JP2002283354A - インプリント加工用金型およびその製造方法 - Google Patents
インプリント加工用金型およびその製造方法Info
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Abstract
が金型の凹部の溝部分に入り込んでおらず、プレス加工
による正常なパターンの転写が可能なインプリント加工
用金型を、大気中で、有毒ガスを発生することなく、製
造する。 【解決手段】 金型の材料と化学的に反応する官能基を
有するパーフルオロポリエーテルで被覆してなるインプ
リント加工用金型。インプリント加工用金型の表面を洗
浄する第一の工程と、前記インプリント加工用金型を前
記パーフルオロポリエーテルに暴露する第二の工程を含
む、インプリント加工用金型の製造方法。さらに、イン
プリント加工用金型を加温加湿下に放置する第三の工程
を含んでよい。
Description
ソグラフィにおけるモールド(鋳型)の剥離性を向上さ
せるための、インプリント加工用金型、インプリント加
工用金型の製造方法、及び、半導体素子のパターン形成
方法に関する。
被加工材料となる高分子樹脂との剥離性を向上させるこ
とが一つの課題である。金型の表面エネルギーを低減し
て剥離性を向上させるために、シリコンオイルやフッ素
樹脂溶液を金型に塗布することがプレス加工や射出成形
加工で行われている。これらの金型の構造寸法は100
マイクロメータ以上であることが多い。
の微小光学素子を、微細パターンを持つ金型(モールド
あるいはスタンプとも呼ばれる)によって形成しようと
するインプリント加工(S.Chou,P.Kraus
s and P.Renstrom:Appl.Phy
s.Lett.67,3114(1995))用の金型
では、その微細な凹部の溝幅および深さ寸法が数ミクロ
ン以下であることから、シリコンオイルやフッ素樹脂溶
液を塗布すると、それらが金型の凹部の溝部分に入り込
み、プレス加工による正常なパターンの転写ができない
問題点があった。
有シランカップリング剤であるトリデカフルオロ−1,
1,2,2−テトラヒドロオクチルトリクロロシラン
[CF3−(CF2)5−CH2−CH2SiCl3]
で石英製の金型を表面処理し、微細な形状表面へフッ素
樹脂の化学吸着膜を生成することにより、微細な形状表
面への表面エネルギーを低減し、金型の剥離性を改善す
る試みを行っている。(M.Colburn,S.Jo
hnson,M.Stewart,S.Damle,
T.Bailey,B.Choi,M.Wedlak
e,T.Michaelson,S.V.Sreeni
vasan,J.Ekerdt and C.G.Wi
llson,Proc.of SPIE 3676,
(1999)378,又は、T.Bailey,B.
J.Choi,M.Colburn,M.Meiss
l,S.Shaya,J.G.Ekerdt,S.V.
Sreenivasan,C.G.Willson;
“Step and Flash Imprint L
ithography:Template Surfa
ce Treatment and Defect A
nalysis.”J.Vac.Sci.Techno
l.B,18(6),3572−3577(200
0).)
ンカップリング剤を用いた上記方法では、塩素系フッ素
樹脂含有シランカップリング剤を大気中で扱うと大気中
の水分と反応して金型の表面処理が困難となるため、不
活性ガス雰囲気中で処理を行う必要があった。また、1
時間もの反応時間が必要であった。このため、専用の処
理設備が必要であった。また反応過程で塩素系の有毒ガ
スが発生するため、環境対策が必要であった。
鑑み、高分子樹脂との剥離性が良好であり、離型剤が金
型の凹部の溝部分に入り込んでおらず、プレス加工によ
る正常なパターンの転写が可能であり、その製造が簡便
かつ安全な、インプリント加工用金型を提供することを
目的とするものである。また、本発明は、高分子樹脂と
の剥離性が良好であり、離型剤が金型の凹部の溝部分に
入り込んでおらず、プレス加工による正常なパターンの
転写が可能なインプリント加工用金型を製造するため
の、大気中で実施可能でありかつ有毒ガスを発生するこ
とのない方法を提供することを目的とするものでもあ
る。さらに、本発明は、インプリント加工用金型と高分
子樹脂との剥離性が良好であり、プレス加工による正常
なパターンの転写が可能な、半導体素子のパターン形成
方法を提供することを目的とするものでもある。
型の材料と化学的に反応する官能基を有するパーフルオ
ロポリエーテルで被覆してなるインプリント加工用金型
である。また本発明は、インプリント加工用金型の表面
を洗浄する第一の工程と、インプリント加工用金型を、
金型の材料と化学的に反応する官能基を有するパーフル
オロポリエーテルに暴露する第二の工程を含む、インプ
リント加工用金型の製造方法でもある。この製造方法
は、さらに、上記インプリント加工用金型を加温加湿下
に放置する第三の工程を含んでもよい。
応する官能基を有するパーフルオロポリエーテルが表面
に被覆されてなるインプリント加工用金型を、半導体基
板上の高分子樹脂膜、モノマー膜又はプレポリマー膜に
プレスする第一の工程、上記モノマー膜を使用した場合
には、モノマーを重合させて高分子樹脂膜を形成させ、
上記プレポリマー膜を使用した場合には、プレポリマー
を硬化させて高分子樹脂膜を形成させる第二の工程、及
び、上記高分子樹脂膜から上記インプリント加工用金型
を除荷する第三の工程を含むことを特徴とする、半導体
素子のパターン形成方法でもある。以下に本発明を詳述
する。
ついて説明する。本発明のインプリント加工用金型は、
その表面が、金型の材料と化学的に反応する官能基を有
するパーフルオロポリエーテルで被覆されてなるもので
ある。金型の表面を被覆するのに用いる、金型の材料と
化学的に反応する官能基を有するパーフルオロポリエー
テルとしては、下記式(I)で表される化合物が好まし
い。
しては、パーフルオロアルキル基であれば特に限定され
ず、例えば、炭素数1〜16の直鎖状又は分岐状のもの
を挙げることができる。好ましくは、CF3−、C2F
5−、C3F7−である。上記一般式(I)中のZは、
フッ素原子でもよいしトリフルオロメチル基でもよい。
は、パーフルオロポリエーテル鎖の繰り返し単位数を表
し、0又は1以上の整数であり、a+b+c+d+eが
1以上であれば特に限定されないが、それぞれ独立し
て、0〜200が好ましく、後述するパーフルオロポリ
エーテルの数平均分子量を考慮すれば、より好ましく
は、それぞれ独立して、0〜50である。a+b+c+
d+eは、好ましくは、1〜100である。
繰り返し単位の存在順序は、便宜上一般式(I)中にお
いてはこの順に記載したが、パーフルオロポリエーテル
の構成に鑑み、これらの各繰り返し単位の結合順序は、
この順に限定されるものではない。上記一般式(I)中
のXは、インプリント加工用金型に用いた材料と化学的
に反応する官能基を表す。「化学的に反応する」とは、
常温〜200℃程度の温度で、必要により加湿下、イン
プリント加工用金型と接触させることにより、その材料
と反応し、上記金型の表面に化学的に結合する官能基を
いう。パーフルオロポリエーテルが化学的に結合してい
るか否かは、上記反応後、上記パーフルオロポリエーテ
ルを溶解する薬剤で金型を十分に洗浄した後、その表面
の接触角を測定することなどにより、確認できる。な
お、官能基Xは、インプリント加工用金型の材料と化学
的に結合するので、インプリント加工用金型の表面にお
いては、変性した状態にある。
材料に応じて種々選択することができるが、反応性の観
点から、ケイ素原子、チタン原子若しくはアルミニウム
原子を含む加水分解性基、ホスホノ基、カルボキシル
基、水酸基又はメルカプト基であることが好ましい。な
かでも、ケイ素原子を含む加水分解性基が好ましい。特
に、Xがケイ素原子を含む加水分解性基である場合、下
記式(II)で表される基が好ましい。
は炭素数1〜4のアルキル基を表す。上記炭素数1〜4
のアルキル基としては特に限定されず、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル等を挙げることができ、
直鎖状であっても分岐状であってもよい。上記一般式
(II)のX′は、水素原子、臭素原子又はヨウ素原子
を表す。上記一般式(II)中のlは、パーフルオロポ
リエーテル鎖を構成する炭素とこれに結合するケイ素と
の間に存在するアルキレン基の炭素数を表し、0、1又
は2であるが、より好ましくは、0である。
合する置換基R1の結合数を表し、1、2又は3であ
る。置換基R1が結合していない部分には、当該ケイ素
にはR2 が結合する。
換基を表す。上記加水分解可能な置換基としては特に限
定されず、好ましいものとしては、例えば、ハロゲン、
−OR 3、−OCOR3、−OC(R3)=C(R4)
2、−ON=C(R3)2、−ON=CR5[式中、R
3は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表し、
R4は、水素又は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を表
し、R5は、炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基を
表す。]等を挙げることができる。より好ましくは、塩
素、−OCH3、−OC2H5である。上記R2は、水
素又は1価の炭化水素基を表す。上記1価の炭化水素基
としては特に限定されず、好ましいものとしては、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等を挙げること
ができ、直鎖状であっても分岐状であってもよい。
数を表し、特に上限はないが、本発明の目的を達するた
めには、1〜10の整数であることが好ましい。上記n
は、一般式(II)中においては整数を表すが、このよ
うな整数nを有する一般式(I)で表されるポリマーの
混合物として本発明に係るパーフルオロポリエーテルが
存在していてもよい。このように混合物としてパーフル
オロポリエーテルが存在する場合には、上記nは、当該
混合物中において平均値として表すことができ、当該パ
ーフルオロポリエーテルが混合物として存在する場合に
は、本発明の目的を考慮すれば、nの平均値は、1.3
〜3が好ましく、1.5〜2.5が特に好ましい。
子量は、5×102〜1×105である。5×102未
満では、ポリマーとしての性質を有しないので利用価値
がなく、1×105を超えると加工性に乏しくなるの
で、上記範囲に限定される。好ましくは、1×103〜
1×104である。上記パーフルオロポリエーテルの好
ましいものとして、例えば、下記式(III)で表され
る等を挙げることができる。
X′、R1、R2、l、m、nは、前記と同じ。] 上記一般式(III)中のpは、1以上の整数であれば
特に限定されないが、1〜200が好ましく、本発明の
ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの数平均分子量を考慮
すれば、より好ましくは、1〜50である。上記パーフ
ルオロポリエーテルとしては、通常市販されているもの
を用いることができる。Xがケイ素原子を含む加水分解
性基の場合は、通常市販されているパーフルオロポリエ
ーテルを原料として用い、末端に例えば、ヨウ素を導入
した後、これに、例えば、下記一般式(IV)[式中、
Y、R1、R2、l、mは、前記と同じ。]で表される
ビニルシラン化合物を反応させること等により得ること
ができる。
分子樹脂、半導体、絶縁体又はそれらの複合体を挙げる
ことができる。このように、本発明のインプリント加工
用金型は、ミクロン単位の凹凸を有する金型を、上記パ
ーフルオロポリエーテルで表面処理することにより、フ
ッ素樹脂膜を化学吸着によって金型表面上に生成させた
ものである。以下、このインプリント加工用金型の製造
方法について詳述する。
法は、インプリント加工用金型の表面を洗浄する第一の
工程と、前記インプリント加工用金型をパーフルオロポ
リエーテルに暴露する第二の工程を含む。
金型の表面を洗浄する。この洗浄は、通常、インプリン
ト加工用金型の洗浄方法としてよく知られている方法で
行えばよい。例えば、有機溶剤(例えば、アセトン、エ
チルアルコール)中で超音波洗浄する方法;硫酸等の酸
及び/又は過酸化水素等の過酸化物の溶液中で煮沸洗浄
する方法;等が挙げられる。これらの洗浄は単独で行っ
てもよいし、組み合わせて行ってもよい。このような洗
浄を行った後は、精製水で洗浄し、乾燥後、オゾン照射
を行うことにより、表面を清浄化することが好ましい。
なお、第一工程で用いるインプリント加工用金型の材質
としては、上述したように、金属、高分子樹脂、半導
体、絶縁体又はそれらの複合体を挙げることができる。
また、インプリント加工用金型は、通常の半導体製造工
程におけるリソグラフィー法、特に、電子線でレジスト
膜を露光するEBリソグラフィー法を用いて加工するこ
とができる。
浄したインプリント加工用金型をパーフルオロポリエー
テルに暴露する。上記パーフルオロポリエーテルについ
てはすでに上述したものと同様である。
オロポリエーテルは、0.01から0.2重量パーセン
トの濃度にフッ素系不活性溶剤で希釈して使用すること
が好ましい。すなわち、このような希釈溶液に、インプ
リント加工用金型を浸漬することにより第二の工程を行
うのが好ましい。上記フッ素系不活性溶剤としては、例
えば、パーフルオロヘキサン、パーフルオロメチルシク
ロヘキサン、パーフルオロ−1,3−ジメチルシクロヘ
キサン、ジクロロペンタフルオロプロパン(HCFC−
225)等を挙げることができる。浸漬する際の温度は
特に限定されないが、0℃〜100℃であればよい。ま
た、浸漬に必要な時間は温度に応じて変化するが、通
常、10分以内よく、1分程度でも十分である。従来公
知の塩素系フッ素樹脂含有シランカップリング剤を使用
すると、浸漬に必要な時間は1時間と非常に長いもので
あった。
は、空気と接触することにより有毒ガスを発生すること
がないので、第二の工程は、大気中(すなわち開放系、
ただし、微小な埃などの混入は避ける必要がある)で行
うことができる。
金型を、減圧下でパーフルオロポリエーテルの蒸気に暴
露することにより行うこともできる。この場合の気圧と
しては、1気圧未満で0.01気圧以上の範囲内であれ
ば特に限定されない。金型をパーフルオロポリエーテル
の蒸気に暴露するためには、例えば、上記パーフルオロ
ポリエーテルのフッ素系不活性溶剤中希釈溶剤を加熱し
て蒸気にした状態で金型を放置してもよいし、金型にパ
ーフルオロポリエーテルの蒸気を吹きつけてもよい。こ
の場合の蒸気の温度は、100℃〜250℃程度でよ
い。
述したようなフッ素系不活性溶剤で洗浄してもよい。
ポリエーテルとの反応をより進行させるため、さらに、
第二の工程で得られたインプリント加工用金型を加温加
湿下に放置する第三の工程を含むことが好ましい。この
工程は恒温恒湿槽中で行えばよい。
以上であればよく、具体的には、30℃〜150℃が好
ましく、より好ましくは40℃〜100℃である。ま
た、この第三の工程の湿度条件は、高いほど好ましく、
具体的には、湿度85%以上が好ましく、より好ましく
は湿度90%以上が好ましい。さらに、この第三の工程
において放置する時間は特に限定されないが、10分〜
1日程度でよい。この第三の工程の後、得られた金型
を、再度、上述したようなフッ素系不活性溶剤で洗浄し
てもよい。加えて、精製水やエチルアルコールなどのア
ルコール等で洗浄してもよい。
程を行うことにより、パーフルオロポリエーテルが金型
表面と化学的に結合することが可能になる。
法を説明する。本発明の半導体素子パターン形成方法で
は、上述した、パーフルオロポリエーテルが表面に被覆
されてなるインプリント加工用金型を用いて、金型の微
細構造を高分子膜(例えば、レジスト)に転写する。上
記金型を、半導体基板上の高分子樹脂膜、モノマー膜又
はプレポリマー膜にプレスする第一の工程、上記モノマ
ー膜を使用した場合には、モノマーを重合させて高分子
樹脂膜を形成させ、前記プレポリマー膜を使用した場合
には、プレポリマーを硬化させて高分子樹脂膜を形成さ
せる任意の第二の工程、及び、上記高分子樹脂膜から金
型を除荷する第三の工程は、それぞれ、通常公知の条件
で行うことができる(例えば、Stephen Y.C
hou,Peter R.Krauss,and Pr
estonJ.Renstrom,‘Nanoimpr
int Lithography’,J.Vac.Sc
i.Technol.B14(6),Nov/Dec
1996, pp.4129−4133を参照)。高分
子樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレートな
どを挙げることができる。モノマー又はプレポリマーと
しては、例えば、メチルメタクリレートのようなアクリ
レート類、官能基含有ポリジメチルシロキサンなどを挙
げることができる。
用いて、さらに別個のインプリント加工用金型を製造す
ることもできる。すなわち、本発明のインプリント加工
用金型を用い、半導体基板に代えて、インプリント加工
用金型基材を用い、その表面に形成された高分子膜に、
予め製造したインプリント加工用金型の微細構造を転写
することにより、新たにインプリント加工用金型を製造
することができる。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。 (実施例1) インプリント加工用金型の製造 以下、図1に沿って説明する。半導体微細加工技術を用
いてシリコン基板を成形した金型10を用意し(図1−
a)、金型10の表面を有機溶剤(アセトン)で超音波
洗浄後、硫酸/過酸化水素水の混合液で煮沸洗浄し、水
洗乾燥後にオゾン照射を行い、表面を清浄化した(図1
−b)。続いて、パーフルオロポリエーテルの希釈溶液
11として、C3F7(OCF2CF2CF2)pOC
2F4C2H4−Si(OCH3)3(数平均分子量4
000)を0.1重量パーセントの濃度にフッ素系不活
性溶剤(パーフルオロヘキサン)で希釈した溶液を用
い、この溶液中に前記金型10を23℃で約1分間浸透
させた(図1−c)。浸透後、前記金型10をフッ素系
不活性溶剤(パーフルオロヘキサン)で5分〜30分間
リンスしたのち、前記金型10を60℃、湿度95%の
恒温恒湿槽中で約1時間放置し(図1−d)、前記金型
表面にフッ素系樹脂薄膜としてC3F7(OCF2CF
2CF2)pOC2F4C2H4−を生成させ、パーフ
ルオロポリエーテルが表面に被覆されてなるインプリン
ト加工用金型を得た。その後、再度、フッ素系不活性溶
剤(パーフルオロヘキサン)で5分間リンスしたのち、
エチルアルコールで洗浄した(図1−e)。以上、一連
の工程は大気中で行った。
の電子顕微鏡写真を図2に示した。この図から、パーフ
ルオロポリエーテルが金型の凹部の溝部分に入り込んで
おらず、良好な状態で金型の表面を被覆していることが
分かる。
された金型を用いて、半導体素子のパターン形成を行っ
た。以下、図3に沿って説明する。まず、シリコンから
なる半導体基板21に、ポリメチルメタクリレートから
なる高分子樹脂を回転塗布し、高分子樹脂膜で被覆され
た半導体基板を得た(図3−a)。続いて、半導体基板
21及び高分子樹脂膜20を、高分子樹脂20のガラス
転移温度(110℃)以上に加熱し、実施例1で得られ
た金型10を高分子樹脂20に、圧力60MPa、温度
170℃でプレスした(図3−b)。続いて、金型10
を除荷して取り除くことにより、金型10の微細構造
が、高分子樹脂膜20に転写された。この実施例によれ
ば、金型10の微細構造を、高分子樹脂を金型10に付
着させることなく、良好に転写形成することができた。
分子樹脂との剥離性が良好であり、離型剤が金型の凹部
の溝部分に入り込んでおらず、プレス加工による正常な
パターンの転写が可能なインプリント加工用金型、及
び、大気中で実施可能でありかつ有毒ガスを発生するこ
とのない上記金型の製造方法を提供することができる。
工用金型の製造方法における各工程を説明する図
用金型の電子顕微鏡写真
ターン形成方法における各工程を説明する図
るインプリント加工用金型 13:恒温恒湿槽 20:高分子樹脂膜 21:半導体基板
Claims (15)
- 【請求項1】 金型の材料と化学的に反応する官能基を
有するパーフルオロポリエーテルで被覆してなることを
特徴とするインプリント加工用金型。 - 【請求項2】 パーフルオロポリエーテルが、下記式
(I)で表されることを特徴とする請求項1記載のイン
プリント加工用金型。 【化1】 (式中、Rfは、パーフルオロアルキル基を表す。Z
は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
存在順序は、式中において限定されない。Xはインプリ
ント加工用金型の材料と化学的に反応する官能基を表
す。) - 【請求項3】 Xが、ケイ素原子、チタン原子若しくは
アルミニウム原子を含む加水分解性基、ホスホノ基、カ
ルボキシル基、水酸基又はメルカプト基である請求項1
又は2記載のインプリント加工用金型。 - 【請求項4】 Xが、下記式(II)で表されることを
特徴とする請求項3記載のインプリント加工用金型。 【化2】 (式中、Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表
す。X′は、水素、臭素又はヨウ素を表す。R1は、水
酸基又は加水分解可能な置換基を表す。R2は、水素又
は1価の炭化水素基を表す。lは、0、1又は2を表
す。mは、1、2又は3を表す。nは、1以上の整数を
表す。) - 【請求項5】 パーフルオロポリエーテルが、下記式
(III)で表されることを特徴とする請求項4記載の
インプリント加工用金型。 【化3】 (式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭
素数1〜4のアルキル基を表す。X′は、水素、臭素又
はヨウ素を表す。R1は、水酸基又は加水分解可能な置
換基を表す。R2は、水素又は1価の炭化水素基を表
す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
表す。nは、1以上の整数を表す。) - 【請求項6】 インプリント加工用金型の表面を洗浄す
る第一の工程と、インプリント加工用金型を、金型の材
料と化学的に反応する官能基を有するパーフルオロポリ
エーテルに暴露する第二の工程を含むことを特徴とす
る、インプリント加工用金型の製造方法。 - 【請求項7】 さらに、インプリント加工用金型を加温
加湿下に放置する第三の工程を含む請求項6記載の製造
方法。 - 【請求項8】 前記パーフルオロポリエーテルが、下記
式(I)で表されることを特徴とする請求項6又は7記
載の製造方法。 【化4】 (式中、Rfは、パーフルオロアルキル基を表す。Z
は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
存在順序は、式中において限定されない。Xはインプリ
ント加工用金型の材料と化学的に反応する官能基を表
す。) - 【請求項9】 前記パーフルオロポリエーテルは、0.
01から0.2重量パーセントの濃度にフッ素系不活性
溶剤で希釈して使用する請求項6、7又は8に記載の製
造方法。 - 【請求項10】 第二の工程は、インプリント加工用金
型を、大気中でパーフルオロポリエーテルの希釈溶液に
浸すことにより行う請求項6、7、8又は9に記載の製
造方法。 - 【請求項11】 第二の工程は、インプリント加工用金
型を、減圧下でパーフルオロポリエーテルの蒸気に暴露
することにより行う請求項6、7又は8に記載の製造方
法。 - 【請求項12】 インプリント加工用金型の材質が、金
属、高分子樹脂、半導体、絶縁体又はそれらの複合体か
らなる請求項6、7、8、9、10又は11に記載の製
造方法。 - 【請求項13】 金型の材料と化学的に反応する官能基
を有するパーフルオロポリエーテルが表面に被覆されて
なるインプリント加工用金型を、半導体基板上の高分子
樹脂膜、モノマー膜又はプレポリマー膜にプレスする第
一の工程、前記モノマー膜を使用した場合には、モノマ
ーを重合させて高分子樹脂膜を形成させ、前記プレポリ
マー膜を使用した場合には、プレポリマーを硬化させて
高分子樹脂膜を形成させる第二の工程、及び、前記高分
子樹脂膜から前記インプリント加工用金型を除荷する第
三の工程を含むことを特徴とする、半導体素子のパター
ン形成方法。 - 【請求項14】 前記パーフルオロポリエーテルが、下
記式(I)で表されることを特徴とする請求項13記載
のパターン形成方法。 【化5】 (式中、Rfは、パーフルオロアルキル基を表す。Z
は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
存在順序は、式中において限定されない。Xはインプリ
ント加工用金型の材料と化学的に反応する官能基を表
す。) - 【請求項15】 金型の材料と化学的に反応する官能基
を有するパーフルオロポリエーテルが表面に被覆されて
なるインプリント加工用金型を、インプリント加工用金
型基材上の高分子樹脂膜、モノマー膜又はプレポリマー
膜にプレスする第一の工程、前記モノマー膜を使用した
場合には、モノマーを重合させて高分子樹脂膜を形成さ
せ、前記プレポリマー膜を使用した場合には、プレポリ
マーを硬化させて高分子樹脂膜を形成させる第二の工
程、及び、前記高分子樹脂膜から前記インプリント加工
用金型を除荷する第三の工程を含むことを特徴とする、
インプリント加工用金型の製造方法。
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