JP2001092032A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2001092032A
JP2001092032A JP26693099A JP26693099A JP2001092032A JP 2001092032 A JP2001092032 A JP 2001092032A JP 26693099 A JP26693099 A JP 26693099A JP 26693099 A JP26693099 A JP 26693099A JP 2001092032 A JP2001092032 A JP 2001092032A
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photographic
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speed
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JP26693099A
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English (en)
Inventor
Seiji Minamiyama
誠司 南山
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真処理装置の露光ユニット内での搬送速度
を常時一定に保持して搬送することにより、高品質な画
像形成を可能とする。 【解決手段】 写真感光材料Pを搬送しながら写真感光
材料Pに画像情報を露光する露光部12と、写真感光材
料Pを収納する収納部6から搬送された写真感光材料P
を前記露光部12に搬送する供給部10と、露光された
写真感光材料Pを現像処理する現像処理部18と、露光
された写真感光材料Pを現像処理部18に搬送する搬送
部14,16とを有する写真処理装置2であって、前記
供給部10における写真感光材料Pの搬送速度は露光部
12における写真感光材料Pの搬送速度よりも速く、前
記搬送部14,16における写真感光材料Pの搬送速度
は露光部12における写真感光材料Pの搬送速度より遅
く設定されている写真処理装置2が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙等の写真感
光材料に画像の露光を行い、然る後に処理タンク内に充
填された処理液中を通過させることにより現像処理する
写真感光材料の写真処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の写真処理装置においては、印画紙
等の写真感光材料の収納部、写真感光材料を所定サイズ
に切断する切断部、切断された写真感光材料を露光部に
搬送する供給部、写真感光材料に画像情報を露光する露
光部、露光後の写真感光材料を現像処理部へ搬送する搬
送部、写真感光材料を現像処理する現像処理部等を有し
ており、写真感光材料は前記各部を搬送されることによ
り、画像情報が露光され現像処理されて装置外に排出さ
れている。
【0003】そして、写真感光材料を搬送しながら露光
する形式の写真処理装置においては、露光部を通過する
際の写真感光材料の搬送速度が最優先して設定され、そ
して露光部の直上流側の供給部、及び直下流側の搬送部
における搬送手段の搬送速度は前記露光部を通過する際
の写真感光材料の搬送速度に一致させるのが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
写真感光材料の写真処理装置においては、露光部の直上
流側、及び直下流側の搬送速度が部品寸法誤差や組立誤
差等の原因により設定速度から微妙にズレてしまうこと
がある。従って、露光部を通過する際の写真感光材料の
搬送速度と露光部の直上流側、及び直下流側の搬送速度
を完全に同調させることが極めて困難であった。
【0005】そして、露光部を通過する際の写真感光材
料の搬送速度が露光部の直上流側の供給部、または直下
流側の搬送部における搬送手段の影響を受けて搬送速度
に変動を生じ搬送ムラを生じてしまうことがあった。即
ち、露光部上流側における供給部の搬送速度が露光部の
搬送速度より遅いと露光部及び供給部に跨って写真感光
材料を搬送する際には露光部での露光搬送時に上流側の
写真感光材料が負荷となり露光部の搬送速度が当初の設
定速度より遅くなる。
【0006】また、露光部下流側の搬送部における搬送
速度が露光部における搬送速度より速いと露光部及び搬
送部に跨って写真感光材料を搬送する際には露光部での
露光搬送時に写真感光材料が下流側より引っ張られ露光
部の搬送速度が当初設定より速くなる。
【0007】露光部を通過中に搬送ムラ(当初設定され
ている設定速度とのズレ)を生じてしまうと、写真感光
材料にバンディング(搬送方向と直交する方向に発生す
る帯状の濃度ムラ)が発生し、画像品質にとって悪影響
を及ぼしていた。
【0008】従って、本発明は露光部において安定した
速度で写真感光材料を搬送させることにより高品質な画
像形成を行うことができる写真処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、写真感
光材料を搬送しながら写真感光材料に画像情報を露光す
る露光部と、写真感光材料を収納する収納部から繰り出
された写真感光材料を前記露光部に搬送する供給部と、
露光された写真感光材料を現像処理部に搬送する搬送部
とを有する写真処理装置であって、前記供給部における
写真感光材料の搬送速度VUは露光部における写真感光
材料の搬送速度VLよりも速く、前記搬送部における写
真感光材料の搬送速度VDは露光部における写真感光材
料の搬送速度VLより遅く設定されている写真処理装置
が提供される(請求項1)。
【0010】この構成によれば、写真感光材料は収納部
から供給部を経て搬送され、露光部において搬送されな
がら写真感光材料に画像情報が露光され、然る後にさら
に搬送され現像処理部において現像処理される。そし
て、露光部の上流側にある供給部における写真感光材料
の搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速
度VLよりも速く設定されているので、供給部と露光部
に写真感光材料が跨って搬送される際にも、供給部と露
光部の間で速度差に起因して搬送に伴いループが生成さ
れる。よって、露光部における写真感光材料の搬送速度
は当初の設定速度VLを常時安定して保持することが可
能である。また、露光部の下流側にある搬送部における
写真感光材料の搬送速度VDは露光部における写真感光
材料の搬送速度VLよりも遅く設定されているので、搬
送部と露光部に写真感光材料が跨って搬送される際に
も、搬送部と露光部の間で速度差に起因して搬送に伴い
ループが生成される。よって、露光部における写真感光
材料の搬送速度は当初の設定速度VLを常時安定して保
持することが可能である。従って、露光部において安定
した速度で写真感光材料を搬送させて露光することによ
り高画質な画像形成を行うことができる。
【0011】また、前記供給部における写真感光材料の
搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度
VLよりも速く、VL<VU<1.01VLであり、前記搬
送部における写真感光材料の搬送速度VDは露光部にお
ける写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.99VL
<VD<VLに設定されている写真処理装置が提供される
(請求項2)。この構成によれば、供給部における写真
感光材料の搬送速度VUは露光部における写真感光材料
の搬送速度VLよりも1%速く、搬送部における写真感
光材料の搬送速度VDは露光部における写真感光材料の
搬送速度VLより1%遅いので、搬送に伴って発生する
ループ(たわみ)をごく僅かにして、かつ、露光部にお
いて安定した速度で写真感光材料を搬送させて露光する
ことにより高画質な画像形成を行うことができる。
【0012】また、前記供給部における写真感光材料の
搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度
VLよりも速く、1.005VL<VU<1.01VLであ
り、前記搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは
露光部における写真感光材料の搬送速度VLより遅く、
0.99VL<VD<0.995VLに設定されている写
真処理装置が提供される(請求項3)。この構成によれ
ば、供給部における写真感光材料の搬送速度VUは露光
部における写真感光材料の搬送速度VLよりも0.5%
ないし1%速く、搬送部における写真感光材料の搬送速
度VDは露光部における写真感光材料の搬送速度VLより
0.5%ないし1%遅いので、搬送に伴って発生するル
ープ(たわみ)をごく僅かにして、かつ、露光部におい
て安定した速度で写真感光材料を搬送させて露光するこ
とにより高画質な画像形成を行うことができる。
【0013】また、前記供給部から露光部に至る搬送経
路、及び前記露光部から搬送部に至る搬送経路には写真
感光材料の搬送に伴い生成するループを保持するループ
保持手段が設けられている写真処理装置が提供される
(請求項4)。この構成によれば、供給部から露光部に
至る搬送経路、及び露光部から搬送部に至る搬送経路に
はループ保持手段が設けられているので、写真感光材料
の搬送に伴いループが生成するが、このループを安定し
て保持することができる。
【0014】また、前記ループ保持手段はループ保持ガ
イドと、ループを打ち消す方向へループ保持ガイドを付
勢する付勢手段とからなる写真処理装置が提供される
(請求項5)。この構成によれば、写真感光材料の搬送
に伴いループが生成するが、このループをループ保持ガ
イド及び付勢手段とにより安定して保持することができ
る。
【0015】また、前記供給部における写真感光材料の
搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度
VLよりも速く、VL<VU<1.02VLであり、前記搬
送部における写真感光材料の搬送速度VDは露光部にお
ける写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.98VL
<VD<VLである写真処理装置が提供される(請求項
6)。この構成によれば、供給部における写真感光材料
の搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速
度VLよりも2%速く、搬送部における写真感光材料の
搬送速度VDは露光部における写真感光材料の搬送速度
VLより2%遅いので、搬送に伴って発生するループ
(たわみ)を僅かにして、かつ、露光部において安定し
た速度で写真感光材料を搬送させて露光することにより
高画質な画像形成を行うことができる。
【0016】また、前記供給部における写真感光材料の
搬送速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度
VLよりも速く、1.005VL<VU<1.02VLであ
り、前記搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは
露光部における写真感光材料の搬送速度VLより遅く、
0.98VL<VD<0.995VLである写真処理装置
が提供される(請求項7)。この構成によれば、供給部
における写真感光材料の搬送速度VUは露光部における
写真感光材料の搬送速度VLよりも0.5%ないし2%
速く、搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは露
光部における写真感光材料の搬送速度VLより0.5%
ないし2%遅いので、搬送に伴って発生するループ(た
わみ)を僅かにして、かつ、露光部において安定した速
度で写真感光材料を搬送させて露光することにより高画
質な画像形成を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る写
真感光材料の写真処理装置の構成を示す図であり、以
下、図1に基づいて説明する。
【0018】写真感光材料の写真処理装置2は、搬送方
向上流側より下流側に沿って、写真感光材料収納部6
(以下、単に収納部6と称する。)、切断部8、供給部
10、露光部12、第1搬送部14、第2搬送部16、
現像処理部18、乾燥処理部20とを備えている。
【0019】収納部6は、長尺状の印画紙である写真感
光材料PがリールRに巻回されて収納されているマガジ
ン62を有する。
【0020】切断部8は、マガジン62から引き出され
た写真感光材料Pを下流側に搬送する搬送ローラ82
と、写真感光材料Pを所定長にカットするカッタ84と
を有する。
【0021】供給部10はカッタ84により切断された
写真感光材料Pを露光部12へ挟持搬送するための搬送
ローラ対102、104を有する。
【0022】露光部12は、下部に位置するPLZT素
子等の移送露光方式の露光ヘッド41によりデジタル画
像をライン露光する領域であり、前記搬送ローラ対10
2、104より搬送された写真感光材料Pを受け取っ
て、画像情報の露光を行った後に下流側の第1搬送部1
4に搬送するための搬送手段122、124を有する。
なお、PLZT素子とは、チタン酸ジルコン酸鉛にラン
タンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミ
ック材料から構成され、その材料の有する電気光学効果
を利用したシャッタアレイをいう。
【0023】第1搬送部14は、露光部12より搬送さ
れる写真感光材料Pを受け取って下流側の第2搬送部1
6に搬送するための搬送ローラ対142、144を有す
る。
【0024】第2搬送部16は、第1搬送部14より搬
送される写真感光材料Pを受け取って更に下流側の現像
処理部18へ搬送する搬送ローラ対162、164を有
する。
【0025】現像処理部18は、現像液の充填されてい
る現像処理タンク181と、漂白定着液の充填されてい
る漂白定着処理タンク182と、安定液の充填されてい
る第1の安定処理タンク183、第2の安定処理タンク
184、第3の安定処理タンク185がそれぞれ連設さ
れて構成されている。また、各処理タンク181乃至1
85内には、複数の搬送ローラ191及び搬送ベルト1
92からなる搬送ローラユニット19が紙面直角方向に
3列に亘って配設されており(図1においては1列のみ
図示している。)、露光された写真感光材料Pがこの搬
送ローラユニット19により現像液、漂白定着液及び安
定液中を順に通過して現像処理、漂白定着処理、安定化
処理を施されるように構成されている。
【0026】乾燥処理部20は、乾燥室202内に配設
された図略のヒータ、このヒータの熱を乾燥室202内
に送り込む図略のファン、搬送ローラ204、搬送ベル
ト206からなる搬送ベルトユニット21が紙面直角方
向に3列に亘って配設されており、現像処理された写真
感光材料Pが搬送ローラ204、搬送ベルト206によ
り現像処理部18側から搬入され、乾燥の終了した写真
感光材料Pが外部に排出されるように構成されている。
【0027】従って、第2搬送ユニット141まで写真
感光材料Pは1列で搬送され、現像処理部18、乾燥処
理部20では3列となって搬送される。これは、写真感
光材料Pは第2搬送ユニット141までは比較的高速で
搬送することが可能であるが、現像処理部18、乾燥処
理部20では処理に比較的時間を要するために低速で搬
送する必要があるためである。そのために、現像処理部
18に写真感光材料Pが導入される際に3列に振り分け
るための振り分け機構(図示していない)が設けられて
いる。
【0028】収納部6、切断部8、供給部10、露光部
12、第1搬送部14、第2搬送部16は各々ユニット
として構成されており、収納部6は収納ユニット61、
切断部8は用紙切断ユニット81、供給部10は供給ユ
ニット101、露光部12は露光ユニット121、第1
搬送部14は第1搬送ユニット141、第2搬送部16
は第2搬送ユニット161を有している。
【0029】収納ユニット61、切断ユニット81、供
給ユニット101、第1搬送ユニット141、第2搬送
ユニット161の各ユニットは、スライドレール等のス
ライド移動手段22を介して、搬送方向Xに対して直交
する方向(紙面直角方向)に装置本体2から引き出し可
能に構成されている。そして、写真感光材料Pが前記い
ずれかのユニット内で紙詰りを生じた際、またはメンテ
ナンスの際には、所要ユニットを引き出して処理を行
う。一方、各ユニットを引き出した後に反対方向に戻す
ことにより所要位置に装着される。
【0030】露光ユニット121については、位置関係
を厳密に保持する必要があるため、装置本体2の所要位
置に位置関係を保持して固定されている。そのため前記
スライド移動手段22は露光ユニット121には設けら
れておらず、一般ユーザーが用紙搬送方向Xに対して直
交する方向に装置本体2から引き出すことを規制してい
る。ただし、露光ユニット121についてもスライド移
動手段22を介在させて装置本体2から引き出し自在と
することも可能である。なお、切断ユニット81につい
てもスライド移動手段22を介在させて装置本体2から
引き出し自在とすることも可能である。
【0031】写真感光材料Pは、収納ユニット61のマ
ガジン62から送り出された後、切断ユニット81のカ
ッタ84にて必要な大きさのサイズに切断される。この
際、装置本体2内の露光部12、その他搬送装置の大き
さ、性能等の制約から装置本体2として、適用できうる
サイズが予め最小(Pmin)から最大(Pmax)まで定め
られている。従って、写真感光材料Pは大きさがPmin
からPmaxまでの間の大きさであれば、正常に搬送され
るように、各ユニット、及び搬送ローラの位置が設定さ
れている。
【0032】図2は露光部12を中心とした要部詳細図
である。以下、図2も参照して写真感光材料Pの具体的
な搬送について説明する。
【0033】搬送手段122、124は各々駆動ローラ
122A、124A及び下側に従動される第1従動ロー
ラ122B、124B、第2従動ローラ122C、12
4Cから構成されている。第1従動ローラ122B、第
2従動ローラ122Cはコロが紙面直角方向に串型に
(交互に)配置されており設けられている。同様に、第
1従動ローラ124B、第2従動ローラ124Cはコロ
が紙面直角方向に串型に(交互に)配置されて設けられ
ている。駆動ローラ122A、124Aは駆動モータと
して機能するステッピングモータ128から歯付ベルト
221、歯付車222、224を介して駆動されてい
る。同様に供給ユニット101の搬送ローラ対102、
104及び第1搬送ユニット141の搬送ローラ対14
2、144もステッピングモータ108、148により
駆動されている。
【0034】露光ユニット121内の駆動ローラ122
A、124Aの周速は同じであり、露光ユニット121
の上流側に存在する供給ユニット101の搬送ローラ対
102、104の周速は同じであり、露光ユニット12
1の下流側に存在する第1搬送ユニット141の搬送ロ
ーラ対142、144の周速は同じに設定されている。
【0035】供給ユニット101内の搬送ローラ対10
2、104(搬送手段)による写真感光材料Pの搬送速
度をVU、露光ユニット121内の駆動ローラ122
A、124Aの搬送速度をVL、第1搬送ユニット14
1の搬送ローラ対142、144(搬送手段)による搬
送速度をVLとすると、搬送速度VUは搬送速度VLより
も速く設定されている。具体的には、VU>VL、1.0
05VL<VU<1.01VL程度に構成されている。同
様に、搬送速度VDは搬送速度VLよりも遅く設定されて
いる。VL>VD、即ち、0.985VL<VD<0.99
VL程度に設定されている。
【0036】このように構成されていることにより、供
給ユニット101の搬送ローラ対104により速度VU
で搬送されて来た写真感光材料Pは、露光ユニット12
1内の駆動ローラ122Aに到達し、駆動ローラ122
A及び124Aにより、速度VLにて搬送される。とこ
ろが、前記したごとく、搬送速度VUは搬送速度VLより
も速く構成されているため、駆動ローラ122A、第2
従動ローラ122Cの上流側及び搬送ローラ104A、
搬送ローラ104Bの下流側において、搬送に伴って速
度差に起因してループが生成され、ループ量は写真感光
材料Pの搬送に伴い大きくなる。
【0037】同様に、露光ユニット121内の駆動ロー
ラ124A、第2従動ローラ124Cにより速度VUで
搬送される写真感光材料Pは、第1搬送ユニット141
内の搬送ローラ対142に到達し、搬送ローラ対142
により、速度VDにて搬送される。ところが、前記した
ごとく、搬送速度VDは搬送速度VLよりも遅く構成され
ているため、駆動ローラ124A、第2従動ローラ12
4Cの下流側及び搬送ローラ対142の上流側におい
て、搬送に伴って速度差に起因してループが生成され、
ループ量は写真感光材料Pの搬送に伴い大きくなる。従
って、搬送手段122、124間においては、露光部1
2における搬送手段の搬送速度VLが上流側の供給部1
0における搬送手段の搬送速度VUまたは下流側の第1
搬送部14における搬送手段の搬送速度VDの影響を受
けることなく常時一定に保持される。従って、写真感光
材料Pの搬送ムラを発生させることなく、高品質な画像
を写真感光材料P上に形成することが可能である。
【0038】更に、図3は本発明の他の実施形態を示す
図であり、以下、図3に基づいて説明する。図3におい
ては、駆動ローラ122A、第2従動ローラ122Cと
搬送ローラ104A、搬送ローラ104Bの間におい
て、ループを保持するためのループ保持手段が設けられ
ている。ループ保持手段はループ保持ガイド123及び
付勢手段125より構成されている。ループ保持ガイド
123は枢軸123Aを中心として枢支されており、遊
端側は付勢手段125により枢軸123Aを中心として
時計回り方向へ付勢されている。しかる如く構成されて
いることにより、駆動ローラ122A、第2従動ローラ
122Cと搬送ローラ104A、搬送ローラ104Bの
間において、ループが徐々に大きく形成されてくると、
当該ループによる写真感光材料Pのコシの作用によりル
ープ保持ガイド123の付勢手段125の付勢力に抗し
て、遊端側は反時計回り方向へ回動する。なお、付勢手
段125はループが生成してもバランスが保たれるよう
に付勢手段125の付勢力は設定されている。
【0039】同様に、露光ユニット121内の駆動ロー
ラ124A、第2従動ローラ124Cにより速度VLで
搬送される写真感光材料Pは、第1搬送ユニット141
内の搬送ローラ対142に到達し、搬送ローラ対142
により、速度VDにて搬送される。ところが、前記した
ごとく、搬送速度VDは搬送速度VLよりも遅く構成され
ているため、駆動ローラ124A、第2従動ローラ12
4Cの下流側及び搬送ローラ142A、搬送ローラ14
2Bの上流側において、写真感光材料Pの搬送に伴い速
度差に起因してループが生成される。ただし、駆動ロー
ラ124A、第2従動ローラ124Cと搬送ローラ14
2A、搬送ローラ142Bの間において、ループを保持
するためのループ保持手段が設けられている。ループ保
持手段はループ保持ガイド127及び付勢手段129よ
り構成されている。ループ保持ガイド127は枢軸12
7Aを中心として枢支されており、遊端側は付勢手段1
29により枢軸127Aを中心として時計回り方向へ付
勢されている。しかる如く構成されていることにより、
駆動ローラ124A、第2従動ローラ124Cと搬送ロ
ーラ142A、搬送ローラ142Bの間において、ルー
プが徐々に大きく生成されてくると、当該ループの腰の
作用によりループ保持ガイド127の付勢手段129の
付勢力に抗して、遊端側は反時計回り方向へ回動する。
なお、付勢手段129はループが生成しても、バランス
が保たれるように付勢力が設定されている。
【0040】このように、ループ保持手段(ループ保持
ガイド123,127、付勢手段125,129)が設
けられることにより、搬送速度VUは、1.005VL<
VU<1.02VL程度に設定されている。同様に、搬送
速度VDは搬送速度VLよりも遅く設定されている。VL
>VD、即ち、0.98VL<VD<0.995VL程度に
設定することが可能となり、具体的な設計公差を大きく
することができ、組立誤差も許容量が多くなり、全体と
して容易な設計及び組立を行うことが可能となる。
【0041】従って、搬送手段122、124間におい
ては、露光部12における搬送手段の搬送速度VLが上
流側の供給部10における搬送手段の搬送速度VUまた
は下流側の第1搬送部14における搬送手段の搬送速度
VDの影響を受けることなく常時一定に保持される。従
って、写真感光材料Pの搬送ムラを発生させることな
く、高品質な画像を写真感光材料P上に形成することが
可能である。
【0042】上記実施形態においては、露光ユニット1
21内の搬送手段は駆動ローラ122A,124Aに対
し従動ローラとして第1従動ローラ122B,124
B、第2従動ローラ122C,124Cを2つ設けたも
のを例示したが、駆動ローラ122A,124Aに対し
従動ローラを1つ設ける構成であってもよい。
【0043】上記実施形態においては、露光ユニット1
21下流側に第1搬送ユニット141、第2搬送ユニッ
ト161の2つの搬送ユニットを有しているが、第1搬
送ユニット141、第2搬送ユニット161を1つのユ
ニットにまとめた構成としてもよい。
【0044】上記実施形態においては、ロール状の写真
感光材料Pを収容するマガジン62を1個備えたものを
例示したが、幅の異なるサイズの写真感光材料Pを収容
するマガジン62を搬送方向Xに直交する方向に2個並
列に並べて配置し、幅方向のサイズに応じて適宜選択し
てマガジン62を使用することも可能である。
【0045】また上記実施形態においては、マガジン6
2から第2搬送ユニット161までほぼ、直線状の搬送
経路を例示したが、たとえば、マガジン62を装置本体
2の上面に配設して、本体上面から装置下部に配置され
ている供給部10に写真感光材料Pを搬送するような湾
曲した搬送経路とすることも可能である。
【0046】また上記実施形態においては、収納部6と
切断部8を各々別々のユニットとして構成したが、1つ
のユニットとしてまとめて構成することも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、露
光部直上流側の供給部における搬送手段の搬送速度は露
光部における搬送手段の搬送速度より速く、露光部直下
流側の搬送部における搬送手段の搬送速度はは露光部に
おける搬送手段の搬送速度より遅く設定されているた
め、露光部は、直上流側における供給部の搬送手段また
は直下流側における搬送部における搬送手段の搬送速度
の影響を受けることなく当初より設定されている速度を
保持して常時一定速度にて用紙を搬送することが可能な
ため、用紙の搬送ムラを生じることなく、高品質な画像
形成を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る写真感光材料の写真処
理装置の構成を示す図である。
【図2】露光部を中心とした要部詳細図である。
【図3】本発明の他の実施形態における主要部の構成図
である。
【符号の説明】
2…写真処理装置 6…収納部 10…供給部 12…露光部 14…第1搬送部 16…第2搬送部 18…現像処理部 102,104,142,144,162,164…搬
送ローラ対 P…写真感光材料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料を搬送しながら写真感光材
    料に画像情報を露光する露光部と、写真感光材料を収納
    する収納部から繰り出された写真感光材料を前記露光部
    に搬送する供給部と、露光された写真感光材料を現像処
    理部に搬送する搬送部とを有する写真処理装置であっ
    て、 前記供給部における写真感光材料の搬送速度VUは露光
    部における写真感光材料の搬送速度VLよりも速く、前
    記搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは露光部
    における写真感光材料の搬送速度VLより遅く設定され
    ていることを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部における写真感光材料の搬送
    速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度VLよ
    りも速く、VL<VU<1.01VLであり、前記搬送部
    における写真感光材料の搬送速度VDは露光部における
    写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.99VL<V
    D<VLに設定されていることを特徴とする請求項1記載
    の写真処理装置。
  3. 【請求項3】 前記供給部における写真感光材料の搬送
    速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度VLよ
    りも速く、1.005VL<VU<1.01VLであり、
    前記搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは露光
    部における写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.
    99VL<VD<0.995VLに設定されていることを
    特徴とする請求項2に記載の写真処理装置。
  4. 【請求項4】 前記供給部から露光部に至る搬送経路、
    及び前記露光部から搬送部に至る搬送経路には写真感光
    材料の搬送に伴い生成するループを保持するループ保持
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    写真処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ループ保持手段はループ保持ガイド
    と、ループを打ち消す方向へループ保持ガイドを付勢す
    る付勢手段とからなることを特徴とする請求項4記載の
    写真処理装置。
  6. 【請求項6】 前記供給部における写真感光材料の搬送
    速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度VLよ
    りも速く、VL<VU<1.02VLであり、前記搬送部
    における写真感光材料の搬送速度VDは露光部における
    写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.98VL<V
    D<VLに設定されていることを特徴とする請求項4ない
    し5のいずれかに記載の写真処理装置。
  7. 【請求項7】 前記供給部における写真感光材料の搬送
    速度VUは露光部における写真感光材料の搬送速度VLよ
    りも速く、1.005VL<VU<1.02VLであり、
    前記搬送部における写真感光材料の搬送速度VDは露光
    部における写真感光材料の搬送速度VLより遅く、0.
    98VL<VD<0.995VLに設定されていることを
    特徴とする請求項6に記載の写真処理装置。
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