JPH028126A

JPH028126A - 紙送り装置

Info

Publication number: JPH028126A
Application number: JP3435588A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Inoue; 博之井上
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1988-02-17
Filing date: 1988-02-17
Publication date: 1990-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕シート状の用紙をローラ対で挾持して搬送する紙送り装
置に関し、シート状の用紙の先端の折れ曲りを防止することを目的
とし、該ローラ対間に用紙を案内する紙ガイドと、該ローラ対
間に進入する用紙のカール形状を検知する検知部材と、
前記検知部材の検知結果に応じて、用紙の先端が当接す
るローラを切換えるように、該紙ガイドとローラ対の相
対的位置を変化させる部材とを備えて構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、プリンタ、複写機、あるいは、読取装置に用
いられ、シート状の用紙をローラ対に挾持して搬送する
紙送り装置に関する。

〔従来の技術〕

プリンタ、複写機における紙送９装置では、第６図に示
すように、用紙１は、ローラ１０，２０に挾持され、紙
ガイド１００　、１１０上を送られる。しかし、用紙は
温湿度のため、あるいは、用紙上のトナー像を定着する
ために加熱されるなどのためにカールすることが多い。

カールは、第７図（ａ）に示す上に凸なカールと、同図
（ｂ）に示す下に凸なカールとに大別される。

本発明は、前述した従来の問題に鑑み、シート状の用紙
の先端に折れ曲がりが生じることのない紙送り装置の提
供を目的とする。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第６図の構成の場合、第７図（ｂ）のカール形状のとき
、第８図において破線にて示すように用紙先端２ａの折
れ曲がりや、これに起因する紙ジヤムが生じやすいとい
う問題があった。

すなわち、第８図において、用紙２の先端はローラ２０
に当接し、ローラ２０の回転に従ってローラニップ部へ
と送られる。このとき、ローラ周速自体は紙送り速度ｖ
ｏと等しいが、用紙先端部の送り方向は水平方向に対し
傾いているため、用紙先端の水平方向速度はＶｏよシ小
さくなる。−方、用紙２の他の部分は水平方向に速度ｖ
０で送られるので、両者の速度差によって用紙のたるみ
が発生し、用紙がたるんだ状態でローラニップ部に送シ
込まれ、この結果、用紙先端２ａに折れ曲がりが生じて
いた。

〔問題点を解決するための手段〕

そして、この目的は、第１図に示されるように、シート
状の用紙１をローラ対１０．２０で挾持して送る紙送り
装置において、該ローラ対１０．２０間に用紙１を案内
する紙ガイド２００と、該ローラ対１０．２０間に進入
する用紙１０カール形状を検知する検知部材３００と、
用紙１０カール方向により用紙１が当接するローラを切
シ換えるように、該ガイド２００とローラ対１０．２０
との相対的位置を変化させる部材５００とを備えて成る
ことを特徴とする紙送り装置により達成される。

〔作用〕

すなわち、本発明は、用紙１のカールの方向を検知部材
３００により検知し、この検知結果に基づき、上に凸な
カールの場合には、第２図（ａ）に示すように上側のロ
ーラ２０に、下に凸なカールの場合には、第２図（ｂ）
に示すように下側のローラ１０に用紙１を当接させるこ
とにより、用紙先端の折れ曲がりを防止するものである
。

第２図値）　、　（ｂ）のように用紙１をローラ１０，
２０に当接させることにより、用紙１のローラ１０，２
０への当接部と他の部分との水平方向の速度差のために
用紙にたるみが生じても、用紙は２”、３“に示すよう
な形状にたわみ、ローラ１０，２０に沿って送られるの
で、第８図のように用紙先端が折れ曲がることがなくな
る。

〔実施例〕

以下、本発明に係る紙送り装置の実施列を図面を用いて
詳細に説明する。

第１図は本発明に係る紙送り装置の一実施例を示す図で
ある。図中、２００は紙ガイドであり、支点２１０を中
心に回動可能である。２２０は偏心カムであり、図示せ
ぬステップモータ等の駆動系により回転駆動される。２
３０はバネであり、紙ガイド２００が偏心カム２２０に
沿って動くよう引っ張り力を与えるものである。この偏
心カム２２０．バネ２３０が位置を変化させる部材５０
０に相当する。また、３０３ａ〜３０３ｅはカール形状
検知部材３００を構成する透過型の光セ／すであシ、用
紙面に対し垂直な方向における用紙の有無を検出する。

次に、本実施例の動作について説明する。第３図（ａ）
のように、上に凸にカールした用紙２が送られてきた場
合、第４図（ａ）のように１光センサ３０３ａから３０
３ｃの項に検知信号が出力される。一方、＠３図（ｂ）
のように、下に凸にカールした用紙３が送られてきた場
合には、第４図（ｂ）のように、光セ／す３０３ｃから
３０３ａの順に検知信号が出力される。従って、各セン
ナの出力を監視する回路により、用紙のカール方向を判
定することができる。

なお、用紙にカールがない場合（第４図（Ｃ））には光
センサ３０３ａのみが紙の検知信号を出力する、あるい
は、いずれも出力なしとなるので、カールなしも検出で
きる。そして、前述の図示しない監視回路が用紙のカー
ル方向を上に凸のカール、あるいは、カールなしと判定
したときには、図示しないモータ駆動回路に指示を発し
、ステップモータを駆動することによυ紙ガイド２００
を上側に位置づけ、用紙２がローラ２０に当接するよう
にする。また、下に凸のカールと判定されたときには、
ステップモータにより偏心カム２２０を１／２回転させ
、第３図（ｂ）のように紙ガイド２００を下側に位置づ
け、用紙２がローラ１０に当接するようにする。

このように、カールした用紙が送られてきたときには、
カール方向に応じた最適なローラに当接するよう案内さ
れて用紙先端が折れ曲がることなくローラニップ部へ導
かれる。また、カールのない用紙の場合には、用紙先端
がそのままローラーツブ部へ達するので、折れ曲がり等
が生ずることはない。

なお、本実施例では、紙ガイドの位置を２段階に制御し
たが、カール量に応じて多段階に制御してもよい。また
、用紙をローラに当接させる方法も、紙ガイドを傾斜さ
せる方法に限らず、紙ガイドを上下する等の方法によっ
ても同等の効果が得られるのはもちろんである。

また、用紙のカール方向の検知についても、第５図（ａ
）に示すように、紙との距離によって出力電圧が変化す
る反射型の光センサ４００をガイド１００面の下に設け
、用紙との距離を検出することによってカールの方向を
検知する等の変形が可能である０すなわち、上記の反射型の光センサ４００の出力特性は
第５図（ｂ）のようになるので、上に凸のカールの時は
、同図（ｃ）の出力波形となり、下に凸のカールの時は
、同図（ｄ）の出力波形となり、用紙先端検出後の出力
レベルの変化方向に応じて容易に判定することができる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明においては、シート状用紙
のカール方向を検知し、検知結果に応じて用紙が当接す
るローラを切換えるようにしているので、先端の折れ曲
がり等を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙送す装置の一実施例の説明図、
第２図、第３図はその動作説明図、第４図はカール方向
の検知方法の説明図、第５図は他のカール方向の検知方
法の説明図、第６図、第７図、第８図は従来の技術の説
明図である。図において、１はシート状の用紙、１０．２０はローラ
、２００は紙ガイド、３００はカール方向検知部材、５
００ｔｉ位置を変化させる部材である。４クー賀施ス六１の１叱子−門ワ寧　１　■ 啼り外環ネ　１月　ｋ］％　２　図動Δ１浚朗回第　３　回（ａ）（ｂ）、３０２一ロー３θ２−ローＪ１７！４θθ 廚このＪ巨新館４色のカール方同の検知方法槌艷研図審　５　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シート状の用紙（１）をローラ対（１０、２０）
で挾持して送る紙送り装置において、該ローラ対（１０、２０）間に用紙（１）を案内する紙
ガイド（２００）と、該ローラ対（１０、２０）間に進入する用紙（１）のカ
ール形状を検知する手段（３００）と、該カール形状検知手段（３００）からの信号に基づいて
、用紙（１）のカール方向により用紙が当接するローラ
を切り換えるように、該紙ガイド（２００）とローラ対
（１０、２０）の相対的位置を変化させる部材（５００
）と、を備えて成ることを特徴とする紙送り装置。