JPH0944051A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0944051A
JPH0944051A JP7193767A JP19376795A JPH0944051A JP H0944051 A JPH0944051 A JP H0944051A JP 7193767 A JP7193767 A JP 7193767A JP 19376795 A JP19376795 A JP 19376795A JP H0944051 A JPH0944051 A JP H0944051A
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sheet
image forming
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bin
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Satoshi Azeyanagi
智 畔柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写済みのシートの仕分け・積載、綴じ止め
等をする後処理装置の動作終了後を待機して、次の原稿
のによる複写を自動スタート可能にした画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 複写機本体210で複写したシートを、
ビンB上に仕分け・積載し、ステイプラにより綴じ止め
後、搬送グリッパ12によりスタッカ13へ搬送して収
納する。シート後処理装置の動作中であっても、コピー
条件、コピースタートを制御装置300に入力可能にす
る。シート後処理装置の動作終了が、後処理動作終了検
知手段により検知されると、登録されているコピー条件
に基づいて、複写機本体210における次の複写が自動
的に開始される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を自動的に画
像処理部へ送る原稿自動送り装置と、画像形成して出力
されるシートの仕分け、後処理、スタッカ収納を行なう
シート後処理装置と、を複写機本体に備える画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿自動送り装置及びシート後処
理装置を備えた画像形成装置においては、原稿自動送り
装置により自動的に給紙される原稿に基づいて、画像形
成装置本体の画像形成部で画像形成されたシートは、下
流側のシート後処理装置のビン(積載手段)に仕分けさ
れて積載され、このシート束はステイプラ(後処理手
段)による綴じ止め後、搬送グリッパ(搬送手段)によ
り搬送されてスタッカに収納されている。
【0003】上記画像形成装置においては、シート後処
理装置のビンに仕分けして積載されているシート束が搬
送グリッパにより取り出され、束移送されたスタッカ内
のシート束がユーザにより取り出された後に、画像形成
装置本体の次の画像形成ジョブのモードが入力されて画
像形成開始されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像形成装置においては、シート後処理装置の動作
中、例えばビン上のシート束や、スタッカのシート束が
除去されないで残っているときには、画像形成装置本体
における次の画像形成の開始のモードを設定できなかっ
た。
【0005】すなわち、シート後処理装置が動作中は、
次の原稿による画像形成の開始を入力できない状態にあ
って、使用者は、シート後処理装置の動作が終了するま
で待って、許可条件が出たときに、画像形成のスタート
ボタンを入力しなければならず、待ち時間の無駄があっ
た。
【0006】本発明は、シート後処理装置の動作中であ
っても、次の画像形成のジョブのモードを受け付け可能
にした画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、排出されるシートを仕分けし
て積載する積載手段と、前記積載手段にシートを搬送す
る搬送手段と、前記積載手段上のシート束を後処理する
後処理手段と、後処理後のシート束を束移送するシート
束移送手段と、束移送されるシート束を積み重ねて収納
するスタック手段と、前記積載手段の積載動作からから
前記スタック手段によるスタック動作までの一連の動作
が終了したのを検知する後処理動作終了検知手段と、を
有するシート後処理装置と、複数枚の原稿を積載可能な
原稿載置台と、原稿を1枚ずつ分離して画像処理部へ給
送する分離給送手段と、画像処理後の原稿を前記原稿載
置台上に戻す原稿排出手段と、を有する原稿自動送り装
置と、画像形成に必要とするジョブのモードを設定する
画像形成ジョブ設定手段と、画像形成を開始させる画像
形成開始手段と、前記画像処理部で読み取られた原稿像
に基づいてシートに画像を形成する画像形成部と、画像
形成したシートを前記シート後処理装置に出力する出力
手段と、を有する画像形成装置本体と、備えてなり、前
記シート後処理装置における動作が動作中であっても、
前記画像形成ジョブ設定手段による画像形成ジョブのモ
ードの設定入力と前記画像形成開始手段による画像形成
開始手段の入力とを受け付け、かつシート後処理装置の
動作が終了したことを後処理動作終了検知手段が検知し
た後、前記受け付けていた画像形成ジョブのモードで画
像形成を開始する制御手段を有することを特徴とする。
【0008】〔作用〕以上構成に基づき、原稿自動送り
装置により給送された原稿に基づいて、画像形成部によ
り画像形成されたシートは、出力手段によりシート後処
理装置に出力され、さらに積載手段上に仕分けして積載
される。
【0009】積載されたシート束は、後処理手段により
後処理された後に、シート束移送手段によりスタック手
段へ束移送されて収納される。
【0010】画像形成装置本体による画像形成動作が終
了した状態において、シート後処理装置が動作中(例え
ば、積載手段、スタック手段上に、シート束が残ってい
る場合)であっても、画像形成装置本体において、次の
原稿による画像形成ジョブが画像形成ジョブ設定手段に
より入力され、かつ画像形成開始の設定が画像形成開始
手段により入力される。これらの入力は、制御装置に受
け付けられ、シート後処理装置の動作終了が、後処理動
作終了検知手段により検知されて、画像形成開始の許可
条件が出たときに、次の原稿による画像形成装置本体の
画像形成動作が自動的に行なわれる。
【0011】これにより、シート後処理装置の動作中
に、次の原稿による画像形成をしたい場合には、画像形
成ジョブのモードの設定と画像形成開始入力を設定する
のみで、シート後処理装置の動作終了を待つことなく、
次の原稿による画像形成を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施
の形態を説明する。 〈全体構成説明〉図1は、シート出力装置としての電子
写真複写機(画像形成装置)200を示したものであ
る。
【0013】電子写真複写機200は、複写機本体20
1と、複写機本体上部に配設された原稿自動送り装置2
02と、複写機本体201のシートSを排出する側に配
故されたシート後処理装置203とから構成されてい
る。また、シート後処理装置203は、折り装置204
とステイプル/スタツク装置205とからなる。
【0014】原稿自動送り装置202の原稿載置台20
6に載置された原稿207は下側から順に分離されて、
複写機本体201のプラテンガラス(画像処理部)20
8上にパス209を経て給送され、複写機本体201の
光学系210に読み取られ読みとり終了後プラテンガラ
ス207からパス211を経て原稿載置台205上の最
上面に排出される。シートSは、デッキ212から給紙
されて画像形成部213で画像形成され、定着部214
により定着されて、排出ローラ271により複写機本体
201から排出(出力)される。この出力されたシート
Sは、通常は折り装置204を素通りしてステイプル/
スタック装置205のシート搬入口215に搬送される
ようになっている。
【0015】ここで、本機たる複写機200の作像プロ
セスは、公知に属するものであるからここでの説明は行
なわない。 〈ステイプル/スタック装置の構成概略説明〉図1、図
2を用いてステイプル/スタツク装置205を説明す
る。ステイプル/スタツク装置205は、図1、図2に
示すように、上下に2分割されたビンモジュールB1
2 を有し、各ビンモジュールは、複数のビン(シート
受け皿)B11〜B1n、B21〜B2n(図ではn=6)で構
成されている。各ビンモジュールは、独立してビン間
隔、ビン位置を変化させて、各ビンをシート受け入れ位
置やシート束排出位置に移動させることができる。
【0016】シート搬入口215では、上方向への第1
搬送パス1と下方向への第2搬送パス2を切り換える図
示せぬソレノイドSL3で駆動される。デフレクタ3に
よりシートSの進行方向が決定される。更に、第1搬送
パス1は、図示せぬソレノイドSL4で駆動されるデフ
レクタ4により、ノンソートトレイ5への搬出パス6と
上モジュールB1 ヘパス7に分岐する。一方、第2搬送
パス2は、そのまま下モジュールBへのパスとなる。
【0017】したがって、各ローラ対8a〜8pに関し
て、ノンソートトレイヘは8a、b、C、上モジュール
ヘは8a、8b、8d〜8g、下モジュールヘは8a、
8h〜8pの各ローラ対によって搬送される。
【0018】また、ステイプル/スタツク装置205
は、上モジュールヘのパスを下モジュールヘのパスに挟
まれた空間にグリップ/ステイプルユニット9を有し、
各ビン上の束を先出しグリッパ(第1の給送手段)10
により図1、図2の右方向に搬送し、ステイプラ(後処
理手段)11で選択的にステイブルした後、束先端を搬
送グリッパ(第2の束挟持手段)12で挟持してさらに
右方向へ搬送する。同様に上モジュールヘのパスと下モ
ジュールヘのパスとに挟まれた空間において、グリップ
/ステイプルユニット9の下方にはスタックユニット
(スタック手段)13が待機し、搬送グリッパ12で搬
送した束を収納する。
【0019】また、ステイプラ11の右端部とスタック
ユニット13の左端部は、図2に示すように、左右方向
でほぼオーパーラップしている(図2の幅l 15の領
域)。
【0020】上モジュールのビンB11〜B16にシー卜束
が満たされた後で、図1、図2の破線で示す位置に、グ
リップ/ステイプルユニット9を移動させて、ビンから
シート束をとり出してしいる間に、下モジュールのビン
21〜B26にシートを搬送し、ビンB11〜B16から束取
り出し終了後、また、下モジュールビンB21〜B26への
搬送終了後、今度は図1、図2の実線の位置で下モジュ
ールからの束取り出しを行なう。この動作を繰り返すこ
とで、スタックユニットが満載になるまで連続してコピ
ーを継続できる。 〈ステイプル/スタック装置の各部詳細構成説明〉な
お、折り装置204に関しては、特開昭61−2323
72号公報、特開昭62−59002号公報等で開示さ
れている折り装置と同様であるので、その説明は行なわ
ない。
【0021】まず、ビンモジュールB1 、B2 の構成に
ついて説明する。
【0022】図3は、ビンモジュールの斜視図である。
以下ビンモジュールB1 について説明するが、B2 につ
いても同様の構成である。
【0023】ビンモジュールB1 は、主にビンB11〜B
1n及び2本の基準棒14a、14b、整合壁15、ビン
を昇降させるリードカム16a〜16c及び、これらの
駆動部から構成されている。基準棒14a、14bは、
ビン上に排出されるシートに対し、ステイプル等の後処
理をする際の基準線を決定する部材であり、通常、シー
ト排出時の端部の位置から若干退避して設定されてい
る。整合壁15は、ビン上に排出されたシートを1枚も
しくは複数枚ずつ、シート搬送方向と直角方向(図の矢
印A方向)に幅寄せして、対向する端部を基準棒14
a、14bに突きあてて整合を行なう。
【0024】図4は、ビンモジュールの上視図である。
【0025】リードカム16a、16b、16cは、図
3、図4に示すように、ビンの手前側に1ケ、奥側に2
ケ配置され、外周に螺旋状のリードカムを有している。
このリードカムには、ビンから突き出たコロ部Ba、B
b、Bcがそれぞれ係合し、各リードカムが同期して1
回転する毎に、ビンを所定ピッチ分だけ昇降させる。
【0026】なお、ビンには、図4に示すように、基準
棒に対応した切欠きBd、整合壁に対応した穴Beが形
成されている他、後述するグリッパ用の切欠きBf、ビ
ン立ち駆動機構用の切欠きBgや操作上必要な切欠きB
hが形成されている。
【0027】図5は、ビンモジュールの正面図である。
【0028】図5に示すように、各ビンは、水平に対
し、ある角度傾斜してかつ平行に配置されている。一
方、ビンコロ部Ba、Bb、Bcは、ビンが傾斜した状
態ですべてが同じ高さになるように構成されている。す
なわち、ビンの右方に近いビンコロBbの位置は、ビン
の基準面近傍にあるのに対し、ビンの左方に近いビンコ
ロBcの位置は、ビンの基準面よりかなり下方にあり、
ビンコロBcは、V字型の固定アームでビンにつながれ
ている。
【0029】図1、2からも分かるように、上下のビン
モジュールにおけるシート受け入れ位置と束搬送位置
が、上モジュールと下モジュールで逆の関係になってい
る為、シート取り出し時にグリップ/ステイプルユニッ
ト9やスタックユニット13が共通化出来るメリットが
ある。
【0030】一方、下ビンモジュールの場合には、図
1、図2からもわかる通り、シート受け入れ位置と束排
出位置が上モジュールの時と上下逆になっている。従っ
て、同じように考えれば、図2において、シート受け入
れ位置にあるビンB24と上のビンB23との間隔はl 17
度に大きく、束排出位置にあるビンB22と上下のビンB
21、B23との間隔もl 17程度に大きい必要があるが、B
24とB25との間はl 17程大きくなくてもよい。
【0031】しかし、B24とB25との間もl 17程度に大
きくすることによって、シート受け入れ位置、束排出位
置が逆になるもの、上下のモジュールのビンの間隔構成
が同一になる。つまり、ビン間隔を決定するリードカム
のピッチも同様でよく、上下のリードカムの共通化とい
うメリットが生じる。また、シート受け入れ位置と束排
出位置が上下モジュールで逆になっていることは、シー
ト取り出し時にグリッド/ステイプラユニット9やスタ
ックユニット13が共通化できる別のメリットもある。
【0032】次に、ビンシフトの駆動について説明する
(図4、図5)。
【0033】ビンシフトモータM1は、モータプーリ1
8及びベルト19、リードカムプーリ20a〜20cに
よりリードカム16a〜16cに駆動を同期伝達し、モ
ータを正逆転させて、リードカムを1回転させることに
より、カムピッチ分だけビンを昇降させる。リードカム
16a〜16cは、それぞれの軸が軸受により回転可能
に軸支持されており、その一方側に取りつけられたプー
リ20から駆動が伝達される。ビンシフトモータM1
は、プーリ18と反対側にエンコーダ21を有し、セン
サS1で1回転分を検知する。
【0034】また、各ビンモジュールB1 ,B2 には、
ビンのホームポジション検知センサS2(不図示)があ
り、それぞれのトップビンB11、B21がそれぞれのシー
ト受け入れ位置にあるのを検知する。また、各ビンモジ
ュールB1 ,B2 には、ビン上のシートを検知する貫通
センサS3(図2)があって、ビン上のシートの有無を
検知してモジュールを切り換えるタイミングの決定等を
行なっている。
【0035】次に、ビン上のシートを整合する整合壁1
5の駆動構成について説明する(図8、図9)。図8
は、整合壁駆動部の上視図、図9は正面図である。
【0036】整合壁15には、軸22がカシメられてお
り、カシメ軸22はコの字の支持プレート23を貫通し
て止められている。一方、コの字状の支持プレート23
の内側には圧縮ばね24が圧縮方向に若干付勢されて組
み込まれており、その片側はプレート23の内壁に、も
う一方はカシメ軸に設けられたストッパ25に突き当て
られている。圧縮ばねの力によりカシメ軸22及び整合
壁15は、図8の下方向に付勢されている。
【0037】コの字支持プレート23の下方は、スライ
ド板26を介してアキュライド27の移動側に固定され
ており、アキュライド27の固定側は整合壁のスライド
する方向に伸びたアキュライドレール板28に固定され
ている。アキュライドレール板28には、手前側と奥側
にカシメ軸29、30が立ち、それぞれにプーリギヤ3
1、プーリ32が回転可能に取付けられている。両プー
リ31、32間には、タイミングベルト33が渡され、
スライド板26はベルト33に固着されている。一方、
整合壁駆動モータM2のモータギヤ34がプーリギヤ3
1のギヤ部とかみ合うことにより、駆動力が伝達され
る。
【0038】なお、整合壁15のホームポジションは、
センサS4により検知される。コの字支持プレート23
の上方は、スライド部材35が取りつけられており、固
定されたレール36の凹部に係合してガイドされる。図
9では、整合壁15の下方から駆動を入れ、上方をレー
ルでガイドしているが、上下逆に構成しても構わない。
また、上モジュールと下モジュールとで整合壁の構成、
駆動の入れ方を逆にしても構わない。
【0039】次に、ビン上で搬送方向に関する整合面を
形成しているビン立ち部の駆動構成について説明する
(図10、図11)。
【0040】これは、ビン上に積載されたシート束を後
処理及びスタックするために、ビンよりビン立ち方向に
搬送する際に、ビン立ちを移動させるものである。図1
0は上視図、図11は正面図である。
【0041】ビンBは、シート積載部Biと、整合部B
jの部材から構成されており、積載部Bi側にある回転
穴に対して整合部Bj側の回転軸が嵌合して、整合部B
jが回転可能になっている。整合部Bjの回転角度は、
図11に示すように、略90°で、固定された積載面に
対して直角に立った整合面が、積載面と略同一平面にな
るまで回動可能になっている。通常は、積載面に対して
整合面が直角なった状態(図11の実線)になるよう
に、ばね等で付勢されている。このばねは、ビン上のシ
ート束の重みでも、整合部Bjが倒れない強さになって
いる。また、整合部Bjの奥側には、駆動アーム45が
取りつけられている。駆動アームの先端には、ピン45
aが立てられている。
【0042】ビン立ち駆動ソレノイドSL1は、基台4
6上に支持されている。基台46上にはリンク47が回
動可能に支持されとおり、リンク上のピン47aにアー
ム48の一端が係合している。アーム48の他端はソレ
ノイドSL1に取りつけられ、ソレノイドが作動するこ
とによりリンク47を実線部から二点鎖線部へ移動させ
る。リンク47の先端部にはピン当接部材47bが取り
つけられているが、通常状態では47bとピン45aと
の間は離れており、ビンBの昇降動作の妨げにはならな
い。ビン上へのシート排出が終了して、ビン内のシート
束を後処理、スタックする際には、相当するビンが図1
1の位置にシフトして、ソレノイドSLlが動作され
る。ピン当接部材47bは、ピン45aと当接し、更に
リンク47が回動することで、図11の二点鎖線の位置
まで、整合部Bjを移動させる。ソレノイドSLlがO
FFすると、ばね49の作用によりリンク47が元の実
線位置に戻り、それに対応して整合部Bjも、積載面と
直交する位置まで復帰する。ビン上に積載されたシート
束は、ビン上では後処理されないので、整合部Bjには
後処理用の切り欠きは必要としない。従って、整合部B
jがシート束に当接する面は、切り欠きのない同一面で
連続形成されている。
【0043】これにより、整合部Bjは、種々のサイズ
のシート束の整合性を確実にして、後処理手段としての
ステイプラ11の後処理動作の信頼性が高められる。
【0044】次に、グリップ/ステイプルユニット9に
ついて説明する(図12、図13)。
【0045】図12は、グリップ/ステイプルユニット
9の上視図、図13は正面図である。
【0046】全体構成は、ユニット前側板50、ユニッ
ト後側板51間に、ガイドスティ52,53、右スティ
54を渡した枠体であり、奥側左右に2ケずつ計4ケの
昇降コロ55がカシメられている。下側のガイドスティ
53の奥側には、シート束搬送時にガイドする部材53
aが取付けられている。
【0047】4つのコロは、本体側に固定された2本の
レール内にガイドされ、レール56に一体に切られたラ
ックと、枠体横方向に貫通した軸57の両端に設けられ
たピニオンギヤ58とがかみ合い、ギヤに昇降モータM
4からの駆動が伝達されて、枠体全体が上下に昇降可能
となっている。
【0048】枠体内には、3つの移動体が配設されてい
る。先出しグリッパ10は、図12の矢印D方向に移動
可能に構成されており、ビン上のシート束Sの手前基準
側の縁S1 に沿った部分であって、かつステイプラ11
に対しできるだけ近接できる位置をグリップして、シー
ト束を右方に引き出す。
【0049】つまり、先出しグリッパ10の右端からシ
ート束Sの先端までの距離 l4 は、引き出し完了時のス
テイプラ11の左端からシート束S先端までの距離 l5
よりも、わずかに長く設定されている。
【0050】先出しグリッパ10が、ステイプラ11に
なるべく近接した位置を挟持搬送することにより、ステ
イプラ11による後処理作用時のシート束内の乱れを防
止し、ステイプラ11の位置を一定の位置に安定させる
ことができる。
【0051】先出しグリッパ10は、シート束Sがステ
イプラ11に臨む側縁(整合基準縁)S2 以外の側縁
(この場合S1 )に沿った部分しかグリップしないの
で、ステイプラ11は、図の矢印E方向に自由に移動可
能であって、シート幅とオーバラップしない手前や、奥
の退避位置や、シート束の先端部の任意の位置に移動し
てシート束を後処理することができる。
【0052】搬送グリッパ12は、図12の矢印F方向
に移動可能であると共に、その前後側板59,60全体
を含めて、図の矢印G方向にも移動可能に構成されてい
る。搬送グリッパ12は、シート束Sがステイプラ11
に臨む側縁S2 、すなわちビン立ちの整合部Bjに突き
当てられていた側縁であって、かつ矢印F方向で、シー
ト束のサイズに応じて、シート幅の略中央位置をグリッ
プし、矢印G方向に搬送しビン上から完全にシート束を
引き出して、後述するスタッカに搬送する。
【0053】これにより、搬送グリッパ12は、シート
束のステイプラ11への搬送方向下流側の側縁部を引く
形でシート束を挟持搬送するので、挟持搬送時における
シート束の座屈や斜行を生じることなく、シート束をス
タックユニット13へ搬送することができる。
【0054】搬送グリッパ12が、種々のサイズのシー
ト束の略中央位置を挟持搬送することにより、シート束
搬送時のシート束姿勢を安定に保つことができ、スタッ
クユニット13へのシート束の収容時に、搬送グリッパ
12を開放しても、シートの乱れを最小限に抑えること
ができる。
【0055】搬送グリッパ12の矢印F方向の移動は、
上述したようにサイズに対応して移動する他に、スタッ
カ上での仕分けの目的でも用いられる。
【0056】すなわちスタッカへの束搬送時、矢印G方
向の搬送量はシート束サイズに依るが、F方向への搬送
量を変化させることで同サイズのシート束の仕分けを行
なったり、異なるジョブ間の仕分けを行なったりするこ
とができる。
【0057】搬送グリッパ12の奥行寸法 l6 は、ステ
イプラ11がシート束Sに対し動作している位置におい
てもシート束Sの先端が挟持できる寸法に設定されてい
る。以下、グリップ/ステイプルユニット9内の各移動
体10,11,12について詳細に説明する。
【0058】まず、束を挟持するグリップ部について説
明するが、これは先出しグリッパ10及び搬送グリッパ
12に共通の構成である(図14)。
【0059】側板62,62には、3本の軸63,6
4,65が支持されている。軸65には、上グリッパ6
6と下グリッパ67が配設されており、軸63に固設さ
れた下グリッパカム68と、軸64に固設された上グリ
ッパカム69の矢印方向の回動により、それぞれ矢印
H、矢印I方向の揺動を繰り返す(実線図と破線図)。
【0060】また、ばね部材70は、下グリッパ67の
カム部67aを下グリッパカム68に付勢し、ばね部材
71は、上グリッパ66のカム部66aを上グリッパカ
ム69に付勢し、上グリッパと下グリッパの当接圧が略
一定になるように制御している。上記上/下のグリッパ
のカムは、不図示のモータM5(先出しグリッパ挟
持)、M6(搬送グリッパ挟持)にて駆動される。
【0061】なお、先出しグリッパ10と、搬送グリッ
パ12とは、上述したように基本構成は同様であるが、
挟持圧とグリッパの幅、最大開口量等の条件は、それぞ
れの使用条件に合わせて、最適に設定して構わない。例
えば、本実施の形態の場合、先出しグリッパは、スペー
ス上幅を小さく押えるが、基準側のみ挟持するため、束
ズレ防止のため挟持圧を高めに設定したり、開口量もビ
ン間に進入すべく押え気味にする一方、搬送グリッパ
は、シート束センタを挟持可能なので、圧を低めに設定
する等が可能である。
【0062】次に、先出しグリッパ10の駆動構成につ
いて述べる(図15、図16)。
【0063】図15は、先出しグリッパ10の上視図、
図16は正面図である。先出しグリッパ10は、手前側
面には溝つきのコロ72がカシメられており、グリップ
/ステイプルユニットのユニット前側板50に設けられ
た長穴50aに係合している。長穴50aは、ステイプ
ラに近い図16の右方は略水平にあけられているが、ビ
ンに近い図16の左方は、ビンの傾斜に合わせた角度を
もった長穴になっている。2つのコロの軸の先端部は、
結合板金73でつながれており、板金にはピン部材74
が取付いている。
【0064】一方、ユニット前側板50の手前側には、
先出しモータM7が取付けられており、駆動軸先端に
は、揺動アーム76が固着されている。揺動アームの他
端は長穴76aが形成されており、長穴に上記ピン部材
74の先端部が係合する。先出しモータM7の駆動によ
り、揺動アーム76が図15、図16の実線位置、2点
鎖線位置間を往復動する。これにより、先出しグリッパ
10は、ユニット前側板50の長穴に沿って、傾斜位置
でシート束をつかみ、水平位置まで搬送し、水平位置で
シート束を離して、再び傾斜位置に変わる動きを行な
う。
【0065】次に、搬送グリッパ12の駆動構成を説明
する(図17、図18)。図17は搬送グリッパ12の
上視図、図18は正断面図である。
【0066】まず、図17、図18の左右方向、シート
束搬送方向の駆動について説明する。
【0067】搬送グリッパ12は、その下方において2
本の軸77,78に支持されている。軸の一方77は、
ボールねじで構成され、もう一方78は、通常の軸で構
成されている。軸77の両端は、前後側板間(前側板は
省略、後側板60)に回転可能に軸受支持され、軸78
の両端は完全に固定されている。各側板には、ガイドコ
ロ79がカシメられており、コロ79は、ユニット側板
51にあけられた長穴51aに沿って左右方向に動け
る。
【0068】搬送グリッパ左右移動モータM8は、ユニ
ット側板51に取付けられており、モータプーリ80、
ベルト81、プーリ82を介して貫通軸83に駆動を伝
達する。貫通軸83上には、駆動用プーリ84が手前・
奥1ケずつ取付けられ、それぞれ対向する従動プーリ8
5との間にベルト86がかけられている。ベルトの一部
分を規制部材87で後側板60上に固着することによ
り、モータM8の駆動が搬送グリッパ12に伝わり、左
右方向の移動が可能となる。
【0069】次に、図17の上下方向、シート束搬送と
直交する方向の駆動について説明する。
【0070】後側板60上に、搬送グリッパ前後進モー
タM9が基台88を介して取付けられている。モータプ
ーリ89、ベルト90、プーリ91を介してモータM9
の駆動がボールねじ軸77に伝達される。搬送グリッパ
12のボールねじ軸77と係合している部分にも、同様
のねじが切られているため、ボールねじ軸が回転するこ
とで搬送グリッパは前後進可能となる。
【0071】搬送グリッパ12の位置は、ホームポジシ
ョン検知及びモータの回転量を検知することで決定され
る。搬送グリッパ12の左右方向は、規制部材87の上
方の突起87aをホームポジションセンサS7で検知
し、モータM8のエンコーダ92を読みとるセンサS8
で移動量を検知して、所定の位置で停止させる。一方、
搬送グリッパ12の前後進は、ホームポジションセンサ
S9で搬送グリッパの一部を検知し、モータM9のエン
コーダ93を読みとるセンサS10で移動量を検知し
て、所定の位置で停止される。
【0072】以上構成に基づいて、各構成部の動作を説
明する。はじめに、装置の基本動作を説明する。
【0073】まず、複写機本体201に配設された原稿
自動送り装置202の原稿載置台l05に原稿207を
セットし(図1)、不図示の操作部のコピージョブ設定
手段503で所定のモード条件を入力して、コピースタ
ートボタン(画像形成開始手段)505が押される。ス
タートキーの押下信号に伴い、シート後処理装置203
の各部がスタンバイ状態に制御される。以下、各モード
条件に分けて説明を行う。 〈ノンソートモードの場合〉図2において、デフレクタ
3は実線の向きデフレクタ4は破線の向きに位置される
から、排出パス6に存在するローラ対8a、8b、8c
が回転するようモータMl4(図19)が制御される。
【0074】複写機本体201において、画像形成処理
され排出(出力)されたシートは、折り装置204の上
部パスを通過して、搬入口215からステイプル/スタ
ック装置205に進入する。シートはデフレクタ3で鉛
直上向きで偏向され、デフレクタ4の右側を鉛直上方に
搬送されて、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5上
へ排出される。 〈ソートモードの場合〉次に、一般的なソートモード時
の動作を説明する。
【0075】まず、スタンバイ動作として、デフレクタ
3は実線の向きにデフレクタ4も実線の向きに位置させ
る。上下のビンモジュールBl,B2は最上ビンB1
1,B21が排出ローラ対8g、8pに対向する位置に
くるよう、シフト動作する。ビンモジュールの整合壁1
5はシートの幅に合わせたホームポジションに待機す
る。
【0076】ビン立ち部の駆動に関しては、非動作位置
に停止されている。
【0077】グリップ/ステイプルユニット9は上ビン
モジュールのシート束取り出しに対応した位置(図2の
破線位置)に移動して待機する。
【0078】グリップ/ステイプルユニット9内の移動
体については、図7において説明する。
【0079】先出しグリッパ10は、図7に示す位置に
待機して、グリップ/ステイプルユニット9の左側に位
置するビンモジェール内のビン昇降の際にビン上のシー
トの妨げにならないようになっている。
【0080】ステイプラ11は動作させないので、図7
で破線で示す手前の退避位置に移動する。
【0081】搬送グリッパ12は、図7で破線で示す様
に矢印F方向は搬送されてくるシート束の略中央をグリ
ップする位置に、そして矢印G方向は、先出しグリッパ
10で先出しされたシート束の先端をグリップ可能な位
置12aに待機する。
【0082】グリッパは、先出しクリッパ10、搬送グ
リッパ12共に上下グリッパを開放した状態でそれぞれ
の位置に待機している。
【0083】次に、スタックユニット13は、図2で破
線で示す位置に移動し、グリップ/ステイプルユニット
9により搬送されるシート束を受容できるようになって
いる。図17において、スタックユニット13の内部の
スタックトレイ116、並びに基準壁117、押さえ部
材118は、スタックトレイ116の上面がシート束を
受容可能な位置に又その他スタックトレイに対応した位
置に移動する。押さえ部材118の先端は、図17に示
すようにスタックトレイ116側に突出した状態になっ
ている。
【0084】排出されたシートは折り装置の上部パスを
通過して搬入口215から進入し、デフレクタ3で鉛直
上方にデフレクタ4で左方へ搬送される。排出ローラ8
gでビンBll上に排出される。
【0085】ビンBllヘシート排出完了後、ビンは1
ビン上方にシフトして、ビンBl2がシート収容位置に
上昇する。各原稿に対して上記動作を繰り返し、上モジ
ュールのビンへシート収納を行っていく。上モジュール
のビンは最下ビン(図2ではB16)シート収容位置に
あり、2枚目のシートに関しては、最下ビンから順にシ
ートを収容していく。
【0086】上記動作をすべての原稿について繰り返し
行い、ビンヘの収容動作は終了する。シート収納終了状
態において、シート束移送動作を開始する。
【0087】ビン上のシート束Sは図8において先出し
グリッパ10を実線位置から破線位置へ開放したまま移
動させ、その後、シート束を挟持する。図6のビン立ち
部BjがソレノイドSL1により開放されてシート束搬
送が可能となる。
【0088】シート束は手前側は図4の基準棒14a、
14bによって、又、奥側は整合棒15と図7のガイド
部材53aとに両サイドを規制されて、右方向に搬送さ
れる。そして図8に示す実線位置に停止し、ここで先出
しグリッパ10と搬送グリッパ12間の束の受け渡しが
行われる。
【0089】まず、図7の破線位置に開放したまま待機
していた搬送グリッパ12がシート束の略中央部を挟持
する。次に、先出しグリッパ10は挟持を開放して、次
の束の搬送に備える。搬送グリッパ12は図7の矢印G
の右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送し、サイ
ズに応じた適正な位置で停止する。
【0090】この状態では、図21に示すように、シー
ト束Sの後端はスタックトレイ116の上面に落下して
おり、左側はスタッカ基準壁117により規制され、ま
た、束上面はソレノイドにより駆動された押さえ部材1
18により押圧されている。この状態からから搬送グリ
ッパ12を開放してシート束の先端部もスタックトレイ
上へ落下させる。
【0091】この時、押さえ部材118は、落下する束
内のズレを防止する働きをする。
【0092】次に、2束目のシート束搬送時について
は、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、
グリッパ間での束の受け渡しを行うところまでは、1束
目と同―であるので、以降の動作のみについて説明す
る。シート束の受け渡し後、搬送グリッパ12は、図7
の矢印Fの方向に所定量だけ動く。この移動により、ス
タックトレイヘの積載時、1束目のシート束との識別が
可能となる。
【0093】スタックトレイ上に積載されたシート束に
ついては、その最上面が常にセンサで検知され、上方に
あるグリップ/ステイプルユニットと積載最上面との間
隔が常に一定となる様に、スタックトレイを除々に降下
させて制御している。
【0094】また、スタックトレイ上のシート束に関し
ては、スタックユニットが動作中でない場合には、任意
に取り出しが可能な構成になっている。操作者が図示せ
ぬ取り出しボタンを押下することによって、スタックユ
ニットは取り出し位置に移動し、スタック取り出しカバ
ーのみが開開可能となる。
【0095】また、シート束を取り出した後、カバーを
閉じれば継続して処理が可能である。 〈ステイプルソートモードの場合〉シート及びシート束
の搬送に関しては、上述したソートモードの場合と同一
であるので説明を省略する。ここでは、ステイプラの移
動制御について述べる。
【0096】ステイプラ11は、図7及び図13に示す
様に手前側の退避位置11aと奥側の退避位置1lbの
間で任意の位置に停止することができる。 〈手前1ヶ所綴じの場合〉上記ノンステイプルモード時
は、ステイプラが手前の退避位置11aにあったが、手
前lヶ所綴じモードが選択された場合には、図7、図1
3に示す11Cの位置に待機する。
【0097】図7に示すように、ステイプラが11Cの
位置にあっても、搬送グリッパには、12aの位置で互
いに干渉することなく待機できる。先出しグリッパ10
により搬送されたシート束に対し、ステイプラはステイ
プル動作を行った後、手前側の退避位置11aに移動
し、その後搬送グリッパ12によってシート束は右方に
搬送される。
【0098】シート束後端がステイプル11の移動領域
から抜けると、ステイプラ11は再び1ヶ所綴じの位置
1lCに移動して、次のシート束の受け入れを待つ。 〈2ケ所綴じの場合〉この場合も、図7に示す様に、ス
テイプラが1ld、1leのいずれの位置にあっても、
搬送グリッパ12aの位置と干渉しない。2ヶ所綴じの
スタンバイ時、ステイプラ手前側の退避位置1laから
2ケ所手前側の打ち込み位置1ldへ移動して待機す
る。
【0099】シート束が、先出しグリッパ10で搬送さ
れると、先出しグリッパが挟持したままステイプラが1
1dの位置で手前側のlヶ所をステイプルする。次に、
1leの位置に移動して2ヶ所の奥側の位置をステイプ
ルする。ステイプラが1ldの位置から1leの位置に
移動すると、すぐに搬送グリッパ12が12bの待機位
置から12aの位置に進入してくる。
【0100】そして、シート束を挟持し、一方先出しグ
リッパ10はシート束を開放する。
【0101】ステイプラ11は、1leの位置で2ケ所
目のステイプル動作を行った後、奥側の退避位置11b
へ移動する。1束目のシート束の後端がステイプラ移動
領域を抜けると、ステイプラ11は退避位置11bから
奥側のステイプル位置1leへ移動して、2束目のシー
トを受け入れる。 〈奥lヶ所綴じの場合〉この場合は紙サイズセンタより
も奥側のみに綴じる場合であるので、上述した手前一ヵ
所綴じの逆でステイプラは奥側の退避位置11bと綴じ
位置とを往復動作することになる。 〈折りモードの場合〉折りモードの場合も、搬送方向に
比較的長いシートが、図2の204に示す折り装置の内
部で折り動作を加えられた上で、通常のシートと同様に
ビン上に排出され選択的に後処理されて、スタックユニ
ット13に積載される。しかし、折り紙、特にシートの
搬送方向中央部ないし中央より搬送方向やや下流側に折
り返し部のあるいわゆるZ折りや、海外サイズのLGL
をLTRサイズに折るC折り等においては、ビン上への
積載時に既積載の折り紙の折り返し部に排出されてくる
折り紙の先端がぶつかったり、もぐり込んで、既積載紙
の整合を乱したり、排出される折り紙が正しく積載され
ない恐れがある。
【0102】その為、最上位ビンを通常のシート排出位
置よりも下げた状態にし、最上位ビンにのみ収納を行
う。 〈複数ビンモジュール動作〉次に、複写機本体201の
生産性を維持しつつ、後処理をも含めたシステム全体の
効率を最大限に向上させる複数モジュール動作(実施側
では2ビンモジュール)について説明する。
【0103】複写処理を要求される部数が、モジュール
内のビン数(上記実施の形態では6)以下の場合には、
上記通常動作で処理が行われるが、上記部数がビン数以
上の場合には、2つのビンモジュールを交互に動作させ
て処理を行う。
【0104】図2において、まず上ビンモジュールBl
を用いてビン数分つまり6部のソート動作を行う。上モ
ジュールの各ビンより破線の位置のグリッパ/ステイプ
ラユニット9が破線の位置のスタックユニット13へ束
搬送するのと並行して、下ビンモジュールB2へのソー
ト動作が行われる。下ビンモジュールのソート動作終了
後は、実線の位置にすでに移動している。グリッパ/ス
テイプラユニット9及びスタックユニット13によっ
て、下ビンモジュールの各ビンから束取り出しが行われ
る。一方、上ビンモジュールは、束の取り出しが終了し
てビン上は空になっでいるので、下ビンモジュールヘの
ソート動作終了後、上ビンモジュールヘのソート動作を
継続して行うことができる。
【0105】以上の動作において、複写機本体より排出
されるシートは途中で停まることなく、上下のビンモジ
ュールのビンに排出される為、ビンからのシート取り出
しや、ステイプル等の処理の為に、複写機本体の複写動
作を停止させることなく、いわゆるストップレスで、全
ての処理を完了することが可能である。
【0106】ここで、ストップレスの条件として、一方
のビンモジュールヘのソート動作が終了した時点におい
て、他方のビンモジュールは束取り出しが終了して空に
なっている必要がある。
【0107】例えば、ビン数nbinを2モジュール持
つ系において原稿m枚を処理する場合を考える。複写機
本体の生産性を1分間にP枚とすると、1つのビンモジ
ュールをm×nbin枚のシートで満たす時間は、m×
nbin/P分、すなわち60×m×nbin/P秒と
なる。
【0108】一方、ビンから束取り出しを行う時間を1
ビンあたりt1秒、又、グリッパ/ステイプラユニット
及びスタックユニットが、モジュール間を移動する時間
をt2秒とすれば、ストップレス動作が成立する為の条
件は、60×m×nbin/P≧nbin×t1+t
2、すなわち原稿枚数m≧P/60(t1+t2/nb
in)以上であれば、ストップレス動作が可能である。
【0109】複写機本体210におけるコピー動作が終
了していて、かつ、シート後処理装置203が動作中の
場合であっても、複写機本体210の図示しない操作部
のコピージョブ設定手段503(図23)により、次の
原稿によるコピージョブがユーザにより設定可能になっ
ている。また、上記複写条件に基づいて、コピージョブ
の開始の入力が、コピースタートボタン505により入
力可能になっている。これらの入力は、データとして制
御装置300内のRAMに格納される。
【0110】シート後処理装置203のビンBに対する
シートの仕分け・積載、ビンB上のシート束のステイプ
ラ11による後処理、後処理したシート束のステイプラ
11によるスタックユニット13への搬送、及びスタッ
クユニット13のシート束の収納等の一連の動作が終了
して、ビンB及びスタックユニット13にシート束が残
量していない状態になると、後処理動作終了検知手段5
06(図23)によりシート後処理装置の動作が終了し
たことが検知される。
【0111】そして、上記後処理動作終了検知手段50
6によるシート後処理装置の動作終了が検知された時
に、予め登録されていたコピー条件に基づいて、複写機
本体210のコピー動作が自動的に開始されるようなっ
ている。
【0112】次に、本発明に係る複写装置の制御に係る
ブロック図を、図23に示す。
【0113】同図において、501は、原稿載置台20
6上に原稿207があるか否かを検知する原稿有無セン
サ501、502は、原稿載置台206から給送される
原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手段、503
は、複写機本体201で行なわれるコピージョブの数を
設定するコピージョブ設定手段、505は、複写機本体
201でのコピーを開始させるコピースタートボタン、
506は、ステイプラ11等の後処理手段の動作が終了
したことを検知する後処理動作終了検知手段、S3は、
ビンモジュールB1 上のシートの有無を検知する第1の
貫通センサ、S3′は、ビンモジュールB2 上のシート
の有無を検知する第2の貫通センサ、S11は、スタッ
クユニット13内のシート束の有無を検知するスタッカ
のシート束検知センサ、507は、複写機本体201か
ら出力される出力シートの枚数を計数する出力シート計
数手段、508は、異なるシート束及びシートの積載時
に、積載済みのシート束の移動を禁止する束移送禁止手
段、511は、複写機本体201で行なわれるコピーの
部数を設定するコピー部数設定手段、512は、所定の
コピー部数よりも小さい数のコピー動作を設定するコピ
ー動作回数設定手段512、513は、仕分けされるシ
ートを、予め仕分け(ソート)されたシート束上に重ね
置きするか、他の積載手段上に排出するかのモードを切
り換える重ね置きモード切り換え手段、515は、複写
装置に設定される諸条件やメッセ−ジ等を表示する表示
手段をそれぞれ示している。
【0114】次に、本発明に係る動作フローを、図22
のフローチャートを元に説明する。
【0115】まず、f1において、複写機本体210の
コピー動作が終了したか否かをチェックする。もし、複
写機本体210のみのコピー動作が終了していない場合
は、複写機本体210のコピー動作が終了するまで待
つ。
【0116】複写機本体210のコピー動作が終了した
場合、シート後処理装置203がまだ動作中で、次のコ
ピー動作がスタートできない状態でも、f2においてコ
ピーモード入力、f3においてコピースタート入力を入
力することができ、これはデータとして、制御装置30
0のRAMに残される。
【0117】次に、f4において、シート後処理装置2
03の動作が終了するのを待つ。シート後処理装置20
3の動作が完了すると、f5において、f2及びf3で
入力されたデータをもとに、次の原稿によるコピー動作
が開始される。
【0118】これにより、シート後処理装置203の動
作中であっても、使用者は、コピーモードやコピースタ
ートをそれぞれ入力しておけば、シート後処理装置20
3の動作終了後に、複写機本体210が自動的にスター
トするので、シート後処理装置203の動作が終了する
まで、複写機本体210の前で待つことはなく、時間の
無駄をなくすことができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置本体による画像形成動作が終了した状態に
おいて、シート後処理装置が動作中であっても、画像形
成装置本体において、次の原稿による画像形成ジョブが
画像形成ジョブ設定手段により入力され、かつ画像形成
開始の設定が画像形成開始手段により入力でき、かつ、
シート後処理装置の動作終了が後処理動作終了検知手段
により検知されて、画像形成開始の許可条件が出たとき
に、次の原稿による画像形成装置本体の画像形成動作が
自動的に行得るようにしたので、シート後処理装置の動
作中に、次の原稿による画像形成をしたい場合には、画
像形成ジョブのモードの設定と画像形成開始入力を設定
するのみで、シート後処理装置の動作終了を待つことな
く、次の原稿による画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置であって、複写機本
体及びこれに接続された原稿自動送り装置、シート後処
理装置の縦断正面。
【図2】同じくシート後処理装置の縦断正面図。
【図3】同じくビンモジュールの斜視図。
【図4】同じくビンモジュールの平面図。
【図5】同じくビンモジュールの正面図。
【図6】同じくビン立ち駆動部の側面図。
【図7】同じくグリップ/ステイプルユニットの平面図
である。
【図8】同じくグリップ/ステイプルユニットの側面
図。
【図9】同じくグリッパ部の側面図。
【図10】同じく先出しグリッパ駆動部の側面図。
【図11】同じく搬送グリッパ駆動部の平面図。
【図12】同じく搬送グリッパ駆動部の側面図。
【図13】同じくステイプルユニット駆動部の図7にお
ける左視図。
【図14】同じくステイプルユニット駆動部の平面図。
【図15】同じくスタックユニットの平面図。
【図16】同じくスタックトレイ部の正面図。
【図17】同じくスタックトレイ部の正面図。
【図18】同じくスタックトレイ駆動部の側面図。
【図19】同じく搬送系の駆動模式図。
【図20】同じくシート後処理装置のカバー部の構成
図。
【図21】同じくスタック押え部材の効果を示す動作
図。
【図22】同じく画像形成装置の動作に係るフローチャ
ート。
【図23】本発明の画像形成装置の制御に係るブロック
図。
【符号の説明】
S シート S3 第1の貫通センサ S3′ 第2の貫通センサ B1 (B11〜B1n) 第1のビンモジュール(ソート
積載手段) B2 (B21〜B2n) 第2のビンモジュール(ソート
積載手段) B11〜B16,B21〜B26 ビン(積載手段) B11、B21 最上段の積載手段 3,4 搬送切り換え手段 5 ノンソートトレイ(ノンソート積載
手段) 8 搬送ローラ(搬送手段) 8c,8g,8p 排出ローラ対(シート排出手段) 9 グリップ/ステイプルユニット 10 先出しクリッパ 11 ステイプラ(後処理手段) 12 搬送グリッパ 13 スタックユニット(スタック手段) 201 複写機本体(画像形成装置本体) 202 原稿自動送り装置 203 シート後処理装置 204 折り装置(折り手段) 205 ステイプル/スタック装置 206 原稿載置台 207 原稿 209 分離給送手段 211 排出パス(排出手段) 213 画像形成部 271 複写機本体の出力ローラ(出力手
段) 300 制御装置(制御手段) 501 原稿有無センサ(原稿有無検知手
段) 502 原稿サイズ検知手段 503 コピージョブ設定手段 505 コピースタートボタン505 506 後処理動作終了検知手段 507 出力シート計数手段 508 束移送禁止手段 511 コピー部数設定手段 512 コピー動作回数設定手段 513 重ね置きモード切り換え手段 515 表示手段515

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートを仕分けして積載する
    積載手段と、前記積載手段にシートを搬送する搬送手段
    と、前記積載手段上のシート束を後処理する後処理手段
    と、後処理後のシート束を束移送するシート束移送手段
    と、束移送されるシート束を積み重ねて収納するスタッ
    ク手段と、前記積載手段の積載動作からから前記スタッ
    ク手段によるスタック動作までの一連の動作が終了した
    のを検知する後処理動作終了検知手段と、 を有するシート後処理装置と、 複数枚の原稿を積載可能な原稿載置台と、原稿を1枚ず
    つ分離して画像処理部へ給送する分離給送手段と、画像
    処理後の原稿を前記原稿載置台上に戻す原稿排出手段
    と、 を有する原稿自動送り装置と、 画像形成に必要とするジョブのモードを設定する画像形
    成ジョブ設定手段と、画像形成を開始させる画像形成開
    始手段と、前記画像処理部で読み取られた原稿像に基づ
    いてシートに画像を形成する画像形成部と、画像形成し
    たシートを前記シート後処理装置に出力する出力手段
    と、 を有する画像形成装置本体と、 備えてなり、 前記シート後処理装置における動作が動作中であって
    も、前記画像形成ジョブ設定手段による画像形成ジョブ
    のモードの設定入力と前記画像形成開始手段による画像
    形成開始手段の入力とを受け付け、かつシート後処理装
    置の動作が終了したことを後処理動作終了検知手段が検
    知した後、前記受け付けていた画像形成ジョブのモード
    で画像形成を開始する制御手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
JP7193767A 1995-07-28 1995-07-28 画像形成装置 Pending JPH0944051A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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