JPH1036001A - 紙折り装置 - Google Patents

紙折り装置

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JPH1036001A
JPH1036001A JP19794096A JP19794096A JPH1036001A JP H1036001 A JPH1036001 A JP H1036001A JP 19794096 A JP19794096 A JP 19794096A JP 19794096 A JP19794096 A JP 19794096A JP H1036001 A JPH1036001 A JP H1036001A
Authority
JP
Japan
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paper
folding
roller
pair
slit
Prior art date
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Pending
Application number
JP19794096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tsuge
毅 柘植
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、しかも、紙づまりやシワ等が
発生することなく、高い精度で紙を折ることができる紙
折り装置を得る。 【解決手段】 第1搬送ローラ対12及び第2搬送ロー
ラ対32によって折り幅分の紙が搬送されると、第2搬
送ローラ対32が回転を停止し、同時にスイングバッフ
ル20がスイングする。次に、折りローラ22が回転し
て、紙を折り重なった状態で従動ローラ28、30との
間に挟持し、折り目を付け、折りローラが初期状態に戻
る。折りローラ22にはスリット24が形成されてお
り、折り目の付いた紙は、スリット24を通って下方に
搬送されるので、折り重なった状態で、紙が折りローラ
22と従動ローラ28、30との間に挟まれず、紙づま
りやシワが発生しない。また、1つの折りローラ22を
設けるだけなので、構造が簡単になり、紙折り装置10
が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を折り目を付け
る紙折り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙折り装置として、図14に示す
ものがある。
【0003】この紙折り装置100のフィードローラ1
02に挟持搬送された紙は、スイングバッフル104の
搬送路106に送り込まれる。スイングバッフル104
は、上端が軸支されて下端側がスイングするようになっ
ている。このため、スイングバッフル104が左右に交
互に振られると、紙も交互に左右に振られ、湾曲して折
り重なった状態で、左折りローラ108と左従動ローラ
110とのニップ点、及び、右折りローラ112と右従
動ローラ114とのニップ点に順次挟持され、紙に折り
目が付けられる。
【0004】しかし、この紙折り装置100では、折り
回数が多くなると折り目が重なって紙厚が厚くなり、ス
ムーズにローラに挟持されずに、紙づまりやシワ等が発
生することがあった。
【0005】そこで、かかる不都合を解消すべく、図1
5に示す紙折り装置130が提案されている(特開平5
−319687号公報参照)。
【0006】この紙折り装置130では、送りローラ1
32の下方に折りローラ134が設けられている。ま
た、折りローラ134の下方には、連結板138によっ
て連結された移動折りローラ136が設けられている。
連結板138の中間には、リンク140の一端が軸支さ
れており、リンク140の他端は、クランク142に連
結されている。クランク142が回転すると、図16〜
図19に示すように、移動折りローラ136が左右に移
動するようになっている。
【0007】送りローラ132によって紙Pが所定長さ
送られると、クランク142が回転して、図16に示す
ように移動折りローラ136が左方向に移動し、右側の
移動折りローラ136が両方の折りローラ134に当接
して、左側の折りローラ134と移動折りローラ136
との間に紙Pを挟持する。次に、送りローラ132がさ
らに紙を送ると共に、移動折りローラ136が時計方向
に回転し、折りローラ134と移動折りローラ136と
に挟持された紙が右側に送られて湾曲する。図17に示
すように、この湾曲部分が折れ重なった状態で、移動折
りローラ136と右側の折りローラ134との間に挟持
され、紙に折り目が付けられる。
【0008】送りローラ132によって、さらに所定の
長さの紙が送られると、クランク142が回転し、図1
8に示すように、移動折りローラ136が右方向に移動
して、左側の移動折りローラ136が両方の折りローラ
134に当接し、右側の折りローラ134と移動折りロ
ーラ136との間に紙を挟持する。次に、送りローラ1
32がさらに紙を送ると共に、移動折りローラ136が
反時計方向に回転し、折りローラ134と移動折りロー
ラ136とに挟持された紙が左側に送られて湾曲する。
図19に示すように、この湾曲部分が折れ重なった状態
で、移動折りローラ136と右側の折りローラ134と
の間に挟持され、紙に、最初の折り目とは反対方向の新
たな折り目が付けられる。この動作を繰り返して、紙は
ジグザグ状に折られる。
【0009】このようにして折られた紙は、移動折りロ
ーラ136の間から下方の図示しないトレイ等に落ち、
蛇腹状に折り畳まれるようになっている。従って、この
紙折り装置130では、折り重なった紙が移動折りロー
ラ136と折りローラ134との間に挟持されることが
ないので、紙づまりやシワ等が発生しない。
【0010】しかし、この紙折り装置130では、移動
折りローラ136を左右に移動させるために、リンク1
40やクランク142等を必要とし、構造や制御が複雑
になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事実を
考慮し、簡単な構造で、しかも、紙づまりやシワ等が発
生することなく、高い精度で紙を折ることができる紙折
り装置を得ることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、紙を挟持して下方に搬送する第1搬送ローラ対と、
前記第1搬送ローラ対の下方に配置され、第1搬送ロー
ラ対から搬送された紙が挿通されるスリットが径に沿っ
て上下方向に形成された折りローラと、前記折りローラ
に当接して前記スリットの上側開口の両側に所定間隔を
あけて配置され、折りローラに従動する一対の従動ロー
ラと、前記折りローラの下方に配置され、前記スリット
を通過した紙を挟持して下方に搬送し、折りローラの回
転動作に応じて紙を挟持あるいは挟持解除する第2搬送
ローラ対と、を有することを特徴とする。
【0013】初期状態では、折りローラのスリットは、
第1搬送ローラ対のニップ点と第2搬送ローラ対のニッ
プ点とを結ぶ線上に位置している。
【0014】第1搬送ローラ対によって下方に搬送され
た紙は、折りローラのスリットの中を通って、第2搬送
ローラ対に挟持され、搬送される。
【0015】紙が所定の長さだけ搬送されると、第2搬
送ローラ対が停止し、折りローラが一方に回転する。こ
のとき、第1搬送ローラ対は紙を搬送し続けているの
で、紙には弛みが生じるが、この弛み部分は、スリット
によって一方の従動ローラと折りローラとのニップ点に
案内され、湾曲して2重に重なった状態で折りローラと
従動ローラとの間に挟まれて、折り目が付けられる。
【0016】また、このとき、折り目より下側の紙は、
折りローラの回転によって上方に引っ張られるが、第2
搬送ローラ対は紙の挟持を解除するので、紙は上方に引
き上げられる。
【0017】次に、折りローラが初期状態まで回転して
戻り、第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対が紙を搬
送し、折りローラのスリットを通して下方に送る。
【0018】紙が所定の長さだけ搬送されると、第2搬
送ローラ対が紙を挟持したまま停止し、折りローラが最
初と反対の方向に回転する。第1搬送ローラ対は紙を搬
送し続けているので紙は弛みが生じる、この弛み部分
は、スリットによって、他方の従動ローラと折りローラ
とのニップ点に案内され、湾曲して2重に重なった状態
で折りローラと従動ローラとの間に挟まれて、最初の折
り目とは反対方向の折り目が付けられる。
【0019】また、このとき、折り目より下側の紙は、
折りローラの回転によって上方に引っ張られるが、第2
搬送ローラ対は紙の挟持を解除するので、紙は上方に引
き上げられる。
【0020】次に、折りローラが初期状態まで回転して
戻り、第1搬送ローラ対及び第2搬送ローラ対が紙を搬
送し、折りローラのスリットを通して、下方に送る。
【0021】以上の動作を繰り返すことにより、紙には
順にジグザグ状の折り目が付けられる。
【0022】このように、折り目が付けられた紙は、折
りローラに形成されたスリットを通って順次下方に搬送
されるので、紙が折り重なった状態で折りローラと従動
ローラとの間に挟まれることがない。従って、紙づまり
やシワ等が発生しない。
【0023】また、折りローラにスリットを形成するこ
とによって、折りローラを1つにすることができ、従来
のように、2つの移動折りローラを設け、且つ、これら
の移動折りローラを移動させる手段を設ける必要がない
ので、構造が簡単になり、また、複雑な制御も必要とさ
れない。紙折り装置を小さくすることもできる。
【0024】請求項2に記載の発明では、前記第1搬送
ローラ対と前記折りローラとの間に、紙を前記従動ロー
ラのうちの一方に選択的に振り分けるスイングバッフル
が設けられていることを特徴とする。
【0025】このため、紙の弛み部分は、スイングバッ
フルによって確実に、折りローラと従動ローラとのニッ
プ点に案内される。
【0026】請求項3に記載の発明では、前記スリット
の終端と前記折りローラの軸方向端面との間に前記従動
ローラが当接する当接面が形成され、前記スリットの開
口縁部を丸コーナ加工したことを特徴とする。
【0027】折りローラが回転し、スリットの上部開口
が従動ローラの位置に達すると、従動ローラは当接面に
当接するため、スリットの開口に食い込まない。このた
め、紙が従動ローラとスリットの開口縁との間に挟まれ
て、不要な位置に折り目が付いたり、シワが生じたりす
ることがない。
【0028】また、スリットの開口縁が丸コーナ加工さ
れており、角部がないので、紙が角部に当たって、不要
な位置に折り目が付いてしまうことがない。
【0029】請求項4に記載の発明では、紙を挟持して
下方に搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送ロー
ラ対の下方に紙の搬送方向と直交する方向にスライド可
能に配置され、第1搬送ローラ対から搬送された紙が挿
通されるスリットが上下方向に形成された折りスライダ
ーと、前記折りスライダーに当接して前記スリットの上
側開口の両側に所定間隔をあけて配置され、折りローラ
に従動する一対の従動ローラと、前記折りスライダーの
下方に配置され、前記スリットを通過した紙を挟持して
下方に搬送し、折りスライダーのスライド動作に応じて
紙を挟持あるいは挟持解除する第2搬送ローラ対と、前
記第1搬送ローラ対と前記折りスライダーとの間に配置
され、紙を前記従動ローラのうちの一方に選択的に振り
分けるスイングバッフルと、を有することを特徴とす
る。
【0030】すなわち、請求項2に記載の紙折り装置の
折りローラに代えて、紙の搬送方向と直交する方向へス
ライドする折りスライダーを用いている。この場合で
も、ジグザグ状に折られた紙は、折りスライダーのスリ
ットを通って順次下方に搬送され、紙が折り重なった状
態で折りスライダーと従動ローラとの間に挟まれること
がないので、紙づまりやシワ等が発生しない。
【0031】また、回転角度を制御する必要がなく、さ
らに、従動ロールが平面に当接する構造なので、紙の折
り目の近傍が丸くならない。
【0032】請求項5に記載の発明では、紙を挟持して
下方に搬送する第1搬送ローラ対と、前記第1搬送ロー
ラ対の下方に配置され、第1搬送ローラ対から搬送され
た紙が挿通されるスリットが径に沿って上下方向に形成
された折りローラと、前記折りローラに当接して折りロ
ーラの斜め上方に配置され、折りローラに従動する従動
ローラと、前記折りローラの下方に配置され、前記スリ
ットを通過した紙を挟持して下方に搬送し、折りローラ
の回転動作に応じて紙を挟持あるいは挟持解除する第2
搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対と前記折りロー
ラとの間に配置され、紙を折りローラと前記従動ローラ
との間に案内するスイングバッフルと、を有することを
特徴とする。
【0033】すなわち、請求項2に記載の紙折り装置に
おいて、折り目は同じ方向に付くようになるが、従動ロ
ーラが1つでよいので、部品点数を削減できる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施の形態
に係る紙折り装置10の主要な構成が示されている。こ
の紙折り装置10には、例えば、図示しない複写機等か
ら排出された紙が送り込まれる。
【0035】紙折り装置10は、第1搬送ローラ対12
を有しており、複写機等から送り込まれた紙が挟持され
て、下方に搬送されるようになっている。
【0036】第1搬送ローラ対12の下方には、平行な
一対の板体で構成された搬送バッフル14が設けられて
おり、第1搬送ローラ対12によって搬送された紙が、
左右にブレることなく下方に案内されるようになってい
る。搬送バッフル14の板体の上部は外側に折り曲げら
れ、板体の間隔が広がっている。
【0037】また、搬送バッフル14の側方には、紙の
先端が搬送バッフル14を通過したことを検知できるセ
ンサ16が取り付けられている。図11に示すように、
センサ16には制御装置18が接続されている。第1搬
送ローラ対12の回転速度を一定にしておき、紙の先端
がセンサ16に検知されてからの時間を制御装置18が
計測することで、紙の搬送量が分かるようになってい
る。
【0038】搬送バッフル14の下方には、2枚の板体
を有し、これらの板体の間隔が、上方から下方へ向かう
に従って次第に狭くなるスイングバッフル20が設けら
れており、搬送バッフル14を通過した紙が、さらにス
イングバッフル20を通過するようになっている。
【0039】また、スイングバッフル20の板体の端部
は略扇形上の側板20Aによって連結されており、この
側板20Aに形成された突起20Bが、図示しない軸孔
に軸支されている。図10に示すように、側板20Aに
は、ソレノイド38、40のプランジャー42、44が
回動可能に連結されており、ソレノイド38、40を選
択的に励磁することによって、図4及び図7に示すよう
に、左右にスイングさせるようになっている。このスイ
ングバッフル20のスイング方向は、図11に示す制御
装置18によって制御されるようになっている。
【0040】スイングバッフル20の下方には、図9に
も示すように、折りローラ22が設けられている。この
折りローラ22は、略円柱状に成形されると共に、径に
沿って上下方向にスリット24が形成されており、この
スリット24に、スイングバッフル20を通過した紙が
挿通されるようになっている。また、折りローラ22は
制御装置18によって制御され、図5及び図8に示すよ
うに回転するようになっている。
【0041】スリット24の長さは、図9に示すよう
に、折りローラ22の長さよりも短く、スリット24の
終端と、折りローラ22の端面22Aとの間に当接面2
6が形成されている。また、スリット24の上部開口の
開口縁24A及び下部開口の開口縁24Bは丸コーナ加
工されて緩やかに湾曲しており、紙が開口縁24A、2
4Bに当たっても折り目が付かないようになっている。
【0042】また、スリット24の上側開口の両側に
は、折りローラ22の外周面に当接する一対の従動ロー
ラ28、30が、所定間隔をあけて設けられている。従
って、図5に示すように、折りローラ22が時計方向に
回転すると、従動ローラ28、30は反時計方向に回転
し、図8に示すように、折りローラ22が反時計方向に
回転すると、従動ローラ28、30が時計方向に回転す
る。
【0043】折りローラ22の下方には、スリット24
を通過した紙を挟持して下方に搬送する第2搬送ローラ
対32が設けられている。この第2搬送ローラ対32は
制御装置18によって制御されて、回転又は回転停止す
るようになっている。さらに、制御手段18によって、
第2搬送ローラ対32のそれぞれの軸(図示省略)の間
隔を接離させて、図4に示すように紙を挟持し、あるい
は図5に示すように挟持解除できるようになっている。
【0044】第2搬送ローラ対32の下方には、トレー
34が設けられており、紙が収容されるようになってい
る。
【0045】次に、第1の実施の形態に係る紙折り装置
10の動作及び作用を説明する。まず、図11に示す制
御装置18に、紙のサイズと折り方が入力されている。
この入力された情報に基づいて、初期状態では、スリッ
ト24が、第1搬送ローラ対12のニップ点と第2搬送
ローラ対32のニップ点とを結ぶ線上に位置するよう
に、折りローラ22の回転位置が決められている。
【0046】図示しない複写機等から送り込まれた紙
は、図2に示すように、第1搬送ローラ対12に挟持さ
れて下方に搬送され、搬送バッフル14の板体の間を通
る。搬送バッフル14の上部では板体の間隔が広がって
いるので、紙がブレても、搬送バッフル14に確実に入
る。ここで、紙の先端がセンサ16で検知されると、制
御装置18によって、紙の通過後の時間と、第1搬送ロ
ーラ対12の回転速度から、紙の搬送量が計測される。
【0047】第1搬送ローラ対12はさらに回転し、紙
は、スイングバッフル20を通過する。スイングバッフ
ル20の板体の上方の間隔は広いので、紙は、スイング
バッフル20に確実に入る。
【0048】紙はさらに、折りローラ22のスリット2
4を通過し、第2搬送ローラ対32に挟持されて搬送さ
れ、図3に示す状態となる。
【0049】このとき、紙が所定長さ搬送されたことを
制御装置18が計測すると、制御装置18は第2搬送ロ
ーラ対32の回転を止めると同時に、スイングバッフル
20を右側にスイングさせながら、第1搬送ローラ対1
2で紙を送りつづける。これによって、紙が弛み、折り
ローラ22と従動ローラ28とのニップ点に向かって湾
曲する。
【0050】ここで、図5に示すように、折りローラ2
2を時計方向に回転させる。これにより、従動ローラ2
8は反時計方向に回転する。紙の湾曲部分は、折りロー
ラ22と従動ローラ28との間に折り重なった状態で挟
まれ、紙に折り目が付けられる。
【0051】このとき、折りローラ22が、従動ローラ
28との間に紙を挟む位置まで回転すると、第2搬送ロ
ーラ対32が紙の挟持を解除する。このため、折りロー
ラ22と従動ローラ28とに挟まれた部分より下側の紙
が上方に引き上げられ、紙が上下に過度に引っ張られる
ことがない。
【0052】次に、図6に示すように、折りローラ22
は反時計方向に回転して初期状態に戻り、スイングバッ
フル20も初期状態に戻る。また、第2搬送ローラ対3
2が再び紙を挟持し搬送する。これにより、折り目が付
けられた紙は、さらに下方に搬送される。
【0053】折り幅分の紙が搬送されると、制御装置1
8によって、第2搬送ローラ対32の回転が止められ、
同時に、スイングバッフル20を右側にスイングさせな
がら、第1搬送ローラ対12で紙を送りつづけるので、
紙が弛み、折りローラ22と従動ローラ30とのニップ
点に向かって湾曲する。
【0054】ここで、図8に示すように、折りローラ2
2を反時計方向に回転させる。これにより、従動ローラ
30は時計方向に回転する。紙の湾曲部分は、折りロー
ラ22と従動ローラ30との間に折り重なった状態で挟
まれ、紙に折り目が付けられる。
【0055】このとき、折りローラ22が、従動ローラ
30との間に紙を挟む位置まで回転すると、第2搬送ロ
ーラ対32が紙の挟持を解除するので、折りローラ22
と従動ローラ28とに挟まれた部分より下側の紙が上方
に引き上げられ、紙が上下に過度に引っ張られることが
ない。
【0056】次に、折りローラ22は反時計方向に回転
して初期状態に戻り、スイングバッフル20も初期状態
に戻る。また、第2搬送ローラ対32が再び紙を挟持し
搬送する。これにより、折り目が付けられた紙は、さら
に下方に搬送される。
【0057】この動作の繰り返しにより、紙にはジグザ
グ状の折り目が付けられる。折り目のついた紙は、トレ
ー34に蛇腹状に折り重なった状態で収容される。
【0058】このように、本実施の形態に係る紙折り装
置10においては、折り目が付けられた紙は、折りロー
ラ22に形成されたスリット24を通って順に下方に送
られる。このため、折り回数が多くなっても、折りロー
ラ22と従動ローラ28、30との間に、折り重なって
紙厚が厚くなった紙が挟まれることがないので、紙づま
りやシワ等が発生しない。また、折りローラ22に紙が
通るスリットを形成したことで、紙折り装置10を小さ
くすることができる。
【0059】さらに、1つの折りローラ22を回転させ
て、紙にジグザグ状の折り目を付けるので、従来のよう
に、移動折りローラを2つ設け、これらの移動折りロー
ラを移動させる手段を設ける必要がない。このため、構
造や制御が簡単になる。
【0060】なお、紙に付けられた折り目が第2搬送ロ
ーラ対32に挟持搬送されると、折り目が伸ばされてし
まうこともある。そこで、折り目が第2搬送ローラ対3
2に挟持されるタイミングになると、第2搬送ローラ対
32が紙の挟持を解除するようにして、自然落下させて
もよい。
【0061】また、スリット24の上側開口が従動ロー
ラ28の位置にくるまで折りローラ22を回転させてし
まっても、従動ローラ28が当接面26に当たるので、
従動ローラ28がスリット24の開口に食い込まずな
い。しかも、スリット24の開口縁24Aは丸コーナ加
工されて緩やかに湾曲しており、開口縁24Aに角部が
ない。このため、紙の不要な位置に折り目が付けられる
ことはない。
【0062】図12には、第1の実施の形態に係る紙折
り装置10の変形例である紙折り装置50が示されてい
る。この紙折り装置50では、スリット24の片側にの
み従動ローラ28が設けられており、従動ローラ30は
設けられていない点が紙折り装置10と異なっている
が、他は紙折り装置10と同様の構成である。また、折
りローラ22も時計方向にのみ回転し、スイングバッフ
ル20も右側にのみスイングするようになっている。
【0063】従って、この紙折り装置50では、紙にジ
グザグ状の折り目ではなく、同じ方向の折り目が付くよ
うになるが、折り目の付いた紙は、コンパクトに巻き重
ねることができる。従動ローラ30が不要となるので、
部品点数が削減できる。構造が簡単になる。
【0064】図13には、本発明の第2の実施の形態に
係る紙折り装置60が示されている。以下、第1の実施
の形態に係る紙折り装置10と同様の構成については、
同一の番号を付して説明を省略する。
【0065】この紙折り装置60では、第1の実施の形
態に係る紙折り装置10の折りローラ22に代えて、左
右にスライドする折りスライダー62が設けられてい
る。また、折りスライダー62には、紙が挿通されるス
リット64が上下に形成されている。
【0066】スリット64の上部開口の左右には、折り
スライダー62の上面に当接する従動ローラ68、70
が設けられている。折りスライダー62が右側にスライ
ドすると従動ローラ68、70が反時計方向に回転し、
折りスライダー62が左側にスライドすると従動ローラ
68、70が時計方向に回転する。
【0067】また、この紙折り装置60のスイングバッ
フル20、折りスライダー62及び第2搬送ローラ対3
2は、制御装置18(図11参照)によって、制御され
るようになっている。
【0068】この紙折り装置60において、紙をジグザ
グ状に折るには、紙を第1搬送ローラ対12及び第2搬
送ローラ対32で挟持して搬送し、所定量の紙が搬送さ
れると、制御装置18が第2搬送ローラ対32の回転を
止めると同時に、スイングバッフル20を右側にスイン
グさせる。次に、折りスライダー62を右側にスライド
させ、紙に生じた弛み部分を湾曲して重なった状態で折
りスライダー62の上面と従動ローラ68とに挟む。こ
のとき、制御装置18によって第2搬送ローラ対32は
紙の挟持を解除し、紙は上昇する。
【0069】次に、折りスライダー62が初期状態に戻
り、スイングバッフル20も初期状態に戻る。また、第
2搬送ローラ対32が再び紙を挟持し、搬送する。これ
により、折り目が付けられた紙は、さらに下方に搬送さ
れる。
【0070】さらに折り幅分の紙が搬送されると、制御
手段が第2搬送ローラ対32の回転を止めると同時に、
制御装置18がスイングバッフル20を左側にスイング
させる。次に、折りスライダー62を左側にスライドさ
せて、紙に折り目を付ける。このとき、第2搬送ローラ
対32は紙の挟持を解除し、紙は上昇する。
【0071】次に、制御装置18によって、折りスライ
ダー62及びスイングバッフル20が最初の状態に戻
る。また、第2搬送ローラ対32が再び紙を挟持し搬送
する。これにより、折り目が付けられた紙は、さらに下
方に搬送される。
【0072】この動作の繰り返しにより、紙にジグザグ
状の折り目が付けられる。このように、第2の実施の形
態に係る紙折り装置60においても、折りスライダー6
2の上面と従動ローラ68、70との間に、折り重なっ
て紙厚の厚くなった紙が挟まれないので、紙づまりやシ
ワ等が発生しない。
【0073】また、1つの折りスライダー62をスライ
ドさせて、紙にジグザグ状の折り目を付けるので、機構
や制御が簡単になる。
【0074】さらに、従動ローラ68、70が折りスラ
イダー62の平面に当接して紙を挟持するので、紙の折
り目の近傍が丸くならない。
【0075】なお、上記いずれの例においても、第2搬
送ローラ対32の回転又は回転停止、挟持又は挟持解
除、スイングバッフル20のスイング、折りローラ22
の回転及び折りスライダー62のスライドを、制御装置
18によって制御するようにしたが、これらの制御は、
オペレーターが行ってもよい。
【0076】また、スイングバッフル20が設けられて
いなくても、折りローラ22の回転又は折りスライダー
62のスライドのみで、紙を折りローラ22と従動ロー
ラ28、30又は折りスライダー62と従動ローラ6
8、70との間に案内して挟持し、紙に折り目を付ける
ことができる。
【0077】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、構造や制
御が簡単となり、しかも、紙づまりやシワ等が発生する
ことなく、高い精度で紙を折ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置の
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置に
おいて紙を折る動作を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置の
一部を示す斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置
のスイングバッフルの詳細を示す断面図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置
のブロック図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る紙折り装置
の変形例において紙を折る動作を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る紙折り装置
において紙を折る動作を示す断面図である。
【図14】従来の紙折り装置において紙を折る動作を示
す正面図である。
【図15】従来の紙折り装置の正面図である。
【図16】従来の紙折り装置において紙を折る動作を示
す正面図である。
【図17】従来の紙折り装置において紙を折る動作を示
す正面図である。
【図18】従来の紙折り装置において紙を折る動作を示
す正面図である。
【図19】従来の紙折り装置において紙を折る動作を示
す正面図である。
【符号の説明】
10 紙折り装置 12 第1搬送ローラ対 18 制御装置(制御手段) 20 スイングバッフル 22 折りローラ 24 スリット 26 当接面 28 従動ローラ 30 従動ローラ 32 第2搬送ローラ対 50 紙折り装置 60 紙折り装置 62 折りスライダー 64 スリット 68 従動ローラ 70 従動ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を挟持して下方に搬送する第1搬送ロ
    ーラ対と、 前記第1搬送ローラ対の下方に配置され、第1搬送ロー
    ラ対から搬送された紙が挿通されるスリットが径に沿っ
    て上下方向に形成された折りローラと、 前記折りローラに当接して前記スリットの上側開口の両
    側に所定間隔をあけて配置され、折りローラに従動する
    一対の従動ローラと、 前記折りローラの下方に配置され、前記スリットを通過
    した紙を挟持して下方に搬送し、折りローラの回転動作
    に応じて紙を挟持あるいは挟持解除する第2搬送ローラ
    対と、 を有することを特徴とする紙折り装置。
  2. 【請求項2】 前記第1搬送ローラ対と前記折りローラ
    との間に、紙を前記従動ローラのうちの一方に選択的に
    振り分けるスイングバッフルが設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の紙折り装置。
  3. 【請求項3】 前記スリットの終端と前記折りローラの
    軸方向端面との間に前記従動ローラが当接する当接面が
    形成され、 前記スリットの開口縁部を丸コーナ加工したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の紙折り装置。
  4. 【請求項4】 紙を挟持して下方に搬送する第1搬送ロ
    ーラ対と、 前記第1搬送ローラ対の下方に紙の搬送方向と直交する
    方向にスライド可能に配置され、第1搬送ローラ対から
    搬送された紙が挿通されるスリットが上下方向に形成さ
    れた折りスライダーと、 前記折りスライダーに当接して前記スリットの上側開口
    の両側に所定間隔をあけて配置され、折りローラに従動
    する一対の従動ローラと、 前記折りスライダーの下方に配置され、前記スリットを
    通過した紙を挟持して下方に搬送し、折りスライダーの
    スライド動作に応じて紙を挟持あるいは挟持解除する第
    2搬送ローラ対と、 前記第1搬送ローラ対と前記折りスライダーとの間に配
    置され、紙を前記従動ローラのうちの一方に選択的に振
    り分けるスイングバッフルと、 を有することを特徴とする紙折り装置。
  5. 【請求項5】 紙を挟持して下方に搬送する第1搬送ロ
    ーラ対と、 前記第1搬送ローラ対の下方に配置され、第1搬送ロー
    ラ対から搬送された紙が挿通されるスリットが径に沿っ
    て上下方向に形成された折りローラと、 前記折りローラに当接して折りローラの斜め上方に配置
    され、折りローラに従動する従動ローラと、 前記折りローラの下方に配置され、前記スリットを通過
    した紙を挟持して下方に搬送し、折りローラの回転動作
    に応じて紙を挟持あるいは挟持解除する第2搬送ローラ
    対と、 前記第1搬送ローラ対と前記折りローラとの間に配置さ
    れ、紙を折りローラと前記従動ローラとの間に案内する
    スイングバッフルと、 を有することを特徴とする紙折り装置。
JP19794096A 1996-07-26 1996-07-26 紙折り装置 Pending JPH1036001A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012025559A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Ricoh Co Ltd 筋付け装置、及び画像形成システム
CN102785801A (zh) * 2012-05-04 2012-11-21 上海派莎实业有限公司 一种折叠包装设备
JP2020193070A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社リコー シート折り装置、及び、画像形成システム

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CN102785801A (zh) * 2012-05-04 2012-11-21 上海派莎实业有限公司 一种折叠包装设备
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