JP3513439B2 - 引き戸 - Google Patents

引き戸

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JP3513439B2
JP3513439B2 JP25762999A JP25762999A JP3513439B2 JP 3513439 B2 JP3513439 B2 JP 3513439B2 JP 25762999 A JP25762999 A JP 25762999A JP 25762999 A JP25762999 A JP 25762999A JP 3513439 B2 JP3513439 B2 JP 3513439B2
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井 望 酒
口 望 坂
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株式会社くろがね工作所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は扉の引き込み部内
部の清掃作業等が容易な引き戸に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 近年、引き戸は、引き込み部表面が建
物と同じ化粧パネルで覆われているので、引き込み部内
に侵入した異物をとりだしたり、あるいは、内部に堆積
した埃等を清掃する場合、引き戸の扉を取り外さなけれ
ばならず、この作業が非常に煩雑であると共に、出入り
口側から、引き込み部内部の清掃作業等を行うため、内
部を目視できず、清掃作業等を完全に行うことは非常に
困難であった。よって、引き込み部内部の清掃等はほと
んど行われず非常に不衛生な状態で放置されているのが
現状であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、簡単な構
造で、点検、清掃等の作業が容易で、全体の見栄えを低
下させることのない引き戸を提供する事を課題とする。 【0004】 【課題を解決する為の手段】 そこで、本発明が前記課
題を解決するための手段として構成したところは、扉の
引き込み部内部の清掃等が可能な開口部が扉の引き込み
部下方に形成され、開口部に点検パネルが取り付けられ
た状態で、点検パネルに設けられた点検パネル着脱用の
操作突片が出入可能な間隙を、点検パネルと開口部の飾
縁枠間に形成することにより、操作突片が点検パネルの
表面から外方に突出する位置と点検パネルに収納される
位置に変移可能に設けたものである。 【0007】 【実施例】 以下、添付図面に基づいて実施例を詳述す
る。図1、図2、図3、図4において、符号1は引き戸
枠を示している。引き戸枠1は、建物側の鉄骨11・・
・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦
枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先
側縦枠14の上端間に配設され、建物側鉄骨11にブラ
ケット12を介して固定された上横枠15より門形に形
成されている。 【0008】符号2は、レール取付材を示している。レ
ール取付材2は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の内
面に突出して設けられたL字形の固定用突片138、1
38に固定用ボルト212、212を介して、高さ調節
可能に、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上部間に配
設され、室内側に引き戸レール5が着脱自在に連結され
る。符号6は、引き戸レール5に吊り下げられた扉を示
し 符号3、3は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間
で、上端がレール取付材2の室内側と廊下側の両面に固
定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された中枠を
示している。以下、戸尻側縦枠13と中枠3、3間側を
引き込み部側、戸先側縦枠14と中枠3、3間側を出入
り口側と云う。 【0009】符号16はベース材を示し、ベース材16
は、引き込み部側の床面全幅にわたって固定され、出入
り口側に突出した端部上面に、ガイドローラ17を回転
自在に設けたガイドローラ取付部材164が出入り口側
に突出して固着されている。 符号4・・・は、引き込
み部側の室内側及び廊下側の両面上下方向に配設された
下地パネルを示している。符号18・・・は、レール取
付材2の廊下側の表面で出入り口側に取付られるランマ
下地パネルを示し、符号19はレール取付材2の室内側
の出入り口側に着脱自在に取付られたメンテナンスパネ
ルを示している。 【0010】そして、上記引き戸枠1、ベース材16、
中枠3、3、下地パネル4・・・、ランマ下地パネル1
8、メンテナンスパネル19、引き戸レール5が取付ら
れたレール取付材2は、内装仕上げ(化粧パネル等の張
り付け)が行われるまでに施工され、内装仕上げが終了
した後、メンテナンスパネル19を取り外して、扉6が
引き戸レール5に吊り込まれ、扉6の閉鎖スピードの調
整、床面及び戸先側縦枠14との隙間調節が行われる。 【0011】以下、各部材について詳述する。戸尻側縦
枠13は、図2、図6に示す如く、引き込み部側面13
1と室内側面132と廊下側面133より横断面略コ字
形に形成され、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔
を有して設けられた固定用部材134・・・が、建物用
鉄骨11の引き込み部側面に突出して固着されたブラッ
ケット12・・・に溶接され、下端部は床面仕上げ時に
床面に埋め込まれて立設されている。そして、引き込み
部側面131の引き込み部側に扉6が開放された時、扉
6の戸尻側端面が当接する緩衝部材135が取付られて
いる。 【0012】戸先側縦枠14は、図2、図5に示す如
く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固
定用部材141・・・が設けられた基枠145と、基枠
145の出入り口側方向で室内側に突出して基枠145
にネジ止めされ、化粧ボード100の出入り口側端面を
隠蔽する室内側ボード閉塞部146と、基枠145の出
入り口側方向で廊下側に突出して基枠145にネジ止め
され、化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する廊
下側ボード閉塞部147より構成されている。 そし
て、室内側ボード閉塞部146と廊下側ボード閉塞部1
47の出入り口側の端面が互いに離間して戸当たり受け
材143が取付られる取付用間隙144が形成され、こ
の取付用間隙144に戸当たり受け材143が着脱自在
に取り付けられている。そして、戸先側縦枠14は、固
定用部材141・・・が、建物用鉄骨11の出入り口側
面に突出して固着されたブラッケット12・・・に溶接
され、下端部は床面仕上げ時に床面に埋め込まれて立設
されている。 【0013】上横枠15は、図3に示す如く、建物用鉄
骨11側で、扉6の開閉方向に所定間隔を有して固定部
材151・・・が設けられた断面上向き略コ字形をな
し、該固定部材151・・・が建物用鉄骨11の下面の
下方に突出して固着されたブラッケト12・・・に溶接
固定されている。そして、上横枠15の開閉方向両端部
に取付られた逆L字形の連結金具152、152と、戸
尻側縦枠13、戸先側縦枠14の上端部がねじ止めさ
れ、引き戸枠1が構成される。 【0014】ベース材16は、図4、図8に示す如く、
引き込み部側の床面全幅に位置する固定面161と、固
定面161の室内側および廊下側の端部に形成された立
ち上がり面162、162と、立ち上がり面162、1
62から内方に突出して形成されたL字形の下地パネル
受け面163、163と、固定面161の出入り口側端
部に固着されて、出入り口側に突出し、扉6の下端面に
形成された嵌合溝60内に嵌合するガイドローラー17
を上面で回転自在に保持するガイドローラー取付部材1
64がより構成されている。そして、ガイドローラー取
付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床
面に固定されると共に、固定面161の出入り口側端部
に設けられた上向きコ字形のベース側固定部材166
(図6参照)が中枠3、3の内面と連結され、さらに、
固定面161の引き込み部側端部に設けられたベース固
定部材167が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定さ
れる。又、下地パネル受け面163には、開閉方向に所
定間隔を有して、下地パネル9の係止孔165・・・が
形成されている。 【0015】レール取付材2は、図3、図4、図7に示
す如く、固定用枠21と、該固定用枠21の室内側の下
方に設けられたレール取付枠22より構成されており、
室内側下方隅部が開口し、メンテナンスパネル19を外
した状態で、引き戸レール5が水平状態に着脱自在にと
りつけられる。すなわち、固定用枠21の上面部211
の扉開閉方向端部には、上方に突出する固定用ボルト2
12が設けられている。そして、戸尻側縦枠13の引き
込み部側上端部と、戸先側縦枠14の出入り口側上端部
に突出して設けられた逆L字形の固定用突片138、1
38の挿通孔に固定用ボルト212、212を下方より
挿通し、固定用突片138、138と上面部211間に
複数枚のライナー213・・・を選択して介在せしめ
て、固定用突片138、138の上方で固定用ナット2
14、214を螺合せしめて水平状態に調節して固定さ
れる。 【0016】符号215は、扉6の開閉方向両端部が戸
先側縦枠14と室内側の中枠3の上端部に連結され、固
定枠21の室内側面部210の出入り口側全幅に設けら
れる、メンテナンスパネル19の上部支持部材を示し、
符号216は固定枠21の室内側面部210で、出入り
口側の開閉方向両端部に設けられた、メンテナンスパネ
ル19の下部支持部材を示し、下部支持部材216の下
面にはメンテナンスパネル19の取付用螺孔が形成され
ている。 【0017】レール取付枠22は、固定用枠21の室外
側面部200の下端部の折り曲げ部220に、下端部が
固着されるL字形の引き戸レール取付面221と、引き
戸レール取付面221の上端から室内側に延出され、固
定用枠21の室内側面部210の内面に固着される上部
固定面222より、室内側の下方に開閉方向全幅に渡っ
て開口する引き戸レール取付用開口20を有している。 【0018】そして、引き戸レール取付面221の引き
込み部側には、図9に示す如く、扉6の開閉方向に所定
間隔を有して引き戸レール5の取付用係合孔223・・
・が複数個形成され、引き戸レール取付面221の出入
り口側には、扉6の開閉方向に所定間隔を有して引き戸
レール5の固定用螺孔224が複数個形成されている。 【0019】引き戸レール5は、図7、図9に示す如
く、スライド装置7と、アルミの押出材より形成され
た、スライド装置7の補強材51と、補強材51を保持
する保持部材52が一体に連結されて構成されている。
そして、その開閉方向の長さは、レール取付材2に着脱
自在に取付られるよう、レール取付材2より所定寸法短
く形成されている。 【0020】すなわち、引き戸レール5の保持部材52
の出入り口側端部には室内側に突出する操作突片521
が形成され、引き込み部側には、扉6の開閉方向に所定
間隔を有して、前記固定枠21の取付用係合孔223・
・・に出入り口側から係合する係合爪522・・・が形
成され、引き戸レール5の出入り口側には、固定用螺孔
224・・・に対応する連結孔523・・・が形成され
ている。 【0021】そして、引き戸レール5の点検補修の為取
り外された引き戸レール5を、レール取付材2に連結す
る時は、メンテナンスパネル19が取り外された状態
で、出入り口側下方の室内側斜め方向から、引き込み部
側端部を上方に向けて差入れ、引き戸レール取付用開口
20内に引き戸レール5を位置せしめたのち、係合爪5
22・・・を取付用係合孔223・・・内に位置させた
後、扉6の開放方向にハンマー等にて操作突片521を
打撃して、引き戸レール5を扉6の開放方向にスライド
させて、係合爪522・・・を取付用係合孔223・・
・に係合せしめると、固定用螺孔224・・・と連結孔
523・・・は一致し、連結ネジ50にて、引き戸レー
ル5はレール取付材2に連結される。 【0022】一方、レール装置7の破損等によって、レ
ール取付材2から引き戸レール5を取り外す場合は、上
記操作とは逆に、連結ネジ50を取り外した後、扉6の
閉鎖方向にハンマー等にて操作突片521を打撃して、
引き戸レール5を扉6の閉鎖方向にスライドさせて、係
合爪522・・・と取付用係合孔223・・・の係合状
態を解除して取り外す。 【0023】スライド装置7は、図10に示す如く、補
強材51の室内側に保持される断面略C字形のアウター
メンバー71と、アウターメンバー71にボールリテー
ナー72に保持された複数個のボール73・・・を介し
てスライド自在に保持される断面略C字形のインナーメ
ンバー74より構成されており、保持部材52と補強材
51とアウターメンバー71は開閉方向全幅に渡って配
設され、インナーメンバー74は扉6の開閉方向の幅よ
りやや小さ目に形成され、ボールリテーナー72はイン
ナメンバー74より2倍強の幅に形成されている。符号
75はインナーメンバー74の室内側に固着された吊り
金具を示している。 【0024】中枠3、3は図6に示す如く、対向した同
形に形成されているので便宜上室内側についてのみ説明
する。中枠3は、内面側に位置する補強枠31と、補強
枠31の出入り口側の端部に形成されて室内側に突出
し、引き込み部側の化粧パネル100の出入り口側端部
を隠蔽する中枠突部32と、補強枠31の室内側の表面
に設けられ、戸尻側縦枠13側の端部に補強枠31と共
に下地パネル4のパネル嵌合溝33を形成する表面板3
4より形成され、上端部がレール取付材2の室内側面部
210に連結され、下端部がベース材16のベース側固
定部材166と連結され、下端部が床面仕上げ時に床面
に埋め込まれて立設される。符号30は軟質合成樹脂材
より形成された指づめ防止材を示している。 【0025】尚、実施例では中枠3、3は対向した同形
及び室内外側で同位置に形成されているが、例えば廊下
側では室内側より戸尻側縦枠13側に所定寸法寄せた位
置に設け、その寸法に一致する幅で設備パネルを中枠3
に回動自在にもうけたり、あるいは、中枠3と同様の構
成で取りつける事も可能である。すなわち、例えば病室
の出入り口に使用される本発明では、設備パネルに患者
名を表示するとともに、患者がナースコールを行った
時、その病室と患者名を示す表示ランプと表示状態を消
す取消スイッチを設けておけば、廊下側(室外側)から
ナースコールをしている病室及び患者を目で確認出来る
ので、看護婦は迅速に対応する事ができる。 【0026】下地パネル4・・・は、図4、図8に示す
如く、室内側及び廊下側でそれぞれ上下方向に複数枚に
分割され(実施例では上下方向で3分割され、それぞれ
の外形形状はほぼ同一に形成されているが、室内側の最
下段に取り付けられる下地パネル4には点検パネル9が
取り付け可能に形成されているので、室内側最下段の点
検パネル4については、点検用下地パネル40として後
述する。)、室内側及び廊下側の引き込み部に取り付け
られている。 下地パネル4は下端部の開閉方向所定位
置に前記ベース材16の係止孔165・・・に対応する
係止突片41・・・を所定幅で有する表面板部42と、
表面板部42の上端を内方にL字形に折り曲げて形成さ
れた下地パネル上受け面部43と、表面板部42の戸尻
側縦枠13側を横向きL字形に折り曲げて形成された端
部連結突片44より構成され、下地パネル上受け面部4
3の開閉方向所定箇所には、前記係止突片41・・・に
対応する下地パネル上係止孔431が形成され、表面板
部42の内面に石膏ボード45が貼り付けられている。 【0027】下地パネル4は上記の如く形成され、出入
り口側の端部を中枠3のパネル嵌合溝33に嵌入し、下
端部の係止突片41・・・をベース材16の係止孔16
5・・・に係止させて、表面板部42の下端部をベース
材16の下地パネル受け面163に載置し、端部連結突
片44を戸尻側縦枠13の室内側面132にネジ止めす
る。次に、ベース材16に取付られた下地パネル4の上
方に、上方の下地パネル4の出入り口側の端部を中枠3
のパネル嵌合溝33に嵌入し、下端部の係止突片41・
・・を下方の下地パネル上受け面部43の下地パネル上
係止孔431・・・に係止させ、表面板部42の下端部
を下方の下地パネル上受け面部43に載置し、端部連結
突片44を戸尻側縦枠132の室内側面132にネジ止
めする。そして、最上部の下地パネル4のみ上端部(下
地パネル上受け面部43の上向き突片432)をレール
取付材2の室内外側面部210、200にネジ止めす
る。 【0028】点検用下地パネル40は、(図11、図1
2、図13に示す。)表面板部42の下部中央部に横長
四角形の清掃用等の開口部400が形成され、開口部4
00の周縁には、内面側から外方に突出し、化粧ボード
100の端面を隠蔽する断面略L字型の外周縁材401
が設けられ、外周縁材401の上下内面の扉6の開閉方
向所定位置には、内方に突出し、飾り縁連結螺孔を有す
る飾り縁枠取付材402・・・が設けられている。 【0029】符号403・・・は、周縁材401の上下
内面の扉6の開閉方向所定位置に取り付けられ、内方に
突出してラッチ受け405が連結されるラッチ部材取付
座を示し、符号404、404は外周縁材401の扉6
の開閉方向側内面所定位置に、内方に突出して設けられ
た点検パネル当たり部材を示している。そして点検用下
地パネル40の表面に化粧パネル100が張り付けられ
た後(実施例では、化粧パネル100の表面にはクロス
101が貼られている。)、開口部400に合致する飾
り縁枠406が室内側より嵌め込まれ、前記飾り縁枠取
付材402・・・と螺子止めされる。この時、飾り縁枠
406には飾り縁連結螺孔に対応する連結孔を長孔に形
成する事により、化粧パネル100と飾り縁406間に
隙間が発生するのを防止する事が出来る。(化粧パネル
100の厚み寸法の微妙な変化に対応可能としてい
る。) 【0030】点検パネル9は、化粧パネル100と同じ
クロス101が表面に貼られた内面側が開口する偏平箱
型の表面側基板91と、表面側基板91の上下端部内面
に設けられた上下補強材92、92より前記開口部40
0に合致する大きさに形成され、上下補強材92、92
の扉6の開閉方向両端部には前記ラッチ受け405・・
・に係合するラッチ突部407・・が取り付けられ、下
補強材92の扉6の開閉方向中央部より下面に、点検パ
ネル着脱用の操作突片93、93が点検パネル9の表面
から外方に突出する位置と、点検パネル9の下面に収納
される位置に変移可能に設けられて、点検パネル9を開
口部400に取り付けた状態で、点検パネル9の下面と
飾り縁枠406の間に、操作突片93、93の出入す
間隙を形成する。 【0031】操作突片93、93は対向した同形に形成
されているので、以下、一方側についてのみ説明する。
操作突片93は、一端が下補強材92の内面に設けられ
た兆番94に連結され、他端に指掛かり部941が形成
されて、点検パネル9の下面に回動自在に取り付けら
れ、点検パネル9の下面に収納された状態で指掛かり部
941の内面が飾り縁枠406の外面に当接し、室内側
に回動された状態で外方に突出し、この突出した個所を
握って、点検パネル9を取り外すよう構成されている。
尚、本実施例では、点検用下地パネル40および点検パ
ネル9は室内側に設けられているが、引き込み部の廊下
側に構成してもよく、廊下側に構成した場合は、点検パ
ネル9の表面側基板91の表面にストレッチャーガード
の一部が適宜手段にて取り付けられ、点検パネル9と共
に着脱自在に構成される。 【0032】ランマ下地パネル18は、図7に示す如
く、廊下側表面板181の上端がレール取付材2の廊下
側面部200にネジ止めされ、廊下側表面板181の下
端部で廊下側に突出して形成されたランマ下地突部18
0で、化粧ボード100の下端部端面を隠蔽し、廊下側
表面板181の開閉方向の両端部が、廊下側の中枠3の
上端部と、戸先側縦枠14の廊下側の上端部にネジ止め
されている。 【0033】扉6は、図3、図5に示す如くパネル形状
をなし、下端面の開閉方向に前記ガイドローラー17が
嵌合する嵌合溝60が形成され、上端面の開閉方向に所
定間隔を有して吊り下げ用連結螺孔61・・・が形成さ
れ、室内側上端部の開閉方向に所定間隔を有して吊り下
げ固定用螺孔62・・・が形成され、上端部に隙間調節
用部材8が外嵌している。 【0034】隙間調節用部材8は、吊り下げ面81と、
吊り下げ面81の室内側および廊下側に形成された室内
側挟持片82および廊下側挟持片83より断面下向き略
コ字形に形成され、吊り下げ面81には前記インナーメ
ンバー74の吊り金具75に取付ピン800を介して、
室内側および廊下側方向に回動自在に吊り下げられる吊
り受け金具820が上方に突出して設けられると共に、
扉6の前記吊り下げ用連結螺孔61・・・に対応して、
挿通孔830・・・が形成され、固定用ボルト80・・
・が、吊り下げ面81の上方から挿通孔830・・・を
挿通して吊り下げ用連結螺孔61・・・に螺合してい
る。又、室内側挟持片82には、前記吊り下げ固定用螺
孔62・・・に対応して、上下方向の長孔84・・・が
形成され、長孔84・・・を挿通して固定ネジ840・
・・が吊り下げ固定用螺孔62・・・に螺合している。 【0035】そして、扉6の戸尻側の端部上面ゼンマイ
式の自閉装置が埋設され、ゼンマイ式の自閉装置のワイ
ヤーに一端が、中枠3の出入り口側で、レール取付材2
側に設けられた固定座に固定されている。又、扉6の上
端の室内側で戸先側端部に全開ストッパー用ローラーが
設けられ、全開ストッパー用ローラーに対応して、中枠
3の上端に板バネからなる全開ストッパーが取り付けら
れ、レール取付材2と吊り金具75間に自閉時のブレー
キ装置等が構成されている。(自閉装置、固定座、全開
ストッパー、全開ストッパー用ローラー、ブレーキ装置
等は周知技術であるので図示せず。) 【0036】上記の如く構成された各部材のうち、引き
戸枠1、ベース材16(ガイドローラー17を含
む。)、中枠3、3、下地パネル4(点検用下地パネル
40を含む。)・・・、ランマ下地パネル18、引き戸
レール5が取付られたレール取付材2、メンテナンスパ
ネル19が、内装仕上げが行われる前に施工され、化粧
ボード100等(この時、点検パネル9はすでに化粧パ
ネル100に合わせて表面が形成されている。)が取付
られ、床面等が仕上げられた後、扉6等が組み込まれ
る。すなわち、上端面に隙間調節用部材8が、固定用ボ
ルト80・・・、固定ネジ840・・・にて仮固定され
た扉6は、点検パネル19が取り外された状態で、嵌合
溝60の戸袋側端部にガイドローラー17を嵌合させた
状態で持ち上げ、スライド装置7に設けられた吊り金具
75に、吊り受け金具82を一致せしめて、取付ピン8
00を嵌入し、レール取付材2に対し開閉方向に摺動自
在に吊り下げられる。 【0037】この状態で、レール取付材2は施工段階で
レベル調整され水平状態で固定されているが、戸先側縦
枠14は建物側の鉄骨11にブラッケット12を介して
溶接にて固定されているので、必ずしも鉛直に立設され
ているわけではない。従って、扉6の戸先側に設けられ
た戸当たり600と、戸先側縦枠14に設けられた戸当
たり受け材143が、扉6の閉鎖時に、上下方向に渡っ
て密着するわけではなく、上下端部のいずれかに隙間が
発生し、非常に見苦しいものとなりがちである。 【0038】よって、扉6の上端面に外嵌する隙間調節
用部材8の固定用ボルト80・・・と吊り下げ用連結螺
孔61・・・の螺合状態を調節すると、扉6は、隙間調
節用部材8に対し開閉方向で、戸当たり受け材143と
戸当たり600が上下方向で密着するよう傾斜自在に調
節される。そして、吊り下げ固定用螺孔62・・・に室
内側挟持片82の室内側から固定ネジ840・・・を長
孔84・・・を挿通して螺合し、室内側挟持片82と扉
6を固定する。次に、自閉装置ワイヤーの一端を、固定
座に連結し、全開ストッパー用ローラー、全開ストッパ
ー、自閉時のブレーキ装置を取付た後、メンテナンスパ
ネル19を取付、隙間調節用部材8と扉6の上端部及び
レール取付材2等を隠蔽する。 【0039】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、点検パ
ネルの表面から突出する位置と、点検パネルに収納され
る位置に変移可能な操作突片が、点検パネルと開口部間
の間隙で、出入自在となっているので、全体と違和感が
なく、美観を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の引き戸の室内側からの正面図 【図2】 図1のAーA線拡大断面図 【図3】 図1のBーB線拡大断面図 【図4】 図1のCーC線拡大断面図 【図5】 図2の戸先側縦枠部分の拡大図 【図6】 図2の引き込み部側部分の拡大図 【図7】 図3のレール取付材部分の拡大図 【図8】 図4のベース材部分の拡大図 【図9】 レール取付材と引き戸レールの取付状態を
示す拡大横断面図 【図10】 スライド装置の拡大断面図 【図11】 図1のD−D線拡大断面図 【図12】 図11のE−E線一部断面図 【図13】 点検パネルを取り外した状態の図11対応
する断面図 【符号の説明】 1 引き戸枠 13 戸尻側縦枠 14 戸先側縦枠 15 上横枠 100 化粧ボード 3 中枠 4 下地パネル 40 点検用下地パネル 400 開口部 5 引き戸レール 6 扉 9 点検パネル 93 操作突片

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 扉の引き込み部内部の清掃等が可能な
    開口部が扉の引き込み部下方に形成され、開口部に点検
    パネルが取り付けられた状態で、点検パネルに設けられ
    た点検パネル着脱用の操作突片が出入可能な間隙を、点
    検パネルと開口部の飾り縁枠間に形成することにより、
    操作突片が点検パネルの表面から外方に突出する位置と
    点検パネルに収納される位置に変移可能に設けられてい
    る事を特徴とする引き戸。
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