JP2002118727A - 原稿読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿読取装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2002118727A
JP2002118727A JP2000307488A JP2000307488A JP2002118727A JP 2002118727 A JP2002118727 A JP 2002118727A JP 2000307488 A JP2000307488 A JP 2000307488A JP 2000307488 A JP2000307488 A JP 2000307488A JP 2002118727 A JP2002118727 A JP 2002118727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
reading
image forming
transport
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000307488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kisen Shin
輝鮮 秦
Takeshi Misuhata
剛 水端
Masanobu Kono
政信 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000307488A priority Critical patent/JP2002118727A/ja
Publication of JP2002118727A publication Critical patent/JP2002118727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動原稿搬送装置における原稿の重送による
障害や故障を確実に防止する。 【解決手段】 トルクリミッタを有する搬送従動ローラ
を用いた重送検知及び検知結果に基づく原稿読取の停止
等の停止制御を原稿先端検知信号に基づいたタイミング
制御により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿読取装置及び
原稿読取装置を有する画像形成装置に関し、特に、原稿
を搬送し、読取を行う工程における原稿の重送に対する
対策技術に関する。
【0002】
【従来の技術】帳票や郵便物等の紙葉類の搬送における
重送を検知する技術は、特開昭57−162688号公
報や特開平9−20438号公報等により開示されてい
る。
【0003】これらの公報に開示された技術は、駆動ロ
ーラに対して所定の回転負荷を持った搬送従動ローラを
接触させ、両ローラ間に紙葉が重送されたときに、搬送
従動ローラの回転負荷が紙葉間の摩擦力よりも勝って、
搬送従動ローラの回転速度が低下することを検知して紙
葉の重送を検知する技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動原稿搬送装置によ
り原稿を搬送し原稿を読み取って、画像情報を得るか又
は得られた画像情報に基づいて画像を形成する原稿読取
装置又は画像形成装置が情報機器として広く使用されて
いるが、多様な原稿を読み取ることを可能にしたいとい
うニーズと読取の高速化とに伴って、原稿の重送、即
ち、複数枚の原稿が重なって搬送されることに対する対
策が必要になってきている。
【0005】原稿の重送を検知する技術として前記公開
公報に開示されたものは自動原稿搬送装置を備えた原稿
読取装置に採用できる可能性を持った技術ではあるが、
自動原稿搬送装置のような小型の搬送系を持った装置に
おいて、原稿の重送により生ずる問題は前記公開公報に
開示された技術だけでは解決することができない。
【0006】本発明は前記公開公報に開示されている重
送検知の技術を利用することにより、原稿の重送に対し
て有効な対策が採られた原稿読取装置及び該原稿読取装
置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は、
下記の発明により達成される。
【0008】1.原稿を読取位置に搬送する原稿搬送手
段、原稿の片面に接触して原稿を搬送する搬送駆動部
材、該搬送駆動部材に対向して配置され、一定の回転負
荷を持って前記搬送駆動部材に従動して回転する搬送従
動部材、該搬送従動部材の回転速度を検知する速度検知
手段、原稿搬送路における前記搬送駆動部材と前記搬送
従動部材とが配置された位置よりも上流側に設けられた
原稿先端検知手段、前記原稿搬送手段により搬送される
原稿を読み取る読取手段及び、読取制御手段を有する原
稿読取装置であって、該読取制御手段は、前記原稿先端
検知手段からの検知信号に基づいたタイミングで前記速
度検知手段からの検知信号の読込を行い、読み込んだ検
知信号に基づいて前記読取手段の読取を停止させる読取
停止制御を行うことを特徴とする原稿読取装置。
【0009】2.前記読取制御手段は、前記読取停止制
御において前記原稿搬送手段を停止させることを特徴と
する前記1に記載の原稿読取装置。
【0010】3.前記速度検知手段は、前記搬送従動部
材とともに回転するエンコーダと該エンコーダの回転を
検知してパルスを発生する回転センサとを有することを
特徴とする前記1に記載の原稿読取装置。
【0011】4.前記読取制御手段は、所定時間内の前
記パルスの数を計数して前記搬送従動部材の回転速度を
検知することを特徴とする前記3に記載の原稿読取装
置。
【0012】5.前記読取制御手段は、前記パルスの周
期の長さを計測して前記搬送従動部材の回転速度を検知
することを特徴とする前記3に記載の原稿読取装置。
【0013】6.前記読取制御手段は、原稿の先端が前
記搬送駆動部材と前記搬送従動部材との間を通過した後
の所定時間経過後に前記読込の開始を行うことを特徴と
する前記1〜5のいずれ1項に記載の原稿読取装置。
【0014】7.前記読取停止制御が行われたときに、
停止を表示する表示手段を有することを特徴とする前記
1〜6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
【0015】8.前記1〜7のいずれか1項に記載の原
稿読取装置及び、該原稿読取装置からの画像情報に基づ
いて記録紙に画像を形成する画像形成部を有することを
特徴とする画像形成装置。
【0016】9.前記速度検知手段からの検知信号に基
づいて、前記画像形成部の画像形成を停止させる画像形
成停止制御を行う画像形成制御手段を有することを特徴
とする前記8に記載の画像形成装置。
【0017】10.前記画像形成停止制御が行われた旨
を表示する表示手段を有することを特徴とする前記9に
記載の画像形成装置。
【0018】11.前記画像形成停止制御は、前記画像
形成部内の記録紙搬送路に存在する記録紙を排出した後
に前記画像形成部の作動を停止させる制御であることを
特徴とする前記9又は前記10に記載の画像形成装置。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
画像形成装置の全体を示す図である。
【0020】1は多数枚の原稿を積載し、1枚ずつ画像
読取位置に搬送する自動原稿搬送装置である。2は自動
原稿搬送装置1により搬送される原稿又は原稿台に載置
された原稿の画像を読み取る読取部である。読取機構部
2は、原稿を照明する露光ランプ、ミラー及びレンズか
らなる結像光学系、ガラス板からなり原稿が載置される
原稿台及び画像の光情報を電気信号に変換する撮像素子
を備えている。
【0021】3は記録紙上に画像を形成する画像形成部
である。画像形成部3は、アルミ製の基体に光導電層が
形成された有機光導電体からなるドラム状の感光体3
1、制御電極及び放電電極を有するスコロトロン帯電器
からなる帯電部32、図示しないレーザダイオード、ポ
リゴン、ミラー、レンズを有する画像書込部33、二成
分現像剤を収容し、感光体31の露光部分にトナーを付
着させる反転現像を行う現像部34、放電電極を有する
コロトロン帯電器からなる転写部35、放電電極を有す
るコロトロン帯電器からなる分離部36、画像が形成さ
れた記録紙を搬送する搬送部37、ハロゲンランプから
なる熱源、アルミ製の基体にフッ素樹脂からなる耐熱離
型層が形成された加熱ローラ及びアルミ製の基体にシリ
コンゴムからなる耐熱弾性層が形成された加圧ローラを
有する定着部38、ウレタンゴムからなるクリーニング
ブレード及び回収トナー搬送スクリューを有するクリー
ニング部39及び発光ダイオードアレイからなり、感光
体31を一様に露光する帯電前露光部40を備えてい
る。
【0022】画像形成部3は更に、上段トレイ51、下
段トレイ52、大容量トレイ53、54、給紙部55、
手差しトレイ56、裏面に画像を形成する反転搬送路を
有するADU給紙/搬送部57及び排紙トレイ58を備
えている。
【0023】自動原稿搬送装置1で搬送される原稿又は
原稿台に載置された原稿は読取機構部2により読み取ら
れ、画像読取により取得された画像データに基づいて、
上下段トレイ51、52、大容量53、54又は手差し
トレイ55から給紙された記録紙に画像が形成されて排
紙トレイ58に排紙される。
【0024】或いは、他の画像形成装置やパソコン等の
外部機器から伝送された画像データに基づいて記録紙に
画像が形成されて排紙トレイ58に排紙される。59は
キャスターである。
【0025】図2は実施の形態にかかる自動原稿搬送装
置1と読取機構部2とを備える原稿読取装置の断面図で
ある。自動原稿搬送装置1には、原稿Gを載置して送り
出す給紙トレイ103が設けられている。
【0026】給紙トレイ103には、原稿Gの側縁を規
制する側板103A及び原稿Gの後端を規制する後端規
制部材103Bが設けられている。側板103Aは図で
は一方のもののみが示されているが、給紙トレイ103
の両側に設けられ、原稿幅方向に移動可能であり、この
移動位置によって、原稿Gの幅が規制される。
【0027】更に、給紙トレイ103上の最上部の原稿
Gより給紙するピックアップローラ104が設けられて
いる。このピックアップローラ104に原稿Gを押し当
てる押圧板105が設けられており、原稿Gの先端がピ
ックアップローラ104に確実に接触するように構成さ
れている。
【0028】次に、ピックアップローラ104で給紙さ
れた原稿Gを、一枚のみ確実に搬送するように、分離ロ
ーラ106と捌きローラ107とが対向して設けられて
いる。
【0029】分離ローラ106で搬送された一枚の原稿
Gを一時停止し、給紙のタイミングを取り、且つ、原稿
Gの曲がりを矯正するための一対のレジストローラ10
8が設けられており、レジストローラ108の下流側に
案内通路110が形成され、読取位置Rに原稿Gを搬送
する搬送従動部材としての搬送従動ローラ111と搬送
駆動部材としての搬送駆動ローラ112を設け、読取位
置Rに搬送された原稿Gがプラテンローラ113と透明
材よりなりシート案内兼露光窓としてのスリットガラス
114間で挟持されながら搬送されるように構成され
る。
【0030】読取位置Rを通過した原稿Gを案内通路1
19に案内して、一対の搬送ローラ120で搬送し、排
紙用案内通路122に案内するか、再び案内通路110
に搬送するための反転案内通路123に案内するかを切
り換えるための切換案内部材124が設けられている。
【0031】前記排紙用案内通路122に案内された原
稿Gは、一対の排紙ローラ129により排紙トレイ13
1に排紙される。
【0032】また原稿Gの両面原稿読取時には、切換案
内部材124を切り換えて反転案内通路123に原稿G
を搬送し、反転ローラ126で反転案内部123Aに搬
送した後、反転ローラ126の回転方向を反転して原稿
Gを反転案内通路123にスイッチバックして搬送し、
切換案内部材24を切り換えて案内通路110に搬送す
る。
【0033】読取機構部2は原稿Gを照明する光源2
0、ミラー21、22、23、結像レンズ23、撮像素
子としてのラインCCD25及びプラテンガラス26を
有する。
【0034】読取位置を通過する原稿Gは光源20によ
り照明されて、原稿Gの反射光がラインCCD25上に
結像して読取が行われる。また、プラテンガラス26上
に載置された原稿は移動する光源20及びミラー21、
22、23により走査されて、読取が行われる。
【0035】自動原稿搬送装置1により搬送される原稿
Gの読取は次に説明する原稿搬送により行われる。
【0036】片面読取においては、レジストローラ10
8により搬送された原稿Gは、読取位置Rを通過した後
に、搬送ローラ120及び排紙ローラ129により排紙
トレイ131に排紙される。
【0037】両面読取においては、レジストローラ10
8により搬送された原稿Gは、読取位置Rを通過して表
面画像の読取が行われた後に、切換案内部材124によ
り反転ローラ126に案内される。反転ローラ126は
原稿Gを図右方向に搬送し、原稿Gの左端部が反転ロー
ラ126に挟持された状態で回転方向を反転し、原稿G
を図左方向に搬送する。反転搬送される原稿Gは反転案
内通路123に案内され、更に、案内通路110を経て
読取位置Rに搬送される。反転されて読取位置Rを通過
する原稿Gはその裏面を光源20側に向いた状態で読取
位置を通過する。このようにして、裏面読取が行われ
る。裏面読取後の原稿Gは再び、反転ローラ126に案
内され、反転ローラ126の反転搬送によって、反転案
内通路123、案内通路110及び読取位置Rを搬送さ
れる。この最後の原稿Gの搬送は排紙トレイ131上に
おける原稿Gの頁順を揃えるための反転搬送であり、読
取は行われない。
【0038】次に、原稿が複数枚重なって搬送される重
送の検知について、図3、4により説明する。図3は搬
送従動ローラ111の回転速度検知部を示す。搬送従動
ローラ111の回転軸144にはトルクリミッタ141
が設けられる。トルクリミッタ141には原稿と搬送駆
動ローラ112との間の伝達トルク及び搬送従動ローラ
111と原稿との間の伝達トルクよりも小さく、2枚の
原稿間の伝達トルクよりも大きな回転負荷(負荷トル
ク)が設定されている。従って、搬送駆動ローラ112
と搬送従動ローラ111間に1枚の原稿が送り込まれた
ときには、搬送従動ローラ111は搬送駆動ローラ11
2の駆動力により、原稿に連れ回りして回転する。搬送
従動ローラ111と搬送駆動ローラ112との間に複数
枚の原稿が送り込まれた時には、搬送従動ローラ111
はトルクリミッタ141の回転負荷が原稿により受ける
駆動力に勝るので、搬送従動ローラ111は停止するか
又は減速する。
【0039】光により回転を検知する回転センサ143
が搬送従動ローラ111と一体に回転するエンコーダ1
42の回転を検知して図4に示すパルスPSを出力す
る。パルスPSに基づいて搬送従動ローラ111の回転
速度が検知される。このように、エンコーダ142と回
転センサ143は搬送従動ローラ111の回転速度を検
知する速度検知手段を構成する。具体的には、図4
(a)又は図4(b)に示す方法のいずれかにより搬送
従動ローラ111の回転速度の検出が行われる。
【0040】図4は重送検知における検知タイミングを
示す。図4において、t1は原稿センサS1による原稿
先端検知時点、t2は搬送従動ローラ111と搬送駆動
ローラ112との間に原稿先端が到達した時点、t3は
読取制御手段MC1(図5に示す)の読込開始時点、t
4は読取制御手段MC1の読込終了時点である。図4
(a)に示す方法では、t3からt4までの一定時間T
2内に検出されるパルスの数PNから回転速度が検知さ
れる。図4(b)に示す方法では、パルスPの周期の長
さPHから回転速度が検知される。
【0041】パルス数PNが所定の基準値PN0よりも
小である場合には、複数枚の原稿が重なって搬送従動ロ
ーラ111と搬送駆動ローラ112間のニップに送り込
まれた原稿が複数枚であるという判断が行われる。
【0042】また、パルスPの周期を計測して原稿の重
送を検知する場合には、パルスPの周期PHが基準値P
H0よりも長い場合に、複数枚の原稿が重なって搬送従
動ローラ111と搬送駆動ローラ112間のニップに送
り込まれたという判断が行われる。
【0043】図5は原稿の重送検知に関連した制御を説
明するブロック図であり。マイクロコンピュータからな
る読取制御手段MC1はレジストローラ108の直ぐ上
流に設けられた原稿先端検知手段としての原稿センサS
1の原稿先端検知信号に基づいて、検知時点t1からT
0+T1後に、回転センサ143の出力を読み込む。そ
して、一定時間T2におけるパルス数PN又はパルスP
Sの周期の長さPHから原稿の重送を検知する。重送が
検知されない場合には、原稿の読取が行われるが、重送
が検知された場合には、読取制御手段MC1は表示手段
としての表示部DPに原稿の搬送不良を表示させるとと
もに、図2のラインCCD25と画像信号処理部(図示
せず)からなる読取部SKの読取を停止させる。また、
この停止制御において、自動原稿搬送装置1の原稿搬送
モータMを停止させることにより、ピックアップローラ
104、レジストローラ108、プラテンローラ113
等の原稿搬送手段を構成する諸搬送部材を停止させる。
このような読取停止制御は、可能な限り早期に実行され
ることが望ましい。本実施の形態においては、原稿セン
サS1の原稿先端検知信号に基づいた原稿の重送検知及
び該重送検知に基づいた読取停止制御を行っているの
で、読取停止制御が極めて迅速に行われる。
【0044】前記の実施の形態においては、原稿の重送
検知及び読取停止制御の基準となる原稿先端検知信号を
レジストローラ108の上流に設けた原稿センサS1で
生成しているが、S2で示すようにレジストローラ10
8の下流であり搬送従動ローラ111、搬送駆動ローラ
112の上流に設けてもよい。また、一対のローラから
なるレジストローラ108で重送検知部を構成してもよ
い。この場合には、回転センサ143の出力の読込タイ
ミングを決定する原稿先端検知手段として図2の原稿セ
ンサS1が用いられる。
【0045】搬送従動ローラ111の回転速度の検知
は、小型に形成された自動原稿搬送装置1及び読取機構
部2において、原稿の重送を検知し、検知信号に基づい
て迅速、且つ、確実に読取を停止させる読取停止制御を
行うことを可能にするようなタイミング制御により行わ
れる。かかるタイミング制御を図4により説明する。
【0046】レジストローラ108の直ぐ上流に設けら
れた原稿センサS1により原稿の先端を検知した時点か
ら所定時間T0+T1後に読取制御手段MC1が回転セ
ンサ143の出力の読込が開始される。時間T0は原稿
センサS1が原稿Gの先端を検知してから搬送従動ロー
ラ111と搬送駆動ローラ112間のニップに到達する
時間である。時間T1は原稿Gの先端が搬送従動ローラ
111と搬送駆動ローラ112間のニップに到達してか
ら搬送従動ローラ111の回転が安定するまでの時間で
ある。時間T0及びT1は所定の値に設定される。
【0047】搬送従動ローラ111の回転速度は図4
(c)に示すように、搬送従動ローラ111と搬送駆動
ローラ112間のニップに原稿の先端が進入した直後に
おいて不安定である。読取制御手段MC1はこのような
不安定な時間を避けるための時間T1後に回転センサ1
43の出力の読込を行う。具体的には時間T1の値は、
数ms〜数十ms程度の値に設定される。そして、パル
ス数の計測時間長T2は数十ms程度に設定される。ま
た、図4(b)のように、パルスPSの周期の長さPH
から搬送従動ローラ111の回転速度を検知する場合に
は、各パルスPSの周期を計測するので、計測時間は更
に短くなる。検出された搬送従動ローラ111の回転速
度から原稿Gの重送が検知され、検知情報に基づいて読
取部SKを停止し、自動原稿搬送装置1を停止させる読
取停止制御が行われる。
【0048】このように、原稿の先端検知信号に基づい
て、エンコーダパルスの読込を行っているので、搬送従
動ローラの回転速度を短時間内に検出することが可能に
なって、自動原稿搬送装置1及び読取部SKの迅速な読
取停止制御を行うことが可能になる。自動原稿搬送装置
1では、数百mm/secの搬送速度で原稿が連続して
搬送される。従って、重送が検知された場合に、直ちに
原稿読取を停止し、搬送を停止しないと、不要な読取と
原稿のジャム等のトラブルが発生し、故障の原因にな
る。前記のように、重送の検知が正確なタイミングで極
短時間内に行われるので、このような不都合は防止され
る。
【0049】更に、読取制御手段MC1からの重送検知
情報は画像形成部3の画像形成制御手段MC2に伝送さ
れて画像形成制御手段MC2は記録紙の搬送及び感光体
31上での画像形成を停止する画像形成停止制御を行
う。この画像形成停止制御では、感光体31上での画像
形成を停止し、画像形成部3の記録紙搬送路に存在する
記録紙を排紙した後に、感光体31、搬送部37、定着
部38等の作動を停止させる制御が行われる。そして表
示部DPに、原稿の重送により停止した旨の表示が行わ
れる。
【0050】
【発明の効果】請求項1〜5の発明により、複数枚の原
稿が重なって搬送される原稿の重送を搬送過程における
正確な時点で短時間内に、検知することができるので、
原稿の重送が発生した場合の停止制御を迅速に行うこと
が可能になって、自動原稿搬送装置を用いた原稿読取に
おける原稿の重送による障害や故障を確実に防止するこ
とができる。
【0051】請求項6の発明により、原稿の先端部の通
過による搬送従動部材の回転の不安定な時期を避けて搬
送従動部材の回転を検知しているので、誤動作がなく、
信頼性の高い重送検知が行われる。
【0052】請求項7又は10の発明により、原稿の重
送を作業者が迅速に把握することができるので、重送に
対する有効な対策を講ずることが可能になる。
【0053】請求項8、9又は11の発明により、原稿
読取装置における原稿の重送が原因で画像形成部におい
て、記録紙のジャムが発生する等の障害や故障が確実に
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る原稿読取装置の断面
図である。
【図3】回転速度検知部を示す図である。
【図4】原稿の重送検知のタイミングを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御
系のブロック図である。
【符号の説明】
111 搬送従動ローラ 112 搬送駆動ローラ 141 トルクリミッタ 142 エンコーダ 143 回転センサ S1 原稿センサ MC1 読取制御手段 MC2 画像形成制御手段 SK 読取部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 430 G06T 1/00 430J 5C072 H04N 1/00 108J H04N 1/00 108 1/12 Z Fターム(参考) 2H027 DA19 DA21 DA38 DB04 DE02 DE03 ED12 ED16 ED19 EK03 EK09 EK10 FA18 FA20 GB05 HA03 HA04 2H076 AA58 BA24 BA67 BA74 BA76 BB05 BB10 EA14 EA21 3F048 AA01 AB02 BA13 BB05 BC00 CC02 CC03 CC14 DC06 EA01 EB23 5B047 AA01 BA02 BB02 CA04 CA08 CB06 EB03 5C062 AA05 AB02 AB32 AB40 AC11 AC70 AE15 5C072 AA01 EA05 LA02 NA01 NA08 RA04 XA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取位置に搬送する原稿搬送手
    段、 原稿の片面に接触して原稿を搬送する搬送駆動部材、 該搬送駆動部材に対向して配置され、一定の回転負荷を
    持って前記搬送駆動部材に従動して回転する搬送従動部
    材、 該搬送従動部材の回転速度を検知する速度検知手段、 原稿搬送路における前記搬送駆動部材と前記搬送従動部
    材とが配置された位置よりも上流側に設けられた原稿先
    端検知手段、 前記原稿搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取
    手段及び、 読取制御手段を有する原稿読取装置であって、 該読取制御手段は、前記原稿先端検知手段からの検知信
    号に基づいたタイミングで前記速度検知手段からの検知
    信号の読込を行い、読み込んだ検知信号に基づいて前記
    読取手段の読取を停止させる読取停止制御を行うことを
    特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記読取制御手段は、前記読取停止制御
    において前記原稿搬送手段を停止させることを特徴とす
    る請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記速度検知手段は、前記搬送従動部材
    とともに回転するエンコーダと該エンコーダの回転を検
    知してパルスを発生する回転センサとを有することを特
    徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取制御手段は、所定時間内の前記
    パルスの数を計数して前記搬送従動部材の回転速度を検
    知することを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記読取制御手段は、前記パルスの周期
    の長さを計測して前記搬送従動部材の回転速度を検知す
    ることを特徴とする請求項3に記載の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 前記読取制御手段は、原稿の先端が前記
    搬送駆動部材と前記搬送従動部材との間を通過した後の
    所定時間経過後に前記読込の開始を行うことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれ1項に記載の原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 前記読取停止制御が行われたときに、停
    止を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の原稿読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の原
    稿読取装置及び、該原稿読取装置からの画像情報に基づ
    いて記録紙に画像を形成する画像形成部を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記速度検知手段からの検知信号に基づ
    いて、前記画像形成部の画像形成を停止させる画像形成
    停止制御を行う画像形成制御手段を有することを特徴と
    する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成停止制御が行われた旨を
    表示する表示手段を有することを特徴とする請求項9に
    記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成停止制御は、前記画像形
    成部内の記録紙搬送路に存在する記録紙を排出した後に
    前記画像形成部の作動を停止させる制御であることを特
    徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装
    置。
JP2000307488A 2000-10-06 2000-10-06 原稿読取装置及び画像形成装置 Pending JP2002118727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307488A JP2002118727A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 原稿読取装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307488A JP2002118727A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 原稿読取装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002118727A true JP2002118727A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18787997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000307488A Pending JP2002118727A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 原稿読取装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002118727A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189308A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Ricoh Co Ltd シート長計測装置及び画像形成装置
JP2015115939A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 紙詰まり防止自動ドキュメントフィーダー
JP2016169066A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 富士ゼロックス株式会社 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2018016427A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018144971A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 キヤノン株式会社 シート搬送装置およびシート処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189308A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Ricoh Co Ltd シート長計測装置及び画像形成装置
JP2015115939A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 紙詰まり防止自動ドキュメントフィーダー
JP2016169066A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 富士ゼロックス株式会社 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2018016427A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2018144971A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 キヤノン株式会社 シート搬送装置およびシート処理装置
JP7005152B2 (ja) 2017-03-07 2022-01-21 キヤノン株式会社 シート搬送装置およびプリント装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7319842B2 (en) Pivotal sheet conveying apparatus for skew correction and image forming apparatus
US7300054B2 (en) Sheet conveying apparatus, image forming apparatus and image reading apparatus
US8630024B2 (en) Sheet feeding apparatus
US20090060614A1 (en) Sheet discharge control system and image forming apparatus including same
US20100310261A1 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method for the image forming apparatus
US6402133B1 (en) Sheet conveying apparatus and image forming apparatus having the same
US11345557B2 (en) Sheet feeding apparatus
US10321006B2 (en) Document reading device and image forming device
US20160124363A1 (en) Sheet length measuring apparatus and image forming apparatus
US7619788B2 (en) Document feeding and reading unit and image forming apparatus
JP2002118727A (ja) 原稿読取装置及び画像形成装置
JP4800228B2 (ja) 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
US11546481B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP2005151532A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2009249075A (ja) 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置
JP3352189B2 (ja) 画像形成装置における紙厚検出装置
JP2007248923A (ja) 巻付検知装置、定着装置及び画像形成装置
JP4147838B2 (ja) 画像形成装置
US11930136B2 (en) Reading device and image forming apparatus
JPH03253837A (ja) 画像処理装置
JP2000335010A (ja) 書き込み制御方法および画像形成装置ならびにセンサ
JP2637408B2 (ja) 画像形成装置
JP2010202388A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置
JPH0524713A (ja) 用紙のしわ検知装置
JP4225172B2 (ja) 画像形成装置