JP3536742B2 - 感光材料搬送装置 - Google Patents

感光材料搬送装置

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JP3536742B2
JP3536742B2 JP28408999A JP28408999A JP3536742B2 JP 3536742 B2 JP3536742 B2 JP 3536742B2 JP 28408999 A JP28408999 A JP 28408999A JP 28408999 A JP28408999 A JP 28408999A JP 3536742 B2 JP3536742 B2 JP 3536742B2
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photosensitive material
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drive
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照人 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料が搬送さ
れる第1搬送経路と、この第1搬送経路に沿って設けら
れた第1搬送手段と、前記感光材料が搬送される第2搬
送経路と、この第2搬送経路に沿って設けられた第2搬
送手段とを備えた感光材料搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】かかる感光材料搬送装置は写真処理装置
において用いられている。写真処理装置における構成を
説明すると、かかる写真処理装置は露光部、現像処理
部、乾燥処理部を備えており、ロール状に収納された感
光材料が感光材料収容マガジンから引き出されるとプリ
ントサイズに切断され、露光部において現像済みネガフ
ィルムのコマ画像が露光される。画像を露光された感光
材料は現像処理部にまで感光材料搬送装置により搬送さ
れて所定の現像処理がなされた後、乾燥処理がされて写
真処理装置本体の外部に排出される。
【0003】ここで、露光部に至るまでと露光部におい
ては感光材料は1列で搬送されているが、感光材料の処
理能力を高めるために、露光部よりも下手側に配置され
た感光材料搬送装置において1列から2列に振り分けて
搬送するようにしており、現像処理以下の工程において
は感光材料は2列で搬送される。
【0004】かかる感光材料搬送装置の構成について更
に詳しく説明すると、この感光材料搬送装置は、1列か
ら2列に振り分けるための振り分け搬送機構と、2列に
振り分けた後に、2列の感光材料の先頭を揃えた状態で
搬送させるための先端揃え機構とを備えて構成されてい
る。本発明にかかる感光材料搬送装置は、この先端揃え
機構に関わるものであり、その従来技術を図6により説
明する。
【0005】この感光材料搬送装置は、感光材料Pが搬
送される第1搬送経路(図6の右側)と、第2搬送経路
(図6の左側)とが平行に並べて配置されている。第1
搬送経路には、第1搬送ベルト81と、この第1搬送ベ
ルト81に巻回される第1搬送ローラ81a,81bと
が備えられている。第2搬送経路には、第2搬送ベルト
82と、この第2搬送ベルト82に巻回される第2搬送
ローラ82a,82bとが備えられている。搬送経路の
下手側に配置された第1搬送ローラ81aと第2搬送ロ
ーラ82aとは、共通の駆動軸83により支持されてお
り、駆動軸83と第1搬送ローラ81aとは固定されて
一体回転するように支持されている。第2搬送ローラ8
2aは、その内部に設けられたベアリングにより駆動軸
83に支持されており、駆動軸83とは独立して回転で
きるように構成されている。
【0006】なお、図6には示されていないが、実際は
感光材料Pは、一対の搬送ベルトに挟持されて搬送され
るものであり、図6においては、そのうちの一方の搬送
ベルト81,82のみが図示されている。
【0007】また、駆動軸83の一方の端部にはプーリ
84が設けられ、第1駆動モータ85のモータプーリ8
6との間にタイミングベルト87が巻回されている。さ
らに、第2駆動モータ88のモータプーリ89と第2搬
送ローラ82aとの間にもタイミングベルト90が巻回
されている。かかる構成により上手側の振り分け装置か
ら感光材料が第1搬送経路に送り込まれてくる時は、第
1駆動モータ85のみを駆動して第1搬送ベルト81の
みを駆動し、第1搬送経路の先頭位置に感光材料Pが到
着すると第1駆動モータ85を停止して感光材料Pを待
機させておく。次に、振り分け装置から感光材料が第2
搬送経路に送り込まれてくる時は、第2駆動モータ88
のみを駆動して第2搬送ベルト82のみを駆動する。そ
して、第1、第2搬送経路の感光材料の先頭が揃った状
態になると、第1、第2駆動モータ85,88の双方を
駆動して感光材料Pを2列の状態で下手側に送り出すの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にかかる感光材料搬送装置においては駆動源とし
ての駆動モータを2つ設けており、次のような問題点が
あった。すなわち、モータ及びそのドライバ等の回路部
品が2セット必要になるため、コストが高くなってい
た。また、モータを2つ設けると、これらのモータを同
時に駆動した場合に振動や騒音が大きくなっていた。さ
らに、回路部品が2セット必要なために消費電力も大き
くなっていた。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、コストを低減すると共に、振動・騒
音・消費電力に関して改善した感光材料搬送装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る感光材料搬送装置は、感光材料が搬送され
る第1搬送経路と、この第1搬送経路に沿って設けられ
た第1搬送手段と、前記感光材料が搬送される第2搬送
経路と、この第2搬送経路に沿って設けられた第2搬送
手段と、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を駆動
する1つの駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記第1搬
送手段及び前記第2搬送手段に伝達する第1駆動伝達経
路と、前記駆動源の駆動力を前記第2搬送手段のみに伝
達する第2駆動伝達経路とを備え、前記駆動源の回転方
向の切り換えにより、前記第1駆動伝達経路または前記
第2駆動伝達経路のいずれかが選択されるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】この構成による感光材料搬送装置の作用・
効果は次の通りである。まず、1つの駆動源により第1
搬送手段と第2搬送手段の両方が駆動される。そして、
駆動源の回転方向を切り換えられるようにし、例えば、
第1の回転方向において、第1駆動伝達経路により駆動
力を第1搬送手段と第2搬送手段の双方に伝達させ、第
2の回転方向において、第2駆動伝達経路により駆動力
を第2搬送手段にのみに伝達するようにするのである。
【0012】そして、感光材料の先頭を揃えるための第
1、第2搬送手段の制御としては、次のように行なうこ
とができる。
【0013】(1)第1搬送経路に感光材料が最初に送
り込まれてくる。 (2)この場合には、第1の回転方向に駆動源を駆動
し、第1搬送手段と第2搬送手段の双方を駆動する。第
2搬送手段も駆動しているが、第2搬送経路にはまだ、
感光材料が送り込まれてこない状態であるから、この点
は問題ない。 (3)感光材料が第1搬送経路の所定位置にくると駆動
源を停止させる。 (4)次に、駆動源の回転方向を第2の回転方向に切り
換える。 (5)これにより、第2搬送手段のみが駆動されて、第
2搬送経路に送り込まれてくる感光材料を搬送させるこ
とができる。 (6)第2搬送経路に送り込まれた感光材料の先頭と、
第1搬送経路にて待機している感光材料の先頭とがそろ
った状態になると、再び、駆動源の回転方向を第1の回
転方向とする。 (7)第1、第2搬送手段の双方が駆動されて、2列の
感光材料の先頭が揃った状態で搬送経路の下手側に送り
出される。
【0014】以上のように、駆動源が1つであるからコ
ストを低減すると共に、振動・騒音・消費電力に関して
改善した感光材料搬送装置を提供することができた。
【0015】本発明の好適な実施形態として、前記第1
搬送手段に備えられた、第1搬送ベルト及び、この第1
搬送ベルトが巻回される第1搬送ローラと、前記第2搬
送手段に備えられた、第2搬送ベルト及び、この第2搬
送ベルトが巻回される第2搬送ローラと、前記第1搬送
ローラと前記第2搬送ローラとを共通に支持する駆動軸
とを備え、前記第1搬送ローラは駆動軸と一体回転する
ように支持され、前記第2搬送ローラは第3一方向クラ
ッチを介して前記駆動軸に支持されているものがあげら
れる。
【0016】この構成によると、駆動軸は第1、第2搬
送ローラを共通に支持するようにしているから構成を簡
素化することができる。また、第1搬送ローラは駆動軸
と一体回転するように支持され、第2搬送ローラは一方
向クラッチを介して駆動軸に支持されているから、一方
向クラッチがロックされる方向に駆動軸を回転すると、
第1、第2搬送ローラの双方を回転させることができ
る。また、第2搬送ローラのみを駆動するようにする
と、上記一方向クラッチが滑り、第2搬送ベルトのみが
駆動されるようにすることができる。
【0017】本発明の別の好適な実施形態として、前記
駆動源の駆動力により回転する伝達軸と、前記伝達軸に
第1一方向クラッチを介して支持される第1伝達ギヤ
と、前記伝達軸に前記第1一方向クラッチとは逆方向に
作用する第2一方向クラッチを介して支持される第2伝
達ギヤと、前記第2搬送ローラと一体回転するように設
けられ、前記第1伝達ギヤと噛み合う第3伝達ギヤと、
前記駆動軸と一体回転するように設けられた第4伝達ギ
ヤと、前記第2伝達ギヤと前記第4伝達ギヤとの双方に
噛み合うアイドルギヤとを備え、前記第1駆動伝達経路
においては、前記伝達軸、前記第2伝達ギヤ、前記アイ
ドルギヤ、前記第4伝達ギヤ、前記駆動軸の順に駆動力
が伝達されることで前記第1搬送ローラ及び前記第2搬
送ローラを回転させ、前記第2駆動伝達経路において
は、前記伝達軸、前記第1伝達ギヤ、前記第3伝達ギヤ
の順に駆動力が伝達されることで前記第2搬送ローラの
みを回転させるように構成されているものがあげられ
る。
【0018】この構成による作用・効果は次の通りであ
る。駆動源を第1の回転方向に駆動することにより、伝
達軸、第2伝達ギヤ、アイドルギヤ、第4伝達ギヤ、駆
動軸の順に駆動力が伝達されることにより、第1、第2
搬送ローラの双方が駆動される。これにより第1、第2
搬送ベルトの双方が駆動される。なお、この時、第2一
方向クラッチはロックされた状態であり伝達軸と第2伝
達ギヤとは一体回転するが、第2一方向クラッチと逆方
向に作用する第1一方向クラッチは滑っており、第1伝
達ギヤは駆動用として機能しない。
【0019】一方、駆動源を第2の回転方向に駆動する
ことにより、伝達軸、第1伝達ギヤ、第3伝達ギヤの順
に駆動力が伝達されることで第2搬送ローラ(第2搬送
ベルト)のみを駆動させることができる。この時、第1
一方向クラッチはロックされた状態であり伝達軸と第1
伝達ギヤとは一体回転するが、第2一方向クラッチは滑
っており第2伝達ギヤには駆動力は伝達されない。した
がって、第2搬送ローラのみが駆動する。ちなみに、第
3一方向クラッチも滑る状態にあるから第2搬送ローラ
の回転により駆動軸は回転されないようになっている。
【0020】以上のように、駆動源の回転方向の切り換
えにより確実に1つの駆動源により感光材料の搬送制御
をできるようになった。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明にかかる感光材料搬送
装置が用いられている写真処理装置の構成を示す図であ
る。
【0022】<写真処理装置の構成>この写真焼付装置
は、大きく分けて露光部1と現像処理部3とを備えてい
る。このうち、露光部1は、主にペーパー4(感光材料
に相当する。)をロール状に巻いたペーパーマガジン5
と、カッター6と、搬送用ベルトを含む露光台7と、光
源8と、ミラートンネル9と、ネガマスク10と、レン
ズユニット11からなる公知の構成を備えている。カッ
ター6は、ペーパーマガジン5から引き出された長尺状
のペーパー4をプリントサイズに切断するものであり、
プリントサイズに切断してからネガフィルムの画像が露
光される。
【0023】焼付露光されたペーパー4は、ローラ群よ
りなる搬送装置2により1列状態で矢印の方向に搬送さ
れる。現像処理部3にペーパー4が送り込まれる手前に
ペーパー4を振り分けるための感光材料搬送装置16が
設けられており、振り分けユニット17と送り出しユニ
ット18により構成されている。感光材料搬送装置10
は、ペーパー4を1列搬送状態から2列搬送状態に振り
分けるために設けられている。振り分けユニット17は
ベルトコンベアにより構成され搬送経路と直交した方向
(図1の紙面に垂直な方向)に移動することができる。
送り出しユニット18もベルトコンベアにより構成され
ている。感光材料搬送装置10により2列に振り分けら
れた後、ペーパー4は現像処理部3へ送り込まれる。
【0024】現像処理部3は、現像処理液を貯留する複
数の処理槽からなる現像処理槽14を備えている。現像
処理部3を通過したペーパー4は、乾燥処理部15に送
り込まれ、乾燥処理部15の搬送経路をペーパー4が通
過する間に、適宜乾燥される。ペーパー4は、プリント
排出部43から排出され、横送りコンベア40によりオ
ーダー仕分け機のトレイ(不図示)に集積される。
【0025】<感光材料搬送装置>次に、感光材料搬送
装置16の詳細を説明する。図2は、感光材料搬送装置
の平面図、図3、図4は作動を説明するための斜視図で
ある。
【0026】図2(a)において、右側にペーパー4の
第1搬送経路が、左側に第2搬送経路が、互いに平行な
状態に並べて設けられている。第1搬送経路には、ペー
パー4を搬送するための第1搬送ベルト21と、この第
1搬送ベルト21に巻回される第1搬送ローラ21a,
21bとが備えられている。第2搬送経路には、同じく
ペーパー4を搬送するための第2搬送ベルト22と、こ
の第2搬送ベルト22に巻回される第2搬送ローラ22
a,22bとが備えられている。ペーパー4は、実際に
は一対の搬送ベルトに挟持された状態で搬送されるが、
図2(a)には図示の都合上、一方の搬送ベルトのみが
図示されている。
【0027】第1、第2搬送ローラ21a,22aは、
共通の駆動軸23により支持されている。第1搬送ロー
ラ21aと駆動軸23とは、常時一体回転できるように
固定支持されている。また、第2搬送ローラ22aと駆
動軸23とは、第3一方向クラッチ(不図示)を介して
支持されており、第3一方向クラッチがロックされた状
態になると、第2搬送ローラ22aと駆動軸23とは一
体回転することができる。また、搬送経路の上手側に配
置されている第1、第2搬送ローラ21b,22bにつ
いても同様に共通の支持軸24により支持されている。
【0028】駆動源として1つの駆動モータ25が設け
られている。駆動モータ25のモータ軸25aにモータ
ギヤ26が取り付けられている。伝達軸27には、第1
伝達ギヤ28、第2伝達ギヤ29、第5伝達ギヤ30と
が支持されている。第5伝達ギヤ30は、モータギヤ2
6と噛み合うと共に、伝達軸27に対して固定して取り
付けられている。つまり、第5伝達ギヤ30と伝達軸2
7とは、常時一体回転するように構成されている。第1
伝達ギヤ28は、伝達軸27に対して第1一方向クラッ
チ(不図示)を介して支持されている。第2伝達ギヤ2
9は、伝達軸27に対して第2一方向クラッチ(不図
示)を介して支持されている。また、第1一方向クラッ
チと第2一方向クラッチとは、互いに逆方向に作用する
ように構成されている。
【0029】前述した第2搬送ローラ22aには一体的
に第3伝達ギヤ31が形成されており、第3伝達ギヤ3
1は第1伝達ギヤ28と噛み合うように配置される。ま
た、駆動軸23の一端部には、第4伝達ギヤ32が固定
して取り付けられており、第4伝達ギヤ32は常時駆動
軸23と一体回転するようになっている。また、第2伝
達ギヤ29と第4伝達ギヤ32の双方に噛み合うアイド
ルギヤ33が設けられている。
【0030】振り分けユニット17について簡単に説明
すると、図2の矢印A方向に移動可能な搬送ベルト35
を備えている。露光部1から送られてくるペーパー4を
送り出しユニット18のいずれかの搬送経路に送り込む
ことができるように作動する。
【0031】<感光材料搬送装置の作動説明>次に、感
光材料搬送装置の作動を図2(b)、図3、図4により
説明する。図3において、駆動モータ25を時計方向
(CW:第1の回転方向)に回転すると、モータギヤ2
6も時計方向に回転し、第5伝達ギヤ30及び伝達軸2
7を反時計方向(CCW)に回転させる。伝達軸27の
CCW回転により、第2一方向クラッチはロック状態と
なり、第2伝達ギヤ29をCCW回転、アイドルギヤ3
3をCW回転、第4伝達ギヤ32をCCW回転させる。
【0032】第4伝達ギヤ32のCCW回転により、駆
動軸23もCCW回転し、これに固定された第1搬送ロ
ーラ21aがCCW回転させられる。また、駆動軸23
のCCW回転により、第3一方向クラッチがロック状態
となり第2搬送ローラ22aもCCW回転する。第2搬
送ローラ22aがCCW回転すると、第3伝達ギヤ31
がCCW回転し、これにより第1伝達ギヤ28はCW回
転させられるが、この時に、第1一方向クラッチが滑る
ことになる。以上のように、第1駆動伝達経路として、
駆動モータ25→モータギヤ26→第5伝達ギヤ30→
伝達軸27→第2伝達ギヤ29→アイドルギヤ33→第
4伝達ギヤ32→駆動軸23の順に駆動力が伝達され、
第1、第2搬送ベルト21,22の双方が駆動されるこ
とになる。
【0033】次に、図4により駆動モータ25を反時計
方向(CCW)回転した場合の動作を説明する。これに
より、モータギヤ26はCCW回転、第5伝達ギヤ30
はCW回転、伝達軸27はCW回転をする。伝達軸27
のCW回転により第1一方向クラッチはロック状態にな
り、第1伝達ギヤ28を一体的にCW回転させ、第3伝
達ギヤ31及び第2搬送ローラ22aをCCW回転させ
る。この場合、第3一方向クラッチは滑る方向に作用す
るので、駆動軸23は回転せず、したがって、第1搬送
ローラ21aは駆動されない。また、第2一方向クラッ
チも滑る方向に作用し、第2伝達ギヤ29も駆動されな
い。
【0034】以上のように、第2駆動伝達経路として、
駆動モータ25→モータギヤ26→第5伝達ギヤ30→
伝達軸27→第1伝達ギヤ28→第3伝達ギヤ31の順
に駆動力が伝達され、第2搬送ベルト22のみが駆動さ
れることになる。
【0035】<ペーパーの動き>図5により、振り分け
ユニット17から送り出しユニット18に送り込まれて
くるペーパー4の動きに関して簡単に説明する。まず、
図5(a)に示すように、振り分けユニット17により
第1搬送経路に最初のペーパー4が送り込まれる。この
場合は、駆動モータ25をCW回転させる。これによ
り、図3で説明したように、第1、第2搬送ベルト2
1,22の双方が駆動されて、ペーパー4は第1搬送ベ
ルト21により搬送される。このとき、第2搬送ベルト
22も駆動しているわけであるが、次のペーパー4がま
だ送り込まれてこない状態であるから問題はない。ペー
パー4が第1搬送経路の先頭位置にくると駆動モータ2
5を停止させる。これにより、ペーパー4も所定の位置
にて停止する。
【0036】次に、振り分けユニット17からは、第2
搬送経路に次のペーパー4が送り込まれてくるので、駆
動モータ25をCCW回転させる。これにより、図4で
説明したように、第2搬送ベルト22のみが駆動され
る。そして、第2搬送経路上のペーパー4の先端と、第
1搬送経路において待機しているペーパー4の先端とが
揃った状態になると、再び駆動モータ25をCW回転さ
せる。これにより、第1、第2搬送ベルト21,22の
双方が駆動されて、2列のペーパー4は、その先端が揃
った状態で、次工程の現像処理部3へと送り込まれるの
である。
【0037】<別実施形態> 1.本実施形態では搬送手段として搬送ベルトを用いて
いるが、これに代えて複数の搬送ローラ群を採用しても
良い。 2.本実施形態の感光材料搬送装置16は、送り出しユ
ニット18のすぐ下手側に現像処理部3が設けられてい
る構成であるが、送り出しユニット18の下手側にペー
パー4をストックしておくための機構を設けるようにし
てもよい。
【0038】3.本実施形態では、1列から2列に振り
分けるための振り分け搬送機構で説明しているが、3列
以上に振り分ける場合にも本発明は応用できる。例え
ば、3列に振り分ける場合には、3列のうちの2列の搬
送部分に本発明に係る構成を採用することができる。ま
た、4列に振り分ける場合には、そのうちの2列の搬送
部分と残りの2列の搬送部分に本発明に係る構成を採用
することができる。5列以上の場合にも、同様にして本
発明に係る構成を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光材料搬送装置が用いられてい
る写真処理装置の構成を示す図
【図2】感光材料搬送装置の平面図
【図3】感光材料搬送装置の作動を説明する斜視図
(1)
【図4】感光材料搬送装置の作動を説明する斜視図
(2)
【図5】ペーパーの動きを説明する図
【図6】従来技術に係る感光材料搬送装置の構成を示す
【符号の説明】
16 感光材料搬送装置 21 第1搬送ベルト 21a 第1搬送ローラ 22 第2搬送ベルト 22a 第2搬送ローラ 23 駆動軸 25 駆動モータ 27 伝達軸 28 第1伝達ギヤ 29 第2伝達ギヤ 31 第3伝達ギヤ 32 第4伝達ギヤ 33 アイドルギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00 - 17/00 G03B 27/00 - 27/80

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料が搬送される第1搬送経路と、 この第1搬送経路に沿って設けられた第1搬送手段と、 前記感光材料が搬送される第2搬送経路と、 この第2搬送経路に沿って設けられた第2搬送手段と、 前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段を駆動する1つ
    の駆動源と、 前記駆動源の駆動力を前記第1搬送手段及び前記第2搬
    送手段に伝達する第1駆動伝達経路と、 前記駆動源の駆動力を前記第2搬送手段のみに伝達する
    第2駆動伝達経路とを備え、 前記駆動源の回転方向の切り換えにより、前記第1駆動
    伝達経路または前記第2駆動伝達経路のいずれかが選択
    されるように構成されていることを特徴とする感光材料
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1搬送手段に備えられた、第1搬
    送ベルト及び、この第1搬送ベルトが巻回される第1搬
    送ローラと、 前記第2搬送手段に備えられた、第2搬送ベルト及び、
    この第2搬送ベルトが巻回される第2搬送ローラと、 前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラとを共通に支
    持する駆動軸とを備え、 前記第1搬送ローラは駆動軸と一体回転するように支持
    され、前記第2搬送ローラは第3一方向クラッチを介し
    て前記駆動軸に支持されていることを特徴とする請求項
    1に記載の感光材料搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源の駆動力により回転する伝達
    軸と、 前記伝達軸に第1一方向クラッチを介して支持される第
    1伝達ギヤと、 前記伝達軸に前記第1一方向クラッチとは逆方向に作用
    する第2一方向クラッチを介して支持される第2伝達ギ
    ヤと、 前記第2搬送ローラと一体回転するように設けられ、前
    記第1伝達ギヤと噛み合う第3伝達ギヤと、 前記駆動軸と一体回転するように設けられた第4伝達ギ
    ヤと、 前記第2伝達ギヤと前記第4伝達ギヤとの双方に噛み合
    うアイドルギヤとを備え、 前記第1駆動伝達経路においては、前記伝達軸、前記第
    2伝達ギヤ、前記アイドルギヤ、前記第4伝達ギヤ、前
    記駆動軸の順に駆動力が伝達されることで前記第1搬送
    ローラ及び前記第2搬送ローラを回転させ、 前記第2駆動伝達経路においては、前記伝達軸、前記第
    1伝達ギヤ、前記第3伝達ギヤの順に駆動力が伝達され
    ることで前記第2搬送ローラのみを回転させるように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の感光材
    料搬送装置。
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