル10においては、その先端のドリル部11の軸部が先細のテーパー状に形成されたものであり、ドリル軸12の根元部には径大部15が設けられている。径大部15は左側面図から判る通り、横断面正6角形形状を有する。
本考案においては、上記径大部15のドリル軸12側の境界部分が重要部分となる。
即ち、この径大部15のドリル軸12側には、4つのテーパー面T1、T2、T3、T4が設けられており、これらのテーパー面T1、T2、T3、T4は、それぞれ軸芯と約55度の角度をもって傾斜している。
従って、これらのテーパー面T1、T2、T3、T4同士の間には4本の稜線E1、E2、E3、E4が形成され、これらの稜線E1、E2、E3、E4が、皿ネジ等の頭部に適合する座繰り穴を切削することができることとなる。
このように本考案においては、これらの4つのテーパー面T1、T2、T3、T4が皿ネジ等の頭部の下孔を被穿孔部材に形成できる面取部14を構成することとなり、実質的にはこれら4つのテーパー面T1、T2、T3、T4によって形成される稜線E1、E2、E3、E4がその皿ネジ等の頭部の座繰り穴を形成する機能を果たすものとなる。
この第1の実施形態では、テーパー面T1、T2、T3、T4のそれぞれが同一の傾斜角55度を有しているが、その径大部15が正6角形の外形を有しているために、そのそれぞれのテーパー面T1、T2、T3、T4の面積は必ずしも同一とはならない。
また、径大部15は、上述したとおりその外形が正6角形形状を有しており、その図1(B)中、右側端部近傍には円環状の溝部16が形成されている。
この円環状溝部16は、例えば、インパクト・ドライバー等の電動回転工具の回転軸の連結部がワンタッチ接続式の構造を有し、即ち、正6角形形状の挿入孔部を有し、その挿入孔部の内部の適宜位置にストッパー用ボールが出没自在に内設されたタイプのものである場合に、その出没自在のストッパー用ボールに係合する部分となるものである。
電動ドライバー等の電動回転工具の場合には、その回転軸の接続構造は、締め付けチャック式であるため、6角軸からなる径大部15の適宜側面に前記チャックが係合して、締め付け固定することができることとなる。
尚、この第1の実施形態においては、次に説明する実施形態と異なり、ドリル軸12と径大部15とは一体的に形成されたものである。
図2は、本考案の第2の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図、その(C)が右側面図である。
この第2の実施形態に係るドリル20においては、ドリル軸22が着脱自在に形成され、他のドリル軸と交換可能となっている。
つまり、このドリル軸22は、径大部25及びその右側の6角軸の連結軸部27の軸芯に設けられた挿通孔に挿通できるように構成され、小ネジ29を締め付けることにより、固定されるように形成されている。
従って、この第2の実施形態では、ドリル軸22は、その左側への突出長さを長短変更することができる。
また、この第2の実施形態で使用しているドリル部21は、その軸部が同一外径のものを使用しているが、これがテーパードリルであってもよいことは勿論のことである。
この第2の実施形態においても、その特徴的部分は、径大部25の左側のドリル軸22側の境界部に設けられた面取部24である。
この面取部24も、上記第1の実施形態と同様に、4つのテーパー面T1、T2、T3、T4から構成されており、これら4つのテーパー面T1、T2、T3、T4の境界が稜線E1、E2、E3、E4を形成し、この稜線E1、E2、E3、E4が切削刃の機能を発揮し、被穿孔部材に皿ネジ等の頭部に適合する座繰り孔を形成することができるのである。
この実施形態においては、角テーパー面T1、T2、T3、T4の傾斜角度θは、約45度に設定し、それぞれ同一角度に設定している。
また、径大部25は、上記第1の実施形態と異なり、その外径をより大きく形成した円柱形状を有しているが、これは、ドリル軸22をその軸芯部に挿入させて、小ネジ29でより良好に締付けできるようにするためである。
この径大部25の図中右側に6角軸の連結軸部27を形成して、電動回転工具の回転軸に装着できるように構成した。
この連結軸部27の構成は、上記第1の実施形態の径大部15の右側根元部の構成とほぼ同じである。
図3は、本考案の第3の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図、その(C)が右側面図である。
この実施形態に係るドリル30は、電動回転工具の回転軸に装着された例えば6角軸のドライバービットの先端に装着できるタイプのものである。
この図3(C)から解る通り、その中央の6角形状の挿入孔36の内部に6角軸のドライバービット(図示省略)の先端部が挿入され、ワンタッチで固定できるものである。
より詳しく説明すると、径大部35の右端部に先端方向Fに付勢された摺動部37が設けられ、この摺動部37の内部にはストッパー用ボール38、38が2個出没自在に内設され、図示はしていないが、6角軸のドライバービットの先端を右側端面の挿入孔36に挿入して、摺動部37を後方の右方向に摺動させると、ストッパーボールが挿入孔36の内壁面から引っ込み、ドライバービットが円滑に挿入され、その後ドライバービットの適宜位置に設けられた環状溝部に前記ストッパー用ボールが係合することにより、本考案第3実施形態に係るドリルがドライバービットの先端部に係合、固定されるのである。
従って、上記摺動部37、挿入孔36、ストッパー用ボール38が、電動回転工具の回転軸に装着されたドライバービットの先端部に装着できる連結部を構成する。
この第3の実施形態に係るドリル30においてもその特徴とするところは、径大部35の先端側端部、即ちドリル軸22との境界部に形成された面取部34である。
この面取部34は、上記実施形態と同様に、4つのテーパー面T1、T2、T3、T4から形成され、これらのテーパー面T1、T2、T3、T4のそれぞれの境界線が稜線E1、E2、E3、E4を形成し、この稜線E1、E2、E3、E4が切削機能を有することとなる。
尚、この第3の実施形態においては、1組の相対抗するテーパー面T1、T3の傾斜角度と、他の1組の相対向するテーパー面T2、T4との傾斜角度を異ならせている。
即ち、テーパー面T1、T3の軸芯に対する傾斜角度θを略30度とし、他方のテーパー面T2、T4の軸芯に対する傾斜角度θを略45度に設定している。
従って、径大部35が略円柱形状を有しているために、テーパー面T1、T3の表面積の方が、テーパー面T2、T4の表面積よりも大きく形成されることとなる。尚、傾斜角度を同じに設定すると、4つのテーパー面の面積は略同一となる。
上記のような構成を採用したのは、径大部35に設ける締付け用の小ネジ39の数や位置を考慮したからである。
この第3の実施形態においても、上記第2の実施形態同様に、略円柱形状の径大部35の軸芯部には、ドリル軸22が挿入できる挿通孔が形成され、ドリル軸22を交換可能に、またドリル軸22の先端方向長さを適宜調整できるように構成している。
更に、この実施形態では、ドリル軸22を締め付け、固定するための小ネジ39を2個設けている。
以上、実施形態について説明したが、本考案においては以下の通り種々設計変更が可能である。
先ず、本考案の特徴的部分である面取部は、3面以上6面以下から構成することが可能であるが、切削効率を考慮するとその構成面の数は少ない方が良好である。稜線の角度が小さくなり、より鋭角となるからである。
面取部を構成するテーパー面の軸芯に対する角度は、略35度から70度の範囲内であればよく、既存の皿ネジ頭部の下面の傾斜角度を考慮すれば、略45度が最適となるが、略45度よりも大きく形成してもよい。皿ネジ等のネジを被締着部材である木材等にねじ込む場合には、木材の硬さに応じてネジ頭部が被締着部材に適宜めり込むからである。
いずれにせよ、各種のネジ頭部の形状に応じて、本考案に係るドリルの面取部のテーパー面の傾斜角度は種々設定することができる。
また、面取部のテーパー面の面積に関しても、そのテーパー面の傾斜角度により異ならせることができ、また径大部の外形形状によってもその面積はテーパー面の傾斜角度が同一でも異なることとなり、このテーパー面の傾斜角度とその面積に関しても、適宜必要に応じて変更し、設計することができる。
尚、面取部を構成するテーパー面は、必ずしも完全な水平面でなくともよく、その表面が少し窪んだ湾曲面からなるものであってもよいものである。
ドリル先端に設けるドリル部の形状や太さ等も適宜必要に応じて選択することができるし、ドリル部を交換可能に構成しても、固定的に一体的に形成するのも自由である。
他方、径大部の側も、その外形を円形形状、或は正6角形形状や4角形形状等の多角形形状とすることも出来る。
径大部の更に根元部側は、電動回転工具の回転軸或はその回転軸に装着したドライバービットに装着できる種々の形態を採用することができる。
本考案は、上記した通り、正6角形形状、或はワンタッチ連結式の構成を採用したが、その他の連結構造を採用することも自由である。
ドリル軸を交換できるタイプのものにおいては、このドリル軸を固定するための小ネジも1個或は2個設けてもよく、2個設けた場合には、ドリルの長手方向に並べて配置してもよいし、周方向に位置を異ならせて配置してもよいものである。
以上、本考案は、簡易な構成にして、製造コストを極めて低減できる方法を用いて、面取り機能付きのドリルを考案し、市場に提供することができた。
本考案の第1の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図である。 本考案の第2の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図、その(C)が右側面図である。 本考案の第3の実施形態を図示しており、その(A)が左側面図、その(B)が正面図、その(C)が右側面図である。
符号の説明
10、20、30 ドリル
12、22 ドリル軸
11、21 ドリル部
14、24、34 面取部
15、25、35 径大部
27 連結軸部
29、39 小ネジ
37 摺動部
T1、T2、T3、T4 テーパー面
E1、E2、E3、E4 稜線

Claims (9)

  1. 電動ドライバー・ドリル等の電動回転工具の回転軸に装着できる、又はその回転軸に装着されたドライバービットに装着できるドリルであって、
    ドリル部(11, 21)の先端側と反対側の根元部側に、ドリル軸(12, 22)の外径よりも大きい外径の径大部(15, 25, 35)を設け、
    この径大部(15, 25, 35)のドリル軸(12, 22)との境界部に、穿孔される被穿孔部材の穿孔外周部表面を略逆円錐台形状に座繰りすることができる面取部(14, 24, 34)を設けたことを特徴とする面取り機能付きドリル。
  2. 面取部(14, 24, 34)が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する3面乃至6面のテーパー面(T1, T2, T3, T4)から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面取り機能付きドリル。
  3. 面取部(14, 24, 34)が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する4面のテーパー面(T1, T2, T3, T4)から構成され、一方の相対向する一組の2面(T1, T3)のそれぞれの面積を同一とし、他方の相対向する一組の2面(T2, T4)のそれぞれの面積を同一とし、一方の組のテーパー面(T1, T3)の面積と他方の組のテーパー面(T2, T4)の面積を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の面取り機能付きドリル。
  4. ドリル軸(12, 22)の軸芯に対するテーパー面(T1, T2, T3, T4)の傾斜角度を35度乃至70度の範囲内に設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の面取り機能付きドリル。
  5. 面取部(14, 24, 34)が、軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する4面のテーパー面(T1, T2, T3, T4)から構成され、一方の相対向する一組の2面(T1, T3)のそれぞれの傾斜角度を同一とし、他方の相対向する一組の2面(T2, T4)のそれぞれの傾斜角度を同一とし、一方の組のテーパー面(T1, T3)の傾斜角度と他方の組のテーパー面(T2, T4)の傾斜角度を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の面取り機能付きドリル。
  6. 面取部(14, 24, 34)が軸芯から半径方向外周縁に向かって傾斜する3面のテーパー面から構成され、それぞれのテーパー面の軸芯に対する角度を略45度としたことを特徴とする請求項1に記載の面取り機能付きドリル。
  7. 径大部(25, 35)の軸芯部に挿通孔を形成し、その挿通孔と直交する半径方向に螺子穴を形成して、この螺子穴に小ネジ(29, 39)を螺合し、ドリル軸(22)を締め付け固定できるようにして、ドリル軸(22)を径大部(25, 35)に交換可能としたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の面取り機能付きドリル。
  8. 径大部(15)が横断面6角形状を有し、この径大部(15)をそのまま電動回転工具の回転軸に装着できることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の面取り機能付きドリル。
  9. 径大部(35)の根元部側に、6角軸からなるドライバービットの先端部を挿入し、固定することのできる連結部を設け、電動回転工具の回転軸に装着された6角軸ドライバービットの先端部に接続して装着できることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の面取り機能付きドリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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