JP2002240967A - シートスタックのレベル制御を与える方法およびシステム - Google Patents

シートスタックのレベル制御を与える方法およびシステム

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JP2002240967A JP2002026696A JP2002026696A JP2002240967A JP 2002240967 A JP2002240967 A JP 2002240967A JP 2002026696 A JP2002026696 A JP 2002026696A JP 2002026696 A JP2002026696 A JP 2002026696A JP 2002240967 A JP2002240967 A JP 2002240967A
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sheets
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Thomas K Sciurba
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写装置における用紙のスタックをより有効
に制御する。 【解決手段】 用紙のスタックのレベル制御動作が特徴
付けられ、したがって、そのようなインクリメントが必
要であることを動作が示している場合には、別個のリフ
トコマンドが送信される。動作は、スイッチで開始され
るインクリメントを含むサンプリング期間中のサンプリ
ングデータによって特徴付けられる。特徴付けの時、別
個のインクリメントは、用紙スタックをより有効に制御
するために、スイッチ始動のインクリメント以外のソー
スによって開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置におい
て用紙スタックのレベル制御を与えるためのシステムお
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コピー機やプリンタ等の一般的な複写装
置(reproduction device)において、例えば、情報
は、無地材や透過材といった受け材料の各カットシート
上に複写される。様々なタイプの受けシートは、スタッ
ク状態で収容され、シート上に複写するコピーが行なわ
れる時には、そのスタックからそれぞれ順次に供給され
る。複写装置のための給紙装置は、幅広いタイプやサイ
ズのシートを損傷させることなく正確に扱うことができ
なければならない。シートはそれぞれ、シートスタック
から正確に供給されることが望ましい。すなわち、シー
トは、送りミスや複数送りを生じることなく供給される
ことが望ましい。
【0003】複写装置の給紙装置は、一般に、2つのタ
イプ、すなわち、真空給紙装置(vacuum feeder)と摩
擦給紙装置とから成る。しかしながら、これら2つのタ
イプのうち、摩擦給紙装置は、一般に、シート材料の摩
擦特性が大きく変化するため、信頼性が最も少ない。典
型的な真空給紙装置は、1994年9月6日に発行され
たJantschらによる米国特許第5,344,13
3号に開示されている。このような装置において、シー
トのスタックは、供給ホッパ内に収容される。プレナム
と、プレナムと流体連通する真空源と、プレナムに関連
付けられた送りベルト等の機構とを含んでいる給紙ヘッ
ドアッセンブリは、真空によって捕捉されたシートを、
シート供給スタックからシート送り方向へと押し出す。
【0004】一般に、大抵の真空給紙装置において、シ
ート供給スタックは、最上シートを給紙ヘッドアッセン
ブリで維持するように支持されている。最初の正圧エア
ーの供給によって、エアーの流れがシート供給スタック
へと方向付けられ、これにより、供給スタック内の上部
の複数のシートは、給紙ヘッドアッセンブリのプレナム
からの真空によって最上シートが捕捉され得るレベルま
で浮揚される。また、一般に、2番目の正圧エアーの供
給によって、エアーの流れは、捕捉されたシートへと方
向付けられ、これにより、そのような最上シートに付着
している任意の別個のシートが分離される。
【0005】スタックからの所望の送りを確保するた
め、シートスタックは、給紙ヘッドアッセンブリと動作
関係に維持されなければならないことは言うまでもな
い。シートスタックの典型的な制御は、1998年10
月20日に発行されたBurlew等による米国特許第
5,823,527号に開示されている。そのような装
置においては、シートのスタックを支持するためのプラ
ットフォームと、プラットフォーム上のシート供給スタ
ックの上端からシートを順次に供給するための給紙ヘッ
ドアッセンブリと、プラットフォームを給紙ヘッドアッ
センブリに対して移動させる機構と、プラットフォーム
移動機構の動作を制御するための装置とを有する給紙装
置が開示されている。制御装置は、シートスタックパラ
メータの審査に応じて選択されたパラメータを決定する
ことができ、その結果、それに対応した信号を発生する
ことができる。その後、パラメータ信号に基づいて、プ
ラットフォーム移動機構の速度が設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的な真空給紙装置
においては、通常、スタックの一部が最初に上昇され或
は「浮揚され(fluffed、ふわふわになる、けば立
つ)」、その後、シートがこの浮揚されたシート群から
1枚ずつ供給される。時間のある時点で、浮揚されたシ
ート群の上端のレベルは、用紙レベルセンサが作動でき
ず、したがって、リフトコマンドをモータに送信できる
ように十分低いことが望ましい。一般に、これは、浮揚
されたシート群の最後のシートを供給する前に生じる。
【0007】しかしながら、特定のタイプの受け側にお
いては、不完全なカットエッジを有する特に重い用紙の
場合、スタックの上端の一部が時として上昇し、レベル
センサが作動したままとなって、浮揚された部分が供給
される場合がある。この浮揚された部分が供給される
と、次のシートがスタックの残りの部分から再分離さ
れ、その結果、残りのスタックの上端は、真空プレナム
から下側に所望距離以上に大きく離れてしまう。これに
よって、供給エラーの可能性が望ましくない程度に高ま
る虞がある。
【0008】ここに開示された実施形態によれば、シー
トスタックのレベルをより有効に制御することができ
る。
【0009】
【発明を解決するための手段】前述した複写装置におけ
る給紙に関する問題を扱うために、本実施形態は、複写
装置における用紙スタックをより有効に制御する機能を
提供する。典型的な実施形態は、複写機の効率を向上で
きるシステムおよび方法を開示する。
【0010】本発明の一態様においては、レベル制御が
特徴付けられ、したがって、動作がその必要性を示した
場合にはいつでも、別個のリフトコマンドが導入され
る。一次インクリメント後に供給されるシートの数は、
計算されるとともに、インクリメント毎の既知の送り
(feed、供給、給紙)と比較される。供給されるシート
の数がインクリメント毎の送りよりも大きい場合には、
二次インクリメントが発生される。典型的な実施形態に
おいて、一次インクリメントは、1または複数のスイッ
チによる開始を含んでいる。これに対し、二次インクリ
メントは、一次インクリメント後に供給されるシートの
数に応じた信号による開始を含んでいる。
【0011】本発明の他の態様においては、インクリメ
ント毎の送り数が計算される。一次インクリメントのサ
ンプル期間および送り数がサンプル期間中に決定され
る。インクリメント毎の既知の送りは、送り数を一次イ
ンクリメントの数で割ることによって、サンプル期間中
に計算される。典型的な実施形態においては、インクリ
メント毎の既知の送りが決定されるとともに、この既知
の送りは、二次インクリメントが開始されるべき時のア
クセスのために使用される。
【0012】当業者であれば容易に分かるように、本発
明は、多くの利点および用途を提供する。ここに開示さ
れた実施形態を使用して、本発明は、再分離および毛羽
立ち段階中に受け側同士が貼り付く傾向にある時に、シ
ートの供給確率を向上させることができる。また、これ
ら実施形態は、幾つかの受け側に関する供給性能を向上
させることができる、スタックの毛羽立っていない(un
fluffed ふわふわしていない)部分の上端レベルの良好
な制御を提供することができる。典型的な実施形態は、
レベル制御特性を使用し、したがって、必要に応じて別
個のインクリメントを導入する。
【0013】本実施形態の前述した目的、特徴、利点お
よび他の目的、特徴、利点は、添付図面に示されるよう
なシステムおよび方法の典型的な実施形態の以下の詳細
な説明から明らかとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで説明する本実施形態は、複
写装置における用紙のスタックをより有効に制御する機
能を提供する。システムおよび方法は、上部供給真空給
紙装置を使用する複写装置において実施される。しかし
ながら、本実施形態は、様々な真空給紙装置や摩擦給紙
装置を含む他のタイプの給紙装置を使用する複写装置に
おいて実施できることは言うまでもない。すなわち、典
型的な実施形態は、任意のタイプの複写機の効率を向上
させるために使用できるシステムおよび方法を開示して
いる。
【0015】図1は、本実施形態を使用する典型的な受
けシート(receiver sheet)供給送り装置の側面図であ
る。受けシート供給送り装置10は、一般に、オープン
ホッパ12と、シートのスタックを支持する昇降プラッ
トフォーム14とを有している。プラットフォーム14
上に支持されたシートスタック(図示せず)は、例え
ば、コピー機やプリンタ装置内で複写が成される受けシ
ートとして適した個々のシートを含んでいる。複写が成
されるシートは、多種多様な材料およびサイズから選択
されても良い。例えば、シートは、重量が49g/m
(「gsm」)〜300gsmであり、サイズが8×1
0インチ〜14×18インチであっても良い。
【0016】シートスタック支持プラットフォーム14
は、ホッパ12内に支持されており、昇降機構(L)に
よって略垂直に昇降移動することができる。昇降機構L
は、受けシート供給送り装置10の動作中にスタック内
の最上シートを所定のレベルに維持するためにプラット
フォーム14を所定のレベルまで上昇させるとともに、
シートをプラットフォーム14に付加するためにプラッ
トフォームを下降させることが好ましい。昇降機構L
は、ホッパ12の直立する前側壁の外側に取り付けられ
たモータ(M)を含んでいても良い。モータMは、
ホッパの直立する後側壁から延びるシャフト18上に装
着されたギヤセット16を回転させることが好ましい。
スプロケットが装着された1対の各昇降チェーン20
は、ギヤによってシャフト18と相互接続されており、
シャフト18がモータMによって回転されると、閉ル
ープ経路の周囲で移動される。図1に示されるように、
シートスタック支持プラットフォーム14は、その最も
下側に位置された状態で示されている。
【0017】図2は、図1の受けシート供給送り装置の
平面図であり、給紙ヘッドアッセンブリ30の図示を容
易にするために一部が除去され或は切り離されている。
給紙ヘッドアッセンブリ30は、一般に、プラットフォ
ーム14上のシートスタックと離間した状態でプラット
フォーム14の一部の上側で延びるように、ホッパ12
に対して設置されている。給紙ヘッドアッセンブリ30
は、真空源Vに接続されたポート付きのプレナム32
と、正圧エアー源Pに接続されたエアージェット装置4
0とを有している。好ましくは、エアージェット装置4
0からの正圧エアージェットは、支持されたシートスタ
ック50内にある上部の複数枚のシートを浮揚させ、一
方、プレナム32の負圧は、そのポートを通じて作用
し、スタックから浮揚された最も上側のシートを、シー
トスタックから分離させるためにプレナム32に捕捉さ
せる。エアージェット装置40からの更なる正圧ジェッ
トエアーは、捕捉された最上シートから次の複数枚のシ
ートを分離するために役立つ。シートスタックから更に
複数枚のシートを分離するために、昇降機構(例えば、
図1のL)は、上部のシートを真空プレナム32から所
定距離を離間させることが好ましい。
【0018】図3は、図2の3−3線に沿う典型的な受
けシート供給送り装置10の側断面図であり、特にプラ
ットフォーム昇降機構を示している。各昇降チェーン
は、ホッパ12の前側直立壁および後側直立壁の各溝1
2a(図1)を通じて延びるリンク22を有している。
リンク22は複数の第1のスプロケット24にそれぞれ
接続されており、各スプロケット24は、プラットフォ
ーム14の下側から延びるブラケット24b内に支持さ
れたシャフト24aに装着されている。テンションケー
ブル26の両端26a,26bはそれぞれ、ホッパ12
の前側直立壁および後側直立壁に接続されている。ケー
ブルはそれぞれ、それらの対応する第1のスプロケット
24の上側を通り抜けるとともに、第2のスプロケット
28の下側を通り抜けている。第2のスプロケット28
は、プラットフォーム14の下側から延びるブラケット
28b内に支持されたシャフト28aに装着されてい
る。
【0019】図3において、シートスタック支持プラッ
トフォーム14は、最も上昇された位置が実線で示され
るとともに、最も下降された位置が破線で示されてい
る。昇降機構Lの動作中、モータMに送られる適当な
信号によって、モータがギヤセット16(図1)を回転
させる。この場合、ギヤセットが時計周りに回転する
と、プラットフォーム14が最も下側の位置に向かって
下降し、ギヤセットが反時計周りに回転すると、プラッ
トフォーム14がその最も上昇された位置に向かって上
昇される。ギヤセット16の回転によって、昇降チェー
ン20(図1)は、その閉ループ経路内で移動し、これ
により、リンク22を垂直に移動させる。次に、この移
動によって、シャフト24aが移動し、したがって、プ
ラットフォーム14とそのブラケット24bおよび第1
のスプロケット24が移動する。プラットフォーム14
は、その移動中、第2のスプロケット28とシャフト2
8aとプラットフォームのブラケット28bと共に移動
するテンションケーブル26の作用によってそのレベル
がほぼ維持される。
【0020】図4は、受けシート供給送り装置10の拡
大部分端面図であり、特に、図3の4−4線に沿う受け
シート供給送り装置10の給紙ヘッドアッセンブリ30
を示している。1または複数のシート検知スイッチ80
によって最上シートを所定のレベルに維持することが好
ましい。シート検知スイッチ80は、昇降機構Lを動作
させるためにモータMの駆動を制御し、所定のインク
リメントにわたって(所定の増分だけ)プラットフォー
ム14を上昇させる(後述する)。一方、プラットフォ
ーム14の下降は、通常、外部で発生される幾つかの信
号をモータに送信することによって行なわれる。この信
号は、モータを停止させる信号をモータに送る下側スイ
ッチにプラットフォーム14が達するまでモータを回転
させ、これによって、プラットフォーム14は、しばし
ば、その最も下側の位置へ移動される。
【0021】無論、これらの実施形態に係るシートスタ
ック支持プラットフォーム14の昇降制御においては、
ウォームギヤ、送りネジ、シザーリンク等の正確に制御
可能な他の昇降機構も使用に適している。
【0022】給紙ヘッドアッセンブリ30のプレナム3
2の下面32aは、捕捉したシートを所定の波形状(co
rrugation)にするように、特定の形状を有している。
支持されたシートスタック内の上部のシートが浮揚され
ると、最も上側のシートが下面32aの外側翼部32b
と接触することが好ましい。シートに対する制御された
波形状の発生を助けるために、最小の圧力がシートに作
用される。これにより、プレナム32の中央部からシー
トの中央部を一貫して離間させることができる。したが
って、プレナムで捕捉されたシートに対するアクセス時
間は、反復可能に一貫し、直ちに予測できる。
【0023】プレナム32とエアージェット装置40と
の相互作用は、シートがプレナム32に捕捉された時に
シートに対する制御が損なわれないようにする。また、
シートの波形状は、シートを不自然な状態に歪曲する。
次のシートは最上シートと同じ力を同時に受けないた
め、そのような次のシートを同じ状態に歪曲することが
できない。したがって、最上シートがプレナム32で捕
捉されると、次のシートは、最上シートから効果的に離
間される。
【0024】前述したように、この実施形態に係るシー
ト供給送り装置10の適正な動作においては、プラット
フォーム14上に支持されたスタック内の最上シートの
レベルをプレナム32に対して所定のレベルに維持する
ことが重要である。そのレベルは、最上シートが第1の
エアージェット装置42によって浮揚された時に繰り返
し可能な時間枠内でプレナム32に十分に接近してプレ
ナム32からの真空力によって容易に捕捉され、かつ、
捕捉される最上シートがプレナム32によって拘束され
ない程度にプレナム32から十分に離れるような範囲で
選択される。
【0025】前述したように、各スイッチ80は、最上
シートのレベルを検知するように設計されていることが
好ましい。そのようなスイッチ80は、この技術分野で
知られているように、例えばBurlewらによる米国
特許第5,823,527号に開示されているように、
許容可能な波形のレベルで下向きの僅かな圧力をもって
シートに当接するペーパガイドであっても良い。また、
シート上における圧力を制限するために、ペーパレベル
アクチュエータが光学式スイッチに内蔵されていても良
い。スイッチ80は、送りの合間に読むことができ、必
要に応じて昇降機構Lに信号を送って、1または複数の
インクリメントでプラットフォーム14を上昇させる。
なお、以下、このインクリメントを一次インクリメント
と称する。一次インクリメントは、適当なシートレベル
を維持することができるのが好ましい。許容可能な波形
のレベルにスイッチ80を配置することは、シートが大
きくカールしているかもしれないがプレナム32には拘
束されていないシートの場所を各スイッチ80が検知で
きる点で有益である。この技術分野で知られているよう
な1または複数の他のタイプのスイッチ、例えば、シー
トスタックの重量を検知し且つその検知された重量に応
じて一次インクリメントを発生できるセンサ等を、一次
インクリメントを発生するために使用できることは言う
までもない。
【0026】図1を再び参照すると、シートスタックか
らシートを分離するために、更に、昇降機構Lは、例え
ばソースコードやハードウェア理論を実行するマイクロ
プロセッサによってスイッチ80以外の他の二次的なソ
ース90からもたらされる第2の信号に応じて、真空プ
レナムから最上シートを所望の距離に位置させることが
できる。しかしながら、第2の信号によって昇降機構L
が上昇を始める前に、好ましくは複写プロセスの開始時
に、レベル制御が特徴付けられる。典型的な実施形態に
おいて、第2の信号は、特徴付けられたレベル制御に基
づく動作がインクリメンタル上昇が必要であることを示
している時にはいつでも、以下において二次インクリメ
ントと称する別個のリフトコマンドを開始する。
【0027】図5は、図1の典型的な受けシート供給送
り装置によって利用される典型的な状態機構70のダイ
アグラムを示すブロック図である。状態機構70のダイ
アグラムは、プラットフォーム14の上昇を開始する第
2の信号を発生する典型的な方法を図示するのに役立
つ。あるいは、図示の目的で、二次インクリメントも同
様である。好ましくは、二次インクリメントは、例えば
スイッチ80のうちの1つがシートスタックの実際の上
端のレベルを誤る時に、シートスタックの上端の適切な
位置を維持するために使用される。このダイアグアムに
おいて、状態間の移行部は、状態同士を接続する方向線
によって示されている。二次インクリメントを果たすた
め、いずれかのスイッチ80によって開始されたレベル
制御は、サンプリング状態74で特徴付けられることが
好ましく、一方、制御状態76は、必要に応じて、適当
な二次インクリメントを実行できることが好ましい。
【0028】好ましくは、二次インクリメントを開始す
るプロセスは、複写プロセスの任意の段階で生じ得る。
したがって、システムは、システムが開始され且つ先に
蓄積された任意の関連データをリセットすることが好ま
しい場合には、処分状態(Discarding state、廃棄状
態)72に入ることができる。処分状態72において、
システムは、幾つかの数の一次インクリメントが生じる
まで、待っても良い。その結果、システムがサンプリン
グ状態74に入ることができる時に、これらの一次イン
クリメントに関連付けられたデータが処分される。
【0029】サンプリング状態74は、サンプル期間中
の一次インクリメント(すなわち、スイッチ80で開始
されるインクリメント)の数(「P」)、好ましい二
次インクリメントの増加の大きさを示すステップサイズ
スケーリングファクタ(「P 」)、二次インクリメン
トが開始される前のシートの好ましい数を示すシートス
ケーリングファクタ(「P」)、連続的に生じ得る二
次インクリメントの好ましい数(「P」)を含む記憶
され或は入力されたパラメータを使用することができ
る。
【0030】典型的な実施形態においては、任意の所望
数となるようにパラメータを決定もしくは設定すること
ができるが、Pは、1つのサンプル期間中に3つの一
次インクリメントに設定され、Pは、二次インクリメ
ントが一次インクリメントの大きさの2倍であることを
示すように1/2に設定され、Pは、一次インクリメ
ントが実行される前に標準の更に2倍のシートが供給さ
れることを示すように2に設定され、Pは、3つの二
次インクリメントが連続的に生じ得ることを示すために
3に設定される。しかしながら、前述したパラメータ
は、任意の所望の数に設定或は決定することができ、ま
た、所望の様々な用紙レベル制御結果を達成するために
調整できることは言うまでもない。
【0031】典型的な実施形態において、各パラメータ
は、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)や読み出し
専用メモリ(「ROM」)等のメモリ記憶装置に記憶さ
れる。パラメータを入力するために、各パラメータは、
例えばソフトウエアやハードウエア内で予め所定の数に
設定することができる。あるいは、パラメータは、複写
装置(図示せず)に配置されても良いキーパッドやダイ
ヤル等の入力部を介して動的に入力することができる。
【0032】図6に示されるように、サンプリング状態
74の持続時間は、多数の一次インクリメントとして指
定されることが好ましく、パラメータPによって与え
られることが好ましい。このサンプリング状態74の
間、シートスタックのためのレベル制御を特徴付けるた
めに使用できるデータが収集される。このデータ収集の
中には、サンプル期間中に供給されるシートの数F
と、サンプル期間中にとられる一次インクリメントの
総数Pとが含まれている。収集されたデータから、F
をPで割ることにより、一次インクリメントが生じ
る前に供給されたシートの平均数を計算することができ
る。その後、制御状態(Controlling state)76にお
いて、一次インクリメントが生じる前に供給されたシー
トの計算された前記平均数を超えた場合には、二次イン
クリメントを発生することができる。
【0033】しかしながら、他の典型的な実施形態にお
いて、二次インクリメントは、最後の一次インクリメン
ト後に所定数のシートが供給された時に発生されても良
い。供給されるシートの所定数Fは、以下の関係、すな
わち、 F=[(F)+(P/2)]/P により、サンプリング状態74において計算することも
できる。ここで、Fはサンプル期間中の送り数であ
り、Pはサンプル期間中の複数の一次インクリメント
であり、Pはスケーリングファクタである。この実施
形態において、望ましい場合には、Pは、一般に一次
インクリメント下で生じるよりも少ない頻度で二次イン
クリメントを生じさせるために、スケーリングファクタ
として使用することができる。したがって、例えば、P
が2に設定される先に説明した典型的な実施形態にし
たがって、サンプル期間中に生じるシートの送り数は、
サンプル期間中に先に測定された送り数の事実上2倍で
ある。
【0034】他の典型的な実施形態において、二次イン
クリメントの大きさは、一般的な一次インクリメントの
大きさと同じか、小さいか、あるいは、大きくなり得
る。この特定サイズの二次インクリメントは、以下の関
係、すなわち、 S=[(S−S)+((P)/2)]/P
により、例えばサンプリング状態74において決定され
る。ここで、Sはサンプル開始時の昇降カウンタであ
り、Sはサンプル終了時の昇降カウンタであり、P
はサンプル期間中の複数の一次インクリメントであり、
はスケーリングファクタである。この実施形態にお
いて、望ましい場合には、Pは、二次インクリメント
のサイズを一次インクリメント下でしばしば生じる大き
さと同じに、あるいは、より小さく、あるいは、より大
きくするために、スケーリングファクタとして使用する
ことができる。したがって、例えば、Pが1/2に設
定される先に説明した典型的な実施形態にしたがって、
二次インクリメントの大きさは、通常一次インクリメン
ト下で生じる大きさの2倍となる。
【0035】以下は、前述した処分状態72およびサン
プリング状態74のプロセスの典型的な説明である。複
写プロセスの開始時に、与えられたシートスタックか
ら、プラットフォーム14のインクリメンティング間で
供給されるシートの平均数が決定されることが好まし
い。これは、初期の一次インクリメント後、特定のその
後の一次インクリメントまでに供給されたシートの数を
計算することによって達成できる。正圧エアー源PがO
Nされる前、したがって、スタックが毛羽立つ前に、用
紙のレベルが規定されていても良い場合、計算された初
期の一次インクリメントは、異常になり易いため、処分
されることが好ましい。典型的な実施形態において、サ
ンプリング期間中に使用するのに最適なインクリメント
の特定数の値は、かなり正確な平均値を得るために十分
大きくなければならないが、できる限り早く制御状態7
6に入ることができるように十分小さくなければならな
い。
【0036】同様に、一次インクリメントの平均的な頻
度を決定する場合、平均一次インクリメントサイズを見
積もることができる。ステッピングモータを使用する場
合、ステッピングモータによってとられる平均的なステ
ップ数を各インクリメント毎に計算して、平均一次イン
クリメントサイズを決定することができる。プラットフ
ォーム14を駆動させるために、DCモータや、エンコ
ーダあるいはポテンショメータなどの同様の機構、また
は、モータコマンドデュレーションといった他のモータ
あるいは機構を使用する場合、プラットフォーム14の
上昇量を評価して制御するために、平均一次インクリメ
ントサイズを使用することができる。例えば、ギヤセッ
ト16(図1)と協働するポテンショメータは、プラッ
トフォーム14の瞬時のレベルを示すために信号を発生
することができる。各一次インクリメント中におけるプ
ラットフォーム14の平均上昇量の評価は、必ずしも必
要ではないが、ここに開示されたプロセスの精度を向上
させることができる。
【0037】これらの平均値が見積もられると、制御が
望まれる場合にはいつでも、プラットフォーム14を上
昇させるようにリフトモータMに命令を与えることが
できる。例えば、平均シート数が最後のインクリメント
後に2回供給された場合、平均インクリメントサイズと
等しい量だけプラットフォーム14を上昇させるように
リフトモータMに命令を与えることができる。無論、
頻度およびインクリメントサイズは、例えばスケーリン
グファクタP、Pを使用することによって、任意の
与えられた複写システムのために最適化することができ
る。
【0038】また、シートスタックの全体にわたってシ
ート厚が変化しない場合には、インクリメント間で供給
されるシートの数を計算することによってシート厚を補
償することが好ましい。すなわち、このような考えは、
供給中の用紙が同じ厚さである場合に限り有効となり得
る。しかしながら、シート厚の変化を補償するために、
この技術分野で知られた他の方法を使用することができ
る。
【0039】図5に示されるように、制御状態76にお
いて、二次インクリメントは、いつでも開始することが
でき、通常、サンプリング状態74で決定されたレベル
制御特性に応じて開始される。また、前述したように、
二次インクリメントは、パラメータPによって与えら
れ得る数だけ、何回となく連続的に生じ得る。すなわ
ち、制御状態76において、システムは、二次インクリ
メントの頻度および大きさを変更することができる。
【0040】図7は、この実施形態にしたがって二次イ
ンクリメントを発生するための典型的な方法を示すフロ
ーチャートである。ステップ150で、最後の一次イン
クリメント後に供給されるシート数が計算される。ステ
ップ154により、この数は、例えば一次クリメントが
生じる前に供給された前述した既知のシート送りと比較
される。これは、サンプリング状態74中に計算し或は
入力することができる。
【0041】しかしながら、典型的な実施形態におい
て、インクリメント毎に供給される既知のシートは、計
算されたFに等しい。ここで、 F=[(F)+(P/2)]/P であり、Fはサンプル期間中の供給数であり、P
サンプル期間中の複数の一次インクリメントであり、P
はスケーリングファクタである。この実施形態におい
て、最後の一次インクリメント後に供給されるシートの
数は、その後、Fと比較される。
【0042】ステップ158では、最後の一次インクリ
メント後に供給されたシートの数が、インクリメント毎
に供給される既知のシートよりも大きいか或は等しい場
合、二次インクリメントが発生される。典型的な実施形
態において、インクリメントのサイズは、以下の関係、
すなわち、 S=[(S−S)+((P)/2)]/(P
) によって与えられる。ここで、Sはサンプル開始時の
昇降カウンタであり、S はサンプル終了時の昇降カウ
ンタであり、Pはサンプル期間中の複数の一次インク
リメントであり、Pはスケーリングファクタである。
【0043】受け形式(receiver type)が確認される
と、望ましい場合には、インクリメント間の平均シート
およびインクリメントサイズを再計算するのではなく、
その受け形式に関する先のデータまたは入力データに戻
るように選択することができる。これは、先に実行され
た任意の用紙タイプと直接に関係する二次インクリメン
トにおいて有益となり得る。
【0044】ここに開示された実施形態は、本発明の思
想および範囲から逸脱することなく様々な異なる方法で
使用できることは言うまでもない。例えば、二次インク
リメントは、最上シートを所定のレベルに維持するため
に使用されても良く、一方、一次インクリメント、例え
ばスイッチ80で開始されるインクリメントは、二次イ
ンクリメントに対するバックアップとして使用すること
ができる。このように、この実例では、二次インクリメ
ントがインクリメントを開始しない場合、スイッチ80
は、最上シートを所定のレベルに維持するためにインク
リメントが必要であることを検知しても良い。
【0045】また、この実施形態にしたがって、他のタ
イプの受けシート供給送り装置を使用できることは言う
までもない。したがって、所望のシート供給および送り
装置に対応するため、ここに述べられた技術を使用し
て、当業者によりパラメータを調整することができる。
また、この実施形態は、これらが実施される異なるタイ
プの装置に対応するように、当業者によって調整するこ
とができる。
【0046】ここで説明した実施形態は、二次インクリ
メントを開始することによって、複写装置の用紙のスタ
ックをより効果的に制御する機能を提供する。システム
および方法は、上部供給真空給紙装置と、インクリメン
トを示す信号を発生するスイッチ80とを使用して複写
装置において実施される。しかしながら、本実施形態
は、含む他のタイプの給紙装置およびスイッチを使用す
る複写装置において実施できることは言うまでもない。
【0047】ここに開示された実施形態は、多くの利点
および用途を提供する。ここに開示された実施形態を使
用して、本発明は、再分離および毛羽立ち段階中に受け
側同士が貼り付く傾向にある時に、シートの供給確率を
向上させることができる。また、これら実施形態は、幾
つかの受け側に関する供給性能を向上させることができ
る、スタックの毛羽立った部分の上端レベルの良好な制
御を提供する。典型的な実施形態は、レベル制御特性を
使用し、したがって、必要に応じて別個のインクリメン
トを導入する。
【0048】また、ここで説明したプログラム、プロセ
ス、方法およびシステムは、TTLロジック等の任意の
特定のタイプのハードウエア、あるいは、コンピュータ
ソフトウエア、またはこれらの両者に関するものでもな
く、また、これらに限定されるものでもないことは言う
までもない。様々なタイプの多目的プロセッサもしくは
専用プロセッサ、例えばマイクロコントローラは、ここ
で説明した教示内容とともに使用しても良く、あるい
は、教示内容にしたがって動作を実行する。
【0049】本発明の原理を適用することができる多種
多様な実施形態を考えると、図示された実施形態は、単
なる一例であり、本発明の範囲を限定するものと見なす
べきでないことは言うまでもない。例えば、ブロック図
内においては、更に多くの或は少ない構成要素を使用し
ても良く、また、信号は、アナログ、デジタル、あるい
はこれらの両方を含んでいても良い。好ましい実施形態
の様々な要素は、ハードウエア内で実施されるように説
明されているが、他の実施形態においては、ソフトウエ
ア内において実施されても良い。
【0050】クレームは、その効果を述べていない場合
には、説明した順序または要素に限定するように読むべ
きではない。したがって、以下のクレームの思想および
範囲内にある全ての実施形態およびこれと等価なもの
は、本発明として権利を主張する。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な受けシート供給送り装置の側面図であ
る。
【図2】図1の受けシート供給送り装置の平面図であ
り、図示を容易にするために一部が除去され或は切り離
されている図である。
【図3】図2の3−3線に沿う典型的な受けシート供給
送り装置の側断面図であり、特にプラットフォーム昇降
機構を示す図である。
【図4】受けシート供給送り装置の拡大部分端面図であ
り、特に、図3の4−4線に沿う受けシート供給送り装
置の給紙ヘッドアッセンブリを示す図である。
【図5】図1の典型的な受けシート供給送り装置によっ
て利用される典型的な状態機構のダイアグラムを示すブ
ロック図である。
【図6】本実施形態にしたがってインクリメント毎の送
りを計算するための典型的な方法を示すフローチャート
である。
【図7】本実施形態にしたがってインクリメントを発生
するための典型的な方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 受けシート供給送り装置 12 ホッパ 14 プラットフォーム 16 ギヤセット 18 シャフト 20 昇降チェーン 22 リンク 24 第1のスプロケット 24a シャフト 24b ブラケット 26 テンションケーブル 26a、26b テンションケーブルの両端 28 第2のスプロケット 28a シャフト 28b ブラケット 30 給紙ヘッドアッセンブリ 32 プレナム 40 エアージェット装置 42 第1のエアージェット装置 50 シートスタック 70 状態機構 72 処分状態 74 サンプリング状態 76 制御状態 80 シート検知スイッチ 90 ソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドバーティン,ミッシェル ティ. アメリカ合衆国 14471 ニューヨーク州 ハニーイェ イースト レイク ロード 292 (72)発明者 シャーバ,トーマス ケイ. アメリカ合衆国 14580 ニューヨーク州 ウェブスター ストーンゲート ドライ ブ 1127 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC01 GA01 GB01 GC01 GD04 HB04 HD16 JB02 KB03 KB04 LA14 MA09 MA22 MA27 MA32 MB04 MB09 MC05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写装置における受けスタック(receiver
    stack)のレベル制御を容易にするための方法におい
    て、 一次インクリメント後に供給されるシートの数を決定す
    るステップと、 供給されたシート数を、インクリメント毎の既知の送り
    と比較するステップと、 供給されたシート数がインクリメント毎の既知の送りよ
    りも大きい場合に、一次インクリメントとは別個の二次
    インクリメントを発生するステップと、を含む前記方
    法。
  2. 【請求項2】一次インクリメントは、最上シートのレベ
    ルを検知するためのスイッチによって開始される請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】二次インクリメントは、供給されたシート
    数がインクリメント毎の既知の送りよりも大きいことに
    応じた信号によって開始される請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】二次インクリメントの大きさは、一次イン
    クリメントのそれと同じ、あるいは、より小さい、ある
    いは、より大きいものである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】二次インクリメントは、連続した一連の二
    次インクリメントを形成するために、複数回毎に発生さ
    れる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】インクリメント毎の既知の送りは、請求項
    1の方法を実行する前に入力される請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】二次インクリメントのサイズは、請求項1
    の方法を実行する前に決定される請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】インクリメント毎の既知の送りは、サンプ
    リング状態中に決定される請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】インクリメントのサイズは、サンプリング
    状態中に決定される請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】インクリメント毎の既知の送りは、用紙
    の厚さを含むパラメータによって決定される請求項1に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】複数の一次インクリメントのサンプル期
    間を決定するステップと、 サンプル期間中に送り数を決定するステップと、 インクリメント毎の既知の送りを計算するステップと、
    更に備えている請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】二次インクリメントは、 F=[(F)+(P/2)]/P なる関係に応じて発生され、ここで、Fはサンプル期
    間中の送り数であり、P はサンプル期間中の複数の一
    次インクリメントであり、Pはスケーリングファクタ
    である、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】二次インクリメントの大きさは、 S=[(S−S)+((P)/2)]/P
    なる関係に応じて発生され、ここで、Sはサンプル開
    始時の昇降カウンタであり、Sはサンプル終了時の昇
    降カウンタであり、Pはサンプル期間中の複数の一次
    インクリメントであり、Pはスケーリングファクタで
    ある請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】インクリメント毎の既知の送りの計算
    は、サンプリング状態で行なわれる請求項11に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】上部供給真空波形給紙装置(a top feed
    vacuum corrugrated feeder)における受けスタックの
    レベル制御を容易にするための方法において、 一次インクリメント無しに供給されるシートの数を決定
    するステップと、 供給されたシート数を、インクリメント毎の既知の送り
    と比較するステップと、 供給されたシート数がインクリメント毎の既知の送りよ
    りも大きい場合に、一次インクリメントと異なり且つ受
    けスタックのレベルを適切なレベルに維持する二次イン
    クリメントを発生するステップと、を含む前記方法。
  16. 【請求項16】複写装置における余分な用紙スタックの
    レベル制御を容易にするための方法において、 複数の一次インクリメントのサンプル期間を決定するス
    テップと、 サンプル期間中に送り数を決定するステップと、 送り数を複数の一次インクリメントで割ることによっ
    て、一次インクリメント毎の送りを計算するステップ
    と、 一次インクリメントが生じる前に第2の送り数が一次イ
    ンクリメント毎の送りを超えた時に、少なくとも1つの
    二次インクリメントを実行するステップと、を含む前記
    方法。
  17. 【請求項17】上部供給真空波形給紙装置における受け
    スタックのレベル制御を容易にするための方法におい
    て、 二次インクリメントを発生するステップと、 二次インクリメントと異なる一次インクリメントを発生
    するステップと、を含み、 一次インクリメントはスイッチによって開始され、二次
    インクリメントは他の手段によって発生され、一次イン
    クリメントは、受けスタックのレベルを適切なレベルに
    維持する前記方法。
  18. 【請求項18】二次インクリメントがソフトウエア手段
    によって発生される請求項18に記載の方法。
  19. 【請求項19】受けスタックのレベルを適切なレベルに
    維持することが必要な時に、一次インクリメントが付加
    的なインクリメントの発生を含む請求項18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】シート供給スタックからシートを順次に
    供給するための装置であって、 シートのスタックを支持するための昇降プラットフォー
    ムと、 昇降プラットフォームを昇降させるための昇降機構と、 昇降機構を作動させるためのシート検知スイッチと、 シート検知スイッチが作動しなしなった際に、昇降機構
    を作動させるプロセッサと、を備えた前記装置。
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