JP2011105507A - 搬送装置及び画像処理装置 - Google Patents

搬送装置及び画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011105507A
JP2011105507A JP2009265357A JP2009265357A JP2011105507A JP 2011105507 A JP2011105507 A JP 2011105507A JP 2009265357 A JP2009265357 A JP 2009265357A JP 2009265357 A JP2009265357 A JP 2009265357A JP 2011105507 A JP2011105507 A JP 2011105507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
roller
transport
rotation
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009265357A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kobayashi
正人 小林
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
Yuichi Sakurada
裕一 桜田
Arata Suzuki
新 鈴木
Tatsuhiko Okada
達彦 岡田
Daisaku Horikawa
大作 堀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009265357A priority Critical patent/JP2011105507A/ja
Publication of JP2011105507A publication Critical patent/JP2011105507A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、広幅のシート状部材を幅方向において均一に搬送する搬送装置、画像処理装置及び画像形成装置に関する。
【解決手段】デジタル複写装置1は、ロール紙22を搬送する2本の搬送ローラ34a、34bの基準マーク34Ma、34Mbからの回転量を、マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bで検出して、該検出結果に基づいて、搬送ローラ34a、34bの基準マーク34Ma、34Mbからの複数の回転位置におけるローラ部34aa、34baの表面における送り量の誤差を記憶するROM52から各搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量の路差を一定にする回転量を算出して、該回転量に基づいて搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbを、搬送モータ36a、36bによって回転駆動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送装置及び画像処理装置に関し、詳細には、広幅のシート状部材を幅方向において均一に搬送する搬送装置及び画像処理装置に関する。
画像形成装置や画像読み取り装置等の画像処理装置においては、用紙やシート等のシート状部材やシート状部材を搬送するベルト等(以下、ベルトを含めてこれらの薄い板状の搬送対象の部材を、シート状部材という。)を、搬送ローラによって搬送して、該シート状部材に画像形成を行ったり、該シート状部材に描かれている画像を読み取ったりする。
例えば、インクジェットプリンタ等の画像形成装置においては、通常、搬送ローラと従動ローラとで構成されるグリップ部で、プラテン上の用紙を挟んで、搬送ローラの回転によって用紙を搬送ローラの軸方向と直交する方向に搬送しながら、該搬送ローラの近傍において用紙に該搬送方向と直交する方向に印字を行う。
すなわち、従来技術においては、図16に示すように、画像形成装置100は、給紙部110からロール紙111を、図示しない駆動モータによって回転駆動される給紙ローラ112とピンチローラ113によって送り出して、途中、複数の搬送ローラ対114で画像形成部120に搬送する。画像形成部120は、ロール紙111の幅方向全域にわたって配設されているプラテン121上に、ロール紙111の幅方向(搬送方向と直交する方向)に該ロール紙111への画像形成領域にわたって移動可能に配設されているキャリッジ122が配設されており、プラテン121の下方には、プラテン121上を搬送されるロール紙111を該プラテン121に吸着させつつ搬送するための吸引ファン123が配設されていて、プラテン121には、ロール紙111を搬送する上面と吸引ファン123の配設されている下面とを連通する多数の細い吸引孔(図示略)が形成されている。上記キャリッジ122は、ロール紙111の搬送方向と直交する方向に張り渡された図示しないガイドシャフトに移動可能に支持されており、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色の記録ヘッドを搭載している。記録ヘッドは、画像データに基づいてCMYKの各色のインクをロール紙111に噴射する。
プラテン121のロール紙111の搬送方向手前には、ロール紙111の搬送方向に直交する方向に、搬送ローラ124とピンチローラ125が配設されており、搬送ローラ124は、図17に示すように、ロール紙111の幅方向の長さ以上に渡る長さを有している。この搬送ローラ124の回転軸には、搬送モータ126が連結されており、搬送モータ126によって回転駆動される搬送ローラ124の回転を検出するエンコーダ127が配設されている。エンコーダ127は、搬送ローラ124の回転を検出して検出結果をCPU(Central Processing Unit )128に出力し、CPU128は、エンコーダ127の検出結果に基づいて搬送モータ126の駆動を制御して、搬送ローラ124の回転を所定の回転速度に制御する。画像形成部120は、給紙部110から送られてきたロール紙111をCPU128によって回転制御される搬送モータ126によって回転駆動される搬送ローラ124とピンチローラ125とによって挟み込んでプラテン121上に送り込み、吸引ファン123によってロール紙111をプラテン121上に密接させながら搬送して、一旦停止させた状態として、キャリッジ122を主走査方向に往復移動させてキャリッジ122の搭載するCMYKの各色用の記録ヘッドから画像データに応じてインクをロール紙111に噴射させることで、ロール紙111上に印字する。
この場合、画像形成部に搬送された用紙に皺が発生していると、プラテン上で用紙が浮き上がって用紙への印字が適切に行われず、印字品質が劣化する。特に、インクジェット記録ヘッドを用いた画像形成においては、記録ヘッドのノズルと印字面との距離が変化して正確な印字を行うことができず、印字品質が劣化する。また、従来、搬送ローラの用紙搬送方向上流側に配置されている搬送ローラにコイルばねを取り付けて、用紙の皺を取る技術があるが、コイルばねの凸部で用紙を伸ばす方向に加圧すると、コイルばねと凸部との圧接により用紙が傷み易く、さらに、コイルばねを支持棒に巻き付ける必要があり、構造が複雑となって、コストアップの原因となる。さらに、用紙の皺の除去は、可能な限り画像形成部の近くで行うことが望ましいが、従来の用紙の皺除去技術は、画像形成部から離れた搬送ローラに設けられており、搬送ローラで皺を除去したとしても、その後、用紙が画像形成部に搬送されるまでの間に用紙に再度しわが復元してしまうおそれがある。
そこで、従来、印字を行うプラテン上の用紙を従動ローラとともに狭持してその回転によって用紙を搬送する搬送ローラを、用紙搬送方向に直交する方向全域にわたって延在させ、該搬送ローラの表面を多数の微少な突起の形成されたグリット表面とするとともに、該グリット表面を帯状の非突起部によって螺旋状に区切って、該グリット表面の螺旋形状を搬送ローラの長手方向の中間に対して左右対称形にすることで、用紙の搬送を行いつつ用紙の皺の除去を図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、長尺の搬送ローラの表面を多数の微少の突起が形成されたグリット表面とし、該グリット表面を帯状の非突起部によって螺旋状に区切って、該グリット表面の螺旋形状を搬送ローラの長手方向の中間に対して左右対称形としているため、用紙の搬送を行いつつ用紙の皺の除去を図ることはできるが、この従来技術を大判用紙の搬送を行う長尺の搬送ローラに適用すると、搬送ローラ自体にたわみが生じ、搬送ローラの中央部と端部において用紙等のシート状部材の搬送量が異なったものとなり、シート状部材にしわが発生しやすいという問題があった。
そこで、本発明は、広幅のシート状部材を幅方向で均一な搬送量で搬送して該シート状部材に皺の発生を抑制する搬送装置及び画像処理装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、搬送対象のシート状部材の最大幅よりも短い複数の搬送ローラを該シート状部材の幅方向に複数配設し、各搬送ローラの回転基準位置からの回転軸の回転量を回転量検出手段で検出して、各搬送ローラの回転基準位置からの所定数の回転位置における各搬送ローラの部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を記憶する記憶手段から該各回転量検出手段の検出する搬送ローラの回転量に基づいて、該回転量検出手段の検出対象の該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を一定にする回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて該搬送ローラの回転軸を回転駆動することを特徴としている。
また、本発明は、前記記憶手段が、前記各搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を、環境条件としての環境温度または/及び環境湿度に対応させて記憶し、環境温度または/及び環境湿度を環境条件として検出する環境条件検出手段の検出する該環境条件と前記各回転量検出手段の検出する回転量に基づいて、該回転量検出手段の検出対象である該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記記憶手段から読み出してそれぞれの該部材搬送部の表面における回転移動量を一定にする回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて前記駆動手段に該搬送ローラの前記回転軸を回転駆動させることを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記記憶手段が、前記各搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記シート状部材の種別に対応させて記憶し、前記シート状部材の種別を検出する部材種別検出手段の検出する該シート状部材の種別と前記各回転量検出手段の検出する回転量に基づいて、該回転量検出手段の検出対象である該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記記憶手段から読み出してそれぞれの該部材搬送部の表面における回転移動量を一定にする回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて前記駆動手段に該搬送ローラの前記回転軸を回転駆動させることを特徴としてもよい。
本発明によれば、広幅のシート状部材を幅方向で均一な搬送量で搬送して該シート状部材に皺の発生を抑制することができる。
本発明の一実施例を適用したデジタル複写装置の外観斜視図。 給紙部及び画像形成部の概略構成図。 画像形成部の上面概略構成図。 画像形成部の側面概略構成図。 搬送ローラ回転位置検出部分の斜視図。 デジタル複写装置の制御系のブロック構成図。 搬送ローラの回転制御の説明図。 テストチャートの一例を示す平面図。 搬送ローラによる送り量誤差の補正説明図。 ロール紙搬送制御処理の説明図。 画像形成部の上面概略構成図。 第2実施例のデジタル複写装置の給紙部及び画像形成部の概略構成図。 図12の画像形成部の上面概略構成図。 第2実施例のデジタル複写装置の制御系のブロック構成図。 第2実施例のデジタル複写装置によるロール紙搬送制御処理の説明図。 従来の画像形成装置の概略構成図。 図16の画像形成部の上面図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図11は、本発明の搬送装置及び画像処理装置の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の搬送装置及び画像処理装置の一実施例を適用したデジタル複写装置1の外観斜視図である。
図1において、デジタル複写装置1は、本体筐体1aの下部から用紙供給部2、画像形成部3及び原稿読み取り機能部4が順次設けられており、原稿読み取り機能部4の上部に、操作部5が設けられている。
操作部5には、各種操作キー5aやディスプレイ5b等が設けられている。各種操作キー5aは、デジタル複写機1のコピー動作、スキャナ動作及びプリント動作等の各種動作の指示操作(例えば、紙サイズ、オンライン/オフライン等)を行うのに使用され、ディスプレイ5bは、操作キー5aから入力された指示命令の内容やデジタル複写機1からオペレータに通知する各種情報、例えば、デジタル複写機1の動作状態情報等を表示出力する。
原稿読み取り機能部4には、原稿台4a上から原稿挿入口4bにシート状の原稿Gが挿入され、原稿読み取り機能部4は、CSI(密着イメージセンサ)等が用いられていて、原稿挿入部4bから挿入された原稿Gを搬送しつつ走査して原稿Gの画像を読み取る。
用紙供給部2及び画像形成部3は、図2に示すように、構成されており、給紙部2は、一対の支持ローラ21上にロール紙(シート状部材)22がセットされる。ロール紙22は、給紙ローラ23とピンチローラ24により複数の搬送ローラ対25で形成される搬送路26上を、画像形成部3へと搬送される。給紙ローラ23は、図示しない給紙モータによって回転駆動され、エンコーダ27によってその回転角度が検出されている。給紙モータは、エンコーダ27の検出結果に基づいて後述するCPU51によって回転制御されて、給紙ローラ23の回転角度、すなわち、ロール紙22の搬送量が制御されている。デジタル複写装置1は、ロール紙22として、A2サイズやA0サイズ広幅のロール紙22からA4等の通常サイズのロール紙22まで各種の幅のロール紙22に対応しており、また、その種別として、厚紙、普通紙、薄紙、表面の滑らか怒濤の各種種種別のロール紙22が用いられる。
画像形成部3は、プラテン31、吸引ファン32、キャリッジ33、搬送ローラ部34及びピンチローラ35等を備えており、給紙部2から搬送されてきたロール紙22に画像データに基づいて印字する。
プラテン31は、ロール紙22の搬送方向に所定幅を有し、ロール紙22の幅方向においてデジタル複写装置1にセット可能な最大幅のロール紙22の全幅を超える長さに渡る平板状に形成されている。プラテン31は、その上面に給紙部2から送られてきたロール紙22が密接した状態で搬送される。
吸引ファン32は、プラテン31のロール紙22の搬送面とは反対側のプラテン31の下面側に配設されており、プラテン31には、ロール紙22の搬送面である上面と吸引ファン32の配設されている面である下面とを連通する所定の孔径を有する複数の吸引孔(図示略)が形成されている。吸引ファン32は、プラテン31に形成されている吸引孔を通して空気を吸引することで、プラテン31上を搬送されるロール紙22をプラテン31に密接させて、ロール紙22をプラテン31の上面に密接させた状態で搬送させる。したがって、上記吸引ファン32及びプラテン31の吸引孔は、全体として、請求項5に記載されている吸引手段として機能している。
キャリッジ33は、ロール紙22の搬送方向と直交する方向(以下、適宜、直交方向という。)に張り渡された図示しないガイドシャフトに移動可能に支持されており、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色の記録ヘッド62(図5参照)を搭載している。記録ヘッド62は、画像データに基づいてCMYKの各色のインクをプラテン31上に一時的に停止されているロール紙22に噴射して、ロール紙22にカラー画像を形成(印字)する。なお、デジタル複写装置1は、画像形成部3で画像形成の完了したロール紙22を切断する切断機構部(図示略)が設けられている。画像形成部3は、記録ヘッド62によって、通常、所定ライン数を1バンドとして、バンド毎に画像形成し、画像形成されたロール紙22を該バンド分だけ搬送ローラ34a、34bとピンチローラ35によって搬送して次のバンドの画像形成を行う処理を順次繰り返し行うことで、1ページ分の画像形成を行い、1ページ分の画像形成が完了すると、切断機構部によってロール紙22を切断する。
搬送ローラ部34は、図3に示すように、ロール紙22の搬送方向と直交する方向においてデジタル複写装置1にセット可能な最大幅のロール紙22の全幅を超える長さに渡って配設されており、該直交方向(軸方向)の中間部において、左搬送ローラ34aと右搬送ローラ34bがその軸心を合わせて軸方向に並んで配設されている。左搬送ローラ34a及び右搬送ローラ34bは、ローラ部(部材搬送部)34aa、34baと軸部(回転軸)34ab、34bbを備えており、軸部34ab、34bbとローラ部34aa、34baは、固定されていて一体的に回転する。左搬送ローラ34aの軸部34abと右搬送ローラ34bの軸部34bbは、画像形成部3の概略側面図である図4に示すように、それぞれ軸方向両端付近において、支持部材34acと支持部材34ad及び支持部材34bcと支持部材34bdによって回転可能に支持されており、各搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbは、それぞれの外方側端部に配設されている搬送モータ36a、36bの回転軸と連結されている。支持部材34ac、34ad及び支持部材34bc、34bdは、本体筐体1aの一部に固定されており、図示しないベアリングを介してそれぞれ軸部34ab及び軸部34bbを回転可能に支持している。
搬送モータ(駆動手段)36a、36bは、デジタル複写装置1のCPU51によってそれぞれその駆動が制御され、搬送モータ36a、36bによって回転駆動される左搬送ローラ34aの軸部34abと搬送ローラ34bの軸部34bbには、それぞれエンコーダ37a、37bが配設されている。
エンコーダ37aは、左搬送ローラ34aの軸部34abの所定基準位置である後述する基準マーク34Maからの回転角度(回転量)を検出してCPU51に出力し、エンコーダ37bは、右搬送ローラ34bの軸部34bbの所定基準位置である後述する基準マーク34Mbからの回転角度(回転量)を検出してCPU51に出力する。すなわち、エンコーダ37a、37bは、図5(a)にエンコーダ37aについて示すように、ロータリエンコーダ37aa、37baとエンコーダセンサ37ab、37bbを備えており、ロータリエンコーダ37aa、37baには、図5(b)に示すように、周方向に所定間隔のエンコーダスケール37ac、37bcが形成されている。エンコーダ37a、37bは、エンコーダセンサ37ab、37bbによってロータリエンコーダ37aa、37baのエンコーダスケール37ac、37bcを検出することによって搬送ローラ34a、34bの回転角度を検出する。
また、搬送ローラ34a、34bには、図5(a)に示すように、ローラ部34aa、34baに、エンコーダ37a、37b側の端部表面に、軸方向に所定太さのライン状の基準マーク(回転基準位置)34Ma、34Mbが施されており、搬送ローラ34a、34bの近傍には、この基準マーク34Ma、34Mbを検出するマーク検出センサ38a、38bが配設されている。なお、図5(a)では、基準マーク34Ma及びマーク検出センサ38aについてのみ記載している。マーク検出センサ38a、38bは、例えば、反射型光センサが用いられており、基準マーク34Ma、34Mbを検出して検出結果をCPU51に出力する。すなわち、マーク検出センサ38a、38bは、基準マーク34Ma、34Mbを基準位置として、該基準マーク34Ma、34Mbを検出することで、搬送ローラ34a、34bの1回転を検出してCPU51に出力する。したがって、上記エンコーダ37a、37b、基準マーク34Ma、34Mb及びマーク検出センサ38a、38bは、全体として、回転量検出手段として機能している。
CPU51は、エンコーダ37aの検出結果に基づいて、搬送モータ36aの回転駆動を制御し、また、エンコーダ37bの検出結果に基づいて、搬送モータ36bの回転駆動を制御する。
ピンチローラ35は、搬送ローラ部34の左右の搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34ba上に少なくとも最大幅のロール紙22の所定領域において密接する状態で、回転可能に配設されており、搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baとの間でロール紙22を狭持してロール紙22をプラテン31方向に搬送する。なお、ピンチローラ35は、図3では、1本のみが配設されているものが示されているが、ピンチローラ35としては、1本で構成されているものに限るものではなく、その軸方向、すなわち、搬送ローラ部34の軸方向において複数に分割された複数本のピンチローラで構成されていてもよい。
そして、デジタル複写装置1は、図6に示すように、その制御系がブロック構成されており、コントローラ50、ヘッドドライバ61、記録ヘッド62、モータドライバ63a、63b、上記搬送モータ36a、36b、エンコーダ37a、37b及び外部インターフェイス(I/F)64等を備えている。
外部インターフェイス64には、ネットワーク等の有線または無線の通信回線を介してパーソナルコンピュータ等のホスト装置HSが接続され、印刷データが印刷コマンドとともに送信される。
コントローラ50は、例えば、マイクロコンピュータ等が用いられていて、CPU51、ROM(Read Only Memory)52及びRAM(Random Access Memory)53等を備えており、ROM(記憶手段)51内には、デジタル複写装置1としての基本プログラムや本発明のロール紙22の搬送を制御する搬送制御処理プログラム及びこれらのプログラムを実行して各種処理を適切に行うのに必要な各種データ等を記憶している。コントローラ50は、CPU(制御手段)51がROM52内のプログラムに基づいてRAM53をワークメモリとして利用してデジタル複写装置1の各部を制御してデジタル複写装置1としての基本処理を実行するととともに、本発明のロール紙22の搬送を制御する搬送制御処理を実行する。ROM52は、後述するように、ロール紙種別毎及び環境条件毎に、エンコーダ37a、37bの検出する搬送ローラ34a、34bの回転角度(回転量)に対応させて、該回転角度における搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における回転移動量である送り量の誤差(変化量)を、例えば、送り量誤差テーブルとして記憶している。
コントローラ50には、エンコーダ37aの検出する搬送ローラ34aの回転角度とエンコーダ37bの検出する搬送ローラ34bの回転角度が入力され、搬送モータ36a用のモータドライバ63a及び搬送モータ36b用のモータドライバ63bに接続されている。
コントローラ50は、CPU51が、ROM52の搬送制御処理プログラムに基づいて、エンコーダ37aからの検出回転角度に応じてモータドライバ63aを介して搬送モータ36aの駆動を制御して、搬送ローラ34aの回転角度を制御し、また、エンコーダ37bからの検出回転角度に応じてモータドライバ63bを介して搬送モータ36bの駆動を制御して、搬送ローラ34bの回転角度を制御する。
また、コントローラ50には、記録ヘッド62用のヘッドドライバ61が接続されている。コントローラ50は、CPU51が、画像読み取り機能部4の読み取った画像データを変換した印刷データと操作部5から入力された印刷濃度等の印刷コマンドに基づいて、また、ホスト装置HSから送られてくる印刷データと印刷コマンドに基づいて、ヘッドドライバ61を介して記録ヘッド62の駆動を制御して、搬送ローラ34a、34bによってプラテン31上を搬送されるロール紙22への記録ヘッド62からのインクの噴射を制御し、画像をロール紙22に形成させる。
そして、上記CPU51による搬送ローラ34a、34bの回転制御は、搬送ローラ34aの場合について、図7に示すように、CPU51が、エンコーダ37aの検出する搬送ローラ34aの回転角度(回転角度)に基づいて、ROM52の送り量誤差テーブルを参照して、該回転角度における搬送ローラ34aのローラ部34aaの表面における回転移動量である送り量の誤差(変化量)を取得して、該送り量の誤差を補正する目標回転角度を求め、搬送ローラ34aの軸部34abの回転角度が該目標回転角度となるようにモータドライバ63aによって搬送モータ36aに駆動電圧を供給させて、搬送モータ36aを回転駆動させる。また、デジタル複写装置1は、このときの回転角度をエンコーダ37aが検出して、CPU51が、該エンコーダ37aの検出結果に基づいてROM52の送り量誤差テーブルを参照して目標回転角度を設定し、該目標回転角度になるように搬送モータ36aの回転駆動を制御する処理を繰り返し行う。なお、図7では、搬送ローラ34aの場合についてのみ示しているが、搬送ローラ34bについても同様であり、CPU51は、搬送ローラ34aと搬送ローラ34bについて、それぞれ個別に回転角度(回転量)の制御を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタル複写装置1は、広幅のロール紙22を軸方向にその軸心を合わせて2個配設されている搬送ローラ34a、34bによって所定の搬送速度で幅方向において均一な速度で正確に搬送して画像形成する。
すなわち、デジタル複写装置1は、用紙給紙部2から送られてきたロール紙22を、その軸心が合わせられて軸方向に並んで配設されている2個の搬送ローラ34a、34bとピンチローラ35によってプラテン31に搬送し、プラテン31上に配設されているキャリッジ33をロール紙22の幅方向(ロール紙22の搬送方向と直交する方向)に移動させつつキャリッジ33の搭載する記録ヘッドから印刷データに基づいてインクをロール紙22に向かって噴射することで、ロール紙22に画像を形成する。
デジタル複写装置1は、このロール紙22のプラテン31上への搬送を行う2本の搬送ローラ34a、34bの回転によって行うとともに、搬送ローラ34a、34bの回転を駆動する搬送モータ36a、36bの回転を、CPU51が、エンコーダ37a、37bの検出する搬送ローラ34a、34bの回転角度に基づいて制御することで、ロール紙22の搬送位置及び幅方向での搬送の均一性を確保して、画像品質を向上させる。
ところが、ロール紙22の搬送量(搬送位置)は、搬送モータ36a、36b、すなわち、搬送ローラ34a、34bの回転角度を一定にしても、一定にはならず、搬送ローラ34a、34bの偏心、ロール紙22の厚さや表面状態等のロール紙22の種別、環境温度や環境湿度等の環境条件等によって変化する。
そこで、本実施例のデジタル複写装置1は、例えば、図8に示すようなテストチャートTCを、セットして、実際の画像形成条件で搬送させて、搬送ローラ34a、34bの基準マーク34Ma、34Mbの位置を基準位置として、該基準位置からのエンコーダ37a、37bの検出する搬送ローラ34a、34bの回転角度と実際にテストチャートTCが搬送される送り量(搬送位置)を、テストチャートTCに施されているマークTMを、図示しないマーク読み取りセンサで読み取ることで検出する。すなわち、テストチャートTCには、搬送方向と直交する方向にテストチャートTCの全幅程度にわたって延在する所定幅のライン状のマークTMがテストチャートTCの搬送方向略全域にわたって所定間隔l毎(ライン間隔l毎)に施されており、図示しないマーク読み取りセンサがこのマークTMを読み取ることで、搬送ローラ34a、34bによる実際の用紙(ロール紙22)の送り量(搬送量)を検出する。そして、テストチャートTCは、デジタル複写装置1で使用されるロール紙22の種別毎に用意されており、全ての種別のロール紙22に対して搬送テストを行って、テスト結果をROM52に格納する。
なお、マーク読み取りセンサは、その構成や検出方法は、テストチャートTCに施されているマークTMを検出することができれば、何ら限定されるものではなく、あらゆる構成や検出方法のものを用いることができ、また、マーク読み取りセンサの配置位置も特に限定されるものではなく、任意の位置に配置することが可能である。例えば、記録ヘッド62と一体型となっていて、記録ヘッド62のノズルの延長上に配設されていてもよい。
すなわち、搬送ローラ34a、34bを、基準マーク34Ma、34Mbの位置から回転させて、テストチャートTCを実際に搬送すると、図9の上部に示すように、搬送ローラ34a、34bの回転角度に対するローラ部34aa、34baの半径と回転角度から算出される理想のテストチャートTCの送り量(搬送量)である理想の送り量が直線で示されるのに対して、テストチャートTCのマークTMをマーク読み取りセンサで検出した実際の送り量は、図9の上部に一点鎖線で示すように変化する。
そこで、デジタル複写装置1は、各搬送ローラ34a、34bにおいて、ロール紙22の種別毎に、また、各環境条件(環境温度、環境湿度等)毎に、テストチャートTCの搬送テストを行って、マーク読み取りセンサによるテストチャートTCのマークTMの読み取り結果である搬送ローラ34a、34bによる理想の送り量に対する実際の送り量の誤差(送り量誤差)を、次式(1)によって算出して、ロール紙種別毎及び環境条件毎にROM52に、例えば、送り量誤差テーブルとして格納する。したがって、上記デジタル複写装置1の構成では示されていないが、デジタル複写装置1は、環境条件を検出する環境センサ、例えば、温度センサや湿度センサを備えている。
送り量誤差=(理想の送り量)−(実際の送り量)・・・式(1)
このときに求められる送り量誤差は、図9の下部に示すように、搬送ローラ34a、34bの基準マーク34Ma、34Mbからの回転角度に対して、理想の送り量からのずれ量(mm)として示される。
例えば、プラテン31上にセットされたテストチャートTCを搬送ローラ34aまたは搬送ローラ34bで搬送し、テストチャートTCに施されているマークTMをマーク読み取りセンサで検出して、CPU51が、マーク読み取りセンサの検出した検出信号に基づいてテストチャートTCの送り量を算出する。また、CPU51は、マーク読み取りセンサがマークTMを検出したときにエンコーダ37aまたはエンコーダ37bからの検出信号であるエンコーダ値に基づいて搬送ローラ34aまたは搬送ローラ34bの回転角度(回転位置)を算出する。例えば、搬送ローラ34aが1回転した場合に、エンコーダ37aが38400カウントすると、この場合、搬送ローラ34aの回転角度1°当たりのエンコーダ値は、38400/360≒107となるため、コントローラ50にエンコーダ37aから入力されたエンコーダ値が3840であると、搬送ローラ34aの回転角度は、3840÷107≒74.8となる。
そして、デジタル複写装置1は、上記送り量誤差のテストを、搬送ローラ34a及び搬送ローラ34b毎に行うが、このとき使用する上記テストチャートTCは、搬送ローラ34aと搬送ローラ34bそれぞれの軸方向長さに対応したテストチャートTCを用いて行い、ROM52内には、搬送ローラ34aと搬送ローラ34bのそれぞれに対する送り量誤差テーブルが格納されることになる。
デジタル複写装置1は、このように、ROM52に搬送ローラ34a及び搬送ローラ34bの送り量誤差テーブルが格納されている状態で、画像形成の開始が操作部5の操作またはホスト装置HSからのコマンドによって指示されると、CPU51は、用紙給紙部2からロール紙22を画像形成部3に送り出し、画像形成部3の搬送ローラ34a、34bとピンチローラ35によってプラテン31方向に搬送して、プラテン31上に配設されているキャリッジ33をロール紙22の幅方向に移動させつつキャリッジ33の搭載する記録ヘッドから印刷データに基づいてインクをロール紙22に向かって噴射することで、ロール紙22に画像を形成する。
そして、デジタル複写装置1は、ロール紙22の搬送時に、図10に示すように、搬送ローラ34aの回転角度を検出するエンコーダ37aの検出信号と搬送ローラ34bの回転角度を検出するエンコーダ37bの検出信号をコントローラ50に入力、また、図示しない温度センサや湿度センサ等の環境センサの検出信号をコントローラ50に入力、さらに、さらに、操作部5aの操作または用紙給紙部2に設けられたロール紙22の種別を検出する種別センサの検出結果をコントローラに入力する。CPU51は、エンコーダ37a及びエンコーダ37bからの検出信号、環境センサからの検出信号及びロール紙22の種別に基づいてROM52の送り量誤差テーブルを参照して、搬送ローラ34aによるロール紙22の送り量誤差と搬送ローラ34bによるロール紙22の送り量誤差を算出する。CPU51は、搬送ローラ34aによる送り量誤差と搬送ローラ34bによる送り量誤差を求めると、搬送ローラ34aによる送り量誤差を補正して搬送ローラ34aと搬送ローラ34bのロール紙22の送り量を所定の一定の送り量にする駆動信号をモータドライバ63aに出力し、また、搬送ローラ34bによる送り量誤差を補正する駆動信号をモータドライバ63bに出力する。モータドライバ63a及びモータドライバ63bは、CPU51からの駆動信号に応じて駆動電圧を搬送モータ36a、36bに出力し、搬送モータ36a及び搬送モータ36bは、駆動電圧に応じて回転して搬送ローラ34a及び搬送ローラ34bを回転駆動させる。
このときの搬送ローラ34a及び搬送ローラ34bの回転角度をエンコーダ37a及びエンコーダ37bによって検出し、CPU51が、エンコーダ37a及びエンコーダ37bの検出信号及び環境センサからの検出信号及びロール紙22の種別に基づいて、上記同様に、ROM52の送り量誤差テーブルから搬送ローラ34aと搬送ローラ34bによるロール紙22の搬送量誤差である送り量誤差をそれぞれ求めて、モータドライバ63a及びモータドライバ63bへの駆動信号を制御する処理を繰り返し行う。
このように、本実施例のデジタル複写装置1は、搬送対象のロール紙22の最大幅よりも短い2本の搬送ローラ34a、34bが該ロール紙22の幅方向に複数配設されており、各搬送ローラ34a、34bの回転基準位置である基準マーク34Ma、34Mbからの回転量を、マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bで検出して、各搬送ローラ34a、34bの基準マーク34Ma、34Mbからの所定数の回転位置におけるローラ部34aa、34baの表面における回転移動量(送り量)の誤差(変化量)を記憶するROM52から該各マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出する搬送ローラの回転量に基づいて、マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出対象の搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量の誤差を補正して所定の均一な送り量にする搬送ローラ34a、34bの回転量(回転角度)を算出して、該回転量に基づいて該搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbを、モータドライバ63a、63bを介して搬送モータ36a、36bによって回転駆動している。
したがって、広幅のロール紙22を2本の搬送ローラ34a、34bによって搬送することで、搬送ローラ34a、34bに撓みが発生することを抑制して搬送ローラ34a、34b間のロール紙22の搬送量におけるバラツキを抑制することができるとともに、偏心等による搬送ローラ34aによるロール紙22の搬送量と搬送ローラ34bによるロール紙22の搬送量を同じに制御することができ、広幅のロール紙22を幅方向で均一な搬送量で搬送して該ロール紙22に皺が発生することを抑制して、形成画像の画像品質を向上させることができる。
また、本実施例のデジタル複写装置1は、ROM52に、各搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量(回転移動量)の誤差(変化量)を、環境条件としての環境温度または/及び環境湿度に対応させて記憶し、環境温度または/及び環境湿度を環境条件として検出する温度センサや湿度センサ等の環境センサの検出する該環境条件と各マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出する搬送ローラ34a、34bの回転量に基づいて、該マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出対象の搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量の誤差をROM52から読み出してそれぞれのローラ部34aa、34baの表面における送り量を一定にする搬送ローラ34a、34bの回転量を算出して、該回転量に基づいて搬送モータ36a、36bに搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbを回転駆動させている。
したがって、温度や湿度等の環境条件に応じて、搬送ローラ34a、34b間のロール紙22の搬送量におけるバラツキを抑制することができるとともに、搬送ローラ34aによるロール紙22の搬送量と搬送ローラ34bによるロール紙22の搬送量をより一層確実に均一に制御することができ、広幅のロール紙22を幅方向でより一層均一な搬送量で搬送して該ロール紙22に皺が発生することをより一層適切に抑制することができる。
さらに、本実施例のデジタル複写装置1は、ROM52に、各搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量(回転移動量)の誤差をロール紙22の種別に対応させて記憶し、ロール紙22の種別と各マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出する回転量に基づいて、マーク検出センサ38a、38b及びエンコーダ37a、37bの検出対象の搬送ローラ34a、34bのローラ部34aa、34baの表面における送り量の誤差をROM52から読み出してそれぞれのローラ部34aa、34baの表面における送り量を一定にする搬送ローラ34a、34bの回転量を算出して、該回転量に基づいて搬送モータ36a、36bに搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbを回転駆動させている。
したがって、ロール紙22の種別に応じて、搬送ローラ34a、34b間のロール紙22の搬送量におけるバラツキを抑制することができるとともに、搬送ローラ34aによるロール紙22の搬送量と搬送ローラ34bによるロール紙22の搬送量をより一層確実に均一に制御することができ、広幅のロール紙22を幅方向でより一層均一な搬送量で搬送して該ロール紙22に皺が発生することをより一層適切に抑制することができる。
なお、上記説明においては、搬送ローラ部34を、その軸心が合わせた状態で軸方向に並んだ2個の搬送ローラ34a、34bで構成しているが、搬送ローラ部34の構成としては、上記構成に限るものではなく、例えば、図11に示すように、搬送ローラ34aと搬送ローラ34bの間に、これらの搬送ローラ34aと搬送ローラ34bと同軸の従動ローラ34jが配設されていてもよい。この場合、従動ローラ34jは、その軸部(図示略)の両端部が図示しない支持部によって回転可能に支持されており、ロール紙22がピンチローラ35との間を搬送されると、ロール紙22の搬送に従動して回転する。すなわち、図11は、上面図であるため支持部材が図示されていないが、図4の場合と同様に、搬送ローラ34a、34bの軸部34ab、34bbの両端部及び従動ローラ34jの軸部の両端部が支持部材によって回転可能に支持されている。
図12〜図15は、本発明の搬送装置及び画像処理装置の第2実施例を示す図であり、図12は、本発明の搬送装置及び画像処理装置の第2実施例を適用したデジタル複写装置の給紙部及び画像形成部の概略構成図。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタル複写装置1と同様のデジタル複写装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、第1実施例のデジタル複写装置1の構成と同様の構成部分には、同一の符号を付してその詳細な説明を省くとともに、図示しない部分についても、必要に応じて第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図12において、デジタル複写装置70は、用紙供給部2、画像形成部80、原稿読み取り機能部4及び操作部5等を備えており、用紙給紙部2、原稿読み取り機能部4及び操作部5は、第1実施例と同様である。
画像形成部80は、第1実施例と同様のプラテン31、吸引ファン32、キャリッジ33及び搬送ローラ部81及びピンチローラ部82等を備えており、給紙部2から搬送されてきたロール紙22に画像データに基づいて印字する。
搬送ローラ部81及びピンチローラ部82は、図13に示すように、3個の搬送ローラ81a、81b、81c、ピンチローラ82a、82b、82c、エンコーダ83a、83b、83c及び搬送モータ84a、84b、84c等を備えている。
搬送ローラ部81は、ロール紙22の搬送方向と直交する方向においてデジタル複写装置70にセット可能な最大幅のロール紙22の全幅を超える長さに渡って配設されており、該直交方向の両端側にその軸心を合わせて配設された左搬送ローラ81aと右搬送ローラ81b及び搬送ローラ81a、81bの軸心とロール紙22の搬送方向手前側に搬送ローラ81a、81bと平行に配設された中央搬送ローラ81cを有している。左搬送ローラ81a、右搬送ローラ81b及び中央搬送ローラ81cは、ローラ部(部材搬送部)81aa、81ba、81caと軸部(回転軸)81ab、81bb、81cbを備えており、軸部81abとローラ部81aa、軸部81bbとローラ部81ba、軸部81cbとローラ部81caは、それぞれ固定されていて一体的に回転する。左搬送ローラ81aの軸部81abと右搬送ローラ81bの軸部81bbは、それぞれ軸方向両端付近において、図4の場合と同様に、図示しない支持部材によって回転可能に支持されており、中央搬送ローラ81cの軸部81cbは、軸方向両端付近において、図示しない支持部材によって回転可能に支持されている。左搬送ローラ81a、右搬送ローラ81bの軸部81ab、81bbは、それぞれの外方側端部に配設されている搬送モータ(駆動手段)84a、84bの回転軸と連結されており、中央搬送ローラ81cの軸部81cbは、一方側端部に配設されている搬送モータ(駆動手段)83cの回転軸と連結されている。
搬送モータ84a、84b、84cは、デジタル複写装置70のCPU51によってそれぞれその駆動が制御され、搬送モータ84a、84b、84cによって回転駆動される各搬送ローラ81a、81b、81cの軸部81ab、81bb、81cbには、それぞれエンコーダ83a、83b、83cが配設されている。エンコーダ83a、83b、83cは、基本的な構成は、第1実施例のエンコーダ37a、37bと同様であり、エンコーダ84aは、左搬送ローラ81aの軸部81abの回転角度を、エンコーダ84bは、右搬送ローラ81bの軸部81bbの回転角度を、エンコーダ84cは、中央搬送ローラ81cの軸部81cbの回転角度を、それぞれ検出してCPU51に出力する。
また、搬送ローラ81a、81b、81cには、図示しないが、図5の場合と同様に、ローラ部81aa、81ba、81caに、エンコーダ83a、83b、83c側の端部表面に、軸方向に所定太さのライン状の基準マークが施されており、搬送ローラ81a、81b、81cの近傍には、この基準マークをそれぞれ検出するマーク検出センサが配設されている。マーク検出センサは、それぞれ搬送ローラ81a、81b、81cのローラ部81aa、81ba、81caに施されている基準マークを検出して検出結果をCPU51に出力する。これらエンコーダ83a、83b、83c、基準マーク及びマーク検出センサは、全体として、回転量検出手段として機能している。
ピンチローラ部82は、各搬送ローラ81a、81b、81cのローラ部81aa、81ba、81ca上に、ピンチローラ82a、82b、82cが配設されており、ピンチローラ82a、82b、82cは、少なくとも最大幅のロール紙22の所定領域において搬送ローラ81a、81b、81cと密接する状態で、回転可能に配設されている。各ピンチローラ82a、82b、82cは、それぞれ搬送ローラ81a、81b、81cのローラ部81aa、81baとの間でロール紙22を狭持してロール紙22をプラテン31方向に搬送する。なお、ピンチローラ82a、82b、82cは、図13では、各搬送ローラ81a、81b、81cに対して、それぞれ1本ずつが配設されている構成となっているが、ピンチローラ82a、82b、82cとしては、1本で構成されているものに限るものではなく、その軸方向、すなわち、搬送ローラ81a、81b、81cの軸方向においてそれぞれ複数に分割された複数本のピンチローラで構成されていてもよい。
そして、デジタル複写装置70は、図14に示すように、その制御系がブロック構成されており、第1実施例と同様のコントローラ50、ヘッドドライバ61、記録ヘッド62、外部インターフェイス(I/F)64、上記搬送モータ84a、84b、84c、エンコーダ83a、83b、83c及びモータドライバ85a、85b、85c等を備えている。
外部インターフェイス64には、ネットワーク等の有線または無線の通信回線を介してを介してパーソナルコンピュータ等のホスト装置HSが接続され、印刷データが印刷コマンドとともに送信される。
コントローラ50は、第1実施例と同様に、CPU51、ROM52及びRAM53等を備えており、ROM51内には、上記同様に、デジタル複写装置70としての基本プログラムや本発明のロール紙22の搬送を制御する搬送制御処理プログラム及びこれらのプログラムを実行して各種処理を適切に行うのに必要な各種データ等を記憶しているとともに、ロール紙22の種別毎に、また、環境条件(環境温度、環境湿度等)毎に、上記テストチャートTCの搬送テストを行って、マーク読み取りセンサによるテストチャートTCのマークTMの読み取り結果である搬送ローラ81a、81b、81cによる理想の送り量に対する実際の送り量の誤差(送り量誤差)を送り量誤差テーブルとして格納している。そして、デジタル複写装置70は、環境条件を検出するセンサ、例えば、温度センサや湿度センサを備えている。
コントローラ50は、CPU51がROM52内のプログラムに基づいてRAM53をワークメモリとして利用してデジタル複写装置70の各部を制御してデジタル複写装置70としての基本処理を実行するととともに、本発明のロール紙22の搬送を制御する搬送制御処理を実行する。
コントローラ50には、エンコーダ84aの検出する搬送ローラ81aの回転角度、エンコーダ84bの検出する搬送ローラ81bの回転角度及びエンコーダ84cの検出する搬送ローラ81cの回転角度が入力され、搬送モータ83a用のモータドライバ85a及び搬送モータ36b用のモータドライバ85bに接続されている。
コントローラ50は、CPU51が、ROM52の搬送制御処理プログラムに基づいて、エンコーダ84aからの検出回転角度に応じてモータドライバ85aを介して搬送モータ83aの駆動を制御して、搬送ローラ81aの回転角度を制御し、また、エンコーダ84bからの検出回転角度に応じてモータドライバ85bを介して搬送モータ83bの駆動を制御して、搬送ローラ81bの回転角度を制御する。コントローラ50は、CPU51が、ROM52の搬送制御処理プログラムに基づいて、エンコーダ84cからの検出回転角度に応じてモータドライバ85cを介して搬送モータ83cの駆動を制御して、搬送ローラ81cの回転角度を制御する。
また、コントローラ50には、記録ヘッド62用のヘッドドライバ61が接続されている。コントローラ50は、CPU51が、画像読み取り機能部4の読み取った画像データを変換した印刷データと操作部5から入力された印刷濃度等の印刷コマンドに基づいて、また、ホスト装置HSから送られてくる印刷データと印刷コマンドに基づいて、ヘッドドライバ61を介して記録ヘッド62の駆動を制御して、搬送ローラ81a、81b、81cによってプラテン31上を搬送されるロール紙22への記録ヘッド62からのインクの噴射を制御し、画像をロール紙22に形成させる。
そして、上記CPU51による搬送ローラ81a、81b、81cの回転制御は、CPU51が、それぞれのエンコーダ83a、83b、83cの検出する搬送ローラ81a、81b、81cの回転角度(回転角度)と目標回転角度を比較して、目標回転角度となるように、モータドライバ85a、85b、85cによって搬送モータ83a、83b、83cに駆動電圧を供給させ、搬送モータ83a、83b、83cを回転駆動させてそのときの回転角度をエンコーダ84a、84b、84cが検出して、再度、目標回転角度と比較して、目標回転角度となるようにモータドライバ85a、85b、85cを介して搬送モータ83a、83b、83cの回転を制御することを繰り返し行うことで、搬送ローラ81a、81b、81cの回転制御を行う。
そして、本実施例のデジタル複写装置70は、図8に示したようなテストチャートTCを、セットして、実際の画像形成条件で、搬送ローラ81a、81b、81cにそれぞれ個別に搬送させて、搬送ローラ81a、81b、81cの基準マーク(図示略)の位置を基準位置として、該基準位置からのエンコーダ84a、84b、84cの検出する搬送ローラ81a、81b、81cの回転角度と実際にテストチャートTCが搬送される搬送量(搬送位置)を、テストチャートTCに施されているマークTMを、上記同様のマーク読み取りセンサで読み取ることで、搬送ローラ81a、81b、81cによる実際の用紙(ロール紙22)の搬送量を検出する処理を、各搬送ローラ81a、81b、81cにおいて、ロール紙22の種別毎に、また、各環境条件(環境温度、環境湿度等)毎に、マーク読み取りセンサによるテストチャートTCのマークTMの読み取り結果である搬送ローラ81a、81b、81cによる理想の送り量に対する実際の送り量の誤差(送り量誤差)を、上記式(1)によって算出して、ロール紙種別毎及び環境条件毎にROM52に、例えば、送り量誤差テーブルとして格納する。
デジタル複写装置70は、上記送り量誤差のテストを、搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81c毎に行うが、このとき使用する上記テストチャートTCは、搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81cそれぞれの軸方向長さに対応したテストチャートTCを用いて行い、ROM52内には、搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81cのそれぞれに対する送り量誤差テーブルが格納された状態となる。
そして、デジタル複写装置70は、このように、ROM52に搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81cの送り量誤差テーブルが格納されている状態で、画像形成の開始が操作部5の操作またはホスト装置HSからのコマンドによって指示されると、CPU51は、用紙給紙部2からロール紙22を画像形成部80に送り出し、画像形成部80の搬送ローラ81a、81b、81cとピンチローラ82a、82b、82cによってプラテン31方向に搬送して、プラテン31上に配設されているキャリッジ33をロール紙22の幅方向に移動させつつキャリッジ33の搭載する記録ヘッドから印刷データに基づいてインクをロール紙22に向かって噴射することで、ロール紙22に画像を形成する。
そして、デジタル複写装置70は、ロール紙22の搬送時に、図15に示すように、搬送ローラ81aの回転角を検出するエンコーダ83aの検出信号、搬送ローラ81bの回転角度を検出するエンコーダ83bの検出信号及び搬送ローラ81cの回転角度を検出するエンコーダ83cをコントローラ50に入力、また、図示しない温度センサや湿度センサ等の環境センサの検出信号をコントローラ50に入力、さらに、操作部5aの操作または用紙給紙部2に設けられたロール紙の種別を検出する種別センサの検出結果をコントローラに入力する。CPU51は、エンコーダ83a、エンコーダ83b及びエンコーダ83cからの検出信号、環境センサからの検出信号及びロール紙22の種別に基づいてROM52の送り量誤差テーブルを参照して、搬送ローラ81aによるロール紙22の送り量誤差、搬送ローラ81bによるロール紙22の送り量誤差及び搬送ローラ81cによるロール紙22の送り量誤差を算出する。CPU51は、搬送ローラ81aによる送り量誤差、搬送ローラ81bによる送り量誤差及び搬送ローラ81cによる送り量誤差を求めると、搬送ローラ81aによる送り量誤差を補正する駆動信号をモータドライバ85aに出力、また、搬送ローラ81bによる送り量誤差を補正する駆動信号をモータドライバ85bに出力、さらに、搬送ローラ81cによる送り量誤差を補正する駆動信号をモータドライバ85cに出力して、搬送ローラ81a、81b、81cにより送り量が同じになるように、搬送ローラ81a、81b、81cの回転量を求めて、駆動信号をモータドライバ85a、85b、85cに出力する。モータドライバ85a、モータドライバ85b及びモータドライバ85cは、CPU51からの駆動信号に応じて駆動電圧を搬送モータ84a、84b、84cに出力し、搬送モータ84a、84b及び搬送モータ84cは、駆動電圧に応じて回転して搬送ローラ81a、搬送ローラ81b、搬送ローラ81cを回転駆動させる。
このときの搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81cの回転角度をエンコーダ84a、エンコーダ84b及びエンコーダ84cによって検出し、CPU51が、エンコーダ84a、エンコーダ84b及びエンコーダ84cの検出信号及び環境センサからの検出信号に基づいて、上記同様に、ROM52の送り量誤差テーブルから搬送ローラ81a、搬送ローラ81b及び搬送ローラ81cによるロール紙22の搬送量誤差である送り量誤差をそれぞれ求めて、モータドライバ85a、モータドライバ85b及びモータドライバ85cへの駆動信号を制御する処理を繰り返し行う。
したがって、広幅のロール紙22を3本の搬送ローラ81a、81b、81cによって搬送することで、搬送ローラ81a、81b、81cに撓みが発生することを抑制して搬送ローラ81a、81b、81c間のロール紙22の搬送量におけるバラツキを抑制することができるとともに、偏心等による搬送ローラ81aによるロール紙22の搬送量、搬送ローラ81bによるロール紙22の搬送量及び搬送ローラ81cによるロール紙22の搬送量を同じに制御することができ、広幅のロール紙22を幅方向で均一な搬送量で搬送して該ロール紙22に皺が発生することを抑制して、形成画像の画像品質を向上させることができる。
なお、上記説明においては、記録媒体であるロール紙22の搬送を行う場合について説明したが、搬送対象の媒体としては、ロール紙22のように、シート状の媒体のみに限るものではなく、例えば、シート状の記録媒体を搬送する搬送ベルトやトナー画像の転写される中間転写ベルト等のベルト状媒体の搬送に対しても同様に適用することができ、さらに、画像の形成された原稿を画像読み取り部に搬送する搬送機構によって場合にも、該搬送機構に上記説明の搬送機構を同様に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、広幅のシート状部材を安定して正確に搬送する搬送装置及び画像処理装置に利用することができる。
1 デジタル複写装置
1a 本体筐体
2 用紙供給部
3 画像形成部
4 原稿読み取り機能部
4a 原稿台
4b 原稿挿入口
5 操作部
5a 操作キー
5b ディスプレイ
21 支持ローラ
22 ロール紙
23 給紙ローラ
24 ピンチローラ
25 搬送ローラ対
26 搬送路
27 エンコーダ
31 プラテン
32 吸引ファン
33 キャリッジ
34 搬送ローラ部
34a 左搬送ローラ
34b 右搬送ローラ
34aa、34ba ローラ部
34ab、34bb 軸部
34ac、34ad、34bc、34bd 支持部材
34Ma、34Mb 基準マーク
35 ピンチローラ
36a、36b 搬送モータ
37a、37b エンコーダ
37aa、37ba ロータリエンコーダ
37ab、37bb エンコーダセンサ
38a、38b マーク検出センサ
50 コントローラ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
61 ヘッドドライバ
62 記録ヘッド
63a、63b モータドライバ
64 外部インターフェイス(I/F)
TC テストチャート
TM マーク
70 デジタル複写装置
80 画像形成部
81 搬送ローラ部
82 ピンチローラ部
81a、81b、81c 搬送ローラ
81aa、81ba、81ca ローラ部
81ab、81bb、81cb 軸部
82a、82b、82c ピンチローラ
83a、83b、83c エンコーダ
84a、84b、84c 搬送モータ
特開2006−206194号公報

Claims (5)

  1. 所定の回転速度で回転される回転軸に該回転軸よりもその径の大きいローラ状に形成されてシート状部材を搬送する部材搬送部が固定され、該シート状部材の搬送方向に対して直交する方向に所定の配置状態で配設されてそれぞれの軸方向長さが該シート状部材の最大幅よりも短い複数の搬送ローラと、
    前記各搬送ローラの前記回転軸をそれぞれ回転駆動させる駆動手段と、
    前記各搬送ローラの回転基準位置からの回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記各搬送ローラの前記回転基準位置からの所定数の回転位置における前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を記憶する記憶手段と、
    前記各回転量検出手段の検出する前記搬送ローラの回転量に基づいて該回転量検出手段の検出対象の該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記記憶手段から読み出してそれぞれの該部材搬送部の表面における回転移動量を一定にする前記回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて前記駆動手段に該搬送ローラの前記回転軸を回転駆動させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送装置は、環境温度または/及び環境湿度を環境条件として検出する環境条件検出手段を備え、
    前記記憶手段は、前記各搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記環境条件に対応させて記憶し、
    前記制御手段は、前記環境条件検出手段の検出する環境条件と前記各回転量検出手段の検出する回転量に基づいて、該回転量検出手段の検出対象の該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記記憶手段から読み出してそれぞれの該部材搬送部の表面における回転移動量を一定にする前記回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて前記駆動手段に該搬送ローラの前記回転軸を回転駆動させることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記搬送装置は、前記シート状部材の種別を検出する部材種別検出手段を備え、
    前記記憶手段は、前記各搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記シート状部材の種別に対応させて記憶し、
    前記制御手段は、前記部材種別検出手段の検出する前記シート状部材の種別と前記各回転量検出手段の検出する回転量に基づいて、該回転量検出手段の検出対象の該搬送ローラの前記部材搬送部の表面における回転移動量の変化量を前記記憶手段から読み出してそれぞれの該部材搬送部の表面における回転移動量を一定にする前記回転軸の回転量を算出して、該回転量に基づいて前記駆動手段に該搬送ローラの前記回転軸を回転駆動させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の搬送装置。
  4. 搬送機構によってシート状部材を搬送して、搬送されてくる該シート状部材に、または、該シート状部材によって搬送されるシート状部材に所定の画像形成方式で画像形成または/及び搬送されてくる該シート状部材の画像を読み取る画像処理装置において、前記搬送機構として、請求項1から請求項3のいずれかに記載の搬送装置を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 搬送機構によってシート状部材をプラテン上に搬送し、該プラテンの下部に配設されている吸引手段によって該シート状部材を該プラテン上面に密接させた状態で搬送して、該プラテン上の該シート状部材に、画像形成手段によって画像形成する画像処理装置において、前記搬送機構として、請求項1から請求項3のいずれかに記載の搬送装置を備えていることを特徴とする画像処理装置。
JP2009265357A 2009-11-20 2009-11-20 搬送装置及び画像処理装置 Pending JP2011105507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265357A JP2011105507A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 搬送装置及び画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009265357A JP2011105507A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 搬送装置及び画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011105507A true JP2011105507A (ja) 2011-06-02

Family

ID=44229459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009265357A Pending JP2011105507A (ja) 2009-11-20 2009-11-20 搬送装置及び画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011105507A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071249A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2015202695A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOce Printing Systems GmbH & Co. KG インク式印刷機器および印刷機器の駆動部を駆動制御するための方法
CN109428527A (zh) * 2017-08-25 2019-03-05 柯尼卡美能达株式会社 电机控制装置以及图像形成装置
JP2020114653A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、学習装置、学習方法および学習プログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62188549A (ja) * 1986-02-14 1987-08-18 Fuji Photo Film Co Ltd 画像情報読取位置制御方法
JPH04173638A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd シート材送り装置
JPH04277151A (ja) * 1991-03-04 1992-10-02 Canon Inc シート材搬送装置
JPH09244436A (ja) * 1996-03-07 1997-09-19 Fuji Xerox Co Ltd トナー像転写装置
JP2000006478A (ja) * 1998-06-22 2000-01-11 Alps Electric Co Ltd 紙送り制御方法および記録装置
JP2002062600A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Noritsu Koki Co Ltd 画像露光装置
JP2003091135A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003112454A (ja) * 2001-10-04 2003-04-15 Seiko Epson Corp ロール紙切断制御方法、及びインクジェット式記録装置
JP2003261249A (ja) * 2002-03-08 2003-09-16 Noritsu Koki Co Ltd 画像記録装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62188549A (ja) * 1986-02-14 1987-08-18 Fuji Photo Film Co Ltd 画像情報読取位置制御方法
JPH04173638A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd シート材送り装置
JPH04277151A (ja) * 1991-03-04 1992-10-02 Canon Inc シート材搬送装置
JPH09244436A (ja) * 1996-03-07 1997-09-19 Fuji Xerox Co Ltd トナー像転写装置
JP2000006478A (ja) * 1998-06-22 2000-01-11 Alps Electric Co Ltd 紙送り制御方法および記録装置
JP2002062600A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Noritsu Koki Co Ltd 画像露光装置
JP2003091135A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2003112454A (ja) * 2001-10-04 2003-04-15 Seiko Epson Corp ロール紙切断制御方法、及びインクジェット式記録装置
JP2003261249A (ja) * 2002-03-08 2003-09-16 Noritsu Koki Co Ltd 画像記録装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071249A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2015202695A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOce Printing Systems GmbH & Co. KG インク式印刷機器および印刷機器の駆動部を駆動制御するための方法
CN109428527A (zh) * 2017-08-25 2019-03-05 柯尼卡美能达株式会社 电机控制装置以及图像形成装置
JP2019041488A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 コニカミノルタ株式会社 モータ制御装置および画像形成装置
CN109428527B (zh) * 2017-08-25 2022-04-01 柯尼卡美能达株式会社 电机控制装置以及图像形成装置
JP7052255B2 (ja) 2017-08-25 2022-04-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2020114653A (ja) * 2019-01-18 2020-07-30 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、学習装置、学習方法および学習プログラム
JP7036048B2 (ja) 2019-01-18 2022-03-15 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、学習装置、学習方法および学習プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722631B2 (ja) 印刷装置および張力制御方法
US7441772B2 (en) Sheet-conveying device
US8382227B2 (en) Printing apparatus for detecting and avoiding unprintable regions on recording mediums
JP5553587B2 (ja) 記録媒体搬送装置および記録装置
JP2018150110A (ja) シート供給装置およびプリント装置
US9162501B2 (en) Printer having a plurality of paper rolls each having a sensor
EP2918418B1 (en) Image forming apparatus
JP2011105507A (ja) 搬送装置及び画像処理装置
JP2004002019A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の垂直アライメントの補正方法
JP4162022B2 (ja) 搬送量補正装置、搬送量補正方法、及び、プログラム
JP5936416B2 (ja) インクジェット印刷装置における位置ずれ補正方法およびインクジェット印刷装置
JP5631051B2 (ja) プリント装置
JP4193072B2 (ja) 被記録媒体搬送装置、記録装置、液体噴射装置
JP5821441B2 (ja) 画像形成装置
JP7110833B2 (ja) インクジェットプリンター、インクジェットプリンターの制御方法
JP5954234B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4577426B2 (ja) 画像記録装置
JP2004123349A (ja) ベルト搬送装置
JP5917168B2 (ja) 記録装置
JP2009137137A (ja) 液体吐出装置、及び、評価用パターン形成方法
JP6566712B2 (ja) プリント装置
JP6746995B2 (ja) 媒体送り装置
JP2020050516A (ja) シート供給装置およびプリント装置
JP2006044149A (ja) インクジェット記録装置
JP5194941B2 (ja) フィルム用熱転写プリンタ、および熱転写印画方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120815

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131025

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20131025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311