JP2622870B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JP2622870B2 JP27166188A JP27166188A JP2622870B2 JP 2622870 B2 JP2622870 B2 JP 2622870B2 JP 27166188 A JP27166188 A JP 27166188A JP 27166188 A JP27166188 A JP 27166188A JP 2622870 B2 JP2622870 B2 JP 2622870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機や画像読取装置等の原稿台(プラ
テンガラス)上に原稿を自動給送し、処理後の原稿を該
原稿台上から排出させる原稿搬送装置の改良に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般にこの種の原稿搬送装置では、原稿台の側部に配
設された原稿収納部(給紙トレイ)と、該給紙トレイか
ら原稿を1枚毎前記原稿台に向けて給送する原稿給送手
段と、前記原稿台上に配設され、前記原稿給送手段から
給送される原稿を搬送し、前記原稿台面上の露光位置に
定置させ所定枚数の露光が終了したとき原稿を前記原稿
台上から排出する原稿搬送手段と、露光の終了した原稿
を回収して排紙トレイ上に載置させる排紙手段とから構
成される。
この原稿搬送装置は、複写機のプラテンガラス上にお
いて、白色無端ベルトで原稿をプラテンガラス面に押圧
し、かつ該ベルトの移動により原稿を搬送する原稿搬送
手段を備えたものであった。即ち、この原稿搬送手段
は、無端ベルトでプラテンガラスの全面を覆って原稿を
押圧するとともに、そのわずかな弛みによって原稿面の
適所と摩擦力を発生させながら搬送するものであった。
このため、 ベルトが回動するに足る厚み方向のスペースが必要と
なり、装置本体の全高が大きくなり大型化した。
ベルトの疲労や劣化により押圧力が経時的に低下した
り、弾性不足によるトラブルを起こしやすくなり保守性
が悪い。
ベルトをプラテンガラス上で滑らせながら回動させる
ため、高出力の大型モータを使用しなければならない。
などの問題点を有していた。
本出願人は、先に上記の問題点を改良して、装置の薄
型化と、保守性向上を同時に実現できる原稿搬送装置を
提案した(特願昭63−3341号出願明細書)。
この発明の原稿搬送装置は、複写機上に配設した装置
本体内にプラテンガラス面に沿う原稿押えシート部材
(白色固定シート部材、以下シート部材と称す)を設
け、該シート部材の適所に設けた透孔を通して前記プラ
テンガラス面に原稿搬送ローラを摺接させて、装置全体
の高さを低く、しかも無端ベルトを使わずに原稿を搬送
することができるように構成したものである。
上記原稿搬送装置の原稿搬送ローラは、プラテンガラ
ス上の各種サイズの原稿を搬送するため複数本のローラ
群から構成され、各ローラは駆動源から回転力が伝達さ
れている。
この原稿搬送装置では、その搬送部でプラテンガラス
面と原稿押えシートとの間に原稿を順送搬入し、次に、
該原稿を逆送して原稿後端ストッパ板(突当て板)に突
き当てるようにして位置決め停止させ、この突当て停止
状態の原稿に露光を行う。
第12図は原稿サイズと搬送ローラの配置を示す平面図
である。図において、原稿台(プラテンガラス)11の左
端の突当て板12に各種サイズの原稿が停止して露光処理
を受ける。上記原稿台11の上面側には、原稿搬送装置の
原稿搬送ローラ301,302,303と、白色シート部材304とが
設けられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような原稿搬送装置においては、
原稿台11上で原稿を突当て板12に向かって搬送すると
き、最小サイズの原稿、例えばB6判やB5判原稿の場合に
は、突当て板12に近い1軸の原稿搬送ローラ301に摺動
して原稿が圧接搬送され、最大サイズの原稿、例えばA3
判原稿の場合には、複数軸の各原稿搬送ローラ301,302,
303に摺動して圧接搬送される。
このように、突当て板12に突き当てられる各種サイズ
の原稿は、小サイズ原稿の場合には、1軸の原稿搬送ロ
ーラ301の摺動搬送力によってのみ送られて突き当てら
れるから、その突き当て力は小さく、中サイズの原稿の
場合には、2軸の原稿搬送ローラ301,302、大サイズの
原稿の場合には3軸の原稿搬送ローラ301,302,303の搬
送力によってそれぞれ突き当てられるから、中サイズ原
稿や大サイズ原稿の突当て板12への突き当て力は軸数に
比例して大きくなる。
原稿を逆送して突当て板12で当接・停止させる際、各
原稿搬送ローラによる原稿の突き当て力が過大である
と、原稿の後端部が折り曲げられたり、原稿にしわを発
生したり、原稿が斜めにセットされたりする。あるいは
原稿の後端部が突当て板12の上面に乗り上げたり、更に
原稿が突当て板12の上部へすり抜けて、給紙部側へと戻
ってしまうなどのトラブルが発生する。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記の点に鑑み、薄型化と保守性向上を同
時に実現できる、前記原稿押えシート部材と回転駆動さ
れる原稿搬送ローラとから成る原稿搬送装置を改良し
て、逆送される各種サイズの原稿が、何れも突当て板に
均一に当接して確実に停止し、正確に位置決めすること
のできる原稿搬送装置を提供することを目的としてい
る。
上記の目的を達成するため、この発明の原稿搬送装置
は、給紙手段から給送される原稿を複写機の原稿台上で
順方向搬送するとともに、該原稿を突当て板に突き当て
るように逆方向搬送する正逆転可能な原稿搬送ローラ
と、原稿を原稿台面に圧接する原稿押さえシート部材と
から成る原稿搬送装置において、前記原稿台面を圧接す
る複数軸に分配した複数の原稿搬送ローラを、原稿搬送
方向に沿って縦列配置するとともに、前記突当て板に向
けて原稿を逆方向搬送するときに、前記原稿搬送ローラ
のうち、突当て板に近い位置にある1つまたは2つの前
記原稿搬送ローラを原稿に圧接して、それ以外の原稿搬
送ローラを、原稿台面から離間させる手段を設けて原稿
を搬送することを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの発明による原稿搬送装置断面図、第2図
はこの原稿搬送装置全体の駆動系統図、第3図は搬送ロ
ーラ駆動系の平面図、第4図は搬送部の斜視図である。
これらの図において、10は複写機本体、11はプラテン
ガラス、12は原稿後端ストッパ板(突当て板)であり、
原稿搬送装置100は上記プラテンガラス11の上方に搭載
される。該原稿搬送装置100は、複写機本体10の上部の
ヒンジ部に装着され揺動可能な構造をなし、プラテンガ
ラス11の上面を開閉自在にしている。
原稿搬送装置100は、給紙部200、搬送部300、排紙部4
00の主要3部から構成されている。
原稿搬送装置100は上部には、折畳み可能な可動給紙
皿102と、ハウジング本体101に固設された固定給紙皿10
3とから成る給紙トレイが何れも傾斜して設けられ、該
給紙トレイには原稿Dが積層状に載置可能であり、原稿
Dの先端は給紙部200に挿入されるようになっている。
また、104は原稿の横幅を規制するための用紙幅規制板
である。
上記固定給紙皿103の給紙方向下流側の中央付近は凹
状に切り欠かれていて、該凹状切欠部には、可動ガイド
板105が、固定給紙皿103の上面より上下方向に揺動自在
になっている。該可動ガイド板105は図示しないソレノ
イドに接続している。
一方、上記可動ガイド板105の上方には、送り出しレ
バー201が揺動自在に支持されている。即ち、送り出し
レバー201の一端の軸部はハウジング本体101の給紙口10
6の上方に回転自在に軸支され、他端は送り出しレバー2
01の自重により下降して、原稿Dの上面を押圧する。
原稿を給紙する際には、前記可動ガイド板105は上昇
位置に在り、送り出しローラ212の外周上面よりやや上
方に停止している。この状態で可動給紙皿102、固定給
紙皿103上に原稿Dをセットし、原稿Dを給紙方向前方
に向けて押し出すと、原稿Dの先端は上記可動ガイド板
105の上面に沿って押し出されるとともに、上方に支持
され自重で垂下している送り出しレバー201の下面を押
し上げて後述する重送防止ローラ213の外周面およびハ
ウジング本体101のリブに当接して停止する。第1図は
この原稿セット状態を示す断面図である。
給紙開始信号により前記ソレノイドに通電すると、可
動ガイド板105が揺動されその先端部が下降し、前記固
定給紙皿103の上面より沈下する。
次に原稿搬送装置100の左側で、前記給紙トレイの給
送下流側に設けられた給紙部200は、給紙トレイ上から
挿入された原稿Dの束を送り込み、更にその最下層から
1枚ずつ分離して送出するための送出手段(第1給紙手
段)と、分離した原稿Dを複写機本体10のプラテンガラ
ス11上に給紙する第2給紙手段とを備えている。
この送出手段は、第1駆動軸210の中央に遊嵌され、
第2駆動軸211によって駆動される送り出しローラ(第
1給紙ローラ)212と、該送り出しローラ212の斜上方に
設けた重送防止ローラ取付板214に軸支された重送防止
ローラ213とから構成されている。
第2図は原稿搬送装置全体の駆動系統図である。メイ
ンモータ215の駆動軸は歯車216,217、タイミングプーリ
218,219とタイミングベルト220、タイミングプーリ219
と同軸の歯車221、第2駆動軸211と一体をなす歯車222
を経由して前記第2駆動軸211を回転させる。該第2駆
動部211の一方の軸端には一方向クラッチ223を内蔵した
歯車224を有する。この歯車224は、前記第1駆動軸210
に遊嵌された送り出しローラ212と一体をなす歯車225と
歯合している。即ち、正逆回転するメインモータ215に
対し、第1駆動軸210に遊嵌された送り出しローラ212
は、メインモータ215の逆回転時にのみ第2駆動軸211か
ら動力伝達されて回転するが、メインモータ215の正転
時には動力伝達されずフリー回転する。
一方、第2駆動軸211の軸上で、前記送り出しローラ2
12の両側には、それぞれ第2給紙ローラ226,226が軸止
されていて駆動軸と一体に回転する。
また、上記第1駆動軸210の軸端付近には、一方向ク
ラッチを内蔵する2個の歯車227,228と、軸止された歯
車229がそれぞれ取付けられている。
一方、前記第2駆動軸211の軸端には、歯車230が軸止
され、該歯車230はアイドラ歯車230を介して上記第1駆
動軸210の軸端の歯車227に歯合している。
かくして、第1駆動軸210およびこれと一体をなす第
2給紙ローラ226,226はメインモータ215の正逆回転に対
し、常に給紙方向へ一定回転する機能をもつ。
上記第1駆動軸210に軸止された歯車229は、アイドラ
歯車232を介して、一方の軸端に固定された歯車233を有
する第3駆動軸(トルクリミッタ軸)234に動力伝達し
ている。第3駆動軸234の他方の軸端には、トルクリミ
ッタ235を有する歯車236が設けられている。該歯車236
はアイドラ歯車237を介して前記重送防止ローラ213と一
体をなす歯車238と歯合している。重送防止ローラ213は
前記送り出しローラ212に所定圧力で圧接してニップを
形成している。
前述したように前記第1駆動軸210は、メインモータ2
15の正逆回転に拘わらず一方向回転し、これと歯車結合
する重送防止ローラ213も一方向回転可能である。
上記送り出しローラ212と重送防止ローラ213とによる
原稿給送中に、送り出しローラ212を遊嵌支持する第1
駆動軸210に軸止された第2給紙ローラ226,226も送り出
しローラ212と等しい速度で同方向に回転して、原稿D
をUターン給送させる補助的役割をなしている。
給紙手段200の第2給紙手段は、前記第1駆動軸210に
遊嵌した前記送り出しローラ212の両サイドに固定した
2個の第2給紙ローラ226,226と、該ローラ226,226の下
面側で従動回転可能に圧接した従動ローラ240とから成
っている。
この第2給紙ローラ226,226は、送り出しローラ212と
は独立駆動可能で、しかも送り出しローラ212が回転す
るときは、同方向に回転して原稿Dの送出を妨げないよ
うになっている。
上記送り出しローラ212と重送防止ローラ123とのニッ
プ位置より給送下流側の搬送路で前記従動ローラ240の
圧接位置近傍には、原稿検出センサ241が設けられてい
る。該原稿検出センサ241は、前記原稿束のうち、ニッ
プ位置で分離送出された1枚の原稿の先端が通過すると
ONとなり、該原稿Dの後端が通過するとOFFするように
なっている。
前記原稿検出センサ241が原稿先端を検出すると、そ
の検出信号を発生してから一定時間後にソレノイドをON
となして、リンク機構の各部材を作動させ、可動ガイド
板105を下降させる。
また、これと同時に、メインモータ215は逆回転から
正回転に移行するが、このとき第2駆動軸211の歯車23
0、アイドラ歯車232、一方向クラッチを内蔵した歯車22
7を経由して(前記一方向クラッチを内蔵する歯車228に
は回転伝達が行われない)、第1駆動軸210は依然同方
向に回転を継続し、該軸210に軸止した第2給紙ローラ2
26も同方向に連続回転する。
しかし、メインモータ215の正回転移行に伴って、第
2駆動軸211も逆回転から正回転に移行するが、該第2
駆動軸211の軸端に設けた一方向クラッチ223によって歯
車224はフリー回転となり、これと歯合する歯車225、お
よび歯車225と一体をなす送り出しローラ212は何れも回
転伝達が行われなくなる。
ここで、原稿Dの先端が前記第2給紙ローラ226と従
動ローラ240に圧接挟持されると、フリー回転する送り
出しローラ212と正回転する第2給紙ローラ226とに密着
巻回された原稿Dは、送り出しローラ212を給紙方向に
従動回転させる。
なお、重送防止ローラ213は、第1駆動軸210が正回転
を持続しているから引続き正回転して2枚目以降の原稿
の重送を防止して戻す動作を行っている。また、第2給
紙ローラ226はその後も継続回転して分離した1枚の原
稿Dを引き続き搬送部300へ給紙する。
搬送部300は、プラテンガラス11上で原稿Dを搬送す
るためのもので、原稿Dを圧接して順送および逆送させ
る原稿搬送ローラ(以下搬送ローラと称す)301,302,30
3と該搬送ローラを正逆転駆動する駆動手段と、白色の
原稿押えシート部材(以下シート部材と称す)304と、
該シート部材304を圧接・解除するシート押圧手段とを
主構成要素として備えている。
搬送ローラ301,302,303は、プラテンガラス11上の原
稿Dを搬送するためのもので、原稿Dを押圧しながら回
転して摩擦力で搬送できるよう、シート部材304の裏面
側の各透孔305,306,307に対応させて設けてある。搬送
ローラ301,302,303の表面は、摩擦力の大きい弾性材料
(例えばゴムまたはプラスチックのスポンジ体)で覆わ
れ、透孔305,306,307を通して端部がプラテンガラス11
の表面に接している。また、搬送ローラ301,302,303
は、露光時に原稿Dの最終位置を微調整できるよう正逆
転可能になっている。
前記メインモータ215は前記給紙部200と搬送部300を
同時に駆動する。即ち、メインモータ215の駆動回転力
は歯車列216,321,320,316を経て伝達され、駆動軸311を
回転させる。
第5図は上記搬送駆動部310の断面図である。
上記駆動軸311は両軸端付近の軸受312,313,および該
軸受312,313を固設する取付板314,315により回転自在に
軸支されている。また該駆動軸311の一方の軸端には歯
車316が、他の軸端付近にはタイミングプーリ317が固定
されている。該歯車316は、取付板318に固定されたアイ
ドラ軸319に回転自在な小径の歯車320に歯合する。該小
径の歯車320は大径の歯車321と一体をなし、該歯車321
は前記メインモータ215の駆動軸と一体をなす歯車216と
歯合する。
かくしてメインモータ215の駆動回転力は歯車列216,3
21,320,316を経て伝達され、駆動軸311を回転させる。
駆動軸311の軸端に固設したタイミングプーリ317は、
両端の2箇所に歯付きプーリ部を有し、それぞれタイミ
ングベルト322,323を巻回して回動可能である。
上記駆動搬送部310の給送上流側には、タイミングベ
ルト322を介して第1の搬送ローラ部330が配設されてい
る。また給送下流側にはタイミングベルト323を介して
第2の搬送ローラ部340が、更に給送下流側にはタイミ
ングベルト324を介して第3の搬送ローラ部350がそれぞ
れ配設されている。
第6図は第1の搬送ローラ部330の断面図である。な
お、上記搬送ローラ部330,340,350は何れも共通の部材
で構成されているから、以下第1の搬送ローラ部330を
代表して説明する。
搬送ローラ301と一体をなす回転軸301aの中央部には
タイミングプーリ331が軸止されている。また該回転軸3
01aの両軸端には、鉄銅系焼結合金から成る軸受332A,33
2Bが嵌合する。
該軸受332A,332Bは、それぞれ前後の搬送ローラ取付
板333の縦長穴部に挿入され、切欠部で回り止めされ
る。上記搬送ローラ301の回転軸301aは、軸受332A,332B
とともに上記取付板333に挿入される。軸受332A,332Bは
ばね付勢され、搬送ローラ301の外周面をプラテンガラ
ス11面に圧接する。
このように構成された第1の搬送ローラ部330は、プ
ラテンガラス11に押圧されるとともに、タイミングプー
リ317,331に巻回されたタイミングベルト322によって駆
動が伝達される。
第2の搬送ローラ部340の搬送ローラ302も同様にして
ばね付勢されるとともに、タイミングベルト323の回動
によってタイミングプーリ341が回転して回転が伝達さ
れる。
ここで342A,342Bは搬送ローラ302の両端軸部を回転自
在に支持する軸受で、取付板343の長穴に嵌入し、上下
方向に移動可能であり、トーションスプリング344によ
ってプラテンガラス11側に加圧されている。
第3の搬送ローラ部350の搬送ローラ303は、上記タイ
ミングプーリ341とタイミングベルト324の駆動力をタイ
ミングプーリ351で受け、該タイミングプーリ351と一体
となって回転される。ばね付勢力も前記同様に搬送ロー
ラ303を押圧してプラテンガラス11側に加圧する。ここ
で352A,352Bは搬送ローラ303の両端軸部を回転自在に支
持する軸受で、取付板353の長穴に嵌合し、上下方向に
移動可能であり、トーションスプリング354によってプ
ラテンガラス11側に加圧されている。
第7図は原稿搬送状態を示す搬送ローラ302,303の回
転駆動手段の側面図、第8図は該搬送ローラ302,303の
昇降駆動手段の側面図である。
前記歯車320,321の軸上には、タイミングプーリ361が
一体に形成されていて、タイミングベルト362により他
方のタイミングプーリ363間に巻架されている。該タイ
ミングプーリ363は歯車364と一体をなし、支持基板366
が植設された支軸365に回転自在になっている。上記歯
車364は後述のカム軸371の一端に設けたばねクラッチ36
7内の歯車3671と歯合する。該カム軸371は上記支持基板
366に固定された軸受368及び後述の搬送ローラ昇降手段
370の支持板374に設けた軸受372A,372Bにより回転自在
に支持されている。
第9図は、ばねクラッチ367の斜視図である。図にお
いて、ばねクラッチ367は、カム軸371に固定されたハブ
3672と、カム軸371に嵌合するすべり軸受3673と一体を
なし回転自在な前記歯車3671と、該歯車3671とハブ3672
の各胴部に巻きつけられ、緊締・弛緩自在なコイルばね
3674と、該コイルばね3674の一端を係止しコイルばね36
74を覆うカラー3675とから構成されている。上記ハブ36
72の外周の一部には突起部3672Aが形成されていて、該
突起部3672Aは支持基板366に固設されたストッパ369の
一方の舌片部369Aに当接したとき、ハブ3672の回転は停
止される。
また、カラー3675の外周の一部にも突起部3675Aが形
成されていて、該突起部3675Aが前記ストッパ369の他方
の舌片部369Bに当接したとき、カラー3675は回転を停止
する。
前記カム軸371には、偏芯カム373A,373Bが軸止されて
いる。
前記取付板374の前後の側壁には、4本の支軸375A,37
5B,375C,375Dが植設され、該各支軸には、コイルばね37
6A,376B,376C,376Dが巻装されている。また、該各支軸
には、軸受と一体になった揺動レバー377A,377B,377C,3
77Dがそれぞれ嵌装されている。
上記揺動レバ377A,377Bは、それぞれコイルばね376A,
376Bによってばね付勢されて、上記支軸375A,375Bを中
心にして反時計方向に揺動し、各揺動レバー377A,377B
の右端(第8図参照)は上昇し、偏芯カム373A,373Bを
圧接している。一方揺動レバー377A,377Bの左端は下降
し、第2の搬送ローラ部340の搬送ローラ302は、トーシ
ョンスプリング344のばね付勢力および自重によって取
付板343の長穴に沿って下降し、プラテンガラス11の上
面に当接し圧接する。
同時に、他方の揺動レバー377C,377Dは、それぞれコ
イルばね376C,376Dによってばね付勢されて、前記支軸3
75A,375Bを中心にして反時計方向に揺動し、各揺動レバ
ー377C,377Dの左端(第8図参照)は上昇し、偏芯カム3
73C,373Dを圧接している。一方、該揺動レバー377C,377
Dの右端は下降し、第3の搬送ローラ部350の搬送ローラ
303は、トーションスプリング354のばね付勢力および自
重によって取付板353の長穴に沿って下降し、プラテン
ガラス11の上面に当接し、圧接する。
大サイズの原稿(例えばA3判,B4判等)を搬送すると
きには、上記の搬送ローラ302,303が下降した状態で、
プラテンガラス11上の原稿を圧接して駆動回転して搬送
する。
メインモータ215の逆転駆動により、給紙部200からプ
ラテンガラス11へ向けて給送された大サイズの原稿D
は、第1図に示す搬送部300の搬送ローラ301,302,303に
より、プラテンガラス11上を滑走し、原稿Dの後端が原
稿後端ストッパ(突当て板)12を通過する。
給送中の原稿Dの後端が前記原稿検出センサ241を通
過し、後端検出信号を発生してから、原稿サイズに応じ
た所定パルスをカウントする。
この原稿順送中には、搬送ローラ駆動部の各部材は、
メインモータ215の駆動力によって第7図図示の矢印方
向に回転し、ばねクラッチ367のハブ3675は反時計方向
に回転して、突起部3675Aはストッパ369の舌片部369Bに
当接して停止する。このばねクラッチ367のハブ3675
は、カム軸371とピン結合して一体に回転し、カム373A,
373Bは第8図図示の上死点に達したとき停止する。
搬送ローラ駆動部は引続きメインモータ215の駆動力
によって上記矢印方向に回転し、ばねクラッチ367の歯
車3671も継続して回転しているが、ばねクラッチ367に
内蔵するコイルばね3674の弛み勝手により、すべり軸受
3673で空転して駆動力はカム軸371に伝達されない。
このパスル数をカウントアップすると、メインモータ
215は逆転から正転に変えられ、搬送ローラ301,302,303
は逆転して原稿Dの後端を突当て板12に突き当てること
により、原稿Dはプラテンガラス11上の所定位置にセッ
トされる。
第10図は原稿逆送状態の搬送部300の回転駆動手段の
側面図、第11図は原稿逆送時の搬送ローラ302,303の昇
降駆動手段の側面図である。
上記メインモータ215の正転により、搬送ローラ駆動
部の各部材は、第10図図示の矢印方向に回転して、ばね
クラッチ367の歯車3671は時計方向に回転し、これとコ
イルばね3674を介してばね結合するハブ3672を一体とな
って回転させる。ハブ3672の突起部3672Aが逆回転して
前記ストッパ369の舌片部369Aに当接して、ハブ3672は
停止する。これによりハブ3672と一体をなすカム軸371
も逆回転後停止して、カム373A,373Bは第11図図示の下
死点位置となる。なお、上記歯車3671はハブ3672の停止
後も、コイルばね3674の弛み勝手によって、引続き前記
メインモータ215の正転駆動力により逆回転を継続す
る。
上記カム373A,373Bの下死点位置への回動により、該
カム373A,373Bに押圧されて揺動レバー377A,377Bはそれ
ぞれ支軸375A,375Bを中心にして揺動し、揺動レバー377
A,377Bの先端部は、搬送ローラ302の両端軸に嵌入する
軸受342A,342Bを押圧して、上方に押し上げるから、搬
送ローラ302はプラテンガラス11の面上から離間する。
同時に、揺動レバー377C,377Dも上記カム373A,373Bに
より揺動されて、搬送ローラ303もプラテンガラス11の
面上から離間する。但し第1の搬送ローラ部330の搬送
ローラ301は常にプラテンガラス11を押圧して回転駆動
されているから、この原稿逆送時には、原稿サイズに拘
らず、搬送ローラ301によってのみ圧接搬送される。
こののち、所定のパルスカウント後に、シート部材30
4が原稿Dをプラテンガラス11に圧接し、引続き複写機
本体10内で原稿の露光走査および画像形成処理が開始さ
れる。
露光走査を終了した原稿Dは、搬送ローラ301,302,30
3の圧接回転によりプラテンガラス11上を通過して、排
紙部400の排紙ローラ401、ピンチローラ402,403によっ
て圧接挟持されて排出され、外部の排紙皿406上に載置
される。
上記排紙部400の搬送経路中に設けた排紙センサ404に
よって、原稿Dの先端または後端が検出されると、2枚
目以降の原稿の給紙動作が上記と同様に繰り返される。
〔発明の効果〕
上述のように、この発明の原稿搬送装置は、装置の薄
型化と保守性向上を実現したローラ搬送方式の原稿搬送
装置であり、特に、原稿を突当て板に逆送するとき、複
数本から成る各原稿搬送ローラのうち、突当て板に近い
1つまたは2つの原稿搬送ローラによってのみで原稿を
逆行搬送駆動し、他の原稿搬送ローラは、プラテンガラ
ス面から離間させてあるから、逆行する原稿はそのサイ
ズ大小に拘らず常に一定した搬送力によって円滑に逆行
させられる。これによって逆行搬送する原稿を突当て板
に当接停止させるときの圧接力は、ほぼ一定となり、原
稿損傷や、原稿位置決め不良等のトラブルが解消され
た。更に、搬送ローラ昇降手段は専用の動力源を必要と
せず、搬送部の構造も簡単であり、低コストと信頼性向
上を実現できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による原稿搬送装置の断面図、第2図
はこの原稿搬送装置の全体の駆動系統図、第3図は搬送
ローラ駆動系の平面図、第4図は搬送部の斜視図、第5
図は搬送駆動部の断面図、第6図は搬送ローラ部の断面
図、第7図および第10図は搬送ローラ駆動系の側面図、
第8図および第11図は搬送ローラ昇降手段の側面図、第
9図はばねクラッチの斜視図、第12図は原稿サイズと搬
送ローラの配置を示す平面図である。 10……複写機本体 11……プラテンガラス(原稿台) 12……原稿後端ストッパ板(突当て板) 100……原稿搬送装置、215……メインモータ 300……搬送部 301,302,303……原稿搬送ローラ 304……原稿押えシート部材(シート部材) 310……搬送駆動部 330……第一の搬送ローラ部 340……第二の搬送ローラ部 350……第三の搬送ローラ部 332A,332B,342A,342B,352A,352B,372A,372B……軸受 344,354……トーションスプリング 333,343,353,374……取付板 367……ばねクラッチ、369……ストッパ 370……搬送ローラ昇降手段 371……カム軸、373A,373B……偏芯カム 375A,375B,375C,375D……支軸 376A,376B,376C,376D……コイルばね 377A,377B,377C,377D……揺動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−172944(JP,A) 特開 昭61−229738(JP,A) 特開 昭61−135774(JP,A) 実開 昭56−115156(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙手段から給送される原稿を複写機の原
    稿台上で順方向搬送するとともに、該原稿を突当て板に
    突き当てるように逆方向搬送する正逆転可能な原稿搬送
    ローラと、原稿を原稿台面に圧接する原稿押さえシート
    部材とから成る原稿搬送装置において、 前記原稿台面を圧接する複数軸に分配した複数の原稿搬
    送ローラを、原稿搬送方向に沿って縦列配置するととも
    に、前記突当て板に向けて原稿を逆方向搬送するとき
    に、前記原稿搬送ローラのうち、突当て板に近い位置に
    ある1つまたは2つの前記原稿搬送ローラを原稿に圧接
    して、それ以外の原稿搬送ローラを、原稿台面から離間
    させる手段を設けて原稿を搬送することを特徴とする原
    稿搬送装置。
JP27166188A 1988-10-26 1988-10-26 原稿搬送装置 Expired - Lifetime JP2622870B2 (ja)

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EP89119847A EP0366120B1 (en) 1988-10-26 1989-10-25 Document conveyance apparatus
DE89119847T DE68914089D1 (de) 1988-10-26 1989-10-25 Dokumentenzuführvorrichtung.

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