JP2874715B2 - ケイ素含有有機含フッ素ポリマー及びその製造方法 - Google Patents

ケイ素含有有機含フッ素ポリマー及びその製造方法

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JP2874715B2
JP2874715B2 JP23142796A JP23142796A JP2874715B2 JP 2874715 B2 JP2874715 B2 JP 2874715B2 JP 23142796 A JP23142796 A JP 23142796A JP 23142796 A JP23142796 A JP 23142796A JP 2874715 B2 JP2874715 B2 JP 2874715B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文献未載の新規ケ
イ素含有有機含フッ素ポリマーに関し、更に詳しくは、
本発明は、耐溶剤性、耐薬品性に優れ、各種基材表面の
汚染防止に有効なケイ素含有有機含フッ素ポリマーに関
する。
【0002】
【従来の技術】パーフルオロポリエーテル鎖からなる各
種有機含フッ素ポリマーは、耐熱性、耐薬品性に優れる
ほか、撥水撥油性や低屈折率等の特異な機能を示すこと
が知られ、応用範囲の広い極めて付加価値の高いポリマ
ーとして知られている。
【0003】一方、一般式:BSi(R)3-r r [式
中、Bは高分子等の有機化合物と反応することができる
有機残基、Dはハロゲン、アルコキシル基等、Rはアル
キル基、rは1、2又は3を表す。]で表されるシラン
系化合物は、これを有する化合物が一般にシランカップ
リング剤と称されて基材の表面処理剤として適用されて
おり、またこれを末端に有するポリマーは室温下に水分
によって加水分解して縮合重合したり、更にまた架橋反
応を起こして硬化することが知られている〔エンサイク
ロペディア・オブ・ケミカル・アンド・テクノロジー
(Encyclopedia of Chemical
and Technology)12巻、464〜5
69頁、1970年〕。
【0004】このようなシラン系化合物を有機含フッ素
ポリマーに適用しようとする試みもまた知られており、
例えば、フルオロシリコーン、フルオロオレフィン類と
ビニルシランとの共重合体、α,ω−ビス(ジアルキル
クロロシリル)ポリフルオロアルカン等を挙げることが
できる〔ジャーナル・オブ・ポリマーサイエンス,パー
ト・エイ(J.Polym.Sci.,Part−A)
10巻、3号、947〜953頁〕。
【0005】特開平1−294709号公報には、この
ようなビニルシラン化合物を含有する有機含フッ素ポリ
マーが開示されている。このものは、撥水性とともに防
汚性を有していることから、例えば、自動車外装塗膜等
に有効に適用できるとされている。
【0006】特開平5−339007号公報には、この
ようなシラン系化合物を有機含フッ素ポリマーに適用し
た例として含フッ素有機ケイ素化合物が開示されてい
る。このものは、有機含フッ素ポリマーのパーフルオロ
ポリエーテル鎖に上記シラン系化合物を含有させるとと
もに、該シラン系化合物に結合する炭素にヨウ素を含有
せしめた構造を有することを特徴とするものである。こ
のものは、低表面エネルギーを有していることから、繊
維処理剤、離型剤、剥離剤、防汚コーティング剤等の原
料として適用することができるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で知られているシラン系化合物含有有機含フッ素ポリマ
ーは、その含有される反応性ケイ素原子がパーフルオロ
ポリエーテル鎖の末端に存在する存在数は1であり、得
られる防汚性も充分なものではなかった。なお、ここに
防汚性とは、汚れが付着しにくい性質をいうとともに、
付着した汚れが洗浄により落ちやすい性質をもいう。
【0008】本発明は、上記現状に鑑み、適用しうる基
材が広範囲であり、しかも優れた防汚性を有する新規な
ケイ素含有有機含フッ素ポリマーを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケイ素含有有機
含フッ素ポリマーは、一般式(I):
【0010】
【化11】
【0011】[式中、Rf は、パーフルオロアルキル基
を表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表
す。a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は
1以上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくと
も1以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰
り返し単位の存在順序は、式中において限定されない。
Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。X
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は
加水分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の
炭化水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、
1、2又は3を表す。nは、2以上の整数を表す。]で
表され、数平均分子量が5×102 〜1×105 のもの
である。
【0012】また、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの混合物は、一般式(Ia):
【0013】
【化12】
【0014】[式中、Rf は、パーフルオロアルキル基
を表す。Zは、フッ素又はトリフルオロメチル基を表
す。a、b、c、d、eは、それぞれ独立して、0又は
1以上の整数を表し、a+b+c+d+eは、少なくと
も1以上であり、a、b、c、d、eでくくられた各繰
り返し単位の存在順序は、式中において限定されない。
Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。X
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は
加水分解可能な置換基を表す。R2 は、水素又は1価の
炭化水素基を表す。lは、0、1又は2を表す。mは、
1、2又は3を表す。]で表され、数平均分子量が5×
102 〜1×105 であるケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーであり、gが、0又は1以上の整数であるものの混
合物であって、前記gの平均値が、1を超えるものであ
るケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物である。以
下に本発明を詳述する。
【0015】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
を構成する上記一般式(I)で表される式中、Rf とし
ては、通常、有機含フッ素ポリマーを構成するパーフル
オロアルキル基であれば特に限定されず、例えば、炭素
数1〜16の直鎖状又は分岐状のものを挙げることがで
きる。好ましくは、CF3 −、C2 5 −、C3 7
である。
【0016】上記一般式(I)中のZは、フッ素でもよ
いしトリフルオロメチル基でもよい。上記一般式(I)
中のa、b、c、d、eは、本発明のケイ素含有有機含
フッ素ポリマーの主骨格を構成するパーフルオロポリエ
ーテル鎖の各繰り返し単位数を表し、それぞれ独立し
て、0又は1以上の整数でありa+b+c+d+eが1
以上であれば特に限定されないが、それぞれ独立して、
0〜200が好ましく、後述する本発明のケイ素含有有
機含フッ素ポリマーの数平均分子量を考慮すれば、より
好ましくは、それぞれ独立して、0〜50である。a+
b+c+d+eは、好ましくは、1〜100である。
【0017】また、a、b、c、d、eでくくられた各
繰り返し単位の存在順序は、便宜上一般式(I)中にお
いてはこの順に記載したが、通常のパーフルオロポリエ
ーテル鎖の構成に鑑み、これらの各繰り返し単位の結合
順序は、この順に限定されるものではない。
【0018】上記一般式(I)中のYは、水素又は炭素
数1〜4のアルキル基を表す。上記炭素数1〜4のアル
キル基としては特に限定されず、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等を挙げることができ、直鎖状で
あっても分岐状であってもよい。上記一般式(I)のX
は、水素、臭素又はヨウ素を表す。Xが臭素又はヨウ素
である場合には、本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーはラジカル反応性が高くなるので、化学結合により
他の化合物と結合させるのには好都合である。
【0019】上記一般式(I)中のlは、パーフルオロ
ポリエーテル鎖の末端の炭素とこれに結合するケイ素と
の間に存在するアルキレン基の炭素数を表し、0、1又
は2であるが、より好ましくは、0である。
【0020】上記一般式(I)中のmは、本発明のケイ
素含有有機含フッ素ポリマー中に存在するケイ素に結合
する置換基R1 の結合数を表し、1、2又は3である。
置換基R1 が結合していない部分には、当該ケイ素には
2 が結合する。
【0021】上記R1 は、水酸基又は加水分解可能な置
換基を表す。上記加水分解可能な置換基としては特に限
定されず、好ましいものとしては、例えば、ハロゲン、
−OR3 、−OCOR3 、−OC(R3 )=C(R4
2 、−ON=C(R3 2 、−ON=CR5 [式中、R
3 は、脂肪族炭化水素基又は芳香族炭化水素基を表し、
4 は、水素又は炭素数1〜4の脂肪族炭化水素基を表
し、R5 は、炭素数3〜6の2価の脂肪族炭化水素基を
表す。]等を挙げることができる。より好ましくは、塩
素、−OCH3 、−OC2 5 である。
【0022】上記R2 は、水素又は1価の炭化水素基を
表す。上記1価の炭化水素基としては特に限定されず、
好ましいものとしては、例えば、1価の脂肪族飽和炭化
水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等
を挙げることができ、直鎖状であっても分岐状であって
もよい。
【0023】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
の数平均分子量は、5×102 〜1×105 である。5
×102 未満では、ポリマーとしての性質を有しないの
で利用価値がなく、1×105 を超えると加工性に乏し
くなるので、上記範囲に限定される。好ましくは、1×
103 〜1×104 である。
【0024】本発明の要旨は、上記一般式(I)中のn
の数にある。一般式(I)中のnは、本発明のケイ素含
有有機含フッ素ポリマーに含有される反応性ケイ素原子
の存在数を表す。本発明においては、nは、2以上の整
数である。nが1以下であると、本発明の特有の効果で
ある防汚効果が極めて劣るものとなるので、2以上に限
定される。上記nは2以上であれば特に限定されない
が、好ましくは2〜10の整数である。
【0025】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
は、通常の製造方法によれば、混合物として得られる。
一般式(Ia)中のgは、混合物である本発明のケイ素
含有有機含フッ素ポリマーに含有される反応性ケイ素原
子の存在数を表す。本発明のケイ素含有有機含フッ素ポ
リマーの混合物においては、gは、0又は1以上の整数
であり、混合物におけるgの平均値は、1を超える。g
の平均値が1以下であると、防汚処理剤として使用した
ときの防汚効果が劣るものとなるので、1を超える必要
がある。より好ましくは、gの平均値は、1.3〜3で
あり、特に好ましくは、1.5〜2.5である。
【0026】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
の好ましいものとして、例えば、下記一般式(II)で
表されるもの等を挙げることができる。
【0027】
【化13】
【0028】[式中、pは、1以上の整数を表す。Y、
X、R1 、R2 、l、m、nは、前記と同じ。] 本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物の好
ましいものとして、例えば、下記一般式(IIa)で表
されるもの等を挙げることができる。
【0029】
【化14】
【0030】[式中、pは、1以上の整数を表す。Y、
X、R1 、R2 、l、m、gは、前記と同じ。] 上記一般式(II)中、及び、上記一般式(IIa)中
のpは、1以上の整数であれば特に限定されないが、1
〜200が好ましく、本発明のケイ素含有有機含フッ素
ポリマーの数平均分子量を考慮すれば、より好ましく
は、1〜50である。
【0031】本発明に係るケイ素含有有機含フッ素ポリ
マーは、通常市販されているパーフルオロポリエーテル
を原料として用い、末端に、例えば、ヨウ素を導入した
後、これに、例えば、下記一般式[式中、Y、R1 、R
2 、l、mは、前記と同じ。]で表されるビニルシラン
化合物を反応させること等により得ることができる。
【0032】
【化15】
【0033】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
は、一般的なシーラント、封止剤、塗料、カップリング
剤等として、住宅建材、自動車部品等に使用することが
できる。また、表面防汚の目的のために、光学レンズ、
メガネレンズ、ガラス、金属、セラミック、有機材料等
の基材に好適に用いることができる。
【0034】本発明のケイ素含有有機含フッ素ポリマー
を適用するにあたっては、例えば、シリカ、アルミナ、
酸化チタン、カーボン、セメント等の微粉末充填剤、チ
タン、アルミニウム、ケイ素等のアルコキシド、その他
の低分子量ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等のフ
ッ素樹脂の微粉末等を、硬度調整剤又は増量剤等として
添加することができる。また、通常の架橋剤を更に加え
て、硬度調整を行うこともできる。
【0035】上記ケイ素含有有機含フッ素ポリマーの層
を形成するためには、基材の表面に、上記ケイ素含有有
機含フッ素ポリマーを塗布する方法を採ることができ
る。上記塗布方法としては、例えば、スプレー塗装、ス
ピン塗装、浸漬塗装、ロールコート塗装、グラビアコー
ト塗装、カーテンフロー塗装等を挙げることができる。
また、塗布する際には溶剤で希釈する方が塗布し易い。
このような溶剤としては特に限定されず、例えば、パー
フルオロヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサ
ン、パーフルオロ−1,3−ジメチルシクロヘキサン、
ジクロロペンタフルオロプロパン(HCFC225)等
を挙げることができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0037】合成例1 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた
2.0L4つ口フラスコ中に2617g(10.3モ
ル)のヨウ素、213.2g(1.54モル)の炭酸カ
リウム、および9000gのヘキサクロロ−1,3−ブ
タジエンを仕込み、系の温度を160℃に維持しながら
窒素気流下に、化学式F−(CF2 CF2 CF2 O)n
−CF2 CF2 COFで表されるω−フルオロポリパー
フルオロオキセタンアシルフルオライド(平均分子量3
900)4000g(1.03モル)を10mL/mi
nの速度で滴下した。
【0038】滴下終了後、反応温度を185℃に上昇さ
せ、20時間反応させた。反応終了後、系を冷却したの
ちカリウム塩を濾別し、2層に分離した液相から分液ロ
ートを用いて下層を分取した。これをアセトンを用いて
数回洗浄したのち、1Lのパーフルオロヘキサンに溶解
し、ガラスフイルターによって微細な不溶物を濾別し
た。得られた溶液から減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって3890g(収率95%)の化学式F−(C
2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで表されるω
−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ素化物を得
た。赤外吸収スペクトルより、1890cm-1の−C
(=O)Fの吸収が完全に消失し、910cm-1に新た
に−CF2 Iの吸収が生じた。
【0039】合成例2 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例1にて合成した化学
式F−(CF2 CF2 CF2 O)n −CF2 CF2 Iで
表されるω−フルオロポリパーフルオロオキセタンヨウ
素化物40gをヘキサフルオロテトラクロロブタン〔ダ
イフロンソルベントS−316(ダイキン工業社製)〕
80gに溶解したもの、及び、ジt−ブチルパーオキシ
ド1.5g(1×10-2モル)を仕込み、充分に系内を
窒素置換したのち、窒素気流下滴下ロートよりビニルト
リクロロシラン16.1g(0.10モル)を滴下し
た。滴下終了後系内の温度を120℃に昇温させ、4時
間反応させた。反応終了後減圧下揮発分を完全に留去す
ることによって末端にヨウ素を有するケイ素含有有機含
フッ素ポリマー(A)38.7g(収率90%)を得
た。
【0040】合成例3 攪拌機、滴下ロート、還流冷却器及び温度計を備えた2
00mL4つ口フラスコ中に合成例2にて合成したケイ
素含有有機含フッ素ポリマー(A)34.4g(8×1
-3モル)をパーフルオロヘキサン50gに溶解したも
のを仕込み、亜鉛2.1g(3.2×10-2モル)を強
攪拌分散させた。氷水浴で系を冷却し、窒素気流下無水
メタノール10gを滴下した。滴下終了後氷水浴を取り
除き、加熱還流下2時間反応させた。反応終了後不溶物
を濾別し、2層に分離した液相から分液ロートを用いて
下層を分取した。得られた溶液を無水メタノールを用い
て3回洗浄したのち、減圧下揮発分を完全に留去するこ
とによって、末端が水素化されたケイ素含有有機含フッ
素ポリマー(B)31.6g(収率92%)を得た。1
H−NMRより、1.2〜3.0ppmに下記の式の各
水素原子に由来する幅広い吸収体が現れた。内部標準と
してω−フルオロポリパーフルオロオキセタン水素化物
5.0モル%を添加し、下記の数式から重合度を計算す
ると2.0となった。
【0041】
【化16】
【0042】 I/Is =〔0.95(3P+1)〕/0.05 I :1.2〜3.0ppmの積分吸収強度 Is :内部標準物質の積分吸収強度 P :重合度
【0043】合成例4 ジt−ブチルパーオキシドを0.29g(2×10-3
ル)としたこと以外は、合成例2と同様にして合成を行
ったところ、得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー
(C)を得た。
【0044】合成例5 原料としてケイ素含有有機含フッ素ポリマー(C)を用
いたこと以外は、合成例3と同様にして合成を行った。
得られたケイ素含有有機含フッ素ポリマー(D)につい
て、合成例3と同様に重合度を計算したところ、1.0
であった。
【0045】実施例1、比較例1〜2 合成例3、5で得たもの、及び、市販の含フッ素シラン
カップリング剤KBM7803〔C8 17CH2 CH2
Si(OCH3 3 、信越化学社製〕(以下、単に「市
販品」という。)を、パーフルオロヘキサンの0.1重
量%溶液となした処理液を調製した。基材となるガラス
板を、使用前に水洗し、その後にメタノールとアセトン
を用いて充分に洗浄した。このようにして準備したガラ
ス板を処理液に10秒間ディッピングし、引き上げた後
60分間風乾した。ついで5分間パーフルオロヘキサン
中で超音波洗浄を行って過剰の処理剤分子を除去した上
で、風乾し、各測定に供した。
【0046】評価は、以下の基準で行った。 (1)指紋付着性は、試料に指紋を付け、その付き易さ
を目視で判定した。 ○:指紋の付着が少なく、付いた指紋が目立たない ×:未処理のガラス板と同程度に指紋が付着する △:どちらとも判定しにくい (2)指紋拭取性は、指紋付着性の評価に用いた試料の
表面をキムワイプ(十條キンバリー社製)で一往復拭き
取り、指紋の取れ易さを目視判定した。 ○:指紋を完全に拭き取ることができる △:指紋の拭き取り跡が残る ×:指紋の拭き取り跡が広がり、除去することが困難で
ある (3)対水接触角の測定は接触角計(協和界面科学機械
社製CA−DT型)を用いて測定した。それぞれの評価
結果を表1に示した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明のフッ素含有ポリマーは、上述の
構成よりなるので、特に指紋等に対する防汚性及び対水
接触角が極めて良好であり、光学レンズ、メガネレン
ズ、ガラス、金属、セラミック、有機材料等の広範囲の
分野に好適に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根岸 良夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキ ン工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 建元 正祥 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキ ン工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 清水 哲男 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキ ン工業株式会社淀川製作所内 (56)参考文献 特開 平1−294709(JP,A) 特開 平5−339007(JP,A) 特開 平9−157582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 65/00 - 65/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。Yは、水素又
    は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素
    又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な
    置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表
    す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
    表す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数平均
    分子量が5×102 〜1×105 であることを特徴とす
    るケイ素含有有機含フッ素ポリマー。
  2. 【請求項2】 一般式(Ia): 【化2】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。Yは、水素又
    は炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素
    又はヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な
    置換基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表
    す。lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を
    表す。]で表され、数平均分子量が5×102 〜1×1
    5 であるケイ素含有有機含フッ素ポリマーであり、g
    が、0又は1以上の整数であるものの混合物であって、
    前記gの平均値が、1を超えるものであることを特徴と
    するケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混合物。
  3. 【請求項3】 ケイ素含有有機含フッ素ポリマーが、一
    般式(II): 【化3】 [式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
    ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
    基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
    lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
    す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数平均分
    子量が5×102 〜1×105 である請求項1記載のケ
    イ素含有有機含フッ素ポリマー。
  4. 【請求項4】 一般式(IIa): 【化4】 [式中、pは、1以上の整数を表す。Yは、水素又は炭
    素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、水素、臭素又は
    ヨウ素を表す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換
    基を表す。R2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。
    lは、0、1又は2を表す。mは、1、2又は3を表
    す。]で表され、数平均分子量が5×102〜1×10
    5 である請求項1記載のケイ素含有有機含フッ素ポリマ
    ーであり、gが、0又は1以上の整数であるものの混合
    物であって、前記gの平均値が、1を超えるものである
    ことを特徴とするケイ素含有有機含フッ素ポリマーの混
    合物。
  5. 【請求項5】 一般式: 【化5】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。]で表される
    末端をヨウ素化した有機含フッ素ポリマーに、一般式: 【化6】 [式中、Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表
    す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基を表す。
    2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。lは、0、
    1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。]で表さ
    れるビニルシラン化合物を反応させることを特徴とする
    一般式(I): 【化7】 [式中、Rf 、Z、a、b、c、d、e、Y、R1 、R
    2 、l、mは、前記と同じ。Xは、水素、臭素又はヨウ
    素を表す。nは、2以上の整数を表す。]で表され、数
    平均分子量が5×102 〜1×105 であるケイ素含有
    有機含フッ素ポリマーの製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式: 【化8】 [式中、Rf は、パーフルオロアルキル基を表す。Z
    は、フッ素又はトリフルオロメチル基を表す。a、b、
    c、d、eは、それぞれ独立して、0又は1以上の整数
    を表し、a+b+c+d+eは、少なくとも1以上であ
    り、a、b、c、d、eでくくられた各繰り返し単位の
    存在順序は、式中において限定されない。]で表される
    末端をヨウ素化した有機含フッ素ポリマーに、一般式: 【化9】 [式中、Yは、水素又は炭素数1〜4のアルキル基を表
    す。R1 は、水酸基又は加水分解可能な置換基を表す。
    2 は、水素又は1価の炭化水素基を表す。lは、0、
    1又は2を表す。mは、1、2又は3を表す。]で表さ
    れるビニルシラン化合物を反応させることを特徴とする
    一般式(Ia): 【化10】 [式中、Rf 、Z、a、b、c、d、e、Y、R1 、R
    2 、l、mは、前記と同じ。Xは、水素、臭素又はヨウ
    素を表す。]で表され、数平均分子量が5×102 〜1
    ×105 であるケイ素含有有機含フッ素ポリマーであ
    り、gが、0又は1以上の整数であるものの混合物であ
    って、前記gの平均値が、1を超えるものであるケイ素
    含有有機含フッ素ポリマーの混合物の製造方法。
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