JP2005316934A - 生産管理方法及び工業製品の製造方法 - Google Patents

生産管理方法及び工業製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005316934A
JP2005316934A JP2004238595A JP2004238595A JP2005316934A JP 2005316934 A JP2005316934 A JP 2005316934A JP 2004238595 A JP2004238595 A JP 2004238595A JP 2004238595 A JP2004238595 A JP 2004238595A JP 2005316934 A JP2005316934 A JP 2005316934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing target
target number
processing
management method
day
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004238595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Watanabe
和廣 渡辺
Yuichi Kubo
雄一 久保
Yuichiro Ota
雄一郎 太田
Masaru Kitano
勝 北野
Mitsuaki Sugine
光晃 杉根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004238595A priority Critical patent/JP2005316934A/ja
Priority to TW094109768A priority patent/TWI294102B/zh
Priority to US11/092,131 priority patent/US7027884B2/en
Publication of JP2005316934A publication Critical patent/JP2005316934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41865Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by job scheduling, process planning, material flow
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32267Dynamic throughput maximization
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、生産管理方法及び工業製品の製造方法に関し、工程の処理目標数を適切に設定でき、生産ライン全体のスループットを高めることができる生産管理方法及び工業製品の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、起点となる日から、工程Pkから倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、工程Pkを通過した仕掛のうち倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、工程Pkの処理目標数Lkを
Lk=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lk=0(Nk≦SKk)
により求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産管理方法及び工業製品の製造方法に関し、特に液晶表示装置などの電子機器の製造に用いて好適な生産管理方法及び工業製品の製造方法に関する。
無駄な仕掛を排除し、全体の情報の流れを一元化する方法として、かんばん方式とよばれる生産方式が知られている(例えば、非特許文献1参照)。かんばん方式は、後工程が使った製品分だけを前工程に取りに行き、前工程は引き取られた製品分だけを補充することで、ジャスト・イン・タイムを可能にしている。かんばん方式では、工程の仕掛用かんばんが必ず現物と一体となって動き、外れたかんばんに示された数量を外れた順に作ることが重要とされる。
しかしながら、かんばん方式の場合、月度生産計画及び生産能力計画の中で、作るべき製品の品種と量の平準化を行い、日毎一定の割合で継続的に生産が行われるようにすることが前提となる。このため、所要の変動が大きい場合、又は段取り替えの間の同一品種バッチの大きさが大きく、日毎に作る製品の品種が変わったり比率が大きく変動したりする場合には、かんばんが外れても製品をいつ投入すべきか、またはかんばんが外れる前に製品を投入すべきか等を決めることができない。したがって、上記のような場合にはかんばん方式の適用が難しいという問題がある。
また、かんばん方式では、隘路工程や制約工程があっても、その処理目標がかんばんの数と後工程の処理の進み具合で決まるため、必ずしも隘路工程や制約工程を最大限稼動させることができないという問題がある。さらに、隘路工程又は制約工程が複数ある場合は、後工程の隘路での処理停止が前工程の隘路での処理にまで影響してしまうため、生産ライン全体としてのスループットを高くできないという問題がある。
さらに、品種と量の平準化ができていない生産ラインにおいては、所要変動ではなく、生産ラインに種々の擾乱が起こり、実績と計画の比較だけでは当初計画の遵守が困難である場合がある。このような場合に有効な生産管理方法が存在しないという問題がある。特に見直し予測を行った場合、各品種を個別に評価しただけでは総合的な評価が難しい。このような場合に有効な評価指標も従来は存在しなかった。
かんばん方式で特に問題となるのは、段取り替えに長時間を要する工程が隘路工程又は制約工程となる場合である。この場合、段取り替え回数を少なくしないと必要な処理数を確保できない。このような生産ラインでは、1日間以上同一の品種を処理しないと必要な生産数を確保できない等の制約があり、かんばんを用いても、外れたかんばんに対応した投入ができないという問題が起こる。
また、部品や半製品を製造する複数の生産ラインからのアウトプットを組合せライン又は貼合せラインに投入する場合に、品種と量の平準化ができていない生産ラインでは有効な生産管理方法が存在しないため、後工程引きでの計画立案が困難であるという問題がある。
特開2001−273023号公報 特開2002−244708号公報 特開2004−152052号公報 特開2001−273021号公報 特開平8−25191号公報 菅又忠美、田中一成編著、「生産管理がわかる事典」、日本実業出版社、1986年3月、p.301
本発明の目的は、工程の処理目標数を適切に設定でき、生産ライン全体のスループットを高めることができる生産管理方法及び工業製品の製造方法を提供することにある。
上記目的は、複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、起点となる日から、工程Pkから前記倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、前記工程Pkの処理目標数Lkを
Lk=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lk=0(Nk≦SKk)
により求めることを特徴とする生産管理方法によって達成される。
本発明によれば、工程の処理目標数を適切に設定でき、生産ライン全体のスループットを高めることができる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態による生産管理方法について図1乃至図3を用いて説明する。本実施の形態では、大きな所要の変動に対しても、品種毎に平準化されていない所要に対しても、これらを倉入れ計画に反映させて各工程の処理目標数を算出している。図1は、本実施の形態による生産管理方法を示す概念図である。図1に示すように、複数の工程からなる生産ラインにおいて、倉入れ(出荷)に近い方から順に工程P1,P2,…,P(k−1),Pk,…とする(工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…))。工程Pk(の投入)から倉入れまでの手番(手配番数)をTk(日)とし、起点となる日(今日)から手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和をNk(台;図1では太い短破線で示している)とする。工程Pkの歩留りをηkとし、工程Pkの仕掛数をSk(台)とする。工程Pkの仕掛数Skのうち倉入れに寄与する完成見込み数をKk(台;図1では太い実線で示している)とする。各工程Pkの完成見込み数Kkは、Kk=Sk×ηk×η(k−1)×…×η1で計算できる。したがって、工程Pkを通過した仕掛(すなわち工程P1〜P(k−1)における仕掛数S1〜S(k−1))のうち倉入れに寄与する累積完成見込み数SKk(台;図1では太い長破線で示している)は、
Figure 2005316934
となる。
ここで、手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと累積完成見込み数SKkとを比較する。倉入れ予定数の総和Nkが累積完成見込み数SKkより大きい場合(Nk>SKk)、倉入れ予定数の総和Nkと累積完成見込み数SKkとの差を工程Pkの今日の処理目標数(要投入数)Lk(台)とする(Lk=Nk−SKk)。一方、倉入れ予定数の総和Nkが累積完成見込み数SKkと同じかそれより小さい場合(Nk≦SKk)、工程Pkの今日の処理は不要であるため、処理目標数Lkを0とする(Lk=0)。これらをまとめると、次式のようになる。
Lk=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lk=0(Nk≦SKk)
このように各工程Pkの処理目標数Lkを設定することによって、各工程Pkの仕掛数Skは自然に適正値に近づき、出荷予定に対して無駄のない処理が可能になる。
上記のように、歩留り、仕掛数及び手番を用いて倉入れ予定数から各工程Pkの処理目標数Lkを求める生産管理方法を、ここでは後工程引き生産方式とよぶ。以下、本実施の形態による生産管理方法について具体的に説明する。
まず、所要がほぼ平準化されている品種Aの製品について説明する。図2は、本実施の形態を用いて品種Aの処理目標数を算出する手順を示している。本実施の形態の前提として、処理目標数の設定は全工程に対して行う必要はない。すなわち、処理能力に余裕のある工程では、前工程から送り込まれる仕掛を単純な先入先出で従属的に処理していればよいため、特に処理目標数の設定を行う必要がない。本実施の形態では、品種Aは工程P9から工程P1までを経て製造されるものとし、工程P1を出荷倉庫への倉入れ直前の工程とする。また、工程P1〜P9のうち処理目標数の設定を行う工程をP1、P3、P6、P9とし、処理目標数の設定を行う必要のない従属工程をP2、P4、P5、P7、P8とする。簡単のため、各工程P1〜P9の歩留りη1〜η9をそれぞれ100%とする(Kk=Sk)。また、工程P3での処理完了(工程P3out)から工程P1out(倉入れ)までの手番を丁度1日とし、工程P6outから工程P1outまでの手番を2日とし、工程P9outから工程P1outまでの手番を3日とする。すなわち、工程P1が1日に処理できる仕掛範囲は工程P1とその直前の工程P2の仕掛までであり、工程P3が1日に処理できる仕掛範囲は工程P3とその前の工程P4、P5の仕掛までであり、工程P6が1日に処理できる仕掛範囲は工程P6とその前の工程P7、P8の仕掛までである。
図2に示すように、例えば今日の品種Aの倉入れ予定数は900台、明日(1日後)の倉入れ予定数は910台というように、7日後までの品種Aの倉入れ予定数が、工程P1の品種Aの処理目標数(以下、品種Aの処理目標数を「A処理目標数」という)L1aとして設定されている(図2の行(1))。以下、工程P1の今日のA処理目標数をL1a0、工程P1のn日後のA処理目標数をL1anとも表現する。工程P1〜P2の品種Aの仕掛数(以下、品種Aの仕掛数を「A仕掛数」という)S(1〜2)aは、今朝の時点で例えば1200台である(図2の行(2))。以下、工程P1〜P2の今日のA仕掛数をS(1〜2)a0、工程P1〜P2のn日後のA仕掛数をS(1〜2)anとも表現する。
まず、工程P3の今日のA処理目標数L3a0を求める。工程P1において、今日のA処理目標数L1a0(=900台)に加えて明日のA処理目標数L1a1(=910台)を処理するためには、明日朝までに所定数の仕掛が工程P3から少なくとも工程2に送り込まれる必要がある。このために必要となる工程P3の処理数(A処理必要数)は、今日及び明日のA処理目標数L1a0、L1a1の和から、工程P1〜P2の今日のA仕掛数S(1〜2)a0を引いた値になる(L1a0+L1a1−S(1〜2)a0=900+910−1200=610)。これにより、工程P3の今日(今朝〜明日朝)のA処理目標数L3a0は、工程P3の今日のA処理必要数と同数の610台となる(図2の行(3))。工程P3の今日のA処理目標数L3a0は、明日(明日朝〜明後日朝)の工程P1での処理対象分である。このことを図2では、工程P1の明日のA処理目標数L1a1から工程P3の今日のA処理目標数L3a0に向かう破線矢印で表している。
次に、工程P1〜P2の明日のA仕掛数(仕掛予測数)S(1〜2)a1と、工程P3の明日のA処理目標数L3a1とを求める。明日朝の工程P1〜P2のA仕掛予測数S(1〜2)a1は、工程P1〜P2の今日のA仕掛数S(1〜2)a0から、工程P1の今日のA処理目標数L1a0を引き、工程P3の今日のA処理目標数L3a0を足した値になる(S(1〜2)a1=S(1〜2)a0−L1a0+L3a0)。すなわち、工程P1〜P2の明日のA仕掛予測数S(1〜2)a1は、910(=1200−900+610)台となる。工程P3の明日のA処理必要数は、明日及び明後日(2日後)のA処理目標数L1a1、L1a2の和から、工程P1〜P2の明日のA仕掛予測数S(1〜2)a1を引いた値になる(L1a1+L1a2−S(1〜2)a1=910+1200−910=1200)。これにより、工程P3の明日のA処理目標数L3a1は、工程P3の明日のA処理必要数と同数の1200台となる。工程P3の明日のA処理目標数L3a1は、明後日の工程P1での処理対象分である。このことを図2では、工程P1の明後日のA処理目標数L1a2から工程P3の明日のA処理目標数L3a1に向かう破線矢印で表している。
明後日朝の工程P1〜P2のA仕掛予測数S(1〜2)a2は、工程P1〜P2の明日のA仕掛予測数S(1〜2)a1から、工程P1の明日のA処理目標数L1a1を引き、工程P3の明日のA処理目標数L3a1を足した値になる(S(1〜2)a2=S(1〜2)a1−L1a1+L3a1)。すなわち、工程P1〜P2の明後日のA仕掛予測数S(1〜2)a2は、1200(=910−910+1200)台となる。以下同様にして、工程P3の2日後〜6日後のA処理目標数L3a2〜L3a6と、工程P1〜P2の3日後〜7日後のA仕掛予測数S(1〜2)a3〜S(1〜2)a7とを求めることができる。また同様にして、工程P3〜P5のA仕掛数S(3〜5)a(図2の行(4))、工程P6のA処理目標数L6a(図2の行(5))、工程P6〜P8のA仕掛数S(6〜8)a(図2の行(6))、及び工程P9のA処理目標数L9a(図2の行(7))を求めることができる。
次に、所要が平準化されていない品種Bの製品について説明する。図3は、本実施の形態を用いて品種Bの処理目標数を算出する方法を示している。品種Bは、品種Aと同様に工程P9から工程P1までを経て製造されるものとする。図3に示すように、例えば今日の品種Bの倉入れ予定数は200台、明日の倉入れ予定数は200台、明後日の倉入れ予定数は0台というように、7日後までの品種Bの倉入れ予定数が、工程P1の品種Bの処理目標数(以下、品種Bの処理目標数を「B処理目標数」という)L1bとして設定されている(図3の行(1))。工程P1〜P2の品種Bの仕掛数(以下、品種Bの仕掛数を「B仕掛数」という)S(1〜2)bは、今朝の時点で例えば250台である(図3の行(2))。
まず、工程P3の今日のB処理目標数L3b0を求める。工程P1において、今日のB処理目標数L1b0(=200台)に加えて明日のB処理目標数L1b1(=200台)を処理するためには、明日朝までに所定数の仕掛が工程P3から少なくとも工程2に送り込まれる必要がある。このために必要となる工程P3の処理数(B処理必要数)は、今日及び明日のB処理目標数L1b0、L1b1の和から、工程P1〜P2の今日のB仕掛数S(1〜2)b0を引いた値になる(L1b0+L1b1−S(1〜2)b0=200+200−250=150)。これにより、工程P3の今日のB処理目標数L3b0は、工程P3の今日のB処理必要数と同数の150台となる(図3の行(3))。
次に、工程P1〜P2の明日のB仕掛予測数S(1〜2)b1と、工程P3の明日のB処理目標数L3b1とを求める。明日朝の工程P1〜P2のB仕掛予測数S(1〜2)b1は、工程P1〜P2の今日のB仕掛数S(1〜2)b0から、工程P1の今日のB処理目標数L1b0を引き、工程P3の今日のB処理目標数L3b0を足した値になる(S(1〜2)b1=S(1〜2)b0−L1b0+L3b0)。すなわち、工程P1〜P2の明日のB仕掛予測数S(1〜2)b1は、200(=250−200+150)台となる。工程P3の明日のB処理必要数は、明日及び明後日のB処理目標数L1b1、L1b2の和から、工程P1〜P2の明日のB仕掛予測数S(1〜2)b1を引いた値になる(L1b1+L1b2−S(1〜2)b1=200+0−200=0)。これにより、工程P3の明日のB処理目標数L3b1は、工程P3の明日のB処理必要数と同数の0台となる。
明後日朝の工程P1〜P2のB仕掛予測数S(1〜2)b2は、工程P1〜P2の明日のB仕掛予測数S(1〜2)b1から、工程P1の明日のB処理目標数L1b1を引き、工程P3の明日のB処理目標数L3b1を足した値になる(S(1〜2)b2=S(1〜2)b1−L1b1+L3b1)。すなわち、工程P1〜P2の明後日のB仕掛予測数S(1〜2)b2は、0(=200−200+0)台となる。以下同様にして、工程P3の2日後〜6日後のB処理目標数L3b2〜L3b6と、工程P1〜P2の3日後〜7日後のB仕掛予測数S(1〜2)b3〜S(1〜2)b7とを求めることができる。また同様にして、工程P3〜P5のB仕掛数S(3〜5)b(図3の行(4))、工程P6のB処理目標数L6b(図3の行(5))、工程P6〜P8のB仕掛数S(6〜8)b(図3の行(6))、及び工程P9のB処理目標数L9b(図3の行(7))を求めることができる。
このように、本実施の形態によれば、所要が平準化されていない品種Bについても、所要が平準化された品種Aと同様に、後工程引き生産方式により各工程Pkの処理目標数Lkを求めることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態による生産管理方法について図4乃至図6を用いて説明する。本実施の形態では、隘路工程又は制約工程を最大限稼動させるために、隘路工程又は制約工程の処理目標数を以下のように算出している。ここで、隘路工程とは各工程が計画通りの能力を発揮した場合に生産ライン全体のスループットを律速する工程のことであり、制約工程とは条件によっては生産ライン全体のスループットを律速する工程のことである。以下、隘路工程又は制約工程のことを単に「隘路工程」という。まず、第1の実施の形態の処理目標数Lkの算出と同様の手順により、隘路工程である工程Pkの最低限処理目標数Lkminを算出する。すなわち、隘路工程である工程Pkの最低限処理目標数Lkminは次式で求められる。
Lkmin=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lkmin=0(Nk≦SKk)
ここで、最低限処理目標数Lkminをそのまま処理目標数Lkとして設定してしまうと、処理目標数Lkが工程Pkの最大処理能力Mkより小さくなる場合がある。生産ライン全体のスループットを高めるには隘路工程Pkを最大限稼動させる必要があるため、最低限処理目標数Lkminに対し工程Pkの余剰能力分だけ追加した値を工程Pkの処理目標数Lkとして設定する。以下、本実施の形態による生産管理方法について具体的に説明する。
図4は、品種Aの処理目標数及び隘路工程における品種Aの最低限処理目標数(以下、「A最低限処理目標数」という)を算出する手順を示している。また図5は、品種Bの処理目標数及び隘路工程における品種Bの最低限処理目標数(以下、「B最低限処理目標数」という)を算出する手順を示している。本実施の形態では、工程P6が隘路工程であること以外は第1の実施の形態で説明した生産ラインと同様の生産ラインを例に挙げて説明する。まず、第1の実施の形態と同様の手順で、工程P3のA処理目標数L3a(図4の行(3))、隘路工程である工程P6のA最低限処理目標数L6amin(図4の行(5))、及び工程P9のA処理目標数L9a(図4の行(7))を求める。
次に、第1の実施の形態と同様の手順で、工程P3のB処理目標数L3b(図5の行(3))、隘路工程である工程P6のB最低限処理目標数L6bmin(図5の行(5))、及び工程P9のB処理目標数L9b(図5の行(7))を求める。
次に、工程P6のA最低限処理目標数L6amin及びB最低限処理目標数L6bminに基づいて、工程P6のA処理目標数L6aを求める。図6は、工程P6のA処理目標数L6aと、それに基づいて修正される工程P9のA処理目標数L9aとを算出する手順を示している。まず、A最低限処理目標数L6aminとB最低限処理目標数L6bminとの和であるA+B最低限処理目標数L6a+b,minを算出する(図6の行(8))。工程P6の今日のA+B最低限処理目標数L6a+b,min0は、1110(=1110+0)台となる。
次に、工程P6の余剰能力を算出する。工程P6の余剰能力は、工程P6の最大処理能力M6とA+B最低限処理目標数L6a+b,minとの差になる。簡単のため、工程P6の最大処理能力M6を品種によらず1200台/日とすると、工程P6の今日の余剰能力は90(=1200−1110)台となる(図6の行(9))。隘路工程である工程P6を最大限稼動させるために、A最低限処理目標数L6aminに対して余剰能力分の90台を追加した値をA処理目標数L6aとして設定する。すなわち工程P6の今日のA処理目標数L6a0は、1200(=1110+90)台になる(図6の行(10))。工程P6のB処理目標数L6bは、B最低限処理目標数L6bminと同じ0台とする。ここで、工程P6の余剰能力分の90台を品種Aのみに追加したのは、メイン品種である品種Aは品種Bと比較して各工程に仕掛が多量に存在し、各工程での処理目標数の調整が容易なためである。
次に、工程P6のA処理目標数L6aに基づいて、工程P6〜P8の明日以降のA仕掛予測数S(6〜8)a及び工程P9のA処理目標数L9aを修正する。工程P9の今日のA処理目標数L9a0は、工程P6の今日及び明日のA処理目標数L6a0、L6a1の和から、工程P6〜P8の今日のA仕掛数S(6〜8)a0を引いた値になるため、1100(=1200+1200−1300)台となる(図6の行(12))。工程P6〜P8の明日のA仕掛予測数S(6〜8)a1は、工程P6〜P8の今日のA仕掛数S(6〜8)a0から工程P6の今日のA処理目標数L6a0を引き、工程P9の今日のA処理目標数L9a0を足した値になるため、1200(=1300−1200+1100)台となる(図6の行(11))。
本実施の形態では、隘路工程である工程Pkを最大限稼動させるような処理目標数Lkを後工程引き生産方式によって求めることができる。このため、本実施の形態によれば、生産ライン全体のスループットを高めることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態による生産管理方法について図7乃至図9を用いて説明する。本実施の形態では、隘路工程において、処理可能な範囲内の仕掛を最大限処理するように各工程の処理目標数を算出している。図7は、A処理目標数及び隘路工程におけるA最低限処理目標数を算出する手順を示している。また図8は、B処理目標数及び隘路工程におけるB最低限処理目標数を算出する手順を示している。まず、第2の実施の形態と同様の手順で、工程P3、P9のA処理目標数L3a、L9a、隘路工程である工程P6のA最低限処理目標数L6amin、工程P3、P9のB処理目標数L3b、L9b、及び工程P6のB最低限処理目標数L6bminを求める。
次に、工程P6のA最低限処理目標数L6amin及びB最低限処理目標数L6bminに基づいて、工程P6のA処理目標数L6aを求める。図9は、工程P6のA処理目標数L6aと、それに基づいて修正される工程P9のA処理目標数L9aとを算出する手順を示している。まず、A最低限処理目標数L6aminとB最低限処理目標数L6bminとの和であるA+B最低限処理目標数L6a+b,minを算出する(図9の行(8))。工程P6の今日のA+B最低限処理目標数L6a+b,min0は、1110(=1110+0)台となる。
次に、工程P6の余剰能力を算出する。工程P6の余剰能力は、工程P6の最大処理能力M6とA+B最低限処理目標数L6a+b,minとの差になる。簡単のため、工程P6の処理能力は品種によらず1200台/日であるとすると、工程P6の今日の余剰能力は90(=1200−1110)台となる(図9の行(9))。隘路工程である工程P6を最大限稼動させるために、A最低限処理目標数L6aminに対して余剰能力分の90台を追加した値をA処理目標数L6a’として設定する。すなわち工程P6の今日のA処理目標数L6a0’は、1200(=1110+90)台になる(図9の行(10))。
ここで、目標を設定する単位期間(1日)で、工程Pkが手番的に処理可能な仕掛数(処理可能仕掛数)SMkについて考える。工程P9から工程P6までの手番は1日であるので、仮に工程P6の処理能力に制約がないとしても、工程P9から送り込まれる仕掛を工程P6で当日処理することはできない。工程P6での当日の処理が可能な仕掛範囲は工程P6〜P8の仕掛までである。したがって、工程P6での品種Aの処理可能仕掛数(A処理可能仕掛数)SM6aは、工程P6〜P8のA仕掛数S(6〜8)aに等しくなる(図9の行(11))。工程P6のA処理目標数L6a’と、工程P6〜P8のA仕掛数S(6〜8)a(工程P6のA処理可能仕掛数SM6a)とを比較すると、工程P6の今日のA処理目標数L6a0’が1200台であるのに対し、工程P6〜P8の今日のA仕掛数S(6〜8)a0(工程P6の今日のA処理可能仕掛数SM6a0)は1150台である。したがって、工程P6の今日のA処理目標数L6a0’を実際に処理可能な1150台に修正し、A処理目標数L6a0として設定する(図9の行(12))。
次に、工程P6のA処理目標数L6aに基づいて、工程P6〜P8の明日以降のA仕掛予測数S(6〜8)a及び工程P9のA処理目標数L9aを修正する。工程P9の今日のA処理目標数L9a0(工程P9から工程P8に今日送り込む必要がある品種Aの台数)は、工程P6の今日及び明日のA処理目標数L6a0、L6a1の和から、工程P6〜P8の今日のA仕掛数S(6〜8)a0を引いた値になるため、1200(=1150+1200−1150)台となる(図9の行(13))。工程P6〜P8の明日のA仕掛予測数S(6〜8)a1は、工程P6〜P8の今日のA仕掛数S(6〜8)a0から工程P6の今日のA処理目標数L6a0を引き、工程P9の今日のA処理目標数L9a0を足した値になるため、1200(=1150−1150+1200)台となる(図9の行(11))。
本実施の形態では、隘路工程である工程Pkを実際に処理可能な範囲内で最大限稼動させるような処理目標数Lkを、後工程引き生産方式によって求めることができる。このため、本実施の形態によれば、生産ライン全体のスループットを高めることができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態による生産管理方法について図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11は、隘路工程より前工程側であって隘路でない工程における処理目標数を隘路工程からの後工程引き生産方式により算出する手順を示している。図10に示す表は、各欄に記入(入力)されている数値を除いて、図2に示す表と同じである。また図11に示す表は、各欄に記入されている数値を除いて、図3に示す表と同じである。
まず、第2又は第3の実施の形態を用いて、隘路工程の例えば今日から5日後までのA処理目標数をそれぞれ設定する。次に、当該隘路工程のA処理目標数を図10に示す表の工程P1のA処理目標数L1aの欄に記入する(行(1))。続いて、第1の実施の形態と同様の手順で隘路工程より前工程側の工程のA処理目標数をそれぞれ設定する。ここで、図10において「P3のA処理目標数L3a」として得られた値は、隘路工程までの手番が1日である工程のA処理目標数である(行(3))。同様に、「P6のA処理目標数L6a」として得られた値は、隘路工程までの手番が2日である工程のA処理目標数であり(行(5))、「P9のA処理目標数L9a」として得られた値は、隘路工程までの手番が3日である工程のA処理目標数である(行(7))。
また同様に、第2又は第3の実施の形態を用いて、隘路工程の例えば今日から5日後までのB処理目標数を設定し、そのB処理目標数を図11に示す表の工程P1のB処理目標数L1bの欄に記入する(行(1))。続いて、第1の実施の形態と同様の手順で、隘路工程より前工程側の工程のB処理目標数をそれぞれ設定する。図11において「P3のB処理目標数L3b」として得られた値は、隘路工程までの手番が1日である工程のB処理目標数である(行(3))。同様に、「P6のB処理目標数L6b」として得られた値は、隘路工程までの手番が2日である工程のB処理目標数であり(行(5))、「P9のB処理目標数L9b」として得られた値は、隘路工程までの手番が3日である工程のB処理目標数である(行(7))。すなわち本実施の形態では、処理目標数を設定した隘路工程を倉入れ直前の工程P1と見立てて置き換えていること以外は、第1の実施の形態とほぼ同様である。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に後工程引き生産方式を用いて、隘路工程より前工程側の工程(隘路でない工程)の処理目標数を設定できる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態による生産管理方法について図12乃至図14を用いて説明する。本実施の形態では、互いに独立な複数の隘路工程(X1、X2、…)が存在する場合に、まず最も後工程側の隘路工程X1が最大限稼動するように、第2又は第3の実施の形態と同様の手順で隘路工程X1の処理目標数を設定する。次いで、隘路工程X1を工程P1と見立て、隘路工程X1の次に出荷側に近い隘路工程X2の処理目標数を同様に設定する。このように、複数の隘路工程の処理目標数を後工程側から順次設定することによって、前工程側の隘路工程の処理目標数を後工程側の隘路工程の処理状況と独立に設定でき、各隘路工程を最大限稼動させることができる。これにより、後工程側の隘路工程が停止した場合に前工程側の隘路工程の処理にまで影響してしまうという問題を解決できる。
図12乃至図14は、隘路工程を含む各工程における処理目標数を算出する手順を示している。図12に示す表は、各欄に記入されている数値を除いて、図4に示す表と同じである。また図13に示す表は、各欄に記入されている数値を除いて図5に示す表と同じであり、図14に示す表は、各欄に記入されている数値を除いて図6に示す表と同じである。
まず、第2又は第3の実施の形態を用いて、最も後工程側の隘路工程X1の例えば今日から5日後までのA処理目標数を設定する。次に、隘路工程X1のA処理目標数を図12に示す表の工程P1のA処理目標数L1aの欄に記入する(行(1))。続いて、第1の実施の形態と同様の手順で隘路工程X1より前工程側の工程のA処理目標数をそれぞれ設定する。ここで本例では、隘路工程X1の次に出荷側に近い隘路工程X2から隘路工程X1までの手番は2日であるものとする。すなわち、図12において「P6のA最低限処理目標数L6amin」として得られた値は、隘路工程X1までの手番が2日である隘路工程X2のA最低限処理目標数になる(行(5))。また、図12において「P3のA処理目標数L3a」として得られた値は、隘路工程X1と隘路工程X2とに挟まれた工程であって、隘路工程X1までの手番が1日である工程のA処理目標数になる(行(3))。
また同様に、第2又は第3の実施の形態を用いて、隘路工程X1の例えば今日から5日後までのB処理目標数を設定し、隘路工程X1のB処理目標数を図13に示す表の工程P1のB処理目標数L1bの欄に記入する(行(1))。続いて、第1の実施の形態と同様の手順で、隘路工程X1より前工程側の工程のB処理目標数を設定する。図13において「P6のB最低限処理目標数L6bmin」として得られた値は、隘路工程X1の次に出荷側に近い隘路工程X2のB最低限処理目標数になる(行(5))。また、図13において「P3のB処理目標数L3b」として得られた値は、隘路工程X1と隘路工程X2とに挟まれた工程であって、隘路工程X1までの手番が1日である工程のB処理目標数になる(行(3))。
次に、隘路工程X2のA最低限処理目標数及びB最低限処理目標数に基づいて、隘路工程X2のA処理目標数を求める。まず、隘路工程X2のA最低限処理目標数とB最低限処理目標数との和であるA+B最低限処理目標数を算出する(図14の行(8))。隘路工程X2の今日のA+B最低限処理目標数は、1150(=950+200)台となる。
次に、隘路工程X2の余剰能力を算出する。隘路工程X2の余剰能力は、隘路工程X2の最大処理能力とA+B最低限処理目標数との差になる。簡単のため、隘路工程X2の最大処理能力を品種によらず1200台/日とすると、隘路工程X2の今日の余剰能力は50(=1200−1150)台となる(図14の行(9))。隘路工程X2を最大限稼動させるために、A最低限処理目標数に対して余剰能力分の50台を追加した値を隘路工程X2のA処理目標数として設定する。すなわち、隘路工程X2の今日のA処理目標数は、1000(=950+50)台になる(図14の行(10))。隘路工程X2のB処理目標数は、B最低限処理目標数と同じ200台とする。ここで、隘路工程X2の余剰能力分の50台を品種Aのみに追加したのは、メイン品種である品種Aは品種Bと比較して各工程に仕掛が多量に存在し、各工程での処理目標数の調整が容易なためである。
以上の手順を繰り返し、複数の隘路工程の処理目標数を出荷側から順次設定するとともに、隘路工程に挟まれた工程の処理目標数を設定する。
本実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に後工程引き生産方式を用いて、複数の隘路工程の処理目標数を設定できる。複数の隘路工程の処理目標数を後工程側から順次設定することによって、前工程側の隘路工程の処理目標数を後工程側の隘路工程の処理状況と独立に設定でき、各隘路工程を最大限稼動させることができる。これにより、後工程側の隘路工程が停止した場合に前工程側の隘路工程の処理にまで影響してしまうという問題を解決できる。
また、本実施の形態によれば、隘路工程に挟まれた工程(群)の処理目標数を、当該工程より出荷側で最も近い隘路工程の処理目標数に基づき、後工程引き生産方式を用いて設定できる。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態による生産管理方法について図15及び図16を用いて説明する。図15は、第2の実施の形態における倉入れ直前の工程P1のA処理目標数L1a、隘路工程である工程P6のA処理目標数L6a、及びA処理目標数L6aとA処理目標数L1aとの差D61a(=L6a−L1a)を示している。このように、隘路工程である工程P6のA処理目標数L6aが工程P1のA処理目標数L1a(倉入れ予定数)より大きくなる場合がある。A処理目標数の差D61aが正(D61a>0)になる日には、A処理目標数の差D61a分の品種Aを工程P1直後の出荷前倉庫に溜めるようにする。
図16は、第5の実施の形態における隘路工程X1のA処理目標数(L1a)、隘路工程X1より投入側の隘路工程X2のA処理目標数(L6a)、及びA処理目標数L6aとA処理目標数L1aとの差D61a(=L6a−L1a)を示している。A処理目標数の差D61aが正(D61a>0)になる日には、A処理目標数の差D61a分の品種Aを隘路工程X1、X2の間にある中間倉庫に一時的に溜めるようにする。逆に、A処理目標数の差D61aが負(D61a<0)になる日には、A処理目標数の差D61aの絶対値(|D61a|)分だけ中間倉庫内の品種Aを進捗させる。このように、本実施の形態では、バッファ機能を有する出荷前倉庫又は中間倉庫を設けている。隘路工程以外の工程は処理能力に余裕があるため、処理の上乗せが可能である。これにより、後工程側の隘路工程が停止した場合に前工程側の隘路工程の処理にまで影響してしまうという問題も解決できる。
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明の第7の実施の形態による生産管理方法について説明する。工程P1〜P12からなる生産ラインにおいて、工程P1を倉入れ直前の工程とし、工程P6、P11を隘路工程とする。工程P9の後ろに中間倉庫が置かれ、工程P1の直後に出荷前倉庫が置かれている。本実施の形態では、出荷前倉庫及び中間倉庫を含めた生産ライン全体の総仕掛数を監視するか、又は生産ラインを複数の単位に分割してその分割単位毎の総仕掛数を監視する。総仕掛数は、所定の値を超えないようにする。例えば、工程P1〜P8に出荷前倉庫を加えた範囲の総仕掛数をY1とし、工程P9〜P12に中間倉庫を加えた範囲の総仕掛数をY2とする。総仕掛数Y1、Y2を監視し、総仕掛数Y1が例えば12000台を超えそうになったら中間倉庫から工程P8への投入を停止する。また、総仕掛数Y2が例えば18000台を超えそうになったら、投入口での工程P12への投入を停止する。このように、生産ライン全体又は分割単位毎の仕掛数が一定限度を超えないように管理することも可能である。
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明の第8の実施の形態による生産管理方法について図17を用いて説明する。本実施の形態では、大きな所要の変動に対しても、品種毎に平準化していない所要に対しても、これらの所要を倉入れ計画に反映させて後工程引き生産方式で各工程の処理目標数を算出している。また、計画の起点からの各品種の累積処理目標数と累積処理実績数とを比較することにより、処理の進み遅れを品種毎に評価している。工程Pkの投入から倉入れまでの品種uの手番をTuk(日)とし、計画の起点となる起点日から手番Tuk経過後までの品種uの倉入れ予定数の総和をNuk(台)とする。工程Pkの品種uの歩留りをηukとし、工程Pkの品種uの仕掛数をSuk(台)とする。工程Pkの品種uの仕掛数Sukのうち、倉入れに寄与する完成見込み数をKuk(台)とする。工程Pkの品種uの完成見込み数Kukは、Kuk=Suk×ηk×η(k−1)×…×η1で計算できる。したがって、工程Pkを通過した品種uの仕掛(すなわち工程P1〜P(k−1)における品種uの仕掛数Su1〜Su(k−1))のうち、倉入れに寄与する累積完成見込み数SKuk(台)は、
Figure 2005316934
となる。
ここで、手番Tuk経過後までの品種uの倉入れ予定数の総和Nukと、累積完成見込み数SKukとを比較する。倉入れ予定数の総和Nukが累積完成見込み数SKukより大きい場合(Nuk>SKuk)、倉入れ予定数の総和Nukと累積完成見込み数SKukとの差を工程Pkの今日の品種uの処理目標数Luk(台)とする(Luk=Nuk−SKuk)。一方、倉入れ予定数の総和Nukが累積完成見込み数SKukと同じかそれより小さい場合(Nuk≦SKuk)、工程Pkの今日の処理は不要であるため、品種uの処理目標数Lukを0とする(Luk=0)。これらをまとめると、次式のようになる。
Luk=Nuk−SKuk(Nuk>SKuk)
Luk=0(Nuk≦SKuk)
このように、各工程Pkの品種毎の処理目標数を後工程引き生産方式により求める。
本実施の形態では、起点日からの各品種の累積処理目標数と累積処理実績数とを比較する。工程Pkにおいて、起点日から第m日目の品種uの処理実績数(又は処理予測数)をJuk(m)(台)とし、起点日から第m日目の品種uの処理目標数をYuk(m)(台)とする。このとき、第h日目の品種uの処理における計画(処理目標数)からのずれを表す累積進み遅れ数Duk(h)(台)を
Figure 2005316934
で求める。
累積進み遅れ数Duk(h)によって品種毎の処理の進み遅れを評価し、また、遅れの程度に基づいて品種毎の処理を促進する。これにより、品種毎に平準化していない所要に対しても、後工程の要求に即応した予実管理(予測と実績の管理)を行うことができる。したがって、生産ラインに種々の擾乱が起こっても、当初計画を遵守するのが容易になる。
図17は、本実施の形態を用いて処理の進み遅れを品種毎に評価する手順を示している。本例では、月計画の起点日が1月21日であり、今日が1月25日である。工程は薄膜トランジスタ(TFT)工程であり、品種(型格)は8.0’’(012ZZ)、5.0’’W(034AA)、7.0’’W(022AH)、20.0’’(044AS)、及び45’’(100SF)の5種類である。ここで「8.0’’(20.0’’、45’’)」は対角8.0(20.0、45)インチTFT基板を表し、「5.0’’W(7.0’’W)」は対角5.0(7.0)インチワイドサイズTFT基板を表している。各品種の「計画a」の行には、月の計画数の一部である処理目標数Yukが日毎に入力されている。各品種の「実績c」の行には、起点日から前日(1月24日)までの処理実績数Jukが日毎に入力されている。各品種の「Σ(c−a)」の行には、日毎の処理実績数Jukから処理目標数Yukを差し引いた値を起点日から累積した累積進み遅れ数Dukが入力される。累積進み遅れ数Dukにより、処理の進み遅れを品種毎に評価することができる。すなわち、累積進み遅れ数Dukが負であれば、品種uの処理には累積進み遅れ数Dukの絶対値分の遅れが生じていることが分かる。逆に、累積進み遅れ数Dukが正であれば、品種uの処理には累積進み遅れ数Dukの絶対値分の進みが生じていることが分かる。
例えば、1月21日には7.0’’Wの処理目標数Yuk(計画a)が1940台であり、処理実績数Juk(実績c)が2000台であるため、累積進み遅れ数Duk(Σ(c−a))は+60台となる。したがって、1月21日の7.0’’Wの処理には60台分の進みが生じていることになる。一方、1月22日には8.0’’の処理目標数Yukが446台であり、処理実績数Jukが430台であるため、累積進み遅れ数Dukは−16台となる。したがって、1月22日の8.0’’の処理には16台分の遅れが生じていることになる。
〔第9の実施の形態〕
次に、本発明の第9の実施の形態による生産管理方法について図18を用いて説明する。本実施の形態では、品種と量の平準化ができていない生産ラインにおいて、生産ラインに種々の擾乱が起こり、当初計画と、計画作成から所定期間経過後に新たに見直した予測とがずれる場合がある。このように実績と計画の比較だけでは計画の遵守が困難である場合に、処理実績数と見直し後の処理予測数とを累積した値(累積処理予測数)を累積処理目標数と比較し、処理の遅れを品種毎に評価する。
見直しの起点となる日を計画の起点から第h日目とする。さらに、第h日目から、計画の起点より第g日目までの見直し予測を行う(h<g)。このとき、計画の起点から第g日目の品種uのずれを表す累積進み遅れ数Duk(g)は、
Figure 2005316934
で求められる。
累積進み遅れ数Duk(g)を評価指標として用いて将来における計画と実績とのずれを事前に予測し、予め対策を取れるようにして、後工程の要求に即応した予測管理を行う。
図18は、本実施の形態を用いて処理の遅れを品種毎に評価する手順を示している。本例では、計画の見直し日が1月25日である。見直し日以降の「実績c」の行には、見直し後の処理実績数(処理予測数)Jukが入力されている。見直し日以降の「Σ(c−a)」の行には、見直し後の処理実績数Jukから処理目標数Yukを差し引いた値を計画の起点から累積した累積進み遅れ数(予測累積進み遅れ数)Dukが入力される。累積進み遅れ数Dukにより、見直し日以降の処理の遅れを品種毎に評価することができる。すなわち、累積進み遅れ数Dukが負であれば、品種uの処理には累積進み遅れ数Dukの絶対値分の遅れが生じることが予測される。逆に、累積進み遅れ数Dukが正であれば、品種uの処理には累積進み遅れ数Dukの絶対値分の進みが生じることが予測される。
例えば、1月24日の7.0’’Wの累積進み遅れ数Duk(Σ(c−a))が−80台であり、1月25日の7.0’’Wの処理目標数Yuk(計画a)が1047台であり、見直し後の1月25日の処理実績数Juk(実績c)が1100台であるため、1月25日の累積進み遅れ数Dukは−27(=−80+1100−1047)台となる。したがって、1月25日の7.0’’Wの処理には27台分の遅れが生じることが予測される。
〔第10の実施の形態〕
次に、本発明の第10の実施の形態による生産管理方法について図19及び図20を用いて説明する。本実施の形態では、第9の実施の形態のように見直し予測を行った際に、品種毎の個別の評価ではなく総合的な評価を行っている。見直し予測を総合的に評価する指標として、計画遵守率Dk(g)を用いる。品種uがt種類あり、品種uの重みをWuとすると、計画遵守率Dk(g)は、
Figure 2005316934
で求められる。
ここで、MIN(0,α)は、0とαのうち小さい方の値をとる。すなわち、α≧0の場合にはMIN(0,α)=0であり、α<0の場合にはMIN(0,α)=αである。品種uの処理が計画に対し進んでいるときには、累積進み遅れ数Duk(g)は正(Duk(g)>0)であるのでMIN(0,Duk(g))=0となり、品種uの処理が計画に対し遅れているときには、累積進み遅れ数Duk(g)は負(Duk(g)<0)であるのでMIN(0,Duk(g))=Duk(g)(<0)となる。
このように、計画遵守率Dk(g)は、遅れが生じている品種uの累積進み遅れ数Duk(g)に品種毎の重みWuを掛けて全品種で足し合わせた後、重みWuを考慮した総計画数で割ることにより求められる。
図19は第1の見直し予測を示し、図20は第2の見直し予測を示している。まず、図19に示すように、全品種の総計画数(総処理予定数)Y(=Σ((各品種の処理予定数)×(当該品種の重み)))を日毎に算出し、さらに起点日からの総累積計画数(総累積処理予定数)Y’を日毎に算出する。本例では、全品種の重みを1としている。例えば、起点日である1月21日の総計画数Yは1940(=1940×1)台であり、総累積計画数Y’は1940台である。1月22日の総計画数Yは2024(=446×1+698×1+794×1+86×1)台であり、総累積計画数Y’は3964(=1940+2024)台である。
次に、処理に遅れが生じている品種の累積進み遅れ数の総和(総累積遅れ数)D’(=Σ((処理に遅れが生じている品種の累積進み遅れ数)×(当該品種の重み)))を日毎に算出する。すなわち総累積遅れ数D’は、負の値を有する累積進み遅れ数に重みを掛けた値の総和になっている。例えば、1月21日には処理に遅れが生じている品種がないため、総累積遅れ数D’は0台である。1月22日には8.0’’、5.0’’W、45’’の3品種の処理に遅れが生じており、総累積遅れ数D’は−28(=−16×1−10×1−2×1)台となる。
次に、総累積計画数Y’と総累積遅れ数D’とを用いて計画遵守率を日毎に算出する。計画遵守率は、(Y’+D’)/Y’により算出される。例えば1月21日には総累積計画数Y’が1940台で総累積遅れ数D’が0台であるため、計画遵守率は100%となる。1月22日には総累積計画数Y’が3964台で総累積遅れ数D’が−28台であるため、計画遵守率は99.3%(=(3964−28)/3964)となる。以上の手順により、例えば1月28日までの計画遵守率を算出する。図19に示す第1の見直し予測では1月28日の計画遵守率が98.7%であるのに対して、図20に示す第2の見直し予測では1月28日の計画遵守率は97.3%である。したがって、計画遵守率の高い第1の見直し予測の方が有利であることが分かる。このように本実施の形態によれば、計画遵守率を評価指標として用いることにより、見直し予測を総合的に評価することができる。
〔第11の実施の形態〕
次に、本発明の第11の実施の形態による生産管理方法について図21及び図22を用いて説明する。本実施の形態では、複数の半製品や部品を組み立てて製品又は半製品を作製する組立てラインと、組立てラインに投入する複数の半製品や部品をそれぞれ製造する複数の製造ラインとがある場合において、まず組立てラインの処理目標数を後工程引き生産方式によって算出し、次に複数の製造ラインの処理目標数を後工程引き生産方式によって算出する。
組立てラインの投入工程を工程P0とし、工程P0の直前の倉庫(投入準備)工程を工程P1とする。また、工程P0に投入する半製品や部品を製造する複数の製造ラインのうち1つの製造ラインAの出荷工程を工程Pa2とし、出荷直前の工程を工程Pa3とし、以下出荷側から投入側に向かって順に工程Pa4、Pa5、…、Pak、…とする。工程Pakの投入から工程P1の出荷までの手番をTak(日)とする。起点日からTak経過後までの製造ラインAから組立てラインへの投入予定数の総和をNak(台)とする。工程Pakの歩留りをηakとする。工程Pakの仕掛数をSak(台)とし、仕掛数Sakのうち出荷に寄与する完成見込み数をKak(台)とする。また、工程P1の仕掛数をSa1(台)とし、仕掛数Sa1のうち出荷に寄与する完成見込み数をKa1(台)とする。
工程P1の完成見込み数Ka1は、Ka1=Sa1×ηa1で算出できる。また、工程Pak(k=2,3,…)の完成見込み数Kakは、Kak=Sak×ηak×ηa(k−1)×…×ηa1で算出できる。したがって、工程Pk(k=1)、Pak(k=2,3,…)を通過した仕掛のうち倉入れに寄与する累積完成見込み数SKak(台)は、
Figure 2005316934
となる。
ここで、手番Tak経過後までの投入予定数の総和Nakと、累積完成見込み数SKakとを比較する。投入予定数の総和Nakが累積完成見込み数SKakより大きい場合(Nak>SKak)、投入予定数の総和Nakと累積完成見込み数SKakとの差を工程Pakの今日の処理目標数Lak(台)とする(Lak=Nak−SKak)。一方、投入予定数の総和Nakが累積完成見込み数SKakと同じかそれより小さい場合(Nak≦SKak)、工程Pakの今日の処理は不要であるため、処理目標数Lakを0とする(Lak=0)。これらをまとめると、次式のようになる。
Lak=Nak−SKak(Nak>SKak)
Lak=0(Nak≦SKak)
本実施の形態では、TFT工程を経て作製されるTFT基板と、カラーフィルタ(CF)工程を経て作製されるCF基板とを半製品の例に挙げている。また、TFT基板とCF基板とを貼り合わせる貼合せライン(組立てライン)を経て液晶表示パネルが作製されるものとする。簡単のため、品種は1つとする。
図21は本実施の形態を用いて貼合せラインの投入目標数を算出する手順を示し、図22は本実施の形態を用いてTFT工程の投入目標数を算出する手順を示している。図21に示すように、本実施の形態の貼合せラインは、工程P06、P05、P04、P03、P02、P01を有している。工程P06は投入工程であり、工程P01は出荷倉庫への倉入れ直前工程である。本実施の形態の前提として、処理目標数の設定を全工程に対して行う必要はない。すなわち、処理能力に余裕のある工程では、前工程から送り込まれる仕掛を単純な先入先出で従属的に処理していればよいため、特に処理目標数の設定を行う必要がない。本実施の形態では、処理目標数の設定を行う工程をP01、P03、P06とし、処理目標数の設定を行う必要のない従属工程をP02、P04、P05とする。各工程の歩留りηを全て100%とする。工程P02の直前工程である工程P03outから工程P01out(倉入れ)までの手番を丁度1日とし、工程P06outから工程P01outまでの手番を2日とする。
まず、後工程引き生産方式によって、貼合せラインの処理目標数(倉入れ予定数)から工程P06の処理目標数(投入目標数)を算出する手順について説明する。図21に示すように、工程P01の今日の処理目標数L01は900台、工程P01の明日(1日後)の処理目標数L01は910台というように、7日後までの処理目標数L01が設定されている(図21の行(1))。工程P01が1日に処理できる仕掛範囲は工程P01の仕掛から直前の工程P02の仕掛までであり、工程P03が1日に処理できる仕掛範囲は工程P03の仕掛からその前の工程P04、P05の仕掛までである。工程P01〜P02の仕掛数S0(1〜2)は、今朝の時点で1200台である(図21の行(2))。また、工程P03〜P05の仕掛数S0(3〜5)は、今朝の時点で700台である(図21の行(4))
工程P03の今日の処理目標数L03を求める。工程P01において、今日の処理目標数L01(=900台)に加えて明日の処理目標数L01(=910台)の仕掛を処理するためには、明日朝までに所定数の仕掛が工程P03から工程P02に送り込まれる必要がある。このために必要となる工程P03の今日の処理数(処理必要数)は、工程P01の今日及び明日の処理目標数L01の和から、工程P01〜P02の今日の仕掛数S0(1〜2)を引いた値(610(=900+910−1200)台)になる。これにより、工程P03の今日(今朝〜明日朝)の処理目標数L03は、工程P03の今日の処理必要数と同数の610台となる(図21の行(3))。工程P03の今日の処理目標数L03は、明日(明日朝〜明後日朝)の工程P01での処理対象分である。このことを図21では、工程P01の明日の処理目標数L01から工程P03の今日の処理目標数L03に向かう破線矢印で表している。
次に、工程P01〜P02の明日の仕掛数(仕掛予測数)S0(1〜2)と、工程P03の明日の処理目標数L03とを求める。明日朝の工程P01〜P02の仕掛予測数S0(1〜2)は、工程P01〜P02の今日の仕掛数S0(1〜2)から、工程P01の今日の処理目標数L01を引き、工程P03の今日の処理目標数L03を足した値になる。すなわち、工程P01〜P02の明日の仕掛予測数S0(1〜2)は、910(=1200−900+610)台となる。工程P03の明日の処理必要数は、工程P01の明日及び明後日(2日後)の処理目標数L01の和から、工程P01〜P02の明日の仕掛予測数S0(1〜2)を引いた値(1200(=910+1200−910)台)になる。これにより、工程P03の明日の処理目標数L03は、工程P03の明日の処理必要数と同数の1200台となる。工程P03の明日の処理目標数L03は、明後日の工程P01での処理対象分である。このことを図21では、工程P01の明後日の処理目標数L01から工程P03の明日の処理目標数L03に向かう破線矢印で表している。
明後日朝の工程P01〜P02の仕掛予測数S0(1〜2)は、工程P01〜P02の明日の仕掛予測数S0(1〜2)から、工程P01の明日の処理目標数L01を引き、工程P03の明日の処理目標数L03を足した値(1200(=910−910+1200)台)になる。以下同様にして、工程P01〜P02の3日後〜7日後の仕掛予測数S0(1〜2)と、工程P03の2日後〜6日後の処理目標数L03とを求めることができる。また同様にして、工程P03〜P05の明日から6日後までの仕掛数(仕掛予測数)S0(3〜5)(図21の行(4))、及び工程P06の今日から5日後までの処理目標数L06(図21の行(5))を求めることができる。
次に、貼合せラインの投入工程P06の処理目標数L06から、貼合せラインに投入されるTFT基板が作製されるTFT工程の処理目標数を算出する。図22に示すように、工程P06の直前には、半製品であるTFT基板及びCF基板をバッファリングする中間倉庫工程P1が存在する。工程P06の処理目標数(投入目標数)L06は、工程P1の処理目標数(出荷予定数)L1に等しい(図22の行(1))。ここで、工場の生産ライン全体の隘路が工程P06であり、工程P06を最大限稼動させるためのバッファ(仕掛在庫)を工程P1が集中的に有すると考えて、工程P1の手番を3日とする。またTFT工程は、工程Pa6、Pa5、Pa4、Pa3、Pa2を有している。各工程の歩留りηを全て100%とする。工程Pa2outから工程P1outまでの手番を4日とし、工程Pa6outから工程P1outまでの手番を5日とする。工程P1の仕掛数S(1)は今朝の時点で例えば3000台であり(図22の行(2))、工程Pa3〜Pa5の仕掛数Sa(3〜5)は今朝の時点で例えば700台である(図22の行(4))。
工程P1の直前の工程Pa2は、TFT基板を中間倉庫に出荷する出荷工程である。工程Pa2の今日の処理必要数は、今日から3日(工程P1の手番)後までの工程P06の処理目標数L06(=工程P1の処理目標数L1)の総和から、工程P1の今日の仕掛数S(1)を引いた値(1210(=1110+1150+950+1000−3000)台)になる。これにより、工程Pa2の今日の処理目標数La2は、工程Pa2の今日の処理必要数と同数の1210台となる(図22の行(3))。
工程P1の明日の仕掛数(仕掛予測数)S(1)は、工程P1の今日の仕掛数S(1)から、工程P1の今日の処理目標数L1を引き、工程Pa2の今日の処理目標数La2を足した値(3100(=3000−1110+1210)台)となる。工程Pa2の明日の処理必要数及び処理目標数La2は、明日から4日後までの工程P06の処理目標数L06の総和から、工程P1の明日の仕掛数S(1)を引いた値(1150(=1150+950+1000+1150−3100)台)になる。以下同様にして、工程P1の2日後以降の仕掛数S(1)と、工程Pa2の2日後以降の処理目標数La2とを求めることができる。また同様にして、工程Pa3〜Pa5の明日以降の仕掛数Sa(3〜5)(図22の行(4))、及び工程Pa6の今日以降の処理目標数La6(図22の行(5))を求めることができる。他方の半製品が作製されるCF工程の処理目標数は、図22と同様に各工程の歩留りや手番、仕掛数等を設定することによって求めることができる。
本実施の形態によれば、複数の半製品又は部品を組み立てて製品又は半製品を作製する組立てラインと、前記複数の半製品又は部品をそれぞれ製造する複数の製造ラインとを有する生産ラインにおいて、後工程引き生産方式により処理目標数を容易に算出できる。
〔第12の実施の形態〕
次に、本発明の第12の実施の形態による生産管理方法について図23を用いて説明する。本実施の形態では、工程Pkが段取り替えに時間が掛かる隘路工程である場合に、1つの品種の処理バッチをある程度の大きさにして段取り替え回数を所定回数以下に抑えられるように処理目標数を調整する。すなわち、段取り替え回数を少なくしないと必要な処理数を確保できない場合に、本実施の形態では、工程Pkの品種uの処理目標数Lukを日毎に求めた後に、1つの品種の処理目標数を前倒しして同品種の他の日の処理目標数と合わせ、続けて処理できる仕掛数を増加させる。このようにして段取り替え回数を減らし、工程Pkで必要数を処理できるようにする。このために、工程Pkの前に中間倉庫工程又は仕掛バッファを置き、前倒しが必要な日数分だけ工程Pkからの手番に加算して、中間倉庫工程又は仕掛バッファから工程P1までの手番を設定する。
図23は、本実施の形態を用いて処理目標数を調整する手順を示している。図23の(A)欄は、工程Pkの前の工程P(k+1)における各品種の処理目標数を表している。工程P(k+1)の処理目標数は、出荷側から後工程引き生産方式を用いて求められている。工程Pkと工程P(k+1)との間には中間倉庫(又は仕掛バッファ)がある。中間倉庫工程のメイン品種の手番を3日とし、歩留りを100%とする。したがって、(A)欄は工程P(k+1)の処理目標数を表すとともに、工程Pkの3日後の処理目標数を表している。ここで、工程Pkで処理が行われる複数の品種のうち、品種B、C1、C2、C3はメイン品種である。このうち品種C1、C2、C3はPk工程での処理の際に段取り替えを行うことなく同一のバッチで処理できるため、品種C1、C2、C3を品種C群とよぶ。品種B及び品種C群の工程Pkにおける処理バッチは、材料等の使用効率から2800P程度が最適である。ただし、処理バッチに2800Pから増減があっても処理は可能である。以下、処理バッチの最適なサイズを「最適バッチサイズ」という。品種A、Dは少量品種である。工程Pkにおける品種Aの最適バッチサイズは600Pであり、品種Dの最適バッチサイズは300Pである。メイン品種の工程Pkの3日後の処理目標数は、必ずしも3日後に処理される必要はなく、当日から3日後までの間に処理されればよい。
図23の(B)欄は、工程Pkにおける3日後の全品種の総処理目標数(行(1))と、工程Pkの日毎の総処理可能数(行(2))とを表している。総処理可能数は2400P/日である。ただし、半日メンテナンスが行われる7月14日の総処理可能数は1200Pになっている。品種C群同士以外の異なる品種に処理を切り替えるときには、段取り替えが必要になる。段取り替え回数(行(3))1回につき、工程Pkで実際に処理可能な処理予定数(行(4))は150P減少する。したがって、段取り替えが1回行われる日の実際の総処理予定数は2250Pとなり、段取り替えが2回行われる日の実際の総処理予定数は2100Pとなる。工程Pkにおいて総処理予定数分の処理が日毎に行われるものとすると、工程Pkの全品種の累積の総処理目標残数(行(5))は、(前日の総処理目標残数)−(当日の総処理予定数)+(当日の処理目標数)となる。なお図23では、7月4日の総処理目標数に7月3日までの累積の処理目標残数が加算されている。
図23の(C)欄は、工程Pkにおける品種C群の3日後の処理目標数(行(1))と、当日の処理予定数(行(2))と、累積の処理目標残数(行(3))と、日毎の処理目標数を累積した累積処理目標数(行(4))と、日毎の処理予定数を累積した累積処理予定数(行(5))と、当日の累積処理予定数から3日前の累積処理目標数を引いた値である3日以上遅れチェック(行(6))とを表している。3日以上遅れチェックの値が負(<0)になると、3日後までに処理目標数を処理できない予定となり、中間倉庫の手番3日に収まらなくなってしまう。図23の(D)欄は、工程Pkにおける品種Aの3日後の処理目標数(行(1))と、当日の処理予定数(行(2))と、累積の処理目標残数(行(3))とを表している。図23の(E)欄は、工程Pkにおける品種Dの3日後の処理目標数(行(1))と、当日の処理予定数(行(2))と、累積の処理目標残数(行(3))とを表している。図23の(F)欄は、工程Pkにおける品種Bの3日後の処理目標数(行(1))と、当日の処理予定数(行(2))と、累積の処理目標残数(行(3))と、日毎の処理目標数を累積した累積処理目標数(行(4))と、日毎の処理予定数を累積した累積処理予定数(行(5))と、当日の累積処理予定数から3日前の累積処理目標数を引いた値である3日以上遅れチェック(行(6))とを表している。
メイン品種である品種C群及び品種Bについては、3日以上の遅れが生じないようにする。すなわち、3日以上遅れチェックの値が負にならないようにする。少量品種である品種A及び品種Dについては、処理目標残数が最適バッチサイズ以上になった日の翌日に、最適バッチサイズに等しい処理予定数を投入するようにする。ただし、他品種の処理予定数との総合計が総処理予定数以下であるという条件により、2日間に分けて処理予定数を設定する場合がある。なお、メイン品種に3日以上の遅れが生じないようにするというルール、及び品種Dの処理目標残数が最適バッチサイズ以上になった日の翌日に投入するというルールは、品種Aの処理目標残数が最適バッチサイズ以上になった日の翌日に投入するというルールよりも優先されるため、品種Aの処理目標残数が最適バッチサイズの600Pを越えていても投入しない日があり得る。
処理予定数を決定する手順について説明する。まず、7月4日の処理予定数を決定する。本例では、7月3日に品種Aの処理が行われているため、7月4日には段取り替えを行った後に品種C群の処理を行う。品種C群の処理予定数は、総処理予定数の値と同じ2250Pとする。処理目標数は3000Pであるため、品種C群の処理目標残数は750Pとなる。
次に、7月5日の処理予定数を決定する。品種C群の最適バッチサイズ(2800P)を考慮し、前日に引き続いて品種C群の処理を550(=2800−2250)Pだけ行う。続いて段取り替えを行い、品種Bの処理を行う。品種Bの処理予定数は、総処理予定数(2250P)から品種C群の処理予定数(550P)を引いた1700Pとする。品種C群の累積処理目標数は4300Pであり、累積処理予定数は2800Pであるため、品種C群の処理目標残数は1500Pになる。品種Bの累積処理目標数は3140Pであり、累積処理予定数は1700Pであるため、品種Bの処理目標残数は1440Pになる。
次に、7月6日の処理予定数を決定する。品種Bの最適バッチサイズ(2800P)を考慮し、前日に引き続いて品種Bの処理を1100(=2800−1700)Pだけ行う。続いて段取り替えを行う。少量品種である品種A及び品種Dは、前日の処理目標残数が最適バッチサイズ以上であるという条件を満たしていないため、品種C群の処理を行う。品種C群の処理予定数は、総処理予定数(2250P)から品種Bの処理予定数(1100P)を引いた1150Pとする。品種Bの累積処理目標数は4120Pであり、累積処理予定数は2800Pであるため、品種Bの処理目標残数は1320Pになる。品種C群の累積処理目標数は4820Pであり、累積処理予定数は3950Pであるため、品種C群の処理目標残数は870Pになる。ここで、品種Dの処理目標残数(300P)は品種Dの最適バッチサイズ(300P)と一致しているため、翌日(7日)に品種Dの処理を行うことになる。
次に、7月7日の処理予定数を決定する。前日に引き続いて品種C群の処理を1050Pだけ行う。ここで、品種C群の最適バッチサイズのみを考慮すると7日の処理予定数を1650Pにするのが望ましいが、1650Pの処理を行うには品種C群の処理目標残数が不足している。このため、次の品種C群の処理バッチを最適バッチサイズにできるようにするという条件に基づいて、品種C群の7日の処理予定数を1050Pとしている。品種C群の7日の累積処理予定数は5000Pであり、3日前(4日)の累積処理目標数は3000Pであるため、3日以上遅れチェックの値は2000(=5000−3000)Pとなる。続いて段取り替えを行い、品種Dの処理を行う。品種Dの処理予定数は、最適バッチサイズに等しい300Pとする。品種Dの前日(6日)の処理目標残数は300Pであり、7日の処理目標数は100Pであり、7日の処理予定数は300Pであるため、処理目標残数は100(=300+100−300)Pとなる。続いて再度段取り替えを行い、品種Bの処理を行う。品種Bの処理予定数は、総処理予定数(2100P)から品種C群の処理予定数(1050P)及び品種Dの処理予定数(300P)を引いた750Pとする。品種Bの7日の累積処理予定数は3550Pであり、3日前(4日)の累積処理目標数は2040Pであるため、3日以上遅れチェックの値は1510(=3550−2040)Pとなる。
次に、7月8日の処理予定数を決定する。品種Bの最適バッチサイズ(2800P)を考慮し、前日に引き続いて品種Bの処理を2050(=2800−750)Pだけ行う。続いて段取り替えを行い、品種Aの処理を行う。品種Aの処理予定数は、総処理予定数(2250P)から品種Bの処理予定数(2050P)を引いた200Pとする。
次に、7月9日の処理予定数を決定する。品種Aの最適バッチサイズ(600P)を考慮し、前日に引き続いて品種Aの処理を400(=600−200)Pだけ行う。続いて段取り替えを行い、品種Bの処理を行う。品種Bの処理予定数は、総処理予定数(2250P)から品種Aの処理予定数(400P)を引いた1850Pとする。
以下、同様の手順により、各品種の7月10日以降の処理予定数が日毎に決定される。本実施の形態によれば、段取り替えに長時間を要する工程Pkが隘路工程又は制約工程となる場合であっても、処理目標を前倒しにすることによって段取り替え回数を減らし、工程Pkで必要数を処理できるようになる。
ここで、中間倉庫工程(又は仕掛バッファ)の手番を決める考え方を説明する。品種C群の平均処理目標数は960P/日であり、品種Bの平均処理目標数は1013P/日である。したがって、品種C群及び品種Bの処理バッチを最適バッチサイズ(2800P)とするには、それぞれ2.9(≒2800/960)日分及び2.8(≒2800/1013)日分の処理目標数の仕掛を溜める必要がある。そこで、メイン品種において最適バッチサイズの仕掛が溜まるのに必要な平均日数又は平均日数の小数点以下を切り上げた日数が、中間倉庫工程の手番として設定される。本実施の形態では中間倉庫工程の手番を3日とした。なお、少量品種である品種Aの平均処理目標数は211P/日であり、品種Dの平均処理目標数は58P/日である。したがって、最適バッチサイズの仕掛が溜まるのに必要な平均日数は、品種Aでは2.8(≒600/211)日であり、品種Dでは5.2(≒300/58)日である。このため、中間倉庫工程の手番は、品種毎に異なって設定される。
以上説明した第1乃至第12の実施の形態による生産管理方法は、液晶表示装置や半導体装置などの電子機器や、その他の工業製品の製造方法に適用できる。TFTを備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置の生産ラインに上記実施の形態を適用したところ、スループットを10%増加させることができた。
以上説明した実施の形態による生産管理方法及び工業製品の製造方法は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、
倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
起点となる日から、工程Pkから前記倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、前記工程Pkの処理目標数Lkを
Lk=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lk=0(Nk≦SKk)
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記2)
付記1記載の生産管理方法において、
前記累積完成見込み数SKkは、前記工程Pkの仕掛数Skと、前記工程Pkの歩留りηkとを用い、
Figure 2005316934
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記3)
付記1又は2に記載の生産管理方法において、
前記処理目標数Lkは、倉入れ側の工程から順次求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記4)
複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、
倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
工程Pkが隘路工程又は制約工程である場合、
起点となる日から、前記工程Pkから前記倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、前記工程Pkの最低限処理目標数Lkminを
Lkmin=Nk−SKk(Nk>SKk)
Lkmin=0(Nk≦SKk)
により求め、
前記最低限処理目標数Lkminと前記工程Pkの最大処理能力Mkとを比較して前記工程Pkの余剰能力を算出し、
前記最低限処理目標数Lkminに前記余剰能力分を追加して前記工程Pkの処理目標数Lkを求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記5)
付記4記載の生産管理方法において、
前記処理目標数Lkと、単位期間内での前記工程Pkの処理可能仕掛数SMkとを比較し、
前記処理目標数Lkが前記処理可能仕掛数SMkより大きければ前記処理目標数Lkを修正し、前記処理可能仕掛数SMkの値を前記処理目標数Lkとして設定すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記6)
付記4又は5に記載の生産管理方法において、
前記処理目標数Lkを求めた後に前記工程Pkを工程P1に置き換え、
置き換えた前記工程P1より投入側の工程の処理目標数を順次求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記7)
付記6記載の生産管理方法において、
前記工程P1より投入側の工程の処理目標数は、付記1乃至3のいずれか1項に記載の生産管理方法を用いて求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記8)
付記6又は7に記載の生産管理方法において、
前記生産ラインが複数の隘路工程又は制約工程を有する場合、前記複数の隘路工程又は制約工程の処理目標数は、倉入れ側から順次求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記9)
付記4又は5に記載の生産管理方法において、
前記工程Pkの処理目標数Lkが工程P1の処理目標数L1より大きい場合、
前記処理目標数Lkと前記処理目標数L1との差分を前記工程P1直後の出荷前倉庫に溜めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記10)
付記8記載の生産管理方法において、
前記複数の隘路工程又は制約工程のうち投入側の隘路工程又は制約工程の処理目標数が倉入れ側の隘路工程又は制約工程の処理目標数より大きい場合、
前記投入側の隘路工程又は制約工程の処理目標数と前記倉入れ側の隘路工程又は制約工程の処理目標数との差分を、前記投入側の隘路工程又は制約工程と前記倉入れ側の隘路工程又は制約工程との間の中間倉庫に溜めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記11)
付記9又は10に記載の生産管理方法において、
倉庫を含む前記生産ライン全体の仕掛数、又は前記生産ラインを複数に分割した分割単位毎の仕掛数が所定の値を超えないように管理すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記12)
複数の工程からなり、複数の品種を生産する生産ラインの生産管理方法において、
倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
起点となる日から、工程Pkから前記倉入れまでの品種uの手番Tuk経過後までの前記品種uの倉入れ予定数の総和Nukと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する前記品種uの累積完成見込み数SKukとを用い、前記工程Pkの前記品種uの処理目標数Lukを
Luk=Nuk−SKuk(Nuk>SKuk)
Luk=0(Nuk≦SKuk)
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記13)
付記12記載の生産管理方法において、
前記品種uの前記累積完成見込み数SKukは、前記工程Pkの前記品種uの仕掛数Sukと、前記工程Pkの前記品種uの歩留りηukとを用い、
Figure 2005316934
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記14)
付記12又は13に記載の生産管理方法において、
前記工程Pkの前記起点となる日から第m日目の前記品種uの処理実績数Juk(m)と、前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理目標数Yuk(m)とを用い、前記工程Pkの第h日目の前記品種uの累積進み遅れ数Duk(h)を
Figure 2005316934
により求め、
前記累積進み遅れ数Duk(h)に基づいて、前記工程Pkの品種毎の処理の進み遅れを評価すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記15)
複数の工程からなり、複数の品種を生産する生産ラインの生産管理方法において、
計画見直しの起点となる日を計画の起点となる日から第h日目とし、前記第h日目から前記計画の起点となる日より第g日目までの見直し予測を行う場合、
倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理実績数Juk(m)と、前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理目標数Yuk(m)とを用い、前記工程Pkの前記第g日目の前記品種uの累積進み遅れ数Duk(g)を
Figure 2005316934
により求め、
前記累積進み遅れ数Duk(g)に基づいて、将来における前記工程Pkの品種毎の処理の進み遅れを予測すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記16)
付記15記載の生産管理方法において、
前記品種uの重みWuを用い、前記工程Pkの前記第g日目のt種類の品種全体の計画遵守率Dk(g)を
Figure 2005316934
(ここで、MIN(0,α)は、0とαのうち小さい方の値をとる)
により求め、
前記計画遵守率Dk(g)に基づいて、将来における前記工程Pkの全体の処理の進み遅れを予測すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記17)
複数の半製品又は部品を組み立てて製品又は半製品を作製する組立てラインと、前記複数の半製品又は部品をそれぞれ製造する複数の製造ラインとを有する生産ラインの生産管理方法において、
前記組立てラインの投入工程を工程P0とし、前記工程P0の直前の倉庫工程を工程P1とし、前記複数の製造ラインのうちの1つの製造ラインAの出荷工程を工程Pa2とし、以下前記製造ラインAの工程を出荷側から順に工程Pan(n=3,4,…,k,…)とし、
起点となる日から、工程Pakから前記工程P1までの手番Tak経過後までの前記製造ラインAからの投入予定数の総和Nakと、前記工程Pakを通過した仕掛のうち前記工程P1の出荷に寄与する累積完成見込み数SKakとを用い、前記工程Pakの処理目標数Lakを
Lak=Nak−SKak(Nak>SKak)
Lak=0(Nak≦SKak)
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記18)
付記17記載の生産管理方法において、
前記累積完成見込み数SKakは、前記工程Pkの仕掛数Sakと、前記工程Pkの歩留りηakとを用い、
Figure 2005316934
により求めること
を特徴とする生産管理方法。
(付記19)
付記12乃至14のいずれか1項に記載の生産管理方法において、
前記工程Pkが段取り替えに時間が掛かる隘路工程又は制約工程である場合、
前記品種uの前記処理目標数Lukを日毎に求めた後に処理目標を前倒しし、
続けて処理できる前記品種uの処理バッチを大きくして段取り替え回数を減少させること
を特徴とする生産管理方法。
(付記20)
付記19記載の生産管理方法において、
前記工程Pkの前に中間倉庫工程又は仕掛バッファを置き、
前倒しが必要な日数分だけ前記手番Tukに加算して、前記中間倉庫工程又は仕掛バッファから前記倉入れまでの前記品種uの手番を設定すること
を特徴とする生産管理方法。
(付記21)
付記20記載の生産管理方法において、
前記中間倉庫工程又は仕掛バッファから前記倉入れまでの前記品種uの手番は、前記工程Pkでの前記品種uの最適バッチサイズの仕掛が溜まるのに必要な平均日数又は前記平均日数の小数点以下を切り上げた日数とすること
を特徴とする生産管理方法。
(付記22)
複数の工程からなる生産ラインを用いる工業製品の製造方法において、
付記1乃至21のいずれか1項に記載の生産管理方法を用いること
を特徴とする工業製品の製造方法。
本発明の第1の実施の形態による生産管理方法を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態による生産管理方法を用いてA処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による生産管理方法を用いてB処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のB最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のB最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程以外の工程のA処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程以外の工程のB処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のB最低限処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による生産管理方法を用いて隘路工程のA処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第6の実施の形態による生産管理方法を説明する図である。 本発明の第6の実施の形態による生産管理方法を説明する図である。 本発明の第8の実施の形態による生産管理方法を用いて処理の進み遅れを品種毎に評価する手順を示す図である。 本発明の第9の実施の形態による生産管理方法を用いて処理の遅れを品種毎に評価する手順を示す図である。 本発明の第10の実施の形態による生産管理方法を用いて第1の見直し予測を評価する手順を示す図である。 本発明の第10の実施の形態による生産管理方法を用いて第2の見直し予測を評価する手順を示す図である。 本発明の第11の実施の形態による生産管理方法を用いて処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第11の実施の形態による生産管理方法を用いて処理目標数を算出する手順を示す図である。 本発明の第12の実施の形態による生産管理方法を用いて処理目標数を調整する手順を示す図である。
符号の説明
Tk 工程Pkから倉入れまでの手番
Nk 手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和
ηk 工程Pkの歩留り
Sk 工程Pkの仕掛数
Kk 仕掛数Skのうちの完成見込み数
SKk 工程Pkを通過した仕掛のうち倉入れに寄与する累積完成見込み数
Lk 工程Pkの処理目標数
Lkmin 工程Pkの最低限処理目標数
Mk 工程Pkの最大処理能力
SMk 工程Pkの処理可能仕掛数
Tuk 工程Pkから倉入れまでの品種uの手番
Nuk 手番Tuk経過後までの品種uの倉入れ予定数の総和
ηuk 工程Pkの品種uの歩留り
Suk 工程Pkの品種uの仕掛数
Kuk 仕掛数Sukのうちの完成見込み数
SKuk 工程Pkを通過した品種uの仕掛のうち倉入れに寄与する累積完成見込み数
Luk 工程Pkの品種uの処理目標数
Juk(m) 工程Pkの品種uの第m日目の処理実績数(処理予測数)
Yuk(m) 工程Pkの品種uの第m日目の処理目標数
Duk(h) 工程Pkの品種uの第h日目の累積進み遅れ数(予測累積進み遅れ数)
Dk(g) 工程Pkの第g日目の計画遵守率
Wu 品種uの重み
Y 総計画数(総処理予定数)
Y’ 総累積計画数(総累積処理予定数)
D’ 総累積遅れ数

Claims (10)

  1. 複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、
    倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
    起点となる日から、工程Pkから前記倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、前記工程Pkの処理目標数Lkを
    Lk=Nk−SKk(Nk>SKk)
    Lk=0(Nk≦SKk)
    により求めること
    を特徴とする生産管理方法。
  2. 請求項1記載の生産管理方法において、
    前記累積完成見込み数SKkは、前記工程Pkの仕掛数Skと、前記工程Pkの歩留りηkとを用い、
    Figure 2005316934

    により求めること
    を特徴とする生産管理方法。
  3. 複数の工程からなる生産ラインの生産管理方法において、
    倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
    工程Pkが隘路工程又は制約工程である場合、
    起点となる日から、前記工程Pkから前記倉入れまでの手番Tk経過後までの倉入れ予定数の総和Nkと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する累積完成見込み数SKkとを用い、前記工程Pkの最低限処理目標数Lkminを
    Lkmin=Nk−SKk(Nk>SKk)
    Lkmin=0(Nk≦SKk)
    により求め、
    前記最低限処理目標数Lkminと前記工程Pkの最大処理能力Mkとを比較して前記工程Pkの余剰能力を算出し、
    前記最低限処理目標数Lkminに前記余剰能力分を追加して前記工程Pkの処理目標数Lkを求めること
    を特徴とする生産管理方法。
  4. 請求項3記載の生産管理方法において、
    前記処理目標数Lkと、単位期間内での前記工程Pkの処理可能仕掛数SMkとを比較し、
    前記処理目標数Lkが前記処理可能仕掛数SMkより大きければ前記処理目標数Lkを修正し、前記処理可能仕掛数SMkの値を前記処理目標数Lkとして設定すること
    を特徴とする生産管理方法。
  5. 複数の工程からなり、複数の品種を生産する生産ラインの生産管理方法において、
    倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
    起点となる日から、工程Pkから前記倉入れまでの品種uの手番Tuk経過後までの前記品種uの倉入れ予定数の総和Nukと、前記工程Pkを通過した仕掛のうち前記倉入れに寄与する前記品種uの累積完成見込み数SKukとを用い、前記工程Pkの前記品種uの処理目標数Lukを
    Luk=Nuk−SKuk(Nuk>SKuk)
    Luk=0(Nuk≦SKuk)
    により求めること
    を特徴とする生産管理方法。
  6. 請求項5記載の生産管理方法において、
    前記工程Pkの前記起点となる日から第m日目の前記品種uの処理実績数Juk(m)と、前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理目標数Yuk(m)とを用い、前記工程Pkの第h日目の前記品種uの累積進み遅れ数Duk(h)を
    Figure 2005316934

    により求め、
    前記累積進み遅れ数Duk(h)に基づいて、前記工程Pkの品種毎の処理の進み遅れを評価すること
    を特徴とする生産管理方法。
  7. 複数の工程からなり、複数の品種を生産する生産ラインの生産管理方法において、
    計画見直しの起点となる日を計画の起点となる日から第h日目とし、前記第h日目から前記計画の起点となる日より第g日目までの見直し予測を行う場合、
    倉入れに近い方から順に工程Pn(n=1,2,…,k−1,k,…)とし、
    前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理実績数Juk(m)と、前記工程Pkの前記第m日目の前記品種uの処理目標数Yuk(m)とを用い、前記工程Pkの前記第g日目の前記品種uの累積進み遅れ数Duk(g)を
    Figure 2005316934

    により求め、
    前記累積進み遅れ数Duk(g)に基づいて、将来における前記工程Pkの品種毎の処理の進み遅れを予測すること
    を特徴とする生産管理方法。
  8. 請求項7記載の生産管理方法において、
    前記品種uの重みWuを用い、前記工程Pkの前記第g日目のt種類の品種全体の計画遵守率Dk(g)を
    Figure 2005316934

    (ここで、MIN(0,α)は、0とαのうち小さい方の値をとる)
    により求め、
    前記計画遵守率Dk(g)に基づいて、将来における前記工程Pkの全体の処理の進み遅れを予測すること
    を特徴とする生産管理方法。
  9. 複数の半製品又は部品を組み立てて製品又は半製品を作製する組立てラインと、前記複数の半製品又は部品をそれぞれ製造する複数の製造ラインとを有する生産ラインの生産管理方法において、
    前記組立てラインの投入工程を工程P0とし、前記工程P0の直前の倉庫工程を工程P1とし、前記複数の製造ラインのうちの1つの製造ラインAの出荷工程を工程Pa2とし、以下前記製造ラインAの工程を出荷側から順に工程Pan(n=3,4,…,k,…)とし、
    起点となる日から、工程Pakから前記工程P1までの手番Tak経過後までの前記製造ラインAからの投入予定数の総和Nakと、前記工程Pakを通過した仕掛のうち前記工程P1の出荷に寄与する累積完成見込み数SKakとを用い、前記工程Pakの処理目標数Lakを
    Lak=Nak−SKak(Nak>SKak)
    Lak=0(Nak≦SKak)
    により求めること
    を特徴とする生産管理方法。
  10. 複数の工程からなる生産ラインを用いる工業製品の製造方法において、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の生産管理方法を用いること
    を特徴とする工業製品の製造方法。
JP2004238595A 2004-03-30 2004-08-18 生産管理方法及び工業製品の製造方法 Pending JP2005316934A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004238595A JP2005316934A (ja) 2004-03-30 2004-08-18 生産管理方法及び工業製品の製造方法
TW094109768A TWI294102B (en) 2004-03-30 2005-03-29 Method of production control and method of manufacturing industrial product
US11/092,131 US7027884B2 (en) 2004-03-30 2005-03-29 Method of production control and method of manufacturing industrial products

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004099089 2004-03-30
JP2004238595A JP2005316934A (ja) 2004-03-30 2004-08-18 生産管理方法及び工業製品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005316934A true JP2005316934A (ja) 2005-11-10

Family

ID=35444259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004238595A Pending JP2005316934A (ja) 2004-03-30 2004-08-18 生産管理方法及び工業製品の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7027884B2 (ja)
JP (1) JP2005316934A (ja)
TW (1) TWI294102B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017021764A (ja) * 2015-04-21 2017-01-26 株式会社神戸製鋼所 シミュレーション装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7685075B2 (en) * 2005-01-10 2010-03-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Costing system and method
US7937177B2 (en) * 2007-06-27 2011-05-03 International Business Machines Corporation Manufacturing work in process management system
US8108989B2 (en) 2007-06-28 2012-02-07 Crown Equipment Corporation Manufacturing cell and elements of the cell
JP4975605B2 (ja) * 2007-12-26 2012-07-11 東京エレクトロン株式会社 処理システム、処理システムの制御方法およびソフトウェアのバージョンアップ方法
TW201044288A (en) * 2009-06-03 2010-12-16 Univ Nat Taiwan Science Tech System and method for planning global logistics in panel industry
US8849690B1 (en) * 2009-06-24 2014-09-30 American Airlines, Inc. Optimized bill of work for aircraft maintenance based on task prioritization and time slot proximity analysis
FR2954174B1 (fr) * 2009-12-17 2014-04-11 Otvs A Procede de potabilisation et/ou d'epuration d'eau comprenant l'elimination d'un compose cible et une filtration au sein d'un tambour filtrant
US8655705B2 (en) * 2010-01-13 2014-02-18 Lockheed Martin Corporation Systems, methods and apparatus for implementing hybrid meta-heuristic inventory optimization based on production schedule and asset routing
US10204387B2 (en) * 2013-05-08 2019-02-12 Nmetric, Llc Sequentially configuring manufacturing equipment to reduce reconfiguration times
US10417595B2 (en) 2017-05-05 2019-09-17 DeHart Consulting, LLC Time-based, demand-pull production
JP6953381B2 (ja) * 2018-11-08 2021-10-27 株式会社日立製作所 製造の管理を支援するシステム及び方法
JP2020155045A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 オムロン株式会社 生産管理装置、生産管理方法、および生産管理プログラム
US11449795B2 (en) 2019-08-29 2022-09-20 Canvass Analytics Inc. Process speed-based forecasting

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10283014A (ja) * 1997-04-04 1998-10-23 Hitachi Ltd 負荷進行予測方法およびシステム
JP2002341920A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Nec Yamagata Ltd 半導体装置の生産管理方法及び生産管理装置
JP2003109885A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Mitsubishi Electric Corp 製造管理装置
JP2003195927A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Kobe Steel Ltd 生産計画作成装置及び生産計画作成プログラム
JP2003233410A (ja) * 2002-02-13 2003-08-22 Hitachi Ltd 多段階生産システムの生産管理方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825191A (ja) 1994-07-14 1996-01-30 Hitachi Ltd 見込生産品の生産進捗状況の管理方法および生産管理装置
JPH1196210A (ja) * 1997-09-16 1999-04-09 Toshiba Corp 生産計画立案方法および生産計画立案装置および記録媒体
JP4455720B2 (ja) 2000-03-24 2010-04-21 シャープ株式会社 生産管理方法およびtft基板の製造方法
JP3671809B2 (ja) 2000-03-24 2005-07-13 Jfeスチール株式会社 在庫管理支援装置
JP4546654B2 (ja) 2001-02-14 2010-09-15 シャープ株式会社 生産管理方法
JP2003271230A (ja) * 2002-03-19 2003-09-26 Fujitsu Display Technologies Corp 生産管理方法および電子機器の製造方法
JP4336093B2 (ja) 2002-10-31 2009-09-30 シャープ株式会社 生産管理方法及び電子機器の製造方法
US7369910B2 (en) * 2002-11-11 2008-05-06 Axxom Software Ag Method for the optimizing of a production process

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10283014A (ja) * 1997-04-04 1998-10-23 Hitachi Ltd 負荷進行予測方法およびシステム
JP2002341920A (ja) * 2001-05-15 2002-11-29 Nec Yamagata Ltd 半導体装置の生産管理方法及び生産管理装置
JP2003109885A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Mitsubishi Electric Corp 製造管理装置
JP2003195927A (ja) * 2001-12-28 2003-07-11 Kobe Steel Ltd 生産計画作成装置及び生産計画作成プログラム
JP2003233410A (ja) * 2002-02-13 2003-08-22 Hitachi Ltd 多段階生産システムの生産管理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017021764A (ja) * 2015-04-21 2017-01-26 株式会社神戸製鋼所 シミュレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7027884B2 (en) 2006-04-11
TW200537343A (en) 2005-11-16
TWI294102B (en) 2008-03-01
US20060025877A1 (en) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005316934A (ja) 生産管理方法及び工業製品の製造方法
US8290607B2 (en) Planning method and system for optimizing stock and production plan in batch process industry
Joustra et al. To pool or not to pool in hospitals: a theoretical and practical comparison for a radiotherapy outpatient department
US8494885B2 (en) Modeling distribution of emergency relief supplies for disaster response operations
US20030171972A1 (en) Scheduling system and method
US6973359B2 (en) Demand-driven scheduling system and method
EP1192578A4 (en) SYSTEM AND METHOD FOR SCHEDULING MANUFACTURING RESOURCES
CN116384718B (zh) 一种基于智能决策的供应商联合排产方法、系统及设备
Kriett et al. Cycle time-oriented mid-term production planning for semiconductor wafer fabrication
Kao et al. Setting daily production targets with novel approximation of target tracking operations for semiconductor manufacturing
Abouee-Mehrizi et al. Exact analysis of capacitated two-echelon inventory systems with priorities
KR100763982B1 (ko) 생산관리방법 및 tft 기판의 제조방법
US20090265026A1 (en) Method and system for setting rates and targets in a range management system
JP4336093B2 (ja) 生産管理方法及び電子機器の製造方法
Chung et al. Influence of an R&D lot on productivity in semiconductor manufacturing
JP3757063B2 (ja) 循環型製造プロセス物流制御方法および装置
US11900284B2 (en) Dynamic scheduling system with performance- based access
US20090307026A1 (en) Priority-based system for netting available coverage
CN113222304A (zh) 一种库存调度方法和装置
US8185227B2 (en) Method and system for determining manufacturing throughput target
JP4313652B2 (ja) スケジューリング装置
Tu et al. Capacity planning with sequential time constraints under various control policies in the back-end of wafer fabrications
JP2004127170A (ja) 生産計画作成方法
Pickerill Better cycle time and on-time delivery via real-time dispatching
Modrak et al. Lot Sizes Optimization of Multi-model Assembly Lines in Terms of Mass Customization

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050722

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100420