JP2007153522A - シート搬送機構 - Google Patents

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元晴 羽畑
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Abstract

【課題】スイッチバック工程の際、被記録媒体が受ける衝撃を最小限に抑えることができ、バンディングを確実に排除できるシート搬送機構を提供する。
【解決手段】本発明は、シート状の被記録媒体を圧接して搬送する一対の圧接搬送手段と、該圧接搬送手段から送り出された前記被記録媒体の搬送方向を変更するターンガイド面を備えるガイド体と、前記被記録媒体の搬送方向におけるカール度合いを検出する検出手段と、を備え、該検出手段の検出結果に応じて前記ターンガイド面の位置を調整可能に構成されてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート搬送機構に関し、特に、写真処理を目的としてシート状の感光材料等を搬送するシート搬送機構に関する。
従来より、写真処理装置は、処理内容の異なる複数の処理部を有し、各処理部間及び各処理部内で搬送機構により被記録媒体(感光材料)を搬送し、各処理部内で前記被記録媒体に対して目的の処理を施すことで、結果物(写真プリント)を生成する、という構成となっている。
この種の一般的な写真処理装置は、図6に示すように、前段のプリンタ部Aと後段のプロセッサ部Bとに大別される。プリンタ部Aでは、マガジン61内でロール状に巻回され、該マガジン61から引き出された長尺の感光材料Pを主搬送ユニット62で搬送し、カッター63で所定の長さに切断した後、該切断した感光材料Pを搬送ユニット64で略水平方向に搬送して露光処理部65に引き渡し、ここで露光を行うといった一連の処理が行われる。プロセッサ部Bでは、露光後の感光材料Pを現像処理部67で現像、漂白、定着及び安定化した後、乾燥処理部68で温風を吹き付けて乾燥させるといった一連の処理が行われる。
連結部Cでは、搬送ユニット66により、露光処理部65から露光処理を終えて略水平方向に搬出される感光材料Pを受け取り、その表裏を反転させ(いわゆる「スイッチバック」)、縦向きにした状態で上方に移動させて、プロセッサ部Bの上方位置に送り込む処理が行われる。
前記スイッチバック工程の間、感光材料Pの露光処理は継続して行われている。したがって、かかるスイッチバック工程で大きな衝撃が感光材料Pに加わると、感光材料Pの搬送速度が乱され、露光処理に影響を及ぼす場合がある。その結果、帯状の露光ムラが生じる、いわゆる「バンディング」が発生してしまう虞がある。
これを防止するため、前記スイッチバック工程では、ターンガイドを使用することで、感光材料Pの搬送方向の変更をスムーズにするという対策が講じられている。具体的には、図7(イ)に示すように、ターンガイドの先端に傾斜部(R形状部でもよい)を設けることで(以下、かかる部分をターンガイド面と呼ぶ)、搬送ローラ対71から送り出された感光材料Pを下方向に緩やかに導き、搬送方向の変更に係る衝撃を抑えている。
ところで、感光材料Pは、上述したようにマガジン61内でロール状に巻回されていることから、必然的にその長手方向にカール癖(巻き癖)がついている。また、そのカール量(カール度合い)は、製造時からの経過時間やロール径の大きさ等の種々の条件で変化する。
したがって、ターンガイドを固定配置する従来の構成では、搬送する感光材料Pのカール度合いが大きい場合、感光材料Pの先端が、ターンガイド面でない部分(即ち、ターンガイドの平坦部)に当接してしまう現象が発生し(図7(ロ)参照)、結果としてバンディングが発生してしまう虞がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、搬送する被記録媒体のカール度合いに応じて、ターンガイド面を適切な位置に調整することのできるシート搬送機構を提供することを目的とする。
本発明に係るシート搬送機構は、シート状の被記録媒体を圧接して搬送する一対の圧接搬送手段と、該圧接搬送手段から送り出された前記被記録媒体の搬送方向を変更するターンガイド面を備えるガイド体と、前記被記録媒体の搬送方向におけるカール度合いを検出する検出手段と、を備え、該検出手段の検出結果に応じて前記ターンガイド面の位置を調整可能に構成されてなる、ことを特徴とする。
上記構成のシート搬送機構によれば、搬送する被記録媒体の搬送方向を変更する際、予め、当該被記録媒体のカール度合いを検出し、その検出結果(即ち、カール度合い)に応じて、ターンガイド面を位置調整することができるため、搬送する被記録媒体のカール度合いによって、当該被記録媒体の先端がターンガイド面でない部分に当接してしまう現象を確実に防止でき、被記録媒体の搬送方向の変更をスムーズにすることができる。これにより、搬送方向変更の際に被記録媒体に加わる衝撃を最小限に抑えられるので、前記圧接搬送手段(の圧接ポイント)上流側の処理(例えば、露光処理)において、前記衝撃を起因とする悪影響(例えば、バンディング)を確実に排除することが可能となる。
ここで、ターンガイド面とは、搬送方向の変更を緩やかにするためのガイド面であり、例えば、前記ガイド体において、その先端が圧接搬送手段側に傾斜している部分やR形状部分等がこれに該当する。
また、前記ターンガイド面の位置調整には、ガイド体の位置を調整する(例えば、ステッピングモータ等による昇降移動制御、あるいはガイド体の傾動制御等)ことで間接的に行う調整や、ターンガイド面の位置(傾斜角度等)のみを独立して調整する(傾動制御)ことも含まれる。
また、前記検出手段によるカール度合いの検出態様は種々考えられるが、前記圧接搬送手段下流側に前記被記録媒体の先端を検出する複数のセンサを配置し、前記検出手段は、前記複数のセンサの検出結果を用いて前記カール度合いを検出する、という構成を採用すると、検出精度の向上が図れる。
以上の如く、本発明のシート搬送機構によれば、搬送方向の変更の際、搬送する被記録媒体のカール度合いよって当該被記録媒体の先端がターンガイド面でない部分に当接してしまう現象を確実に防止でき、被記録媒体が受ける衝撃を最小限に抑えることができる。したがって、上流側の処理において、かかる衝撃に起因する悪影響を確実に排除でき、品質の維持が図れる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るシート搬送機構を組み込んだ写真処理装置1の外観図であり、図2は、該写真処理装置1の内部構成を示すブロック図である。
写真処理装置1は、写真処理装置1全体を制御する制御部10と、画像データを基に感光材料Pに露光処理を施す露光処理部(露光処理装置)20と、露光処理部20で露光処理された感光材料Pに対して現像処理を施す現像処理部30と、現像処理された感光材料Pを乾燥処理する乾燥処理部40とを備えている。
図2に示すように、制御部10は、各処理の処理状況や操作案内等を表示するモニタ100と、該モニタ100の表示に基づいて入力操作を行うための入力手段101と、露光処理部20で感光材料Pに露光処理を行うための画像データを読み取る読取手段102と、露光処理を行うに際し、各種処理や写真処理装置1の実質的な制御を行う演算処理装置103とを備えている。
モニタ100には、ブラウン管モニタあるいは液晶モニタを採用することができ、本実施形態では、ブラウン管モニタが採用されている。入力手段101には、キーボード101aとマウス101bとが採用されている。
本実施形態に係る読取手段102には、帯状のフィルムFに形成された複数のコマ画像を読み取るフィルムスキャナ102aと、CD−R/RWやメモリカード等の各種メディアからデータ(例えば、画像データ)を読み込むメディアドライブ102bとが採用されている。フィルムスキャナ102aは、フィルムFを長手方向に搬送しつつ、フィルムFから各コマ画像を画像データとして順々に読み取るようになっており、読み取った各画像データを演算処理装置103に伝送するようになっている。演算処理装置103は、実質的な演算を行うCPU104、該CPU104に演算を実行させるためのソフトウェア等が記憶されるRAM105やROM106等から構成されており、I/Oインターフェース(図示せず)を介してモニタ100や読取手段102(102a,102b)と電気的に接続している。
露光処理部20は、ロール状に巻回された長尺な感光材料Pを収納するマガジン200aと、該マガジン200aから引き出された感光材料Pを所定の長さで切断する切断装置201と、該切断装置201により切断された感光材料Pを露光処理する露光ユニット202と、前記露光処理部20内の各構成間で感光材料Pを搬送し、マガジン200aから引き出された感光材料Pを下流側(現像処理部30)に搬送するための搬送系203とを備えている。
マガジン200aは、ロール状にした感光材料Pを軸支可能に構成され、感光材料Pを長手方向に円滑に引き出させるようになっている。尚、本実施形態では、マガジン200aに収納される感光材料Pは、乳剤面を外側にして芯材に対しロール状に巻回されている。
本実施形態に係る写真処理装置1は、露光処理部20、現像処理部30、及び乾燥処理部40を一体化するための筐体2に対し、オプション(追加)のマガジン200bを収容するための補助筐体3を連結できるようになっている。そして、補助筐体3を筐体2に連結することで、筐体2内に収容したマガジン200aから引き出される感光材料Pの搬送経路に対し、オプションのマガジン200bから引き出される感光材料Pの搬送経路が合流するようになっている、尚、図示しないが、上述の搬送経路の合流部分には、搬送経路を切り換えるための搬送経路切換機構が設けられており、何れか一方のマガジン200a,200bから引き出された感光材料Pを下流側に搬送できるようになっている。
切断装置201は、一対のカッター204a,204bを備えており、該一対のカッター204a,204bを接離させることで、マガジン200a,200bから引き出された感光材料Pを所定サイズに切断するようになっている。
露光ユニット202は、感光材料Pを搬送する露光部搬送系205と、露光部搬送系205で搬送される感光材料Pの乳剤面を露光する露光エンジン206とを備えている。
露光部搬送系205は、図3に示すように、感光材料Pに対する露光領域Aを挟んで上流側及び下流側に配設された二組のローラ対207,208で構成されており、感光材料Pを横方向(略水平方向)に搬送するようになっている。該二組のローラ対207,208のそれぞれは、一方のローラ(下側のローラ)207a,208aに対して他方のローラ(上側のローラ)207b,208bが接離可能に設けられており、感光材料Pを圧着した状態と圧着を解除した状態とに切り換え可能になっている。
露光部搬送系205の下流側のローラ対208は、感光材料Pが到達するまで圧着を解除した状態で待機し、露光領域Aを通過した感光材料Pの先端が、そのローラ対208間に進入した状態で該感光材料Pを圧着するようになっている。また、露光部搬送系205の上流側のローラ対207は、圧着した感光材料Pの後端が該ローラ対207の圧着部分を通過する前に圧着を解除するようになっている。このように、二組のローラ対207,208の圧着とその解除とを切り換えること(いわゆる、踏み替え)で、感光材料Pの先端が下流側のローラ対208間に進入する際や、感光材料Pの後端が上流側のローラ対207を通過する際に、感光材料Pにバンディングが生じるのを防止し、露光処理に影響を与えることなく感光材料Pを下流側に搬送できるようになっている。
本実施形態に係る露光エンジン206は、レーザー光源(図示しない)や、該レーザー光源からのレーザー光を前記露光領域Aにまで導く光学系(例えば、ポリゴンミラーやレンズ:図示しない)等を備えた、いわゆるレーザーエンジンが採用されている。尚、露光エンジン206には、ハロゲンランプ等からなる光源と、該光源に光ファイバー束を介して接続された光シャッター(PLZT)とで構成されたものであってもよい。
図2に戻り、搬送系203は、マガジン200aから切断装置201まで感光材料Pを搬送する第一搬送系210と、切断装置201で切断された感光材料Pを露光ユニット202まで搬送する第二搬送系220と、露光ユニット202で露光処理中の感光材料Pを受け取った後に、その感光材料Pを下流側の現像処理部30に搬送する第三搬送系230とで構成されている。
第一搬送系210は、複数のローラ対211…が感光材料Pの搬送経路に沿って配設されて構成され、各ローラ対211…の一方のローラ211aを駆動することによって、感光材料Pを下流側(第二搬送系220)に向けて搬送するようになっている。
第二搬送系220は、第一搬送系210によって送られてくる感光材料Pの先端部を把持する第一把持機構221と、切断装置201の直下流側と露光ユニット202の直上流側とに跨るように設けられ、第一把持機構221を切断装置201と露光ユニット202との間で略直線状の軌道(略水平状の軌道)上で案内するガイドレール222と、第一把持機構221をガイドレール222に沿って往復移動させる駆動系(図示せず)とを備えている。かかる第二搬送系220は、第一搬送系210とは異なり、感光材料Pの先端部を第一把持機構221に把持させた状態で、該第一把持機構221を下流側に移動させることで、感光材料Pを搬送するようになっている。
第三搬送系230は、露光処理部20と下流側の現像処理部30との間で感光材料Pを受け渡す役目を担うもので、図3に示すように、上流側の露光領域Aで露光処理中の感光材料Pを受け取り、該感光材料Pの搬送方向を変換して感光材料Pの表裏を反転させるリバース機構240と、該リバース機構240で表裏が反転された感光材料Pを受け取って下流側に搬送する搬送機構250と、該搬送機構250で搬送されてきた感光材料Pを受け取って下流側(現像処理部30)に送り出すための受取ユニット260とで構成されている。
図3及び図4に示すように、リバース機構240は、上流側から搬送されてきた感光材料Pを受け取って下流側に搬送する圧着搬送ユニット270と、搬送されてきた感光材料Pの搬送方向を変更させるためのターンガイド機構280と、搬送されてきた感光材料Pの先端を検出するセンサS1,S2とを備えている。
圧着搬送ユニット270は、上流側から搬送されてくる露光処理中の感光材料Pの一方の面側に感光材料Pを案内する第一ガイド体271と、感光材料Pの他方の面側に感光材料Pを案内する第二ガイド体272と、搬送ローラ対273(圧接搬送手段)と、これらを支持するためのフレーム241を備えている。
搬送ローラ対273は、駆動ローラ273aと圧着ローラ273bからなり、第一ガイド体271及び第二ガイド体272に案内される感光材料Pを両面側から圧着して下流側に搬送する。
フレーム241は、搬送機構250の起立した板状のベースフレーム251の一方の面に突設された一対の取付ブラケット252,252間に設けられ、該取付ブラケット252,252に感光材料Pの搬送方向と直行する方向に延びる軸(駆動ローラ273aの軸)X周りで90°の範囲で回転可能に設けられている。即ち、駆動ローラ273aの軸X(実際には、軸Xの両端部)が、フレーム241の回転軸として機能するようになっている。
ターンガイド機構280は、搬送ローラ対273による圧着領域を通過した感光材料Pを下方に導くためのターンガイド体281と、該ガイド体を縦方向(略垂直方向)に移動させるターンガイド移動体285とを備えている。
ターンガイド体281には、搬送ローラ対273から送られてくる感光材料Pを円滑に下方向に導くべく、上端から一部分が圧着搬送ユニット270側に曲げ加工されたターンガイド面282が設けられている。
ターンガイド移動体285は、ステッピングモータ等のガイド移動用モータ286の回転軸287に巻き回された無端状の駆動ベルト288によって、ターンガイド体281を上下方向に往復移動させる。
センサS1,S2は、搬送ローラ対273による圧着領域を通過した感光材料Pの先端を検出するための反射型の光センサであり、前記圧着領域通過後の搬送経路(略水平搬送の範囲)に沿うようにして第一ガイド体271の下側に配置されている。該第一ガイド体271には、センサS1,S2の配置に適合させた光透過用の開口部が形成されている。また、センサS1,S2は、それぞれの検出範囲の中心を結ぶ距離がL(mm)となるように配置されている。
リバース機構240は、圧着搬送ユニット270(フレーム241)を軸X周りで回転させることで、上流側(露光ユニット202の露光領域A)から横方向(略水平方向)に搬送されてくる感光材料Pを受け取る第一姿勢と、受け取った感光材料Pを横方向と略直交する縦方向(上方)に送り出す第二姿勢とに切り換わるようになっている(スイッチバック)。即ち、リバース機構240は、フレーム241を軸X周りで90°回転させることで、横方向に搬送されてくる感光材料Pをそのままの姿勢で第一ガイド体と第二ガイド体272との間に進入させる第一姿勢と、第一ガイド体271と第二ガイド体272との間から縦方向に感光材料Pを送り出す第二姿勢とに切り換え可能になっている。
搬送機構250は、図3に示すように、第二姿勢になった圧着搬送ユニット270から送り出される感光材料Pを把持可能に構成されると共に、縦方向(略垂直方向)及び横方向(略水平方向)に移動可能に構成された第二把持機構253を備えている。搬送機構250は、第二把持機構253を縦方向に移動させつつ横方向にも移動させることで、把持した感光材料Pを二列に振り分けて、受取ユニット260に渡す振り分け搬送と、第二把持機構253を縦方向にだけ移動させ、把持した感光材料Pを真っ直ぐそのまま受取ユニット260に渡す単列搬送とを行えるようになっている。
現像処理部30は、受取ユニット260を介して送り込まれてくる感光材料Pに対して、現像、漂白、定着、安定化等の処理を行う。
乾燥処理部40は、現像処理部30から送られてきた感光材料Pに熱風を吹き付け、感光材料Pに付着した現像処理液(水分)を乾燥させるようになっている。
以上の構成からなる本実施形態の写真処理装置1は、第三搬送系230のリバース機構240に従来にはない優れた特徴を有する。以下、かかる点についてその作動例を示しながら詳細に説明する。
上述したように、感光材料Pは、搬送ローラ対273による圧着領域を通過後、第一ガイド体271に従って搬送される間に、センサS1,S2によってその先端が検出される。
センサS1,S2のかかる検出情報(信号)は、制御部10の演算処理装置103に送られる。演算処理装置103は、前記検出情報、搬送速度(mm/秒)、上述したセンサS1,S2間距離L(mm)等のパラメータを基にして、当該感光材料Pのカール度合い(量)を求める。更に、演算処理装置103は、この求めたカール度合いに対応するターンガイド体281(即ち、ターンガイド面282)の移動量を求める。該移動量は、搬送されてくる感光材料Pの先端がターンガイド面282以外の部分に当接してしまうのを防止するため、ターンガイド面282(ターンガイド体281)を現在位置から適切位置に変更させるための移動量である。具体的には、カール度合いとターンガイド面の位置との関係を示す、実測結果等により作成した変換テーブルや変換式を使用して求めることができる。
そして、演算処理装置103は、求めた移動量分、ターンガイド体281を移動させるべく、ターンガイド移動体285のガイド移動用モータ286の制御を行う。具体的には、ガイド移動用モータ286の駆動ドライバ(図示せず)に対して、求めた移動量に基づく制御信号を送出する。そして、該駆動ドライバによって、ガイド移動用モータ286の回転が制御され、ターンガイド体281は、前記求めた移動量に従って移動を行う。
以上のように、本実施形態の写真処理装置1によれば、搬送されてくる感光材料Pのカール度合いに応じて、ターンガイド面282(ターンガイド体281)を移動させ得る構成となっているため、図4に示すように、感光材料Pの先端がターンガイド面282以外の部分に当接してしまうことなく、感光材料Pを下方向に円滑に導くことができる。その結果、スイッチバック工程において、感光材料Pの搬送方向の変更が緩やかに行われ、その際に当該感光材料Pが受ける衝撃を最小限に抑える事が可能となる。したがって、かかる衝撃が起因となる露光処理への悪影響(バンディング等)を確実に排除することが可能となる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、感光材料Pのカール度合いをセンサS1,S2を使用して実測的に求めているが、感光材料Pの経時変化や保管状況から経験的に求めることも可能である。前者の場合、例えば、梱包袋等に付けられたICタグやバーコードを読み取ることで感光材料Pの製造日時を取得でき、これと現在の日時から経過時間を取得できる。また、後者の場合は、例えば、通常、マガジンの交換の際、感光材料Pの残量(即ち、ロール径の大きさ)が保持されるので、かかる情報を使用すればよい。このようにして取得した経過時間又はロール径の大きさに対応するカール度合いは、演算処理装置103が保持する(実測テスト等により作成された)変換テーブルや変換式を使用して求めることが可能である。また、経過時間とロール径の大きさの両方の情報を取得し、両者を統合した条件からカール度合いを求めるようにしても構わない。
また、ターンガイド体を上下方向に移動させるための機構として、上記実施形態以外にも、シリンダー機構やボールねじ式機構等も採用可能である。
また、ターンガイド面の位置調整についても、上記実施形態に限定されず、例えば、図5(イ)に示すように、ターンガイド体51を軸53を中心に傾動制御可能な構成とすることで、ターンガイド面52の位置調整をすることも可能である。更に、図5(ロ)に示すように、ターンガイド体54と独立して、ターンガイド面55のみを軸56を中心に傾動制御可能な構成とすることも可能である。
また、リバース機構240の前段に公知のデカール機構を設け、デカール処理を施された感光材料Pがリバース機構240に到達されるようにしてもよい。この場合、上述した方法等により検出したカール度合いに応じてデカールする仕様とすることも可能である。
本発明の一実施形態に係る写真処理装置の全体正面図である。 同実施形態に係る写真処理装置の概略構成図である。 同実施形態に係る写真処理装置の露光エンジンの一部及び第三搬送系の概略正面図である。 同実施形態に係る写真処理装置の要部拡大図(リバース機構240)である。 他の実施形態におけるターンガイド面の位置調整の態様を示す図であり、(イ)はターンガイド体全体を傾動させるパターン、(ロ)はターンガイド面のみを傾動させるパターンを示す。 従来の写真処理装置の概略構成図である。 従来の写真処理装置のスイッチバック工程における感光材料Pの方向変更の様子を示す図であり、(イ)は正常パターン(ターンガイド面で下方向に導く)、(ロ)は異常パターン(平坦部に当接)を示す。
符号の説明
1…写真処理装置、2…筐体、3…補助筐体、10…制御部、20…露光処理部、30…現像処理部、40…乾燥処理部、100…モニタ、101…入力手段、101a…キーボード、101b…マウス、102…読取手段、102a…フィルムスキャナ、102b…メディアドライブ、103…演算処理装置、104…CPU、105…RAM、106…ROM、200a,200b…マガジン、201…切断装置、202…露光ユニット、203…搬送系、204a,204b…カッター、205…露光部搬送系、206…露光エンジン、207,208…ローラ対、207a,208a,207b,208b…ローラ、210…第一搬送系、211…ローラ対、211a…ローラ、220…第二搬送系、221…第一把持機構、222…ガイドレール、230…第三搬送系、240…リバース機構、241…フレーム、250…搬送機構、251…ベースフレーム、252…取付ブラケット、253…第二把持機構、260…受取ユニット、270…圧着搬送ユニット、271…第一ガイド体、272…第二ガイド体、273…搬送ローラ対、273a…駆動ローラ、273b…圧着ローラ、280…ターンガイド機構、281…ターンガイド体、282…ターンガイド面、285…ターンガイド移動体、286…ガイド移動用モータ、287…回転軸、288…駆動ベルト、A…露光領域、F…フィルム、P…感光材料、S1,S2…センサ

Claims (2)

  1. シート状の被記録媒体を圧接して搬送する一対の圧接搬送手段と、
    該圧接搬送手段から送り出された前記被記録媒体の搬送方向を変更するターンガイド面を備えるガイド体と、
    前記被記録媒体の搬送方向におけるカール度合いを検出する検出手段と、を備え、
    該検出手段の検出結果に応じて前記ターンガイド面の位置を調整可能に構成されてなる、
    ことを特徴とするシート搬送機構。
  2. 前記圧接搬送手段下流側に前記被記録媒体の先端を検出する複数のセンサを配置し、
    前記検出手段は、前記複数のセンサの検出結果を用いて前記カール度合いを検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送機構。
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Citations (6)

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