JP3671809B2 - 在庫管理支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多品種の製品を仮注文に基づき生産する鉄鋼業等の生産管理システムにおける在庫量の管理を支援するための在庫管理支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄鋼業においては、各顧客が需要見込みをそれぞれ予測し、その予測に基づく仮注文を各顧客から、随時、受ける。
そして、その仮注文における製品の品種及び納期等に基づき、各品種のロット単位の生産計画(各工程での開始時期やだんどり等)が立てられ、その生産計画に基づきロット単位に各品種の製造開始時期(出鋼時期)が決定されて生産工程で各製品の生産が行われる。生産された各製品は、入庫されると共に顧客からの実注文を受けて出荷される。
【0003】
以下、製造リードタイムとは、生産開始(出鋼)から入庫までに要する時間をいう。また、ペーパーリードタイムとは、仮注文投入から生産開始(出鋼)までに要する時間をいう。
ところで、仮注文量と実注文量とはしばしば違いが生じるため、製品在庫量に変動が生じやすく、過剰な生産は在庫の増加を招き、生産量が足りない場合には在庫切れが発生して納期遅れの原因となるという問題がある。
【0004】
このような問題を回避するために、従来にあっては、1ヶ月単位など定期的に各品種毎の製品在庫量が適正かどうか調査を行う。上記調査により所定の品種の現時点における製品在庫量が基準在庫量よりも少ないと判定した場合には、たとえば、生産工程に対して当該品種の生産を優先して行うように指示を出したりすることで、在庫切れの発生や納期遅れを回避しようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、品種によっても異なるが、製造リードタイムは、例えば40日と長期に亘るために、上述のように、現在の製品在庫量が適正在庫量よりも少ないと判断してからのみ優先生産の指示を出しても、一時的な在庫切れが発生するおそれがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、各品種の製品在庫が常に適正範囲となるように管理するための、在庫管理支援装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、顧客から受ける多品種の製品毎の仮注文により見込み生産し、その見込み生産された製品を入庫し、その入庫された製品を顧客からの実注文により出荷する生産システムでの在庫管理に用いる在庫管理支援装置であって、相互に関連付けを付与された、各品種毎の仮注文データおよび実注文データを少なくとも格納する注文データベースと、前記仮注文データに基づいた生産計画を決定するための仕掛在庫のデータを格納する生産データベースと、前記実注文データに基づいた製品の出荷を管理するための実在庫量のデータを格納する在庫量データベースと、前記各品種毎の仮注文投入から生産開始までの時間として設定するペーパーリードタイムのデータが格納されたペーパーリードタイム用データテーブルと、前記各品種毎の生産開始から入庫までの時間として設定する製造リードタイムのデータが格納された製造リードタイム用データテーブルと、を備え、各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量を計算する第一の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された基準在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第一の判定手段と、を有する第一の在庫量適正判定手段と、各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、および、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムを前記実在庫量に乗算した推定出荷量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第二の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第二の判定手段と、を有する第二の在庫量適正判定手段と、各品種それぞれに対して、前記注文データベースのデータ、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムとペーパーリードタイムとの和を前記実在庫量に乗算した推定出荷量、および、前記注文データベースのデータに基づいて導出した未計画在庫量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量と前記未計画在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第三の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第三の判定手段と、を有する第三の在庫量適正判定手段と、のうち少なくとも二つの在庫量適正判定手段をさらに備えてなり、上記備える少なくとも二つの在庫量適正判定手段での処理をそれぞれ実行させる起動指令を出力するとともに、当該各在庫量適正判定手段での判定結果を読み込んで表示用データを創成し、これを出力する起動手段と、該起動手段から出力された表示用データを一覧可能に表示する表示手段と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、現時点での製品在庫量が適正であるかどうかの判定、および、現時点からみて製造リードタイムだけ前の時点、若しくは、ペーパーリードタイムと製造リードタイムの和だけ前の時点で将来の製品在庫量が適正となるかどうかの判定、のうち少なくとも二つの判定ができ、その判定結果が在庫量を適正にするための対処情報として出力される。すなわち、将来の製品在庫量が分かることで、よりきめ細かな在庫管理のための対処が可能となる。
【0009】
しかも、上記の各判定は独立したものであるので、それぞれの判定結果に基づき個別に対処すればよい。さらに、現時点から製造リードタイムだけ前の時点、若しくは、ペーパーリードタイムと製造リードタイムの和だけ前の時点は、それぞれその生産開始のタイミング及び仮注文投入のタイミングにほぼ一致するために、上記判定結果による在庫量を適正化するための対処をそれぞれ限定できる。
【0010】
次に、請求項2に記載した発明は、顧客から受ける多品種の製品毎の仮注文により見込み生産し、その見込み生産された製品を入庫し、その入庫された製品を顧客からの実注文により出荷する在庫管理に用いる在庫管理支援装置であって、相互に関連付けを付与された、各品種毎の仮注文データおよび実注文データを少なくとも格納する注文データベースと、前記仮注文データに基づいた、生産計画を決定するための仕掛在庫のデータを格納する生産データベースと、前記実注文データに基づいた、製品の出荷を管理するための実在庫量のデータを格納する在庫量データベースと、前記各品種毎の仮注文投入から生産開始までの時間として設定するペーパーリードタイムのデータが格納されたペーパーリードタイム用データテーブルと、前記各品種毎の生産開始から入庫までの時間として設定する製造リードタイムのデータが格納された製造リードタイム用データテーブルと、を備え、さらに、各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量を計算する第一の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された基準在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第一の判定手段と、を有する第一の在庫量適正判定手段と、各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、および、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムを前記実在庫量に乗算した推定出荷量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第二の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第二の判定手段と、を有する第二の在庫量適正判定手段と、各品種それぞれに対して、前記注文データベースの各データ、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムとペーパーリードタイムとの和を前記実在庫量に乗算した推定出荷量、および、前記注文データベースの各データに基づいて導出した未計画在庫量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量と前記未計画在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第三の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第三の判定手段と、を有する第三の在庫量適正判定手段と、上記各在庫量適正判定手段での処理をそれぞれ実行させる起動指令を出力するとともに、当該各在庫量適正判定手段での判定結果を読み込んで表示用データを創成し、これを出力する起動手段と、該起動手段から出力された表示用データを一覧可能に表示する表示手段と、を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載の在庫管理支援装置であって、前記各在庫量適正判定手段は、前記判定する所定範囲をそれぞれ三種類設定してなり、これら三種類の所定範囲は、前記基準在庫量より小さい第一の設定値と、前記基準在庫量と同じ第二の設定値と、前記基準在庫量より大きい第三の設定値と、から設定され、これら設定値で設定された各所定範囲それぞれに対して前記判定をするようになっていることを特徴とするものである。
【0012】
次に、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載の在庫管理支援装置であって、前記各在庫量適正判定手段は、その判定結果を、前記第一の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫不足の警報情報として出力し、前記第二の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫適正の情報として出力し、前記第三の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫過剰の警報情報として出力することを特徴とするものである。
【0013】
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の在庫管理支援装置において、前記生産システムは、鉄鋼業での出鋼工程、製鋼工程、圧延工程、および仕上げ工程を少なくとも含む生産工程で鉄鋼製品を生産するシステムであることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る生産システム及び在庫管理支援装置の一例を説明するための図である。
まず、生産管理システムについて説明すると、生産管理システムは、注文情報管理手段4,生産管理手段6,及び製品在庫管理手段7を備える。そして、随時、顧客からの、数ヶ月後の仮注文を受けると共に、実際の引き取りのための実注文を受ける。さらに、一部の品種については、近い将来(当月や来月中など)の引き取り注文(プル情報)の内示も受ける。
【0015】
上記顧客からの仮注文、実注文、プル情報は、それぞれ仮注文データ1、実注文データ2、プル情報データ3として、注文情報管理手段4に入力され、各品種毎に関連付けがなされて注文データベース5に格納される。なお、この注文データベース3中のデータによって、生産工程に移行していない重量つまり未計画在庫量が演算可能である。
【0016】
各データ1,2,3は、それぞれ少なくとも品種、納期、数量の情報を持つ。また、生産管理手段6では、上記注文データベース5中の仮注文データ1の納期等の情報及び各生産ラインの稼働状況などに基づき、各品種についてロット単位の投入時期や投入量等の投入調整が行われ、生産開始時期(出鋼時期)や各工程での生産開始時期等の生産計画を決定すると共に、各工程での実際の進捗の管理を行う。生産工程は、例えば、出鋼工程、製鋼工程、熱延工程、冷延工程、仕上げ工程などの複数の工程から構成される。そして、決定した生産計画に沿って操業され、また、各工程毎に仕掛品を有している。
【0017】
図中、符号8は、生産のための生産スケジュール情報や実際の進捗情報などが格納されている生産データベースである。
また、製品管理在庫手段7は、生産工程からの製品の入庫及び注文データベース5中の実注文データ2に基づき製品の出荷(出庫)を管理している。図中、符号9は、実在庫量データに関する在庫量データベースである。
【0018】
次に、本実施形態に係る在庫管理支援装置について説明する。本支援装置は、入庫アラーム手段10(第1の在庫量適正判定手段)、一貫投入アラーム手段11(第2の在庫量適正判定手段)、オーダー投入アラーム手段12(第3の在庫量適正判定手段)、及び各アラーム手段10,11,12を起動する起動手段13を備える。
【0019】
入庫アラーム手段10は、起動手段13から起動指令が入力されると、在庫量データベース9中の実在庫量データ等に基づいて、各品種毎に、現在の製品在庫量SXを適正在庫量と比較して当該製品在庫量SXが適正在庫量の範囲にない場合には、該当品種についてアラーム情報を出力する。
例えば、図2に示すように、月単位の基準出荷量SAに、基準出荷率(例えば70%)を乗算して基準在庫量SBを求め(ステップ1)、現時点での製品在庫量SXが、基準在庫量SBよりも少ない時には、不足のアラームを出す(ステップ2〜ステップ4)。但し、現時点での製品在庫量SXが基準在庫量SBの半分の場合には(ステップ3)、緊急対処のアラームを表示する(ステップ5)。一方、現時点での製品在庫量SXが基準在庫量SBの3倍以上の場合には(ステップ6)、過剰のアラームを出力する(ステップ7)。ここで、上記アラームの分類は一例でありもっと多段階でアラームを出力するようにしても良い。また、「0.5」、「3」等の係数も例示である。
【0020】
なお、上記アラーム出力は、起動手段13が作成する表示用データ14中に設定される。以下のアラーム手段11,12でも同様である。
上記基準出荷量SAは、今までの経験則から管理者の勘によって設定する。又は、過去の実出荷データに基づき演算して求める。例えば過去3ヶ月の実出荷量の平均値を使用する。もっとも、プル情報データ3がある品種の場合には、この近い将来の実注文の内示(当月引取量や翌月引取量)に基づき基準出荷量SAを求めれば良い(この場合には、基準在庫率は100%とする)。また、上記3種類の基準出荷量SAの全てついてそれぞれ判定をするように構成しても良い。後述の図2では3種類の基準出荷量SAの全てに基づきそれぞれ判定を行った場合について例示してある。そして、この場合には、プル情報データ3に基づく基準出荷量SAを使用した判定が確からしさが一番高い。また、上記「0.5」、「3」等の係数も、使用する基準出荷量SAの種類に合わせて設定するなど、この係数値に限定されるものではない。
【0021】
また、一貫投入アラーム手段11では、起動手段13から起動指令が入力されると、図3に示すように、各品種毎に、在庫量データベース9の実在庫量データ、及び生産データベース8中の仕掛在庫データに基づき、各品種毎に製造リードタイムSLT経過後の製品在庫量つまり推定在庫量SYを演算して求める(ステップ10)。
【0022】
上記推定在庫量SYは、下記式で演算する。
ここで、現時点から製造リードタイムSLT経過までの推定出荷量SEは、基準出荷量SAに製造リードタイムSLTを乗算して求めればよい。
【0023】
上記推定在庫量SYを演算した後、当該推定在庫量SYを上述の基準在庫量SBと比較して同様の判定を行い(ステップ11〜ステップ13)、判定内容に該当する場合にはそれぞれアラーム情報を出力する(ステップ14〜ステップ16)。なお、各品種の製造リードタイムSLTは、それぞれ代表的な仮注文に基づき求めておいてテーブル15の形で持っておく。
【0024】
なお、入庫アラーム手段10で説明したように、基準出荷量SAとして複数種類併用して、その複数種類の基準出荷量SA単位にそれぞれアラームを出力するようにしても良い。また、図3中の、上記アラームの分類は一例でありもっと多段階でアラームを出力するようにしても良い。また、「0.5」、「3」等の係数も例示であり、また、入庫アラーム手段10での係数と一致させる必要もない。
【0025】
また、オーダー投入アラーム手段12では、起動手段13から起動指令が入力されると、図4に示すように、各品種毎に、注文データベース5の仮注文データ1の情報に基づく未計画在庫量情報、在庫量データベース9の実在庫量データ、及び生産データベース8の仕掛在庫量SDデータに基づき、各品種毎のペーパーリードタイムPLT及び製造リードタイムSLT経過後の製品在庫量つまり推定在庫量SZを演算して求める。
【0026】
上記推定在庫量SZは、下記式で演算する。
ここで、現時点から(ペーパーリードタイムPLT+製造リードタイムSLT)だけ経過までの推定出荷量SH)は、基準出荷量SAに(ペーパーリードタイムPLT+製造リードタイムSLT)を乗算して求めればよい。
【0027】
上記推定在庫量SZを演算した後、当該推定在庫量SZを上述の基準在庫量SBと比較して同様の判定を行い(ステップ21〜ステップ23)、該当する場合にはアラーム情報を出力する(ステップ24〜ステップ26)。なお、各品種の製造リードタイムSLTは、それぞれ代表的な仮注文に基づき求めておいてテーブル16の形で持っておく。
【0028】
なお、入庫アラーム手段10で説明したように、基準出荷量SAとして複数種類併用して、その複数種類の基準出荷量SA単位にアラームを出力するようにしても良い。また、図3中の、上記アラームの分類は一例でありもっと多段階でアラームを出力するようにしても良い。また、「0.5」、「3」等の係数も例示であり、また、入庫アラーム手段10や一貫投入アラーム手段11での係数と一致させる必要もない。
また、上記生産未計画の未計画在庫量SGは、仮注文データ1中の生産工程に移行していないデータ情報から求められる。
【0029】
また、起動手段13では、起動指令を入力すると、入庫アラーム手段10、一貫投入アラーム手段11、及びオーダー投入アラーム手段12にそれぞれ起動指令を供給する。また、起動手段13では、品種毎に、表示用データ14を作成して、図5に示すようにフォーマット化して、ディスプレイや用紙など指定された表示手段17に出力する。この表示用データ14に各種のアラーム表示欄を設け、上記各アラーム手段からのアラーム情報が設定されるようになっている。
【0030】
ここで、図5中、未計画重量とは、生産計画に移行していない仮注文上の仕掛品の重量を、仕掛重量とは、生産工程での仕掛品の重量を、製品重量は、製品在庫量SXをそれぞれ示す。なお、仕掛重量は、各工程単位に出力してもよい。また、図5では、上記各アラーム手段10,11,12でそれぞれ3種類のアラーム(合計で9種類)を表示するようにしたもので、「A」は緊急対処のアラームを、「B」は不足のアラームを、「Y」は過剰のアラームをそれぞれ示している。また、表示する内容はこれに限定されず、例えば、出荷予定日等を表示するようにしてもよい。
【0031】
ここで、図6に、今まで説明してきた上記各リードタイムSLT、PLT及び、各アラーム手段10〜11の判断時期等を、一つの品種について時系列的な概念図を示す。この図6から分かるように、一貫投入アラーム手段11によるアラームは、現時点から製造リードタイムSLTだけ前の時点のアラームとなり、オーダー投入アラーム手段によるアラームは、現時点から(製造リードタイムSLT+ペーパーリードタイムPLT)だけ前の時点のアラームとなり、各アラーム出力に対応する時点は、ちょうど生産計画における製造する品種の選択タイミング、及び仮注文投入タイミングとほぼ一致するものである。
【0032】
次に、本実施形態の在庫管理支援装置の作用や効果等について説明する。
上記構成の在庫管理支援装置を備えた生産システムにあっては、起動手段13を適宜起動することで、現時点での各品種の情報が表示される。このとき、入庫アラーム手段10のアラーム表示によって、各品種単位の現在の製品在庫量SXの過不足が分かると共に、各品種毎の製造リードタイムSLT経過後における製品在庫量SXの過不足や、各品種毎の(ペーパーリードタイムPLT+製造リードタイムSLT)経過後における製品在庫量の過不足が予測できる。
【0033】
すなわち、各品種毎に、入庫アラーム手段10のアラーム表示から、現状の製品在庫量SXに対する対処が必要かどうか判別できると同時に、一貫投入アラーム手段11及びオーダー投入アラーム手段12のアラーム表示から、製造リードタイムSLT経過後、及び(ペーパーリードタイムPLT+製造リードタイムSLT)経過後の将来の製品在庫量が適正かどうか判別することができる。
【0034】
そして、入庫アラーム手段10のアラーム表示に基づいて、生産工程での生産計画の調整を行い、一貫投入アラーム手段11のアラームに基づいて、未計画の仮注文データ1の生産工程への移行計画を調整を行い、オーダー投入アラーム手段12のアラームに基づいて、仮注文の追加投入や顧客との仮注文の調整を行う。すなわち、一貫投入アラーム手段11及びオーダー投入アラーム手段12の各アラームによって、仮注文の投入タイミングや、生産工程への生産対象品種の選択タイミングがより適正化される。
【0035】
例えば、入庫アラーム手段10のアラームによって現時点での製品在庫量SXが少ないと判定したら、当該品種の製造仕掛品を特急で製造させるように、生産工程に指示して生産計画の調整を促す。なおこのとき、在庫過多の品種の生産を遅らせるようにすればよい。また、一貫投入アラーム手段11のアラームによって将来の製品在庫の不足が予測される場合には、その品種の生産工程に移行していない仮注文データ1を優先して生産工程に移行させて早期に製造を開始させるようにする。また、オーダー投入アラーム手段12のアラームによって、将来の製品在庫の不足が予測される場合には、その品種についての仮注文データ1を投入して製造可能な状態としたり、その品種についての顧客単位の情報を表示して、対応する顧客に対して将来の引取状況などについての打ち合わせ等を行う。
【0036】
このように、上記在庫管理支援装置を使用すると、現時点での在庫が適正かどうかが容易に判定できるばかりでなく、将来の在庫が適正であるかどうかも容易に判定できるので、よりきめ細かな在庫を適正とする種々の対処がとれるようになる。例えば、一貫投入アラーム手段11及びオーダー投入アラーム手段12の各アラームによって、仮注文の投入タイミングや生産工程への生産対象品種の選択タイミングがより適正化される。
【0037】
しかも、3種類のアラームは独立して演算された個別の情報に基づいて、個別に各計画の調整を実施すればよい。つまり、入庫アラーム手段10のアラームによって生産工程での生産計画の調整を行い、一貫投入アラーム手段11のアラームで、生産工程に移行前の仮注文データ1の移行計画の調整を行い、オーダー投入アラーム手段12のアラームで仮注文の投入調整を行うなど、各アラーム手段のアラームによる対処範囲を限定することが可能となり、対処が容易となる。しかも、仮注文投入時点及び生産開始の品種選択時点での将来の在庫量を予測してアラームを出力しているので、その対処内容も限定することができ、その各アラーム手段10、11,12による対処範囲も独立しているためにそれぞれ独立して対処を行うことができる。
【0038】
例えば、ある品種について、入庫アラーム手段10では「B」と表示され、一貫投入アラーム手段11及びオーダー投入アラーム手段12では、なにも表示されず適正と判定された場合には、生産工程においてその品種の製造を促進するようにだけ対策を行えば良く、仮注文の製造への移行などの上工程について対処する必要がないことが分かる。
【0039】
しかも、仮注文投入レベル及び生産計画の開始時点で製品在庫量SXの適正化のための計画調整が行われることで、実際の製品在庫量SXでの基準在庫量SBに対する変動も小さく抑えられて入庫アラーム手段10によるアラームによる対処、つまり最終的な現時点での製品在庫量SXの調整幅を小さく抑えることができる。
【0040】
なお、上記実施形態では、3種類のアラーム手段10,11,12を設ける場合を例示しているが、一貫投入アラーム手段11若しくはオーダー投入アラーム手段12の一方を省略しても良い。
一貫投入アラーム手段11を省略した場合には、たとえば、オーダー投入アラーム手段12に基づき、仮注文の投入の調整を行うと共に仮注文の生産工程への移行計画の調整も行うようにすればよい。逆に、オーダー投入アラーム手段12を省略する場合には、一貫投入アラーム手段11のアラームに基づき、仮注文の生産工程への移行計画の調整を行うと共に仮注文の投入の調整を行うと良い。
【0041】
但し、3種類のアラーム手段10〜12によってそれぞれ判定させた方が、その判定に対する対処範囲や内容が限定される。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明を採用すると、現時点での製品在庫量が適正かどうかが分かると共に、将来の製品在庫量が適正かどうかも予測可能となる。この結果、現状の製品在庫量が適正となるように対処を取ると共に、将来の製品在庫量が適正範囲となるように予め対処することが可能となる。ここで、将来の製品在庫量が適正範囲となるように予め対処することは、適正在庫量に対する現状の製品在庫量の変動が小さく抑えられ、一時的な在庫切れや納期遅れの低減に繋がる。
【0043】
しかも、製造リードタイム経過後や(ペーパーリードタイム+製造リードタイム)経過後の製品在庫量を推定して当該経過後の将来の製品在庫量が適正かどうか判定することで、その判定による取るべき対処範囲が限定(取るべき対処の範囲が各アラームで独立に)できて、製品在庫量を適正にするための対処が容易となる。さらに、現時点から製造リードタイム経過前や(ペーパーリードタイム+製造リードタイム)経過前のタイミングで将来の製品在庫量を推定することで、生産計画における生産開始時点や仮注文投入時点等、計画の開始タイミング時点でのアラームとなるので、対処内容も限定することが可能となり、この点からも本発明の支援システム及び支援装置によって在庫調整を容易化することができる。
【0044】
また、(ペーパーリードタイム+製造リードタイム)経過後の製品在庫量を推定して当該経過後の製品在庫量が適正かどうか判定した場合には、顧客からの仮注文の状況が適正であるかどうか判定できるので、顧客の需要計画が適正であるかどうかの判定が可能となり、顧客に仮注文のための有益なアドバイスを与えることも可能となる。
【0045】
すなわち、請求項1に係る発明によれば、現時点での製品在庫量が適正かどうかの判定、製造リードタイム経過後の製品在庫量が適正かどうかの判定、および、(ペーパーリードタイム+製造リードタイム)経過後の製品在庫量が適正かどうかの判定のうち少なくとも二つの判定ができて、上記効果を有する。
【0046】
そして、請求項2に係る発明によれば、現時点での製品在庫量が適正かどうかの判定と共に、製造リードタイム経過後及び(ペーパーリードタイム+製造リードタイム)経過後の製品在庫量が適正かどうか判定できて、上記効果を有する。また、請求項3に係る発明によれば、上記判定による取るべき対処範囲が限定、つまり、取るべき対処の範囲が三種類の各アラームで独立にできて、製品在庫量を適正にするための対処がより容易となる。また、請求項4に係る発明によれば、少なくとも在庫切れによる納期遅れを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係る生産システムや在庫管理支援システムの構成を説明するための図である。
【図2】入庫アラーム手段の処理の流れを示す図である。
【図3】一貫投入アラーム手段の処理の流れを示す図である。
【図4】オーダー投入アラーム手段の処理の流れを示す図である。
【図5】本発明に基づく実施形態に係るアラームの出力例を示す図である。
【図6】各アラーム手段と生産のための各計画開始等との時系列的な関係を示す図である。
【符号の説明】
1 仮注文データ
2 実注文データ
3 プル情報データ
4 注文情報管理手段
5 注文データベース
6 生産管理手段
7 製品在庫管理手段
8 生産データベース
9 在庫量データベース
10 入庫アラーム手段
11 一貫投入アラーム手段
12 オーダー投入アラーム手段
13 起動手段
14 表示用データ
15,16 テーブル
17 表示手段
SA 基準出荷量
SB 基準在庫量
SD 仕掛在庫量
SE 推定出荷量
SG 未計画在庫量
SH 推定出荷量
SX 製品在庫量
SY 推定在庫量
SZ 推定在庫量
SLT 製造リードタイム
PLT ペーパーリードタイム
Claims (5)
- 顧客から受ける多品種の製品毎の仮注文により見込み生産し、その見込み生産された製品を入庫し、その入庫された製品を顧客からの実注文により出荷する生産システムでの在庫管理に用いる在庫管理支援装置であって、
相互に関連付けを付与された、各品種毎の仮注文データおよび実注文データを少なくとも格納する注文データベースと、前記仮注文データに基づいた生産計画を決定するための仕掛在庫のデータを格納する生産データベースと、前記実注文データに基づいた製品の出荷を管理するための実在庫量のデータを格納する在庫量データベースと、前記各品種毎の仮注文投入から生産開始までの時間として設定するペーパーリードタイムのデータが格納されたペーパーリードタイム用データテーブルと、前記各品種毎の生産開始から入庫までの時間として設定する製造リードタイムのデータが格納された製造リードタイム用データテーブルと、を備え、
各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量を計算する第一の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された基準在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第一の判定手段と、を有する第一の在庫量適正判定手段と、
各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、および、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムを前記実在庫量に乗算した推定出荷量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第二の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第二の判定手段と、を有する第二の在庫量適正判定手段と、
各品種それぞれに対して、前記注文データベースのデータ、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムとペーパーリードタイムとの和を前記実在庫量に乗算した推定出荷量、および、前記注文データベースのデータに基づいて導出した未計画在庫量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量と前記未計画在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第三の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第三の判定手段と、を有する第三の在庫量適正判定手段と、のうち少なくとも二つの在庫量適正判定手段をさらに備えてなり、
上記備える少なくとも二つの在庫量適正判定手段での処理をそれぞれ実行させる起動指令を出力するとともに、当該各在庫量適正判定手段での判定結果を読み込んで表示用データを創成し、これを出力する起動手段と、該起動手段から出力された表示用データを一覧可能に表示する表示手段と、を備えていることを特徴とする在庫管理支援装置。 - 顧客から受ける多品種の製品毎の仮注文により見込み生産し、その見込み生産された製品を入庫し、その入庫された製品を顧客からの実注文により出荷する在庫管理に用いる在庫管理支援装置であって、
相互に関連付けを付与された、各品種毎の仮注文データおよび実注文データを少なくとも格納する注文データベースと、前記仮注文データに基づいた、生産計画を決定するための仕掛在庫のデータを格納する生産データベースと、前記実注文データに基づいた、製品の出荷を管理するための実在庫量のデータを格納する在庫量データベースと、前記各品種毎の仮注文投入から生産開始までの時間として設定するペーパーリードタイムのデータが格納されたペーパーリードタイム用データテーブルと、前記各品種毎の生産開始から入庫までの時間として設定する製造リードタイムのデータが格納された製造リードタイム用データテーブルと、を備え、
さらに、各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量を計算する第一の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された基準在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第一の判定手段と、を有する第一の在庫量適正判定手段と、
各品種それぞれに対して、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、および、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムを前記実在庫量に乗算した推定出荷量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第二の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第二の判定手段と、を有する第二の在庫量適正判定手段と、
各品種それぞれに対して、前記注文データベースの各データ、前記在庫量データベースの実在庫量データおよび前記生産データベースの仕掛在庫量データを読み込み、その読み込んだ実在庫量に基準出荷率を乗算した基準在庫量、その読み込んだ実在庫量に対応する製造リードタイムとペーパーリードタイムとの和を前記実在庫量に乗算した推定出荷量、および、前記注文データベースの各データに基づいて導出した未計画在庫量、並びに、前記現時点での製品在庫量と前記読み込んだ仕掛在庫量と前記未計画在庫量との和から当該推定出荷量を引いた推定在庫量をそれぞれ計算する第三の計算手段と、各品種の適正在庫率それぞれに対して、当該計算された推定在庫量に対する現時点での製品在庫量の割合が所定範囲内か否かを判定する第三の判定手段と、を有する第三の在庫量適正判定手段と、
上記各在庫量適正判定手段での処理をそれぞれ実行させる起動指令を出力するとともに、当該各在庫量適正判定手段での判定結果を読み込んで表示用データを創成し、これを出力する起動手段と、該起動手段から出力された表示用データを一覧可能に表示する表示手段と、を備えていることを特徴とする在庫管理支援装置。 - 前記各在庫量適正判定手段は、前記判定する所定範囲をそれぞれ三種類設定してなり、これら三種類の所定範囲は、前記基準在庫量より小さい第一の設定値と、前記基準在庫量と同じ第二の設定値と、前記基準在庫量より大きい第三の設定値と、から設定され、これら設定値で設定された各所定範囲それぞれに対して前記判定をするようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の在庫管理支援装置。
- 前記各在庫量適正判定手段は、その判定結果を、前記第一の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫不足の警報情報として出力し、前記第二の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫適正の情報として出力し、前記第三の設定値に対応する所定範囲のときに、在庫過剰の警報情報として出力することを特徴とする請求項3に記載の在庫管理支援装置。
- 前記生産システムは、鉄鋼業での出鋼工程、製鋼工程、圧延工程、および仕上げ工程を少なくとも含む生産工程で鉄鋼製品を生産するシステムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の在庫管理支援装置。
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