JPH08198511A - シート材後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材後処理装置及び画像形成装置

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JPH08198511A
JPH08198511A JP7008183A JP818395A JPH08198511A JP H08198511 A JPH08198511 A JP H08198511A JP 7008183 A JP7008183 A JP 7008183A JP 818395 A JP818395 A JP 818395A JP H08198511 A JPH08198511 A JP H08198511A
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sheet
bin
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JP7008183A
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Yoshifumi Takehara
良文 竹原
Masaaki Sato
正昭 佐藤
Kenichi Hayashi
賢一 林
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Canon Inc
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2ビンモジュールを用いてストップレス動作
を行うソータの構成簡易化及び処理時間の短縮を図る。 【構成】 ビン移動型の2つのビンモジュールB1、B2
に2つのパス2、7でシート搬送を行う構成で、各ビン
モジュールのシート受け入れビン位置B24とステイプル
1束取り出しビン位置B22をそれぞれ別位置とし、各ビ
ンモジュールのシート受け入れビン位置に対し束取り出
しビン位置をそれぞれ他方のビンモジュール側に配置す
る(2つのシート受け入れ位置8g、8pの内側)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート材後処理装置、詳
細には、例えば、画像形成装置等のシート材出力装置か
ら1枚ずつ順次排出されるシート材を複数の積載手段に
分配した後、綴じ等の後処理を選択的に行ってスタック
するシート材後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート材後処理装置には、特開平
4−138291号公報、特開平4−156392号公
報、特開平4−164692号公報に示された装置が知
られている。上記特開平4−138291号公報では、
図33に示すように、画像形成装置301から排出され
る用紙を複数のビン302bに仕分けるソータ302
と、各ビンに仕分けた用紙を綴じるステイプラ302d
とを備え、画像形成装置301とソータ302との間に
設置された用紙ストック部305と、画像形成装置30
1からソータ302へ用紙を搬送する用紙搬送路304
と、ビン302bから用紙をストック部305へ排出す
る排出手段306と、各ビンを排出手段まで移動させる
手段とを備えて、ソータの各ビンに仕分けられた用紙を
ステイプルした後、ストック部へ排出する構成をとって
いる。
【0003】また、上記特開平4−156392号公報
では、図34に示すように、画像形成装置から排出され
た用紙を分配して収納するソート部307と、画像形成
装置の排出部308とソート部307との間に設けられ
た搬送路309と、ソート部に収納された用紙束を綴じ
るステイプル装置310と、搬送路309の下方に配置
され綴じ処理された用紙束を収容するスタック部311
と、から構成されている。
【0004】以上、図33、図34のいずれも、ソート
部からシート束を別のスタック部に搬送することでビン
数以上の部数の処理を行なえるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、各ビンもしくはソート部にシート材を搬送す
る搬送路は単一であり、すべてのビンにシート材が満た
された後、後処理やスタック部への束移送が行なわれる
為、これら後処理や束移送が行なわれている間は、画像
形成装置からの用紙の排出を一時停止させる必要があっ
た。したがって、シート材出力装置としての画像形成装
置のシート材の生産性を低下させると共に処理時間に無
駄が生じていた。
【0006】本出願に係る発明の目的はシート材出力装
置の生産性を低下させずに多数部の複写処理を行ない、
装置全体の構成の簡易化、装置全体での処理時間を短縮
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成する為本出願に係る発明は、例えば、実施例で説明す
れば、以下に示す手段からなる。
【0008】(1)複数のシート受け皿群の中の、シー
ト搬送手段からシートを受けとるシート受け皿の位置を
シート移送積載手段によりシートを移送するシート受け
皿の位置と異なる位置とした事を特徴とする。
【0009】すなわち、シート積載位置とシート移送位
置とを異ならせた。
【0010】(2)複数のシート受け皿群の中の、シー
ト受け皿に後処理を行うシート受け皿の位置をシート搬
送手段からシートを受け取るシート受け皿位置と異なる
位置とした事を特徴とする。
【0011】(3)シート受け皿群及びシート搬送手段
を各2ケずつ設け、1つのシート移送手段が各シート受
け皿群の所定位置に移動してシート受け皿上のシートの
移送積載を行い、その各シート受け皿群のシート移送積
載手段によりシート移送を行うシート受け皿の位置が、
各シート受け皿群のシート搬送手段からシートを受けと
るシート受け皿位置に対しそれぞれ他方のシート受け皿
群側の方の位置である事を特徴とする。すなわち、シー
ト受け入れ位置と束排出位置が上モジュールと下モジュ
ールとでは上下逆になっている。
【0012】(4)シート受け皿に積載されたシートの
綴じ止め、穴あけ等を行う後処理手段を有し、該後処理
手段は各シート受け皿群の所定位置に移動してシート受
け皿上のシートの後処理を行い、その各シート受け皿群
の後処理を行うシート受け皿位置が、シート搬送手段か
らシートを受けとるシート受け取り位置に対しそれぞれ
他方のシート受け皿群側の位置である事を特徴とする。
【0013】(作用)上記構成により以下の作用があ
る。
【0014】(1)シート搬送手段とシート移送積載手
段を干渉する事なく配設する事ができ、構成の簡略化が
可能で、1つのシート受け皿群でシート搬送手段により
シート搬送中に、他のシート受け皿群でシート移送積載
手段でシートの取り出しを同時に行う事により、シート
材出力装置からのシート材を休む事なく受け入れる事が
できる。
【0015】(2)シート搬送手段とシート後処理手段
を干渉する事なく配設する事ができ、構成の簡略化が可
能である。
【0016】(3)シート移送積載手段を1つにする事
ができ、更に2つのシート受け皿群の間をシート搬送手
段をよこぎる事なく移動でき、移動量を短くする事が可
能な為、構成の簡易化と全体の処理時間の短縮が可能で
ある。
【0017】(4)シート後処理手段を1つにする事が
でき、更に2つのシート受け皿群の間をシート搬送手段
をよこぎる事なく移動でき、その移動量を短くする事が
可能な為、構成の簡易化と全体の処理時間の短縮が可能
である。
【0018】
【実施例】
(第1の実施例)図1はシート材出力装置としての画像
形成装置(電子写真複写機)200を示したものであ
る。
【0019】電子写真複写機200は、複写機本体20
1と、複写機本体上部に配設された原稿自動送り装置2
02と複写機本体201のシートSを排出する側に配設
されたシート材後処理装置203とから構成されてい
る。
【0020】また、シート材後処理装置203は折り装
置204とステイプル/スタック装置205とからな
る。
【0021】原稿自動送り装置202の原稿載置台20
6に載置された原稿207は下側から順に分離されて、
複写機本体201のプラテンガラス208上にパス20
9を経て給送され、複写機本体201の光学系210に
読み取られ、読みとり終了後にプラテンガラス208か
らパス211を経て原稿載置台206上の最上面に排出
される。
【0022】シートSはデッキ212から給紙されて、
画像形成部213で画像形成され、定着部214により
定着されて、一般には折り装置204を素通りしてステ
イプル/スタック装置205のシート搬入口215に搬
送されるようになっている。ここで本機たる複写機20
0の作像プロセスは公知に属するものであるからここで
の説明は行わない。
【0023】ステイプル/スタック装置205は、図
1、図2に示すように、上下に2分割されたビンモジュ
ールB1、B2を有し、各ビンモジュールは複数のビンB
11〜B1n、B21〜B2n(図ではn=6)で構成されてい
る。各ビンモジュールは独立してビン間隔、ビン位置を
変化させて、各ビンをシート受け入れ位置やシート束排
出位置に移動されることができる。
【0024】シート搬入口215では上方向への第1搬
送パス1と下方向への第2搬送パス2を切り換える(図
示せぬソレノイドSL3で駆動される)デフレクタ3に
よりシートの進行方向が決定される。更に第1搬送パス
1は(図示せぬソレノイドSL4で駆動される)デフレ
クタ4により、ノンソートトレイ5への排出パス6と、
上モジュールB1へのパス7に分岐する。一方、第2搬
送パス2はそのまま下モジュールB2へのパスとなる。
したがって、各ローラ対8a〜pに関して、ノンソート
トレイへは8a、b、c、上モジュールへは8a、b、
d〜g、下モジュールへは8a、h〜pの各ローラ対に
よって搬送される。また、ステイプル/スタック装置1
05は、上モジュールへのパスと下モジュールへのパス
にはさまれた空間にグリップ/ステイプルユニット9を
有し、各ビン上の束を先出しグリッパ10により図1、
図2の右方向に搬送し、ステイプラ11で選択的にステ
イプルした後、束先端を搬送グリッパ12で挟持してさ
らに右方向へ搬送する。同様に上モジュールへのパスと
下モジュールへのパスとにはさまれた空間において、グ
リップ/ステイプルユニット9の下方にはスタックユニ
ット13が待機し、搬送グリッパ12で搬送した束を収
納する。
【0025】また、ステイプラ11の右端部とスタック
ユニット13の左端部は、図2に示すように、左右方向
でほぼオーバーラップしている(図2の幅l15の領
域)。上モジュールのビンB11〜B16にシート束が満た
された後で、図1、図2の破線で示す上方位置にグリッ
プ/ステイプルユニット9を移動させてビンからシート
束を取り出している間に、下モジュールのビンB21〜B
26にシートを搬送し、ビンB11〜B16から束取り出し、
終了後、又、下モジュールビンB21〜B26への搬送終了
後、今度は図1、図2の下方実線の位置で下モジュール
からの束取り出しを行う。この動作を繰り返すことでス
タックユニットが満杯になるまで連続してコピーを継続
できる。
【0026】以上、概略構成を示したが以下各部の詳細
な構成について説明する。なお、折り装置204に関し
ては、特開昭60−232372号公報、特開昭62−
59002号公報等で開示されている折り装置と同様で
あるので特に説明は行わない。
【0027】まず、ビンモジュールB1、B2について説
明する。
【0028】図3はビンモジュールの斜視図である。以
下ビンモジュールB1について説明するがB2についても
同様の構成である。
【0029】ビンモジュールB1は主にビンB11〜B1n
及び2本の基準棒14a、b、整合壁15、ビンを昇降
させるリードカム16a〜c及びこれらの駆動部から構
成されている。基準棒14a、bはビン上に排出される
シート材に対し、ステイプル等の後処理をする際の基準
線を決定する部材であり、通常、シート排出時の端部の
位置から若干退避して設定されている。整合壁15はビ
ン上に排出されたシート材を1枚もしくは複数枚ずつ、
シート搬送方向と直角方向(図の矢印A方向)に巾よせ
して、対向する端部を基準棒14a、bに突きあてて整
合を行う。
【0030】図4はビンモジュールの上視図であるが、
リードカム16a、b、cは、図3、図4に示す様に、
ビンの手前側に1ケ、奥側に2ケ配置され、外周にらせ
ん状のカムを有している。カムにはビンから突きでたコ
ロ部Ba、Bb、Bcがそれぞれ係合し、各リードカムが
同期して1回転する毎にビンを所定ピッチ分だけ昇降さ
せる。なお、ビンには、図4に示すように、基準棒に対
応した切欠きBd、整合壁に対応した穴がBeが形成され
ている他、後述するグリッパ用の切欠きBf、ビン立ち
駆動機構用の切欠きBgや操作上必要な切欠きBhが形成
されている。
【0031】図5はビンモジュールの正面図である。図
5に示すように、各ビンは、水平に対しある角度傾斜し
てかつ平行に配置されている。一方、ビンコロ部Ba
b、Bcはビンが傾斜した状態ですべてが同じ水平高さ
になる様に構成されている。すなわち、ビンの右方に近
いビンコロBbの位置はビンの基準面近傍にあるのに対
しビンの左方に近いビンコロBcの位置はビンの基準面
よりかなり下方にあり、間をV字型の固定アームでつな
がれている。これにより、図5に示すように、B15、B
16の様に隣接したビンが接近した場合にもアーム部の干
渉は避けられる。
【0032】また、ビンコロ部Ba、Bb、Bcはすべて
同じ高さであるのでリードカム16a〜16cの高さ方
向の位置もすべて同じ高さに設定でき、全体寸法を小さ
くできる。すなわち各ビンの肉厚部近傍にコロBa
b、Bcを設けた場合(図6)にくらべて、図6に示す
寸法l16分は装置全体寸法を小さく構成できる。
【0033】ビン間隔に関して図5を例に説明する。図
5は上ビンモジュールB1を表わしたもので、図では上
から2枚目のビンB12が排出ローラ対8gに対応した位
置にあり、排出されるシートを受けとる。一方、上から
4枚目のビンB14は、束排出位置にあり、ビンへのシー
ト排出が終了すれば順にこの位置にビンをシフトして各
ビンより束排出を行う。図5ではビンB11〜B15までは
ビン間隔がl17と大きくB15、B16の間のみl18と小さ
いがビン間は状況により変化する。図7はビンB16がシ
ート受け入れ位置にあり、ビンが最も上にシフトした状
態で、この時、ビン間隔はB11〜B15まではl18で小さ
く、B15、B16間のみl17で大きい。
【0034】又、図8はビンB11が束排出位置にあり、
ビンが最も下にシフトした状態で、この時、ビン間隔は
11、B12間のみl17で大きく、その他はl18で小さ
い。すなわち、シート受け入れ位置にあるビンとその上
のビンとの間隔はl17程度に大きく、又、束排出位置に
あるビンとその上下のビンは間隔がl17程度に大きい必
要がある。図5で言えば、B11とB12、B13とB14、B
14とB15である。図5ではB12とB13との間隔も大きい
が、これは機能上はl18程度に小さくてもよく、ステイ
プラ11の上半分のスペースとビン間隔との関係により
間隔の大小が決定される。一方、下ビンモジュールの場
合には、図1、図2からもわかる通り、シート受け入れ
位置と束排出位置が上モジュールの時と上下逆になって
いる。従って、同じように考えれば、図2において、シ
ート受け入れ位置にあるビンB24と上のビンB23との間
隔はl17程度に大きく、束排出位置にあるビンB22と上
下のビンB21、B23との間隔もl17程度に大きい必要が
あるが、B24とB25との間はl17程大きくなくてもよ
い。しかし、B24とB25との間もl17程度に大きくする
ことによって、シート受け入れ位置、束排出位置は逆に
なるものの、上下のモジュールのビンの間隔構成が同一
になる。つまり、ビン間隔を決定するリードカムのピッ
チも同様でよく、上下のリードカムの共通化というメリ
ットが生じる。また、シート受け入れ位置と束排出位置
が上下モジュールで逆になっていることはシート取り出
し時にグリップ/ステイプルユニット9やスタックユニ
ット13が共通化できる別のメリットもある。
【0035】更に、詳しく説明すると、前述した様に、
図2に示す様に、上モジュールパス7と下モジュールへ
のパス2の間にグリップ/ステイプルユニット9を配設
し、上モジュールB1においては上モジュールパス7の
ローラ対8gからビンB12の位置にあるビンにシートを
排出しステイプル又は束取り出しをビンB14の位置にあ
るビンから行い、下モジュールB2においては、下モジ
ュールへのパス2のローラ対8pよりビンB24の位置に
あるビンにシートを排出し、ステイプル又は束取り出し
をビンB22の位置にあるビンから行っている。
【0036】以上述べた様に、上下ビンモジュール
1、B2のシート排出ビンB12、B24と束取り出しビン
14、B22はそれぞれ別位置とし上下モジュールB1
2のシート排出ビン位置B12、B24に対し上下モジュ
ールの束取り出しビン位置B14、B22はそれぞれ内側
(他モジュールに近い側)となっている。その為1つの
グリップ/ステイプルユニット9は上下モジュール間を
移動する時に、各上下モジュールパス7、2を横ぎる事
なく移動できる為、パス解除機構等を用いる事なく速度
を上げる事がなかなか困難な重量物のグリップ/ステイ
プルユニット9を最短距離で移動する事が可能となり、
各モジュール間移動時間を後述する(図44)と比べ短
縮できる為、後述する上下モジュールを用いた時の複数
ビンモジュール動作の処理時間短縮が可能となる。
【0037】以上示した理由により、前述した様に、上
下モジュールのシート受け入れと束取り出しビン位置を
別ビン位置とし、各モジュールのシート受け入れビン位
置に対しシート取り出しビン位置を内側(他のビンモジ
ュール側)にする事によりグリップ/ステイプルユニッ
ト(スタッカ含)を1つにでき、且つパス解除等が不要
となり、且つ重量物であり、移動速度を大巾に上げる事
が困難なグリップ/ステイプルユニット(スタッカ含)
の移動距離を短くする事ができる(移動時間を短くでき
る)為構成の簡易性実現、複数ビンモジュールの処理時
間短縮が可能となる。
【0038】次にビンシフトの駆動について説明する
(図4、図5)。ビンシフトモータM1はモータプーリ
18及びベルト19、リードカムプーリ20a〜cによ
りリードカム16a〜cに駆動を同期伝達し、モータを
正逆転させて、リードカムを1回転させることにより、
カムピッチ分だけビンを昇降させる。リードカムはそれ
ぞれの軸が軸受により、回転可能に軸支持されており、
その一方側に取りつけられたプーリ20から駆動が伝達
される。ビンシフトモータ17はプーリ18と反対側に
エンコーダ21を有しセンサS1で1回転分を検知す
る。また、各ビンモジュールにはビンのホームポジショ
ン検知センサS2(不図示)があり、それぞれのトップ
ビンB11、B21がそれぞれのシート受け入れ位置にある
のを検知する。また、各ビンモジュールにはビン上のシ
ートを検知する貫通センサS3(図2)があってビン上
のシートの有無を検知してモジュールを切り換えるタイ
ミングの決定等を行っている。
【0039】次にビン上で搬送方向に関する整合面を形
成しているビン立ち部の駆動構成について説明する(図
9、図10)。これはビン上に積載されたシート束を後
処理及びスタックする為に、ビンよりビン立ち方向に搬
送する際にビン立ちBjを移動させるものである。図9
は上視図、図10は正面図である。
【0040】ビンBは、シート積載部、Biと、整合部
jの部材から構成されており、積載部Bi側にある回転
穴に対して整合面Bj側の回転軸が嵌合して回転可能に
なっている。回転角度は図10に示すように略90°
で、固定された積載面に対して直角に立った整合面が積
載面と略同一平面になるまで回動可能になっている。通
常は積載面に対して整合面が直角になった状態(図10
実線)になるようにバネ等で付勢されている。バネはビ
ン上のシート束の重みでも整合部Bjが倒れない強さに
なっている。また、整合部Bjの奥側には、駆動アーム
45がとりつけられている。駆動アームの先端にはピン
45aが立てられている。ビン立ち駆動ソレノイドSL
1は基台46上に支持されている。基台46上にはリン
ク47が回動可能に支持されており、リンク上のピン4
7aにアーム48の一端が係合している。アームの48
の他端はソレノイドSL1に取りつけられ、ソレノイド
が作動することによりリンク47を実線部から二点鎖線
部へ移動させる。リンク47の先端部には、ピン当接部
材47bがとりつけられているが通常状態では47bと
ピン45aとの間は離れており、ビンBの昇降動作の妨
げにはならない。ビン上へのシート排出が終了してビン
内のシート束を後処理スタックする際には、相当するビ
ンを図10の位置にシフトしてソレノイドSL1を動作
させる。ピン当接部材は47bはピン45aと当接し、
更にリンク47が回動することで図10の二点鎖線の位
置まで整合部Bjを移動させる。ソレノイドSL1がO
FFするとバネ49の作用によりリンク47が元の実線
位置に戻り、これに対応して整合部Bjも積載面と直交
する位置まで復帰する。
【0041】次にグリップ/ステイプルユニット9につ
いて説明する(図11、図12)。図11は上視図、図
12は正面図である。
【0042】全体構成は、ユニット前側板50、ユニッ
ト後側板51間にガイドステイ52、53、右ステイ5
4を渡した枠体であり、奥側左右に2ケずつ計4ケの昇
降コロ55がカシメられている。下側のガイドステイ5
3の奥側にはシート束搬送時にガイドする部材53aが
とりつけられている。4つのコロは本体側に固定された
2本のレール内にガイドされ、レール56に一体に切ら
れたラックと、枠体横方向に貫通した軸57の両端に設
けられたピニオンギヤ58とがかみ合い、ギヤに昇降モ
ータM4からの駆動が伝達されて、枠体全体が上下に昇
降可能となっている。枠体内には3つの移動体が配設さ
れている。先出しグリッパ10は図11の矢印D方向に
移動可能に構成されており、ビン上のシート束Sの手前
基準側の右端近傍をグリップしてシート束を右方に引き
出す。先出しグリッパ10の右端からシート束Sの先端
までの距離l4は引き出し完了時のステイプラ11の左
端からシート束S先端までの距離l5より長く設定され
ている。
【0043】ステイプラ11は図の矢印E方向に移動可
能で、シート幅とオーバーラップしない手前や奥の退避
位置や、シート束の先端部の任意の位置に移動できる。
【0044】搬送グリッパ12は図11の矢印F方向に
移動可能であると共にその前後側板59、60全体を含
めて図の矢印G方向にも移動可能に構成されている。矢
印F方向でシート束のサイズに応じてシート幅の略中央
位置をグリップし、矢印G方向に搬送してビン上から完
全にシート束を引き出して、後述するスタッカに搬送す
る。矢印F方向の移動は上述した様にサイズに対応して
移動する他に、スタッカ上での仕分けの目的でも用いら
れる。すなわち、スタッカへの束搬送時、矢印G方向の
搬送量はシート束サイズに依るが、F方向への搬送量を
変化させることで同サイズのシート束の仕分けを行なっ
たり、異なるジョブ間での仕分けを行なったりすること
ができる。搬送グリッパ12の奥行き寸法l6はステイ
プラ11が束Sに対し動作している位置においてもシー
ト束Sの先端が挟持できるような寸法に設定されてい
る。
【0045】以下、グリップ/ステイプルユニット9内
の各移動体10、11、12について詳細に説明する。
【0046】まず、束を挟持するグリップ部について説
明するがこれは先出しグリッパ10及び搬送グリッパ1
2に共通の構成である(図13)。側板62、62に3
本の軸63、64、65が支持されている。軸65には
上グリッパ66と下グリッパ67が配設されており、軸
63に固設された下グリッパカム68と軸64に固設さ
れた上グリッパカム69の矢印方向の回動により、それ
ぞれ矢印H、矢印I方向の揺動を繰り返す(実線と破線
図)。また、バネ部材70は下グリッパ67のカム部6
7aを下グリッパカム68に付勢し、バネ部材71は上
グリッパ66のカム部66aを上グリッパカム69に付
勢し、上グリッパと下グリッパの当接圧が略一定になる
様に制御している。上記上/下のグリッパのカムは不図
示のモータM5(先出しグリッパ挟持)、M6(搬送グ
リッパ挟持)にて駆動される。なお先出しグリッパ10
と搬送グリッパ12は上述した様に基本構成は同様であ
るが、挟持圧やグリッパの幅、最大開口量等の条件はそ
れぞれの使用条件に合わせて最適に設定して構わない。
例えば本実施例の場合、先出しグリッパはスペース上巾
を小さく押えるが基準側のみ挟持する為束ズレ防止の為
挟持圧を高めに設定したり、開口量もビン間に進入すべ
く押え気味にする。一方、搬送グリッパはシート束セン
タを挟持可能なので圧を低めに設定する等が可能であ
る。
【0047】次に、先出しグリッパ10の駆動構成につ
いて述べる(図14、図15)図14は上視図、図15
は正面図である。
【0048】先出しグリッパに手前側面には溝つきのコ
ロ72がカシメられており、グリップ/ステイプルユニ
ットのユニット前側板50に設けられた長穴50aに係
合している。長穴50aはステイプラに近い図15の右
方は略水平にあけられているがビンに近い図15の左方
はビンの傾斜に合わせた角度をもった長穴になってい
る。2つのコロの軸の先端部は、結合板金73でつなが
れており、板金には、ピン部材74がとりついている。
一方ユニット前側板50の手前側には先出しモータM7
がとりつけられており駆動軸先端には揺動アーム76が
固着されている。揺動アームの他端は長穴76aが形成
されており、長穴に上記ピン部材74の先端部が係合す
る。先出しモータM7の駆動により、揺動アーム76が
図14、図15の実線位置、二点鎖線位置間を往復動す
る。これにより、先出しグリッパ10はユニット前側板
50の長穴に沿って傾斜位置でシート束をつかみ水平位
置まで搬送し、水平位置でシート束を離して再び傾斜位
置に戻る動きを行なう。
【0049】次に、搬送グリッパ12の駆動構成を説明
する。(図16、図17)。図16は上視図、図17は
正面図である。
【0050】まず図16、図17の左右方向(シート束
搬送方向)の駆動について説明する。搬送グリッパ12
はその下方にて2本の軸77、78に支持されている。
軸の一方77はボールねじで構成されもう一方78は通
常の軸で構成されている。軸77の両端は前後側板間
(前側板は省略、後側板60)に回転可能に軸受支持さ
れ、軸78の両端は完全に固定されている。各側板には
ガイドコロ79がかしめられており、コロ79はゴット
側板51にあけられた長穴51aに沿って左右方向に動
ける。搬送グリッパ左右移動モータM8はユニット側板
51にとりつけられており、モータプーリ80、ベルト
81、プーリ82を介して貫通軸83に駆動を伝達す
る。貫通軸83上には、駆動用プーリ84が手前と奥に
1ケずつとりつけられ、それぞれ対向する従動プーリ8
5との間にベルト86がかけられている。ベルトの一部
分を規制部材87で後側板60上に固着することによ
り、モータM8の駆動が搬送グリッパ12に伝わり、左
右方向の移動が可能となる。
【0051】次に、図16の上下方向(シート束搬送と
直交する方向)の駆動について説明する。後側板60上
に、搬送グリッパ前後進モータM9が基台88と介して
とりつけられている。モータプーリ89、ベルト90、
プーリ91を介してモータM9の駆動がボールねじ軸7
7に伝達される。搬送グリッパ12のボールねじ軸77
と係合している部分にも同様のねじが切られている為、
ボールねじ軸が回転することで搬送グリッパは前後進可
能となる。搬送グリッパの位置はホームポジション検知
及びモータの回転量を検知することで決定される。左右
方向は規制部材87の上方の突起87aをホームポジシ
ョンセンサSで検知し、モータM8のエンコーダ92を
読みとるセンサS8で移動量を検知して、所定の位置で
停止させる。一方、前後進も、ホームポジションセンサ
S9で搬送グリッパの一部を検知しモータM9のエンコ
ーダ93を読みとるセンサS10で移動量を検知して、
所定の位置で停止させる。
【0052】次に、ステイプラ11の前後進の駆動につ
いて説明する。(図18、図19)図18は左視図、図
19は上視図である。
【0053】図18において、ステイプラ11は基台9
4上に固定されている。基台94の上方にはスライダー
95が取り付けられている。スライダー95には2本の
軸を通す為の軸受部が4ケ所に設けられており、軸9
6、97の2本の軸をユニット前後側板50、51間に
固定することにより、ステイプラ11を2軸で吊り下げ
て支持する。ユニット後側板51側にはモータ基台98
をとりつけ、ステイプラ前後進モータM10が固定して
ある。モータギヤ99モータプーリ100、従動プーリ
101及び両プーリ間に渡されたベルト102により駆
動が伝達され、規制部材103によってベルト102を
スライダ95に固着し、ベルトの駆動をステイプラ11
のユニットに伝える。これにより、ステイプルユニット
は図18の矢印J方向に移動可能となる。ステイプラ
は、手前側の退避位置11a奥側の退避位置11bの間
なら任意の位置に停止可能である。位置設定は手前の位
置センサS11又は奥の位置センサS12による検知か
らモータM10のエンコーダ104をセンサS13で読
みとることにより決定される。
【0054】次にスタックユニット13の構成について
説明する(図20〜図23)。図20は上視図、図22
はスタックフレーム部の正面図、図23は左視図であ
る。
【0055】まず、図20において、スタックユニット
13の外枠となるスタックフレーム105は4つの部分
から構成されている。まず、後側板105a、次に左側
板105b、右側板105c、底板105dである。こ
の外枠の左右の側板105b、105cの奥側外面には
昇降コロ106がそれぞれ2ケずつ計4ケとりつけられ
ており、本体に固定されたレール107にガイドされて
いる。なお、このレール107は図11で示したグリッ
プ/ステイプルユニット9のレール56と同一部材で共
存化してもかまわない。
【0056】図20、図23において、左右側板105
b、cの奥側の曲げ部には固定板によりチェーン109
が固定されており、左右のチェーン109はそれぞれ上
下のスプロケット110、111間に渡されている。下
のスプロケットは貫通軸112でつながっており、本体
側に固定されたスタックフレーム昇降モータM11の駆
動をギヤ113、114で貫通軸112に伝達してフレ
ームを昇降させる。フレームの停止位置としては、通常
は図2に示した、グリップ/ステイプルユニット9の2
つの停止位置(上方の破線部と下方の実線部)に対応し
た2つの停止位置の他に、後述するスタックトレイ引き
出し位置及びスタッカ制限枚数変更時等、複数ヶ所に設
定されている。通常ホームポジションは上モジュールに
対応した位置になっている。図20に戻り、モータM1
1のエンコーダ115をセンサS14で読みとることで
上記様な設定位置に停止可能となる。
【0057】スタッカフレームの左側板105bにはス
タックトレイ116上のシート束の基準壁となるスタッ
カ基準壁117が昇降可能に支持されている他、スタッ
クトレイ116上のシート束を上方から押圧する押え部
材118も支持されている。
【0058】スタッカ基準壁117は通常は下方に位置
しており、後述するスタッカ制限枚数の変更時に上方に
移動して対応する。スタッカ基準壁117の昇降の構成
は、図20に示すように、基準壁側に奥と手前に2ケず
つ計4ケのコロ119を設け、スタッカフレーム左側板
105bに固定されたレール120、121にガイドさ
れて上下動可能になっている。図示せぬ昇降用、モータ
M12で駆動をかける。また図20、図22に示すよう
に、基準壁117にはガイドコロ117aが回転自在に
支持されており、シート束の後端が基準壁117の上部
傾斜面117bに残らないようになっている。
【0059】更に基準壁上端部には近接防止センサS1
6がとりつけられており、スタックユニットと上方のグ
リッパ/ステイプルユニットと、距離を検知して、一定
の距離以下に接近した時は、互いの近接方向の駆動を停
止する制御を行ない干渉防止をしている。また、基準壁
の側面部にはスタック高さ検知センサS17がとりつけ
られており、S17でスタック最上紙を検知して、スタ
ックトレイ116の高さ等を制御している。
【0060】次に、押え部材118について図24を用
いて説明する。
【0061】押え部材118はスタックトレイ116上
のシート束Sを押えることによって、次にスタックトレ
イ上に積載される束による既積載のシートの乱れを防止
する働きに加えて、次にスタックトレイ上に積載される
束の落下積載時の束内のズレを防止するという2つの働
きがある。詳細は動作の項で述べるが、ここでは駆動の
構成を説明する。押えアーム122は先端にコロ123
を有した部材で、コロと反対側の端部は押えリンク大1
24の先端部と回転方向自由に係合されている。また、
押えアーム122の一部にピン122aが突出してお
り、このピンがカム部材125の側面に形成されたカム
溝125a、125bにガイドされて動く。カム溝は三
日月型のカム面を有し、図で左方の折り返し点には分岐
フラッパ126が支点126aを中心に揺動可能に支持
されており、ピンの進行方向を一方向に限定するように
なっている。駆動ソレノイドSL2には押えリンク小1
27がとりつき、リンクの他端は押えリンク大124の
他端と係合している。
【0062】図24において、ソレノイドSL2がOF
Fの状態では押えリンク124、127は実線の状態に
あり、押えアーム122は自重でシート束の上に落下し
て、シートを押える。ソレノイドSL2がONすると押
えリンク124、127が二点鎖線の位置まで移動す
る。この時、押えリンク大124は支点124aを中心
として反時計回りに回動するが、押えアーム122の方
はピン122aがカム面125aに沿って移動する。こ
の時ピン122aは分岐フラッパ126を押しのけてい
く。再び、ソレノイドSL2をOFFにすると、押えリ
ンク124、127は実線の位置に戻ろうとするが、押
えアーム122はピン122aが今度は分岐フラッパ1
26の上面及び上方のカム面125bに沿って移動す
る。すなわち、押えリンク大124と押えアーム122
とのつくる角αが略直角から徐々に開いて180°に近
くなっていく。押えリンク124、127の移動が停止
した所では押えアーム122は自重により再びシート束
上へ落下する。上記動作を繰り返すことでスタックトレ
イ116上のシート束を押える。また押え部材118は
基準壁117の昇降に追従して昇降し、相対関係は変わ
らない。
【0063】次にスタックトレイ116について説明す
る(図20、図21)。図21はスタックトレイ部正面
図である。スタックトレイ116は上述したスタックフ
レーム105の内部においてスタック上面を常に保つよ
うに徐々下降制御を行なっている。
【0064】図20、図21において、128はレール
で、スタックフレーム105の両側板に固定されてい
る。スタックトレイ116はスタックトレイ基台129
に対してアキュライド130で手前方向引き出し可能に
構成されている。スタックトレイ基台の両端面にはコの
字形のコロ受板131がとりつき、それぞれコロ132
が2ケずつカシメられてレール128でガイドされてい
る。レール128の一端部には上下方向にラックが形成
され、基台129を横方向に貫通した軸133の両端に
とりつけられたピニオンギア134とかみ合っている。
スタックトレイ昇降モータM13はモータ基台135に
よってスタックトレイ基台129に取りつけられ、ギア
136、137によって貫通軸133に駆動が入力され
る。モータM13の他端にはエンコーダ138がとりつ
けられ、センサS15で読みとることでスタックトレイ
の降下量を制御している。
【0065】以上の構成に基づいて装置全体動作を説明
する。
【0066】はじめに基本動作を説明する。
【0067】まず、複写機本体201に配設された原稿
自動送り装置202の原稿載置台105に原稿をセット
し(図1)、不図示の操作部で所定のモード条件を入力
して、スタートキーを押す。スタートキーの押下信号に
伴ないシート後処理装置203の各部がスタンバイ状態
に制御される。
【0068】以下各モード条件に分けて説明を行なう。
【0069】(A)ノンソートモードの場合 図2において、デフレクタ3は実線の向き、デフレクタ
4は破線の向きに位置し、第1搬送パス1から、排出パ
ス6に存在するローラ対8a、8b、8cが回転するよ
うモータM14が制御される。もちろん、折り装置20
4内上部のローラ対も図示せぬ折りモータM17によっ
て回転し、シート受け入れ可能状態になる。但し、上記
のスタンバイ動作は以下に示す複写動作後、シート材が
複写機本体より排出される以前に行なってもよい。シー
ト後処理装置側がスタンバイ状態になると、図1の原稿
206は原稿送り装置202により複写機本体201の
プラテンガラス207上に給送され、複写機本体201
は複写動作にはいる。
【0070】複写機本体201にて画像形成処理されて
排出された最初のシートは折り装置204の上部パスを
通過して、搬入口215からステイプル/スタック装置
205に進入する。シートはデフレクタ3で鉛直上向き
に偏向され、デフレクタ4の右側を鉛直上方に搬送され
て、排出ローラ対8cでノンソートトレイ5上へ排出さ
れる。
【0071】(B)ソートモードの場合 シート条件やモード設定条件により特別な制御をする場
合もあるが、一般的なソートモード時の動作を説明す
る。まず、スタンバイ動作として、デフレクタ3は実線
の向きに、デフレクタ4も実線の向きに位置し、折り装
置204の上部パスのローラ及び8a、8b、8d〜g
のローラ対を回転させる。上下のビンモジュールB1
2は最上ビンB11、B21が排出ローラ対8g、8pに
対向する位置にくるようにシフト動作する。ビンモジュ
ールの整合壁15はシート材の幅に合わせたホームポジ
ションに待機する。また、びん立ち部の駆動に関しては
非動作位置にあることをチェックする。グリップ/ステ
イプルユニット9は上ビンモジュールのシート束取り出
しに対応した位置(図2の破線位置)に移動して待機す
る。
【0072】グリップ/ステイプルユニット9内の移動
体については図11において説明する。先出しグリッパ
10は図11に示す位置に待機して、グリップ/ステイ
プルユニット9の左側に位置するビンモジュール内のビ
ン昇降の際にビン上のシートの妨げにならないようにな
っている。ステイプラ11は、動作させないので図11
で破線を示す手前の退避位置11aに移動する。搬送グ
リッパ12は図11で破線で示す様に、矢印F方向は搬
送されてくるシート束の略中央をグリップする位置に、
そして矢印G方向は先出しグリッパ10で先出しされた
シート束の先端をグリップ可能な位置12aに待機す
る。グリッパは先出し10搬送12共に上下グリッパを
開放した状態でそれぞれの位置に待機している。
【0073】次に、スタックユニット13は図2で破線
で示す位置に移動し、グリップ/ステイプルユニット9
により搬送されるシート束を受容できる様になってい
る。図22にて、スタックユニット13の内部のスタッ
クトレイ116並びに基準壁117、押え部材118
は、スタックトレイ116の上面がシート束を受容可能
な位置に又その他もスタックトレイに対応した位置に移
動する。押え部材118の先端は図22に示すようにス
タックトレイ116側に突出した状態になっている。
【0074】以上で、シート後処理装置側がスタンバイ
状態になり、ノンソートモード時と同様に、原稿が給送
され、画像形成が行なわれ、シート材が送られてくる。
はじめのシート材は折り装置の上部パスを通過して搬入
口215から進入し、デフレクタ3で鉛直上方に、デフ
レクタ4で左方へ搬送される。排出ローラ8gでビンB
11上に排出される。排紙センサS18でビンB11に1枚
目のシートが排出されたことを検知して、ビンは1ビン
上方にシフトして、ビンB12がシート収容位置に上昇す
る。上記動作を繰り返して、上モジュールのビンすべて
に同一画像のシートが排出されると、原稿が交換され
て、2枚目の原稿に対し画像形成が行なわれる。上モジ
ュールのビンは最下ビン(図2ではB16)がシート収容
位置にあり、2枚目のシート材に関しては、最下ビンか
ら順にシートを収容していく。上記動作をすべての原稿
について繰り返し行ない、ビンへの収容動作は終了す
る。この終了状態において、原稿枚数が奇数の場合には
最下ビンB16がシート収容位置にあり、原稿枚数が偶数
の場合には最上ビンB11がシート収容位置にある。
【0075】次に、ビン上からシート束をとり出す動作
に移るが、本実施例においては上モジュールにおいてシ
ート束とり出し位置すなわちグリッパ/ステイプルユニ
ット9が待機しているのは、シート収容位置よりも2ビ
ン分下の位置である。従って、原稿枚数により束取り出
し順序の制御が変わってくる。
【0076】(B)−(i)原稿枚数が偶数の時 原稿枚数が偶数であればソート終了後のビン位置は開始
時と同じになる為図25の状態である。この場合、束取
り出し位置にあるビンB13からは取り出さずまず、2ビ
ン分下げて図26の状態にして最上ビンB11からB16
で順に束取り出しを行なう(図27)。次に、2ビン分
上昇させて図28の状態にして、次のシート束を受け入
れる準備が完了する。連続ジョブ上モジュールがシート
を受け入れる次の機会においても原稿は偶数であるか
ら、図28の状態でソートを開始すれば図28の状態で
ソートが終了する。この場合には、束取り出し位置に対
応しているビンはないので2ビン分下げて図27の状態
にして最下ビンB16から順にB11まで束取り出しを行な
う。この時、図26の状態になるので、2ビン分上昇さ
せて図25の状態に戻る。したがって、上モジュールが
複数回くり返してシート束を受け入れる際には、上記に
示した状態変化を繰り返すことになる。
【0077】(B)−(ii)原稿枚数が奇数の時 原稿枚数が奇数であると、ソート終了後のビン位置は開
始時と全く逆になる。すなわち、図25の状態からソー
ト開始すれば終了時は図28の状態になっている。この
時は、束取り出しに対応したビンは存在しないので、2
ビン分下げて図27の状態にして、最下ビンB16から順
にB11まで束取り出しを行なう。この時、図26の状態
になるので、2ビン分上昇させて図25の状態で次のシ
ート束を受け入れる準備が完了する。同一ジョブなら次
のシート受け入れ機会においても、原稿枚数は奇数であ
るので図25でソート開始すれば図28で終了する。従
って、この場合にも上記に示した状態変化をくり返すこ
とになる。
【0078】なお、下モジュールの場合、本実施例では
ビンのシート受入れ位置と束取り出し位置の関係が逆
で、束取り出し位置の方が2ビン分上方に位置してい
る。下モジュールにおけるビン制御はここでは詳しくは
述べないが、上述した上モジュールの場合とほぼ同様
に、状態変化をくり返して制御される。
【0079】以下、ソートモードの続きの動作を説明す
る。
【0080】ビン上に積載されたシートは図4で示す基
準棒14a、bに対して整合壁15をシート搬送と直交
する方向に動作させることで整合される。ソート及び整
合が完了するとビン上のシート束Sは図12において先
出しグリッパ10を開放したままで、実線位置から破線
位置へ移動させその後、シート束を挟持する。図10の
ビン立ち部BjがソレノイドSL1により開放されてシ
ート束搬送が可能となる。シート束は手前側は図4の基
準棒14a、14bによって又奥側は整合棒15と図1
1のガイド部材53aとに両サイドを規制されてまた下
方向はビン面及び倒れたビン立ち面、ガイドステイ5
3、上方向はガイドステイ52にガイドされて右方向に
搬送される。そして図12に示す実線位置に停止し、こ
こで先出しグリッパ10と搬送グリッパ12間の束の受
け渡しが行なわれる。まず図11の破線位置に開放した
まま待機していた搬送グリッパ12がシート束の略中央
部を挟持する。次に、先出しグリッパ10は挟持を開放
して次の束の搬送に備える。搬送グリッパ12は図11
の矢印Gの右方向に駆動されてシート束を右方向に搬送
し、サイズに応じた適正な位置で停止する。この状態で
は図29に示すようにシート束Sの後端はスタックトレ
イ116の上面に落下しており、左側はスタッカ基準壁
117により規制され、また束上面はソレノイドにより
駆動された押え部材118により押圧されている。この
状態から搬送グリッパ12を開放してシート束の先端部
もスタックトレイ上へ落下させる。この時、押え部材1
18は落下する束内のズレを防止する働きをする。
【0081】次に、2束目のシート束搬送時について
は、搬送グリッパ12でシート束の略中央部をつかみ、
グリッパ間での束の受け渡しを行なうところまでは1束
目と同一であるので以降の動作のみについて説明する。
束の受け渡し後、搬送グリッパ12は図11矢印Fの方
向に所定量だけ動く。この際、シート束後端側が規制さ
せないように基準棒や整合壁、ガイド部材53aが逃げ
てもかわないし、又、これらの幅規制部材をシート束後
端が完全に抜け切ってから、上記搬送グリッパ12の矢
印F方向の移動を行なってもよい。この移動によりスタ
ックトレイへの積載時、1束目のシート束との識別が可
能となる。搬送グリッパ12による右方向の搬送途中に
おいて図30に示すようにシート束Sの後端が所定位置
に達する前にシート中央部が先にスタックトレイ上のシ
ート束の上面に落下してしまい、そのまま搬送を続ける
と搬送しているシート束S2が既積載のシート束S1
整合を乱す恐れがある。この際、図30の様に、押え部
材118で既積載シート束Sの上面を押えることでズレ
を防止できる。スタックトレイ上に積載されたシート束
についてはその最上面が常にセンサで検知され、上方に
あるグリップ/ステイプルユニットと積載最上面との間
隔が常に一定となる様にスタックトレイを徐々に降下さ
せて制御している。また、スタックトレイ上のシート束
に関しては、スタックユニットが動作中でない場合には
任意にとり出しが可能な構成になっている。操作者が図
示せぬ取り出しボタンを押下することによってスタック
ユニットは取り出し位置に移動し、スタック取り出しカ
バーのみが開閉可能となる。また、シート束をとり出し
た後、カバーを閉じれば継続して処理が可能である。
【0082】(c)ステイプルソートモードの場合 シート及びシート束の搬送に関しては上述したソートモ
ードの場合と同一であるので説明を省略する。ここでは
ステイプラの移動制御について述べる。ステイプラ11
は、図11及び図18に示す様に、手前側の退避位置1
1aと奥側の退避位置11bの間で任意の位置に停止す
ることができる。
【0083】(c)−(i)手前1ケ所綴じの場合 上記ノンステイプルモード時はステイプラが手前の退避
位置11aにあったが、手前1ケ所綴じモードが選択さ
れた場合には図11、図18に示す11cの位置に待機
する。図11に示すように、ステイプラが11cの位置
にあっても搬送グリッパ12は12aの位置で互いに干
渉することなく待機できる。先出しグリッパ10により
搬送されたシート束に対しステイプラはステイプル動作
を行なった後、手前側の退避位置11aに移動し、その
後搬送グリッパ12によってシート束は右方に搬送され
る。シート束後端がステイプル11の移動領域から抜け
るとステイプラ11は再び1ケ所綴じの位置11cに移
動して次のシート束の受け入れを待つ。
【0084】(c)−(ii)2ケ所綴じの場合 2ケ所綴じ位置はシート束の巾方向サイズにより様々な
位置をとる。
【0085】例えば、図11、図18に示すステイプラ
位置11d、11eの2ケ所を綴じ位置とするサイズが
あったとする。この場合も、図11に示す様に、ステイ
プラが11d、11eのいずれの位置にあっても搬送グ
リッパ12aの位置と干渉しない。2ケ所綴じのスタン
バイ時、ステイプラが手前側の退避位置11aから2ケ
所の手前側の打ち込み位置11dへ移動して待機する。
この時、搬送グリッパ12は実線の12bの位置で待機
する。シート束が先出しグリッパで搬送されると先出し
グリッパが挟持したままステイプラが11dの位置で手
前側の1ケ所をステイプルする。次に、11eの位置に
移動して2ケ所の奥側の位置をステイプルする。ステイ
プラが11dの位置から11eの位置に移動するとすぐ
に搬送グリッパ12が12bの待機位置から12aの位
置に進入してくる。そしてシート束を挟持し、一方先出
しグリッパ10はシート束を開放する。
【0086】ステイプラは11eの位置で2ケ所目のス
テイプル動作を行なった後、奥側の退避位置11bへ移
動する。1束目のシート束の後端がステイプラ移動領域
を抜けると、ステイプラ11は退避位置11bから奥側
のステイプル位置11eへ移動して2束目のシートを受
け入れる。今度は2ケ所の奥側と先に打ってから手前の
位置11dへ移動する。搬送グリッパ12は1束目同
様、1ケ所目を打ち、2ケ所目にステイプラが移るまで
は12bの位置で待機し、その後12aに移動し、ステ
イプラの手前への退避動作を待って束搬送を行なう。以
上述べた様に、2ケ所綴じ時はステイプラの退避位置を
手前と奥と交互にすることによって、処理時間を短縮し
ている。
【0087】(c)−(iii)奥1ケ所綴じの場合 この場合は、紙サイズセンタよりも奥側のみに綴じる場
合であるので、上述した(c)−(i)の逆でステイプ
ラは奥側の退避位置11bと綴じ位置とを往復動作する
ことになる。
【0088】(d)複数ビンモジュール動作 次に、複写機本体201の生産性を維持しつつ、後処理
をも含めたシステム全体の効率を最大限に向上させる複
数モジュール動作(本実施例では2ビンモジュール)に
ついて説明する。
【0089】複写処理を要求される部数がモジュール内
のビン数(上記実施例では6)以下の場合には、上記の
通常動作で処理が行なわれるが、上記部数がビン数以上
の場合には、2つのビンモジュールを交互に動作させて
処理を行なう。
【0090】図2において、まず上ビンモジュールB1
を用いてビン数分つまり6部のソート動作を行なう。上
モジュールの各ビンより破線の位置のグリッパ/ステイ
プラユニット9が破線の位置のスタックユニット13へ
束搬送するのと並行して下ビンモジュールB2へのソー
ト動作が行なわれる。このビンモジュールの切換えはデ
フレクタ3を切り換えることにより達成される。下ビン
モジュールのソート動作終了後は実線の位置にすでに移
動しているグリッパ/ステイプラユニット9及びスタッ
クユニット13によって下ビンモジュールの各ビンから
束取り出しが行なわれる。一方、上ビンモジュールは束
の取り出しが終了してビン上は空になっているので下ビ
ンモジュールへのソート動作終了後、再びテフレクタ3
が偏向して上ビンモジュールへのソート動作を継続して
行なうことができる。
【0091】以上の動作において、複写機本体より排出
されるシート材は途中で留まることなく上下のビンモジ
ュールのビンに排出される為、ビンからのシート取り出
しや、ステイプル等の処理の為に複写機本体の複写動作
を停止させることなく、いわゆるストップレスで全ての
処理を完了することが可能である。
【0092】上記ストップレスの動作が成立する条件と
して原稿枚数がある。原稿枚数が少なくなるにつれて、
1つのビンモジュールにソート動作を行なうのに要する
時間が短くなる一方、ビンからのシート束取り出し操作
に要する時間は原稿枚数によらずほぼ一定である。スト
ップレスの条件として、一方のビンモジュールへのソー
ト動作が終了した時点において、他方のビンモジュール
は束取り出しが終了して空になっている必要がある。
【0093】例えば、ビン数nbinを2モジュール持つ
系において、原稿m枚を処理する場合を考える。複写機
本体の生産性を1分間にP枚とすると1つのビンモジュ
ールをm×nbin枚のシートで満たす時間は
【0094】
【外1】 分すなわち
【0095】
【外2】 秒となる。
【0096】一方、ビンから束取り出しを行なう時間を
1ビンあたりt1秒又、グリッパ/ステイプラユニット
及びスタックユニットがモジュール間を移動する時間を
2とすればストップレス動作が成立する為の条件は、
【0097】
【外3】 すなわち、原稿枚数
【0098】
【外4】 以上であればストップレス動作が可能である。
【0099】今仮に、P=85cpm、t1=3sec、t2
sec、nbin=6とすると、m≧4.96となり原稿枚
数が5枚以上であればストップレス動作が可能となるこ
とがわかる。
【0100】なお、原稿枚数がストップレス動作になる
枚数以下の場合でも、モジュールの切換え時に、一時、
複写機本体の動作を停止することで操作者の手を煩わせ
ることなく処理を継続させることが可能である。
【0101】(第2の実施例)上記実施例では上下モジ
ュールへシート材を搬送する搬送路の間に、単一の束搬
送手段、後処理手段、スタック手段を設け上下モジュー
ル両方の処理を行なったが、図31に示すように、上モ
ジュールへの搬送路1と下モジュール搬送路2との間に
は上モジュール専用の処理手段9a、13aを設け、下
モジュールへの搬送路2の下方に下モジュール専用の処
理手段9b、13bを設けてもよい。
【0102】この場合、スタック手段13がモジュール
間を移動する必要がなくなると共に、下モジュールへの
搬送路が短くなり、上モジュールと略同一距離となって
搬送制御が簡易になるメリットもある。
【0103】(第3の実施例)上記実施例ではステイプ
ラが一体型のものを使用していたが図32に示すように
分割タイプのものでもよい。上記実施例ではステイプル
処理の後、ステイプラが手前又は奥に退避してからでな
いと搬送グリッパ12による束搬送ができなかったが、
分割ステイプラにした場合には、上下のステイプラの間
をシート束が通過できるので搬送グルッパの束搬送開始
時に要していた時間は短縮される。但し、シート束後端
がスタックユニット13内に落下する為には分割ステイ
プラの下側が邪魔になる為、シート束後端がスタッカの
基準壁に達する以前に、少なくとも下側のステイプラは
シート搬送領域外に退避する必要はある。
【0104】もちろん、ステイプル動作が終了して、搬
送グリッパ12が束搬送を開始すると同時に下側ステイ
プラも移動可能であるので、両者の移動タイミングはオ
ーバーラップし、移動時間の短縮になっている。
【0105】(第4の実施例)上記実施例では後処理手
段としてステイプラを設けていたが他に穿孔装置、糊づ
け装置、背べり装置等の後処理手段でもかまわない。
【0106】(第5の実施例)上記実施例では束搬送を
行なうグリッパと後処理手段であるステイプラを同一ユ
ニットに構成し、その下方にスタックユニットを構成し
ていたが、これらの移動体の組み合わせは自由である。
すなわち、グリッパユニット、ステイプラユニット、ス
タックユニットをそれぞれ独立して上下動可能に構成し
てもよく、また、ステイプラユニットを独立してグリッ
パユニットとスタックユニットを1つのユニットとして
扱ってもよい。この場合はノンステイプルモードの時に
はステイプラを上下動させる必要がなく、上下動に伴な
う駆動負荷全体が軽くなるメリットがある。
【0107】(第6の実施例)上記実施例では2つのビ
ンモジュールによって構成され、それを交互に用いるこ
とで処理を行なっていた。ビンモジュールは2つでなく
3つ以上でもよい。
【0108】仮に、3つのモジュールと3つの搬送路を
設ければ、他の2つのビンモジュールに搬送している間
に1つのビンモジュールの束取り出しを行なえばよく、
2ビンモジュールの場合に比べて時間的余裕が向上する
為、実施例中で述べた複写機本体を停止させずに処理で
きる可能性がより高くなるメリットがある。
【0109】(第7の実施例)上記実施例では複数ビン
を有するビンモジュールを複数設けて、交互に処理を行
なったが、積載手段として単一のトレイを複数設けても
かまわない。
【0110】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、シート搬送手段とシート移送積載手段を干渉する
事なく配設する事が可能で、シート材出力装置の生産性
を低下させる事なく多数部の複写処理を行う事ができ
る。
【0111】また、シート搬送手段とシート後処理手段
を干渉する事なく配設する事が可能である。
【0112】また、シート移送手段を1つにでき2つの
シート受け皿群の間をシート搬送手段を横切る事なく移
動でき移動距離も短くできる為、処理時間の短縮がはか
れ、構成の簡易化も可能となる。
【0113】また、シート後処理手段を1つにでき2つ
のシート受け皿群の間をシート搬送手段を横切る事なく
移動でき移動距離も短くできる為、処理時間の短縮がは
かれ、構成の簡易化も可能となる。
【0114】
【発明の効果】本発明に係るシート材後処理装置は上述
の通りの構成であるので、多数部の処理が容易にできる
とともに、装置が簡略化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシート材出力装置
の概略正面図。
【図2】本発明の第1の実施例に係るシート材後処理装
置の概略正面図。
【図3】ビンモジュールの斜視図。
【図4】ビンモジュールの上視図。
【図5】ビンモジュールの正面図。
【図6】ビンモジュールの正面図(比較例)。
【図7】ビンの状態図。
【図8】ビンの状態図。
【図9】ビン立ち駆動部の上視図。
【図10】ビン立ち駆動部の正面図。
【図11】グリップ/ステイプルユニットの上視図。
【図12】グリップ/ステイプルユニットの正面図。
【図13】グリッパ部の構成図。
【図14】先出しグリッパ駆動の上視図。
【図15】先出しグリッパ駆動の正面図。
【図16】搬送グリッパ駆動の上視図。
【図17】搬送グリッパ駆動の正断面図。
【図18】ステイプラユニット駆動の左視図。
【図19】ステイプラユニット駆動の上視図。
【図20】スタックユニットの上視図。
【図21】スタックトレイの正面図。
【図22】スタックユニットの正面図。
【図23】スタックユニットの駆動の左視図。
【図24】スタック押え部材の正面図。
【図25】ビンの動作を示す状態図。
【図26】ビンの動作を示す状態図。
【図27】ビンの動作を示す状態図。
【図28】ビンの動作を示す状態図。
【図29】スタック押え部材の効果を示す状態図。
【図30】スタック押え部材の効果を示す状態図。
【図31】第2の実施例を説明する図。
【図32】第3の実施例を説明する図。
【図33】従来例を示す正面図。
【図34】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
12 ビンモジュール 2 下モジュールパス 7 上モジュールパス 8a〜p 搬送ローラ対 9 グリップ/ステイプルユニット 10 先出しグリッパ 11 ステイプラ 12 搬送グリッパ 13 スタックユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収納する為のシート受け皿から
    なる複数のシート受け皿群と、 該シート受け皿群の中のシート受け皿を移動させる移動
    手段と、 該移動手段により所定位置に移動したシート受け皿にシ
    ート材を排出し、各シート受け皿群の数に対応する複数
    のシート搬送手段と、 該シート受け皿群の中の所定位置にあるシート受け皿上
    のシートを移送し積載するシート移送積載手段と、を有
    するシート材後処理装置において、 前記各シート受け皿群の中の、シート搬送手段からシー
    トを受けとるシート受け皿の位置を前記シート移送積載
    手段によりシートを移送するシート受け皿の位置と異な
    る位置とした事を特徴とするシート材後処理装置。
  2. 【請求項2】 シート受け皿に積載されたシートの綴じ
    止め、穴あけ等を行う後処理手段を有し、各シート受け
    皿群の中の、該後処理手段を動作させるシート受け皿位
    置を前記シート搬送手段からシートを受けとるシート受
    け皿位置と異なる位置とした事を特徴とする、前記請求
    項1に記載のシート材後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート受け皿群及びシート搬送手段
    は各2ケ設けられ、1つのシート移送積載手段が各シー
    ト受け皿群の所定位置に移動してシート受け皿上のシー
    トの移送積載を行い、各シート受け皿群のシート移送積
    載手段によりシート移送を行うシート受け皿位置が各シ
    ート受け皿群のシート搬送手段からシートを受けとるシ
    ート受け皿位置に対しそれぞれ他方のシート受け皿群側
    の位置である事を特徴とする、前記請求項1に記載のシ
    ート材後処理装置。
  4. 【請求項4】 シート受け皿に積載されたシートの綴じ
    止め、穴あけ等を行う後処理手段を有し、該後処理手段
    は前記各シート受け皿群の所定位置に移動してシート受
    け皿上のシートの後処理を行い、各シート受け皿群の前
    記後処理を行うシート受け皿位置が前記各シート受け皿
    群のシート搬送手段からシートを受けとるシート受け皿
    位置に対し、それぞれ他方のシート受け皿群側の位置で
    ある事を特徴とする、前記請求項3に記載のシート材後
    処理装置。
  5. 【請求項5】 シート受け皿は多段に重ねて配置された
    ビントレイである、前記請求項1〜4のいずれかに記載
    のシート材後処理装置。
  6. 【請求項6】 シート受け皿群は多段に重ねて配置され
    たビントレイを備えるソータであることを特徴とする、
    前記請求項1〜4のいずれかに記載のシート材後処理装
    置。
  7. 【請求項7】 シート搬送手段はシート搬送路とシート
    搬送回転体を備えることを特徴とする前記請求項1〜4
    のいずれかに記載のシート材後処理装置。
  8. 【請求項8】 シート移送積載手段は、シート受け皿上
    のシート束をはさんで移送するグリップ手段と、引き出
    されたシート束を積載するスタッカ手段とを備えること
    を特徴とする、前記請求項1〜4のいずれかに記載のシ
    ート材後処理装置。
  9. 【請求項9】 シート移送積載手段は、シート受け皿上
    のシート束をはさんで引き出して後処理手段まで移送す
    る先出しグリップ手段と、後処理されたシート束を更に
    引き出す搬送グリップ手段と、搬送されたシート束を積
    載するスタッカ手段と、を備えることを特徴とする、前
    記請求項2又は4に記載のシート材後処理装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜9のいずれかに記載の
    シート材後処理装置と、 画像形成部と、 画像形成部にて画像の形成されたシート材を上記シート
    材後処理装置へ送る手段と、を備える画像形成装置。
JP7008183A 1994-03-18 1995-01-23 シート材後処理装置及び画像形成装置 Pending JPH08198511A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7008183A JPH08198511A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 シート材後処理装置及び画像形成装置
US08/831,773 US5951000A (en) 1994-03-18 1997-04-02 Sheet post-processing apparatus
US08/984,194 US5938186A (en) 1994-03-18 1997-12-03 Sheet post-processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP7008183A JPH08198511A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 シート材後処理装置及び画像形成装置

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