JPH09263728A - 表面処理組成物 - Google Patents

表面処理組成物

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JPH09263728A
JPH09263728A JP8357207A JP35720796A JPH09263728A JP H09263728 A JPH09263728 A JP H09263728A JP 8357207 A JP8357207 A JP 8357207A JP 35720796 A JP35720796 A JP 35720796A JP H09263728 A JPH09263728 A JP H09263728A
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fluorine
silicon
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organic solvent
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Takuya Arase
琢也 荒瀬
Yuji Tanaka
勇次 田中
Jinji Hachisuga
仁治 蜂須賀
Tetsuo Shimizu
哲男 清水
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 充分な汚染防止作用を有するとともにその作
用が永続し、更に充分な耐候性を併せもつ基材の表面処
理組成物。 【解決手段】 下記一般式(I)で表されるケイ素含有
有機含フッ素ポリマー(1)、含フッ素有機溶剤
(2)、及び、前記含フッ素有機溶剤(2)と相溶性を
有する有機溶剤 [ただし、含フッ素有機溶剤(2)を除
く] (3)を含有してなる表面処理組成物。 式中、Rf は、パーフルオロアルキル基、Zはフッ素又
はトリフルオロメチル基、a、b、c、d、eは0又は
1以上の整数、a+b+c+d+eは、少なくとも1以
上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し
単位の存在順序は、式中において限定されない。Yは水
素又は炭素数1〜4のアルキル基、Xは水素、臭素又は
ヨウ素、R1 は水酸基又は加水分解可能な置換基、R2
は水素又は1価の炭化水素基、lは0、1又は2、m
は、1、2又は3、nは1以上の整数。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材表面に充分な
汚染防止効果と優れた耐候性を付与し、かつ経済性に優
れた基材の表面処理組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス、樹脂等の基材は、自動車部品、
OA機器、家電製品等として汎用されている。これらの
基材表面は、車内、オフィス内、室内等に浮遊するゴミ
が付着したり、食品、機器用のオイル等に混合されてい
る拭き取り困難な油状物質が付着したり、使用中にヒト
の手により指紋が付着したりして汚染されるため、これ
らの汚染物質が付着しにくく、更には、いったん付着し
た汚染物質が容易に除去することができるような防汚の
ための工夫が必要となる。
【0003】特開平1−126244号公報等には、ガ
ラス表面の防汚処理手段として、ガラス表面にポリジメ
チルシロキサン等の高分子物質を直接塗布するか又は処
理剤に浸漬することによって塗膜を形成する技術が開示
されている。また、化学吸着法によってフッ素を含む化
学吸着単分子膜をガラス表面に形成させる技術も知られ
ている。
【0004】特公平7−53913号公報には、金属表
面の防汚処理手段として、亜鉛系メッキ皮覆の上層にシ
リカゾルシランカップリング剤を配合したクロメート皮
覆を形成せしめ、その上層にイソシアネート系塗料組成
物を用いて薄膜塗装をした有機複合メッキ鋼板に関する
技術が開示されている。
【0005】更に、反射防止フィルターの防汚効果を高
める目的で、反射防止膜の上層にパーフルオロポリエー
テル化合物をシラン処理した化合物の皮膜を形成せしめ
る技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術は、いずれも汚染防止作用を高めるために一定の効
果を有するものではあるが、高価な含フッ素有機溶剤を
多量に使用しなければならないので、生産コストの点で
問題があるものであった。上記の現状に鑑み、本発明
は、充分な汚染防止作用を有するとともにその作用が永
続し、更に充分な耐候性を併せもつ基材の表面処理組成
物であって、かつ、経済性にも優れたものを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表面処理組成物
は、下記一般式(I)で表されるケイ素含有有機含フッ
素ポリマー(1)、含フッ素有機溶剤(2)、及び、前
記含フッ素有機溶剤(2)と相溶性を有する有機溶剤
[ただし、含フッ素有機溶剤(2)を除く](3)を含
有してなることを特徴とする。
【0008】
【化3】
【0009】式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を
表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。
a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以
上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1
以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返
し単位の存在順序は、式中において限定されない。Y
は、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、
水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水
分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化
水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、
2又は3を表す。nは、1以上の整数を表す。以下に本
発明を詳述する。
【0010】本発明の表面処理組成物の第一の成分は、
上記一般式(I)で表されるケイ素含有有機含フッ素ポ
リマー(1)である。上記一般式(I)で表される式
中、Rf としては、通常、有機含フッ素ポリマーを構成
するパーフルオロアルキル基であれば特に限定されず、
例えば、炭素数1〜16の直鎖状又は分岐状のものを挙
げることができる。好ましくは、CF3−、C2
5 −、C3 7 −である。
【0011】上記一般式(I)中のZは、フッ素でもよ
いしトリフルオロメチル基でもよい。上記一般式(I)
中のa、b、c、d、eは、ケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの主骨格を構成するパーフルオロポリエーテル鎖
の繰り返し単位数を表し、0又は1以上の整数でありa
+b+c+d+eが1以上であれば特に限定されない
が、それぞれ独立して、0〜200が好ましく、後述す
るケイ素含有有機含フッ素ポリマーの分子量を考慮すれ
ば、より好ましくは、それぞれ独立して、0〜50であ
る。a+b+c+d+eは、好ましくは、1〜100で
ある。
【0012】また、a、b、c、d、eでくくられた各
繰り返し単位の存在順序は、便宜上一般式(I)中にお
いてはこの順に記載したが、通常のパーフルオロポリエ
ーテル鎖の構成に鑑み、これらの各繰り返し単位の結合
順序は、この順に限定されるものではない。
【0013】上記一般式(I)中のYは、水素又は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。上記炭素数1〜4のアル
キル基としては特に限定されず、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状で
あっても分岐状であってもよい。上記一般式(I)のX
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。Xが臭素又はヨウ素
である場合には、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーはラジカル反応性が高くなるので、化学結合により
他の化合物と結合させるのには好都合である。
【0014】上記一般式(I)中のlは、パーフルオロ
ポリエーテル鎖を構成する炭素とこれに結合するケイ素
との間に存在するアルキレン基の炭素数を表し、0、1
又は2であるが、より好ましくは、0である。
【0015】上記一般式(I)中のmは、ケイ素に結合
する置換基R1 の結合数を表し、1、2又は3である。
置換基R1 が結合していない部分には、当該ケイ素には
2が結合する。
【0016】上記R1 は、水酸基又は加水分解可能な置
換基を表す。上記加水分解可能な置換基としては特に限
定されず、好ましいものとしては、例えば、ハロゲン、
−OR3 、−OCOR3 、−OC(R3 )=C(R4
2 、−ON=C(R3 2 、−ON=CR5 [式中、R
3 は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表し、
4 は、水素又は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を表
し、R5 は、炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基を
表す。]等を挙げることができる。より好ましくは、塩
素、−OCH3 、−OC2 5 である。
【0017】上記R2 は、水素又は1価の炭化水素基を
表す。上記1価の炭化水素基としては特に限定されず、
好ましいものとしては、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状であっても
分岐状であってもよい。
【0018】上記一般式(I)中のnは、1以上の整数
を表し、特に上限はないが、本発明の目的を達するため
には、1〜10の整数であることが好ましい。上記n
は、一般式(I)中においては整数を表すが、このよう
な整数nを有する一般式(I)で表されるポリマーの混
合物として本発明に係るケイ素含有有機含フッ素ポリマ
ーが存在していてもよい。このように混合物としてケイ
素含有有機含フッ素ポリマーが存在する場合には、上記
nは、当該混合物中において平均値として表すことがで
き、当該ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが混合物とし
て存在する場合には、本発明の目的を考慮すれば、nの
平均値は、1.3〜3が好ましく、1.5〜2.5が特
に好ましい。
【0019】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの分
子量は、5×102 〜1×105 が好ましい。5×10
2 未満では、本発明の効果を発揮せず、1×105 を超
えると加工性に乏しくなる。より好ましくは、1×10
3 〜1×104 である。
【0020】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの好
ましいものとして、例えば、下記一般式(II)で表さ
れるもの等を挙げることができる。
【0021】
【化4】
【0022】式中、pは、1以上の整数を表す。Y、
X、R1 、R2 、l、m、nは、前記と同じ。上記一般
式(II)中のpは、1以上の整数であれば特に限定さ
れないが、1〜200が好ましく、本発明のケイ素含有
有機含フッ素ポリマーの分子量を考慮すれば、より好ま
しくは、1〜50である。
【0023】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの分
子量は、5×102 〜1×105 が好ましい。5×10
2 未満では、本発明の効果を発揮せず、1×105 を超
えると加工性に乏しくなる。より好ましくは、1×10
3 〜1×104 である。
【0024】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーは、
通常市販されているパーフルオロポリエーテルを原料と
して用い、末端に例えば、ヨウ素を導入した後、これ
に、例えば、下記一般式[式中、Y、R1 、R2 、l、
mは、前記と同じ。]で表されるビニルシラン化合物を
反応させること等により得ることができる。
【0025】
【化5】
【0026】本発明の表面処理組成物の第二の成分は、
含フッ素有機溶剤(2)である。上記含フッ素有機溶剤
(2)としては特に限定されず、例えば、パーフルオロ
ヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフ
ルオロ−1,3―ジメチルシクロヘキサン、HCFC2
25(CF3 CF2 CHCl2 とCClF2 CF2 CH
ClFとの混合物)等を挙げることができる。
【0027】本発明の表面処理組成物の第三の成分は、
上記含フッ素有機溶剤(2)と相溶性を有する有機溶剤
[ただし、含フッ素有機溶剤(2)を除く](3)であ
る。本発明においては、上記有機溶剤(3)は、上記含
フッ素有機溶剤(2)と互いに相溶性があることが必要
である。相溶性がない場合、混合後に放置した際に相分
離を起こし、本発明の目的を達成することができない。
【0028】上記有機溶剤(3)としては特に限定され
ず、例えば、アルコール類、ケトン類、エーテル類、エ
ステル類、フッ素を除くハロゲン化炭化水素類、ハロゲ
ン化炭化水素類以外の炭化水素類等を挙げることができ
る。
【0029】上記アルコール類としては特に限定され
ず、例えば、炭素数1〜8の一価のアルコール、エチレ
ングリコール、グリセリン等の多価アルコール等を挙げ
ることができる。なかでも、入手容易でかつ上記ケイ素
含有有機含フッ素ポリマー(1)を溶解するのに好適で
あることから、炭素数1〜4の一価のアルコールが好ま
しく、より好ましくは、イソプロパノールである。
【0030】上記ケトン類としては特に限定されず、例
えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等を挙げることができる。
【0031】上記エーテル類としては特に限定されず、
例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等
を挙げることができる。
【0032】上記エステル類としては特に限定されず、
例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル等を挙げることができ
る。
【0033】上記フッ素を除くハロゲン化炭化水素類と
しては特に限定されず、例えば、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、ブロモベンゼン等を挙げることができる。
【0034】上記ハロゲン化炭化水素類以外の炭化水素
類等としては特に限定されず、例えば、ヘキサン、シク
ロヘキサン、イソオクタン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等を挙げることができる。
【0035】本発明の表面処理組成物の各成分中、含フ
ッ素有機溶剤(2)及び有機溶剤(3)は、ケイ素含有
有機含フッ素ポリマー(1)の溶媒として機能する。含
フッ素有機溶剤(2)及び有機溶剤(3)のうち、含フ
ッ素有機溶剤(2)は高価であるが、有機溶剤(3)は
一般に安価であり、含フッ素有機溶剤(2)に比較して
有機溶剤(3)の配合比率を高めることにより、本発明
の表面処理組成物を安価に調製することができる。
【0036】本発明の表面処理組成物において、含フッ
素有機溶剤(2)と有機溶剤(3)との重量配合比率
は、(2):(3)が1:99〜99:1の範囲である
ことが好ましい。含フッ素有機溶剤(2)が1重量%未
満であるとケイ素含有有機含フッ素ポリマー(1)の溶
解性が低下して表面処理組成物としての機能が果たせな
くなり、99重量%を超えると、本発明の表面処理組成
物の実用的なコストを達成することができない。より好
ましくは、1:99〜50:50である。
【0037】本発明の表面処理組成物を適用するにあた
っては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、カー
ボン、セメント等の微粉末充填剤、チタン、アルミニウ
ム、ケイ素等のアルコキシド、その他の低分子量ポリテ
トラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体等のフッ素樹脂の微粉末
等を、硬度調整剤又は増量剤等として添加することがで
きる。また、通常の架橋剤や水、塩酸、硫酸、カルボン
酸、スルホン酸等の硬化触媒を更に加えて、硬度調整を
行うこともできる。
【0038】本発明の表面処理組成物を適用するにあた
っては、対象となる基材の表面に、上記表面処理組成物
を塗布する方法を採ることができる。上記塗布方法とし
ては、例えば、刷毛塗り、スプレー塗装、スピン塗装、
浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビアコート塗装、カ
ーテンフロー塗装等を挙げることができる。
【0039】本発明においては、溶剤で希釈したケイ素
含有有機含フッ素ポリマーを、あらかじめシラン化合物
を含有してなる処理液で表面に下地層を形成させた基材
表面に塗布する方法を用いてもよい。上記シラン化合物
としては特に限定されず、例えば、一般式(III) Si(OR114 (III) [式中、R11は、脂肪族炭化水素基を表し、その炭素数
は特に限定されない。]で表されるケイ素のアルコキシ
ド化合物、一般式(III)で表される化合物の部分加
水分解縮合生成物等を挙げることができる。なかでも、
入手容易であることから、テトラエトキシシランが好ま
しい。
【0040】上記シラン化合物は、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、酢酸エチ
ル、アセトン等の有機溶媒又は水溶媒によって所定濃度
の溶液とする。この濃度は特に限定されないが、2〜8
0重量%の範囲内にあることが好ましい。2重量%未満
であると、シリカゾルの形成に長時間を要し、80重量
%を超えると、液粘度が高くなりすぎて作業性を損なう
ので好ましくない。上記溶液に通常の触媒、例えば、塩
酸を加えて所定時間静置してシリカゾルとなした後、塗
布作業に適した濃度まで上記溶媒を用いて希釈する。静
置時間は特に限定されないが、例えば、2〜10日であ
る。希釈濃度は所望する下地層の厚さによって異なる
が、例えば、0.2〜2重量%の範囲内である。
【0041】次に、希釈した溶液を基材表面に塗布す
る。塗布方法としては、例えば、刷毛塗り、スプレー塗
装、スピン塗装、浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビ
アコート塗装、カーテンフロー塗装等を挙げることがで
きる。上記操作によって、基材表面にシラノールポリマ
ーのゲル層が形成される。
【0042】次に、上記基材を加熱することにより、酸
化ケイ素を主成分とする下地層を形成することができ
る。加熱温度は基材によって異なるが、例えば、100
〜300℃の範囲内である。加熱時間は特に限定されな
いが、例えば、10分〜3時間の範囲内である。形成さ
れる下地層の厚さは特に限定されないが、通常、0.0
5〜0.1μmの範囲内である。
【0043】しかる後、上記溶剤で希釈したケイ素含有
有機含フッ素ポリマーを上記の表面に下地層を形成させ
た基材表面に塗布する。塗布方法としては、例えば、刷
毛塗り、スプレー塗装、スピン塗装、浸漬塗装、ロール
コート塗装、グラビアコート塗装、カーテンフロー塗装
等を挙げることができる。
【0044】本発明の表面処理組成物により形成される
層の厚みは特に限定されるものではないが、0.001
〜0.03μmが好ましい。0.001μm未満である
と汚染防止作用が乏しくなり、0.03μmを超えると
層が厚すぎて使用に障害が生じるので好ましくない。
【0045】本発明の表面処理方法を適用することがで
きる基材としては、例えば、以下に掲げるもの等の汚染
されやすい部分等を挙げることができる。ネクタイピ
ン、ネックレス、ピアス等の装飾品;水道蛇口、金管楽
器、木管楽器、ゴルフクラブ、扉の取っ手、ダンベル、
刃物等の金属又はメッキ製品;碍子、タイル、衛生陶
器、食器、屋根瓦等のセラミック材料;墓石、碁石、大
理石等の石材;壁紙、ふすま紙、書籍、ポスター、写真
等の紙製品;財布、靴、鞄、時計バンド、野球用グロー
ブ等の皮革製品。
【0046】扇風機の羽根、電子レンジの扉、冷蔵庫の
表面等の家電製品;コピー機のコンタクトガラス、OH
P本体のミラー、OHPシート、キーボード、電話機、
事務机等の事務関連用品;グラス、食器棚の扉、鏡、窓
ガラス、電灯の傘、シャンデリア等の家庭用品;ショー
ウインド、電話ボックス、水槽のガラス等の建築材料;
車両ガラス、車体の塗装面等の車両部品;メガネフレー
ム、水中メガネのガラス、ゴーグル、ヘルメット、時計
の文字盤のカバーガラス等の装身具;パチンコ台のガラ
ス、トランプ、麻雀パイ等の遊具;家具、ピアノ等の塗
装面。
【0047】本発明の表面処理方法は、汚染防止作用が
永続すること、及び、表面処理組成物を容易に調製する
ことができること、が特徴であるので、本発明の表面処
理方法を適用するのに適したものとしては、上記各種の
基材のなかでも、例えば、以下に掲げるものが好まし
い。グラス、食器棚の扉、鏡、窓ガラス、電灯の傘、シ
ャンデリア等の家庭用品;ショーウインド、電話ボック
ス、水槽のガラス等の建築材料;車両ガラス、車体の塗
装面等の車両部品。
【0048】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0049】合成例1 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた
2.0L4つ口フラスコ中に2617g(10.3モ
ル)のヨウ素、213.2g(1.54モル)の炭酸カ
リウム、及び、9000gのヘキサクロロ−1,3−ブ
タジエンを仕込み、系の温度を160℃に維持しながら
窒素気流下に、化学式F−(CF2 CF2 CF2 O)n
−CF2 CF2 COFで表されるω−フルオロポリパー
フルオロオキセタンアシルフルオライド(平均分子量3
900)4000g(1.03モル)を10mL/分の
速度で滴下した。
【0050】滴下終了後、反応温度を185℃に上昇さ
せ、20時間反応させた。反応終了後、系を冷却したの
ちカリウム塩を濾別し、2層に分離した液相から分液ロ
ートを用いて下層を分取した。これをアセトンを用いて
数回洗浄したのち、1Lのパーフルオロヘキサンに溶解
し、ガラスフイルターによって微細な不溶物を濾別し
た。得られた溶液から減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって3890g(収率95%)の化学式F−(C
2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで表されるω
−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物を得
た。赤外吸収スペクトルより、1890cm-1の−C
(=O)Fの吸収が完全に消失し、910cm-1に新た
に−CF2 Iの吸収が生じた。トリクロロフルオロメタ
ン(CFC−11)を標準とする19F−NMRより、2
0.7ppmの−C(=O)Fの吸収が完全に消失し、
新たに−66.7ppmに、−OCF2 2 Iに由来
する吸収が生じ、−87.6ppmに、−OC2 CF
2 Iに由来する吸収が生じた。積分値より、転化率は1
00%と計算された。
【0051】合成例2 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例1にて合成した化学
式F−(CF2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで
表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ
素化物40gをダイフロンソルベントS−316(ダイ
キン工業社製)80gに溶解したもの、及び、ジt−ブ
チルパーオキシド1.5g(1×10-2モル)を仕込
み、充分に系内を窒素置換したのち、窒素気流下滴下ロ
ートよりビニルトリクロロシラン16.1g(0.10
モル)を滴下した。滴下終了後系内の温度を120℃に
昇温させ、4時間反応させた。反応終了後減圧下揮発分
を完全に留去することによって末端にヨウ素を有するケ
イ素含有有機含フッ素ポリマー(A)38.7g(収率
90%)を得た。CFC−11を標準とする19F−NM
Rより、−66.7ppm、−87.6ppmの吸収は
完全に消失し、−89.2〜−90.0ppmに幅広い
吸収帯が現れた。また、 1H−NMRより、1.4〜
3.0ppmに幅広い吸収帯が現れたが、内部標準とし
て化学式F−(CF2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF
2 Hで表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタ
ン水素化物5.0モル%を添加することにより、トリク
ロロビニルシランの重合度を計算すると、2.0であっ
た。
【0052】合成例3 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例2にて合成したケイ
素含有有機含フッ素ポリマー(A)34.4g(8×1
-3モル)をパーフルオロヘキサン50gに溶解したも
のを仕込み、亜鉛2.1g(3.2×10-2モル)を強
攪拌下分散させた。氷水浴で系を冷却し、窒素気流下無
水メタノール10gを滴下した。滴下終了後氷水浴を取
り除き、加熱還流下2時間反応させた。反応終了後不溶
物を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用い
て下層を分取した。得られた溶液を無水メタノールを用
いて3回洗浄したのち、減圧下揮発分を完全に留去する
ことによって、末端が水素化されたケイ素含有有機含フ
ッ素ポリマー(B)31.6g(収率92%)を得た。
1H−NMRより、3.5ppmにSi−OCH3 の吸
収が現れた。内部標準として化学式F−(CF2 CF2
CF2 O)n −CF2 CF2 Hで表されるω−フルオロ
ポリパーフルオロオキセタン水素化物5.0モル%を添
加し、1.2〜3.0ppmの幅広い吸収帯の積分強度
が16.0%増していること、3.5ppmの吸収帯と
の強度比から、重合度が2.0であることを確認した。
【0053】実施例1 HCFC225が10重量%、イソプロパノールが90
重量%の組成からなる混合溶媒99.9重量%に、ケイ
素含有有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混合
して、白濁溶液状態の表面処理組成物を得た。ガラス板
を、使用前に水洗し、その後にメタノールとアセトンを
用いて充分に洗浄した。このようにして準備したガラス
板を上記表面処理組成物に1分間ディッピングし、引き
上げた後、60℃、90%RHの条件下で24時間放置
した。ついでHCFC225にて充分に洗浄して過剰の
表面処理組成物分子を除去した。対水接触角の測定は、
接触角計(協和界面科学機械社製CA−DT型)を用い
て行った。
【0054】実施例2 パーフルオロヘキサンが10重量%、n−ヘキサンが9
0重量%の組成からなる混合溶媒99.9重量%に、ケ
イ素含有有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混
合して、白濁溶液状態の表面処理組成物を得、実施例1
と同様にして処理液を調製し、試験に供した。結果を表
1に示した。
【0055】実施例3 パーフルオロヘキサンが10重量%、ジエチルエーテル
が90重量%の組成からなる混合溶媒99.9重量%
に、ケイ素含有有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量
%を混合して、白濁溶液状態の表面処理組成物を得、実
施例1と同様にして処理液を調製し、試験に供した。結
果を表1に示した。
【0056】実施例4 HCFC225が10重量%、クロロホルムが90重量
%の組成からなる混合溶媒99.9重量%に、ケイ素含
有有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混合し
て、白濁溶液状態の表面処理組成物を得、実施例1と同
様にして処理液を調製し、試験に供した。結果を表1に
示した。
【0057】実施例5 C4 9 OCH3 が10重量%、アセトンが90重量%
の組成からなる混合溶媒99.9重量%に、ケイ素含有
有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混合して、
白濁溶液状態の表面処理組成物を得、実施例1と同様に
して処理液を調製し、試験に供した。結果を表1に示し
た。
【0058】実施例6 C4 9 OCH3 が10重量%、酢酸エチルが90重量
%の組成からなる混合溶媒99.9重量%に、ケイ素含
有有機含フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混合し
て、白濁溶液状態の表面処理組成物を得、実施例1と同
様にして処理液を調製し、試験に供した。結果を表1に
示した。
【0059】比較例1 HCFC225を99.9重量%、ケイ素含有有機含フ
ッ素ポリマー(B)を0.1重量%混合して、透明溶液
状態の表面処理組成物を得、実施例1と同様にして処理
液を調製し、試験に供した。結果を表1に示した。
【0060】比較例2 イソプロパノール99.9重量%に、ケイ素含有有機含
フッ素ポリマー(B)0.1重量%を混合して表面処理
組成物を調製しようとしたが、両者は混合せず、表面処
理組成物は得られなかった。
【0061】比較例3 パーフルオロヘキサンを99.9重量%、ケイ素含有有
機含フッ素ポリマー(B)を0.1重量%混合して、透
明溶液状態の表面処理組成物を得、実施例1と同様にし
て処理液を調製し、試験に供した。結果を表1に示し
た。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】本発明の表面処理組成物は、上述の構成
よりなるので、充分な汚染防止作用を有するとともにそ
の作用が永続し、充分な耐候性をも併せもち、また、安
価に得られることができるので、汎用的に使用するのに
特に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蜂須賀 仁治 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 清水 哲男 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるケイ素含有
    有機含フッ素ポリマー(1)、含フッ素有機溶剤
    (2)、及び、前記含フッ素有機溶剤(2)と相溶性を
    有する有機溶剤[ただし、含フッ素有機溶剤(2)を除
    く](3)を含有してなることを特徴とする表面処理組
    成物。 【化1】 式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Zは、
    フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、c、
    d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数を表
    し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であり、
    a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の存在
    順序は、式中において限定されない。Yは、水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
    ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
    基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
    lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
    す。nは、1以上の整数を表す。
  2. 【請求項2】 前記含フッ素有機溶剤(2)と相溶性を
    有する有機溶剤[ただし、含フッ素有機溶剤(2)を除
    く](3)が、アルコール類、ケトン類、エーテル類、
    エステル類、フッ素を除くハロゲン化炭化水素類、及
    び、ハロゲン化炭化水素類以外の炭化水素類からなる群
    より選択される少なくとも1種である請求項1記載の表
    面処理組成物。
  3. 【請求項3】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが、分
    子量5×102 〜1×105 であるものである請求項1
    又は2記載の表面処理組成物。
  4. 【請求項4】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマー(1)
    が、下記一般式(II)で表されるケイ素含有有機含フ
    ッ素ポリマーである請求項1又は2記載の表面処理組成
    物。 【化2】 式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭素
    数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又はヨ
    ウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基
    を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。l
    は、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。
    nは、1以上の整数を表す。
  5. 【請求項5】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが、分
    子量5×102 〜1×105 であるものである請求項4
    記載の表面処理組成物。
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