JP3372637B2 - シート材後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材後処理装置及び画像形成装置

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JP3372637B2
JP3372637B2 JP04864794A JP4864794A JP3372637B2 JP 3372637 B2 JP3372637 B2 JP 3372637B2 JP 04864794 A JP04864794 A JP 04864794A JP 4864794 A JP4864794 A JP 4864794A JP 3372637 B2 JP3372637 B2 JP 3372637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、シート材出力装
置から1枚ずつ順次排出されるシート材を複数の積載手
段に分配した後、綴じ等の後処理を選択的に行なってス
タックするシート材後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート後処理装置には、特開平4
−138291号公報、特開平4−156392号公
報、特開平4−164692号公報に示された装置が知
られている。
【0003】特開平4−138291号公報(第1公
報)では、図42に示すように、画像形成装置本体30
1から排出される用紙を複数のビン302bに仕分ける
ソータ302と、各ビンに仕分けた用紙を綴じるステイ
プラ302dとを備え、画像形成装置301とソータ3
02との間に設置された用紙ストック部305と、画像
形成装置301からソータ302へ用紙を搬送する用紙
搬送路304と、ビン302bから用紙をストック部3
05へ排出する排出手段306と、各ビンを排出手段ま
で移動させる手段とを備えて、ソータの各ビンに仕分け
られた用紙をステイプルした後、ストック部へ排出する
構成をとっている。
【0004】また、特開平4−156392号公報(第
2公報)では、図43に示すように、画像形成装置から
排出された用紙を分配して収納するソート部307と、
画像形成装置の排出部308と、ソート部307との間
に設けられた搬送路309と、ソート部に収納された用
紙束を綴じるステイプル装置310と、搬送路309の
下方に配置され綴じ処理された用紙束を収容するスタッ
ク部311と、から構成されている。
【0005】以上、第1公報、第2公報いずれもソート
部からシート束を別のスタック部に搬送することでビン
数以上の部数の処理を行なえるようにしたものである。
【0006】更に、特開平4−164692号公報(第
3公報)では、図44(上視図)に示すように、画像形
成装置312の側方に設けられた用紙後処理装置313
で画像形成装置から排出されたシートを用紙受け314
で受け所定の後処理を行なった後、画像形成装置312
の前方側に用紙束を排出する排出機構315並びにスタ
ック部316を備えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1公報、第2公報の従来例では、各ビンもしくはソート
部にシート材を搬送する搬送路は単一であり、すべての
ビンにシート材が満たされた後、後処理やスタック部へ
の束移送が行なわれる為、これら後処理や束移送が行な
われている間は画像形成装置からの用紙の排出を一時停
止させる必要があった。したがって、シート材出力装置
としての画像形成装置のシート材の生産性を著しく低下
させると共に処理時間に無駄が生じていた。
【0008】また第3公報の従来例では用紙受け上のシ
ート束が束搬送される先のスタック部が画像形成装置よ
り前方側に突出している為、装置全体が大型化すると共
に構造体に要する部品が多く、コストアップする他、操
作者の操作性にも問題が生じていた。
【0009】
【0010】(1)本出願に係る第の発明の目的は装
置内の空間を有効利用し全体を小型化することである。
【0011】(2)本出願に係る第の発明の目的は装
置全体の小型化並びに束搬送処理の時間を短縮すること
である。
【0012】(3)本出願に係る第の発明の目的は手
段の共通化を図りコストダウンを達成することである。
【0013】(4)本出願に係る第の目的はシート材
の条件やシート束の搬送条件に合わせた最適な挟持手段
の構成を実現すると共に束移送時間の短縮を図ることで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】上記第1の発
明の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、シー
ト材出力装置から排出されるシート材を収納する為の複
数の積載手段を有するシート材後処理装置において、前
記積載手段にシート材を搬送する為の複数の搬送部を有
すると共に、前記シート材出力装置排出口と前記積載手
段との間で、かつ前記複数の搬送部によりはさまれた空
間のうちの少なくとも1ヶ所に、前記積載手段に収納さ
れたシート束を束移動させる少なくとも1つの束搬送手
段と、束移動されたシート束に綴じ止めや穴あけ等を行
なう後処理手段と、束移動されたシート束を重ねて収容
するスタック手段と、を設けたことを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】上記第の発明の目的を達成するため、
求項2記載の発明は、束移送路の途中かつスタック手段
の直上に後処理手段を設けたことを特徴とする。
【0018】上記第の発明の目的を達成するため、請
求項3記載の発明は前記束搬送手段、後処理手段、ス
タック手段のうち少なくとも1つを上下動可能に構成し
たことを特徴とする。
【0019】上記第の発明の目的を達成するため、請
求項4記載の発明は前記束搬送手段は複数の挟持手段
構成され前記挟持手段間でシート束の受け渡しを行
なうことを特徴とする。
【0020】
【作用】第1の発明においてはシート材出力装置排出口
と積載手段との間で、かつ複数の搬送部間に生じる空間
に束搬送手段、後処理手段、スタック手段を配置し、空
間を有効に使うことができる。
【0021】
【0022】第の発明においては束搬送手段による束
移送路の途中で後処理を行ない、そのまま継続してスタ
ック手段への束搬送を行なう。スタック部への束搬送の
途中で後処理が行なわれ、後処理手段への特別な搬送時
間が不要となる。
【0023】又、後処理手段とスタック手段との巾方向
を完全にオーバーラップさせて配置することで占有スペ
ースを小さくできる。
【0024】第の発明においては複数群の積載手段に
対し束取り出し、後処理、スタックを行なう手段を移動
可能にして、ある群の積載手段に対する束取り出しが終
了した後に、別の群の積載手段に対応する位置まで移動
して別の群のシート束も同様に処理する。この動作によ
り、各群に対応して独立に上記手段を設ける必要がなく
なり、使用部品点数が減少する。
【0025】第の発明においては、シート束を束移送
する際に、まずある挟持手段で搬送し、途中で別の挟持
手段に受け渡して複数の挟持手段によって行なうことに
より、シート束の搬送条件に合わせてそれぞれの挟持手
段の条件を選択決定できる他、多数の束を連続して束搬
送する際に、下流側の挟持手段が搬送している間に上流
側の挟持手段が次のシート束の取り出しに向うことがで
き、束搬送に要する全体の時間を短縮できる。
【0026】
【実施例】
(第1の実施例)図1はシート材出力装置としての電子
写真複写機(画像形成装置)200を示したものであ
る。
【0027】電子写真複写機200は、複写機本体20
1と、複写機本体上部に配設された原稿自動送り装置2
02と複写機本体201のシートSを排出する側に配設
されたシート材後処理装置203とから構成されてい
る。またシート材後処理装置203は折り装置204と
ステイプル/スタック装置205とからなる。
【0028】原稿自動送り装置202の原稿載置台20
6に載置された原稿207は下側から順に分離されて、
複写機本体201のプラテンガラス208上にパス20
9を経て給送され、複写機本体201の光学系210に
読み取られ読みとり終了後プラテンガラス207からパ
ス211を経て原稿載置台205上の最上面に排出され
る。シートSはデッキ212から給紙されて画像形成部
213で画像形成され、定着部214により定着され
て、一般には折り装置204を素通りしてステイプル/
スタック装置205のシート搬入口215に搬送される
ようになっている。
【0029】ここで本機たる複写機200の作像プロセ
スは公知に属するものであるからここでの説明は行なわ
ない。ステイプル/スタック装置205は、図1、図2
に示すように、上下に2分割されたビンモジュールB
1 、B2 を有し、各ビンモジュールは複数のビンB11
1n、B21〜B2n(図ではn=6)で構成されている。
各ビンモジュールは独立してビン間隔、ビン位置を変化
させて、各ビンをシート受け入れ位置やシート束排出位
置に移動されることができる。
【0030】シート搬入口215では上方向への第1搬
送パス1と下方向への第2搬送パス2を切り換える図示
せぬソレノイドSL3で駆動される。デフレクタ3によ
りシートの進行方向が決定される。更に第1搬送パス1
は図示せぬソレノイドSL4で駆動されるデフレクタ4
により、ノンソートトレイ5への搬出パス6と上モジュ
ールB1へパス7に分岐する。一方、第2搬送パス2は
そのまま下モジュールB2へのパスとなる。したがっ
て、各ローラ対8a〜pに関して、ノンソートトレイへ
は8a、b、c、上モジュールへは8a、b、d〜g、
下モジュールへは8a、h〜pの各ローラ対によって搬
送される。また、ステイプル/スタッフ装置105は、
上モジュールへのパス下モジュールへのパスにはさま
れた空間にグリップ/ステイプルユニット9を有し、各
ビン上の束を先出しグリッパ10により図1、図2の右
方向に搬送し、ステイプラ11で選択的にステイプルし
た後、束先端を搬送グリッパ12で挟持してさらに右方
向へ搬送する。同様に上モジュールへのパスと下モジュ
ールへのパスとにはさまれた空間において、グリップ/
ステイプルユニット9の下方にはスタックユニット13
が待機し、搬送グリッパ12で搬送した束を収納する。
【0031】また、ステイプラ11の右端部とスタック
ユニット13の左端部は、図2に示すように、左右方向
でほぼオーバーラップしている(図2の幅l15の領
域)。
【0032】上モジュールのビンB11〜B16にシート束
が満たされた後で、図1、図2の破線で示す位置に、グ
リップ/ステイプルユニット9を移動させてビンからシ
ート束をとり出している間に、下モジュールのビンB21
〜B26にシートを搬送し、ビンB11〜B16から束取り出
し終了後、又、下モジュールビンB21〜B26への搬送終
了後、今度は図1、図2の実線の位置で下モジュールか
らの束取り出しを行なう。この動作を繰り返すことで、
スタックユニットが満載になるまで連続してコピーを継
続できる。
【0033】以上、概略構成を示したが、以下各部の詳
細な構成について説明する。
【0034】なお、折り装置204に関しては特開昭6
1−232372号公報、特開昭62−59002号公
報等で開示されている折り装置と同様であるので特に説
明は行なわない。
【0035】まず、ビンモジュールB1 、B2 について
説明する。図3はビンモジュールの斜視図である。以下
ビンモジュールB1 について説明するが、B2 について
も同様の構成である。
【0036】ビンモジュールB1 は主にビンB11〜B1n
及び2本の基準棒14a、b、整合壁15、ビンを昇降
させるリードカム16a〜c、及び、これらの駆動部か
ら構成されている。基準棒14a、bはビン上に排出さ
れるシート材に対し、ステイプル等の後処理をする際の
基準線を決定する部材であり、通常、シート排出時の端
部の位置から若干退避して設定設定されている。整合壁
15はビン上に排出されたシート材を1枚もしくは複数
枚ずつ、シート搬送方向と直角方向(図の矢印A方向)
に巾よせして、対向する端部を基準棒14a、bに突き
あてて整合を行なう。図4はビンモジュールの上視図で
あるがリードカム16a、b、cは、図3、図4に示す
様に、ビンの手前側に1ケ、奥側に2ケ配置され、外周
にらせん状のカムを有している。カムにはビンから突き
でたコロ部Ba、Bb、Bcがそれぞれ係合し、各リー
ドカムが同期して1回転する毎にビンを所定ピッチ分だ
け昇降させる。なお、ビンには、図4に示すように、基
準棒に対応した切欠きBd、整合壁に対応した穴Beが
形成されている他、後述するグリッパ用の切欠きBf、
ビン立ち駆動機構用の切欠きBgや操作上必要な切欠き
Bhが形成されている。
【0037】図5はビンモジュールの正面図である。図
5に示すように各ビンは、水平に対し、ある角度傾斜し
てかつ平行に配置されている。一方、ビンコロ部Ba、
Bb、Bcはビンが傾斜した状態ですべてが同じ高さに
なる様に構成されている。すなわち、ビンの右方に近い
ビンコロBbの位置はビンの基準面近傍にあるのに対
し、ビンの左方に近いビンコロBcの位置はビンの基準
面よりかなり下方にあり、間をV字型の固定アームでつ
ながれている。これにより図5に示す、B15、B16の様
な隣接したビンが接近した場合にもアーム部の干渉は避
けられる。また、ビンコロ部Ba、Bb、Bcはすべて
同じ高さであるので、リードカム16a〜16cの高さ
方向の位置もすべて同じ高さに設定でき、全体寸法を小
さくできる。すなわち図5(b)のように各ビンの肉厚
部近傍にコロBa、Bb、Bcを設けた場合にくらべ
て、図5(b)に示す寸法l16分は装置全体寸法を小さ
く構成できる。
【0038】ビン間隔に関して図5を例に説明する。図
5は上ビンモジュールB1 を表わしたもので、図では上
から2枚目のビンB12が排出ローラ対8gに対応した位
置にあり排出されるシートを受けとる。一方、上から4
枚目のビンB14は束排出位置にあり、ビンへのシート排
出が終了すれば順にこの位置にビンをシフトして、各ビ
ンより束排出を行なう。図5では、ビンB11〜B15まで
はビン間隔がl17と大きくB15、B16の間のみl18と小
さいが、ビン間は状況により変化する。図6はビンB16
がシート受け入れ位置にあり、ビンが最も上にシフトし
た状態で、この時、ビン間隔はB11〜B15まではl18
小さく、B15、B16間のみl17で大きい。
【0039】又、図7はビンB11が束排出位置にあり、
ビンが最も下にシフトした状態で、この時、ビン間隔は
11、B12間のみl17で大きく、その他はl18で小さ
い。すなわち、シート受け入れ位置にあるビンとその上
のビンとの間隔はl17程度に大きく、又、束排出位置に
あるビンとその上下のビンは間隔がl17程度に大きい必
要がある。図5言えば、B11とB12、B13とB14、B14
とB15である。図5ではB12とB13との間隔も大きいが
これは機能上はl18程度に小さくてもよく、ステイプラ
11の上半分のスペースとビン間隔との関係により間隔
の大小が決定される。
【0040】一方、下ビンモジュールの場合には、図
1、図2からもわかる通り、シート受け入れ位置と束排
出位置が上モジュールの時と上下逆になっている。従っ
て、同じように考えれば、図2において、シート受け入
れ位置にあるビンB24と上のビンB23との間隔はl17
度に大きく、束排出位置にあるビンB22と上下のビンB
21、B23との間隔もl17程度に大きい必要があるが、B
24とB25との間はl17程大きくなくてもよい。しかし、
24とB25との間もl17程度に大きくすることによっ
て、シート受け入れ位置、束排出位置は逆になるもの
の、上下のモジュールのビンの間隔構成が同一になる。
つまり、ビン間隔を決定するリードカムのピッチも同様
でよく、上下のリードカムの共通化というメリットが生
じる。又、シート受け入れ位置と束排出位置が上下モジ
ュールで逆になっていることはシート取り出し時にグリ
ッド/ステイプルユニット9やスッタクユニット13が
共通化できる別のメリットもある。
【0041】次にビンシフトの駆動について説明する。
(図4、図5)ビンシフトモータM1は、モータプーリ
18及びベルト19、リードカムプーリ20a〜cによ
りリードカム16a〜cに駆動を同期伝達し、モータを
正逆転させて、リードカムを1回転させることにより、
カムピッチ分だけビンを昇降させる。リードカムはそれ
ぞれの軸が軸受により、回転可能に軸支持されておりそ
の一方側に取りつけられたプーリ20から駆動が伝達さ
れる。ビンシフトモータ17はプーリ18と反対側にエ
ンコーダ21を有し、センサS1で1回転分を検知す
る。
【0042】又、各ビンモジュールにはビンのホームポ
ジション検知センサS2(不図示)があり、それぞれの
トップビンB11、B21がそれぞれのシート受け入れ位置
にあるのを検知する。又、各ビンモジュールにはビン上
のシートを検知する貫通センサS3(図2)があってビ
ン上のシートの有無を検知してモジュールを切り換える
タイミングの決定等を行なっている。
【0043】次に、ビン上のシートを整合する整合壁の
駆動構成について説明する。(図8、図9)図8は上視
図、図9は正面図である。
【0044】整合壁15には軸22がカシメられてお
り、カシメ軸22はコの字の支持プレート23を貫通し
て止められている。一方、コの字のプレート23の内側
には圧縮バネ24が圧縮方向に若干付勢されて組み込ま
れており、その片側はプレート23の内壁に、もう一方
はカシメ軸に設けられたストッパ25に突き当てられて
いる。圧縮バネの力によりカシメ軸22及び整合壁15
は図8の下方向に付勢されている。
【0045】コの字支持プレート23の下方はスライド
板26を介してアキュライド27の移動側に固定されて
おり、アキュライドの固定側は整合壁のスライドする方
向に伸びたアキュライドレール板28に固定されてい
る。アキュライドレール板には、手前側と奥側にカシメ
軸29、30が立ち、それぞれにプーリギア31、プー
リ32が回転可能にとりつけられている。両プーリ3
1、32間にはタイミングベルト33が渡され、スライ
ド板26はベルト33に固着されている。一方、整合壁
駆動モータM2のモータギア34がプーリギア31のギ
ア部とかみ合うことにより駆動伝達される。なお整合壁
のホームポジションはセンサS4のにより検知される。
コの字支持プレート23の上方はスライド部材35が取
りつけられており、固定されたレール36の凹部に係合
してガイドされる。図9では整合壁の下方から駆動を入
れ、上方をレールでガイドしているが、上下逆に構成し
てもかまわない。又、上モジュールと下モジュールとで
整合壁の構成、駆動の入れ方を逆にしても構わない。
【0046】次に、ビン上に折り紙を積載する際のガイ
ド部材について説明する(図10、図11、図12)。
図11は正面図、図10は図11の矢印B方向から見た
図、図12は動作概略図である。
【0047】ガイドユニット37は、図11に示すよう
にほぼビン間に相当するスペースを占める。ガイドユニ
ットはコの字型の基台38にガイド移動モータM3を取
りつけ、モータギア39を回転させることでギア40、
41を介して折り紙ガイド42の軸となっているボール
ねじ43に駆動を伝達している。折り紙ガイド42は図
10に示す形状をした部材でボールねじと係合する回転
中心をはさんでガイド部42aストッパ部42bとから
なる。折り紙ガイド42は、図10の二点鎖線で示す退
避位置と実線で示すシート受け入れ位置の2位置をボー
ルねじ43を中心にしてほぼ90°回転することにより
移動する。又、基台38にはストッパピン44が立って
いる。ストッパピン44に対しては折り紙ガイド42が
時計方向に回転する際には、ストッパ部42bが当接
し、反時計方向に回転する際にはガイド部42aが当接
する。折り紙ガイド42のボールねじ43と係合する内
径部にはねじが切られており、ガイド42とストッパピ
ン44が当接していない時にはボールねじの回転につづ
られてガイド42も同方向に回転する。ガイド42の一
部がストッパピン44に当接し、更にボールねじの駆動
が伝わると、ガイド42は回転方向の姿勢を保ったまま
図11に示す矢印cの方向に移動する。従って、モータ
M3を正転させることにより、まず図11における実線
位置において、図10における二点鎖線の退避位置から
実線の受け入れ位置へ時計方向に回転移動し、更にモー
タを回転させて図11の実線位置から破線位置まで降下
させ、ここでモータの回転方向を切り換えて、図10に
おける実線の受け入れ位置から二点鎖線の退避位置に反
時計方向に回転移動し、更にモータを回転させて図11
の破線位置から実線位置まで上昇させることができる。
【0048】折り紙ガイド42の効果を、図12
(a)、図12(b)において説明する。
【0049】ビンB上にすでに積載されているZ折り紙
Szの折り返し部Qはシートの搬送方向ほぼ中央部に存
在する為、次の折り紙Snが排出される時に、図12
(b)に示すように、その先端が折り返し部Qに突っ込
み、シートの積載を乱す恐れがある。そこで図12
(a)の様に、折り紙ガイド42を折り返し部Qの上方
に配設し、シートの幅内に突出させることで、次の折り
紙Snの先端をガイドして積載することができる。積載
した後は、更に次の折り紙に備える為に、まず積載面に
平行に回転移動してシート搬送幅外に退避し、上昇して
既積載の折り紙の最上部より更に上方位置で再びシート
搬送幅内に突出して所定位置まで降下する。既積載の折
り紙が多くなるにつれて、既積載折り紙の最上部が折り
紙ガイドの下面に接してくるがこの接触状態はある程度
までは許容できる。すなわち、ガイド42の下面と既積
載紙Szの最上部との間隔は若干あいていてもよく、又
両者が接していて折り紙の折り部分に軽圧を加える状態
でもよい。ガイド部材42の幅(図12の寸法l)は
各サイズの各折り返し位置を全て包括する十分な幅をも
っていることが望ましく、1つのガイド部材で様々な折
り紙に対応できる。もちろん、折りの種類、サイズによ
ってガイド幅が大きくなるようであればガイド部材を複
数設けてもよい。
【0050】ガイド部材の奥行(図10の寸法l2 )は
可能な限り長い方が望ましい。折り紙の折り返し部を奥
行上方向に完全にガイドできれば、次の折り紙が折り返
し部に突っ込む危険性はなくなる。しかし、ガイド退避
の必要性や機械全体のスペース等を考えると、ガイドの
面積をなるべく小さく押えたい。実験によれば、排紙さ
れる紙の端部からの距離(図10の寸法l3 )が15m
m程度あれば効果があることがわかっている。従って、
ガイド部材を手前と奥に2ヶ所設けて、それぞれ紙端か
ら15mm程度をガイドすれば積載性を向上することが
できる。
【0051】次にガイド42の形状について述べる。
【0052】まず図10において、ガイド42のシート
搬送上流側の辺42cは、図に示すように傾斜辺になっ
ており、シート端に近づくにつれて下流側に逃げる形状
になっている。辺42cは、通常次シートの先端が着地
する位置よりも上流側に配置されているが、特殊なカー
ルや、異常状態などで辺42c近傍に先端が着地する場
合があっても傾斜辺になっている為、シート先端がひっ
かかる危険性を減少させている。又、ガイドの正断面形
状は図11の上昇位置にあるガイド42(実線で示す)
のように、シート搬送方向上流側に行くに従って厚みが
薄くなっている。すなわち、最上流の辺42cの位置で
は厚みが最小になっている。この為、高さ方向のスペー
スを最も有効に使って折り紙を積載できる。
【0053】又、図11においてガイド42aの上昇位
置、下降位置をそれぞれ検知する上限スイッチS5、下
限スイッチS6が基台38に取りつけられており、これ
らのスイッチを検知したタイミングでモータM3の回転
方向を正逆で切り換えている。
【0054】次にビン上で搬送方向に関する整合面を形
成しているビン立ち部の駆動構成について説明する(図
13、図14)。
【0055】これはビン上に積載されたシート束を後処
理及びスタックする為に、ビンよりビン立ち方向に搬送
する際に、ビン立ちを移動させるものである。図13は
上視図、図14は正面図であ5る。
【0056】ビンBは、シート積載部Biと、整合部B
iの部材から構成されており、積載部Bi側にある回転
穴に対して整合面Bj側の回転軸が嵌合して回転可能に
なっている。回転角度は、図14に示すように、略90
°で、固定された積載面に対して直角に立った整合面が
積載面と略同一平面になるまで回動可能になっている。
通常は積載面に対して整合面が直角になった状態(図1
4の実線)になるようにバネ等で付勢されている。バネ
はビン上のシート束の重みでも整合部Bjが倒れない強
さになっている。また、整合部Bjの奥側には駆動アー
ム45が取りつけられている。駆動アームの先端にはピ
ン45aが立てられている。
【0057】ビン立ち駆動ソレノイドSL1は、基台4
6上に支持されている。基台46上にはリンク47が回
動可能に支持されており、リンク上のピン47aにアー
ム48の一端が係合している。アーム48の他端はソレ
ノイドSL1に取りつけられ、ソレノイドが作動するこ
とによりリンク47を実線部から二点鎖線部へ移動させ
る。リンク47の先端部にはピン当接部材47bが取り
つけられているが、通常状態では47bとピン45aと
の間は離れており、ビンBの昇降動作の妨げにはならな
い。ビン上へのシート排出が終了して、ビン内のシート
束を後処理、スタックする際には、相当するビンを図1
4の位置にシフトしてソレノイドSL1を動作させる。
ピン当接部材47bはピン45aと当接し、更にリンク
47が回動することで、図14の二点鎖線の位置まで、
整合部Bjを移動させる。ソレノイドSL1がOFFす
るとバネ49の作用によりリンク47が元の実線位置に
戻り、それに対応して整合部Bjも積載面と直交する位
置まで復帰する。
【0058】次に、グリップ/ステイプルユニット9に
ついて説明する(図15、図16)。
【0059】図15は上視図、図16は正面図である。
【0060】全体構成は、ユニット前側板50、ユニッ
ト後側板51間にガイドステイ52、53、右ステイ5
4を渡した枠体であり、奥側左右に2ケずつ計4ケの昇
降コロ55がカシメられている。下側のガイドステイ5
3の奥側にはシート束搬送時にガイドする部材53aが
取りつけられている。4つのコロは本体側に固定された
2本のレール内にガイドされ、レール56に一体に切ら
れたラックと、枠体横方向に貫通した軸57の両端に設
けられたピニオンギア58とがかみ合い、ギアに昇降モ
ータM4からの駆動を伝達されて、枠体全体が上下に昇
降可能となっている。
【0061】枠体内には3つの移動体が配設されてい
る。先出しグリッパ10は図15の矢印D方向に移動可
能に構成されており、ビン上のシート束Sの手前基準側
の右端近傍をグリップしてシート束を右方に引き出す。
先出グリッパ10の右端からシート束Sの先端までの距
離l4 は引き出し完了時のステイプラ11の左端からシ
ート束S先端までの距離l5 より長く設定されている。
ステイプラ11は図の矢印E方向に移動可能でシート幅
とオーバーラップしない手前や奥の退避位置や、シート
束の先端部の任意の位置に移動できる。
【0062】搬送グリッパ12は図15の矢印F方向に
移動可能であると共にその前後側板59、60全体を含
めて図の矢印G方向にも移動可能に構成されている。矢
印F方向でシート束のサイズに応じてシート幅の略中央
位置をグリップし、矢印G方向に搬送してビン上から完
全にシート束を引き出して、後述するスタッカに搬送す
る。矢印F方向の移動は上述した様にサイズに対応して
移動する他に、スタッカ上での仕分けの目的でも用いら
れる。すなわち、スタッカへの束搬送時、矢印G方向の
搬送量はシート束サイズに依るが、F方向への搬送量を
変化させることで同サイズのシート束の仕分けを行なっ
たり、異なるジョブ間の仕分けを行なったりすることが
できる。搬送グリッパ12の奥行き寸法l6 はステイプ
ラ11がシート束Sに対し動作している位置においても
シート束Sの先端が挟持できるような寸法に設定されて
いる。
【0063】以下、グリップ/ステイプルユニット9内
の各移動体10、11、12について詳細に説明する。
【0064】まず、束を挟持するグリップ部について説
明するが、これは先出しグリッパ10及び搬送グリッパ
12に共通の構成である(図17)。
【0065】側板62、62に3本の軸63、64、6
5が支持されている。軸65には上グリッパ66と下グ
リッパ67が配設されており、軸63に固設された下グ
リッパカム68と軸64に固設された上グリッパカム6
9の矢印方向の回動により、それぞれ矢印H、矢印I方
向の揺動を繰り返す(実線と破線図)。又、バネ部材7
0は下グリッパ67のカム部67aを下グリッパカム6
8に付勢し、バネ部材下1は上グリッパ66のカム部6
6aを上グリッパカム69に付勢し、上グリッパと下グ
リッパの当接圧が略一定になる様に制御している。上記
上/下のグリッパのカムは不図示のモータM5(先出し
グリッパ挟持)、M6(搬送グリッパ挟持)にて駆動さ
れる。
【0066】なお、先出しグリッパ10と搬送グリッパ
12は上述した様に基本構成は同様であるが、挟持圧や
グリッパの幅、最大開口量等の条件はそれぞれの使用条
件に合わせて最適に設定して構わない。例えば、本実施
例の場合、先出しグリッパは、スペース上、巾を小さく
押えるが基準側のみ挟持する為、束ズレ防止の為に挟持
圧を高めに設定したり、開口量もビン間に進入すべく押
え気味にする。一方、搬送グリッパはシート束センタを
挟持可能なので圧を低めに設定する等が可能である。そ
の他、シートのカール量、坪量、折りの有無、枚数等に
よって一般的に設定することも可能である。
【0067】次に先出しグリッパ10の駆動構成につい
て述べる(図18、図19)。図18は上視図、図19
は正面図である。
【0068】先出しグリッパに手前側面には、溝つきの
コロ72がカシメられており、グリップ/ステイプルユ
ニットのユニット前側板50に設けられた長穴50aに
係合している。長穴50aはステイプラに近い図19の
右方は略水平にあけられているが、ビンに近い図19の
左方はビンの傾斜に合わせた角度をもった長穴になって
いる。2つのコロの軸の先端部は、結合板金73でつな
がれており、板金には、ピン部材74が取りついてい
る。一方、ユニット前側板50の手前側には、先出しモ
ータM7が取りつけられており、駆動軸先端には揺動ア
ーム76が固着されている。揺動アームの他端は長穴7
6aが形成されており、長穴に上記ピン部材74の先端
部が係合する。先出しモータM7の駆動により、揺動ア
ーム76が図18、図19の実線位置、二転鎖線位置間
を往復動する。これにより、先出しグリッパ10はユニ
ット前側板50の長穴に沿って傾斜位置でシート束をつ
かみ、水平位置まで搬送し、水平位置でシート束を離し
て、再び傾斜位置に戻る動きを行なう。
【0069】次に搬送グリッパ12の駆動構成を説明す
る(図20、図21)。図20は上視図、図21は正断
面図である。
【0070】まず図20、21の左右方向、シート束搬
送方向の駆動について説明する。
【0071】搬送グリッパ12はその下方にて2本の軸
77、78に支持されている。軸の一方77はボールね
じで構成され、もう一方78は通常の軸で構成されてい
る。軸77の両端は前後側板間(前側板は省略、後側板
60)に回転可能に軸受支持され、軸78の両端は完全
に固定されている。各側板にはガイドコロ79がシメら
れており、コロ79はユニット側板51にあけられた長
穴51aに沿って左右方向に動ける。搬送グリッパ左右
移動モータM8はユニット側板51にとりつけられてお
り、モータプーリ80、ベルト81、プーリ82を介し
て貫通軸83に駆動を伝達する。貫通軸83上には、駆
動用プーリ84が手前、奥1ヶずつとりつけられ、それ
ぞれ対向する従動プーリ85との間にベルト806がか
けられている。ベルトの一部分を規制部材87で後側板
60上に固着することにより、モータM8の駆動が搬送
グリッパ12に伝わり、左右方向の移動が可能となる。
【0072】次に、図20の上下方向、シート束搬送と
直交する方向の駆動について説明する。
【0073】後側板60上に、搬送グリッパ前後進モー
タM9が基台88を介してとりつけられている。モータ
プーリ89、ベルト90、プーリ91を介してモータM
9の駆動がボールねじ軸77に伝達される。搬送グリッ
パ12のボールねじ軸77と係合している部分にも同様
のねじが切られている為、ボールねじ軸が回転すること
で搬送グリッパは前後進可能となる。
【0074】搬送グリッパの位置はホームポジション検
知及びモータの回転量を検知することで決定される。左
右方向は規制部材87の上方の突起87aを、ホームポ
ジションセンサS7で検知し、モータM8のエンコーダ
92を読み取るセンサS8で移動量を検知して、所定の
位置で停止させる。
【0075】一方、前後進も、ホームポジションセンサ
S9で搬送グリッパの一部を検知し、モータM9のエン
コーダ93を読み取るセンサS10で移動量を検知し
て、所定の位置で停止させる。
【0076】次に、ステイプラ11の前後進の駆動につ
いて説明する(図22、図23)。図22は左視図、図
23は上視図である。
【0077】図22において、ステイプラ11は基台9
4上に固定されている。基台94の上方にはスライダー
95が取り付けられている。スライダー95には2本の
軸を通す為の軸受部が4ケ所に設けられており、軸9
6、97の2本の軸をユニット前後側板50、51間に
固定することにより、ステイプラ11を2軸で吊り下げ
支持する。ユニット後側板51側には、モータ基台98
をとりつけ、ステイプラ前後進モータM10が固定して
ある。モータギア99、モータプーリ100、従動プー
リ101及び両プーリ間に渡されたベルト102により
駆動が伝達され、規制部材103によってベルト102
をスライダ95に固着し、ベルトの駆動をステイプラ1
1のユニットに伝える。これによりステイプルユニット
は図22の矢印J方向に移動可能となる。ステイプラ
は、手前側の退避位置11a、奥側の退避位置11bの
間なら任意の位置に停止可能である。位置設定は手前の
位置センサS11又は奥の位置センサS12による検知
から、モータM10のエンコーダ104をセンサS13
で読み取ることにより決定される。
【0078】次にスタックユニット13の構成について
説明する(図24、26、27)。図24は上視図、図
26はスタックフレーム部の正面図、図27は左視図で
ある。
【0079】まず、図24において、スタックユニット
13の外枠となるスタックフレーム105は4つの部分
から構成されている。まず、後側板105a次に左側板
105b、右側板105c、底板105dである。この
外枠の左右の側板105b、105cの奥側外面には昇
降コロ106がそれぞれ2ヶずつ、計4ヶとりつけられ
ており、本体に固定されたレール107にガイドされて
いる。なお、このレール107は図15で示したグリッ
プ/ステイプルユニット9のレール56と同一部材で共
存化してもかまわない。
【0080】図24、27において左右側板105b、
cの奥側の曲げ部には固定板によりチェーン109が固
定されており、左右のチェーン109はそれぞれ上下の
スプロケット110、111間に渡されている。下のス
プロケットは貫通軸112でつながっており、本体側に
固定されたスタックフレーム昇降モータM11の駆動を
ギア113、114で貫通軸112に伝達してフレーム
を昇降させる。フレームの停止位置としては通常は図2
に示したグリップ/ステイプルユニット9の2つの停止
位置(上方の破線部と下方の実線部)に対応した2つの
停止位置の他に後述するスタッカトレイ引き出し位置及
びスタッカ制限枚数変更時等、複数ケ所に設定されてい
る。通常、ホームポジションは上モジュールに対応した
位置になっている。図24に戻り、モータM11のエン
コーダ115をセンサS14で読み取ることで上記様々
なる設定位置に停止可能となる。
【0081】スタッカフレームの左側板105bにはス
タックトレイ116上のシート束の基準壁となるスタッ
カ基準壁117が昇降可能に支持されている他、スタッ
クトレイ116上のシート束を上方から押圧する押え部
材118も支持されている。
【0082】スタッカ基準壁117は通常は下方に位置
しており、後述するスタッカ制限枚数の変更時に上方に
移動して対応する。
【0083】昇降の構成は、図24に示すように、基準
壁側に奥と手前に2ヶずつ計4ヶのコロ119を設け、
スタッカフレーム左側板105bに固定されたレール1
20、121にガイドされて上下動可能になっている。
図示せぬ昇降用モータM12で駆動をかける。また図2
4、26に示すように基準壁117にはガイドコロ11
7aが回転自在に支持されており、シート束の後端が基
準壁117の上部傾斜面117bに残らないようになっ
ている。
【0084】更に基準壁上端部には近接防止センサS1
6がとりつけられており、スタックユニットと上方のグ
リッパ/ステイプルユニットとの距離を検知して、一定
の距離以下に接近した時は互いの近接方向の駆動を停止
する制御を行ない干渉防止している。また基準壁の側面
部にはスタック高さ検知センサS17がとりつけられて
おりS17でスタック最上紙を検知して、スタックトレ
イ116の高さ等を制御している。
【0085】次に、押え部材118について、図28を
用いて説明する。
【0086】押え部材118はスタックトレイ116上
のシート束Sを押えることによって次にスタックトレイ
上に積載される束による既積載のシートの乱れを防止す
る働きに加えて、次にスタックトレイ上に積載される束
の落下積載時の束内のズレを防止するという2つの働き
がある。
【0087】詳細は動作の項で述べるが、ここでは、駆
動の構成を説明する。
【0088】押えアーム122は先端にコロ123を有
した部材でコロと反対側の端部は押えリンク大124の
先端部と回転方向自由に係合されている。また、押えア
ーム122の一部にピン122aが突出しており、この
ピンがカム部材125の側面に形成されたカム溝にガイ
ドされて動く。カム溝は三ヶ月型のカム面を有し、図で
左方の折り返し点には分岐フラッパ126が支点126
aを中心に揺動可能に支持されており、ピンの進行方向
を一方向に限定するようになっている。
【0089】駆動ソレノイドSL2には押えリンク小1
27がとりつき、リンクの他端は押えリンク大124の
他端と係合している。
【0090】図28において、ソレノイドSL2がOF
Fの状態では、押えリンク124、127は実線の状態
にあり、押えアーム122は自重でシート束の上に落下
して、シートを押えている。ソレノイドSL2がONす
ると押えリンク124、127が二点鎖線の位置まで移
動する。この時、押えリンク大124は支点124aを
中心として反時計回りに回動するが、押えアーム122
の方はピン122aがカム面125aに沿って移動す
る。この時ピン122aは分岐フラッパ126を押しの
けていく。再びソレノイドSL2をOFFにすると押え
リンク124、127は実線の位置に戻ろうとするが押
えアーム122はピン122aが今度は分岐フラッパ1
26の上面及び上方のカム面125bに沿って移動す
る。すなわち押えリンク大124と押えアーム122と
のつくる角αが略直角から徐々に開いて180°に近く
なっていく。押えリンク124、127の移動が停止し
た所では押えアーム122は自重により再びシート束上
へ落下する。上記動作を繰り返すことでスタックトレイ
116上のシート束を押える。
【0091】また、押え部材118は基準壁117の昇
降に追従して昇降し、相対関係は変わらない。
【0092】次に、スタックトレイ116について説明
する(図24、25)。図25はスタックトレイ部正面
図である。
【0093】スタックトレイ116は上述したスタック
フレーム105の内部において、スタック上面を常に保
つように徐々下降制御を行なっている。
【0094】図24、25において、128はレールで
スタックフレーム105の両側板に固定されている。ス
タックトレイ116はスタックトレイ基台129に対し
てアキュライド130で手前方向引き出し可能に構成さ
れている。スタックトレイ基台の両端面には、コの字形
のコロ受板131がとりつきそれぞれコロ132が2ヶ
ずつカシメられてレール128でガイドされている。レ
ール128の一端部には上下方向にラックが形成され、
基台129を横方向に貫通した軸133の両端にとりつ
けられたピニオンギア134とかみ合っている。スタッ
クトレイ昇降モータM13はモータ基台135によって
スタックトレイ基台129に取りつけられ、ギア13
6、137によって貫通軸133に駆動が入力される。
モータM13の他端にはエンコーダ138がとりつけら
れセンサS15で読み取ることでスタックトレイの降下
量を制御している。
【0095】次に、搬送系の駆動構成について説明する
(図29)。図29は駆動構成の模式図であり、各ロー
ラ対のハッチングしてある側が駆動入力軸、他方が従動
側である。駆動系は大別して3つの系統に分割されてい
る。
【0096】まず、搬送モータM14は複写機本体に近
い側の駆動をうけ持ち上下モジュールに分岐後の縦パス
並びにノンソートパスに伝達している。対応ローラ対は
8a〜c、8h〜kの7対である。
【0097】次に、搬送モータM15は上モジュールパ
スの横パスをうけ持ち、8d〜8gの4つのローラ対に
駆動を供給している。
【0098】更に、搬送モータM16は下モジュールパ
スの横パス並びに最終出口までの縦パスを受け持ち8l
〜pの5つのローラ対を駆動している。
【0099】また、図29の破線で囲った部分は後述す
るJAM処理等の際に手前側に引き出される部分である
為、それぞれカップリング139、140を設けて駆動
を切り離せるように構成している。
【0100】また、モータM16で駆動される系は横パ
ス8l〜8nは下側が駆動側になっているのに対し、縦
パス8o、8pは右や上が駆動側になっている為、ギア
141をかませて回転方向を逆にしている。
【0101】図29の様に、3つの搬送系に分けたの
は、複写機本体にシートの一部分が残っている場合に
は、複写機本体のスピードに極力合わせ、シートにダメ
ージを与えないようにし、シートの全体が後処理装置側
にはいったらシート搬送速度を増速して、次シートとの
紙間、詳細には前シートの後端を排出してから、次シー
トの先端が到着するまでの時間を長くして、ビン内のシ
ート落下時間や整合の時間を稼ぐためである。従ってモ
ータM14に関してはほぼ本体と等速にし、モータM1
5、M16は、排出時の減速以外は搬送速度を速くして
おくのが通常の設定である。モータM15、M16で制
御される最上流のローラ対8d及び8eにシート先端が
かまれた際に搬送方向最大長のシート後端がかまれてい
るローラ対が例えば8a及び8jであるとすればローラ
対8b、8a、8k、8jの4つにワンウェイクラッチ
を入れればローラ8d、8eに先端がかまれ、増速され
る時の引き抜き負荷をへらすこともできる。
【0102】次に、カバー構成について説明する(図3
0)。
【0103】図30はカバー構成の正面図である。正面
のカバーは5分割されており、折り装置204をカバー
する折りカバー142、後処理装置の上部からビン右側
を縦にカバーする固定カバー143、後処理装置の下モ
ジュールパス2a、2b、グリップ/ステイプルユニッ
ト9の一部をカバーする前カバー144、取り出し可能
位置にあるスタックトレイ116及びトレイ上のシート
束Sを包括するスタック取り出しカバー145、ビン部
左側を縦におおうビンカバー146により構成されてい
る。
【0104】また、ノンソートトレイ5を有し、上モジ
ュールパスの上面を形成している上パスカバー147は
奥側に回転支点をもち、手前側が図30の矢印K方向に
上部開放する構成になっている。
【0105】折りカバー142、スタック取り出しカバ
ー145、ビンカバー146はいずれも独立して開閉可
能であるが、前カバー144を開く際には、スタック取
り出しカバー145も一体で開くよう構成されている。
開き方はいずれも支点を中心に回転開閉であり、折りカ
バー142、前カバー144、スタック取り出しカバー
145、はいずれも左側支点でまたビンカバー146は
右側支点で手前側に開く。
【0106】なお、ビン部は前面がビンカバー146で
おおわれているが、左側ビン先端部は開放されており、
ビンカバー146を開けなくてもビン上のシート束に対
して左方向からアクセス可能である。もちろん搬送方向
に短いシートを、ビン上から取り出す際には、左からだ
けでなくビンカバー146を開けて手前から右奥に向け
てアクセスすることもできる。
【0107】次に、JAM処理方法について説明する
(図30)。
【0108】まず、折り装置204内でのJAMは、折
りカバー142を開けて折り装置全体を手前に引き出
し、ガイド板を左右に開いてパス内のシートを処理する
(矢印L)。次に、縦パス部は、シート搬入口215近
傍の二点鎖線で示す水平ラインRを境として上下に分れ
る。シート搬入口215より下方は折り装置204と同
様に、図30に示す、2aの部分を手前に引き出した
後、2分割された左側のガイド板をそれぞれ下側支点と
して矢印M方向に回動する。一方、シート搬入口215
より上方は、まず、上パスカバー147を矢印K方向に
開放した後、上部から右側のガイド板を矢印N方向に下
側支点で開く。
【0109】次に、横パス部は、上パスに関しては上記
同様、上パスカバー147を矢印K方向に開放する。下
パスに関しては図の2bの部分を手前に引き出して、横
パス部は上ガイド板を奥側支点で矢印O方向に開き、排
出部は下側支点で左ガイドを矢印P方向に開く。
【0110】次に、ビン内に残ったシートの処理は、開
放された左方ビン先端部から間隔の広いビン間にあるシ
ートを除去する。間隔の狭いビン間にあるシートや、搬
送方向に短いシートの除去の際はビンカバー146を開
き、手前から除去する。
【0111】最後に、グリッパ/ステイプラユニット9
内及びスタッカ内でのシートの除去については前カバー
144を開いて処理を行なうが、この際JAMした場所
を検知してその場所が最も開放される位置にグリッパ/
ステイプラユニット9又はスタッカユニットを停止させ
る。例えば、グリッパ/ステイプラユニット9内のJA
M処理の場合、スタックユニットを最下の位置に移動
し、その下方で干渉しない範囲下限にグリッパ/ステイ
プラユニット9を降下させることでその上方の空間が確
保され処理しやすい。また、例えば、スタックユニット
内のJAM処理の場合、グリッパ/ステイプラユニット
9を最上の位置に上げ、スタックユニットの上方にJA
M処理に十分な空間が確保されるまでスタックユニット
を下げて停止させる。
【0112】また、以上の動作は自動で行なわれなくと
も、各ユニットの昇降スイッチを設けてユーザーが処理
しやすい位置に自由に移動できる構成にしてもよい。
【0113】以上の構成に基づいて以下動作を説明す
る。
【0114】はじめに基本動作を説明する。
【0115】まず、複写機本体201に配設された原稿
自動送り装置202の原稿載置台105に原稿をセット
し(図1)、不図示の操作部で所定のモード条件を入力
して、スタートキーを押す。スタートキーの押下信号に
伴いシート後処理装置203の各部がスタンバイ状態に
制御される。以下各モード条件に分けて説明を行なう。
【0116】(A)ノンソートモードの場合 図2において、デフレクタ3は実線の向きデフレクタ4
は破線の向きに位置し、第1搬送パス1から、搬出パス
6に存在するローラ対8a、8b、8cが回転するよう
モータM14が制御される(図29)。もちろん、折り
装置204内上部のローラ対も図示せぬ折りモータM1
7によって回転し、シート受け入れ可能状態になる。但
し、上記のスタンバイ動作は以下に示す複写動作後、シ
ート材が複写機本体より排出される以前に行なわれても
よい。シート後処理装置側がスタンバイ状態になると、
図1の原稿206は原稿送り装置202により複写機本
体201のプラテンガラス207上に給送され、複写機
本体201は複写動作にはいる。
【0117】複写機本体201にて画像形成処理され排
出された最初のシートは、折り装置204の上部パスを
通過して、搬入口215からステイプル/スタック装置
205に進入する。シートはデフレクタ3で鉛直上向き
に偏向され、デフレクタ4の右側を鉛直上方に搬送され
て、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5上へ排出さ
れる。
【0118】(B)ソートモードの場合 シート条件やモード設定条件により特別な制御をする場
合もあるが、一般的なソートモード時の動作を説明す
る。まずスタンバイ動作としてデフレクタ3は実線の向
きにデフレクタ4も実線の向きに位置し、折り装置20
4の上部パスのローラ及び8a、8b、8d〜8gのロ
ーラ対を回転させる。上下のビンモジュールB 、B
は最上ビンB11、B21が排出ローラ対8g、8
pに対向する位置にくるよう、シフト動作する。ビンモ
ジュールの整合壁15はシート材の幅に合わせたホーム
ポジションに待機する、折り紙用のガイド部材は、動作
させないのでビン側に突出しない退避位置にあることを
チェックする。またビン立ち部の駆動に関しては非動作
位置にあることをチェックする。
【0119】グリップ/ステイプルユニット9は上ビン
モジュールのシート束取り出しに対応した位置(図2の
破線位置)に移動して待機する。
【0120】グリップ/ステイプルユニット9内の移動
体については図15において説明する。先出しグリッパ
10は図15に示す位置に待機して、グリップ/ステイ
プルユニット9の左側に位置するビンモジュール内のビ
ン昇降の際にビン上のシートの妨げにならないようにな
っている。
【0121】ステイプラ11は、動作させないので図1
5で破線で示す手前の退避位置に移動する。搬送グリッ
パ12は図15で破線で示す様に矢印F方向は搬送され
てくるシート束の略中央をグリップする位置に、そして
矢印G方向は先出しグリッパ10で先出しされたシート
束の先端をグリップ可能な位置12aに待機する。
【0122】グリッパは先出し10、搬送12共に上下
グリッパを開放した状態でそれぞれの位置に待機してい
る。
【0123】次に、スタックユニット13は図2で破線
で示す位置に移動し、グリップ/ステイプルユニット9
により搬送されるシート束を受容できる様になってい
る。図26にてスタックユニット13の内部のスタック
トレイ116、並びに基準壁117、押え部材118
は、スタックトレイ116の上面がシート束を受容可能
な位置に又その他もスタックトレイに対応した位置に移
動する、押え部材118の先端は、図26に示すように
スタックトレイ116側に突出した状態になっている。
【0124】以上でシート後処理装置側がスタンバイ状
態になり、ノンソートモード時と同様に原稿が給送さ
れ、画像形成が行なわれ、シート材が送られてくる。図
2ではじめのシート材は折り装置の上部パスを通過して
搬入口215から進入し、デフレクタ3で鉛直上方に、
デフレクタ4で左方へ搬送される。排出ローラ8gでビ
ンB11上に排出される。
【0125】排紙センサS18でビンB11に1枚目の
シートが排出されたことを検知して、ビンは1ビン上方
にシフトして、ビンB12がシート収容位置に上昇す
る。上記動作を繰り返して、上モジュールのビンすべて
に同一画像のシートが排出されると、原稿が交換され
て、2枚目の原稿に対し画像形成が行なわれる。上モジ
ュールのビンは最下ビン(図2ではB16)がシート収
容位置にあり、2枚目のシート材に関しては、最下ビン
から順にシートを収容していく。上記動作をすべての原
稿について繰り返し行ない、ビンへの収容動作は終了す
る。この終了状態において原稿枚数が奇数の場合には、
最下ビンB16がシート収容位置にあり、原稿枚数が偶
数の場合には最上ビンB11がシート収容位置にある。
【0126】次に、ビン上からシート束を取り出す動作
に移るが、本実施例においては上モジュールにおいて、
シート束を取り出し位置、すなわちグリッパ/ステイプ
ルユニット9が待機しているのは、シート収容位置より
も2ビン分下の位置である。従って原稿枚数により束取
り出し順序の制御が変わってくる。
【0127】(A)−(i)原稿枚数が偶数の時 原稿枚数が偶数であればソート終了後のビン位置は開始
時と同じになる為、図31の状態である。この場合束取
り出し位置にあるビンB13からは取り出さずまず2ビ
ン分下げて図32の状態にして最上ビンB11からB
16まで順に束取り出しを行なう(図33)。
【0128】次に2ビン分上昇させて図34の状態にし
て、次のシート束を受け入れる準備が完了する。連続ジ
ョブで上モジュールがシートを受け入れる次の機会にお
いても原稿は偶数であるから、図34の状態でソートを
開始すれば図34の状態でソートが終了する、この場合
には束取り出し位置に対応しているビンはないので2ビ
ン分下げて図33の状態にして最下ビンB16から順に
11まで束取り出しを行なう。この時図32の状態に
なるので2ビン分上昇させて図31の状態に戻る。した
がって上モジュールが複数回くり返してシート束を受け
入れる際には上記に示した状態変化を繰り返すことにな
る。
【0129】(A)−(ii)原稿枚数が奇数の時 原稿枚数が奇数であると、ソート終了後のビン位置は開
始時と全く逆になる。すなわち図31の状態からソート
開始すれば終了時には図34の状態になっている。この
時は束取り出しに対応したビンは存在しないので2ビン
分下げて図33の状態にして最下ビンB16から順にB
11まで束取り出しを行なう。この時図32の状態にな
るので2ビン分上昇させて図31の状態で次のシート束
を受け入れる準備が完了する。同一ジョブなら次のシー
ト受け入れ機会においても、原稿枚数は奇数であるので
図31でソート開始すれば図34で終了する。従ってこ
の場合にも上記に示した状態変化をくり返すことにな
る。
【0130】なお下モジュールの場合、本実施例ではビ
ンのシート受け入れ位置と、束取り出し位置の関係が逆
で束取り出し位置の方が2ビン分上方に位置している。
下モジュールにおけるビン制御はここでは詳しくは述べ
ないが、上述した上モジュールの場合とほぼ同様に、状
態変化をくり返して制御される。以下ソートモードの続
きの動作を説明する。
【0131】ビン上に積載されたシートは図42で示す
基準棒14a、bに対して整合壁15をシート搬送と直
交する方向に動作させることで整合される。ソート及び
整合が完了するとビン上のシート束Sは図16において
先出しグリッパ10を実線位置から破線位置へ開放した
まま移動させ、その後シート束を挟持する。図14のビ
ン立ち部BjがソレノイドSL1により開放されてシー
ト束搬送が可能となる。
【0132】シート束は手前側は図4の基準棒14a、
14bによって、又、奥側は整合棒15と、図15のガ
イド部材53aとに両サイドを規制されて、また下方向
はビン面及び倒れたビン立ち面、ガイドステイ53、上
方向はガイドステイ52にガイドされて、右方向に搬送
される。そして図16に示す実線位置に停止し、ここで
先出しグリッパ10と搬送グリッパ12間の束の受け渡
しが行なわれる。
【0133】まず、図15の破線位置に開放したまま待
機していた搬送グリッパ12がシート束の略中央部を挟
持する。次に先出しグリッパ10は挟持を開放して、次
の搬送に備える。搬送グリッパ12は図15の矢印Gの
右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送し、サイズ
に応じた適正な位置で停止する。この状態では図35に
示すようにシート束Sの後端はスタックトレイ116の
上面に落下しており、左側はスタッカ基準壁117によ
り規制され、また、束上面はソレノイドにより駆動され
た押え部材118により押圧されている。この状態から
搬送グリッパ12を開放してシート束の先端部もスタッ
クトレイ上へ落下させる。
【0134】この時押え部材118は落下する束内のズ
レを防止する働きをする。
【0135】次に、2束目のシート束搬送時について
は、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、
グリッパ間での束の受け渡しを行なうところまでは1束
目と同一であるので以降の動作のみについて説明する。
【0136】束の受け渡し後、搬送グリッパ12は図1
5の矢印Fの方向に所定量だけ動く。この際シート束後
端側が規制されないように基準棒や整合壁、ガイド部材
53aが逃げてもかわないし、又、これらの幅規制部材
をシート束後端が完全に抜け切ってから、上記搬送グリ
ッパ12の矢印F方向の移動を行なってもよい。この移
動によりスタックトレイへの積載時、1束目のシート束
との識別が可能となる。搬送グリッパ12による右方向
の搬送途中において図36に示すように、シート束Sの
後端が所定位置に達する前にシートの中央部が先にスタ
ックトレイ上のシート束の上面に落下してしまい、その
まま搬送を続けると搬送しているシート束S2 が既積
載のシート束S1 の整合を乱す恐れがある。この際図3
6の様に押え部材118で既積載シート束S1 の上面を
押えることでズレを防止できる。
【0137】スタックトレイ上に積載されたシート束に
ついてはその最上面が常にセンサで検知され、上方にあ
るグリップ/ステイプルユニットと積載最上面との間隔
が常に一定となる様にスタックトレイを徐々に降下させ
て制御している。
【0138】またスタックトレイ上のシート束に関して
は、スタックユニットが動作中でない場合には任意にと
り出しが可能な構成になっている。操作者が図示せぬ取
り出しボタンを押下することによってスタックユニット
は取り出し位置に移動し、スタック取り出しカバーのみ
が開閉可能となる。
【0139】またシート束をとり出した後カバーを閉じ
れば継続して処理が可能である。
【0140】(c)ステイプルソートモードの場合 シート及びシート束の搬送に関しては上述したソートモ
ードの場合と同一であるので説明を省略する。ここでは
ステイプラの移動制御について述べる。
【0141】ステイプラ11は図15及び図22に示す
様に手前側の退避位置11aと、奥側の退避位置11b
の間で任意の位置に停止することができる。
【0142】(c)−(i)手前1ケ所綴じの場合 上記ノンステイプルモード時はステイプラが手前の退避
位置11aにあったが、手前1ケ所綴じモードが選択さ
れた場合には図15、図22に示す11cの位置に待機
する。図15に示すようにステイプラが11cの位置に
あっても搬送グリッパ12は12aの位置で互いに干渉
することなく待機できる。先出しグリッパ10により搬
送されたシート束に対しステイプラはステイプル動作を
行なった後、手前側の退避位置11aに移動し、その後
搬送グリッパ12によってシート束は右方に搬送され
る。シート束後端がステイプル11の移動領域から抜け
るとステイプラ11は再び1ケ所綴じの位置11cに移
動して次のシート束の受け入れを待つ。
【0143】(c)−(ii)2ケ所綴じの場合 2ケ所綴じ位置はシート束の巾方向サイズにより様々な
位置をとるが図15、図22に示すステイプラ位置11
d、11eの2ケ所を綴じ位置とするサイズがあったと
する。この場合も図15に示す様にステイプラが11
d、11eのいずれかの位置にあっても搬送グリッパ1
2aの位置と干渉しない。2ケ所綴じのスタンバイ時、
ステイプラは手前側の退避位置11aから2ケ所の手前
側の打ち込み位置11dへ移動して待機する。この時搬
送グリッパ12は実線の12bの位置で待機する。
【0144】シート束が先出しグリッパで搬送されると
先出しグリッパが挟持したままステイプラが11dの位
置で手前側の1ケ所をステイプルする。次に11eの位
置に移動して2ケ所の奥側の位置をステイプルする。ス
テイプラが11dの位置から11eの位置に移動すると
すぐに搬送グリッパ12が12bの待機位置から12a
の位置に進入してくる。そしてシート束を挟持し、一
方、先出しグリッパ10はシート束を開放する。ステイ
プラは11eの位置で2ケ所目のステイプル動作を行な
った後、奥側の退避位置11bへ移動する。1束目のシ
ート束の後端がステイプラ移動領域を抜けると、ステイ
プラ11は退避位置11bから奥側のステイプル位置1
1eへ移動して2束目のシートを受け入れる。今度は2
ケ所の奥側を先に打ってから手前の位置1dへ移動す
る。搬送グリッパ12は1束目同様、1ケ所目を打ち2
ケ所目にステイプラが移るまでは12bの位置で待機
し、その後12aに移動し、ステイプラの手前への退避
動作を待って束搬送を行なう。以上述べた様に2ケ所綴
じの時はステイプラの退避位置を手前と奥と交互にする
ことによって、処理時間を短縮している。
【0145】(c)−(iii)奥1ケ所綴じの場合 この場合は紙サイズセンタよりも奥側のみに綴じる場合
であるので、上述した(c)−(i)の逆でステイプラ
は奥側の退避位置11bと綴じ位置とを往復動作するこ
とになる。
【0146】(d)折りモードの場合 折りモードの場合も、搬送方向に比較的長いシートが図
2の204に示す折り装置の内部で折り動作を加えられ
た上で通常のシートと同様にビン上に排出され選択的に
後処理されて、スタックユニット13に積載される。し
かし折り紙特にシートの搬送方向中央部ないし中央より
搬送方向やや下流側に折り返し部のあるいわゆるZ折り
や海外サイズのLGLをLTRRサイズに折るC折り等
においてはビン上への積載時に既積載の折り紙の折り返
し部に排出されてくる折り紙の先端がぶつかったり、も
ぐり込んで既積載紙の整合を乱したり、排出される折り
紙が正しく積載されない恐れがある。その為、ビン上へ
の排出ローラの下流側に図10〜12に示すガイド部材
42を設け、ビン上の折り積載紙の上方に突設させて積
載・整合性を確保する。
【0147】以下動作を説明すると、1枚目の折り紙が
各ビンに排出される場合にはガイド部材は動作しない。
最下ビンに1枚目の折り紙が積載された後、2枚目の折
り紙の先端がビン内に進入してくる前に図11の実線で
示す上方の位置でビン間に回転突出し、破線で示す位置
まで降下する。図12の様に次の折り紙の先端が既積載
紙の折り返しにあたらないようガイドし、2枚目のシー
トが積載された時点で、ガイド部材42はビン及びビン
上のシートの存在領域外へ回転退避する。ビンが1ビン
降下して最下ビンの1ビン上のビンがシート受入れ位置
に対応すると、ガイド部材は再び上方の位置でビン間に
回転突出し降下して、次の折り紙を受け入れる。
【0148】以上の動作を繰り返し行なうことで各ビン
上に折り紙を積載することができる。上記の動作はビン
上の最上紙が折り紙であり、次の排出紙の先端が折り返
し部にもぐり込む危険のある時にのみ行なえばよく、例
えば原稿が、ラージサイズとスモールサイズの混載で、
ラージサイズのみに折り返し処理を施して積載する場合
スモールサイズをビン上に積載した次のシートを排出す
る際には動作させる必要はない。
【0149】また折り紙が各ビン上に積載された後、ス
タックトレイ上へ束搬送される際の搬送スピードは通常
の折り無し時に比較して遅くなっている。これは搬送の
加減速時や高速搬送時に折り紙の折り返し部が開いて積
載性に悪影響が及ぶのを防止している。
【0150】(e)複数ビンモジュール動作 次に複写機本体201の生産性を維持しつつ、後処理を
も含めたシステム全体の効率を最大限に向上させる複数
モジュール動作(本実施例では2ビンモジュール)につ
いて説明する。
【0151】複写処理を要求される部数がモジュール内
のビン数(上記実施例では6)以下の場合には上記の通
常動作で処理が行われるが、上記部数がビン数以上の場
合には、2つのビンモジュールを交互に動作させて処理
を行なう。
【0152】図2においてまず上ビンモジュールB1
用いてビン数分つまり6部のソート動作を行なう、上モ
ジュールの各ビンより、破線の位置のグリッパ/ステイ
プラユニット9が破線の位置のスタックユニット13へ
束搬送するのと並行して下ビンモジュールB2 へのソー
ト動作が行なわれる。このビンモジュールの切換えはデ
フレクタ3を切り換えることにより達成される。下ビン
モジュールのソート動作終了後は実線の位置にすでに移
動しているグリッパ/ステイプラユニット9及びスタッ
クユニット13によって下ビンモジュールの各ビンから
束取り出しが行なわれる。一方、上ビンモジュールは束
の取り出しが終了してビン上は空になっているので下ビ
ンモジュールへのソート動作終了後再びデフレクタ3が
偏向して上ビンモジュールへのソート動作を継続して行
なうことができる。
【0153】以上の動作において複写機本体より排出さ
れるシート材は途中で留まることなく上下のビンモジュ
ールのビンに排出される為、ビンからのシート取り出し
や、ステイプル等の処理の為に複写機本体の複写動作を
停止させることなく、いわゆるストップレスで全ての処
理を完了することが可能である。
【0154】上記ストップレスの動作が成立する条件と
して原稿枚数がある。原稿枚数が少なくなるにつれて、
1つのビンモジュールにソート動作を行なうのに要する
時間が短くなる一方、ビンからのシート束取り出し操作
に要する時間は原稿枚数によらずほぼ一定である。スト
ップレスの条件として一方のビンモジュールへのソート
動作が終了した時点において他方のビンモジュールは、
束取り出しが終了して空になっている必要がある。
【0155】例えば、ビン数nbin を2モジュール持つ
系において原稿m枚を処理する場合を考える。複写機本
体の生産性を1分間にP枚とすると1つのビンモジュー
ルをm×nbin 枚のシートで満たす時間はm×nbin
P分すなわち60×m×nbin /P秒となる。
【0156】一方ビンから束取り出しを行なう時間を1
ビンあたりt1 秒又、グリッパ/ステイプラユニット及
びスタックユニットがモジュール間を移動する時間をt
2 秒とすればストップレス動作が成立する為の条件は、
【0157】
【外1】 すなわち原稿枚数
【0158】
【外2】 以上であればストップレス動作が可能である。
【0159】今例にP=85cpm 、t1 =3sec 、t2
=3secbin =6とするとm≧4.96となり原稿枚
数5枚以上であればストップレス動作が可能となること
がわかる。
【0160】なお原稿枚数がストップレス動作になる枚
数以下の場合でも、モジュールの切換え時に、一時複写
機本体の動作を停止することで操作者の手を煩わせるこ
となく処理を継続させることが可能である。
【0161】(f)スタック収容枚数について 図2に示す様にスタックユニット13に積載可能な枚数
は下モジュールにおける高さl7 により決定される。下
モジュールの束取り出し位置は図2におけるビンB22
位置に固定されている為、床面と束取り出し位置との間
のスペースに必要な部材を配置した残りの空間にシート
束を収容することになる。
【0162】一方上モジュールの束取り出し位置(図2
のビルB14の位置)と床面との間は更に十分なスペース
が確保できる為上モジュール処理に限れば最大l8 に示
す高さ分のシート束の収容が可能である。
【0163】下モジュールにおけるスタック上限高さを
7 上モジュールにおけるスタック上限高さをl9 (l
8 >l9 >l7 )と設定した場合、スタッカ内のシート
束の高さがl7 を越える直前までは上記した2ビンモジ
ュール動作で制御を行ない、それ以降は上モジュールの
みを使用してl9 を越える直前までスタックを続けるこ
とができる。この場合は2ビンモジュール動作ではなく
なるので、原稿枚数がストップレス枚数より多い時でも
ストップレスとはならないが処理は継続的に行なわれ
る。
【0164】スタック上限高さを切り換えるか否かの判
断は上モジュールの束取り出し終了時に行なわれる。上
モジュールの束取り出し終了時、スタックトレイの降下
量から現在の積載高さl10を検知する。下モジュールに
おける積載上限高さl7 に対する余裕度はΔl=l7
10となる。現在処理を行なっているジョグの原稿枚数
をm枚、1つのビンモジュールのビン数をnbin とすれ
ばシート束m×nbinに対応したシート束厚l11がΔl
以下であれば上モジュール終了後、下モジュールで積載
する。一方lΔlであれば下モジュールでの積載は不可
能なのでスタック上限高さをl7 からl9 に切り換え
て、以降上モジュールのみで制御を行なう。
【0165】上記スタック上限高さ切り換え時の動作を
図37〜図39を用いて説明する。
【0166】図37は上モジュールの束取り出し位置に
スタックユニット13が位置しておりスタックトレイ1
16上のシート束Sの高さl10は下モジュールにおける
積載上限高さl7 に対し余裕がなくスタック上限高さの
切り換えが必要と判断されたとする。
【0167】図38に示すようにスタックルーム105
及びスタックトレイ116、スタッカ基準壁117を含
んだスタックユニット13全体が積載高さ増加分l12
け降下する。
【0168】次に図39に示すようにスタックルーム1
05はそのままでスタックトレイ116、スタッカ基準
壁117のみが再び元の束取り出し位置に対応した位置
にl12だけ上昇して復帰する。
【0169】(g)ビンモジュール内のビン数nbin
ついて 1つのビンモジュール内のビン数については自由に設定
することが可能であるが、複写機本体の生産性を維持す
る為には以下に説明する条件を満たす方がより好まし
い。
【0170】図1において複写機本体201で両面モー
ドが選択された場合、デッキ212のシートSは第1面
に画像形成され右から左へストレートに排出されるので
はなく定着部214を通過後デフレクタ216により下
向きに偏向され反転バス217で表裏逆にされて中間ト
レイ218上に積載される。中間トレイ218上から再
給紙パス219を通って第2面に画像形成され定着部2
14を通過して機外へ排出される。
【0171】ここでm枚の両面原稿から両面複写をする
場合を考えると、まずm枚目の原稿の第1面を1モジュ
ールあたりのビン数nbin 分つまりnbin 枚複写して中
間トレイへ送りその後それぞれにm枚目の原稿の第2面
が複写される。
【0172】一方、複写機本体201の画像形成ポイン
ト220を起点として両面パスを経由し再びポイント2
20に戻る搬送パス長l13を考える。
【0173】連続して送られるシートの先端同志の距離
14をシート1枚の占有パス長と考えると、上記搬送
パス長l13に対しては、k= 13 /l 14 で示す、
シート枚数が配置可能である。
【0174】上記した1モジュールあたりのビン数n
bin とkとの大小関係によって搬送パス長l13がシート
で満たされている場合と満たされていない場合に分かれ
る。
【0175】つまり、nbin <kの場合には、搬送パス
長l13がシートで満たされない為、第1面の複写を終了
してから第2面の複写を開始するまでに無駄な時間が生
まれてしまう。nbin ≦kの場合には、第1面の複写後
直ちに第2面の複写に移れる為、無駄時間がなく、複写
機本体の両面の生産性を維持できる。
【0176】一例として、搬送パス長l13=2000
mmあるサイズのシート占有パス長 14 =350mm
とするとk=l13/l14=5.7となり、1モジュ
ールあたりのビン数nbinはnbin≧[k]+1
([x]はxを越えない、最大の整数)よりnbin
6 6ビン以上あるのが望ましいことになる。
【0177】(第2の実施例)上記実施例では上下モジ
ュールへシート材を搬送する搬送路の間に、単一の束搬
送手段、後処理手段、スタック手段を設け上下モジュー
ル両方の処理を行なったが図40に示すように上モジュ
ールへの搬送路1と下モジュールへの搬送路2との間に
は上モジュール専用の処理手段9a、13aを設け、下
モジュールへの搬送路2の下方に下モジュール専用の処
理手段9b、13bを設けてもよい。
【0178】この場合スタック手段13がモジュール間
を移動する必要がなくなると共に下モジュールへの搬送
路が短くなり、上モジュールと略同一距離となって搬送
制御が簡易になるメリットもある。
【0179】(第3の実施例)上記実施例ではステイプ
ラが一体型のものを使用していたが図41に示すように
分割タイプのものでもよい。上記実施例ではステイプル
処理の後、ステイプラが手前又は奥に退避してからでな
いと搬送グリッパ12による束搬送ができなかったが、
分割ステイプラにした場合には、上下のステイプラの間
をシート束が通過できるので搬送グリッパの束搬送開始
時に要していた時間は短縮される。但し、シート束後端
がスタックユニット13内に落下する為には分割ステイ
プラの下側が邪魔になる為、シート束後端がスタッカの
基準壁に達する以前に、少なくとも下側のステイプラは
シート搬送領域外に退避する必要はある。
【0180】もちろんステイプル動作が終了して搬送グ
リッパ12が束搬送を開始すると同時に下側のステイプ
ラも移動可能であるので両者の移動タイミングはオーバ
ーラップし、移動時間の短縮になっている。
【0181】(第4の実施例)上記実施例では後処理手
段としてステイプラを設けていたが、他に穿孔装置、糊
づけ装置、背べり装置等の後処理手段でもかまわない。
【0182】(第5の実施例)上記実施例では束搬送を
行なうグリッパと後処理手段であるステイプラを同一ユ
ニットに構成し、その下方にスタックユニットを構成し
ていたが、これらの移動体の組み合わせは自由である。
すなわちグリッパユニット、ステイプラユニット、スタ
ックユニットをそれぞれ独立して上下動可能に構成して
もよく、また、ステイプラユニットを独立して、グリッ
パユニットとスタックユニットを1つのユニットとして
扱ってもよい。この場合はノンステイプルモードの時に
はステイプラを上下動させる必要がなく。上下動に伴な
う駆動負荷全体が軽くなるメリットがある。
【0183】(第6の実施例)上記実施例では2つのビ
ンモジュールによって構成され、それを交互に用いるこ
とで処理を行なっていた。ビンモジュールは2つでなく
3つ以上でもよく、仮に3つのモジュールと3つの搬送
路を設ければ他の2つのビンモジュールに搬送している
間に1つのビンモジュールの束取り出しを行なえばよ
く、2ビンモジュールの場合に比べて時間的余裕が向上
する為実施例中で述べた複写機本体を停止させずに処理
できる可能性がより高くなるメリットがある。
【0184】(第7の実施例)上記実施例では複数ビン
を有するビンモジュールを複数設けて、交互に処理を行
なったが、積載手段として単一のトレイを複数設けても
かまわない。
【0185】
【発明の効果】(1)本出願に係る第の発明によれば
装置内の空間を有効に利用して装置全体をコンパクトに
構成できる。(2) また本出願に係る第の発明によれば、装置全体
をコンパクトに構成すること並びに束搬送処理に要する
時間の短縮ができる。(3) また本出願に係る第の発明によれば、シート束
に対する処理手段の共通化を図り、部品点数を減少させ
てコストダウンが達成できる。(4) また本出願に係る第の発明によれば、シート材
の種々の条件や搬送条件に応じて最適なグリッパ構成を
選択できると共に束搬送に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシート材出力装置
の概略正面図。
【図2】本発明の第1の実施例に係るシート材後処理装
置の概略正面図。
【図3】ビンモジュールの斜視図。
【図4】ビンモジュールの上視図。
【図5】(a)ビンモジュールの正面図。 (b)ビンモジュールの正面図(比較例)。
【図6】ビンの状態図。
【図7】ビンの状態図。
【図8】整合部の上視図。
【図9】整合部の正面図。
【図10】折り紙用ガイド部材の上視図。
【図11】折り紙用ガイド部材の正面図。
【図12】(a)折り紙用ガイド部材の状態図。 (b)折り紙用ガイド部材の状態図。
【図13】ビン立ち駆動部の上視図。
【図14】ビン立ち駆動部の正面図。
【図15】グリップ/ステイプルユニットの上視図。
【図16】グリップ/ステイプルユニットの正面図。
【図17】グリッパ部の構成図。
【図18】先出しグリッパ駆動の上視図。
【図19】先出しグリッパ駆動の正面図。
【図20】搬送グリッパ駆動の上視図。
【図21】搬送グリッパ駆動の正断面図。
【図22】ステイプラユニット駆動の左視図。
【図23】ステイプラユニット駆動の上視図。
【図24】スタックユニットの上視図。
【図25】スタックトレイの正面図。
【図26】スタックユニットの正面図。
【図27】スタックユニットの駆動の左視図。
【図28】スタック押え部材の正面図。
【図29】搬送系の駆動構成模式図。
【図30】カバー構成の図。
【図31】ビンの動作を示す状態図。
【図32】ビンの動作を示す状態図。
【図33】ビンの動作を示す状態図。
【図34】ビンの動作を示す状態図。
【図35】スタック押え部材の効果を示す状態図。
【図36】スタック押え部材の効果を示す状態図。
【図37】スタック積載上限高さ切換時の動作図。
【図38】スタック積載上限高さ切換時の動作図。
【図39】スタック積載上限高さ切換時の動作図。
【図40】第2の実施例を説明する図。
【図41】第3の実施例を説明する図。
【図42】従来例を示す図。
【図43】従来例を示す図。
【図44】従来例を示す図。
【符号の説明】
12 ビンモジュール 2 下モジュールパス 7 上モジュールパス 8a〜p 搬送ローラ対 9 グリップ/ステイプルユニット 10 先出しグリッパ 11 ステイプラ 12 搬送グリッパ 13 スタッフユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 晃一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯部 義紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 辻野 浩道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−365751(JP,A) 特開 昭57−179870(JP,A) 特開 昭57−64262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 G03G 15/00 534

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材出力装置から排出されるシート
    材を収納する為の複数の積載手段を有するシート材後処
    理装置において、前記 積載手段にシート材を搬送する為の複数の搬送部を
    有すると共に、前記 シート材出力装置排出口と前記積載手段との間で、
    かつ前記複数の搬送部によりはさまれた空間のうちの少
    なくとも1ヶ所に、前記積載手段に収納されたシート束
    を束移動させる少なくとも1つの束搬送手段と、束移動
    されたシート束に綴じ止めや穴あけ等を行なう後処理手
    段と、束移動されたシート束を重ねて収容するスタック
    手段と、を設けたことを特徴とするシート材後処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記束搬送手段による束搬送路の途中で
    あって、かつ前記スタック手段の直上に後処理手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のシート材後処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記束搬送手段、後処理手段、スタック
    手段のうちの少なくとも1つを上下動可能に構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート材後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記束搬送手段は複数の挟持手段で構成
    され、前記複数の挟持手段間でシート束の受け渡しを行
    なって束搬送を行なうことを特徴とする請求項1記載の
    シート材後処理装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項のいずれかのシ
    ート材後処理装置を含むシート材出力装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項のいずれかの装
    置を備える画像形成装置。
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