JP3710173B2 - 画像形成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成システムとして、複写機およびその側方にシート後処理装置を備えたものが知られている(特開平4−138291号公報)。
【0003】
シート後処理装置は、複写機から排出される用紙を複数のビンに仕分けるソータと、各ビンに仕分けられた用紙を綴じるステイプラと、画像形成装置とソータとの間に設置された用紙スタック部と、画像形成装置からソータに用紙を搬送する用紙搬送路と、ビンから用紙をスタック部に排出する排出手段と、各ビンを排出手段まで移動させる駆動手段とを備え、ソータの各ビンに仕分けられた用紙をステイプルした後、スタック部に排出する。また、複写機から排出される用紙をソータによって複数のビンに仕分けることなく、直接にスタック部に排出することもできる。
【0004】
このような画像形成システムでは、複写動作中にビンカバーを開放する場合や、ビンやスタック部に積載された紙が所定積載量を越えて積載オーバ検知センサが働いた場合、複写動作を中断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成システムでは、中断後に複写動作を再開させる場合、中断原因を解除してもすぐには複写動作が再開されず、必ず使用者によって複写開始のスタートキーが押されてから再開していた。
【0006】
このため、中断後の再開操作が煩わしく、その処理時間の短縮が望まれていた。また、中断原因によってはすぐさま継続動作を再開しても構わないものがあるにも拘らず再開されず、使用者の希望通りでなかった。
【0007】
さらに、積載部が複数ある場合、それぞれの設けられた条件(位置、形状など)や使用方法に応じて自動スタートと再開操作によるスタートを使い分けることによって、よりシステムの操作性、取扱性を向上させた1つの積載部だけによる1つの操作方法では使用者の希望に十分に応じるには限界があった。
【0008】
そこで、本発明は、中断後の継続動作の再開を簡略化しつつ、使用者の希望に沿って継続動作の再開を行える画像形成システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る画像形成システムは、複写機および該複写機から排出されるシートの後処理を行うシート後処理装置を備えた画像形成システムにおいて、前記排出されるシートを仕分けして積載する仕分積載手段と、仕分けせずに前記排出されるシートを積載する通常積載手段と、前記仕分積載手段或いは前記通常積載手段に基づく原因で複写動作が中断した場合、中断の原因が解除されたことを検出する解除検出手段と、前記中断の原因が前記通常積載手段に基づく原因である場合、前記解除検出手段による前記中断の原因が解除されたことの検出に応答して、中断された前記複写動作の継続を自動的に再開する再開手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る画像形成システムでは、請求項1に係る画像形成システムにおいて、前記中断の原因が前記仕分積載手段に基づく原因である場合、前記再開手段は、前記解除検出手段による前記中断の原因が解除されたことの検出と更に操作者の再開指示の入力に応じて前記複写動作の継続を再開することを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る画像形成システムは、請求項1に係る画像形成システムにおいて、更に、前記通常積載手段上の紙の有無を検出する紙有無検出手段を備え、前記通常積載手段におけるシートの積載オーバが原因で複写動作が中断した場合、前記紙有無検出手段が紙無しを検知してから所定時間経過後も紙無しを検知していることに応じて、前記再開手段は前記複写動作の継続を自動的に再開することを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る画像形成システムは、請求項2に係る画像形成システムにおいて、更に、前記仕分積載手段上の紙の有無を検出する紙有無検出手段と、前記仕分積載手段におけるシートの積載オーバが原因で複写動作が中断した場合、前記紙有無検出手段が紙無しを検知してから所定時間経過後も紙無しを検知していることが確認されるまで、前記複写機に設けられた複写動作のスタートキーの入力を禁止する入力禁止手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のシート後処理装置の実施の形態について説明する。本実施の形態におけるシート後処理装置は電子写真複写機に適用される。
【0015】
[全体構成]
図1は電子写真複写機200の機械的構成を示す断面図である。電子写真複写機200は、複写機本体201、複写機本体201の上部に配設された原稿自動送り装置202、および複写機本体201のシートSを排出する側に配設されたシート後処理装置203から構成されている。シート後処理装置203は折り装置204およびステイプル/スタック装置205からなる。
【0016】
[原稿搬送装置]
原稿自動送り装置202の原稿載置台206に載置された原稿207は、下側から順に分離され、複写機本体201のプラテンガラス208上にパス209を経て給送される。
【0017】
給送された原稿207は、複写機本体201の光学系210によって読み取られ、読み取り終了後、プラテンガラス208からパス211を経て原稿載置台206上の最上面に排出される。シートSはデッキ212から給紙されて画像形成部213で画像形成され、定着部214により定着されて、一般には折り装置204を素通りしてステイプル/スタック装置205のシート搬入口215に搬送される。尚、電子写真複写機200の作像プロセスは公知に属するものなので、その説明を省略する。
【0018】
[シート後処理装置]
図2はステイプル/スタック装置205の機械的構成を示す断面図である。ステイプル/スタック装置205は、上下に2分割されたビンモジュールB1、B2を有し、各ビンモジュールは複数のビンB11〜B1n、B21〜B2n(本実施の形態ではn=6)で構成されている。各ビンモジュールB1、B2は独立にビン間隔、ビン位置を変えることができる。また、各ビンをシート受け入れ位置あるいはシート束排出位置に移動することができる。
【0019】
ステイプル/スタック装置205のシート搬入口215では、上方向への第1搬送パス1と下方向への第2搬送パス2とを切り換えるためにソレノイドSL3(図示せず)で駆動されるデフレクタ3によりシートの進行方向が決定される。
【0020】
また、第1搬送パス1はソレノイドSL4(図示せず)で駆動されるデフレクタ4によりノンソートトレイ5への排出パス6と上ビンモジュールB1へのパス7に分岐する。一方、第2搬送パス2はそのまま下ビンモジュールB2へのパスとなる。
【0021】
したがって、各ローラ対8a〜8pに関し、ノンソートトレイ5へは8a、8b、8c、上ビンモジュールB1へは8a、8b、8d〜8g、下ビンモジュールB2へは8a、8h〜8pの各ローラ対によって搬送される。ノンソートトレイ5にはフォトインタラプタとフラグとで構成される紙検知センサS72(図24参照)が設けられており、ノンソートトレイ5上の紙の有無を検知する。
【0022】
また、ステイプル/スタック装置205は、上ビンモジュールB1へのパスと下ビンモジュールB2へのパスに挟まれた空間に束処理ユニット9を有し、各ビン上の束を先出しグリッパ10により図1、2の右方向に搬送し、ステイプラ11で選択的にステイプルした後、束先端を搬送グリッパ12で挟持し、更に右方向に搬送する。
【0023】
同様に、上ビンモジュールB1へのパスと下ビンモジュールB2へのパスとの間に挟まれた空間の束処理ユニット9の下方には、スタックユニット13が待機しており、搬送グリッパ12で搬送した束を収納する。
【0024】
また、ステイプラ11の右端部とスタックユニット13の左端部とは、図2に示すように左右方向にオーバラップしている(図2の幅l15の領域)。
【0025】
上ビンモジュールB1のビンB11〜B16にシート束が満たされた後で、図1、2の波線で示す位置に束処理ユニット9を移動させ、ビンからシート束を取り出している間に、下ビンモジュールB2のビンB21〜B26にシートを搬送する。ビンB11〜B16から束取り出し終了後、あるいは下ビンモジュールビンB21〜B26への搬送動作の終了後、束処理ユニット9は図1、2の実線の位置で下ビンモジュールB2からの束取り出しを行う。この動作を繰り返すことにより、スタックユニット13が満載になるまで連続してコピーを継続できる。
【0026】
以上、ステイプル/スタック装置205の概略的な構成を示したが、つぎに各部の詳細な構成について説明する。
【0027】
[折り装置204]
折り装置204に関しては特開昭60−232372号公報、特開昭62−59002号公報等で開示されている折り装置と同様であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0028】
[ビン部]
図3はビンモジュールの構造を示す斜視図である。ビンモジュールB1、B2には同様の構造であるので、ビンモジュールB1についてだけ説明する。
【0029】
ビンモジュールB1は、主にビンB11〜B1nおよび2本の基準棒14a、14b、整合壁15、ビンを昇降させるためのリードカム16a〜16c、およびこれらの駆動部から構成されている。基準棒14a、14bはビン上に排出されるシートに対してステイプル等の後処理をする際の基準位置を決定する部材であり、通常、シート排出時の端部の位置から若干退避して設定されている。整合壁15はビンに排出されたシートを1枚もしくは複数枚ずつ、シート搬送方向と略直角方向(図3の矢印A方向)に幅寄せして対向する端部を基準棒14a、14bに突き当てることにより整合を行う。
【0030】
図4は平面から視たビンモジュールの構造を示す説明図である。リードカム16a、16b、16cは、図3、図4に示すようにビン手前側に1ヶ、奥側に2ヶ配置され、それぞれ外周に螺旋状のカムが形成されている。カムにはビンから突き出たコロ部Ba、Bb、Bcがそれぞれ係合し、各リードカム16a、16b、16cが1回転する毎に同期してビンを所定ピッチ分だけ昇降させる。
【0031】
尚、ビンには図4に示すように、基準棒14a、14bに対応した切り欠きBd、整合壁15に対応した穴Beが形成されている他、後述するグリッパ用の切り欠きBf、ビン立ち駆動機構用の切り欠きBg、および操作上必要な切り欠きBhが形成されている。
【0032】
図5は正面から視たビンモジュールの構造を示す説明図である。各ビンは水平面から所定角度だけ傾斜し、かつ平行に配置されている。一方、コロ部Ba、Bb、Bcはビンが傾斜した状態で全てが同じ高さになるように配置されている。即ち、ビンの右方に近いコロ部Bbの位置はビンの紙の積載面近傍にあるのに対し、ビンの左方に近いコロ部Bcの位置はビンの紙の積載面よりかなり下方にあり、その間はV字型の固定アームで繋がれている。
【0033】
図1、図2からも分かるように、上下のビンモジュールB1、B2におけるシート受け入れ位置と束搬送位置とは、上ビンモジュールB1と下ビンモジュールB2とで逆の関係になっているので、シート束の取り出し時に上ビンモジュールB1へのパスと下ビンモジュールB2へのパスに挟まれた空間内にある束処理ユニット9およびスタックユニット13を上ビンモジュール又は下ビンモジュール位置に移動させることによって、共通に使用できる。
【0034】
[ビンのシフト(昇降)]
図4、図5を用いてビンのシフト駆動について説明する。ビンシフトモータ(M1)17は、モータプーリ18、ベルト19およびリードカムプーリ20a〜20cを介してリードカム16a〜16cに動力を伝達する。ビンシフトモータ(M1)17を正転あるいは逆転させてリードカム16a〜16cを回転させることによりビンを昇降できる。ビンシフトモータ(M1)17はプーリ18と反対側にエンコーダ21を有し、センサS1が1回転分を検知する。
【0035】
また、各ビンモジュールB1、B2にはビンのホームポジション検知センサS2(図示せず)が設けられており、それぞれのトップビンB11、B21がそれぞれのシート受け入れ位置より1ビン分下にある位置をホームポジションとして検知する。
【0036】
各ビンモジュールB1、B2にはビン上のシートを検知する貫通センサS3が設けられており(図2参照)、貫通センサS3によりビン上のシートの有無を検知する。これによりビンモジュールを切り換えるタイミング、次のジョブのコピー動作開始タイミング、あるいは中断したコピーの継続動作の開始タインミングの決定が行われる。
【0037】
[シートの整合]
ビンのシートを整合する整合壁15の駆動機構について説明する。整合壁駆動モータにはステッピングモータが用いられている。整合壁駆動モータの駆動力はギアやタイミングベルト等により伝達され、適正なパルス数により整合壁15の位置制御が行われている。尚、整合壁15のホームポジションはセンサ(図示せず)により検知される。
【0038】
[ビン立ち部]
ビン上で搬送方向に関する整合基準面を形成しているビン立ち部の機構について説明する。図6は正面から視たビン立ち部の機構を示す説明図である。ビン上に積載されたシート束を後処理及びスタックするためにビンよりビン立ち方向に搬送する際、ビン立ち部を移動させる。
【0039】
ビンBはシート積載部Biおよび整合部Bjの各部材から構成されている。一方、回転可能に設けられたリンク47の先端部にはピン当接部材47bが取り付けられている。通常状態でピン当接部材47bとピン45aとの間は離れており、ビンBの昇降動作の妨げにはならない。
【0040】
ビンB上へのシート排出が終了してビン内のシート束を後処理あるいはスタックする際、ビンを図6の実線位置にシフトして、ソレノイドSL1を動作させると、ピン当接部材47bはピン45aと当接し、さらにリンク47が回動することにより図6の二点鎖線の位置まで整合部Bjを移動させる。
【0041】
ソレノイドSL1がOFFするとバネ49の作用により、リンク47が元の実線位置に戻り、これに対応して整合部Bjも積載面と直交する位置まで復帰する。
【0042】
[束処理ユニット9]
束処理ユニット9の構造について説明する。図7は平面から視た束処理ユニット9の構造を示す説明図であり、図8は正面から視た束処理ユニット9の構造を示す説明図である。
【0043】
束処理ユニット9は、ユニット前側板50、ユニット後側板51の間にガイドステイ52、53と右ステイ54とを渡した枠体であり、奥側左右に2ヶずつ計4ヶの昇降コロ55がカシメられている。下側のガイドステイ53の奥側にはシート束搬送時にガイドする部材53aが取り付けられている。4つのコロは本体側に固定された2本のレール内にガイドされている。レール56に一体に切られたラックと、枠体横方向に貫通した軸57の両端に設けられたピニオンギア58とが噛み合わされており、ピニオンギア58に昇降モータM4からの駆動力が伝達されて枠体全体が上下に昇降可能となっている。
【0044】
また、束処理ユニット9の下面には紙面センサS23が取り付けられており、後述するようにスタックトレイ116上に積載されたシート束の最上面が常に検知される。紙面センサS23は発光ダイオード(LED)およびフォトダイオードが対向する位置に設けられた構造を有する。
【0045】
束処理ユニット9の枠体内には3つの各移動体10、11、12が設けられており、これらについて説明する。
【0046】
先出しグリッパ10は図7の矢印D方向に移動可能に構成されており、ビン上のシート束Sの手前基準側の右端近傍をグリップしてシート束を右方に引き出す。
【0047】
図9は先出しグリッパ10の機構を示す説明図である。ユニット前側板50の手前側には、先出しモータM7が取り付けられており、駆動軸先端には揺動アーム76が固着されている。揺動アーム76の他端には長穴76aが形成されており、長穴76aには先出しグリッパ10に連動したピン部材74の先端部が係合する。先出しモータM7の駆動により、揺動カーム76が図9の実線位置、二点鎖線位置の間を往復移動する。この往復移動により、先出しグリッパ10はユニット前側板50の長穴50aに沿って傾斜位置でシート束を掴み、水平位置まで搬送し、水平位置でシート束を離して再び傾斜位置に戻る。
【0048】
ステイプラ11は、図7の矢印E方向に移動可能でシート幅とオーバーラップしない手前あるいは奥の退避位置の他に、シート束の先端部の任意の位置に移動できる。図10は左側面から視たステイプラ11の駆動機構を示す説明図である。図11は平面から視たステイプラ11の駆動機構を示す説明図である。
【0049】
ステイプラ11は基台94上に固定されている。基台94の上方のスライダー95には軸96、97の2本の軸が貫通しており、ステイプラ11を吊り下げ支持している。
【0050】
ステイプラ前後進モータM10によって駆動力がベルト102に伝達され、ステイプラ11は図10の矢印J方向に移動可能となる。ステイプラ11は、手前側の退避位置11a、奥側の退避位置11b間の任意の位置に停止可能である。位置の設定は、手前の位置センサS11または奥の位置センサS12の検知により、あるいはモータM10のエンコーダ104をセンサS13で読み取ることにより決定される。
【0051】
搬送グリッパ12は図7の矢印F方向に移動可能であると共にその前後側板59、60全体を含めて矢印G方向に移動可能に構成されている。矢印F方向でシート束のサイズに応じてシート幅の略中央位置をグリップし、矢印G方向に搬送してビン上から完全にシート束を引き出して、後述するスタックユニットに搬送する。矢印F方向の移動はサイズに対応して移動する他に、スタックユニット上での仕分けのためにも用いられる。すなわちスタックユニットへの束搬送時、矢印G方向の搬送量はシート束サイズに依るが、F方向への搬送量を変化させることで同サイズのシート束の仕分けを行ったり、異なるジョブ間の仕分けを行ったりすることができる。
【0052】
搬送グリッパ12の駆動機構について説明する。図12は平面から視た搬送グリッパ12の構造を示す説明図である。図13は正面から視た搬送グリッパ12の構造を示す説明図である。搬送グリッパ12は2本の軸77、78に支持されており、一方の軸77はボールねじであり、もう一方の軸78は通常の軸である。
【0053】
軸77の両端は前後の側板間(前側板は省略、後側板60)に回転可能に軸支され、軸78の両端は前後の側板間に固定されている。
【0054】
図12、13の左右方向であるシート束搬送方向の駆動について説明する。搬送グリッパ左右移動モータM8はユニット後側板51に取り付けられており、ベルト81を介して貫通軸83に駆動力を伝達する。ベルト86の一部分を規制部材87で後側板60上に固着することにより、搬送グリッパ左右移動モータM8の駆動力がベルト86によって搬送グリッパ12に伝わり左右方向の移動が可能となる。
【0055】
図12の上下方向、つまりシート束搬送と直交する方向の駆動について説明する。搬送グリッパ前後進モータM9の駆動力がボールねじである軸77に伝達されることで、搬送グリッパ12のボールねじ軸77と係合している部分にも同様のねじが切られているので、搬送グリッパ12は前後進の移動が可能である。
【0056】
搬送グリッパ12の位置はホームポジションを検知することにより、あるいはモータの回転量を検知することにより決定される。左右方向の位置は、ホームポジションセンサS7により、あるいは搬送グリッパ左右移動モータM8のエンコーダ92を読み取るセンサS8によりそれぞれ移動量を検知して停止する。
【0057】
前後進の位置は、ホームポジションセンサS9により、あるいは搬送グリッパ前後進モータM9のエンコーダ93を読み取るセンサS10によりそれぞれ移動量を検知して停止する。
【0058】
つづいて、束を挟持するグリップ部について説明する。図14はグリップ部の機構を示す説明図である。グリップ部は先出しグリッパ10および搬送グリッパ12に共通のものである。上グリッパ66と下グリッパ67とが図示しないモータM5(先出しグリッパ挟持用)またはM6(搬送グリッパ挟持用)によって駆動され、それぞれ矢印H、矢印I方向の揺動(実線位置と二点鎖線位置との間)を繰り返すことで開閉する構造となっている。
【0059】
[スタックユニット]
スタックユニット13の構造について説明する。図15は平面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。図16は正面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。図17は左側面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。
【0060】
図15において、スタックユニット13の外枠となるスタックフレーム105は4つの部分から構成されている。スタックフレーム105は後側板105a、左側板105b、右側板105c、底板105dからなる。この外枠の左右の側板105b、105cの奥側外面には昇降コロ106がそれぞれ2ヶずつ計4ヶ取り付けられており、本体に固定されたレール107にガイドされている。尚、レール107は図7で示した束処理ユニット9のレール56と同一部材で共通にしても構わない。
【0061】
図15、図17において左右側板105b、cにはチェーン109が固定されており、スタックフレーム昇降モータM11の駆動力を貫通軸112に伝達することでフレームを昇降させることができる。フレームの停止位置は、通常、図2に示した束処理ユニット9の2つの停止位置(上方の破線部、下方の実線部)に対応した2つの停止位置の他に、後述するスタックトレイ引き出し位置およびスタックユニット制限枚数変更時等、複数ヶ所に設定されている。モータM11のエンコーダ115をセンサS14で読み取ることにより様々な設定位置に停止可能となる。
【0062】
フレームの左側板105bにはスタックトレイ116上のシート束の基準壁117が昇降可能に支持されている。基準壁117はスタックトレイ上の積載枚数に応じて昇降用モータM12(図示せず)により昇降自在である。
【0063】
また、基準壁117の上端部には近接防止センサS16が取り付けられており、スタックユニット13と上方の束処理ユニット9との距離を検知し、一定の距離以下に接近した場合、互いの近接方向の駆動を停止する制御を行って干渉を防止する。
【0064】
さらに、基準壁117の側面部にはスタック高さ検知センサS17が取り付けられており、スタック高さ検知センサS17でスタックトレイ116上に積載されたシート束のスタック最上紙を検知して、スタックトレイ116の高さ等を制御する。
【0065】
スタックトレイ116について説明する。図18は正面から視たスタックトレイの構造を示す説明図である。スタックトレイ116はスタックフレーム105の内側で昇降自在である。スタックトレイ116はスタックトレイ基台129に対してアキュライド130で手前方向に引き出し可能に構成されている。スタックトレイ基台129の両端面にはコの字形のコロ受板131が取り付けられており、コロ受板131はレール128でガイドされている。
【0066】
スタックトレイ昇降モータM13は、スタックトレイ基台129に取り付けられ、上下方向の駆動力を与える。モータM13の他端にはエンコーダ138が取り付けられ、センサS15で読み取ることでスタックトレイ116の降下量は制御される。
【0067】
図19はストッパ300の構成を示す平面図である。図20はストッパ300の駆動機構を示す説明図である。ストッパ300はスタックトレイ116の積載面に対し垂直に立ち上がる固定部材301と、固定部材301に設けられているアキュライド302に案内されながら固定部材301の軸線方向に移動可能な移動部材303とを有する。
【0068】
固定部材301の下部には、コロ8が取り付けられ、コロ8は側板105cに直交する方向に案内するためのレール部材310に移動可能に係合されている。レール部材310は、底板105aに固定されている。これに対し、移動部材303の先端には、L字形状のアーム304の一端が取り付けられている。このアーム304の他端はスライダ305に連結されている。
【0069】
スライダ305は、レール部材310の軸線と平行な方向に伸びる2つの軸306a、306bにその軸線方向に移動可能に支持されている。各軸306a、306bの両端は、基準壁117に固定されている。
【0070】
スライダ305にはベルト307が固着され、ベルト307は駆動プーリ312と従動プーリ313とに巻き掛けられている。駆動プーリ312には、ストッパ移動モータM30から駆動力が出力プーリ311を介して伝達され、この駆動力によって駆動プーリ312は回転する。駆動プーリ312の回転に伴いベルト307に固着されているスライダ305は、軸306a、306bに案内されながら移動する。すなわち、スライダ305の移動に伴いストッパ300は、レール部材310の案内方向に沿ってスタックトレイ116の積載面に平行に移動する。
【0071】
ストッパ300のスタックトレイ116の積載面に平行な方向における位置は、スタックトレイ116に積載されるシート束のサイズに応じて設定され、その設定された位置に対する位置決めは、ストッパ移動モータM30のエンコーダ(図示せず)の読取りセンサ(図示せず)からの検知信号とホームポジション位置を検知するホームポジションセンサ(図示せず)とからの検知信号に基づき行われる。
【0072】
これに対し、ストッパ移動モータM30、駆動プーリ312および従動プーリ313は基準壁117に固定されているので、基準壁117の昇降動作に伴い移動部材303はスタックトレイ116の積載面に垂直な方向に移動し、その移動量は基準壁117の昇降量と同じになる。
【0073】
[搬送部]
図21は搬送系の駆動機構を示す説明図である。駆動系は大別して3つの系統に分割されている。搬送モータM14は複写機本体に近い側の駆動を受け持ち、上下ビンモジュールに分岐後の搬送ローラ並びにノンソートパスに駆動力を伝達する。
【0074】
搬送モータM15は上ビンモジュールパスのシート排出部までの駆動を受け持ち、8d〜8gの4つのローラ対を駆動する。また、搬送モータM16は下ビンモジュールパスのシート排出部までを受け持ち、8l〜8pの5つのローラ対を駆動する。
【0075】
図21の破線で囲った部分は後述するジャム処理等の際に手前側に引き出される部分であるので、それぞれカップリング139、140を設けて駆動系を切り離せる構成となっている。
【0076】
[カバー]
図22は正面から視たカバーの構成を示す説明図である。折り装置204をカバーする折りカバー142、後処理装置の上部からビン右側を縦にカバーする固定カバー143、後処理装置の下ビンモジュールパス2a、2b、束処理ユニット9の一部をカバーする前カバー144、取り出し可能位置にあるスタックトレイ116およびトレイ上のシート束Sを包括するスタック取り出しカバー145、およびビン部左側を縦に覆うビンカバー146が設けられている。
【0077】
また、ノンソートトレイ5を有し、上ビンモジュールパスの上面を形成している上パスカバー147は奥側に回転支点を持ち、手前側が矢印K方向に上部を開放する構成となっている。
【0078】
[制御部]
図24は複写装置の制御部の構成を示すブロック図である。複写装置本体201側のCPU510とシート後処理装置203側のCPU520とはインターフェース回路530を介して接続されており、処理に応じて信号のやりとりが行われる。シート後処理装置203側のCPU520には後述する各種センサ群540、モータドライバ550および各種ソレノイド560が接続されており、CPU520はこれらを用いてシート後処理装置203の全体制御を行う。
【0079】
また、CPU520には折りモード選択スイッチ570が接続されており、使用者はシートが長い場合に折り紙を排出するように選択することができる。また、CPU520には紙検知センサS72および貫通センサS3が設けられており、それぞれノンソートトレイ5およびビンモジュールB1、B2の各ビンB11〜B1n、B21〜B2n上の紙の有無を検知する。
【0080】
さらに、CPU510にはスタートキーS75およびストップキーS76が設けられており、スタートキーS75を押すことによって複写動作を開始したり、中断後の継続動作を再開させることができる。ストップキーS76を押すことによって複写動作を中断したり、あるいは終了させることができる。
【0081】
[動作説明]
上記構成を有する複写装置の動作について説明する。始めに基本動作を説明する。複写機本体201に配設された原稿自動送り装置202の原稿載置台106に原稿をセットし(図1参照)、操作部(図示せず)で所定のモード条件を入力してスタートキー575を押す。スタートキー575の押下信号に伴いシート後処理装置203の各部がスタンバイ状態に制御される。各モード条件に分けて説明する。
【0082】
(A)ノンソートモードの場合
ノンソートモードの場合、デフレクタ3は実線の向きにデフレクタ4は破線の向きに位置され(図2参照)、排出パス6に存在するローラ対8a、8b、8cが回転するようモータM14が制御される(図21参照)。
【0083】
複写機本体201で画像形成が行われ、排出されたシートは折り装置204の上部パスを通過して搬入口215からステイプル/スタック装置205に進入する。シートはデフレクタ3で鉛直方向上向きに進み、デフレクタ4の右側を鉛直方向上向きに搬送され、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5上へ排出される。
【0084】
(B)ソートモードの場合
一般的なソートモード時の動作について説明する。まず、スタンバイ動作としてデフレクタ3を実線の向きに、デフレクタ4を実線の向きに位置させる。上下のビンモジュールB1,B2は最上ビンB11,B21が排出ローラ対8g,8pに対向する位置になるようにシフト動作を行う。ビンモジュールB1、B2の整合壁15はシート材の幅に合わせたホームポジションに待機する。ビン立ち部は非動作位置に停止させる。
【0085】
束処理ユニット9は上ビンモジュールB1のシート束取り出しに対応した位置(図2の破線位置)に移動して待機する。束処理ユニット9内の移動体については図7を用いて後述する。先出しグリッパ10は図7に示す位置に待機し、束処理ユニット9の左側に位置するビンモジュール内のビン昇降の際して、ビンに積載されたシートの妨げにならない。
【0086】
ステイプラ11は動作させないので、図7の破線で示す手前の退避位置に移動させる。搬送グリッパ12は搬送されてくるシート束の略中央をグリップする矢印F方向の位置に、かつ先出しグリッパ10で先出しされたシート束の先端をグリップ可能な矢印G方向の位置(図7の12aの位置)に待機する。グリッパは先出しグリッパ10、搬送グリッパ12と共に上下グリッパを開放した状態でそれぞれの位置に待機している。
【0087】
スタックユニット13は図2の破線で示す位置に移動し、束処理ユニット9により搬送されるシート束を受け入れる。図16に示すスタックユニット13の内側のスタックトレイ116、基準壁117および押さえ部材118は、スタックトレイ116の上面がシート束を受入れ可能な位置に、あるいはその他スタックトレイに対応した位置にそれぞれ移動する。押さえ部材118の先端はスタックトレイ116側に突出した状態になっている。
【0088】
排出されたシート材は折り装置204の上部パスを通過して搬入口215から進入し、デフレクタ3で鉛直方向上方にデフレクタ4で左方に搬送される。排出ローラ8gでビンB11上に排出される。
【0089】
ビンB11へのシート排出完了後、ビンは1ビン上方にシフトして、ビンB12がシート収容位置に上昇する。各原稿に対して上記動作を繰り返し、上ビンモジュールのビンにシートの収納を行っていく。上ビンモジュールのビンは最下ビン(図2のビンB16)のシート収容位置にあり、2枚目のシート材に関しては最下ビンから順にシートを収容していく。上記動作をすべての原稿について繰り返し、ビンの収容動作は終了する。
【0090】
シートの収納が終了した状態でスタックユニットユニット13へのシート束移送動作を開始する。図8に示すビン上のシート束Sは先出しグリッパ10を実線位置から破線位置へ開放したまま移動させ、その後、シート束Sを挟持する。図6のビン立ち部BjがソレノイドSL1により開放されてシート束搬送が可能となる。
【0091】
シート束は、手前側を図4の基準棒14a、14bによって、又、奥側は整合棒15と図7のガイド部材53aによって、両サイドを規制されて、右方向に搬送される。そして、図8に示す実線位置で停止し、ここで、先出しグリッパ10、搬送グリッパ12間のシート束の受け渡しが行われる。
【0092】
まず、図7の破線位置に開放したまま待機していた搬送グリッパ12がシート束の略中央部を挟持する。次に先出しグリッパ10は挟持を開放して、次のシート束の搬送に備える。搬送グリッパ12は図7の矢印Gで示す右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送し、サイズに応じた適正な位置で停止する。
【0093】
図23はシート束Sがスタックトレイ116に収納される様子を示す説明図である。シート束を挟持する搬送グリッパ12がサイズに応じた適正な位置で停止した状態で、シート束Sの後端はスタックトレイ116の上面に落下しており、左側は基準壁117により規制され、シート束の上面はソレノイドにより駆動された押さえ部材118により押圧されている。この状態から搬送グリッパ12を開放してシート束の先端部もスタックトレイ116の上に落下させる。このとき、押さえ部材118は落下するシート束内のズレを防止する働きをする。
【0094】
2束目のシート束搬送時については、搬送グリッパ12でシート束の略中央部を掴み、グリッパ間でシート束の受け渡しを行うところまでは1束目と同じである。シート束の受け渡し後、搬送グリッパ12は図7の矢印Fで示す方向に所定量だけ動く。この移動によりスタックトレイ116への積載時、1束目のシート束との識別が可能となる。
【0095】
スタックトレイ116上に積載されたシート束については、その最上面が常に束処理ユニット9の下面に取り付けられた紙面センサS23で検知され、上方にある束処理ユニット9と積載最上面との間隔が常に一定となるようにスタックトレイ116を除々に降下させる制御を行う。
【0096】
また、スタックトレイ116上のシート束に関しては、スタックユニット13が動作中でない場合、任意に取り出し自在である。操作者が取り出しボタン(図示せず)を押下することによってスタックユニット13は取り出し位置に移動し、スタック取り出しカバーのみが開閉可能となる。シート束を取り出した後、カバーを閉じれば継続して処理が可能である。
【0097】
(C)ステイプルソートモードの場合
シート及びシート束の搬送に関しては上記ソートモードの場合と同一であるので、その説明を省略し、ここではステイプラの移動制御について述べる。
【0098】
ステイプラ11は図7および図10に示すように手前側の退避位置11aと奥側の退避位置11bの間で任意の位置に停止することができる。
【0099】
[手前1ヶ所綴じの場合]
ノンステイプルモードの場合、ステイプラ11は手前の退避位置11aにあったが、手前1ヶ所綴じモードが選択された場合、図7、図10に示す11cの位置に待機する。図7に示すようにステイプラが位置11cにあっても、搬送グリッパ12は位置12aで互いに干渉することなく待機できる。先出しグリッパ10によって搬送されたシート束に対しステイプラ11がステイプル動作を行った後、手前側の退避位置11aに移動し、その後、搬送グリッパ12によってシート束は右方向に搬送される。
【0100】
シート束後端がステイプル11の移動領域から抜けると、ステイプラ11は再び1ヶ所綴じの位置11cに移動して次のシート束の受け入れを待つ。
【0101】
[2ヶ所綴じの場合]
この場合も、図7に示すようにステイプラ11が11d、11eのいずれの位置にあっても、搬送グリッパ12aの位置と干渉しない。2ヶ所綴じのスタンバイ状態でステイプラ手前側の退避位置11aから2ヶ所手前側の打ち込み位置11dへ移動して待機する。
【0102】
シート束Sが先出しグリッパ10で搬送されると、先出しグリッパ10が挟持したままステイプラ11が位置11dで手前側の1ヶ所をステイプルする。次に位置11eに移動して2ヶ所の奥側の位置をステイプルする。ステイプラ11が位置11dから位置11eに移動すると、すぐに搬送グリッパ12が待機位置12bから位置12aに進入してくる。そして、シート束Sを挟持し、先出しグリッパ10はシート束Sを開放する。
【0103】
ステイプラ11は位置11eで2ヶ所目のステイプル動作を行った後、奥側の退避位置11bに移動する。1束目のシート束Sの後端がステイプラ移動領域を抜けると、ステイプラ11は退避位置11bから奥側のステイプル位置11eへ移動して2束目のシートを受け入れる。
【0104】
[奥1ヶ所綴じの場合]
この場合、紙サイズセンタよりも奥側のみに綴じる場合であるので、上記手前1ヶ所綴じの場合と逆の動作であり、ステイプラ11は奥側の退避位置11bと綴じ位置とを往復動作することになる。
【0105】
(D)折りモードの場合
折りモードの場合、搬送方向に比較的長いシートが折り装置204の内部で折り動作を加えられた上で、通常のシートと同様にビン上に排出され、選択的に後処理されて、スタックユニット13に積載される。
【0106】
しかし、折り紙、特にシートの搬送方向中央部ないし中央より搬送方向やや下流側に折り返し部のあるいわゆるZ折りや、海外サイズのLGLをLTRRサイズに折るC折り等においては、ビン上への積載時に既に積載済みの折り紙の折り返し部に排出されてくる折り紙の先端がぶつかったり、折り返し部内にもぐり込んだり、既に積載されている紙の整合を乱したり、排出される折り紙が正しく積載されない等の虞れがある。
【0107】
このため、折りモードの場合、最上位ビンを通常のシート排出位置より下げた状態にし、しかも最上位ビンだけで使って収納を行う。
【0108】
[制御処理]
本実施の形態におけるシート後処理装置の制御の流れを図25〜図34のフロチャートを用いて説明する。図25はシート後処理装置が行う全体処理手順を示すフローチャートである。
【0109】
シート後処理装置203の全体処理であるモード処理では、まず、複写機本体201からシート排出が開始されることを示す「ソータスタート信号」がONであるか否かを判別し(ステップS1)、ONの場合、動作モードとして「折りモード」が選択されているか否かを判別する(ステップS2)。「折りモード」が選択されている場合、折り搬送モータ(図示せず)と全体の搬送モータをONにし(ステップS3)、後述する折りモード処理に移行する。
【0110】
一方、折りモードが選択されていないとき、全体の搬送モータをONにする(ステップS4)。
【0111】
シート処理モード判別処理(ステップS5)では、ノンソートトレイ5やビンへのシートの積載あるいは収納方法の判別を行うが、これについては後述する。
【0112】
ステップS5で判別されたシート処理モードに応じて、「上ソート処理」、「下ソート処理」、「上グループ処理」、「下グループ処理」、「ノンソート処理」のいずれかの処理を行う(ステップS6〜S14)。
【0113】
そして、「折りモード処理」、「上ソート処理」、「下ソート処理」、「上グループ処理」、「下グループ処理」のいずれかの場合、その処理の終了後に束処理モード判別処理(ステップS15)でスタックユニット13へのシート束搬送動作を行うか否かを判断する。スタック部束搬送処理を選択した場合、スタックユニット束搬送処理(ステップS17)でスタックユニット13へのシート束搬送処理を行う。このスタックユニット束搬送処理(ステップS17)には、シート束の「ステイプル動作」も含まれている。
【0114】
その後、処理をステップS1に戻し、再び、複写機本体201からのシート排出が開始されることを示す「ソータスタート信号」の有無を判別する。
【0115】
図26はステップS5のシート処理モード判別処理手順を示すフローチャートである。まず、シート処理モードがソートモードであるか否かを判別する(ステップS21)。ソートモードである場合、上下のビンモジュールB1、B2のシートの有無を確認する(ステップS23、S24)。シートが無いビンモジュールでのソート動作を処理モードとして選択する(ステップS27、S28)。
【0116】
また、どちらのビンモジュールB1、B2にもシートがある場合、処理モードとして「ノンソートモード」を選択する(ステップS29)。
【0117】
同様に、グループモードに関してもシートの無いビンモジュールがある場合、処理モードとしてそれぞれ「上グループ処理」、「下グループ処理」を選択する(ステップS25、S26、S30、S31)。また、どちらのビンモジュールB1、B2にもシートがある場合、「ノンソート処理」を選択する(ステップS29)。
【0118】
図27は図25のステップS10におけるノンソート処理手順を示すフローチャートである。ノンソートモードの場合、シートをノンソートトレイ5に連続的に排出するためにデフレクタ3、4を作動させ(ステップS41)、シート搬送パス6を搬送パスとして選択する。
【0119】
そして、シートの搬送動作をモニタするために、シート搬送パス6上の排出ローラ8c近傍に配置されたパスセンサ(図示せず)の信号を監視する(ステップS42)。また、複写機本体201からシート排出動作中であることを示す「ソータスタート信号」の有無のチェック(ステップS43)を同時に行う。
【0120】
ステップS42、S43でパスセンサがオフであり、かつ「ソータスタート信号」がオフである場合のみ搬送モータの停止および前記デフレクタをオフし(ステップS44)、ノンソート処理を終了する。
【0121】
図28はステップS11における上ソート処理手順を示すフローチャートである。まず、シートを上ビンモジュールB1のビンに収納して仕分けするためにデフレクタ3、4を作動させ(ステップS51)、シート搬送パス7を搬送パスとして選択する。
【0122】
最上位ビンB11からシートの収納を行うための「ビンイニシャル信号」の有無をチェックし(ステップS52)、「ビンイニシャル信号」が無い場合、ステップS54に移行し、有る場合、ステップS53に移行する。
【0123】
ステップS53では、ビンの初期化として最上位ビンB11を排出ローラ8gの位置まで下降させる。そして、シートの搬送動作をモニタするために、シート搬送パス7上の排出ローラ8g近傍に配置されたパスセンサ(図示せず)の信号を監視する(ステップS54)。
【0124】
ステップS54でパスセンサがオンしない場合、ステップS62に移行する。パスセンサがオンした場合、排出されたシートに対して後ほど整合動作を行うために整合棒15の退避を行う(ステップS55)。
【0125】
その後、パスセンサのオフを検知した後に(ステップS56)、シートへの整合動作を行う(ステップS57)。
【0126】
そして、ステップS58でシフト方向反転信号の有無を判別し、シフト方向反転信号がない場合、整合棒15を退避し(ステップS59)、1ビンシフト(ステップS60)を行う。
【0127】
ステップS58でシフト方向反転信号がある場合、反転処理(ステップS61)を行う。ここで、反転処理とはその後のビンシフト方向を反転させる処理を行い、ビンシフト動作はおこなわない。
【0128】
そして、「ソータスタート信号」がオンしているか否かを判別し(ステップS62)、オンしている場合、ステップS54の処理に戻り、「ソータスタート信号」がオフした場合、搬送モータを停止させ、デフレクタをオフし(ステップS63)、上ソート処理を終了する。
【0129】
図29はステップS12における下ソート処理手順を示すフローチャートである。まず、シートを下ビンモジュールB2のビンに収納して仕分けするためにデフレクタ3を作動させ(ステップS71)、シート搬送パス2を搬送パスとして選択する。その後の動作は前述の上ソート処理の動作と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0130】
図30はステップS13における上グループ処理手順を示すフローチャートである。まず、シートを上ビンモジュールB1のビンに収納して仕分けするためにデフレクタ3、4を作動させ(ステップS91)、シート搬送パス7を搬送パスとして選択する。
【0131】
そして、最上位ビンB11からシートの収納を行うための「ビンイニシャル信号」の有無をチェックし(ステップS92)、「ビンイニシャル信号」が無い場合、ステップS94に移行し、有る場合、ステップS93に移行する。
【0132】
ステップS93ではビンの初期化として最上位ビンB11を排出ローラ8gの位置まで下降させる。そして、シートの搬送動作をモニタするために、シート搬送パス7上の排出ローラ8g近傍に配置されたパスセンサ(図示せず)の信号を監視する(ステップS94)。
【0133】
パスセンサがオンしない場合、ステップS101に移行し、オンした場合、排出されたシートに対して後ほど整合動作を行うために、整合棒15の退避を行う(ステップS95)。その後、パスセンサのオフを検知した後に(ステップS96)、シートへの整合動作を行う(ステップS97)。
【0134】
ステップS98でビンのシフト動作を要求する「シフト要求信号」の有無を確認し、無い場合、ステップS101に移行し、ある場合、ステップS99で整合棒15の退避し、1ビンシフトを行う(ステップS100)。
【0135】
ステップS101で「ソータスタート信号」がオンしているか否かを判別し、オンしている場合、ステップS94に処理を戻し、「ソータスタート信号」がオフした場合、搬送モータを停止させ、デフレクタをオフし(ステップS102)、ソート処理を終了する。
【0136】
図31はステップS14における下グループ処理手順を示すフローチャートである。まず、シートを下ビンモジュールB2のビンに収納して仕分けするためにデフレクタ3を作動させ(ステップS111)、シート搬送パス2を搬送パスとして選択する。その後の動作は前述の上グループ処理の動作と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0137】
図32はステップS15における束処理モード判別処理手順を示すフローチャートである。束搬送方向のシート長さが規定値(本実施の形態では、364mm)より長いか否かを判別し(ステップS131)、長い場合、スタックユニット13に収納できないので、束処理モードとして非束搬送処理を選択し(ステップS133)、それ以外の場合はスタック部束搬送処理を選択する(ステップS132)。ここで、非束搬送処理とはスタックユニット13への束搬送を行わない処理であり、ビンへ収納されたシート束は、ビンに残留することになる。また、スタック部束搬送処理は、ビンに収納されたシート束を1束ずつ束搬送し、スタックユニット13へ積載していく処理である。
【0138】
図33および図34はステップS17におけるスタックユニット束搬送処理手順を示すフローチャートである。まず、束搬送を行うビンモジュールに対し、束処理ユニット9、スタックユニット13の移動を開始する(処理A、ステップS141)。
【0139】
束搬送を行う位置にビンモジュールのシフト動作を行う。このとき、使用しているビンの中で最上位または最下位のビンが束搬送位置に来るように制御する(処理B、ステップS142)。
【0140】
この処理Aと処理Bは同時に行ってもよく、処理時間の短縮化を図ることができる。そして、処理Aと処理Bの両方が終了するのを待つ(ステップS143)。
【0141】
処理Bのシフト動作が終了すると、使用しているビンの上位ビンが束搬送位置にある場合、今後のシフト方向を下に設定し、使用しているビンの下位ビンが束搬送位置にある場合、今後のシフト方向を上に設定する。
【0142】
先出しグリッパ(SG)10をビンに進入させ、束を挟持して束のグリップを行う(ステップS144)。ここで、図33のフローチャート中の(X)、(Y),(Z)はそれぞれ移動部材の移動方向を示し、(X)はシート束の搬送方向(図1、図2の左右方向)であることを示し、(Y)はシート後処理装置203を正面から視た場合の手前/奥行き方向であることを示し、(Z)は上下方向であることを示す。
【0143】
そして、束をビンから搬送するために、ビン立ち部を倒すことで解放する(ステップS145)。このとき、束は先出しグリッパ(SG)10によってグリップされているので、落下することはない。ステイプルモードであるか否かを判別し(ステップS146)、ステイプルモードである場合、ステップS149に移行し、ステイプルモードでない場合、ステップS147に移行する。
【0144】
ステップS147では、束の搬送を行う搬送グリッパ(FG)12を先出しグリッパ(SG)10からの束受け渡し位置に移動させ、そこに先出しグリッパ(SG)10から束の移動を行い(ステップS148)、搬送グリッパ(FG)12は束を挟持し(ステップS156)、先出しグリッパ(SG)10は束を解放し(ステップS157)、受け渡しを行う。
【0145】
搬送グリッパ(FG)12は、束積載位置まで束の搬送を行い(ステップS158)、停止後、束の挟持を解放することでスタックユニット13への束積載を行う(ステップS160)。この間にシート束が抜けた際、ビンのビン立ち部を閉じておく(ステップS159)。
【0146】
ステップS161で積載したシート束がビンモジュールの最終束であるか否かを確認し、最終束でない場合、前記設定したシフト方向へ1ビン分シフト動作を行い(ステップS162)、処理をステップS144に戻し、繰り返し処理を行う。また、ステップS161で最終束であった場合、ビンモジュールでの束搬送動作を終了する。
【0147】
一方、ステップS146でステイプルモードであった場合、ステイプラ11を所望のステイプル位置に移動させておき(ステップS149)、そこに先出しグリッパ(SG)10から束の移動を行い(ステップS150)、ステイプル動作を行う(ステップS151)。
【0148】
そして、ステイプルモードが2ヶ所綴じモードである場合は、引き続きステイプラを移動させステイプル動作を行う(ステップS152、S153)。その後、ステイプラを退避させ(ステップS154)、搬送グリッパ(FG)12を先出しグリッパ(SG)10からの束受け渡し位置に移動させる(ステップS155)。その後、処理をステップS156に移行する。
【0149】
つぎに、ステップS18における折りモード処理について説明する。図35は折りモード処理手順を示すフローチャートである。まず、排出枚数を示すカウンタnの値を「0」に初期化する(ステップS201)。
【0150】
カウンタnの値をインクリメントし(ステップS202)、ビンシフトダウン実行判断処理を行う(ステップS203)。シフトダウンを実行するか否かを判別し(ステップS204)、実行する場合には最上位ビンB11、B21のシフトダウンを実行し(ステップS205)、実行しない場合にはそのまま排出するビンモジュールB1、B2の判断を行う(ステップS206)。
【0151】
上ビンモジュールB1に排出するか否かを判別し(ステップS207)、上ビンモジュールB1に排出する場合、上ビンモジュールB1の最上位ビンB11に排出する(ステップS208)。上ビンモジュールB1に排出しない場合、下ビンモジュールB2に排出するか否かを判別し(ステップS209)、下ビンモジュールB2に排出する場合、下ビンモジュールB2の最上位ビンB21に排出する(ステップS210)。下ビンモジュールB2に排出しない場合、ノンソートトレイに排出する(ステップS211)。
【0152】
上下いずれかのビンモジュールB1、B2での排出を終えると、カウンタnが排出予定枚数以上になったか否かを判別する(ステップS212)、排出予定枚数に達していない場合、ステップS202に戻り、排出予定枚数に達すると処理を終了する。
【0153】
尚、上記ステップS203でのビンシフトダウン実行判断処理では、既にビンシフトが行われている場合にはビンシフトを実行しないように判断したり、あるいは最上位ビンB11、B21に積載されるシートの枚数が所定枚数を越えた場合やシート枚数に応じて最上位ビンを更にシフトダウンさせるように判断することもできる。このように判断することで、積載されたシート枚数によらず適切な落下距離を確保できる。
【0154】
また、最上位ビンB11、B21に積載された最上位のシートが折り紙である場合にシフトダウンを行うように判断してもよい。
【0155】
さらに、例えば折り紙として排出されるA3サイズの用紙と、通常シートして排出されるA4サイズの用紙とが混在して排出される場合、折り紙が排出された後だけシフトダウンを行うように判断してもよく、あるいはいずれの排出においてもシフトダウンを行うように判断してもよい。
【0156】
つぎに、複写動作を中断した複写機200の継続動作について説明する。図36および図37は継続動作の再開処理手順を示すフローチャートである。この処理は複写動作が中断している状態で実行される。
【0157】
まず、中断原因を特定するために、積載オーバで中断したのか否かを判別する(ステップS301)。積載オーバで中断したのではない場合、ビンカバーが開放状態で中断したのか否かを判別する(ステップS302)。ビンカバー開放状態で中断したのではない場合、ジャム処理動作(ステップS303)に移行して処理を終了する。ジャム処理動作では、使用者にジャムが発生したことを促し、使用者によってジャムが解除されるのを待つ。
【0158】
一方、ステップS302でビンカバー開放状態で中断したと判別された場合、中断時にノンソートトレイ5に排出中であったか否かを判別する(ステップS304)。ノンソートトレイ5に排出中であった場合、ビンカバーが閉じられるのを待ち(ステップS305)、閉じられると継続動作を再開して(ステップS306)処理を終了する。
【0159】
また、ステップS304でノンソートトレイ5に排出中でない場合、ビンモジュールB1、B2に排出中であるか否かを判別する(ステップS304)。ビンモジュールB1、B2に排出中である場合、ビンカバーが閉じられるのを待ち(ステップS311)、ビンカバーが閉じられると複写機本体201に設けられたコピーのスタートキー575を入力を許可する(ステップS312)。ストップキー576が押されているか否かを判別し(ステップS313)、ストップキー576が押されていない場合、コピーのスタートキー575が押されたか否かを判別する(ステップS315)。コピーのスタートキー575が押されていない場合、ステップS313に戻り、押されている場合、継続動作を再開する(ステップS316)。また、ステップS313でストップキー576が押されている場合、継続動作を行わないで(ステップS314)処理を終了する。
【0160】
一方、ステップS307でビンモジュールB1、B2に排出中でない場合、束処理中であるか否かを判別し(ステップS308)、束処理中である場合、未処理である束処理の継続動作を再開する(ステップS309)。また、ステップS308で束処理中でない場合、継続動作を行わないで(ステップS310)処理を終了する。
【0161】
一方、ステップS301で積載オーバで中断したと判別された場合、ノンソートトレイ5に排出中であるか否かを判別する(ステップS317)。ノンソートトイレ5に排出中であると判別された場合、紙検知センサS72がオフになるのを待ち(ステップS318)、オフになると所定時間(本実施の形態では500msec)経過後(ステップS319)、再び紙検知センサS72がオフになるのを待ち(ステップS320)、オフになると積載オーバを解除し(ステップS321)、継続動作を再開して(ステップS322)処理を終了する。
【0162】
また、ステップS317でノンソートトレイ5に排出中でない場合、ビンモジュールB1、B2に排出中であるか否かを判別する(ステップS323)。ビンモジュールB1、B2に排出中である場合、紙検知センサである貫通センサS3がオフになるのを待ち(ステップS327)、オフになると所定時間(本実施の形態では500msec)経過後(ステップS328)、再び貫通センサS3がオフになるのを待ち(ステップS329)、オフになると積載オーバを解除する(ステップS330)。ここで、中断原因である紙が除かれてからステップS328の所定時間経過後もコピーのスタートキー575の入力は禁止されている。
【0163】
複写機本体201に設けられ、入力が禁止されていたコピーのスタートキー575の入力を許可し(ステップS331)、ストップキー576が押されているか否かを判別し(ステップS332)、ストップキー576が押されていない場合、コピーのスタートキー575が押されるまでステップS332に戻り、押されると(ステップS334)、継続動作を再開する(ステップS335)。また、ステップS332でストップキー576が押されている場合、継続動作を行わないで(ステップS333)処理を終了する。
【0164】
一方、ステップS323でビンモジュールB1、B2に排出中でない場合、束処理中であるか否かを判別し(ステップS324)、束処理中である場合、未処理の束処理の継続動作を再開する(ステップS326)。また、束処理中でない場合、継続動作を行わないで(ステップS325)処理を終了する。
【0165】
このように、本実施の形態における複写機によれば、中断原因が積載オーバあるいはビンカバーの開放である場合、ノンソートトレイ5およびビンモジュールB1、B2のいずれに排出中であったかによってすぐさま継続動作を再開させるか、あるいは使用者によってコピーのスタートキー575が押されてから再開させるかを切り替えることができる。これにより、ノンソートトレイ5に排出する場合、自動的に複写動作の継続を再開させることで操作を簡略化でき、複写処理時間を短縮できる。また、ビンモジュールB1、B2に排出する場合、使用者の操作により継続動作を再開させることで使用者の希望に沿った継続動作の再開を可能にできる。さらに、中断原因が解除されてから所定時間経過後に再開可能にしていることで継続動作の再開に際しての不具合を排除できる。
【0166】
また、束処理中に中断した場合、自動的に未処理の束処理の継続動作を再開することにより操作を簡略化できる。
【0167】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る画像形成システムによれば、通常積載手段に基づく中断原因の場合、自動的に複写動作の継続を再開させることにより操作を簡略化できる。また、複写作業における処理時間を短縮できる。
【0168】
請求項2に係る画像形成システムによれば、使用者の操作で継続動作を再開させることにより使用者の希望に沿った継続動作の再開を可能にできる。
【0169】
請求項3に係る画像形成システムによれば、自動的に複写動作を再開させる場合、確実に中断原因が解除されてから再開可能にすることで継続動作の再開に際し不具合を排除できる。
【0170】
請求項4に係る画像形成システムによれば、使用者によって複写動作を再開させる場合、確実に中断原因が解除されてから再開可能にすることで継続動作の再開に際し不具合を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真複写機200の機械的構成を示す断面図である。
【図2】ステイプル/スタック装置205の機械的構成を示す断面図である。
【図3】ビンモジュールの構造を示す斜視図である。
【図4】平面から視たビンモジュールの構造を示す説明図である。
【図5】正面から視たビンモジュールの構造を示す説明図である。
【図6】正面から視たビン立ち部の機構を示す説明図である。
【図7】平面から視た束処理ユニット9の構造を示す説明図である。
【図8】正面から視た束処理ユニット9の構造を示す説明図である。
【図9】先出しグリッパ10の機構を示す説明図である。
【図10】左側面から視たステイプラ11の駆動機構を示す説明図である。
【図11】平面から視たステイプラ11の駆動機構を示す説明図である。
【図12】平面から視た搬送グリッパ12の構造を示す説明図である。
【図13】正面から視た搬送グリッパ12の構造を示す説明図である。
【図14】グリップ部の機構を示す説明図である。
【図15】平面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。
【図16】正面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。
【図17】左側面から視たスタックユニット13の構造を示す説明図である。
【図18】正面から視たスタックトレイの構造を示す説明図である。
【図19】ストッパ300の構成を示す平面図である。
【図20】ストッパ300の駆動機構を示す説明図である。
【図21】搬送系の駆動機構を示す説明図である。
【図22】正面から視たカバーの構成を示す説明図である。
【図23】シート束Sがスタックトレイ116に収納される様子を示す説明図である。
【図24】複写装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図25】シート後処理装置が行う全体処理手順を示すフローチャートである。
【図26】ステップS5のシート処理モード判別処理手順を示すフローチャートである。
【図27】図25のステップS10におけるノンソート処理手順を示すフローチャートである。
【図28】ステップS11における上ソート処理手順を示すフローチャートである。
【図29】ステップS12における下ソート処理手順を示すフローチャートである。
【図30】ステップS13における上グループ処理手順を示すフローチャートである。
【図31】ステップS14における下グループ処理手順を示すフローチャートである。
【図32】ステップS15における束処理モード判別処理手順を示すフローチャートである。
【図33】ステップS17におけるスタックユニット束搬送処理手順を示すフローチャートである。
【図34】図33につづくスタックユニット束搬送処理手順を示すフローチャートである。
【図35】折りモード処理手順を示すフローチャートである。
【図36】継続動作の再開処理手順を示すフローチャートである。
【図37】図36につづく継続動作の再開処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 ノンソートトレイ
17 ビンシフトモータ(M1)
200 複写機
201 複写機本体
205 ステイプル/スタック装置
575 スタートキー
576 ストップキー
B1、B2 ビンモジュール
B11〜B16、B21〜B26 ビン
S3 貫通センサ
S72 紙検知センサ
Claims (4)
- 複写機および該複写機から排出されるシートの後処理を行うシート後処理装置を備えた画像形成システムにおいて、
前記排出されるシートを仕分けして積載する仕分積載手段と、
仕分けせずに前記排出されるシートを積載する通常積載手段と、
前記仕分積載手段或いは前記通常積載手段に基づく原因で複写動作が中断した場合、中断の原因が解除されたことを検出する解除検出手段と、
前記中断の原因が前記通常積載手段に基づく原因である場合、前記解除検出手段による前記中断の原因が解除されたことの検出に応答して、中断された前記複写動作の継続を自動的に再開する再開手段とを備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 前記中断の原因が前記仕分積載手段に基づく原因である場合、前記再開手段は、前記解除検出手段による前記中断の原因が解除されたことの検出と更に操作者の再開指示の入力に応じて前記複写動作の継続を再開することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
- 更に、前記通常積載手段上の紙の有無を検出する紙有無検出手段を備え、
前記通常積載手段におけるシートの積載オーバが原因で複写動作が中断した場合、前記紙有無検出手段が紙無しを検知してから所定時間経過後も紙無しを検知していることに応じて、前記再開手段は前記複写動作の継続を自動的に再開することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。 - 更に、前記仕分積載手段上の紙の有無を検出する紙有無検出手段と、
前記仕分積載手段におけるシートの積載オーバが原因で複写動作が中断した場合、前記紙有無検出手段が紙無しを検知してから所定時間経過後も紙無しを検知していることが確認されるまで、前記複写機に設けられた複写動作のスタートキーの入力を禁止する入力禁止手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
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