JP5214186B2 - 引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、全開姿勢保持装置を有する引戸装置に関するものである。
従来、引戸の閉鎖状態で、引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で、引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、全開状態保持装置は、引戸の上端面の戸先側に第1係合部材を設け、引戸を全開すると第1係合部材に上方から係合する第2係合部材を、引戸の開口部に配置した上下長手の縦枠か、又は、引戸の固定レールを取付ける為の吊支部材に設けていた。(例えば、特許文献1参照。)
このため、第1係合部材と第2係合部材の2部材が必要となり、しかも取付け作業も増えるので、全体としてコスト高となっていた。
特許第3538562号公報
本発明は、従来の問題点に鑑みて、簡単な構造で、安価に製作できる、全開姿勢保持装置を有する引戸装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に引戸が自閉可能に吊り下げられ、引戸の閉鎖状態で、引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で、引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、レール部材の下方に位置して引戸の開閉方向のほぼ全幅に渡って設けられた下面が開口する揺れ止め用挿通路に、上端部が下方から嵌入する戸先側揺れ止めボルトと戸尻側揺れ止めボルトが、引戸の戸先側端部と戸尻側端部に設けられ、少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、高さ調節可能とされる一方、引戸の閉鎖状態で戸尻側振れ止めボルトのやや戸先側に位置して、揺れ止め用挿通路内に引戸の開閉方向での取付位置の調整可能に設けられた全開時ストッパーが、引戸の全開時に戸先側揺れ止めボルトに係合して引戸の全開姿勢が維持され、戸先側揺れ止めボルトの高さ調節や全開時ストッパーの引戸の開閉方向での取付位置の調整によって、全開姿勢での保持力の調整を行えるものである。
次に、本発明が第1の手段として構成したところに加え、第2の手段として構成したところは、少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、揺れ止め用挿通路内で縦軸廻りに回転自在で、揺れ止め用通路よりやや小さ目となしたローラーを有し、全開時ストッパーは室内側方向に向かって横向き略V字形に突出する弾性係止突部が形成された弾性ストッパー片を有し、引戸の全開時、ローラーが弾性係止突部の戸尻側に位置して、引戸の全開姿勢が維持されるものである。
請求項1に記載の発明によると、全開姿勢保持装置の戸先側揺れ止めボルトを利用して従来の第1係合部材としているので、全開保持装置としての部材は、全開時ストッパー(従来の第2係合部材)だけであるから、部材単価の削減だけでなく、取付け作業の時間短縮もできるから全体として安価に製作できる。
請求項2に記載の発明によると、戸先側揺れ止めボルトは、揺れ止め用挿通路内で縦軸廻りに回転自在で、揺れ止め用通路よりやや小さ目となしたローラーを有しているので、引戸の開閉時の揺れは確実に防止されるので、弾性係止突部のローラーに対する係合状態も確実な状態で維持することができる。
建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に引戸が自閉可能に吊り下げられ、引戸の閉鎖状態で、引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で、引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、レール部材の下方に位置して引戸の開閉方向のほぼ全幅に渡って設けられた下面が開口する揺れ止め用挿通路に、上端部が下方から嵌入する戸先側揺れ止めボルトと戸尻側揺れ止めボルトが、引戸の戸先側端部と戸尻側端部に設けられ、少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、高さ調節可能とされる一方、引戸の閉鎖状態で戸尻側振れ止めボルトのやや戸先側に位置して、揺れ止め用挿通路内に引戸の開閉方向での取付位置の調整可能に設けられた全開時ストッパーが、引戸の全開時に戸先側揺れ止めボルトに係合し、少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、揺れ止め用挿通路内で縦軸廻りに回転自在で、揺れ止め用通路よりやや小さ目となしたローラーを有し、全開時ストッパーは室内側方向に向かって横向き略V字形に突出する弾性係止突部が形成された弾性ストッパー片を有し、引戸の全開時、ローラーが弾性係止突部の戸尻側に位置して、引戸の全開姿勢が維持され、戸先側揺れ止めボルトの高さ調節や全開時ストッパーの引戸の開閉方向での取付位置の調整によって、全開姿勢での保持力の調整を行えるものである。
以下、第1実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図6に示すように、建物用鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に、建物用鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して配設された上枠15より門形に形成されている。
そして、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間で、上枠15の室内側(実施例では点検側、いわゆる、引戸等の吊り込み側)と室外側の両面に上端が固定され、下端部が床面に埋め込まれた室内側中枠3と室外側中枠30が、室内側と室外側に所定間隔を有して配設されている。
尚、便宜上、一方側を室内側、他方側を室外側として説明しているが、いわゆる、引戸等の吊り込み側(メンテネンス等の点検側となる)が、室内側、室外側のいずれであっても良いことは云うまでもない。
以下、戸尻側縦枠13と室内側中枠3間を戸袋室内側、戸尻側縦枠13と室外側中枠30間を戸袋室外側、戸袋室内側と戸袋室外側をあわせて戸袋側、戸先側縦枠14と室内側中枠3間を出入口室内側、戸先側縦枠14と室外側中枠30間を出入口室外側、出入口室内側と出入口室外側をあわせて出入口側と云う。
図1、図2、図3において、符号2は、上枠15の室外側内面にネジ止め連結されているレール取付材を示している。
符号6は、レール部材5に吊り下げられた引戸を示し、符号16は、点検、固定両戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号164は、ベース材16の出入口側端部に、ガイドローラー17が回転自在に設けられ、 室外側中枠30、室内側中枠3間でやや出入口側に突出して取付けられたガイドローラー取付部材を示している。
図1、図2、図5、図6において、符号4・・・は、戸袋室内側及び戸袋室外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図3、図4において符号7は、上枠15の点検出入口側に取付られる室内側ランマ下地パネルを示し、符号19は、上枠15の固定出入口側に設けられる室外側ランマ下地パネルを示している。
そして、上記引戸枠1(レール部材5が取付られたレール取付材2を含む。)、ベース材16、室内側中枠3、室外側中枠30、下地桟4・・・、室外側ランマ下地パネル19、室内側ランマ下地パネル7が、内装仕上げ(化粧ボード、クロス等の張付け)の行われるまでに施工され、内装仕上げが終了した後、室内側ランマ下地パネル7の一部を取外して、引戸6がレール部材5に吊り込まれ、引戸6の摺動確認、閉鎖スピードの調整作業、レール取付材2の連結固定等が行われる。
以下、各部材について詳述する。
戸尻側縦枠13は、図6、図15、図16に示す如く、出入口側面131と室内側面133と室外側面132と、室内側側面133及び室外側側面132の建築側鉄骨11側の端部から互いに近づく方向に所定寸法突出する室内側連結突片134、室外側連結突片139より横断面略コ字形に形成されている。
そして、室内側連結突片134、室外側連結突片138の上下方向に所定間隔を有して縦方向に長い連結用切り欠き135・・・が形成され、出入口側面131の上端部に横長扁平状の戸尻側上連結差込孔136と、戸尻側上連結差込孔136のやや下側で室外側に位置して縦長長方形状の戸尻側下連結差込孔137が形成されている。
戸尻側縦枠13を建物用鉄骨11に溶接固定するブラケット12は、前記連結用切り欠き135の横幅に一致する寸法の溶接用嵌入突片121と、建物用鉄骨11の出入口側面111に溶接される溶接用連結突片122より横向きL字形に形成されている。
そして建物用鉄骨11の出入口側面111から所定寸法離間した位置で立設された戸尻側縦枠13の連結用切り欠き135・・・の高さ位置で、ブラケット12・・・の嵌入溶接突片121の先端側を、建物用鉄骨11と戸尻側縦枠13の間隙から連結用切り欠き135内に差し込んで、溶接用連結突片122が上向きとなるよう回動させ、連結用切り欠き135の上端に当接させた状態で、溶接用連結突片122と建物用鉄骨11を溶接する。
次に、戸尻側縦枠13を前後左右に動かして鉛直姿勢となるよう調節し、鉛直姿勢の状態で溶接用嵌入突片121と戸尻側縦枠13の室内外側連結突片134、139が溶接され、戸尻側縦枠13が鉛直姿勢に立設固定され、床面仕上げ時に下端部が床面に埋め込まれる。
符号138は、引戸6が開放された時、引戸6の戸尻側端面が当接する、出入口側面131に取付られた緩衝部材を示している。
戸先側縦枠14は、図6、図17に示す如く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固定用部材141・・・が設けられ、出入口側方向で室内側に突出して室内側の化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する室内側ボード閉塞突部147と、出入口側方向で室外側に突出して室外側の化粧ボード100の出入口側端面を隠蔽する室外側ボード閉塞突部部146と、室内側ボード閉塞突部147と室外側ボード閉塞突部146間に位置し、上部が室内側ボード閉塞突部147と室外側ボード閉塞突部146より上方に突出し、引戸6の戸先側端部が位置する部分に閉鎖用凹部148が上下方向に渡って設けられた戸当たり部149より扁平な略コ字形に形成され、室外側ボード閉塞突部146の出入口側上端面には下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143が形成されている。
符号144は、戸当たり部149の上方突出部分の裏面側に取付けられた戸先側補強部材を示している。
そして、戸尻側縦枠13に形成された戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137対応して、戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)が戸当たり部149の上端部に形成されている。
上枠15は、図3、図4、図5、図16に示す如く、上面板151と、上面板151の室内側端部が垂下した室内側垂下突片152と、上面板151の室外側端部が垂下した室外側垂下突片153よりなる断面下向きコ字形の上枠基板154と、上枠基板154の下面に連結された断面逆L字形の上枠室外側部材155より構成されている。
上枠室外側部材155は、上面板151の下面に固着される連結固定用突部156と、連結固定用突部156の室外側端部を下方に延出したレール取付材連結部157より構成され、レール取付材連結部157の室内側にはレール取付材2が連結され、レール取付材連結部157の室外側の下半部には室外側ランマ下地パネル19が取付けられている。
そして、連結固定用突部156とレール取付材連結部157の戸尻側端部と先側側端部に、前記戸尻側縦枠13の戸尻側上連結差込孔136と戸尻側下連結差込孔137及び戸先側縦枠14の戸先側上連結差込孔(図示せず。)と戸先側下連結差込孔(図示せず。)に密に嵌入する、戸尻側上嵌入突片158と戸尻側下嵌入突片159と戸先側上嵌入突片(図示せず。)と戸先側下嵌入突片(図示せず。)が形成され、戸尻側上嵌入突片158と戸先側上嵌入突片(図示せず。)には、外れ止めネジ130・・・を取付けるためのネジ孔150・・・が形成されている。
戸先側縦枠14と上枠15は上記のように構成され、戸尻側縦枠13が前述にようにして立設された後、上枠15の戸先側上嵌入突片と戸先側下嵌入突片を戸先側縦枠14の戸先側上連結差込孔と戸先側下連結差込孔に差し込んだ後、外れ止めネジ130をネジ孔150にネジ止めして、上枠15と戸先側縦枠14を仮組みした状態で、上枠15と戸尻側縦枠13を同様にして仮組みする。
次に、上記の状態を維持しながら戸先側のブラケット12・・・及び上枠15側のブラケット12・・・を介して、戸先側縦枠14の固定用部材141・・・及び上枠15の上面基板154を建物用鉄骨11と溶接連結する。
このとき、上枠15は、戸先側縦枠14、戸尻側縦枠13に対し上下2個所が密に嵌入しているので、溶接作業中に捩れが発生することがない。
ベース材16は、図3、図5、図6に示す如く、戸袋側の床面全幅に位置する固定面161と、固定面161の室内側(点検側)及び室外側(固定側)の端部に形成された立ち上がり面162、162と、立ち上がり面162、162から内方に突出して形成されたL字形の下地ボード受け面163、163と、固定面161の出入り口側端部に、出入り口側に突出し、扉6の下端面に形成された嵌合溝60内に嵌合するガイドローラー17を、その上面で回転自在に保持するガイドローラー取付部材164が固着されている。
そして、ガイドローラー取付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共に、ベース材16の出入口側端部は室内側中枠3、室外側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
室内側中枠3は、図6に示す如く、上端部が上枠15の室内側垂下突片152の室内側にネジ止め連結され、内面側に位置する補強枠31と、補強枠31の出入り口側の端部から室内側に位置する室内側外側枠36より構成されている。
そして、室内側外側枠36は、出入り口側の端部から室内側に突出し、室内側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室内側中枠突部32と、室内側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室内側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部が連結される下地桟連結部34より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
そして、室内側外側枠36の上端面と補強枠31間に形成される開口部分にはL字形の閉塞部材が溶接され、開口部は塞がれている。
室外側中枠30は、図6、図17に示す如く、上端部が上枠15の室外側垂下突片153の室外側と室外側からネジ止め連結され、その下方部で上枠室外側部材155の下端部の室外側に室内側からネジ止め連結され、内面側に位置する室外側補強枠301と、室外側補強枠301の出入り口側の端部から室外側に位置する室外側外側枠306より構成されている。
室外側外側枠306は、室外側補強枠301の出入り口側の端部から室外側に突出し、室外側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室外側中枠突部302と、室外側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室外側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる室外側化粧ボード支持部303と、室外側化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室外側中枠30側の端部が連結される室外側下地桟連結部304より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
すなわち、室外側中枠30は、上部が上枠15と上下2箇所で連結され、下端が床面に埋め込まれて立設されているので、引戸の揺れによる上枠15の室内側への捩れを防止する補強材の機能を兼ね備えている。
そして、室外側中枠突部302の出入口側面の上端面には戸尻側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して下地パネル戸先側嵌合切り欠き307が形成されている。
下地桟4は、図2、図5、図6に示すように、基板表面部41と、基板表面部41の上下端部をL字形に折り曲げた上下フランジ部42、43より構成され、基板表面部41の戸先側端部と戸尻側端部が戸尻側縦枠13と室内側中枠3及び室外側中枠30にネジ止め連結され上下方向に所定間隔を有して配設されている。
室外側ランマ下地パネル19は、図3、図4、図17に示す如く、室外側表面基板191の上端部に形成されたL字形の上部連結用突片192と、室外側表面基板191の下端部に室外側に突出して形成された略コ字形の室外側化粧突部193より形成され、室外側化粧突部193の上面部194と室外側表面基板192の戸先側端部と戸尻側端部を外側に突出させて戸尻側閉塞突片195と戸先側閉塞突片196を形成している。
符号197、198は、室外側中枠30の下地パネル戸先側嵌合切り欠き307及び戸先側縦枠14の下地パネル戸尻側嵌合切り欠き143に対応して形成された中枠逃がし部
と、戸先側縦枠逃がし部を示している。
すなわち、戸尻側閉塞突片195と戸先側閉塞突片196が室外側中枠突部302の上端開口内に戸尻側閉塞突片195が位置し、戸先側縦枠14の室外側ボード閉塞突部146の上端開口内に戸先側閉塞突片196が位置した状態で、上枠15のレール取付材連結部157の室外側に上部連結用突片192ネジ止めされて、室外側ランマ下地パネル19は室外側中枠30と戸先側縦枠14の上部間2位置して取付けられ、室外側化粧ボード100が貼り付けられた状態で、室外側化粧突部193と室外側中枠突部302と室外側ボード閉塞突部146だけが露出することとなる。
室内側ランマ下地パネル7は、図3、図4に示すように、基板72と、基板72の下端部に分離可能に設けられた室内側化粧突部73より構成されている。
そして、基板72は、上枠15の室内側垂下突片152に室内側からネジ止め連結される、上端に形成された上端連結突片71と、室内側化粧ボード100の下端縁の下面を支持隠蔽する基板側下突片721より構成されている。
室内側化粧突部73は、図8に示すように、室内側の上方から基板側下突片721の先端部分に載置され、室内側化粧ボード100に張られたクロス103の下縁を隠蔽する載置用突片76と、戸先側縦枠14と室内側中枠3の上端部出入口側内面に取付けられた突部連結座70、70に下面側が化粧ネジ700、700にて連結され、出入口上部の室内側を閉塞するL字形の室内側閉塞部78より構成されている。
突部連結座70、70は対向した同形に構成されているので一方側についてのみ説明する。
突部連結座70は、図9に示すように、室内側中枠3の上端部出入口側内面にネジ止め連結される連結用壁701と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、上面が室内側下地パネル7の基板側下突片721の下面に当接し、突部連結座70が回動するのを阻止するする上部突出壁702と、連結用壁701の上端部に出入口側に突出して連設され、室内側閉塞部78の下面がネジ止め連結される連結用螺孔703を有する下部突出壁704より構成されている。
室内側ランマ下地パネル7と、突部連結座70、70は、上記のように形成され、上端連結突片71が上枠15の点検垂下突片152にネジ止めされた状態で、基板72の上方に下地ボード101が貼り付けられ、されに基板72の室内側の表面に室内側化粧ボード100が貼り付けられ、室外側ランマ下地パネル19の下室外側表面基板191の上方に下地ボード101が貼り付けられ、さらに、下室外側表面基板191の室外側表面に室外側化粧ボード100が貼り付けられ、下地桟4・・・の上下フランジ42、43、ベース材16の下地ボード受面163、上枠15の室内側垂下突片152及び室外側垂下突片153間等に下地ボード101・・・が貼り付けられ、下地ボード101・・・の表面の戸袋側に化粧ボード100が貼り付けられた状態で、出入口以外の表面が建物の壁面と同じ化粧用ボード100で面一に覆われた後、さらに室内側にはクロス103等が貼り付けられることとなる。
すなわち、戸先側縦枠14の室内側ボード閉塞突部146と、室外側ボード閉塞突部147と、室内側中枠突部32と室外側中枠突部302と、室内側化粧突部73と室外側化粧突部193が化粧ボード100より外側に突出してあらわれることとなる。
そして、最終仕上げが施された(レール取付材2、引戸6等がとりつけられた)後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて出入口の上部に室内側化粧突部73が着座自在に設けられる。
この時、載置用突片76によって室内側ランマ下地パネル72に貼られた化粧ボード100の下縁、化粧ボード100の前面に貼られたクロス103の下端縁は隠蔽されるので、化粧ボード100とクロス103の下端縁を正確にそろえる必要がなくクロス張りが能率よく行える。
又、室内側化粧突部73を連結する際、載置突片76を基板側下突片721に載置することで、室内側閉塞部78の前面側裏面が下部突出壁704の室内側前面に当接するので室内側化粧突部73は、不用意に回動して落下することがなく、連結作業が容易に行える。
レール取付材2は、図18、図19、図20、図21に示すように、レール部材5が室内側に連結されるレール部材連結壁21と、レール部材連結壁21に上端から室外側に突出する上部水平壁211と、レール部材連結壁21の下端から室外側に突出する下部水平壁212と、上部水平壁211の室外側端部から上方向に突出する上部連結用突壁22と、下部水平壁212の室外側端部から下方向に突出する下部連結用突壁23より構成されている。
そして、レール取付材2の下部水平壁212の室内側端部から室内側に突出した状態で固着された、レール取付材2のほぼ全幅に渡って下面が開口する、断面下向きコ字形の横振れ規制部材24が下部水平壁212の下面に固着されている。
横揺れ規制部材24は、図7に示すように、室内側端面がレール連結壁21の下面から室内側方向に突出してレール連結壁21の下面に固着され、レール部材5の載置面として作用するレール取付用載置面241と、レール取付用載置面241の室内側端部と室外側端部に下方に突出して連設された前後横揺れ規制突片242、243より、下方が開口する断面下向きコ字型に形成され、レール取付用載置面241、前後横揺れ規制突片242、243にて揺れ止め用挿通路240が形成されている。
レール取付材2と横振れ規制部材24は、レール部材5が取付けられた状態で、出入口側と戸袋側のほぼ全幅にわたって、上枠15のレール取付材連結部157の室内側に戸先側が下がる状態(レール部材5が前下がりの状態となるよう)に傾斜調節可能に連結される。
すなわち、上枠15のレール取付材連結部157の戸先側端部と戸尻側端部には、図18及び図19に示すように、レール部材連結壁21の裏面に当接する戸先側連結座25と戸尻側連結座26が、室内側に突出して固着され、戸先側連結座25と戸尻側連結座26には、レール取付材2との連結用螺孔が形成されると共に、戸尻側連結座26が戸先側連結座25より高位置に設けられている。
そして、戸尻側連結座26の連結用螺孔に対応して、引戸6の開閉方向に長い戸尻側連結孔213がレール取付材2のレール連結壁21の戸尻側端部に形成され、戸先側連結座25の連結用螺孔に対応して、上下方向に略円弧状の戸先側連結孔214が、レール連結壁21の戸先側端部に形成され、戸尻側連結孔213を挿通して戸尻側連結座26に螺合する戸尻側連結ボルト200を回動中心として、戸先側端部が上下方向に移動可能となり、引戸6の自閉スピードが最適となるよう戸先側下がりの傾斜姿勢が選択され、戸先側連結孔214を挿通して戸先側固定ボルト210が戸先側連結座25に完全に螺合されると共に、下部連結用突壁23がレール取付材連結部157に固定ネジ220、220で室内側から固定され、レール取付材2(レール部材5)の傾斜姿勢が確実に維持される。
一方、室内側化粧突部73が取外された状態で、固定ネジ220、220が位置する箇所は室内側に露出するので、レール取付材2(レール部材5)の傾斜角度の調節後、下部連結用突壁23の出入口側は、レール取付材連結部157に固定することができるが、レール部材5に引戸6が吊り下げられると、その荷重によって、上部連結用突壁22側がレール取付材連結部157から室内側に離れる方向に応力が働く、そして、上部連結突壁22は室内側化粧突部73が取外された状態でも室内側に露出しないので、予め、傾斜調節は可能とし、レール取付材連結部157から室内側に離れる方向に働く応力に耐えうるように、上部連結用突壁22とレール取付材連結部157を連結しておく必要がある。
このため、実施例では、図20、図21に示すように、上部連結用突壁22の開閉方向に所定間隔を有して形成された、上下方向に略円弧状の複数個の移動用連結孔221・・・と、移動用連結孔221を挿通し、上部連結用突壁22の厚み寸法よりやや大きい高さ寸法を有する円筒形のスペーサー222・・・と、移動用連結孔221の引戸6の開閉方向の寸法よりも大径の頭部223を有し、螺軸部224がスペーサー222を貫通して、レール取付材連結部157の連結用螺孔225に螺合する連結ネジ226・・・を有している。
すなわち、レール取付材2は、スペーサー222によって戸尻側連結ボルト200を回動中心として、戸先側端部が上下動した場合、スペーサー222に移動用連結孔221を挿通しているので、レール取付材2の上下動を妨げる事がなく、しかも、連結ネジ226の頭部223は、移動用連結孔221の引戸6の開閉方向の寸法よりも大径に形成されているので、引戸6が吊り下げられた状態でも、上部連結用突壁22側がレール取付材連結部157から室内側に離れるのが阻止される。
レール部材5は、レール取付材2のほぼ全幅に渡って配設され、図7に示すように、断面略C字形で、レール取付材2よりやや短目のレール補強部材500と、レール補強部材500の室内側にネジ止め連結される断面略C字形で、レール補強部材500とほぼ同長の室外側メンバー51と、室外側メンバー51の略3分の2程度の長さのボールリテーナ52に回転自在に保持されたボール53・・・を介して、室外側メンバー51に摺動自在に保持される、室外側メンバーの略3分の1程度の長さの移動側メンバー54より構成され、移動側メンバー54の室内側には、移動側メンバー54と同程度の長さの吊り下げ用金具55が固着されている。
そして、レール補強部材500は、レール取付材2のレール部材連結壁21の引戸6の開閉方向に所定間隔を有して設けられた複数個の係止孔(図示せず。)・・・に戸先側から係合する、戸尻側が開口する複数個の係止爪(図示せず。)を有している。
レール部材5は上記のように構成され、前記横振れ規制部材24のレール取付用載置面241の室内側の上面に載置した状態で、係止孔・・・に係止爪・・・を対応させた状態で、戸尻側方向にスライドさせて、係止爪・・・を係止孔・・・に係合させ、レール部材連結壁21の戸先側下方から戻り止めネジ501を螺合して、レール部材5の戸先側端部に位置せしめ(図3、図18に示す。)、レール部材5が戸先側に移動するのを防止し、レール部材5は横振れ規制部材24に載置された状態でレール取付材2に取付けられる。
レール部材5が取付けられたレール取付材2は、引戸枠1、ベース材16、下地桟4・・
・が組み付けられた状態で、上枠15のレール取付材連結部157の室内側に取付けられ、室外側ランマ下地パネル19、室内側ランマ下地パネル7がとりつけられて、下地ボード101、化粧ボード100が貼り付けれ後、室内側ランマ下地パネル7から室内側化粧突部73を取り外した状態で吊り下げ用金具55に引戸6が吊り下げられ、更に、オプション部材が室内側から取付られる。
上記吊り下げ用金具55は、図13に示すように、下端部が横振れ規制部材24の下方に突出して、移動側メンバー54の室内側に固着される連結固着部551と、連結固着部551の下端部で、横振れ規制部材24の下方位置で室外側に突出して連設された上片554と、上片554の室外側端部に垂下して連設された垂下面553と、垂下面553の下端部で室内側に突出して形成された吊り下げ支持面552より構成されている。
そして、吊り下げ支持面552の開閉方向側両端部には、室内側が開口する吊り下げボルト挿通孔556、556が形成されている。
吊り下げ用金具55に吊り下げられる引戸6は、前記吊り下げボルト挿通孔556、556に対応する位置で、上端面に吊り下げボルト61、61が設けられたパネル形状をなし図4、図10、図12に示すように、戸先側と戸尻側の両端部上面に、揺れ止め規制部材24に下方から上端部が嵌入する戸先側揺れ止めボルト245、戸尻側揺れ止めボルト246が取付けられ、下端面の開閉方向に前記ガイドローラー17が嵌合する嵌合溝60が形成され(図3に示す。)、引戸6の戸先側端面には、引戸の閉鎖状態で戸先側縦枠14の閉鎖用凹部148内に位置する戸当たり部材600(図6に示す。)が、戸先側縦枠14方向に突出して設けられている。
符号300は(図1、図2に示す。)、引戸6の戸先側端部で、室内側(点検側)、室外側(固定側)に設けられた取手を示している。
吊り下げボルト61は、図13に示すように螺軸部62とボルト頭部63よりなり、ボルト保持体65が垂下面553に連結されることで、吊り下げ用金具55を介してレール部材5と連結され、引戸6は開閉方向に移動自在となる。
ボルト保持体65(図14に示す。)は、吊り下げ用金具55の垂下面553に形成された螺孔557・・・(図13に示す。)に螺合する連結ネジ650・・・で垂下面553に連結される連結片651、651と、連結片651、651の内側端部側から室内側に突出して連設され、ボルト頭部63の戸先側と戸尻側に位置して吊り下げボルト61の回動を阻止する回動防止片652、652と、吊り下げボルト61の室内側に位置して、吊り下げボルト61が吊り下げボルト挿通孔556から脱落するのを防止する、回動防止片652、652間に連設された移動防止片653より構成されている。
そして、室内側化粧突部73が取外された状態の出入口の室内側より、戸先側揺れ止めボルト245、戸尻側揺れ止めボルト246の上端が最も低い位置まで下げられた状態で、
引戸6は、吊り下げボルト61、61の螺軸部62、62が、吊り下げボルト挿通孔556、556を挿通して、ボルト頭部63が吊り下げ用支持面552に載置させ、必要に応じて頭部63、63をスパナで回動して引戸6を所定の高さに位置させた後、ボルト保持体65、65が垂下面553に連結されて、レール部材5に吊り下げ用金具55を介して吊り下げられる。
この状態で、回動防止片652、652がボルト頭部63の戸先側と戸尻側に位置するので、吊下げボルト61が不用意に回動することがなく、引戸6は確実に所定の高さに維持される。
又、ボルト保持体65の移動防止片653が、吊り下げボルト61のボルト頭部63の室内側に位置するので、吊り下げボルト61が吊り下げボルト挿通孔556から脱落するのを防止することができる。
更に、ボルト頭部63が吊下げ支持面552に載置された状態で、ボルト頭部のやや上方に、上片554が位置するので、地震等で、引戸6が独立して単独で上方に浮き上がることもなく、引戸装置の損傷を回避することができる。
そして、レール部材5に対する引戸6の保持部とは、引戸6がレール部材5から脱落するのを最終的に防止する、ボルト保持体65と吊り下げ用金具55の連結に供される連結ネジ650・・・をさす。
次に、戸先側揺れ止めボルト245と戸尻側揺れ止めボルト246を回動して上昇させ、それぞれの上端部に設けた縦軸廻りに回転自在で、揺れ止め用通路よりやや小さ目となした合成樹脂製のローラー247、247を前後規制突片242、243間の所定高さに位置させ、固定ナット248、248にて所定高さに固定する。
さらに、引戸6を吊り下げた状態で、レール取付材2の傾斜角度を調節し、引戸6の所望の自閉スピードを得る。
次に、全開時ストッパー、ブレーキ装置、フリーストッパー装置等のオプション部材が室内側から取付けられる。
全開時ストッパー8は、図12に示すように、横揺れ規制部材24の室内側中枠突部32の出入口側付近で、引戸の全閉状態で、レール取付用載置面241の戸尻側振れ止めボルト246のやや戸先側に位置する弾性ストッパー片82と、弾性ストッパー片82の戸先側の下方に連設された連結固定片81より形成されている。
弾性ストッパー片82は、前横揺れ規制突片242方向に向かって(室内側方向に向かって)横向き略V字形に突出する弾性係止突部821が形成された板バネ材より形成されている。
そして、連結固定片81は、引戸6の開閉方向に長い連結孔811を有し、横揺れ規制部材24の後横揺規制突片243に形成された取付用切欠き部244内に位置して、引戸6の開閉方向に取付位置調整可能に連結孔811を介して、連結ネジ812にてレール取付部材2の下部連結用突片23に連結されている。
すなわち、全開時ストッパー8は上記のように構成され、引戸6が全開される時、戸先側揺れ止めボルト245のローラー247の周端面が、戸先側から弾性係止突部821を後横揺規制突片243側に押しつけるように弾性変形させた後、戸尻側に移動すると(図12における戸尻側揺れ止めボルト246のやや戸先側に移動すると)、弾性係止突部821は弾性によって元の位置に復帰し、戸先側揺れ止めボルト245のローラー247の戸先側に位置し、引戸6は全開姿勢となる。
一方、全開姿勢での保持力(弾性係止突部821の弾性力)が自閉力に比べて強すぎると、引戸6の全開姿勢から引戸6を閉鎖させる時の手動による初期閉鎖力(戸先側揺れ止めボルト245のローラー247が弾性係止突部821を後横揺規制突片243側に押しつけて、戸先側縦枠14方向に移動する力)が大きくなりすぎる事となる。
よって、自閉力と、保持力の微妙なバランスを取るために、ローラー247の高さを調節したり、引戸6の開閉方向での全開時ストッパー8の取付位置を調整する。
すなわち、本実施例の全開時ストッパー装置は、戸先側揺れ止めボルト245を利用して全開時ストッパー8に係止する構成としているので、部品点数が少なくてすみ、安価に製作できる
又、保持力の調整も戸先側揺れ止めボルト245を回動させるだけであるから、調整作業が非常に容易である。
ブレーキ装置は、図3、図11に示すように、吊り下げ用金具55の戸尻側端部の垂下面553に、連結ネジ910・・・にて連結され、上片554の下面から連結固着部551の室内側に突出して設けられたブレーキ操作突片911を有するブレーキ操作部材91と、室内側ランマ下地パネル7の基板72の上下方向略中間部下方部で、出入口の略中央部で室外側に突出して形成された調整部連結用突片92に、シリンダー取付け金具94を介して連結ネジ940・・・にて下方から連結されるエアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)93より構成されている。
尚、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)93とブレーキ操作突片911からなるブレーキ装置は、特開平08−177305号公報に記載されている衝撃緩衝装置のピストンシリンダーと取付けブラケットの作用効果と同じであるので、詳細な説明は省略する。
すなわち、ブレーキ装置は、引戸6がレール部材5に吊り下げ用金具55を介して吊り下げられた状態で、揺れ止め装置、全開時ストッパーが取付けられたのち、ブレーキ操作部材91を垂下面553に室内側よりネジ止め連結して、吊り下げ金具55と、室内側ランマ下地パネル7の基板72間にブレーキ操作突片911を位置させ、次に、エアーシリンダー(ブレーキ装置の調整部)93を下方より、吊り下げ用金具55と室内側ランマ下地パネル7間に挿入し、シリンダー取付け金具94の上端部を調整部連結用突片92に上方から係止させ、下方より連結ネジ940・・・にて調整部連結用突片92、92に連結する。
そして、下方より、ドライバーにて閉鎖スピードの調整を行い、フリーストッパー装置を取付けた後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に外側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面から化粧ネジ700で連結されて、出入口上部の室内側を閉塞する。
フリーストッパー装置は、図3、図11に示すように、弾性係止部材90と、弾性係止部材90の上端部を回動自在に保持する回動支持部材901よりなり、回動支持部材901はストッパー連結金具902とネジ止め連結され、ストッパー連結金具902の下端部は、吊り下げ金具55の垂下面553にネジ止め連結された連結金具取付け座903の室内側壁に連結ネジ900・・・にて連結される。
符号905は、レール取付材2のレール部材連結壁21の上面の開閉方向のほぼ全幅に渡って配設され、傾斜状態の弾性係止部材90の下端部が当接するストッパー案内部材を示している。
尚、フリーストッパー装置は、特許第2683321号公報に記載されたフリーストップ機構と同じ作用効果を有するものであるから、その詳細は省略する。
すなわち、フリーストッパー装置は、引戸6がレール部材5に吊り下げ用金具55を介して吊り下げられた状態で、揺れ止め装置、全開時ストッパー、ブレーキ装置が取付けられた後、弾性係止部材90、回動支持部材901が連結された状態のストッパー連結金具902を下方より、吊り下げ用金具55と室内側ランマ下地パネル7間に挿入し、弾性係止部材90の下端部が戸尻側に位置し、ストッパー案内部材905に傾斜状態で接触させた状態で、ストッパー連結金具902の下端部を、予め、吊り下げ金具55の垂下面553にネジ止め連結された連結金具取付け座903の室内側に連結ネジ906・・・にて連結される。
そして、全ての調整を行った後、室内側化粧突部73の載置用突片76を基板側下突片721に室内側上方から載置し、突部連結座70、70に室内側閉塞部78が下面からネジ止め連結されて、室内側に臨む引戸の保持部(連結ネジ650・・・)、ブレーキ操作部材81の連結ネジ910、フリーストッパー装置とその連結ネジ906は全て隠蔽される。
そして、上記各連結ネジは、ほぼ室内側に臨む同一高さに形成されているので、室内側化粧突部の高さ寸法を極力小さく設定でき、室内側と、出入口側の意匠を違和感のないものに構成する事ができる。
本発明の室内側(点検側)からの正面図 化粧ボードと、室内側下地パネルを取外した状態での本発明の室内側からの正面図 図1のA―A線拡大断面図 図1のB―B線一部拡大断面図 図1のC―C線拡大断面図 図1のD―D線拡大断面図 レール部材部分の拡大断面図 室内側化粧突部部分の拡大断面図 突部連結座の斜視図 図2における戸先側縦枠の上端部付近の拡大図 図2におけるフリーストッパー装置付近の拡大図 図2における室内側中枠の上端部付近の拡大図 吊り下げ用金具と引戸の関係を示す要部斜視図 ボルト保持体の斜視図 建物側鉄骨と戸尻側縦枠の関係を示す要部斜視図 戸尻側縦枠と上枠の関係を示す要部斜視図 戸先側縦枠と室内側中枠と室内側下地パネルの関係を示す要部斜視図 レール取付材の取付状態を示す正面略図 レール取付材の取付状態を示す要部断面図 レール取付材の上部連結用突壁の連結状態を示す要部断面図 図20のG部拡大図
符号の説明
1 引戸枠
11 建物用鉄骨
100 化粧ボード
2 レール取付材
24 横揺れ規制部材
240 揺れ止め用挿通路
242 前横揺れ規制突片
243 後横揺れ規制突片
245 戸先側揺れ止めボルト
246 戸尻側揺れ止めボルト
247 ローラー
5 レール部材
6 引戸
8 全開時ストッパー
81 連結固定片
82 弾性ストッパー片
821 弾性係止突部

Claims (2)

  1. 建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に引戸が自閉可能に吊り下げられ、引戸の閉鎖状態で、引戸の位置する側を出入口側とし、引戸の開放状態で、引戸の位置する側を戸袋側となし、少なくとも戸袋側の表面が、壁面と面一とした化粧ボードで覆われてなる引戸装置において、レール部材の下方に位置して引戸の開閉方向のほぼ全幅に渡って設けられた下面が開口する揺れ止め用挿通路に、上端部が下方から嵌入する戸先側揺れ止めボルトと戸尻側揺れ止めボルトが、引戸の戸先側端部と戸尻側端部に設けられ、少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、高さ調節可能とされる一方、引戸の閉鎖状態で戸尻側振れ止めボルトのやや戸先側に位置して、揺れ止め用挿通路内に引戸の開閉方向での取付位置の調整可能に設けられた全開時ストッパーが、引戸の全開時に戸先側揺れ止めボルトに係合して引戸の全開姿勢が維持され、戸先側揺れ止めボルトの高さ調節や全開時ストッパーの引戸の開閉方向での取付位置の調整によって、全開姿勢での保持力の調整を行えることを特徴とする引戸装置。
  2. 少なくとも戸先側揺れ止めボルトは、揺れ止め用挿通路内で縦軸廻りに回転自在で、揺れ止め用通路よりやや小さ目となしたローラーを有し、全開時ストッパーは室内側方向に向かって横向き略V字形に突出する弾性係止突部が形成された弾性ストッパー片を有し、引戸の全開時、ローラーが弾性係止突部の戸尻側に位置して、引戸の全開姿勢が維持されることを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
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