JP2000282758A - 戸袋構造 - Google Patents

戸袋構造

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JP2000282758A
JP2000282758A JP11091352A JP9135299A JP2000282758A JP 2000282758 A JP2000282758 A JP 2000282758A JP 11091352 A JP11091352 A JP 11091352A JP 9135299 A JP9135299 A JP 9135299A JP 2000282758 A JP2000282758 A JP 2000282758A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸袋に近接して建物構成部があっても、戸袋
の外面形成部材を撓み等が発生しないように確実に取り
付けられる戸袋構造を提供すること。 【解決手段】 引戸5を収納する戸袋2に近接して建物
構成部である室内柱3があり、この室内柱3の近くに戸
袋2の外面形成部材になっている面材40を配置し、竪
額縁8、戸袋2の上枠、下枠に結合される面材40の端
部を室内柱3にブラケット41を介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式開閉体を収
納するための戸袋の構造に係り、例えば、上吊り式引戸
や、上下レールに案内されて移動する一般的な引戸、上
吊り式等の可動型間仕切りパネル等のための戸袋に利用
できるものである。
【0002】
【背景技術】特開平10−46923号には、上吊り式
引戸の戸袋が示されている。この戸袋の外面は外面形成
部材となっている面材の配置によって形成され、この面
材の外面に壁材が取り付けられ、戸袋は壁材による壁の
内部に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上吊り式引戸のための
戸袋の設置場所の一例は、建物内の例えば廊下と部屋と
の境界部がある。この境界部には、建物構成部である室
内柱や部屋間の間仕切り壁等が設けられることがある。
このような建物構成部が戸袋に近接して存在していると
きには、工場から戸袋施工現場に資材を搬送して戸袋を
組み立てる際、戸袋の外面を形成する面材を戸袋の枠部
材等にビスなどで撓み等が発生しないようにより確実に
取り付けることは難しくなる。
【0004】特に、特開平10−46923号のように
戸袋が壁内に配置されるものとなっており、このため、
面材の外面に壁材を取り付けなければならないときに
は、面材を撓み等が発生しない大きな強度で取り付ける
ことが求められることになり、このような要望に応えら
れる戸袋の構造が必要になる。
【0005】本発明の目的は、戸袋に近接して建物構成
部があっても、戸袋の外面形成部材を撓み等が発生しな
いように確実に取り付けることが可能になる戸袋構造を
提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る戸袋構造
は、移動式開閉体を収納する戸袋の外面の少なくとも一
部に外面形成部材が配置され、この外面形成部材で戸袋
の外面が形成されている戸袋構造において、戸袋に近接
して建物構成部が設けられ、この建物構成部に、この建
物構成部に近い位置に配置されている外面形成部材の少
なくとも一部が取り付けられていることを特徴とするも
のである。
【0007】この戸袋構造によると、建物構成部に外面
形成部材の少なくとも一部が取り付けられるため、戸袋
と建物構成部とが近接していても、建物構成部を利用し
て外面形成部材の取り付けが可能になり、その取り付け
を例えば撓み等が発生しないように確実に行えるように
なる。
【0008】ここで、戸袋のそれぞれの片側外面につい
て外面形成部材は1個でもよく、複数でもよい。また、
これらの1個又は2個の外面形成部材が戸袋の片側全面
を形成してもよく、片側外面の一部を形成し、残りの部
分に外面形成部材が配置されていなくてもよい。
【0009】また、戸袋の両方の外面に外面形成部材を
配置せず、一方の外面だけに外面形成部材を配置し、他
方の外面から戸袋に収納された移動式開閉体を視認でき
る戸袋構造になっていてもよい。
【0010】さらに、複数の外面形成部材を並設して戸
袋の外面を形成する場合には、その並設方向は左右方向
でもよく、上下方向でもよく、これら両方を併用したも
のでもよい。
【0011】また、本発明に係る戸袋構造は、戸袋を壁
の内部に配置しない場合にも適用でき、壁の内部に配置
する場合にも適用できる。
【0012】戸袋を壁の内部に配置する場合には、外面
形成部材の外面に壁を形成する壁材を取り付けもよく、
取り付けなくてもよい。外面形成部材の外面に壁材を取
り付ける場合には、外面形成部材の取付強度を大きくす
ることが必要になる。建物構成部を利用して外面形成部
材の取り付けを行う本発明は、このような場合に特にそ
の効果を発揮する。
【0013】戸袋に建物構成部が極めて近接し、このた
め、建物構成部と対面する戸袋の外面に外面形成部材を
配置できない場合には、外面形成部材をこの外面からず
れた位置に配置し、この外面形成部材の少なくとも一部
を建物構成部に取り付けてもよい。この場合には、戸袋
及び建物構成部を壁材で覆い、これら全部を壁の内部に
収納する構造としてもよく、建物構成部とこの建物構成
部側の戸袋の片面に配置された外面形成部材とを壁材で
覆い、反対側の戸袋の片面に外面形成部材だけを配置す
る構造としてもよい。
【0014】以上において、外面形成部材の少なくとも
一部を取り付ける建物構成部は室内柱や壁等の建物躯体
でもよく、建物躯体に戸袋施工前に結合配置されるパネ
ルなどによる間仕切り壁等の非建物躯体でもよい。
【0015】また、建物構成部に外面形成部材を取り付
けるための構造はブラケット等を使用しない直接的なも
のでもよく、ブラケット等の連結部材を使用した間接的
なものでもよい。間接的な取付構造とする場合には、外
面形成部材を連結部材にビス、溶接等による固着手段で
結合してもよく、挟着部材等を使用した挟み込み方式で
結合してもよく、これらを併用してもよく、任意なもの
を採用できる。
【0016】また、外面形成部材は建物構成部だけに取
り付けてもよく、可能であれば建物構成部と戸袋構成部
材の両方に取り付けてもよい。戸袋構成部材にも外面形
成部材を取り付ける場合には、その取り付け構造はビ
ス、リベット、溶接等による固着手段を使用したもので
もよく、挟着部材等を使用した挟み込み方式のものでも
よく、これらを併用したものでもよく、任意である。
【0017】また、外面形成部材は補強部のない平面的
部材でもよく、折り曲げや補強部材の固着による補強部
が設けられた部材でもよい。
【0018】また、建物構成部には、戸袋の外面形成部
材だけではなく、例えば、戸袋の上枠、下枠、竪枠等の
戸袋外枠部材を直接又はブラケット等により間接的に取
り付け、これらの大きな取付強度を確保するようにして
もよい。
【0019】さらに、本発明は、上吊り式引戸や、上下
レールに案内されて移動する一般的な引戸、上吊り式等
の可動型間仕切りパネル等を収納するための戸袋に適用
でき、戸袋に収納される移動式開閉体は任意である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る戸袋構造
が適用された上吊り式引戸装置を含む建物の平断面図
で、図2はその引戸装置の正面図である。
【0021】図1において、建物内の廊下Aと部屋Bと
の境界部である壁Cに上吊り式引戸装置1が設置されて
おり、この引戸装置1の戸袋2に近接して建物躯体であ
って建物構成部である室内柱3が設けられている。図2
に示すとおり、引戸装置1は、左右動することにより出
入口用の開口部4を開閉する移動式開閉体である引戸5
を有し、引戸5は、開口部4の上縁を形成している上枠
6の内部のレールから吊り下げられた上吊り式である。
開口部4における引戸移動方向に対して直角をなす戸先
側の縁部は戸先側竪枠7で形成され、開口部4における
引戸移動方向に対して直角をなす戸尻側の縁部は竪額縁
8で形成され、開口部4における下縁は床9で形成され
ている。戸先側竪枠7に引戸5の戸先が当接することに
より、引戸5は閉じ側の移動限に達する。
【0022】竪額縁8の後側は前記壁Cになっており、
この壁Cの内部に、後退して開口部4を開けたときの引
戸5を収納するための戸袋2が配置されている。戸袋2
の後端は上下方向を長さ方向とする戸尻側竪枠10で形
成され、上枠6は戸先側竪枠7から戸尻側竪枠10まで
の長さを有している。戸袋2の下端は下枠11で形成さ
れ、この下枠11は竪額縁8から戸尻側竪枠10までの
長さを有する。
【0023】図2のIII−III線断面図である図3及び上
枠6の内部構造の正面図である図4には、上枠6の内部
に配置されている引戸移動機構が示されている。図3で
示すとおり、上枠6の閉鎖面部6Aの内面には補強部材
12が取り付けられ、この補強部材12は、図4で示す
ように、引戸3の移動方向に複数設けられている。これ
らの補強部材12には上枠6とほぼ同じ長さのレール1
3が結合され、このレール13は図3のように縦断面L
字状であり、水平部13Aの先端に引戸5の移動を案内
するガイド部13Bが設けられている。図4で示すとお
り、上枠6内に挿入されている引戸5の上部にはローラ
14がローラ保持部材15に取り付けられて回転自在に
支持され、複数個あるローラ14がレール13のガイド
部13Bに係合されている。これにより引戸5はレール
13に吊り下げ支持されているとともに、レール13に
沿って移動自在になっている。
【0024】また、図2で示す床9にはガイドローラ1
6が配置され、図3で示すとおり、このガイドローラ1
8は引戸5の下向きに開口した下フレーム5A内に挿入
され、開口部4を開閉する引戸5の移動は、引戸5の下
端がガイドローラ16で案内されながら行われる。
【0025】図4で示す複数のローラ保持部材15のう
ち、最後部のローラ保持部材15にはゴム等による緩衝
部材17が後ろ向きに取り付けられ、この緩衝部材17
が引戸5の後退によりレール13に結合されているスト
ップ部材18に当接することにより引戸5は後退限に達
する。また、レール13の先端に連結された連結部材1
9にはピン20が垂下固定され、このピン20にはワイ
ヤー21の一端が結合され、ワイヤー21の他端は、複
数個のローラ保持部材15のうちの最前部のローラ保持
部材15に連結されているブラケット22内の図示され
ていない渦巻きばね機構に結合されている。
【0026】このため、図2で示す把持部5Bを握った
手で引戸5を後退させると、ワイヤー21が渦巻きばね
機構から繰り出されるとともに、ワイヤー21からの引
っ張り力で渦巻きばね機構の渦巻きばねが蓄圧され、把
持部5Bから手を離すと、この渦巻きばねの蓄圧力によ
り引戸5が自動的に前進し、開口部4を閉じるようにな
っている。このため、本実施形態に係る上吊り式引戸装
置1は、半自動式(自閉式)である。
【0027】また、図4で示すように上枠6内のレール
13にはブラケット23でエアシリンダ24が後ろ向き
に取り付けられ、このエアシリンダ24のピストンロッ
ド25の先端部は、最後部のローラ保持部材15に設け
られているキャッチ部材26で把持されている。このた
め、引戸3の往復動によりピストンロッド25はエアシ
リンダ24に対して伸縮動し、エアシリンダ24には、
引戸3が後退したとき、すなわちピストンロッド25が
伸び作動したときに多量の空気をエアシリンダ26内部
に吸引し、引戸5が前進したときはこの空気を絞りなが
ら排出するバルブが設けられているため、上記渦巻きば
ねの蓄圧力により開口部4を閉じるときの引戸5の前進
は、エアシリンダ24のダンパー作用で低速で行われる
ようになっている。
【0028】上枠6の内部に配置されている以上の機
構、構造を点検できるように、上枠6には図3で示す点
検口27が設けられ、図2で示した開口部4の真上に設
けられているこの点検口27は、通常時、点検カバー2
8で塞がれている。図3に示すとおり、上枠6には斜め
上向きの傾斜突片6Bが設けられ、点検カバー28の上
辺にはこの傾斜突片6Bに係止する係止部28Aが形成
されている。係止部28Aを傾斜突片6Bに係止し、図
2で示した戸先側竪枠5と竪額縁8のそれぞれに設けら
れている図示しないブラケットのねじ孔に点検カバー2
8を挿通させたローレットねじ29をねじ込むことによ
り、点検カバー30は上枠6に点検口27を塞いで取り
付けられる。また、ローレットねじ29の取り外しを行
い、係止部28Aを傾斜突片6Bから外すことにより、
点検カバー28を上枠6から取り除いて点検口27を開
放でき、これにより、上枠4の内部に配置されている上
記機構、構造の点検が可能になる。
【0029】図5は図2のV−V線断面図であり、図6は
図5の要部拡大図である。これらは前記戸袋2の構造を
示す平断面図である。また、図7は図6のVII−VII線断
面図で、戸袋2の縦断面図である。
【0030】図5及び図6に示すように、戸袋2の前記
廊下A側の外面には2枚の面材30,31が配置され、
これにより戸袋2の廊下A側の外面が形成されているた
め、面材30,31は戸袋2の外面形成部材となってい
る。面材30,31は左右方向に並設され、開口部4側
の面材30における開口部4側の端部には挟着部材32
が上下方向に複数個取り付けられ、これらの挟着部材3
2と面材30との間の隙間には、廊下A側の竪額縁8の
後方延出部8Aが挟み込まれている。また、戸尻側竪枠
10側の面材31における戸尻側竪枠10側の端部にも
挟着部材32が上下方向に複数個取り付けられ、これら
の挟着部材32と面材31との間の隙間には、戸尻側竪
枠10から前方へ延びるブラケット33が挟み込まれて
いる。
【0031】また、図7に示すとおり、これらの面材3
0,31の上部は上枠7に取り付けられたブラケット3
4にビス35で結合され、下部はチャンネル材からなる
下枠11の立上部11Aにビス36で結合されている。
そして、図6に示すように、面材30,31の互いに向
かい合う端部は折曲端部30A,31Aとなっており、
これらの折曲端部30A,31Aは重ねられ、ビス37
で結合されている。
【0032】また、これらの面材30,31の外面には
前記壁Cを形成するボードによる壁材38がステープル
やビス等の止め具で取り付けられ、その表面には壁仕上
げ材である壁クロスが貼られており、面材30,31
は、この部分の壁Cを形成するための壁材38の下地材
となっている。
【0033】一方、図5及び図6に示すとおり、戸袋2
の前記部屋B側の外面近くには、この外面のほぼ半分を
覆うように前記室内柱3が設けられている。言い換える
と、本実施形態に係る上吊り式引戸装置1が設けられる
壁Cは室内柱3の近くに設置されており、この引戸装置
1の戸袋2は、戸袋2のほぼ半分と室内柱3とが対面す
る位置に配置されている。
【0034】戸袋2の室内柱3と対面しない外面には、
外面形成部材である面材40が配置され、この面材40
により戸袋2のこの部分の外面が形成されている。面材
40の開口部4側の端部には挟着部材32が上下方向に
複数個取り付けられ、これらの挟着部材32と面材40
との間の隙間には、部屋B側の竪額縁8の後方延出部8
Aが挟み込まれている。また、面材40の戸尻側竪枠1
0側の端部にも挟着部材32が上下方向に複数個取り付
けられ、これらの挟着部材32と面材40との間の隙間
には、上下方向の長さを有するアングル材からなるブラ
ケット41の第1片部41Aが挟み込まれている。この
ブラケット41の第2片部41Bは室内柱3にアンカー
部材42で結合されている。
【0035】図7に示すように、面材40の上部は上枠
6に取り付けられたブラケット43にビス44で結合さ
れ、下部は下枠11の立上部11Bにビス45で結合さ
れている。
【0036】図5及び図6に示すとおり、面材40の外
面には壁Cを形成する壁材46がステープルやビス等に
よる止め具で取り付けられ、この壁材46の端部に直角
に接続されて壁材47が配置されている。さらに、図1
に示すとおり、壁材47に室内柱3を囲むように壁材4
8,49が順次接続配置されている。このため、壁Cは
戸袋2の部分で室内柱3のために膨らんだ形状となって
おり、戸袋2は、壁Cのこの膨らんだ部分の内部に配置
されている。
【0037】戸袋2の配置部分を除く壁Cは、図1、図
3等で示す他の壁材50の配置により形成され、これら
の壁材50は下地フレーム51に取り付けられている、
また、壁材47〜49は室内柱3の周囲を囲むように設
置された下地フレーム52に取り付けられ、面材40の
外面に取り付けられた壁材46、壁材47〜50、壁材
50の表面には、前記壁材38と同様に壁クロスが貼ら
れている。
【0038】建物内の所定位置に壁C及び上吊り式引戸
装置1を設置する場合には、先ず、下地フレーム51の
設置作業を行い、次いで、上吊り式引戸装置1の上枠
6、戸先側竪枠7、戸尻側竪枠10を下地フレーム51
に取り付ける作業、下枠11を床9に設置する作業、上
枠6と下枠11に竪額縁8を結合する作業を行う。そし
て、廊下A側の面材30,31を左右方向に移動させて
これらの面材30,31を挟着部材32で廊下A側の竪
額縁8の後方延出部8A、戸尻側竪枠10のブラケット
32に取り付ける作業、面材30,31の上下部をブラ
ケット34、下枠11にビス35,36で結合する作
業、面材30,31の折曲部30A,31A同士をビス
で37で結合する作業を行う。
【0039】また、部屋B側の面材40における開口部
4側の端部を、面材40を図5及び図6中左移動させる
ことにより、挟着部材32で部屋B側の竪額縁8の後方
延出部8Aに取り付ける作業、アングル材からなるブラ
ケット41の第2片部41Bをアンカー部材42で室内
柱3に取り付ける作業、このブラケット41の第1片部
41Aに面材40の戸尻側竪枠10側の端部を、面材4
0を図5及び図6中右移動させることにより、挟着部材
32で取り付ける作業、面材40の上下部をブラケット
43、下枠11にビス44,45で結合する作業を行
う。
【0040】さらに、室内柱3の周囲に下地フレーム5
2を設置する作業を行い、この後、面材30,31の外
面に壁材38を取り付ける作業、面材40の外面に壁材
46を取り付ける作業、下地フレーム52に壁材47〜
49を取り付ける作業、下地フレーム51に壁材50を
取り付ける作業を行い、全部の壁材38,46〜49,
50の表面に壁クロスを貼る作業を行う。
【0041】以上の本実施形態によると、室内柱3の近
くに配置されている面材40における戸尻側竪枠10側
の端部は、ブラケット41を介して室内柱3に取り付け
られており、挟着部材32で部屋B側の竪額縁8の後方
延出部8Aに取り付けられている開口部4側の端部、ブ
ラケット43、下枠11にビス44,45で結合されて
いる上下部と併せ、面材40の四周辺は固定されること
になるため、面材40の取付強度を撓みが発生しない大
きなものにできる。
【0042】すなわち、図5及び図6に示すように、室
内柱3に近接する位置に戸袋2が設けられ、このため、
室内柱3と直接対面する戸袋2の外面位置に、面材40
と左右方向に隣接する面材を配置できない場合には、廊
下A側の面材30,31のように左右方向に隣接する面
材の端部同士を結合して面材に撓みが生じない程の面材
取付強度を確保することは難しくなるが、本実施形態に
よると、面材40における面材を配置できない側の端部
をブラケット41を介して室内柱3に結合できるため、
面材40の取り付けをこの端部で撓みが発生しないよう
により確実なものにでき、その取付強度を充分に大きく
できる。
【0043】特に、本実施形態では、面材40の外面に
は壁材46が取り付けられ、この壁材46は他の壁材3
8、47〜49,50と共に戸袋2を内部に収納するた
めの壁Cの構成材となっているため、壁材46を下地材
としての面材40に大きな強度で取り付けることが必要
になり、このためにも、面材40に撓みが発生しないよ
うに面材40を戸袋2に大きな強度で取り付けなければ
ならないが、本実施形態によると、ブラケット41を介
して面材40を室内柱3に結合することにより、面材4
0を撓みが発生しない充分な強度で取り付けることがで
きるようになる。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、戸袋に近接して建物構
成部があっても、戸袋の外面形成部材を撓み等が発生し
ないように確実に取り付けることが可能になるという効
果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る上吊り式引戸装置の
戸袋構造が適用された壁を示す平断面図である。
【図2】図1の上吊り式引戸装置の正面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2の上吊り式引戸装置の上枠内に配置された
引戸の移動機構を示す正面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図5の戸袋部分を示す要部拡大図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1 上吊り式引戸装置 2 戸袋 3 建物構成部である室内柱 5 移動式開閉体である上吊り式引戸 6 上枠 7,10 竪枠 8 竪額縁 11 下枠 30,31,40 外面形成部材である面材 38,46〜50 壁材 A 廊下 B 部屋 C 壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式開閉体を収納する戸袋の外面の少
    なくとも一部に外面形成部材が配置され、この外面形成
    部材で前記戸袋の外面が形成されている戸袋構造におい
    て、前記戸袋に近接して建物構成部が設けられ、この建
    物構成部に、この建物構成部に近い位置に配置されてい
    る前記外面形成部材の少なくとも一部が取り付けられて
    いることを特徴とする戸袋構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の戸袋構造において、前
    記戸袋は、前記外面形成部材の外面に取り付けられた壁
    材による壁の内部に配置されていることを特徴する戸袋
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の戸袋構造におい
    て、前記建物構成部と対面する前記戸袋の外面には外面
    形成部材は配置されておらず、この外面からずれた位置
    に配置された外面形成部材の少なくとも一部がこの建物
    構成部に取り付けられていることを特徴とする戸袋構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の戸袋構
    造において、前記移動式開閉体は上吊り式引戸であるこ
    とを特徴とする戸袋構造。
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