JP4477462B2 - 扉の密閉装置 - Google Patents

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本発明は、扉の全閉状態での気密性が確実に維持できる扉の密閉装置に関するものである。
この種の密閉装置としては、走行域上辺部に走行レールを設け、ドア頂部に配設された吊り金具の走行ローラーを前記走行レールに係合せしめて前記ドアの走行を図るようにしたものであって、前記吊り金具またはその近傍に接合部を設け、前記した走行レールの上方における上記走行域の端部側に基端側を枢着された制御カム板を設け、該制御カム板に復動弾性材を配設したものがある。(例えば、特許文献1参照。)
この場合、特に自閉機能を有するドアの閉鎖時、ドアの接合部が制御カム板に接触した状態で、ドアの自閉動作を阻止する方向に復動弾性材が作用する。そして、ドアの接合部が制御カム板を乗り越えてドアが閉鎖すると復動弾性材は戸閉まり方向にドアを押付けるよう作用する。
すなわち、自閉動作を妨げないように復動弾性材を弱く設定すると、ドアを戸閉まり方向に押付ける力(以下、密閉力)が弱くなり、密閉力が強くなるよう復動弾性材を強く設定すると、自閉動作を妨げる事となっていた。
従って、自閉動作を妨げず、密閉力もふさわしくなるよう復動弾性材の強さを設定するのが困難であり、結局は自閉を妨げない程度の強さに設定して、密閉力を犠牲にせざるを得ず、確実な気密性を得る事は困難であった。
特開平10−2148号公報
本発明は、簡単な構造で、自閉動作に影響を与える事が無く、扉の全閉時は気密性に優れ、施行も容易で、且つ安価に製作できる扉の密閉装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、自閉可能とした吊り戸装置において、接触面の戸尻側端部が下方に傾斜する押圧面とし、開閉方向全幅にわたって扉の上端部に配設された接触案内レールと、扉の開閉時に前記接触面に常に接触し、扉の全閉時に、前記接触面から押圧面に接触する接触子を戸尻側に有し、吊り戸装置の固定側に戸先側が回動自在に連結された揺動杆と、接触子が常に押圧面に接触する方向に揺動杆に回動力を付与する付勢手段からなり、付勢手段は引張りバネより形成され、引張りバネの取付け位置を変えることにより揺動杆の回動力を選択可能としたものである。
請求項1に記載の発明によると、接触子が接触する接触面を有する案内レールが扉の上端部に開閉方向全幅にわたって設けられているので、接触子は閉鎖開始の状態から常に同じ接触力(摩擦力)で接触面に接触する事となり、閉鎖途中に接触して扉の自閉動作を阻害する事が無く、一旦、所望の自閉力に調節すれば、円滑な自閉動作を常に得る事が出来る。
又、接触面の戸尻側端部を下方に傾斜する押圧面とし、扉の全閉時に、接触面から押圧面に接触する接触子を戸尻側に有し、吊り戸装置の固定側に戸先側が回動自在に連結された揺動杆と、接触子が常に押圧面に接触する方向に揺動杆に回動力を付与する付勢手段から構成されているから、扉が全閉すると、自閉力に揺動杆の回動力が付加された力が密閉力となり、扉は確実に密閉され、機密性が高まる。
又、付勢手段は引張りバネより形成されているので構造が簡単であり、安価に製作出来る。
さらに、引張りバネの取付け位置をかえることができるので、揺動杆の回動力を選択し、扉の重さ等に対応して、密閉力を適宜選択することができる。
本発明は、接触面の戸尻側端部を下方に傾斜する押圧面とし、開閉方向全幅にわたって扉の上端部に配設された接触案内レールと、扉の開閉時に前記接触面に常に接触し、扉の全閉時に、前記接触面から押圧面に接触する接触子を戸尻側に有し、吊り戸装置の固定側に戸先側が回動自在に連結された揺動杆と、接触子が常に押圧面に接触する方向に揺動杆に回動力を付与する付勢手段からなり、付勢手段は引張りバネより形成され、引張りバネの取付け位置を変えることにより揺動杆の回動力を選択可能としたものである。
以下、添付図面に基づいて実施例を詳述する。
図1において符号1は吊り戸枠を示している。
吊り戸枠1は、建物側の鉄骨にブラケットを介して固定された戸尻側縦枠11および戸先側縦枠12と、戸尻側縦枠11と戸先側縦枠12との上端間に配設され、建物側鉄骨にブラケットを介して固定された上横枠13より門形に形成されている。
符号2は、レール取付材を示している。
レール取付材2は、図2に示す如く、戸尻側縦枠11、戸先側縦枠12の上端部内面に設けられたレール取付材固定座21に、戸尻側縦枠11側及び戸先側縦枠12側の端部が固定用ボルト22・・・にて高さ調節自在に連結され、固定面23の室内側に吊り戸レール5が戸先側縦枠12側が下がる傾斜状態に着脱自在に連結されている。
符号6は、吊り金具57、吊りボルト58を介して吊り戸レール5に吊り下げられた扉を示し、符号14、14は、戸尻側縦枠11と戸先側縦枠12間で、上端が上横枠13の室内側と廊下側の両面に固定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された中枠を示している。
以下、戸尻側縦枠11と中枠14、14間側を引き込み部側、戸先側縦枠12と中枠14、14間側を出入り口側と云う。
符号15は、上枠13の廊下側の表面と、中枠14と、戸先側縦枠12に取付けられたランマ下地パネルを示し、符号16はレール取付材2の室内側の出入り口側に着脱自在に取付けられた点検パネルを示している。
そして、上記吊り戸枠1、中枠14、14、及び、引き込み部側の床面に取付けられるベース材(図示せず)、戸尻側縦枠11と中枠14、14間に取付けられる下地パネル(図示せず)、ランマ下地パネル15、レール取付材2、床面に取付けられ扉6の下面に嵌合するガイド部材(図示せず)等が、内装仕上げが行われるまで(化粧ボード100・・が貼り付けられるまで)に施工される。
そして、内装仕上げが終了した後、扉6が出入り口側からレール取付材2に取付けられた吊り戸レール5に吊り込まれる。
次に、本発明の扉の密閉装置3が取付けられ、扉6の自閉スピードの調節、および扉6と床面、戸先側縦枠12との隙間調節、密閉力の調整が行われ、最後に点検パネル16が取付けられて、吊り戸装置10が構成される。
吊り戸レール5は、図2に示す如く、スライド装置51と、アルミ材からなる押出補強材と鉄板を折り曲げて形成した外側補強材からなる取付用補強部材50を連結して構成され、その開閉方向の長さは、扉6の移動距離よりやや長めに形成され、吊り戸レール5の引き込み側部は、レール取付材2の戸尻側縦枠11側の端部に形成された係止孔に、取付用補強部材50の戸尻側縦枠11側の端部に形成された係止爪を出入り口側から押し込むようにして係止させ、出入り口側部は複数箇所ネジ止めすることにより、レール取付材2の室内側に、戸先側縦枠12側が下がる傾斜状態となるよう取付けられ、吊り戸レール5の傾斜状態を微調整して扉6の自閉スピード(自閉力)の調節が行われる。
スライド装置51は、図2に示す如く、取付用補強部材50の室内側に保持される断面略C字形のアウターメンバーと、アウターメンバーにボールリテーナーに保持された複数個のボールを介してスライド自在に保持される断面略C字形のインナーメンバーより構成されており、取付用補強部材50とアウターメンバーは開閉方向の略全幅に渡って配設され、インナーメンバーは扉6の開閉方向の幅よりやや小さ目に形成され、ボールリテーナーはインナーメンバーより2倍強の幅に形成されている。
吊り金具57は、インナーメンバーと開閉方向にほぼ同幅で、インナーメンバーの室内側に固着されるL字形の上部吊り金具571と、上部吊り金具571の下面にネジ止め連結される下部吊り金具572よりなり、下部吊り金具572には点検パネル16側からランマ下地パネル15方向に係止孔が形成され、係止孔に吊り下げボルト58が係止されて、扉6は吊り金具57に吊り下げられる。
吊り下げボルト58は、扉6の上面に固着されたナット部に螺合する螺軸部と、螺軸部の上部に位置し螺軸部より大径で且つ前記下部吊り金具572の係止孔の開閉方向の巾よりも大径の頭部と、頭部の下面に位置し、係止孔内に位置する円筒形の回動部と、回動部の下方で螺軸部を回動させる、頭部より小径の回動操作部より構成されている。
扉6は、パネル形状をなし、上端部の点検パネル16側に、密閉装置3の接触案内レール31が開閉方向全幅にわたって設けられ、上端面の内側に前記吊り下げボルト58の螺軸部が螺合するナット部が開閉方向に所定間隔を有して複数個固着され、下端部には開閉時にガイド部材のガイドローラーに案内される下面が開口する案内溝が形成されている。
点検パネル16は、図2に示す如く、上部が上枠13の室内側面に取付けられ、下部が室内側に突出して化粧ボード100の下端部端面を隠蔽する下地突部とした点検パネル支持片161に形成された係止部に上端が係止し、下端部が室内側の中枠14上部内面と、戸先側縦枠12の室内側の上部内面に設けられた点検パネル取付座162に下方よりネジ止めされ、着脱自在に取付けられている。
密閉装置3は、前記した接触案内レール31と 戸尻側端部に接触子32を有する揺動杆33と、揺動杆33に回動力を付与する付勢手段4と、揺動杆33と付勢手段4が取付けられる支持基板34より構成されている。
接触案内レール31は、扉6の上端面とほぼ面一で、扉6の開閉方向全幅に渡って位置する接触面311と、接触面311の戸尻側端部が下方に傾斜する押圧面312と、接触面311の下方で、接触面311と押圧面312に連設された取付面313より形成され、扉6の上端部の室内側にネジ止め連結されている。
支持基板34は、上端部に縦方向に長孔とした開閉方向に所定間隔を有する2つの取付孔341、341と、戸尻側から戸先側にかけて下方に傾斜する方向で、開閉方向に所定間隔を有する複数個の引張りバネ支持孔342・・・と、戸先側端部の下端部に形成された揺動杆支持孔343を有し、レール取付材2の室内側突壁24の室内側の中枠14の出入り口側近傍に、上下方向に取付位置調節可能にネジ止めされている。
揺動杆33は、下端部を扉側に屈折させた鋼製のフラットバーより形成され、戸先側と戸尻側の中間部やや戸先側が、前記支持基板34の揺動杆支持孔343に回動自在に連結され、戸尻側端部に、端面が常に接触案内レール31の接触面311に接触する接触子(回転ローラー)32が取付けられ、戸先側側端部と支持基板34の引張りバネ支持孔342・・・の一つに着脱自在に取付けられたバネ支持部材340間に付勢手段4(引っ張りバネ)が配設されている。
すなわち、引張りバネ支持孔342・・・を適宜選択してバネ支持部材340の取付け位置をきめ、引張りバネ4の引っ張り力(揺動杆33の回動力)をかえることにより、扉6の重さ等に対応して、密閉力を適宜選択することが出来る。
点検パネルと引き込み部側の化粧パネル等を外した吊り戸装置の扉の全閉状態での室内側からの上部正面図 図1の要部拡大縦断面図 扉の全閉状態での密閉装置の拡大正面図 扉の開閉途中での密閉装置の拡大正面図
符号の説明
1 吊り戸枠
10 吊り戸装置
11 戸尻側縦枠
12 戸先側縦枠
100 化粧ボード
2 レール取付材
3 密閉装置
31 接触案内レール
311 接触面
312 押圧面
32 接触子 回転ローラー
33 揺動杆
4 付勢手段 引っ張りバネ
40 ガイドローラー
5 吊り戸レール
6 扉

Claims (1)

  1. 自閉可能とした吊り戸装置において、接触面の戸尻側端部が下方に傾斜する押圧面とし、開閉方向全幅にわたって扉の上端部に配設された接触案内レールと、扉の開閉時に前記接触面に常に接触し、扉の全閉時に、前記接触面から押圧面に接触する接触子を戸尻側に有し、吊り戸装置の固定側に戸先側が回動自在に連結された揺動杆と、接触子が常に押圧面に接触する方向に揺動杆に回動力を付与する付勢手段からなり、付勢手段は引張りバネより形成され、引張りバネの取付け位置を変えることにより揺動杆の回動力を選択可能とした事を特徴とする扉の密閉装置。
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