JPH05339007A - 含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法 - Google Patents
含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05339007A JPH05339007A JP17386492A JP17386492A JPH05339007A JP H05339007 A JPH05339007 A JP H05339007A JP 17386492 A JP17386492 A JP 17386492A JP 17386492 A JP17386492 A JP 17386492A JP H05339007 A JPH05339007 A JP H05339007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorine
- integer
- perfluoropolyether
- group
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は繊維処理剤、離型剤、剥離剤、防
汚コーティング剤、ゴム内添剤、ワニス、レジンの原料
として有用とされる、文献未載の新規な含フッ素有機け
い素化合物およびその製造方法の提供を目的とするもの
である。 【構成】 本発明の含フッ素有機けい素化合物は、一
般式 【化25】 (ここにRfはパーフルオロアルキレン基またはパーフ
ルオロポリエーテル基、R1 は1価炭化水素基、Xはハ
ロゲン原子またはアルコキシ基、aは1〜3)示される
ものであり、この製造方法は一般式Rf−Iで示される
Rfのアイオダイドとビニルシランとをラジカル反応開
始剤の存在下で反応させることを特徴とするものであ
る。
汚コーティング剤、ゴム内添剤、ワニス、レジンの原料
として有用とされる、文献未載の新規な含フッ素有機け
い素化合物およびその製造方法の提供を目的とするもの
である。 【構成】 本発明の含フッ素有機けい素化合物は、一
般式 【化25】 (ここにRfはパーフルオロアルキレン基またはパーフ
ルオロポリエーテル基、R1 は1価炭化水素基、Xはハ
ロゲン原子またはアルコキシ基、aは1〜3)示される
ものであり、この製造方法は一般式Rf−Iで示される
Rfのアイオダイドとビニルシランとをラジカル反応開
始剤の存在下で反応させることを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文献未載の新規な含フッ
素有機けい素化合物、特には耐溶剤性、耐薬品性に優れ
ており、低表面エネルギーを有することから、繊維処理
剤、各種離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤などの原
料、あるいはゴム内添剤、架橋剤、ワニス、レジンなど
の原料として有用とされる含フッ素有機けい素化合物、
およびその製造方法にに関するものである。
素有機けい素化合物、特には耐溶剤性、耐薬品性に優れ
ており、低表面エネルギーを有することから、繊維処理
剤、各種離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤などの原
料、あるいはゴム内添剤、架橋剤、ワニス、レジンなど
の原料として有用とされる含フッ素有機けい素化合物、
およびその製造方法にに関するものである。
【0002】
【発明の構成】本発明の含フッ素有機けい素化合物は一
般式(1)
般式(1)
【化6】 で示され、このRfは一般式(2)
【化7】 で示されるもので、このlは1〜16の整数、mは0〜8
の整数、nは0または1の整数、YはFまたはCF3 で
あるパーフルオロアルキレン基またはパーフルオロポリ
エーテル基であり、XはF、Cl、Br、Iのハロゲン
原子またはOR2で示されるアルコキシ基、R1 、R2
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのア
ルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、
ビニル基、アリル基、イソプロペニル基などのアルケニ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、または
これらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロ
ロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3 −トリフル
オロプロピル基、6,6,6,5,5,4,4,3,3 −ノナフルオロヘ
キシル基、シアノエチル基などから選択される非置換ま
たは置換の1価炭化水素基、aは1〜3の整数であるも
のである。
の整数、nは0または1の整数、YはFまたはCF3 で
あるパーフルオロアルキレン基またはパーフルオロポリ
エーテル基であり、XはF、Cl、Br、Iのハロゲン
原子またはOR2で示されるアルコキシ基、R1 、R2
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのア
ルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、
ビニル基、アリル基、イソプロペニル基などのアルケニ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、または
これらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロ
ロメチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3 −トリフル
オロプロピル基、6,6,6,5,5,4,4,3,3 −ノナフルオロヘ
キシル基、シアノエチル基などから選択される非置換ま
たは置換の1価炭化水素基、aは1〜3の整数であるも
のである。
【0003】この含フッ素有機けい素化合物を構成する
Rfとしては、C4 F9 −、C8 F17−、C10F21−、
CF3 CF2 CF2 OCF2 CF2 −、CF3 CF2 C
F2OC (CF3)F−、CF3 CF2 〔CF2 OC (C
F3)F〕2 −、CF3 CF2〔CF2 OC (CF3)F〕5
−、CF3 CF2 CF2 OC (CF3)FCF2 OCF2
CF2 −、CF3 CF2 CF2 OC (CF3)FCF2
O−、C (CF3)FCF2 −などが例示されるので、こ
の含フッ素有機けい素化合物としては下記のものも例示
されるが、これらは代表例であり、本発明の含フッ素有
機けい素化合物はこれらに限定されるものではない。
Rfとしては、C4 F9 −、C8 F17−、C10F21−、
CF3 CF2 CF2 OCF2 CF2 −、CF3 CF2 C
F2OC (CF3)F−、CF3 CF2 〔CF2 OC (C
F3)F〕2 −、CF3 CF2〔CF2 OC (CF3)F〕5
−、CF3 CF2 CF2 OC (CF3)FCF2 OCF2
CF2 −、CF3 CF2 CF2 OC (CF3)FCF2
O−、C (CF3)FCF2 −などが例示されるので、こ
の含フッ素有機けい素化合物としては下記のものも例示
されるが、これらは代表例であり、本発明の含フッ素有
機けい素化合物はこれらに限定されるものではない。
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0004】本発明の含フッ素有機けい素化合物の製造
は、例えば式 Rf−I (Rfは前記に同じ) で示されるパーフルオロポリエーテルアイオダイドまた
はパーフルオロポリエーテルアイオダイドと式
は、例えば式 Rf−I (Rfは前記に同じ) で示されるパーフルオロポリエーテルアイオダイドまた
はパーフルオロポリエーテルアイオダイドと式
【化13】 (X、R1 は前記に同じ)で示されるビニルシランとを
ラジカル反応開始剤の存在下で反応させることによって
行なうことができる。
ラジカル反応開始剤の存在下で反応させることによって
行なうことができる。
【0005】ここに使用するラジカル反応開始剤として
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ペルオキソ
二硫酸アンモニウム、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビス−2、4−シメチルバレロニトリル、t−ブチル
ヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、過酸
化ジーt−ブチルなどが例示されるが、これにはアゾビ
スイソブチロニトリル(以下AIBNと略記する)が好
適とされる。
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ペルオキソ
二硫酸アンモニウム、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビス−2、4−シメチルバレロニトリル、t−ブチル
ヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、過酸
化ジーt−ブチルなどが例示されるが、これにはアゾビ
スイソブチロニトリル(以下AIBNと略記する)が好
適とされる。
【0006】また、この反応に使用されるRf−Iとビ
ニルシランとの配合量はRf−Iに対してビニルシラン
を 1.0〜1.5 倍モル程度とすればよく、上記したラジカ
ル反応開始剤はRf−Iに対して 1.0×10-4〜1.0 倍モ
ル、好ましくは 1.0×10-2〜0.5 倍の範囲とすればよ
い。なお、この反応は50〜 130℃、好ましくは60〜90℃
の加熱下で行なうことがよいが、これは窒素ガスなどの
不活性ガス雰囲気下で反応させることがよい。
ニルシランとの配合量はRf−Iに対してビニルシラン
を 1.0〜1.5 倍モル程度とすればよく、上記したラジカ
ル反応開始剤はRf−Iに対して 1.0×10-4〜1.0 倍モ
ル、好ましくは 1.0×10-2〜0.5 倍の範囲とすればよ
い。なお、この反応は50〜 130℃、好ましくは60〜90℃
の加熱下で行なうことがよいが、これは窒素ガスなどの
不活性ガス雰囲気下で反応させることがよい。
【0007】この反応で得られる本発明の含フッ素有機
けい素化合物は文献未載の新規なものであるが、このも
のはパーフルオロアルキレン基またはパーフルオロポリ
エーテル基としてのRf基を含有しており、さらにI基
を有しているので、耐溶剤性、耐薬品性にすぐれている
し、低表面エネルギーを有しているので、このものは繊
維処理剤、離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤などの
原料として、さらにはゴム内添剤、架橋剤、ワニス、レ
ンジなどの原料として有用とされる。
けい素化合物は文献未載の新規なものであるが、このも
のはパーフルオロアルキレン基またはパーフルオロポリ
エーテル基としてのRf基を含有しており、さらにI基
を有しているので、耐溶剤性、耐薬品性にすぐれている
し、低表面エネルギーを有しているので、このものは繊
維処理剤、離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤などの
原料として、さらにはゴム内添剤、架橋剤、ワニス、レ
ンジなどの原料として有用とされる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例1 撹拌機、温度計、ジムロート、滴下ロートを取りつけた
100mlの三ッ口フラスコに式
100mlの三ッ口フラスコに式
【化14】 で示されるパーフルオロポリエーテルアイオダイド 28.
9gとAIBN0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流
量で流し、撹拌しながら80℃に加熱し、その後ここにジ
メチルクロロビニルシラン7.3gを徐々に滴下して滴下滴
下終了後も80℃で30分間熟成したのち、減圧蒸留したと
ころ、沸点が 114℃/16mmHgの留分32.5gが得られた。
9gとAIBN0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流
量で流し、撹拌しながら80℃に加熱し、その後ここにジ
メチルクロロビニルシラン7.3gを徐々に滴下して滴下滴
下終了後も80℃で30分間熟成したのち、減圧蒸留したと
ころ、沸点が 114℃/16mmHgの留分32.5gが得られた。
【0009】ついで、この留分をIR、 1H−NMR、
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
【化15】 で示されるものであることが確認された。
【0010】(分析結果) GC−MASS: MW=698 IR(図1参照) νC-F :1,100 〜1,300cm-1 1 H−NMR(TMS標準、ppm) 0.67(d,Si−CH3 ,6H) 2.67(m,Si−CH ,1H) 3.12(m,C−CH2 ,2H)19 F−NMR(CF3 COOH標準、ppm)
【化16】 元素分析 C% H% Si% F% O% I% Cl% 計算値 20.8 1.3 4.0 46.2 4.6 18.2 5.1 実測値 20.8 1.3 4.3 45.9 4.2 18.3 5.2
【0011】実施例2 撹拌機、温度計、ジムロート、滴下ロートを取りつけた
100mlの三ッ口フラスコに式
100mlの三ッ口フラスコに式
【化17】 で示されるパーフルオロポリエーテル 28.9gとAIBN
0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流量で流し、撹
拌しながら80℃に加熱し、その後ここにトリクロロビニ
ルシラン9.7gを徐々に滴下して滴下終了後も80℃で30分
間熟成したのち減圧蒸留したところ、沸点が 115℃/15
mmHgの留分 29.8gが得られた。
0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流量で流し、撹
拌しながら80℃に加熱し、その後ここにトリクロロビニ
ルシラン9.7gを徐々に滴下して滴下終了後も80℃で30分
間熟成したのち減圧蒸留したところ、沸点が 115℃/15
mmHgの留分 29.8gが得られた。
【0012】ついで、この留分をIR、 1H−NMR、
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
【化18】 で示されるものであることが確認された。
【0013】(分析結果) GC−MASS: MW=738 IR(図2参照) νC-F :1,100 〜1,300cm-1 1 H−NMR(TMS標準、ppm) 2.80(m,Si−CH,1H) 3.45(m,C−CH2 ,2H)19 F−NMR(CF3 COOH標準、ppm)
【化19】 元素分析 C% H% Si% F% O% I% Cl% 計算値 16.2 0.4 3.8 43.7 4.3 17.2 14.4 実測値 16.6 0.5 4.2 43.2 4.1 17.3 14.1
【0014】実施例3 撹拌機、温度計、ジムロート、滴下ロートを取りつけた
100mlの三ッ口フラスコに式
100mlの三ッ口フラスコに式
【化20】 で示されるパーフルオロポリエーテルアイオダイド 28.
9gとAIBN0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流
量で流し、撹拌しながら80℃に加熱し、その後ここにジ
メチルクロロビニルシラン7.3gを徐々に滴下して滴下終
了後も80℃で30分間熟成したのち減圧蒸留したところ、
沸点が 117℃/17mmHgの留分 33.4gが得られた。
9gとAIBN0.2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流
量で流し、撹拌しながら80℃に加熱し、その後ここにジ
メチルクロロビニルシラン7.3gを徐々に滴下して滴下終
了後も80℃で30分間熟成したのち減圧蒸留したところ、
沸点が 117℃/17mmHgの留分 33.4gが得られた。
【0015】ついで、この留分をIR、 1H−NMR、
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
【化21】 で示されるものであることが確認された。
【0016】(分析結果) GC−MASS: MW=698 IR(図3参照) νC-F :1,100 〜1,300cm-1 1 H−NMR(TMS標準、ppm) 0.64(d,Si−CH3 ,6H) 2.70(m,Si−CH ,1H) 3.13(m,C−CH2 ,2H)19 F−NMR(CF3 COOH標準、ppm)
【化22】 元素分析 C% H% Si% F% O% I% Cl% 計算値 20.6 1.3 4.0 46.2 4.6 18.2 5.1 実測値 20.9 1.2 4.3 46.0 4.4 18.2 5.0
【0017】実施例4 12撹拌機、温度計、ジムロート、滴下ロートを取りつ
けた 100mlの三ッ口フラスコに式C8 F17Iで示される
パーフルオロアルキルアイオダイド 27.3gとAIBN0.
2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流量で流し、撹拌
しながら80℃に加熱し、その後ここにトリエトキシビニ
ルシラン 11.4gを徐々に滴下して滴下終了後も80℃で30
分間熟成したのち減圧蒸留したところ、沸点が 114℃/
1mmHgの留分35.7g が得られた。
けた 100mlの三ッ口フラスコに式C8 F17Iで示される
パーフルオロアルキルアイオダイド 27.3gとAIBN0.
2gとを仕込み、窒素ガスを20ml/分の流量で流し、撹拌
しながら80℃に加熱し、その後ここにトリエトキシビニ
ルシラン 11.4gを徐々に滴下して滴下終了後も80℃で30
分間熟成したのち減圧蒸留したところ、沸点が 114℃/
1mmHgの留分35.7g が得られた。
【0018】ついで、この留分をIR、 1H−NMR、
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
19F−NMR、GC−MASSおよび元素分析で分析し
たところ、下記のとおりの結果が得られたことから、こ
のものは式
【化23】 で示されるものであることが確認された。
【0019】(分析結果) GC−MASS: MW=736 IR(図4参照) νC-F :1,100 〜1,300cm-1 1 H−NMR(TMS標準、ppm) 1.33(t,C−CH3 ,9H) 2.70(m,Si−CH,1H) 3.10(m,C−CH2 ,2H) 3.92(q,O−CH2 ,6H)19 F−NMR(CF3 COOH標準、ppm)
【化24】 元素分析 C% H% Si% F% O% I% 計算値 26.1 2.4 3.8 43.9 6.5 17.3 実測値 26.1 2.0 4.1 43.7 6.7 17.4
【0020】
【発明の効果】本発明は文献未載の新規な含フッ素有機
けい素化合物およびその製造方法に関するものであり、
このものは前記したような一般式(1)で示されるもの
で、この製造方法は一般式Rf−Iで示されるパーフル
オロポリエーテルアイオダイドまたはパーフルオロアル
キルアイオダイドとビニルシランをラジカル反応開始剤
の存在下で反応させることを特徴とするものであるが、
このもの耐溶剤性、耐薬品性にすぐれており、低表面エ
ネルギーを有することから、繊維処理剤、離型剤、剥離
剤、防汚コーティング剤などの原料、あるいはゴム内添
剤、架橋剤、ワニス、レジンなどの原料として有用とさ
れるものである。
けい素化合物およびその製造方法に関するものであり、
このものは前記したような一般式(1)で示されるもの
で、この製造方法は一般式Rf−Iで示されるパーフル
オロポリエーテルアイオダイドまたはパーフルオロアル
キルアイオダイドとビニルシランをラジカル反応開始剤
の存在下で反応させることを特徴とするものであるが、
このもの耐溶剤性、耐薬品性にすぐれており、低表面エ
ネルギーを有することから、繊維処理剤、離型剤、剥離
剤、防汚コーティング剤などの原料、あるいはゴム内添
剤、架橋剤、ワニス、レジンなどの原料として有用とさ
れるものである。
【図1】本説明の実施例1で得られた含フッ素有機けい
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
【図2】本説明の実施例2で得られた含フッ素有機けい
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
【図3】本説明の実施例3で得られた含フッ素有機けい
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
【図4】本説明の実施例4で得られた含フッ素有機けい
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
素化合物の赤外吸収スペクトル図(IR)を示したもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 則之 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 松田 高至 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 山田 博和 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 【化1】 〔ここにRfは一般式 【化2】 (ここにlは1〜16の整数、mは0〜8の整数、nは0
または1の整数、YはFまたはCF3 )で示されるパー
フルオロアルキレン基またはパーフルオロポリエーテル
基、XはF、Cl、Br、Iのハロゲン原子またはOR
2 で示されるアルコキシ基、R1 、R2 は非置換または
置換の1価炭化水素基、aは1〜3の整数〕で示される
含フッ素有機けい素化合物。 - 【請求項2】一般式 Rf−I 〔ここにRfは一般式 【化3】 (ここにlは1〜16の整数、mは0〜8の整数、nは0
または1の整数、YはFまたはCF3 )で示されるパー
フルオロアルキレン基またはパーフルオロポリエーテル
基〕示されるパーフルオロポリエーテルアイオダイドま
たはパーフルオロアルキルアイオダイドと、一般式 【化4】 (ここにXはF、Cl、Br、Iのハロゲン原子または
OR2 で示されるアルコキシ基、R1 、R2 は非置換ま
たは置換の1価炭化水素基、aは1〜3の整数)で示さ
れるビニルシランとを、ラジカル反応開始剤の存在下で
反応させて、一般式 【化5】 (ここにRf、R1 、X、aは上記と同じく)で示され
る含フッ素有機けい素化合物を製造することを特徴とす
る含フッ素有機けい素化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17386492A JPH05339007A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17386492A JPH05339007A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339007A true JPH05339007A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15968555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17386492A Pending JPH05339007A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05339007A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007155A1 (fr) * | 1995-08-11 | 1997-02-27 | Daikin Industries, Ltd. | Fluoropolymeres organiques au silicium et leur emploi |
EP0797111A2 (en) * | 1996-03-21 | 1997-09-24 | Sony Corporation | Composition for forming an antifouling film, optical component and display device |
JP2002283354A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Daikin Ind Ltd | インプリント加工用金型およびその製造方法 |
JP2007326367A (ja) * | 2007-06-18 | 2007-12-20 | Daikin Ind Ltd | インプリント加工用モールド及びその製造方法 |
WO2008096594A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Asahi Glass Company, Limited | インプリント用モールドおよびその製造方法 |
JP2014055246A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Daikin Ind Ltd | フルオロオキシアルキレン基含有シラン化合物の製造方法 |
CN106349717A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-25 | 太仓中化环保化工有限公司 | 一种高强度全氟聚醚氟硅油可固化组合物及其制备方法 |
WO2017126688A1 (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | 含フッ素含ケイ素化合物 |
CN109124272A (zh) * | 2018-07-16 | 2019-01-04 | 上海博开遮阳科技有限公司 | 一种低摩擦力系数的窗帘杆轨道及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137424A (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-07 | Sagami Chem Res Center | ポリフルオロアルキルハロゲン化物の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP17386492A patent/JPH05339007A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137424A (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-07 | Sagami Chem Res Center | ポリフルオロアルキルハロゲン化物の製造方法 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007155A1 (fr) * | 1995-08-11 | 1997-02-27 | Daikin Industries, Ltd. | Fluoropolymeres organiques au silicium et leur emploi |
EP0797111A2 (en) * | 1996-03-21 | 1997-09-24 | Sony Corporation | Composition for forming an antifouling film, optical component and display device |
EP0797111A3 (en) * | 1996-03-21 | 1998-04-29 | Sony Corporation | Composition for forming an antifouling film, optical component and display device |
JP4524943B2 (ja) * | 2001-03-27 | 2010-08-18 | ダイキン工業株式会社 | 半導体素子のパターン形成方法及びインプリント加工用モールドの製造方法 |
JP2002283354A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Daikin Ind Ltd | インプリント加工用金型およびその製造方法 |
WO2008096594A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Asahi Glass Company, Limited | インプリント用モールドおよびその製造方法 |
JPWO2008096594A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2010-05-20 | 旭硝子株式会社 | インプリント用モールドおよびその製造方法 |
US7767309B2 (en) | 2007-02-07 | 2010-08-03 | Asahi Glass Company, Limited | Imprinting mold and process for its production |
JP2007326367A (ja) * | 2007-06-18 | 2007-12-20 | Daikin Ind Ltd | インプリント加工用モールド及びその製造方法 |
JP4605187B2 (ja) * | 2007-06-18 | 2011-01-05 | ダイキン工業株式会社 | インプリント加工用モールド及びその製造方法 |
JP2014055246A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Daikin Ind Ltd | フルオロオキシアルキレン基含有シラン化合物の製造方法 |
WO2017126688A1 (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | 含フッ素含ケイ素化合物 |
EP3406651A4 (en) * | 2016-01-20 | 2019-08-14 | Ochanomizu University | FLUORIC AND SILICONE CONNECTION |
US10745524B2 (en) | 2016-01-20 | 2020-08-18 | Ochanomizu University | Fluorine-containing and silicon containing compound |
CN106349717A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-25 | 太仓中化环保化工有限公司 | 一种高强度全氟聚醚氟硅油可固化组合物及其制备方法 |
CN106349717B (zh) * | 2016-08-29 | 2019-04-26 | 太仓中化环保化工有限公司 | 一种高强度全氟聚醚氟硅油可固化组合物及其制备方法 |
CN109124272A (zh) * | 2018-07-16 | 2019-01-04 | 上海博开遮阳科技有限公司 | 一种低摩擦力系数的窗帘杆轨道及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0517489A (ja) | シロキサン化合物 | |
JPH05339007A (ja) | 含フッ素有機けい素化合物およびその製造方法 | |
JP2895296B2 (ja) | 3−(ビニルベンジルオキシ)プロピルシラン化合物 | |
RU2344139C1 (ru) | Кремнийорганические фторсодержащие функциональные соединения и способ их получения | |
JPS61122291A (ja) | 弗化シランおよびその製造法 | |
JP2701109B2 (ja) | 含フッ素有機ケイ素化合物 | |
JP2674423B2 (ja) | 含フッ素有機珪素化合物及びその製造方法 | |
JP4941657B2 (ja) | 有機ケイ素化合物及びその製造方法並びに光重合性組成物及び無機材料 | |
JPH07173179A (ja) | 含フッ素有機ケイ素化合物 | |
EP0392509B1 (en) | 3-(2-Oxo-1-pyrrolidinyl)-propyl-silanes and method for preparing the silane compounds | |
JP3022161B2 (ja) | 含フッ素オルガノポリシロキサン化合物の製造方法 | |
US5017668A (en) | Room temperature curable resin composition | |
JP2687075B2 (ja) | 含フッ素有機ケイ素化合物 | |
JPH0317169A (ja) | フツ化ケイ素化合物 | |
JP2501064B2 (ja) | 有機けい素化合物 | |
JP2781494B2 (ja) | 含フッ素有機けい素化合物 | |
EP0529583B1 (en) | 3-(Vinylphenyloxy) propylsilane compound | |
JP2797962B2 (ja) | シクロアルキル(2−ノルボルニル)ジアルコキシシラン化合物 | |
JP3150576B2 (ja) | 有機けい素化合物 | |
KR20100114886A (ko) | 3-클로로-2-트리플루오로메틸프로피온산의 실라하이드로카빌 에스테르, 이의 제조 방법 및 상응하는 아크릴산 에스테르의 제조 방법 | |
KR100757068B1 (ko) | (시클로펜테닐)알킬디알콕시실란 유도체와 그의 제조방법 | |
JP5754272B2 (ja) | 嵩高い置換基を有するカルボン酸シリルエステル化合物及びその製造方法 | |
JP2000302792A (ja) | ビス−シリル第3級アミン類 | |
JP2938303B2 (ja) | 含フッ素有機ケイ素化合物 | |
JP2652304B2 (ja) | 含フッ素有機ケイ素化合物 |