JP3474777B2 - 引き戸 - Google Patents

引き戸

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JP3474777B2
JP3474777B2 JP18166998A JP18166998A JP3474777B2 JP 3474777 B2 JP3474777 B2 JP 3474777B2 JP 18166998 A JP18166998 A JP 18166998A JP 18166998 A JP18166998 A JP 18166998A JP 3474777 B2 JP3474777 B2 JP 3474777B2
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野 昌 彦 城
井 正 美 大
浅 誠 一 郎 湯
口 吉 克 樋
本 康 彦 藤
村 茂 一 中
井 望 酒
下 浩 一 山
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株式会社くろがね工作所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は引き戸の戸袋側が
建物の壁面と面一となした化粧ボードで覆われてなる引
き戸に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 上記引き戸は、戸袋側が建物と同じ化
粧パネルで覆われているので、使用途中で、部材の摩耗
等によって、扉の開閉スピードが当初の設定状態と異な
ってきた時、その点検、修理作業が非常に面倒であるば
かりか、レール部材に損傷が発生すると、化粧パネルを
剥がしてレール部材を取り替える必要があった。しか
し、この作業は実際上建物が使用されている状態では非
常に困難であった。そして、この問題を解決するため、
レール部材の戸袋側の端部は単に固定部材に載置し、点
検パネル側のみ固定するようにしていた。そのため、地
震等でレール部材の戸袋側が浮き上がり、強度、耐久性
に問題があり、さらに、建物の内装工事のあとで(壁面
及び戸袋側に化粧ボードが貼りつけられ、天井、床面が
仕上げられた状態)レール部材に扉を吊り込むので、床
面の水平レベル、あるいは、戸先側縦枠の鉛直レベルが
正確に仕上がっていなかった場合、扉の戸先側が戸先側
縦枠に均一に当接せず、隙間が生じ見栄えが悪くなると
いう問題もあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 本発明は、簡単な構
造で、点検、修理作業が容易で、簡単に扉と戸先側縦枠
を完全に当接させて見栄えを向上させ引き戸を提供す
る事を課題とする。 【0005】 【課題を解決する為の手段】 そこで、本発明が前記課
題を解決するための第1の手段として構成したところ
は、建築側の鉄骨に固定される戸先側縦枠と戸尻側縦枠
と上横枠より門形の引き戸枠が形成され、戸先側縦枠と
戸尻側縦枠間に、出入り方向に所定間隔を有して中枠が
設けられ、戸先側縦枠と中枠間を出入り口側となし、戸
尻側縦枠と中枠間を戸袋側となし、出入り口側の上部に
点検パネルが設けられ、戸袋側の表面が建物の壁面と面
一となした化粧ボードで覆われてなる引き戸において、
戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上端部間に上下調節可能に配
設されたレール取付材に、点検パネルを解放した状態
で、出入り口側から引き戸レールを着脱自在に取付け
扉の上端面の開閉方向に所定間隔を有して形成された吊
り下げ用連結螺孔に、吊り下げ面と吊り下げ面の室内外
側に形成された室内外挟持片より断面下向きコ字形に形
成された隙間調整部材の吊り下げ面の固定用ボルトを螺
合させて、扉を仮固定した状態で前記隙間調整部材を引
き戸レールに吊り下げることにより、点検パネルを開放
した状態で、前記固定用ボルトと前記吊り下げ用連結螺
孔との螺合状態を調節することで、扉を前記隙間調整部
材に対し開閉方向で傾斜調節可能としたものである。 【0011】 【実施例】 以下、添付図面に基づいて実施例を詳述す
る。図1、図2、図3、図4において、符号1は引き戸
枠を示している。引き戸枠1は、建物側の鉄骨11・・
・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦
枠13と戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦
枠14の上端間に配設され、建物側鉄骨11にブラケッ
ト12を介して固定された上横枠15より門形に形成さ
れている。 【0012】符号2は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠1
4の内面に突出して設けられたL字形の固定用突片13
8、148に固定ボルト212を介して、高さ調節可能
に戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上部間に配設され
た、引き戸レール5が着脱自在に連結されるレール取付
材を示している。符号3、3は、戸尻側縦枠13と戸先
側縦枠14間で、上端がレール取付材2の室内外側の両
面に固定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された
中枠を示している。以下、戸尻側縦枠13と中枠3、3
間側を戸袋側、戸先側縦枠14と中枠3、3間側を出入
り口側と云う。 【0013】符号16は、戸袋側の床面全幅に固定さ
れ、端部に出入り口側に突出して、その上面にガイドロ
ーラ17を回転自在に設けたガイドローラ取付部材16
4を固着したベース材を示し、符号4・・・は、戸袋側
の室内外側の両面上下方向に配設された下地パネルを示
し、符号18・・・は、レール取付材2の室外側の表面
で出入り口側に取付られるランマ下地パネルを示し、符
号19はレール取付材2の室内側の出入り口側に着脱自
在に取付られた点検パネルを示している。 【0014】すなわち、上記引き戸枠1、ベース材1
6、中枠3、3、下地パネル4・・・、ランマ下地パネ
ル18、点検パネル19、引き戸レール5が取付られた
レール取付材2が、内装仕上げが行われるまでに施工さ
れる。そして、内装仕上げが終了した後、点検パネル1
9を取り外して、扉6が引き戸レール5に吊り込まれ、
扉6の開閉調整と床面及び戸先側縦枠14との隙間調節
が行われる。 【0015】以下、各部材について詳述する。戸尻側縦
枠13は、図2、図5に示す如く、戸袋側面131と室
内側面132と室外側面133より横断面略コ字形に形
成され、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有し
て設けられた固定用部材134・・・が、建物用鉄骨1
1の戸袋側面に突出して固着されたブラッケット12・
・・に溶接され、下端部は床面仕上げ時に床面に埋め込
まれて立設されている。そして、戸袋側面131の戸袋
側に扉6が開放された時、扉6の戸尻側端面が当接する
緩衝部材135が取付られている。 【0016】戸先側縦枠14は、図2、図6に示す如
く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固
定用部材141・・・が設けられた基枠145と、基枠
145の出入り口側方向で室内側に突出して基枠145
にネジ止めされ、化粧ボード100の出入り口側端面を
隠蔽する室内側ボード閉塞部146と、基枠145の出
入り口側方向で室外側に突出して基枠145にネジ止め
され、化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する室
外側ボード閉塞部147より構成されている。 そし
て、室内側ボード閉塞部146と室外側ボード閉塞部1
47の出入り口側の端面が互いに離間して戸当たり受け
材143が取付られる取付用間隙144が形成され
る。そして、戸先側縦枠14は、固定用部材141・・
・が、建物用鉄骨11の戸袋側面に突出して固着された
ブラッケット12・・・に溶接され、下端部は床面仕上
げ時に床面に埋め込まれて立設されている。 【0017】上横枠15は、図3に示す如く、建物用鉄
骨11側で、扉6の開閉方向に所定間隔を有して固定部
材151・・・が設けられた断面上向き略コ字形をな
し、該固定部材151・・・が建物用鉄骨11の下面の
下方に突出して固着されたブラッケト12・・・に溶接
固定されている。そして、上横枠15の開閉方向両端部
に取付られた逆L字形の連結金具152と、戸尻側縦枠
13、戸先側縦枠14の上端部がねじ止めされ、引き戸
枠1が構成されている。 【0018】ベース材16は、図4、図5、図7に示す
如く、戸袋側の床面全幅に位置する固定面161と、固
定面161の室内外側の端部に形成された立ち上がり面
162、162と、立ち上がり面162、162から内
方に突出して形成されたL字形の下地パネル受け面16
3、163と、固定面161の出入り口側端部に、出入
り口側に突出し、扉6の下端面に形成された嵌合溝60
内に嵌合するガイドローラー17を、その上面で回転自
在に保持するガイドローラー取付部材164が固着され
ている。そして、ガイドローラー取付部材164の出入
り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共
に、固定面161の出入り口側端部に設けられた上向き
コ字形のベース側固定部材166が中枠3、3の内面と
連結され、さらに、固定面161の戸袋側端部に設けら
れたベース固定部材167が戸尻側縦枠13と連結され
床面に固定される。又、下地パネル受け面163には、
開閉方向に所定間隔を有して、下地パネル9の係止孔1
65・・・が形成されている。 【0019】レール取付材2は、図8、図9、図10に
示す如く、固定用枠21と、該固定用枠21の室内側の
下方に設けられたレール取付枠22より構成されてお
り、室内側下方隅部が開口し、点検パネル19を外した
状態で、引き戸レール5が水平状態に着脱自在にとりつ
けられる。すなわち、固定用枠21の上面部211の扉
開閉方向端部には、上方に突出する固定用ボルト212
が設けられている。そして、戸尻側縦枠13の戸袋側上
端部と、戸先側縦枠14の出入り口側上端部に突出して
設けられた逆L字形の固定用突片138、148の挿通
孔に、固定用突片138、148と上面部211間に複
数枚のライナー213・・・を選択して介在せしめて、
固定用ボルト212を下方より挿通し、固定用突片13
8、148の上方で固定用ナット214を螺合せしめて
水平状態に調節して固定される。 【0020】符号215は、固定枠21の室内側面部2
10の出入り口側全幅に設けられる、点検パネル19の
上部支持部材、符号216は固定枠21の室内側面部2
10で、出入り口側の開閉方向両端部に設けられた、点
検パネル19の下部支持部材を示している。そして、上
部支持部材215の内面側には支持突片217が設けら
れ、上部支持部材215の裏面側と支持突片217間
に、点検パネル19の上端が嵌入する下地パネル取付用
間隙218が形成されている。又、下部支持部材216
の下面には点検パネル9の取付用螺孔219が形成され
ている。 【0021】レール取付枠22は、固定用枠21の室外
側面部200の下端部の折り曲げ部220に、下端部が
固着されるL字形の引き戸レール取付面221と、引き
戸レール取付面221の上端から室内側に延出され、固
定用枠21の室内側面部210の内面に固着される上部
固定面222より、室内側の下方に開閉方向全幅に渡っ
て開口する引き戸レール取付用開口20を有している。 【0022】そして、引き戸レール取付面221の戸袋
側には、図9に示す如く、扉6の開閉方向に所定間隔を
有して引き戸レール5の取付用係合孔223・・・が複
数個形成され、引き戸レール取付面221の出入り口側
には、扉6の開閉方向に所定間隔を有して引き戸レール
5の固定用螺孔224が複数個形成されている。 【0023】引き戸レール5は、図9、図10に示す如
く、スライド装置7と、アルミの押出材より形成され
た、スライド装置7の補強材51と、補強材51を保持
する保持部材52が一体に連結されて構成されている。
そして、その開閉方向の長さは、レール取付材2に着脱
自在に取付られるよう、レール取付材2より所定寸法短
く形成されている。 【0024】すなわち、引き戸レール5の保持部材52
の出入り口側端部には室内側に突出する操作突片521
が形成され、戸袋側には、扉6の開閉方向に所定間隔を
有して、前記固定枠21の取付用係合孔223・・・に
出入り口側から係合する係合爪522・・・が形成さ
れ、引き戸レール5の出入り口側には、固定用螺孔22
4・・・に対応する連結孔523・・・が形成されてい
る。 【0025】そして、引き戸レール5の点検補修の為取
り外された引き戸レール5を、レール取付材2に連結す
る時は、点検パネル19が取り外された状態で、出入り
口側下方の室内側斜め方向から、戸袋側端部を上方に向
けて差入れて、引き戸レール取付用開口20内に引き戸
レール5を位置せしめたのち、係合爪522・・・を取
付用係合孔223・・・内に位置させた後、扉6の開放
方向にハンマー等にて操作突片521を打撃して、引き
戸レール5を扉6の開放方向にスライドさせて、係合爪
522・・・を取付用係合孔223・・・に係合せしめ
ると、固定用螺孔224・・・と連結孔523・・・は
一致し、連結ネジ50にて、引き戸レール5はレール取
付材2に連結される。 【0026】一方、レール装置7の破損等によって、レ
ール取付材2から引き戸レール5を取り外す場合は、上
記操作とは逆に、連結ネジ50を取り外した後、扉6の
閉鎖方向にハンマー等にて操作突片521を打撃して、
引き戸レール5を扉6の閉鎖方向にスライドさせて、係
合爪522・・・と取付用係合孔223・・・の係合状
態を解除する。 【0027】スライド装置7は、図10に示す如く、補
強材51の室内側に保持される断面略C字形のアウター
メンバー71と、アウターメンバー71にボールリテー
ナー72に保持された複数個のボール73・・・を介し
てスライド自在に保持される断面略C字形のインナーメ
ンバー74より構成されており、保持部材52と補強材
51とアウターメンバー71は開閉方向全幅に渡って配
設され、インナーメンバー74は扉6の開閉方向の幅よ
りやや小さ目に形成され、ボールリテーナー72はイン
メンバー74より2倍強の幅に形成されている。符
号75はインナーメンバー74の室内側に固着された吊
り金具を示している。 【0028】中枠3、3は図5に示す如く、対向した同
形に形成されているので室内側についてのみ説明する。
中枠3は、内面側に位置する補強枠31と、補強枠31
の出入り口側の端部に形成されて室内側に突出し、戸袋
側の化粧パネル100の出入り口側端部を隠蔽する中枠
突部32と、補強枠31の室内側の表面に設けられ、戸
尻側縦枠13側の端部に補強枠31と共に下地パネル4
のパネル嵌合溝33を形成する表面板34より形成さ
れ、上端部がレール取付材2の室内側面部210に連結
され、下端部がベース材16のベース側固定部材166
と連結され、下端部が床面仕上げ時に床面に埋め込まれ
て立設される。符号30は軟質合成樹脂材より形成され
た指づめ防止材を示している。 【0029】尚、実施例では中枠3、3は対向した同形
及び室内外側で同位置に形成されているが、例えば室外
側では室内側より戸尻側縦枠13側に所定寸法寄せた位
置に設け、その寸法に一致する幅で設備パネルを中枠3
に回動自在にもうけたり、あるいは、中枠3と同様の構
成で取りつける事も可能である。すなわち、例えば病室
の出入り口に使用される本発明では、設備パネルに患者
名を表示するとともに、患者がナースコールを行った
時、その病室と患者名を示す表示ランプと表示状態を消
す取消スイッチを設けておけば、廊下側(室外側)から
ナースコールをしている病室及び患者を目で確認出来る
ので、看護婦は迅速に対応する事ができる。 【0030】下地パネル4は、図5、図7に示す如く、
下端部の開閉方向所定位置に前記ベース材16の係止孔
165・・・に対応する係止突片41・・・を所定幅で
有する表面板部42と、表面板部42の上端を内方にL
字形に折り曲げて形成された下地パネル上受け面部43
と、表面板部42の戸尻側縦枠13側を横向きL字形に
折り曲げて形成された端部連結突片44より構成され、
下地パネル上受け面部43の開閉方向所定箇所には、前
記係止突片41・・・に対応する下地パネル上係止孔4
31が形成され、表面板部42の内面に石膏ボード45
が貼り付けられている。 【0031】下地パネル4は上記の如く形成され、出入
り口側の端部を中枠3のパネル嵌合溝33に嵌入し、下
端部の係止突片41・・・をベース材16の係止孔16
5・・・に係止させて、表面板部42の下端部をベース
材16の下地パネル受け面163に載置し、端部連結突
片44を戸尻側縦枠13の室内側面132にネジ止めす
る。次に、ベース材4に取付られた下地パネル4の上方
に、上方の下地パネル4の出入り口側の端部を中枠3の
パネル嵌合溝33に嵌入し、下端部の係止突片41・・
・を下方の下地パネル上受け面部43の下地パネル上係
止孔431・・・に係止させ、表面板部42の下端部を
下方の下地パネル上受け面部43に載置し、端部連結突
片44を戸尻側縦枠132の室内側面132にネジ止め
する。そして、最上部の下地パネル4のみ上端部(下地
パネル上受け面部43の上向き突片432)をレール取
付材2の室内外側面部210、200にネジ止めする。 【0032】ランマ下地パネル18は、室外側表面板1
81の上端がレール取付材2の室外側面部200にネジ
止めされ、室外側表面板181の下端部で室外側に突出
して形成されたランマ下地突部180で、化粧ボード1
00の下端部端面を隠蔽し、室外側表面板181の開閉
方向の両端部が、室外側の中枠3の上端部と、戸先側縦
枠14の室外側の上端部にネジ止めされている。 【0033】扉6は、図2、図3、図8、図11に示す
如くパネル形状をなし、下端面の開閉方向に前記ガイド
ローラー17が嵌合する嵌合溝60が形成され、上端面
の開閉方向に所定間隔を有して吊り下げ用連結螺孔61
・・・が形成され、室内側上端部の開閉方向に所定間隔
を有して吊り下げ固定用螺孔62・・・が形成され、上
端部に隙間調節用部材8が外嵌している。 【0034】隙間調節用部材8は、吊り下げ面81と、
吊り下げ面81の室内外側に形成された室内外挟持片8
2、83より断面下向き略コ字形に形成され、吊り下げ
面81には前記インナーメンバー74の吊り金具75に
取付ピン800を介して室内外側方向に回動自在に吊り
下げられる吊り受け金具820が上方に突出して設けら
れると共に、扉6の前記吊り下げ用連結螺孔61・・・
に対応して、挿通孔830・・・が形成され、固定用ボ
ルト80・・・が、吊り下げ面81の上方から挿通孔8
30・・・を挿通して吊り下げ用連結螺孔61・・・に
螺合している。又、室内側挟持片82には、前記吊り下
げ固定用螺孔62・・・に対応して、上下方向の長孔8
4・・・が形成され、長孔84・・・を挿通して固定ネ
ジ840・・・が吊り下げ固定用螺孔62・・・に螺合
している。 【0035】符号85は扉6の戸尻側の端部上面に埋設
されたゼンマイ式の自閉装置を示し、符号86はゼンマ
イ式の自閉装置85のワイヤー851の一端が固定され
る、レール取付材2出入り口側で中枠3側に設けられた
固定座を示し、符号87は、扉6の上端室内側で戸先側
端部に設けられた全開ストッパー用ローラーを示し、符
号88は全開ストッパー用ローラー87に対応して、中
枠3の上端部に取付られた板バネからなる全開ストッパ
ーを示している。 【0036】上記如く構成された各部材のうち、引き戸
枠1、ベース材16(ガイドローラー17を含む。)、
中枠3、3、下地パネル4・・・、ランマ下地パネル1
8、引き戸レール5が取付られたレール取付材2、点検
パネル19が、内装仕上げが行われる前に施工され、化
粧ボード100等が取付られ、床面等が仕上げられた
後、扉6等が組み込まれる。すなわち、上端面に隙間調
節用部材8が、固定用ボルト80・・・、固定ネジ84
0・・・にて仮固定された扉6は、点検パネル19が取
り外された状態で、嵌合溝60の戸袋側端部にガイドロ
ーラー17を嵌合させた状態で持ち上げ、スライド装置
7に設けられた吊り金具75に、吊り受け金具82を一
致せしめて、取付ピン800を嵌入し、レール取付材2
に対し開閉方向に摺動自在に吊り下げられる。 【0037】この状態で、レール取付材2は施工段階で
レベル調整され水平状態で固定されているが、戸先側縦
枠14は建物側の鉄骨11にブラッケット12を介して
溶接にて固定されているので、必ずしも鉛直に立設され
ているわけではない。従って、扉6の戸先側に設けられ
た戸当たり600と、戸先側縦枠14に設けられた戸当
たり受け材143が、扉6の閉鎖時に、上下方向に渡っ
て密着するわけではなく、上下端部のいづれかに隙間が
発生し、非常に見苦しいものであった。 【0038】よって、扉6の上端面に外嵌する隙間調節
用部材8の固定用ボルト80・・・と吊り下げ用連結螺
孔61・・・の螺合状態を調節すると、扉6は、隙間調
節用部材8に対し開閉方向で、戸当たり受け材143と
戸当たり600が上下方向で密着するよう傾斜自在に調
節される。そして、吊り下げ固定用螺孔62・・・に室
内側挟持片82の室内側から固定ネジ840・・・を長
孔84・・・を挿通して螺合し、室内側挟持片82と扉
6を固定する。次に、自閉装置85のワイヤー851の
一端を、固定座86に連結し、全開ストッパー用ローラ
ー87、全開ストッパー88、自閉時のブレーキ装置
(図示せず)と取付た後、点検パネル19を取付、隙間
調節用部材8と扉6の上端部及びレール取付材2等を隠
蔽する。 【0039】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、断面下
向きコ字形の隙間調整部材の吊り下げ面の固定用ボルト
に扉の吊り下げ用連結螺孔を螺合させて、隙間調整部材
に扉を仮固定した状態で、隙間調整部材を引き戸レール
に吊り下げることにより、点検パネルを開放した状態
で、前記固定用ボルトと前記吊り下げ用連結螺孔との螺
合状態を調節することで、扉が隙間調節部材に対して開
閉方向で傾斜調節可能となるので、戸先側縦枠の鉛直レ
ベルが正確に仕上がっていなくとも、扉の閉鎖時、扉の
戸先側と戸先側の縦枠を完全に密着させる事が出来、見
栄えが良い。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の引き戸の正面図 【図2】 図1のAーA線拡大断面図 【図3】 図1のBーB線拡大断面図 【図4】 図1のCーC線拡大断面図 【図5】 図2の戸袋側の拡大図 【図6】 図2の戸先側縦枠部分の拡大図 【図7】 図4のベース材部分の拡大図 【図8】 扉の吊り下げ状態を示す拡大縦断面図 【図9】 レール取付材と引き戸レールの取付状態を
示す拡大横断面図 【図10】 レール取付材と引き戸レールの取付状態を
示す拡大縦断面図 【図11】 扉の吊り下げ状態を示す正面略図 【符号の説明】 1 引き戸枠 11 鉄骨 13 戸尻側縦枠 14 戸先側縦枠 15 上横枠 19 点検パネル 100 化粧ボード 2 レール取付材 3 中枠 4 下地パネル 5 引き戸レール 6 扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒 井 望 三重県津市神納町61ー5 (72)発明者 山 下 浩 一 大阪府寝屋川市平池町34ー28 (56)参考文献 特開 平10−46923(JP,A) 実開 昭61−25482(JP,U) 実公 昭58−20766(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/46 E05D 15/06 E05F 1/02 - 1/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 建築側の鉄骨に固定される戸先側縦枠と
    戸尻側縦枠と上横枠より門形の引き戸枠が形成され、戸
    先側縦枠と戸尻側縦枠間に、出入り方向に所定間隔を有
    して中枠が設けられ、戸先側縦枠と中枠間を出入り口側
    となし、戸尻側縦枠と中枠間を戸袋側となし、出入り口
    側の上部に点検パネルが設けられ、戸袋側の表面が建物
    の壁面と面一となした化粧ボードで覆われてなる引き戸
    において 、戸先側縦枠と戸尻側縦枠の上端部間に上下調節可能に
    配設されたレール取付材に、点検パネルを解放した状態
    で、出入り口側から引き戸レールを着脱自在に取付け
    扉の上端面の開閉方向に所定間隔を有して形成された吊
    り下げ用連結螺孔に、吊り下げ面と吊り下げ面の室内外
    側に形成された室内外挟持片より断面下向きコ字形に形
    成された隙間調整部材の吊り下げ面の固定用ボルトを螺
    合させて、扉を仮固定した状態で前記隙間調整部材を引
    き戸レールに吊り下げることにより、点検パネルを開放
    した状態で、前記固定用ボルトと前記吊り下げ用連結螺
    孔との螺合状態を調節することで、扉を前記隙間調整部
    材に対し開閉方向で傾斜調節可能とした事を特徴とする
    引き戸
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