JP3812631B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンター等の画像形成装置にて画像が形成された用紙等のシートを処理するシート処理装置に関し、詳細には、複数のシートからなるシート束を折り処理するシート処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機やプリンター等の画像形成装置に取り付けられる用紙処理装置の一つとして、画像形成後の用紙束を折り畳む用紙折り装置が用いられている。
この種の用紙折り装置としては、例えば、画像形成装置で画像が形成された複数の用紙を揃えて収容するコンパイルトレイと、前記コンパイルトレイで揃えられた用紙束をステープラ等で中綴じする綴じ装置と、中綴じされた用紙束を中央で2つ折りする折り装置とを備えたものが知られている(例えば特開平7−157180号公報参照)。
ここで、折り装置としては、例えば、折り込むべき用紙束の側面中央をナイフエッジプレートの先端で押すことで用紙束の中央部を折り曲げると共に、この中央部を互いに圧接された用紙折りロール対のニップ部に押し込み、折りロール対のニップ部に折り曲げられた用紙束を通過させるようにしたものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の折り装置は、折りロール対に折り曲げられた用紙束を通過させるだけのものであったため、用紙束を構成する用紙の枚数が多い場合に、折りが不十分になってしまうという技術的課題がみられた。
【0004】
このような技術的課題を解決する手法として、例えば、用紙束を構成する用紙の枚数をカウントし、このカウント枚数が多い場合に、折りロール対を正逆回転させる回数(用紙束の折りたたみ回数)を多くするようにした技術(特開平9−183567号公報参照)、用紙束の厚さを検知し、この厚さが大きい場合に、折りロールを正逆回転させる回数(用紙束の折りたたみ回数)を多くするようにした技術(特開平9−183568号公報参照)、更に、用紙束を構成する用紙の枚数をカウントし、このカウント枚数が多い場合に、折りロール対の搬送速度を低下させるようにした技術(特開平9−183566号公報参照)などが提案されている。
これらは、折りロール対で用紙束の折られた部位(折り部)を長時間ニップすることで、十分な折りを得るようにしたものである。
【0005】
しかしながら、これらの技術は、用紙束を構成する用紙の枚数や用紙束の厚さにのみ基づいて折り処理を制御するものであったため、現在折られている用紙束の次の用紙束のセットが完了していたとしても、用紙束を折っている間は次の用紙束を待機させなければならず、その分、生産性が低下するという技術的課題がみられた。
【0006】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、生産性を低下させることなく、しかも、確実にシート束を折ることのできるシート処理装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、複数のシートSを揃えてシート束Bとするシート揃え手段1と、前記シート揃え手段1の下流側に配設され、当該シート揃え手段1で揃えられたシート束Bを折り処理する折り手段2とを備えるシート処理装置であって、前記シート揃え手段1が次のシート束Bを揃えるのに必要な揃え時間に応じて、前記折り手段2による前記シート束Bの折り処理時間を制御する制御手段3を備えることを特徴とする。
【0008】
このような技術的手段において、折り手段2としては、シート束Bを折り処理可能なものであれば適宜選定して差し支えない。
ここで、前記折り手段2として、ニップ部Nを形成し且つ当該ニップ部Nに前記シート束Bの中間部を巻き込むことで当該シート束Bに折り部Fを形成する折り部材対4を用いる態様にあっては、前記折り処理として、例えば、前記折り部材対4のニップ部Nに前記シート束Bに形成された折り部を挟持しながら停止させる手法を採用することが好ましい。また、前記折り処理として、前記折り部材対4のニップ部Nの上流側及び下流側に前記シート束Bに形成された折り部Fを移動させる手法を採用するようにしてもよい。
そして、後者の手法を採用する態様にあっては、前記ニップ部Nの上流側に前記折り部Fが移動せしめられた時点で、折られたシート束Bが不安定になるのを防止するという観点からすれば、前記折り部材対4の上流側にも別の折り部材対を設けることが好ましい。
【0009】
また、前記折り手段2として、上述した折り部材対4と、当該折り部材対4の下流側で前記折り部Fをプレスするプレス機構5とを用いる態様にあっては、前記折り処理として、前記折り部材対4のニップ部Nに前記シート束Bに形成された折り部Fを通過させた後、前記プレス機構5にて前記折り部Fを押圧しながら停止させる手法を採用することが好ましい。
【0010】
更に、制御手段3は、前記シート揃え手段1が次のシート束Bを揃えるのに必要な揃え時間に応じて、前記折り手段2による前記シート束Bの折り処理時間を制御するものであればその制御方式については適宜設定して差し支えないが、シート束Bの折りを確実にするという観点からすれば、前記制御手段3は、前記シート揃え手段1が次のシート束Bを揃えるまで、前記折り手段2によるシート束Bの折り処理を継続させるように制御を行うことが好ましい。
【0011】
また、本願発明において、シート揃え手段1が次のシート束Bを揃えていない場合、すなわち、折り手段2で折っているシート束Bが最後のシート束Bである場合に、当該シート束Bの折り処理を終了できなくなるという不具合を防止するという観点からすれば、前記制御手段3は、前記折り手段2の折り処理時間が予め決められた時間以上となる条件下で、当該折り手段2の折り処理を終了させることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
【0013】
図2は、本発明に係るシート処理装置の実施の形態1の概略構成を示したものである。
同図において、シート処理装置FUはプリンター装置PUに連結されている。このシート処理装置FUの前記プリンター装置PUと接続する面(シート処理装置の一側面)には、プリンター装置PUで複写されたシートSを搬入するシート搬入口11が配置されている。また、シート処理装置FUは、前記シート搬入口11と反対側の面にシート排出口12、および前記シート排出口12から排出されるシートSを収容するスタックトレイ13を有している。
【0014】
前記シート搬入口11から搬入されたシートSは、シート搬送路切り換え部材14の切り換えにより、下側の第1搬送路16と、上側の第2搬送路17との何れかに搬送ロール18により搬送される。搬送ロール18は駆動ロール18a及び従動ロール18bにより構成されている。前記第1搬送路16先端部には搬送ロール19が配置されている。搬送ロール19は駆動ロール19aおよび従動ロール19bから構成されている。
また、前記第2搬送路17には、その先端部に搬送ロール21が設けられ、搬送ロール21は駆動ロール21aおよび従動ロール21bから構成されている。また、第2搬送路17の中途には搬送ロール22が設けられ、搬送ロール22は駆動ロール22aおよび従動ロール22bから構成されている。
【0015】
前記第1搬送路16及び第2搬送路17の搬送先には、複数のシートSを揃えて収容しシート束Bとするシート揃え手段としてのコンパイルトレイCが水平に対し緩傾斜して配置されている。このコンパイルトレイCは、前記第1搬送路16および第2搬送路17から搬入されるシートSを載置し且つステープル作業位置に搬入するためのシート支持板23を有している。このシート支持板23によりシート束Bをステープル作業位置に搬入するシート搬入路が形成されている。このシート支持板23の外端は前記スタックトレイ13の内端に隣接して配置されている。
【0016】
前記シート支持板23の内端から所定距離離れた位置には、上下一対のシートガイド25,26(図3(b)参照)が配置され、これらシートガイド25,26の前記シート支持板23から離れた側の端縁(図2中、左端縁)には、シート束Bの端縁の位置決めを行うストッパ27(図2参照)が設けられている。前記シートガイド25,26の前記シート支持板23に近い側の端縁に隣接して搬送ロール28が配置されている。この搬送ロール28は駆動ロール28aおよび従動ロール28bから構成されている。前記ストッパ27と搬送ロール28との間には、前記上下一対のシートガイド25,26間に形成されるシート通路に出没可能なもう一つのストッパ29が設けられている。このストッパ29の前記上下一対のシートガイド25,26間に形成されるシート通路に対する出没は図示しないソレノイドによって行われる。
【0017】
前記ストッパ27,29は、後述するステープラによりシート束Bを中綴じする際のシートの位置決めを行う部材である。ストッパ27はサイズの大きなシート束B(例えばA3縦のシートSからなるシート束B)の位置決めに使用され、ストッパ29はサイズの小さなシート束B(例えばB4縦のシートSからなるシート束B)を位置決めする際に使用される。前記シート支持板23と搬送ロール28との間には、上下一対のシートガイド30a,30b(図3(a)及び図5参照)が配置されている。下側シートガイド30aと上側シートガイド30bとの間の空間は、シート支持板23から搬送ロール28へシート束Bを通過させるためのシート通路を形成している。前記符号23〜30bで示された要素及び図示しないシート揃え用のタンパ(シートの幅方向の位置を揃える部材)等から前記コンパイルトレイCが構成されている。
【0018】
前記シート支持板23の外端部には、前記スタックトレイ13の内端に隣接して排出ロール31の駆動ロール31a(図2,図3(b)参照)が配置されている。前記第1搬送路16の先端部に配置された従動ロール19b(図2,図3(b)参照)は、図4に示すようにフレームU1に回転自在に支持された回転軸32に固着されている。図4において、この回転軸32の一端部にはギヤ32aが固着されている。また、回転軸32には、回転軸32に対して回転可能に排出ロール支持アーム33が支持されている。この排出ロール支持アーム33の先端部には回転軸34が回転自在に支持されている。回転軸34には前記駆動ロール31aに当接可能な従動ロール31bが固着されている。この従動ロール31bと前記駆動ロール31a(図2,図3(b)参照)とにより排出ロール31(図3(b)参照)が構成されている。
【0019】
また図4において、回転軸34には、シート揃えパドル31cが固着され、且つ前記ギヤ32aに噛み合うギヤ34aがクラッチ34bを介して装着されている。このクラッチ34bは常時オフで、そのオフ時には回転軸34とギヤ34aとが一体的に回転するように連結している。前記クラッチ34bがオンのときには回転軸34とギヤ34aとは相対的回転がフリー(自由)の状態となる。前記シート揃えパドル31cは前記従動ロール31bよりも半径の小さな円筒部とこの円筒部から放射状に延びる複数の弾性シートから構成されている。そしてその弾性シートの外端縁は前記従動ロール31bの外周面よりも外方に配置されている。
【0020】
前記構成では、前記駆動ロール19aが回転すると、それに当接している従動ロール19bが回転し、このときギヤ32a及び34aが回転する。そのとき図4から分かるように、前記クラッチ34bがオフであれば、前記ギヤ34aとともに、回転軸34が回転するので、回転軸34に固着された従動ロール31b及びシート揃えパドル31cも一体的に回転する。このとき、排出ロール支持アーム33は前記回転軸32,34と回転自在に連結されている。前記排出ロール支持アーム33の前記回転軸32の周囲は半円形に構成され、その周囲には歯車が構成されている。この歯車はモータ35の出力軸に固着された出力歯車35aと噛み合っている。
【0021】
従って図4において、モータ35が矢印A1方向に回転すると、前記排出ロール支持アーム33は、前記回転軸32周りに矢印A2方向に回転し、前記図2に示す位置(シート支持板23から離れた位置)から図3(b)に示す位置(シート支持板23に接近した位置)との間で回動することができるようになっている。そして、図3(b)に示す位置(シート支持板23上のシートに対して従動ロール31bが離れているがシート揃えパドル31cが接触する位置)において、クラッチ34bがオフの状態(回転軸34とギヤ34aとが結合状態)で駆動ロール19aが回転すると、図4から分かるように、従動ロール19b、回転軸32ギヤ32a34a、回転軸34と共にシート揃えパドル31cが回転する。このとき、シート揃えパドル31cはシートSを図3(b)で左方に移動させてシート揃えを行うように回転する。
【0022】
図2,図3,及び図5において、ステープラ36は、針打ち出し部36aと針折り曲げ部36bとが別体に構成されている。針打ち出し部36aは前記下側シートガイド30aに連結され、針折り曲げ部36bは上側シートガイド30bに連結されている。針打ち出し部36aはロッド状の一対のガイド37(図3(b)参照)によって図3(a)の矢印Y1−Y2方向に移動可能に支持されている。また、針折り曲げ部36bはロッド状の一対のガイド38(図3(b)参照)によって図3(a)及び図5の矢印Y1−Y2方向に移動可能に支持されている。
【0023】
図5において、針打ち出し部36aの下流側端部(シートの搬送方向Xの下流側端部)および針折り曲げ部36bの下流側端部は、夫々タイミングベルト39及び40に連結されている。タイミングベルト39は、回転可能なプーリ軸41に固着されたタイミングプーリ42と、テンショナー43の回転ロール43aとによって支持されている。また、タイミングベルト40は、回転可能な前記プーリ軸41に固着されたタイミングプーリ44と、テンショナー45の回転ロール45aとによって支持されている。前記プーリ軸41は、駆動モータ46及び減速ギヤ47によって回転駆動されるようになっている。そして、プーリ軸41が回転されると、下側シートガイド30aに連結された針打ち出し部36a及び上側シートガイド30bに連結された針折り曲げ部36bは、同時に前記Y1−Y2方向に移動するようになっている。
【0024】
図6及び図7において、前記上側シートガイド30bには、前記針折り曲げ部36bの両側にそれぞれストッパ出入孔51が形成されている。また、下側シートガイド30aにも、前記ストッパ出入孔51に対応する位置にストッパ出入孔52(図7参照)が形成されている。図6及び図7において、上側シートガイド30bの上面には、前記ストッパ出入孔51の外側に一対のブラケット53(図6参照)が固定されている。これらのブラケット53によってストッパ支持軸54が回転自在に支持されている。このストッパ支持軸54には一対のストッパ56が固定されている。前記各ストッパ56は前記ストッパ支持軸54の回転に伴って揺動し、それらの先端部が夫々、前記各ストッパ出入孔51から下方に出入可能である。ストッパ56にはスプリング係止部56aが設けられている。このスプリング係止部56aと前記上側シートガイド30bとの間にはコイル状の引張バネ57が設けられている。この引張バネ57によりストッパ56の先端部は通常前記スットパ出入孔51から下方のシート通路に突出した状態に保持されるようになっている。
【0025】
ストッパ支持軸54にはアーム58が回転自在に支持されている。アーム58の中間部には前記ストッパ56と係合可能なピン59が設けられ、アーム58の自由端部にはリンク61の一端が回転自在に連結されている。リンク61の他端はソレノイド62によって進退する作動部材63に連結されている。図7(a)に示すように、通常は前記引張バネ57により、ストッパ56はその先端部が前記ストッパ出入孔51からシート通路に突出する位置に保持されている。この引張バネ57によりストッパ56のスプリング係止部56aが引っ張られた状態では、ストッパ56の中間部に係合するピン59及びこのピン59を支持するアーム58は、図7(a)で左方に押されている。そして、この図7(a)で左方に押されたアーム58は時計方向に回転し、その自由端部によりリンク61及びソレノイド62の作動部材63を左方に引っ張っている。前記リンク61の前記アームとの連結部はソレノイドストッパ64に当接し、ソレノイド62の作動部材63は、それ以上左方へは移動しないようになっている。この状態では、前記作動部材63は前進(ソレノイド62から突出)している。
【0026】
前記ソレノイド62が作動して前記作動部材63が後退(図7(a)で右方に移動)すると、前記アーム58が反時計方向に回転する。このとき図7(b)に示すように、前記アーム58に支持されたピン59に係合するストッパ56は反時計方向に揺動して、その先端部は前記上側シートガイド30bのストッパ出入孔51の上方に収納される。この状態では、上側シートガイド30b及び下側シートガイド30a間に形成されるシート通路をシートSが自由に通過できるようになる。
【0027】
前記上下一対のシートガイド25,26(図3(b)参照)によって形成されるシート通路には、図2に示す前記ストッパ29の下流側(図2でストッパ29の左側)の位置に下方のシートセット折り畳み部に通じる分岐路66が接続されている。この分岐路66の接続部にはシート搬送路切換部材67が配置されている。この分岐路66は前記ステープラ36で中綴じされた複数のシートSにより構成されるシート束Bを下方の折り畳み部68に搬送する際に使用される。前記分岐路66の下流側に接続された折り畳み部68は、前記分岐路66から搬入されるシート束BをシートSのサイズに応じて位置決め停止させるためのストッパ71,72を有している。なお、前記ストッパ71は、シートサイズの大きい場合(例えばA3の場合)のストッパで、固定配置されている。一方、前記ストッパ72は、シートサイズの小さい場合(例えばB4の場合)のストッパで、シートセットの通路に出入可能に配置されている。
【0028】
前記ストッパ71又は72で位置決め停止されたシート束Bの中綴じ部分の位置に対応して、折り手段としての一対の中折り用ベルト装置73,74と、それらの中折り用ベルト装置73,74間にシート束Bの中綴じ部を折り曲げながら押し込む折りナイフ76とが配置されている。折りナイフ76はリターンバネ77により常時シート束Bの通路の外側の位置(後退位置)に保持されているが、偏心カム78の回転によって前進し、シート束Bを前記中折り用ベルト装置73,74間に押し込むように構成されている。
ここで、中折り用ベルト装置73,74は、夫々ベルト73c(74c)と、このベルト73c(74c)を張架する折りロール73a、73b(74a、74b)とを有している。そして、これら中折り用ベルト装置73,74の間にはニップ部Nが形成されるが、折りロール73aと74aとが対向する領域に形成されるニップ部N1及び折りロール73bと74bとが対向する領域に形成されるニップ部N2に大きな力が加わるようになっている。また、これら中折り用ベルト装置73,74では、折りロール73a、73b、74a、74bが夫々駆動ロールとなっている。
【0029】
前記中折り用ベルト装置73,74で折りたたまれたシート束Bは、シート束排出路79を通って、シート束排出ロール81に搬送される。このシート束排出ロール81は駆動ロール81a及び従動ロール81bから構成されており、前記中折りシートセットを中折りトレイ86に排出するようになっている。
尚、図2において、符号82,83はシート束Bを搬送する搬送ロール対である。
【0030】
また、前記第1搬送路16及び第2搬送路17の下流側には、前記各搬送路を通過するシートSの有無を検知するシートエントランスセンサSSが配設され、また、前記分岐路66のうち前記搬送ロール対82,83の間には、分岐路66を通過するシート束Bの有無を検知するシート束エントランスセンサSBが配設されている。
【0031】
更に、本実施の形態に係るシート処理装置FUの制御は、図8に示す制御装置100にて行われるようになっている。
同図において、制御装置100は、シートエントランスセンサSSからのシート検知信号及びシート束エントランスセンサSBからのシート束検知信号が入力インターフェース101を介してCPU102に取り込まれ、次に、CPU102は、ROM103に格納されている制御プログラムを実行してRAM104との間で適宜データ処理を行った後、出力インターフェース105を介して、前記ステープラ36、前記搬送ロール28aを駆動する搬送モータMB、折りナイフ偏心カム78、前記中折り用ベルト装置73(具体的には折りロール73a、73b)、74(具体的には折りロール74a、74b)を駆動する折りモータMF及びシート束排出ロール81aを駆動する排出モータMOに、夫々駆動信号を送出するようになっている。
【0032】
本実施の形態に係るシート処理装置FUのシート処理プロセスを、図2及び図9に示すタイミングチャート(図9上段及び<実施の形態1>を参照)に基づいて説明する。
シートSが第1搬送路16あるいは第2搬送路17を通過すると、シートエントランスセンサSSによってシートSの通過が検知される。また、搬送されてコンパイルトレイC上に排出されたシートSは、図示しないタンパによってタンピングがなされ揃えられる。そして、この動作は、シート束Bとして揃える枚数(ここではN枚とする)まで続けられる。
【0033】
次に、シート束Bを構成する最後のN枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt1時間(t1は当該最後のシートSがコンパイルトレイCに排出される時間以上に設定される)経過後、ステープラ36によりシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされたシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
【0034】
その後、搬送されたシート束Bは、シート束エントランスセンサSBとの対向部に到達し、シート束エントランスセンサSBがオンとなる。そのt2時間(t2はシート束Bの先端部がストッパ71に到達する時間以上に設定される)経過後、折りナイフ偏心カム78が駆動されて折りナイフ76がシート束Bの中央部に押し込まれると共に、折りモータMFが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)が搬送方向(正方向)に回転し折り動作が開始される。そして、折りロール73a、74aのニップ部N1にシート束Bの折り部がちょうど挟まれた時点で折りモータMFの駆動が一旦停止され、折り処理が行われる。
【0035】
連続してシート処理が行われる場合は、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間後に、次のシート束Bを揃えるプロセスが開始される。つまり、シート束Bの折り処理を行っている間に、次のシート束Bの揃え処理(中綴じ処理)が開始される。
【0036】
そして、同様に次のシート束Bの最後(N枚目)のシートSがシートエントランスセンサSSを通過すると、そのt1時間経過後、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされた次のシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
また、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施されるのと同時に、折りモータMF及び排出モータMOが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aが搬送方向に回転せしめられ、折られたシート束Bが中折りトレイ86に排出される。
【0037】
一方、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間を経過してもシートエントランスセンサSSでシートSが検知されない場合は、折り処理中のシート束Bが最後のシート束Bであるものとし、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt11時間経過後に、折りモータMF及び排出モータMOを駆動して折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aを搬送方向に回転させ、折られたシート束Bを中折りトレイ86に排出させる。
尚、シート処理装置FUが、このシート束Bが予めジョブの最後のシート束Bと認識できている場合は、時間t0の検出を行わず、t11時間経過後に折られたシート束Bの排出を開始するようにしてもよい。
【0038】
このように、本実施の形態に係るシート処理装置FUでは、コンパイルトレイCで次のシート束を揃えている間、その前に揃えられたシート束Bの折り処理を継続して行わせるようにしたので、その分シート束Bを確実に折ることができる。
また、次のシート束Bが揃えられるのに伴ってその前のシート束Bの折り処理を終了させるようにしたので、生産性が低下することもない。特に、連続して同じ枚数のシート束Bを揃え且つ折り処理する態様にあっては、シート束Bを構成するシートSの枚数が多いほど、シート束Bを揃えるのに必要な時間が多くなることから、それだけシート束Bの折り処理に充てる時間を増加させることができ、確実な折りを行うことが可能となる。
更に、最後のシート束Bに関しては、所定時間経過後に折り処理を終了させるようにしたので、次のジョブまでシート処理装置FUから当該最後のシート束Bが排出されないという事態も回避することができる。
尚、本実施の形態では、中折り用ベルト装置73,74を用いていたが、これに限らず、ロール対からなるものであってよく、ロール対の数についても一対、複数対を問わない。
【0039】
◎実施の形態2
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、シート束Bの折り処理の手法を異ならせるようにしたものである。
尚、本実施の形態に係るシート処理装置FUの構成要素のうち、実施の形態1に係るシート処理装置FUと同様のものについては、実施の形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0040】
本実施の形態の形態に係るシート処理装置FUのシート処理プロセスを図2及び図9に示すタイミングチャート(図9上段及び<実施の形態2>を参照)に基づいて説明する。
シートSが第1搬送路16あるいは第2搬送路17を通過すると、シートエントランスセンサSSによってシートSの通過が検知される。また、搬送されてコンパイルトレイC上に排出されたシートSは、図示しないタンパによってタンピングがなされ揃えられる。そして、この動作は、シート束Bとして揃える枚数(ここではN枚とする)まで続けられる。
【0041】
次に、シート束Bを構成する最後のN枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt1時間(t1は当該最後のシートSがコンパイルトレイCに排出される時間以上に設定される)経過後、ステープラ36によりシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされたシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
【0042】
その後、搬送されたシート束Bは、シート束エントランスセンサSBとの対向部に到達し、シート束エントランスセンサSBがオンとなる。そのt2時間(t2はシート束Bの先端部がストッパ71に到達する時間以上に設定される)経過後、折りナイフ偏心カム78が駆動されて折りナイフ76がシート束Bの中央部に押し込まれると共に、折りモータMFが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)が搬送方向(正方向)に回転し折り動作が開始される。そして、折りロール73b、74bのニップ部N2をシート束Bの折り部が通過した時点で折りモータMFの駆動が一旦停止され、その後前記ニップN2の前後に当該折り部を移動させるように、すなわち、折り部がニップ部N1を行ったり来たりするように折りモータMFが正逆方向に駆動され折り処理が行われる。
【0043】
連続してシート処理が行われる場合は、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間後に、次のシート束Bを揃えるプロセスが開始される。つまり、シート束Bの折り処理を行っている間に、次のシート束Bの揃え処理(中綴じ処理)が開始される。
【0044】
そして、同様に次のシート束Bの最後(N枚目)のシートSがシートエントランスセンサSSを通過すると、そのt1時間経過後、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされた次のシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
また、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施されるのと同時に、折りモータMF及び排出モータMOが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aが搬送方向に回転せしめられ、折られたシート束Bが中折りトレイ86に排出される。
【0045】
一方、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間を経過してもシートエントランスセンサSSでシートSが検知されない場合は、折り処理中のシート束Bが最後のシート束Bであるものとし、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt12時間経過後に、折りモータMF及び排出モータMOを駆動して折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aを搬送方向に回転させ、折られたシート束Bを中折りトレイ86に排出させる。
尚、シート処理装置FUが、このシート束Bが予めジョブの最後のシート束Bと認識できている場合は、時間t0の検出を行わず、t12時間経過後に折られたシート束Bの排出を開始するようにしてもよい。
【0046】
このように、本実施の形態に係るシート処理装置FUでは、コンパイルトレイCで次のシート束を揃えている間、その前に揃えられたシート束Bの折り処理を継続して行わせるようにしたので、その分シート束Bを確実に折ることができる。
また、次のシート束Bが揃えられるのに伴ってその前のシート束Bの折り処理を終了させるようにしたので、生産性が低下することもない。特に、連続して同じ枚数のシート束Bを揃え且つ折り処理する態様にあっては、シート束Bを構成するシートSの枚数が多いほど、シート束Bを揃えるのに必要な時間が多くなることから、それだけシート束Bの折り処理に充てる時間を増加させることができ、確実な折りを行うことが可能となる。
更に、最後のシート束Bに関しては、所定時間経過後に折り処理を終了させるようにしたので、次のジョブまでシート処理装置FUから当該最後のシート束Bが排出されないという事態も回避することができる。
更にまた、折りロール73bと74bの間に形成されるニップ部N2の前後にシート束Bの折り部を移動させるようにしたので、当該ニップ部N2の前(上流側)に折り部があるときも、シート束Bはその上流側の折りロール73a及び74aの間のニップ部N1でニップされているので、その分、安定した折り処理を行うことができる。
【0047】
◎実施の形態3
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図2に一点鎖線で示すように、中折り用ベルト装置73,74とシート束排出ロール81との間にプレス機84を設けるようにしたものである。
尚、本実施の形態に係るシート処理装置FUの構成要素のうち、実施の形態1に係るシート処理装置FUと同様のものについては、実施の形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0048】
本実施の形態において、プレス機84は、固定配置される基部84aと、移動可能に配設される押圧部84bと、この押圧部84bを基部84aに向けて移動させるプレス偏心カム85とを有している。
【0049】
本実施の形態に係るシート処理装置FUのシート処理プロセスを、図2及び図9に示すタイミングチャート(図9上段及び<実施の形態3>を参照)に基づいて説明する。
シートSが第1搬送路16あるいは第2搬送路17を通過すると、シートエントランスセンサSSによってシートSの通過が検知される。また、搬送されてコンパイルトレイC上に排出されたシートSは、図示しないタンパによってタンピングがなされ揃えられる。そして、この動作は、シート束Bとして揃える枚数(ここではN枚とする)まで続けられる。
【0050】
次に、シート束Bを構成する最後のN枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt1時間(t1は当該最後のシートSがコンパイルトレイCに排出される時間以上に設定される)経過後、ステープラ36によりシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされたシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
【0051】
その後、搬送されたシート束Bは、シート束エントランスセンサSBとの対向部に到達し、シート束エントランスセンサSBがオンとなる。そのt2時間(t2はシート束Bの先端部がストッパ71に到達する時間以上に設定される)経過後、折りナイフ偏心カム78が駆動されて折りナイフ76がシート束Bの中央部に押し込まれると共に、折りモータMFが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)が搬送方向(正方向)に回転し折り動作が開始される。そして、プレス機84の中央部にシート束Bの折り部が到達した時点で折りモータMFの駆動が一旦停止されると共に、プレス偏心カム85が駆動されて押圧部84bと基部84aとの間に折り部が挟み込まれ、折り処理が行われる。
【0052】
連続してシート処理が行われる場合は、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間後に、次のシート束Bを揃えるプロセスが開始される。つまり、シート束Bの折り処理を行っている間に、次のシート束Bの揃え処理(中綴じ処理)が開始される。
【0053】
そして、同様に次のシート束Bの最後(N枚目)のシートSがシートエントランスセンサSSを通過すると、そのt1時間経過後、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされた次のシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
また、ステープラ36により次のシート束Bに中綴じが施されるのと同時に、プレス偏心カム85が駆動されて押圧部84bが基部84aから離間せしめられ、折りモータMF及び排出モータMOが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aが搬送方向に回転せしめられ、折られたシート束Bが中折りトレイ86に排出される。
【0054】
一方、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt0時間を経過してもシートエントランスセンサSSでシートSが検知されない場合は、折り処理中のシート束Bが最後のシート束Bであるものとし、前記N枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt13時間経過後に、プレス偏心カム85が駆動されて押圧部84bが基部84aから離間せしめられ、折りモータMF及び排出モータMOが駆動されて折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aが搬送方向に回転せしめられ、折られたシート束Bが中折りトレイ86に排出される。
尚、シート処理装置FUが、このシート束Bが予めジョブの最後のシート束Bと認識できている場合は、時間t0の検出を行わず、t13時間経過後に折られたシート束Bの排出を開始するようにしてもよい。
【0055】
このように、本実施の形態に係るシート処理装置FUでは、コンパイルトレイCで次のシート束を揃えている間、その前に揃えられたシート束Bの折り処理を継続して行わせるようにしたので、その分シート束Bを確実に折ることができる。
また、次のシート束Bが揃えられるのに伴ってその前のシート束Bの折り処理を終了させるようにしたので、生産性が低下することもない。特に、連続して同じ枚数のシート束Bを揃え且つ折り処理する態様にあっては、シート束Bを構成するシートSの枚数が多いほど、シート束Bを揃えるのに必要な時間が多くなることから、それだけシート束Bの折り処理に充てる時間を増加させることができ、確実な折りを行うことが可能となる。
更に、最後のシート束Bに関しては、所定時間経過後に折り処理を終了させるようにしたので、次のジョブまでシート処理装置FUから当該最後のシート束Bが排出されないという事態も回避することができる。
【0056】
尚、大型の装置では、例えば図10に示すように、シート処理装置FUの下流側に、折られたシート束Bの先端部を揃えるための断裁機CUが設けられることがある。ここで符号91(91a,91b),92(92a,92b),96(96a,96b)は搬送ロール、93は裁断用の基台、94裁断用の押さえ板、95はカッター、97は裁断トレイを示しており、前記カッター95は、上下方向に駆動される可動刃95aと前記基台93に配設される固定刃95bとを有している。
この裁断機CUでは、裁断時、基台93と押さえ板94とでシート束Bを挟んだ後、カッター95によって裁断が行われる。
このように裁断機CUが設けられる態様にあっては、上述したプレス機84の代わりに、これら基台93と押さえ板94とをプレス機として用い、そのプレス時間(折り処理時間)を制御するようにしてもよい。
【0057】
◎比較の形態
実施の形態1〜3に係るシート処理装置との比較のため、従来のシート処理装置のシート処理プロセスを図2及び図9に示すタイミングチャート(図9上段及び<比較の形態>を参照)に基づいて説明する。
【0058】
シートSが第1搬送路16あるいは第2搬送路17を通過すると、シートエントランスセンサSSによってシートSの通過が検知される。また、搬送されてコンパイルトレイC上に排出されたシートSは、図示しないタンパによってタンピングがなされ揃えられる。そして、この動作は、シート束Bとして揃える枚数(ここではN枚とする)まで続けられる。
【0059】
次に、シート束Bを構成する最後のN枚目のシートSがシートエントランスセンサSSを通過してからt1時間(t1は当該最後のシートSがコンパイルトレイCに排出される時間以上に設定される)経過後、ステープラ36によりシート束Bに中綴じが施される。そして、中綴じの終了と同時に、搬送モータMBの駆動が開始され、搬送ロール28aによって中綴じされたシート束Bが折り畳み部68に向けて搬送される。
【0060】
その後、搬送されたシート束Bは、シート束エントランスセンサSBとの対向部に到達し、シート束エントランスセンサSBがオンとなる。そのt2時間(t2はシート束Bの先端部がストッパ71に到達する時間以上に設定される)経過後、折りナイフ偏心カム78が駆動されて折りナイフ76がシート束Bの中央部に押し込まれると共に、折りモータMF及び排出モータMOが駆動され折りロール73a,73b,74a,74b(ベルト73c,74c)及びシート束排出ロール81aが搬送方向に回転せしめられ、シート束Bが折られながら中折りトレイ86に排出される。
【0061】
従って、比較の形態に係るシート処理装置では、折り時間がT0しか得られないのに対し、上述した実施の形態1〜3に係るシート処理装置では、夫々、前記T0より長い折り時間T1〜T3を確保できることから、その分より確実な折りを行えることが把握される。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のシート束を揃えるのに必要な揃え時間に応じて、その前に揃えられたシート束の折り処理時間を制御するようにしたので、生産性を低下させることなく、しかも、確実にシート束を折ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート処理装置の概要を示す説明図である。
【図2】 本発明のシート処理装置の実施の形態1がプリンターに連結された状態の側断面概略図である。
【図3】 実施の形態1のステープル作業位置の説明図で、(a)は平面図、(b)は側断面図((b)のIIIB−IIIB線断面図)である。
【図4】 排出ロールの駆動機構のを示す説明図である。
【図5】 ステープラ位置制御手段の説明図である。
【図6】 前記ステープラ作業位置にシートを停止させるストッパの説明図である。
【図7】 図6に示すストッパの作動説明図であり、(a)はストッパが作動位置に保持されている状態を示す図、(b)はストッパが非作動位置に保持された状態を示す図である。
【図8】 制御装置のブロック図である。
【図9】 実施の形態1〜3及び比較の形態のタイミングチャートである。
【図10】 実施の形態3の変形例の説明図である。
【符号の説明】
1…シート揃え手段,2…折り手段,3…制御手段,4…折り部材対,5…プレス機構,B…シート束,F…折り部,N…ニップ部,S…シート

Claims (7)

  1. 複数のシートを揃えてシート束とするシート揃え手段と、
    前記シート揃え手段の下流側に配設され、当該シート揃え手段で揃えられたシート束を折り処理する折り手段とを備えるシート処理装置であって、
    前記シート揃え手段が次のシート束を揃えるのに必要な揃え時間に応じて、前記折り手段による前記シート束の折り処理時間を制御する制御手段を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記制御手段は、前記シート揃え手段が次のシート束を揃えるまで、前記折り手段によるシート束の折り処理を継続させることを特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記折り手段は、ニップ部を形成し且つ当該ニップ部に前記シート束の中間部を巻き込むことで当該シート束に折り部を形成する折り部材対を有し、
    前記折り処理は、前記折り部材対のニップ部に前記シート束に形成された折り部を挟持しながら停止させるものであることを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記折り手段は、ニップ部を形成し且つ当該ニップ部に前記シート束の中間部を巻き込むことで当該シート束に折り部を形成する折り部材対を有し、
    前記折り処理は、前記折り部材対のニップ部の上流側及び下流側に前記シート束に形成された折り部を移動させるものであることを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項4に記載のシート処理装置において、
    前記折り部材対の上流側にも折り部材対が設けられることを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記折り手段は、ニップ部を形成し且つ当該ニップ部に前記シート束中間部を巻き込むことで当該シート束に折り部を形成する折り部材対と、当該折り部材対の下流側で前記折り部をプレスするプレス機構とを有し、
    前記折り処理は、前記折り部材対のニップ部に前記シート束に形成された折り部を通過させた後、前記プレス機構にて前記折り部を押圧しながら停止させるものであることを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項1に記載のシート処理装置において、
    前記制御手段は、前記折り手段の折り処理時間が予め決められた時間以上となる条件下で、当該折り手段の折り処理を終了させることを特徴とするシート処理装置。
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