JP2002285762A - 引戸装置 - Google Patents

引戸装置

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JP2002285762A
JP2002285762A JP2001084142A JP2001084142A JP2002285762A JP 2002285762 A JP2002285762 A JP 2002285762A JP 2001084142 A JP2001084142 A JP 2001084142A JP 2001084142 A JP2001084142 A JP 2001084142A JP 2002285762 A JP2002285762 A JP 2002285762A
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光彰 廣島
Masaru Oi
勝 大井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸本体を移動させるための移動部を外力か
ら有効に保護できる引戸装置を提供すること。 【解決手段】 引戸本体1は、無目2と、無目2の内部
に配置された移動機構とで構成された移動部Aによって
移動し、移動機構は、引戸本体1が吊り下げられたガイ
ドレール10と、引戸本体1を移動させる駆動装置30
と、閉じ側へ移動する引戸本体1の速度を減速させる制
動装置40等で構成されている。移動部Aのうちの引戸
本体1で開閉される開口部の上方の部分は、壁4を形成
する外面形成部材56と60のうちの外側の外面形成部
材56によって高さ寸法H2の部分が覆われ、このH2
の部分が壁4の内部に収納されることにより外力から保
護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入口等の開口部
を引戸本体が開閉する引戸装置に係り、例えば、引戸本
体が上方のガイド部材から吊り下げられて案内移動する
上吊り式の引戸装置等に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】建物内の部屋と廊下を仕切るためや、部屋
同士等を仕切るために上吊り式の引戸装置が用いられ、
この上吊り式の引戸装置では、無目の内部に配置された
ガイドレールから引戸本体が吊り下げられ、ガイド部材
になっているこのガイドレールに案内されて引戸本体が
移動することにより出入口等の開口部が開閉される。
【0003】この上吊り式引戸装置において、無目と、
この無目の内部に配置されているガイド部材等により、
引戸本体を移動させるための移動部が構成され、引戸本
体の移動を自動的に行わせるための駆動装置等が無目の
内部に配置されているタイプの引戸装置では、この駆動
装置等を含めて移動部が構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この移動部は、引戸本
体を円滑に移動等させる上で重要なものになっていると
ともに、引戸本体と比べると、比較的精密な部品からな
っている。このため、引戸装置の本来の機能及び性能等
を確保する上で、移動部を衝撃力等の外力から保護し、
外力による影響をできるだけ受けないようにすることが
必要とされ、このような目的を有効に達成できる工夫が
求められる。
【0005】本発明の目的は、引戸本体を移動させるた
めの移動部を外力から有効に保護できる引戸装置を提供
するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る引戸装置
は、引戸本体と、この引戸本体を移動させるための移動
部とを有する引戸装置において、前記移動部の少なくと
も一部が壁の内部に収納されていることを特徴とするも
のである。
【0007】この引戸装置では、引戸本体を移動させる
ための移動部の少なくとも一部が壁の内部に収納されて
いるため、壁の内部に収納された移動部の部分は外部に
露出せず、これにより、壁によって移動部の少なくとも
一部が外力から保護されることになり、引戸装置の本来
の機能及び性能等を確保できる。しかも、引戸装置は、
通常、壁に設置されるため、この壁を利用して移動部の
保護を行えることになり、特別の保護部材を設ける必要
がない。
【0008】また、移動部の少なくとも一部を壁の内部
に収納することにより、収納した分だけ移動部を実質的
に大きくでき、これにより、移動部を構成する複数の部
材を有効に配置できるようになる。
【0009】以上において、壁の内部に収納する移動部
の部分は、移動部の一部でもよく、移動部の全部でもよ
い。
【0010】また、移動部のうちの一部を壁の内部に収
納する場合には、この収納する一部は、引戸本体で開閉
される開口部と対応する位置にある部分でもよく、他の
部分でもよい。
【0011】さらに本発明は、移動部が引戸本体で開閉
される開口部の上方に配置されたタイプの引戸装置、言
い換えると、引戸本体が上方に配置されている移動部か
ら吊り下げられた上吊り式の引戸装置でもよく、移動部
が引戸本体で開閉される開口部の下部に配置されたタイ
プの引戸装置でもよいが、これらのタイプのうち、前者
の引戸装置においては、開口部と対応する移動部の部分
はこの開口部の上方に配置された部分となり、このタイ
プの引戸装置では移動部は天井に近い壁の箇所に設けら
れることになるため、開口部の上方に位置する移動部の
うちの少なくとも一部を有効に壁の内部に収納すること
ができる。
【0012】また、前述のように移動部の少なくとも一
部を壁の内部に収納する本発明に係る引戸装置は、開口
部を開いた引戸本体を収納するための戸袋を有している
ものでもよく、有していないものでもよい。戸袋を有し
ている場合においては、その戸袋は、引戸本体の一方と
他方の両方の面を覆うタイプのものでもよく、引戸本体
の一方と他方の両方の面のうちの一方だけを覆い、他方
を露出させる片側タイプのものでもよい。
【0013】本発明は、片側タイプを含めて戸袋が壁の
内部に設けられた形式の引戸装置にも適用でき、戸袋と
壁とが別構造になっていて戸袋が外部に露出した形式の
引戸装置にも適用できる。
【0014】このように戸袋を有している引戸装置にお
いては、戸袋と、引戸本体で開閉される開口部とが隣接
して設けられるとともに、前記移動部はこれらの戸袋と
開口部とに跨って設けられることになる。
【0015】このような構造となっている引戸装置にお
いて、移動部のうちの開口部の上方に配置された部分の
少なくとも一部を壁の内部に収納するとともに、移動部
のうちの戸袋の上方に配置された部分と戸袋とを壁の内
部に設けてもよい。これによると、移動部のうちの多く
の部分が壁の内部に収納されることになり、外力からの
移動部の保護を一層有効に行えることになる。
【0016】また、以上の本発明に係る引戸装置におい
て、移動部の少なくとも一部を内部に収納するための壁
は任意な材料で形成された任意な形式のものでよく、例
えば、壁の移動部に対する一方の側と他方の側のそれぞ
れがパネル状となっている複数枚の外面形成部材を壁厚
さ方向に重ねることにより形成されたものでもよく、壁
全体がコンクリート打設により又は塗り壁で形成されて
いるものでもよい。
【0017】壁における移動部の箇所から外れた部分の
一方の側と他方の側のそれぞれが、複数枚の外面形成部
材を壁厚さ方向の重ねることにより形成されている場合
には、壁の内部に収納される移動部の少なくとも一部
を、これらの外面形成部材のうちの外側の外面形成部材
で覆わようにしてもよく、外面形成部材の全部で覆うよ
うにしてもよい。
【0018】前者によると、移動部のうちの少なくとも
一部は外側だけの外面形成部材で覆われ、内側の外面形
成部材では覆われないため、この内側の外面形成部材の
厚さ寸法分だけ移動部の厚さ寸法を大きくでき、それだ
け移動部の機能を充実させることができる。
【0019】このように移動部を外側だけの外面形成部
材で覆うようにする場合においては、外側だけの外面形
成部材で覆うのは、移動部の一方の側と他方の側のうち
のどちらかだけでもよく、両方でもよい。
【0020】また、壁における移動部の箇所から外れた
部分の一方の側と他方の側のそれぞれが2枚の外面形成
部材を壁厚さ方向に重ねることにより形成されている場
合には、移動部を覆う外側の外面形成部材の枚数は1枚
だけとなるが、壁における移動部の箇所から外れた部分
の一方の側と他方の側のそれぞれが3枚又はそれ以上の
枚数の外面形成部材を壁厚さ方向の重ねることにより形
成されている場合には、移動部を覆う外側の外面形成部
材の枚数は、2枚でもよく、それ以上の枚数でもよい。
【0021】また、移動部が、無目と、この無目の内部
に配置された移動機構とを含んで構成され、無目が、無
目本体と、この無目本体に開閉自在に設けられた点検用
カバーとを備えて形成されている場合には、この点検用
カバーを壁の内部に収納しないようにする。
【0022】これによると、点検用カバーは壁の内部に
収納されないため、点検用カバーを無目本体に対して開
閉することができ、これによって無目の内部に配置され
ている移動機構の点検、修理等の作業を行えるようにな
る。
【0023】なお、ここでいう無目本体に点検用カバー
を開閉自在に設けるとは、無目本体に対して点検用カバ
ーをヒンジ等を中心に回動自在に設けることや、無目本
体に対して点検用カバーを取り付け、取り外し自在に設
けること、無目本体に対して点検用カバーをスライド自
在に設けること等を含む。
【0024】また、以上の本発明において、点検用カバ
ーのように壁から露出している移動部の露出部分の表面
は、壁の表面と一致又は略一致させてもよく、壁の表面
から突出させてもよい。壁の表面と一致又は略一致させ
た場合には、この移動部の露出部分を外力からある程度
有効に保護できることになる。
【0025】また、本発明は、移動機構が、引戸本体の
上方に配置されて引戸本体が吊り下げられ、この引戸本
体を案内移動するためのガイド部材によって構成され、
このガイド部材に沿った引戸本体の移動が人手操作又は
傾斜配置されたガイド部材による引戸本体の自重で行わ
れる引戸装置にも適用でき、また、移動機構が、引戸本
体の上方に配置されていて引戸本体が吊り下げられ、こ
の引戸本体を案内移動するためのガイド部材と、このガ
イド部材に沿って引戸本体を自動的に移動させるための
駆動装置とを含んで構成されている場合にも適用でき、
さらに、移動機構が、これらのガイド部材と駆動装置
と、閉じ側へ移動している引戸本体の移動速度を減速さ
せるための制動装置とを含んで構成されている場合にも
適用できる。このように移動機構が、ガイド部材と駆動
装置と制動装置とを含んで構成されている場合には、制
動装置と駆動装置のうちの一方をガイド部材等の不動部
材側に取り付け、他方を引戸本体等の可動部材側に取り
付けてもよい。
【0026】このようにした場合には、引戸本体がガイ
ド部材に沿って移動したときに、駆動装置と制動装置と
が干渉しないようにすることが必要であるが、このため
には、駆動装置と制動装置とを干渉が生じない距離だけ
離間させるために無目本体の寸法を大きくしなければな
らない。しかし、本発明では、移動部の少なくとも一部
が壁の内部に収納されるため、駆動装置と制動装置とが
干渉しない程度まで無目本体の寸法を大きくしても、壁
から露出する移動部の部分を少なくでき、引戸装置の外
観を良好にできる。
【0027】なお、以上において、ガイド部材はガイド
レールでもよく、スライディングレールでもよい。
【0028】また、駆動装置は、前記開口部に対する引
戸本体の閉じ移動と開き移動の両方を自動的に行うもの
でもよく、これらのいずれか一方を自動的に行い、他方
を人手操作で行うものでもよい。
【0029】さらに、駆動装置の駆動原理は任意なもの
でよく、例えば、蓄圧されたばね力によって引戸本体を
引っ張り移動させる渦巻きばね式のものでもよく、シリ
ンダで引戸本体を移動させるシリンダ式のものでもよ
く、モータで回転するピニオンやベルトで引戸本体を移
動させるモータ式のものでもよく、電磁石の吸引力、反
発力で引戸本体を移動させるリニアモータ式のもの等で
もよい。
【0030】また、制動装置の制動原理は任意なもので
よく、例えば、流体が圧縮されることにより引戸本体の
移動を制動させる流体圧縮式のものでもよく、流体を攪
拌することにより引戸本体の移動を制動させる流体攪拌
式のものでもよく、電磁石を含む磁石の反発力を利用し
たマグネット式のもの等でもよい。
【0031】さらに、本発明が適用される引戸装置は、
引戸本体が1個のものでもよく、複数個のものでもよ
い。引戸装置が複数個の引戸本体を備えている場合にお
いて、これらの引戸本体は引き分け式となっていてもよ
く、引き違い式になっていてもよく、これら両方のもの
が組み合わせられたものでもよい。さらに本発明が戸袋
を備えた引戸装置に適用される場合には、引戸本体が戸
袋を間に挟んでその両側に配置された引戸装置にも本発
明を適用できる。
【0032】このように、複数個の引戸本体を備えた引
戸装置に本発明を適用するとき、その戸袋は1個の引戸
本体を収納するためのものでもよく、複数個の引戸本体
を収納するためのものでもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。初めに、本実施形態に係る引戸装置
の全体を説明する。
【0034】図1は、本実施形態に係る引戸装置の全体
を示す正面図である。この引戸装置は、建物内の廊下と
部屋との間を開閉自在に仕切るための室内用仕切り手段
として設置され、引戸本体1は把持部1Aを把持するこ
とにより左右動させることができ、左右動すると引戸本
体1は、無目2と引戸本体戸先側の縦枠3と壁4と床5
とに囲まれて形成されている出入口用の開口部6を開閉
し、この開口部6を開いたときの引戸本体1の大部分は
壁4の内部に形成されている戸袋7に収納される。すな
わち、本実施形態に係る引戸装置は、開口部6を開いた
ときの引戸本体1が収納される戸袋7が壁4の内部に設
けられている壁収納型の引戸装置になっている。
【0035】また、引戸装置の外枠組み体の基本構造
は、無目2と、引戸本体戸先側の縦枠3と、引戸本体戸
尻側の縦枠8とで形成され、この引戸本体戸尻側の縦枠
8により戸袋7の終端部が形成されている。
【0036】無目2は、無目本体2Aと、この無目本体
2Aに設けられた点検用カバー2Bとからなり、点検用
カバー2Bは、この無目本体2Aに設けられているねじ
孔に螺合される止めねじ等の止め具2Cで取り付け、取
り外し自在になっており、したがって、無目本体2Aに
対して点検用カバー2Bは開閉自在となっている。無目
本体2Aは、図1のS5―S5線断面図である図5に示
されているように、戸袋7まで延びる長さを有し、点検
用カバー2Bは、無目本体2Aの全長のうち、開口部6
の上方に位置する部分だけに設けられている。
【0037】無目2の内部には、引戸本体1を移動させ
るための移動機構が配置されており、このため、無目2
とこの移動機構とにより、引戸本体1を左右動させて開
口部6を開閉させるための移動部Aが構成されている。
この移動部Aは、開口部6と、開口部6に隣接して設け
られている戸袋7とに跨っている。
【0038】図2及び図3には、引戸本体1を移動させ
るための移動機構が示されている。図2は、この移動機
構によって引戸本体1が閉じ限位置に達しているときを
示し、図3は、引戸本体1が開き限位置に達していると
きを示す。
【0039】図2に示すように、無目本体2Aの内部に
は引戸本体1の移動を案内するためのガイド部材である
ガイドレール10が組み込まれ、上記移動機構を形成す
る部材であって、無目本体2Aの略全長に亘る長さを有
するこのガイドレール10は、図1のS4―S4線断面
図である図4に示すとおり、無目本体2Aの内部に設け
られている取付部材11に取り付けられ、戸袋7の内部
まで延びている。同一断面形状が長さ方向に連続してい
るこのガイドレール10は、取付部材11に取り付けら
れた基部10Aと、この基部10Aの下端から引戸本体
1の厚さ方向に水平に延びるアーム部10Bと、このア
ーム部10Bの先端から垂直に立ち上がった係合部10
Cとを有する。
【0040】図2で示すように、引戸本体1には、ロー
ラブラケット13,14に回転自在に取り付けられた2
個のローラ15,16が引戸本体1の移動方向に配設さ
れ、ローラブラケット13,14を介して引戸本体1の
上部に配置されているこれらのローラ15,16は、図
4に示すように、引戸本体1の上方に不動部材となって
水平に架設されているガイドレール10の係合部10C
に係合している。このため、引戸本体1は、ローラ1
5,16が係合部10C上を転動することによりガイド
レール10に沿って移動するとともに、引戸本体1は、
ガイドレール10の係合部10Cにローラ15,16及
びローラブラケット13,14を介して吊り下げられた
上吊り式となっている。
【0041】また、図1に示すように、戸袋7に近い開
口部6の床5には、垂直軸を中心に回転自在となったガ
イドローラ17が配置され、このガイドローラ17は、
図4に示すとおり、引戸本体1の下端に下向きに開口し
て配置されているチャンネル部材1Bの内部に挿入され
ており、ガイドレール10に沿った引戸本体1の移動
は、引戸本体1の下端がこのガイドローラ17で案内さ
れながらなされる。
【0042】図2に示されているように、ガイドレール
10の引戸本体開き側の端部には、引戸本体1を開き限
位置に停止させるためのストップ装置20が取り付けら
れ、このストップ装置20は、引戸本体閉じ側に向けて
本体21に突設されたゴム等の弾性材料からなるストッ
プ部材22と、本体21に取り付けられた小径ローラに
よる被係止部材23とを有する。一方、引戸本体1に設
けられている2個のローラブラケット13,14のう
ち、引戸本体開き側のローラブラケット14の後端には
板状の受け部材24が結合され、この受け部材24には
板ばねの折り曲げで形成されている係止部材25が取り
付けられている。
【0043】引戸本体1を前記把持部1Aで開き側に移
動させ、この移動が開き限位置に達すると、図3に示さ
れているように、被係止部材23には、一旦上向きに湾
曲変形してもとの形状に弾性復帰する係止部材25が係
止するとともに、受け部材24はストップ部材22に当
接し、これにより引戸本体1は開き限位置に停止する。
【0044】また、引戸本体1の把持部1Aに引戸本体
閉じ側への操作力を作用させた場合には、被係止部材2
3から上向きに弾性変形する係止部材25が離脱するた
め、引戸本体1はガイドレール10とガイドローラ17
に案内されて閉じ側へ移動する。
【0045】また、図2及び図3に示されているよう
に、引戸本体1に設けられている2個のローラブラケッ
ト13,14のうち、引戸本体閉じ側のローラブラケッ
ト13には、引戸本体1を閉じ移動させるための駆動装
置30のケーシング30Aがブラケット31で取り付け
られている。駆動装置30はケーシング30A内に回転
自在に収納されたリール33を有し、このリール33の
内部には渦巻きばねが配置され、この渦巻きばねの一端
はリール33に結合されているとともに、他端はケーシ
ング30Aに結合されている。
【0046】また、リール33には、図2及び図3で示
されているナイロン紐又はワイヤー等からなる紐状部材
34が巻かれているとともに、この紐状部材34の一端
が結合されている。この紐状部材34はケーシング30
Aから導出され、紐状部材34の他端は、不動部材であ
って前述した外枠組み体を形成している縦枠3に設けら
れたフック部材35に係止されている。
【0047】図2で示すように閉じ限位置に達している
引戸本体1を把持部1Aで図3に示すように開き側へ移
動させたときには、紐状部材34がリール33を回転さ
せながら駆動装置30のケーシング30Aから繰り出さ
れ、このとき、リール33の内部の上記渦巻きばねがリ
ール33の回転で蓄圧されるようになっている。このた
め、この後に把持部1Aから手を離すと(引戸本体1が
図3のように閉じ限位置に達しているときには、前述の
ように、把持部1Aに操作力を作用させて被係止部材2
3から係止部材25を離脱させると)、渦巻きばねの蓄
圧力によってリール33には、引戸本体1の開き移動時
とは逆方向へ引戸本体1を移動させようとする回転力が
生じているため、この回転力で緊張している紐状部材3
4の引張力によって引戸本体1は閉じ側へ引っ張られ、
リール33が回転して紐状部材34を巻き取ることによ
り、引戸本体1は閉じ限位置まで自動的に移動する。
【0048】したがって、本実施形態における引戸本体
1を閉じ側へ自動的に移動させるための駆動装置30は
渦巻きばね式であるとともに、紐状部材34の引張力に
よる引張式駆動装置となっている。
【0049】図2及び図3に示すように、ガイドレール
10には、閉じ側への引戸本体1の移動速度を低速化さ
せて制動させ、引戸本体1を閉じ限位置に減速させて到
達させるための制動装置40が取り付けられている。こ
の制動装置40は、シリンダ本体41と、シリンダ本体
41にガイドレール10の長さ方向に伸縮自在に挿入さ
れたピストンロッド42とを有するシリンダ装置で構成
され、シリンダ本体41は、不動部材となっているガイ
ドレール10に取り付けられている。
【0050】図2及び図3で示すように、引戸本体1に
2個設けられているローラブラケット13,14のう
ち、引戸本体開き側のローラブラケット14には、ピス
トンロッド42の先端部が挿抜自在となったキャッチ部
材44が取り付けられ、ピストンロッド42の先端部
と、この先端部が挿入されるキャッチ部材44の内部と
のうち、一方には磁石が設けられ、他方にはこの磁石に
吸着する磁性材料が設けられている。このため、ピスト
ンロッド42とキャッチ部材44とは、磁力で接続分離
自在となっている。
【0051】図2に示すように引戸本体1が閉じ限位置
に達しているときには、シリンダ本体41に対して収縮
しているピストンロッド42の先端部がキャッチ部材4
4の内部に挿入された状態になっており、引戸本体1を
開き側へ移動させると、ピストンロッド42の先端部と
キャッチ部材44とが上記磁力で接続されているため、
ピストンロッド42はシリンダ本体41に対して伸び作
動する。このピストンロッド42が伸び作動限に達して
もさらに引戸本体1が開き側に移動すると、図3に示す
ように、ピストンロッド42とキャッチ部材44とが分
離し、ピストンロッド42はその位置で停止する。ま
た、引戸本体1が前記引張式駆動装置30の駆動力で閉
じ側へ移動し始め、そして引戸本体1が所定位置に達す
ると、キャッチ部材44はピストンロッド42に当接し
てこれらのキャッチ部材44とピストンロッド42とが
上記磁力で再度接続され、引戸本体1がさらに閉じ側へ
移動することにより、ピストンロッド42はシリンダ本
体41に対して収縮作動する。
【0052】なお、ピストンロッド42の先端部と、こ
の先端部が挿入されるキャッチ部材44の内部とに互い
に磁性が逆となった磁石を設けることにより、ピストン
ロッド42とキャッチ部材44とを上記と同様に接続分
離自在としてよい。
【0053】シリンダ本体41には、ピストンロッド4
2が伸び作動したときに多量のエアをシリンダ本体41
の内部に吸引し、ピストンロッド42が収縮作動したと
きにはこのエアを絞りながら排出するバルブが設けられ
ている。このため、ピストンロッド42が伸び作動する
引戸本体1の開き移動時には、引戸本体1を軽く移動さ
せることができ、また、ピストンロッド42が収縮作動
する引戸本体1の閉じ移動時には、引戸本体1がシリン
ダ本体41の内部のエア圧力によって制動されながら移
動し、減速された速度で閉じ限位置に達するようになっ
ている。
【0054】図1で示すように、戸袋7の箇所には、横
方向(戸袋7の幅方向であって、引戸本体1の移動方
向)に細長い下地部材50が配置され、細長状部材とな
っているこの下地部材50は、上下方向に間隔を開けて
複数設けられている。これらの下地部材50は、戸袋7
の幅方向両端部まで達する同じ長さを有しているが、本
実施形態に係る戸袋7には、図5に示されているよう
に、上下寸法が異なる4種類の下地部材50A,50
B,50C,50Dが用いられている。
【0055】すなわち、戸袋7の両方の面において、言
い換えると、引戸本体1の一方の面と他方の面と対向す
る両方の面において、最下段の下地部材50は上下寸法
が最も大きい下地部材50Aであり、最下段から2段目
と3段目の下地部材50は上下寸法が最も小さい下地部
材50Dである。下地部材50A同士、最下段から2段
目の下地部材50D同士、最下段から3段目の下地部材
50D同士は、それぞれ同じ高さ位置に配置されてい
る。図5における右側の最上段の下地部材50、言い換
えると、図1で示された側の最上段の下地部材50は、
上下寸法が3番目に大きい下地部材50Cであり、図5
における左側の最上段の下地部材50は、上下寸法が2
番目に大きい下地部材50Bである。
【0056】これらの下地部材50は金属板の折り曲げ
で形成されており、下地部材50の全体斜視図である図
9で示すとおり、長さ方向と直角をなす幅方向の途中
部、すなわち、上下方向の途中部には、下地部材50の
厚さ方向に屈曲突出しかつ下地部材50の長さ方向へ連
続して延びている屈曲突出部51が形成されており、こ
の突出方向は戸袋7の外側である。このように、それぞ
れの下地部材50は戸袋7の外側へ屈曲した部分を有す
る屈曲部付き部材となっており、これらの下地部材50
は、上下の幅狭のフランジ部52から屈曲突出部51の
屈曲部51Aが直角又は略直角に折り曲げられたものと
なっている。
【0057】図1のS8−S8線断面図である図8に示
すように、戸袋7の引戸本体閉じ側端部には見切り材と
しての竪額縁9が設けられ、この竪額縁9には戸袋7の
内側において引戸本体開き側へ延びる延出部9Aが設け
られている。また、竪額縁9には補助部材53が取り付
けられ、アングル材からなるこの補助部材53には、戸
袋7の内外方向への間隔を開けて延出部9Aと平行に引
戸本体開き側へ延びる延出部53Aが設けられている。
これらの延出部9Aと53Aとの間にそれぞれの下地部
材50の一方の端部が挿入され、これらの端部はドリル
ねじ等の止着具54で補助部材53に止められており、
また、それぞれの下地部材50の他方の端部は前述した
戸尻側の縦枠8にドリルねじ等の止着具54で止められ
ている。
【0058】図5に示すように、内部が戸袋7となって
いる壁4の一方の側と他方の側の外面は、戸袋7の内外
方向(壁4の厚さ方向)に重ねられた内外2枚の外面形
成部材55,56で形成され、石膏ボード製であるこれ
らの外面形成部材55,56のうち、内側の外面形成部
材55は、上下に間隔を開けて平行に配設されている下
地部材50同士の間に複数組み込まれている。これらの
外面形成部材55の厚さは下地部材50の図9で示した
屈曲部51Aの幅寸法Wと対応しており、下地部材50
同士の間に配置されているそれぞれの外面形成部材55
は、上下端部が下地部材50のフランジ部52に押し当
てられている。図9に示すとおり、これらのフランジ部
52には両面粘着テープ57が予め取り付けられている
ため、外面形成部材55はこれらの両面粘着テープ57
で下地部材50に固定されている。
【0059】図7は図5の一部拡大図であり、最下段の
下地部材50Aにおける両方のフランジ部52に、この
下地部材50Aの上下に配置されている外面形成部材5
5が図9で示された両面粘着テープ57で固定されてお
り、この下地部材50A以外の下地部材50について
も、これと同様に外面形成部材55がフランジ部52に
両面粘着テープ57で固定されている。
【0060】また、それぞれの外面形成部材55の前記
開口部6側の端部は、図8で示した竪額縁9の延出部9
Aと補助部材53の延出部53Aとの間に挿入されてい
る。
【0061】図6は図5で示された戸袋7の下部の拡大
図であり、戸袋7の下部には内外二重の幅木58,59
が配置され、内側の幅木58の両端立上部58Aと外側
の幅木59の両端立上部59Aとの間に最下段の外面形
成部材55の下端部が挿入されている。
【0062】以上のように配置された内側の外面形成部
材55の外側に大面積を有する外側外面形成部材56が
配置され、この外面形成部材56は、下地部材50の屈
曲突出部51、補助部材53の延出部53A、外側の幅
木59の両端立上部59Aにステープル等の止着具で結
合されている。
【0063】この外面形成部材56は、図5に示すとお
り、上下に並設されているそれぞれの下地部材50及び
内側の外面形成部材55を覆い、したがって床5から無
目2を超えるまでの大きな上下寸法を有するとともに、
図8に示すとおり、戸袋7から外れた壁4の部分まで延
びる大きな横寸法を有するものである。このため、この
外側の外面形成部材56は、戸袋7の箇所から外れた壁
4の部分の外面形成部材にもなっており、外面形成部材
56の施工後、外面形成部材56の表面にビニルクロス
等の化粧部材が被せられることにより、戸袋7の箇所を
含めた壁4が仕上られている。
【0064】図8に示されているように、戸袋7の箇所
から横方向に外れた壁4の部分における外側の外面形成
部材56の内側には、内側の外面形成部材60が配置さ
れている。このため、戸袋7の箇所における壁4の部分
では、一方の側と他方の側のそれぞれが、壁厚さ方向に
2枚重ねられた外面形成部材55と外面形成部材56で
形成されているとともに、戸袋7の箇所から横方向に外
れた壁4の部分も、一方の側と他方の側のそれぞれが、
壁厚さ方向に2枚重ねられた外面形成部材60と外面形
成部材56とで形成されている。
【0065】図10は、戸袋7の上部の縦断面図であ
り、この図10で示されているとおり、戸袋7及び無目
本体2Aの箇所から上方に外れた壁4の部分における一
方の側と他方の側のそれぞれも、壁厚さ方向に2枚重ね
られた外面形成部材60と外面形成部材56とで形成さ
れている。
【0066】これらの外面形成部材56と60のうち、
内側の外面形成部材60は無目本体2Aの上端までの大
きさとなっており、外側の外面形成部材56だけが無目
本体2Aの一方の側と他方の側のそれぞれを覆ってい
る。したがって、戸袋7の上方における無目本体2Aの
厚さ寸法は、無目本体2Aの箇所から上方に外れた壁4
の部分の厚さ寸法と比較して、内側の2枚の外面形成部
材60の厚さに相当する分だけ小さくなっただけであ
り、前記無目2と前記移動機構とで構成されている前述
した移動部Aの一方の側と他方の側のそれぞれは、戸袋
7の上方においては、1枚の外面形成部材56で覆われ
ている。
【0067】言い換えると、引戸本体1で開閉される図
1で示した開口部6と、この開口部6に隣接している戸
袋7とに跨って設けられている移動部Aのうち、戸袋7
の上方に配置されている移動部Aの部分は、この部分の
一方の側と他方の側を覆う外面形成部材56によって壁
4の内部に収納されていることになる。
【0068】また、図1のS4−S4線断面図である図
4に示されているように、前記開口部6の上方に配置さ
れている無目本体2Aの箇所でも、内側の外面形成部材
60は無目本体2Aの上端までの大きさとなっていると
ともに、無目2の裏面側(無目2における前記点検用カ
バー2Bが設けられている側とは反対側)においては、
外側の外面形成部材56が無目本体2Aの下端まで達す
る大きさとなっており、このため、無目本体2Aの裏面
は1枚の外面形成部材56で覆われている。
【0069】一方、無目本体2Aの上面には下方へ窪ん
だ段部2Dが形成され、この段部2Dに無目2の表面側
における外側の外面形成部材56の下端が当接している
ため、無目2の表面側においては、外側の外面形成部材
56は、段部2Dよりも上部の無目本体2Aの部分だけ
を覆っている。段部2Dよりも下部の無目本体2Aの部
分に設けられている前記点検用カバー2Bは、外面形成
部材56で覆われていない。言い換えると、点検用カバ
ー2Bは、外面形成部材56等で形成されている壁4の
内部に収納されていない。
【0070】以上のことから、無目2と前記移動機構と
で構成されている移動部Aのうち、開口部6の上方に配
置されている部分では、移動部Aの全体高さ寸法H1の
うちの段部2Dの高さ寸法H2の部分が壁4の内部に収
納されていることになり、残りの高さ寸法H3の部分が
壁4の内部に収納されていないことになる。
【0071】以上説明した本実施形態によると、引戸本
体1を移動させるための移動部Aは、一部が壁4の内部
に収納されたものとなっているため、壁4の内部に収納
された部分では、衝撃力等の外力が直接移動部Aに作用
するのを防止できることなる。このため、移動部Aを外
力が保護することができ、移動部Aの本来の機能及び性
能等を確保することができる。
【0072】また、移動部Aのうち、戸袋7の上方に配
置された部分は、戸袋7と同じく壁4の内部に設けら
れ、また、開口部7の上方に配置された部分は、高さ寸
法H2分が壁4の内部に設けられているため、移動部A
の多くの部分が壁4の内部に収納されていることにな
り、移動部Aを一層有効に外力から保護できる。
【0073】また、壁4における移動部Aの箇所から外
れた部分の一方の側と他方の側のそれぞれが、2枚の外
面形成部材56と60を壁厚さ方向の重ねることにより
形成されていても、壁4の内部に収納されている移動部
Aの部分は、外側の外面形成部材56だけで覆われてい
るため、この移動部Aの部分の一方の側と他方の側のそ
れぞれを2枚の外面形成部材56と60で覆った場合と
比較し、移動部Aの壁厚さ方向の寸法を内側の2枚の外
面形成部材60の厚さ寸法分だけ大きくすることができ
る。この結果、無目2の内部に配置する前記移動機構を
充実させることができ、移動部Aの機能を拡大させるこ
とができる。
【0074】また、無目2の全部を壁4の内部に収納す
るのではなく、無目本体2Aに開閉自在に設けられてい
る点検カバー2Bを壁4の内部に収納しないで露出させ
たため、無目本体2Aの内部に配置されている前記移動
機構の点検、修理等の作業を、点検用カバー2Bを無目
本体2Aから開くことにより行える。
【0075】さらに、移動部Aのうちの外部に露出して
いるのは、引戸本体1で開閉される開口部6の上方に配
置された部分のうちの高さ寸法H3だけであり、この上
の高さ寸法2の部分は壁4の内部に収納されているた
め、移動部Aの全体高さ寸法H1をH3とH2の合計の
大きな寸法とすることができる。これにより、外部から
見える無目2の高さ寸法を外観が良好となるH3としつ
つも、実際の高さ寸法をこれよりも大きいH1とするこ
とができることから、前述したように、引戸本体1を自
動的に移動させるための前記駆動装置30を可動部材で
ある引戸本体1に取り付けるとともに、閉じ側へ移動し
ているときの引戸本体1の速度を減速させるための前記
制動装置40を不動部材であるガイドレール10に取り
付け、これらの駆動装置30制動装置40との位置関係
を図4に示すように上下関係としても、引戸本体1が移
動したときに、駆動装置30と制動装置40とが干渉し
ないように、これらの駆動装置30と制動装置40を無
目本体2Aの内部において充分上下に離間させることが
できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によると、引戸本体を移動させる
ための移動部を外力から有効に保護できるという効果を
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る引戸装置の全体を示
す正面図である。
【図2】引戸本体を移動させるための移動機構を示す図
であって、引戸本体が閉じ限位置に達しているときを示
す図である。
【図3】引戸本体を移動させるための移動機構を示す図
であって、引戸本体が開き限位置に達しているときを示
す図である。
【図4】図1のS4―S4線断面図である。
【図5】図1のS5―S5線断面図である。
【図6】図5で示された戸袋の下部の拡大図である。
【図7】下地部材の部分を示す図5の一部拡大図であ
る。
【図8】図1のS8―S8線断面図である。
【図9】下地部材の全体斜視図である。
【図10】戸袋の上部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 引戸本体 2 無目 2A 無目本体 2B 点検用カバー 4 壁 6 開口部 7 戸袋 30 駆動装置 40 制動装置 55,56,60 外面形成部材 A 移動部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月20日(2001.6.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 引戸装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 勝 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E002 EC01 FA02 FB05 JA01 JB14 MA09 MA11 MA51 2E014 AA01 FA04 FB01 FB05 FB06 FB07 FB10 FB11 FC02 FC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸本体と、この引戸本体を移動させる
    ための移動部とを有する引戸装置において、前記移動部
    の少なくとも一部が壁の内部に収納されていることを特
    徴とする引戸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の引戸装置において、前
    記移動部の少なくとも一部は前記引戸本体で開閉される
    開口部と対応する位置にあり、この対応する部分の少な
    くとも一部が前記壁の内部に収納されていることを特徴
    とする引戸装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の引戸装置において、前
    記開口部と対応する位置にある前記移動部の部分はこの
    開口部の上方に配置された部分であり、この部分のうち
    の少なくとも一部が前記壁の内部に収納されていること
    を特徴とする引戸装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の引戸装置において、前
    記開口部を開いた前記引戸本体を収納するための戸袋が
    この開口部に隣接して設けられているとともに、前記移
    動部はこれらの開口部と戸袋とに跨って設けられ、この
    前記移動部のうちの前記戸袋の上方に配置された部分
    と、この戸袋とが壁の内部に設けられていることを特徴
    とする引戸装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の引戸装
    置において、前記壁における前記移動部の箇所から外れ
    た部分の一方の側と他方の側のそれぞれは、複数枚の外
    面形成部材を壁厚さ方向に重ねることにより形成され、
    前記壁の内部に収納されている前記移動部の少なくとも
    一部は、これらの外面形成部材のうちの外側の外面形成
    部材で覆われていることを特徴とする引戸装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の引戸装
    置において、前記移動部は、無目と、この無目の内部に
    配置された移動機構とを含んで構成され、前記無目は、
    無目本体と、この無目本体に開閉自在に設けられた点検
    用カバーとを備えて形成され、この点検用カバーは前記
    壁の内部に収納されていないことを特徴とする引戸装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の引戸装置において、前
    記移動機構は、前記引戸本体の上方に配置されていて引
    戸本体が吊り下げられ、この引戸本体を案内移動させる
    ためのガイド部材と、このガイド部材に沿って前記引戸
    本体を移動させるための駆動装置と、閉じ側へ移動して
    いる前記引戸本体の移動速度を減速させるための制動装
    置とを含んで構成され、この制動装置と前記駆動装置の
    うちの一方は前記ガイド部材等の不動部材側に取り付け
    られ、他方は前記引戸本体等の可動部材側に取り付けら
    れていることを特徴とする引戸装置。
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