JPH0517489A - シロキサン化合物 - Google Patents
シロキサン化合物Info
- Publication number
- JPH0517489A JPH0517489A JP3190767A JP19076791A JPH0517489A JP H0517489 A JPH0517489 A JP H0517489A JP 3190767 A JP3190767 A JP 3190767A JP 19076791 A JP19076791 A JP 19076791A JP H0517489 A JPH0517489 A JP H0517489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- compound
- fluorine
- adhesiveness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F7/00—Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
- C07F7/02—Silicon compounds
- C07F7/21—Cyclic compounds having at least one ring containing silicon, but no carbon in the ring
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記一般式(1)で示されるシロキサン化合
物。 (Xは下記式(2)で示される基又は下記式(3)で示される
基、mは1〜4の整数、nは1又は2を表す。) (R1は1価の炭化水素基、kは0〜2の整数を表
す。) (R2は2価の有数基を表す。) 【効果】 接着性付与効果に優れ、各種樹脂の接着付与
剤として有用なものであり、フッ素含有基を有している
ため特に含フッ素シリコーン樹脂に配合した場合、この
樹脂との親和性がよく、優れた接着性を付与する。
物。 (Xは下記式(2)で示される基又は下記式(3)で示される
基、mは1〜4の整数、nは1又は2を表す。) (R1は1価の炭化水素基、kは0〜2の整数を表
す。) (R2は2価の有数基を表す。) 【効果】 接着性付与効果に優れ、各種樹脂の接着付与
剤として有用なものであり、フッ素含有基を有している
ため特に含フッ素シリコーン樹脂に配合した場合、この
樹脂との親和性がよく、優れた接着性を付与する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーン樹脂等に接
着性を付与し、各種被接着物にシリコーン樹脂等を接着
する場合に有効な新規なシロキサン化合物に関し、更に
詳しくは、フッ素含有基を有しているため特に含フッ素
シリコーン樹脂に優れた接着性を付与するフッ素含有基
を有するシロキサン化合物に関する。
着性を付与し、各種被接着物にシリコーン樹脂等を接着
する場合に有効な新規なシロキサン化合物に関し、更に
詳しくは、フッ素含有基を有しているため特に含フッ素
シリコーン樹脂に優れた接着性を付与するフッ素含有基
を有するシロキサン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、シリコーン樹脂に接着性を付与するためにシロキサ
ン化合物をシリコーン樹脂に配合しており、例えば特公
平1−236282号公報ではケイ素原子に結合したア
ルコキシ基及び/又はエポキシ基含有有機基、SiH基
を1分子中に有するシロキサン化合物が提案されてい
る。
ら、シリコーン樹脂に接着性を付与するためにシロキサ
ン化合物をシリコーン樹脂に配合しており、例えば特公
平1−236282号公報ではケイ素原子に結合したア
ルコキシ基及び/又はエポキシ基含有有機基、SiH基
を1分子中に有するシロキサン化合物が提案されてい
る。
【0003】しかしながら、上記シロキサン化合物は含
フッ素シリコーン樹脂に十分な接着性を付与することが
難しく、このため含フッ素シリコーン樹脂に対しても十
分な接着性を付与することができるシロキサン化合物の
開発が要望されていた。
フッ素シリコーン樹脂に十分な接着性を付与することが
難しく、このため含フッ素シリコーン樹脂に対しても十
分な接着性を付与することができるシロキサン化合物の
開発が要望されていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
特に含フッ素シリコーン樹脂との親和性がよく、また、
耐溶剤性、低水分透過率に大きく寄与するシロキサン化
合物を提供することを目的とする。
特に含フッ素シリコーン樹脂との親和性がよく、また、
耐溶剤性、低水分透過率に大きく寄与するシロキサン化
合物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、例えば下記
式(4)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
と下記式(5)で示される脂肪族二重結合を有するパー
フルオロポリエーテル化合物とを付加反応させ、更にア
ルコキシ基含有ケイ素化合物又はエポキシ基含有化合物
を1又は2個付加することにより、下記一般式(1)で
示される新規なシロキサン化合物が得られると共に、こ
の一般式(1)で示されるシロキサン化合物、即ち、シ
リコーン樹脂と反応するケイ素原子に結合した水素原子
(SiH基)と、基体(被接着物)との接着に関与する
ケイ素原子に結合したアルコキシ基又はエポキシ基含有
有機基と、パーフルオロポリエーテル基含有有機基とを
1分子中にそれぞれ1個以上含有するシロキサン化合物
が含フッ素シリコーン樹脂との親和性もよく、耐溶剤
性、低水分透過率に対する寄与が大きく、従って含フッ
素シリコーン樹脂に対し接着性を付与する接着付与剤と
して有用であることを見い出し、本発明をなすに至っ
た。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、例えば下記
式(4)で示されるオルガノハイドロジェンシロキサン
と下記式(5)で示される脂肪族二重結合を有するパー
フルオロポリエーテル化合物とを付加反応させ、更にア
ルコキシ基含有ケイ素化合物又はエポキシ基含有化合物
を1又は2個付加することにより、下記一般式(1)で
示される新規なシロキサン化合物が得られると共に、こ
の一般式(1)で示されるシロキサン化合物、即ち、シ
リコーン樹脂と反応するケイ素原子に結合した水素原子
(SiH基)と、基体(被接着物)との接着に関与する
ケイ素原子に結合したアルコキシ基又はエポキシ基含有
有機基と、パーフルオロポリエーテル基含有有機基とを
1分子中にそれぞれ1個以上含有するシロキサン化合物
が含フッ素シリコーン樹脂との親和性もよく、耐溶剤
性、低水分透過率に対する寄与が大きく、従って含フッ
素シリコーン樹脂に対し接着性を付与する接着付与剤と
して有用であることを見い出し、本発明をなすに至っ
た。
【0006】
【化3】
【0007】
【化4】
【0008】
【化5】
【0009】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のシロキサン化合物は下記一般式(1)で示される
ものである。
発明のシロキサン化合物は下記一般式(1)で示される
ものである。
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】ここで、上記式(2)においてR1は1価
の炭化水素基であればよく、特に限定されるものではな
いが、例えばメチル基,エチル基等の低級アルキル基な
どを挙げることができる。kは0〜2の整数である。ま
た、上記式(3)においてR2は2価の有機基であれば
よく、特に限定されるものではないが、末端に酸素原子
を有するか、間に酸素原子を介在させてもよい低級アル
キレン基があり、例えば下記式で示されるものが挙げら
れる。 −(CH2)4−,−(CH2)2OCH2−,−CH2CH
2−,−(CH2)3O−,−(CH2)3OCH2−
の炭化水素基であればよく、特に限定されるものではな
いが、例えばメチル基,エチル基等の低級アルキル基な
どを挙げることができる。kは0〜2の整数である。ま
た、上記式(3)においてR2は2価の有機基であれば
よく、特に限定されるものではないが、末端に酸素原子
を有するか、間に酸素原子を介在させてもよい低級アル
キレン基があり、例えば下記式で示されるものが挙げら
れる。 −(CH2)4−,−(CH2)2OCH2−,−CH2CH
2−,−(CH2)3O−,−(CH2)3OCH2−
【0013】また、上記式(1)においてnは1又は2
であり、本発明のシロキサン化合物は1分子中にケイ素
原子に結合した水素原子(SiH基)を1個又は2個含
み、また、ケイ素原子に結合するアルコキシ基又はエポ
キシ基含有有機基を1分子中に1個又は2個含むもので
ある。また、パーフルオロポリエーテル基含有有機基に
おけるmは合成の容易さの点から1〜4の整数が適当で
ある。このパーフルオロポリエーテル基含有有機基によ
り、含フッ素シリコーン樹脂やフッ素ゴムとの親和性を
達成することができる。
であり、本発明のシロキサン化合物は1分子中にケイ素
原子に結合した水素原子(SiH基)を1個又は2個含
み、また、ケイ素原子に結合するアルコキシ基又はエポ
キシ基含有有機基を1分子中に1個又は2個含むもので
ある。また、パーフルオロポリエーテル基含有有機基に
おけるmは合成の容易さの点から1〜4の整数が適当で
ある。このパーフルオロポリエーテル基含有有機基によ
り、含フッ素シリコーン樹脂やフッ素ゴムとの親和性を
達成することができる。
【0014】本発明のシロキサン化合物は、例えばオル
ガノハイドロジェンシロキサンのSiH結合と脂肪族二
重結合含有パーフルオロポリエーテル化合物の脂肪族二
重結合とを白金系触媒の存在下に付加反応させ、更に同
様の付加反応でアルコキシ基含有ケイ素化合物又はエポ
キシ基含有化合物を付加することにより合成することが
できる。
ガノハイドロジェンシロキサンのSiH結合と脂肪族二
重結合含有パーフルオロポリエーテル化合物の脂肪族二
重結合とを白金系触媒の存在下に付加反応させ、更に同
様の付加反応でアルコキシ基含有ケイ素化合物又はエポ
キシ基含有化合物を付加することにより合成することが
できる。
【0015】この場合、出発原料のオルガノハイドロジ
ェンシロキサンとしては、例えば下記式(4)で示され
るものが好適に使用される。
ェンシロキサンとしては、例えば下記式(4)で示され
るものが好適に使用される。
【0016】
【化8】
【0017】また、脂肪族二重結合含有パーフルオロポ
リエーテル化合物としては、例えば下記式(5)で示さ
れるものが好適に使用される。
リエーテル化合物としては、例えば下記式(5)で示さ
れるものが好適に使用される。
【0018】
【化9】
【0019】上記式(4)のオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンと上記式(5)の脂肪族二重結合含有パー
フルオロポリエーテル化合物との付加反応は公知の付加
反応触媒を用いた公知の方法によって行うことができ
る。
リシロキサンと上記式(5)の脂肪族二重結合含有パー
フルオロポリエーテル化合物との付加反応は公知の付加
反応触媒を用いた公知の方法によって行うことができ
る。
【0020】また、アルコキシシリル基やエポキシ基の
導入は、それぞれビニルトリメトキシシラン等のアルコ
キシ基の結合したケイ素化合物や脂肪族不飽和基含有エ
ポキシ化合物などを用い、同様に公知の方法に準じて反
応させればよい。
導入は、それぞれビニルトリメトキシシラン等のアルコ
キシ基の結合したケイ素化合物や脂肪族不飽和基含有エ
ポキシ化合物などを用い、同様に公知の方法に準じて反
応させればよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0022】[実施例1]下記式(4)で示される化合
物600g(2.5モル)、下記式(6)で示される化
合物1195g(2.5モル)、白金濃度2%の2−エ
チルヘキサノール変性触媒4.8g(Pt:5.0×1
0-4モル)を2リットルのオートクレーブ内に仕込み、
150℃で7時間撹拌した。
物600g(2.5モル)、下記式(6)で示される化
合物1195g(2.5モル)、白金濃度2%の2−エ
チルヘキサノール変性触媒4.8g(Pt:5.0×1
0-4モル)を2リットルのオートクレーブ内に仕込み、
150℃で7時間撹拌した。
【0023】白金触媒の活性抑制剤として2−ベンゾチ
アゾリルジサルファイドを4.8g加えて減圧フラッシ
ュ蒸留し、更に減圧蒸留をしたところ、102〜104
℃/9mmHgの留分として下記式(7)で示される含
フッ素シロキサンを得ることができた。
アゾリルジサルファイドを4.8g加えて減圧フラッシ
ュ蒸留し、更に減圧蒸留をしたところ、102〜104
℃/9mmHgの留分として下記式(7)で示される含
フッ素シロキサンを得ることができた。
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】次に、この含フッ素シロキサン60g
(0.84モル)、トルエン30gを冷却管、温度計を
備えた3つ口フラスコに仕込み、75〜80℃に加熱
し、十分に撹拌しながら白金濃度2%のエチルヘキサノ
ール変性触媒0.082g(Pt:8.4×10-6モ
ル)のトルエン溶液1000gを滴下し、更にアリルグ
リシジルエーテル9.5g(0.084モル)のトルエ
ン溶液24.5gを2時間30分かけて滴下した。
(0.84モル)、トルエン30gを冷却管、温度計を
備えた3つ口フラスコに仕込み、75〜80℃に加熱
し、十分に撹拌しながら白金濃度2%のエチルヘキサノ
ール変性触媒0.082g(Pt:8.4×10-6モ
ル)のトルエン溶液1000gを滴下し、更にアリルグ
リシジルエーテル9.5g(0.084モル)のトルエ
ン溶液24.5gを2時間30分かけて滴下した。
【0027】放冷後、2−ベンゾチアゾリルジサルファ
イド0.082gを加え、減圧蒸留したところ、167
〜171℃/3mmHgの留分としてシロキサン化合物
33g(収率47%)が得られた。次に示す分析結果か
ら下記式(8)で示す構造であることが確認された。
イド0.082gを加え、減圧蒸留したところ、167
〜171℃/3mmHgの留分としてシロキサン化合物
33g(収率47%)が得られた。次に示す分析結果か
ら下記式(8)で示す構造であることが確認された。
【0028】
【化12】
【0029】
【表1】 (GCMS) 832(M+) (赤外線吸収スペクトル) 波数2170cm-1にSiH基に由来する特性吸収、波
数3000〜3100cm-1にエポキシ基(C−H)に
由来する特性吸収が認められた。図1に得られた化合物
の赤外吸収スペクトルのチャートを示す。 (SiH量) 計算値:0.0024モル/g 実測値:0.0026モル/g (エポキシ当量) 計算値:832g/モル 実測値:970g/モル (1H−NMR スペクトル):TMS基準 δ=4.67ppm (−SiH,bs,2H) δ=0.17ppm (−SiCH3,bs,12H) δ=0.43〜1.00ppm(Si−CH2−C,m,4H) δ=1.87〜2.30ppm(CF−CH2−C,m,2H) δ=1.30〜1.80ppm(C−CH2−C,m,2H) δ=3.10〜3.60ppm(C−CH2−O,m,4H) δ=2.73〜3.10ppm(下記式(9)で示される基,m,1H) δ=2.27〜2.73ppm(下記式(10)で示される基,m,2H)
数3000〜3100cm-1にエポキシ基(C−H)に
由来する特性吸収が認められた。図1に得られた化合物
の赤外吸収スペクトルのチャートを示す。 (SiH量) 計算値:0.0024モル/g 実測値:0.0026モル/g (エポキシ当量) 計算値:832g/モル 実測値:970g/モル (1H−NMR スペクトル):TMS基準 δ=4.67ppm (−SiH,bs,2H) δ=0.17ppm (−SiCH3,bs,12H) δ=0.43〜1.00ppm(Si−CH2−C,m,4H) δ=1.87〜2.30ppm(CF−CH2−C,m,2H) δ=1.30〜1.80ppm(C−CH2−C,m,2H) δ=3.10〜3.60ppm(C−CH2−O,m,4H) δ=2.73〜3.10ppm(下記式(9)で示される基,m,1H) δ=2.27〜2.73ppm(下記式(10)で示される基,m,2H)
【0030】
【化13】 (19F−NMRスペクトル):CF3COOH基準 φ=−1.77〜−4.4ppm(C−CF3,−CF2−O−,m,13F) φ=−50.6ppm (CH2−CF−,m,1F) φ=−51.0ppm (−C−CF2−C−,s,2F) φ=−66.2ppm (C−CF−C,m,1F) [実施例2] 実施例1においてアリルグリシジルエーテル9.5g
(0.084モル)の代わりにビニルトリメトキシシラ
ン12.4g(0.084モル)を使用した以外は実施
例1と同様の操作を行い、145〜149℃の留分とし
てシロキサン化合物が得られた。次に示す分析結果から
下記式(11)で示す構造であることが確認された。
(0.084モル)の代わりにビニルトリメトキシシラ
ン12.4g(0.084モル)を使用した以外は実施
例1と同様の操作を行い、145〜149℃の留分とし
てシロキサン化合物が得られた。次に示す分析結果から
下記式(11)で示す構造であることが確認された。
【0031】
【化14】
【0032】
【表2】 (GCMS) 866(M+) (赤外線吸収スペクトル) 波数2170cm-1にSiHに由来する特性吸収及び2
850cm-1にSiOCH3に由来する特性吸収が認め
られた。図2に得られた化合物の赤外吸収スペクトルの
チャートを示す。 (SiH量) 計算値:0.0023モル/g 実測値:0.0021モル/g (1H−NMRスペクトル):TMS基準 δ=4.73ppm (SiH,bs,2H) δ=0.20ppm (SiCH3,m,12H) δ=0.50〜1.20ppm(Si−CH2−C,m,6H) δ=1.87〜2.53ppm(C−CH2−C,m,2H) δ=3.53ppm (O−CH3,s,9H) (19F−NMRスペクトル):CF3COOH基準 φ=−2.8〜−5.6ppm(C−CF2,CF2−O−,m,13F) φ=−51.4ppm (CH2−CF−,m,1F) φ=−52.1ppm (C−CF2−C,s,2F) φ=−67.1ppm (C−CF−C,m,1F)
850cm-1にSiOCH3に由来する特性吸収が認め
られた。図2に得られた化合物の赤外吸収スペクトルの
チャートを示す。 (SiH量) 計算値:0.0023モル/g 実測値:0.0021モル/g (1H−NMRスペクトル):TMS基準 δ=4.73ppm (SiH,bs,2H) δ=0.20ppm (SiCH3,m,12H) δ=0.50〜1.20ppm(Si−CH2−C,m,6H) δ=1.87〜2.53ppm(C−CH2−C,m,2H) δ=3.53ppm (O−CH3,s,9H) (19F−NMRスペクトル):CF3COOH基準 φ=−2.8〜−5.6ppm(C−CF2,CF2−O−,m,13F) φ=−51.4ppm (CH2−CF−,m,1F) φ=−52.1ppm (C−CF2−C,s,2F) φ=−67.1ppm (C−CF−C,m,1F)
【0033】
【発明の効果】本発明のシロキサン化合物は接着性付与
効果に優れ、各種樹脂の接着付与剤として有用なもので
あり、フッ素含有基を有しているため特に含フッ素シリ
コーン樹脂に配合した場合、この樹脂との親和性がよ
く、優れた接着性を付与し、また、耐溶剤性、低水分透
過率に対する寄与が大きいものである。
効果に優れ、各種樹脂の接着付与剤として有用なもので
あり、フッ素含有基を有しているため特に含フッ素シリ
コーン樹脂に配合した場合、この樹脂との親和性がよ
く、優れた接着性を付与し、また、耐溶剤性、低水分透
過率に対する寄与が大きいものである。
【図1】本発明の実施例1で得られたシロキサン化合物
の赤外吸収スペクトルのチャートである。
の赤外吸収スペクトルのチャートである。
【図2】本発明の実施例2で得られたシロキサン化合物
の赤外吸収スペクトルのチャートである。
の赤外吸収スペクトルのチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 健一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるシロキサン
化合物。 【化1】 【化2】
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190767A JPH0517489A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | シロキサン化合物 |
US07/906,835 US5200543A (en) | 1991-07-04 | 1992-07-02 | Siloxane compounds |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190767A JPH0517489A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | シロキサン化合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517489A true JPH0517489A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16263386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190767A Pending JPH0517489A (ja) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | シロキサン化合物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5200543A (ja) |
JP (1) | JPH0517489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012007124A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | パーフルオロポリエーテル基含有ポリエーテル変性ポリシロキサン及びその製造方法 |
JP2012046583A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 機能性添加剤並びに消泡剤及びレベリング剤 |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5557000A (en) * | 1993-11-25 | 1996-09-17 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silicone oil for low temperature use |
US6005131A (en) * | 1996-01-30 | 1999-12-21 | Bayer Aktiengesellschaft | Multi-functional, cyclic organosiloxanes, process for the production thereof and use thereof |
KR100962056B1 (ko) * | 2002-05-01 | 2010-06-08 | 다우 코닝 코포레이션 | 오가노하이드로겐실리콘 화합물 |
DE60314127T2 (de) * | 2002-05-01 | 2008-01-24 | Dow Corning Corp., Midland | Zusammensetzungen mit verlängerter verarbeitungszeit |
DE60324023D1 (de) * | 2002-12-20 | 2008-11-20 | Dow Corning | Verzweigte polymere aus organohydrogensilizium-verbindungen |
WO2004058857A2 (en) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Dow Corning Corporation | Branched polymers from organohydrogensilicon compounds |
ATE399830T1 (de) * | 2003-03-17 | 2008-07-15 | Dow Corning | Lösemittelfreie druckempfindliche siliconklebemittel mit verbesserter hoch- temperatur kohäsion |
US7906605B2 (en) * | 2005-07-28 | 2011-03-15 | Dow Corning Corporation | Release coating compositions having improved release force profiles |
US9001335B2 (en) | 2005-09-30 | 2015-04-07 | Mks Instruments Inc. | Method and apparatus for siloxane measurements in a biogas |
US8462347B2 (en) * | 2005-09-30 | 2013-06-11 | Mks Instruments, Inc. | Method and apparatus for siloxane measurements in a biogas |
WO2010033909A2 (en) * | 2008-09-22 | 2010-03-25 | Boston Scientific Neuromodulation Corporation | Implantable or insertable medical devices |
US9593209B2 (en) | 2009-10-22 | 2017-03-14 | Dow Corning Corporation | Process for preparing clustered functional polyorganosiloxanes, and methods for their use |
EP2805148A1 (en) * | 2010-03-09 | 2014-11-26 | MKS Instruments, Inc. | Method and apparatus for siloxane measurements in a biogas |
CN104204776B (zh) * | 2012-01-17 | 2017-02-22 | Mks仪器有限公司 | 生物气中硅氧烷的测量方法及装置 |
WO2014124367A1 (en) | 2013-02-11 | 2014-08-14 | Dow Corning Corporation | Method for forming thermally conductive thermal radical cure silicone compositions |
WO2014124364A1 (en) | 2013-02-11 | 2014-08-14 | Dow Corning Corporation | Stable thermal radical curable silicone adhesive compositions |
CN104968748B (zh) | 2013-02-11 | 2017-03-29 | 道康宁公司 | 烷氧基官能化有机聚硅氧烷树脂和聚合物及其相关形成方法 |
JP6426628B2 (ja) | 2013-02-11 | 2018-11-21 | ダウ シリコーンズ コーポレーション | 官能基密集型ポリオルガノシロキサン及びシリコーン反応性希釈剤を含む硬化性シリコーン組成物 |
JP6370812B2 (ja) | 2013-02-11 | 2018-08-08 | ダウ シリコーンズ コーポレーション | クラスタ化官能性ポリオルガノシロキサン、これを生成するプロセス、及びこれを使用する方法 |
JP6426629B2 (ja) | 2013-02-11 | 2018-11-21 | ダウ シリコーンズ コーポレーション | アルコキシ官能性シロキサン反応性樹脂を含む湿気硬化性ホットメルトシリコーン接着剤組成物 |
EP3196229B1 (en) | 2015-11-05 | 2018-09-26 | Dow Silicones Corporation | Branched polyorganosiloxanes and related curable compositions, methods, uses and devices |
US11029292B2 (en) * | 2016-04-08 | 2021-06-08 | Mls Acq, Inc. | Method for identification and quantification of siloxanes in gaseous stream |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58172245A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172244A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172243A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス表面の処理剤 |
JPS58172246A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172242A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス表面の処理剤 |
JPS6471887A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | Shinetsu Chemical Co | Organosilicon compound |
JPH02298549A (ja) * | 1989-05-12 | 1990-12-10 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着性組成物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2884434A (en) * | 1957-03-07 | 1959-04-28 | Dow Corning | Haloorgano silcarbane siloxanes |
JPH0791527B2 (ja) * | 1988-03-16 | 1995-10-04 | 信越化学工業株式会社 | プライマー組成物 |
EP0465263B1 (en) * | 1990-07-06 | 1996-10-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Polysilethylenesiloxane |
-
1991
- 1991-07-04 JP JP3190767A patent/JPH0517489A/ja active Pending
-
1992
- 1992-07-02 US US07/906,835 patent/US5200543A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58172245A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172244A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172243A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス表面の処理剤 |
JPS58172246A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスの表面処理剤 |
JPS58172242A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス表面の処理剤 |
JPS6471887A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | Shinetsu Chemical Co | Organosilicon compound |
JPH02298549A (ja) * | 1989-05-12 | 1990-12-10 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着性組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012007124A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | パーフルオロポリエーテル基含有ポリエーテル変性ポリシロキサン及びその製造方法 |
JP2012046583A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 機能性添加剤並びに消泡剤及びレベリング剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5200543A (en) | 1993-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0517489A (ja) | シロキサン化合物 | |
JP3831481B2 (ja) | カルバシラトラン誘導体、その製造方法、接着促進剤、および硬化性シリコーン組成物 | |
JP2002234943A (ja) | オルガノポリシロキサン組成物 | |
JP3414134B2 (ja) | N,n−ビス(トリメチルシリル)アミノプロピルシラン化合物及びその製造方法 | |
JPS6178794A (ja) | オルガノシクロシロキサン | |
JPS61263986A (ja) | 有機けい素化合物 | |
JP2018517737A (ja) | 多面体オリゴマーシルセスキオキサンの製造方法 | |
JP2002114793A (ja) | 有機ケイ素化合物 | |
JP2849043B2 (ja) | 有機ケイ素化合物 | |
JP3022161B2 (ja) | 含フッ素オルガノポリシロキサン化合物の製造方法 | |
JPH04182491A (ja) | 有機けい素化合物及びその製造方法 | |
JP4948564B2 (ja) | 含窒素有機珪素化合物およびその製造方法 | |
JP2018039909A (ja) | シラン変性共重合体、その製造方法および密着向上剤 | |
JPH09165393A (ja) | 有機けい素化合物及びその製造方法 | |
JPH0774222B2 (ja) | シロキサン化合物 | |
JPH0317169A (ja) | フツ化ケイ素化合物 | |
JP2827858B2 (ja) | 有機けい素化合物及びその製造方法 | |
JP2963022B2 (ja) | 有機けい素化合物 | |
JPH06100838A (ja) | 接着剤組成物 | |
JP3583167B2 (ja) | ケチミン構造含有有機ケイ素化合物及びその製造方法 | |
JP2004300047A (ja) | 含窒素有機珪素化合物、その製造方法およびシランカップリング剤 | |
JP2002012597A (ja) | 有機ケイ素化合物 | |
JPH05247065A (ja) | 有機けい素化合物およびその製造方法 | |
WO2022239705A1 (ja) | 含フッ素オルガノ水素シラン化合物 | |
JP3150576B2 (ja) | 有機けい素化合物 |