JP2002062600A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JP2002062600A
JP2002062600A JP2000249878A JP2000249878A JP2002062600A JP 2002062600 A JP2002062600 A JP 2002062600A JP 2000249878 A JP2000249878 A JP 2000249878A JP 2000249878 A JP2000249878 A JP 2000249878A JP 2002062600 A JP2002062600 A JP 2002062600A
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photosensitive material
paper
speed
correction data
drive motor
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JP2000249878A
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English (en)
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Mitsuru Miyauchi
満 宮内
Keiji Morimoto
桂司 森本
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境状態が変化しても、常に所望の画像サイ
ズを得ることのできる画像露光装置を提供すること。 【解決手段】 露光光Lを主走査方向に走査させなが
ら、ペーパーPを主走査方向と直交する副走査方向に所
定搬送速度にて搬送させることにより、画像を形成する
走査露光部と、ペーパーPを所定速度にて搬送させる搬
送ローラ機構5,6と、この搬送ローラ機構5,6を駆
動するための駆動モータ13と、搬送ローラ機構5,6
がおかれている環境状態を検出する環境状態検出部4b
と、環境状態検出部4bによる検出結果に基づいて、駆
動モータ13の駆動速度を補正する補正データを求める
駆動速度補正部4cと、この駆動速度補正部4cにより
求められた補正データに基づいて、駆動モータ13の駆
動速度を制御するモータードライバ22とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を感光材
料の幅方向と直交する副走査方向に所定搬送速度にて搬
送させることにより、画像を形成する走査露光部と、前
記感光材料を前記所定速度にて搬送させる搬送手段と、
この搬送手段を駆動するための駆動モータとを備えた画
像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる画像露光装置を備えた写真処理装
置において写真プリントの作成は次のようにして行われ
る。走査露光部において、例えば、露光光を主走査方向
に走査させながら、感光材料を主走査方向(感光材料の
幅方向)と直交する副走査方向に所定の搬送速度にて搬
送させる。走査露光部には、露光光を出力するための画
像出力部が主走査方向に沿って設けられており、1ライ
ンずつ (又は、 所定ラインずつ) 画像を形成してい
き、感光材料を副走査方向に搬送させることにより、二
次元画像を形成するようにしている。
【0003】ここで、仕上がりの画像サイズのうち、主
走査方向のサイズは、感光材料の幅寸法 (又は、画像出
力部の主走査方向に沿った長さ)等により決まるが、副
走査方向のサイズは、感光材料の副走査方向に沿った送
り速度により決まる。
【0004】感光材料を副走査方向に沿って搬送するた
めに搬送手段が用いられており、この搬送手段は駆動モ
ータにより駆動される。搬送手段としてよく用いられる
のは、挟持搬送ローラ機構であり、これは駆動ローラと
圧着ローラにより感光材料を挟持した状態で搬送する。
駆動モータによる駆動力は駆動ローラに伝達され、駆動
ローラを所定の回転速度により回転させ、これにより感
光材料を所定の搬送速度にて搬送させる。よって、駆動
ローラを所定の回転速度で回転させれば、感光材料もこ
れに対応した所定量だけ送られるはずである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動ロ
ーラを同じ回転速度で回転させても、環境状態が変化す
ると、感光材料の送り量が異なることがあった。これ
は、環境状態が変化することにより、駆動ローラや各ガ
イドと感光材料との間の摩擦係数が変化するためである
と考えられる。感光材料の送り量が異なってくると、仕
上がりの画像サイズ(副走査方向の寸法) も異なり、所
望の画像サイズが得られないという問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、環境状態が変化しても、常に所望の
画像サイズを得ることのできる画像露光装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る画像露光装置は、感光材料を感光材料の幅
方向に所定搬送速度にて搬送させることにより、画像を
形成する走査露光部と、前記感光材料を前記所定搬送速
度にて搬送させる搬送手段と、この搬送手段を駆動する
ための駆動モータと、前記搬送手段がおかれている環境
状態を検出する環境状態検出手段と、この環境状態検出
手段による検出結果に基づいて、前記駆動モータの駆動
速度を補正する補正データを求める駆動速度補正手段
と、この駆動速度補正手段により求められた前記補正デ
ータに基づいて、前記駆動モータの駆動速度を制御する
駆動モータ制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0008】この構成によると、搬送手段がおかれてい
る環境状態を検出するための環境状態検出手段が設けら
れている。そして、この環境状態検出手段により環境状
態を検出し、この検出結果に基づいて、駆動速度補正手
段により補正データを求める。搬送手段を駆動する駆動
モータは、この補正データに基づいて、駆動速度が制御
される。つまり、環境状態の変化にかかわらず、常に同
じ送り量となるように、駆動モータの駆動速度が補正さ
れる。その結果、 環境状態が変化しても、常に所望の
画像サイズを得ることのできる画像露光装置を提供する
ことができた。
【0009】なお、環境状態検出手段の構成要素として
センサーを配置する場合に、その配置個所については、
搬送手段の近傍に配置して直接的に環境状態を検出する
ようにしてもよいし、搬送手段とは離れた別の個所に配
置されたものを用いてもよい。
【0010】本発明の好適な実施形態として、 前記環
境状態と、前記補正データとの関係を表すテーブルが記
憶された記憶手段を備え、前記駆動速度補正手段は、検
出された環境状態に対応した前記補正データを前記テー
ブルから求めるように構成されているものがあげられ
る。
【0011】この構成によると、環境状態と補正データ
との関係を表すテーブルを記憶させておき、環境状態検
出手段により検出された環境状態に対応した補正データ
をテーブルから求めることにより、簡単に補正データを
得ることができる。かかるテーブルは、あらかじめ実験
や計算等により求めておくことができる。
【0012】本発明の別の好適な実施形態として、 前
記感光材料の種類を検出する感光材料検出手段を備え、
前記駆動速度補正手段は、前記環境状態検出手段による
検出結果及び前記感光材料検出手段による検出結果に基
づいて、前記駆動モータの駆動速度を補正する補正デー
タを求めるように構成されているものがあげられる。
【0013】摩擦係数の変動要因としては、環境状態に
よるもののほか、感光材料の種類によるものが考えられ
る。これは、感光材料の幅寸法や、乳剤面の面質が異な
ると摩擦係数が変わるからである。そこで、感光材料検
出手段により、感光材料の種類を検出し、感光材料の検
出結果と、環境状態の検出結果の双方に基づいて、補正
データを求めるようにすることで、感光材料の副走査方
向の送り長さをより高い精度で設定することができるよ
うになる。
【0014】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記テーブルは、前記感光材料の種類ごとに記憶され
ているものがあげられる。感光材料の種類ごとに補正デ
ータのテーブルを記憶させておくことにより、環境状態
と感光材料の種類とから、ただちに補正データを求める
ことができる。
【0015】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記環境状態検出手段は、温度センサーを備えてお
り、環境状態として温度を検出するように構成されてい
るものがあげられる。これにより、温度変化にかかわら
ず、感光材料の送り長さを所望に設定することができ
る。
【0016】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記環境状態検出手段は、湿度センサーを備えてお
り、環境状態として湿度を検出するように構成されてい
るものがあげられる。これにより、湿度変化にかかわら
ず、感光材料の送り長さを所望に設定することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】<実施形態の構成>本発明に係る
画像露光装置が用いられている写真処理装置について説
明する。図1は、 写真処理装置の概略全体構成を示す
模式図である。
【0018】<プリンタ部の構成>この写真処理装置
は、大きく分けてペーパーPに画像を露光するための画
像露光装置Iが設けられているプリンタ部P1と、露光
済みのペーパーPの現像・乾燥処理とを行うプロセッサ
部P2とに分かれている。
【0019】プリンタ部P1の上部には、感光材料であ
るペーパーPをロール状に収容したペーパーマガジン1
(感光材料収容マガジンに相当する。)が着脱自在に設
けられている。ペーパーPの搬送経路に沿って、ペーパ
ーマガジン1から繰出されたペーパーPを搬送させるア
ドバンスローラ2と(搬送方向を矢印Aで示す。)、長
尺状のペーパーPをプリントサイズに切断するカッター
3と、PLZT式の露光ヘッド10と、この露光ヘッド
10により露光されるペーパーPを搬送する第1、 第
2搬送ローラ機構5,6(搬送手段に相当する。)とを
備えている。また、露光ヘッド10に露光光を導くため
の光ファイバー12と、光源11とが設けられている。
【0020】プロセッサ部P2は、画像が焼き付けられ
たペーパーPの現像処理を行う現像処理部7と、装置外
部に排出されたペーパーP(写真プリント)をオーダー
単位で仕分けるための仕分け装置8とを備えている。
【0021】露光ヘッド10のペーパーPの乳剤面と向
かい合う位置に画像出力部が設けられ、 ペーパーPの
幅方向である主走査方向に沿ってロッドレンズアレイ
(不図示)が設けられている。ロッドレンズアレイと対
応してPLZTシャッタアレイ(不図示)が設けられて
おり、 このシャッタアレイのシャッタ開放時間を画像
データに応じて制御することにより、画像データに応じ
た露光光を画像出力部から出力させて、ペーパーPに画
像を焼き付け露光する。
【0022】また、ロッドレンズアレイは主走査方向に
沿って配置されているので、 ペーパーPに二次元画像
を形成するためには、ペーパーPを主走査方向と直交し
た副走査方向(図1の矢印A方向)に所定速度(一定の
速度)で搬送させながら、露光ヘッド10により露光光
を主走査方向に走査させればよい。このような露光方法
を走査露光と称する。よって、露光ヘッド10及び第
1、 第2搬送ローラ機構5,6は、走査露光部として
機能する。
【0023】なお、露光ヘッド10として、PLZTに
よるものを説明したが、 これに限定されるものではな
く、 CRT方式や、DMD(デジタル・ミラー・デバ
イス)方式や、 蛍光プリンタ方式や、レーザープリン
タ方式等の任意のデジタル式の露光ヘッド10を用いる
ことができる。
【0024】<第1実施形態の構成>図2により、第1
実施形態に係る画像露光装置Iの構成を説明する。搬送
経路の上流側の第1搬送ローラ機構5は、駆動ローラ5
aと圧着ローラ5bとを備えており、 下流側の第2搬
送ローラ機構6は、駆動ローラ6aと圧着ローラ6bと
を備えている。駆動ローラ5a,6aを駆動するための
駆動モータ13が設けられており、 駆動モータ13の
モータ軸に取付けられたプーリ13aと、駆動ローラ5
a,6aと同軸に設けられたプーリ5c,6cにベルト
14が巻回されている。これにより、駆動モータ13a
の駆動力を第1、 第2搬送ローラ機構5,6に伝達す
る。
【0025】図示はしていないが、 圧着ローラ5b,
6bはバネにより、駆動ローラ5a,6aに対して所定
の圧着力が付与されている。カッター3により、所定の
プリントサイズにカットされたペーパーPは、駆動ロー
ラ5a,6aと、圧着ローラ5b,6bとにより挟持さ
れた状態で搬送される。図2には、図示の都合上、露光
ヘッド10は示されていないが、その代わりに露光光L
を示している。
【0026】<コントローラの機能>次に、コントロー
ラ4の機能について説明する。コントローラ4は、画像
露光装置Iを含めた写真処理装置の各部の動作の制御を
行うものであり、CPU、メモリ等のハードウェアと、
各部の動作を制御するためのプログラムとを主要な構成
要素としている。
【0027】コントローラ4は、画像露光装置I内部の
温度を検出するための温度センサー21からの検出信号
に基づいて温度状態を検出する環境状態検出部4bと、
駆動モータ13の駆動速度を補正するための駆動速度補
正部4cとを備えている。温度センサー21と環境状態
検出部4bとは、環境状態検出手段として機能する。
【0028】先ほど説明した駆動モータ13は、ステッ
ピングモータであり、モータードライバ22から所定周
波数の駆動パルスが駆動モータ13に対して供給され
る。駆動モータ13の駆動速度は、供給される駆動パル
スの周波数により決まる。これにより、駆動ローラ5
a,6aを所定の速度で回転駆動させ、ペーパーPを副
走査方向に沿って所定の搬送速度で搬送させる。
【0029】コントローラ4には、各種情報が記憶され
る記憶装置23と、各種情報を入力するためのキーボー
ド24と、写真処理の状況等を表示するためのモニター
25とが接続されている。
【0030】ここで、走査露光によりペーパーPに形成
される画像の大きさであるが、 主走査方向の大きさは
ペーパーPの幅寸法や露光ヘッド10の画像出力部の主
走査方向に沿った長さにより決まるが、副走査方向に沿
った大きさは、搬送手段である第1、 第2搬送ローラ
機構5,6により搬送されるペーパーPの搬送量により
決まる。ところが、この搬送量は、搬送手段の置かれて
いる環境状態により変化する。その理由は、ペーパーP
表面と駆動ローラ5a,6aとの間の摩擦係数が変化す
るためである。したがって、これらの要因によりペーパ
ーPを所望の搬送量だけ搬送できなくなる。例えば、
駆動モータ13に対して所定のパルス周波数の駆動パル
スを供給しても、ペーパーPが搬送量Yだけ搬送される
べきところが、実際にはY±ΔYの搬送量となってしま
う。そうすると、環境状態により、形成される画像の副
走査方向の大きさが変化することになり好ましくない。
【0031】そこで、本発明では、かかる環境状態にか
かわらず、所望の搬送量を実現できるような構成を採用
している。温度センサー21は、第1、 第2搬送ロー
ラ機構5,6が置かれている環境の温度を検出するため
のものである。温度センサー21の配置場所としては、
特に限定されるものではなく、駆動ローラ5a,6aの
近傍に配置しても良いし、露光ヘッド10の周辺に配置
してもよい。なお、温度センサー21の代わりに湿度セ
ンサーを設けてもよく、また、温度センサー21と湿度
センサーの両方を設けてもよい。温度や湿度が変化する
ことによっても、 ペーパーPと駆動ローラ5a,6a
との間の摩擦係数が変化する。
【0032】駆動速度補正部4cは、環境状態検出部4
bによる検出結果に基づいて、駆動モータ13の駆動速
度を補正するための補正データを求める。そのために、
記憶装置23には、あらかじめ図4に示すようなテーブ
ルが記憶されている。このテーブルは、温度t1 、t2
・・・tn に対する補正データ△A1 、ΔA2 ・・・Δ
n が記憶されており、このような補正データは、あら
かじめ実験を行うことにより得ることができる。
【0033】そして、駆動速度補正部4cは、上記テー
ブルに基づいて 温度センサー21により検出された
温度データから対応する補正データを求めることができ
る。この補正データに基づいて、モータードライバ22
は(駆動モータ制御手段に相当する。)駆動モータ13
の駆動速度を制御する。より具体的に言うと、駆動モー
タ13を駆動するときの基準パルス周波数(これは、あ
る所定の温度状態において駆動するときのパルス周波数
である。)を決めておき、 上記求められた補正データ
に基づいてパルス周波数を補正するのである。これによ
り、温度変化にかかわらず、常に所望のペーパー搬送量
となるように、駆動モータ13の駆動速度を制御するこ
とができる。
【0034】なお、上記実施形態に係る構成では、図4
に示すテーブルに基づいて補正データを求めるようにし
ているが、テーブルを用いずに、温度と補正データとの
関係を示す演算式に基づいて、補正データを求めるよう
にしてもよい。温度と補正データとの間には、 ほぼ比
例関係が成立することが実験的に確認することができて
いる。
【0035】環境状態としては、温度と湿度があげられ
るが、温度変化のみ又は湿度変化のみを考慮することに
よっても、全く補正を行わない場合に比べて効果がある
が、温度と湿度の両方を考慮することによって、 より
優れた効果をあげることができる。
【0036】<第2実施形態の構成>次に、 第2実施
形態に係る画像露光装置の構成を図3により説明する。
第1実施形態と異なる点は、マガジン読取部20と感光
材料検出部4a(これらは、感光材料検出手段として機
能する。)とを設けている点である。これは、ペーパー
Pの種類によっても、ペーパーPと駆動ローラ5a,6
aとの間の摩擦係数が変化し、ペーパーPの搬送量が変
化するからである。
【0037】そのために、まず、ペーパーPの種類を検
出できるようにして、この検出結果に基づいて駆動速度
を補正するようにしている。ペーパーマガジン1は写真
処理装置本体に対して着脱可能に構成されているが、
このペーパーマガジン1にその内部に収容されるペーパ
ーPの種類を識別情報としてもたせておく。たとえば、
数ビットのコード情報にて識別情報をペーパーマガジン
1に持たせておき、ペーパーマガジン1を装着したとき
に、マガジン読取部20により識別情報を検出する。識
別情報としては、 例えば、数ビットの穴の有無をマガ
ジン読取部20に設けられた光センサーにより検出する
ようにしてもよい。あるいは、ペーパーマガジン1に形
成されたバーコードを読み取るような構成でも良いし、
その他の機械式の検出手段でもよく、特定の手段に限
定されるものではない。
【0038】ペーパーPの種類の違いとは、ペーパーP
の幅の違い、面質の違い、メーカーの違いなどがあげら
れる。ペーパーPの幅が違うと、 圧着ローラ5b,6
bにより同じ圧着力を付与していたとしても、面圧が異
なってくるため、これが摩擦係数に対して影響を与え搬
送量が異なってくる。また、面質(光沢面や絹目等)が
異なると摩擦係数が異なってくる。また、メーカーが異
なると、ペーパーPの厚みが異なることがあり、これに
より圧着力が変化するので、その結果として、搬送量が
異なってくる。
【0039】駆動速度補正部4cは、感光材料検出部4
aによる検出結果と環境状態検出部4bによる検出結果
に基づいて、駆動モータ13の駆動速度を補正するため
の補正データを求める。そのために、記憶装置23に
は、あらかじめ図5に示すようなテーブルが記憶されて
いる。このテーブルは、ペーパーPの種類ごとに、温度
1 、t2 ・・・tn に対する補正データが記憶されて
おり、このような補正データは、あらかじめ実験を行う
ことにより得ることができる。
【0040】そして、駆動速度補正部4cは、検出され
たペーパーPの種類に対応したテーブルに基づいて、温
度センサー21により検出された温度データから対応す
る補正データを求めることができる。この補正データに
基づいて、モータードライバ22は、駆動モータ13の
駆動速度を制御する。
【0041】テーブルの構成の仕方としては、 図5に
示すものの他、 温度と第1補正データとの関係を示す
第1テーブルと、ペーパーPの種類と第2補正データと
の関係を示す第2テーブルにより構成し、第1補正デー
タの値と第2補正データの値とを加算して最終的な補正
データとしてもよい。また、温度センサー21のほかに
更に湿度センサーを設ける場合には、 湿度と第3補正
データとの関係を示す第3テーブルを更に設けるように
すればよい。
【0042】あるいは、テーブルにより求めるのではな
く、演算式により補正データを求めるように構成しても
よい。
【0043】<作動フローチャート>次に、 第2実施
形態に係る画像露光装置によりプリント処理を行う場合
の作動を、図6のフローチャートにより簡単に説明す
る。まず、ペーパーPの種類をマガジン読取部20から
の識別情報に基づいて検出する(#1)。次に、 温度
センサー21からの検出信号に基づいて環境温度を検出
する(#2)。そして、駆動速度補正部4cは、検出さ
れたペーパーの種類と温度に基づいて、補正データをテ
ーブルから取得する(#3)。モータードライバ22
は、その補正データに基づいて、駆動速度を演算し(#
4)、演算された駆動速度を実現できるような周波数の
駆動パルスを駆動モータ13に供給する。
【0044】補正された駆動速度により駆動モータ13
を駆動することにより、第1、 第2搬送ローラ機構
5,6も補正された搬送速度によりペーパーPを搬送さ
せる。ペーパーPを補正された所定の搬送速度で搬送さ
せながら走査露光を行い、 デジタル画像を形成してい
く(#5)。走査露光が1オーダー分終了したか否かを
判定する(#6)。終了していなければ、 ステップ#
5に戻り、プリント処理を繰り返す。このように、補正
データの取得は1オーダー単位で行われる。プリント処
理の1枚単位で補正を行うことも考えられるが、 プリ
ント処理の効率が低下するので1オーダー単位で補正を
行うようにするのが好ましい。
【0045】<実験データ>図7と図8により、ペーパ
ーPの種類と環境状態を変えた場合の形成される画像の
長さを測定した実験結果を示す。図7は、 横軸がペー
パーPの幅(mm)、縦軸が画像の副走査方向に沿った
長さ(mm)を示す。なお、環境条件が35℃湿度80
%にて、ペーパー幅が89mmのものを用いた場合の画
像長さ457.2mmを基準とする。また、使用した搬
送ローラ機構であるが、駆動ローラはセラミックコーテ
ィングをしたアルミ製のφ36mmのローラを、圧着ロ
ーラはNBRゴム製のφ20mmのローラを用いた。
【0046】図7において、測定データを□及び△でプ
ロットしている。□で示すデータは、環境条件が35℃
80%であり、直線L1により近似できる。△で示すデ
ータは、環境条件が13℃80%であり、直線L2によ
り近似できる。この図7からもわかるように、35℃8
0%の場合は、 ペーパー幅が89mmと305mmと
を比較すると、ペーパー幅305mmの方が画像長さが
0.7mmほど短くなる。また、ペーパー幅が89mm
の場合には、温度条件の差を比較すると、温度が13℃
の場合の方が35℃の場合に比べて0.4mmほど長く
なり、 ペーパー幅が305mmの場合には、 温度が1
3℃の場合の方が35℃の場合に比べて0.7mmほど
長くなる。
【0047】次に、 図8により環境状態を変化させた
場合の画像長さを実験により求めてみた。測定データを
□によりプロットしている。使用したペーパー幅は89
mmである。
【0048】湿度を80%に保持した状態で温度を13
℃から35℃に変化させた場合は、直線L3により近似
される。この場合の画像長さの変化量は0.7mmであ
る。そして、35℃80%の状態から温度を35℃に保
持した状態で湿度を80%から20%に変化させた場合
は、直線L4により近似される。この場合の画像長さの
変化量は0.46mmである。
【0049】温度を13℃から35℃に変化させた場合
の補正データとしては、湿度の変化を考慮しない場合
は、直線L3に基づいて補正データを作成すればよい。
また、湿度の変化を考慮する場合には、直線L3ではな
く直線L5を用いて補正データを作成すればよい。直線
L5を用いることにより、 温度センサーのみを配置す
るだけで湿度変化による影響(バラツキ)を小さくする
ことができる。
【0050】以上のような実験から求められた補正デー
タは、データ入力手段であるキーボード24により入力
して、記憶装置23にテーブルの形態で記憶させること
ができる。また、記憶装置23にいったん記憶させたデ
ータをキーボード24を用いて書き直すこともできる。
記憶装置23は、ハードディスクやメモリ等により構成
することができる。
【0051】<別実施形態>本実施形態では、駆動モー
タとしてステッピングモータを例にあげているが、これ
に換えて直流モータを用い、駆動電圧を変化させること
により駆動速度を制御するように構成してもよい。
【0052】本実施形態では、マガジン読取部20にお
いてペーパーPの種類を読み取るようにしているが、ペ
ーパーPの有する種類に関する情報のうち幅、面質、メ
ーカー等を個別に認識しているわけではなく、幅、面
質、メーカーをひとまとめにした状態での識別情報を読
み取るようにしている。もちろん、幅に関する情報、面
質に関する情報、メーカーに関する情報をそれぞれ個別
に読み取ることができるような構成にしてもよい。ま
た、ペーパーPの種類の情報をオペレータがキーボード
24から入力するような構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真処理装置の概略全体構成を示す模式図
【図2】第1実施形態に係る制御ブロック構成を示す図
【図3】第2実施形態の構成を示す図
【図4】第1実施形態に係るテーブルの構成を示す図
【図5】第2実施形態に係るテーブルの構成を示す図
【図6】第2実施形態に係る画像露光装置の作動を説明
するフローチャート
【図7】ペーパーの種類と環境状態を変えた場合に形成
される画像の長さを測定した実験結果を示す図
【図8】環境状態を変えた場合に形成される画像の長さ
を測定した実験結果を示す図
【符号の説明】
4 コントローラ 4a 感光材料検出部(感光材料検出手段) 4b 環境状態検出部(環境状態検出手段) 4c 駆動速度補正部(駆動速度補正手段) 5,6 搬送ローラ機構 5a,6a 駆動ローラ 5b,6b 圧着ローラ 10 露光ヘッド 13 駆動モータ 20 マガジン読取部(感光材料検出手段) 21 温度センサー(環境状態検出手段) 22 モータードライバ(駆動モータ制御手段) 23 記憶装置 P ペーパー I 画像露光装置 L 露光光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/12 A Fターム(参考) 2H106 AA76 AB12 AB45 AB70 BA11 BA49 BA55 BH00 2H110 AB06 BA13 CD00 3F048 AA01 AC04 BA28 BB02 CA00 DA08 DC00 EB39 3F049 AA10 DA12 EA10 EA21 EA28 LA01 LB08 5C072 AA03 BA12 NA05 NA10 UA11 VA05 XA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を感光材料の幅方向と直交する
    副走査方向に所定搬送速度にて搬送させることにより、
    画像を形成する走査露光部と、 前記感光材料を前記所定搬送速度にて搬送させる搬送手
    段と、 この搬送手段を駆動するための駆動モータと、 前記搬送手段がおかれている環境状態を検出する環境状
    態検出手段と、 この環境状態検出手段による検出結果に基づいて、前記
    駆動モータの駆動速度を補正する補正データを求める駆
    動速度補正手段と、 この駆動速度補正手段により求められた前記補正データ
    に基づいて、前記駆動モータの駆動速度を制御する駆動
    モータ制御手段とを備えたことを特徴とする画像露光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記環境状態と、前記補正データとの関
    係を表すテーブルが記憶された記憶手段を備え、 前記駆動速度補正手段は、検出された環境状態に対応し
    た前記補正データを前記テーブルから求めるように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の画像露光
    装置。
  3. 【請求項3】 前記感光材料の種類を検出する感光材料
    検出手段を備え、 前記駆動速度補正手段は、前記環境状態検出手段による
    検出結果及び前記感光材料検出手段による検出結果に基
    づいて、前記駆動モータの駆動速度を補正する補正デー
    タを求めるように構成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の画像露光装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブルは、前記感光材料の種類ご
    とに記憶されていることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の画像露光装置。
  5. 【請求項5】 前記環境状態検出手段は、温度センサー
    を備えており、環境状態として温度を検出するように構
    成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の画像露光装置。
  6. 【請求項6】 前記環境状態検出手段は、湿度センサー
    を備えており、環境状態として湿度を検出するように構
    成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の画像露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011105507A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 搬送装置及び画像処理装置

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