JP2010160546A - リスク対策提示装置、リスク対策提示方法及びリスク対策提示プログラム - Google Patents

リスク対策提示装置、リスク対策提示方法及びリスク対策提示プログラム Download PDF

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正樹 鮫島
Yoshinobu Uchida
吉宣 内田
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Abstract

【課題】定量的な実現度とともに、更には、利害関係者との関係を反映した実現度とともに、プロジェクトのリスクに対する対策を提示する。
【解決手段】本発明のリスク対策提示装置2は、プロジェクトの進捗情報に基づいてリスク対策情報データベース23を検索して、リスク対策を特定し、特定したリスク対策を検索キーとしてリスク対策履歴データベース25を検索し、該当したレコードの必要リソースを示す情報を取得し、当該必要リソースを示す情報と、進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、リスク対策の実現度をリスク対策毎に算出し、算出された実現度とともに、リスクとリスク対策を表示する。さらに、利害関係者毎にリスク対策が成功した比率を算出し、この比率を用いて前記実現度を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リスク対策提示装置、リスク対策提示方法及びリスク対策提示プログラムに関する。
有期のプロジェクト業務においては、日常的、反復的に発生するルーチン業務とは違い、期限が遵守できない、予想外のコストがかかる、等のリスクが常に存在する。故に、これらのリスクを回避する又は減少させる対策を如何に講じるかが、プロジェクト成否の鍵となる。近年、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)等の知識体系の整備に伴い、従来個人に依存してきたプロジェクト管理の方法を標準化・情報化する取り組みが活発化している。
例えば、特許文献1では、プロジェクトにおいて発生する事象を観察し、リスクと対策の組合せの候補の中から、予測される組合せを抽出し、リスクインパクトに応じて表示する技術が開示されている。
また、特許文献2では、災害発生時に取り得る対策を、その対策が要する標準時間と現実の作業スケジュールと比較したうえで、表示する技術が開示されている。
特開2001−195483号公報(段落0009、図20) 特開2002−230235号公報(段落0015、図9、10)
しかしながら、特許文献1においては、組織内のリソース・人員不足等に起因する対策の実現度が、定量的に評価されておらず、対策の実現可能性が担保されない。
特許文献2においても、時間的制約以外の制約、例えば、契約内容、進捗状況、利害関係者の協力可能性が考慮されていないことから、やはり対策の実現可能性が担保されない。
そこで、本発明では、その対策の定量的な実現度とともに、更には、利害関係者との関係を反映した実現度とともに、プロジェクトのリスクに対する対策を提示するリスク対策提示装置等を提供することを目的とする。
本発明のリスク対策提示装置は、プロジェクトの進捗情報に基づいてリスク対策情報データベースを検索して、リスク対策を特定し、特定したリスク対策を検索キーとしてリスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの必要リソースを示す情報を取得し、当該必要リソースを示す情報と、進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、リスク対策の実現度をリスク対策毎に算出し、算出された実現度とともに、リスクとリスク対策を表示する。
さらに、本発明のリスク対策提示装置は、利害関係者毎にリスク対策が成功した比率を算出し、プロジェクトの属性情報を参照して前記利害関係者を特定し、特定した利害関係者に係る成功した比率を用いて前記実現度を補正する。
本発明によれば、その対策の定量的な実現度とともに、更には、利害関係者との関係を反映した実現度とともに、プロジェクトのリスクに対する対策を提示するリスク対策提示装置等を提供することが可能になる。
本実施形態に係る全体構成図である。 (a)は、本実施形態に係る進捗情報データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る属性情報データベースの一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係るリスク対策情報データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る組織内リソースデータベースの一例を示す図である。 本実施形態に係るリスク対策履歴データベースの一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係る対策成功係数データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係るリスク連鎖データベースの一例を示す図である。 本実施形態に係るリスク対策提示処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る対策成功係数判定処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る対策実現度算出処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る推薦情報作成処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係るリスク連鎖判定処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る初期画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るリスク対策情報提示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る推薦情報提示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るリスク対策情報提示画面の一例を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。
(用語の定義)
プロジェクトとは、単発的でありかつ終了期限を有する業務をいう。例えば、複数の勘定系システムが並存している金融機関に対して、システムを統合することを提案し、大型連休にシステムの移行を行うような業務である。
リスクとは、プロジェクトが失敗する類型を言う。例えば、体制不充分であるため、プロジェクトが遅延する、というような類型である。
リスク対策(単に「対策」ともいう)とは、リスクを回避する又はリスクを減少させる手段である。例えば、顧客にプロジェクト開始延期を要請する、というような手段である。リスク対策には、自社のみで実現可能なリスク対策と、利害関係者(後記)の合意又は協力がなければ実現不可能であるリスク対策とがある。
自社とは、プロジェクトの遂行を受注した者をいう。自社のことを「組織」ということもある。
顧客とは、プロジェクトの遂行を発注した者をいう。
利用者とは、自社に所属する従業員であり、リスク対策提示システムを使用する者である。
利害関係者とは、リスク対策を実現する上で、その実現に対する合意又は協力を行う者である。例えば、「プロジェクト開始延期」というリスク対策に合意する顧客や、「協力会社と機能仕様書を確認する」というリスク対策につき協力する協力会社である。
属性情報とは、特定のプロジェクトに関する自社と顧客との間の契約内容であり、例えば納期、見積額及び顧客名称のように顧客に当然示される情報のほかに、協力会社の名称、原価、推定利益額及び目標利益率のように受注者には示されない情報も含む。
進捗情報とは、特定のプロジェクトの工程を示した情報である。
図1は、本実施形態に係る全体構成図である。
リスク対策提示システム1は、ネットワーク4によって接続された、リスク対策提示装置2と利用者端末装置3を有する。
リスク対策提示装置2は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15及び通信インタフェース(IF)16を有している。これらは相互にバスで接続されている。
補助記憶装置13は、進捗情報データベース21、属性情報データベース22、リスク対策情報データベース23、組織内リソースデータベース24、リスク対策履歴データベース25及びリスク連鎖データベース27を格納している。対策成功係数データベース26は、後記する対策成功係数判定処理手順の工程で、一時的に主記憶装置12に記憶される。
リスク対策検索処理部31、対策成功係数判定部32、対策実現度算出部33、推薦情報作成部34及びリスク連鎖判定部35は、いずれもプログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置13から各プログラムを読み出し、主記憶装置12にロードしたうえで、各プログラムの機能を実現するものとする(後記する利用者端末装置3についても同様)。図1では、1台のリスク対策提示装置2を記載したが、前記プログラムやデータベースが、複数の筐体に分散していてもよい。
利用者端末装置3は、利用者が使用する一般的なコンピュータである。
利用者端末装置3は、中央制御装置41、主記憶装置42、補助記憶装置43、入力装置44、出力装置45及び通信インタフェース(IF)46を有している。これらは相互にバスで接続されている。進捗情報登録部51及び属性情報登録部52は、いずれもプログラムである。利用者端末装置3は、図示しないが、ネットワーク閲覧ブラウザを格納しているものとする。
図1では、1台の利用者端末装置3を記載したが、実際には複数台あってもよい。さらに、リスク対策提示装置2が利用者端末装置3を含んでいてもよい。
(進捗情報データベース)
図2(a)は、本実施形態に係る進捗情報データベースの一例を示す図である。本実施形態では、個々の進捗情報を利用者端末装置3から入力して、リスク対策情報提示画面62(図12)を表示させることも可能であるし、進捗情報データベース21として予め補助記憶装置13に格納されている複数の進捗情報から任意の1つの進捗情報を読み出して、リスク対策情報提示画面62を表示させることも可能である(詳細後記)。
進捗情報データベース21においては、進捗ID欄101に記憶された進捗IDに関連付けて、段階欄102には段階が、作業欄103には作業が、人員欄104には人員が、開始日欄105には開始日が、終了予定日欄106には終了予定日が、完了日欄107には完了日が、それぞれ記憶されている。
進捗ID欄101の進捗IDは、ある作業(後記)を一意に特定する識別子である。当該IDは、後記する開始日が速い順に採番されるものとする。従って、作業を特定する識別子ではあるが「進捗ID」と呼ぶものとする。
段階欄102の段階は、作業が含まれる段階の名称である。
作業欄103の作業は、プロジェクトに含まれる工程の最小単位である作業の名称である。
人員欄104の人員は、作業に必要な人員数である。
開始日欄105の開始日は、作業が開始される日付である。前記のように、この開始日が速い順に進捗IDは採番される。
終了予定日欄106の終了予定日は、作業が終了する予定の日付である。
完了日欄107の完了日は、作業が実際に終了した日付である。作業が終了しない時点では空欄になっている。
以上より明らかなように、ある1つのプロジェクトは複数の段階を含み、ある1つの段階は複数の作業を含む。プロジェクトを一意に特定する識別子及び段階を一意に特定する識別子があってもよい。しかしながら、これらは本発明とは直接関係しないので記載を省略する。
進捗情報データベース21は、プロジェクトの数だけ存在する。例えば、図2(a)の進捗情報データベース21は、ある1つのプロジェクトに関するものであり、レコードの数は、そのプロジェクトが含む作業の数に一致する。
図2(a)の各レコードを参照して、当該プロジェクトの内容を階層的に説明すると、まず、当該プロジェクトは、段階「概要設計」、「基本設計」及び「移行」を含む。段階「概要設計」は、作業「現状システム調査」及び「顧客要求ヒヤリング」を含む。段階「基本設計」は、作業「機能仕様書レビュー」を含む。段階「移行」は、作業「移行作業」を含む。
図2(b)は、本実施形態に係る属性情報データベースの一例を示す図である。本実施形態では、個々の属性情報を利用者端末装置3から入力して、リスク対策情報提示画面62を表示させることも可能であるし、属性情報データベース22として予め補助記憶装置13に格納されている複数の進捗情報から任意の1つの属性情報を読み出して、リスク対策情報提示画面62を表示させることも可能である(詳細後記)。
属性情報データベース22においては、あるプロジェクトについて、見積額欄111には見積額が、原価欄112には原価が、推定利益額欄113には推定利益額が、目標利益率欄114には目標利益率が、納期欄115には納期が、顧客名称欄116には顧客名称が、顧客業種欄117には顧客業種が、協力会社名称欄118には協力会社名称が、担当者ID欄119には担当者IDが、それぞれ記憶されている。
見積額欄111の見積額は、プロジェクトの受注金額の見積額である。
原価欄112の原価は、プロジェクトの総費用である。
推定利益額欄113の推定利益額は、見積額から原価を控除した額である。
目標利益率欄114の目標利益率は、自社が目標としている、見積額に対する推定利益額の比率である。目標値であるから、見積額欄111に実際に記憶された見積額に対する、推定利益額欄113に実際に記憶された推定利益額の比率と一致する必要はない。
納期欄115の納期は、プロジェクトの納期であり、最終作業の終了予定日以降の日付である。
顧客名称欄116の顧客名称は、顧客の名称である。
顧客業種欄117の顧客業種は、顧客の業種である。
協力会社名称欄118の協力会社名称は、自社がプロジェクトの全部又は一部の下請けをさせるために契約する企業等の名称である。
担当者ID欄119の担当者IDは、プロジェクトに対して責任を負う利用者を一意に特定する個人ID(図3(b)にて後記)である。
以上より明らかなように、属性情報データベース22は、プロジェクトの数だけ存在し、各属性情報データベース22は1つのレコードを有する。
図3(a)は、本実施形態に係るリスク対策情報データベースの一例を示す図である。
リスク対策情報データベース23においては、対策ID欄121に記憶された対策IDに関連付けて、リスクID欄122にはリスクIDが、対策内容欄123には対策内容が、利害関係者欄124には利害関係者が、リスク内容欄125にはリスク内容が、段階欄126には段階が記憶されている。
対策ID欄121の対策IDは、リスク対策を一意に特定する識別子(第2の識別子)である。
リスクID欄122のリスクIDは、リスクを一意に特定する識別子(第1の識別子)である。
対策内容欄123の対策内容は、リスク対策の内容である。
利害関係者欄124の利害関係者は、利害関係者の類型である。ここでは、「顧客」、「協力会社」及び「null」(利害関係者が存在しないことを示す)のうちのいずれかの値をとる。
リスク内容欄125のリスク内容は、リスクの内容である。
段階欄126の段階は、図2(a)の段階と同じである。
リスク対策情報データベース23のレコードは、リスクIDと対策IDの組み合わせの数だけ存在する。
ちなみに、図3(a)の1、2行目を参照すると、以下の事柄がわかる。すなわち、第一に、段階「概要設計」において、リスクIDが「R001」であり、リスク内容が「体制不充分のためプロジェクトが遅延する」であるリスクが存在することである。第二に、そのリスクに対して、対策IDが「A001」であり、対策内容が「人員を増強する」であるリスク対策と、対策IDが「A002」であり、対策内容が「顧客にプロジェクト開始延期を要請する」であるリスク対策が存在することである。第三に、前者のリスク対策には利害関係者は存在しない(自社で解決可能)が、後者の対策には利害関係者「顧客」が存在する(プロジェクト開始延期についての顧客の合意が必要である)ことである。
リスク対策情報データベース23は、本実施形態においては所与のものとする。
図3(b)は、本実施形態に係る組織内リソースデータベースの一例を示す図である。
組織内リソースデータベース24においては、個人ID欄131に記憶された個人IDに関連付けて、氏名欄132には氏名が、担当分野欄133には担当分野が、経験年数欄134には経験年数が、職務欄135には職務が、現在担当のプロジェクト欄136には現在担当のプロジェクトが記憶されている。
個人ID欄131の個人IDは、利用者を一意に特定する識別子(第3の識別子)である。
氏名欄132の氏名は、利用者の氏名である。
担当分野欄133の担当分野は、利用者の専門分野であり、図2(b)の顧客業種と同じである。
経験年数欄134の経験年数は、利用者がその担当分野を経験した年数である。
職務欄135の職務は、利用者の職種である。
現在担当のプロジェクト欄136の現在担当のプロジェクトは、利用者が現在担当しているプロジェクトの名称である。現在担当しているプロジェクトが存在しない場合は「未割当」が記憶される。
組織内リソースデータベース24のレコードは、利用者の数だけ存在する。
ちなみに、1行目のレコードは、個人IDが「M0011」である利用者「P氏」の担当分野は「流通業」であり、経験年数は「5年」であり、職務は「営業担当者」であり、現在担当のプロジェクトは「A社基幹系システム開発」であることを示している。
組織内リソースデータベース24は、本実施形態においては所与のものとする。
図4は、本実施形態に係るリスク対策履歴データベースの一例を示す図である。リスク対策履歴データベース25は、過去に実施された、又は実施が予定されたリスク対策を、必要としたリソース(時間、コスト、人員数)や対策の評価とともに記憶するデータベースである。
リスク対策履歴データベース25においては、履歴ID欄141に記憶された履歴IDに関連付けて、対策ID欄142には対策IDが、対策予定日欄143には対策予定日が、利害関係者欄144には利害関係者が、顧客名称欄145には顧客名称が、協力会社名称欄146には協力会社名称が、対策時間欄147には対策時間が、対策コスト欄148には対策コストが、対策人員数欄149には対策人員数が、実施者ID欄150には実施者IDが、実施者経験年数欄151には実施者経験年数が、対策完了判定欄152には対策完了判定が、コメント欄153にはコメントが、それぞれ記憶されている。
図4では、リスク対策履歴データベース25が上下に分かれているが、実際には、右上の部分が左下の部分につながっている。
履歴ID欄141の履歴IDは、レコードを一意に特定する識別子である。後記する対策予定日が早い順に、履歴IDが採番されるものとする。
対策ID欄142の対策IDは、図3(a)の対策IDと同じである。
対策予定日欄143の対策予定日は、リスク対策を開始する予定の日付である。
利害関係者欄144の利害関係者は、図3(a)の利害関係者と同じである。
顧客名称欄145の顧客名称は、図2(b)の顧客名称と同じである。
協力会社名称欄146の協力会社名称は、図2(b)の協力会社名称と同じである。
対策時間欄147の対策時間は、リスク対策の実施に必要であった日数である。
対策コスト欄148の対策コストは、リスク対策の実施に必要であったコスト(金額)である。
対策人員数欄149の対策人員数は、リスク対策の実施に必要であった人員数である。
なお、「必要リソースを示す情報」には、対策時間、対策コスト及び対策人員数が相当する。
実施者ID欄150の実施者IDは、リスク対策を遂行した利用者(「実施者」という)の個人IDである。なお、実施者は、前記リスク対策の実施に必要であった人員とは別の概念であり、そのリスク対策を指導的立場で遂行した利用者である。
実施者経験年数欄151の実施者経験年数は、実施者の経験年数である。
対策完了判定欄152の対策完了判定は、「○」、「△」及び「×」のいずれかである。「×」は、リスク対策が未実施であることを示す。「○」は、リスク対策が実施されて成功したことを示す。「△」は、リスク対策が実施されたが利害関係者との関係で成功しなかったことを示す。
コメント欄153のコメントは、リスク対策に対するコメントである。
リスク対策履歴データベース25のレコードは、過去のすべてのプロジェクトで発生したリスクに対して自社が実施を予定したリスク対策の数だけ存在する。
ちなみに、図4のレコードを参照すると、例えば以下の事柄がわかる。
すなわち、第一に、対策IDとしては「A001」、「A002」及び「A003」の3種類が存在し、3種類のリスク対策が、過去に1度又は繰り返して実施を予定されていたことである。第二に、利害関係者としては、「顧客」及び「協力会社」のほかに、利害関係者が存在せず自社のみで対応が可能な「null」が存在することである。第三に、対策完了判定が「×」であるレコードは、対策時間欄147、対策コスト欄148及び対策人員数欄149に「null」が記憶されていることである。
リスク対策履歴データベース25の各レコードは、当然特定のプロジェクトに関連付けることも可能である。しかしながら、このように関連付けることは本発明とは直接関係ないので、例えば「プロジェクトID」のような欄は記載していない。
リスク対策履歴データベース25は、本実施形態においては所与のものとする。
図5(a)は、本実施形態に係る対策成功係数データベースの一例を示す図である。
本実施形態に係る対策成功係数データベース26は、後記する対策成功係数判定処理手順の工程で作成され、主記憶装置12に一時的に記憶される。
対策成功係数データベース26においては、利害関係者欄161に記憶されている利害関係者に関連付けて、名称欄162には名称が、対策成功係数欄163には対策成功係数が、それぞれ記憶されている。
利害関係者欄161の利害関係者は、図3(a)の利害関係者と同じである。
名称欄162の名称は、利害関係者である顧客の名称、利害関係者である協力会社の名称及び「自社」のうちのいずれかである。
対策成功係数欄163の対策成功係数は、実施を予定されたリスク対策のうち、実施され成功したリスク対策の比率である。すなわち利害関係者がリスク対策に対して貢献する比率である(詳細後記)。
対策成功係数データベース26のレコードの数は、利害関係者としての顧客及び協力会社の数に1(「自社」分)を加えた数だけ存在する。
図5(b)は、本実施形態に係るリスク連鎖データベースの一例を示す図である。
リスクは相互に独立した事象として発生する場合もあるが、第一のリスクの発生が、第二のリスクの発生の原因となっている場合も多い。このような因果関係は、更に第二のリスクが第三のリスクの原因になるというように連鎖することもあるし、連鎖が循環することもある。
リスク連鎖データベース27においては、リスクID欄171に記憶されたリスクIDに関連付けて、連鎖リスクID欄172にもリスクIDが記憶されている。
リスクID欄171のリスクIDは、因果関係の原因となるリスクを特定するリスクIDである。
連鎖リスクID欄172の連鎖リスクIDは、因果関係の結果となるリスクを特定するリスクIDである。結果となるリスクが存在しない場合は、空欄である。
リスク連鎖データベース27のレコードは、リスクIDの数だけ存在する。
ちなみに、1行目のレコードは、リスクIDが「R001」であるリスクが発生すると、それを原因としてリスクIDが「R005」及び「R006」であるリスクが発生する可能性があることを示している。2行目のレコードは、リスクIDが「R002」であるリスクが発生しても、それを原因としては、他のリスクは発生しないことを示している。
リスク連鎖データベース27は、本実施形態においては所与のものとする。
(リスク対策提示処理手順)
図6は、本実施形態に係るリスク対策提示処理手順のフローチャートである。以下、画面例(図11他)を適宜参照しつつ、当該処理手順を図6に沿って説明する。
ステップS301において、リスク対策検索処理部31は、プロジェクトの進捗情報の入力を受け付ける。
具体的には、第一に、利用者端末装置3の進捗情報登録部51は、進捗情報データベース21の形式を有する欄が空白である表を、初期画面61(図11参照)の欄181として出力装置45に表示し、利用者が欄181に対して入力装置44を介して入力した進捗情報を、リスク対策提示装置2に送信する。
第二に、リスク対策提示装置2のリスク対策検索処理部31は、送信された進捗情報を受け付ける。
ステップS302において、リスク対策検索処理部31は、利用者による入力があったか否かを判断する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、利用者による進捗情報の入力があった場合(ステップS302“YES”)は、入力された進捗情報を取得してステップS305に進み、それ以外の場合(ステップS302“NO”)は、ステップS303に進む。
ステップS303において、リスク対策検索処理部31は、進捗情報データベース21に進捗情報が記憶されているか否かを判断する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、進捗情報データベース21にレコードが存在する場合(ステップS303“YES”)は、すべての進捗情報を一旦利用者端末装置3の出力装置45に表示し、利用者がプロジェクト単位で選択した進捗情報を取得してステップS305に進む。
それ以外の場合(ステップS303“NO”)は、ステップS304に進む。
ステップS304において、リスク対策検索処理部31は、リスク対策情報データベース23から、すべてのレコードを取得しステップS306へ進む。
ステップS305において、リスク対策検索処理部31は、リスク対策を検索する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、ステップS302又はステップS303にて取得した進捗情報を検索キーとして、リスク対策情報データベース23を検索し、該当したレコードを取得する。
以上のステップにおいては、リスク対策検索処理部31は、進捗情報を検索キーとしてリスク対策を取得する処理を行っている。そして、進捗情報は、利用者によって画面から新たに入力される場合と、進捗情報データベース21から読み出される場合がある。
利用者からの進捗情報の入力がなく、かつ、進捗情報データベース21にも全く進捗情報が記録されていない場合は、検索キーとするべき情報がないので、絞り込みはおこなわずに、リスク対策情報データベース23のすべてのレコードを取得する。
ステップS305の検索は、公知の方法により行うものとする。ここでは、進捗情報の「段階」を検索キーとする。例えば、初期画面61(図11)の欄181の進捗情報の段階「概要設計」及び「基本設計」を検索キーとしてリスク対策情報データベース23を検索すると、該当するレコード(図3(a)の3つのレコード)が取得される。
ステップS306において、リスク対策検索処理部31は、リスク対策履歴データベース25のレコードを取得する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、ステップS304又はステップS305にて取得したリスク対策情報データベース23のレコードの対策ID(1つの場合も複数の場合もある)を検索キーとして、リスク対策履歴データベース25を検索し、該当したレコードを取得する。
ステップS307において、リスク対策検索処理部31は、プロジェクトの属性情報の入力を受け付ける。
具体的には、第一に、利用者端末装置3の属性情報登録部52は、属性情報データベース22の形式を有する欄が空白である表を、初期画面61(図11参照)の欄182として出力装置45に表示し、利用者が欄182に対して入力装置44を介して入力した進捗情報を、リスク対策提示装置2に送信する。
第二に、リスク対策提示装置2のリスク対策検索処理部31は、送信された属性情報を受け付ける。
ステップS308において、リスク対策検索処理部31は、利用者による入力があったか否かを判断する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、利用者による属性情報の入力があった場合(ステップS308“YES”)には、入力された属性情報を取得してステップS311に進み、それ以外の場合(ステップS308“NO”)には、ステップS309に進む。
ステップS309において、リスク対策検索処理部31は、属性情報データベース22に属性情報が記憶されているか否かを判断する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、属性情報データベース22に、ステップS302又はステップS303にて取得した進捗情報に係るプロジェクトの属性情報が存在する場合(ステップS309“YES”)には、ステップS311に進む。それ以外の場合(ステップS309“NO”)には、ステップS310に進む。
ステップS310において、リスク対策検索処理部31は、ステップS304又はステップS305にて取得したレコードを利用者端末装置3の出力装置44に表示して、リスク対策提示処理手順を終了する。
ステップS311において、対策成功係数判定部32は、対策成功係数データベース26を作成する。
ステップS311の詳細は後記する。
ステップS312において、対策実現度算出部33は、リスク対策毎の実現度を算出する。
ステップS312の詳細は後記する。
ステップS312が終了した時点で、ステップS304又はS305において取得されたリスク対策情報データベース23のレコードの対策ID毎に、属性情報の顧客名称及び協力会社名称が反映された、後記する「ネット実現度」が取得されていることになる。
ステップS313において、リスク対策検索処理部31は、リスク対策と実現度を表示する。
具体的には、リスク対策検索処理部31は、第一に、利用者端末装置3の出力装置45に、リスク対策情報提示画面62(図12参照)を表示する。この時点では欄183〜188に情報は表示されていない。
第二に、ステップS304又はステップS305にて取得したリスク対策情報データベース23のレコードの、対策内容、リスク内容及び利害関係者を、当該画面の対策内容欄183、リスク内容欄184及び利害関係者欄185にそれぞれ表示する。
第三に、属性情報の顧客名称及び協力会社名称を、当該画面のすべてのレコードの顧客名称欄186及び協力会社名称欄187にそれぞれ表示する。
第四に、利害関係者が「null」であるレコードの実現度欄188には、後記するステップS338にて算出したネット実現度を表示し、利害関係者が「顧客」であるレコードの実現度欄188には、後記するステップS340にて算出したネット実現度を表示し、利害関係者が「協力会社」であるレコードの実現度欄188には、後記するステップS341にて算出したネット実現度を表示する。
このとき、ネット実現度の大きい順にレコードを並べる。
ここで、リスク対策提示処理手順は終了する。
(対策成功係数判定処理手順)
図7は、本実施形態に係る対策成功係数判定処理手順のフローチャートである。
対策成功係数判定処理手順は、リスク対策提示処理手順のステップS311の詳細である。
ステップS321において、対策成功係数判定部32は、自社レコードを取得する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、利害関係者「null」を検索キーとして、ステップS306にて取得したリスク対策履歴データベース25のレコードを検索し、該当したレコード(「自社レコード」という)を取得する。
ステップS322において、対策成功係数判定部32は、顧客レコードを取得する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、利害関係者「顧客」を検索キーとして、ステップS306にて取得したリスク対策履歴データベース25のレコードを検索し、該当したレコード(「顧客レコード」という)を取得する。
ステップS323において、対策成功係数判定部32は、協力会社レコードを取得する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、利害関係者「協力会社」を検索キーとして、ステップS306にて取得したリスク対策履歴データベース25のレコードを検索し、該当したレコード(「協力会社レコード」という)を取得する。
ステップS324において、対策成功係数判定部32は、自社の対策成功係数を算出する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、第一に、ステップS321にて取得した自社レコードの数から自社レコードの対策完了判定欄152の「×」の個数を控除した数で、対策完了判定欄152の「○」の個数を除した数値を自社の対策成功係数とする。
図4の例では、履歴IDが「H001」及び「H003」であるレコードが自社レコードである。そして、それぞれのレコードの対策完了判定欄152には、「×」及び「○」が記憶されている。したがって、自社の対策成功係数は、1/(2−1)=1となる。
第二に、対策成功係数データベース26の新たなレコードを作成し、利害関係者欄161に「null」を、名称欄162に「自社」を、対策成功係数欄163に自社の対策成功係数を記憶する。
ステップS325において、対策成功係数判定部32は、各顧客の対策成功係数を算出する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、第一に、ステップS322にて取得した顧客レコードを更に顧客の名称毎にグルーピングする。
第二に、各グループについて、顧客レコードの数で、顧客レコードの対策完了判定欄152の「○」の個数を除した数値をその顧客の対策成功係数とする。
図4の例では、履歴IDが「H002」、「H010」及び「H018」であるレコードが顧客レコードであり、そのうち、履歴IDが「H002」及び「H018」であるレコードが顧客「A殿」のレコードである。そして、それぞれのレコードの対策完了判定欄152には、「○」及び「△」が記憶されている。したがって、「A殿」の対策成功係数は、1/2=0.5となる。
第三に、対策成功係数データベース26の新たなレコードを作成し、利害関係者欄161に「顧客」を、名称欄162に顧客の名称を、対策成功係数欄163に顧客の対策成功係数を記憶する。
ステップS325は、すべての顧客の名称について繰り返す。
ステップS326において、対策成功係数判定部32は、各協力会社の対策成功係数を算出する。
具体的には、対策成功係数判定部32は、第一に、ステップS323にて取得した協力会社レコードを更に協力会社の名称毎にグルーピングする。
第二に、各グループについて、協力会社レコードの数で、協力会社レコードの対策完了判定欄152の「○」の個数を除した数値をその協力会社の対策成功係数とする。
図4の例では、履歴IDが「H011」であるレコードが協力会社レコードであり、そのレコードは協力会社「Y社」のレコードである。そして、そのレコードの対策完了判定欄152には、「○」が記憶されている。したがって、「Y社」の対策成功係数は、1/1=1となる。
第三に、対策成功係数データベース26の新たなレコードを作成し、利害関係者欄161に「協力会社」を、名称欄162に協力会社の名称を、対策成功係数欄163に協力会社の対策成功係数を記憶する。
ステップS326は、すべての協力会社の名称について繰り返す。
ステップS326が終了した時点で、自社、顧客及び協力会社毎の対策成功係数が取得されていることとなる。
ここで、対策成功係数判定処理手順は終了し、リスク対策提示処理手順のステップS312に戻る。
(対策実現度算出処理手順)
図8は、本実施形態に係る対策実現度算出処理手順のフローチャートである。
対策実現度算出処理手順は、リスク対策提示処理手順のステップS312の詳細である。
ステップS331において、対策実現度算出部33は、リスク対策履歴データベース25のレコードをグルーピングする。
具体的には、対策実現度算出部33は、ステップS306において取得したリスク対策履歴データベース25のレコードを、対策ID毎にグルーピングする。
ステップS332において、対策実現度算出部33は、リスク対策毎の対策時間等の目安値を算出する。
具体的には、対策実現度算出部33は、ステップS331においてグルーピングした各グループについて、対策時間の平均値、対策コストの平均値及び対策人員数の平均値を算出する。
図4の例では、対策ID「A001」を有するグループについては、履歴IDが「H001」、「H003」及び「H018」であるレコードが該当する。これらのレコードの対策時間はそれぞれ「null」、「14日」及び「30日」である。「null」を無視した平均値は、(14+30)/2=22日である。同様に対策コストの平均値は3百万であり、対策人員数の平均値は4.5人である。
ここでは、平均値を目安値として採用した。しかしながら、これはあくまでも一例であって、中央値や、分布における信頼区間の上限又は下限等を目安値として採用してもよい。
ステップS333において、対策実現度算出部33は、対策時間の目安値と時間制約を比較する。
具体的には、対策実現度判定部33は、第一に、ステップS302又はステップS303にて取得した進捗情報のレコードのうち、最も遅い終了予定日と現在日付との差(時間制約)を取得する。
ここで、「最も遅い終了予定日と現在日付との差」に替えて、例えば、グルーピングしたグループの対策IDを検索キーとしてリスク対策情報データベース23を検索し、該当したレコードの段階を取得し、その段階を検索キーとして、進捗情報を検索し、該当したレコードの終了予定日(複数ある場合はそのうちの最も遅いもの)と現在日付との差を取得してもよい。
ステップS304を経由した場合は、進捗情報の取得ができていないので、属性情報の納期と現在日付との差を時間制約として取得する。
第二に、ステップS332にて算出した対策時間の目安値と時間制約とを比較し、時間制約≧対策時間目安値であれば、判定結果「1」を取得し、時間制約<対策時間の目安値であれば、判定結果「0」を取得する。
ステップS334において、対策実現度算出部33は、対策コストの目安値とコスト制約を比較する。
具体的には、対策実現度判定部33は、第一に、属性情報の見積額と目標利益率との積(コスト制約)を取得する。
第二に、ステップS332にて算出した対策コストの目安値を属性情報の推定利益額から控除した額と、コスト制約とを比較し、コスト制約≧(推定利益額−対策コストの目安値)であれば、判定結果「1」を取得し、コスト制約<(推定利益額−対策コストの目安値)であれば、判定結果「0」を取得する。
なお、「リソースの制約を示す情報」には、時間制約及びコスト制約が相当する。
ステップS335において、対策実現度算出部33は、対策人員数の目安値と人員数制約を比較する。
具体的には、対策実現度判定部33は、第一に、割当可能人員数を取得する。
ここで、割当可能人員数とは、組織内リソースデータベース24に記憶されているすべての利用者の数(レコードの数でもある)を最大値として、条件1(現在担当のプロジェクト欄136が「未割当」であること)及び条件2(担当分野が属性情報の顧客業種と一致すること)の全部又は一部により絞込みをかけて取得する。
第二に、ステップS332にて算出した対策人員数の目安値と、割当可能人員数とを比較し、割当可能人員数≧対策人員数の目安値であれば、判定結果「1」を取得し、割当可能人員数<対策人員数の目安値であれば、判定結果「0」を取得する。
ステップS336において、対策実現度算出部33は、グロス実現度を算出する。
具体的には、対策実現算出部33は、ステップS333〜S335において取得した判定結果を合計し3で除した数値をグロス実現度とする。グロス実現度は、0、1/3、2/3及び1のうちの何れかの数値である。
ステップS333〜S335においては、3種類の「判定結果」を取得する。そしてこれらの判定結果は、時間、コストおよび人員数に関する評価である。しかしながら、これらの評価項目は一例である。
他の例としては、実施者経験年数の平均値を目安値として取得し、一方で、属性情報の担当者IDを検索キーとして組織内リソースデータベース24を検索し、該当したレコードの経験年数を取得し、目安値と経験年数を比較した結果、経験年数≧目安値であれば、判定結果「0」を、経験年数<目安値であれば、判定結果「1」を、取得することもできる。
ステップS337において、対策実現度算出部33は、利害関係者が自社であるか否かを判断する。
具体的には、対策実現度算出部33は、ステップS304又はステップS305にて取得したリスク対策情報データベース23のレコードの利害関係者が「null」である場合(ステップS337“YES”)は、ステップS338に進む。それ以外の場合(ステップS337“NO”)は、ステップS339に進む。
ステップS338において、対策実現度算出部33は、自社に関するネット実現度を算出する。
具体的には、対策実現度算出部33は、第一に、利害関係者「null」を検索キーとして、対策成功係数データベース26を検索し、該当したレコードの対策成功係数を取得する。
第二に、取得した対策成功係数とステップS336にて取得したグロス実現度を乗じた数値をネット実現度とする。
ステップS339において、対策実現度算出部33は、利害関係者が顧客であるか否かを判断する。
具体的には、対策実現度算出部33は、ステップS304又はステップS305にて取得したリスク対策情報データベース23のレコードの利害関係者が「顧客」である場合(ステップS339“YES”)は、ステップS340に進む。それ以外の場合(ステップS339“NO”)は、ステップS341に進む。
ステップS340において、対策実現度算出部33は、顧客に関するネット実現度を算出する。
具体的には、対策実現度算出部33は、第一に、属性情報から顧客名称を取得する。
第二に、「第一」にて取得した顧客名称を検索キーとして、対策成功係数データベース26を検索し、該当したレコードの対策成功係数を取得する。
第三に、「第二」にて取得した対策成功係数とステップS336にて取得したグロス実現度を乗じた数値をネット実現度とする。
ステップS341において、対策実現度算出部33は、協力会社に関するネット実現度を算出する。
具体的には、対策実現度算出部33は、第一に、属性情報から協力会社名称を取得する。
第二に、「第一」にて取得した協力会社名称を検索キーとして、対策成功係数データベース26を検索し、該当したレコードの対策成功係数を取得する。
第三に、「第二」にて取得した対策成功係数とステップS336にて取得したグロス実現度を乗じた数値をネット実現度とする。
ステップS332〜S341は、ステップS331にてグルーピングしたすべてのグループについて(対策ID毎に)繰り返す。
ステップS338、S340又はS341が終了した時点で、対策実現度算出処理手順は終了し、リスク対策提示処理手順のステップS313に戻る。
以上で明らかなように、対策実現度算出処理手順が終了した時点では、リスク対策毎に算出されたグロス実現度(顧客及び各協力会社の協力度は反映されていない)に対し、属性情報の顧客名称及び協力会社名称毎に算出された対策成功係数を用いて補正されたネット実現度が取得されている。
なお、「補正」する前の実現度にはグロス実現度が相当し、「補正」した後の実現度にはネット実現度が相当する。
以下に記載する推薦情報作成処理手順及びリスク連鎖判定処理手順は、リスク対策提示処理手順が終了した後、いずれかが又は両者が順不同で実行される。
(推薦情報作成処理手順)
図9は、本実施形態に係る推薦情報作成処理手順のフローチャートである。以下、画面例(図12、13)を適宜参照しつつ、当該処理手順を図9に沿って説明する。
リスク対策履歴データベース25に、実施者IDが記憶されていることにより、対策ID毎の実現度を、さらに実施者ID毎に算出できる。以下のステップS351以降は、リスク対策提示処理手順のステップS313の後に続く。
ステップS351において、推薦情報作成部34は、リスク対策の選択を受け付ける。
具体的には、推薦情報作成部34は、第一に、利用者端末装置3の入力装置44を介して、利用者がリスク対策情報提示画面62(図12)の何れかのレコードを選択するのを受け付ける。なお、このとき選択されたレコードは推薦情報提示画面63にも表示される(図13の符号189)。
第二に、選択されたレコードの対策内容を検索キーとして、リスク対策情報データベース23を検索し、該当したレコードの対策IDを取得する。
ステップS352において、推薦情報作成部34は、リスク対策履歴データベース25のレコードを取得する。
具体的には、推薦情報作成部34は、ステップS351にて取得した対策IDを検索キーとして、リスク対策履歴データベース25を取得し、該当したレコードを取得する。
ステップS353において、推薦情報作成部34は、実施者毎の実現度を取得する。
具体的には、推薦情報作成部34は、リスク対策表示処理手順のステップS311〜S312と同じ処理手順(対策成功係数判定処理手順及び対策実現度算出処理手順)を実行する。
ただし、ステップS312(すなわちステップS331〜S341)において、「対策ID毎に」とあるのは、「実施者ID毎に」と読み替えるものとする。
さらに、ステップS336(グロス実現度の算出)において、実施者IDを検索キーとして組織内リソースデータベース24を検索し、該当したレコードの担当分野を取得し、取得した担当分野と属性情報の顧客業種とが一致しない場合は、無条件でグロス実現度を「0」としてもよい。
ステップS353が終了した時点で、ステップS351にて取得された対策IDについて、実施者ID毎にネット実現度が取得されていることになる。
ステップS354において、推薦情報作成部34は、推薦情報表示画面63を表示する。
具体的には、推薦情報作成部34は、第一に、実施者IDを検索キーとして組織内リソースデータベース24を検索し、該当したレコードの氏名、担当分野、経験年数及び職務を取得する。
第二に、「第一」にて取得した、氏名、担当分野、経験年数及び職務と、ステップS353にて取得したネット実現度とを対応させて、組織内人材推薦情報を作成し、推薦情報提示画面63に表示する(図13の符号190)。このとき、ネット実現度の大きい順にレコードを並べる。
ここで、推薦情報作成処理手順は終了する。
(リスク連鎖判定処理手順)
図10は、本実施形態に係るリスク連鎖判定処理手順のフローチャートである。以下、画面例(図12、14)を適宜参照しつつ、当該処理手順を図10に沿って説明する。
リスク対策提示処理手順のステップS313にて提示されるリスク対策情報提示画面62(図12)においては、利用者は、前記したリスクの連鎖関係の原因となるリスクに対するリスク対策を知ることに満足してしまい、結果となるリスクの存在を見落とす可能性がある。この問題を解決するために、リスク連鎖判定処理手順では、連鎖関係にある第二、第三のリスクとそれらに対するリスク対策が利用者に知らされることになる。以下のステップS361以降は、リスク対策提示処理手順のステップS313の後に続く。
ステップS361において、リスク連鎖判定部35は、連鎖階層を表示する深さの入力を受け付ける。
具体的には、リスク連鎖判定部35は、利用者端末装置3の入力装置44を介して、利用者がリスク対策情報提示画面62(図14)の「表示する深さ」の欄191に数字を入力するのを受け付け、その後、「再表示」ボタンを押下するのを受け付ける。
ステップS362において、リスク連鎖判定部35は、因果関係の原因となるリスクを取得する。
具体的には、リスク連鎖判定部35は、ステップS304又はステップS305にて取得したリスク対策情報データベース23のレコードのリスクIDを、重複分を除いてすべて取得する。
ステップS363において、リスク連鎖判定部35は、因果関係の結果となるリスク及びそのリスク対策を取得する。
具体的には、リスク連鎖判定部35は、第一に、ステップS362にて取得したリスクIDを検索キーとしてリスク連鎖データベース27のリスクIDを検索し、該当したレコードの連鎖リスクIDを取得する。
第二に、「第一」にて取得した連鎖リスクIDを検索キーとして、リスク対策情報データベース23を検索し、該当したレコードの対策IDを取得する。
ステップS364において、リスク連鎖判定部35は、リスク対策履歴データベース25のレコードを取得する。
具体的には、リスク連鎖判定部35は、ステップS363にて取得した対策IDを検索キーとして、リスク対策履歴データベース25を検索し、該当したレコードを取得する。
ステップS365において、リスク連鎖判定部35は、因果関係の結果となるリスク及びそのリスク対策をその実現度とともに提示する。
具体的には、リスク連鎖判定部35は、リスク対策表示処理手順のステップS311〜S313と同じ処理手順を実行する。
但し、ステップS313の処理手順においては、リスク対策情報提示画面62に、原因となるリスクと結果となるリスクとの関係を示す線(図14の符号192)と、階層の深さ(図14の符号193)を表示する処理を付加するものとする。
ステップS362〜S365は、ステップS365にて表示した階層の深さが、ステップS361にて受け付けた「表示する深さ」に達するまで繰り返す。
ここで、リスク連鎖判定処理手順は終了する。
1 リスク対策提示システム
2 リスク対策提示装置
3 利用者端末装置
4 ネットワーク
11、41 中央制御装置(制御部)
12、42 主記憶装置(記憶部)
13、43 補助記憶装置(記憶部)
14、44 入力装置
15、45 出力装置
16、46 通信インタフェース(IF)
21 進捗情報データベース
22 属性情報データベース
23 リスク対策情報データベース
24 組織内リソースデータベース
25 リスク対策履歴データベース
26 対策成功係数データベース
27 リスク連鎖データベース
31 リスク対策検索処理部
32 対策成功係数判定部
33 対策実現度算出部
34 推薦情報作成部
35 リスク連鎖判定部
51 進捗情報登録部
52 属性情報登録部
61 初期画面
62 リスク対策情報提示画面
63 推薦情報提示画面

Claims (13)

  1. プロジェクトの進捗情報又は属性情報に基づいて、前記プロジェクトの妨げとなるリスク及び前記リスクを回避する又は減少させるリスク対策を提示するリスク対策提示装置であって、
    前記リスク対策提示装置の記憶部は、
    前記リスクを特定する第1の識別子に関連付けて、前記リスク対策を一意に特定する第2の識別子を記憶したリスク対策情報データベースと、
    過去に実施された又は実施が予定された前記リスク対策を特定する前記第2の識別子に関連付けて、前記リスク対策を実施する際に必要であった必要リソースを示す情報を記憶したリスク対策履歴データベースと、
    を備え、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、
    前記プロジェクトの進捗情報に基づいて前記リスク対策情報データベースを検索し、前記第2の識別子を取得し、
    前記取得した第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの前記必要リソースを示す情報を取得し、
    前記取得した必要リソースを示す情報と、前記進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、前記リスク対策の実現度を第2の識別子毎に算出し、
    前記算出された実現度とともに、前記リスクと前記リスク対策を表示すること、
    を特徴とするリスク対策提示装置。
  2. 前記プロジェクトの属性情報は、
    前記リスク対策の実施に関連する利害関係者を示す情報を含み、
    前記リスク対策履歴データベースは、
    更に、前記利害関係者を示す情報及び前記リスク対策が成功したか否かを示す情報を記憶し、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、
    前記利害関係者毎にリスク対策が成功した比率を算出し、
    前記プロジェクトの属性情報を参照して前記利害関係者を特定し、
    前記特定した利害関係者に係る前記成功した比率を用いて前記実現度を補正すること、
    を特徴とする請求項1に記載のリスク対策提示装置。
  3. 前記必要リソースを示す情報は、
    前記リスク対策に必要であった時間及びコストに関する情報を含み、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、前記比較において、
    前記リスク対策の実施に必要な時間及びコストを含む項目についての比較を行うこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリスク対策提示装置。
  4. 前記必要リソースを示す情報は、
    前記リスク対策に必要であった人員数に関する情報を含み、
    前記リスク対策提示装置の記憶部は、
    プロジェクトの遂行を行いうる個人を特定する第3の識別子に関連付けて、担当分野を示す情報及び現在遂行している特定のプロジェクトの有無を示す情報を記憶した組織内リソースデータベースを備え、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、前記比較において
    前記プロジェクトの属性情報と前記担当分野の一致及び現在遂行している特定のプロジェクトの有無に基づき前記個人の人数を絞り込んだ割当可能人員数を前記リソースの制約を示す情報として取得すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のリスク対策提示装置。
  5. 前記リスク対策履歴データベースは、
    更に、前記リスク対策を遂行した個人を特定する第3の識別子を記憶し、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、
    前記表示したリスク対策を特定する第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードにつき第3の識別子毎に前記比較を行い、前記個人毎の実現度を算出すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリスク対策提示装置。
  6. 前記リスク対策提示装置の記憶部は、
    因果関係の原因となるリスクを特定する第1の識別子に関連付けて、前記因果関係の結果となるリスクを特定する第1の識別子を記憶するリスク連鎖データベースを備え、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、
    表示すべき前記因果関係の階層の深さを示す情報を受け付け、
    前記表示したリスクを特定する第1の識別子を検索キーとして、前記リスク連鎖データベースを検索し、前記結果となるリスクを示す第1の識別子を取得し、
    前記取得した第1の識別子を検索キーとして、前記リスク対策情報データベースを検索し、該当するレコードの第2の識別子を取得し、
    前記取得した第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの前記リソースを示す情報を取得し、
    前記取得したリソースを示す情報と、前記進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、前記リスク対策の実現度を第2の識別子毎に算出し、
    前記算出された実現度とともに、前記リスクと前記リスク対策を表示する処理を前記表示したリスクの階層の深さが、前記受け付けた因果関係の階層の深さを示す情報に一致するまで繰り返すこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリスク対策提示装置。
  7. プロジェクトの進捗情報又は属性情報に基づいて、前記プロジェクトの妨げとなるリスク及び前記リスクを回避する又は減少させるリスク対策を提示するリスク対策提示装置を機能させるリスク対策提示プログラムであって、
    前記リスク対策提示装置の記憶部に対し、
    前記リスクを特定する第1の識別子に関連付けて、前記リスク対策を一意に特定する第2の識別子を記憶したリスク対策情報データベースと、
    過去に実施された又は実施が予定された前記リスク対策を特定する前記第2の識別子に関連付けて、前記リスク対策を実施する際に必要であった必要リソースを示す情報を記憶したリスク対策履歴データベースと、
    を備えさせ、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、
    前記プロジェクトの進捗情報に基づいて前記リスク対策情報データベースを検索し、前記第2の識別子を取得し、
    前記取得した第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの前記必要リソースを示す情報を取得し、
    前記取得した必要リソースを示す情報と、前記進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、前記リスク対策の実現度を第2の識別子毎に算出し、
    前記算出された実現度とともに、前記リスクと前記リスク対策を表示するステップを実行させること、
    を特徴とするリスク対策提示プログラム。
  8. 前記プロジェクトの属性情報は、
    前記リスク対策の実施に関連する利害関係者を示す情報を含み、
    前記リスク対策履歴データベースは、
    更に、前記利害関係者を示す情報及び前記リスク対策が成功したか否かを示す情報を記憶し、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、
    前記利害関係者毎にリスク対策が成功した比率を算出し、
    前記プロジェクトの属性情報を参照して前記利害関係者を特定し、
    前記特定した利害関係者に係る前記成功した比率を用いて前記実現度を補正するステップを実行させること、
    を特徴とする請求項7に記載のリスク対策提示プログラム。
  9. 前記必要リソースを示す情報は、
    前記リスク対策に必要であった時間及びコストに関する情報を含み、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、前記比較において、
    前記リスク対策の実施に必要な時間及びコストを含む項目についての比較を行うステップを実行させること、
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のリスク対策提示プログラム。
  10. 前記必要リソースを示す情報は、
    前記リスク対策に必要であった人員数に関する情報を含み、
    前記リスク対策提示装置の記憶部に対し、
    プロジェクトの遂行を行いうる個人を特定する第3の識別子に関連付けて、担当分野を示す情報及び現在遂行している特定のプロジェクトの有無を示す情報を記憶した組織内リソースデータベースを備えさせ、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、前記比較において
    前記プロジェクトの属性情報と前記担当分野の一致及び現在遂行している特定のプロジェクトの有無に基づき前記個人の人数を絞り込んだ割当可能人員数を前記リソースの制約を示す情報として取得するステップを実行させること、
    を特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかに記載のリスク対策提示プログラム。
  11. 前記リスク対策履歴データベースは、
    更に、前記リスク対策を遂行した個人を特定する第3の識別子を記憶し、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、
    前記表示したリスク対策を特定する第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードにつき第3の識別子毎に前記比較を行い、前記個人毎の実現度を算出するステップを実行させること、
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のリスク対策提示プログラム。
  12. 前記リスク対策提示装置の記憶部に対し、
    因果関係の原因となるリスクを特定する第1の識別子に関連付けて、前記因果関係の結果となるリスクを特定する第1の識別子を記憶するリスク連鎖データベースを備えさせ、
    前記リスク対策提示装置の制御部に対し、
    表示すべき前記因果関係の階層の深さを示す情報を受け付け、
    前記表示したリスクを特定する第1の識別子を検索キーとして、前記リスク連鎖データベースを検索し、前記結果となるリスクを示す第1の識別子を取得し、
    前記取得した第1の識別子を検索キーとして、前記リスク対策情報データベースを検索し、該当するレコードの第2の識別子を取得し、
    前記取得した第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの前記リソースを示す情報を取得し、
    前記取得したリソースを示す情報と、前記進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、前記リスク対策の実現度を第2の識別子毎に算出し、
    前記算出された実現度とともに、前記リスクと前記リスク対策を表示する処理を前記表示したリスクの階層の深さが、前記受け付けた因果関係の階層の深さを示す情報に一致するまで繰り返すステップを実行させること、
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のリスク対策提示プログラム。
  13. プロジェクトの進捗情報又は属性情報に基づいて、前記プロジェクトの妨げとなるリスク及び前記リスクを回避する又は減少させるリスク対策を提示するリスク対策提示装置を用いたリスク対策提示方法であって、
    前記リスク対策提示装置の記憶部は、
    前記リスクを特定する第1の識別子に関連付けて、前記リスク対策を一意に特定する第2の識別子を記憶したリスク対策情報データベースと、
    過去に実施された又は実施が予定された前記リスク対策を特定する前記第2の識別子に関連付けて、前記リスク対策を実施する際に必要であった必要リソースを示す情報を記憶したリスク対策履歴データベースと、
    を備え、
    前記リスク対策提示装置の制御部は、
    前記プロジェクトの進捗情報に基づいて前記リスク対策情報データベースを検索し、前記第2の識別子を取得し、
    前記取得した第2の識別子を検索キーとして前記リスク対策履歴データベースを検索し、該当したレコードの前記必要リソースを示す情報を取得し、
    前記取得した必要リソースを示す情報と、前記進捗情報又は属性情報に含まれるリソースの制約を示す情報とを比較し、前記リスク対策の実現度を第2の識別子毎に算出し、
    前記算出された実現度とともに、前記リスクと前記リスク対策を表示すること、
    を特徴とするリスク対策提示方法。
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