JP3975379B2 - 写真処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば写真用印画紙などの感光材料を露光、現像する感光材料処理装置に関し、より具体的には、感光材料処理装置内に位置する第1領域から第2領域へシート状の感光材料を受け渡す搬送機構を備え、この搬送機構は、シート状の感光材料をその表裏両面から挟み込んで保持する挟持手段と、挟持手段を第1領域と第2領域の間で往復移動させる駆動機構とからなる感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような感光材料処理装置としては、従来、本発明と同一の出願人によって1997年1月6日に出願された特願平9−195号に開示された写真処理装置が知られている。この写真処理装置は、図14に示されるように、一対の回転ローラと一対のガイド板で構成された挟持手段を備えている。ここでは、紙面手前側に位置する露光部(不図示)から排出された印画紙10が、一対のガイド板142,142の一方に設けられた開口部142pから進入した後、一対の回転保持ローラ132,132によって、図14に二点鎖線にて示された状態まで引き取られる。
この後、挟持手段は駆動機構250によって紙面上方に搬送され、ここに位置する現像処理部導入口(不図示)に印画紙10が引き渡される。具体的には、印画紙10は、現像処理部導入口に設けられた一対の受け入れ用回転ローラに引き渡されるが、前記上方への搬送の間に挟持手段は回転操作機構260によって90゜回転操作され、開口部142pが上を向いた姿勢にて現像処理部導入口に近接するので、印画紙10の受け入れ用回転ローラへの引き渡しの際も、印画紙10は開口部142pから排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、感光材料を挟持手段から受け入れ用回転ローラへ確実に引き渡すためには、感光材料の先端を所定長さだけ開口部142pから突出させておく必要がある。一方、露光後の感光材料は種々のパターンの湾曲現象を示す場合がある(例えば、印画紙の湾曲は温度や湿度条件に対する乳剤塗布面と印画紙本体との間の性状差に基づく)。そして、特に、回転保持ローラ132,132の軸芯に沿って感光材料を切った時の断面が円弧を描くように湾曲する傾向を持つ感光材料の場合、図14に示されるように、開口部142pから突出した部位の搬送方向先端の端面が円弧状を呈するために、この円弧状の端面が現像処理部導入口の受け入れ用回転ローラの周面と衝突してしまって、感光材料を一対のローラ間に円滑に手渡すことができないという問題が生じ、改善の余地があった。
【0004】
したがって、本発明の目的は、感光材料の示す湾曲パターンに拘わらず、露光後の感光材料を現像処理部導入口に円滑に手渡すことの可能な感光材料処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による感光材料処理装置は、
感光材料は、前記第1領域から前記第2領域に向かう搬送方向を横断する感光材料の幅方向に沿った断面が円弧を描く湾曲形状を有しており、
前記挟持手段によって挟持された感光材料の先端側における前記湾曲形状を直線化するために、前記挟持手段が挟持中の感光材料の前記先端側を除く所定箇所に接当作用して、前記搬送方向に沿った断面が円弧を描く新たな湾曲形状を与える形状矯正機構が前記挟持手段に設けられていることを特徴構成としている。
【0006】
このような特徴構成を備えているために、本発明の請求項1による感光材料処理装置では、挟持手段の形状矯正機構によって感光材料の所定箇所に湾曲形状が与えられるために、この与えられた湾曲形状の向きを横切る方向を直線状に保とうとする新たな剛性(紙の「腰」と呼ぶこともできる)が紙に発生し、この剛性が、回転保持ローラの軸芯に沿って感光材料を切った時の断面が円弧を描くように湾曲する傾向を持つ感光材料に対して、先端側の一端を直線化(より直線状に近づく)させる形状矯正効果を生む。その結果、感光材料はその湾曲パターンに拘わらず、現像処理部導入口に円滑に引き渡される。
【0007】
より具体的には、挟持手段は、互いに対向して感光材料を間に挿通可能な一対の対向面を有し、対向面の一端は、挟持手段が第2領域に近接した感光材料受け渡し位置において第2領域側に開いた開口部を形成しており、形状矯正機構は、開口部と反対側に位置する他端において、一対の対向面の一方から他方へ進入するように延びた突起部からなる構成とすれば良い。
【0008】
さらに具体的には、突起部が、開口部を介して一対の対面の間に進入する感光材料を、感光材料に対して転動しながら所定方向に案内可能なローラで構成すれば、感光材料がよりスムースに湾曲形状へと案内され、感光材料の面が突起部との摩擦によって傷つく懸念が少ない。
【0009】
より簡単な構造とするために、一対の対向面を、一対の板状部材によって形成し、突起部は、一対の板状部材の一方を折り曲げることによって形成しても良い。
【0010】
また、挟持手段は、感光材料を第1領域から一対の対向面の間に引き込むために回転駆動される一対のローラを有する構成とすれば、感光材料を挟持手段内に確実に引き込むことができる上に、引き込まれた感光材料を挟持手段内の所定位置に確実に保持し易くなる。
【0011】
また、より具体的には、第1領域は印画紙を露光焼き付けする露光部であり、第2領域は露光処理済みの印画紙を現像する現像処理部の導入部である構成とすることができる。
【0012】
挟持手段を挟持手段によって挟持された感光材料の後端が前記第1領域を向いた受入れ姿勢から、感光材料の後端が第2領域を向いた搬送姿勢へと反転可能に設ければ、露光部から水平に排出された印画紙を開口部を介して挟持手段に挟み、挟持手段を例えば90゜反転した後、現像処理部の導入部において印画紙が開口部から垂直上方に排出することができるので、第1領域と第2領域、すなわち例えば、露光部と現像処理部の導入部との位置関係をより自由に設定することができる。
【0013】
本発明によるその他の特徴および利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態の例を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明による写真処理装置の露光部100と搬送機構200を示す。参照番号300は現像処理部の位置を示している。
図2に示されるように、露光部100は、光源4、および、光源4の真下に位置する水平な露光台2を有する。露光台2の上面近傍には、モータM1によって図の矢印方向に回動操作される無端状の吸着ベルト3が配置されている。ロール状の感光材料(不図示)からカッター(不図示)によってシート状に切り出された感光材料10は、この吸着ベルト3の一端に配置され、吸着ベルト3の前記回動操作によって、露光台2の中央に位置する露光位置まで送られるように構成されている。無端状の吸着ベルト3は、倒立した三角形の各頂点に回転可能に配置された合計3対のローラ12,14,16間に巻き回されている。吸着ベルト3には多数の小孔が穿設されているので、前記三角形の内部を真空状にすることによって感光材料10を吸着ベルト3の表面の任意箇所に固定することができる。焼付露光の操作は、光源4からの光を、ネガマスク(不図示)に保持されているフィルム6、および、レンズユニット7等を介して、前記露光位置に停止させた感光材料10上に照射することによって実現される。
焼付露光された感光材料10は、搬送機構200によって、本体1に固定された受け入れユニット210に引き渡され、そこから現像処理部300へ送られる。
【0015】
図2と図3に示されるように、搬送機構200は、垂直に延びた板状の保持体20、保持体20の表側の表面上に上下方向に移動可能に支持された一対の搬送体40,40、および、各搬送体40上に水平方向に移動可能に支持された挟持搬送ユニット60を備えている。
保持体20の裏側と本体1の間には、水平に配置されたレール21aとボール21bで構成されたスライド機構21が設けられているので、図1に二点鎖線で示されるように、点検等の目的で、搬送機構200の全体を保持体20ごと本体1から水平方向外側に引き出すことができる。
搬送体40については、図3に示されるように、保持体20の中心軸Yを挟んで搬送機構200の前記引き出し方向に沿って一対の搬送体40,40が並設されている。挟持搬送ユニット60についても同様に、保持体20の中心軸Yを挟んで搬送機構200の前記引き出し方向に沿って一対の挟持搬送ユニット60,60が並設されている。
図3と4に示されるように、各搬送体40は、保持体20上に配置されたモータM2と、モータM2の回転軸に巻き回された無端状の垂直駆動ベルト22によって、保持体20上に配設された垂直ガイドレール24(第1移動経路の一例)に沿って保持体20の上端と下端の間を上下方向に往復移動することができる。また、保持体20上には、前記往復移動に基づく搬送体40の垂直ガイドレール24上における位置を検出するための第2センサー74が設けられている。
【0016】
一方、各挟持搬送ユニット60は、搬送体40上に配置されたモータM3と、モータM3の回転軸に巻き回された無端状の水平駆動ベルト28によって、保持体20上に配設された水平ガイドレール30(第2移動経路の一例)に沿って水平に往復移動することができる。各挟持搬送ユニット60は、水平ガイドレール30上を往復移動可能に支持された摺動体60aと、感光材料を挟持するために摺動体60a上に回転可能に支持された挟持ローラ対32,33(挟持手段の一例)とを有する。また、搬送体40上には、前記往復移動に基づく摺動体60aの水平ガイドレール30上における位置を検出するための第1センサー72が設けられている。
挟持ローラ対32,33の内、一方の挟持ローラ33は、摺動体60a上に回転自在に支持された伝導軸36の一端に一体回転可能に連結されており、伝導軸36の他部位には入力ギヤ34,34がやはり一体回転可能に連結されている。他方の挟持ローラ32は遊転自在に支持されている。なお、入力ギヤ34,34と挟持ローラ32の間には、ワンウェイクラッチが介装されている。
【0017】
より具体的には、図4に最も良く示されるように、遊転自在な把持ローラ32は、伝導軸36上に揺動可能に支持された揺動アーム38上に回転自在に支持されており、この揺動アーム38上には他に、感光材料10を把持ローラ対32,33の間に案内するための一対のガイド板42a,42bが固定されており、その結果、把持ローラ対32,33は感光材料10を正しい姿勢で挟持することができる。そして、図5に示されるように、揺動アーム38は、挟持ローラ対32,33が水平に並び、ガイド板42a,42bが垂直(保持体20の面と平行)に延びる搬送姿勢と、挟持ローラ対32,33が垂直に並び、ガイド板42a,42bが水平に延びる受入れ姿勢の間で揺動可能である。揺動アーム38は更に、揺動アーム38と摺動体60aの間に介装された捻りコイルばね50の復元力によって、前記搬送姿勢に付勢されている。一方、保持体20からは、一対の板状操作部材62,62が保持体20と平行に延びており、揺動アーム38は、保持体20に対する摺動体60aの位置に応じて、板状操作部材62と接当して操作され、捻りコイルばね50の復元力に抗して前記受入れ姿勢に保持される。
【0018】
図2に戻ると、露光台2の下流側端部には、感光材料10を搬送機構200に受け渡すための受け渡し部が設けられている。前記受け渡し部は、露光台2の下流側のローラ対16,16と一体回転する中間ギヤ52と、中間ギヤ52に噛合した出力ギヤ54を有する。出力ギヤ54は、摺動体60aの位置に応じて挟持搬送ユニット60の入力ギヤ34,34の一方と噛合可能になっている。出力ギヤ54と入力ギヤ34とは、連動連結機構の一例を構成している。
前記受け渡し部は、保持体20の中心軸Y上に一つ配置されており、搬送機構200に対して感光材料10を一列状に排出するが、一方、現像処理部300の上流側端部に設けられた受け入れユニット210については、保持体20の中心軸Yを挟んで搬送機構200の引き出し方向に沿って一対の受け入れユニット210R,210Lが並設されている。
また、前記受け渡し部に近接した保持体20上の位置には、各把持ローラ対32,33の間に搬送されてきた感光材料10の先端部を検出する第3センサー76,76が設けられている。
【0019】
次に、搬送機構200の動きについて説明する。
図6(a)は、初期状態を示している。ここでは、右側の搬送体40Rは保持体20の最下端まで下がった位置(搬送体が第3位置にある)にあり、しかも、右側の搬送体40Rの挟持搬送ユニット60Rは、搬送体40R上の左端にある(挟持手段が、搬入位置、且つ、第1位置にある)。そして、前記受け渡し部の右側の出力ギヤ54が、右の挟持搬送ユニット60Rの入力ギヤ34,34と係合状態にある。
一方、左側の搬送体40Lは保持体20の最下端よりも若干上方のホームポジションにあり、左側の搬送体40Lの挟持搬送ユニット60Lは、搬送体40L上の左端位置にある(挟持手段が、搬出位置にある)。
【0020】
この時、右側の挟持搬送ユニット60R上の挟持手段としての挟持ローラ対32,33は、最も中心軸Yに近づき、露光部100の前記受け渡し部から送り出された水平姿勢の感光材料10を挟持し始めている。前述したように、この搬送体40Rが下端にある位置では、揺動アーム38は、板状操作部材62との接当によって、前記受入れ姿勢、言い換えれば、挟持ローラ対32,33が上下に並んだ状態に操作保持されている。
モータM1の駆動は、吸着ベルト3および露光台2の下流側のローラ対16,16を回転操作を介して感光材料10を挟持搬送ユニット60Rのガイド板42a,42bの間に送ると同時に、中間ギヤ52と出力ギヤ54を介して、右の挟持搬送ユニット60Rの入力ギヤ34,34をも回転操作するので、これによって、右側の挟持ローラ対32,33が回転して、ガイド板42a,42bの間に進入してきた感光材料10を、感光材料10の先端が第3センサー76に検出されるまで引き込む(感光材料10の乳剤面は上を向いている)。
【0021】
第3センサー76が感光材料10の先端を検出すると、モータM2とモータM3が同時に回転駆動し始め、図6(b)に示されるように、搬送体40Rは上方に向かって、さらに、挟持搬送ユニット60Rは搬送体40R上を紙面の右側に向かって移動を開始する。この搬送体40Rの上方移動の初期に、揺動アーム38は、板状操作部材62との接当から解放されるので、捻りコイルばね50の復元力によって前記搬送姿勢に切り替えられる(図2から理解されるように、感光材料10の乳剤面は保持体20面と向き合うことになる)。
【0022】
図7(a)は、搬送体40Rが保持体20の上端位置に到達し(搬送体が第4位置)、同時に、挟持搬送ユニット60Rが搬送体40R上の右端位置(挟持手段が第2位置で、搬出位置)に到達した状態を示している。ここでは、挟持搬送ユニット60Rの挟持手段が右側の受け入れユニット210Rに感光材料10を搬出し、受け入れユニット210Rはこれを現像処理部300へ送る。
この図7(a)の状態では、既に左側の挟持搬送ユニット60Lの挟持ローラ対32,33が前記受け渡し部にて、次の感光材料10を挟持開始(挟持手段が第1位置で、搬入位置)しているのが判る。
【0023】
図7(b)では、右側の挟持搬送ユニット60Rの挟持手段から受け入れユニット210Rへの感光材料10の受け渡しが完了しようとしており、同時に、左側の挟持搬送ユニット60Lは、次の感光材料10を受け入れユニット210Lに向かって搬送開始している。
【0024】
図8(a)に示されるように、左側の挟持搬送ユニット60Lの挟持ローラ対32,33が次の感光材料10を左側の受け入れユニット210Lに受け渡し開始するタイミングでは、右側の挟持搬送ユニット60Rは再びさらに次の感光材料10を挟持搬送するために前記受け渡し部(第1位置)に向かって搬送され始め、図8(b)に示されるように、前記受け渡し部に到着するより前に、挟持搬送ユニット60Rが搬送体40R上の左端位置まで移動し、その後、前記受け渡し部に到着する。すなわち、各挟持搬送ユニット60R,Lの入力ギヤ34,34の、前記受け渡し部の各出力ギヤ54との係合操作は、これらギヤの周方向から行われる。
【0025】
このように、左右の挟持搬送ユニット60L,Rが交互に、前記受け渡し部と受け入れユニット210L,Rの間を上下に往復することによって、前記受け渡し部から一列状に排出される感光材料10を、二つの受け入れユニット210L,Rに交互に振り分け供給する。
【0026】
図9と10に挟持手段の詳細を示す(右側の挟持搬送ユニット60R上に支持された挟持手段が示されている)。一対のガイド板42,43の紙面上で手前側の端部は、印画紙10を受け入れ易いように大きく開口した開口部Pとなっている。また、ガイド板42,43の各中央部には、把持ローラ対32,33を収納するための窓42w,43wが形成されている。したがって、把持ローラ対32,33の周面どうしは、ガイド板42,43に邪魔されることなく、互いに密着配置される。
上側のガイド板42の後端には、ガイド板42の一部を下向きに折り曲げて形成された突起42sが、形状矯正機構として設けられている。図9と図11(a)に実線で示されたようなカール特性(保持ローラ32,32の軸芯に沿って印画紙を切った時の断面が円弧を描くように湾曲する)を持った印画紙10Bが、ガイド板42,43の間に挟持される場合、印画紙10Bの先端部位10rが、突起42sによって図9と図11(b)に示されるように、下向きに折り曲げられ、その結果、挟持される前に見られた湾曲傾向は解消され、印画紙10Bの後端部位10fが図9の二点鎖線で示されるように、直線化され、受け入れユニット210の一対のローラへの受け渡しが円滑にできるようになる。
【0027】
〔別実施形態〕
前記挟持手段としては、図12と13に示した形態を実施することもできる。ここでは、ガイド板45の後端の一部が上方に折り曲げ加工されて支持プレート対45c,45cを形成し、ガイド板45の前記後端の残り部分は、下方に折り曲げ加工されて補助案内部45dを形成している。支持プレート対45c,45c間には水平軸47が渡され、この水平軸47上に三つの矯正案内ローラ49,49,49が回転自在に支持されている。
そこで、前記カール特性を持った印画紙10Bが開口部Pから一対のガイド板45,46の間に受け入れられると、印画紙10Bは先ず把持ローラ対32,33の間に挟み込まれ、次に、これらの把持ローラ対32,33が、印画紙10Bを更に図13に示された状態まで挟持手段内に案内されるが、この案内操作に際して、印画紙10Bの先端は、形状矯正機構として設けられた矯正案内ローラ49,49,49によって、図13に例示されたように、下向きに案内され、全体として下向きに開いた湾曲形状に矯正される。その結果、挟持される前に見られた湾曲傾向は解消され、印画紙10Bの後端部位10fが直線化され、受け入れユニット210の一対のローラへの受け渡しが円滑にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感光材料処理装置の全体を示す斜視図
【図2】図1の感光材料処理装置の露光部と搬送機構を示す略図
【図3】図2の搬送機構の正面図
【図4】図2の搬送機構における要部の斜視図
【図5】図2の搬送機構における要部の側面図
【図6】図2の搬送機構の動きを説明する図
【図7】図2の搬送機構の別の状態における動きを説明する図
【図8】図2の搬送機構の更に別の状態における動きを説明する図
【図9】挟持手段の斜視図
【図10】挟持手段の分解斜視図
【図11】図9に対応した挟持手段の側面図
【図12】別実施形態による挟持手段の平面図
【図13】図12の挟持手段の側面図
【図14】従来技術による挟持手段の側面図
【符号の説明】
10 印画紙
12 ローラ対
32,33 把持ローラ対
42,43 ガイド板
42s 突起
49 矯正案内ローラ
200 搬送機構

Claims (7)

  1. 第1領域から第2領域へシート状の感光材料を受け渡す搬送機構を備え、前記搬送機構は、前記シート状の感光材料をその表裏両面から挟み込んで保持する挟持手段と、前記挟持手段を前記第1領域と前記第2領域の間で往復移動させる駆動機構とからなる感光材料処理装置であって、
    感光材料は、前記第1領域から前記第2領域に向かう搬送方向を横断する感光材料の幅方向に沿った断面が円弧を描く湾曲形状を有しており、
    前記挟持手段によって挟持された感光材料の先端側における前記湾曲形状を直線化するために、前記挟持手段が挟持中の感光材料の前記先端側を除く所定箇所に接当作用して、前記搬送方向に沿った断面が円弧を描く新たな湾曲形状を与える形状矯正機構が前記挟持手段に設けられている感光材料処理装置。
  2. 前記挟持手段は、互いに対向して感光材料を間に挿通可能な一対の対向面を有し、前記対向面の一端は、前記挟持手段が前記第2領域に近接した感光材料受け渡し位置において前記第2領域側に開いた開口部を形成しており、前記形状矯正機構は、前記開口部と反対側に位置する他端において、前記一対の対向面の一方から他方へ進入するように延びた突起部からなる請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 前記突起部は、前記開口部を介して前記一対の対面の間に進入する感光材料を、感光材料に対して転動しながら所定方向に案内可能なローラで構成されている請求項2に記載の感光材料処理装置。
  4. 前記一対の対向面は、一対の板状部材によって形成されており、前記突起部は、前記一対の板状部材の一方を折り曲げることによって形成されている請求項2に記載の感光材料処理装置。
  5. 前記挟持手段は、感光材料を前記第1領域から前記一対の対向面の間に引き込むために回転駆動される一対のローラを有する請求項1から4のいずれか一項に記載の感光材料処理装置。
  6. 前記第1領域は印画紙を露光焼き付けする露光部であり、前記第2領域は露光処理済みの印画紙を現像する現像処理部の導入部である請求項1から5のいずれか1項に記載の感光材料処理装置。
  7. 前記挟持手段は、前記挟持手段によって挟持された感光材料の後端が前記第1領域を向いた受入れ姿勢から、感光材料の後端が第2領域を向いた搬送姿勢へと反転可能に設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の感光材料処理装置。
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