JP4489283B2 - 引戸装置の引戸本体収納袋部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引戸装置の引戸本体が開き移動したときに収納される収納袋部の構造に係り、例えば、壁の内部に形成されている袋部に引戸本体が収納される壁収納式の引戸装置等に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】
本出願人が提案した特開2000−64730号公報には、開口部を開くために引戸本体を開き移動させたとき、この引戸本体が壁の内部に形成されている収納袋部(戸袋)に収納されるようになっている壁収納式の引戸装置が示されている。この従来の引戸装置における収納袋部は、下地材に、壁の外面を形成している材料と同じ材料による壁用ボードを取り付けることにより形成されているとともに、下地材は大きな面積を有する面材となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術によると、収納袋部を形成するためには、先ず面材となっている下地材を立設する作業を行い、次いでこの下地材に外面形成部材である壁用ボードを取り付ける作業を行うことになるが、下地材は大きな面積を有する部材となっており、比較的重量が重くてその取り扱いが面倒になる場合がある。このため、工場から引戸装置の施工現場に下地材を搬送するときや、施工現場で下地材を立設等する作業時において、下地材の取り扱いに手間がかかることがあった。
【0004】
これと同様なことは、引戸本体が壁の内部に形成された収納袋部に収納されるのではなく、壁とは構造的に異なっていて外部に露出して形成された戸袋に収納されるようになっている引戸装置においても、この戸袋の下地材が面材となっている場合に生ずる。
【0005】
本発明の目的は、下地材をより容易に取り扱うことができるようになる引戸装置の引戸本体収納袋部構造を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る引戸装置の引戸本体収納袋部構造は、開口部を開いた引戸本体が収納される収納袋部が、下地材と、この下地材に取り付けられた外面形成部材とを含んで形成されているとともに、前記下地材が細長状部材になっていることを特徴とするものである。
【0007】
この引戸装置の引戸本体収納袋部構造によると、外面形成部材を取り付けるための下地材は、面材ではなく、細長状部材となっているため、下地材を面材にした場合と比較すると、細長状部材の大きさ、重量を面材よりも小さく、軽くすることができる。このため、下地材としての細長状部材を工場から引戸装置の施工現場に搬送するときや引戸装置の施工現場で取り扱うときに、その取り扱い性を向上させることができ、細長状部材を使用する作業の容易化を達成できることになる。
【0008】
また、下地材を面材ではなく細長状部材とすることにより、下地材の材料費を低減できるとともに、細長状部材は面材よりもねじり剛性が大きいため、細長状部材を取り扱うときにねじり変形が生じにくく、この点でも細長状部材の取り扱いを容易にできる。
【0009】
本発明にかかる引戸装置の引戸本体収納袋部構造において、細長状部材は、その長さ方向を収納袋部の幅方向にして用いてもよく、この幅方向と直角又は略直角の方向であって収納袋部の内外方向と直角又は略直角をなす方向にして用いてもよく、これらの方向に対して斜めの方向にして用いてもよい。
【0010】
また、細長状部材を収納袋部の両側の面について各一本としてもよく、両側の面について各複数本としてもよく、一方の面については一本とし、他方の面については複数本としてもよい。
【0011】
また、細長状部材を一本とする場合でも、複数本とする場合でも、細長状部材を配置する位置は、前記外面形成部材の端部でもよく、外面形成部材の両方の端部の間の途中位置でもよく、細長状部材を複数本とする場合には、これらの両方でもよい。
【0012】
また、収納袋部の同じ側の面に複数本の細長状部材を配設する場合において、これらの細長状部材を平行に配設してもよく、角度をなして十字形等に配設してもよい。
【0013】
さらに、細長状部材は平板材や、断面円形、断面角形の中空材、中実材で形成してもよく、さらには、長さ方向と直角をなす幅方向の箇所において屈曲部が形成され、この屈曲部が細長状部材の長さ方向への長さを有している屈曲材で形成してもよい。
【0014】
細長状部材を屈曲材とすると、細長状部材は屈曲部によって長さ方向の撓みに対する強度が大きくなるため、下地材を面材から細長状部材に代えても、長さ方向の撓みをなくして又は少なくして取り扱うことができるようになり、細長状部材の取り扱い性を一層向上させることができる。ここでいう屈曲材には、アングル材、チャンネル材(リップ付きとリップなしの両方を含む)、I型材、H型材、T型材等が含まれ、さらには、その長さ方向と直角をなす幅方向の途中部に収納袋部の外側と内側のうちの少なくとも一方へ屈曲突出した突出部を有しているものも含まれる。
【0015】
なお、細長状部材の長さ方向への長さを有している屈曲部は、細長状部材の全長に亘る長さになっていてよく、細長状部材の一方の端部から始まるが、他方の端部までは達しなくてもよく、両方の端部を除いた部分だけに形成されていてもよく、また、途中で途切れていてもよい。
【0016】
細長状部材を、上述のように、その長さ方向と直角をなす幅方向の途中部に収納袋部の外側と内側のうちの少なくとも一方へ屈曲突出した突出部を有しているものとする場合であって、この突出部が収納袋部の外側へ突出している場合には、前記外面形成部材をこの突出部の先端と対向させて配置してもよい。
【0017】
この外面形成部材は、ステープル、ビス、リベット等の止着具で細長状部材に結合するようにしてもよく、接着剤、両面粘着テープ、ベルクロ等を用いて細長状部材に結合するようにしてもよい。
【0018】
さらに、細長状部材の突出部を収納袋部の外側へ突出したものとした場合には、前記外面形成部材を、その端部を突出部の突出側部と対向させて配置してもよい。そして、この外面形成部材も、ステープル、ビス、リベット等の止着具で細長状部材に結合するようにしてもよく、接着剤、両面粘着テープ、ベルクロ等を用いて細長状部材に結合するようにしてもよい。
【0019】
また、上述のように、外面形成部材を細長状部材の突出部の先端と対向させて配置した場合には、この外面形成部材を外側の外面形成部材とし、この外側の外面形成部材の内側に内側の外面形成部材を設け、この内側の外面形成部材を、その端部を突出部の突出側部と対向させて配置するようにしてもよい。
【0020】
これによると、外面形成部材を収納袋部の内外方向に重ねた2枚とすることができ、強度、耐火性等に関する機能を増大させることが可能になるとともに、細長状部材の突出部によって形成される空間を有効利用して内側の外面形成部材の配置を行えるようになる。
【0021】
この内側の外面形成部材もステープル、ビス、リベット等の止着具で細長状部材に結合するようにしてもよく、接着剤、両面粘着テープ、ベルクロ等を用いて細長状部材に結合するようにしてもよい。
【0022】
また、外側の外面形成部材と内側の外面形成部材との間には、突出部に設けられ、細長状部材と共に内側の外面形成部材を挟んだ状態で保持する押さえ部を配置し、この押さえ部を外側の外面形成部材で覆うようにしてもよい。
【0023】
これによると、内側の外面形成部材を細長状部材と押さえ部とで挟んだ状態で確実に保持できるとともに、このような押さえ部を用いても、外側の外面形成部材で押さえ部を隠すことができ、押さえ部は外部に露出しない。
【0024】
この押さえ部は細長状部材と同じく長寸のものでもよく、短寸のものでもよい。押さえ部を短寸のものとする場合には、細長状部材の長さ方向に複数の押さえ部を設けてもよい。
【0025】
そして、押さえ部は突出部の一部として形成されていてもよく、突出部が形成されている細長状部材とは別部材となった押さえ部材として形成されていてもよい。
【0026】
また、後者とし、かつ押さえ部材を突出部に回転自在に取り付けた場合には、内側の外面形成部材を、その端部を突出部の突出側部と対面させて配置するための作業を押さえ部材の回転によって容易に行えるようになる。
【0027】
また、押さえ部材を短片状とし、その幅寸法を突出部の幅寸法と同じ又はこれよりも小さくしておくと、内側の外面形成部材の配置作業前において押さえ部材を突出部の長さ方向と平行の向きにしておくことにより、この押さえ部材に邪魔されることなく、内側の外面形成部材の配置作業を容易に行えるようになる。
【0028】
以上のような突出部を有する細長状部材を配置する位置が収納袋部の幅方向の途中部、又はこの幅方向と直角又は略直角をなす方向であって収納袋部の内外方向と直角又は略直角をなす方向における収納袋部途中部分である場合には、突出部の両側に内側の外面形成部材が配設されることになり、言い替えると、2枚の外面形成部材の間に細長状部材が配置されることになり、外面形成部材は複数枚並設されることになる。
【0029】
このように収納袋部の幅方向の途中部、又はこの幅方向と直角又は略直角をなす方向であって収納袋部の内外方向と直角又は略直角をなす方向における収納袋部途中部分に配置される細長状部材の個数は、収納袋部の幅方向、又はこの幅方向と直角又は略直角をなす方向であって収納袋部の内外方向と直角又は略直角をなす方向において一本だけでもよく、複数本でもよい。
【0030】
この場合において、細長状部材に取り付ける外面形成部材は、細長状部材に跨って配置された1枚でもよく、端部同士の位置を細長状部材の位置と一致させて配置された複数枚でもよい。
【0031】
以上説明した本発明に係る引戸本体収納袋部構造は、収納袋部が壁の内部に形成されているタイプ、すなわち、開口部を開いた引戸本体が壁の内部に収納される壁収納式の引戸装置にも適用でき、また、収納袋部が壁とは別構造で形成されていて外部に露出した戸袋となっているタイプ、すなわち、露出戸袋式の引戸装置にも適用できる。
【0032】
前者の引戸装置の場合には、前記収納袋部の外面は壁の外面となり、この壁の内部に収納袋部が設けられることになる。
【0033】
この場合には、内部に収納袋部が設けられる壁の箇所の外面は、壁の他の箇所の外面と面一状態又は略面一状態となり、前記外面形成部材は壁の他の箇所の外面を形成している石膏ボード等の材料と同じ又は略同じ材料で形成されることになる。
【0034】
ここでいう、収納袋部が内部に設けられている壁の箇所の外面が壁の他の外面と略面一状態になるとは、外面形成部材の配置位置に施工時等の多少の誤差があってもよいとの主旨であるとともに、デザイン性等を考慮して壁の他の箇所の外面との間で多少の段差を意図的に設けてもよい等との主旨を含んでいる。
【0035】
また、外面形成部材が壁の他の箇所の外面を形成している材料と略同じ材料で形成されるとは、壁の他の箇所を形成している材料よりも強度や耐火性等を大きくする成分を多く含有させるなど、材料成分の割合や材料成分の種類に多少の相違があってもよい、また、外面形成部材は複合材で形成されていてもよい等との主旨である。
【0036】
以上の本発明において、外面形成部材(外面形成部材に前述した内側の外面形成部材と外側の外面形成部材とがある場合には、これらの外面形成部材のうちの少なくとも一方の外面形成部材)は、それ自体が収納袋部の内外方向に重ねられた複数枚からなるものでもよく、重ねられない1枚だけのものでもよい。
【0037】
また、互いに対向して配置される細長状部材と外面形成部材の各部分は、面状とすることが好ましい。このようにすると、収納袋部の骨組みとなっている細長状部材への外面形成部材の取り付けを容易に行えるようになる。
【0038】
また、本発明は各種構造、形式の引戸装置に適用でき、その一例は、引戸本体が上部に配置されたガイド部材から吊り下げられ、このガイド部材が前記収納袋部の内部まで延びている上吊り式引戸装置である。また、他の例は、引戸本体が下部に施設されたガイドレールに案内されて移動する引戸装置である。
【0039】
前者の引戸装置において、ガイド部材はガイドレールでもよく、スライディングレールでもよい。
【0040】
また、前者及び後者の引戸装置において、引戸本体の移動は人手操作によって行われてもよく、駆動装置によって行われてもよい。また、この駆動装置は、引戸本体の閉じ移動と開き移動の両方を自動的に行うものでもよく、これらのいずれか一方を自動的に行い、他方を人手操作で行うものでもよい。
【0041】
この駆動装置の駆動原理は任意なものでよく、例えば、蓄圧されたばね力によって引戸本体を引っ張り移動させる渦巻きばね式のものでもよく、シリンダで引戸本体を移動させるシリンダ式のものでもよく、モータで回転するピニオンで引戸本体を移動させるモータ式のものでもよく、電磁石の吸引力、反発力で引戸本体を移動させるリニアモータ式のもの等でもよい。
【0042】
また、駆動装置はガイド部材等の不動部材側に取り付けてもよく、移動する引戸本体等の移動体側に取り付けてもよい。
【0043】
また、本発明は、引戸本体の移動が引戸本体の自重で自動的になされるように、上記ガイド部材が引戸本体の閉じ側又は開き側に下り傾斜で固定的に配置され、又は閉じ側と開き側に傾斜方向が可変に配置された引戸装置にも適用できる。この場合におけるガイド部材は、引戸本体の移動方向へ連続した1本のものでもよく、途中で分割されて複数本となったものでもよい。
【0044】
さらに、本発明が適用される引戸装置は、引戸本体が1個のものでもよく、複数個のものでもよい。引戸装置が複数個の引戸本体を備えている場合において、これらの引戸本体は引き分け式となっていてもよく、引き違い式になっていてもよく、これら両方のものが組み合わせられたものでもよく、さらには、引戸本体が収納袋部を間に挟んでその両側に配置された引戸装置にも本発明を適用できる。
【0045】
このように、複数個の引戸本体を備えた引戸装置に本発明に係る引戸本体収納袋部構造を適用するとき、その収納袋部は1個の引戸本体を収納するためのものでもよく、複数個の引戸本体を収納するためのものでもよい。
【0046】
また、本発明は、開口部を開いた引戸本体が収納される収納袋部が引戸本体の片側の面を露出させるタイプになっているものについても適用できる。
【0047】
さらに、前述した細長状部材は金属製でもよく、補強材入りのプラスチック製等でもよく、一般的には、細長状部材は前記外面形成部材と異なる材料で形成される。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。初めに、本実施形態に係る引戸装置の全体を説明する。
【0049】
図1は、本実施形態に係る引戸装置の全体を示す正面図である。この引戸装置は、建物内の廊下と部屋との間を開閉自在に仕切るための室内用仕切り手段として使用され、引戸本体1は把持部1Aを把持することにより左右動させることができ、左右動すると引戸本体1は、無目2と引戸本体戸先側の縦枠3と壁4と床5とに囲まれて形成されている出入口用の開口部6を開閉し、この開口部6を開いたときの引戸本体1の大部分は壁4の内部に形成されている収納袋部7に収納される。すなわち、本実施形態に係る引戸装置は、開口部6を開いたときの引戸本体1が壁4の内部に収納される壁収納式の引戸装置になっている。
【0050】
また、引戸装置の外枠組み体の基本構造は、無目2と、引戸本体戸先側の縦枠3と、引戸本体戸尻側の縦枠8とで形成され、この引戸本体戸尻側の縦枠8により収納袋部7の終端部が形成されている。
【0051】
無目2は、無目本体2Aと、この無目本体2Aに止めねじ等の止め具で取り付け、取り外し自在になっていて、無目本体2Aに対して開閉自在になっている点検用カバー2Bとからなる。無目本体2Aは、図1のS4―S4線断面図である図4に示されているように、収納袋部7まで延びる長さを有し、点検用カバー2Bは、無目本体2Aの全長のうち、開口部6の上部に相当する位置だけに設けられている。
【0052】
図2及び図3には、引戸本体1を移動させるために無目本体2A及び壁4の内部に配置された移動機構が収納が示されている。図2は、この移動機構によって引戸本体1が閉じ限位置に達しているときを示し、図3は、引戸本体1が開き限位置に達しているときを示す。
【0053】
図2に示すように、無目本体2Aの内部には引戸本体1の移動を案内するためのガイド部材であるガイドレール10が組み込まれ、上記移動機構を形成する部材であって、無目本体2Aの略全長に亘る長さを有するこのガイドレール10は、図4に示すとおり、無目本体2Aの内部に設けられている取付部材11に取り付けられ、収納袋部7の内部まで延びている。同一断面形状が長さ方向に連続しているこのガイドレール10は、取付部材11に取り付けられた基部10Aと、この基部10Aの下端から引戸本体1の厚さ方向に水平に延びるアーム部10Bと、このアーム部10Bの先端から垂直に立ち上がった係合部10Cとを有する。
【0054】
図2で示すように、引戸本体1には、ローラブラケット13,14に回転自在に取り付けられた2個のローラ15,16が引戸本体1の移動方向に配設され、ローラブラケット13,14を介して引戸本体1の上方に配置されているこれらのローラ15,16は、図4に示すように、引戸本体1の上方に不動部材となって水平に架設されているガイドレール10の係合部10Cに係合している。このため、引戸本体1は、ローラ15,16が係合部10C上を転動することによりガイドレール10に沿って移動するとともに、引戸本体1は、ガイドレール10の係合部10Cにローラ15,16及びローラブラケット13,14を介して吊り下げられた上吊り式となっている。
【0055】
また、図1に示すように、戸袋4に近い開口部6の床5には、垂直軸を中心に回転自在となったガイドローラ17が配置され、このガイドローラ17は、引戸本体1の下端に下向きに開口して配置されているチャンネル部材の内部に挿入されており、ガイドレール10に沿った引戸本体1の移動は、引戸本体1の下端がこのガイドローラ17で案内されながらなされる。
【0056】
図2に示されているように、ガイドレール10の引戸本体開き側の端部には、引戸本体1を開き限位置に停止させるためのストップ装置20が取り付けられ、このストップ装置20は、引戸本体閉じ側に向けて本体21に突設されたゴム等の弾性材料からなるストップ部材22と、本体21に取り付けられた小径ローラによる被係止部材23とを有する。一方、引戸本体1に設けられている2個のローラブラケット13,14のうち、引戸本体開き側のローラブラケット14の後端には板状の受け部材24が結合され、この受け部材24には板ばねの折り曲げで形成されている係止部材25が取り付けられている。
【0057】
引戸本体1を前記把持部1Aで開き側に移動させ、この移動が開き限位置に達すると、図3に示されているように、被係止部材23には、一旦上向きに湾曲変形してもとの形状に弾性復帰する係止部材25が係止するとともに、受け部材24はストップ部材22に当接し、これにより引戸本体1は開き限位置に停止する。
【0058】
また、引戸本体1の把持部1Aに引戸本体閉じ側への操作力を作用させた場合には、被係止部材23から上向きに弾性変形する係止部材25が離脱するため、引戸本体1はガイドレール10とガイドローラ17に案内されて閉じ側へ移動する。
【0059】
また、図2及び図3に示されているように、ガイドレール10の引戸本体閉じ側の端部には、引戸本体1を閉じ移動させるための駆動装置30が配置され、この駆動装置30は、図3で示されているとおり、ブラケット31がガイドレール1に取り付けられることにより、ガイドレール10に組み付けられている。
【0060】
駆動装置30はケーシング30A内に回転自在に収納されたリール33を有し、このリール33の内部には渦巻きばねが配置され、この渦巻きばねの一端はリール33に結合されているとともに、他端はケーシング30Aに結合されている。また、リール33には、図2及び図3で示されているナイロン紐又はワイヤー等からなる紐状部材34の一端が結合され、この紐状部材34はケーシング30Aから導出され、紐状部材34の他端は、引戸本体1に2個設けられているローラブラケット13,14のうちの引戸本体閉じ側のローラブラケット13に結合されている。
【0061】
図2で示すように閉じ限位置に達している引戸本体1を把持部1Aで図3で示すように開き側へ移動させたときには、紐状部材34がリール33を回転させながら駆動装置30から繰り出され、このとき、リール33の内部の上記渦巻きばねがリール33の回転で蓄圧されるようになっている。このため、この後に把持部1Aから手を離すと(引戸本体1が図3のように閉じ限位置に達しているときには、前述のように、把持部1Aに操作力を作用させて被係止部材23から係止部材25から離脱させると)、渦巻きばねの蓄圧力によってリール33には、引戸本体1の開き移動時とは逆方向へリール33を回転させようとする回転力が生じているため、この回転力で緊張している紐状部材34の引張力によって引戸本体1は閉じ側へ引っ張られ、閉じ限位置まで自動的に移動する。
【0062】
したがって、本実施形態における引戸本体1を閉じ側へ自動的に移動させるための駆動装置30は渦巻きばね式であるとともに、紐状部材34の引張力による引張式駆動装置となっており、リール33と渦巻きばねとによって、不動部材であるガイドレール10に取り付けられていて、紐状部材34に引張力を付与するための引張力付与手段37が構成されている。
【0063】
図2及び図3に示すように、ガイドレール10には、閉じ側への引戸本体1の移動速度を低速化させて制動させ、引戸本体1を閉じ限位置に減速させて到達させるための制動装置40が取り付けられている。この制動装置40は、シリンダ本体41と、シリンダ本体41にガイドレール10の長さ方向に伸縮自在に挿入されたピストンロッド42とを有するシリンダ装置で構成され、シリンダ本体41は、不動部材となっているガイドレール10に取り付けられている。
【0064】
図2及び図3で示すように、引戸本体1に2個設けられているローラブラケット13,14のうち、引戸本体開き側のローラブラケット14には、ピストンロッド42の先端部が挿抜自在となったキャッチ部材44が取り付けられ、ピストンロッド42の先端部と、この先端部が挿入されるキャッチ部材44の内部とのうち、一方には磁石が設けられ、他方にはこの磁石に吸着する磁性材料が設けられている。このため、ピストンロッド42とキャッチ部材44とは、磁力で接続分離自在となっている。
【0065】
図2に示すように引戸本体1が閉じ限位置に達しているときには、シリンダ本体41に対して収縮しているピストンロッド42の先端部がキャッチ部材44の内部に挿入された状態になっており、引戸本体1を開き側へ移動させると、ピストンロッド42の先端部とキャッチ部材44とが上記磁力で接続されているため、ピストンロッド42はシリンダ本体41に対して伸び作動する。このピストンロッド42が伸び作動限に達してもさらに引戸本体1が開き側に移動すると、図3に示すように、ピストンロッド42とキャッチ部材44とが分離し、ピストンロッド42はその位置で停止する。また、引戸本体1が前記引張式駆動装置30の駆動力で閉じ側へ移動し始め、そして引戸本体1が所定位置に達すると、キャッチ部材44はピストンロッド42に当接してこれらのキャッチ部材44とピストンロッド42とが上記磁力で再度接続され、引戸本体1がさらに閉じ側へ移動することにより、ピストンロッド42はシリンダ本体41に対して収縮作動する。
【0066】
なお、ピストンロッド42の先端部と、この先端部が挿入されるキャッチ部材43の内部とに互いに磁性が逆となった磁石を設けることにより、ピストンロッド42とキャッチ部材43とを上記と同様に接続分離自在としてよい。
【0067】
シリンダ本体41には、ピストンロッド42が伸び作動したときに多量のエアをシリンダ本体41の内部に吸引し、ピストンロッド42が収縮作動したときにはこのエアを絞りながら排出するバルブが設けられている。このため、ピストンロッド42が伸び作動する引戸本体1の開き移動時には、引戸本体1を軽く移動させることができ、また、ピストンロッド42が収縮作動する引戸本体1の閉じ移動時には、引戸本体1がシリンダ本体41の内部のエア圧力によって制動されながら移動し、減速された速度で閉じ限位置に達するようになっている。
【0068】
このため、本実施形態における制動装置40は、シリンダ装置による流体圧力式制動装置となっている。
【0069】
図4に示すように、前記開口部6を開いたときの引戸本体1が収納される前記収納袋部7の両側の面は、前記壁4用のボードである外面形成部材50,51で形成されており、石膏ボード製となっているこれら2枚の外面形成部材50,51は、所定の耐火性、防火性を確保するため、収納袋部7の内外方向に重ねられている。図7は、図4のS7−S7線断面図であり、この図7で示すとおり、内側の外面形成部材50は、壁4の開口部6側の見切り材となっている竪額縁9から前記引戸本体戸尻側の縦枠8までの長さとなっており、この長さが収納袋部7の幅寸法と同じになっている外面形成部材50の隣には、外面形成部材50,51と同じ石膏ボード製の外面形成部材52が並設されている。一方、外側の外面形成部材51は、竪額縁9から引戸本体戸尻側の縦枠8を越えて延びる長さを有し、この外面形成部材51は、外面形成部材50と52の両方の外側に配置されている。
【0070】
また、図4に示すように、内側の外面形成部材50の上下寸法は短く、このような外面形成部材50が、収納袋部7の縦方向、すなわち収納袋部7の幅方向と直角をなす方向に複数枚並設されている。外側の外面形成部材51は天井から床5までの上下長さを有し、図7で示した外面形成部材52も天井から床5までの上下長さを有する。
【0071】
以上の構造により、収納袋部7が設けられている壁4の箇所と、収納袋部7から外れた壁4の箇所では、壁厚さは同じになっており、開口部3を開いた引戸本体1は、外観上、壁4の内部に収納されるようになっている。
【0072】
図4に示されているとおり、前記無目本体2Aにおける図1で示した点検カバー2Bが設けられる側の上端部には、下向きに開口したコ字状の保持部材55が取り付けられ、無目本体2Aにおける点検カバー2Bが設けられる側とは反対側であって、前記ガイドレール10を取り付ける前記取付部材11の下部にも、下向きに開口したコ字状の保持部材56が設けられている。
【0073】
また、収納袋部7における床5上には、引戸本体1の厚さ方向両側にそれぞれ一対の立上り部57A,57A,58A,58Aを有する第1下枠57及び第2下枠58が上下に重ねられて固定配置され、第1下枠57は、一対の立上り部57Aの間隔が大きい幅広部材で、第2下枠58は、一対の立上り部58Aの間隔が小さい幅狭部材である。
【0074】
図1に示すように、竪額縁9と引戸本体戸尻側の縦枠8との間には、収納袋部7の骨組みとなっているとともに、外面形成部材50,51の下地材になっている細長状部材60が架設されており、この細長状部材60は、収納袋部7の両側の面において、収納袋部7の上下の途中部分、すなわち収納袋部7の上下両端の間の途中部分に複数本設けられている。これらの細長状部材60は、上下方向に均等又は略均等に割り付けてもよい。
【0075】
この細長状部材60の断面形状は図4で示され、その拡大図は図5で示されている。それぞれ細長状部材60は収納袋部7の幅方向に長い細長であるとともに、その長さ方向と直角をなす幅方向の中央部、言い換えると上下方向の中央部に収納袋部7の外側へ屈曲して突出した突出部61を有する屈曲材からなる。このため、細長状部材60は、突出部61の上下に上方へ延びる上部突片部62及び下方へ延びる下部突片部63を有するものとなっている。このような突出部61、上部突片部62、下部突片部63は、細長状部材60の全長に亘って連続している。
【0076】
細長状部材60の幅寸法と、この幅寸法と同じ方向における外面形成部材50,51の寸法とを比較したとき、細長状部材60の幅寸法の方が小さい。
【0077】
細長状部材60の外側には平板材からなる押さえ部材65が配置され、この押さえ部材65はビス等の止着具66で細長状部材60の突出部61の先端面に回転自在に取り付けられている。この押さえ部材65は、図1で示すように、それぞれの細長状部材60について複数個設けられている。これらの押さえ部材65は、図5のS6−S6線矢示図である図6で示すように、長さLが細長状部材60の幅寸法と同じ程度になっている短い短片状になっていて、幅寸法W1は突出部61の幅寸法である上下寸法W2と同じ又はW2よりも小さくなっている。
【0078】
収納袋部7の内外方向に重ねられる2枚の外面形成部材50,51のうち、内側の外面形成部材50の取り付け作業を行うときは、それぞれ押さえ部材65を、図6の二点鎖線で示すように、止着具66を中心に横向きに回転させておく。そして、細長状部材60同士の間に配置する外面形成部材50については、図5に示すとおり、それぞれ外面形成部材50を、その上下端部である上下端面50A,50Bが細長状部材60の突出部61の突出側部である突出側面(複数の外面形成部材50は上下に並設されるため、本実施形態の具体例では突出上下面)61A、61Bと対面するまで押し込み、これにより、外面形成部材50の収納袋部7側の内側面50Cを細長状部材60の上下の突片部62,63に当てがう。
【0079】
また、上下に並設される複数枚の外面形成部材50のうち、最上部の外面形成部材50については、その上端を図4で示した保持部材55,56の内部に挿入しつつ、その下端面50Bを上述のように細長状部材60の突出部61の突出側面61Aと対面させるまで押し込み、最下部の外面形成部材50については、その下端を図4で示した第1及び第2下枠57,58の立上り部57Aと58Aの間に挿入しつつ、その上端面50Aを上述のように細長状部材60の突出部61の突出側面61Bと対面させるまで押し込む。
【0080】
この後、それぞれの押さえ部材65を止着具66を中心に図5の実線位置まで回転させて縦向きとし、これにより、それぞれの外面形成部材50の外側面50Dを押さえ部材65で押さえる。
【0081】
これにより、それぞれ内側の外面形成部材50は、細長状部材60と押さえ部材65と保持部材55,56と下枠57,58とで保持されることになる。
【0082】
次いで、外面形成部材50の外側に前記外面形成部材51を配置する作業を行い、この作業は、図1で示されている押さえ部材65と同じ又は略同じ厚さのスペーサ67を外面形成部材50と51の間に介設しながら行い、外面形成部材51を外側から打ち込むステープル等の止着具で細長状部材60の突出部61、保持部材55,56、下枠57の立上り部57Aに結合する。これにより、細長状部材60の突出部61の先端面、押さえ部材65、保持部材55,56、下枠57の立上り部57Aは外側の外面形成部材51で覆われることになり、この外面形成部材51は突出部61の先端と対向して配置されることになる。
【0083】
この後、外面形成部材51の外側面に化粧シート等の化粧材を被せて貼り付け等で固定する。
【0084】
以上の本実施形態によると、外面形成部材50,51を取り付けるための下地材は面材ではなく、細長状部材60であるため、面材となっていた従来と比べて下地材の重量を軽量化することができる。したがって、下地材を工場から引戸装置の施工現場に搬送するときや施工現場で下地材を使用する作業を行うとき、下地材の取り扱いを容易にすることができ、各種作業の作業性を向上させることができる。また、細長状部材60は面材よりも安価であるため、コストダウンも達成できる。
【0085】
また、本実施形態に係る細長状部材60は、長さ方向と直角をなす幅方向の箇所において屈曲部である突出部61が設けられた屈曲材となっているため、長さ方向の撓みに対する大きな強度を有している。このため、下地材を細長状部材60としても、撓みをなくして又は少なくして取り扱うことができ、その取り扱いの一層の容易化を図ることができる。
【0086】
さらに、収納袋部7の外面を収納袋部7の内外方向に重ねられた2枚の外面形成部材50,51で形成するようにしても、細長状部材60の突出部61に押さえ部材65を回転自在に取り付けたため、細長状部材60に内側の外面形成部材50の内側面50Cを当てがった後、押さえ部材65を回転させることにより、細長状部材60と押さえ部材65とで外面形成部材50を挟んだ状態で簡単に保持させることができる。
【0087】
また、押さえ部材65の幅寸法W1は突出部61の幅寸法W2と同じ又はこれよりも小さいため、内側の外面形成部材50を細長状部材60に対する所定の位置に配置する前に、図6の二点鎖線で示すように押さえ部材65の向きを突出部61の長さ方向と平行にしておくことにより、この押さえ部材65に邪魔されることなく、外面形成部材50を所定の位置に容易に配置することができる。そして、外側の外面形成部材51は細長状部材60の突出部61等にステープル等の下地材で結合すればよく、このため、外面形成部材50及び51の取り付け作業を容易に行える。
【0088】
なお、以上の実施形態においては、図7に示されているように、竪額縁9には引戸本体閉じ側へ延びる延出部9Bが設けられ、また、竪額縁9における収納袋部7の内外方向に延びる側部9Aにはアングル材による補助部材9’が結合され、引戸本体閉じ側へ延びるこの補助部材9’と竪額縁9の延出部9Bとの間に内側の外面形成部材50における竪額縁9側の端部が挿入されており、したがって、この外面形成部材50は竪額縁9と補助部材9’でも挟まれた状態で保持されている。
【0089】
図8及び図9は別実施形態に係る引戸装置の引戸本体収納袋部構造を示し、図8は、この実施形態に係る引戸装置の全体正面図で、図9は、この引戸装置における収納袋部の平断面図である。
【0090】
この実施形態でも、開口部106を開いたときの引戸本体101は、壁104の内部に設けられている収納袋部107に収納される。この収納袋部107の両側の面は、図9で示すように、収納袋部107の内外方向に重ねられた2枚の外面形成部材150,151で形成されており、これらの下地材は、リップ付きチャンネル材による細長状部材160となっている。この細長状部材160は、図8に示すとおり、収納袋部107の幅方向途中部分、すなわち収納袋部107の左右両端の間の途中部分において、複数本設けられ、縦向きとされているそれぞれの細長状部材160は、収納袋部107の床に固定された下枠157と無目102の無目本体102Aとの間に架設されている。
【0091】
2枚の外面形成部材150,151は外側から打ち込まれるステープル等による止着具で細長状部材160に結合される。
【0092】
収納袋部の骨組み材であって外面形成部材の下地材である細長状部材は、この実施形態のように収納袋部に対して縦方向としてもよく、また、屈曲材である細長状部材の断面形状は、図9で示した形状でもよい。
【0093】
【発明の効果】
本発明によると、下地材を細長状部材としたため、より容易に取り扱うことができるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る引戸装置の全体を示す正面図である。
【図2】引戸本体が閉じ限位置に達しているときの引戸本体を移動させるための移動機構を示す図である。
【図3】引戸本体が開き限位置に達しているときの引戸本体を移動させるための移動機構を示す図である。
【図4】図1のS4−S4線断面図で、引戸本体を想像線で示した図である。
【図5】図4で示された細長状部材の部分の拡大図である。
【図6】図5のS6−S6線矢示図である。
【図7】図4のS7−S7線断面図である。
【図8】別実施形態に係る引戸装置の全体正面図である。
【図9】図8の引戸装置における収納袋部の平断面図である。
【符号の説明】
1,101 引戸本体
4,104 壁
5 床
6,106 開口部
7,107 収納袋部
10 引戸本体の移動を案内するガイド部材であるガイドレール
50,150 内側の外面形成部材
50C 外面形成部材の内側面
50D 外面形成部材の外側面
51,151 外側の外面形成部材
60,160 細長状部材
61 細長状部材の突出部
65 押さえ部材

Claims (5)

  1. 開口部を開いた引戸本体が収納される収納袋部が、下地材と、この下地材に取り付けられた外面形成部材とを含んで形成されているとともに、前記下地材が細長状部材になっており、
    前記細長状部材は、その長さ方向と直角をなす幅方向の途中部に、前記収納袋部の外側へ屈曲突出した突出部を有し、この突出部は、前記細長部材の長さ方向への長さを有しており、
    前記突出部の先端と対向して前記外面形成部材が配置され、この外面形成部材は外側の外面形成部材であり、この外側の外面形成部材の内側に内側の外面形成部材が設けられ、この内側の外面形成部材は、端部が前記突出部の突出側部と対向して配置され、
    前記外側の外面形成部材と内側の外面形成部材との間には、前記突出部に設けられ、前記細長状部材と共に前記内側の外面形成部材を挟んだ状態で保持する押さえ部が配置され、この押さえ部は前記外側の外面形成部材で覆われており、
    前記押さえ部は、前記突出部が形成されている前記細長状部材とは別部材である押さえ部材となっており、この押さえ部材は前記突出部に回転自在に取り付けられていることを引戸装置の引戸本体収納袋部構造。
  2. 請求項1に記載の引戸装置の引戸本体収納袋部構造において、前記押さえ部材は短片状であって、その幅寸法は前記突出部の幅寸法と同じ又はこれよりも小さいことを特徴とする引戸装置の引戸本体収納袋部構造。
  3. 請求項1又は2に記載の引戸装置の引戸本体収納袋部構造において、前記細長状部材が配置されている位置は前記収納袋部の幅方向の途中部、又はこの幅方向と直角又は略直角をなす方向であって前記収納袋部の内外方向と直角又は略直角をなす方向における収納袋部途中部分であることを特徴とする引戸装置の引戸本体収納袋部構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の引戸装置の引戸本体収納袋部構造において、前記収納袋部の外面は壁の外面であり、この収納袋部は壁の内部に設けられていることを特徴とする引戸装置の引戸本体収納袋部構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の引戸装置の引戸本体収納袋部構造において、前記引戸装置は、前記引戸本体が上部に配置されたガイド部材から吊り下げられ、このガイド部材が前記収納袋部の内部まで延びている上吊り式引戸装置であることを特徴とする引戸装置の引戸本体収納袋部構造。
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