JPH0825191A - 見込生産品の生産進捗状況の管理方法および生産管理装置 - Google Patents

見込生産品の生産進捗状況の管理方法および生産管理装置

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JPH0825191A
JPH0825191A JP6162371A JP16237194A JPH0825191A JP H0825191 A JPH0825191 A JP H0825191A JP 6162371 A JP6162371 A JP 6162371A JP 16237194 A JP16237194 A JP 16237194A JP H0825191 A JPH0825191 A JP H0825191A
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JP
Japan
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production
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Application number
JP6162371A
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Inventor
Mitsuo Kimura
光男 木村
Toshio Otani
敏雄 大谷
Takaari Toyoda
孝有 豊田
Mitsuo Matsunaga
三夫 松永
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】見込生産方法を使用して生産している受注品
の、顧客別の生産進捗情報を、即座に入手し、把握可能
な手段を提供すること。 【構成】見込製品ごとに、当該見込製品を複数の工程を
経て生産完了すると仮定したとき、生産着手から生産完
了までに生産に必要な延べ日数、および、当該見込製品
の各工程における作業完了に必要な予定日数である工程
完成予定日数を、予め定めておき、見込製品ごとに、現
時点で完了している工程についての、前記工程完成予定
日数の総和を求め、これを実績工程完成日数とし、見込
製品ごとの、前記実績工程完成日数の総和を求め、該総
和を、見込製品ごとの、前記延べ日数の総和で除した値
を、実績進捗率とし出力する、生産進捗状況の管理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受注に関する情報(以
下、「受注情報」と称する)と、受注を見込んで、予め
生産する製品に関する情報(以下、「見込情報」と称す
る)を参照し、受注品の生産進捗状況を把握する手段に
関する。
【0002】特に、個々の製品は標準仕様品であって
も、顧客ごとに製品構成が異なる受注製品において、受
注情報にもとづいて見込生産を行い、見込生産された製
品(以下「見込製品」と称する)を、受注された製品へ
引当てた際の、顧客別の受注製品の生産進捗状況を把握
する手段に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の技術としては、例えば、特開平4
−176546号公報「進捗管理方式」に開示されてい
る技術がある。
【0004】従来の見込生産の管理方法においては、受
注が発生すると、まず、該受注案件に対応する見込製品
が存在するか否かを調べ、見込製品が存在する場合に
は、この見込製品を、受注製品の製造に引当てることに
よって、受注製品の完成、納入を、可能な限り短期間で
行おうとしていた。
【0005】このとき行われる見込製品の受注製品への
引当は、対応する製品を予め作り置きしておき(すなわ
ち、「在庫製品」としておく)、製品の受注が発生した
時点で、作り置きされていた見込製品を引当てる方法が
行われている。
【0006】しかしながら、見込製品の価格が高額の場
合等には、在庫製品の棚卸残高における金利負担が大き
くなるため、実際には、必要時にタイミング良く、受注
製品の生産に必要な製品を生産することによって、在庫
製品の棚卸残高における金利を最少にする必要がある。
【0007】したがって、見込製品の受注製品への引当
は、受注製品の生産と同時に行い、可能な限り、各種製
品の在庫期間を少なくすることが、金利負担上有利であ
る。
【0008】一方、ある生産工程における、見込製品の
生産が完了した数量および完成日の情報等(以下「生産
実績情報」と称する)は、各生産工程で、見込製品に予
めバーコードを付与しておき、バーコードリーダを使用
して、ホストコンピータに入力される方法が行われてい
るので、生産管理部門等で、ホストコンピータに接続さ
れた端末から検索できる。
【0009】しかし、受注が発生すると、複数種類の見
込製品を、受注製品へ引当てるために、例えば、1受注
顧客(すなわち、1受注案件)あたり、100種類程度
の見込製品を引当てることが必要な場合もあり、営業部
門等から、受注製品の生産進捗状況に関する問い合わせ
があった場合には、受注製品へ引当された見込製品を調
べ、引当された各見込製品の、生産工程における進度
を、端末等を使用して、調べなければならなかった。し
たがって、営業部門等から多数の受注案件に対する生産
進捗状況の問い合わせがあった場合には、生産部門から
営業部門への受注製品の進捗状況に関する回答をするた
めには、多くの工数を有し、返答は非常に遅れたものに
なっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、受注案件が
完全に確定してから生産を着手する生産方法では、受注
品を生産するための部品の発注量、部品および受注品
(完成品)の生産日程等が明確である。しかしながら、
受注案件が確定してから、顧客の受注製品に対する要求
納期までの期間が短く、受注案件が確定してから受注製
品の生産に着手するのでは、納期に間にあわない受注製
品(完成に非常に長期間要する製品等)については、受
注確定後に受注製品の生産を着手するという生産方法で
は、対応することができない。
【0011】したがって、予め、見込生産を行って、見
込製品をストックしておく必要はある。そしてこの場合
には、予め生産されている見込製品を、受注確定時に受
注製品へ引当てることになる。
【0012】このような見込製品の生産の進捗状況に関
する情報は、各生産工程において、見込製品にバーコー
ド化して付与しておく。そして、製造現場に備えてある
バーコードリーダを使用して、前記情報を、バーコード
リーダに接続された端末を介してホストコンピュータに
蓄えられているので、生産管理部門等で、端末を使用し
て、前記情報を検索できる。
【0013】しかし、受注案件が発生するたびに、予め
生産されている複数種類の見込製品を受注製品へ引当て
る処理が行われてしまう。仮に、営業部門等から、受注
製品に対する生産進捗状況等の問い合わせがあった場合
は、先ず、受注製品へ引当された、すべての見込製品の
管理番号を調べ、見込製品の管理番号を端末から入力
し、引当された各見込製品の、生産工程における生産進
捗状況を調べなければならなかった。したがって、営業
部門や顧客から、受注製品に対する生産進捗状況に関す
る問い合わせが多数ある場合には、営業部門や顧客へ
の、製造部門からの生産進捗状況に関する回答を行うに
は、多くの工数を有し、返答は非常に遅れたものになっ
ていた。生産部門の規模にもよるが、返答は数日遅れて
しまうことも珍しくなかった。
【0014】加えて、このような生産進捗状況の管理の
仕方では、顧客別に、当初立案した生産計画通りに製品
が完成したか否かを把握することも非常に困難であっ
た。
【0015】また、生産計画予定に示されている生産完
了の予定日に、受注製品の生産が完了しない場合には、
製造部門への電話による問い合わせや、生産管理担当者
が、直接製造部門へ行って、受注製品の生産進捗状況の
調査を行なっていたため、生産進捗の遅延に対する対策
を行うことが遅れてしまい、顧客の要求する納期までに
受注製品の完成が間に合わない事態も発生していた。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めには、生産進捗状況をデータにして、即座に把握でき
る手段が必要となる。そのためには以下の手段が考えら
れる。
【0017】すなわち、見込生産によって生産する複数
種類の見込製品を、顧客の受注案件に対する製品である
受注製品に引き当て、受注製品を完成する場合に、見込
製品の生産進捗状況を求める方法であって、見込製品ご
とに、当該見込製品を複数の工程を経て生産完了すると
仮定したとき、生産着手から生産完了までに生産に必要
な延べ日数、および、当該見込製品の各工程における作
業完了に必要な予定日数である工程完成予定日数を、予
め定めておく。
【0018】そして、見込製品ごとに、現時点で完了し
ている工程についての、前記工程完成予定日数の総和を
求め、これを実績工程完成日数とする。さらに、見込製
品ごとの、前記実績工程完成日数の総和を求め、該総和
を、見込製品ごとの、前記延べ日数の総和で除した値
を、実績進捗率とし、これを出力する方法である。
【0019】また、以下のような態様も考えられる。
【0020】見込生産によって生産する複数種類の見込
製品を、顧客の受注案件に対する製品である受注製品に
引き当て、受注製品を完成する場合に、見込製品の生産
進捗状況を求める方法であって、見込製品ごとに、当該
見込製品を複数の工程を経て生産完了すると仮定したと
き、生産着手から生産完了までに生産に必要な延べ日
数、および、当該見込製品の各工程における作業完了に
必要な予定日数である工程完成予定日数を、予め定めて
おく。
【0021】そして、見込製品ごとに、現時点で完了し
ているべき工程についての、前記工程完成予定日数の総
和を求め、これを予定工程完成日数とする。さらに、見
込製品ごとの、前記予定工程完成日数の総和を求め、該
総和を、見込製品ごとの、前記延べ日数の総和で除した
値を、予定進捗率とし出力する方法である。
【0022】また、以下の装置も考えられる。
【0023】すなわち、データを受け付け出力する機能
を有する入力手段と、データを記憶しておく記憶手段
と、該記憶手段の記憶内容を獲得する処理を少なくとも
行なう処理手段と、処理手段の処理結果を少なくとも出
力する出力手段とを備え、そして、記憶手段は、1つの
完成品の名称と当該完成品の製造のために必要な見込生
産部品の名称とを対応づけて記憶する記憶領域と、前記
各見込生産部品の生産に必要な工程とを対応づけて記憶
する記憶領域と、各見込生産部品に対応する各工程にお
ける生産完了予定日を対応づけて記憶する記憶領域とを
少なくとも有する構成としておく。
【0024】また、処理手段は、ある見込生産部品のあ
る工程が完了した日を前記入力手段を介して入力し、当
該見込生産部品の当該工程に対する生産実績日として、
前記記憶手段に記憶する処理を行なう記憶処理部と、記
憶手段を参照し、完成品の完成に必要な見込生産部品の
名称を獲得する第1獲得部と、記憶手段を参照し、獲得
した名称が示す各見込生産部品について、当該見込生産
部品の生産に必要な工程をすべて獲得する第2獲得部
と、該第2獲得部が獲得した各工程に対する生産完了予
定日のデータを獲得する第3獲得部と、該第3獲得部が
獲得した生産完了予定日のデータに基づいて、各見込生
産部品が、生産着手から生産完了までに必要な延べ日数
を求める延べ日数算出手段と、見込生産部品ごとの、前
記延べ日数の総和を求める第1総和演算部と、現在日の
情報を前記入力手段を介して入力したとき、現在日の情
報と前記生産実績日を比較し、生産着手日から現在日ま
でに実際に完了している工程までの延べ日数を、各見込
生産部品ごとに求め、この総和を求める第2総和演算部
と、第2総和演算手段で求めた値を、第1総和演算手段
で求めた値で除算する除算部と、除算結果を前記出力手
段に出力する出力処理部と、完成品の名称を前記入力手
段を介して入力したとき、前記第1、2、3獲得部、延
べ日数算出手段、第1、2総和演算部、除算部、出力処
理部を起動する起動手段を設けた装置である。
【0025】また、以下のような態様も考えられる。
【0026】データを受け付け出力する機能を有する入
力手段と、データを記憶しておく記憶手段と、該記憶手
段の記憶内容を獲得する処理を少なくとも行なう処理手
段と、処理手段の処理結果を少なくとも出力する出力手
段とを備え、前記記憶手段は、1つの完成品の名称と当
該完成品の製造のために必要な見込生産部品の名称とを
対応づけて記憶する記憶領域と、前記各見込生産部品の
生産に必要な工程とを対応づけて記憶する記憶領域と、
各見込生産部品に対応する各工程における生産完了予定
日を対応づけて記憶する記憶領域とを有した構成として
おく。
【0027】また、処理手段は、記憶手段を参照し、完
成品の完成に必要な見込生産部品の名称を獲得する第1
獲得部と、記憶手段を参照し、獲得した名称が示す各見
込生産部品について、当該見込生産部品の生産に必要な
工程をすべて獲得する第2獲得部と、該第2獲得部が獲
得した各工程に対する生産完了予定日のデータを獲得す
る第3獲得部と、該第3獲得部が獲得した生産完了予定
日のデータに基づいて、各見込生産部品が、生産着手か
ら生産完了までに必要な延べ日数を求める延べ日数算出
手段と、見込生産部品ごとの、前記延べ日数の総和を求
める第1総和演算部と、現在日の情報を前記入力手段を
介して入力したとき、現在日の情報と前記生産完了予定
日を比較し、生産着手日から現在日までに完了している
予定の工程までの延べ日数を、各見込生産部品ごとに求
め、この総和を求める第2総和演算部と、第2総和演算
手段で求めた値を、第1総和演算手段で求めた値で除算
する除算部と、除算結果を前記出力手段に出力する出力
処理部と、完成品の名称を前記入力手段を介して入力し
たとき、前記第1、2、3獲得部、延べ日数算出手段、
第1、2総和演算部、除算部、出力処理部を起動する起
動手段を設けた装置である。
【0028】
【作用】1受注顧客(1受注製品)に対して、複数の見
込製品を引当てる生産方法において、顧客別に受注品の
進捗率を管理する。そのためには、受注が発生し、複数
の見込製品が、受注製品へ引当された時点で、引当てさ
れた複数の見込製品の生産計画予定情報(各工程ごとに
生産を完成させる予定日を示している情報)および生産
実績情報(各工程ごとに生産を完成させた日時の情報)
に基づいて、顧客別に、「予定進捗率」(現時点を基準
とした時、生産が終了しておるべき工程の数を百分率で
表現した値)と「実績進捗率」(現時点を基準にした
時、実際に生産が進んだ工程の数を百分率で表現した
値)を算出する。
【0029】算出された顧客別の予定進捗率と、実績進
捗率とを比較すれば、容易に、顧客別の受注製品の生産
の進捗状況が把握できる。したがって、生産が計画より
遅れている製品に対しては、生産計画の再立案等を行な
い、顧客が要求している納期に間に合わせる等の対策を
講ずるべきかを、即座に決定することが可能となる。
【0030】次に、より具体的に本発明の作用について
説明する。
【0031】予め、登録されている見込製品ごとの生産
計画予定情報から、各生産工程おいて、製品の生産に要
する標準日数の情報を求め、ホストコンピュータに蓄え
ておく。また、予め各生産工程で、バーコードリーダ等
を使用して、生産実績情報を、ホストコンピュータへ入
力しておく。
【0032】受注が発生し、複数種類の見込製品を受注
製品へ引当てた時点で、ホストコンピュータに入力され
ている、引当された見込製品の生産実績情報を出力す
る。
【0033】また、引当された見込製品ごとに、各生産
工程における生産に要する、延べ日数(工程ごとの延べ
日数である)の情報を出力する。生産実績情報からは、
引当された全ての見込製品において、現時点までに生産
が完了している工程までの、各工程に対する生産に要し
た延べ日数の総和である、実績延べ日数(以下、「実績
延べ日数」と称す)を算出する。
【0034】また、各生産工程ごとの、生産に要する延
べ日数の情報を参照し、引当てされた全ての見込製品
が、生産が完了するまでに、各生産工程で要する延べ日
数を合計したデータ(以下、「全工程完了予定延べ日
数」と称す)を算出する。
【0035】顧客別に、実際に見込製品を生産した実績
を表す実績進捗率(生産を一番始めに着手する工程から
生産を最後に完了する工程までに要する延べ日数に対し
て、現時点までに、生産が完了した工程までの延べ日数
を比較した数値)は、前記実績延べ日数を、前記全工程
完了予定延べ日数で除して算出する。
【0036】これによって、顧客別に、全見込製品の生
産完成を100(%)としたときの、現在における実績
進捗率を算出することができる。
【0037】また、現在、生産計画予定どおりに生産が
行われていれば、予定進捗率(生産を一番始めに着手す
る工程から、生産を最後に完了する工程までに要する延
べ日数に対して、現時点までに、生産が完了していなけ
ればならない工程までの延べ日数を比較した数値)は、
どのくらいになるかをデータ化し算出しておくことも可
能である。
【0038】この予定進捗率は、標準日数の情報から、
引当された全ての見込製品が、現時点までに、生産が進
行していなければならない工程までの、各工程の標準日
数の総和を算出し、これを前記全工程完了予定延べ日数
で除して算出する。
【0039】また、予定進捗率と実績進捗率とを比較す
ることによって、進捗率(現時点を基準にした時、予定
した工程までの予定進捗率に対して、実際に生産が進ん
だ実績進捗率とを比較して、その割合を算出した数値)
を算出でき、顧客別に、生産進捗状況の評価が可能とな
る。
【0040】さらに、遅延ゼロ、即ち、生産の遅れが発
生していない状態を、100(%)としたとき、100
(%)から進捗率を差し引いて、遅延率(生産の遅れを
割合で表した数値)を算出することも可能である。具体
的には、前記実績進捗率を前記予定進捗率を除した値
を、1から減じ、該減じた値を、遅延率として求めれば
よい。
【0041】これによって、受注した顧客別に、遅延率
が把握できる。また、受注した顧客の製品の生産が遅延
している場合には、即座に、各工程別および見込製品別
にも、進捗率が把握できる。したがって、営業または顧
客から、進捗状況に関する問い合わせがきても、即座
に、納期回答が可能となる。
【0042】また、即座に、生産が遅延している内容を
把握するには、予め遅延内容等の情報をバーコード化に
しておき、各工程で製品ごとに生産実績の情報を、バー
コードリーダで入力するときに、一緒に遅延内容の情報
をバーコードリーダで入力すれば、他部署においても、
遅延内容の情報を端末から検索することができる。
【0043】例えば、遅延内容が設備不良の場合は、設
備担当へ設備の修理を行うようにアラーム出力を行うこ
とによって、製造現場で生産を管理する工数も削減でき
ることになる。また、遅延内容の情報を集積し、分析す
ることによって、即座に、各工程における問題点を見つ
け出すことも可能となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明にかかる実施例について、図面
を参照して説明する。
【0045】まず、実施例の詳細な説明を行う前に、本
発明の概要について説明しておく。
【0046】通常、見込生産を行っている場合には、受
注後に見込製品の受注製品への引当が行われ、予め生産
されている複数種類の見込製品を、顧客に対する受注案
件毎に集約し、まとめられる。
【0047】見込製品の生産実績情報は、各生産工程
で、予め見込製品にバーコードを付与しておき、バーコ
ードリーダを使用して、バーコードリーダに接続される
ホストコンピュータに入力される、生産管理部門等で、
ホストコンピュータに接続された端末を利用して、前記
生産実績情報を検索できる。
【0048】しかし、受注が発生すると、複数種類の見
込製品を受注製品へ引当るために、例えば、1受注顧客
(1受注案件)あたり、100種類程度の見込製品を引
当ることもありえる。このため、顧客別に、見込生産の
生産進捗状況を把握するには、始めに、受注製品へ引当
された見込製品の生産実績を調査し、引当された各見込
製品の、生産工程における生産実績を、端末を使用して
調査しなければならなかった。
【0049】そこで、本発明は、生産実績情報から、引
当された全ての見込製品において、現時点までに生産が
完了している工程までの、各工程に対する生産に要した
延べ日数の総和である「実績延べ日数」を算出し、さら
に、各生産工程ごとの、生産に要する延べ日数の情報を
参照し、引当てされた全ての見込製品が、生産が完了す
るまでに、各生産工程で要する延べ日数を合計して「全
工程完了予定延べ日数」を算出する。そして、顧客別の
実績進捗率を、前記実績延べ日数を前記全工程完了予定
延べ日数で除した値として算出する。
【0050】また、標準日数の情報から、引当された全
ての見込製品が、現時点までに、生産が進行していなけ
ればならない工程までの、各工程の標準日数の総和を算
出しこれを、前記全工程完了予定延べ日数で除して、予
定進捗率として算出する。
【0051】さらに、遅延ゼロ、即ち、生産の遅れが発
生していない状態を、100(%)としたとき、100
(%)から進捗率を差し引いて、遅延率(生産の遅れを
割合で表した数値)を算出することも可能である。具体
的には、前記実績進捗率を前記予定進捗率を除した値
を、1から減じ、該減じた値を、遅延率として求めれば
よい。
【0052】これによって、受注した顧客別に、遅延率
が把握でき、また、受注した顧客の製品の生産が遅延し
ている場合には、即座に、各工程別および見込製品別に
も、進捗率が把握できる手段を提供するものである。
【0053】さて、以下、本発明にかかる実施例を図面
を参照して詳細に説明する。
【0054】まず、システムの概要について、図1を参
照して説明しておく。
【0055】ホスト11、端末1(製造部門)13、端
末2(営業部門)14、端末3(設計部門)15等は、
LAN12を介してネットワ−ク状に接続されている。
【0056】ホスト11は、記憶装置、処理装置、表示
装置を少なくとも有して構成されるコンピュータによっ
て実現される。また、各端末からは、ホスト11にアク
セス可能であり、端末を使用して、ホスト11が記憶す
る各種データ等を入手することが可能である。各端末
は、所定の処理を行わせるためのコマンドを入力する入
力手段、データの送受信処理等の各種の処理を行う処理
手段と、ホスト11から入手した各種データを少なくと
も表示する表示手段を、少なくとも有して構成されてい
る。
【0057】また、端末1(製造部門)13に、バーコ
ードリーダ16が接続されている。
【0058】図に示すように、生産ライン19上を流れ
てきた製品18に付与されているバーコード17に記録
されている、製品名、製品管理番号、および、バーコー
ドリーダ16で情報を読み込んだ日時等の情報を読み込
みこむ操作を行う。そして、これらの情報は、端末1、
LAN12を介してホスト11へ送信され、ホスト11
は、これらの情報を格納しておく。
【0059】受注情報(受注製品の納期等)は、例え
ば、端末2から入力され、LAN12を介してホスト1
1へ送信され、ホスト11は、受注情報を格納してお
く。
【0060】生産情報(例えば、立案した生産計画情
報、作業者の実働日数情報等)は、例えば、端末1から
入力され、LAN12を介してホスト11へ送信され、
ホスト11は、生産情報を格納しておく。
【0061】次に、端末1(製造部門)13の具体的な装
置構成例について説明する。
【0062】本発明にかかる装置構成について、図2を
参照して説明する。
【0063】入力部21は、各種の情報を入力するため
の手段であり、例えば、キーボード、CRTライトペ
ン、マウス、バーコードリーダ等によって実現される。
【0064】受注情報部22は、入力部21を介して与
えられた受注情報、例えば、営業部門からの受注情報で
ある、受注品の納期、数量、顧客名、顧客名と一意に対
応するコードである顧客コードや、製品名や、製品名と
一意に対応する番号である製品番号や、機種名や、機種
名と一意に対応するコードである機種コード等の情報を
記憶しておく手段であり、例えば、RAMやディスク装
置にて実現できる。
【0065】例えば、上記受注情報は、テレビを受注製
品とした場合、「納期:11月01日」、「数量:10
0台」、「顧客名:東京家電殿」、「顧客名コード:T
001」、「製品名:TV001」、「製品番号:01
2345」、「機種名:カラーテレビ29型」等の情報
である。
【0066】生産計画情報部23は、入力部21を介し
て与えられた、見込製品ごとの生産計画予定情報(例え
ば、製品番号、見込製品を生産指示する時に付与する番
号である見込製品管理番号、見込製品名、見込製品数
量、見込製品の生産計画、工場で作業が行える日である
実働日が示されている工場カレンダー、各生産工程にお
ける標準日数等の情報)を記憶しておく手段であり、例
えば、ディスク装置、RAM等によって実現できる。
【0067】また、見込製品進捗情報部24は、入力部
21を介して与えられた、各生産工程(生産のオーダを
出す部門、設計部門、検査部門等も含む)における生産
実績情報(例えば、見込製品管理番号、生産数量、生産
の完成日、生産の妨げとなった遅延内容、遅延発生日、
生産が遅れた原因を対策する部署である対策部署、生産
が遅れた原因を対策する担当者である対策担当、対策を
完了した日である対策日等の情報)を記憶しておく手段
であり、例えば、ディスク装置、RAM等によって実現
できる。
【0068】なお、入力部21を介して入力される情報
は、受注情報部22、生産計画情報部23、見込製品進
捗情報部24のいずれかに格納されることになる。この
ために、格納先ごとに対応して設けたキーを入力するこ
とによって、情報は、所定の格納先に格納される。な
お、このような処理は、処理部27が、予め格納されて
いるプログラムにしたがって行う。すなわち、処理部2
7は、入力されたキーの種類を判別することによって、
入力される情報を、受注情報部22、生産計画情報部2
3、および見込製品進捗情報部24のいずれかに格納す
る処理を少なくとも行う手段であり、例えば、CPU、
ROM、RAM等の電子デバイスにて実現される。
【0069】受注情報部22に格納されている受注情
報、生産計画情報部23に格納されている生産計画予定
情報、見込製品進捗情報部24に格納されている生産実
績情報は、顧客別進捗情報算出部25へ送られる。顧客
別進捗情報算出部25は、各情報を自ら取り込む処理を
行う。顧客別進捗情報算出部25は、例えば、CPU、
ROM、RAM等の電子デバイスにて実現される。
【0070】顧客別進捗情報算出部25は、受注情報部
22に格納されている受注情報の一つである製品番号を
検索キーとして、生産計画情報部23に、当該検索キー
に対応する受注製品に関連する生産計画予定情報が有る
か否かを調べる。
【0071】顧客別進捗情報算出部25は、生産計画予
定情報が無い場合には、出力部28へ、その旨を伝え、
その旨を表示させる。
【0072】すなわち、まだ、生産段階に入っていない
受注製品の顧客名等の色を強調表示して警告出力する。
強調表示は、拡大表示や色表示で行う。なお、出力部3
8は、例えば、CRT等の表示手段や、プリンター等の
印字手段によって実現可能である。
【0073】一方、生産計画予定情報が有る場合には、
顧客別進捗情報算出部25は、見込製品管理番号を検索
キーとして、見込製品進捗情報部24に、当該検索キー
に対応する受注製品に関連する生産実績情報が有る否か
を調べる。
【0074】顧客別進捗情報算出部25は、生産実績情
報が有る場合には、現時点を基準にした時、生産計画予
定どおりに生産していれば、予定進捗率はどのくらいに
なるかを算出する。算出処理について述べると以下のよ
うになる。
【0075】始めに、生産計画予定情報のうちの、各生
産工程の標準日数の情報から、引当された全ての見込製
品について、現時点までに、進行していなければならな
い工程である完了予定工程までの、各工程における標準
日数の総和を求め、これを工程完了予定延べ日数とす
る。
【0076】次に、生産計画予定情報の各生産工程の標
準日数の情報から、各工程の標準日数の総和を、全ての
見込製品について合計して求め、これを全工程完了予定
延べ日数とする。そして、予定進捗率は、工程完了予定
延べ日数を、全工程完了予定延べ日数で割り算して求め
れる。
【0077】次に、顧客別進捗情報算出部25は、生産
計画情報部23に格納されている生産計画予定情報に関
連する情報であって、見込製品進捗情報部24に格納さ
れている、生産実績情報が有るか否かを見込製品管理番
号を検索キーとして調べる。
【0078】顧客別進捗情報算出部25は、生産実績情
報が有る場合には、現時点を基準にして、顧客別に集約
した見込製品の生産が、どの程度進んでいるかをデータ
で表現した実績率を出力する。情報が無い場合、すなわ
ち、各工程において、受注製品を生産するための手配が
なされていない事になり、受注製品を生産するための各
種の手配を促進するよう、関係部署に警告出力される。
警告出力は、警告先に配置された端末が備える表示手段
の表示画面に、所定の表示出力を行えばよい。
【0079】生産実績情報が有る場合には、引当された
見込製品において、現時点で生産が完了した生産工程ま
での、各工程において実際に費やした日数の総和(すべ
ての見込生産品についての総和)である、実績延べ日数
を算出する。
【0080】次に、実績延べ日数を、全工程完了予定延
べ日数で割算し、実績進捗率を求める。
【0081】顧客別進捗情報算出部25は、顧客別の生
産の遅延率を算出する場合には、実績進捗率を予定進捗
率で割った数値を算出しておき、生産遅延ゼロを100
(%)としたとき、100%から、実績進捗率を予定進
捗率で割った数値の百分率を差し引いて、遅延率を求め
る。
【0082】顧客別進捗情報算出部25で算出された、
実績進捗率、予定進捗率、遅延率等の顧客別進捗情報
は、顧客別進捗情報記憶部26へ送られ、顧客別進捗情
報記憶部26に格納される。なお、顧客別進捗情報記憶
部26は、例えば、ディスク装置、RAM等によって実
現できる。
【0083】顧客別進捗情報記憶部26に格納されてい
る顧客別進捗情報は、入力部21から、情報出力に関す
る所定のコマンドがキーインされた時に、処理部27へ
送られ、処理部27に格納されているプログラムが起動
して、必要な情報を出力部28へ送り、表示出力等を行
う。各端末からは、顧客別進捗情報記憶部26の内容を
参照できる。
【0084】したがって、図1に示すシステムにおい
て、図2に示す装置構成を有する装置が、少なくとも1
台存在すれば良い。ホスト1に内蔵しても良いし、いず
れかの端末に備えておいてもよい。
【0085】次に、図2に示す顧客別進捗情報算出部2
5で処理される進捗率の算出方法について、標準日数算
出表(表1)と進捗率算出表(表2)を参照して詳細に
説明する。表1、表2を以下に掲載する。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】見込製品「aaaa」を例にとり、具体的
に説明する。予め、見込製品「aaaa」の各工程にお
ける完成予定日を、各工程ごとに設定しておく。
【0089】例えば、「工程0(工程のスタートを表す
ために仮に設けた工程であり実質的な作業は、本工程で
は行われない):9月21日」、「工程1:9月24
日」のように完成予定日を設定しておく。
【0090】また、工場の実働日が入力されている工場
カレンダーを用いて、工程間の延べ日数を算出する。例
えば、見込製品「aaaa」の工程0から工程1までの
延べ日数は、工程0の完成予定日が「9月21日」、工
程1の完成予定日が「9月24日」、その間、工場カレ
ンダーによれば、「9月23日」が休日(工場カレンダ
ーにおいて、丸記号は、休日を意味する)になっている
ため、工程1の延べ日数欄には、「2日」が設定され
る。この処理を工程0から工程nまで行い、各工程の延
べ日数を累積しておき、「延べ日数合計」を求めてお
く。
【0091】次に、見込製品ごとに、各工程の完成実績
日を入力していく。
【0092】例えば、表1に示すように、現在日を、仮
に「9月27日」とすると、見込製品「aaaa」は、
現在、工程2までの作業が完了しているとすれば、工程
2に、完成実績日「9月27日」と設定する。また、工
程2の完成予定日「9月25日」と工程2に完成実績日
9月27日の差、および、工場カレンダーを考慮して、
遅延日数を「1日」とする。
【0093】この処理を、受注製品に引当された全見込
製品について行う。なお、表1に示すようなデータは、
入力部21を介して、生産計画情報部23、見込製品進
捗情報部24に与える。
【0094】次に、標準日数算出表(表1)の数値を使
用し、顧客別に進捗率を算出する方法について、進捗率
算出表(表2)を参照して、具体的に説明する。
【0095】仮に、現在日を「9月27日」として、標
準日数算出表(表1)から、見込製品「aaaa」の
「延べ日数合計」は、10日であり、完成実績日までに
おける延べ日数は3日(工程1の「2日」+工程2の
「1日」)であることがわかる。
【0096】進捗率算出表(表2)に示してあるよう
に、実績進捗率は、完成実績日までにおける、「延べ日
数:3日」を「延べ日数合計:10日」で割れば、30
(%)と算出できる。
【0097】また、標準日数算出表(表1)から、9月
27日まで、工程3まで進行していなければならない
が、その場合の「延べ日数」は4日(工程1の「2日」
+工程2の「1日」+工程3の「1日」)である。この
工程3まで進行していなければならない「延べ日数4
日」を、先程の見込製品「aaaa」の「延べ日数合計
10日」で割れば、予定進捗率が40(%)であると算
出できる。この処理を、受注製品に引当された全見込製
品について行う。すなわち、同様な方法で、見込製品
「bbbb」、「cccc」に対する実績進捗率、予定
進捗率が求まることが、表1、2より分かる。
【0098】遅延率は、遅延ゼロを100(%)とした
ときに、100(%)から、実績進捗率を予定進捗率で
割った数値の百分率を引いて算出する。仮に、見込製品
「aaaa」は、進捗率算出表(表2)から、実績進捗
率30(%)、予定進捗率40(%)であるので、遅延
率25(%)と算出できる。
【0099】次に、受注製品に引当された全見込製品
が、仮に、「aaaa」、「bbbb」、「cccc」
の3つであるとすると、「aaaa」、「bbbb」、
「cccc」の、各々の、延べ日数合計の総和は、34
日(aaaaの10日+bbbbの9日+ccccの1
5日)である。
【0100】また、完成実績日までにおける、各延べ日
数の合計は、8日(aaaaの3日+bbbbの3日+
ccccの2日)である。そして、各延べ日数の合計で
ある8日を、34日で割れば、顧客別実績進捗率24
(%)が算出できる。
【0101】一方、「aaaa」、「bbbb」、「c
ccc」が、工程3まで進行していなければならないと
した、各延べ日数の合計は、12日であり、先程の延べ
日数の合計34日で割れば、顧客別予定進捗率35
(%)が算出できる。
【0102】遅延ゼロを100(%)としたときに、1
00(%)から、顧客別実績進捗率24(%)を予定進
捗率44(%)で割った数値の百分率を引けば、31
(%)と算出できる。
【0103】次に、図2に示す出力部28に表示される
表示画面例を、図3を参照して詳細に説明する。なお、
以下に示す処理は、主として、処理部27が、予め定め
られたプログラムに従って行う。
【0104】図2において、入力部21から、機種コー
ド31(機種を管理するために付与されている番号)を
キーインすると、キーインされた情報が、処理部27へ
送られ、処理部27に、予め用意されているプログラム
によって、メニューが表示される。そして、顧客別進捗
情報記憶部26に格納されている受注情報を、出力部2
8に出力する。
【0105】まず初めに、メニュー画面では、機種コー
ド31ごとに、どんな機種の顧客情報を検索したいかを
選択する。機種コード31は、予め、機種名ごと(例え
ば、コンピュータ、通信機、モータ等)に、受注情報部
22に登録されている。
【0106】機種コード31が選択されると、その機種
に対して受注を行った顧客コード(受注した顧客ごとに
付与している管理番号)32および顧客名称34が出力
される。ただし、機種コード31だけでは、該当する顧
客が多いときには、進捗を調査したい顧客を探しだすの
に時間がかかるため、納期33を入力することによっ
て、機種コード31と納期33を、検索条件にして、受
注製品の生産進捗状況を調査したい顧客の検索時間を削
減することも可能である。
【0107】また、遅延率35欄に、遅延率の数値を入
力することによって、図2の顧客別進捗情報算出部25
で計算し、顧客別進捗情報記憶部26に送られ、格納さ
れている顧客別の遅延率の情報を検索し、該情報を顧客
別に画面出力する。
【0108】例えば、遅延率5(%)以上と入力される
と、遅延率5(%)以上の案件に対応する顧客は、顧客
コード32の表示が赤色になり、遅延率5(%)未満の
案件に対応する顧客は、顧客コード32の表示が白色に
なるように、表示処理するようにプログラムしておけば
良い。
【0109】また、遅延率35欄の数値は、変更できる
ようにしておく。これによって、簡単に、遅延率を検索
キーとした顧客の検索が容易となる。また、生産の遅延
率によって、受注された顧客名を、遅延率の降順に並べ
ておくことによって、対策を要する顧客名が把握できる
ようにするのも好ましい。これによって、生産計画立案
を修正する際の、参照事項が容易に入手することができ
る。
【0110】検索項目36欄は、例えば、「1」を入力
することによって、顧客別に進捗率を検索する処理を行
う、また、「2」を入力することによって、見込製品別
に進捗率を検索する処理を行う、また、「3」を入力す
ることによって、部署別に進捗率を検索する処理を行う
ための入力エリアである。
【0111】これは、入力部21からキーインされた情
報「1」、「2」、「3」を、処理部27が受け取っ
て、処理部27が予め用意されているプログラムにした
がって処理するようにしておけばよい。これによって、
順次、顧客別は、もちろんのこと、さらに細かく見込製
品別、部署別に、進捗率を検索でき、見込製品の生産日
程が遅延している原因を確実に追求することができる。
【0112】なお、以上述べてきた各処理は、処理部2
7が、顧客別進捗情報記憶部26等に格納されているデ
ータを参照することによって、実行可能なようにプログ
ラミングしておけば実行できる。
【0113】次に、図4を参照して、顧客別進捗画面表
示例について具体的に説明する。
【0114】図3に示した案件メニュー画面より、進捗
率を調査したい顧客コード32を入力する。入力された
情報は、処理部27へ送られて、処理部27に予め用意
されているプログラムが稼働し、顧客別進捗画面を出力
する。
【0115】顧客別進捗画面で、例えば、「顧客名称」
が「横浜商事」である場合の進捗率を検索したとする
と、顧客名称が横浜商事である受注製品に引当された見
込製品が生産される工程名称41を出力する。
【0116】また、完了予定日42には、引当された複
数種類の見込製品の中で、一番遅い完了予定日を有する
工程の完了予定日が出力される。このようにすると、簡
単に、完了予定日42が、納期日に対して、遅い日程を
指示していないか否かがチェックできる。
【0117】各工程ごとの進捗率43の情報、予定進捗
率44の情報、実績進捗率45の情報、遅延日数46の
情報は、図2に示す顧客別進捗情報記憶部26に記憶さ
れているので、記憶されているこれらの情報を参照し
て、処理部27が、予め格納されているプログラムにし
たがって表示出力処理することによって、出力部28
へ、必要な情報を出力するようにすることによって図4
の表示画面が表示される。
【0118】具体的に、顧客工程別進捗情報である、予
定進捗率44、実績進捗率45、遅延日数46の求め方
を、顧客工程別進捗算出表(表3)を参照して説明す
る。
【0119】なお、これらの情報を求める処理は、処理
部27が行うのではなく、前述の顧客別進捗情報算出部
25が求める構成にしておく。
【0120】
【表3】
【0121】例えば、工程3を例にとり説明すると、標
準日数算出表(表1)で、現時点を「9月27日」とし
て、見込製品「aaaa」の、工程3までの延べ日数を
参照してみると、完成予定日の延べ日数は「4日」であ
り、完成実績日の延べ日数は「3日」である。同様に、
見込製品「bbbb」、「cccc」についても調べる
と、見込製品「bbbb」の完成予定日の延べ日数は
「3日」であり、完成実績日の延べ日数は「3日」であ
る。また、見込製品「cccc」の完成予定日の延べ日
数は「5日」であり、完成実績日の延べ日数は「2日」
である。
【0122】さて、工程3における実績進捗率は、9月
27日時点で見込製品「aaaa」、「bbbb」、
「cccc」の工程3までの完成予定日の延べ日数の総
和である、12日(工程1の4日+工程2の3日+工程
3の5日)で、見込製品「aaaa」、「bbbb」、
「cccc」の工程3までの完成実績日の延べ日数の総
和8日(工程1の3日+工程2の3日+工程3の2日)
を割れば、百分率で67(%)と算出できる。予定進捗
率は、見込製品「aaaa」、「bbbb」、「ccc
c」の工程3までの完成予定日の延べ日数の和である1
2日(工程1の4日+工程2の3日+工程3の5日)
を、同様に、完成予定日の延べ日数の和である12日で
割って、百分率で100(%)と算出できることにな
る。
【0123】そして、このような計算を、工程1から工
程nまでについて、顧客別進捗情報算出部25で算出し
ておく。
【0124】予定進捗率43の表示は、ガントチャート
等を利用して、予定進捗率44と実績進捗率45の表示
を色や形などで分けると見易く、管理しやすい。
【0125】また、例えば、予定進捗率より実績進捗率
の方が進んでいる場合、予定進捗率と実績進捗率とが同
じ場合、実績進捗率より予定進捗率の方が進んでいる場
合の3通りを、色や形等で分類表示することによって、
即座に進捗状態を把握することができる。本実施例で
は、予定進捗率を白枠で、実績進捗率を斜線枠で示して
ある。
【0126】次に、見込製品別進捗画面例を、図5を参
照して、具体的に説明する。
【0127】図5に示す見込製品進捗画面は、顧客別に
引当された見込製品で、製造に必要な標準日数が長い製
品、または、新製品等の場合で、特に、正確な進捗管理
を要する場合に使用する。
【0128】図3に示す案件メニュー画面より、進捗率
を調査したい顧客コード32を入力し、検索項目36欄
に、「2」を入力する。
【0129】入力された情報は、処理部27へ送られ
て、処理部27に予め用意されているプログラムにした
がって、見込製品別進捗画面を出力部28へ出力する。
【0130】見込製品別進捗画面が表示出力されたら、
出力された、受注製品に引当された見込製品で、特に、
調査したい見込製品の見込製品管理番号51を入力す
る。
【0131】見込製品管理番号51と見込製品名52
は、予め一意に対応するように、生産計画情報部23に
登録されているので、見込製品管理番号51を入力すれ
ば、入力された情報は、処理部27へ送られて、処理部
27に格納されているプログラムにしたがって、顧客別
進捗情報記憶部26に格納されている情報を、出力部2
8へ送って、見込製品名52が見込製品別進捗画面上に
出力される。同様に、図2に示す顧客別進捗情報記憶部
26に記憶されている、見込製品ごとの進捗情報を、工
程ごとに出力する。
【0132】次に、見込製品別進捗画面に出力される予
定進捗率、実績進捗率の算出方法について、見込製品工
程別進捗率算出表(表4)を参照して説明する。なお、
以下の処理は、前述の顧客別進捗情報算出部25が求め
る構成にしておく。
【0133】
【表4】
【0134】例えば、標準日数算出表(表1)で、見込
製品「aaaa」の工程3を例にとり説明すると、現時
点を9月27日として、見込製品「aaaa」の工程3
までの延べ日数を調べると、完成予定日の延べ日数は
「4日」であり、完成実績日の延べ日数は「3日」であ
る。したがって、見込製品別進捗率の一つである実績進
捗率は、完成実績日の延べ日数の「3日」を、完成予定
日の延べ日数の「4日」で割って、百分率で75(%)
と算出できる。他の見込製品別進捗率である予定進捗率
は、完成予定日の延べ日数の「4日」を、同様に、完成
予定日の延べ日数の「4日」で割って、百分率で100
(%)と求まる。このような計算を、工程1から工程n
まで行う。
【0135】次に、部署別進捗画面例を、図6を参照し
て、具体的に説明する。
【0136】図6に示す、部署別進捗画面は、顧客別に
引当された見込製品で、ある工程で遅延が発見されたと
きに、他の見込製品への生産進捗の影響度を調査するの
に役立つ。
【0137】図3に示す案件メニュー画面より、進捗率
を調査したい顧客コード32を入力し、検索項目36欄
に、「3」を入力する。入力された情報は、処理部27
へ送られて、処理部27に予め用意されているプログラ
ムにしたがって、部署別進捗画面を出力部28へ出力す
る。
【0138】次に、工程名称41(図4参照)を入力し
て、部署別進捗情報を、図6に示すように、部署別進捗
画面に出力する。工程名称41は、コード化しておい
て、コードを入力するようにしてもよい。
【0139】部署別進捗画面に、見込製品名別の予定進
捗率、実績進捗率、遅延日数を出力する。次に、部署別
進捗画面に出力される、工程見込製品別の予定進捗率、
実績進捗率の算出方法について、工程見込製品別進捗率
算出表(表5)を参照して説明する。なお、以下の処理
は、前述の顧客別進捗情報算出部25が求める構成にし
ておく。
【0140】
【表5】
【0141】例えば、標準日数算出表(表1)での、工
程3における見込製品「aaaa」を例にとり説明する
と、現時点を9月27日として、工程3における見込製
品「aaaa」の延べ日数を調べると、完成予定日の延
べ日数は「4日」であり、完成実績日の延べ日数は「3
日」である。したがって、工程見込製品別の実績進捗率
は、完成実績日の延べ日数の「3日」を、完成予定日の
延べ日数の「4日」で割り、百分率で75(%)と算出
できる。また、工程見込製品別の予定進捗率は、完成予
定日の延べ日数の「4日」を、同様に、完成予定日の延
べ日数の「4日」で割り、百分率で100(%)と算出
できる。このような計算を、すべての見込製品「aaa
a」、「bbbb」、「cccc」について行う。
【0142】また、ある工程における遅延内容を把握し
たい場合には、画面に、遅延アラーム61等のキーイン
項目を設けておけば良い。そして、この項目が指示され
たときに、処理部27は、顧客別進捗情報記憶部26の
内容を参照して、遅延内容を表示する構成にしておけば
良い。
【0143】次に、遅延アラーム画面例を、図7を参照
して説明する。
【0144】遅延アラーム61項目が、キーインされる
と、入力された情報は、処理部27へ送られて、処理部
27に予め用意されているプログラムにしたがって、図
7に示すような遅延アラーム画面を出力部28へ出力す
る。すなわち、処理部27は、顧客別進捗情報記憶部2
6の内容を参照して、遅延が発生している見込製品をリ
ストアップし表示出力する。後に述べるように、この場
合、見込製品進捗情報部24に格納されている、遅延発
生日71等の、遅延が発生している見込製品に関連する
情報も出力するようにしておく。
【0145】遅延アラーム画面は、ある工程における遅
延内容を、早急に、対策部署に伝達し、対策を行うのに
役立つ。また、他部署からも、端末を使用して遅延内容
を検索でき、遅延内容および対策部署が明確になり、受
注製品の生産進捗管理の効率化が図れる。
【0146】遅延発生日71(生産遅延が発生した日
付)の情報、生産が遅れた原因である遅延内容72、生
産が遅れた原因を対策する対策部署73、原因を対策す
る担当者である対策担当74等の情報は、予め用意した
バーコードをバーコードリーダでよみこむ構成にしてお
けば、人手による入力工数は大幅に削減される。このた
めには、入力部21をバーコードリーダで構成し、バー
コード表を用意しておけば良い。
【0147】図2に示す入力部21がバーコードリーダ
で構成されている場合、該バーコードリーダによって、
遅延発生日71、遅延内容72、対策部署73、対策担
当74の情報を取り込み、取り込んだ情報は見込製品進
捗情報部24に格納される。
【0148】見込製品進捗情報部24に格納されてい
る、遅延発生日71、遅延内容72、対策部署73、対
策担当74の情報は、遅延アラーム61項目がキーイン
されると、処理部27に予め格納されているプログラム
にしたがって、見込製品進捗情報部24から取り出さ
れ、出力部28へ送って出力される。
【0149】また、遅延内容に対して、対策を完了した
日付を、入力部21から、対策日75(遅延していた原
因を解決した日)情報として入力すると、処理部27に
より、入力された情報は、見込製品進捗情報部24に格
納される。見込製品進捗情報部24に格納されている、
対策日75の情報は、遅延アラーム61項目がキーイン
されると、処理部27に格納されているプログラムにし
たがって出力部28へ出力される。なお、遅延内容に関
する情報は、受注製品の製造が完成するまで、来歴情報
として、見込製品進捗情報部24に格納されている。
【0150】これによって、いずれの端末からでも、遅
延内容および対策部署、対策担当等が、即座かつ明確に
把握でき、受注製品の生産進捗管理の精度の向上が図れ
る。以上のように本発明によれば、顧客別の受注製品の
生産進捗状況を容易に入手し、把握することができる。
これにより、生産上の問題点等の早期発見、対策が可能
となり、営業や顧客からの受注品の納期等の問い合わせ
に対して、即座に返答すること等が可能となる。
【0151】
【発明の効果】見込生産方式を使用して生産している受
注品の、顧客別の生産進捗状況を入手し、把握すること
ができる。これにより、生産上の問題点等の早期発見、
対策が可能となり、営業や顧客からの受注品の納期等の
問い合わせに対して、即座に返答すること等が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシステム概要構成図である。
【図2】本発明の実施例にかかる装置の構成図である。
【図3】メニュー画面の一例を示す説明図である。
【図4】進捗率を表示した画面例の説明図である。
【図5】見込製品管理番号別の進捗率を表示した画面例
の説明図である。
【図6】部署別の進捗率を表示した画面例の説明図であ
る。
【図7】遅延アラーム画面例の説明図である。
【符号の説明】
11…ホスト、12…LAN、13…端末1(製造部
門)、14…端末2(営業部門)、15…端末3(設計
部門)、16…バーコードリーダ、17…バーコード、
18…製品、19…生産ライン、21…入力部、22…
受注情報部、23…生産計画情報部、24・・・見込製品
進捗情報部、25…顧客別進捗情報算出部、26…顧客
別進捗情報記憶部、27…処理部、28…出力部、31
…機種コード、32…顧客コード、33…納期、34…
顧客名称、35…遅延率、36…検索項目、41…工程
名称、42…完了予定日、43…進捗率、44…予定進
捗率、45…実績進捗率、46…遅延日数、47…遅延
率、51…見込製品管理番号、52…見込製品名、61
…遅延アラーム、71…発生日、72…遅延内容、73
…対策部署、74…対策担当、75…対策日
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 三夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見込生産によって生産する複数種類の見込
    製品を、顧客の受注案件に対する製品である受注製品に
    引き当て、受注製品を完成する場合に、見込製品の生産
    進捗状況を求める方法であって、 見込製品ごとに、当該見込製品を複数の工程を経て生産
    完了すると仮定したとき、生産着手から生産完了までに
    生産に必要な延べ日数、および、当該見込製品の各工程
    における作業完了に必要な予定日数である工程完成予定
    日数を、予め定めておき、 見込製品ごとに、現時点で完了している工程について
    の、前記工程完成予定日数の総和を求め、これを実績工
    程完成日数とし、 見込製品ごとの、前記実績工程完成日数の総和を求め、
    該総和を、見込製品ごとの、前記延べ日数の総和で除し
    た値を、実績進捗率とし、これを出力することを特徴と
    する見込生産品の生産進捗状況の管理方法。
  2. 【請求項2】見込生産によって生産する複数種類の見込
    製品を、顧客の受注案件に対する製品である受注製品に
    引き当て、受注製品を完成する場合に、見込製品の生産
    進捗状況を求める方法であって、 見込製品ごとに、当該見込製品を複数の工程を経て生産
    完了すると仮定したとき、生産着手から生産完了までに
    生産に必要な延べ日数、および、当該見込製品の各工程
    における作業完了に必要な予定日数である工程完成予定
    日数を、予め定めておき、 見込製品ごとに、現時点で完了しているべき工程につい
    ての、前記工程完成予定日数の総和を求め、これを予定
    工程完成日数とし、 見込製品ごとの、前記予定工程完成日数の総和を求め、
    該総和を、見込製品ごとの、前記延べ日数の総和で除し
    た値を、予定進捗率とし、これを出力することを特徴と
    する見込生産品の生産進捗状況の管理方法。
  3. 【請求項3】見込生産によって生産する複数種類の見込
    製品を、顧客の受注案件に対する製品である受注製品に
    引き当て、受注製品を完成する場合に、見込製品の生産
    進捗状況を求める方法であって、 見込製品ごとに、当該見込製品を複数の工程を経て生産
    完了すると仮定したとき、生産着手から生産完了までに
    生産に必要な延べ日数、および、当該見込製品の各工程
    における作業完了に必要な予定日数である工程完成予定
    日数を、予め定めておき、 まず、見込製品ごとに、現時点で完了している工程につ
    いての、前記工程完成予定日数の総和を求め、これを実
    績工程完成日数とし、見込製品ごとの、前記実績工程完
    成日数の総和を求め、該総和を、見込製品ごとの、前記
    延べ日数の総和で除した値を、実績進捗率とし、 次に、見込製品ごとに、現時点で完了しているべき工程
    についての、前記工程完成予定日数の総和を求め、これ
    を予定工程完成日数とし、見込製品ごとの、前記予定工
    程完成日数の総和を求め、該総和を、見込製品ごとの、
    前記延べ日数の総和で除した値を、予定進捗率とし、 前記実績進捗率を前記予定進捗率で除した値を、1から
    減じ、該減じた値を、遅延率として求めることを特徴と
    する見込生産品の生産進捗状況の管理方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、見込製品ごとに、前記
    予定工程完成日数から前記実績工程完成日数を減じた日
    数を、遅延日数とし、これを出力することを特徴とする
    見込生産品の生産進捗状況の管理方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記遅延率を出力する
    ことを特徴とする見込生産品の生産進捗状況の管理方
    法。
  6. 【請求項6】請求項3において、前記遅延率が、予め指
    定した値以上である場合に、当該受注案件の顧客の名称
    を、表示出力することを特徴とする見込生産品の生産進
    捗状況の管理方法。
  7. 【請求項7】データを受け付け出力する機能を有する入
    力手段と、データを記憶しておく記憶手段と、該記憶手
    段の記憶内容を獲得する処理を少なくとも行なう処理手
    段と、処理手段の処理結果を少なくとも出力する出力手
    段とを備え、 前記記憶手段は、 1つの完成品の名称と当該完成品の製造のために必要な
    見込生産部品の名称とを対応づけて記憶する記憶領域
    と、前記各見込生産部品の生産に必要な工程とを対応づ
    けて記憶する記憶領域と、各見込生産部品に対応する各
    工程における生産完了予定日を対応づけて記憶する記憶
    領域とを少なくとも有し、 前記処理手段は、 ある見込生産部品のある工程が完了した日を前記入力手
    段を介して入力し、当該見込生産部品の当該工程に対す
    る生産実績日として、前記記憶手段に記憶する処理を行
    なう記憶処理部と、 前記記憶手段を参照し、完成品の完成に必要な見込生産
    部品の名称を獲得する第1獲得部と、前記記憶手段を参
    照し、獲得した名称が示す各見込生産部品について、当
    該見込生産部品の生産に必要な工程をすべて獲得する第
    2獲得部と、該第2獲得部が獲得した各工程に対する生
    産完了予定日のデータを獲得する第3獲得部と、該第3
    獲得部が獲得した生産完了予定日のデータに基づいて、
    各見込生産部品が、生産着手から生産完了までに必要な
    延べ日数を求める延べ日数算出手段と、見込生産部品ご
    との、前記延べ日数の総和を求める第1総和演算部と、 現在日の情報を前記入力手段を介して入力したとき、現
    在日の情報と前記生産実績日を比較し、生産着手日から
    現在日までに実際に完了している工程までの延べ日数
    を、各見込生産部品ごとに求め、この総和を求める第2
    総和演算部と、第2総和演算手段で求めた値を、第1総
    和演算手段で求めた値で除算する除算部と、除算結果を
    前記出力手段に出力する出力処理部と、完成品の名称を
    前記入力手段を介して入力したとき、前記第1、2、3
    獲得部、延べ日数算出手段、第1、2総和演算部、除算
    部、出力処理部を起動する起動手段を設けたことを特徴
    とする生産管理装置。
  8. 【請求項8】データを受け付け出力する機能を有する入
    力手段と、データを記憶しておく記憶手段と、該記憶手
    段の記憶内容を獲得する処理を少なくとも行なう処理手
    段と、処理手段の処理結果を少なくとも出力する出力手
    段とを備え、 前記記憶手段は、 1つの完成品の名称と当該完成品の製造のために必要な
    見込生産部品の名称とを対応づけて記憶する記憶領域
    と、前記各見込生産部品の生産に必要な工程とを対応づ
    けて記憶する記憶領域と、各見込生産部品に対応する各
    工程における生産完了予定日を対応づけて記憶する記憶
    領域とを有し、 前記処理手段は、 前記記憶手段を参照し、完成品の完成に必要な見込生産
    部品の名称を獲得する第1獲得部と、前記記憶手段を参
    照し、獲得した名称が示す各見込生産部品について、当
    該見込生産部品の生産に必要な工程をすべて獲得する第
    2獲得部と、該第2獲得部が獲得した各工程に対する生
    産完了予定日のデータを獲得する第3獲得部と、該第3
    獲得部が獲得した生産完了予定日のデータに基づいて、
    各見込生産部品が、生産着手から生産完了までに必要な
    延べ日数を求める延べ日数算出手段と、見込生産部品ご
    との、前記延べ日数の総和を求める第1総和演算部と、
    現在日の情報を前記入力手段を介して入力したとき、現
    在日の情報と前記生産完了予定日を比較し、生産着手日
    から現在日までに完了している予定の工程までの延べ日
    数を、各見込生産部品ごとに求め、この総和を求める第
    2総和演算部と、第2総和演算手段で求めた値を、第1
    総和演算手段で求めた値で除算する除算部と、除算結果
    を前記出力手段に出力する出力処理部と、完成品の名称
    を前記入力手段を介して入力したとき、前記第1、2、
    3獲得部、延べ日数算出手段、第1、2総和演算部、除
    算部、出力処理部を起動する起動手段を設けたことを特
    徴とする生産管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11213069A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Sanyo Electric Co Ltd 医療事務用コンピュータ及び記録媒体
US7027884B2 (en) 2004-03-30 2006-04-11 Sharp Kabushiki Kaisha Method of production control and method of manufacturing industrial products
JP2016129077A (ja) * 2007-12-21 2016-07-14 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド レシピの進渉状況情報を提示するための方法、機器、及び機械アクセス可能媒体

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JP2018026186A (ja) * 2007-12-21 2018-02-15 フィッシャー−ローズマウント システムズ,インコーポレイテッド プロセス制御システムのためのレシピ情報を表示するための方法、機器、及びコンピュータ読み取り可能な媒体

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