JP2926266B2 - 用紙姿勢矯正装置 - Google Patents

用紙姿勢矯正装置

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JP2926266B2 JP30820990A JP30820990A JP2926266B2 JP 2926266 B2 JP2926266 B2 JP 2926266B2 JP 30820990 A JP30820990 A JP 30820990A JP 30820990 A JP30820990 A JP 30820990A JP 2926266 B2 JP2926266 B2 JP 2926266B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カット紙のように一枚づつ送給される用紙
の先端ラインが搬送方向に直角になるように、用紙の姿
勢を矯正する用紙姿勢矯正装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、プリンタ等で用いられるカット紙の姿勢を矯正
する方法/装置は、例えば、実開昭63-42648号公報に記
載のように、レジストレーションローラ(待機ローラ)
に用紙を当接させて、一定量たわませて用紙の斜行を矯
正するものが知られている。
また、特開昭58-144036号公報は、レジストレーショ
ンローラ直前に用紙先端位置決め部材を備え、これに用
紙先端を当接させて、一定量たわませて用紙の斜行を矯
正する技術を開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
実開昭63-42648号公報に記載の技術ではレジストレー
ションローラ対に用紙が斜行して突入し、停止した時、
用紙の突入力により、用紙先端がレジストレーションロ
ーラ対に挟持される。このため、フィードローラで用紙
に搬送方向に働く力を加え、用紙の曲げ剛性を利用して
用紙先端をレジストレーションローラ対にまっすぐに沿
わせようとしても、用紙先端がレジストレーションロー
ラに拘束されて、斜行矯正が不可能であった。特に、紙
種(紙の厚さ、サイズ等)の違いによって斜行矯正量が
異なっていた。さらに用紙の先端角部にめくれや折れが
ある場合には、用紙の斜行矯正ができないという問題が
あった。
本発明の目的は、用紙の先端角部にめくれや折れがあ
っても、確実に用紙姿勢を矯正できる用紙姿勢矯正装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の用紙姿勢矯正装
置は、用紙を挟持搬送するフィードローラの一対と、該
フィードローラにより搬出された用紙の先端を当接させ
該用紙がたわむのを待機するレジストレーションローラ
の一対と、フィードローラ及びレジストレーションロー
ラの回転を制御する制御装置を備え、用紙のたわみによ
る曲げ剛性力で用紙の姿勢を矯正してフィードローラと
レジストレーションローラにより該用紙を送り出す用紙
姿勢矯正装置において、レジストレーションローラは、
取り扱う複数サイズの用紙のうちの最大幅をもつ用紙の
幅から該用紙の両端部を除く長さのローラ長を有し、か
つ最大幅の用紙より小さい幅の他のサイズの用紙の両端
部に対向する部分に溝を設け、用紙の両端部に対応する
部分に空間を設け、制御装置は用紙のたわみ後、レジス
トレーションローラを搬送回転方向とは逆に一定量回転
させることを特徴とする。
また上記目的を達成するために、本発明の別の用紙姿
勢矯正装置は、用紙を挟持搬送するフィードローラの一
対と、該フィードローラにより搬出された用紙の先端を
当接させ該用紙がたわむのを待機するレジストレーショ
ンローラの一対と、フィードローラ及びレジストレーシ
ョンローラの回転を制御する制御装置を備え、用紙のた
わみによる曲げ剛性力で用紙の姿勢を矯正してフィード
ローラとレジストレーションローラにより該用紙を送り
出す用紙姿勢矯正装置において、レジストレーションロ
ーラは、取り扱う複数サイズの用紙のうちの最小幅をも
つ用紙の幅から該用紙の両端部を除く長さのローラ長を
有し、かつレジストレーションローラ各端にそれぞれ近
接して用紙の上下に位置する一対のガイドを設け、該ガ
イドは各サイズの用紙の両端部に対応する部分を上下に
広げ、制御装置は用紙のたわみ後、レジストレーション
ローラを搬送回転方向とは逆に一定量回転させることを
特徴とする。
〔作用〕
用紙はフィードローラによって搬送され、該用紙先端
がレジストレーションローラに当接してたわむまでフィ
ードローラは回転をつづける。用紙がたわむことによ
り、該用紙の曲げ剛性力で用紙先端はレジストレーショ
ンローラ接触部に押し込まれる。
レジストレーションローラは、この状態から用紙搬送
方向とは逆方向に所定量回転し、この間用紙先端はレジ
ストレーションローラによる拘束から解放され、用紙先
端は、レジストレーションローラの接触線に沿うように
曲げ剛性力で動く。この時、用紙の両端部(両方または
片方)にめくれや、小さい折れ、カール(低温低湿の環
境では、カールしやすい)等があると、レジストレーシ
ョンローラの接触線に進入できず、めくれ等のない反対
側に比べて後方の位置で停止する。前記レジストレーシ
ョンローラを用紙の先端部に接触しないように短くして
空間を設けることによって、用紙の端部のめくれ等の影
響を取り除き、用紙はレジストレーションローラの接触
線に沿って動く。この動きによって用紙の斜行は矯正さ
れる。
また、レジストレーションローラが、用紙の両端部の
対向する位置に空間をつくる溝を有する場合も、上記と
同様に用紙端部のめくれ等の影響が取り除かれ、用紙の
斜行が矯正される。
さらにレジストレーションローラの両側に、用紙の両
端部にあたる部分を広くしたガイドを設けた場合も、広
くした空間により、上記と同様に用紙端部のめくれ等の
影響が取り除かれ、用紙の斜行が矯正されることにな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。第1図
は、本発明が適用されるプリンタの全体構成図、第2図
は本発明による一実施例の用紙姿勢矯正装置を示す構成
図である。なお、第1図には、本発明に係る装置の要部
を示し、原稿の取扱い装置、原稿の読み取り装置、トナ
ー塗布装置等の従来周知の部分については図示を省略し
てある。
このプリンタは、装置底部に収納された用紙3を給紙
する図示されていない給紙ローラと、給紙ローラにより
給紙される用紙3を搬送する搬送ローラ1Aと、該搬送ロ
ーラ1Aの用紙搬送方向下流側(以下単に下流側という)
に配置されて用紙3を案内する下案内板2及び上案内板
4と、該下案内板2の下流側に配置された、レジストレ
ーションローラ(以下、レジストローラという)5,6
と、該レジストローラ5,6の下流側に配置されて無端状
に回転しつつ用紙3を載置して搬送する転写ベルト11
と、該転写ベルト11の用紙搬送面に上方から接するよう
に配置された円柱状の感光体12と、転写ベルト11の下流
端に近接して配置された定着機13と、該定着機13の下流
側に配置されて用紙3を装置上に排出する排出ローラ16
と、感光体12が転写ベルト11に接している箇所よりもそ
の感光体12の回転方向上流側で、感光体12に近接して配
置された現像機14と、感光体12が転写ベルト11に接して
いる箇所よりも感光体12の回転方向下流側で、感光体12
に近接して配置されたクリーナ15と、レジストローラ5,
6の上流側の搬送ローラ1Aと異なる側に配置された搬送
ローラ1Bと、搬送ローラ1Bの上流側に配置された手差し
台17とを備えている。
レジストローラは、外周面の母線に沿って互いに接し
つつ回転する上ローラ6と下ローラ5の一対から構成さ
れ、これら上、下ローラ6,5の回転軸は搬送ローラ1A,1
B、感光体12の回転軸および転写ベルト11の回転駆動軸
と平行に配置されている。また、搬送ローラ1Aも、その
外周面母線に沿って互いに接触しつつ回転する一対のロ
ーラから構成され、いずれか一方のローラがAモータ8
によって回転駆動され、レジストローラの内の下ローラ
5はBモータ9によって回転駆動される。上ローラ6及
び下ローラ5には互いに噛み合う1対の歯車7が装着さ
れ、下ローラ5に加わる回転力は、該歯車7を介して、
上ローラ6へも伝達される。Aモータ8およびBモータ
9は、いずれも制御装置10に接続されている。搬送ロー
ラ1A,1Bの下流側には、用紙が通過するのを検知する用
紙通過センサ18が配置されている。
上記構成のプリンタにおいて、プリントが指示される
と、収納されている用紙3は図示されていない給紙ロー
ラによって搬送ローラ1Aに給紙され、該搬送ローラ1Aに
より、レジストローラ5,6に向けて搬送される。レジス
トローラ5,6に向けて搬送された用紙3は、レジストロ
ーラ5,6と搬送ローラ1A,1Bの間で姿勢を矯正されたの
ち、レジストローラにより、転写ベルト11に送給され、
転写ベルト11は用紙3を搬送しつつ現像像を表面に担持
した感光体1に接触させる。用紙3は該感光体1に接触
した状態で図示されない転写装置により感光体1表面に
担持された現像像を転写される。現像像を転写された用
紙3は転写ベルト11により、定着機13に送入され、定着
工程を経たのち、排出ローラ16により、装置上面に排出
される。
次に第2図と第2図のA-A断面を示す第3図により本
発明に係る用紙姿勢矯正装置について詳しく説明する。
尚、第1図においては、搬送ローラ1Aからレジストロー
ラ5,6への用紙の搬送経路で用紙3が約90°進行方向を
変えるようになっているが、この進行方向の変化は本発
明の本質に関係しないので以下の説明においては、搬送
ローラからレジストローラに至る用紙3の進路方向に変
化のない、すなわち用紙を平坦にして搬送する場合につ
いて述べる。第2図に示す用紙姿勢矯正装置は、回転軸
を互に平行にし相互に軽く接するように、図示されてい
ないプリンタ側板に、上下に配置された一対の搬送ロー
ラ(以下フィードローラという)1と、該フィードロー
ラ1の一方を回転駆動するAモータ8と、フィードロー
ラ1の出側に近接させ、かつそのフィードローラ1相互
の接触線よりも下の面に配置された平板状の下案内板2
と、下案内板2の下流側に近接して上下に配置され互い
に軽く接触する一対のレジストローラ6,5と、レジスト
ローラ5,6の回転軸に装着されて噛み合う一対の歯車7
と、下側のレジストローラ6を回転駆動するBモータ9
と、下案内板2の下流部分の下流になるほど下案内板2
に接近する上案内板4と、フィードローラ1の出側に設
けられた用紙通過センサ18と、用紙通過センサ18、Aモ
ータ8及びBモータ9に接続されて両モータの回転を制
御する制御装置10と、を備えている。制御装置10がタイ
マ、リレー等を備えて、レジストローラを逆転する手段
をなしている。
下案内板2および上案内板4は、いずれも図示されて
いないプリンタ側板に装着され、また下案内板2の上面
下流側寄りには短冊形のたわみ案内板2Aが設けられてい
る。たわみ案内板2Aは一方の長辺(2AU)が下案内板2
の上面に接し、他方の長辺(2AD)が下流側に向ってア
ップスロープになるように配置されている。また、たわ
み案内板2Aはその長辺2AU,2ADがフィードローラ1と平
行になるように、かつ長辺2ADが下案内板2と上案内板
4の間に挟まれるように配置されている。
上記構成の用紙姿勢矯正装置おいて、用紙3はAモー
タ8で回転駆動されるフィードローラ1によって、第2
図右側(上流側)から左側(下流側)へ給送され、下案
内板2、たわみ案内板2A、上案内板4によってレジスト
ローラ5,6の接触部に向って案内される。用紙通過セン
サ18はフィードローラ1を出た用紙がレジストローラ5,
6方向に進むのを用紙先端の通過で検知し、検出信号を
制御装置10に出力する。制御装置10は検出信号を受信し
た時から所定の時間後、フィードローラ1の回転を停止
し、ついで、レジストローラ5,6を別の所定時間、逆回
転させる。この逆転量は本実施例では時間で設定されて
いるが、レジストローラ5,6の回転角で設定されてもよ
い。検出信号が受信されてから、フィードローラが停止
するまでの時間は、該フィードローラで送給される用紙
の先端がレジストローラ5,6に当接して停止し、用紙3
に第3図に示されるようなふくらみ(たわみ)hができ
る時間に設定されている。つまり、用紙3はフィードロ
ーラ1によってレジストローラ5,6方向に送給され、該
用紙3の先端は下案内板2、たわみ案内板2A、上案内板
4に案内されてレジストローラ5,6の接触部に当接す
る。用紙3の先端は当接する力で部分的にはレジストロ
ーラ5,6の接触部に進入し、該ローラ5,6にはさまれた状
態となる。用紙3の先端がレジストローラ5,6の接触部
に当接したあとも、所定時間フィードローラ1の回転は
継続され、用紙3の給送がつづけられる。この用紙3先
端の当接後も継続される給送により、用紙3は下案内板
2と上案内板4の間でたわみを生ずる。
制御装置10は、レジストローラ駆動用のBモータ9を
正転および逆転させるように構成され、該モータの停止
中には、回転磁界の回転を停止させるように励磁電流を
制御する。これにより、Bモータ9は停止状態を保持
し、かつ、回転子にホールディングトルクを生じる。こ
のため用紙3先端がレジストローラ5,6の接触部に当接
し、さらに先端の一部が接触部に進入しても、レジスト
ローラ5,6が用紙3から受ける力によって回動すること
はない。
用紙3の先端部に加わるレジストローラ5,6の挟持力
は、紙種により変化するため、用紙の姿勢矯正がこの段
階で終了すると、用紙の姿勢矯正の精度が対象の紙種に
よってバラつく。また、一旦挟持された用紙3の先端は
用紙3の曲げ剛性力では、レジストローラ5,6の挟持力
に打ち克ってレジストローラ5,6の接触線に沿うように
移動できない。
本実施例では、用紙3がレジストローラ5,6に当接し
た後、一旦レジストローラ駆動用のBモータ9が一定量
(角度)逆転し、レジストローラ5,6に挟持されていた
用紙3の先端が搬送方向と逆方向に送り出され、該用紙
3に加わっていた挟持力がなくなる。これにより用紙3
の先端は自由になり、用紙3の曲げ剛性力でレジストロ
ーラ5,6の接触線に沿うように移動する。この移動によ
り、用紙3の斜行が矯正され、用紙の姿勢矯正が終了す
る。
用紙3の姿勢矯正が終了すると、フィードローラ1と
レジストローラ5,6はそれぞれAモータ8、Bモータ9
により用紙搬送方向に同時に回転をはじめ、用紙3はレ
ジストローラ5,6を通過して下流側の転写部に給送され
る。
レジストローラ6の外周面は滑らかな金属面で形成さ
れ、このことが姿勢矯正時の用紙3先端の動きをより円
滑にしている。一方、レジストローラ5の外周面はゴム
で形成されている。
第4図は、用紙の姿勢矯正が行われる時の用紙の動き
を示す説明図で、説明上レジストローラの胴長が用紙の
幅より長い場合の用紙の動きを示す。用紙3をフィード
ローラ1に挟持した状態でレジストローラ5,6を用紙搬
送回転方向とは逆に回転すると、たわんだ用紙3の先端
に加わっていた挟持力がなくなる。これにより用紙3の
先端は自由になり、用紙3の曲げ剛性力でレジストロー
ラ5,6の接触線に沿うように移動する(動きA1)。これ
により、斜行の角度θで搬送された用紙3はその先端で
はまっすぐに姿勢矯正される。なお、姿勢矯正の際に、
たわみ量が少し低下し、(動きA2)、横方向にシフト
(動きA3)する。第4図に示すように、めくれ等のない
用紙3では、まっすぐにレジストローラ5,6に当接して
停止することになるので、この後のレジストローラ5,6
及びフィードローラ1の搬送方向への回転によって、ま
っすぐに後工程に送られる。
しかし、第5図に示すように、用紙3の角部にめくれ
(または耳折れ)がある場合には、レジストローラ5,6
が逆転しても、用紙3の先端がレジストローラ5,6の接
触部に進入できない。この結果、用紙3を正しく姿勢矯
正することができない。この場合、用紙3のめくれ等の
程度により、姿勢矯正の精度がばらつく。さらに、仮
に、用紙3がまっすぐに搬送されてきた場合には、レジ
ストローラ5,6へ当接することによって、逆に用紙3が
斜めになる原因となる。
用紙3の一方の側端P1及びP2の搬送方向に関する位置
の違いが第6図に示すように、めくれによってaだけず
れるとすると、用紙3の幅がbの場合は、θ′=sin-1a
/bだけ斜めになった状態で姿勢矯正が行われることにな
る。仮にθ′が姿勢矯正を行う前の用紙3の傾きθより
も大きい場合は、姿勢制御を行うことによって逆に用紙
3の傾きが増大することになる。
第7図は本発明の一実施例を示す図で、本実施例は上
記めくれの問題を解決するものである。レジストローラ
5,6が用紙3のめくれ等のある箇所に接触するのを防ぐ
ことにより、第6図に示すような用紙3の先端での左右
の位置ずれaを解消することができる。この結果、レジ
ストローラ5,6を用紙搬送回転方向とは逆に回転する
と、斜めに搬送された用紙3の先端はレジストローラ5,
6の接触線に平行になるため、用紙3をまっすぐに姿勢
矯正することができる。第7図には、レジストローラ5,
6の胴長を用紙3の幅bよりも短くした場合のローラと
用紙の干渉状態を示す。
第8図は、本発明の別の実施例を説明する図、第9図
は第8図のB-B矢視図である。レジストローラの上ロー
ラ6は、中央ローラ6aとその両側の側ローラ6bとから構
成し、中央ローラと各側ローラの間に空間部分を設けて
いる。下ローラ5も同様に中央ローラ5aと側ローラ5bか
ら構成している。ちなみにレーザプリンタでは幅の異な
る数種類の用紙を使用する場合が多い。そこで第7図に
示すように、例えばA4カット紙をある時は長手方向に、
またある時は短手方向に給紙する場合を想定する。この
場合、中央ローラ5a,6aと側ローラ5b,6bの間の空間部分
は、用紙3の幅bの側端部に対応する位置に設け、さら
に側ローラ5b,6bについては、用紙長さlの側端部に対
応する部分に空間ができるように、ローラの長さを決定
する。このようにして、用紙の先端角にめくれや折れが
あっても、めくれや折れの部分がレジストローラに接触
しないので、用紙の姿勢を矯正することができる。な
お、本実施例では、フィードローラ1の長さや形状につ
いて特に述べないが、用紙3のめくれ等を挟持しないよ
うな形状としてもよいのは当然のことである。
第10図は本発明のまた別の実施例を示す図である。本
実施例では、第8図に示す実施例と同様に中央ローラを
設け、その中央ローラの両側にガイド20を設置したもの
である。このガイド20は板状で上下一対からなり、それ
らの間にすき間を設け、そのすき間を通して用紙の端部
を通過させ、用紙3端部のめくれ等が強く押されないよ
うにしたものである。
また第11図は、また別の実施例を示す図で、第10図の
実施例で設けたガイドとは断面形状が異なり、断面形状
が矩形のガイド21とし、用紙の両端のめくれ等を避ける
ように広くすき間を設けてもよい。また第12図に示すよ
うに、断面形状が山形のガイド22としてもよく、さらに
第13図に示すガイド23のように、搬送方向に棒を並列し
てガイドを形成してもよい。
上記のようにレジストローラとガイドを組み合わせて
構成した用紙姿勢矯正装置により、厚さの異なる、すな
わち用紙の剛性の相違による用紙のたわみの大小に対し
て、用紙の上下の変形を規制しながら、めくれ等のある
用紙の姿勢矯正を確実に行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、本発明の用紙姿勢矯正装置を、フィ
ードローラにより搬送された用紙の先端をレジストレー
ションローラに当接させてたわませた後、レジストレー
ションローラを搬送回転方向とは逆に一定量回転させる
ように制御し、かつレジストレーションローラが、また
はレジストレーションローラの両側に設けたガイドが、
用紙の両端部に対応する部分に空間を有するように構成
したので、レジストレーションローラを逆回転させた
時、用紙に対するレジストレーションローラの挟持力を
解放でき、用紙の端にめくれ等があってもそれに影響な
く、レジストレーションローラの接触線に沿って用紙を
移動させることができ、用紙姿勢矯正を確実に行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の用紙姿勢矯正装置を適用するプリンタ
の全体構成図、第2図は本発明の一実施例の用紙姿勢矯
正装置の構成図、第3図は第2図のA-A断面図、第4
図、第5図は用紙姿勢矯正装置による矯正時の用紙の動
きを示す説明図、第6図は第5図の部分側面図、第7図
は本発明の一実施例を示す図、第8図は本発明の別の実
施例を示す図、第9図は第8図のB-B矢視図、第10図〜
第13図はそれぞれ本発明のさらに別の実施例を示す図で
ある。 1,1A,1B……フィードローラ、2……下案内板、3……
用紙、4……上案内板、5,6……レジストローラ、5a,6a
……中央ローラ、5b,6b……側ローラ、7……歯車、8
……Aモータ、9……Bモータ、10……制御装置、18…
…用紙通過センサ、20,21,22,23……ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−172344(JP,A) 特開 昭60−82550(JP,A) 実開 平1−62231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 5/36,9/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を挾持搬送するフィードローラの一対
    と、該フィードローラにより搬出された用紙の先端を当
    接させ該用紙がたわむのを待機するレジストレーション
    ローラの一対と、前記フィードローラ及び前記レジスト
    レーションローラの回転を制御する制御装置を備え、用
    紙のたわみによる曲げ剛性力で用紙の姿勢を矯正して前
    記フィードローラと前記レジストレーションローラによ
    り該用紙を送り出す用紙姿勢矯正装置において、前記レ
    ジストレーションローラは、取り扱う複数サイズの用紙
    のうちの最大幅をもつ用紙の幅から該用紙の両端部を除
    く長さのローラ長を有し、かつ最大幅の用紙より小さい
    幅の他のサイズの用紙の両端部に対向する部分に溝を設
    け、用紙の両端部に対応する部分に空間を設け、前記制
    御装置は用紙のたわみ後、前記レジストレーションロー
    ラを搬送回転方向とは逆に一定量回転させることを特徴
    とする用紙姿勢矯正装置。
  2. 【請求項2】用紙を挾持搬送するフィードローラの一対
    と、該フィードローラにより搬出された用紙の先端を当
    接させ該用紙がたわむのを待機するレジストレーション
    ローラの一対と、前記フィードローラ及び前記レジスト
    レーションローラの回転を制御する制御装置を備え、用
    紙のたわみによる曲げ剛性力で用紙の姿勢を矯正して前
    記フィードローラと前記レジストレーションローラによ
    り該用紙を送り出す用紙姿勢矯正装置において、前記レ
    ジストレーションローラは、取り扱う複数サイズの用紙
    のうちの最小幅をもつ用紙の幅から該用紙の両端部を除
    く長さのローラ長を有し、かつ前記レジストレーション
    ローラ各端にそれぞれ近接して用紙の上下に位置する一
    対のガイドを設け、該ガイドは各サイズの用紙の両端部
    に対応する部分を上下に広げ、前記制御装置は用紙のた
    わみ後、前記レジストレーションローラを搬送回転方向
    とは逆に一定量回転させることを特徴とする用紙姿勢矯
    正装置。
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