JPH11120255A - 在庫管理方法及び在庫管理装置 - Google Patents
在庫管理方法及び在庫管理装置Info
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- JPH11120255A JPH11120255A JP28054697A JP28054697A JPH11120255A JP H11120255 A JPH11120255 A JP H11120255A JP 28054697 A JP28054697 A JP 28054697A JP 28054697 A JP28054697 A JP 28054697A JP H11120255 A JPH11120255 A JP H11120255A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 往復物流において安全かつ効率的な在庫管理
を可能とする在庫管理方法を提供すること。 【解決手段】 往復物流に係る商品の在庫管理を行なう
在庫管理方法であって、少なくとも在庫管理対象となる
商品の過去の出荷実績に関する情報に基づいて該商品の
出荷数量を予測するとともに、少なくとも前記商品の過
去の回収実績に関する情報または出荷実績に関する情報
のうちの一方に基づいて該商品の回収数量を予測し、少
なくとも前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結果
および前記商品についての在庫変動の要因に関する情報
に基づいて該商品の在庫数量の変動を予測することを特
徴とする。
を可能とする在庫管理方法を提供すること。 【解決手段】 往復物流に係る商品の在庫管理を行なう
在庫管理方法であって、少なくとも在庫管理対象となる
商品の過去の出荷実績に関する情報に基づいて該商品の
出荷数量を予測するとともに、少なくとも前記商品の過
去の回収実績に関する情報または出荷実績に関する情報
のうちの一方に基づいて該商品の回収数量を予測し、少
なくとも前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結果
および前記商品についての在庫変動の要因に関する情報
に基づいて該商品の在庫数量の変動を予測することを特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を使い回す往
復物流において、その出荷と回収の予測をし、さらに在
庫管理を行なう在庫管理方法および在庫管理装置に関す
る。
復物流において、その出荷と回収の予測をし、さらに在
庫管理を行なう在庫管理方法および在庫管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】商品を提供することで利益を得ようとす
る企業においては、適切な商品在庫を持つことが重要で
ある。商品在庫が少なすぎる場合、予想を上回る注文に
対して商品を提供できなかったり、わずかな商品取り寄
せのために輸送をしたりすることになり、利益を減らす
こととなる。逆に商品在庫が多過ぎる場合、在庫管理の
ための倉庫や人手、長期間の保管による商品劣化などに
経費がかかり、利益を減らすことになる。そのため、適
切な在庫量を決めるための手法や、在庫量を決める前提
となる商品取引量の予測手法の研究がなされている。し
かしながら、それらの研究は、売り切りの商品を対象と
したものであり、商品が回収されて再び在庫に加わる往
復物流の在庫管理を対象としたものではない。
る企業においては、適切な商品在庫を持つことが重要で
ある。商品在庫が少なすぎる場合、予想を上回る注文に
対して商品を提供できなかったり、わずかな商品取り寄
せのために輸送をしたりすることになり、利益を減らす
こととなる。逆に商品在庫が多過ぎる場合、在庫管理の
ための倉庫や人手、長期間の保管による商品劣化などに
経費がかかり、利益を減らすことになる。そのため、適
切な在庫量を決めるための手法や、在庫量を決める前提
となる商品取引量の予測手法の研究がなされている。し
かしながら、それらの研究は、売り切りの商品を対象と
したものであり、商品が回収されて再び在庫に加わる往
復物流の在庫管理を対象としたものではない。
【0003】すなわち、一般的な在庫管理の手法では、
日毎もしくは単位時間ごとの出荷(売り上げ)数量を予
測し、この出荷予測に対して欠品をおこさず、かつ、売
れ残って無駄となる商品数が少なくなるように在庫を管
理する。例えば、変動のある出荷数量を考慮して安全余
裕を求め、該当商品の在庫数が安全余裕を切ったときに
在庫を置くスペースの上限まで商品を補充する管理方法
などがある。このような在庫管理手法は、売り切りの商
品が対象であり、在庫は補充しない限り単調減少するも
のとされている。しかしながら、往復物流の場合、貸し
出されていた商品が回収されて在庫が増えるため、商品
の出荷のみに注目して一般の在庫管理手法を適用する
と、在庫を置くスペースを越える在庫数量をかかえるこ
とになったり、必要ではない補充をしたりすることにな
って適切な在庫管理ができない。
日毎もしくは単位時間ごとの出荷(売り上げ)数量を予
測し、この出荷予測に対して欠品をおこさず、かつ、売
れ残って無駄となる商品数が少なくなるように在庫を管
理する。例えば、変動のある出荷数量を考慮して安全余
裕を求め、該当商品の在庫数が安全余裕を切ったときに
在庫を置くスペースの上限まで商品を補充する管理方法
などがある。このような在庫管理手法は、売り切りの商
品が対象であり、在庫は補充しない限り単調減少するも
のとされている。しかしながら、往復物流の場合、貸し
出されていた商品が回収されて在庫が増えるため、商品
の出荷のみに注目して一般の在庫管理手法を適用する
と、在庫を置くスペースを越える在庫数量をかかえるこ
とになったり、必要ではない補充をしたりすることにな
って適切な在庫管理ができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の在庫管理技術では、売り切りの商品を対象として
おり、出荷された商品が回収されて再び在庫に加わる往
復物流については安全かつ効率的な在庫管理を行うこと
が困難であった。
従来の在庫管理技術では、売り切りの商品を対象として
おり、出荷された商品が回収されて再び在庫に加わる往
復物流については安全かつ効率的な在庫管理を行うこと
が困難であった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、回収された商品が在庫に加わるために売り切りの
商品に比べて在庫数量の変動が複雑な往復物流におい
て、欠品をおこさず、かつ、在庫管理と、補充や引き上
げによる在庫調整回数をできるだけ少なくすることの可
能な在庫管理方法および在庫管理装置を提供することを
目的とする。
ので、回収された商品が在庫に加わるために売り切りの
商品に比べて在庫数量の変動が複雑な往復物流におい
て、欠品をおこさず、かつ、在庫管理と、補充や引き上
げによる在庫調整回数をできるだけ少なくすることの可
能な在庫管理方法および在庫管理装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
往復物流に係る商品の在庫管理を行なう在庫管理方法で
あって、少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出
荷実績に関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測
するとともに、少なくとも前記商品の過去の回収実績に
関する情報または出荷実績に関する情報のうちの一方に
基づいて該商品の回収数量を予測し、少なくとも前記出
荷数量予測結果、前記回収数量予測結果および前記商品
についての在庫変動の要因に関する情報に基づいて該商
品の在庫数量の変動を予測することを特徴とする。
往復物流に係る商品の在庫管理を行なう在庫管理方法で
あって、少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出
荷実績に関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測
するとともに、少なくとも前記商品の過去の回収実績に
関する情報または出荷実績に関する情報のうちの一方に
基づいて該商品の回収数量を予測し、少なくとも前記出
荷数量予測結果、前記回収数量予測結果および前記商品
についての在庫変動の要因に関する情報に基づいて該商
品の在庫数量の変動を予測することを特徴とする。
【0007】本発明(請求項2)は、請求項1の発明に
おいて、少なくとも前記在庫変動予測結果に基づいて前
記商品の適正在庫数量を決定することを特徴とする。本
発明(請求項3)は、請求項2の発明において、少なく
とも前記商品の在庫数量に関する情報、前記適正在庫数
量および前記在庫変動予測結果に基づいて在庫調整に関
する指示内容を決定することを特徴とする。
おいて、少なくとも前記在庫変動予測結果に基づいて前
記商品の適正在庫数量を決定することを特徴とする。本
発明(請求項3)は、請求項2の発明において、少なく
とも前記商品の在庫数量に関する情報、前記適正在庫数
量および前記在庫変動予測結果に基づいて在庫調整に関
する指示内容を決定することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、往復物流に係る商品につ
いて、出荷数量と回収数量の予測を通じて、在庫変動を
予測することができる。また、この予測結果をもとにし
て適正在庫数量の設定や在庫調整の指示などの在庫管理
を行なうができ、往復物流における安全で無駄のない在
庫管理を実現させることができる。
いて、出荷数量と回収数量の予測を通じて、在庫変動を
予測することができる。また、この予測結果をもとにし
て適正在庫数量の設定や在庫調整の指示などの在庫管理
を行なうができ、往復物流における安全で無駄のない在
庫管理を実現させることができる。
【0009】本発明は、レンタル期間が決まっている商
品に好適であり、商品の特性を考慮した予測を行うこと
で、より効果的な在庫管理を実現することができる。好
ましくは、各商品の在庫の上限と下限を設定し、在庫の
過不足を検出し、在庫に過不足がある場合に、在庫の数
量をできるだけ少なくすると同時に次の在庫過不足がで
きるだけ先になるような在庫補充もしくは在庫引き上げ
数量を決定する。
品に好適であり、商品の特性を考慮した予測を行うこと
で、より効果的な在庫管理を実現することができる。好
ましくは、各商品の在庫の上限と下限を設定し、在庫の
過不足を検出し、在庫に過不足がある場合に、在庫の数
量をできるだけ少なくすると同時に次の在庫過不足がで
きるだけ先になるような在庫補充もしくは在庫引き上げ
数量を決定する。
【0010】適正在庫量として、商品ごとに上限と下限
を設けることで、在庫調整をしなくても在庫が増減する
往復物流の在庫管理を柔軟に行なうことができる。ま
た、在庫に過不足があった場合に在庫変動予測結果を踏
まえて在庫の数量をできるだけ少なくすると同時に次の
在庫過不足をできるだけ先にするような在庫調整数量を
決定することで、在庫関係費用を削減し、在庫管理の手
間を削減することができる。
を設けることで、在庫調整をしなくても在庫が増減する
往復物流の在庫管理を柔軟に行なうことができる。ま
た、在庫に過不足があった場合に在庫変動予測結果を踏
まえて在庫の数量をできるだけ少なくすると同時に次の
在庫過不足をできるだけ先にするような在庫調整数量を
決定することで、在庫関係費用を削減し、在庫管理の手
間を削減することができる。
【0011】本発明(請求項4)は、請求項1〜3の発
明において、前記出荷および回収の数量の予測に際し、
それぞれ、前記商品に固有の回収までの日数、該回収ま
での日数を整数で割って得た日数または該回収までの日
数に所定数を乗じて得た日数の期間の出荷または回収の
総量を予測し、前記期間の日毎の出荷または回収の数量
の割合を予測し、前記総量と前記割合を掛け合わせて、
前記期間における日毎の出荷または回収の数量を予測す
ることを特徴とする。
明において、前記出荷および回収の数量の予測に際し、
それぞれ、前記商品に固有の回収までの日数、該回収ま
での日数を整数で割って得た日数または該回収までの日
数に所定数を乗じて得た日数の期間の出荷または回収の
総量を予測し、前記期間の日毎の出荷または回収の数量
の割合を予測し、前記総量と前記割合を掛け合わせて、
前記期間における日毎の出荷または回収の数量を予測す
ることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、商品のレンタル期間に合
わせた出荷総量予測、回収総量予測を行い、その総量予
測結果を日などの出荷や回収を行う単位期間に割り振っ
て予測を行なうことで、商品の特性をとらえた予測を行
なうことができる。
わせた出荷総量予測、回収総量予測を行い、その総量予
測結果を日などの出荷や回収を行う単位期間に割り振っ
て予測を行なうことで、商品の特性をとらえた予測を行
なうことができる。
【0013】好ましくは、出荷もしくは回収の総量予測
と、出荷や回収の単位期間への割り振りの決定に、指数
平滑化法を用いてもよい。統計処理の一種である指数平
滑化法を用いることで、安定した予測を行なうことがで
きる。
と、出荷や回収の単位期間への割り振りの決定に、指数
平滑化法を用いてもよい。統計処理の一種である指数平
滑化法を用いることで、安定した予測を行なうことがで
きる。
【0014】本発明(請求項5)は、請求項4の発明に
おいて、前記出荷および回収の数量の予測に際し、それ
ぞれ、予測対象となる期間が、通常の取引が行なわれる
通常期間とは異なった取引が予想される例外期間に該当
し、または通常の取引が行なわれる通常日とは異なった
取引が予想される例外日に該当する日を含むものである
場合には、通常日として求めた前記予測結果および所定
の補正係数に基づいて補正を行なうことを特徴とする。
おいて、前記出荷および回収の数量の予測に際し、それ
ぞれ、予測対象となる期間が、通常の取引が行なわれる
通常期間とは異なった取引が予想される例外期間に該当
し、または通常の取引が行なわれる通常日とは異なった
取引が予想される例外日に該当する日を含むものである
場合には、通常日として求めた前記予測結果および所定
の補正係数に基づいて補正を行なうことを特徴とする。
【0015】本発明では、ゴールデンウィークなどの長
期連休とその前後、祝日とその前後などの出荷や回収が
乱れる時期については、通常の取引の場合の予測結果
を、過去の同様の期間もしくは日の状況に合わせて補正
する。このような補正を行なうことで、長期連休、祝日
やその前後の取引が乱れる期間についても、誤差の少な
い予測を行なうことができる。
期連休とその前後、祝日とその前後などの出荷や回収が
乱れる時期については、通常の取引の場合の予測結果
を、過去の同様の期間もしくは日の状況に合わせて補正
する。このような補正を行なうことで、長期連休、祝日
やその前後の取引が乱れる期間についても、誤差の少な
い予測を行なうことができる。
【0016】本発明(請求項6)は、請求項1〜5の発
明において、前記在庫変動の要因に関する情報として
は、前記出荷および回収以外による在庫増加予定情報お
よび在庫減少予定情報、商品の廃棄率、出荷および回収
に関する稼働情報、回収した商品の再生に関する情報の
うちの少なくとも1つを用いることを特徴とする。
明において、前記在庫変動の要因に関する情報として
は、前記出荷および回収以外による在庫増加予定情報お
よび在庫減少予定情報、商品の廃棄率、出荷および回収
に関する稼働情報、回収した商品の再生に関する情報の
うちの少なくとも1つを用いることを特徴とする。
【0017】本発明では、出荷予測結果、回収予測結果
だけではなくて、工場の稼働情報、商品の廃棄率、新規
商品入荷予定、キャンペーン予定、他工場からの商品入
荷予定、他工場への商品配送予定、回収された商品の加
工に要する日数の情報などといった情報も踏まえて、在
庫の変動を予測する。出荷と回収の予測結果だけではな
くて、その商品の在庫の変動に影響を与える情報を広く
利用することで、誤差の少ない在庫変動予測を行なうこ
とができる。
だけではなくて、工場の稼働情報、商品の廃棄率、新規
商品入荷予定、キャンペーン予定、他工場からの商品入
荷予定、他工場への商品配送予定、回収された商品の加
工に要する日数の情報などといった情報も踏まえて、在
庫の変動を予測する。出荷と回収の予測結果だけではな
くて、その商品の在庫の変動に影響を与える情報を広く
利用することで、誤差の少ない在庫変動予測を行なうこ
とができる。
【0018】本発明(請求項7)は、請求項2〜6の発
明において、前記適正在庫量の決定に際し、少なくとも
前記在庫変動予測結果に基づいて在庫の安全余裕を求
め、これを在庫の下限とするとともに、前記出荷予測結
果に少なくとも基づいて在庫の平均出荷数を求め、これ
に予め定められた定数を乗じて得た値と、予め定められ
た在庫数量の最大値との少ない方を、在庫の上限とする
ことを特徴とする。
明において、前記適正在庫量の決定に際し、少なくとも
前記在庫変動予測結果に基づいて在庫の安全余裕を求
め、これを在庫の下限とするとともに、前記出荷予測結
果に少なくとも基づいて在庫の平均出荷数を求め、これ
に予め定められた定数を乗じて得た値と、予め定められ
た在庫数量の最大値との少ない方を、在庫の上限とする
ことを特徴とする。
【0019】本発明では、所定の期間、例えば各月の各
商品の在庫変動予測結果から安全余裕を求めて、該当期
間該当商品の在庫下限とする。すでに確立された一般の
在庫管理方式から求められる安全余裕を、出荷数を在庫
変動数におきかえて往復物流にあてはめることで、安全
な在庫量を提示することができる。また、在庫上限数
を、各商品の特性に合わせて決められた在庫上限日数分
もしくは該当商品の在庫置き場の容量のうち少ない方と
することで、在庫を置く状況に合わせた在庫管理を行な
うことができる。
商品の在庫変動予測結果から安全余裕を求めて、該当期
間該当商品の在庫下限とする。すでに確立された一般の
在庫管理方式から求められる安全余裕を、出荷数を在庫
変動数におきかえて往復物流にあてはめることで、安全
な在庫量を提示することができる。また、在庫上限数
を、各商品の特性に合わせて決められた在庫上限日数分
もしくは該当商品の在庫置き場の容量のうち少ない方と
することで、在庫を置く状況に合わせた在庫管理を行な
うことができる。
【0020】本発明(請求項8)は、請求項3〜7の発
明において、前記在庫調整に関する指示内容を決定の生
成に際し、前記在庫下限に許容予測誤差数量を加えた在
庫変動予測下限および前記在庫上限から許容予測誤差数
量を引いた在庫変動予測上限を設定し、前記在庫変動予
測結果から、在庫補充または在庫引き上げを実施する日
からの在庫変動の最大値と最小値の幅が前記在庫変動予
測上限および前記在庫変動予測下限の間の幅を越えると
予測される日の前日までの在庫変動の最小値が、前記在
庫変動予測下限と等しくなるような在庫調整数量を、在
庫補充または在庫引き上げの数量として決定することを
特徴とする。
明において、前記在庫調整に関する指示内容を決定の生
成に際し、前記在庫下限に許容予測誤差数量を加えた在
庫変動予測下限および前記在庫上限から許容予測誤差数
量を引いた在庫変動予測上限を設定し、前記在庫変動予
測結果から、在庫補充または在庫引き上げを実施する日
からの在庫変動の最大値と最小値の幅が前記在庫変動予
測上限および前記在庫変動予測下限の間の幅を越えると
予測される日の前日までの在庫変動の最小値が、前記在
庫変動予測下限と等しくなるような在庫調整数量を、在
庫補充または在庫引き上げの数量として決定することを
特徴とする。
【0021】本発明においては、各商品の在庫下限に許
容予測誤差数を加えた在庫変動予測下限と、在庫上限か
ら許容予測誤差数を引いた在庫変動予測上限を設け、在
庫変動予測結果の最大値と最小値の差が前記在庫変動予
測上下限の差を越えない期間の在庫変動の最小値が、在
庫変動予測下限に等しくなるように、補充もしくは引き
上げ数量を決定する。設定した在庫上限と在庫下限の間
に許容予測誤差数を見込んだ在庫変動予測上下限を設け
ることで、予測がややはずれても余計な在庫調整を行な
う必要がなくなる。また、在庫変動が、在庫変動予測上
下限の間におさまると予測される期間の予測される在庫
変動の最小値を在庫変動予測下限に等しくするように補
充もしくは引き上げ数量を決定することで、次の補充も
しくは引き上げを最大限先に延ばし、かつ、在庫の量を
最小限とすることができる。
容予測誤差数を加えた在庫変動予測下限と、在庫上限か
ら許容予測誤差数を引いた在庫変動予測上限を設け、在
庫変動予測結果の最大値と最小値の差が前記在庫変動予
測上下限の差を越えない期間の在庫変動の最小値が、在
庫変動予測下限に等しくなるように、補充もしくは引き
上げ数量を決定する。設定した在庫上限と在庫下限の間
に許容予測誤差数を見込んだ在庫変動予測上下限を設け
ることで、予測がややはずれても余計な在庫調整を行な
う必要がなくなる。また、在庫変動が、在庫変動予測上
下限の間におさまると予測される期間の予測される在庫
変動の最小値を在庫変動予測下限に等しくするように補
充もしくは引き上げ数量を決定することで、次の補充も
しくは引き上げを最大限先に延ばし、かつ、在庫の量を
最小限とすることができる。
【0022】本発明(請求項9)は、往復物流に係る商
品の出荷回収を予測し在庫管理を行なう在庫管理装置で
あって、少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出
荷実績に関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測
する手段と、少なくとも前記商品の過去の回収実績に関
する情報または出荷実績に関する情報のうちの一方に基
づいて該商品の回収数量を予測する手段と、少なくとも
前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結果および前
記商品についての在庫変動の要因に関する情報に基づい
て該商品の在庫数量の変動を予測する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
品の出荷回収を予測し在庫管理を行なう在庫管理装置で
あって、少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出
荷実績に関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測
する手段と、少なくとも前記商品の過去の回収実績に関
する情報または出荷実績に関する情報のうちの一方に基
づいて該商品の回収数量を予測する手段と、少なくとも
前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結果および前
記商品についての在庫変動の要因に関する情報に基づい
て該商品の在庫数量の変動を予測する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0023】なお、以上の各装置に係る発明は方法に係
る発明としても成立し、方法に係る発明は装置に係る発
明としても成立する。また、上記の発明は、相当する手
順あるいは手段をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録した機械読取り可能な媒体としても成立す
る。
る発明としても成立し、方法に係る発明は装置に係る発
明としても成立する。また、上記の発明は、相当する手
順あるいは手段をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録した機械読取り可能な媒体としても成立す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。本実施形態では、概略的には、
往復物流において、商品の出荷と回収を予測し、その他
の在庫変動にかかわる情報も考慮して、在庫変動を予測
し、そしてこの予測結果をもとに安全かつ無駄のない在
庫管理を行なうようにしたものである。
実施の形態を説明する。本実施形態では、概略的には、
往復物流において、商品の出荷と回収を予測し、その他
の在庫変動にかかわる情報も考慮して、在庫変動を予測
し、そしてこの予測結果をもとに安全かつ無駄のない在
庫管理を行なうようにしたものである。
【0025】まず、図2を参照しながら、往復物流に関
する説明を行う。往復物流に係る商品は、出荷するだけ
でなく回収を伴う商品で、例えば、貸し出しに係る商品
(レンタル商品)がこれに該当する。
する説明を行う。往復物流に係る商品は、出荷するだけ
でなく回収を伴う商品で、例えば、貸し出しに係る商品
(レンタル商品)がこれに該当する。
【0026】本実施形態にて在庫管理対象とするのは、
往復物流に係る商品の出荷と回収を行う組織(これを出
荷回収センターと呼ぶこととする;図2中の100)に
おける商品の在庫数量である。
往復物流に係る商品の出荷と回収を行う組織(これを出
荷回収センターと呼ぶこととする;図2中の100)に
おける商品の在庫数量である。
【0027】なお、以下では、往復物流に係る商品の利
用者を顧客、本在庫管理装置の利用者をユーザとして区
別する。出荷回収センターから出荷された商品は、顧客
に提供され、所定の期間使用された後に、出荷回収セン
ターに回収される。なお、出荷回収センターとユーザと
の間に、取り扱い店や営業所等が介在する場合がある。
1つの出荷回収センターが複数の取り扱い店等を出荷・
回収の対象とする場合、出荷回収センターの出荷量・回
収量は、複数の取り扱い店等の総和となる。
用者を顧客、本在庫管理装置の利用者をユーザとして区
別する。出荷回収センターから出荷された商品は、顧客
に提供され、所定の期間使用された後に、出荷回収セン
ターに回収される。なお、出荷回収センターとユーザと
の間に、取り扱い店や営業所等が介在する場合がある。
1つの出荷回収センターが複数の取り扱い店等を出荷・
回収の対象とする場合、出荷回収センターの出荷量・回
収量は、複数の取り扱い店等の総和となる。
【0028】出荷回収センターにて回収された商品は、
一般的には、直ちに出荷には供せず、洗浄、加工、校
正、調整、整備、機能チェックなど何らかの再生処理を
施した後に、出荷可能になる。したがって、出荷によっ
て直ちに在庫量が減少する一方、回収によって直ちに在
庫量が増加するのではなく、再生工程を経て在庫とな
る。なお、商品のうち回収後で再生前のものを特に半製
品と呼ぶこととする。
一般的には、直ちに出荷には供せず、洗浄、加工、校
正、調整、整備、機能チェックなど何らかの再生処理を
施した後に、出荷可能になる。したがって、出荷によっ
て直ちに在庫量が減少する一方、回収によって直ちに在
庫量が増加するのではなく、再生工程を経て在庫とな
る。なお、商品のうち回収後で再生前のものを特に半製
品と呼ぶこととする。
【0029】加工工場や整備工場などの再生工場(図2
中の120)では、出荷回収センターから渡された半製
品を再生し、出荷回収センターに商品として戻す。ただ
し、回収量、工場の処理能力、その商品に要する再生の
内容、工場の稼働情報(操業カレンダーや再生スケジュ
ール等)に依って、出荷回収センターから再生工場へ半
製品を渡しそれが商品として戻されるまでの再生所要日
数が相違してくる。回収した全半製品が即日に出荷可能
となる場合、回収した全半製品の多くが即日に出荷可能
となるが残りは翌日以降に出荷可能となる場合、回収し
た全半製品の多くが翌日に出荷可能となるが残りは2日
後以降に出荷可能となる場合といったように、種々のケ
ースになる。
中の120)では、出荷回収センターから渡された半製
品を再生し、出荷回収センターに商品として戻す。ただ
し、回収量、工場の処理能力、その商品に要する再生の
内容、工場の稼働情報(操業カレンダーや再生スケジュ
ール等)に依って、出荷回収センターから再生工場へ半
製品を渡しそれが商品として戻されるまでの再生所要日
数が相違してくる。回収した全半製品が即日に出荷可能
となる場合、回収した全半製品の多くが即日に出荷可能
となるが残りは翌日以降に出荷可能となる場合、回収し
た全半製品の多くが翌日に出荷可能となるが残りは2日
後以降に出荷可能となる場合といったように、種々のケ
ースになる。
【0030】なお、再生工場のような特別な施設は必要
とせず、出荷回収センター内に設けた再生装置や人手で
再生処理が済むような商品もある。また、再生処理が不
要あるいは無視できる位の手間で済む商品もある。この
場合、再生所用時間を0として扱えばよく、回収したも
のが直ちに在庫となる。
とせず、出荷回収センター内に設けた再生装置や人手で
再生処理が済むような商品もある。また、再生処理が不
要あるいは無視できる位の手間で済む商品もある。この
場合、再生所用時間を0として扱えばよく、回収したも
のが直ちに在庫となる。
【0031】出荷回収センターに回収された商品(半製
品)は、目視あるいは検査機器によるチェックあるいは
耐用期間やレンタル回数などの予め定められた基準によ
り、再生の可否が判断され、再生可能と判断されたもの
が再生工程に回され、再生不可と判断されたものは再生
工程に回されずに廃棄される。なお、再生完了時に検査
を行い使用不可と判断したものを廃棄する場合もある。
品)は、目視あるいは検査機器によるチェックあるいは
耐用期間やレンタル回数などの予め定められた基準によ
り、再生の可否が判断され、再生可能と判断されたもの
が再生工程に回され、再生不可と判断されたものは再生
工程に回されずに廃棄される。なお、再生完了時に検査
を行い使用不可と判断したものを廃棄する場合もある。
【0032】在庫調整では、商品の補充(在庫数量を増
加させる)または商品の引き上げ(在庫数量を減少させ
る)が行われる。補充や引き上げは、例えば、複数の出
荷回収センターを対象とする中央倉庫との間で行われ
る。
加させる)または商品の引き上げ(在庫数量を減少させ
る)が行われる。補充や引き上げは、例えば、複数の出
荷回収センターを対象とする中央倉庫との間で行われ
る。
【0033】出荷回収センターが複数ある場合には、出
荷回収センター間で商品の移動が行われる場合がある。
次に、本実施形態に係る往復物流の在庫管理装置の基本
構成について説明する。
荷回収センター間で商品の移動が行われる場合がある。
次に、本実施形態に係る往復物流の在庫管理装置の基本
構成について説明する。
【0034】本在庫管理装置は、複数の商品について在
庫管理を行うことができるが、以下では、1つの商品に
着目して説明を行う。なお、複数の商品を扱う場合に
は、商品IDを指定して、各商品ごとに同様の処理が順
次あるいは並行して行われる。
庫管理を行うことができるが、以下では、1つの商品に
着目して説明を行う。なお、複数の商品を扱う場合に
は、商品IDを指定して、各商品ごとに同様の処理が順
次あるいは並行して行われる。
【0035】図1に本実施形態に係る往復物流の在庫管
理装置の基本構成を示す機能ブロック図を示す。図1に
示すように、本在庫管理装置は、少なくとも管理対象と
なる商品の過去の出荷実績の情報から該商品の出荷数量
を予測する出荷予測部1、少なくとも該商品の過去の回
収実績の情報から該商品の回収数量を予測する回収予測
部2、少なくとも出荷予測部1の出荷数量予測結果と回
収予測部2の回収数量予測結果とその他の在庫変動にか
かわる情報とから該商品の在庫変動を予測する在庫変動
予測部3、少なくとも在庫変動予測部3による在庫変動
予測結果と該商品の在庫数量の情報とから該商品の在庫
管理を行う在庫管理部4とを有する。
理装置の基本構成を示す機能ブロック図を示す。図1に
示すように、本在庫管理装置は、少なくとも管理対象と
なる商品の過去の出荷実績の情報から該商品の出荷数量
を予測する出荷予測部1、少なくとも該商品の過去の回
収実績の情報から該商品の回収数量を予測する回収予測
部2、少なくとも出荷予測部1の出荷数量予測結果と回
収予測部2の回収数量予測結果とその他の在庫変動にか
かわる情報とから該商品の在庫変動を予測する在庫変動
予測部3、少なくとも在庫変動予測部3による在庫変動
予測結果と該商品の在庫数量の情報とから該商品の在庫
管理を行う在庫管理部4とを有する。
【0036】出荷予測部1は、過去の出荷実績情報の他
にも、商品に固有の商品特性情報(例えば、その商品が
成長商品か安定商品か衰退商品かに関する情報、その商
品のレンタル期間等)と出荷回収センターの稼働情報
(例えば営業日のカレンダー情報)を用いて出荷数量を
予測するのが好ましい。
にも、商品に固有の商品特性情報(例えば、その商品が
成長商品か安定商品か衰退商品かに関する情報、その商
品のレンタル期間等)と出荷回収センターの稼働情報
(例えば営業日のカレンダー情報)を用いて出荷数量を
予測するのが好ましい。
【0037】回収予測部2は、過去の回収実績情報の他
にも、商品に固有の商品特性情報(例えば、その商品が
成長商品か安定商品か衰退商品かに関する情報、その商
品のレンタル期間等)と出荷回収センターの稼働情報
(例えば営業日のカレンダー情報)を用いて回収数量を
予測するのが好ましい。
にも、商品に固有の商品特性情報(例えば、その商品が
成長商品か安定商品か衰退商品かに関する情報、その商
品のレンタル期間等)と出荷回収センターの稼働情報
(例えば営業日のカレンダー情報)を用いて回収数量を
予測するのが好ましい。
【0038】また、予測の仕方は、出荷予測部1と回収
予測部2で同じにするのが好ましく、例えば、所定の期
間についての単位期間ごとの出荷数量、例えば指定した
日を予測開始日とする2週間分の日毎の出荷数量につい
て予測を行う。
予測部2で同じにするのが好ましく、例えば、所定の期
間についての単位期間ごとの出荷数量、例えば指定した
日を予測開始日とする2週間分の日毎の出荷数量につい
て予測を行う。
【0039】この場合、出荷予測部1と回収予測部2と
は、基本的には、同様の構成である。なお、往復物流
で、特にレンタル期間が定められたものについては、出
荷した商品は一定の期間で回収されることから、出荷と
回収との間にはあるタイムラグを有する相関関係が存在
すると考えられる。そこで、回収予測部2は、過去の回
収実績情報に代えて過去の出荷実績情報を用いて、ある
いは過去の回収実績情報に加えて出荷実績情報を用い
て、回収数量の予測を行うようにしてもよい。
は、基本的には、同様の構成である。なお、往復物流
で、特にレンタル期間が定められたものについては、出
荷した商品は一定の期間で回収されることから、出荷と
回収との間にはあるタイムラグを有する相関関係が存在
すると考えられる。そこで、回収予測部2は、過去の回
収実績情報に代えて過去の出荷実績情報を用いて、ある
いは過去の回収実績情報に加えて出荷実績情報を用い
て、回収数量の予測を行うようにしてもよい。
【0040】在庫変動予測部3が用いるその他の在庫変
動にかかわる情報としては、出荷回収センターの稼働情
報、回収品を出荷する前に再生工程が必要で出荷回収セ
ンターの営業日のカレンダー情報とは異なるカレンダー
で操業・稼働する再生工場あるいは再生設備等がある場
合にはその操業カレンダーや再生数を含む稼働スケジュ
ール等の稼働情報、商品の廃棄率、補充の予定(在庫増
となる)、引き上げの予定(在庫減となる)、他の出荷
回収センターからの商品搬入予定(在庫増となる)、他
の出荷回収センターへの商品搬出予定(在庫減)、キャ
ンペーン予定(例えば割安価格でレンタルする場合には
出荷数の増大となる)など種々のものが考えられるが、
これらのうち必要に応じたものを用いる。また、予測
は、例えば、所定の期間についての単位期間ごとの回収
数量、例えば2週間分の日毎の回収数量について行う。
動にかかわる情報としては、出荷回収センターの稼働情
報、回収品を出荷する前に再生工程が必要で出荷回収セ
ンターの営業日のカレンダー情報とは異なるカレンダー
で操業・稼働する再生工場あるいは再生設備等がある場
合にはその操業カレンダーや再生数を含む稼働スケジュ
ール等の稼働情報、商品の廃棄率、補充の予定(在庫増
となる)、引き上げの予定(在庫減となる)、他の出荷
回収センターからの商品搬入予定(在庫増となる)、他
の出荷回収センターへの商品搬出予定(在庫減)、キャ
ンペーン予定(例えば割安価格でレンタルする場合には
出荷数の増大となる)など種々のものが考えられるが、
これらのうち必要に応じたものを用いる。また、予測
は、例えば、所定の期間についての単位期間ごとの回収
数量、例えば2週間分の日毎の回収数量について行う。
【0041】また、予測の仕方は、出荷予測部1および
回収予測部2と同じにするのが好ましく、例えば、所定
の期間についての単位期間ごとの在庫変動数量および在
庫数量、例えば2週間分の日毎の在庫変動数量および在
庫数量について予測を行う。
回収予測部2と同じにするのが好ましく、例えば、所定
の期間についての単位期間ごとの在庫変動数量および在
庫数量、例えば2週間分の日毎の在庫変動数量および在
庫数量について予測を行う。
【0042】在庫管理部4は、少なくとも在庫変動予測
部3の在庫変動予測結果を用いて、各商品の適正在庫量
の設定、在庫調整実施の判断、在庫調整する数量(補充
の数量または引き上げの数量)の決定を行う。
部3の在庫変動予測結果を用いて、各商品の適正在庫量
の設定、在庫調整実施の判断、在庫調整する数量(補充
の数量または引き上げの数量)の決定を行う。
【0043】また、本在庫管理装置は、図示しない入出
力装置を備えている。この入出力装置にはマウス、キー
ボード、表示装置などによるグラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェース(GUI)を用いてもよい。
力装置を備えている。この入出力装置にはマウス、キー
ボード、表示装置などによるグラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェース(GUI)を用いてもよい。
【0044】また、本在庫管理装置は、各商品に共通の
情報と、商品IDで管理された各商品に固有の情報を保
存したデータベースを備え(あるいはデータベース管理
サーバと通信可能で)、指示された商品IDをもとにデ
ータベースを検索して、必要な情報を得るようにするも
のとする。なお、データベースを備えずに、必要な情報
を入出力装置から入力するようにしてもよい。
情報と、商品IDで管理された各商品に固有の情報を保
存したデータベースを備え(あるいはデータベース管理
サーバと通信可能で)、指示された商品IDをもとにデ
ータベースを検索して、必要な情報を得るようにするも
のとする。なお、データベースを備えずに、必要な情報
を入出力装置から入力するようにしてもよい。
【0045】また、各種情報は図示しないRAMなどの
記憶装置に読み込まれて、処理に供される。次に、図3
に、図1の在庫管理部4の内部構成の一例を示す。
記憶装置に読み込まれて、処理に供される。次に、図3
に、図1の在庫管理部4の内部構成の一例を示す。
【0046】図3に示す在庫管理部4は、少なくとも在
庫変動予測部3の在庫変動予測結果を用いて(必要に応
じて商品特性情報、出荷予測部1の出荷予測結果、回収
予測部2の回収予測結果等の情報を用いて)、商品の在
庫の上限と下限を設定する在庫設定部5と、商品の在庫
情報と、在庫設定部5で設定された在庫の上限と在庫の
下限の情報を比較し、在庫の上限を越えるか在庫の下限
を下回るかして在庫の過不足を生じている商品を検出す
る在庫過不足検出部6と、在庫過不足検出部6によって
在庫の過不足が検出された在庫の上限と下限の情報か
ら、在庫の数量をできるだけ少なくすると同時に次の在
庫過不足ができるだけ先になるような在庫補充もしくは
在庫引き上げ数量を決定する在庫調整数量決定部7とを
有する。
庫変動予測部3の在庫変動予測結果を用いて(必要に応
じて商品特性情報、出荷予測部1の出荷予測結果、回収
予測部2の回収予測結果等の情報を用いて)、商品の在
庫の上限と下限を設定する在庫設定部5と、商品の在庫
情報と、在庫設定部5で設定された在庫の上限と在庫の
下限の情報を比較し、在庫の上限を越えるか在庫の下限
を下回るかして在庫の過不足を生じている商品を検出す
る在庫過不足検出部6と、在庫過不足検出部6によって
在庫の過不足が検出された在庫の上限と下限の情報か
ら、在庫の数量をできるだけ少なくすると同時に次の在
庫過不足ができるだけ先になるような在庫補充もしくは
在庫引き上げ数量を決定する在庫調整数量決定部7とを
有する。
【0047】次に、図4に、本在庫管理装置の処理手順
の一例を示す。なお、図4に示す処理は、各商品ごとに
行なっても、複数の商品について並行して行なってもよ
い。本実施形態は、一つの商品について行なう場合を示
す。
の一例を示す。なお、図4に示す処理は、各商品ごとに
行なっても、複数の商品について並行して行なってもよ
い。本実施形態は、一つの商品について行なう場合を示
す。
【0048】(ステップS21)まず、本処理を起動
し、本在庫管理装置に必要な情報を与える。前述したよ
うにデータベースを備える場合には、ユーザが入出力装
置から在庫管理対象となる商品のIDを与える。その後
は、直ちに商品IDをキーとしてデータベースを検索し
必要な情報をすべて取得してもよいし、手順の進行に応
じて必要なデータを取得するようにしてもよい。
し、本在庫管理装置に必要な情報を与える。前述したよ
うにデータベースを備える場合には、ユーザが入出力装
置から在庫管理対象となる商品のIDを与える。その後
は、直ちに商品IDをキーとしてデータベースを検索し
必要な情報をすべて取得してもよいし、手順の進行に応
じて必要なデータを取得するようにしてもよい。
【0049】なお、本処理を定期的に(例えば1回/
日)自動起動させるようにする場合には、必要な情報は
すべて設定しておく。データベースを備えない場合に
は、ユーザが入出力装置から在庫管理対象となる商品の
IDと、各予測や在庫調整等に必要となる商品の出荷や
回収の実績、操業情報、商品特性情報、在庫情報などの
情報を入力する。
日)自動起動させるようにする場合には、必要な情報は
すべて設定しておく。データベースを備えない場合に
は、ユーザが入出力装置から在庫管理対象となる商品の
IDと、各予測や在庫調整等に必要となる商品の出荷や
回収の実績、操業情報、商品特性情報、在庫情報などの
情報を入力する。
【0050】予測や在庫管理を行う予測期間、予測結果
を求める単位期間(例えば予測期間は2週間で日単位な
ど)、予測開始日の指示については、その都度入力する
ようにしてもよい。この場合、デフォルト値を設定して
もよい(例えば、期間は2週間、日単位、予測開始日は
翌日)。
を求める単位期間(例えば予測期間は2週間で日単位な
ど)、予測開始日の指示については、その都度入力する
ようにしてもよい。この場合、デフォルト値を設定して
もよい(例えば、期間は2週間、日単位、予測開始日は
翌日)。
【0051】あるいは、例えば、期間は2週間、日単
位、予測開始日は翌日と固定するようにしてもよい。な
お、ユーザ設定可能な情報についてはGUI上で選択入
力できるようにしてもよい。
位、予測開始日は翌日と固定するようにしてもよい。な
お、ユーザ設定可能な情報についてはGUI上で選択入
力できるようにしてもよい。
【0052】(ステップS22)出荷予測部1、回収予
測部2は、それぞれ、与えられた過去の実績情報等をも
とに、出荷予測、回収予測を行なう。
測部2は、それぞれ、与えられた過去の実績情報等をも
とに、出荷予測、回収予測を行なう。
【0053】(ステップS23)在庫変動予測部3は、
これら出荷予測、回収予測の結果等から在庫変動予測を
行なう。
これら出荷予測、回収予測の結果等から在庫変動予測を
行なう。
【0054】(ステップS24)次に、商品の適性在庫
量を見直すか否か判断する。この判断は、商品の適性在
庫量を見直す時期(例えば毎月の最終日またはその所定
日数前の日など)を定め、これに該当する日か否か判断
することで行うようにしてもよいし、ユーザから指示が
入力されたときに商品の適性在庫量を見直すものと判断
してもよい(これらのORを取るようにしても)。
量を見直すか否か判断する。この判断は、商品の適性在
庫量を見直す時期(例えば毎月の最終日またはその所定
日数前の日など)を定め、これに該当する日か否か判断
することで行うようにしてもよいし、ユーザから指示が
入力されたときに商品の適性在庫量を見直すものと判断
してもよい(これらのORを取るようにしても)。
【0055】(ステップS25)ステップS24にて商
品の適性在庫量を見直すと判断された場合、在庫管理部
4は、商品の適性在庫量を見直す時期であれば、回収予
測部2の回収予測結果等に基づいて、商品の適性在庫量
を設定する。
品の適性在庫量を見直すと判断された場合、在庫管理部
4は、商品の適性在庫量を見直す時期であれば、回収予
測部2の回収予測結果等に基づいて、商品の適性在庫量
を設定する。
【0056】(ステップS26)在庫管理部4は、現在
設定されている適性在庫量をもとに、各商品の在庫数量
について過不足を判断する。この判断は、所定の期間ご
とに、例えば毎日行う。
設定されている適性在庫量をもとに、各商品の在庫数量
について過不足を判断する。この判断は、所定の期間ご
とに、例えば毎日行う。
【0057】(ステップS27)在庫数量に過不足があ
る場合、在庫調整のための補充または引き上げの数量を
決定する。
る場合、在庫調整のための補充または引き上げの数量を
決定する。
【0058】なお、在庫数量に過不足があっても、在庫
調整の必要の有無を判断し、在庫調整する場合に、その
数量を決定するようにしてもよい。 (ステップS28)在庫調整する場合に、在庫調整の指
示と、商品名あるいは商品IDと、補充または引き上げ
の数量を出力する。
調整の必要の有無を判断し、在庫調整する場合に、その
数量を決定するようにしてもよい。 (ステップS28)在庫調整する場合に、在庫調整の指
示と、商品名あるいは商品IDと、補充または引き上げ
の数量を出力する。
【0059】ここで、在庫管理部4が図3に示す内部構
成を有する場合、在庫設定部5が在庫設定を行なう(ス
テップS25)。在庫過不足検出部6は、現在設定され
ている在庫上限・下限と、本在庫管理装置を利用してい
る時点の在庫数量を比較し、在庫が設定してある在庫上
限に比べて多くないか、設定してある在庫下限に比べて
少なくないかを調べる(ステップS26)。本在庫管理
装置利用時の在庫が在庫上限よりも多い、もしくは、在
庫下限よりも少ない場合は、在庫の過不足があるので、
在庫管理部4中の在庫調整数量決定部7が在庫変動予測
部3の在庫変動予測結果と、在庫設定部5で設定されて
いる在庫上限、在庫下限の数量をもとに、補充もしくは
引き上げの指示と、その数量の決定を行う(ステップS
27)。以上の処理を経て、在庫管理部4は、対象とし
た商品の名前と、補充もしくは引き上げが必要であるか
否か、補充もしくは引き上げが必要な場合はその数量の
情報も合わせて、ユーザに提示し(ステップS28)、
処理を終了する(ステップS29)。
成を有する場合、在庫設定部5が在庫設定を行なう(ス
テップS25)。在庫過不足検出部6は、現在設定され
ている在庫上限・下限と、本在庫管理装置を利用してい
る時点の在庫数量を比較し、在庫が設定してある在庫上
限に比べて多くないか、設定してある在庫下限に比べて
少なくないかを調べる(ステップS26)。本在庫管理
装置利用時の在庫が在庫上限よりも多い、もしくは、在
庫下限よりも少ない場合は、在庫の過不足があるので、
在庫管理部4中の在庫調整数量決定部7が在庫変動予測
部3の在庫変動予測結果と、在庫設定部5で設定されて
いる在庫上限、在庫下限の数量をもとに、補充もしくは
引き上げの指示と、その数量の決定を行う(ステップS
27)。以上の処理を経て、在庫管理部4は、対象とし
た商品の名前と、補充もしくは引き上げが必要であるか
否か、補充もしくは引き上げが必要な場合はその数量の
情報も合わせて、ユーザに提示し(ステップS28)、
処理を終了する(ステップS29)。
【0060】以下では、上記のような基本構成を有する
本在庫管理装置のより詳しい実施形態について説明す
る。以下、本在庫管理装置の出荷予測部1、回収予測部
2と在庫変動予測部3、在庫管理部4、在庫設定部5、
在庫過不足検出部6、在庫調整数量決定部7のそれぞれ
についてさらに詳しく説明する。
本在庫管理装置のより詳しい実施形態について説明す
る。以下、本在庫管理装置の出荷予測部1、回収予測部
2と在庫変動予測部3、在庫管理部4、在庫設定部5、
在庫過不足検出部6、在庫調整数量決定部7のそれぞれ
についてさらに詳しく説明する。
【0061】なお、以下では具体例を交えて説明する
が、このときに用いる具体例においては、往復物流に係
る商品はレンタル期間が2週間のレンタル商品であり、
出荷予測と回収予測はそれぞれ指定した日を予測開始日
とする2週間の各日の数量について行うものとする。ま
た、土日は出荷・回収を行わないものとし、長期連休・
祝日は出荷・回収は行うがその数量が通常と比較して大
きく減少するものとする。また、予測、在庫管理は毎
日、適正在庫数量設定は各月に行うものとする。
が、このときに用いる具体例においては、往復物流に係
る商品はレンタル期間が2週間のレンタル商品であり、
出荷予測と回収予測はそれぞれ指定した日を予測開始日
とする2週間の各日の数量について行うものとする。ま
た、土日は出荷・回収を行わないものとし、長期連休・
祝日は出荷・回収は行うがその数量が通常と比較して大
きく減少するものとする。また、予測、在庫管理は毎
日、適正在庫数量設定は各月に行うものとする。
【0062】まず、出荷予測部1と回収予測部2につい
て説明する。図5に、出荷予測部1と回収予測部2の内
部構成の一例を示す(出荷予測部1と回収予測部2の内
部構成は同様であり、使用するデータが相違する)。
て説明する。図5に、出荷予測部1と回収予測部2の内
部構成の一例を示す(出荷予測部1と回収予測部2の内
部構成は同様であり、使用するデータが相違する)。
【0063】図5に示すように、出荷予測部1と回収予
測部2は、それぞれ、予測期間の出荷/回収の総量を過
去の出荷/回収実績から予測する総量予測部31、予測
期間が長期連休かその前後の規定期間内に該当する場合
に総量の補正を行う長期連休処理部32、予測期間の単
位期間毎の出荷/回収の数量の分布(割合)を過去の分
布実績から予測する取引予測部33、単位期間が祝日か
その前後の規定日数内に該当する場合に出荷/回収の数
量の分布(割合)の補正を行う祝日処理部34、予測期
間の出荷/回収の総量に各単位期間の出荷/回収の数量
の分布(割合)をそれぞれ乗じて予測期間の単位期間毎
の出荷/回収の数量を求める取引数量予測部35を有す
る。
測部2は、それぞれ、予測期間の出荷/回収の総量を過
去の出荷/回収実績から予測する総量予測部31、予測
期間が長期連休かその前後の規定期間内に該当する場合
に総量の補正を行う長期連休処理部32、予測期間の単
位期間毎の出荷/回収の数量の分布(割合)を過去の分
布実績から予測する取引予測部33、単位期間が祝日か
その前後の規定日数内に該当する場合に出荷/回収の数
量の分布(割合)の補正を行う祝日処理部34、予測期
間の出荷/回収の総量に各単位期間の出荷/回収の数量
の分布(割合)をそれぞれ乗じて予測期間の単位期間毎
の出荷/回収の数量を求める取引数量予測部35を有す
る。
【0064】図6に、図4のステップS22の出荷予
測、回収予測の手順の一例を示す(出荷予測と回収予測
の手順は同様であり、使用するデータが相違する)。ま
ず、予測開始日を起点とする予測期間(日数)の取引総
量を予測する(ステップS31)。
測、回収予測の手順の一例を示す(出荷予測と回収予測
の手順は同様であり、使用するデータが相違する)。ま
ず、予測開始日を起点とする予測期間(日数)の取引総
量を予測する(ステップS31)。
【0065】本実施形態では、予測開始日から商品のレ
ンタル期間と同じ期間(日数)の取引総量を予測するも
のとする。また、予測にあたって商品の特性を考慮する
ことで、商品の特性に合わせた予測を行なうとより効果
的である。
ンタル期間と同じ期間(日数)の取引総量を予測するも
のとする。また、予測にあたって商品の特性を考慮する
ことで、商品の特性に合わせた予測を行なうとより効果
的である。
【0066】次に、長期連休もしくはその前後規定日数
以内(例えばレンタル期間が2週間の場合に長期連休の
前後4週間以内)である場合には(ステップS31)、
過去の長期連休前後の実績に合わせて総量予測値を修正
する(ステップS33)。
以内(例えばレンタル期間が2週間の場合に長期連休の
前後4週間以内)である場合には(ステップS31)、
過去の長期連休前後の実績に合わせて総量予測値を修正
する(ステップS33)。
【0067】次に、総量予測を行なった期間の日毎の取
引パターン(割合)を予測する(ステップS34)。次
に、祝日もしくはその前後規定日数以内(その前後の出
荷・回収がある2日間)以内である場合には(ステップ
S35)、過去の祝日前後の実績に合わせて取引パター
ンを修正する(ステップS36)。
引パターン(割合)を予測する(ステップS34)。次
に、祝日もしくはその前後規定日数以内(その前後の出
荷・回収がある2日間)以内である場合には(ステップ
S35)、過去の祝日前後の実績に合わせて取引パター
ンを修正する(ステップS36)。
【0068】日毎の取引予測量を計算する(ステップS
37)。なお、予測日の実績値が得られたら、当該予測
日の実績値で総量予測モデルやパターン予測モデル等の
各予測モデルのパラメータを更新する(ステップS3
8)。このステップはステップS31の前に設けてもよ
い。
37)。なお、予測日の実績値が得られたら、当該予測
日の実績値で総量予測モデルやパターン予測モデル等の
各予測モデルのパラメータを更新する(ステップS3
8)。このステップはステップS31の前に設けてもよ
い。
【0069】さて、本実施形態における予測には、種々
の統計的手法を用いることができるが、ここではその好
ましい一形態として指数平滑法を用いるものとする。す
なわち、予測期間の取引総量予測(ステップS31)、
総量予測を行なった期間の短期期間毎の分割パターンの
予測(ステップS34)には、該当商品の過去の出荷も
しくは回収の実績値を指数平滑法で処理した結果を用い
る。また、長期連休や祝日に関する補正に用いる補正デ
ータにも指数平滑法を用いる。ここでは、まず、指数平
滑法について簡単に説明する。なお、指数平滑法による
予測については、例えば文献「在庫管理のはなし」(柳
沢 滋著、日科技連発行、1988年、pp.170〜
186)にて詳しく説明されている。
の統計的手法を用いることができるが、ここではその好
ましい一形態として指数平滑法を用いるものとする。す
なわち、予測期間の取引総量予測(ステップS31)、
総量予測を行なった期間の短期期間毎の分割パターンの
予測(ステップS34)には、該当商品の過去の出荷も
しくは回収の実績値を指数平滑法で処理した結果を用い
る。また、長期連休や祝日に関する補正に用いる補正デ
ータにも指数平滑法を用いる。ここでは、まず、指数平
滑法について簡単に説明する。なお、指数平滑法による
予測については、例えば文献「在庫管理のはなし」(柳
沢 滋著、日科技連発行、1988年、pp.170〜
186)にて詳しく説明されている。
【0070】指数平滑法には1次指数平滑法、2次指数
平滑法などいくつかの処理方法があるが、このうち1次
指数平滑法とは、至近のデータを重く、より時間が溯っ
たデータほどより軽くみて加重平均をとり、その結果を
予測値(平滑値)とする手法である。平滑指数をα(0
<α<1)とすると、 1時点前のデータ:α k点前のデータ:α(1−α)k-1 なる重み付けをして加重平均をとる。
平滑法などいくつかの処理方法があるが、このうち1次
指数平滑法とは、至近のデータを重く、より時間が溯っ
たデータほどより軽くみて加重平均をとり、その結果を
予測値(平滑値)とする手法である。平滑指数をα(0
<α<1)とすると、 1時点前のデータ:α k点前のデータ:α(1−α)k-1 なる重み付けをして加重平均をとる。
【0071】t−1の時点までの実績値を用いて予測し
た予測値(平滑値)をSt-1 (t時点におけるある量を
予測した値)、この予測値に対してt時点に実際に得ら
れた実績値をyt とすると、次時点の予測値すなわち新
しい平滑値(t+1時点におけるある量を予測した値)
は、 St =α・yt +(1−α)St-1 …(1) として求められる。
た予測値(平滑値)をSt-1 (t時点におけるある量を
予測した値)、この予測値に対してt時点に実際に得ら
れた実績値をyt とすると、次時点の予測値すなわち新
しい平滑値(t+1時点におけるある量を予測した値)
は、 St =α・yt +(1−α)St-1 …(1) として求められる。
【0072】次に、2次指数平滑法について説明する。
例えば、出荷や回収の数量の推移は、その商品が成長商
品ならば増加傾向、安定商品ならば横ばい傾向、衰退商
品ならば減少傾向にあると考えられる。このように予測
すべきデータに増加もしくは減少などの傾向がある場合
には、2次指数平滑法を適用することが有効である。
例えば、出荷や回収の数量の推移は、その商品が成長商
品ならば増加傾向、安定商品ならば横ばい傾向、衰退商
品ならば減少傾向にあると考えられる。このように予測
すべきデータに増加もしくは減少などの傾向がある場合
には、2次指数平滑法を適用することが有効である。
【0073】2次指数平滑法では、データyが時点tと
係数a、bによって y=a+b・t …(2) という1次関数で表せるものと仮定する。係数a、bの
値は、1次平滑法でも用いた平滑値St と2次の平滑値
St (2) St =α・yt +(1−α)St-1 …(3) St (2) =α・St +(1−α)St-1 (2) …(4) から、次のように推測される。
係数a、bによって y=a+b・t …(2) という1次関数で表せるものと仮定する。係数a、bの
値は、1次平滑法でも用いた平滑値St と2次の平滑値
St (2) St =α・yt +(1−α)St-1 …(3) St (2) =α・St +(1−α)St-1 (2) …(4) から、次のように推測される。
【0074】 at =2St −St (2) …(5) bt =(α/(1−α))・(St −St (2) ) …(6) このat 、bt を用いて、1時点先の予測値Yt+1 を、 Yt+1 =at +bt …(7) として求める。
【0075】一般的には、このat 、bt を用いて、k
時点先の予測値Yt+k を、 Yt+k =at +bt ・k …(8) として求めることができる。
時点先の予測値Yt+k を、 Yt+k =at +bt ・k …(8) として求めることができる。
【0076】なお、Yt+k の要素の実績値yt+k が判明
するごとに、平滑値S、S(2) を更新する。次に、図6
の手順のそれぞれの処理例についてさらに詳細に説明す
る。
するごとに、平滑値S、S(2) を更新する。次に、図6
の手順のそれぞれの処理例についてさらに詳細に説明す
る。
【0077】(ステップS31)出荷予測部1の総量予
測部31は、予測期間の出荷総量予測を2次指数平滑法
で行なう。同様に、回収予測部2の総量予測部31は、
予測期間の回収総量予測を2次指数平滑法で行なう。
測部31は、予測期間の出荷総量予測を2次指数平滑法
で行なう。同様に、回収予測部2の総量予測部31は、
予測期間の回収総量予測を2次指数平滑法で行なう。
【0078】平滑指数は、例えば、0.3などに固定し
てもよいが、商品特性情報を参照して適宜変化させると
効果的である。例えば、その商品が安定商品である場合
には平滑指数を0.3などとし、その商品が成長商品あ
るいは減衰商品であり、商品の取引に増加もしくは減少
の傾向が強い場合には、平滑指数を0.5などとしても
よい。ただし、平滑指数を変更した場合、1次の平滑値
Sと2次の平滑値S(2) は計算しなおす必要がある。
てもよいが、商品特性情報を参照して適宜変化させると
効果的である。例えば、その商品が安定商品である場合
には平滑指数を0.3などとし、その商品が成長商品あ
るいは減衰商品であり、商品の取引に増加もしくは減少
の傾向が強い場合には、平滑指数を0.5などとしても
よい。ただし、平滑指数を変更した場合、1次の平滑値
Sと2次の平滑値S(2) は計算しなおす必要がある。
【0079】出荷、回収の総量を予測する場合には、次
のような処理が行われる。すなわち、予測開始日の前日
までの14日ごとに区切った各14日間を1サイクルと
し、各サイクルの出荷の総量(14日間の各日の出荷ま
たは回収の数量の総和)をyt 、yt-1 、yt-2 、…と
し、この場合のSt とSt (2) から予測値Yt+1 を求め
る。このyt 、yt-1 、yt-2 、…と、Yt+1 との関係
を図7に示す。回収についても同様である。
のような処理が行われる。すなわち、予測開始日の前日
までの14日ごとに区切った各14日間を1サイクルと
し、各サイクルの出荷の総量(14日間の各日の出荷ま
たは回収の数量の総和)をyt 、yt-1 、yt-2 、…と
し、この場合のSt とSt (2) から予測値Yt+1 を求め
る。このyt 、yt-1 、yt-2 、…と、Yt+1 との関係
を図7に示す。回収についても同様である。
【0080】ここで、予測開始日を10月29日とし、
10月29日〜11月11日の14日間の毎日の出荷や
回収の数量を求めるものとすると、図10の第0番目の
サイクルには10月29日〜11月11日の期間が相当
し、第(−1)番目のサイクルには10月15日〜10
月28日の期間が相当し、第(−2)番目のサイクルに
は10月1日〜10月14日の期間が相当する(以下、
同様である)。
10月29日〜11月11日の14日間の毎日の出荷や
回収の数量を求めるものとすると、図10の第0番目の
サイクルには10月29日〜11月11日の期間が相当
し、第(−1)番目のサイクルには10月15日〜10
月28日の期間が相当し、第(−2)番目のサイクルに
は10月1日〜10月14日の期間が相当する(以下、
同様である)。
【0081】また、10月29日〜11月11日の14
日間の出荷数量の総和の予測値がYt+1 であり、10月
15日〜10月28日の14日間の出荷数量の総和の実
績値がyt であり、10月1日〜10月14日の14日
間の出荷数量の総和の実績値がyt-2 である(以下、同
様である)。回収についても同様である。
日間の出荷数量の総和の予測値がYt+1 であり、10月
15日〜10月28日の14日間の出荷数量の総和の実
績値がyt であり、10月1日〜10月14日の14日
間の出荷数量の総和の実績値がyt-2 である(以下、同
様である)。回収についても同様である。
【0082】さらに、翌日の予測で予測開始日を上記と
は1日ずらしら10月30日とすると、10月30日〜
11月12日の14日間の出荷数量の総和の予測値がY
t+1であり、10月16日〜10月29日の14日間の
出荷数量の総和の実績値がyt であり、10月2日〜1
0月15日の14日間の出荷数量の総和の実績値がy
t-2 である(以下、同様である)。回収についても同様
である。
は1日ずらしら10月30日とすると、10月30日〜
11月12日の14日間の出荷数量の総和の予測値がY
t+1であり、10月16日〜10月29日の14日間の
出荷数量の総和の実績値がyt であり、10月2日〜1
0月15日の14日間の出荷数量の総和の実績値がy
t-2 である(以下、同様である)。回収についても同様
である。
【0083】したがって、予測期間を2週間とし、毎日
予測を行う場合には、サイクルの区切り方を1日ずつず
らした、14種類の平滑値S、S(2) が存在する。そこ
で、予測にあたっては、14種類の平滑値S、S(2) の
うち予測開始日によって定めるものを選んで処理を行う
ことになる。
予測を行う場合には、サイクルの区切り方を1日ずつず
らした、14種類の平滑値S、S(2) が存在する。そこ
で、予測にあたっては、14種類の平滑値S、S(2) の
うち予測開始日によって定めるものを選んで処理を行う
ことになる。
【0084】なお、予測値に対して実績値が得られたら
平滑値S、S(2) を更新するが、後述する長期連休に係
るサイクルについては、実績値で更新する代わりに、予
測値を実績値とみなして更新を行う。
平滑値S、S(2) を更新するが、後述する長期連休に係
るサイクルについては、実績値で更新する代わりに、予
測値を実績値とみなして更新を行う。
【0085】(ステップS32,S33)出荷予測部1
と回収予測部2の長期連休処理部32は、それぞれ、予
測期間が長期連休またはその前後に該当する場合に総量
予測結果補正を行なう。
と回収予測部2の長期連休処理部32は、それぞれ、予
測期間が長期連休またはその前後に該当する場合に総量
予測結果補正を行なう。
【0086】まず、当該予測期間が、長期連休および例
えば商品のレンタル期間の2週間を1サイクルとして長
期連休前後2サイクルの5つの期間(あるいは長期連休
前後3サイクルの7つの期間等)に該当するか否かカレ
ンダー情報を参照して判断する。
えば商品のレンタル期間の2週間を1サイクルとして長
期連休前後2サイクルの5つの期間(あるいは長期連休
前後3サイクルの7つの期間等)に該当するか否かカレ
ンダー情報を参照して判断する。
【0087】該当しない場合には補正を行わずに処理を
終了し、該当する場合には補正を行う。長期連休補正で
は、図8のような長期連休のサイクルを0とし、その前
後所定サイクルに渡って設定された補正係数の情報を参
照し、該当する値をステップS31で求められた総量に
乗じて補正後の総量を得る。
終了し、該当する場合には補正を行う。長期連休補正で
は、図8のような長期連休のサイクルを0とし、その前
後所定サイクルに渡って設定された補正係数の情報を参
照し、該当する値をステップS31で求められた総量に
乗じて補正後の総量を得る。
【0088】次に、図8のような補正係数のパターンの
求め方についていくつか説明する。ここでは、長期連休
前後の各サイクルごとに、過去の総量の実績値をそのと
きの補正前の総量予測結果に係る値で割って得た補正係
数に対して、1次指数平滑法を適用して、補正係数の予
測値を求めるものとする。
求め方についていくつか説明する。ここでは、長期連休
前後の各サイクルごとに、過去の総量の実績値をそのと
きの補正前の総量予測結果に係る値で割って得た補正係
数に対して、1次指数平滑法を適用して、補正係数の予
測値を求めるものとする。
【0089】1次指数平滑法に用いる過去のデータとし
ては、過去の各年の対応する長期連休のみを用いる方法
と、それ以外の長期連休をも用いる方法とがある。例え
ば、ゴールデンウィークに係る補正には、ゴールデンウ
ィークに係るデータのみ用いる方法と、年末年始等に係
るデータをも用いる方法とが考えられる。
ては、過去の各年の対応する長期連休のみを用いる方法
と、それ以外の長期連休をも用いる方法とがある。例え
ば、ゴールデンウィークに係る補正には、ゴールデンウ
ィークに係るデータのみ用いる方法と、年末年始等に係
るデータをも用いる方法とが考えられる。
【0090】(i)1つの補正パターンを用意する方法 長期連休であるゴールデンウィークを所定の期間に定
め、例えば4月29日〜5月5日の1週間と定め、図8
のサイクル0をこの1週間に定める。また、サイクル
(−2)、(−1)、1、2は、それぞれ、4月1日〜
4月14、4月15〜4月28、5月6日〜5月19
日、5月20日〜5月2日と定める。
め、例えば4月29日〜5月5日の1週間と定め、図8
のサイクル0をこの1週間に定める。また、サイクル
(−2)、(−1)、1、2は、それぞれ、4月1日〜
4月14、4月15〜4月28、5月6日〜5月19
日、5月20日〜5月2日と定める。
【0091】そして、過去の該当するサイクルの補正値
の実績値(総量の実績値/総量の予測値)を用いて、1
次指数平滑法により、各サイクルの今回の補正値を求め
る。なお、この場合、図7のサイクル0の予測総量に図
8の補正値を乗じたものを、4月29日〜5月5日の1
週間分の総量とする。また、以降の処理は、この1週間
分のものとなる。
の実績値(総量の実績値/総量の予測値)を用いて、1
次指数平滑法により、各サイクルの今回の補正値を求め
る。なお、この場合、図7のサイクル0の予測総量に図
8の補正値を乗じたものを、4月29日〜5月5日の1
週間分の総量とする。また、以降の処理は、この1週間
分のものとなる。
【0092】また、例えば、図7のサイクル0の最終日
が4月29日ならば、図7のサイクル0の予測総量に図
8のサイクル(−1)の補正値を乗じたものから4月1
6日〜4月29日の2週間分の総量が得られるが、最終
的に4月29日についての数量予測結果は破棄するもの
とする。
が4月29日ならば、図7のサイクル0の予測総量に図
8のサイクル(−1)の補正値を乗じたものから4月1
6日〜4月29日の2週間分の総量が得られるが、最終
的に4月29日についての数量予測結果は破棄するもの
とする。
【0093】逆に、例えば、図7のサイクル0の最終日
が4月29日であって4月29日の予測値を求めたいな
らば、図7のサイクル0の予測総量に図8のサイクル0
の補正値を乗じた値を求め、最終的に4月29日につい
ての数量予測結果のみ採用する。
が4月29日であって4月29日の予測値を求めたいな
らば、図7のサイクル0の予測総量に図8のサイクル0
の補正値を乗じた値を求め、最終的に4月29日につい
ての数量予測結果のみ採用する。
【0094】(ii)1つの補正パターンを用意する他の
方法 上記の(i)の方法において、長期連休であるゴールデ
ンウィークを例えば4月29日〜5月5日を含む特定の
2週間に固定する。また、サイクル(−2)、(−
1)、1、2は、この固定した2週間に応じて定める。
方法 上記の(i)の方法において、長期連休であるゴールデ
ンウィークを例えば4月29日〜5月5日を含む特定の
2週間に固定する。また、サイクル(−2)、(−
1)、1、2は、この固定した2週間に応じて定める。
【0095】そして、予測期間が4月29日〜5月5日
を含む場合には、図8のサイクル0の補正値を用いる。
一方、予測期間が4月29日〜5月5日の一部を含む場
合には、上記のように目的に応じた図8のサイクルの補
正値を用いて、目的に応じた数量予測結果のみ採用す
る。
を含む場合には、図8のサイクル0の補正値を用いる。
一方、予測期間が4月29日〜5月5日の一部を含む場
合には、上記のように目的に応じた図8のサイクルの補
正値を用いて、目的に応じた数量予測結果のみ採用す
る。
【0096】(iii )予測開始日に応じた複数の補正パ
ターンを用意する方法 過去の補正値の実績値を用いて、予測開始日に応じた複
数の補正パターンを用意しておき、図8のサイクル0の
予測開始日、予測期間に対応する補正パターンを選択し
て用いる。
ターンを用意する方法 過去の補正値の実績値を用いて、予測開始日に応じた複
数の補正パターンを用意しておき、図8のサイクル0の
予測開始日、予測期間に対応する補正パターンを選択し
て用いる。
【0097】例えば、本例の場合には、図8のような補
正パターンを14種類用意する。 (ステップS34)出荷予測部1の取引分布予測部33
は、予測期間の各日の出荷総量に占める割合を1次指数
平滑法で予測する。回収予測部2の取引分布予測部33
は、予測期間の各日の回収総量に占める割合を1次指数
平滑法で予測する。
正パターンを14種類用意する。 (ステップS34)出荷予測部1の取引分布予測部33
は、予測期間の各日の出荷総量に占める割合を1次指数
平滑法で予測する。回収予測部2の取引分布予測部33
は、予測期間の各日の回収総量に占める割合を1次指数
平滑法で予測する。
【0098】平滑指数には例えば0.3などの値を用い
る。なお、過去と比較して分布パターンに顕著な変化が
生じてきている場合には、平滑指数を0.5などとして
もよい。ただし、平滑指数を変更した場合、1次の平滑
値Sは計算しなおす必要がある。
る。なお、過去と比較して分布パターンに顕著な変化が
生じてきている場合には、平滑指数を0.5などとして
もよい。ただし、平滑指数を変更した場合、1次の平滑
値Sは計算しなおす必要がある。
【0099】分布パターンを予測する場合には、次のよ
うな処理が行われる。すなわち、予測開始日からの14
日間を第1日〜第14日とし、予測開始日より以前の各
日を順番に第1日〜第14日に対応させ、第1日〜第1
4日のそれぞれごとに、過去の割合の実績値(当該日の
数量の実績値/当該期間の総量の実績値)から今回の割
合の予測値を1次指数平滑法で予測する。
うな処理が行われる。すなわち、予測開始日からの14
日間を第1日〜第14日とし、予測開始日より以前の各
日を順番に第1日〜第14日に対応させ、第1日〜第1
4日のそれぞれごとに、過去の割合の実績値(当該日の
数量の実績値/当該期間の総量の実績値)から今回の割
合の予測値を1次指数平滑法で予測する。
【0100】例えば、予測開始日を10月29日とし、
10月29日〜11月11日の14日間の毎日の出荷や
回収の数量を求めるものとすると、この期間の第1日は
10月29日で、過去の第1日は、10月15日、10
月1日、…である。そして、10月29日の予測値を、
10月15日の実績値、10月1日の実績値、…から求
めることになる。同様に、10月30日の予測値を、1
0月16日の実績値、10月2日の実績値、…から求め
ることになる(以下、同様である)。
10月29日〜11月11日の14日間の毎日の出荷や
回収の数量を求めるものとすると、この期間の第1日は
10月29日で、過去の第1日は、10月15日、10
月1日、…である。そして、10月29日の予測値を、
10月15日の実績値、10月1日の実績値、…から求
めることになる。同様に、10月30日の予測値を、1
0月16日の実績値、10月2日の実績値、…から求め
ることになる(以下、同様である)。
【0101】本例では、4日間の土日は出荷・回収をし
ないものとしているので、それ以外の10日間の各日の
予測を行うことになる。図9に予測結果の一例を示す。
ないものとしているので、それ以外の10日間の各日の
予測を行うことになる。図9に予測結果の一例を示す。
【0102】なお、予測期間が長期連休またはその前後
に該当する場合には、別途設けた長期連休またはその前
後用の分布パターンを用いるものとする。この分布パタ
ーンの作成方法は図8の補正パターンの作成方法と同様
である。また、長期連休補正で前述の(i)もしくは
(ii)の方法で補正パターンを作成する場合、この分布
パターンは該補正パターンにて定められている所定の期
間と同じ期間にする必要がある。
に該当する場合には、別途設けた長期連休またはその前
後用の分布パターンを用いるものとする。この分布パタ
ーンの作成方法は図8の補正パターンの作成方法と同様
である。また、長期連休補正で前述の(i)もしくは
(ii)の方法で補正パターンを作成する場合、この分布
パターンは該補正パターンにて定められている所定の期
間と同じ期間にする必要がある。
【0103】予測値に対して実績値が得られたら平滑値
を更新するが、予測期間が祝日またはその前後所定日数
内に該当する日を含む場合には更新を行わない。もちろ
ん、予測期間が長期連休またはその前後に該当する場合
にも更新を行わない。
を更新するが、予測期間が祝日またはその前後所定日数
内に該当する日を含む場合には更新を行わない。もちろ
ん、予測期間が長期連休またはその前後に該当する場合
にも更新を行わない。
【0104】(ステップS35,S36)出荷予測部1
と回収予測部2の祝日処理部34は、それぞれ、予測期
間が祝日(長期連休を構成する祝日は除く)またはその
前後に該当する日を含むものである場合に分布予測結果
補正を行なう。
と回収予測部2の祝日処理部34は、それぞれ、予測期
間が祝日(長期連休を構成する祝日は除く)またはその
前後に該当する日を含むものである場合に分布予測結果
補正を行なう。
【0105】まず、当該予測期間が、祝日および例えば
祝日の前後2日間の5日間(あるいは祝日前後3日間の
7日間等)に該当する日を含むか否かカレンダー情報を
参照して判断する。
祝日の前後2日間の5日間(あるいは祝日前後3日間の
7日間等)に該当する日を含むか否かカレンダー情報を
参照して判断する。
【0106】該当しない場合には補正を行わずに処理を
終了し、該当する場合には補正を行う。祝日補正では、
図10のような祝日を第0番目の日とし、その前後所定
日数に渡って設定された補正係数の情報を参照し、該当
する値をステップS34で求められた値に乗じて補正後
の総量を得る。
終了し、該当する場合には補正を行う。祝日補正では、
図10のような祝日を第0番目の日とし、その前後所定
日数に渡って設定された補正係数の情報を参照し、該当
する値をステップS34で求められた値に乗じて補正後
の総量を得る。
【0107】なお、ここで図10における第(−2)番
目の日、第(−1)番目の日、第1番目の日、第2番目
の日は、祝日の前後の5日間の日そのものではなく、出
荷・回収を行わない日を除外して考えたものとする。
目の日、第(−1)番目の日、第1番目の日、第2番目
の日は、祝日の前後の5日間の日そのものではなく、出
荷・回収を行わない日を除外して考えたものとする。
【0108】例えば、土日には出荷・回収を行わないと
した場合、祝日1/15が水曜日である場合には、第
(−2)番目の日は1月13日(月)、第(−1)番目
の日は1月14日(火)、第1番目の日は1月16日
(木)、第2番目の日は1月17日(金)と連続した日
になるが、祝日2/11が火曜日である場合には、第
(−2)番目の日は2月7日(金)、第(−1)番目の
日は2月10日(月)、第1番目の日は2月12日
(水)、第2番目の日は1月13日(木)となり、祝日
3/20が木曜日である場合には、第(−2)番目の日
は3月18日(火)、第(−1)番目の日は3月19日
(水)、第1番目の日は3月21日(金)、第2番目の
日は3月24日(月)となる。
した場合、祝日1/15が水曜日である場合には、第
(−2)番目の日は1月13日(月)、第(−1)番目
の日は1月14日(火)、第1番目の日は1月16日
(木)、第2番目の日は1月17日(金)と連続した日
になるが、祝日2/11が火曜日である場合には、第
(−2)番目の日は2月7日(金)、第(−1)番目の
日は2月10日(月)、第1番目の日は2月12日
(水)、第2番目の日は1月13日(木)となり、祝日
3/20が木曜日である場合には、第(−2)番目の日
は3月18日(火)、第(−1)番目の日は3月19日
(水)、第1番目の日は3月21日(金)、第2番目の
日は3月24日(月)となる。
【0109】補正値は、補正対象となる各日毎(図10
では第(−2)番目の日〜第2番目の日の各日毎に)
に、過去の数量の実績値とそのときの補正しなかったと
きの数量予測に係る値とから得た補正係数に対して、1
次指数平滑法を適用して、補正係数の予測値を求めるも
のとする。
では第(−2)番目の日〜第2番目の日の各日毎に)
に、過去の数量の実績値とそのときの補正しなかったと
きの数量予測に係る値とから得た補正係数に対して、1
次指数平滑法を適用して、補正係数の予測値を求めるも
のとする。
【0110】1次指数平滑法に用いる過去のデータとし
ては、過去の各年の対応する祝日のみを用いる方法と、
それ以外の祝日をも用いる方法とがある。なお、臨時休
業等の例外的な休日は祝日の扱いとする。
ては、過去の各年の対応する祝日のみを用いる方法と、
それ以外の祝日をも用いる方法とがある。なお、臨時休
業等の例外的な休日は祝日の扱いとする。
【0111】(ステップS37)出荷予測部1の取引数
量予測部35は、長期連休処理部32の結果と祝日処理
部34の結果とから、予測期間の各日の出荷数量を求め
る。回収予測部2の取引数量予測部35は、長期連休処
理部32の結果と祝日処理部34の結果とから、予測期
間の各日の回収数量を求める。
量予測部35は、長期連休処理部32の結果と祝日処理
部34の結果とから、予測期間の各日の出荷数量を求め
る。回収予測部2の取引数量予測部35は、長期連休処
理部32の結果と祝日処理部34の結果とから、予測期
間の各日の回収数量を求める。
【0112】なお、上記では、祝日処理部34を取引分
布予測部33の後段に設けたが、し取引数量予測部35
の後段に設ける方法もある。また、上記では、レンタル
期間と同じ日数の期間を予測期間としたが、レンタル期
間を整数で割った値あるいはレンタル期間に整数を乗じ
た値と同じ日数の期間を予測期間としてもよい。
布予測部33の後段に設けたが、し取引数量予測部35
の後段に設ける方法もある。また、上記では、レンタル
期間と同じ日数の期間を予測期間としたが、レンタル期
間を整数で割った値あるいはレンタル期間に整数を乗じ
た値と同じ日数の期間を予測期間としてもよい。
【0113】また、上記では、総量を予測するにあたっ
て上記の式(8)のkを1として予測を行ったが、kの
値を2以上の所望の値にすることによって、いくらでも
先の予測を行うことができる。
て上記の式(8)のkを1として予測を行ったが、kの
値を2以上の所望の値にすることによって、いくらでも
先の予測を行うことができる。
【0114】また、例えば向こう1年間の予測を行う場
合に、上記の14日間の予測を行う処理を27回行って
もよいし、各予測で予測開始日のデータのみ採用するこ
ととして、365回または356回の予測処理を行って
もよい。
合に、上記の14日間の予測を行う処理を27回行って
もよいし、各予測で予測開始日のデータのみ採用するこ
ととして、365回または356回の予測処理を行って
もよい。
【0115】同様に、上記では1回の予測で14日間の
予測を行ったが、各予測で予測開始日のデータのみ採用
することとして、必要日数分の予測処理を行ってもよ
い。次に、在庫変動予測部3について説明する。
予測を行ったが、各予測で予測開始日のデータのみ採用
することとして、必要日数分の予測処理を行ってもよ
い。次に、在庫変動予測部3について説明する。
【0116】回収された半製品が即座に在庫となり、他
の在庫変動要因がない場合には、各単位期間(例えば各
日)の出荷数量の予測値から回収数量の予測値を引いた
ものがその単位期間(例えばその日)の在庫減少量とな
る。
の在庫変動要因がない場合には、各単位期間(例えば各
日)の出荷数量の予測値から回収数量の予測値を引いた
ものがその単位期間(例えばその日)の在庫減少量とな
る。
【0117】しかし、出荷と回収以外で在庫を変動させ
るが要因があるので、在庫変動予測部3はこの要因も考
慮して、出荷予測結果と回収予測結果から、各日の在庫
変動を求める。
るが要因があるので、在庫変動予測部3はこの要因も考
慮して、出荷予測結果と回収予測結果から、各日の在庫
変動を求める。
【0118】在庫を変動させる要因とその反映のさせ方
としては、次のようなものが考えられる。 ・出荷 ある単位期間の出荷数量予測値はその単位期間の在庫減
少量となる。
としては、次のようなものが考えられる。 ・出荷 ある単位期間の出荷数量予測値はその単位期間の在庫減
少量となる。
【0119】・回収 ある単位期間に回収した商品(半製品)はその単位期間
内に再生されて商品となる場合あるいは再生工程が不要
の場合、ある単位期間の回収数量はその単位期間の在庫
増加量となる。ただし、ある単位期間に回収した商品
(半製品)のうちその単位期間内に再生されて商品とな
らないものがある場合には、後述するように回収から在
庫増までのタイムラグを考慮する必要がある。
内に再生されて商品となる場合あるいは再生工程が不要
の場合、ある単位期間の回収数量はその単位期間の在庫
増加量となる。ただし、ある単位期間に回収した商品
(半製品)のうちその単位期間内に再生されて商品とな
らないものがある場合には、後述するように回収から在
庫増までのタイムラグを考慮する必要がある。
【0120】・商品の廃棄率 例えば、回収数量に一定の廃棄率を乗じる。 ・補充の予定 補充の予定日の在庫変動数量から補充予定数量を減ず
る。
る。
【0121】・引き上げの予定 引き上げの予定日の在庫変動数量に引き上げ予定数量を
加える。 ・他の出荷回収センターからの商品搬入予定 搬入の予定日の在庫変動数量から搬入予定数量を減ず
る。
加える。 ・他の出荷回収センターからの商品搬入予定 搬入の予定日の在庫変動数量から搬入予定数量を減ず
る。
【0122】・他の出荷回収センターへの商品搬出予定 搬出の予定日の在庫変動数量に搬出予定数量を加える。 ・キャンペーン予定 キャンペーンのための商品出荷日の在庫変動数量にその
予定数量を加える。 ・再生に関する要因 回収量、工場の処理能力、その商品に要する再生の内
容、工場の操業カレンダー等に依って、出荷回収センタ
ーから再生工場へ半製品を渡しそれが商品として戻され
るまでの再生所要日数が相違してくる。
予定数量を加える。 ・再生に関する要因 回収量、工場の処理能力、その商品に要する再生の内
容、工場の操業カレンダー等に依って、出荷回収センタ
ーから再生工場へ半製品を渡しそれが商品として戻され
るまでの再生所要日数が相違してくる。
【0123】例えば、出荷回収センターにおいてある週
の第1日目〜第5日目にそれぞれ100個ずつの回収が
あり、直ちに再生工場に回され、再生工場においてその
週の第1日目〜第5日目にそれぞれ85個ずつが再生完
了し、第6日目に75個が再生完了することが各週につ
いていえる場合を考える。
の第1日目〜第5日目にそれぞれ100個ずつの回収が
あり、直ちに再生工場に回され、再生工場においてその
週の第1日目〜第5日目にそれぞれ85個ずつが再生完
了し、第6日目に75個が再生完了することが各週につ
いていえる場合を考える。
【0124】この場合、第6日目は出荷回収センターは
稼働していないので、第6日目の再生された商品は次の
週の第1日目に在庫となる。したがって、再生された商
品による在庫の増加は、第1日目が160個、第2日目
〜第5日目がそれぞれ85個となる。
稼働していないので、第6日目の再生された商品は次の
週の第1日目に在庫となる。したがって、再生された商
品による在庫の増加は、第1日目が160個、第2日目
〜第5日目がそれぞれ85個となる。
【0125】また、第6日目は出荷回収センターは出荷
回収は行わないが、再生工場からの再生された商品の受
け入れは行う場合、再生された商品による在庫の増加
は、第1日目〜第5日目がそれぞれ85個、第6日目が
75個となる。
回収は行わないが、再生工場からの再生された商品の受
け入れは行う場合、再生された商品による在庫の増加
は、第1日目〜第5日目がそれぞれ85個、第6日目が
75個となる。
【0126】このように、出荷回収センターの稼働情
報、再生工場あるいは再生設備等がある場合にはその稼
働情報、再生時の検査における廃棄率等の情報を考慮し
て、回収予測を在庫増加予測に展開する。
報、再生工場あるいは再生設備等がある場合にはその稼
働情報、再生時の検査における廃棄率等の情報を考慮し
て、回収予測を在庫増加予測に展開する。
【0127】また、回収された商品の出荷できる商品に
戻す加工に一定の日数がかかる場合には、回収予測結果
に加工に要する日を考慮して、在庫の増加となる日を予
測し在庫変動に反映させる。
戻す加工に一定の日数がかかる場合には、回収予測結果
に加工に要する日を考慮して、在庫の増加となる日を予
測し在庫変動に反映させる。
【0128】なお、出荷等で実際に出荷する日の前日に
トラックに積み込まれる場合には前日のうちに在庫から
減じて考慮してもよい。また、再生工程に日数を要し、
再生完了が次の予測期間に属する日に繰り越す場合に
は、この情報を次の予測に反映させる。逆にいえば、前
の予測期間かそれ以前に回収され、再生工程に日数を要
し、再生完了が当該予測期間に属する日に繰り越す場合
には、この情報を反映させる。
トラックに積み込まれる場合には前日のうちに在庫から
減じて考慮してもよい。また、再生工程に日数を要し、
再生完了が次の予測期間に属する日に繰り越す場合に
は、この情報を次の予測に反映させる。逆にいえば、前
の予測期間かそれ以前に回収され、再生工程に日数を要
し、再生完了が当該予測期間に属する日に繰り越す場合
には、この情報を反映させる。
【0129】このように種々の要因を考慮して、予測期
間の各単位期間ごとに、例えば、2週間の各日ごとに、
商品の在庫の在庫変動数量(例えば在庫減少量を正にと
る)の予測値を求める。
間の各単位期間ごとに、例えば、2週間の各日ごとに、
商品の在庫の在庫変動数量(例えば在庫減少量を正にと
る)の予測値を求める。
【0130】また、在庫変動予測部3は、予測期間の最
初の単位期間の直前における現実の在庫数量の情報と、
上記の予測期間の各単位期間ごとの在庫変動数量をもと
に、予測期間の各単位期間の在庫数量の予測値を求め
る。例えば、2週間の各日ごとに、商品の在庫数量の予
測値を求める。
初の単位期間の直前における現実の在庫数量の情報と、
上記の予測期間の各単位期間ごとの在庫変動数量をもと
に、予測期間の各単位期間の在庫数量の予測値を求め
る。例えば、2週間の各日ごとに、商品の在庫数量の予
測値を求める。
【0131】このように、在庫変動予測結果として、単
位期間毎の在庫数量の予測値を求めるだけではなく、単
位期間毎の在庫変動数量も求めることで、適正な在庫設
定などの処理を容易にすることができる。
位期間毎の在庫数量の予測値を求めるだけではなく、単
位期間毎の在庫変動数量も求めることで、適正な在庫設
定などの処理を容易にすることができる。
【0132】次に、在庫管理部4について説明する。ま
ず、在庫設定部5について説明する。在庫設定部5で
は、図11のように単位期間毎(ここでは日毎)の在庫
の変動数量を評価して安全余裕を求め、在庫の下限とす
る。
ず、在庫設定部5について説明する。在庫設定部5で
は、図11のように単位期間毎(ここでは日毎)の在庫
の変動数量を評価して安全余裕を求め、在庫の下限とす
る。
【0133】ここで、商品の発注から納入までの間(調
達期間)の需要の変動に対応するための売り切り商品の
一般的な安全余裕S(個)は、以下のようにして求めら
れる。Kは安全係数、Tは調達期間(日)、σは標準偏
差である。 S=K・T1/2 ・σ …(8) 安全係数Kはどの程度の品切れ率を覚悟するかによって
決まる係数である。品切れ率10%を覚悟するならば安
全係数Kは1.28、品切れ率5%を覚悟するならば安
全係数Kは1.65、品切れ率を0.1%程度に抑えた
いならば安全係数Kは3.00といった数値を使う。一
般には、Kは1.2〜1.65程度の値が使われること
が多い。本在庫管理装置では、予測結果を用いていて予
測誤差も考慮する必要があるため、Kを3.00などと
してもよい。
達期間)の需要の変動に対応するための売り切り商品の
一般的な安全余裕S(個)は、以下のようにして求めら
れる。Kは安全係数、Tは調達期間(日)、σは標準偏
差である。 S=K・T1/2 ・σ …(8) 安全係数Kはどの程度の品切れ率を覚悟するかによって
決まる係数である。品切れ率10%を覚悟するならば安
全係数Kは1.28、品切れ率5%を覚悟するならば安
全係数Kは1.65、品切れ率を0.1%程度に抑えた
いならば安全係数Kは3.00といった数値を使う。一
般には、Kは1.2〜1.65程度の値が使われること
が多い。本在庫管理装置では、予測結果を用いていて予
測誤差も考慮する必要があるため、Kを3.00などと
してもよい。
【0134】標準偏差σは、対象商品の需要のばらつき
を評価する変数である。資料係数はデータ数が2ならば
0.886、データ数が10ならば0.325といった
数値である。
を評価する変数である。資料係数はデータ数が2ならば
0.886、データ数が10ならば0.325といった
数値である。
【0135】本在庫管理装置では、往復物流に係る商品
を対象とするため、上記の売り切り商品の安全余裕を求
める式(8)で、需要のかわりに在庫変動予測部3によ
って予測される、図11に示した「単位期間毎の在庫の
減少量」を用いるものとする。すなわち、標準偏差σ
は、対象商品・対象期間の在庫減少の最大値と最小値の
差(レンジ、単位:個)に、対象商品・対象期間の需要
データ数から決まる資料係数をかけて求めるものとす
る。
を対象とするため、上記の売り切り商品の安全余裕を求
める式(8)で、需要のかわりに在庫変動予測部3によ
って予測される、図11に示した「単位期間毎の在庫の
減少量」を用いるものとする。すなわち、標準偏差σ
は、対象商品・対象期間の在庫減少の最大値と最小値の
差(レンジ、単位:個)に、対象商品・対象期間の需要
データ数から決まる資料係数をかけて求めるものとす
る。
【0136】次の商品の出荷直前に、(8)式の安全余
裕に相当する在庫量が残っているような在庫管理計画を
立れば、品切れの危険を、選択した安全係数に対応した
レベルに抑えることができるといえる。
裕に相当する在庫量が残っているような在庫管理計画を
立れば、品切れの危険を、選択した安全係数に対応した
レベルに抑えることができるといえる。
【0137】なお、商品の調達に日数がかかる場合は、
在庫の量が、安全余裕ではなくて、 P=n・T−Z+S …(9) で求められる発注点(個)となったときに、在庫補充を
発注すればよい。nは一日当たりの平均所要量(個)、
Zはすでに発注しているが入荷していない商品の数(発
注残、単位:個)である。
在庫の量が、安全余裕ではなくて、 P=n・T−Z+S …(9) で求められる発注点(個)となったときに、在庫補充を
発注すればよい。nは一日当たりの平均所要量(個)、
Zはすでに発注しているが入荷していない商品の数(発
注残、単位:個)である。
【0138】また、在庫上限については、出荷の単位期
間毎の平均数に規定数を乗じた値および倉庫の容量(個
数)のうちの少ない方とすることで、倉庫の容量を越え
ない、適正な上限とすることができる。なお、上記の規
定数は、商品ごとにその特性を考慮して定めるのが好ま
しい。
間毎の平均数に規定数を乗じた値および倉庫の容量(個
数)のうちの少ない方とすることで、倉庫の容量を越え
ない、適正な上限とすることができる。なお、上記の規
定数は、商品ごとにその特性を考慮して定めるのが好ま
しい。
【0139】なお、安全係数、品切れ確率、在庫管理に
ついては、例えば文献「在庫管理のはなし」(柳沢 滋
著、日科技連発行、1988年、pp.137、pp.
132〜153)にて詳しく説明されている。
ついては、例えば文献「在庫管理のはなし」(柳沢 滋
著、日科技連発行、1988年、pp.137、pp.
132〜153)にて詳しく説明されている。
【0140】次に、在庫過不足検出部6と在庫調整数量
決定部7について説明する。まず、在庫過不足検出部6
は、現在設定されている適性在庫量(上記の在庫上限、
在庫下限)をもとに、管理対象商品の在庫数量が在庫上
限に比べて多くないか、あるいは在庫下限に比べて少な
くないかを調べ、在庫の過不足を判断する。この判断
は、所定の期間ごとに、例えば毎日行う。また、調べる
対象とする単位期間、例えば日は、例えばその翌日とす
る。なお、調べる対象とする単位期間を、ユーザによる
指定日とする方法、あるいは複数の単位期間、例えば今
後1週間あるいは1ケ月間とする方法など、種々の方法
がある。
決定部7について説明する。まず、在庫過不足検出部6
は、現在設定されている適性在庫量(上記の在庫上限、
在庫下限)をもとに、管理対象商品の在庫数量が在庫上
限に比べて多くないか、あるいは在庫下限に比べて少な
くないかを調べ、在庫の過不足を判断する。この判断
は、所定の期間ごとに、例えば毎日行う。また、調べる
対象とする単位期間、例えば日は、例えばその翌日とす
る。なお、調べる対象とする単位期間を、ユーザによる
指定日とする方法、あるいは複数の単位期間、例えば今
後1週間あるいは1ケ月間とする方法など、種々の方法
がある。
【0141】在庫数量に過不足が検出された場合、在庫
調整数量決定部7が在庫調整のための処理を行う。在庫
数量が在庫上限を越えた場合には在庫の引き上げを決定
し、在庫数量が在庫下限を下回った場合には在庫の補充
を決定する。
調整数量決定部7が在庫調整のための処理を行う。在庫
数量が在庫上限を越えた場合には在庫の引き上げを決定
し、在庫数量が在庫下限を下回った場合には在庫の補充
を決定する。
【0142】より具体的には、例えば、図12のように
在庫上限をもとに在庫変動予測上限を設定し、在庫下限
をもとに在庫変動予測下限を設定し、各単位期間ごとに
推移する在庫数量の予測結果を在庫変動予測上下限の間
でできるだけ下の部分に置くように在庫調整数量を決定
する。
在庫上限をもとに在庫変動予測上限を設定し、在庫下限
をもとに在庫変動予測下限を設定し、各単位期間ごとに
推移する在庫数量の予測結果を在庫変動予測上下限の間
でできるだけ下の部分に置くように在庫調整数量を決定
する。
【0143】例えば、在庫補充または在庫引き上げを実
施する日からの在庫変動の最大値と最小値の幅が在庫変
動予測上限および在庫変動予測下限の間の幅を越えると
予測される日の前日までの在庫変動の最小値が、在庫変
動予測下限と等しくなるような在庫調整数量を、在庫補
充または在庫引き上げの数量として決定する。
施する日からの在庫変動の最大値と最小値の幅が在庫変
動予測上限および在庫変動予測下限の間の幅を越えると
予測される日の前日までの在庫変動の最小値が、在庫変
動予測下限と等しくなるような在庫調整数量を、在庫補
充または在庫引き上げの数量として決定する。
【0144】在庫変動予測下限を例えば在庫下限の12
割、在庫変動予測上限を例えば在庫上限の9割などとす
れば、予測誤差の影響を十分に排除することができる。
在庫調整する場合には、在庫調整の指示(補充または引
き上げの別)と、商品名あるいは商品IDなどの商品を
識別可能な情報と、補充または引き上げの数量を出力す
る。
割、在庫変動予測上限を例えば在庫上限の9割などとす
れば、予測誤差の影響を十分に排除することができる。
在庫調整する場合には、在庫調整の指示(補充または引
き上げの別)と、商品名あるいは商品IDなどの商品を
識別可能な情報と、補充または引き上げの数量を出力す
る。
【0145】なお、この在庫調整の指示によって、在庫
の引き上げあるいは補充の予定が定められたならば、こ
の引き上げ予定の情報(予定日と数量)を先の在庫変動
予測部3の予測に反映させられるようにシステムに設定
する。
の引き上げあるいは補充の予定が定められたならば、こ
の引き上げ予定の情報(予定日と数量)を先の在庫変動
予測部3の予測に反映させられるようにシステムに設定
する。
【0146】在庫不足等が発生しても、在庫不足数/安
全余裕が規定値以内であれば、在庫調整を行わないよう
にしてもよい。あるいは、在庫不足等が発生した場合、
以降の在庫変動の予測結果をみて、増加傾向にあるなど
して自然に在庫調整されると判断したならば在庫調整の
指示を出さないようにしてもよい。
全余裕が規定値以内であれば、在庫調整を行わないよう
にしてもよい。あるいは、在庫不足等が発生した場合、
以降の在庫変動の予測結果をみて、増加傾向にあるなど
して自然に在庫調整されると判断したならば在庫調整の
指示を出さないようにしてもよい。
【0147】以上説明してきたように、往復物流に係る
商品の在庫管理装置において、商品の特性(レンタル期
間、成長商品かどうか等)を考慮した出荷予測、回収予
測をもとに在庫変動予測を行ない、在庫変動予測結果を
踏まえて在庫調整の決定をすることで、安全かつ無駄の
ない在庫管理を行なうことができる。
商品の在庫管理装置において、商品の特性(レンタル期
間、成長商品かどうか等)を考慮した出荷予測、回収予
測をもとに在庫変動予測を行ない、在庫変動予測結果を
踏まえて在庫調整の決定をすることで、安全かつ無駄の
ない在庫管理を行なうことができる。
【0148】従来の在庫管理の一例として、毎月の商品
の在庫基準値を、前月の平均出荷量や前年同月の出荷と
回収の比率などから、前月と同様の出荷変動があり製造
工場から商品を取り寄せることになっても在庫切れを起
こさない在庫数量をただ一つ求め、この基準値の15割
を越えるか8割を切るかした場合に基準値に在庫を戻す
ような在庫管理と、本発明を適用した在庫管理とで、計
算機による実験を行って比較をしたところ、本発明を適
用した在庫管理では、上記のような従来例に比べて在庫
の調達回数(引き上げと補充の回数の総和)を5割、在
庫の量を3割減らすことができるという結果が得られ
た。
の在庫基準値を、前月の平均出荷量や前年同月の出荷と
回収の比率などから、前月と同様の出荷変動があり製造
工場から商品を取り寄せることになっても在庫切れを起
こさない在庫数量をただ一つ求め、この基準値の15割
を越えるか8割を切るかした場合に基準値に在庫を戻す
ような在庫管理と、本発明を適用した在庫管理とで、計
算機による実験を行って比較をしたところ、本発明を適
用した在庫管理では、上記のような従来例に比べて在庫
の調達回数(引き上げと補充の回数の総和)を5割、在
庫の量を3割減らすことができるという結果が得られ
た。
【0149】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。本発明は、上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、その技術的範囲において種々変形して実施する
ことができる。
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。本発明は、上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、その技術的範囲において種々変形して実施する
ことができる。
【0150】
【発明の効果】本発明によれば、往復物流の在庫数量変
動を予測することができる。また、在庫変動予測結果に
基づいた在庫調整を行うことで、安全かつ無駄のない在
庫管理を行なうことができる。
動を予測することができる。また、在庫変動予測結果に
基づいた在庫調整を行うことで、安全かつ無駄のない在
庫管理を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る往復物流の在庫管理
装置の基本構成を示す図
装置の基本構成を示す図
【図2】往復物流を説明するための図
【図3】在庫管理部の内部構成例を示した在庫管理装置
の基本構成を示す図
の基本構成を示す図
【図4】同実施形態に係る在庫管理装置の処理手順の一
例を示すフローチャート
例を示すフローチャート
【図5】出荷予測部と回収予測部の内部構成の一例を示
す図
す図
【図6】出荷予測と回収予測の処理手順の一例を示す図
【図7】総量予測を説明するための図
【図8】長期連休補正を説明するための図
【図9】取引分布予測を説明するための図
【図10】祝日補正を説明するための図
【図11】往復物流の安全余裕について説明するための
図
図
【図12】在庫調整について説明するための図
1…出荷予測部 2…回収予測部 3…在庫変動予測部 4…在庫管理部 5…在庫設定部 6…在庫過不足検出部 7…在庫調整数量決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊明 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 伊達 俊彦 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 高橋 雅文 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (9)
- 【請求項1】往復物流に係る商品の在庫管理を行なう在
庫管理方法であって、 少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出荷実績に
関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測するとと
もに、少なくとも前記商品の過去の回収実績に関する情
報または出荷実績に関する情報のうちの一方に基づいて
該商品の回収数量を予測し、 少なくとも前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結
果および前記商品についての在庫変動の要因に関する情
報に基づいて該商品の在庫数量の変動を予測することを
特徴とする在庫管理方法。 - 【請求項2】少なくとも前記在庫変動予測結果に基づい
て前記商品の適正在庫数量を決定することを特徴とする
請求項1に記載の在庫管理方法。 - 【請求項3】少なくとも前記商品の在庫数量に関する情
報、前記適正在庫数量および前記在庫変動予測結果に基
づいて在庫調整に関する指示内容を決定することを特徴
とする請求項2に記載の在庫管理方法。 - 【請求項4】前記出荷および回収の数量の予測に際し、
それぞれ、 前記商品に固有の回収までの日数、該回収までの日数を
整数で割って得た日数または該回収までの日数に所定数
を乗じて得た日数の期間の出荷または回収の総量を予測
し、 前記期間の日毎の出荷または回収の数量の割合を予測
し、 前記総量と前記割合を掛け合わせて、前記期間における
日毎の出荷または回収の数量を予測することを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれか1項に記載の在庫管理方
法。 - 【請求項5】前記出荷および回収の数量の予測に際し、
それぞれ、 予測対象となる期間が、通常の取引が行なわれる通常期
間とは異なった取引が予想される例外期間に該当し、ま
たは通常の取引が行なわれる通常日とは異なった取引が
予想される例外日に該当する日を含むものである場合に
は、通常日として求めた前記予測結果および所定の補正
係数に基づいて補正を行なうことを特徴とする請求項4
に記載の在庫管理方法。 - 【請求項6】前記在庫変動の要因に関する情報として
は、前記出荷および回収以外による在庫増加予定情報お
よび在庫減少予定情報、商品の廃棄率、出荷および回収
に関する稼働情報、回収した商品の再生に関する情報の
うちの少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の在庫管理方法。 - 【請求項7】前記適正在庫量の決定に際し、 少なくとも前記在庫変動予測結果に基づいて在庫の安全
余裕を求め、これを在庫の下限とするとともに、 前記出荷予測結果に少なくとも基づいて在庫の平均出荷
数を求め、これに予め定められた定数を乗じて得た値
と、予め定められた在庫数量の最大値との少ない方を、
在庫の上限とすることを特徴とする請求項2ないし6の
いずれか1項に記載の在庫管理方法。 - 【請求項8】前記在庫調整に関する指示内容を決定の生
成に際し、 前記在庫下限に許容予測誤差数量を加えた在庫変動予測
下限および前記在庫上限から許容予測誤差数量を引いた
在庫変動予測上限を設定し、 前記在庫変動予測結果から、在庫補充または在庫引き上
げを実施する日からの在庫変動の最大値と最小値の幅が
前記在庫変動予測上限および前記在庫変動予測下限の間
の幅を越えると予測される日の前日までの在庫変動の最
小値が、前記在庫変動予測下限と等しくなるような在庫
調整数量を、在庫補充または在庫引き上げの数量として
決定することを特徴とする請求項3ないし7に記載の在
庫管理方法。 - 【請求項9】往復物流に係る商品の出荷回収を予測し在
庫管理を行なう在庫管理装置であって、 少なくとも在庫管理対象となる商品の過去の出荷実績に
関する情報に基づいて該商品の出荷数量を予測する手段
と、 少なくとも前記商品の過去の回収実績に関する情報また
は出荷実績に関する情報のうちの一方に基づいて該商品
の回収数量を予測する手段と、 少なくとも前記出荷数量予測結果、前記回収数量予測結
果および前記商品についての在庫変動の要因に関する情
報に基づいて該商品の在庫数量の変動を予測する手段と
を備えたことを特徴とする在庫管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28054697A JPH11120255A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 在庫管理方法及び在庫管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28054697A JPH11120255A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 在庫管理方法及び在庫管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120255A true JPH11120255A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17626577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28054697A Pending JPH11120255A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 在庫管理方法及び在庫管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11120255A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-10-14 JP JP28054697A patent/JPH11120255A/ja active Pending
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