JP2002244708A - 生産管理方法 - Google Patents

生産管理方法

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JP2002244708A
JP2002244708A JP2001036813A JP2001036813A JP2002244708A JP 2002244708 A JP2002244708 A JP 2002244708A JP 2001036813 A JP2001036813 A JP 2001036813A JP 2001036813 A JP2001036813 A JP 2001036813A JP 2002244708 A JP2002244708 A JP 2002244708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、生産管理方法に関し、装置群を工程
群で共用して隘路又は制約工程の能力を改善する場合
に、この工程群で前工程の停止に対する最適な安全仕掛
を確保し、さらにこのような工程群を含むライン全体で
最大のスループットを確保し、かつ手番を予測し最小化
できる生産管理方法を提供することを目的とする。 【解決手段】隘路又は制約工程を一部に含み、隘路又は
制約工程と他の工程との間で装置の共用関係によりお互
いに能力の授受が可能な工程群において、工程群の各工
程の製品処理能力に対する必要製品処理数の比率である
負荷率を求め、各工程の負荷率がほぼ等しくなるように
装置の各工程に対する最適使用比率を計算し、各装置の
各工程に対する使用比率を最適使用比率とほぼ等しくな
るように各工程の処理予定を定め、生産計画の対象期間
における各工程の負荷をほぼ均等化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産管理方法に関
し、特に液晶表示装置の薄膜トランジスタ(TFT)基
板の製造に用いて好適な生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】装置の長時間停止が他工程に影響するこ
とを防ぐ安全仕掛数を計算し、ジャストインタイム生産
を実現する生産管理方法は、本願出願人による日本国特
許出願(特開2000−263388号公報(以下、文
献1という))に提案されている。この生産管理方法で
は、複数の装置が複数の工程を処理する場合の一般的な
安全仕掛数の計算方法を提示し、安全仕掛数を装置停止
が起こる工程の直後に確保し、安全仕掛数と同数の空棚
を直前に用意することで、装置停止の影響を受けないラ
イン管理の方法を説明している。
【0003】また、本願出願人による日本国特許出願
(特願2000−085434号(以下、文献2とい
う))では、一般に装置の共用化によりお互いに能力の
授受が可能な工程群における生産管理方法が提案されて
いる。この生産管理方法では、まずこれらの工程群の各
工程の製品処理能力に対する各工程の必要製品処理数の
比率である負荷率を、中日程生産計画の対象となる操業
期間全体での各工程の累積能力に対する各工程の累積生
産予定の比率として求める。次に、負荷率が工程群の各
工程で等しくなるように、各装置の各工程に対する最適
使用比率を計算する。操業期間での各装置の各工程に対
する使用比率を最適使用比率とほぼ等しくなるように各
工程の処理予定を定めている。
【0004】また、TOCと呼ばれる生産改善手法の基
本的な生産管理方法は、隘路工程と出荷前工程に仕掛を
集中させる一方で、他の工程には十分な保護能力を持た
せる方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、文献1に提案さ
れた方法は、装置の長時間停止が起こり得る全ての工程
に安全仕掛を設定する場合、仕掛が増加してライン全体
の手配番数(手番)が増加するという問題を有してい
る。
【0006】また、文献2に提案された方法は、一般に
装置の共用化によりお互いに能力の授受が可能な工程群
において、中日程生産計画の対象となる操業期間全体に
対して、工程群の各工程間の負荷の平準化を図ることが
できる。しかし、ライン全体での手番の管理方法や仕掛
の設定方法は決定できず、納期管理を十分に行えないと
いう問題を有している。
【0007】また、液晶表示装置に用いるTFT基板の
生産ラインのように、投資効率の最大化が必須のライン
は、隘路工程の能力と他の工程の能力がかなり近づいて
いるため、十分な保護能力を持たせることが難しい。ま
た、装置の計画的長時間停止や突発的長時間停止が起こ
る工程が多数あり、隘路工程が状況により移動しやすい
ため、隘路工程を予め予測して仕掛を集中的に管理する
だけではラインのスループットを最大化することが難し
いという問題を有している。
【0008】さらに従来は、異なるいくつかの工程で共
用化が可能な装置について、そのうち1つの工程が隘路
工程又は制約工程(状況により隘路となる可能性がある
工程)である場合、積極的に装置の共用関係を作り、隘
路工程又は制約工程に他の工程から能力を回すための生
産管理方法や仕掛の管理方法が示されていない。同様
に、装置の共用関係によりお互いに能力の授受が可能な
工程群が隘路工程又は制約工程となる場合の生産管理方
法や仕掛の管理方法も示されていない。
【0009】本発明の目的は、装置群を工程群で共用し
て隘路工程又は制約工程の能力を改善する場合に、この
工程群で前工程の停止に対する最適な安全仕掛を確保
し、さらにこのような工程群を含むライン全体で最大の
スループットを確保し、かつ手番を予測し最小化できる
生産管理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】隘路工程又は制約工程と
他の工程又は工程群との間で装置の共用化が可能である
場合、装置の共用関係を工程間又は工程群間で作ること
により、余裕のある工程から隘路工程又は制約工程に能
力を回すことが可能となり、ライン全体としてのスルー
プットを改善することができる。
【0011】そして、このように装置の共用関係により
お互いに能力の授受が可能な工程群を作り、これらの工
程群の各工程の製品処理能力に対する各工程の必要製品
処理数の比率である負荷率を中日程生産計画の対象とな
る操業期間全体での各工程の累積能力に対する各工程の
累積生産予定の比率として求める。その負荷率が工程群
の各工程で等しくなるように、各装置の各工程に対する
最適使用比率を計算する。操業期間全体での各装置の各
工程に対する使用比率が最適使用比率にほぼ等しくなる
ように各工程の処理予定を定めることにより、各工程の
負荷は生産計画の対象期間で均等になり、工程群の間で
負荷が均等化し隘路工程又は制約工程の能力は改善され
る。
【0012】このようにすることで、共用化が可能な装
置が異なるいくつかの工程にあり、一つの工程は隘路工
程又は制約工程であって他の工程は能力に余裕がある場
合に、積極的に装置の共用関係を作って、隘路工程又は
制約工程に他の工程から能力を回すとともに、これらの
工程群の各工程の処理予定を最適に管理することができ
る。同様に、装置の共用関係によりお互いに能力の授受
が可能な工程群が隘路工程又は制約工程となる場合に
も、上記の方法でこれらの工程群の各工程の最適な処理
予定を作成することが可能となる。
【0013】さらに、装置の共用関係によりお互いに能
力の授受が可能な工程群が隘路工程又は制約工程となる
場合に、この工程群の適正仕掛を以下のように設定する
ことでスループットが最大化され、かつ手番が適正化で
きる。
【0014】すなわち、この工程群を処理順序で投入口
に近い順に工程pn(n=1,2,…,i−1,i,
…)とし、工程piの直前仕掛を、工程p(i−1)と
工程piとの間にある工程の中で定期メンテナンスある
いは付帯作業による停止時間に対応する安全仕掛数が最
も多い工程pjに対する安全仕掛と工程piの基本仕掛
の和に等しくする。この仕掛は装置の共用関係で能力を
授受できるこの工程群の全ての工程に設定する。
【0015】そして、前記工程群が隘路工程である場合
は、ラインで突発故障による停止時間に対応する安全仕
掛が最も多い工程の安全仕掛に等しい仕掛を前記工程群
のいずれかの工程の直前仕掛に加える。したがってこの
工程の仕掛は、前の工程の定期メンテナンス又は付帯作
業に対応する安全仕掛と基本仕掛、そして突発故障によ
る停止に対する安全仕掛の総和となる。
【0016】また、前記工程群は制約工程であり、それ
以外に隘路となる工程がある場合は、この隘路より投入
口側の工程の中で、突発故障による停止時間に対応する
安全仕掛が最も多い工程の安全仕掛に等しい仕掛と、前
記隘路工程の基本仕掛の和を、前記隘路工程の適正仕掛
とする。
【0017】このようにすることで、まず、定期メンテ
ナンスや付帯作業などのルーチン的な装置の長時間停止
に対して、前記の工程群が影響を受けることなく、平準
化した処理を確保することができる。
【0018】一方、突発的な障害が発生した場合には、
前記工程群が隘路工程である場合において、どこで突発
的な障害が発生していても、障害が発生した工程の後
で、前記の工程群に属する最初の工程で製品待ちが発生
した場合に、前記工程群に属する各工程間でお互いに能
力の授受が可能なため、結果的に、ラインの突発的な最
長停止に対する安全仕掛を設定した工程に能力を回すこ
とができ、隘路工程の装置で損失が生ずることを防止で
きる。そして障害復旧後は、再び装置の共用関係を利用
して回した能力を徐々に製品待ちが発生した工程に戻す
ことにより、前記工程群の各工程の累積処理のバランス
を回復することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態による生産
管理方法について図1乃至図4を用いて説明する。本実
施の形態による生産管理方法は、隘路工程又は制約工程
と他の工程又は工程群の間で装置の共用化が可能である
場合、装置の共用関係を工程間又は工程群間で作ること
により、余裕のある工程から隘路工程又は制約工程に能
力を回すことを可能としている。
【0020】まず、隘路工程又は制約工程を一部に含
み、隘路工程又は制約工程と他の工程との間での装置の
共用関係によりお互いに能力の授受が可能な工程群にお
いて、各工程の負荷率を、中日程生産計画の対象となる
操業期間全体での各工程の累積能力に対する前記各工程
の累積生産予定の比率として求める。負荷率とは、各工
程の製品処理能力に対する各工程の必要製品処理数の比
率である。
【0021】次に、各工程の負荷率が等しくなるよう
に、装置の各工程に対する最適使用比率を算出する。操
業期間での各装置の各工程に対する使用比率を、算出さ
れた最適使用比率とほぼ等しくなるように各工程の処理
予定を定める。このように、生産計画の対象期間におけ
る各工程の間の負荷を均等化して、隘路工程又は制約工
程の能力を改善する。
【0022】隘路工程とは、各工程が計画通りの能力を
発揮した場合にライン全体のスループットを律速する工
程である。制約工程とは、条件によってはライン全体の
スループットを律速する工程のことである。例えば1ヶ
月の間に起こり得る装置の最長停止予測時間でライン能
力を管理している場合における、統計的に3ヶ月に1度
といった頻度で起こり得るライン能力の管理外である設
備の長時間停止の発生等が条件となる。
【0023】複数の隘路工程又は制約工程の間で装置の
共用関係によりお互いに能力の授受が可能な工程群にお
いても、上記の方法で生産管理を行うことができる。
【0024】隘路工程又は制約工程となる工程群の各工
程の処理予定を定めた後、この工程群以外の工程の仕掛
が基本仕掛を越えたら能力範囲内で最大限の処理を行
い、仕掛が基本仕掛以内であれば平準化した処理を行う
ように工程の処理予定を定める。平準化した処理とは、
操業期間の各操業日毎の各工程の負荷率が、中日程生産
計画の対象となる操業期間全体での負荷率に等しくなる
ように、各工程を処理する装置のメンテナンス予定や付
帯作業予定の日程に対して各工程の日毎の処理予定を定
めた場合の処理予定数の処理である。
【0025】装置の共用関係によりお互いに能力の授受
が可能な工程群が隘路工程又は制約工程となる場合に、
この工程群の適正仕掛を以下のように設定する。まず、
この工程群を、処理順序が投入口に近い方から順に工程
pn(n=1,2,…,i−1,i,…)とする。工程
piの直前仕掛は、工程p(i−1)と工程piとの間
の工程であって、定期メンテナンス又は付帯作業による
停止時間に対応する安全仕掛(以下、メンテ停止に対す
る安全仕掛という)が最も多い工程pjの安全仕掛と工
程piの基本仕掛との和に等しくする。この直前仕掛
は、装置の共用関係で能力を授受できるこの工程群の全
ての工程に設定される。
【0026】安全仕掛とは、ある工程で装置が1台停止
した場合に、装置停止中にこの工程での処理が必要な基
板数から、実際に処理できる基板数を減じた値である。
この値は、装置停止中に後の工程で不足する基板数に相
当する。基本仕掛とは、この工程で装置停止がない場合
に、1日の目標数を処理するのに必要な最低限の基板数
である。
【0027】次に、工程群の各工程がライン全体の隘路
工程である場合は、全工程のうち突発故障による停止に
対応する安全仕掛(以下、突発停止に対する安全仕掛と
いう)が最も多い工程の安全仕掛に等しい仕掛を工程群
のいずれかの工程の直前仕掛に加える。したがって、こ
の工程の仕掛は、前の工程のメンテ停止に対する安全仕
掛と基本仕掛、及び突発停止に対する安全仕掛の総和と
なる。このいずれかの工程とは、工程群のいずれか1つ
の工程でもよいし、工程群の複数又は全ての工程に分散
して設定してもよい。分散して設定した場合、必ずしも
各工程への割り振りを固定する必要はなく、総和が一定
であれば状況に応じて割り振りを変化させてもよい。
【0028】この工程群が制約工程であり、工程群以外
に隘路となる工程がある場合は、この隘路工程より投入
口側の工程であって突発停止に対する安全仕掛が最も多
い工程の安全仕掛に等しい仕掛と、隘路工程の基本仕掛
との和を隘路工程の適正仕掛とする。
【0029】また、工程pjの直前工程からの日毎の受
入数が中日程生産計画の対象期間内で平準化しており、
かつ工程pjの装置が安全仕掛に換算した数が最も多
く、したがって停止時間の影響が最も大きい停止に入る
直前の仕掛が工程pjの基本仕掛に等しいと仮定して、
工程pjを処理する各装置のメンテナンス及び付帯作業
予定のカレンダーを基に定めた工程pjの日毎処理予定
から仕掛推移を計算する。次に、この工程pjの日毎処
理予定と同じ数が工程piの日毎受入数になると仮定
し、かつ工程pjの装置が安全仕掛に換算した数が最も
多く、したがって停止時間の影響が最も大きい停止に入
る直前の工程piの仕掛が、工程pjの装置停止に対す
る安全仕掛数と工程piの基本仕掛の和に等しいと仮定
して、工程piの日毎処理予定から工程piの仕掛推移
を計算する。このようにして工程piと工程pjの仕掛
を前記工程群の全ての工程に対して計算し、この仕掛推
移の平均仕掛を工程piと工程pjの適正仕掛として設
定する
【0030】上記の方法で工程piと工程pjの適正仕
掛を計算した後、他の工程の適正仕掛を各工程の基本仕
掛に等しいと仮定して、ラインの全工程に対して適正仕
掛を設定する。次に、ラインの全工程の適正仕掛を合計
してラインの適正総仕掛を求める。そして、実際のライ
ンの総仕掛がこの適正総仕掛と等しくなるようにライン
全体の出荷数と投入数を管理する。さらに、状況により
ラインの総仕掛と適正総仕掛との間に偏差が生じた場
合、ラインの総仕掛が速やかに適正総仕掛に等しくなる
ように出荷数と投入数を調整する。
【0031】上記の方法によりラインの総仕掛を管理
し、かつ手番を(総仕掛÷日毎平均出荷数)で予測する
ことにより生産計画を作成し、納期を管理する。
【0032】また、装置の共用関係によりお互いに能力
の授受が可能な工程群の工程piが隘路工程となってお
り、この工程群以外の工程であって、工程piより出荷
口側でかつ工程p(i+1)より投入口側のいずれかの
工程で装置の長時間停止などのトラブルにより処理不足
が起こった場合に、工程piより出荷口側の工程の製品
待ちによる処理量低下で余剰となる能力を工程pi又は
工程piより投入口側の工程群の各工程に振り向けるこ
とで、工程群の総能力の損失を防止する。このようにす
ることで、突発停止に対する安全仕掛をなくし、総仕掛
を減少させ、手番を短縮することができる。この時、工
程piより投入口側の工程群の各工程の処理量を増加さ
せるために、ラインの総仕掛に一定の許容上限を設け、
その範囲内に総仕掛が収まるように一定期間投入口から
の製品投入量を増加させることを許容する。
【0033】総仕掛の許容上限は、この許容上限と正常
時の総仕掛との差を工程群の工程piより出荷口側の工
程数で割った値が、これらの工程群の平均処理能力と、
これらの工程群に次いで隘路となる工程(準隘路工程)
の処理能力との月当たりの能力の差となるように定め
る。突発故障の復旧後に、工程pi又は工程piより投
入口側の工程群の各工程に振り向けた能力を工程piよ
り出荷口側の工程群の各工程に戻すことにより、工程p
iより出荷口側の各工程の処理量を増加させ、出荷量を
投入量より増加させる。それによって、許容上限の範囲
で増加した総仕掛を正常時の総仕掛まで減少させる。
【0034】また、装置の共用関係によりお互いに能力
の授受が可能な工程群の工程pn(n=1,2,…,
i,i+1,…)が隘路工程となる場合に、通常時は工
程p1の前の工程に設定するメンテ停止に対する安全仕
掛を0とし、工程p1の直前仕掛を基本仕掛のみとす
る。工程p1と投入口の間の工程の装置のメンテナンス
停止予定日が近づいたとき、一定期間投入量を増加させ
ることで、メンテ停止に対する安全仕掛に相当する仕掛
を確保する。ここで一定期間は、工程p1の前の工程に
設定していたメンテ停止に対する安全仕掛を、これらの
工程群の日平均処理予定数と、工程p1より投入口側の
各工程のうち最も能力の小さい工程の日平均処理能力と
の差で割った日数とする。
【0035】さらに、装置の共用関係によりお互いに能
力の授受が可能な工程群の工程pn(n=1,2,…,
i−1,i,i+1,…)が隘路工程となる場合に、通
常時は工程piの直前の工程に設定する安全仕掛を(工
程piの元の安全仕掛)−(工程p(i+1)の元の安
全仕掛)(ただし負となる場合は0)とし、工程piの
直前仕掛を基本仕掛のみとする。
【0036】工程piと工程p(i−1)の間の工程に
用いる装置のメンテナンス停止予定日が近づいた場合の
み、第1の一定期間工程piの処理量を減少させ、工程
pjにその余剰処理能力を振り向けてメンテナンス停止
に対する安全仕掛を確保する。メンテナンス日以降の第
2の一定期間で再び工程pjの処理量を減少させ、工程
piにその余剰処理能力を振り向けて工程piのリカバ
リを行う。ここで、第1の一定期間とは、工程piの直
前の安全仕掛を工程pjに工程piから1日あたり回せ
る処理能力で割った値である。また、第2の一定期間と
は、工程piと工程p(i−1)の間でメンテナンス停
止が発生した工程から、メンテナンス時に溜まった仕掛
を工程piまで送り込むのに必要な日数である。
【0037】この生産管理方法は、工程piの能力を振
り向ける工程pjの安全仕掛が、工程piの元の安全仕
掛と工程p(i+1)の安全仕掛のうちどちらか少ない
方の仕掛より多い場合に成立する。工程pjの安全仕掛
の方が少ない場合は、工程piの直前に設定した安全仕
掛を通常は(工程piの元の安全仕掛)−(工程pjの
安全仕掛)とすればよい。
【0038】また、工程pjと次の工程piとが共通の
ストッカー又は保管棚を使用することにより、保管スペ
ースを効率よく設定できる。すなわち、工程pjの装置
で長時間停止する場合は、工程pjの仕掛が増加して工
程piの仕掛が減少し、長時間停止後に工程pjの装置
が最大稼働して工程piに仕掛が移動した後は、工程p
iの仕掛が増加して工程pjの仕掛が減少する。その結
果、工程piと工程pjの仕掛の合計はほぼ一定とな
り、保管棚は常に有効に利用できる。
【0039】
【実施例】以下、具体的に実施例を用いて本生産管理方
法について説明する。 〔実施例1〕生産ラインの工程が工程1,2,…,19
の19工程からなる生産ラインにおいて、工程2,5,
8,11,14,17の6工程は、装置の共用関係によ
りお互いに能力の授受が可能な工程群である工程piと
なる。装置A,B,Cは工程2,8を処理可能であり、
装置Dは5,11を、装置Eは5,14を、装置Fは5
のみを、装置Gは11,14を、装置Hは14のみを、
装置I,J,Kは工程8,17をそれぞれ処理可能であ
る。この場合、工程2,5,8,11,14,17の工
程群は装置の共用により、工程群の任意の工程から任意
の工程へ能力を回すことができる。それは各工程間が装
置の共用により鎖の輪のように繋がれているためであ
る。
【0040】図1(a)、(b)は、装置の共用関係に
よりお互いに能力の授受が可能な工程群における負荷率
及び各装置の最適使用比率の計算例を示す表である。工
程名の欄は各工程で使用する装置を表しており、例えば
2(♯A)は工程2で使用する装置Aのことを表してい
る。各装置が複数の品種を処理する場合、装置が1枚の
基板を処理するのに要する時間であるタクトは品種毎に
異なる可能性があり、図1(a)では異なる2つの品種
のタクトを品種毎タクトt1(sec)、t2(se
c)と表している。そこで加重平均タクトを理論時間H
(sec)と呼び、H=Σ(品種毎タクト×品種毎処理
予定数)/Σ(品種毎処理予定数)と定義する。ここ
で、品種毎処理予定数とは、中日程生産計画の対象とな
る操業期間で設定されている品種毎の予定数を日割りの
平準化した予定数に換算して求めたものであり、図1
(a)では、生産比率P1、P2として表している。す
なわち、
【0041】H=Σ(tk・Pk)/ΣPk となる。
【0042】次に、その装置が一定の処理枚数毎に一定
時間の付帯作業により停止することを考慮して、付帯時
間W(sec)をW=(付帯作業による装置停止時間)
/(付帯作業後の稼動開始から次の付帯作業による停止
までに処理する基板数)と定義する。本実施例では、W
=5.0としている。ここで、各装置が基板1枚を処理
するのに要する平均時間はH+W(sec)となる。
【0043】そして、各装置の各工程で最大限使用した
場合の能力である最大日平均処理能力(スループット
(枚/日))は、(24×60×60×(可動率)×
(正味稼働率))/(H+W)で計算できる。可動率
は、装置起因で装置が停止している時間の割合であり、
通常1ヶ月程度の期間における累積操業時間に対する累
積可動時間の比率で求める。本実施例では、装置Hは可
動率=95.0%であり、その他の装置は可動率=9
0.0%である。また、正味稼働率は、可動時間のうち
装置が実際に製品を処理した時間の割合であり、同様に
1ヶ月程度の期間における累積可動時間に対する累積製
品処理時間の比率で求める。本実施例では、装置Hは正
味稼動率=95.0%であり、その他の装置は正味稼動
率=90.0%である。可動率×正味稼働率は、一般に
稼働率と呼ばれている。
【0044】次に、各装置の各工程に対する日平均処理
能力(処理枚数(枚/日))は、(最大日平均処理能
力)×(装置をその工程に使用する比率(装置使用比
率))で算出される。各工程iの日平均処理予定数Ni
(枚/日)は、
【0045】Ni=ΣNij
【0046】で表され(Nijは各装置jの各工程iに
対する日平均処理予定数)、本実施例では全ての工程i
でNi=1000としている。中日程生産計画の対象と
なる操業期間全体での各工程iの累積能力に対する各工
程の累積生産予定の比率である負荷率Liは、Ni/
(各工程iの日平均処理能力)で表される。
【0047】図1(a)、(b)に示した表は、各工程
の負荷率が等しくなるように装置使用比率を設定するた
めに開発されたツールである。すなわち、各装置の各工
程に対する日平均処理能力を工程毎に合計して求められ
る各工程の日平均処理能力が、各工程で等しくなるよう
にすれば、負荷率Liは各工程で等しくなる。各工程の
負荷率Liが等しくなるための装置使用比率Rij(最
適使用比率)は、図1(a)、(b)に示した表を使用
し、線形計画法、カット・アンド・トライ法等を用いて
求めることができる。図1(b)のように装置使用比率
Rijを設定すれば、各工程の負荷率Liが等しくな
り、この工程群が隘路工程である場合は、ライン全体の
スループットを最大化できる。なお、装置Eの工程5と
工程14における装置使用比率の合計が1とならないの
は、実験等の目的で製品処理以外でも使用しているため
である。本実施例では、各工程の日平均処理能力は10
31枚程度であり、日平均処理予定数Niが1000枚
/日である中日程生産計画に対する負荷率Liは97%
となっている。
【0048】また、この工程群が隘路工程でなく制約工
程である場合も、各工程に均等な余裕度を設定でき、ラ
イン全体の円滑な運用を行うことができる。
【0049】本実施例において、日割りの各工程の処理
予定数は、その工程を処理する各装置のある日のメンテ
ナンス予定時間をS(sec)とし、また月平均でみた
平均故障停止時間をU(sec)として次式で計算でき
る。
【0050】その日の処理予定数=Σ((24×60×
60−S−U)×(装置使用比率Rij)/(H+
W))
【0051】図2(a)、(b)は、装置の共用関係が
ない場合の各工程の日平均処理能力の計算例を示す表で
ある。図2(a)、(b)に示すように、この例では工
程11の日平均処理能力は737枚となり、これがライ
ン全体のスループットとなる。日平均処理予定数Niが
1000枚/日の中日程生産計画に対する負荷率Liは
136%となり、完全に処理不足の状態になっている。
【0052】〔実施例2〕図3は、実施例1の場合にお
けるラインの適正仕掛設定と手番計算の例を示す表であ
る。装置の共用関係によりお互いに能力の授受が可能な
工程群に属する各工程2,5,8,11,14,17の
直前の工程1,4,7,10,13,16(工程pj)
が、工程群の各工程間で装置の定期メンテナンス又は付
帯作業による停止(以下、メンテ停止という)時間が最
も長い工程であるとする。最長の停止時間と装置台数、
各装置の日平均処理能力は図3に示す通りとする。簡単
のため各工程における複数台の装置は能力もメンテ停止
時間も同じと考える。
【0053】工程1,4,7,10,13,16の各装
置のメンテ停止に対して工程2,5,8,11,14,
17の各工程の直前に設定すべき安全仕掛(枚)は、
【0054】メンテ停止に対する安全仕掛=Ni×(メ
ンテ停止時間)/24−Σ((停止した装置以外の各装
置のその工程に対する日平均処理能力)×(メンテ停止
時間)/24)=(Ni−Σ(停止した装置以外の各装
置のその工程に対する日平均処理能力))×(メンテ停
止時間)/24 で表される。
【0055】工程1,4,7,10,13,16のいず
れかの工程で装置のメンテ停止が起こると、メンテナン
ス終了時にはその工程の直前に安全仕掛に相当する仕掛
がたまる。この仕掛を処理して本来の基本仕掛まで仕掛
が低減するまでのリカバリ期間(日)は、
【0056】リカバリ期間=(安全仕掛)/((装置の
日平均処理能力)×(装置台数)−Ni)
【0057】で表される。したがって工程1,4,7,
10,13,16の各工程の平均仕掛(枚)は、
【0058】平均仕掛=(基本仕掛)+((メンテ停止
に対する安全仕掛)×(リカバリ期間)/2)/(停止
間隔)
【0059】で表され、その値が適正仕掛として設定さ
れる。次に、工程2,5,8,11,14,17の工程
群の各工程の適正仕掛は、基本仕掛に直前工程のメンテ
停止に対する安全仕掛を加えたものが設定される。ま
た、その他の工程の適正仕掛は、基本仕掛が設定され
る。以上で設定された適正仕掛を図3に適正仕掛1とし
て示す。本実施例では基本仕掛を200枚としている。
【0060】そして工程2,5,8,11,14,17
が隘路工程である場合は、最長突発停止に対する安全仕
掛のうち、最も多い仕掛(本実施例では工程7の166
7枚)をこの工程群のいずれかの工程(本実施例では工
程8)の適正仕掛に加算する。ここで、最長突発停止に
対する安全仕掛は、統計的に算出される最長突発停止時
間を用いて、
【0061】最長突発停止に対する安全仕掛=Ni×
(最長突発停止時間)/24−Σ((停止した装置以外
の各装置のその工程に対する日平均処理能力)×(最長
突発停止時間)/24)=(Ni−Σ(停止した装置以
外の各装置のその工程に対する日平均処理能力))×
(最長突発停止時間)/24
【0062】で表される。図3に、以上で設定された適
正仕掛を適正仕掛2として示すとともに、各工程の適正
仕掛2を合計して求められるラインの総仕掛と、(ライ
ンの総仕掛)/Niで求められる適正手番を示す。総仕
掛を約9500枚とし、出荷基板数と等しい数の基板数
を投入する管理を行い、日毎平均出荷数1000を維持
することで、手番9.5日を安定して維持することがで
きる。
【0063】図4は、装置の共用関係によりお互いに能
力の授受が可能な工程群以外の工程が隘路工程である場
合におけるラインの適正仕掛設定と手番計算の例を示す
表である。図4では、装置の共用関係によりお互いに能
力の授受が可能な工程群の各工程の日平均処理能力(1
031枚/日)より小さい工程の日平均処理能力(10
11枚/日)を有する工程10が隘路工程となってい
る。工程10の適正仕掛2は、最長突発停止に対する安
全仕掛(1667枚)を工程10の適正仕掛1に加算し
て求められる。この場合のラインの総仕掛は約9800
枚となり、手番は9.8日となる。
【0064】〔実施例3〕次に、図3に示した装置の共
用関係によりお互いに能力の授受が可能な工程群が隘路
工程となる場合に、突発停止に対する安全仕掛(工程7
の1667枚)をなくした例について説明する。工程8
の適正仕掛は1242枚となり、総仕掛は約7800枚
となる。したがって通常時の手番は7.8日に短縮でき
る。
【0065】このラインにおいて、工程7で突発故障に
よる長時間停止が発生した場合を考える。最長突発停止
時間である40時間停止したとすると、この期間工程8
は1667枚の処理能力を有する。すなわち、メンテ停
止に対する安全仕掛と基本仕掛の合計である適正仕掛の
1242枚を使い果たし、さらに425枚分の製品待ち
による処理能力の余剰が発生する。この余剰処理能力を
工程2の処理を増加させることで吸収する。次に、工程
7の装置が復旧した後、工程2の処理能力を処理が減少
した工程8に回してリカバリを行う。さらに、工程7の
直前には1667枚分の仕掛が溜まっているため、これ
をリカバリする必要がある。工程7の能力余裕(=(工
程の日平均処理能力)−Ni)は150枚/日であり、
約11日間で工程8の425枚の余剰処理能力が解消さ
れるとともに安全仕掛1242枚が復旧される。
【0066】〔実施例4〕次に、実施例3で説明した突
発停止に対する安全仕掛(工程7の1667枚)をなく
した場合であって、さらに工程群の各工程のうち、最も
投入口に近い工程のメンテ停止に対する安全仕掛(工程
1の500枚)をなくした例について説明する。工程2
の適正仕掛は200枚となり、総仕掛は約7300枚と
なる。したがって、通常時の手番は7.3日に短縮でき
る。
【0067】工程1の装置のメンテナンスが近づいたと
きには、工程1の処理量を増加させ、工程2の直前に5
00枚の安全仕掛を確保する必要がある。工程1の処理
能力の余裕は、工程の日平均処理能力(1200枚/
日)と日平均処理予定数Ni(1000枚/日)との差
である200枚/日である。メンテナンスの2.5日前
から工程1の処理量を1200枚/日に増加させれば、
メンテナンス時には工程2の安全仕掛500枚を確保で
きる。このときの総仕掛は7800枚であるが、メンテ
ナンス終了後から2.5日間工程1の処理量を800枚
/日に減少させることで総仕掛を7300枚に戻すこと
ができる。この場合、月平均の総仕掛は7342枚とな
り、月平均の手番は7.34日となる。
【0068】〔実施例5〕次に、実施例3で説明した突
発停止に対する安全仕掛(工程7の1667枚)をなく
し、実施例4で説明した最も投入口に近い工程のメンテ
停止に対する安全仕掛(工程1の500枚)をなくした
場合であって、さらに工程群のうち工程11のメンテ停
止に対する安全仕掛(217枚)をなくした例について
説明する。工程11の適正仕掛は200枚となり、総仕
掛は約7100枚となる。したがって、通常時の手番は
7.1日に短縮できる。
【0069】工程10の装置のメンテナンスが近づいた
ときには、工程11の処理量を減少させ、余剰処理能力
を工程8に振り向けて工程8の処理量を増加させ、メン
テナンス前に工程11の直前に217枚の安全仕掛を確
保する必要がある。このとき工程14は、工程14自身
のメンテ停止に対する安全仕掛469枚を消費すること
で工程11の処理量が217枚分低下する影響から免れ
る。このような生産管理を可能とするためには、工程1
0のメンテナンス日からa日前に工程8にメンテ停止に
対する安全仕掛が溜まっており、工程10のメンテナン
ス日からb日後まで工程7でメンテナンスが行われない
ことが必要である。
【0070】本実施の形態による生産管理方法は、フォ
トリソグラフィ法をパターニング手段として使用する加
工ラインを含む生産ラインを管理又は構成する際などに
適用できる。特に、装置の共用関係によりお互いに能力
の授受が可能な工程群がフォトレジストのパターニング
工程である生産ラインを管理、構成する際に適用でき
る。
【0071】また、本実施の形態による生産管理方法
は、複数の工程で共通の装置を使用するTFT基板やカ
ラーフィルタ(CF)基板などのフラットパネルディス
プレイ(FPD)用基板又は半導体装置の製造ラインを
管理、構成する際などに適用できる。
【0072】以上説明した実施の形態による生産管理方
法は、以下のようにまとめられる。 (付記1)隘路工程又は制約工程を一部に含み、前記隘
路工程又は制約工程と他の工程との間で装置の共用関係
によりお互いに能力の授受が可能な工程群において、前
記工程群の各工程の製品処理能力に対する前記各工程の
必要製品処理数の比率である負荷率を、中日程生産計画
の対象となる操業期間全体での前記各工程の累積能力に
対する前記各工程の累積生産予定の比率として求め、前
記各工程の前記負荷率がほぼ等しくなるように、前記装
置の前記各工程に対する最適使用比率を計算し、前記操
業期間での前記各装置の前記各工程に対する使用比率を
前記最適使用比率とほぼ等しくなるように前記各工程の
処理予定を定め、生産計画の対象期間における前記各工
程の間の負荷をほぼ均等化することを特徴とする生産管
理方法。
【0073】(付記2)複数の隘路工程又は制約工程の
間で装置の共用関係によりお互いに能力の授受が可能な
工程群において、前記工程群の各工程の製品処理能力に
対する前記各工程の必要製品処理数の比率である負荷率
を、中日程生産計画の対象となる操業期間全体での前記
各工程の累積能力に対する前記各工程の累積生産予定の
比率として求め、前記各工程の前記負荷率がほぼ等しく
なるように、前記装置の前記各工程に対する最適使用比
率を計算し、前記操業期間での前記各装置の前記各工程
に対する使用比率を前記最適使用比率とほぼ等しくなる
ように前記各工程の処理予定を定め、生産計画の対象期
間における前記各工程の間の負荷をほぼ均等化すること
を特徴とする生産管理方法。
【0074】(付記3)付記2記載の生産管理方法にお
いて、前記各工程の処理予定を定めた後、前記工程群以
外の工程の仕掛が基本仕掛を越えたら能力範囲内でほぼ
最大限の処理を行い、前記仕掛が前記基本仕掛以内であ
れば平準化した処理を行うように前記工程群以外の工程
の処理予定を定めることを特徴とする生産管理方法。
【0075】(付記4)複数の隘路工程又は制約工程の
間で装置の共用関係によりお互いに能力の授受が可能な
工程群において、前記工程群の各工程を、処理順序が投
入口に近い方から順に工程pn(n=1,2,…,i−
1,i,i+1,…)とし、前記工程piの直前仕掛
は、前記工程p(i−1)と前記工程piとの間の工程
であって定期メンテナンス又は付帯作業による停止時間
に対応する安全仕掛が最も多い工程pjに対する安全仕
掛と前記工程piの基本仕掛との和にほぼ等しくするこ
とを特徴とする生産管理方法。
【0076】(付記5)付記4記載の生産管理方法にお
いて、前記工程群の各工程が隘路工程である場合、全工
程のうち突発故障による停止時間に対応する安全仕掛が
最も多い工程の安全仕掛とほぼ等しい仕掛を前記工程群
のいずれかの工程の直前仕掛に加算することを特徴とす
る生産管理方法。
【0077】(付記6)付記5記載の生産管理方法にお
いて、前記仕掛を前記工程群のいずれか複数の工程の直
前仕掛に分散して加算することを特徴とする生産管理方
法。
【0078】(付記7)付記5又は6記載の生産管理方
法において、前記工程群の工程の直前仕掛をほぼ一定の
総和を保ちながら変動させることを特徴とする生産管理
方法。
【0079】(付記8)付記4記載の生産管理方法にお
いて、前記工程群の各工程が制約工程であり、前記工程
群以外の工程が隘路工程である場合、前記隘路工程より
投入口側の工程のうち突発故障による停止時間に対応す
る安全仕掛が最も多い工程の安全仕掛とほぼ等しい仕掛
と、前記隘路工程の基本仕掛との和を前記隘路工程の適
正仕掛とすることを特徴とする生産管理方法。
【0080】(付記9)付記4記載の生産管理方法にお
いて、前記工程pjの直前工程からの日毎の受入数が中
日程生産計画の対象期間内で平準化しており、かつ前記
工程pjの装置の安全仕掛が最も多く、したがって停止
時間の影響が最も大きい停止に入る直前の仕掛が前記工
程pjの基本仕掛に等しいと仮定して、前記工程pjを
処理する各装置のメンテナンス及び付帯作業予定の日程
を基に定めた前記工程pjの日毎処理予定から前記工程
pjの仕掛推移を計算し、前記工程pjの日毎処理予定
と同じ数が、前記工程piの日毎受入数になると仮定
し、かつ前記工程pjの装置が安全仕掛に換算した数が
最も多く、したがって停止時間の影響が最も大きい停止
に入る直前の工程piの仕掛が、前記工程pjの装置停
止に対する安全仕掛数と前記工程piの基本仕掛の和に
等しいと仮定して、前記工程piの日毎処理予定から前
記工程piの仕掛推移を計算し、前記工程piと前記工
程pjの仕掛を前記工程群の全ての工程に対して計算
し、前記仕掛推移の平均仕掛を前記工程piと前記工程
pjの適正仕掛として設定することを特徴とする生産管
理方法。
【0081】(付記10)付記9記載の生産管理方法に
おいて、前記工程piと前記工程pjの適正仕掛を計算
した後、他の工程の適正仕掛を前記他の工程の基本仕掛
に等しいと仮定して、ラインの全工程に対する適正仕掛
を設定し、前記全工程に対する適正仕掛を合計し、前記
ラインの適正総仕掛を定め、前記ラインの総仕掛と前記
適正総仕掛とがほぼ等しくなるように前記ライン全体の
出荷数と投入数を管理することを特徴とする生産管理方
法。
【0082】(付記11)付記10記載の生産管理方法
において、前記ラインの総仕掛と前記適正総仕掛との間
に偏差が生じたとき、前記偏差を減少させるように前記
出荷数と前記投入数を調整することを特徴とする生産管
理方法。
【0083】(付記12)付記9乃至11のいずれか1
項に記載の生産管理方法において、前記ラインの総仕掛
を管理し、前記ラインの総仕掛から手番を予測すること
により生産計画の作成と納期の管理を行うことを特徴と
する生産管理方法。
【0084】(付記13)付記4記載の生産管理方法に
おいて、前記工程群以外の工程であって、前記工程pi
より出荷口側で前記工程p(i+1)より投入口側のい
ずれかの工程で、装置の長時間停止等のトラブルにより
処理不足が生じた場合、前記工程piより出荷口側の前
記工程群の製品待ちによる処理量減少で余剰となる能力
を前記工程pi又は前記工程piより投入口側の前記工
程群の各工程に振り向けることで、前記工程群の総処理
能力の損失を防止することを特徴とする生産管理方法。
【0085】(付記14)付記13記載の生産管理方法
において、前記工程piより投入口側の前記工程群の各
工程の処理量を増加させるために、ラインの総仕掛に一
定の許容上限を設け、前記許容上限の範囲内に前記総仕
掛が収まるように一定期間投入口からの製品投入量を増
加させることを許容することを特徴とする生産管理方
法。
【0086】(付記15)付記14記載の生産管理方法
において、前記許容上限は、前記許容上限から正常時の
総仕掛を差し引いた差の仕掛量を前記工程群の工程pi
より出荷口側の工程数で割った値が、前記工程群の平均
能力と前記工程群に次いで準隘路となる工程の能力との
月当たりの能力の差となるように定め、前記許容上限内
で増加した前記総仕掛を、前記工程pi又は前記工程p
iより投入口側の前記工程群の各工程にトラブル時に振
り向けた能力分を、トラブル復旧後に前記工程piより
出荷口側の前記工程群の各工程に戻すことにより、前記
工程piより出荷口側の各工程の処理量を増加させ、出
荷を投入より増加させることで正常時の仕掛数まで減少
させることを特徴とする生産管理方法。
【0087】(付記16)付記4記載の生産管理方法に
おいて、前記工程p1の直前に設定した安全仕掛を通常
は0として、前記工程p1の直前仕掛を通常は基本仕掛
のみとし、前記工程p1と投入口の間の工程の装置メン
テナンス停止予定日が近づいた場合のみ、一定期間投入
を増やすことで、メンテナンス停止に対する安全仕掛を
確保することを特徴とする生産管理方法。
【0088】(付記17)付記16記載の生産管理方法
において、前記一定期間は、前記工程p1より投入口側
の各工程のうち最も能力の小さい工程の日平均処理能力
と日平均処理予定数との差で、前記工程p1の直前に設
定していた安全仕掛を割った日数とすることを特徴とす
る生産管理方法。
【0089】(付記18)付記4記載の生産管理方法に
おいて、前記工程pjの安全仕掛が、前記工程piの元
の安全仕掛と前記工程p(i+1)の安全仕掛のうちど
ちらか少ない方の仕掛より多い場合に、前記工程群のう
ち前記工程piの直前に設定した通常時の安全仕掛を前
記工程piの元の安全仕掛と前記工程p(i+1)の安
全仕掛の差(ただし負となる場合は0)として、通常時
の直前仕掛を基本仕掛のみとし、前記工程p(i−1)
と前記工程piの間の工程の装置メンテナンス停止予定
日が近づいた場合のみ、第1の一定期間前記工程piの
処理量を減少させ、前記工程pjにその余剰処理能力を
振り向けてメンテナンス停止に対する安全仕掛を確保
し、メンテナンス日以降の第2の一定期間で再び前記工
程p(i−1)の処理量を減少させ、前記工程pjにそ
の余剰処理能力を振り向けて前記工程piのリカバリを
行うことを特徴とする生産管理方法。
【0090】(付記19)付記18記載の生産管理方法
において、前記第1の一定期間は、前記工程pjに前記
工程piから1日あたりに振り向けられる前記余剰処理
能力で前記工程piの直前の安全仕掛を割った値である
ことを特徴とする生産管理方法。
【0091】(付記20)付記18又は19に記載の生
産管理方法において、前記第2の一定期間は、前記工程
p(i−1)と前記工程piとの間で装置メンテナンス
が発生した工程から、前記メンテナンス時に溜まった仕
掛を前記工程piまで送り込むために必要な日数である
ことを特徴とする生産管理方法。
【0092】(付記21)付記4記載の生産管理方法に
おいて、前記工程pjの安全仕掛が、前記工程piの元
の安全仕掛と前記工程p(i+1)の安全仕掛のうちど
ちらか少ない方の仕掛より少ない場合、前記工程群のう
ち前記工程piの直前に設定した通常時の安全仕掛を、
前記工程piの元の安全仕掛と前記工程pjの安全仕掛
の差(ただし負となる場合は0)として、通常時の直前
仕掛を基本仕掛のみとし、前記工程piと前記工程p
(i−1)の間の工程の装置メンテナンス停止予定日が
近づいた場合のみ、第1の一定期間前記工程piの処理
量を減少させ、前記工程pjにその余剰処理能力を振り
向けてメンテナンス停止に対する安全仕掛を確保し、メ
ンテナンス日以降の第2の一定期間で再び前記工程pj
の処理量を減少させ、前記工程piにその余剰処理能力
を振り向けて前記工程piのリカバリを行うことを特徴
とする生産管理方法。
【0093】(付記22)付記4記載の生産管理方法に
おいて、前記工程piと前記工程pjの合計仕掛がほぼ
一定となるように、前記工程piと前記工程pjで共通
のストッカー又は保管棚を使用することにより、前記工
程pjで用いる装置が長時間停止した場合は前記工程p
jの仕掛が増加して前記工程piの仕掛が減少し、長時
間停止後に前記工程pjで用いる装置が最大稼働して前
記工程piに仕掛が移動した後は、前記工程piの仕掛
が増加して前記工程pjの仕掛が減少することを特徴と
する生産管理方法。
【0094】(付記23)付記1乃至22のいずれか1
項に記載の生産管理方法において、装置の共用関係によ
り互いに能力の授受が可能な工程群が、フォトリソグラ
フィ法のパターニング工程群であることを特徴とする生
産管理方法。
【0095】(付記24)複数の工程で共通装置が使用
されるフラットパネルディスプレイ用基板又は半導体装
置の製造方法において、付記1乃至23のいずれか1項
に記載の生産管理方法を用いることを特徴とするフラッ
トパネルディスプレイ用基板又は半導体装置の製造方
法。
【0096】(付記25)基板上にマトリクス状に配置
された複数の画素のそれぞれにTFTを形成するTFT
基板の製造方法において、付記1乃至23のいずれか1
項に記載の生産管理方法を用いることを特徴とするTF
T基板の製造方法。
【0097】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、以下の効
果を得ることができる。 (1)隘路工程又は制約工程と他の工程又は工程群の間
で装置の共用化が可能である場合、装置の共用関係を工
程間又は工程群間で作り、余裕のある工程から隘路工程
又は制約工程に能力を回すことでライン全体のスループ
ットを改善する場合に、装置の最適な処理予定を定め、
ラインの適正仕掛を設定することができる。また、これ
を基にライン管理を行い、適正手番で最大のスループッ
トを確保することができる。
【0098】(2)同様に装置の共用関係によりお互い
に能力の授受が可能な工程群が隘路工程又は制約工程と
なる場合に、上記の方法でこれらの工程群の各工程の最
適な処理予定を作成し、ラインの適正仕掛を設定し、こ
れを基にライン管理を行い、適正手番で最大のスループ
ットを確保することができる。
【0099】(3)液晶表示装置のTFT基板の生産ラ
インなどは、投資効率の最大化が必須のラインである
が、隘路工程と他の工程の能力が接近しており保護能力
を十分に持たせることが難しい。また、装置の計画的長
時間停止や突発的長時間停止が起こる日程が多数あるた
め、隘路が状況により移動しやすく、隘路を予め予測し
て仕掛を集中的に管理するだけではラインのスループッ
トを最大化することが難しい。本発明によれば、隘路工
程又は制約工程を装置の共用化により工程群として分散
させ、工程群以外の他工程に用いる装置の長時間停止に
対する安全仕掛を工程群の各工程に分散させて確保して
おくか、又は工程群の特定の工程に集中して確保してお
く。工程間で能力を授受して工程群の他の工程で仕掛が
不足した場合に、その工程の処理能力を仕掛を確保して
おいた工程に順次回して吸収し得るようにして、柔軟性
の高いライン管理を可能にすることができる。
【0100】(4)本発明を実際の生産ラインに適用し
た結果、手番を約20%短縮してスループットを改善す
ることができた。
【0101】以上の通り、本発明によれば、装置群を工
程群で共用して隘路工程又は制約工程の能力を改善する
場合に、この工程群で前工程の停止に対する最適な安全
仕掛を確保し、さらにこのような工程群を含むライン全
体で最大のスループットを確保し、かつ手番を予測し最
小化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による実施例1の生産管
理方法を説明する表である。
【図2】本発明の一実施の形態による実施例1の生産管
理方法を説明する表である。
【図3】本発明の一実施の形態による実施例2の生産管
理方法を説明する表である。
【図4】本発明の一実施の形態による実施例2の生産管
理方法を説明する表である。
フロントページの続き (72)発明者 太田 雄一郎 鳥取県米子市石州府字大塚ノ弐650番地 株式会社米子富士通内 (72)発明者 宮▼崎▲ 克行 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石井 英夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 3C100 AA05 AA13 BB04 BB12 BB14 BB31 BB33 EE08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隘路工程又は制約工程を一部に含み、前記
    隘路工程又は制約工程と他の工程との間で装置の共用関
    係によりお互いに能力の授受が可能な工程群において、 前記工程群の各工程の製品処理能力に対する前記各工程
    の必要製品処理数の比率である負荷率を、中日程生産計
    画の対象となる操業期間全体での前記各工程の累積能力
    に対する前記各工程の累積生産予定の比率として求め、 前記各工程の前記負荷率がほぼ等しくなるように、前記
    装置の前記各工程に対する最適使用比率を計算し、 前記操業期間での前記各装置の前記各工程に対する使用
    比率を前記最適使用比率とほぼ等しくなるように前記各
    工程の処理予定を定め、 生産計画の対象期間における前記各工程の間の負荷をほ
    ぼ均等化することを特徴とする生産管理方法。
  2. 【請求項2】複数の隘路工程又は制約工程の間で装置の
    共用関係によりお互いに能力の授受が可能な工程群にお
    いて、 前記工程群の各工程の製品処理能力に対する前記各工程
    の必要製品処理数の比率である負荷率を、中日程生産計
    画の対象となる操業期間全体での前記各工程の累積能力
    に対する前記各工程の累積生産予定の比率として求め、 前記各工程の前記負荷率がほぼ等しくなるように、前記
    装置の前記各工程に対する最適使用比率を計算し、 前記操業期間での前記各装置の前記各工程に対する使用
    比率を前記最適使用比率とほぼ等しくなるように前記各
    工程の処理予定を定め、 生産計画の対象期間における前記各工程の間の負荷をほ
    ぼ均等化することを特徴とする生産管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の生産管理方法において、 前記各工程の処理予定を定めた後、 前記工程群以外の工程の仕掛が基本仕掛を越えたら能力
    範囲内でほぼ最大限の処理を行い、前記仕掛が前記基本
    仕掛以内であれば平準化した処理を行うように前記工程
    群以外の工程の処理予定を定めることを特徴とする生産
    管理方法。
  4. 【請求項4】複数の隘路工程又は制約工程の間で装置の
    共用関係によりお互いに能力の授受が可能な工程群にお
    いて、 前記工程群の各工程を、処理順序が投入口に近い方から
    順に工程pn(n=1,2,…,i−1,i,i+1,
    …)とし、 前記工程piの直前仕掛は、前記工程p(i−1)と前
    記工程piとの間の工程であって定期メンテナンス又は
    付帯作業による停止時間に対応する安全仕掛が最も多い
    工程pjに対する安全仕掛と前記工程piの基本仕掛と
    の和にほぼ等しくすることを特徴とする生産管理方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の生産管理方法において、 前記工程群の各工程が隘路工程である場合、全工程のう
    ち突発故障による停止時間に対応する安全仕掛が最も多
    い工程の安全仕掛とほぼ等しい仕掛を前記工程群のいず
    れかの工程の直前仕掛に加算することを特徴とする生産
    管理方法。
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