JP5014903B2 - 引戸装置におけるレール取付材連結装置 - Google Patents
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Description
この種の引戸装置は、外観の意匠はよくなるが、戸袋がないので、引戸を吊り下げるレール部材が連結されたレール取付材を自閉のために傾斜角度の調節作業や、レール部材の保守点検が困難であった。
この問題を解決する為、レール部材を取付けるレール台の戸袋側に爪を設け、レール部材の戸袋側に前記爪に係止する係止孔を設け、爪に係止孔を係止した状態で、レール部材の間口側をレール台にネジ止めしていた。(例えば、特許文献1参照。)
このため、爪と係止孔も係止状態にギャップがあると、レール部材の取付けは用意であるが、引戸の開閉時にガタつきが発生することがあった。
このガタつきの発生を解消するため、爪と係止孔の係止状態を緊密なものにすると、レール部材の取付けが作業が、出入口側から戸袋内部上方にレール部材を挿入しながら、係止孔を係止爪に緊密な状態で係止しなければず、一人でこの作業を行うには優れた技術と強力な力が必要となり、現実的には非常に困難な作業となっていた。
このため、少しでも作業を容易なものとなるよう、出入口の点検側に着脱自在な大きめの点検パネルを設けたりしていた。
すると、点検パネルの存在によって、出入口上部の意匠が点検側(通常は室内側)と固定側(通常は室外側)で著しく異なることとなり、出入口以外の表面を建物の壁面と同じ化粧用ボードで面一に覆って、全体の意匠性の向上を図りながらも、出入口部分の意匠的配慮が十分でないという問題があった。
更に、レール台にレール部材を取付けた状態で、一定の傾斜角度で戸先側が下がる状態に固定されているので、自閉スピードの調節ができなかった。
一方、レールの取付け状態で、レールの傾斜角度を調節可能なものとして、レールの戸袋側の先端を、上枠に設けたレール受けに着脱可能に載置し、他端(戸先側)は、上枠に設けたレール取付板にビスにより取外し可能に取付け、ビスの挿入孔の調整するものがある。(例えば、特許文献2参照。)
しかしながら、角度調節を行えるようにする為、戸先側と戸尻側の端部のみが上枠にビス止め、あるいは載置されているだけであるから、その中間部分でのレールの撓み(レール上部の外側方向への揺れ)を防止することができなかった。
上部連結用突壁は、開閉方向に所定間隔を有して形成された、上下方向に長い略円弧状の複数個の移動用連結孔を挿通し、上部連結用突壁の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する段部と、移動用連結孔の引戸の開閉方向の寸法よりも大径の頭部と、螺軸部が一体に形成されてなる連結用段付きネジにて上枠のレール取付材連結部に連結されているものである。
請求項2に記載の発明によると、レール取付材の上部連結用突壁を、レール取付材の回動調整を妨げないよう、且つ、引戸の荷重によって、点検側に傾かないよう上枠のレール取付材連結部に連結しているので、レール取付材の傾斜角度の調節ができるだけでなく、引戸の荷重によってレール部材、レール取付材が撓むことなく安定した引戸の摺動状態を確保することができ、移動用連結孔内を挿通し、上部連結突壁の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法の段部と、移動用連結孔より引戸の開閉方向の寸法より大径の頭部と、螺軸部が一体に形成された連結用段付きネジにて上部連結突部が連結されているので、連結作業が容易で、スペーサーを使用するより安価となる。
少なくとも、レール部材が点検側に着脱自在に連結されるレール部材連結壁と、レール部材連結壁の上方に位置し、上枠のレール取付連結部と連結される上部連結用突壁を有し、戸尻側端部を中心とし戸先側下がりに回動調節可能にレール部材連結壁が、上枠のレール取付材連結部に連結されると共に、引戸の荷重によって、レール取付材の上部が点検側に傾斜することがなく、かつ、レール取付材の回動調節を妨げないよう上部連結用突壁が上枠のレール取付材連結部に連結されており、上部連結用突壁は、開閉方向に所定間隔を有して形成された、上下方向に長い略円弧状の複数個の移動用連結孔を挿通し、上部連結用突壁の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する円筒形のスペーサーと、移動用連結孔の引戸の開閉方向の寸法よりも大径の頭部を有し、螺軸部がスペーサーを貫通して、レール取付材連結部の連結用螺孔に螺合する連結ネジにて上枠のレール取付材連結部に連結されている事を特徴とする請求項1に記載の引戸装置におけるレール取付材連結装置である。
図1において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図6に示すように、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・
・ ・、120・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に、建物側の鉄骨11・・・にブラケット120・
・ ・を介して配設された上枠15より門形に形成されている。
以下、戸尻側縦枠13と点検側中枠3間を戸袋点検側、戸尻側縦枠13と固定側中枠30間を戸袋固定側、戸袋点検側と戸袋固定側をあわせて戸袋側、戸先側縦枠14と点検側中枠3間を出入口点検側、戸先側縦枠14と固定側中枠30間を出入口固定側、出入口点検側と出入口固定側をあわせて出入口側と云う。
符号6は、レール部材5に吊り下げられた引戸を示し、符号16は、点検、固定両戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号164は、ベース材16の出入口側端部に、ガイドローラー17が回転自在に設けられ、 固定側中枠30、点検側中枠3間でやや出入口側に突出して取付けられたガイドローラー取付部材を示している。
図1、図2、図5、図6において、符号4・・・は、戸袋点検側及び戸袋固定側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図3、図4において符号7は、上枠15の点検出入口側に取付られる点検側ランマ下地パネルを示し、符号19は、上枠15の固定出入口側に設けられる固定側ランマ下地パネルを示している。
戸尻側縦枠13は、図6、図15、図16に示す如く、出入口側面131と点検側面133と固定側面132と、点検側側面133及び固定側側面132の建築側鉄骨11側の端部から互いに近づく方向に所定寸法突出する室内側連結突片134、室外側連結突片139より横断面略コ字形に形成されている。
そして、連結側面134、134の上下方向に所定間隔を有して縦方向に長い連結用切り欠き135・・・が形成され、出入口側面131の上端部に横長扁平状の戸尻側上連結差込孔136と、戸尻側上連結差込孔136のやや下側で固定側に位置して縦長長方形状の戸尻側下連結差込孔137が形成されている。
そして建物用鉄骨11の出入口側面111から所定寸法離間した位置で立設された戸尻側縦枠13の連結用切り欠き135・・・の高さ位置で、ブラケット12・・・の溶接用嵌入突片121の先端側を、建物用鉄骨11と戸尻側縦枠13の間隙から連結用切り欠き135内に差し込んで、溶接用連結突片122が上向きとなるよう回動させ、連結用切り欠き135の上端に当接させた状態で、溶接用連結突片122と建物用鉄骨11を溶接する。
次に、戸尻側縦枠13を前後左右に動かして鉛直姿勢となるよう調節し、鉛直姿勢の状態で溶接用嵌入突片121と室内側連結突片134、室外側連結突片139を溶接し、戸尻側縦枠13は鉛直姿勢に立設固定され、床面仕上げ時に下端部が床面に埋め込まれる。
符号138は、引戸6が開放された時、引戸6の戸尻側端面が当接する、出入口側面131に取付られた緩衝部材を示している。
符号144は、戸当たり部149の上方突出部分の裏面側に取付けられた戸先側補強部材を示している。
そして、戸尻側縦枠13に形成された戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137対応して、戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)が戸当たり部149の上端部に形成されている。
上枠固定側部材155は、上面板151の下面に固着される連結固定用突部156と、連結固定用突部156の固定側端部を下方に延出したレール取付材連結部157より構成され、レール取付材連結部157の点検側にはレール取付材2が連結され、レール取付材連結部157の固定側の下半部には固定側ランマ下地パネル19が取付けられている。
そして、連結固定用突部156とレール取付材連結部157の戸尻側端部と先側側端部に、前記戸尻側縦枠13の戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137及び戸先側縦枠14の戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)に密に嵌入する、戸尻側上嵌入突片158と戸尻側下嵌入突片159と戸先側上嵌入突片(図示せず。)と戸先側下嵌入突片(図示せず。)が形成され、戸尻側上嵌入突片158と戸先側上嵌入突片(図示せず。)には、外れ止めネジ130・・・を取付けるためのネジ孔150・・・が形成されている。
次に、上記の状態を維持しながら戸先側のブラケット120・・・及び上枠15側のブラケット120・・・を介して、戸先側縦枠14の固定用部材141・・・及び上枠15の上面基板154を建物側の鉄骨11と溶接連結する。
このとき、上枠15は、戸先側縦枠14、戸尻側縦枠13に対し上下2個所が密に嵌入しているので、溶接作業中に捩れが発生することがない。
そして、ガイドローラー取付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共に、ベース材16の出入口側端部は点検側中枠3、固定側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
そして、点検側外側枠36は、出入り口側の端部から点検側に突出し、点検側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する点検側中枠突部32と、点検側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、点検側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の点検側中枠3側の端部が連結される下地桟連結部34より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
そして、点検側外側枠36の上端面と補強枠31間に形成される開口部分にはL字形の閉塞部材が溶接され、開口部は塞がれている。
固定側外側枠306は、固定側補強枠301の出入り口側の端部から固定側に突出し、固定側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する固定側中枠突部302と、固定側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、固定側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる固定側化粧ボード支持部303と、固定側化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の固定側中枠30側の端部が連結される固定側下地桟連結部304より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
すなわち、固定側中枠30は、上部が上枠15と上下2箇所で連結され、下端が床面に埋め込まれて立設されているので、引戸の揺れによる上枠15の点検側への捩れを防止する補強材の機能を兼ね備えている。
そして、固定側中枠突部302の出入口側面の上端面には戸尻側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して下地パネル戸先側嵌合切り欠き307が形成されている。
符号197、198は、固定側中枠30の下地パネル戸先側嵌合切り欠き307及び戸先側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して形成された中枠逃がし部
と、戸先側縦枠逃がし部を示している。
そして、基板72は、上枠15の点検側垂下突片152に点検側からネジ止め連結される、上端に形成された上端連結突片71と、点検側化粧ボード100の下端縁の下面を支持隠蔽する基板側下突片721より構成されている。
突部連結座70は、図9に示すように、点検側中枠3の上端部出入口側内面にネジ止め連結される連結孔705を有する連結用壁701と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、上面が点検側下地パネル7の基板側下突片721の下面に当接し、突部連結座70が回動するのを阻止するする上部突出壁702と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、点検側閉塞部78の下面が化粧ネジ700にてネジ止め連結される連結用螺孔703を有する下部突出壁704より構成されている。
そして、最終仕上げが施された(レール取付材2、引戸6等がとりつけられた)後、点検側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に点検側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて出入口の上部に点検側化粧突部73が着座自在に設けられる。
又、点検側化粧突部73を連結する際、載置突片76を基板側下突片721に載置することで、点検側閉塞部78の前面側裏面が下部突出壁704の点検側前面に当接するので点検側化粧突部73は、不用意に回動して落下することがなく、連結作業が容易に行える。
そして、レール取付材2の下部水平壁212の点検側端部から点検側に突出した状態で、下部水平壁212に固着された、レール取付材2のほぼ全幅に渡って下面が開口する、断面下向きコ字形の横振れ規制部材24が固着されれている。
すなわち、上枠15のレール取付材連結部157の戸先側端部と戸尻側端部には、図18及び図19に示すように、レール部材連結壁21の裏面に当接する戸先側連結座25と戸尻側連結座26が、点検側に突出して固着され、戸先側連結座25と戸尻側連結座26には、レール取付材2との連結用螺孔が形成されると共に、戸尻側連結座26が戸先側連結座25より高位置に設けられている。
すなわち、レール取付材2は、スペーサー222によって戸尻側連結ボルト200を回動中心として、戸先側端部が上下動した場合、スペーサー222に移動用連結孔221を挿通しているので、レール取付材2の上下動を妨げる事がなく、しかも、連結ネジ226の頭部223は、移動用連結孔221の引戸6の開閉方向の寸法よりも大径に形成されているので、引戸6が吊り下げられた状態でも、上部連結用突壁22側がレール取付材連結部157から点検側に離れるのが阻止される。
すなわち、連結用段付きネジ228は、移動用連結孔221を挿通し、上部連結用突壁22の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する段部227と、移動用連結孔221の引戸6の開閉方向の寸法よりも大径の頭部223と、螺軸部224が一体に形成されており、段部227が、第1実施例のスペーサー222の役割を果たす。
レール部材5は上記のように構成され、前記横振れ規制部材24のレール取付用載置面241の点検側の上面に載置した状態で、係止孔・・・に係止爪・・・を対応させた状態で、戸尻側方向にスライドさせて、係止爪・・・を係止孔・・・に係合させ、レール部材連結壁21の戸先側下方から戻り止めネジ501を螺合して、レール部材5の戸先側端部に位置せしめ(図3、図18に示す。)、レール部材5が戸先側に移動するのを防止し、レール部材5は横振れ規制部材24に載置された状態でレール取付材2に取付けられる。
・が組み付けられた状態で、上枠15のレール取付材連結部157の点検側に取付けられ、固定側ランマ下地パネル19、点検側ランマ下地パネル7がとりつけられて、下地ボード101、化粧ボード100が貼り付けれ後、点検側ランマ下地パネル7から点検側化粧突部73を取り外した状態で吊り下げ用金具55に引戸6が吊り下げられ、更に、オプション部材が点検側から取付られる。
そして、吊り下げ支持面552の開閉方向側両端部には、点検側が開口する吊り下げボルト挿通孔556、556が形成されている。
符号300は(図1、図2に示す。)、引戸6の戸先側端部で、点検側(室内側)、固定側(室外側)に設けられた取手を示している。
引戸6は、吊り下げボルト61、61の螺軸部62、62が、吊り下げボルト挿通孔556、556を挿通して、ボルト頭部63が吊り下げ用支持面552に載置させ、必要に応じて頭部63、63をスパナで回動して引戸6を所定の高さに位置させた後、ボルト保持体65、65が垂下面553に連結されて、レール部材5に吊り下げ用金具55を介して吊り下げられる。
この状態で、回動防止片652、652がボルト頭部63の戸先側と戸尻側に位置するので、吊下げボルト61が不用意に回動することがなく、引戸6は確実に所定の高さに維持される。
更に、ボルト頭部63が吊下げ支持面552に載置された状態で、ボルト頭部のやや上方に、上片554が位置するので、地震等で、引戸6が独立して単独で上方に浮き上がることもなく、引戸装置の損傷を回避することができる。
そして、レール部材5に対する引戸6の保持部とは、引戸6がレール部材5から脱落するのを最終的に防止する、ボルト保持体65と吊り下げ用金具55の連結に供される連結ネジ650・・・をさす。
さらに、引戸6を吊り下げた状態で、レール取付材2の傾斜角度を調節し、引戸6の所望の自閉スピードを得る。
次に、全開ストッパー、ブレーキ装置、フリーストッパー装置等のオプション部材が点検側から取付けられる。
弾性ストッパー片82は、戸尻側端部に下方に向かって略V字形に突出する弾性係止突部821が形成された板バネ材より形成されている。
そして、連結固定片81は、引戸6の開閉方向に長い連結孔811を有し、横揺れ規制部材24の後横揺規制突片243に形成された取付用切欠き部244内に上端部が位置して、弾性ストッパー片82がレール取付用載置面241の下面に位置するよう、引戸6の開閉方向に取付位置調整可能に連結孔811を介して、連結ネジ812にてレール取付部材2の下部連結用突片23に連結されている。
一方、全開姿勢での保持力(弾性係止突部821の弾性力)が自閉力に比べて強すぎると、引戸6の全開姿勢から引戸6を閉鎖させる時の手動による初期閉鎖力(戸先側揺れ止めボルト245が弾性係止突部821を押し上げて、戸先側縦枠14方向に移動する力)が大きくなりすぎる事となる。
よって、自閉力と、保持力の微妙なバランスを取るために、戸先側揺れ止めボルト245の上端部の高さを調節したり、引戸6の開閉方向での全開ストッパー8の取付位置を調整する。
すなわち、本実施例の全開ストッパー装置は、戸先側揺れ止めボルト245を利用して全開ストッパー8に係止する構成としているので、部品点数が少なくてすみ、安価に製作できる
又、保持力の調整も戸先側揺れ止めボルト245を回動させるだけであるから、調整作業が非常に容易である。
尚、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)93とブレーキ操作突片911からなるブレーキ装置は、特開平08−177305号公報に記載されている衝撃緩衝装置のピストンシリンダーと取付けブラケットの作用効果と同じであるので、詳細な説明は省略する。
そして、下方より、ドライバーにて閉鎖スピードの調整を行い、フリーストッパー装置を取付けた後、点検側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に点検側閉塞部78が下面から化粧ネジ700で連結されて、出入口上部の点検側を閉塞する。
符号905は、レール取付材2の上部水平壁211の開閉方向のほぼ全幅に渡って配設され、傾斜状態の弾性係止部材90の下端部が当接するストッパー案内部材を示している。
尚、フリーストッパー装置は、特許第2683321号公報に記載されたフリストップ機構と同じ作用効果を有するものであるから、その詳細は省略する。
そして、上記各連結ネジは、ほぼ点検側に臨む同一高さに形成されているので、点検側化粧突部の高さ寸法を極力小さく設定でき、点検側と、出入口側の意匠を違和感のないものに構成するころができる。
11 鉄骨
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
157 レール取付材連結部
19 固定側ランマ下地パネル
100 化粧ボード、点検側化粧ボード、固定側化粧ボード
2 レール取付部材
21 レール部材連結壁
211 戸尻側連結孔
212 戸先側連結孔
22 上部連結用突壁
221 移動用連結孔
222 スペーサー
223 頭部
224 螺軸
225 連結用螺孔
226 連結ネジ
227 段部
228 連結用段付きネジ
23 下部連結用突壁
5 レール部材
6 引戸
Claims (2)
- 戸先側縦枠と戸尻側縦枠と上枠より門形に形成されて建物側の鉄骨に固定される引戸枠に、レール部材を着脱自在に取付けたレール取付材が戸先側下がりに配設され、レール部材に引戸が吊り下げられて自閉可能となし、引戸の閉鎖状態で引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と略面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、レール取付材は、
少なくとも、レール部材が点検側に着脱自在に連結されるレール部材連結壁と、レール部材連結壁の上方に位置し、上枠のレール取付連結部と連結される上部連結用突壁を有し、戸尻側端部を中心とし戸先側下がりに回動調節可能にレール部材連結壁が、上枠のレール取付材連結部に連結されると共に、引戸の荷重によって、レール取付材の上部が点検側に傾斜することがなく、かつ、レール取付材の回動調節を妨げないよう上部連結用突壁が上枠のレール取付材連結部に連結され、上部連結用突壁は、開閉方向に所定間隔を有して形成された、上下方向に長い略円弧状の複数個の移動用連結孔を挿通し、上部連結用突壁の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する円筒形のスペーサーと、移動用連結孔の引戸の開閉方向の寸法よりも大径の頭部を有し、螺軸部がスペーサーを貫通して、レール取付材連結部の連結用螺孔に螺合する連結ネジにて上枠のレール取付材連結部に連結されていることを特徴とする引戸装置におけるレール取付材連結装置。 - 戸先側縦枠と戸尻側縦枠と上枠より門形に形成されて建物側の鉄骨に固定される引戸枠に、レール部材を着脱自在に取付けたレール取付材が戸先側下がりに配設され、レール部材に引戸が吊り下げられて自閉可能となし、引戸の閉鎖状態で引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と略面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、レール取付材は、
少なくとも、レール部材が点検側に着脱自在に連結されるレール部材連結壁と、レール部材連結壁の上方に位置し、上枠のレール取付連結部と連結される上部連結用突壁を有し、戸尻側端部を中心とし戸先側下がりに回動調節可能にレール部材連結壁が、上枠のレール取付材連結部に連結されると共に、引戸の荷重によって、レール取付材の上部が点検側に傾斜することがなく、かつ、レール取付材の回動調節を妨げないよう上部連結用突壁が上枠のレール取付材連結部に連結され、上部連結用突壁は、開閉方向に所定間隔を有して形成された、上下方向に長い略円弧状の複数個の移動用連結孔を挿通し、上部連結用突壁の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する段部と、移動用連結孔の引戸の開閉方向の寸法よりも大径の頭部と、螺軸部が一体に形成されてなる連結用段付きネジにて上枠のレール取付材連結部に連結されている事を特徴とするレール取付材連結装置。
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