JP2002229174A - 感光材料搬送装置 - Google Patents

感光材料搬送装置

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JP2002229174A JP2001029010A JP2001029010A JP2002229174A JP 2002229174 A JP2002229174 A JP 2002229174A JP 2001029010 A JP2001029010 A JP 2001029010A JP 2001029010 A JP2001029010 A JP 2001029010A JP 2002229174 A JP2002229174 A JP 2002229174A
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idler rollers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊転ローラ体で挟持搬送する感光材料を感光
材料受け渡し位置側の一対の回転ローラに受け渡しする
際の受け渡し不良を抑制することができる感光材料搬送
装置を提供する。 【解決手段】 感光材料を挟持可能で、かつ、感光材料
受け取り位置と感光材料受け渡し位置とにわたって位置
変更自在な一対の遊転ローラ体32,33を設け、遊転
ローラ体32,33が、感光材料受け取り位置で受け取
った感光材料を挟持搬送して、感光材料受け渡し位置側
の一対の回転挟持体の間に感光材料の先端側を送り込み
可能に構成し、感光材料を挟持した遊転ローラ体32,
33が、感光材料受け渡し位置側で、感光材料の送り込
み方向に対応する回転方向とは反対方向に回転するのを
阻止するロック手段113を、感光材料受け取り位置側
でロック解除可能に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を挟持可
能で、かつ、感光材料受け取り位置と感光材料受け渡し
位置とにわたって位置変更自在な一対の遊転ローラ体を
設け、前記遊転ローラ体が、前記感光材料受け取り位置
で受け取った感光材料を挟持搬送して、前記感光材料受
け渡し位置側の一対の回転挟持体の間に前記感光材料の
先端側を送り込み可能に構成してある感光材料搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の感光材料搬送装置では、一例と
して、前記感光材料受入位置で一対の遊転ローラ体がロ
ーラ駆動部に連動連結され、感光材料受入位置から離れ
ると連動連結が解除されるようになっている。
【0003】そして、感光材料受入位置でローラ駆動部
によって遊転ローラ体を回転させながら、露光部からの
露光済みの感光材料を一対の遊転ローラ体の間に受け入
れ挟持し、その挟持状態で感光材料受け渡し位置側に搬
送し、感光材料受け渡し位置側の一対の回転挟持体(ロ
ーラ体や回転無端ベルトなど)の間に感光材料の先端側
を送り込んでいる。
【0004】前記回転挟持体は駆動回転しており、遊転
ローラ体側からの感光材料を両回転挟持体の間に引き込
む。
【0005】従来、上記の感光材料搬送装置における一
対の遊転ローラ体は、感光材料受け取り位置を離れる
と、正逆方向とも遊転状態になるように構成してあっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば図12に示すよ
うに、遊転ローラ体32,33が挟持している感光材料
10がカールしていると、感光材料10の先端側が、受
け入れユニット210の一対の回転挟持体111,11
2の間に正確に送り込まれず、一方の回転挟持体111
の周面側に偏って当たることがある(図12において4
2,43は感光材料に対するガイド板である)。
【0007】上記従来の構成によれば、感光材料10を
挟持している遊転ローラ体32,33は、感光材料受け
渡し位置側で正逆方向とも遊転状態になるために、感光
材料10が一方の回転挟持体111の周面のみに当たる
と瞬間的に押し戻され、遊転ローラ体32,33に対し
て後方に位置ずれした状態になって、回転挟持体11
1,112が感光材料10を受け取ることができなくな
ることがあった。
【0008】本発明の目的は、遊転ローラ体で挟持搬送
する感光材料を感光材料受け渡し位置側の一対の回転挟
持体に受け渡しする際の受け渡し不良を防止することが
できる感光材料搬送装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0010】[構成]冒頭に記載した感光材料搬送装置
において、前記感光材料を挟持した遊転ローラ体が、前
記感光材料受け渡し位置側で、前記感光材料の送り込み
方向に対応する回転方向とは反対方向に回転するのを阻
止するロック手段を、前記感光材料受け取り位置側でロ
ック解除可能に設けてある。
【0011】[作用]上記のロック手段を設けてあるか
ら、遊転ローラ体が挟持しているカール状態の感光材料
の先端側が、受け渡し位置側の一方の回転挟持体の周面
のみに当たっても、一対の遊転ローラ体で感光材料を保
持して、感光材料が押し戻されるの阻止することができ
る。
【0012】つまり、感光材料の先端側が回転挟持体の
周面から離れるのを阻止することができ、回転挟持体の
回転力を感光材料の先端側に作用させて、その感光材料
の先端側を一対の回転挟持体の間に入り込ませやすくな
る。
【0013】また、ロック手段を感光材料受け取り位置
側でロック解除可能に構成してあるから、感光材料受入
位置では、例えば本感光材料搬送装置とは別個に設けた
ローラ駆動部によって遊転ローラ体を回転させながら、
感光材料を一対の遊転ローラ体の間に受け入れることが
できる。
【0014】[効果]従って、遊転ローラ体で挟持搬送
する感光材料を感光材料受け渡し位置側の一対の回転挟
持体に受け渡しする際の受け渡し不良を防止することが
できた。
【0015】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0016】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記感光材料受け取り位置と感光材料受け渡し位置
とにわたって往復位置変更自在な可動体を支持フレーム
に支持させるとともに、前記一対の遊転ローラ体を回転
自在に支持させたローラ支持体を、一方の遊転ローラ体
のローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯周りに回転自在に
前記可動体に支持させ、前記可動体に対するローラ支持
体の前記ローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯周りにおけ
る姿勢を切り換える姿勢切り換え機構を設けて、前記一
対の遊転ローラ体が前記感光材料の挟持搬送方向に並ぶ
感光材料受入状態と、前記挟持搬送方向に交差する方向
に並ぶ感光材料送り込み状態とに切り換え可能に構成
し、前記ロック手段は、前記ローラ支持体と、前記一方
の遊転ローラ体の回転軸とにわたるラチェット機構を設
けるとともに、前記ローラ支持体が前記感光材料送り込
み状態側に姿勢変更するに伴って、前記ラチェット爪と
ラチェットホイールを咬合させ、前記感光材料受入状態
側に姿勢変更するに伴って咬合解除させる咬合切換え機
構を設けて構成してある。
【0017】[作用]請求項1の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、次の作用を奏す
ることができる。
【0018】[イ]遊転ローラ体は感光材料受け取り位
置側では感光材料受入状態になっている。
【0019】つまり、可動体に対するローラ支持体の前
記ローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯周りにおける姿勢
を姿勢切り換え機構が切り換えて、一対の遊転ローラ体
が感光材料の挟持搬送方向に並ぶ感光材料受入状態にす
る。
【0020】また、ローラ支持体が感光材料受入状態側
に姿勢変更するに伴って、咬合切換え機構が、ラチェッ
ト爪とラチェットホイールの咬合を解除させる。これに
より、一対の遊転ローラ体が感光材料を受入れて挟持す
ることができる。
【0021】遊転ローラ体が感光材料を受入れて挟持す
ると、ローラ支持体を支持する可動体が支持フレームに
対して感光材料受け渡し位置側に位置変更する。
【0022】[ロ]一対の遊転ローラ体は感光材料受け
渡し位置側では感光材料送り込み状態になっている。
【0023】つまり、可動体に対するローラ支持体の前
記ローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯周りにおける姿勢
を姿勢切り換え機構が切り換えて、一対の遊転ローラ体
が感光材料の挟持搬送方向に交差する方向に並ぶ感光材
料送り込み状態にする。
【0024】また、ローラ支持体が感光材料送り込み状
態側に姿勢変更するに伴って、咬合切換え機構が、前記
ラチェット爪とラチェットホイールを咬合させる。
【0025】これにより、遊転ローラ体が挟持している
カール状態の感光材料の先端側が、受け渡し位置側の一
方の回転挟持体の周面に偏って当たっても、一対の遊転
ローラ体で感光材料を保持して、感光材料が押し戻され
るの阻止することができる。
【0026】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を得やすくなった。
【0027】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0028】[構成]請求項2による発明の構成におい
て、前記咬合切換え機構は、前記ラチェット爪側にカム
フォロアを、前記可動体側にカム面を設けて構成してあ
る。
【0029】[作用]請求項2の構成による作用と同様
の作用を奏することができるのに加え、咬合切換え機構
は、前記ラチェット爪側にカムフォロアを、前記可動体
側にカム面を設けて構成してあるから、咬合切換え機構
の構造を簡素化することができる。
【0030】[効果]従って、構造の複雑化を抑制した
状態で請求項1の構成による効果と同様の効果を得るこ
とができた。
【0031】請求項4による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0032】[構成]請求項1,2,3のいずれか一つ
による発明の構成において、前記感光材料受け取り位置
は、露光部から排出されてくる露光焼き付け済みの感光
材料を前記一対の遊転ローラ体が受け取る位置であり、
前記感光材料受け渡し位置は、前記感光材料を現像処理
部に送り込む位置である。
【0033】[作用]露光部からの感光材料を現像処理
部側に受け渡す際に、請求項1,2,3のいずれか一つ
の構成による作用と同様の作用を奏することができる。
【0034】[効果]従って、露光部からの感光材料を
現像処理部側に受け渡す際に、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができた。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、露光部100と感光材料
搬送装置200(以下、「搬送装置200」と略称す
る)と現像処理部300とを備えた写真処理機を示して
ある。
【0036】図2に示すように、前記露光部100はレ
ーザ露光用のエンジン4を備え、モータM1によって駆
動される露光部側搬送機構3で感光材料10を搬送しな
がら走査露光する。
【0037】焼付露光された感光材料10は、感光材料
受け入れ位置で搬送装置200に受け取られるとともに
上方に搬送され、感光材料受け渡し位置で受け入れユニ
ット210側の一対の回転ローラ(回転挟持体に相当)
111,112の間に送り込まれ、そこから現像処理部
300へ送られる。
【0038】図2と図3に示すように、前記搬送装置2
00は、垂直姿勢の板状の保持体20(支持フレームに
相当)と、保持体20の表側の面上に昇降可能に支持さ
れた一対の搬送体40(40R,40L)と、各搬送体
40上に水平方向に移動可能に支持された挟持搬送ユニ
ット60(60R,60L)とを備えている。
【0039】前記保持体20の裏側と機体1の間には、
水平に配置されたレール21aとボール21bで構成し
たスライド移動機構21を設けてあり、図1に二点鎖線
で示すように、点検等の目的で搬送装置200を保持体
20ごと機体1から水平方向外側に引き出すことができ
る。
【0040】図3に示すように前記一対の搬送体40
は、保持体20の縦中心軸Yの両側にそれぞれ配置して
ある。
【0041】図3,図4に示すように、各搬送体40
は、保持体20に配置されたモータM2と、モータM2
の回転軸に巻回された垂直駆動無端ベルト22とによ
り、保持体20上の垂直ガイドレール24に沿って保持
体20の上端部と下端部の間を上下に往復移動すること
ができる。
【0042】前記保持体20の上端側が感光材料受け渡
し位置側に対応し、下端側が感光材料受け渡し位置側に
対応している。
【0043】また、保持体20上には、前記往復移動に
基づく搬送体40の垂直ガイドレール24上における位
置を検出する第2センサー74を設けてある。
【0044】各挟持搬送ユニット60は、搬送体40上
に配置されたモータM3と、モータM3の回転軸に巻回
された水平駆動無端ベルト28によって、保持体20上
に配設された水平ガイドレール30に沿って水平に往復
移動することができる。
【0045】各挟持搬送ユニット60は、水平ガイドレ
ール30上を往復位置変更自在な摺動体60a(可動体
に相当)を備えている。
【0046】そして、感光材料10を挟持する一対の遊
転ローラ体32,33を回転自在に支持させたローラ支
持体38を、一方の遊転ローラ体33のローラ軸芯O周
りに回転自在に摺動体60aに支持させてある。
【0047】つまり、感光材料10を挟持可能で、か
つ、感光材料受け取り位置と感光材料受け渡し位置とに
わたって位置変更自在な一対の遊転ローラ体32,33
が、感光材料受け取り位置で受け取った感光材料10を
挟持搬送して、感光材料受け渡し位置側の一対の回転ロ
ーラ111、112の間に感光材料10の先端側を送り
込み可能に構成してある。
【0048】搬送体40上には摺動体60aの水平ガイ
ドレール30上における位置を検出するための第1セン
サー72を設けてある。
【0049】図10に示すように、前記一対の遊転ロー
ラ体32,33のうち、一方の遊転ローラ体33は伝導
軸36(回転軸に相当、この伝動軸36の軸芯が前記ロ
ーラ軸芯である)の一端に一体回転可能に連結してあ
り、伝導軸36の他部位には入力ギヤ34,34が一体
回転可能に連結されている。
【0050】図4,図9に示すように、他方の遊転ロー
ラ体32は、伝導軸36上に回転可能に支持されたロー
ラ支持体38に回転自在に支持されている。図4に示す
ように、感光材料10を遊転ローラ体32,33の間に
案内する一対のガイド板42,43を前記ローラ支持体
38に固定してある。
【0051】そして図5にも示すように、前記摺動体6
0aに対するローラ支持体38のローラ軸芯O周りにお
ける姿勢を切り換える姿勢切り換え機構(後述の板状操
作部材62・捻りコイルばね50から成る)を設けて、
一対の遊転ローラ体32,33が感光材料10の挟持搬
送方向(垂直方向)に並ぶ感光材料受入状態(図5
(a))と、挟持搬送方向に交差する方向(水平方向)
に並ぶ感光材料送り込み状態(図5(b))とに切り換
え可能に構成してある。
【0052】さらに、前記ローラ支持体38は摺動体6
0aとの間に設けた捻りコイルばね50の復元力によっ
て、前記感光材料送り込み状態側に付勢してある。
【0053】前記保持体20に、一対の上下方向に沿う
板状操作部材62,62を設けてあり、ローラ支持体3
8は、保持体20に対する摺動体60aの位置に応じ
て、板状操作部材62と接当して姿勢変更操作され、捻
りコイルばね50の復元力に抗して前記感光材料受入状
態に保持される(図5(a))。
【0054】図2に示すように、感光材料受け取り位置
側に、感光材料10を搬送装置200に受け渡すための
受け渡し部が設けられている。前記受け渡し部は、中間
ギヤ52に噛合した出力ギヤ54を有する。出力ギヤ5
4は、摺動体60aの位置に応じて挟持搬送ユニット6
0の入力ギヤ34,34の一方と噛合する。
【0055】前記受け渡し部は保持体20の縦中心軸Y
上に一つ配置されており、搬送装置200に対して感光
材料10を一列状に排出する。
【0056】前記一対の受け入れユニット210は保持
体20の縦中心軸Yの両側に配置してある。
【0057】また、前記受け渡し部に近接した保持体2
0上の位置には、各遊転ローラ体32,33の間に搬送
されてきた感光材料10の先端部を検出する第3センサ
ー76,76を設けてある(図5参照)。
【0058】第3センサー76,76の位置は先端部を
直接検知する位置でなくとも良く、後端部を検知して計
算により把握する方式でも特に問題はない。
【0059】そして図9,図10,図11に示すよう
に、感光材料10を挟持した遊転ローラ体32,33
が、感光材料受け渡し位置側で、感光材料10の送り込
み方向に対応する回転方向とは反対方向に回転するのを
阻止するロック手段113を、感光材料受け取り位置側
でロック解除可能に設けてある。
【0060】前記ロック手段113は、ローラ支持体3
8と伝動軸36とにわたるラチェット機構114を設け
るとともに、ローラ支持体38が感光材料送り込み状態
側に姿勢変更するに伴って、ラチェット爪115とラチ
ェットホイール116を咬合させ、感光材料受入状態側
に姿勢変更するに伴って咬合解除させる咬合切換え機構
を設けて構成してある。
【0061】前記咬合切換え機構は、ラチェット爪11
5側に小円柱状のカムフォロア118を、摺動体60a
側にカム面119を設けて構成してある。
【0062】次に、搬送装置200の動きについて説明
する。図6(a)は、初期状態を示している。ここで
は、右側の搬送体40Rは保持体20の最下端まで下が
った位置にあり、しかも、右側の搬送体40Rの挟持搬
送ユニット60Rは、搬送体40R上の左端にある。
【0063】そして、前記受け渡し部の右側の出力ギヤ
54が、右の挟持搬送ユニット60Rの入力ギヤ34,
34と咬合状態にある。
【0064】左側の搬送体40Lは保持体20の最下端
よりも上方のホームポジションにあり、左側の搬送体4
0Lの挟持搬送ユニット60Lは搬送体40L上の左端
位置にある。
【0065】このとき、右側の挟持搬送ユニット60R
上の遊転ローラ体32,33は、最も中心軸Yに近づ
き、露光部100の前記受け渡し部から送り出された水
平姿勢の感光材料10を挟持し始めている。
【0066】前述したように、この搬送体40Rが下端
にある位置では、ローラ支持体38は、板状操作部材6
2との接当によって、前記感光材料受入状態、つまり、
遊転ローラ体32,33が上下に並んだ状態に操作保持
されている(図5(a))。
【0067】そして、前記ラチェット爪115とラチェ
ットホイール116の咬合が解除された状態にある(図
11)。
【0068】つまり、遊転ローラ体32,33が、感光
材料10の送り込み方向に対応する回転方向とは反対方
向に回転するのを阻止するロック手段113がロック解
除された状態にある。
【0069】この状態でモータM1が駆動して、感光材
料10を挟持搬送ユニット60Rのガイド板42,43
の間に送るとともに、中間ギヤ52と出力ギヤ54を介
して、右の挟持搬送ユニット60Rの入力ギヤ34,3
4も回転し、これによって、右側の遊転ローラ体32,
33が回転して、ガイド板42,43の間に進入してき
た感光材料10を、感光材料10の先端が第3センサー
76に検出されるまで引き込む(感光材料10の乳剤面
は上を向いている)。
【0070】第3センサー76が感光材料10の先端を
検出すると、モータM2とモータM3が回転駆動し始
め、図6(b)に示されるように、搬送体40Rは上方
に向かって、さらに、挟持搬送ユニット60Rは搬送体
40R上を紙面の右側に向かって移動を開始する。
【0071】この搬送体40Rの上方移動の初期に、ロ
ーラ支持体38は、板状操作部材62との接当から解放
されるので、捻りコイルばね50の復元力によって前記
感光材料送り込み状態側に切り替えられる(図5(b)
参照。感光材料10の乳剤面は保持体20面と向き合
う)。そして、前記ラチェット爪115とラチェットホ
イール116が咬合した状態にある(図10)。つま
り、感光材料10を挟持した遊転ローラ体32,33
が、感光材料10の送り込み方向に対応する回転方向と
は反対方向に回転するのを阻止された状態にある。
【0072】図7(a)は、搬送体40Rが保持体20
の上端位置に到達し、挟持搬送ユニット60Rが搬送体
40R上の右端位置に到達した状態を示している。
【0073】ここでは、挟持搬送ユニット60Rが右側
の受け入れユニット210Rに感光材料10を搬出し、
受け入れユニット210Rはこれを現像処理部300へ
送る。この図7(a)の状態では、既に左側の挟持搬送
ユニット60Lの遊転ローラ体32,33が前記受け渡
し部で次の感光材料10を挟持開始している。
【0074】図7(b)では、右側の挟持搬送ユニット
60Rから受け入れユニット210Rへの感光材料10
の受け渡しが完了しようとしており、左側の挟持搬送ユ
ニット60Lは、次の感光材料10を受け入れユニット
210Lに向かって搬送開始している。
【0075】図8(a)に示すように、左側の挟持搬送
ユニット60Lの遊転ローラ体32,33が次の感光材
料10を左側の受け入れユニット210Lに受け渡し開
始するタイミングでは、右側の挟持搬送ユニット60R
は再びさらに次の感光材料10を挟持搬送するために前
記受け渡し部に向かって搬送され始め、図8(b)に示
されるように、前記受け渡し部に到着する前に、挟持搬
送ユニット60Rが搬送体40R上の左端位置まで移動
し、その後、前記受け渡し部に到着する。
【0076】すなわち、各挟持搬送ユニット60R,6
0Lの入力ギヤ34,34の、前記受け渡し部の各出力
ギヤ54との咬合は、これらギヤの周方向から行われ
る。
【0077】このように、左右の挟持搬送ユニット60
L,60Rが交互に、前記受け渡し部と受け入れユニッ
ト210L,210Rの間を上下に往復することによっ
て、受け渡し部から一列状に排出される感光材料10を
二つの受け入れユニット210L,Rに交互に振り分け
供給する。
【0078】〔別実施形態〕前記一対の回転ローラ11
1,112に換えて、一対の回転無端ベルトを設けてあ
ってもよく、これら回転ローラや回転無端ベルトを回転
挟持体と総称する。
【0079】前記ローラ支持体38を、一方の遊転ロー
ラ体33のローラ軸芯に沿う軸芯周りに回転自在に摺動
体60aに支持させてあってもよい。
【0080】前記ロック手段をラチェット機構以外の機
構で構成してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理機の全体斜視図
【図2】感光材料搬送装置の縦断側面図
【図3】感光材料搬送装置の正面図
【図4】感光材料搬送装置の斜視図
【図5】感光材料搬送装置の作動を示す図
【図6】感光材料搬送装置の搬送状態を示す正面図
【図7】感光材料搬送装置の搬送状態を示す正面図
【図8】感光材料搬送装置の搬送状態を示す正面図
【図9】感光材料搬送装置の要部の正面図
【図10】ロック手段の作動を示す縦断側面図
【図11】ロック手段の作動を示す縦断側面図
【図12】従来技術を示す図
【符号の説明】
10 感光材料 20 支持フレーム 32,33 遊転ローラ体 36 回転軸 38 ローラ支持体 60a 可動体 100 露光部 111,112 回転ローラ 113 ロック手段 114 ラチェット機構 115 ラチェット爪 116 ラチェットホイール 118 カムフォロア 119 カム面 300 現像処理部 O ローラ軸芯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を挟持可能で、かつ、感光材料
    受け取り位置と感光材料受け渡し位置とにわたって位置
    変更自在な一対の遊転ローラ体を設け、前記遊転ローラ
    体が、前記感光材料受け取り位置で受け取った感光材料
    を挟持搬送して、前記感光材料受け渡し位置側の一対の
    回転挟持体の間に前記感光材料の先端側を送り込み可能
    に構成してある感光材料搬送装置であって、 前記感光材料を挟持した遊転ローラ体が、前記感光材料
    受け渡し位置側で、前記感光材料の送り込み方向に対応
    する回転方向とは反対方向に回転するのを阻止するロッ
    ク手段を、前記感光材料受け取り位置側でロック解除可
    能に設けてある感光材料搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記感光材料受け取り位置と感光材料受
    け渡し位置とにわたって往復位置変更自在な可動体を支
    持フレームに支持させるとともに、前記一対の遊転ロー
    ラ体を回転自在に支持させたローラ支持体を、一方の遊
    転ローラ体のローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯周りに
    回転自在に前記可動体に支持させ、前記可動体に対する
    ローラ支持体の前記ローラ軸芯又はこの軸芯に沿う軸芯
    周りにおける姿勢を切り換える姿勢切り換え機構を設け
    て、前記一対の遊転ローラ体が前記感光材料の挟持搬送
    方向に並ぶ感光材料受入状態と、前記挟持搬送方向に交
    差する方向に並ぶ感光材料送り込み状態とに切り換え可
    能に構成し、前記ロック手段は、前記ローラ支持体と、
    前記一方の遊転ローラ体の回転軸とにわたるラチェット
    機構を設けるとともに、前記ローラ支持体が前記感光材
    料送り込み状態側に姿勢変更するに伴って、前記ラチェ
    ット爪とラチェットホイールを咬合させ、前記感光材料
    受入状態側に姿勢変更するに伴って咬合解除させる咬合
    切換え機構を設けて構成してある請求項1記載の感光材
    料搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記咬合切換え機構は、前記ラチェット
    爪側にカムフォロアを、前記可動体側にカム面を設けて
    構成してある請求項2記載の感光材料搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記感光材料受け取り位置は、露光部か
    ら排出されてくる露光焼き付け済みの感光材料を前記一
    対の遊転ローラ体が受け取る位置であり、前記感光材料
    受け渡し位置は、前記感光材料を現像処理部に送り込む
    位置である請求項1,2,3のいずれか一つに記載の感
    光材料処理装置。
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