JP5214180B2 - 引戸装置 - Google Patents

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本発明は、自閉機能を有する引戸装置に関するものである。
従来、この種の引戸装置は、引戸の急激な閉鎖運動を阻止するため、閉鎖間近で引戸の閉鎖スピードを減少させ、緩やかに閉鎖させる手段として、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部側)とエアーシリンダーを作動させる作動用突片からなるブレーキ装置を有している。
又、意匠性の向上のため、出入口以外の表面が、建物の壁面と同じ化粧用ボードで面一に覆われる事も一般的である。
さらに、引戸装置の引戸等は建物の内装が完了したあとで据付られるため、予め建物に組み込まれた引戸枠のレール材に出入口から引戸等を取付け、その後、引戸の摺動確認、ブレーキ装置の取付け、閉鎖スピードの調整等を含む各種微調整を行っている。
このため、着脱自在な点検パネルを出入口の点検側(通常は室内側)の上部に構成し、パネルを取外した状態で、引戸の据付、引戸の摺動確認、エアーシリンダー取付け及びエアーシリンダーの調整(引戸の閉鎖スピードの調整)を含む各種微調整等を行った後、点検パネルを再び出入口の上部に取付け、レール部材、エアーシリンダー等を隠蔽していた。
このため、上記作業は点検パネル側から行われる事が前提となり、エアーシリンダーは、点検パネルに対向する固定部分で、引戸の摺動に最も影響されにくい、レール材の上方に取付けられる事となり、これらを隠蔽する必要から、パネルは必然的に相当の高さ寸法に形成されていた。(例えば、特許文献1参照。)
このため、出入口上部の意匠が点検側(通常は室内側)と固定側(通常は室外側)で著しく異なることとなり、出入口以外の表面を建物の壁面と同じ化粧用ボードで面一に覆って、全体の意匠性の向上を図っているにも関わらず、出入口部分(特に出入口上部)の意匠的配慮が十分でないという問題があった。
特開平10−8818号公報(、図1、図3)
本発明は、従来の問題点に鑑みて、簡単な構造で、出入口の意匠が点検側(室内側)と固定側(室外側)でほぼ同じ意匠となって、全体の美観の向上が図れると共に、取外される部分を小型化することで、取扱いが容易で、取外し作業も安全に行うことができ、天井面にちかい大きな出入口を得ることもできる引戸装置を提供する事を課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、戸先側縦枠と戸尻側縦枠と上枠より門形に形成されて建物側の鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が戸先側下がりにして配設され、レール部材に引戸が吊り下げられて、引戸の閉鎖状態で引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で引戸の位置する側を戸袋側となし、出入口以外の表面が壁面と略面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、下端面がほぼ同一高さとなる点検側化粧突部と固定側化粧突部が出入口上端に形成され、点検側化粧突部は、点検側化粧ボードの下端縁の下面を隠蔽する、点検側ランマ下地パネルの下端部に形成された断面略コ字形の基板側下突部と、基板側下突部の下方に着脱自在に取付けられる点検側閉塞板より構成され、点検側閉塞板は、戸先側縦枠と点検側中枠の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座と基板側下突部の下面間に点検側より嵌入する嵌入用突片と、突部連結座に下面側がネジ止めされる上向き略コ字形で、引戸側に突出して、出入口上部の点検側を閉塞する点検側閉塞板より構成され、点検側閉塞板が取り外された状態で、引戸とオプション部材が出入口側から取付け取外し可能で、点検側閉塞板が取り外された状態であって、レール部材に引戸が取付けられた状態で、レール部材と引戸上端面間に、ブレーキ装置の調整部が取付け可能に構成されているものである。
次に本発明が第2の手段として構成したところは、上記第1の手段として構成したところに加え、ブレーキ装置の調整部が、レール部材の下面に下方から連結されているものである。
次に本発明が第3の手段として構成したところは、上記第1の手段として構成したところに加え、ブレーキ装置の調整部が、上枠のレール部材と引戸上端面間に、点検側から連結されているものである。
請求項1に記載の発明によると、下端面がほぼ同一高さとなるよう点検側化粧突部と固定側化粧突部が出入口上端に形成され、点検側閉塞板が取外された状態で、引戸とオプション部材が出入口側から取付け取外し可能で、点検側閉塞板が取外された状態であって、レール部材に引戸が取付けられた状態で、レール部材と引戸上端面間に、ブレーキ装置の調整部が取付け可能に構成されているので、点検側化粧突部の高さ寸法をレール部材の取付け高さとは関係なく、引戸上部ののみ込み代を考慮するだけの小さい高さ寸法に設定できる。したがって、点検側化粧突部の高さ寸法を固定側化粧突部の高さ寸法に近づけることも可能となり、出入口上部の点検側と固定側の意匠に違和感がなくなり、全体の美観の向上が図れる。
さらに、点検側閉塞板は、全体として小型化、軽量化されるので、取付け取外し時の取り扱いが容易となり、さらに、取外す部分が小さくてすむから、出入口の開口を天井面の近くまで形成することも可能である。
又、点検側閉塞板には、点検側ランマ下地パネルの基板側下突部の下面と、突部連結座間に点検側より嵌入する嵌入用突片が形成されているので、連結途中(下面側がネジ止めされていない状態)であっても、不用意に落下することがないので、点検側化粧突部の着脱作業を安全に行うことができる。
請求項2に記載の発明によると、上記効果に加え、ブレーキ装置の調整部が、レール部材の下面に連結されているので、ブレーキ装置の調整部を取付けるための部材をレール部材と兼用できるので、部材点数の増加を抑え、全体としてコスト削減が図れる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1に記載の発明の効果に加え、ブレーキ装置の調整部は、上枠のレール部材と引戸上端面間に、点検側から連結されているので、点検側閉塞板を取外した状態で、ブレーキ装置の調整部の連結作業を点検側から行う事ができ、作業が容易で安全である。
本発明は、戸先側縦枠と戸尻側縦枠と上枠より門形に形成されて建物側の鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が戸先側下がりにして配設され、レール部材に引戸が吊り下げられて、引戸の閉鎖状態で引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で引戸の位置する側を戸袋側となし、出入口以外の表面が壁面と略面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、下端面がほぼ同一高さとなる点検側化粧突部と固定側化粧突部が出入口上端に形成され、点検側化粧突部は、点検側化粧ボードの下端縁の下面を隠蔽する、点検側ランマ下地パネルの下端部に形成された断面略コ字形の基板側下突部と、基板側下突部の下方に着脱自在に取付けられる点検側閉塞板より構成され、点検側閉塞板は、戸先側縦枠と点検側中枠の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座と基板側下突部の下面間に点検側より嵌入する嵌入用突片と、突部連結座に下面側がネジ止めされる上向き略コ字形で、引戸側に突出して、出入口上部の点検側を閉塞する点検側閉塞部より構成され、点検側閉塞板が取り外された状態で、引戸とオプション部材が出入口側から取付け取外し可能で、レール部材に引戸が取付けられた状態で、ブレーキ装置の調整部が、レール部材の下面に下方から連結されているものである。
以下、第1実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1、図2において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図6に示すように、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・・・、121・・・を介して配設された上枠15より門形に形成されている。
そして、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間で、上枠15の点検側(実施例では室内側)と固定側(実施例では室外側)の両面に上端が固定され、下端部が床面に埋め込まれた点検側中枠3と固定側中枠30が、点検側と固定側に所定間隔を有して配設されている。
以下、戸尻側縦枠13と点検側中枠3間を戸袋点検側、戸尻側縦枠13と固定側中枠30間を戸袋固定側、戸袋点検側と戸袋固定側をあわせて戸袋側、戸先側縦枠14と点検側中枠3間を出入口点検側、戸先側縦枠14と固定側中枠30間を出入口固定側、出入口点検側と出入口固定側をあわせて出入口側と云う。
図1、図2、図3において、符号5は、上枠15の固定側内面にネジ止め連結されたレール部材を示している。
符号6は、レール部材5に吊り下げられた引戸を示し、符号16は、戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号164は、ベース材16の出入口側端部に、ガイドローラー17を回転自在に設け、 固定側中枠30、点検側中枠3間でやや出入口側に突出して取付けられたガイドローラー取付部材を示している。
図1、図2、図5、図6において、符号4・・・は、戸袋点検側及び戸袋固定側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図3、図4において符号7は、上枠15の点検出入口側に取付られる点検側ランマ下地パネルを示し、符号19は、上枠15の固定出入口側に設けられる固定側ランマ下地パネルを示している。
そして、上記引戸枠1、ベース材16、ガイドローラー17が取付けられたガイドローラー取付部材164、点検側中枠3、固定側中枠30、下地桟4・・・、固定側ランマ下地パネル19、点検側ランマ下地パネル7、レール部材5は、内装仕上げ(化粧ボード、クロス等の張り付け)が行われるまでに施工され、内装仕上げが終了した後、点検側ランマ下地パネル7の一部を取外した状態で、引戸6がレール部材5に吊り込まれ、引戸6の摺動確認、閉鎖スピードの調整作業等が行われ、その後、取外された点検側下地パネル7の一部が再び取付けられ、引戸装置が完成する。
以下、各部材について詳述する。
戸尻側縦枠13は、図6に示す如く、出入口側面131と点検側面133と固定側面132より横断面略コ字形に形成され、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して設けられた固定用部材134・・・が、建物用鉄骨11の出入口側面に突出して固着されたブラッケット12・・・に溶接され、下端部は床面仕上げ時に床面に埋め込まれて立設されている。
そして、引戸6が開放された時、引戸6の戸尻側端面が当接する緩衝部材135が出入口側面131に取付られている。
戸先側縦枠14は、図6に示す如く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固定用部材141・・・が設けられ、出入口側方向で点検側(室内側)に突出して点検側(室内側)の化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する点検側ボード閉塞部147と、出入口側方向で固定側に突出して固定側の化粧ボード100の出入口側端面を隠蔽する固定側ボード閉塞部146を有する扁平な略コ字形に形成され、出入口側の引戸6の戸先側端部が位置する部分に閉鎖用凹部148が、点検側ボード閉塞部147と固定側ボード閉塞部146間で上下方向に渡って連設されている。
上枠15は、図3、図4、図5に示す如く、上面壁151と上面壁151の点検側端部に垂下して形成された点検側壁152と、上面壁151の固定側端部に垂下せて形成された、点検側壁152の略9倍強程度の高さ寸法を有する固定側壁153より逆L字形に形成され、固定側壁153の出入口側部分の下端部には固定側ランマ下地パネル19の下端部を支持するランマ支持突部154が固定側に突出して形成され、ランマ支持突部154には固定側化粧ボード100の下端縁の外側に突出し、固定側化粧ボード100の下端縁を隠蔽する固定側化粧突部155が連結されている。
すなわち、出入口の固定側の上部は、固定側化粧突部155の固定側と下面側以外は固定側化粧ボード100で覆われることとなる。
ベース材16は、図5、図6に示す如く、戸袋側の床面全幅に位置する固定面161と、固定面161の戸袋点検側および戸袋固定側の端部に形成された立ち上がり面162、162より断面上向きコ字形に形成され、出入口側に位置する端部に、引戸6の下端面に形成された嵌合溝60内に嵌合するガイドローラー17を上面で回転自在に保持するガイドローラー取付部材164が固定面161の出入り口側端部に取付けられている。
そして、ガイドローラー取付部材164の戸尻側縦枠13側の端部側は、アンカーボルトにてベース材16と共に床面に固定され、立ち上がり面162、162の出入口側端部は、点検側中枠3、固定側中枠30の内面と連結されている。
点検側中枠3は、図6に示す如く、内面側に位置する補強枠31と、補強枠31の出入り口側の端部から点検側に突出し、点検側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する点検側中枠突部32と、点検側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、点検側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地
桟4・・・の点検側中枠3側の端部が連結される下地桟連結部34より形成され、上端部が上枠15の点検側壁152に連結され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
固定側中枠30は、図6に示す如く、内面側に位置する固定側補強枠301と、固定側補強枠301の出入り口側の端部から固定側に突出し、固定側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する固定側中枠突部302と、固定側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、固定側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる固定側化粧ボード支持部303と、固定側化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の固定側中枠30側の端部が連結される固定側下地桟連結部304より形成され、上端部が上枠15の固定側壁153に連結され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
下地桟4は、図5、図6に示すように、基板表面部41と、基板表面部41の上下端部をL字形に折り曲げた上下フランジ部42、43と、基板表面部41の戸尻側端部を内側にL字形に折り曲げた連結用フランジ部44(図6に示す。)と、基板表面部41の点検側中枠3側の端部に形成された中枠側連結部45より構成され、戸尻側縦枠13と点検側中枠3及び固定側中枠30間の上下方向に所定間隔を有して配設されている。
固定側ランマ下地パネル19は、図3、図4に示す如く、上枠15の固定側壁153の上端部にネジ止めされる上部連結用突片192が固定側表面基板191上端部に形成され、下端部が上枠15のランマ支持突部154に支持されている。
そして、固定側化粧突部155がランマ支持突部154にネジ止め連結され、固定側表面基板191の表面に貼り付けられた固定側化粧ボード100の下端縁を保持、隠蔽している。
点検側ランマ下地パネル7は、図3、図4に示すように、基板72と、基板72の下端部に設けられた点検側化粧突部73より構成されている。
そして、基板72は、上端に形成された上端連結突片71と、点検側化粧ボード100の下端縁の下面を隠蔽する、断面略コ字形で、点検側化粧突部73の一部を構成する基板側下突部721を有している。
点検側化粧突部73は、図7に示すように、基板側下突部721と、基板側下突部721の下方に着脱自在に取付けられる点検側閉塞板74より構成されている。
点検側閉塞板74は、戸先側縦枠14と点検側中枠3の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座70、70と、基板側下突部721の下面間に点検側より嵌入する嵌入用突片76と、突部連結座70に下面側がネジ止めされる上向き略コ字形で、引戸側に突出して、出入口上部の点検側を閉塞する点検側閉塞面部78より構成されている。
突部連結座70、70は対向した同形に構成されているので一方側についてのみ説明する。
突部連結座70は、図8に示すように、点検側中枠3の上端部出入口側内面にネジ止め連結される連結用壁701と、連結用壁701の外側端部に出入口側に突出して連設された隙間閉塞壁702と、隙間閉塞壁702の下端部に内側に突出して連設され、点検側閉塞部78が下面にネジ止め連結される連結用螺孔703を有する化粧突部連結用壁704より構成されている。
点検側ランマ下地パネル7と、突部連結座70、70は、上記のように形成され、上端連結突片71が上枠15の点検側壁152にネジ止めされた状態で、基板72の点検側の表面に点検側化粧ボード100が貼り付けられ、固定側ランマ下地パネル19の下固定側表面基板191の表面に固定側化粧ボード100が貼り付けられ、下地桟4・・・の連結用フランジ部44・・・間、及びベース材16の立ち上がり面162、162と上下フランジ部42、43・・・間、上フランジ42・・・と、上枠15の点検側壁152及び固定側壁153間に下地ボード101・・・が貼り付けられ、下地ボード101・・・の表面の戸袋側に化粧ボード100が貼り付けられた状態で、出入口以外の表面が建物の壁面と同じ化粧用ボード100で面一に覆われた後、さらに室内側にはクロス103等が貼り付けられることとなる。
すなわち、戸先側縦枠14の点検側ボード閉塞部146と、固定側ボード閉塞部147と、点検側中枠突部32と固定側中枠突部302と、基板側下突部721と、固定側化粧突部155が化粧ボード100より外側に突出してあらわれることとなる。
そして、最終仕上げが施された(レール保持材2、引戸6等がとりつけられた)後、点検側閉塞板74の嵌入用突片741を、基板側下突部721の下面と、突部連結座70、70の隙間閉塞壁702、702の上端面間に嵌入し、突部連結座70、70に点検側閉塞面部78が下面からネジ止め連結されて出入口の上部に点検側化粧突部73が構成される。
この時、突部連結座70、70の隙間閉塞壁702、702、化粧突部連結用壁704、704によって、点検側中枠3及び戸先側縦枠14の出入口側内面と、点検側閉塞板74(点検側閉塞面部78)の両端部側間に形成される隙間が裏面側から閉塞されるので美観が向上する。
さらに、点検側閉塞板74を連結する際、嵌入用突片76を、基板側下突部721の下面と、突部連結座70、70の隙間閉塞壁702、702の上端面間に嵌入することで、点検側閉塞面部78が、隙間閉塞壁702の前面に当接するので、点検側化粧突部73は、不用意に落下することがなく、連結作業が容易に行える。
レール部材5は、図5に示すように、上枠15の固定側壁153の点検側面に連結ボルト50・・・等にて連結される固定側連結壁51と、固定側連結壁51の下端部やや上方位置で点検側に突出し、点検側端部に上方に突出する軌条53を有する引戸支持壁52と、固定側連結壁51の下端部で引戸支持壁52と下方に所定間隔を有して点検側に突出する下端突出壁54よりアルミ材の押し出し成形により略L字形に形成され、戸袋側と出入口側にわたって、戸先側下がりに上枠15に連結されている。
引戸6は、図3、図4、図6に示すように、戸先側端部と戸尻側端部の上端面に吊り下げ金具61、61が設けられたパネル形状をなし、下端面の開閉方向に前記ガイドローラー17が嵌合する嵌合溝60が形成され、引戸6の戸先側端面には、引戸の閉鎖状態で戸先側縦枠14の閉鎖用凹部148内に位置する戸当たり部材600が、戸先側縦枠14方向に突出して設けられている。
符号300は、引戸6の戸先側端部で、点検側(室内側)、固定側(室外側)に設けられた取手を示している。
吊り下げ金具61は、図4、図9、図10に示すように、上端部の固定側面に回転自在に溝付きローラー60が取付けられる滑車連結壁62と、下面に適宜数のライナー63・・・を介して引戸61の上面にネジ止め連結される水平連結壁64より構成され、滑車連結壁62の所定位置には上がり止めボルト65が螺合する連結用螺孔が形成されている。尚、実施例では、戸先側の吊り下げ金具61より、戸尻側の吊り下げ金具61の方が所定寸法高く形成され、引戸6が吊り下げられた状態で、上下端面がほぼ水平となるよう構成されている。
すなわち、戸先側の吊り下げ金具61と戸尻側の吊り下げ金具61と引戸6の上端面間に、それぞれ適宜枚数のライナー63を介在させて、引戸6がレール部材5に吊り下げられた状態で、上下端面が水平状態となるよう、吊り下げ金具61、61が引戸6に連結される。
符号201は、引戸6の戸先側端部の上端面に取付けられたオプション部材取付座を示している。
そして、点検側閉塞板74が取り外され状態の出入口の点検側より、ガイドローラー17を嵌合溝60に戸尻側から嵌合させた後、連結用螺孔に上がり止めボルト65をやや螺合した状態で、上枠15(引戸枠1)に戸先側が下がる傾斜状態に配設されたレール部材5の軌条53上に溝付きローラー60、60を嵌合載置して、引戸6に自閉機能を付加すると共に、下方からスパナで上がり止めボルト65を完全に螺合し、螺軸の先端部分を引戸支持壁52の下面に突出させる事により、溝付きローラー60、60が軌条53から浮き上がって脱落するのを防止する。
次に、全開ストッパー装置、ブレーキ装置等のオプション部材が点検側から取付けられる。
全開ストッパー装置は、図3、図9、図10に示すようにストッパー取付座81を介して点検側中枠突部32の出入口側上端部に、戸先側縦枠14方向に向かって突出して、連結ネジ820にて取付けられた弾性ストッパー片82と、前記戸先側のオプション部材取付座201の点検側に、全開用ローラー保持部材83を介して連結ネジ710にて取付けられる全開用ローラー84より構成されている。
そして、弾性ストッパー82は、戸先側端部に上方に向かって山形に突出するローラー係止突部821が形成された弾性体(板バネ材)よりなり、引戸6の開放と共に戸袋側に移動する全開用ローラー84が、前記弾性ストッパー82の弾性に抗してローラー係止突部821を乗り越して、戸袋側に位置した状態で引戸6が全開状態となり、レール部材5の傾斜による自閉力を、弾性ストッパー82(ローラー係止突部821)の弾性による全開用ローラー84の保持力が上まわることにより引戸6の全開姿勢が維持される。
一方、全開姿勢での保持力が自閉力に比べて強すぎると、引戸6の全開姿勢から引戸6を閉鎖させる時の手動による初期閉鎖力(全開用ローラー84がローラー係止突部821を戸先側縦枠14方向に乗り越す力)が大きくなりすぎる事となる。
よって、自閉力と、保持力の微妙なバランスを取るため、オプション部材取付座201には上下方向に長い取付用長孔220、220が形成され、全開用ローラー保持部材83を上下方向に取付け位置調整可能とすることにより、全開用ローラー84の取付け高さを調整可能とし、弾性ストッパー82を上方から押さえつける力、いわゆるローラー係止突部821による全開用ローラー84の保持力を調整可能としている。
ブレーキ装置は、図4、図10に示すように、戸尻側の吊り下げ金具61の戸先側端部にネジ止め連結され、固定側に向かって突出するブレーキ操作突片91と、出入口側のほぼ中間部部分で、レール部材5の下端突出壁54の下面に下方からネジ止め連結される
エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)92より構成されている。
尚、エアーシリンダー92(ブレーキ装置の調整部)とブレーキ操作突片91からなるブレーキ装置の作用効果は、特開平08−177305号公報に記載されている衝撃緩衝装置のピストンシリンダーと取付けブラケットの作用効果と同じであるので、詳細な説明は省略する。
すなわち、ブレーキ装置は、引戸6がレール部材5に吊り下げ用金具61を介して吊り下げられた状態で、全開ストッパー装置が取付けられたのち、ブレーキ操作突片91を戸尻側の吊り下げ金具61に連結し、引戸6を開放して、点検側ランマ下地パネル7と固定側ランマ下地パネル19の下端部間を開放して、レール部材5の出入口側の下端突出壁54を上方に臨ませ、次に、エアーシリンダー92(ブレーキ装置の調整部)を点検側ランマ下地パネル7と固定側ランマ下地パネル19間に下方より挿入し、下端突出壁54の下面所定位置に下方より連結ネジにて連結する。
そして、点検側よりドライバーにて閉鎖スピードの調整を行う。
そして、全ての調整を行った後、点検側閉塞板74の嵌入用突片76を、基板側下突部721の下面と、突部連結座70、70の隙間閉塞壁702、702の上端面間に嵌入し、突部連結座70、70に点検側閉塞面部78が下面からネジ止め連結されて、点検側に臨む引戸の保持部(上がり止めボルト65・・・)、全開ストッパー装置、ブレーキ装置は全て隠蔽される。
次に第2実施例を図11の基づいて説明する。
第2実施例は、レール部材5とブレーキ装置を除く、引戸枠1、点検側中枠3、固定側中枠30、下地桟4、引戸6、点検側ランマ下地パネル7、固定側ランマ下地パネル19、点検側化粧突部73等は第1実地例の引戸装置と同様に構成されている。
第2実施例のレール部材5は、図11に示すように、上枠15の固定側壁153の点検側面に連結ボルトにて連結される固定側連結壁51と、固定側連結壁51の下端部で点検側に突出し、点検側端部に上方に突出する軌条53を有する引戸支持壁52よりアルミ材の押し出し成形により略L字形に形成され、戸袋側と出入口側にわたって、戸先側下がりに上枠15に連結されている。
第2実施例のブレーキ装置は、図11に示すように、戸尻側の吊り下げ金具61の戸先側端部にネジ止め連結され、固定側に向かって突出するブレーキ操作突片91と、下端部が下方に突出する調整部取付け座921が開閉側端部に連結されたエアーシリンダー92(ブレーキ装置の調整部)より構成されている。
すなわち、第2実施例のブレーキ装置は、引戸6がレール部材5に吊り下げ用金具61を介して吊り下げられた状態で、全開ストッパー装置が取付けられたのち、ブレーキ操作突片91を戸尻側の吊り下げ金具61に連結し、引戸6を開放して、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)92がレール部材5の下方で、引戸6の上方に位置するよう、調整部取付け座921の下端部を上枠15の固定側壁153の下端部に、点検側よりネジ止め連結する。
そして、点検側よりドライバーにて閉鎖スピードの調整を行う。
そして、全ての調整を行った後、点検側閉塞板74の嵌入用突片76を、基板側下突部721の下面と、突部連結座70、70の隙間閉塞壁702、702の上端面間に嵌入し、突部連結座70、70に点検側閉塞面部78が下面からネジ止め連結されて出入口の上部に点検側化粧突部73が構成され、点検側に臨む引戸の保持部(上がり止めボルト65・・・)、全開ストッパー装置、ブレーキ装置は全て隠蔽される。
本発明の第1実施例の点検側(室内側)からの正面図 化粧ボードと、点検側下地パネルを取外した状態での本発明の第1実施例の点検側(室内側)からの正面図 図1のA―A線拡大断面図 図1のB―B線拡大断面図 図1のC―C線拡大断面図 図1のD―D線拡大断面図 点検側化粧突部部分の拡大断面図 突部連結座の斜視図 図2における戸先側縦枠の上端部付近の拡大図 図2における点検側中枠の上端部付近の拡大図 第2実施例の要部拡大断面図
符号の説明
1 引戸枠
11 鉄骨
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
155 固定側化粧突部
100 化粧ボード
3 点検側(室内側)中枠
30 固定側(室外側)中枠
4 下地桟
5 レール部材
6 引戸
65 上がり止めボルト(引戸の保持部)
7 点検側ランマ下地パネル
72 基板
721 基板側下突部
73 点検側化粧突部
74 点検側閉塞板
76 嵌入用突片
78 点検側閉塞面部
92 エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)

Claims (3)

  1. 戸先側縦枠と戸尻側縦枠と上枠より門形に形成されて建物側の鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が戸先側下がりにして配設され、レール部材に引戸が吊り下げられて、引戸の閉鎖状態で引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で引戸の位置する側を戸袋側となし、出入口以外の表面が壁面と略面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、下端面がほぼ同一高さとなる点検側化粧突部と固定側化粧突部が出入口上端に形成され、点検側化粧突部は、点検側化粧ボードの下端縁の下面を隠蔽する、点検側ランマ下地パネルの下端部に形成された断面略コ字形の基板側下突部と、基板側下突部の下方に着脱自在に取付けられる点検側閉塞板より構成され、点検側閉塞板は、戸先側縦枠と点検側中枠の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座と基板側下突部の下面間に点検側より嵌入する嵌入用突片と、突部連結座に下面側がネジ止めされる上向き略コ字形で、引戸側に突出して、出入口上部の点検側を閉塞する点検側閉塞板より構成され、点検側閉塞板が取り外された状態で、引戸とオプション部材が出入口側から取付け取外し可能で、点検側閉塞板が取り外された状態であって、レール部材に引戸が取付けられた状態で、レール部材と引戸上端面間に、ブレーキ装置の調整部が取付け可能に構成されていることを特徴とする引き戸装置。
  2. ブレーキ装置の調整部が、レール部材の下面に下方から連結されていることを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
  3. ブレーキ装置の調整部が、上枠のレール部材と引戸上端面間に、点検側から連結されていることを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
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