JPH01157808A - 離型剤 - Google Patents

離型剤

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JPH01157808A
JPH01157808A JP23327688A JP23327688A JPH01157808A JP H01157808 A JPH01157808 A JP H01157808A JP 23327688 A JP23327688 A JP 23327688A JP 23327688 A JP23327688 A JP 23327688A JP H01157808 A JPH01157808 A JP H01157808A
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新庄 正義
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征司 田窪
Yasushi Nakamae
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    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/62Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、離型剤に関し、更に詳しくは、合成樹脂やゴ
ム等の高分子物質の成形物製造の際に使用される離型剤
に関する。
従来の技術及びその問題点 近年、シリコーンオイル、鉱物油、パラフィンワ゛シク
ス、脂肪酸誘導体、グリコール、タルク、マイカ等の従
来の離型剤の欠点を解消するため、炭素数4〜20のパ
ーフルオロアルキル基含有リン酸エステル又はその塩と
シリコーンオイルとの混合物(特公昭5B−23270
号、特公昭53−23271号)、炭素数4〜20のパ
ーフルオロアルキル基含有リン酸エステル又はその塩と
シリコーンオイルとの混合物(特公昭57−48035
号)、パーフルオロアルキル基含有ポリエーテル化合物
とシリコーンオイル等との混合物(特公昭59−325
13号)等の離型剤が開発されている。これらは、離型
性能に優れた好ましい離型剤であり、離型寿命も従来の
ものより長い。更に、パーフルオロアルキル基含有ポリ
エーテル化合物とシリコーンオイル等との離型剤は、大
部分の高分子物質成形品の二次加工性にもあまり影響を
及ぼさない。しかしながら、高分子物質成形品の形状の
複雑化及び大型化に伴い、より一層の離型剤の性能向上
が必要となっており、特に造膜性の向上及び離型寿命の
延長が望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記従来技術の問題点を解消すべく鋭意研
究を重ねた結果、パーフルオロアルキル基又はパーフル
オロアルケニル基を有するある種のフッ素化合物とオル
ガノシルセスキオキサンのラダー重合体とを含む離型剤
が、離型寿命、造膜性及び離型性能に優れ、高分子物質
成形品の二次加工性にも影響を与えないことを見い出し
、先に特許出願した(特願昭61−71991号、特願
昭61−120824号、特願昭61−200450号
、特願昭61−252387号)。
引続き本発明者は、より一層優れた離型剤を開発すべく
研究を重ねた。その結果、パーフルオロアルキル基を有
するシラン又はシロキサン化合物とオルガノシルセスキ
オキサンのラダー重合体とを含む離型剤を、例えば、型
枠等に塗布して加熱処蜘する場合には、1)前記シラン
又はシロキサン化合物とオルガノシルセスキオキサンの
ラダー重合体とが縮合して強靭な離型剤塗膜が形成され
ること、2)該塗膜が従来の離型剤及び本発明者が先に
開発した離型剤よりも極めて高い硬度を有すること、3
)該塗膜の形成により離型寿命、造膜性及び離型性能が
著るしく向上すること並びに4)該塗膜が高分子物質成
形品の二次加工性にも影響を与えないことを見い出し、
本発明を完成した。
即ち本発明は、(A)パーフルオロアルキル基を有する
シラン又はシロキサン化合物及び(B)オルガノシルセ
スキオキサンのラダー重合体を含有してなる離型剤に係
る。
本発明に使用されるパーフルオロアルキル基を有するシ
ラン又はシロキサン化合物としては、例えば、下記一般
式(1)〜(3)で表わされる化合物若しくはそれらの
加水分解線金物等を挙げることができる。
Rr XSL (CH3) k (Z)3−H(1)〔
式中、Rrは炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基
を示す。Xは炭素数1〜4のアルキレンオキシ基、炭素
数1〜4のアルキレン基、基−C2I3  (A) C
a H2Q−(式中、Aは水素原子、炭素数1〜4のア
ルキル基、水酸基又はアルキル部分の炭素数が1〜4で
あるアルキルカルボニルオキシ基を示す。Qは0〜4の
整数を示す。
)又は基−8O2N(B)CIIIH2I11−(式中
、Bは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。
mは0〜6の整数を示す。)を示す。Zは炭素数1〜4
のアルコキシ基又はアルキル部分の炭素数が1〜4であ
るアルキルカルボニルオキシ基を示す。kはO又は1を
示す。〕 RrY(W) (CH2)3 Si (CH3)k(Z
)3−h  (2)〔式中、RfSZ及びkは上記に同
じ。Yは基’ 2 Hs  (A) CQHH−(式中
、A及びQは上記に同じ。)を示す。Wは基−8−9N
 H−2N H(CH2) p N H−(pは1〜6
整数を示す)。
OCR2CHCI20− 具 を示す。〕 RX08i (CH3) k (Z)3−k (3)〔
式中、R,、X、Z及びkは上記に同じ。〕上記一般式
(1)〜(3)で表わされる含フツ素シラン又はシロキ
サン化合物の具体例を以下に挙げる。
RfCH2CH251(OCH3) 3Rr ClI2
 ClI281 (ClI3 ) (OCII3 ) 
2Rr CH2CH2Si (OC2I5 ) 3Rr
 Cl12 CH281(CH13) (OC2Is 
) 2R(CH2CH25i(OCOCH3) 3Rr
 C112CII2 St (CH3) (OCOCH
s ) 2RfCH2CDCl2 N)HCl2 CI
2 NH(CH2) s 5t(OCH3) 3H Rr CH2C11CH2NIC)12CH2N)l 
(CH2) 3 Si (CH3) (OCH3) 2
H Rr ClI2 CllCH2NlHCl2C& Ni
l (CH2) 3Si (OC2Hs ) 3■ H Rr CH2CHCH2NHCH2CH2NH(CH2
) 381 (CH3)(OC2Hs ) 2RfCH
2(i:HcH2NHCH2CH2NH(CH2) 3
S1(OCOCI(3) 3H Rr ClI2 ?llCH2NHCH2CH211+
)1 (CH2) 3 St (CH13) (OCO
CH3) 2RfCジHCH25(CH2) s Si
(OCH3) 3H RfC)12 CllCH25(CH2) s 31 
(C1b ) (OCH3) 2■ H R(CH2CDCl25(CH2) 3 Si (OC
2I5 ) aH Rr CH2CDCl25(CH2) 381 (CH
a )(OC2I5. ) 2H Rr CH2CHCl12S(CI(2) s 5t(
OCOCHs ) sH Rr cI12?lIClI25(ClI2 ) 38
1 (CH3) (OCOCH3) 2H Rf(CI2 ) 20 CH2(i:HcH20(C
I(2) 35t(OCHs ) sH Rr (CH2) 20 CH2CDCl20(CH2
) 3Si (CH3) (OCH3) 2Rf(CH
2) 20 CH2?HCH20(CH2) 381 
(OC2Hs ) sH Rr (CH2)20cH2cHcI(20(CH2)
sSi (CH3)(OC2I5)2暴 H Rf(CH2) 20 ClI2 ?llCH20(C
I2 ) a 5t(OCOCH3) 3H Rf(CH2) 20 C1(2?HCH20(CH2
) s 81 (CHs ) (OCOCH3) 2H Rf(C)12 ) 2081(OCH3) 3Rf(
CH2) 20 Si (CH3) (OCH3) 2
Rf(CI(2) 20 St (Oc2 I5 ) 
3Rr (CH2) 20Si (CHa ) (OC
2Hs ) 2R4(CH2) 2081(OCOCH
3) 3Rr (ClI2 ) 20 Si (ClI
3 ) (OCOCHa ) 2〔式中、Rrはc n
 F 2n+1−(nは4〜20の整数を示す)を示す
。〕 また上記一般式(1)〜(3)の化合物の部分加水分解
縮合物とは、Z基の一部がシラノール基となり、脱水縮
合反応し2〜20量体となったものである。
本発明で使用する上記一般式(・1)〜(3)で表わさ
れるパーフルオロアルキル基を有するシラン若しくはシ
ロキサン化合物又はそれらの部分加水分解縮合物は公知
の化合物であり、例えば、特開昭58−172242号
、特開昭58−172243号、特開昭58−1722
44号、特開昭58−172245号、特開昭58−1
72246号、英国特許第1418465号等に記載の
方法に従い製造できるが、これらに限定されるものでは
ない。
本発明で使用するオルガノシルセスキオキサンのラダー
重合体は、一般式 R’     R’     R’     R’  
   R’〔式中、R′はメチル基、フェニル基等を示
す。
但し、2つのより長いシロキサン鎖を結合している酸素
原子の一部分が2個の水酸基で置換されていてもよい。
〕で表わされる、梯子形の規則正しい骨格構造を有する
、仮定上の単量体R’SiO(オルガノシルセスキオキ
サン)1.5 の付加重合体である。通常、メチルトリクロロシラン、
フェニルトリクロロシラン、メチルトリエトキシシラン
、フェニルトリエトキシシラン等の三官能性オルガノシ
ラン類から選ばれた1種又は2種以上を加水分解し、得
られた加水分解生成物を重縮合して平衡化し又は更に重
縮合して製造される。
オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体を厳密に定
義すると、一般式 〔式中、Rは同一置換基であり、水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、シクロヘキシル基、炭素数2〜6のア
ルケニル基又はフェニル基を示す。n′は2〜6の整数
を示す。〕 で表わされるオルガノシルセスキオキサンのオリゴマー
からなる群から選ばれた1種又は2種以上が鎖状又は環
状に結合してなる重合物である。このラダー重合体の重
合度は、 0−3i− 0−8i− を1単位として2〜200程度であり、2つのより長い
シロキサン鎖を結合している酸素原子の10%以下が2
個の水酸基で置換されていてもよい。該ラダー重合体が
鎖状重合体である場合、そのS1末端には、CQ等のハ
ロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、アセトキシ
基又は水酸基が結合し、0末端には、81末端に対応し
て、酸素原子がハロゲン原子に置換され、炭素数1〜6
のアルキル基、アセチル基又は水素原子が結合している
尚、オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体は公知
化合物であり、エンサイクロペディアオブ ポリマー 
サイエンス アンド テクノロジー(Encyclop
edia  of  Polymer  5cienc
eand  Technology  Vol、 12
  pp、 500−501 1970)、特公昭40
−15989号、特開昭56−5826号等に記載の方
法によって製造できるが、本発明において用いられるも
のは、ここに掲げた方法によって製造されたものに限ら
ないことは言うまでもない。
オルガノシルセスキオキサンの具体例を以下に挙げる。
m′=2〜67 〔式中、メチル基とフェニル基との割合は2:1であり
、夫々の基がこの位置にあるとは限らない。〕 (IV) 〔式中、メチル基とフェニル基との割合は1:4であり
、夫々の基がこの位置にあるとは限らない。〕 上記化合物11■、■、■及びVは、夫々商標名GR1
00、GR150、GR650、GR908及びGR9
50(オーエンスーイリノイス社製、米国)として市販
されている。
本発明において上記パーフルオロアルキル基を有するシ
ラン又はシロキサン化合物とオルガノシルセスキオキサ
ンのラダー重合体との配合割合は、通常重量比で99:
1〜1:99程度の広い範囲から適宜選択できるが、離
型剤の塗膜性及び離型性能を損わないようにするには、
95:5〜10:90程度、好ましくは90:10〜4
0 : 60程度とするのがよい。
本発明離型剤を使用して離型処理を行なう際には、まず
本発明離型剤を有機溶剤又は水性媒体中に溶解又は分散
させ、次いで得られた溶液又は分散液を、例えば、型面
にスプレーする、型面に刷毛塗りする、該溶液又は分散
液中に金型を浸漬する等の操作で、型内面に塗布すれば
よい。用いられる有機溶剤としては、例えばベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール
、エタノール、ブタノール、プロパツール、イソプロパ
ツール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、酢酸エチル、エチルアセテート等のエ
ステル類、ジオキサン、テトラハイドロフラン、セロソ
ルブ等のエーテル類、メチルクロロホルム、テトラクロ
ロジフルオロエタン、1,1.2−トリクロロ−1,2
,2−)リフルオロエタン、トリクロロエチレン、テト
ラクロロエチレン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニ
トリル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド、メタキ
シレンへキサフロライド等を例示できる。
これら有機溶剤は、単独でも又は併用しても用いること
ができる。本発明離型剤の有機溶剤溶液又は水性分散液
を製造する場合、離型剤の濃度は、通常0.01〜40
重量%程度、好ましくは0.07〜3重量%程度とすれ
ばよい。本発明離型剤の溶液又は分散液中に、ジクロ口
ジフルオロメタン、モノフルオロトリクロロエタン、ジ
クロロテトラフルオロエタン等のプロペラントを添加し
てエアゾール化すれば、スプレー処理により、離型処理
を簡便化できる。
本発明においては、上記パーフルオロアルキル基を有す
るシラン又はシロキサン化合物とオルガノシルセスキオ
キサンのラダー重合体とを縮合させることによって、本
発明離型剤の離型性能、離型寿命をより一層向上させる
ことができる。縮合反応は、例えば、型面に離型剤を塗
布後、40〜400℃程度で熱処理する等の方法で実施
できる。
更に、縮合反応を促進するために、触媒を添加してもよ
い。触媒の具体例としては、例えば、ピリジン、アミン
含有シリコーン、トリエタノールアミン等のアミン、水
酸化テトラメチルアンモニウム、メラミンホルムアルデ
ヒド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキサイド
等の塩基、フェニルホスホン酸、クエン酸、ギ酸、塩酸
、酢酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸若しくは有機酸
又はそれらの金属塩等が例示できる。前記金属塩の金属
としては、例えば、スズ、銅、鉄、亜鉛、ナトリウム、
カリウム、アルミニウム等を例示できる。触媒の添加量
は特に制限されないが、通常本発明離型剤の0.01〜
6重量%程度とすればよい。
本発明においては必要に応じて、離型剤の安定性、ぬれ
等を改良する目的でカチオン系、アニオン系、非イオン
系等の各種の界面活性剤類を、また離型性、潤滑性を改
善する目的でフッ素樹脂粉末、フッ化カーボン、アルミ
ニウム粉、銅粉、雲母粉、フッ素オイル、シリコーンオ
イル、シリコーンオイル等を添加してもよい。更に必要
に応じて、被膜形成剤、粘度調整剤等を添加してもよい
本発明離型剤は、通常の高分子成形体のいずれにも使用
でき、例えば、ゴム、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、繊
維強化合成樹脂及びその他の無機成形体等を型成形する
のに有効である。更に本発明離型剤は、エポキシ樹脂等
の従来の離型剤と反応し易い樹脂、ウレタンフオーム等
のゴム等の型成形に特に有効である。
また本発明離型剤は背面処理剤、アンチブロック剤等と
しても使用できる。
発明の効果 本発明離型剤は、以下の如き優れた効果を示す。
(1)本発明離型剤を加熱処理することにより形成され
る離型剤塗膜は、従来の離型剤による塗膜に比べて極め
て高い硬度を有しているため離型寿命が従来の離型剤に
比べて著しく長く、再処理回数を大巾に減少させ得る。
また、重ね塗りが容易である。従って、本発明離型剤の
使用によって、生産性が著しく向上される。
(2)本発明離型剤は優れた造膜性を有し、複雑な形状
又は大型の成形用型面に均一な塗膜を形成することがで
きる。
(3)0.1%濃度の離型剤でも優れた離型性を発揮す
るため、成形体の寸法精度が向上する。
実施例 以下にシラン又はシロキサン化合物の合成例、実施例及
び比較例を挙げ、本発明をより一層明瞭なものとする。
以下単に部又は%とある場合、それぞれ重量部又は重量
%を表わすものとする。
合成例I CF3 CF2  (CF2 CF2 )  CH=C
H2(Xが3.4、5.6又は7のものの混合物である
。nの平均値は3.6゜以下化合物Aとする。)75.
9g(0,150モル) 、H81C0324,5g(
0,185モル) 、H2PtC95O,036g (
0,00007モル)及び乾燥イソプロピルアルコール
0.45ccを100ccステンレス製オートクレーブ
に仕込み、加熱して85℃に6時間保持した。
加熱終了後、蒸留することにより120℃〜127℃/
 25 m m Hgの留分の反応生成物74.9gを
得た。反応生成物はガスクロマトグラフィー、IRSN
MRで分析すると CF3 CF2  (CF2 CF2 ) 、 CH2
CH281CQ3(xは上記に同じ。以下化合物Bとす
る)であった。化合物Aの転化率は98%であった。
化合物B21gとトリクロロトリフルオロエタン30g
とを200−ナス型フラスコに仕込み、トリエチルアミ
ン40g (0,4モル)及びメタノール30g (0
,9モル)を加え、加熱して50℃に1時間保持した。
加熱終了後トリエチルアミン・メタノール・トリクロロ
トリフルオロエタンを完全に留去した後再びトリクロロ
トリフルオロエタンを加え、キリャマロートでトリエチ
ルアミン塩酸塩を濾過した。
得られたか液のトリクロロトリフルオロエタンを留去し
、反応生成物を得た。ガスクロマトグラフ、IR,NM
Rより反応生成物は、 CF3 CF2  (CF2 CF2 ) x082 
CH231(OCh ) 3(Xは上記に同じ。以下化
合物■とする)であると瀝認した。収率は100%であ
った。
合成例2 (Xが3.4.5.6又は7のものの混合物である。X
の平均値は3.6゜以下化合物Cとする。)19.8g
 (0,037モル)及び 112 N CH2C112NH(CH2) s 81
(OCH3) s8.3g (0,037モル)を50
ccのナス型フラスコに仕込み、加熱して60℃に12
時間保持した。加熱終了後NMR,IRにより分析した
ところ反応生成物は H (w’は−NHCH2CH2NH−を示す。)(以下化
合物■とする)であると確認した。化合物Cの転化率は
95%であった。
合成例3 合成例1において、化合物Aの使用量を91゜6g (
0,181モル)に変更し、且っH81CQ324.5
g (0,185モル)に変えてIsi (CH3)C
12225,Og (0,217モル)を使用する以外
は、合成例1と同様の操作を行い、CH3 を得た。化合物Aの転化率は98%であった。引き続き
合成例1と同様の操作を行ない、CH3 (以下化合物■とする)を収率100%で得た。
合成例4 合成例1により得た化合物■(Xが3.4.5.6.7
のものの混合物である。Xの平均値は3゜6゜)9.6
5g (0,0167モル)及びイオン交換水0.60
g (0,0334モル)を50−のナス型フラスコに
仕込み、80℃で1時間反応させた。反応終了後NMR
,元素分析により、全体としてシリコーン原子1モルに
対しメトキシ基1モル及びメチル基1モル脱離した、一
般式%式% 〔式中、Xは上記に同じ。aは0.1又は2である。〕
が結合した形の部分加水分解縮合物(以下化合物■とす
る)であることを確認した。尚、Si側末端はCH2O
−若しくはHO−が結合す゛るか又は0側末端と結合し
て環を形成し、0側末端はCH3−若しくはH−が結合
するか又はSi側末端と結合して環を形成しているもの
と考えられる。
実施例1 1  目  的 本発明離型剤及び従来の離型剤を、エポキシ樹脂及び半
硬質ウレタンフオームの離型試験に供し、その離型性能
及び離型寿命を夫々測定した。
2 使用した離型剤 (A)本発明離型剤 合成例1〜4で得られた4種の含フツ素シラン又はシロ
キサン化合物■〜■及び下記に示す3種のラダーオルガ
ノシロキサン(以下PLO3とする)■〜■を使用し、
第1表に示す配合割合で9種の本発明離型剤を製造した
〔式中、メチル基とフェニル基とのilJ合は2:1で
あり、夫々の基がこの位置にあるとは限らない。また2
つのより長いシロキサン鎖を結合する酸素原子の3モル
%が2個の水酸基で置換されている。〕 尚、第1表中溶剤の欄において、IPAはイソプロピル
アルコール、S−3は1,1.2−)リフルオロトリク
ロルエタン、m−XHFはメタキシレンへキサフロライ
ド、DMFはジメチルホルムアミドを示す。(以下同様
とする) (B)製造方法 1)  No、1〜5の離型剤 含フツ素化合物、PLO8及び溶剤を室温で10分間攪
拌混合し、離型剤を得た。
2)  No、6〜9の離型剤 含フツ素化合物、PLO8、溶剤及び添加剤を、室温で
10分間攪拌混合し、離型剤を得た。
(C)従来の離型剤 比較例として使用した、従来の離型剤を第2表に示す。
第   2   表 3 半硬質ウレタンフオームの離型試験(A)半硬質ウ
レタンフオームの組成 A液 スミセン3900 (ポリオール、住友化学■製)90部 水         (発泡剤)1.6部トリエタノー
ルアミン(触 媒) 3部トリエチルアミン  (触 
媒)0.5部カオライザー (整泡剤、花王■製)    0.5部B液 スミジュール44V20 (イソシアネート、住友化学■製) 41.3部 (B)試験方法 6cmX3cmのアルミニウム金型に、各種離型剤を塗
布し、熱処理して乾燥させた。次いで半硬質ウレタンフ
オーム上記A、B液を5000rpmX10sec、で
攪拌混合し、直ちに上記アルミニウム金型に注入した。
室温で10分間硬化させた後、引張試験機(引張速度2
00 mm/m1ll )を用いて接着強度により離型
性能を測定する。離型寿命は離型剤を1回塗布後、更に
塗布を行なわずに離型性が悪化するまでとした。即ち、
成形物が完全な形で取れる間離型剤を塗布せず成形を繰
り返し、完全な形で取り出せた回数を離型寿命とする。
第3表の離型性の値は、測定時最も平均的に現われた離
型性の判定値である。尚、第3表における離型塗膜熱処
理条件とは、離型剤を金型に塗布後、該塗膜を加熱して
焼き付は硬化(縮合反応)させた条件である。
第3表 4 エポキシ樹脂の離型試験: (A)エポキシ樹脂の組成 A液 エピコート#828 (シェル化学製)100部 B液 トリエチレンテトラミン    10部(B)試験方法 1010X10のアルミニウム型上に離型剤を刷毛塗り
し風乾した。次いでエポキシ樹脂上記A、B液をよく混
合し、10cmX 10cmのガラスセンイ布〔チョッ
プスラントマット、日東紡績棟〕に含浸させた後金型に
注入した。
25°C室温下で1日放置して硬化させた後、引張試験
機(引張速度20mm/m1n)を用いて90°剥離強
度により離型性能を測定した。離型寿命は離型剤を1回
塗布後、更に塗布を行わずに離型性が悪化するまでとし
た。即ち成形物が完全な形で取れる間、離型剤を塗布せ
ずに成形を繰り返し、完全な形で取りだせた回数を離型
寿命とする。第4表の離型性の値は、測定時に最も平均
的に表われた離型性の判定値である。
また、得られた成形物を洗浄せずに、その2次加工性に
ついて評価した。評価は以下のようにして行った。即ち
、ボンドEセットM(エポキシ樹脂を主剤とする接着剤
、コニシ株式会社)の主剤と硬化剤とを容積比1:1に
混合し、得られた接着剤で成形体2枚を接着し、1日間
室温(約30℃)で放置した後、接着されているかを調
べた。
第   4   表 以上の結果から、本発明離型剤が、従来の離型剤に比べ
著しく優れた離型寿命を有し、離型性能及び二次加工性
の面でも優れていることが判る。
(以 上) 代理人 弁理士 三 枝 英 二 ′不、・虱、ツ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1](A)パーフルオロアルキル基を有するシラン又
    はシロキサン化合物及び (B)オルガノシルセスキオキサンのラダー重合体 を含有してなる離型剤。 [2]パーフルオロアルキル基を有するシラン又はシロ
    キサン化合物95〜10重量%及びオルガノシルセスキ
    オキサンのラダー重合体5〜90重量%から成る特許請
    求の範囲第1項に記載の離型剤。
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