JP2002054345A - 吊り戸の走行装置 - Google Patents

吊り戸の走行装置

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JP2002054345A JP2000242440A JP2000242440A JP2002054345A JP 2002054345 A JP2002054345 A JP 2002054345A JP 2000242440 A JP2000242440 A JP 2000242440A JP 2000242440 A JP2000242440 A JP 2000242440A JP 2002054345 A JP2002054345 A JP 2002054345A
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guide rail
door
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Chikao Nakagawa
近雄 中川
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NAKAGAWA KIKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り戸の開閉における信頼性が高く実用性に
優れて、構造的にコンパクトな構成の吊り戸の走行装置
を提供する点にある。 【解決手段】 吊り戸Bの上部に、固定部D1に設けた
水平姿勢の走行軌条1に沿って吊り戸Bを吊下げ状態で
開閉自在に移動案内する走行輪2と、固定部D1に設け
た傾斜姿勢の勾配ガイド軌条4の軌条面に沿って転動自
在で、かつ、上下方向に移動自在な可動ガイド輪7と、
可動ガイド輪7を勾配ガイド軌条4の軌条面側に移動付
勢する付勢手段8とを設けて、付勢手段8による可動ガ
イド輪7の移動付勢力により、吊り戸Bに閉じ方向の移
動力を付与するように構成し、勾配ガイド軌条4の軌条
面を一方の移動規制面4Aとして吊り戸Bの上下動を規
制する規制手段Eが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開ける方向は手動
で行い、閉める方向は自動で行なう吊り戸の走行装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種自閉式の吊り戸B1の走行
装置A1は、実願平2−47372号に開示されるよう
に、天井の固定部D0に、図9に示すように、上側に水
平レール100が配備され、下側に同方向に傾斜する左
右一対の傾斜レール200,200が配備され、前者の
水平レール100上には、吊り戸B1に連結されている
固定側転輪110が転接状態に乗せられ、後者の各傾斜
レール200上には、引張バネ300,300を介して
吊り戸B1に連結されている可動側転輪210が転接状
態に乗せられて構成されている。
【0003】従って、閉じている状態から吊り戸B1を
手動で開いて行くと、可動側転輪210が傾斜レール2
00の上り傾斜に沿って転動移動するとともに、この移
動に伴って可動側転輪210側の引張りバネ300,3
00が引き伸ばされて、吊り戸B1に閉じ方向の移動力
が作用することになる。そして、吊り戸B1の開き動作
を止めて吊り戸B1から手を放してしまうと、引張りバ
ネ300,300の収縮力によって吊り戸自体が閉じ方
向に移動する所謂自動閉鎖する構成になっている。ま
た、この従来の吊り戸B1の走行装置A1にあっては、
可動側転輪210と吊り戸B1との間に介装されている
引張りバネ300,300の引張り力が大きい程、吊り
戸B1が自動閉鎖する速度が速くなり、反対に小さい
程、吊り戸B1の自動閉鎖する速度が遅くなることがわ
かっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
吊り戸B1の走行装置A1にあっては、引張りバネ30
0,300の引張り力が、吊り戸B1を閉じ方向に移動
させる作用をしている一方で、固定側転輪110を水平
レール100から浮き上らせようとする分力が作用して
いるため、吊り戸B1を開閉する途中で、がたつき等が
生じた場合、それがきっかけとなって吊り戸B1の浮き
上りが生じて、固定側転輪110が水平レール100か
ら脱輪してしまう懸念が存在し、扉開閉構造としての信
頼性が低い問題がある。
【0005】このような問題を解消しようとすれば、吊
り戸の自重を必要以上に重くするかあるいは、自重はそ
のままで引張りバネの引張り力を必要以上に弱くするか
が考えられるが、結果的には自動閉鎖する速度が遅くな
り過ぎて実用的ではない。また、引張りバネ300,3
00が吊り戸にまで及んで配置されことによって、吊り
戸自体に余計な構造がついている構造を呈して、全体的
構造が大きくなる問題もある。
【0006】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、吊り戸の開閉における
信頼性が高く実用性に優れて、構造的にコンパクトな構
成の吊り戸の走行装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
吊り戸の走行装置の特徴構成は、吊り戸の上部に、固定
部に設けた水平又はほぼ水平姿勢の走行軌条に沿って吊
り戸を吊下げ状態で開閉自在に移動案内する走行輪と、
固定部に設けた傾斜姿勢の勾配ガイド軌条の軌条面に沿
って転動自在で、かつ、上下方向に移動自在な可動ガイ
ド輪と、可動ガイド輪を勾配ガイド軌条の軌条面側に移
動付勢する付勢手段とを設けて、前記付勢手段による可
動ガイド輪の移動付勢力により、吊り戸に閉じ方向の移
動力を付与するように構成してある吊り戸の走行装置で
あって、前記勾配ガイド軌条の軌条面を一方の移動規制
面として吊り戸の上下動を規制する規制手段が設けられ
ている点にある。
【0008】上記特徴構成によれば、吊り戸を閉じられ
ている状態から開き状態にすると、吊り戸と勾配ガイド
輪との間に作用する付勢手段によって、吊り戸に閉じ方
向の移動力が付与される構成になっている。従って、開
き状態にある吊り戸には、常に閉じ方向の移動力が作用
することになるので、吊り戸を開くには人力が必要にな
るが、吊り戸を閉じるには、自らの移動力によって閉じ
ることになる。しかも、吊り戸の開閉時には、常に規制
手段によって吊り戸の上下動を規制しているので、従来
の自動閉鎖式の吊り戸の走行装置に比べて、吊り戸の浮
き上がり現象が生じないので、吊り戸の重さに合った適
切な自閉速度を形成する付勢力を設定することができ、
扉体としての完成度も高く、使用面での信頼性を著しく
向上させることができる。また、規制手段を吊り戸の上
部に配備することができる構成であるので、吊り戸自体
に余計な構造がついてないので、従来の吊り戸の走行装
置に比べて、全体構造をコンパクトにすることができ
る。
【0009】本発明の請求項2による吊り戸の走行装置
の特徴構成は、前記規制手段を構成するに、固定部に、
下面側が軌条面となる水平ガイド軌条と、上面側が軌条
面となる勾配ガイド軌条とを配設するとともに、吊り戸
の上部に設けたブラケットに、水平ガイド軌条の軌条面
に沿って転動する固定ガイド輪と、勾配ガイド軌条の軌
条面に沿って転動自在で、かつ、固定ガイド輪に対して
上下方向に移動自在な可動ガイド輪と、可動ガイド輪を
固定ガイド輪に近接する側に移動付勢する付勢手段とを
配設して、水平ガイド軌条の軌条面と勾配ガイド軌条の
軌条面とを上下方向の移動規制面に構成してある点にあ
る。
【0010】上記特徴構成によれば、水平ガイド軌条の
下面に固定ガイド輪が転接し、勾配ガイド軌条の上面に
可動ガイド輪が転接するというように、固定ガイド輪と
可動ガイド輪との間の水平ガイド軌条と勾配ガイド軌条
とを付勢手段を介して付勢力を作用させているので、確
実に各転輪が転接することができるとともに、水平ガイ
ド軌条の軌条面と勾配ガイド軌条の軌条面とを移動規制
面に構成してあるので、確実に吊り戸の浮き上り現象を
阻止することができる。
【0011】本発明の請求項3による吊り戸の走行装置
の特徴構成は、前記ブラケットに対して、固定ガイド輪
と可動ガイド輪及び付勢手段の取付け位置を一体的に上
下方向に変更する取付け位置調節手段が設けられている
点にある。
【0012】上記特徴構成によれば、走行軌条に対し
て、水平ガイド軌条や勾配ガイド軌条の取付け位置にば
らつきがあっても、位置調節手段が設けられているの
で、吊り戸に対して最適な位置に固定ガイド輪と可動ガ
イド輪を一括的に位置合わせすることができるので、組
立時の調整作業を簡単に行なうことができる。
【0013】本発明の請求項4による吊り戸の走行装置
の特徴構成は、前記ブラケットに、固定ガイド輪を回転
自在に支承する横向き支軸が取付けられ、この横向き支
軸に設けた上下方向姿勢のボルトに、可動ガイド輪を回
転自在に支承する可動支持部材が、上下動自在に外嵌保
持されているとともに、前記ボルトの上部側に設けたナ
ット様体と可動支持部材の外嵌部との間には、付勢手段
を構成する弾性付勢体が介装されている点にある。
【0014】上記特徴構成によれば、ナット様体を調節
することにより、固定ガイド輪に対する可動ガイド輪へ
の付勢力を簡単に変更することができるので、付勢力を
強くすることによって自閉速度が速くなり、反対に付勢
力を弱くすることによって自閉速度が遅くなると言う具
合に、吊り戸の自閉速度を調節することができる。従っ
て、使用する人の好みに合せて、吊り戸の自動閉鎖速度
を変更することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔実施形態〕以下、本発明を適用
した吊り戸Bの走行装置Aを図面に基づいて説明する。
この吊り戸Bの走行装置Aは、図1に示すように、新築
の建屋等において、部屋と廊下との間や部屋と部屋との
間の縦壁に設けられた出入り口Cに組付けたり、既設の
建屋において、引き戸などが組込まれている出入り口C
を改造して組付けたりするものである。
【0016】すなわち、吊り戸Bの走行装置Aは、図1
〜図7に示すように、出入り口Cを形成する縦壁の部屋
内側或いは部屋外側に、該出入り口Cを上下左右に包囲
する固定枠Dを形成し、上側の固定枠Dである固定部D
1の下端縁に設けた水平又はほぼ水平姿勢の走行軌条1
に対して、吊り戸Bの上部左右に取付けられたブラケッ
ト5,55に設けられたローラ状の走行輪2,2を介し
て、吊り戸Bを吊下げ状態で開閉自在に移動案内可能に
なっている。また、下側の固定枠Dには、吊り戸Bの下
面に形成された凹溝B2に嵌まり込んで、吊り戸Bが左
右の開閉方向に移動することができるが、前後の方向に
移動することができないレールD3が形成されている。
【0017】そして、固定部D1側には、下面側が軌条
面3Aとなる水平ガイド軌条3と、固定部D1に組付け
られて上面側が軌条面4Aとなる勾配ガイド軌条4とが
組付けられ、これに対して、吊り戸Bの上部に設けたブ
ラケット5に、水平ガイド軌条3の軌条面3Aに沿って
転動する固定ガイド輪6と、勾配ガイド軌条4の軌条面
4Aに沿って転動自在で、かつ、固定ガイド輪6に対し
て上下方向に移動自在な可動ガイド輪7と、可動ガイド
輪7を固定ガイド輪6に近接する側に移動付勢する付勢
手段8とが配設されている。前記固定ガイド輪6及び可
動ガイド輪7はボールベアリングなどを支持軸部分に介
装してある。
【0018】しかも、前記水平ガイド軌条3の軌条面3
Aと勾配ガイド軌条4の軌条面4Aとを上下方向の移動
規制面3A,4Aに構成して吊り戸Bの上下動を規制す
る規制手段Eが構成されている。
【0019】前記固定部D1の走行軌条1は、断面形状
L字状の金属製長尺アングル材の一側片を、固定部D1
にボルト等の止め付け手段を介して固定され、他側片の
先端に、吊り戸B幅の2倍長さ以上の長さで断面形状が
円形状の金属製レール体1Aを溶接等するよって一体的
に取付けて構成されている。
【0020】前記水平ガイド軌条3は、断面形状がL字
状の金属製長尺アングル材の一側片を、固定部D1にボ
ルト等の止め付け手段を介して固定し、他側片を固体部
D1より前方に延出させ、この延出片の下面を軌条面3
Aに構成している。
【0021】この水平ガイド軌条3上方位置には、勾配
ガイド軌条4が固定部D1に組付けられており、詳しく
は、前記水平ガイド軌条3と同様に、断面形状がL字状
の金属製長尺アングル材の一側片を、固定部D1にボル
ト等の止め付け手段を介して固定し、他側片を固体部D
1より前方に延出させ、この延出片の上面を軌条面4A
に構成している。
【0022】前記ブラケット5に対して、固定ガイド輪
6と可動ガイド輪7及び付勢手段8の取付け位置を一体
的に上下方向に変更する取付け位置調節手段Fが設けら
れている。
【0023】この取付け位置調節手段Fは、図4、図5
に示すように、U字状に中央が開口してある支持本体1
5Aの下部に、固定ガイド輪6を回転自在に支承する横
向き支軸9が取付けられ、この横向き支軸9に設けた上
下方向姿勢のボルト10に、可動ガイド輪7を回転自在
に支承する断面形状L字状の可動支持部材11が、前記
支持本体15Aの開口に長片11A部分が嵌め込み位置
し、且つ、短片11B部分に形成されている支持孔に支
持環11Cを介して上下動自在に外嵌保持されていると
ともに、前記ボルト10の上部側に設けたナット様体1
2と可動支持部材11の外嵌部との間に、付勢手段8を
構成するコイルスプリング等の弾性付勢体が介装されて
構成されている輪体合体部15を、前記ブラケット5に
対して、保持機構16を介して、上下動自在に取付けら
れて構成されている。
【0024】ここで、ブラケット5について説明を加え
れば、縦断面形状がL字状吊り戸Bの上端にボルト等の
固定手段を介して取付けられる短片5Aと、この短片5
B一端部から垂直に立ち上がり形成されている長方形状
の長片5Bとからなる縦断面形状L字状のものであり、
長片5Bには上下方向に沿って長方形状の窓状開口5C
が形成されているとともに、前述の走行輪2が横軸2A
を介して取付けられている。
【0025】前記保持機構16は、ブラケット5の窓状
開口5Cに嵌め込まれた、支持本体15Aの左右ガイド
部15C,15Cを、ブラケット5の前面と背面とから
窓状開口5Cの周縁部分に跨って、前面側の当て板16
A,16Aと、背面側の当て板16B,16Bで挟み込
状態にネジ連結して構成されている。この実施形態で
は、左右ガイド部15C,15Cと前側の当て板16
A,16Aには、ネジ挿通孔a…が上下方向に沿って複
数形成され、背面側の当て板16B,16Bには、前記
ネジ挿通孔a…に対応位置して雌ネジ孔b…が形成さ
れ、複数の皿ネジc…を介して三者がネジ連結可能にな
っている。
【0026】ここで、図5,図7に示すように、支持本
体15Aの幅W1は、ブラケット5の窓状開口5Cの幅
W2より僅かに小さく、また、支持本体15Aの肉厚さ
t1は、ブラケット5の肉厚さt2よりも僅かに大き
く、さらに、支持本体15Aの上下長さL1は、ブラケ
ット5の窓状開口5Cの上下長さL2より短く設定され
ている。
【0027】従って、輪体合体部15は、ブラケット5
の窓状開口5Cに対して、幅方向の移動は規制されてい
るが、上下方向は自在に移動することができる。その結
果、輪体合体部15に作用する吊り戸Bへの閉じ方向の
力は、幅方向であるので、支障なく吊り戸Bに作用させ
ることができる。
【0028】このような構成の吊り戸Bの走行装置Aで
あれば、建屋の出入り口Cに組込んだ状態では、吊り戸
Bの取手B1を介して手で開けた状態にすると、図2、
図3、図4(イ)、(ロ)に示すように、走行輪2,2
が走行軌条1を転動しながら他方で、可動ガイド輪7が
上り勾配の勾配ガイド軌条4を登るとともに、固定ガイ
ド輪6と可動ガイド輪7とを介して、付勢手段8である
コイルスプリングが圧縮され、水平ガイド軌条3と勾配
ガイド軌条4とに付勢手段8の付勢力が徐々に大きく作
用することになるので、吊りBの取手B1から手を放し
た時点から、吊り戸Bに付勢手段8の弾性付勢力が吊り
戸Bの閉じ方向の力として作用することによって、吊り
戸B自体によって出入り口Cを自動閉鎖することができ
る。
【0029】しかも、このような構成の吊り戸Bの走行
装置Aであれば、建屋等に組付けの際、例えば、図8
(イ)に示すように、走行軌条1に対して水平ガイド軌
条3と勾配ガイド軌条4が設定よりも近接して取付けら
れている場合や、図8(ロ)に示すように、走行軌条1
に対して水平ガイド軌条3と勾配ガイド軌条4が設定よ
りも離隔して取付けられている場合や、図示しないが水
平ガイド軌条3と勾配ガイド軌条4のいずれか一方の設
定より近接又は離隔している場合であっても、ブラケッ
ト5の窓状開口5Cに対して、固定ガイド輪6と可動ガ
イド輪7とが上下方向に移動自在になっているととも
に、固定ガイド輪6に対して可動ガイド輪7が付勢手段
8を介しながらも上下動自在になっているので、現状の
取付け状態に対応する状態で組付けることができるの
で、高い精度で水平ガイド軌条3と勾配ガイド軌条4を
固定部D1に組付ける必要性がないため、組立作業性が
良好で信頼性も高い。
【0030】〔その他の実施形態〕 1 ) 上記実施形態では、水平ガイド軌条3の上側に勾
配ガイド軌条4を配置する例を説明したが、本発明はこ
れに限らず、これとは逆に水平ガイド軌条3の下側に勾
配ガイド軌条4を配置する構成であっても、同様の作用
効果を生じる。
【0031】2 ) 上記実施形態では、輪体合体部15
を、ブラケット5の窓状開口5Cに対して、幅方向の移
動は規制されているが、上下方向には自在に移動するこ
とができるようにして、吊り戸Bに閉じ方向の移動力を
支障なく作用させるものについて説明したが、本発明は
これに限らず、支持本体15Aの肉厚さt1を、ブラケ
ット5の肉厚さt2と同じ厚さに構成すれば、輪体合体
部15を、ブラケット5の窓状開口5Cに対して、常に
幅方向の移動と上下方向の移動とが拘束させることがで
きるので、ブラケット5の窓状開口5Cに嵌め込まれ
た、支持本体15Aの左右ガイド部15C,15Cを挟
み込んでいる前面及び背面側の当て板16A,16Bの
皿ネジc…によるネジ連結を調節することにより、窓状
開口5Cに対する輪体合体部15を上下方向に位置変更
可能にすることができるような構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り戸の走行装置の全体を示す一部切
り欠き正面図
【図2】吊り戸が閉じている状態の要部正面図
【図3】吊り戸が開いている状態の要部正面図
【図4】吊り戸と走行装置との関係を示す要部縦断面図 (イ)は吊り戸が閉じている状態の要部縦断面図 (ロ)は吊り戸が開いている状態の要部縦断面図
【図5】ブラケット、固定ガイド輪、可動ガイド輪、付
勢手段の関係を示す分解斜視図
【図6】ブラケット、固定ガイド輪、可動ガイド輪、付
勢手段を組付けた状態の斜視図
【図7】ブラケットに対する固定ガイド輪や可動ガイド
輪との関係を示す平断面図
【図8】吊り戸と走行装置との関係を示す要部簡略正面
図 (イ)走行軌条に対して水平ガイド軌条と勾配ガイド軌
条が設定よりも近接して取付けられている場合を示す要
部簡略正面図 (ロ)走行軌条に対して水平ガイド軌条と勾配ガイド軌
条が設定よりも離隔して取付けられている場合を示す要
部簡略正面図
【図9】従来の吊り戸の走行装置を示す簡略説明図 (イ)は簡略正面図 (ロ)は簡略要部側面図
【符号の説明】
A 吊り戸の走行装置 B 吊り戸 D1 固定部 E 規制手段 F 取付け位置調節手段 1 走行軌条 2 走行輪 3 水平ガイド軌条 4 勾配ガイド軌条 5 ブラケット 6 固定ガイド輪 7 可動ガイド輪 8 付勢手段 9 横向き支軸 10 ボルト 11 可動支持部材 12 ナット様体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り戸の上部に、固定部に設けた水平又
    はほぼ水平姿勢の走行軌条に沿って吊り戸を吊下げ状態
    で開閉自在に移動案内する走行輪と、固定部に設けた傾
    斜姿勢の勾配ガイド軌条の軌条面に沿って転動自在で、
    かつ、上下方向に移動自在な可動ガイド輪と、可動ガイ
    ド輪を勾配ガイド軌条の軌条面側に移動付勢する付勢手
    段とを設けて、前記付勢手段による可動ガイド輪の移動
    付勢力により、吊り戸に閉じ方向の移動力を付与するよ
    うに構成してある吊り戸の走行装置であって、 前記勾配ガイド軌条の軌条面を一方の移動規制面として
    吊り戸の上下動を規制する規制手段が設けられている吊
    り戸の走行装置。
  2. 【請求項2】 前記規制手段を構成するに、固定部に、
    下面側が軌条面となる水平ガイド軌条と、上面側が軌条
    面となる勾配ガイド軌条とを配設するとともに、吊り戸
    の上部に設けたブラケットに、水平ガイド軌条の軌条面
    に沿って転動する固定ガイド輪と、勾配ガイド軌条の軌
    条面に沿って転動自在で、かつ、固定ガイド輪に対して
    上下方向に移動自在な可動ガイド輪と、可動ガイド輪を
    固定ガイド輪に近接する側に移動付勢する付勢手段とを
    配設して、水平ガイド軌条の軌条面と勾配ガイド軌条の
    軌条面とを上下方向の移動規制面に構成してある請求項
    1記載の吊り戸の走行装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットに対して、固定ガイド輪
    と可動ガイド輪及び付勢手段の取付け位置を一体的に上
    下方向に変更する取付け位置調節手段が設けられている
    請求項2記載の吊り戸の走行装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに、固定ガイド輪を回転
    自在に支承する横向き支軸が取付けられ、この横向き支
    軸に設けた上下方向姿勢のボルトに、可動ガイド輪を回
    転自在に支承する可動支持部材が、上下動自在に外嵌保
    持されているとともに、前記ボルトの上部側に設けたナ
    ット様体と可動支持部材の外嵌部との間には、付勢手段
    を構成する弾性付勢体が介装されている請求項1又は2
    記載の吊り戸の走行装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157811A (ja) * 2004-04-03 2011-08-18 Fujika:Kk 非常用防護装置
JP2011231549A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Taiyo Ltd 引き戸装置

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JP2011157811A (ja) * 2004-04-03 2011-08-18 Fujika:Kk 非常用防護装置
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