JP2637619B2 - 用紙カール矯正装置 - Google Patents

用紙カール矯正装置

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JP2637619B2 JP2301678A JP30167890A JP2637619B2 JP 2637619 B2 JP2637619 B2 JP 2637619B2 JP 2301678 A JP2301678 A JP 2301678A JP 30167890 A JP30167890 A JP 30167890A JP 2637619 B2 JP2637619 B2 JP 2637619B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、両面複写や合成複写が可能な静電転写型複
写機やレーザプリンタ等の電子写真装置に供される用紙
カール矯正装置に関するものである。
〔従来の技術〕
静電転写型複写機やレーザプリンタ等の電子写真装置
は、感光体と転写チャージャとで形成された転写部を有
しており、この転写部では、感光体に当接する転写紙の
片面に感光体の画像が転写されるようになっている。
そして、両面複写や合成複写が可能な電子写真装置に
おいては、転写紙が転写部に繰り返して搬送可能な循環
経路が形成された用紙循環ユニットが備えられている。
上記転写部で画像を転写された転写紙は、第5図に示
すように、サクションベルト57により搬送され、転写さ
れた画像を定着するため、上ヒートローラ41aおよび下
ヒートローラ41bよりなる定着部41で加熱される。そし
て、上記転写紙は、上記上および下ヒートローラ41a・4
1bに各々設けられた上剥離爪42aまたは下剥離爪42bによ
って定着部41より剥離され、搬送ローラ43に挾持されて
送出される。
尚、転写紙が上記定着部41で加熱される際、多量の熱
でカールが生じ、上記搬送ローラ43より送出された転写
紙は、両端が上方に反るいわゆるフェイスカールとなる
ことがある。
そして、このカールを生じた転写紙は、循環経路にお
ける紙詰まり、転写部における白ぬけ等の転写不良、定
着部41における入紙ミス、さらに用紙シワ、角折れ等を
招来することになる。
そこで、循環経路には、通常、カールの発生を防止す
る用紙カール矯正装置60が設けられており、転写紙は、
両面複写および合成複写を行わないときは切換ゲート49
の上方を通って搬送ローラ58・59に搬送されて機外へ排
出され、両面複写または合成複写を行うときは切換ゲー
ト49の内側を通って用紙カール矯正装置60へ搬送される
ようになっている。
上記用紙カール矯正装置60は、転写紙を挾持して所定
速度で回転する一対のローラからなる第1回転ローラ61
と、第1回転ローラ61よりも僅かに回転速度が小さく設
定されている第2回転ローラ62とを切換ゲート49からこ
の順に有している。また、第1および第2回転ローラ61
・62間には、用紙ガイド63a・63b・63c・63dによってカ
ールを矯正する空間部であるカール強制部65が形成され
ており、転写紙が用紙カール強制装置60を通過するとき
上記カール強制部65で撓みを起こす。
このように、転写紙をカールの逆方向に湾曲させるこ
とで、定着部41で発生した転写紙のカールを強制するよ
うになっており、カール矯正後、転写紙は用紙循環ユニ
ットへと搬送される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の構成では、両面複写または
合成複写が行われる場合、転写紙のカールの有無、およ
びその大きさにかかわらず、常に一定量のカール矯正が
行われるが、転写紙のカール量は、転写紙の質や厚さ、
さらにはそのときの気温等によっても異なるものであ
り、カールしていない転写紙をカールさせてしまった
り、矯正のしすぎにより逆カールを発生させてしまうと
いう事態が発生する。
このように、上記従来の用紙カール矯正装置60では、
紙詰まり、転写不良等の不具合を防止するために設けら
れているにもかかわらず、所定のカール量以下の転写紙
に対しては、かえってこれらの不具合を発生させてしま
うという問題点を有している。
本発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、転写紙のカールの有無、およびその大きさに応じて
カール矯正を行うことができる用紙カール矯正装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る用紙カール矯正装置は、上記課題を解決
するために、転写部および定着部を通過した転写紙を再
度転写部および定着部に搬送させる循環経路で両面複写
および/または合成複写が可能な電子写真装置に内蔵さ
れ、転写紙を挾持して搬送する第1回転ローラおよび第
2回転ローラを定着部からこの順に有し、且つ上記第1
回転ローラおよび第2回転ローラ間に転写紙のカールを
矯正する空間部を有し、上記循環経路で転写紙に生じた
カールを矯正する用紙カール矯正装置において、以下の
手段を講じている。
即ち、上記定着部と第1回転ローラとの間の循環経路
に形成されるカール量検知領域で上記転写紙の前端を検
知して、前端検知信号を出力する前端検知手段と、転写
紙搬送方向の上流側と下流側とに上記カール量検知領域
を挟むように配された発光素子および受光素子からな
り、カール量検知領域で上記前端検知信号に基づいて転
写紙の有無を検知して紙検知信号を出力する、少なくと
も1つの紙検知手段と、上記第1回転ローラおよび第2
回転ローラの少なくとも一方の回転動作を、上記紙検知
信号に基づいて制御する制御手段とをさらに有してい
る。
〔作 用〕
上記の構成によれば、例えば第1回転ローラと第2回
転ローラとに周速差を設けることにより、転写紙が第1
回転ローラと第2回転ローラとに挾持されたとき、空間
部において撓みを生じることになり、転写紙はカール方
向とは反対方向に湾曲されてカールが矯正される。
ここで、転写紙にカールが生じる定着部から転写紙が
第1回転ローラに搬送されるまでの循環経路にはカール
量検知領域が形成されており、このカール量検知領域で
は、転写紙の前端を検知した前端検知手段からの前端検
知信号に基づいて転写紙の有無が検知紙検知手段により
検知され、紙検知信号が制御手段に出力される。このと
き、上記制御手段は、上記紙検知信号に基づいて転写紙
のカール量を決定し、上記第1回転ローラおよび第2回
転ローラの少なくとも一方の回転動作を、転写紙のカー
ル量に応じて制御するようになっている。従って、上記
制御手段は、例えば第1回転ローラと第2回転ローラと
の周速差を転写紙のカール量に応じて変化させることに
より、カール矯正量の調整を行うことができる。
このように、上記用紙カール矯正装置は、転写紙のカ
ール量に応じてカールの矯正を行うことができるので、
カールしていない転写紙をカールさせてしまったり、矯
正のしすぎにより逆カールを発生させてしまうという事
態を回避できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第4図(c)に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
本実施例に係る用紙カール矯正装置は、両面複写およ
び/または合成複写が可能な静電転写型複写機やレーザ
プリンタ等の電子写真装置に内蔵されている。この電子
写真装置は、第2図に示すように、一定速度で回転する
ドラム型の感光体10の表面を帯電させる帯電チャージャ
11と、光学系部12にて導かれた原稿からの反射光13によ
り感光体10に形成された静電潜像を現像する現像ユニッ
ト14と、この現像ユニット14の現像動作により感光体10
の表面に形成されたトナー像を転写紙に転写する転写チ
ャージャ15とを有している。
上記感光体10と転写チャージャ11との間に形成された
転写部16は、転写紙が通過されるようになっており、こ
の転写部16は、一度通過した転写紙を再び転写部に搬送
可能な循環経路の一部を形成している。また、上記転写
部16を通過した転写部は、第1図に示すように、サクシ
ョンベルト17を介して定着部1へ搬送されるようになっ
ており、この定着部1は、加熱された上ヒートローラ1a
および下ヒートローラ1bで転写紙を圧接して可視画像を
転写紙に定着させるようになっている。
上記上および下ヒートローラ1a・1bには各々のローラ
と転写紙とを分離するための上剥離爪2aおよび下剥離爪
2bが設けられている。
上記定着部1の搬送方向側には、転写紙を挾持して搬
送する搬送ローラ3が配設されており、転写紙がこの搬
送ローラ3により送出された直後の搬送経路は、用紙ガ
イド4a・4bと用紙ガイド4cとによって形成されるように
なっている。
上記搬送経路には、転写紙のカール量の検知が行われ
るカール量検知領域5が形成されている。そして、この
カール量検知領域5では、転写紙の前端を検知する前端
検知手段としての前端検知センサ6と、転写紙の有無を
検知する紙検知手段としての第1紙検知センサ7および
第2紙検知センサ8とによって転写紙のカール量の検知
が行われるようになっている。
上記前端検知センサ6は透過型であり、発光素子6aと
受光素子6bとで構成され、例えば発光素子6aは用紙ガイ
ド4cに形成された光路用開口部の下方に、受光素子6bは
用紙ガイド4bに形成された光路用開口部の上方に配設さ
れており、上下方向に光が出射される。この前端検知セ
ンサ6は、第1および第2紙検知センサ7・8に接続さ
れ、転写紙の前端を検知したとき前端検知信号を第1お
よび第2紙検知センサ7・8に出力するようになってい
る。
上記第1紙検知センサ7は所定間隔をおいて第2紙検
知センサ8よりも下方に設けられている。そして、第1
および第2紙検知センサ7・8は共に透過型であり、第
1紙検知センサ7は発光素子7aと受光素子7bとにより構
成され、第2紙検知センサ8は発光素子8aと受光素子8b
により構成されている。例えば、上記発光素子7a・8a
は、用紙ガイド4bに形成れた光路用開口部の搬送方向側
に、受光素子7b・8bは、用紙ガイド4aに形成された光路
用開口部の搬送方向とは反対側に配設されており、水平
方向に光が出射される。これら第1および第2紙検知セ
ンサ7・8は第3図の制御手段24に接続され、前端検知
センサ6から前端検知信号が入力されたとき、転写紙を
検知した場合にON、検知しなかった場合にOFFの紙検知
信号を制御手段24に出力するようになっている。
また、上記用紙ガイド4a・4bは、転写紙の前端部が上
方に反った状態で搬送ローラ3aより送出された場合にお
いても、転写紙の前端部が前端検知センサ6によって検
出されるまでは、上記用紙ガイド4a・4bに当接すること
がないように用紙ガイド4cとの間隔が充分に保たれて設
けられている。
また、搬送ローラ3の搬送方向側には、転写紙に当接
する面が湾曲状に形成された切換ゲート9が配設されて
おり、この切換ゲート9は、転写紙の進行方向を水平方
向から下方向に規正するようになっている。そして、切
換ゲート9の水平搬送方向側には、搬送ローラ18および
搬送ローラ19がこの順に配設されており、搬送ローラ18
・19は転写紙を機外へ搬送するようになっている。ま
た、切換ゲート9の下方には、転写紙に発生したカール
を矯正する矯正装置本体20が配設されている。
上記矯正装置本体20は、転写紙を挾持して回転する一
対のローラからなる第1回転ローラ21と、第2回転ロー
ラ22とを切換ゲート9側からこの順に有している。上記
第1回転ローラ21は、周速が3段階に切り換え可能であ
り、第2回転ローラ22は所定の周速で回転するようにな
っている。上記第1回転ローラ21は、制御手段24により
駆動が制御されるようになっており、この制御手段24
は、紙検知センサ7・8からの出力により、第1回転ロ
ーラ21を転写紙のカール量に対応した周速で回転させる
制御プログラムを有している。
上記制御プログラムは、第1および第2紙検知センサ
7・8から紙検知信号が制御手段24に入力されたとき
に、以下に示すように第1回転ローラ21の動作を制御す
るようになっている。
第1および第2紙検知センサ7・8からの入力信号が
共にOFFの場合、第1回転ローラ21を第2回転ローラ22
の周速と略同じ周速(以下、低速と称する)で回転させ
る。
第1紙検知センサ7からの入力信号がON、第2紙検知
センサ8からの入力信号がOFFの場合、第1回転ローラ2
1を第2回転ローラ22の周速よりも僅かに速い周速(以
下、中速と称する)で回転させる。
第1および第2紙検知センサ7・8からの入力信号が
共にONの場合、第1回転ローラ21を中速よりもさらに速
い周速(以下、高速と称する)で回転させる。
上記制御手段24で制御される第1回転ローラ21と第2
回転ローラ22との間には、用紙ガイド23a・23b・23c・2
3dが配設されており、転写紙の搬送経路は、用紙ガイド
23a・23bと用紙ガイド23c・23dとの間に形成されるよう
になっている。また、上記用紙ガイド23a・23dは、用紙
ガイド23a・23b同士が接近する側の端部が他方側の端部
よりも搬送経路を拡大する側に位置するように配設され
ている。これにより、第1および第2回転ローラ21・22
間の搬送経路には、転写紙に発生するカールを矯正する
空間部としてのカール矯正部25が用紙ガイド23a・23bで
形成されるようになっている。
上記矯正装置本体20の搬送方向側には、第2図に示す
ように、転写紙を転写部16に搬送する搬送経路が形成さ
れた用紙循環ユニット26が設けられており、転写紙は、
両面複写が行われる場合は転写紙の可視画像が形成され
た面の他面が、また合成複写が行われる場合は可視画像
が形成された面が感光体10側になるように転写部16へ搬
送されるようになっている。
上記の構成において、両面複写モードあるいは合成複
写モードで電車写真装置を作動させた際の複写紙の状態
を以下に説明する。
先ず、帯電チャージャ11で表面が均一に帯電された感
光体10に、光学系部12にて導かれた原稿からの反射光13
により静電潜像が形成される。そして、現像ユニット14
で静電潜像にトナーが付着されて可視画像とされ、この
可視画像は、感光体10の回転と共に転写部16へ移動す
る。一方、転写紙は、可視画像の先端が転写紙の先端部
と一致するタイミングで転写部16へ搬送され、可視画像
が転写チャージャ15により感光体10から転写される。こ
の後、転写はサクションベルト17で定着部1へ送出さ
れ、加熱された上および下ヒートローラ1a・1bで圧接さ
れて可視画像が定着される。そして、転写紙は上剥離爪
2aまたは下剥離爪2bで転写部16から剥離され、搬送ロー
ラ3により搬送される。
上記搬送ローラ3により送出された転写紙は、第4図
(a)ないし同図(c)に示すように、例えばカールし
て前端部が上方に反るいわゆるフェイスカールとなる
が、転写紙Aのカール量は転写紙Aの質や厚さ、そのと
きの気温等によって異なっている。この転写紙Aの前端
が前端検知センサ6に検知されたとき、第3図に示すよ
うに、前端検知センサ6は、前端検知信号を第1および
第2紙検知センサ7・8に出力する。そして、上記第1
および第2紙検知センサ7・8は、前端検知センサ6か
ら前端検知信号が入力されたとき、転写紙Aを検知した
場合にON、検知しなかった場合にOFFの紙検知信号を制
御手段24に出力する。また、これら紙検知信号を受信し
た制御手段24は、上記紙検知信号に基づいて制御プログ
ラムを実行し、第1回転ローラ21を低速、中速、高速の
うちの何れかの周速に設定して回転させる。
例えば、第4図(a)に示すように、転写紙Aのカー
ル量が僅かである場合、第1および第2紙検知センサ7
・8は共に転写紙Aを検知しないので、これらはOFFの
信号を制御手段24に出力する。従って、制御手段24は第
1回転ローラ21を低速で回転させることになる。
また、同図(b)に示すように、転写紙Aのカール量
がある程度大きい場合、第1紙検知センサ7のみ転写紙
Aを検知し、第1紙検知センサ7はONの信号、第2紙検
知センサ8はOFFの信号を制御手段24に出力する。従っ
て、制御手段24は第1回転ローラ21を中速で回転させる
ことになる。
また、同図(c)に示すように、転写紙Aのカール量
がかなり大きい場合、第1および第2紙検知センサ7・
8は共に転写紙Aを検知し、これらはONの信号を制御手
段24に出力する。従って、制御手段24は第1回転ローラ
21を高速で回転させることになる。
カール量検知領域5通過後、転写紙は切換ゲート切に
よって進行方向を下方向に規正され、矯正装置本体20に
搬送される。そして、転写紙は、矯正装置本体20におい
て第1回転ローラ21および第2回転ローラ22に挾持され
て搬送される。
上記第1回転ローラ21の周速が上記制御手段24に制御
されて中速あるいは高速に設定されているとき、第1回
転ローラ21の周速は第2回転ローラ22の周速よりも速い
ので、転写紙における上記第1回転ローラ21で送出され
る部分は、カール矯正部25を形成する用紙ガイド23a・2
3bに沿って撓むことになる。この撓みの程度は、第1回
転ローラ21と第2回転ローラ22との周速差によるが、第
2回転ローラ22は周速が一定であるため、第1回転ロー
ラ21の周速によって設定される。即ち、この撓みの程度
は、第1回転ローラ21の回転が中速のときよりも高速の
ときの方が大きい。そして、この撓みは、転写紙のカー
ルを反対方向に湾曲させて矯正することになる。上記カ
ールが矯正された転写紙は、この後用紙循環ユニット26
へ搬送される。
また、上記第1回転ローラ21の周速が制御手段24に制
御されて低速に設定されているとき、第1および第2回
転ローラ21・22の周速は略等しいので、転写紙は撓みを
生じることなく用紙循環ユニット26へ搬送されることに
なる。
この後、上記転写紙は、両面複写モードに設定されて
いる場合には、用紙循環ユニット26により転写紙の可視
画像が形成された面の他面が感光体10側になるように転
写部16へ搬送され、両面複写されることになる。また、
上記転写紙は、合成複写モードに設定されている場合に
は、用紙循環ユニット26により転写紙の可視画像が形成
された面が感光体10側になるように転写部16へ搬送さ
れ、合成複写されることになる。
このように、本実施例に係る用紙カール矯正装置は、
定着部1で転写紙にカールが生じてから転写紙が矯正装
置本体20に搬送されるまでの間に紙検知領域が形成さ
れ、この紙検知領域では、前記検知センサ6と、第1お
よび第2紙検知センサ7・8とによって転写紙のカール
量の検知が行われるようになっている。そして、検知さ
れた転写紙のカール量に応じて矯正装置本体20でカール
の矯正が行われるので、カールしていない転写紙をカー
ルさせてしまったり、矯正のしすぎにより逆カールを発
生させてしまうという事態を回避できる。
尚、本実施例においては、第1および第2紙検知セン
サ7・8という2つの紙検知手段が用いられ、転写紙の
カール量が3段階に分けられて検知されているが、上記
紙検知手段の設置数は具体的に問うものではない。例え
ば、紙検知手段を1つだけ設けてカール量を2段階に分
けて検知するもの、あるいは、3つ以上設けてカール量
を4段階以上に分けて検知するもの等、いずれも本発明
の要旨に包含される。上記の場合、紙検知手段の設置数
に応じて矯正装置本体20におけるカール矯正量も数段階
に分けられることになる。
また、本実施例においては、第2回転ローラ22の周速
を一定として、第1回転ローラ21の周速のみを可変と
し、第1回転ローラ21の周速を略第2回転ローラ22の周
速以上の範囲に設定して、カール矯正部25における転写
紙の撓みの程度を変化させているが、これに限定される
ものではない。例えば、第1回転ローラ21の周速を一定
として、第2回転ローラ21の周速のみを可変とし、第2
回転ローラ21の周速を略第1回転ローラ22の周速以下の
範囲(ゼロは範囲に含まれない)に設定してもよい。こ
の場合、制御手段24は第2回転ローラ22の動作を制御す
ることになる。また、第1および第2回転ローラ21・22
の周速を共に可変とし、第1回転ローラ21の周速が常に
第2回転ローラ22の周速以上であり、カール矯正量に応
じて第1および第2回転ローラ21・22間の周速差が制御
手段により制御されるものあってもよい。この場合、制
御手段24は第1および第2回転ローラ21・22の動作を制
御することになる。
また、本実施例においては、第1および第2回転ロー
ラ21・22の周速の差によってカール矯正部25における転
写紙の撓みの程度を変化させているが、これに限定され
るものではなく、例えば、第1および第2回転ローラ21
・22は共に略同じ周速で回転し、制御手段24は第2回転
ローラ22の回転を断続的に停止させることによって転写
紙に撓みを生じさせ、上記撓みの程度は停止時間の長さ
によって変化させるものであってもよい。
〔発明の効果〕
本発明に係る用紙カール矯正装置は、以上のように、
定着部と第1回転ローラとの間の循環経路に形成される
カール量検知領域で転写紙の前端を検知して、前端検知
信号を出力する前端検知手段と、転写紙搬送方向の上流
側と下流側とに上記カール量検知領域を挟むように配さ
れた発光素子および受光素子からなり、カール量検知領
域で上記前端検知信号に基づいて転写紙の有無を検知し
て紙検知信号を出力する、少なくとも1つの紙検知手段
と、上記第1回転ローラおよび第2回転ローラの少なく
とも一方の回転動作を、上記紙検知信号に基づいて制御
する制御手段とを有している構成である。
これにより、転写紙のカールの有無、およびその大き
さに応じてカール矯正を行うことができるので、カール
していない転写紙をカールさせてしまったり、矯正のし
すぎにより逆カールを発生させてしまうという事態を回
避できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図(c)は本発明の一実施例を示すも
のである。 第1図は定着部から矯正装置本体までの循環経路を示す
説明図である。 第2図は用紙カール矯正装置を備えた電子写真装置の概
略の構成図である。 第3図は用紙カール矯正装置の要部の構成を示すブロッ
ク図である。 第4図(a)ないし同図(c)は転写紙の前端がカール
量検知領域に到達したときの前端検知センサ、第1紙検
知センサ、および第2紙検知センサの検知状態を示す説
明図である。 第5図は従来例を示すものであり、定着部から矯正装置
までの循環経路を示す説明図である。 1は定着部、5はカール量検知領域、6は前端検知セン
サ(前端検知手段)、7は第1紙検知センサ(紙検知手
段)、8は第2紙検知センサ(紙検知手段)、16は転写
部、20は矯正装置本体、21は第1回転ローラ、22は第2
回転ローラ、23a・23bは用紙ガイド、24は制御手段、25
はカール矯正部(空間部)、Aは転写紙である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−180668(JP,A) 特開 平2−8126(JP,A) 特開 昭58−31841(JP,A) 特開 平1−167164(JP,A) 特開 昭60−52459(JP,A) 実開 昭62−13954(JP,U) 実開 平1−115661(JP,U) 実開 昭63−195335(JP,U) 実開 昭61−122252(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写部および定着部を通過した転写紙を再
    度転写部および定着部に搬送させる循環経路で両面複写
    および/または合成複写が可能な電子写真装置に内蔵さ
    れ、転写紙を挾持して搬送する第1回転ローラおよび第
    2回転ローラを定着部からこの順に有し、且つ上記第1
    回転ローラおよび第2回転ローラ間に転写紙のカールを
    矯正する空間部を有し、上記循環経路で転写紙に生じた
    カールを矯正する用紙カール矯正装置において、 上記定着部と上記第1回転ローラとの間の循環経路に形
    成されるカール量検知領域で上記転写紙の前端を検知し
    て、前端検知信号を出力する前端検知手段と、転写紙搬
    送方向の上流側と下流側とに上記カール量検知領域を挟
    むように配された発光素子および受光素子からなり、カ
    ール量検知領域で上記前端検知信号に基づいて転写紙の
    有無を検知して紙検知信号を出力する、少なくとも1つ
    の紙検知手段と、上記第1回転ローラおよび第2回転ロ
    ーラの少なくとも一方の回転動作を、上記紙検知信号に
    基づいて制御する制御手段とをさらに有していることを
    特徴とする用紙カール矯正装置。
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