JPH0977318A - シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備える画像形成装置

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JPH0977318A
JPH0977318A JP23547995A JP23547995A JPH0977318A JP H0977318 A JPH0977318 A JP H0977318A JP 23547995 A JP23547995 A JP 23547995A JP 23547995 A JP23547995 A JP 23547995A JP H0977318 A JPH0977318 A JP H0977318A
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JP
Japan
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sheet
bin
unit
bundle
gripper
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JP23547995A
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Masaaki Sato
正昭 佐藤
Kenichi Hayashi
賢一 林
Yoshifumi Takehara
良文 竹原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャム処理を容易かつ迅速にできるシート処理
装置を提供する。 【解決手段】センサCがシート詰りを検知すると、その
検知信号がCPU270に入力される。CPU270
は、シート集積部2b1 よりもシート搬送方向上流側の
シート搬送手段を所定時間駆動させて、シートをシート
集積部2b1 に集める。又、CPU270は、ソレノイ
ド300に制御信号を出力し、ソレノイド300により
第1のレバー302及び第2のレバー303を回動さ
せ、第2のレバー303と係合ピン308との係合状態
を解除する。すると、上シートガイド2b11がバネ30
9で引っ張られて拡開し、シート搬送路がシートを取り
出し易い状態に開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像形成装
置本体から1枚ずつ順次出力されるシートを、折り処
理、綴じ処理等の後処理を選択的に行なってからスタッ
クするシート処理装置及び該シート処理装置を備えた画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置を構成するシー
ト処理装置は、例えば、図1に示すように、画像形成済
みのシートを折り処理する折り装置204と、綴じ処理
等をした後スタックするステイプル/スタック装置20
5とからなっている。このうち、ステイプル/スタック
装置205は、作業の効率化を図るため、装置上方に設
けた第1搬送パス1と装置下方に設けた第2搬送パス2
とを選択的に使用するようになっている。そして、この
ようなステイプル/スタック装置205は、第2搬送パ
ス2内でシート詰り(ジャム)を生じると、全てのシー
ト搬送手段を停止させた後、第2搬送パス2内のシート
を全て取り出すようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなステイプル/スタック装置205は、第2搬送パス
2の長さが長いため、該第2搬送パス2内の各所にそれ
ぞれ滞留する全てのシートを取り除くのに時間がかか
り、迅速なジャム処理が困難であった。
【0004】そこで、本発明は、ジャム処理が容易なシ
ート処理装置及び該シート処理装置を備えた画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシート処理装置
は、上述事情に鑑みなされたものであって、シートを縦
方向に案内する縦方向搬送路と、該縦方向搬送路に配置
され、シートを搬送する縦方向搬送手段と、前記縦方向
搬送路と連通し、シートを横方向に案内する横方向搬送
路と、該横方向搬送路に配置され、シートを搬送する横
方向搬送手段と、前記縦方向搬送路及び横方向搬送路に
おけるシート詰まりを検知する検知手段と、を備えたシ
ート処理装置であって、前記横方向搬送路の一部に設け
られ、シートの蓄積及びシートの取り出しを可能とする
シート集積部と、前記検知手段のシート詰まり検知信号
に基づき、前記シート集積部よりもシート搬送方向上流
側の前記縦方向搬送手段と前記横方向搬送手段を所定時
間駆動させる制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0006】又、本発明のシート処理装置は、前記制御
手段からの信号に基づき、前記シート集積部のシート搬
送路を拡開させる搬送路拡開手段を前記シート集積部に
備えたことを特徴としている。
【0007】又、本発明の画像形成装置は、上記のシー
ト処理装置と、該シート処理装置に画像形成済のシート
を排出する画像形成装置本体とを備えたことを特徴とし
ている。
【0008】[作用]本発明によれば、検知手段がシー
ト詰りを検知し、その検知信号が制御手段に入力される
と、該制御手段がシート集積部よりもシート搬送方向上
流側の縦方向搬送手段及び横方向搬送手段を所定時間駆
動させ、シートをシート集積部に集めて蓄積する。
【0009】また、本発明によれば、シート集積部に蓄
積したシートを取り出し易くするため、シート集積部の
シート搬送路を搬送路拡開手段で拡開する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。 〈実施の形態1〉図1は、シート出力装置としての電子
写真複写機(画像形成装置)200を示したものであ
る。
【0011】電子写真複写機200は、複写機本体20
1と、複写機本体上部に配設された原稿自動送り装置2
02と、複写機本体201のシートSを排出する側に配
設されたシート後処理装置203とから構成されてい
る。またシート後処理装置203は折り装置204とス
テイプル/スタック装置205とからなる。
【0012】原稿自動送り装置202の原稿載置台20
6に載置された原稿207は下側から順に分離されて、
複写機本体201のプラテンガラス208上にパス20
9を経て給送され、複写機本体201の光学系210に
読み取られ、読取り終了後プラテンガラス208からパ
ス211を経て原稿載置台206上の最上面に排出され
る。シートSは、デッキ212から給紙されて画像形成
部213で画像形成され、定着部214により定着され
て、一般には折り装置204を素通りしてステイプル/
スタック装置205のシート搬入口215に搬送される
ようになっている。
【0013】ここで、本機たる複写機200の作像プロ
セスは、公知に属するものであるからここでの説明は行
なわない。ステイプル/スタック装置205は、図1、
図2に示すように、上下に2分割された上ビンモジュー
ルB1 と下ビンモジュールB2 を有し、各ビンモジュー
ルB1 、B2 は、複数のビン(シート受け皿)B11〜B
1n、B21〜B2n(nは整数、ただし図1、図2ではn=
6)で構成されている。各ビンモジュールB1 、B2
は、独立してビン間隔、ビン位置を変化させて、各ビン
をシート受け入れ位置やシート束排出位置に移動される
ことができる。
【0014】シート搬入口215では、上方向への第1
搬送パス1と下方向への第2搬送パス2とを切り換える
ソレノイドSL3(不図示)で駆動されるデフレクタ3
によりシートSの進行方向が決定される。更に、第1搬
送パス1は、ソレノイドSL4(不図示)で駆動される
デフレクタ4により、ノンソートトレイ5への搬出パス
6と上ビンモジュールB1 ヘのパス7に分岐する。
【0015】一方、第2搬送パス2は、そのまま下ビン
モジュールB2 へのパスとなる。したがって、各ローラ
対8a〜8pに関して、ノンソートトレイ5ヘはローラ
対8a、8b、8c、上ビンモジュールB1 ヘは8a、
8b、8d〜8g、下ビンモジュールB2 ヘは8a、8
h〜8pの各ローラ対によって搬送される。
【0016】また、ステイプル/スタック装置205
は、上ビンモジュールB1 ヘのパス7と下ビンモジュー
ルB2 ヘのパス2とに挟まれた空間にグリップ/ステイ
プルユニット9を有し、各ビン上のシート束を先出しグ
リッパ10により図1、図2の右方向に搬送し、ステイ
プラ11で選択的にステイプルした後、束先端を搬送グ
リッパ12で挟持してさらに右方向へ搬送する。同様に
上ビンモジュールB1 ヘのパス7と下ビンモジュールB
2 ヘのパス2とに挟まれた空間において、グリップ/ス
テイプルユニット9の下方にはスタックユニット13が
待機し、搬送グリッパ12で搬送したシート束を収納す
る。
【0017】また、ステイプラ11の右端部とスタック
ユニット13の左端部とは、図2に示すように、左右方
向でほぼオーパーラップしている(図2の幅l 15の領
域)。
【0018】上ビンモジュールB1 のビンB11〜B16
シー卜束が満たされた後で、図1、図2の破線で示す位
置に、グリップ/ステイプルユニット9を移動させて、
ビンからシート束をとり出している間に、下ビンモジュ
ールB2 のビンB21〜B26にシートSを搬送し、ビンB
11〜B16から束取り出し終了後、また、下ビンモジュー
ルB2 のビンB21〜B26への搬送終了後、今度は図1、
図2の実線の位置で下ビンモジュールB2 からの束取り
出しを行なう。この動作を繰り返すことで、スタックユ
ニット13が満載になるまで連続してコピーを継続でき
る。
【0019】次に、折り装置204について、図33を
用いて説明する。ここで、折り装置204は、スルーパ
スモード、Z折りモード、C折りモード等の3つのモー
ドに従って動作することができるものとする。
【0020】第1のスルーパスモードは、シートSの折
り動作を要せず素通りするモードであり、このモードで
は、入口ローラ227、228によって搬入された折り
用のシート251(図34(a)、(b)参照)は入口
デフレクタ229の操作により、紙パス230に導か
れ、排紙ローラ231、232によりステイプル/スタ
ック装置205へ送出される。
【0021】第2のC折りモードは、LGLの折り用の
シート251を2つに折り曲げLTR(縦サイズ)にす
るもので、入口ローラ227、228から入口デフレタ
229に導かれた折り用のシート251は、デフレクタ
234の操作により折りパス236に導入される。
【0022】かくして、図34(a)に示すように、折
り用のシート251の先端がストッパ243に当接した
ところで、折り用のシート251の下流側の中央部に形
成されるループ250が折りローラ238、239間の
ニップにくわえこまれ、折り用のシート251の下流側
の中央部に、図34(b)に示すように、折れ目251
Aが形成されて2つ折りのシートになる。かくして、こ
の2つ折りとされた折り用のシート251は、このあと
パス240を通過し、排紙ローラ231、232により
送出される。
【0023】第3のZ折りモードは、折り用のシート2
51を一旦半分に2つ折とした上、その片方を再度反対
側に折り返えすモードであり、先ず、入口ローラ22
7、228から入口デフレクタ229により折り用のシ
ート251はパス233へ送出される。さらに、このシ
ート251は、デフレクタ234によりパス242へ送
られ、その先端がストッパ245に当接する。かくし
て、前記2つ折りモードと同様に、シート251の先端
からおよそ1/4 の部分にループが形成されることにな
り、そのループが折りローラ237、238間のニップ
にくわえこまれ折れ目251Bが形成されて2つ折りの
シートとなる(図35(a))。
【0024】次いで、このように折られた折り用のシー
ト251は、折りパス236へと導入され、2つ折りと
された折り用のシート251の折れ目251Bがストッ
パ244に突き当てられると、2つ折りとされた折り用
のシート251の中央部に前述と同ようにしてループが
形成され、このループが折りローラ238、239間の
ニップにくわえこまれて、第2の折れ目251Cが形成
される(図35(b))。このように、表裏に折り返さ
れたZ折りシート251は、パス240を通過して排紙
ローラ231、232により送出される。
【0025】次に、グリップ/ステイプルユニット9に
ついて説明する(図12、図13)。図12は、グリッ
プ/ステイプルユニット9の上視図、図13は正面図で
ある。
【0026】全体構成は、ユニット前側板50、ユニッ
ト後側板51間に、ガイドステイ52、53、右ステイ
54を渡した枠体であり、この枠体の奥側左右に2ケず
つ計4ケの昇降コロ55がカシメられている。下側のガ
イドステイ53の奥側には、シート束搬送時にシート束
をガイドする部材53aが取り付けられている。4つの
コロ55は、本体側に固定された2本のレール56内に
ガイドされている。レール56に一体に切られたラック
と、枠体横方向に貫通した部材57の両端に設けられた
ピニオンギア58とが噛み合い、このピニオンギア58
に昇降モータM4からの駆勤を伝達して、枠体全体が上
下に昇降可能となっている。
【0027】枠体内には、3つの移動体、すなわち先出
しグリッパ10、ステイプラ11、搬送グリッパ12が
配設されている。先出しグリッパ10は、図12の矢印
D方向に移動可能に構成されており、ビン上のシート束
Sの手前基準側の右端近傍をグリップして、シート束S
を右方に引き出す。先出グリッパ10の右端からシート
束Sの先端までの距離l 4 は、引き出し完了時のステイ
プラ11の左端からシート束S先端までの距離l 5 より
も長く設定されている。
【0028】ステイプラ11は、図の矢印E方向に移動
可能であって、シート幅とオーバーラップしない手前や
奥の退避位置や、シート束の先端部の任意の位置に移動
できる。
【0029】搬送グリッパ12は、図12の矢印F方向
に移動可能であると共に、その前後側板59、60全体
を含めて、同図の矢印G方向にも移動可能に構成されて
いる。搬送グリッパ12は、矢印F方向でシート束のサ
イズに応じてシート幅の略中央位置をグリップし、矢印
G方向(図中右方向)にシート束を搬送して、ビン上か
ら完全にシート束を引き出して、後述するスタッカに搬
送する。
【0030】搬送グリッパ12の矢印F方向の移動は、
上述したようにサイズに対応して移動する他に、スタッ
カ上での仕分けの目的でも行われる。すなわち、スタッ
カヘの束搬送時、矢印G方向への搬送量はシート束サイ
ズに依るが、F方向へのシート束の搬送量を変化させる
ことで、同一サイズのシート束の仕分けを行なったり、
異なるジョブ間の仕分けを行なったりすることができ
る。
【0031】搬送グリッパ12の奥行き寸法l 6 は、ス
テイプラ11がシート束Sに対し動作している位置にお
いてもシート束Sの先端が挟持できるような寸法に設定
されている。
【0032】以下、グリップ/ステイプルユニット9内
の各移動体10、11、12について詳細に説明する。
【0033】まず、シート束を挟持するグリップ部につ
いて説明するが、これは先出しグリッパ10及び搬送グ
リッパ12に共通の構成である(図14)。
【0034】側板62、62に、3本の軸63、64、
65が支持されている。軸65には、上グリッパ66と
下グリッパ67が配設されており、軸64に固設された
上グリッパカム69と軸63に固設された下グリッパカ
ム68との矢印方向の回転により、それぞれ矢印I方
向、矢印H方向の揺動を繰り返す(実線と破線図)。ま
た、ばね部材70は下グリッパ67のカム部67aを下
グリッパカム68に付勢し、ばね部材71は上グリッパ
66のカム部66aを上グリッパカム69に付勢し、上
グリッパ66と下グリッパ67との当接圧が略一定にな
るように制御している。上記の上/下のグリッパのカム
69、68は、不図示のモータM5(先出しグリッパ挟
持)、M6(搬送グリッパ挟持)にて駆動される。
【0035】なお、先出しグリッパ10と搬送グリッパ
12とは、上述したように基本構成は同様であるが、挟
持圧やグリッパの幅、最大開口量等の条件はそれぞれの
使用条件に合わせて最適に設定されている。
【0036】例えば、本実施の形態の場合、先出しグリ
ッパ10は、スペース上、幅を小さく押えるが基準側の
み挟持するため、束ズレ防止のために挟持圧を高めに設
定したり、開口量もビン間に進入すべく押え気味にした
りする。一方、搬送グリッパ12は、シート束のセンタ
を挟持可能なので、挟持圧を低めに設定する等が可能で
ある。その他、シー卜のカール量、坪量、折りの有無、
枚数等によって一般的に設定することも可能である。
【0037】次に、先出しグリッパ10の駆動構成につ
いて述べる(図15、図16)。図15は上視図、図1
6は正面図である。
【0038】先出しグリッパ10の手前側面には、溝つ
きのコロ72がカシメられており、グリップ/ステイプ
ルユニット9のユニット前側板50に設けられた長穴5
0aに係合している。長穴50aは、ステイプラ11に
近い図16の右方は略水平にあけられているが、ビンに
近い図16の左方は、ビンの傾斜に合わせた角度をもっ
た長穴になっている。2つのコロ72の軸の先端部は、
結合板金73でつながれており、板金73には、ピン部
材74が取り付けられている。
【0039】一方、ユニット前側板50の手前側には、
支持板75に先出しモータM7が取り付けられており、
その駆動軸先端には揺動アーム76が固着されている。
揺動アーム76の他端には、長穴76aが形成されてお
り、この長穴76aに上記ピン部材74の先端部が係合
している。先出しモータM7の駆動により、揺動アーム
76が図15、図16の実線位置、2点鎖線位置間を往
復動する。これにより、先出しグリッパ10はユニット
前側板50の長穴50aに沿って傾斜位置でシート束を
つかみ、水平位置まで搬送し、水平位置でシート束を離
して、再び傾斜位置に戻る動きを行なう。
【0040】次に、搬送グリッパ12の駆動構成を説明
する(図17、図18)。図17は上視図、図18は正
断面図である。
【0041】まず図17、図18の左右方向、シート束
搬送方向の駆動について説明する。
【0042】搬送グリッパ12は、その下方位置にて2
本の軸77、78に支持されている。一方の軸77はボ
ールねじで構成され、もう一方の軸78は通常の軸で構
成されている。軸77の両端は、前後側板間(前側板は
省略、後側板60)に回転可能に軸受支持され、軸78
の両端は完全に固定されている。各側板には、ガイドコ
ロ79がカシメられており、コロ79はユニット側板5
1にあけられた長穴51aに沿って左右方向に動ける。
【0043】搬送グリッパ左右移動モータM8は、ユニ
ット側板51に取り付けられており、モータプーリ8
0、ベルト81、プーリ82を介して貫通軸83に駆動
を伝達する。貫通軸83上には、駆動用プーリ84が手
前側と、奥側に1ケずつ取り付けられ、それぞれ対向す
る従動プーリ85との間にベルト86がかけられてい
る。ベルト86の一部分を、規制部材87で後側板60
上に固着することにより、モータM8の駆動が搬送グリ
ッパ12に伝わり、図12、図13において左右方向の
移動が可能となっている。
【0044】次に、図17の上下方向、すなわちシート
束搬送と直交する方向の駆動について説明する。
【0045】後側板60上に、搬送グリッパ前後進モー
タM9が基台88を介して取り付けられている。モータ
プーリ89、ベルト90、プーリ91を介してモータM
9の駆動がボールねじ軸77に伝達される。搬送グリッ
パ12のボールねじ軸77と係合している部分にも、同
様のねじが切られているため、ボールねじ軸77が回転
することで搬送グリッパ12は前後進可能となる。
【0046】搬送グリッパ12の位置は、そのホームポ
ジション検知及びモータM8の回転量を検知することで
決定される。左右方向は、規制部材87の上方の突起8
7aを、ホームポジションセンサS7で検知し、モ―夕
M8のエンコーダ92を読み取るセンサS8で移動量を
検知して、所定の位置で停止させる。
【0047】一方、搬送グリッパ12の前後進も、ホー
ムポジションセンサS9で搬送グリッパ12の―部を検
知し、モータM9のエンコーダ93を読み取るセンサS
10で移動量を検知して、所定の位置で搬送グリッパ1
2を停止させる。
【0048】さらに、図1に示すように、上記各部の動
作を制御するための制御装置(CPU)270が設けら
れている。
【0049】以上の構成に基づいて、以下に各構成部の
動作を説明する。はじめに、装置の基本動作を説明す
る。
【0050】まず、複写機本体201に配設された原稿
自動送り装置202の原稿載置台206に原稿207が
セットされ(図1)、不図示の操作部で所定のモード条
件を入力して、スタートキーが押される。スタートキー
の押下信号に伴い、シート後処理装置203の各部がス
タンバイ状態に制御される。以下、各モード条件に分け
て説明を行なう。
【0051】(A)ノンソートモードの場合 図2、図26において、デフレクタ3は実線の向きに、
そしてデフレクタ4は破線の向きに位置し、第1搬送パ
ス1から搬出パス6にかけて存在するローラ対8a、8
b、8cが回転するように、モータM14が制御される
(図26)。もちろん、折り装置204内上部のローラ
対も、図示せぬ折りモータM17によつて回転し、シー
ト受け入れ可能状態になる。
【0052】但し、上記のスタンバイ動作は、以下に示
す複写動作後、シートが複写機本体201から排出され
る以前に行なわれてもよい。シート後処理装置203側
がスタンバイ状態になると、図1の原稿207は、原稿
自動送り装置202により複写機本体201のプラテン
ガラス208上に給送され、複写機本体201は複写動
作にはいる。
【0053】複写機本体201にて画像形成処理され排
出された最初のシートSは、折り装置204の上部パス
を通過して、シート搬入口215からステイプル/スタ
ック装置205に進入する。シートSはデフレクタ3で
鉛直上向きに偏向され、デフレクタ4の右側を鉛直上方
に搬送されて、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5
上へ排出される。
【0054】(B)ソートモードの場合 シート条件やモード設定条件により、特別な制御をする
場合もあるが、一般的なソートモード時の動作を説明す
る。
【0055】まず、スタンバイ動作として、デフレクタ
3は実線の向きに、デフレクタ4も実線の向きにそれぞ
れ位置し、折り装置204の上部パス204(図33参
照)のローラ228、229、231、232、及びロ
ーラ対8a、8b、8d〜8gが回転する。上下ビンモ
ジュールB1 、B2 は、最上ビンB11、B21が排出ロー
ラ対8g、8pに対向する位置にくるようにシフト動作
する。各ビンモジュールB1 、B2 の整合壁15(図3
参照)は、シートSの幅に合わせたホームポジションに
待機する。
【0056】折り紙用のガイド部材は動作させないの
で、ビン側に突出しない退避位置にあることがチェック
される。また、ビン立ち部の駆動に関しては、非作動位
置にあることを制御装置270がチェックする。
【0057】グリップ/ステイプルユニット9は、上ビ
ンモジュールB1 のシート束取り出しに対応した位置
(図2の破線位置)に移動して待機する。
【0058】グリップ/ステイプルユニット9内の移動
体については、図12において説明する。先出しグリッ
パ10は、図12に示す位置に待機して、グリップ/ス
テイプルユニット9の左側に位置するビンモジュール内
のビン昇降の際に、ビン上のシートの妨げにならないよ
うになっている。
【0059】ステイプラ11は動作させないので、図1
2において破線で示す手前の退避位置11aに移動す
る。搬送グリッパ12は、図12において破線で示すよ
うに、矢印F方向においては、搬送されてくるシート束
の略中央をグリップする位置に、そして矢印G方向にお
いては、先出しグリッパ10によって先出しされたシー
ト束の先端を、グリップ可能な位置12aに待機する。
【0060】グリッパは、先出しグリッパ10、搬送グ
リッパ12共に上下グリッパを開放した状態でそれぞれ
の位置に待機している。
【0061】次に、スタックユニット13は、図2の破
線で示す位置に移動し、グリップ/ステイプルユニット
9により搬送されるシート束を受容できるようになって
いる。図23において、スタックユニット13の内部の
スタックトレイ116、並びに基準壁117、押え部材
118は、スタックトレイ116の上面がシート束を受
容可能な位置に、またその他もスタックトレイ116に
対応した位置に移動する。押え部材118の先端は、図
23に示すようにスタックトレイ116側に突出した状
態になっている。
【0062】以上で、シート後処理装置203側がスタ
ンバイ状態になり、ノンソートモード時と同ように原稿
207が給送され、画像形成が行なわれ、シートが送ら
れてくる。図2ではじめのシートは折り装置204の上
部パスを通過してシート搬入口215から進入しデフレ
クタ3で鉛直上方に、さらにデフレクタ4で左方へ搬送
されて、排出ローラ対8gでビンB11上に排出される。
【0063】排紙センサS18でビンB11に1枚目のシ
ートが排出されたことを検知して、ビン全体は1ビン上
方にシフトして、ビンB12がシー卜収容位置に上昇す
る。上記動作を繰り返して、上ビンモジュールB1 のビ
ンの全てに同一画像のシートが排出されると、原稿20
7が交換されて、2枚目の原稿207に対し画像形成が
行なわれる。上ビンモジュールB1 のビンは、最下ビン
(図2ではB16)がシー卜収容位置にあり、2枚目のシ
ートに関しては、最下ビンB16から順にシートを収容し
ていく。上記動作をすべての原稿207について繰り返
し行ない、ビンヘのシートの収容動作は終了する。この
終了状態において、原稿枚数が奇数の場合には、最下ビ
ンB16がシー卜収容位置にあり、原稿枚数が偶数の場合
には最上ビンB11がシート収容位置にある。
【0064】次に、ビン上からシート束を取り出す動作
に移るが、本実施の形態においては上ビンモジュールB
1 において、シート束の取り出し位置、すなわちグリッ
パ/ステイプルユニット9が待機しているのは、シート
収容位置よりも2ビン分下の位置である。したがって、
原稿枚数の奇・偶により束取り出し順序の制御が変わっ
てくる。
【0065】(B)−(i)原稿枚数が偶数の時 原稿枚数が偶数であれば、ソート終了後のビン位置は開
始時と同じになるため、図27の状態である。この場
合、束取り出し位置にあるビンB13からは取り出さず、
まず2ビン分下げて図28の状態にして、最上ビンB11
から最下ビンB16まで順に束取り出しを行なう(図2
9)。
【0066】次に、上ビンモジュールB1 を2ビン分上
昇させて図30の状態にして、次のシート束を受け入れ
る準備が完了する。連続ジョブで上ビンモジュールB1
がシートを受け入れる次の機会においても、原稿は偶数
であるから、図30の状態でソートを開始すれば、図3
0の状態でソートが終了する。この場合には、束取り出
し位置に対応しているビンはないので、上ビンモジュー
ルB1 を2ビン分下げて図29の状態にして、最下ビン
16から順に最上ビンB11まで束取り出しを行なう。こ
の時、図28の状態になるので、2ビン分上昇させて図
27の状態に戻る。したがって、上ビンモジュールB1
が複数回くり返してシート束を受け入れる際には上記に
示した状態変化を繰り返すことになる。
【0067】(B)−(ii)原稿枚数が奇数の時 原稿枚数が奇数であると、ソート終了後のビン位置は開
始時と全く逆になる。すなわち図27の状態からソート
開始すれば終了時には図30の状態になっている。この
時は、束取り出しに対応したビンは存在しないので2ビ
ン分下げて図29の状態にして最下ビンB16から順に最
上ビンB11まで束取り出しを行なう。この時、図28の
状態になるので2ビン分上昇させて図27の状態で次の
シート束を受け入れる準備が完了する。同一ジョブなら
次のシート受け入れ機会においても、原稿枚数は奇数で
あるので図27でソート開始すれば図30で終了する。
したがって、この場合にも上記に示した状態変化をくり
返すことになる。
【0068】なお、下ビンモジュールB2 の場合、本実
施の形態ではビンのシート受け入れ位置と、束取り出し
位置の関係が逆であって、束取り出し位置の方が2ビン
分上方に位置している。下ビンモジュールB2 における
ビン制御はここでは詳しくは述べないが、上述した上ビ
ンモジュールB1 の場合とほぼ同ように、状態変化を繰
り返して制御される。以下ソートモードの続きの動作を
説明する。
【0069】ビン上に積載されたシートは、図3で示す
基準棒14a、14bに対し、整合壁15をシート搬送
と直交する方向に動作させることで整合される。ソート
及び整合が完了すると、ビン上のシート束Sを挟持する
先出しグリッパ10は、図13において上下グリッパ6
6、67を開放したまま実線位置から破線位置へ移動
し、その後シート束Sを挟持する。図11に示すビン立
ち部Bjが、ソレノイドSL1により開放されてシート
束搬送が可能となる。シート束は、手前側は図4の基準
棒14a、14bによって、また、奥側は整合壁15
と、図12のガイド部材53aとにより両サイドを規制
され、また下方向は、ビン面及び倒れたビン立ち面B
j、ガイドステイ53、上方向はガイドステイ52にガ
イドされて、図中右方向に搬送される。そして、図13
に示す実線位置に停止し、ここで先出しグリッパ10と
搬送グリッパ12間の束の受け渡しが行なわれる。
【0070】まず、図12の破線位置に開放したまま待
機していた搬送グリッパ12が、シート束の略中央部を
挟持する。次に、先出しグリッパ10は挟持を開放し
て、次の搬送に備える。搬送グリッパ12は、図12の
矢印Gの右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送
し、サイズに応じた適正な位置で停止する。この状態で
は、図31に示すように、シート束Sの後端は、スタッ
クトレイ116の上面に落下しており、左側はスタッカ
基準壁117により規制され、また、束上面はソレノイ
ドにより駆動された押え部材118により押圧されてい
る。この状態から搬送グリッパ12を開放して、シート
束の先端部もスタックトレイ116上へ落下させる。
【0071】この時、押え部材118は、落下する束内
のズレを防止する働きをする。
【0072】次に、2束目のシート束搬送時について
は、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、
グリッパ間での束の受け渡しを行なうところまでは1束
目と同一であるので、以降の動作のみについて説明す
る。
【0073】束の受け渡し後、搬送グリッパ12は、図
12の矢印Fの方向に所定量だけ動く。この際、シート
束後端側が規制されないように、基準棒14a、14b
や整合壁15、ガイド部材53aが逃げてもかわない
し、また、これらの幅規制部材を、シート束後端が完全
に抜け切ってから、上記搬送グリッパ12の矢印F方向
の移動を行なってもよい。この移動により、スタックト
レイ116ヘのシート束の積載時、1束目のシート束と
の識別が可能となる。搬送グリッパ12による右方向の
搬送途中において、図32に示すように、シート束Sの
後端が所定位置に達する前にシート束S2 の中央部が先
にスタックトレイ116上のシート束S1の上面に落下
してしまい、そのまま搬送を続けると、搬送しているシ
ート束S2が既積載のシート束S1 の整合を乱すおそれ
がある。この際、図32のように押え部材118で既積
載シート束S1 の上面を押えることで、既積載のシート
束S1 のズレを防止できる。
【0074】スタックトレイ116上に積載されたシー
ト束については、その最上面が常にセンサで検知され、
上方にあるグリップ/ステイプルユニット9と、積載最
上面との間隔が常に一定となるように、スタックトレイ
116を徐々に降下させて制御している。
【0075】また、スタックトレイ116上のシート束
に関しては、スタックユニット13が動作中でない場合
には、シート束は任意に取り出しが可能な構成になって
いる。操作者が図示せぬ取り出しボタンを押下すること
によって、スタックユニット13は取り出し位置に移動
し、スタック取り出しカバーのみが開閉可能となる。
【0076】また、シート束をとり出した後、カバーを
閉じれば継続して処理が可能である。
【0077】(C)ステイプルソートモードの場合 シート及びシート束の搬送に関しては上述したソートモ
ードの場合と同一であるので説明を省略する。ここで
は、ステイプラ11の移動制御について述べる。
【0078】ステイプラ11は、図12及び図19に示
すように、手前側の退避位置11aと、奥側の退避位置
11bとの間で任意の位置に停止することができる。
【0079】(C)−(i)手前1ケ所綴じの場合 上記ノンステイプルモード時は、ステイプラ11が手前
の退避位置11aにあったが、手前1ケ所綴じモードが
選択された場合には、ステイプラ11は、図12、図1
9に示す位置11cに待機する。図12に示すように、
ステイプラが位置11cにあっても、搬送グリッパ12
は位置12aにあるので互いに干渉することなく待機で
きる。先出しグリッパ10により搬送されたシート束に
対し、ステイプラ11はステイプル動作を行なった後、
手前側の退避位置11aに移動し、その後、搬送グリッ
パ12によってシート束は右方に搬送される。シート束
後端が、ステイプル11の移動領域から抜けると、ステ
イプラ11は再び1ケ所綴じの位置11cに移動して、
次のシート束の受け入れを待つ。
【0080】(C)−(ii)2ケ所綴じの場合 2ケ所綴じ位置は、シート束の幅方向サイズにより様々
な位置をとるが、図12、図19に示すステイプラ位置
11d、11eの2ケ所を綴じ位置とするサイズがあっ
たとする。この場合も、図12に示すように、ステイプ
ラが位置11d、11eのいずれかの位置にあっても搬
送グリッパ12の位置12aと干渉しない。2ケ所綴じ
のスタンバイ時、ステイプラ11は手前側の退避位置1
1aから2ケ所の手前側の打ち込み位置11dへ移動し
て待機する。この時搬送グリッパ12は、実線の位置1
2bで待機する。
【0081】シート束が、先出しグリッパ10で搬送さ
れると、先出しグリッパ10がシート束を挟持したま
ま、ステイプラ11が位置11dで手前側の1ケ所をス
テイプルする。次に、ステイプラ11は、位置11eに
移動して2ケ所の奥側の位置をステイプルする。ステイ
プラ11が位置11dから位置11eに移動すると、す
ぐに搬送グリッパ12が待機位置12bから挟持位置1
2aに進入してくる。そして、搬送グリッパ12がシー
ト束を挟持し、一方、先出しグリッパ10はシート束を
開放する。ステイプラ11は、位置11eで2ケ所目の
ステイプル動作を行なった後、奥側の退避位置11bへ
移動する。
【0082】1束目のシート束の後端がステイプラ移動
領域を抜けると、ステイプラ11は退避位置11bから
奥側のステイプル位置11eへ移動して、2束目のシー
トを受け入れる。今度は、2ケ所の奥側を先に打ってか
ら、手前の位置11dへ移動する。搬送グリッパ12
は、1束目同様、1ケ所目を打ち2ケ所目にステイプラ
11が移るまでは位置12bで待機し、その後、位置1
2aに移動し、ステイプラ11の手前への退避動作を待
って、シート束の束搬送を行なう。以上述べたように、
2ケ所綴じの時は、ステイプラ11の退避位置11a、
12bを手前と奥と交互にすることによって、処理時間
を短縮している。
【0083】(C)―(iii)奥1ケ所綴じの場合 この場合は紙サイズセンタよりも奥側のみを綴じる場合
であるので、上述した(C)―(i)の逆でステイプラ
11は奥側の退避位置11bと綴じ位置とを往復動作す
ることになる。
【0084】(D)折りモードの場合 折りモードの場合も、搬送方向に比較的長いシートが図
2に示す折り装置204の内部で折り動作を加えられた
上で、通常のシートと同様にビン上に排出され選択的に
後処理されて、スタックユニット13に積載される。
【0085】以上、概略構成を示したが、以下他の各部
の詳細な構成について参考までに説明する。
【0086】まず、上ビンモジュールB1 と下ビンモジ
ュールB2 について説明する。
【0087】図3は、上ビンモジュールB1 の斜視図で
ある。以下、上ビンモジュールB1について説明する
が、下ビンモジュールB2 についても同様の構成であ
る。
【0088】上ビンモジュールB1 は、主にビンB11
1n及び2本の基準棒14a、14b、整合壁15、ビ
ンを昇降させるリードカム16a、16b、16c、及
びこれらの駆動部から構成されている。基準棒14a、
14bは、ビン上に排出されるシートに対し、ステイプ
ル等の後処理をする際の基準線を決定する部材であり、
通常、シート排出時の端部の位置から若干退避して設定
されている。整合壁15は、ビン上に排出されたシート
を1枚もしくは複数枚ずつ、シート搬送方向と直角方向
(図の矢印A方向)に幅寄せして、対向する端部を基準
棒14a、14bに突き当てて整合を行なう。
【0089】図4は、上ビンモジュールB1 の上視図で
あるが、リードカム16a、16b、16cは、図3、
図4に示すように、ビンの手前側に1ケ、奥側に2ケ配
置され、外周にらせん状のリードカムを有している。リ
ードカムには、ビンから突き出たコロ部Ba、Bb、B
cがそれぞれ係合し、各リードカムが同期して1回転す
る毎に、ビンを所定ピッチ分だけ昇降させる。
【0090】なお、ビンには、図4に示すように、基準
棒14aに対応した切欠きBd、整合壁15に対応した
穴Beが形成されている他、後述するグリッパ用の切欠
きBf、ビン立ち駆動機構用の切欠きBgや操作上必要
な切欠きBhが形成されている。
【0091】図5(a)は、上ビンモジュールB1 の正
面図である。同図に示すように、各ビンは、水平に対
し、ある角度傾斜してかつ相互に平行に配置されてい
る。一方、ビンのコロ部Ba、Bb、Bcは、ビンが傾
斜した状態ですべてが同じ高さになるように構成されて
いる。すなわち、ビンの右方に近いコロ部Bbの位置
は、ビンの基準面近傍にあるのに対し、ビンの左方に近
いコロ部Bcの位置は、ビンの基準面よりかなり下方に
あり、コロBcはビンにV字型の固定アームでつながれ
ている。
【0092】これにより、図5(a)に示すビンB15
16のような隣接したビンが接近した場合にもアーム部
の干渉が避けられる。また、コロ部Ba、Bb、Bcは
すべて同じ高さであるので、リードカム16a、16
b、16cの高さ方向の位置もすべて同じ高さに設定で
き、全体寸法を小さくできる。すなわち図5(b)のよ
うに各ビンの肉厚部近傍にコロ部Ba、Bb、Bcを設
けた場合に比べて、図5(b)に示す寸法l 16分は装置
全体寸法を小さく構成できる。
【0093】次に、ビン間隔に関して、図5(a)を例
に説明する。図5は上ビンモジュールB1 を表わしたも
ので、図では上から2枚目のビンB12が排出ローラ対8
gに対応した位置にあり排出されるシートを受け取る。
一方、上から4枚目のビンB14は束排出位置にあり、ビ
ンB14へのシート排出が終了すれば順にこの位置にビン
をシフトして、各ビンから束排出を行なう。図5(a)
では、ビンB11〜B15までは各ビン間隔がl 17と大き
く、ビンB15、B16の間のみl 18と小さいが、ビン間は
状況により変化する。図6は、ビンB16がシート受け入
れ位置にあり、ビンが最も上にシフトした状態で、この
時、ビン間隔はビンB11〜B15まではl 18で小さく、ビ
ンB15、B16間のみl 17で大きい。
【0094】また、図7はビンB11が束排出位置にあ
り、ビンが最も下にシフトした状態で、この時、ビン間
隔はビンB11、B12間のみl 17で大きく、その他はl 18
で小さい。すなわち、シート受け入れ位置にあるビンと
その上のビンとの間隔は、l 17程度に大きく、また、束
排出位置にあるビンとその上下のビンは間隔がl 17程度
に大きい必要がある。図5でいえば、ビンB11、B
12間、ビンB13、B14間、ビンB14、B15間である。図
5では、ビンB12、B13間の間隔も大きいがこれは機能
上はl 18程度に小さくてもよく、ステイプラ11の上半
分のスペースとビン間隔との関係により間隔の大小が決
定される。
【0095】一方、下ビンモジュールB2 の場合には、
図1、図2からもわかる通り、シート受け入れ位置と束
排出位置が上ビンモジュールB1 の時と上下逆になって
いる。したがって、同じように考えれば、図2におい
て、シート受け入れ位置にあるビンB24と上のビンB23
との間隔はl 17程度に大きく、束排出位置にあるビンB
22と上下のビンB21、B23との間隔もl 17程度に大きい
必要があるが、ビンB24、B25間はl 17程大きくなくて
もよい。
【0096】しかし、ビンB24、B25間もl 17程度に大
きくすることによって、シート受け入れ位置、束排出位
置が逆になる上モジュールB1 と下ビンモジュールB2
とのビンの間隔構成が同一になる。つまり、ビン間隔を
決定するリードカム16a、16b、16cのピッチも
同様でよく、上下のリードカム16a、16b、16c
の共通化というメリットが生じる。また、シート受け入
れ位置と束排出位置が上ビンモジュールB1 と下ビンモ
ジュールB2 とで逆になっていることはシート取り出し
時にグリッド/ステイプラユニット9やスタックユニッ
ト13が共通化できる別のメリットもある。
【0097】次に、ビンシフトの駆動について説明する
(図4、図5)。
【0098】ビンシフトモータM1は、モータプーリ1
8及びベルト19、リードカムプーリ20a、20b、
20cによりリードカム16a、16b、16cに駆動
を同期伝達し、正逆転することで、リードカム16a、
16b、16cを1回転させることができ、カムピッチ
分だけビンを昇降させることができる。リードカム16
a、16b、16cは、それぞれの軸が軸受により回転
可能に軸支持されており、その一方側に取りつけられた
プーリ20a、20b、20cから駆動が伝達される。
ビンシフトモータM1は、プーリ18と反対側にエンコ
ーダ21を有し、センサS1で1回転分を検知する。
【0099】また、各ビンモジュールB1 、B2 には、
ビンのホームポジション検知センサS2(不図示)があ
り、それぞれのトップビンB11、B21がそれぞれのシー
ト受け入れ位置にあるのを検知する。また、各ビンモジ
ュールB1 、B2 には、ビン上のシートを検知する貫通
センサS3(図2)があって、ビン上のシートの有無を
検知して各ビンモジュールB1 、B2 を切り換えるタイ
ミングの決定等を行なっている。
【0100】次に、ビン上のシートを整合する整合壁1
5の駆動構成について説明する(図8、図9)。図8
は、整合壁駆動部の上視図、図9は正面図である。
【0101】整合壁15には、カシメ軸22がカシメら
れており、カシメ軸22はコの字の支持プレート23を
貫通して止められている。一方、コの字状の支持プレー
ト23の内側には圧縮ばね24が圧縮方向に若干付勢さ
れて組み込まれており、その片側は支持プレート23の
内壁に、もう一方はカシメ軸22に設けられたストッパ
25に突き当てられている。圧縮ばね24の力によりカ
シメ軸22及び整合壁15は、図8の下方向に付勢され
ている。
【0102】コの字の支持プレート23の下方は、スラ
イド板26を介してアキュライド27の移動側に固定さ
れており、アキュライド27の固定側は整合壁15のス
ライドする方向に伸びたアキュライドレール板28に固
定されている。アキュライドレール板28には、手前側
と奥側にカシメ軸29、30が立ち、それぞれにプーリ
ギヤ31、プーリ32が回転可能に取付けられている。
これらプーリギヤ31、プーリ32間には、タイミング
ベルト33が渡され、スライド板26はタイミングベル
ト33に固着されている。一方、整合壁駆動モータM2
のモータギヤ34がプーリギヤ31のギヤ部とかみ合う
ことにより、駆動力が伝達される。
【0103】なお、整合壁15のホームポジションは、
センサS4により検知される。コの字の支持プレート2
3の上方は、スライド部材35が取り付けられており、
固定されたレール36の凹部に係合してガイドされる。
図9では、整合壁15の下方から駆動を入れ、上方をレ
ールでガイドしているが、上下逆に構成しても構わな
い。また、上ビンモジュールB1 と下ビンモジュールB
2 とで整合壁の構成、駆動の入れ方を逆にしても構わな
い。
【0104】次に、ビン上で搬送方向に関する整合面を
形成しているビン立ち部の駆動構成について説明する
(図10、図11)。
【0105】これは、ビン上に積載されたシート束を後
処理及びスタックするために、ビンよりビン立ち方向に
搬送する際に、ビン立ちを移動させるものである。図1
0は上視図、図11は正面図である。
【0106】ビンBは、シート積載部Biと、整合部B
jの部材から構成されており、積載部Bi側にある回転
穴に対して整合部Bj側の回転軸が嵌合して、整合部B
jが回転可能になっている。整合部Bjの回転角度は、
図11に示すように、略90°で、固定された積載面に
対して直角に立った整合面が、積載面と略同一平面にな
るまで回動可能になっている。通常は、積載面に対して
整合面が直角なった状態(図11の実線)になるよう
に、ばね等で付勢されている。このばねは、ビン上のシ
ート束の重みでも、整合部Bjが倒れない強さになって
いる。また、整合部Bjの奥側には、駆動アーム45が
取り付けられている。駆動アーム45の先端には、ピン
45aが立てられている。
【0107】ビン立ち駆動ソレノイドSL1は、基台4
6上に支持されている。基台46上にはリンク47が揺
動可能に支持されており、リンク47上のピン47aに
アーム48の一端が係合している。アーム48の他端は
ソレノイドSL1に取り付けられ、ソレノイドSL1が
作動することによりリンク47を実線部から二点鎖線部
へ移動させる。リンク47の先端部にはピン当接部材4
7bが取り付けられているが、通常状態ではピン当接部
材47bとピン45aとの間は離れており、ビンBの昇
降動作の妨げにはならない。ビン上へのシート排出が終
了して、ビン内のシート束を後処理、スタックする際に
は、相当するビンが図11の位置にシフトして、ソレノ
イドSL1が動作される。ピン当接部材47bは、ピン
45aと当接し、更にリンク47が揺動することで、図
11の二点鎖線の位置まで、整合部Bjを移動させる。
ソレノイドSL1がOFFすると、ばね49の作用によ
りリンク47が元の実線位置に戻り、それに対応して整
合部Bjも、積載面と直交する位置まで復帰する。
【0108】次に、ステイプラ11の前後進の駆動につ
いて説明する(図19、図20)。図19はステイプラ
駆動部の左視図、図20は上視図である。
【0109】図19において、ステイプラ11は基台9
4上に固定されている。基台94の上方には、スライダ
ー95が取り付けられている。スライダー95には、2
本の軸を通すための軸受部が4ケ所に設けられており、
軸96、97の2本の軸をユニット前後側板50、51
間に固定することにより、ステイプラ11は2軸で吊り
下げ支持されている。ユニット後側板51側には、モー
タ基台98を取り付け、ステイプラ前後進モータM10
が固定してある。モータギヤ99、モータプーリ10
0、従動プーリ101及び両プーリ100、101間に
渡されたベルト102に、モータM10の駆動が伝達さ
れており、この駆動は、規制部材103によってベルト
102に固着されたスライダ95を介してステイプラ1
1のユニットに伝えられる。これにより、ステイプルユ
ニットは、図19の矢印J方向に移動可能となる。ステ
イプラ11は、手前側の退避位置11a、奥側の退避位
置11bの間における任意の位置に停止可能である。ス
テイプラ11の位置設定は、手前の位置センサS11又
は奥の位置センサS12による検知から、モータM10
のエンコーダ104をセンサS13で読み取ることによ
り決定される。
【0110】次に、スタックユニット13の構成につい
て説明する(図21、図23、図24)。図21はスタ
ックユニット13の上視図、図23はスタックフレーム
部の正面図、図24は左視図である。
【0111】まず、図21において、スタックユニット
13の外枠となるスタックフレーム105は、4つの部
分、すなわち後側板105a、次に左側板105b、右
側板105c、底板105dから構成されている。この
外枠105の左右の側板105b、105cの奥側外面
には、昇降コロ106がそれぞれ2ヶずつ、計4ケ取り
付けられており、本体に固定されたレール107にガイ
ドされている。なお、このレール107は、図12で示
したグリップ/ステイプルユニット9のレール56と同
一部材で共通化してもかまわない。
【0112】図21、図24において、左右側板105
b、105cの奥側の曲げ部には、固定板によりチェー
ン109が固定されており、左右のチエーン109はそ
れぞれ上下のスプロケット110、111間に渡されて
いる。下のスプロケット111は、貫通軸112でつな
がっており、本体側に固定されたスタックフレーム昇降
モータM11の駆動をギヤ113、114で貫通軸11
2に伝達して、スタックフレーム105を昇降させる。
【0113】スタックフレーム105の停止位置として
は、通常は、図2に示したグリップ/ステイプルユニッ
ト9の2つの停止位置(上方の破線部と下方の実線部)
に対応した2つの停止位置の他に、後述するスタッカト
レイ引き出し位置及びスタツカ制限枚数変更時等、複数
ケ所に設定されている。通常、スタックフレーム105
のホームポジションは、上ビンモジュールB1 に対応し
た位置になっている。図21に戻り、モータM11のエ
ンコーダ115をセンサS14で読み取ることで、上記
様々なる設定位置に停止可能となる。
【0114】スタックフレーム105の左側板105b
には、スタックトレイ116上のシート束の基準壁とな
るスタッカ基準壁117が昇降可能に支持されている
他、スタックトレイ116上のシート束を上方から押圧
する押え部材118も支持されている。
【0115】スタッカ基準壁117は、通常は下方に位
置しており、後述するスタッカ制限枚数の変更時に上方
に移動して対応する。
【0116】スタックフレーム105の昇降の構成は、
図21に示すように、スタッカ基準壁117側に奥と手
前に2ヶずつ計4ケのコロ119を設け、スタックフレ
ーム左側板105bに固定されたレール120、121
にガイドされて上下動可能になっており、図示せぬ昇降
用モータM12で駆動される。また図21、図23に示
すように、スタッカ基準壁117にはガイドコロ117
aが回転自在に支持されており、シート束の後端がスタ
ッカ基準壁117の上部傾斜面117bに残らないよう
になっている。
【0117】更に、スタッカ基準壁117の上端部に
は、近接防止センサS16が取り付けされており、スタ
ックユニット13と上方のグリッパ/ステイプルユニッ
ト9との距離を検知して、一定の距離以下に接近した時
は、互いの近接方向の駆動を停止する制御を行ない干渉
を防止している。またスタッカ基準壁117の側面部に
はスタック高さ検知センサS17がとりつけられており
このセンサS17でスタック最上紙を検知して、スタッ
クトレイ116の高さ等を制御している。
【0118】次に、押え部材118について、図25を
用いて説明する。
【0119】押え部材118は、スタックトレイ116
上のシート束Sを押えることによって、次にスタックト
レイ116上に積載される束による既積載のシートの乱
れを防止する働きに加えて、次にスタックトレイ116
上に積載される束の落下積載時の束内のズレを防止する
という2つの働きがある。
【0120】次に、スタックトレイ116について説明
する(図21、図22)。図22はスタックトレイ部の
正面図である。
【0121】スタックトレイ116は、上述したスタッ
クフレーム105の内部において、スタック上面を常に
保つように徐々の下降制御を行なっている。
【0122】図21、図22において、128はレール
でスタックフレーム105の両側板に固定されている。
スタックトレイ116は、スタックトレイ基台129に
対してアキュライド130で手前方向引き出し可能に構
成されている。スタックトレイ基台129の両端面に
は、コの字形のコロ受板131が取り付けられ、それぞ
れコロ132が2ヶずつカシメられて、レール128で
ガイドされている。レール128の一端部には、上下方
向にラックが形成され、スタックトレイ基台129を横
方向に貫通した貫通軸133の両端にとりつけられたピ
ニオンギヤ134とかみ合つている。スタックトレイ昇
降モータM13は、モータ基台135によってスタック
トレイ基台129に取り付けられ、ギヤ136、137
によって貫通軸133に駆動が入力される。モータM1
3の他端には、エンコーダ138が取り付けられ、セン
サS15で読み取ることで、スタックトレイ116の降
下量を制御している。
【0123】次に、搬送系の駆動構成について説明する
(図26)。図26は駆動構成の模式図であり、各ロー
ラ対のハッチングしてある側が駆動入力軸、他方が従動
側である。駆動系は大別して3つの系統に分割されてい
る。
【0124】まず、搬送モータM14は、複写機本体に
近い側の駆動を受け持ち上下モジュールに分岐後の縦パ
ス並びにノンソートパスに伝達している。対応するロー
ラ対は8a〜8c、8h〜8kの7対である。
【0125】次に、搬送モータM15は、上モジュール
パスの横パスを受け持ち、4対のローラ対8d〜8gに
駆動を供給している。
【0126】次に、搬送モータM16は、下モジュール
パスの横パスを受け持ち、プーリ140、141等を介
して5対のローラ対8l〜8pに駆動を供給している。
【0127】(シート搬送装置の要部詳細)図36乃至
図37は、第2搬送パス2の一部であるシート集積部2
1 を詳細に示すものである(図1乃至図2参照)。
【0128】このシート集積部2b1 は、縦方向搬送路
2aと横方向搬送路2bを備えた第2搬送パス2のうち
の横方向搬送路2bの一部に配置され、上シートガイド
2b11と下シートガイド2b12とからなっている。この
うち、上シートガイド2b11は、その一端(図中左端
部)が支軸310で回動可能に支持されており、バネ3
09により図中反時計回り方向に回動付勢されている。
そして、上シートガイド2b11は、ローラ8l1 とロー
ラ8m1 が回転可能に取り付けられている。一方、固定
側の下シートガイド2b12には、ローラ8l2 と8m2
とが回転可能に取り付けられている。尚、バネ309
は、その一端が上シートガイド2b11に係合され、その
他端が図外の装置本体側に取り付けられている。
【0129】又、上シートガイド2b11は、支軸310
で支持された部分とバネ309の一端が係合された部分
との間に支台306が固定されている。支台306は、
支軸305を介して第2レバー303を回動可能に支持
している。第2レバー303は、その一端側303aが
第1のレバー302の一端側302aに当接し、その他
端側303bが下シートガイド2b12に固定した支台3
07の係合ピン308に係合している。
【0130】第1のレバー302は、図外の装置本体側
に支軸302cにより回転可能に支持されており、その
他端側302bが連結ピン302dを介してソレノイド
300のロッド301に連繋されている。ソレノイド3
00は、図外の装置本体側に固定されており、制御手段
としてのCPU270が連繋されている。このCPU2
70には、第2搬送パス2の所定位置に適宜配置された
ジャム(シート詰まり)検知手段としてのセンサC(C
1,C2・・・)が連繋されており、このセンサCのジ
ャム検知信号が入力されるようになっている。そして、
このCPU270は、そのセンサCからの検知信号に基
づきソレノイド300に作動開始信号を出力するように
なっている。
【0131】このように構成されたシート処理装置20
3は、センサCが第2搬送パス2のジャムを検知する
と、上記したように該センサCの検知信号がCPU27
0に入力され、CPU270からソレノイド300に作
動開始信号が出力される。
【0132】ソレノイド300は、オン作動し、ロッド
301を図中左側(矢印)方向に移動させる。そうする
と、第1のレバー302が支軸302cを回動中心とし
て図中反時計(矢印)方向に回動する。その結果、第1
のレバー302の一端側302aが第2のレバー303
の一端側303aを押し上げる。
【0133】そして、第2のレバー303は、支軸30
5を回動中心として図中反時計回り方向に回動し、その
他端側303bと係合ピン308との係合が解除され
る。
【0134】そうすると、上シートガイド2b11がバネ
309で付勢され、支軸310を回動中心として図中反
時計回り方向に回動する。その結果、図37に示すよう
に、上シートガイド2b11は、シート集積部2b1 の図
中右側を拡開する。
【0135】この際、縦方向搬送路に配置された各ロー
ラ8h,8i,8j,8k(縦方向搬送手段)及びシー
ト集積部2b1 のローラ8l,8m(横方向搬送手段)
を除く横方向搬送路2bのローラ8la(横方向搬送手
段)は、CPU270からの制御信号により所定時間作
動し続け、縦方向搬送路2a及び横方向搬送路2b内を
搬送されているシートをシート集積部2b1 まで搬送す
る。そして、シート集積部2b1 に搬送されたシートS
は、上記のようにして拡開作動させられた上シートガイ
ド2b11と下シートガイド2b12との間の空間に蓄積さ
れる。
【0136】尚、上記説明において、ソレノイド30
0,ロッド301,第1のレバー302,第2のレバー
303及びバネ309により搬送路拡開手段を構成して
いる。
【0137】これにより、シート処理装置内でジャムを
生じた場合、縦方向搬送路2a内のシートと横方向搬送
路2b(シート集積部よりもシート搬送方向上流側に限
られる)内のシートがシート集積部2b1 の一箇所に集
められるため、作業者は拡開した上シートガイド2b11
と下シートガイド2b12の間から容易にそのシートを取
り出すことができ、ジャム処理作業が極めて簡単にな
る。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート処
理装置は、検知手段がシート詰りを検知し、その検知信
号が制御手段に入力されると、制御手段によりシート集
積部よりも上流側の縦方向搬送手段及び横方向搬送手段
が所定時間駆動され、それら各搬送手段によりシートを
シート集積部に集めて蓄積するようになっているため、
ジャム処理時、縦方向搬送路及び横方向搬送路に各所に
それぞれ滞留するシートを取り除く必要がなくなり、ジ
ャム処理作業を容易かつ迅速に行なうことができる。
【0139】又、本発明のシート処理装置は、搬送路拡
開手段によりシート集積部のシート搬送路を拡開させる
ことができるため、シート集積部に蓄積したシートを容
易に取り出すことができ、より一層ジャム処理作業の容
易化を図ることができる。
【0140】更に、本発明の画像形成装置は、上記のよ
うなシート処理装置を備えているため、ジャム処理が容
易かつ迅速にでき、操作性を格段に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート後処理装置及びこれが接続され
ている画像形成装置本体の縦断正面図。
【図2】同じくシート後処理装置の縦断正面図。
【図3】同じくビンモジュールの斜視図。
【図4】同じくビンモジュールの平面図。
【図5】同じくビンモジュールの側面図。
【図6】同じくビンの動作図。
【図7】同じくビンの動作図。
【図8】同じく整合壁駆動部の平面図。
【図9】同じく整合壁駆動部の側面図。
【図10】同じくビン立ち部駆動部の平面図。
【図11】同じくビン立ち部駆動部の側面図。
【図12】同じくグリップ/ステイプルユニットの平面
図。
【図13】同じくグリップ/ステイプルユニットの側面
図。
【図14】同じくグリッパ部の側面図。
【図15】同じく先出しグリッパ駆動部の平面図。
【図16】同じく先出しグリッパ駆動部の側面図。
【図17】同じく搬送グリッパ駆動部の平面図。
【図18】同じく搬送グリッパ駆動部の側面図。
【図19】同じくステイプルユニット駆動部の図12に
おける左視図。
【図20】同じくステイプルユニット駆動部の平面図。
【図21】同じくスタックユニットの平面図。
【図22】同じくスタックトレイの正面図。
【図23】同じくスタックユニットの正面図。
【図24】同じくスタックユニットの駆動部の図12に
おける左視図。
【図25】同じくスタック押え部材の正面図。
【図26】同じく搬送系の駆動系模式図。
【図27】同じくビンの動作を示す側面図
【図28】同じくビンの動作を示す側面図。
【図29】同じくビンの動作を示す側面図。
【図30】同じくビンの動作を示す側面図。
【図31】同じくスタック押え部材の効果を示す作用
図。
【図32】同じくスタック押え部材の効果を示す作用
図。
【図33】同じく折り装置の正面図。
【図34】同じくC折りモードの動作を示す折り装置の
側面図。
【図35】同じくZ折りモードの動作を示す折り装置の
側面図。
【図36】横方向搬送路のうち、シート集積部近傍の側
面図。
【図37】同シート集積部の作動状態図。
【符号の説明】
C センサ(検知手段) S シート 2a 縦方向搬送路 2b 横方向搬送路 2b1 シート集積部 8h〜8k ローラ(縦方向搬送手段) 8la,8l,8m ローラ(横方向搬送手段) 200 画像形成装置 203 シート後処理装置 270 CPU(制御手段) 300 ソレノイド(搬送路拡開手段) 301 ロッド(搬送路拡開手段) 302 第1のレバー(搬送路拡開手段) 303 第2のレバー(搬送路拡開手段) 309 バネ(搬送路拡開手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを縦方向に案内する縦方向搬送路
    と、 該縦方向搬送路に配置され、シートを搬送する縦方向搬
    送手段と、 前記縦方向搬送路と連通し、シートを横方向に案内する
    横方向搬送路と、 該横方向搬送路に配置され、シートを搬送する横方向搬
    送手段と、 前記縦方向搬送路及び横方向搬送路におけるシート詰ま
    りを検知する検知手段と、 を備えたシート処理装置において、 前記横方向搬送路の一部に設けられ、シートの蓄積及び
    シートの取り出しを可能とするシート集積部と、 前記検知手段のシート詰まり検知信号に基づき、前記シ
    ート集積部よりもシート搬送方向上流側の前記縦方向搬
    送手段と前記横方向搬送手段を所定時間駆動させる制御
    手段と、 を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段からの信号に基づき、前記
    シート集積部のシート搬送路を拡開させる搬送路拡開手
    段を前記シート集積部に備えたことを特徴とする請求項
    1記載のシート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1乃至請求項2のいずれか1
    項に記載のシート処理装置と、該シート処理装置に画像
    形成済のシートを排出する画像形成装置本体と、を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
JP23547995A 1995-09-13 1995-09-13 シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 Pending JPH0977318A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013073020A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置及び画像形成方法
JP2013088604A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (3)

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